JP2002152084A - マッチドフィルタおよび相関検出演算方法 - Google Patents

マッチドフィルタおよび相関検出演算方法

Info

Publication number
JP2002152084A
JP2002152084A JP2000341475A JP2000341475A JP2002152084A JP 2002152084 A JP2002152084 A JP 2002152084A JP 2000341475 A JP2000341475 A JP 2000341475A JP 2000341475 A JP2000341475 A JP 2000341475A JP 2002152084 A JP2002152084 A JP 2002152084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
code
result
symbol
multiplying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000341475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3415579B2 (ja
Inventor
Gougi Matsumoto
剛宜 松本
Naoshige Kido
直茂 木戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000341475A priority Critical patent/JP3415579B2/ja
Priority to US09/984,993 priority patent/US6985517B2/en
Priority to EP20010126302 priority patent/EP1206044B1/en
Priority to DE2001622848 priority patent/DE60122848T2/de
Publication of JP2002152084A publication Critical patent/JP2002152084A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3415579B2 publication Critical patent/JP3415579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/7075Synchronisation aspects with code phase acquisition

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 CDMA通信の基地局におけるプリア
ンブルサーチのような、既知の周期性をもつシンボルが
挿入された受信信号に対して、同相加算演算による相関
検出を行う場合に使用されるマッチドフィルタの、回路
規模を削減し、低消費電力化を実現すること。 【解決手段】 送信側装置(移動局)1では、16種類
のシグネチャーコードに共通のスクランブリングコード
を乗算し、プリアンブル信号を生成し、送信を行う。受
信側装置(基地局)2では、まず、スクランブリングコ
ードを乗算して逆拡散を行い、シグネチャーコード(a
n,bn,cn,dn)を再生する。次に、第1の累積
加算部3において、シグネチャーコードの周期に対応し
た同じ値のデータ同士を累積加算し、乗算部4にて、シ
グネチャーコードを乗算する。最後に、第2の累積加算
部5でシンボル同士の加算を行って相関を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム直接拡散
通信方式の同期獲得処理(特に、プリアンブルサーチ)
において使用される、マッチドフィルタおよび相関検出
演算方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スペクトラム拡散通信方式(CDMA通
信方式)は侵害に強く、信号の秘匿性が高く、周波数の
利用効率が高いなどの特徴を持ち、移動体通信、宇宙通
信などへ使用され、注目されている。
【0003】CDMA通信方式の携帯電話システムで
は、移動局が通信開始を要求する場合に、プリアンブル
信号(Preamble信号)を発信する。
【0004】プリアンブル信号は、16シンボル長のシ
グネチャーコード(Signatureコード)が256回連続
した周期的な配列をもつコード(原信号:4096シン
ボル長)に、共通のスクランブリングコード(Scrambli
ng code:共通の拡散符号)を乗算して生成される。
【0005】シグネチャーコードは16種類(16の組
合せ)が用意されており、移動局は、受信グループ識別
コードとしてそのうちの一つを使用する。したがって、
結果的にプリアンブル信号も、16種類あることにな
る。
【0006】基地局では、セル内にある複数の移動局か
ら送られてくる、プリアンブル信号が挿入されている信
号を受信し、逆拡散を行い、シグネチャーコードを検出
することで、移動局からの通信要求を認識すると共に、
通信開始を許可する移動局を決定する。シグネチャーコ
ードの検出情報は、通信開始が許可された移動局との通
信同期を確立するためのタイミング情報として利用され
る。
【0007】基地局では、セル内に存在する多くの移動
局からの通信要求を、瞬時に検出して通信開始を決定す
る必要がある。シグネチャーコードの検出には、デジタ
ルマッチドフィルタ(以下、単にマッチドフィルタとい
う)が使用される。
【0008】基地局において、高速の相関検出を行う方
法として、16個のマッチドフィルタを並列に配置し、
各マッチドフィルタにおいて、16種類あるプリアンブ
ル信号の各々の乗算を並列(同時)に行い、その結果を
時間方向に積分して、各プリアンブル信号毎(つまり、
各シグネチャーコード毎)に相関を検出するという方法
が考えられる(図9)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、16個のマッ
チドフィルタを並列に配置し、16種類のプリアンブル
信号の各々についての相関を同時に検出する方式の場
合、回路規模が著しく増大する。また、これに伴い、回
路の消費電力が増大する。
【0010】また、マッチドフィルタは、プリアンブル
サーチのみならず、同期獲得や同期追従、あるいはレイ
ク合成や指向性通信のパス決定処理などにも使用される
可能性があり、プリアンブルサーチに特化したハードウ
エア構成を採用すると、他の処理を行う場合には柔軟性
を欠き、無駄な回路部分が増大する場合がある、といっ
た問題も生じる。
【0011】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであり、特に、高速なプリアンブルサーチを
行うためのマッチドフィルタ部分の構成を、柔軟性を残
しつつ簡素化して、回路規模および消費電力を低減する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では、プリアンブ
ル信号作成の元となっているシグネチャーコード(原信
号)の周期性に着目し、従来の同時・並列処理する方法
から、時間的に分割して処理する方法に変更し、回路の
小規模化を実現する。
【0013】本発明の望ましい一つの態様では、受信信
号に対して、まず、共通の逆拡散符号を乗算し、この乗
算結果の信号に対して、シグネチャーコード(原信号)
の周期おきに累積加算し(第1の累積加算)、メモリに
蓄積する。
【0014】このとき、メモリの容量を最小限にしてお
き、メモリから読み出したデータを次の乗算結果と加算
し再びメモリに蓄積すること(つまり、データを巡回さ
せて加算を行っていく時分割方法を採用すること)で、
レジスタの段数より長いシンボルの演算を行うことが可
能である。そして、最後にシグネチャーコード(原信
号)の乗算を行い、各シンボルの累積加算を行う(第2
の累積加算)。
【0015】拡散符号の乗算と、シグネチャーコード
(原信号)の乗算を別々に行うと共に、原信号の周期性
を利用して累積加算を2段階に分けて行うことにより、
回路規模を著しく削減することができる。そして、演算
すべき原信号の数が増大するほど、従来より少ない回路
規模で演算を行うことができるという本発明の効果は顕
著となる。
【0016】また、コードを乗算する場合にも、コード
パターンに合わせてセレクタの入力を選択する方式を採
用することにより、コードパターンに適合するように自
在にプログラミングすることが可能となり、回路の自由
度を確保することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0018】(実施の形態1)まず、図7を用いて、C
DMA通信における基地局の全体構成を説明する。
【0019】図7に示されるように、基地局400のア
ンテナANで受信されたQPSK(4相位相変調)信号
は、復調回路401により復調され、この結果、I(同
相成分),Q(直交成分)の各信号が出力される。
【0020】I,Qの各信号はA/D変換器402によ
りデジタル信号に変換され、それぞれに対応して設けら
れているマッチドフィルタ403a,403bに、入力
される。
【0021】マッチドフィルタ403aは、I信号の処
理用の相関検出器であり、マッチドフィルタ403b
は、Q信号の処理用の相関検出器である。
【0022】マッチドフィルタの構成および演算方法に
ついては、後に詳細に説明する。マッチドフィルタ40
3a(403bも同様である)は、受信データ蓄積部5
00にデータを一時的に蓄積する。
【0023】逆拡散コード発生部501より発生する逆
拡散コード(拡散コードと同じであり、拡散コードと記
載することもある)は、逆拡散コード蓄積部502に一
時的に蓄積される。
【0024】そして、乗算演算部503にて、逆拡散コ
ードと受信データとが乗算され、シグネチャーコードの
周期に合わせて累積加算(同相加算)が行われ(第1回
目の同相加算)、その結果がメモリ505に蓄積され
る。
【0025】メモリ505から読み出されたデータに対
して、シグネチャーコード発生器506により生成され
る、例えば16種類のコードの各々が乗算され、乗算の
結果である各シンボルのデータを累積加算(同相加算)
する(第2回目の累積加算)。これにより、受信信号に
含まれる、プリアンブル信号についての相関検出がなさ
れる。
【0026】マッチドフィルタ403a,403bから
出力されるI,Qそれぞれの相関値(相関信号)は、イ
ンターポレーションフィルタ600を介して電力計算部
601に入力される。そして、I2+Q2の演算により受
信電力が算出される。
【0027】これを所定時間幅(移動局から基地局にプ
リアンブル信号が到達するまでの伝播遅延を考慮した窓
幅)に渡って平均化し(平均化部602)、ピーク検出
部603にて、しきい値と比較してピークを検出する。
これにより遅延プロファイルが作成される。すなわち、
どのシグネチャーコードが受信され、そのコードの遅延
はどれくらいかが検出される。
【0028】遅延プロファイル作成の結果、プリアンブ
ル信号が発信されていることが検出されると、基地局
は、通信許可を与えるべく、その移動局との間の通信同
期を確立するための制御(デモジュレーションサーチ)
に移行する。同期確立のためのタイミング制御は、トラ
ッキング部604やタイミング制御部605により、行
われる。
【0029】拡散符号発生部606における符号発生タ
イミングは、トラッキング部604から出力されるタイ
ミング制御信号により制御され、逆拡散部607により
受信信号の逆拡散が行われ、続いて、同期検波部60
8,レイク合成部609にて、同期検波やレイク合成が
行われるようになっている。
【0030】以上が基地局システムの全体構成の説明で
ある。次に、受信信号に挿入されているプリアンブル信
号に関する相関検出について説明する。
【0031】図1は、本発明のプリアンブル信号につい
ての相関検出方法の特徴を説明するための図である。
【0032】送信側(移動局)1では、例えば16種類
用意されているシグネチャーコード(原信号)Sn(n
は1〜16のうちのいずれか)の中から一つを選択す
る。シグネチャーコードは、”1”と”-1”で構成さ
れる基本パターンが繰り返される周期性をもつコードで
ある。
【0033】図1では、理解を容易とするために、基本
パターンを4シンボルとし、これを3回連続した、合計
で12シンボル分を表示している。基本パターンのシ
ンボル〜シンボルまでの各シンボルのビットを、a
n,bn,cn,dnと記載してある。an,bn,c
n,dnの各々の値は、”1”あるいは”-1”のいず
れかである。
【0034】このような4シンボルを単位とする周期性
をもつシグネチャーコードに、共通の拡散コード(スク
ランブリングコードK1,K2,K3,K4)を乗算
し、これによって、プリアンブル信号(A〜Lの各シン
ボルで構成される)が生成される。このときの拡散率
は”1”である。つまり、シグネチャ−コードの1シン
ボル期間と、拡散コードの1チップ期間とは同じであ
る。したがって、1シンボルは1チップと同じである
が、以下の説明では、拡散コードを乗算する前のデータ
については、”シンボル”という用語を使用することに
する。
【0035】プリアンブル信号は送信信号に多重され、
送信される。
【0036】受信側(基地局)装置2では、受信信号に
含まれているプリアンブル信号(A〜L)に対して、ス
クランブリングコード(K1〜K4)を乗算して、逆拡
散を行う。同期がとれているならば、逆拡散の結果とし
て、シグネチャーコード(Sn)が復元される。
【0037】次に、復元されたシグネチャーコードの周
期性に着目し、繰り返される基本パターンの中で同じ位
置にあるシンボル同士を、各周期毎に抜き出し、第1の
累積加算部3(加算器10a〜10d)において、累積
加算を実行する(第1の同相加算)。
【0038】すなわち、加算器10aでは、基本パター
ンが繰り返される回数と同じ個数のan(基本パターン
の1シンボル目に位置するan)同士が、累積加算され
る。ここで、仮に相関が取れているのならば、これによ
り、加算器10aからは、3anが出力される。
【0039】同様に、加算器10b,10c,10dで
は、それぞれ、基本パターンの2シンボル目bn,3シ
ンボル目cn,4シンボル目dn同士が累積加算され
る。
【0040】次に、乗算部4(乗算器12a〜12dを
具備する)にて、16種類のシグネチャーコードSnの
各々を乗算する。
【0041】そして、第2の累積加算部5(加算器13
を具備する)にて、各乗算毎に、シンボルデータを累積
加算する(第2の累積加算)。ここで、相関がとれてい
るのならば、相関値+12(=3+3+3)が出力され
る。このようにして、相関検出がなされる。
【0042】以上説明した、本発明の特徴的な部分は以
下のとおりである。 まず、共通の拡散コードを乗算し、その後、シグネチ
ャーコード(原信号)を乗算するようになし、乗算演算
を時分割していること。 共通の拡散コードを乗算した後、シグネチャーコード
(原信号)の周期性に着目して、同じ値のシンボル同士
を累積加算(同相加算)してシンボル数を減らした後
に、シグネチャーコードを乗算して相関を検出し、その
後、最終的な累積加算(同相加算)を行っていること。
つまり、同相加算も時分割で行っている。
【0043】つまり、{(拡散コード×シグネチャーコ
ード)×受信信号}という演算を行った後、各シンボル
を累積加算することと、まず(拡散コード×受信信号)
の演算を行って累積加算を行い、続いて、シグネチャー
コードを乗算し、最終的に各シンボルを累積加算するこ
ととは、結果は同じである。
【0044】このような演算を時間方向に分割して行う
という考え方と、シグネチャーコードの周期性に着目し
て、処理の途中で第1回目の累積加算を行ってしまうと
いう考え方を採用する点に、本発明の処理の大きな特徴
がある。
【0045】ここで、同相加算(累積加算)を用いた相
関検出方法について、簡単に説明しておく。
【0046】同相加算は、QPSKのような2系統の直
交する受信信号(I成分,Q成分)が存在する場合に、
初期同期や同期追従のために挿入されている既知シンボ
ル(プリアンブル信号やパイロット信号)を利用して遅
延プロファイルを作成する際の演算方法である。
【0047】つまり、受信電力の計算において、いきな
りI2+Q2の演算を行って平均化処理を行うのではな
く、同相の連続する複数のシンボルについて、(I+I+
I・・・・+I)および(Q+Q+Q+・・・・+Q)の累
積加算を行い、この累積加算結果を二乗し加算すること
で、受信電力を求める方法である。
【0048】このようにすると、累積加算により信号の
絶対値が増大すると共に、受信信号にランダムに重畳し
ているノイズ同士が加算演算により相殺されることにな
り、受信電力計算の精度が向上するという利点がある。
【0049】同相加算の具体例を図10に示す。
【0050】図10(a)は、32シンボル周期のシグ
ネチャーコードを示している。このシグネチャーコード
に共通のスクランブリングコード(拡散コード)を乗算
して、(b)のようなプリアンブル信号が生成され、こ
れが送信信号(および受信信号)となる。
【0051】受信側で、スクランブリングコード(拡散
コード)を乗算すると、(c)のようにシグネチャーコ
ードが復元(再生)される。
【0052】受信側において、送信側で乗算したのと同
じシグネチャーコードが、同期のとれたタイミングで掛
け合わされると、(d)に示されるように、各シンボル
のデータの符号は、すべてプラスに揃えられる。この状
態で同相加算(累積加算)を行うと、(e)に示すよう
に、相関ピーク値(+32)が出力されて、相関が検出
される。
【0053】一方、異なるシグネチャーコードを乗算し
た場合や、乗算のタイミングが同期していない場合に
は、(f)のようになり、同相加算をした場合には、相
関値はほとんどゼロになり、相関が検出されない。以上
が、同相加算の説明である。
【0054】図1を用いて説明した、本発明の相関検出
演算方法の手順をまとめると、図2に示すようになる。
【0055】すなわち、一定の周期をもつ複数の原信号
(シグネチャーコード)のうちのいずれかに対して、共
通の拡散コード(スクランブリングコード)が乗算され
てなるスペクトラム拡散信号を受信し、相関を検出する
に際し、まず、逆拡散を行う(ステップ20)。
【0056】続いて、基本パターンにおける対応する位
置にあるシンボルデータ同士を、全周期に渡って累積加
算(同相加算)する(ステップ21)。
【0057】次に、複数の原信号(シグネチャーコー
ド)の各々を乗算する(ステップ22)。次に、各乗算
毎に、シンボルデータを累積加算(同相加算)して相関
を検出する(ステップ23)。
【0058】このような処理方法を採用すると、逆拡散
は共通の回路で行うため、回路規模の増大が抑制され
る。そして、プリアンブル信号の作成の元となるシグネ
チャーコード(原信号)の周期性に着目して、同じ値の
データ同士を周期的に加算してシンボル数を減らし(第
1の同相加算)、ハードウエアの能力を最大限いかしつ
つ、シグネチャーコードの乗算を行ない(並列,時分
割,並列・時分割併用等)、最後に第2の同相加算を行
って、相関を検出することができる。よって、最小限の
ハードウエアを活用して、最も効率的な処理を行うこと
ができる。また、乗算器の構成を工夫したり、最小限の
メモリの時分割使用などの工夫をすることで、回路規模
をさらに削減したり、回路の柔軟性を担保することがで
きる。このような、本発明の具体的な利点については、
以下の実施の形態の説明において、詳しく説明する。
【0059】(実施の形態2)図3は、実施の形態2に
かかるマッチドフィルタの構成を示すブロック図であ
る。
【0060】図3では、説明の便宜上、プリンアンブル
信号の元となるシグネチャーコードが、{an,bn}
の2シンボルからなる基本パターンの繰り返しからなる
ことを一応の前提として、レジスタ等を簡略化して描い
てある。
【0061】つまり、送信側(移動局)では、{an,
bn}の2シンボルからなる基本パターンの繰り返しか
らなるシグネチャーコードに、共通の拡散コード(K
1,K2,K3,K4・・・)を乗算することによりプ
リアンブルコードを生成し、基地局に送信するもの仮定
して、一応の説明を行う。
【0062】つまり、以下の説明では、2シンボル(2
シンボル)周期の原信号(シグネチャーコード)が、拡
散率”1”で拡散された信号が、同期確立用の情報とな
る。拡散率が”1”であるため、1シンボルと1シンボ
ルが同じ期間となる。そして、基地局では、逆拡散の
後、8シンボル(8シンボル)区間、同相加算する場合
を説明する。
【0063】また、シグネチャーコードとしては、便宜
上、(1、−1)と、(−1、1)の2種類を想定す
る。前者をシグネチャーコード(1)とし、後者をシグ
ネチャーコード(2)と記載する。
【0064】このような前提は、以後の実施の形態でも
同様に適用されるものとする。なお、以上の前提は、あ
くまで記載の便宜を図るための簡略化を目的とするもの
で、実際は、シグネチャーコードは16シンボル長であ
り、16種類、存在する。
【0065】また、送信シンボルの値は通常、“0”又
は“1”の2進数で表現されるが、これに対応して
“1”、“−1”の正と負の値をとるものとする。
【0066】図3において、逆拡散コード発生部201
が生成する逆拡散コード(K1〜K4)は、レジスタ2
02に蓄積される。また、受信データ(A〜D)は、レ
ジスタ204に一時的に蓄積される。
【0067】そして、乗算器205a〜205dにて、
受信データに、まず、逆拡散コードを乗算する。
【0068】次に、シグネチャーコードの周期性に着目
して、基本パターンの同じ位置にあるシンボルデータ同
士を2周期分、抜き出し、加算器206a,206bに
て累積加算(第1の同相加算)を行う。
【0069】これにより、シンボル数は、シグネチャー
コードの繰り返し回数に等しい数に縮小される。2シン
ボル毎に加算するのは、シンボルデータが2シンボル周
期であるため、同じ値のシンボル同士を加算することが
できるからである。この場合、シンボルデータのもつ周
期性を損なうことなく、シンボル数を削減することがで
きる。
【0070】なお、当然のことながら、例えば、拡散前
のシンボルデータが16シンボル周期の場合では、16
シンボルおきに加算を行う。
【0071】加算器206a,206bの出力信号は、
2種類のシグネチャーコード(シグネチャーコード
(1)および(2))を並列に、同時に乗算するため
に、2系統(本来は、16系統)に分岐される。
【0072】乗算部220aおよび220bは、それぞ
れ、シグネチャーコード(1),シグネチャーコード
(2)を乗算するために設けられている。一つの乗算器
は、符号反転器207a(207b〜207d)と、2
入力のセレクタ208a(208b〜208d)と、制
御部209a(209b)で構成される。
【0073】制御部209a(209b)は、乗算する
シグネチャーコードの”1”と”−1”の配列に応じ
て、セレクタ208a(208b〜208d)に入力さ
れる、反転信号と非反転信号のうちのいずれを選択する
かを切替え制御する。すなわち、シグネチャーコード
が”+1”ならば非反転信号を選択し、”−1”であれ
ば、反転信号を選択する。
【0074】シグネチャーコードのパターンに応じてセ
レクタを切替えるという構成は柔軟性に富み、乗算する
コードに対応してプログラムすることができるため、便
利である。
【0075】次に、加算器211a(211b)にて、
シグネチャーコードの乗算後のシンボルデータ同士を累
積加算する(第2の同相加算)。
【0076】この第2の同相加算の結果は、メモリ21
2a(212b)に蓄積される。本実施の形態では、回
路規模の削減のために、シフトレジスタの段数や第1お
よび第2の累積加算を行う加算器の数を極力、少なくし
ているため、累積加算演算を、必要なシンボル数だけ一
挙に行うことができない。
【0077】したがって、時分割の処理が必要となる。
よって、小容量のメモリ212a(212b)を設け、
このメモリに、データを少しづつ蓄積しながらデータを
巡回させて、第2の累積加算演算処理を行うこととして
いる。
【0078】なお、メモリ212a,212bはそれぞ
れ、制御部209a,209bからの制御信号CTによ
り、入力(書き込み),出力(読み出し)タイミングが
制御される。
【0079】図4に、図3のマッチドフィルタにおける
主要な処理内容を示す。
【0080】図3のシフトレジスタの段数は4段のため
一度に、加算演算できるのは4シンボル分である。この
ため8シンボル分の同相加算を行うためには、2回に分
けて演算を行う。図4では、1回目の演算を演算区間A
とし、2回目の演算を演算区間Bと記載している。以
下、シグネチャーコード(1)を乗算する場合について
説明する。
【0081】図4は、シグネチャーコード(1)の基
本パターン(8シンボル)を示している。この8シンボ
ルに対し、拡散符号、{1,1,-1,-1,1,-1,-1,1}を乗算
して、プリアンブル信号が生成される(図4:送信信
号)。この送信信号はそのままマッチドフィルタに入
力される受信データ入力と考えることができる。
【0082】マッチドフィルタではまず、演算区間Aの
演算を行うために、逆拡散コード{1,1,-1,-1}を受信
したコードの前半4シンボルに乗算する。この結果、図
4のようなシンボルデータ、つまり{1,-1,1,-1}の
データが得られる。
【0083】このデータは、シグネチャーコードの周期
毎、つまり2シンボルごとに加算される。つまり、図4
において、a+cおよびb+dの累積加算が行われる。
この結果は、”+2”と”−2”となる(図4)。こ
れは、図3では、加算器206a、206bの出力に相
当する。
【0084】この加算結果に対し、シグネチャーコード
(1)が乗算される。この結果、図3のセレクタ208
a,208bの各出力は”+2”,”2”となる(図4
)。これらの出力は、図3の加算器211aで加算さ
れて”+4”という値となり、メモリ212aに蓄積さ
れる。
【0085】次に、同様の手順により、演算区間Bの演
算を行う。つまり、受信データの後半4シンボル(1,1,
-1,-1)に対して逆拡散コードが乗算され、以後、算区
間Aと同様の処理がなされる。区間Bの演算の場合も、
図3の加算器211aの出力は、区間Aの演算の場合と
同様に、”+4”という値となる。図3の制御部209
aは、演算区間Aの結果としてメモリ212aに蓄積さ
れている”+4”を読み出し、演算区間Bの加算器21
1aの出力”+4”と加算し”+8”とし、再びメモリ2
12aに蓄積する(図4)。
【0086】本実施の形態のマッチドフィルタによれ
ば、回路規模の著しい削減が実現される。図9に、比較
例の構成を示す。この比較例は、相関検出用の回路(A
1〜A16)を、シグネチャーコードの種類だけ並列に
用意する構成となっている。
【0087】つまり、各種のシグネチャーコードと逆拡
散コードを乗算したコードを生成しておき、受信データ
に対し、同時に(並列に)乗算し、相関値を求める。こ
の構成では、シグネチャーコードの種類の数に相当する
相関検出回路を用意する必要があるため、回路規模は大
きくなる。
【0088】これに対し、本実施の形態の構成の場合、
逆拡散コードの乗算を行う部分は共通に使用でき、しか
も、できるだけ少ないハードウエア構成を用いて、時間
方向に処理を分割し、流れ作業のように分散処理を行う
ため、ハードウエア量を十分に削減することができ、回
路の低消費電力化も達成できる。
【0089】(実施の形態3)図5は、本発明の実施の
形態3にかかるマッチドフィルタの構成を示すブロック
図である。
【0090】図5のマッチドフィルタも、前掲の実施の
形態で説明した回路と同様に、受信したデータを逆拡散
した後に、シグネチャーコードの周期に従って第1の同
相加算を行い、その後、各種のシグネチャーコードを乗
算し、第2の同相加算を行って相関を検出するという点
では、前掲の実施の形態と同じである。
【0091】但し、本実施の形態の回路(図5の場合)
では、受信データの逆拡散を行い、第1の同相加算(累
積加算)を行った後、一時的にメモリに蓄積し、所定の
シンボル数分の演算が終了した後に、シグネチャーコー
ドの乗算および第2の同相加算を行うようになってい
る。
【0092】つまり、第1の同相加算後のデータをメモ
リに蓄積し、このメモリへの書き込み、およびメモリか
らの読み出しタイミングを調整することにより、第1の
同相加算までの処理と、シグネチャーコードの乗算と第
2の同相加算の処理との間の処理スピードの不整合を吸
収するようになっており、この点、図3の回路とは異な
る。
【0093】このような構成によれば、実施の形態2の
回路(図3)よりも、さらに少ない回路規模で所望の相
関検出演算を実現することができる。
【0094】以下の説明では、説明の便宜上、前掲の実
施の形態と同様、拡散率は1倍で、2シンボル周期の原
信号(シグネチャーコード)が拡散された信号を、逆拡
散した後、8シンボル区間、同相加算する場合を想定す
る。
【0095】受信データ蓄積用シフトレジスタ204、
逆拡散コード発生部201および、逆拡散コード蓄積用
シフトレジスタ202の構成及び動作は、図3の回路と
同じである。加算器206a、206bで加算された結
果は、実施の形態2と異なり、直接にメモリ301a、
301bに入力され、一時的に蓄積される。
【0096】8シンボル区間の同相加算を行うため、実
施の形態1と同様に、4シンボル分の演算を2回繰り返
す。受信信号蓄積シフトレジスタ204および拡散コー
ド蓄積シフトレジスタ202が4段で構成されているた
め、2回新たに逆拡散コードを設定する。
【0097】2回目の逆拡散でも同様に、拡散符号は固
定し、入力データをシフトさせる。そして、シグネチャ
ーコードの周期毎にセレクタ(不図示)の切り替えを行
い、第1の同相加算(累積)を行い、その結果をメモリ
301a,301bに蓄積する。
【0098】4シンボル毎の2回目の演算において、加
算器206a、206bからデータが出力されるのと同
時に、メモリ301a,301bから1回目の演算結果
であるデータの読み出しを行い、それらを加算器206
a、206bで加算し、再びメモリ301a,301b
に蓄積する。
【0099】所定のシンボル数分の演算が終了した後、
メモリ301a,302bからデータを読み出して、シ
グネチャーコードの乗算と、各シンボルデータの累積加
算(第2の同相加算)を行う。
【0100】制御部302は、メモリ301a、301
bからデータを読み出す。そして、一つのデータが読み
出されている間に、シグネチャーコード(1)およびシ
グネチャーコード(2)を連続して乗算してしまう。シ
グネチャーコードの種類が16種類あるのならば、この
16種類のシグネチャーコード(シグネチャーコード
(1)〜(16まで)を、例えば、連続していっきに乗
算する。
【0101】シグネチャーコードの乗算は、セレクタ2
08a,208bにて、反転・非反転のデータのいずれ
を選択するかを、シグネチャーコードのビット配列に合
わせて切換えることにより行う。この点は、実施の形態
2と同じである。
【0102】そして、加算器211aにて、シグネチャ
ーコードを乗算した結果の各シンボルのデータ同士を累
積加算する(第2の同相加算)。
【0103】メモリからデータが1つ読み出されている
間に、シグネチャーコード(1),(2)の2回分、セ
レクタを切り替える方法を採用すれば、シグネチャーコ
ード(1),(2)についての相関検出結果が交互に出
力される。メモリ301a,301bからのデータの読
み出しクロックの周波数を”A”とした場合、セレクタ
208a,208bの切替えクロックの周波数は”2
A”である(読み出し方法1)。
【0104】以上の説明では、メモリからデータを1回
読み出している間に、全部のシグネチャーコードの相関
を検出するという方法を説明したが、これに限定される
ものではない。
【0105】メモリ301a,301bからのデータ読
出しを2回行い、1回目でシグネチャーコード(1)の
乗算と同相加算を、2回目でシグネチャーコード(2)
の乗算と同相加算を、行う方法も考えられる(読み出し
方法2)。
【0106】読み出し方法1の場合は、シグネチャーコ
ードの種類がが増大すると、より高速のクロックでセレ
クタを切り替える必要がある。
【0107】一方、読み出し方法2の場合は、メモリか
らの読み出しと、セレクタの切り替えを同じクロックを
用いることができるが、相関結果を得る時間は読み出し
方法1の場合より遅くなる。読み出し方法の選択は要求
される機能に応じて決定する必要がある。
【0108】本実施の形態では、ハードウエアの処理速
度の限界に応じて、メモリからの読み出し回数や、セレ
クタの切替え速度を適宜、選択して、柔軟な時分割処理
を行うことで、回路規模を縮小することができる。
【0109】(実施の形態4)図6は、本発明のマッチ
ドフィルタの構成を示すブロック図である。
【0110】回路構成と動作は、基本的には、実施の形
態3(図5のマッチドフィルタ)と同じである。
【0111】つまり、第1の同相加算の後、データをメ
モリに一旦、蓄積し、その後、シグネチャーコードの乗
算と第2の同相加算を行う方式を採用している。
【0112】但し、図5のマッチドフィルタの場合、直
列の処理であるため、シグネチャーコードの種類(コー
ドの組合せ)の数が多くなると、ハードウエアの処理ス
ピードが追従できず、時分割の回数の増加を招くため、
処理が遅くなりがちである。
【0113】そこで、本実施の形態では、ハードウエア
のもつ処理能力を最大限に発揮させて効率的な処理を実
現するべく、並列処理と・時分割処理とを併用する(並
列・時分割併用方式)。
【0114】並列処理する数は、シグネチャーコードの
種類(組合せの数)およびハードウエアの処理速度に基
づいて決定される。メモリからデータを1回読み出して
いる期間に、最大で”m個”のシグネチャーコードを乗
算できるとして、シグネチャーコードの種類(組合せの
数)を”n個”とすると、並列処理数pは、”n/m”
で決定される。
【0115】図6に例示されるように、シグネチャーコ
ードの種類が16種類(シグネチャーコード(1)〜
(16))であるとし、セレクタ208a〜208dの
最大の切替え周波数が、メモリ301a,301bの読
み出しクロックの周波数の4倍であるとすれば、並列処
理数は、”4(=16/4)”となる。
【0116】つまり、異なる4つのシグネチャーコード
を同時に乗算する処理を、並列に行うことになる。
【0117】したがって、図6の回路によれば、メモリ
301a,301bからの一度の読み出しで、複数のシ
グネチャーコードの相関検出処理(乗算処理と同相加算
処理)を並列に行うことができ、処理効率が向上する。
【0118】実施の形態3の方法のみでは、処理に限界
が生じる場合があり、処理に要求される処理速度、処理
時間に応じて、本実施の形態のように、適宜、並列処理
を組み合わせると効果的である。
【0119】(実施の形態5)図7は、本発明のマッチ
ドフィルタを使用したCDMA通信の基地局装置の構成
を示すブロック図である。
【0120】図7の全体の構成と動作については、実施
の形態1において、最初に説明したとおりである。
【0121】スペクトラム拡散通信方式では通常、無線
区間では送信する信号に位相変調を施し送信される。そ
のため受信側ではまず受信した信号に対し、復調回路4
01にて位相変調の復調を行う。復調された信号はA/
D変換器402によってデジタルの信号に変換される。
【0122】変換後のデジタル信号は、マッチドフィル
タ403aに入力される。マッチドフィルタは、先の実
施の形態1〜4で説明したとおり、受信データ蓄積部5
00,逆拡散コード蓄積部502,逆拡散コード発生部
501,メモリ505,乗算演算部(同相加算回路を含
む)などで構成され、複数のシグネチャーコードについ
ての逆拡散及び同相加算を行う。これにより、各シグネ
チャーコードについて、相関検出がなされる。
【0123】算出された相関値に基づき、電力計算がな
され、遅延プロファイルが作成される。マッチドフィル
タでは通常、そのシステムで要求されるシンボル数分
の、遅延した受信信号までの逆拡散及び同相加算を行
う。
【0124】遅延プロファイルの作成により、どのシグ
ネチャーコードが、どのくらい遅延して受信されている
かを判定することができる。よって、シグネチャーコー
ド毎に同期確立に必要なタイミング情報が得られる(プ
リアンブルサーチ)。
【0125】このとき得られる同期情報は、スペクトラ
ム拡散通信方式の送信側に対して、通信の許可を与える
ための同期を確立するために利用される。
【0126】すなわち、プリアンブル信号によるサーチ
(プリアンブルサーチ)が終了すると、このプリアンブ
ルサーチよりも狭い時間幅で受信波をサンプリングする
デモジュレーションサーチに移行することになる。
【0127】以上の基地局における動作をまとめると、
図8に示すようになる。
【0128】すなわち、受信したI信号およびQ信号の
それぞれに拡散コードを乗算して逆拡散を行う(ステッ
プ700)。次に、シグネチャーコード(一定周期の原
信号)の周期的配列に着目して、対応する位置にある
(1周期中で同じ位置にある)シンボル同士を取り出し
て、累積加算を行う(ステップ701)。
【0129】次に、シグネチャーコードを乗算し、その
結果のシンボルデータを累積加算して第2の同相加算を
行う(ステップ702)。
【0130】次に、I2+Q2の演算(電力計算)を行
い、しきい値と比較してプリアンブル信号を受信したか
否かの判定を行い、シグネチャーコード毎に、遅延プロ
ファイルを作成する。そして、プリアンブルサーチより
も狭い時間幅で受信信号をサンプリングして、デモジュ
レーションサーチを行う(ステップ703)。
【0131】本発明を用いると、基地局装置におけるプ
リアンブルサーチを行う回路の規模を大幅に削減でき
る。これに伴い、回路の消費電力も削減される。
【0132】図9に、本発明を用いることなく、各シグ
ネチャーコード毎に並列に相関演算を行う回路の例を示
す。先に述べたとおり、この回路では、各シグネチャー
コードに共通の逆拡散コードを乗算したコードを並列に
発生させ、受信データに同時に乗算するものである。こ
のような回路構成では、シグネチャーコードの種類の数
だけ、逆拡散回路も必要なため、回路規模は膨大とな
る。また、ハードウエア構成が固定されるため、無駄が
生じやすい。
【0133】これに対し、本発明のマッチドフィルタで
は、逆拡散は共通の回路で行うため、回路規模の増大が
抑制される。そして、プリアンブル信号の作成の元とな
るシグネチャーコード(原信号)の周期性に着目して、
同じ値のデータ同士を周期的に加算してシンボル数を減
らし(第1の同相加算)、ハードウエアの能力を最大限
いかしつつ、シグネチャーコードの乗算を行ない(並
列,時分割,並列・時分割併用)、最後に第2の同相加
算を行って、相関を検出する。よって、最小限のハード
ウエアを活用して、最も効率的な処理を行うことができ
る。また、乗算器の構成を工夫したり、最小限のメモリ
の時分割使用などの工夫をすることで、回路規模をさら
に削減することができ、回路の柔軟性を担保することも
できる。
【0134】以上の説明では、プリアンブルサーチ処理
について説明したが、既知の無変調信号であるパイロッ
ト信号(周期信号とみなすことができる)を利用した初
期同期確立処理においても、本発明を同様に適用するこ
とができる。
【0135】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
CDMA通信の基地局におけるプリアンブルサーチのよ
うな、受信信号に含まれている複数の周期信号の各々に
ついて瞬時に相関を検出することが要求される場合にお
いて、小さな回路規模でもって、最大限の効率的な処理
を行うことができる。これにより、回路の低消費電力化
も実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるマッチドフィル
タの構成を示す図
【図2】図1のマッチドフィルタの動作を説明するため
のフロー図
【図3】本発明の実施の形態2にかかるマッチドフィル
タの構成を説明するためのブロック図
【図4】図3の回路における主要な動作を説明するため
の図
【図5】本発明の実施の形態3にかかるマッチドフィル
タの構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4にかかるマッチドフィル
タの構成を示すブロック図
【図7】本発明のCDMA通信における基地局装置の構
成を示すブロック図
【図8】図7の基地局装置における、主要な動作手順を
示すフロー図
【図9】本発明を使用しないマッチドフィルタ(比較
例)の構成例を示すブロック図
【図10】シグネチャーコード(既知の周期信号)を利
用した、同相加算演算による相関検出方法を説明するた
めの図
【符号の説明】
1 送信側装置 2 受信側装置 3 第1の累積加算部 4 乗算部 5 第2の累積加算部 10a〜10d 加算器 12a〜12d 乗算器 an,bn,cn,dn シグネチャーコード K1,K2,K3,K4 スクランブリングコード A,B,C,D プリアンブル信号(送受信信号)
フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE02 EE33 EE36 5K047 AA16 BB01 GG34 HH15 HH53 JJ06 MM24 5K067 AA42 AA43 BB04 CC10 DD25 EE02 EE10 HH24 KK00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n(nは2以上の自然数)シンボルから
    なる単位パターンがm(mは2以上の自然数)回繰り返
    されて構成される周期的な配列をもち、かつ、前記単位
    パターンがp(pは2以上の自然数)個存在する結果と
    して、内容の異なるp種類のシンボル配列をとり得る原
    信号があらかじめ用意され、前記p種類の原信号の各々
    に共通の拡散符号を乗算して同期確立用信号が生成さ
    れ、通信先から送られてくる前記同期確立用信号を受信
    して相関検出を行って前記同期確立用信号の受信の有無
    を判定することで、受信側が、前記通信先からの要求を
    判別し、あるいは、前記通信先との通信同期を獲得する
    ためのタイミング情報を取得する通信システムにおけ
    る、前記受信側における前記相関検出に使用されるマッ
    チドフィルタであって、 受信した前記同期確立用信号に、前記共通の拡散符号を
    乗算して逆拡散を行う逆拡散部と、 逆拡散の結果として得られる周期性をもつシンボルデー
    タについて、前記nシンボルからなる単位パターン毎
    に、同じ位置にあるシンボルのデータを取り出し、取り
    出されたm個のシンボルデータを累積加算する第1の加
    算部と、 この第1の加算部から出力されるnシンボルのデータ
    に、前記p種類の原信号の各々を乗算する処理を、並列
    に行うか、あるいは、時間を異ならせながらシリアルに
    行い、p種類の原信号毎に乗算結果のシンボルデータを
    出力する原信号乗算部と、 この原信号乗算部から、前記p種類の原信号毎に出力さ
    れる乗算結果のシンボルデータ同士を累積加算し、p種
    類の原信号毎に累積加算結果を出力する第2の加算部
    と、 を有することを特徴とするマッチドフィルタ。
  2. 【請求項2】 n(nは2以上の自然数)シンボルから
    なる単位パターンがm(mは2以上の自然数)回繰り返
    されて構成される周期的な配列をもち、かつ、前記単位
    パターンがp(pは2以上の自然数)個存在する結果と
    して、内容の異なるp種類のシンボル配列をとり得る原
    信号があらかじめ用意され、前記p種類の原信号の各々
    に共通の拡散符号を乗算して同期確立用信号が生成さ
    れ、通信先から送られてくる前記同期確立用信号を受信
    して相関検出を行って前記同期確立用信号の受信の有無
    を判定することで、受信側が、前記通信先からの要求を
    判別する通信システムにおける、前記受信側における前
    記相関検出に使用されるマッチドフィルタであって、 受信した前記同期確立用信号に、前記共通の拡散符号を
    乗算して逆拡散を行う逆拡散部と、 逆拡散の結果として得られる周期性をもつシンボルデー
    タについて、前記nシンボルからなる単位パターン毎
    に、同じ位置にあるシンボルのデータを取り出し、取り
    出されたm個のシンボルデータを累積加算する第1の加
    算部と、 この第1の加算部による加算結果を一時的に蓄積するメ
    モリと、 このメモリから所定の速度で読み出されるnシンボルの
    データについて、前記p種類の原信号の各々を乗算する
    処理を、前記メモリからの読み出し速度のs(sは2以
    上の整数)倍の速度でもって、少なくとも2系統の並列
    動作する乗算器を用いて並列に行い、これによってp種
    類の原信号毎に乗算結果のシンボルデータを出力する原
    信号乗算部と、 この乗算手段から、前記p種類の原信号毎に出力される
    乗算結果のシンボルデータ同士を累積加算し、p種類の
    原信号毎に累積加算結果を出力する第2の加算部と、 を有することを特徴とするマッチドフィルタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記原信号乗算部は、 入力されるnシンボルの各々のビットの符号を反転させ
    た反転ビットと、符号反転を行わない非反転ビットとが
    パラレルに入力されるセレクタと、 乗算される前記p種類の原信号の各々のビット配列に基
    づいて、前記セレクタが、前記反転ビットあるいは非反
    転ビットのいずれを選択するかを切替え制御する制御部
    と、を具備することを特徴とするマッチドフィルタ。
  4. 【請求項4】 単位パターンを繰り返し配列してなる所
    定の周期性をもつ既知のコードが挿入されているCDM
    A方式の信号を受信し、前記所定の周期性をもつ既知の
    コードの存在を検出することにより、その既知のコード
    を含む信号を送信してきた移動局の要求を識別し、ある
    いは、前記移動局との通信を行うための同期を獲得する
    ための情報を取得する、CDMA通信における基地局装
    置であって、 受信信号に拡散符号を乗算して逆拡散を行う逆拡散部
    と、逆拡散の結果として復元される、前記所定の周期性
    をもつ連続する既知のコードの中から、前記単位パター
    ンにおける同じ位置にあるシンボルのビットを各周期毎
    に抽出して累積加算する第1の加算手段と、この第1の
    加算手段による加算結果に、前記既知のコードを乗算す
    る乗算手段と、この乗算手段から出力される各シンボル
    のビット同士を累積加算して、前記既知のコードに対す
    る相関値を求める第2の加算手段と、を具備するマッチ
    ドフィルタと、 このマッチドフィルタから出力される相関値を用いて受
    信信号の電力を求め、その電力を用いて、前記移動局と
    の通信同期を確立するためのタイミング情報を得ること
    を特徴とするCDMA通信における基地局装置。
  5. 【請求項5】 一定周期を持つ複数の原信号のうちのい
    ずれかに対して共通の拡散符号が乗算されているスペク
    トラム拡散信号を受信し、所定の演算を行って相関を検
    出する相関検出演算方法であって、 受信信号に対して、前記共通の拡散符号を乗算して逆拡
    散を行うステップと、逆拡散後の信号の、一周期におけ
    る、対応する位置にあるシンボル同士を累積加算するス
    テップと、 前記累積加算のステップを経た信号に対して、前記複数
    の原信号の各々を乗算するステップと、 各乗算結果のシンボルデータを累積加算して相関を検出
    するステップと、を含むことを特徴とする相関検出演算
    方法。
  6. 【請求項6】 n(nは2以上の自然数)シンボルから
    なる単位パターンがm(mは2以上の自然数)回繰り返
    されて構成される周期的な配列をもち、かつ、前記単位
    パターンがp(pは2以上の自然数)個存在する結果と
    して、内容の異なるp種類のシンボル配列をとり得る原
    信号があらかじめ用意され、前記p種類の原信号の各々
    に共通の拡散符号を乗算して同期確立用信号が生成さ
    れ、通信先から送られてくる前記同期確立用信号を受信
    して相関検出を行って前記同期確立用信号の受信の有無
    を判定することで、受信側が、前記通信先からの要求を
    判別し、あるいは、通信を行うための同期を獲得するた
    めの情報を得る通信システムにおける、前記受信側にお
    ける前記相関検出演算方法であって、 受信した前記同期確立用信号に、前記共通の拡散符号を
    乗算して逆拡散を行うステップと、 逆拡散の結果として得られる周期性をもつシンボルデー
    タについて、前記nシンボルからなる単位パターン毎
    に、同じ位置にあるシンボルのデータを取り出し、取り
    出されたm個のシンボルデータを累積加算する第1の加
    算ステップと、 この第1の加算部から出力されるnシンボルのデータ
    に、前記p種類の原信号の各々を乗算する処理を、少な
    くとも2系統に分岐して並列に行うか、あるいは、時間
    を異ならせながらシリアルに行い、p種類の原信号毎に
    乗算結果のシンボルデータを出力する原信号の乗算ステ
    ップと、 前記p種類の原信号毎に出力される乗算結果のシンボル
    データ同士を累積加算し、p種類の原信号毎に累積加算
    結果を出力する第2の加算ステップと、 を含むことを特徴とする相関検出演算方法。
  7. 【請求項7】 複数種類の一定周期の既知コードが用意
    され、その中のいずれかの既知コードに共通の拡散信号
    を乗算して同期確立用信号が生成されようになってお
    り、その同期確立用信号が挿入されているスペクトラム
    拡散信号を受信した基地局装置が、受信信号に含まれる
    前記同期確立用信号を検出して、通信の同期確立処理を
    行う場合の同期確立サーチ方法であって、 受信した同相信号(I信号)および直交信号(Q信号)
    のそれぞれに、共通の拡散コードを乗算して逆拡散を行
    うステップと、 逆拡散後のI信号およびQ信号のそれぞれについて、前
    記既知コードの周期に対応した、同じ位置にあるシンボ
    ルを各周期毎に取り出し、累積加算を行う第1の同相加
    算ステップと、 第1の同相加算後のI信号およびQ信号の各々につい
    て、前記複数種類の既知コードの各々を乗算するステッ
    プと、 各既知コードを乗算して得られる各シンボルのデータ同
    士を累積加算する、第2の同相加算ステップと、 第2の同相加算により得られる、I信号およびQ信号の
    各々についての相関値を二乗して加算することで受信電
    力を求め、求められた受信電力に基づき、通信同期を確
    立するためのタイミング情報を取得することを特徴とす
    る、CDMA通信の基地局装置における同期確立サーチ
    方法。
JP2000341475A 2000-11-09 2000-11-09 マッチドフィルタおよび相関検出演算方法 Expired - Fee Related JP3415579B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341475A JP3415579B2 (ja) 2000-11-09 2000-11-09 マッチドフィルタおよび相関検出演算方法
US09/984,993 US6985517B2 (en) 2000-11-09 2001-11-01 Matched filter and correlation detection method
EP20010126302 EP1206044B1 (en) 2000-11-09 2001-11-06 Matched filter and correlation detection method
DE2001622848 DE60122848T2 (de) 2000-11-09 2001-11-06 Angepasstes Filter und Korrelationsdetektionsverfahren

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000341475A JP3415579B2 (ja) 2000-11-09 2000-11-09 マッチドフィルタおよび相関検出演算方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002152084A true JP2002152084A (ja) 2002-05-24
JP3415579B2 JP3415579B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=18816210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000341475A Expired - Fee Related JP3415579B2 (ja) 2000-11-09 2000-11-09 マッチドフィルタおよび相関検出演算方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6985517B2 (ja)
EP (1) EP1206044B1 (ja)
JP (1) JP3415579B2 (ja)
DE (1) DE60122848T2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002198779A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Hitachi Kokusai Electric Inc マッチドフィルタ
US7072384B2 (en) 2001-11-15 2006-07-04 Nec Corporation Fixed pattern detection apparatus and fixed pattern detection method
JP2007533262A (ja) * 2004-04-12 2007-11-15 ザ・ディレクティービー・グループ・インコーポレイテッド 衛星放送システムにおける物理層ヘッダスクランブル
JP2007312380A (ja) * 2006-05-04 2007-11-29 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europa Bv 伝播ラウンドトリップ遅延を推定するための方法及び通信システム
JP2007535844A (ja) * 2004-04-12 2007-12-06 ザ・ディレクティービー・グループ・インコーポレイテッド 同一チャンネル干渉を最小にするための方法および装置
JP2009164881A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Hitachi Communication Technologies Ltd マッチトフィルタおよび受信機
JP2012527143A (ja) * 2009-05-14 2012-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Dvb−t/h通信の堅牢な検出

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8843928B2 (en) 2010-01-21 2014-09-23 Qst Holdings, Llc Method and apparatus for a general-purpose, multiple-core system for implementing stream-based computations
US7752419B1 (en) 2001-03-22 2010-07-06 Qst Holdings, Llc Method and system for managing hardware resources to implement system functions using an adaptive computing architecture
US7962716B2 (en) * 2001-03-22 2011-06-14 Qst Holdings, Inc. Adaptive integrated circuitry with heterogeneous and reconfigurable matrices of diverse and adaptive computational units having fixed, application specific computational elements
US6836839B2 (en) 2001-03-22 2004-12-28 Quicksilver Technology, Inc. Adaptive integrated circuitry with heterogeneous and reconfigurable matrices of diverse and adaptive computational units having fixed, application specific computational elements
US20040133745A1 (en) 2002-10-28 2004-07-08 Quicksilver Technology, Inc. Adaptable datapath for a digital processing system
US7653710B2 (en) 2002-06-25 2010-01-26 Qst Holdings, Llc. Hardware task manager
US7400668B2 (en) * 2001-03-22 2008-07-15 Qst Holdings, Llc Method and system for implementing a system acquisition function for use with a communication device
US7489779B2 (en) * 2001-03-22 2009-02-10 Qstholdings, Llc Hardware implementation of the secure hash standard
US6577678B2 (en) * 2001-05-08 2003-06-10 Quicksilver Technology Method and system for reconfigurable channel coding
JP3735056B2 (ja) * 2001-10-09 2006-01-11 株式会社日立国際電気 Cdma無線基地局
US7046635B2 (en) * 2001-11-28 2006-05-16 Quicksilver Technology, Inc. System for authorizing functionality in adaptable hardware devices
US6986021B2 (en) 2001-11-30 2006-01-10 Quick Silver Technology, Inc. Apparatus, method, system and executable module for configuration and operation of adaptive integrated circuitry having fixed, application specific computational elements
US8412915B2 (en) * 2001-11-30 2013-04-02 Altera Corporation Apparatus, system and method for configuration of adaptive integrated circuitry having heterogeneous computational elements
US7602740B2 (en) * 2001-12-10 2009-10-13 Qst Holdings, Inc. System for adapting device standards after manufacture
US7215701B2 (en) * 2001-12-12 2007-05-08 Sharad Sambhwani Low I/O bandwidth method and system for implementing detection and identification of scrambling codes
US7088825B2 (en) * 2001-12-12 2006-08-08 Quicksilver Technology, Inc. Low I/O bandwidth method and system for implementing detection and identification of scrambling codes
US7403981B2 (en) * 2002-01-04 2008-07-22 Quicksilver Technology, Inc. Apparatus and method for adaptive multimedia reception and transmission in communication environments
US7660984B1 (en) 2003-05-13 2010-02-09 Quicksilver Technology Method and system for achieving individualized protected space in an operating system
US7328414B1 (en) * 2003-05-13 2008-02-05 Qst Holdings, Llc Method and system for creating and programming an adaptive computing engine
JP4012444B2 (ja) * 2002-08-06 2007-11-21 松下電器産業株式会社 遅延プロファイル作成方法および遅延プロファイル作成装置
US8108656B2 (en) 2002-08-29 2012-01-31 Qst Holdings, Llc Task definition for specifying resource requirements
US7937591B1 (en) 2002-10-25 2011-05-03 Qst Holdings, Llc Method and system for providing a device which can be adapted on an ongoing basis
US8276135B2 (en) 2002-11-07 2012-09-25 Qst Holdings Llc Profiling of software and circuit designs utilizing data operation analyses
US7225301B2 (en) 2002-11-22 2007-05-29 Quicksilver Technologies External memory controller node
TWI255099B (en) * 2003-03-05 2006-05-11 Interdigital Tech Corp Received communication signal processing methods and components for wireless communication equipment
JP2004320253A (ja) * 2003-04-14 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 相関値演算回路
US7609297B2 (en) * 2003-06-25 2009-10-27 Qst Holdings, Inc. Configurable hardware based digital imaging apparatus
US7200837B2 (en) * 2003-08-21 2007-04-03 Qst Holdings, Llc System, method and software for static and dynamic programming and configuration of an adaptive computing architecture
US7672285B2 (en) * 2004-06-28 2010-03-02 Dtvg Licensing, Inc. Method and apparatus for minimizing co-channel interference by scrambling
US20050288056A1 (en) * 2004-06-29 2005-12-29 Bajikar Sundeep M System including a wireless wide area network (WWAN) module with an external identity module reader and approach for certifying the WWAN module
JP5080470B2 (ja) * 2005-08-26 2012-11-21 ザ・ディレクティービー・グループ・インコーポレイテッド 信号送信のためのスクランブリングコードを決定する方法と装置
US8208513B2 (en) * 2006-03-31 2012-06-26 The Regents Of The University Of California Spread-spectrum receiver and reception method
JP4933361B2 (ja) * 2007-06-26 2012-05-16 日本電波工業株式会社 マッチドフィルタ
JP5423505B2 (ja) * 2010-03-17 2014-02-19 富士通株式会社 無線基地局及び通信方法
GB201309823D0 (en) * 2013-06-01 2013-07-17 Metroic Ltd Current measurement

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995007577A1 (fr) 1993-09-06 1995-03-16 Ntt Mobile Communications Network Inc. Detecteur de correlation de type progressif
US6141373A (en) * 1996-11-15 2000-10-31 Omnipoint Corporation Preamble code structure and detection method and apparatus
JP3884115B2 (ja) * 1996-12-10 2007-02-21 三菱電機株式会社 デジタルマッチドフィルタ
JPH10190497A (ja) * 1996-12-27 1998-07-21 Fujitsu Ltd Sir測定装置
JP3503409B2 (ja) 1997-04-10 2004-03-08 株式会社日立製作所 スペクトル拡散受信機
US5930292A (en) * 1997-04-21 1999-07-27 Motorola, Inc. Method and apparatus for improved autocorrelation in biphase modulated pseudorandom noise coded systems using tri-state demodulation
JP2850959B2 (ja) * 1997-05-12 1999-01-27 日本電気株式会社 スペクトラム拡散通信同期捕捉復調装置
US6064690A (en) * 1997-05-13 2000-05-16 Yozan Inc. Spread spectrum communication system
JPH11239040A (ja) * 1997-12-20 1999-08-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディジタルフィルタおよび通信装置
US6154443A (en) * 1998-08-11 2000-11-28 Industrial Technology Research Institute FFT-based CDMA RAKE receiver system and method
JP2000134134A (ja) 1998-10-27 2000-05-12 Toshiba Corp ディジタルマッチトフィルタ
JP4824852B2 (ja) 1999-06-11 2011-11-30 テキサス インスツルメンツ インコーポレイテツド 無線移動通信セッション開始のための改良型ランダムアクセス・プリアンブル・コーディング
US6731706B1 (en) * 1999-10-29 2004-05-04 Intel Corporation Square root raised cosine symmetric filter for mobile telecommunications
JP2001251220A (ja) * 1999-12-27 2001-09-14 Sanyo Electric Co Ltd デジタルマッチトフィルタおよびデジタルマッチトフィルタを用いた携帯無線端末
JP3522631B2 (ja) 2000-03-09 2004-04-26 松下電器産業株式会社 プリアンブル受信装置及びプリアンブル受信方法
JP4493830B2 (ja) * 2000-10-23 2010-06-30 株式会社日立国際電気 Rach受信装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002198779A (ja) * 2000-12-27 2002-07-12 Hitachi Kokusai Electric Inc マッチドフィルタ
US7072384B2 (en) 2001-11-15 2006-07-04 Nec Corporation Fixed pattern detection apparatus and fixed pattern detection method
JP2007533262A (ja) * 2004-04-12 2007-11-15 ザ・ディレクティービー・グループ・インコーポレイテッド 衛星放送システムにおける物理層ヘッダスクランブル
JP2007535844A (ja) * 2004-04-12 2007-12-06 ザ・ディレクティービー・グループ・インコーポレイテッド 同一チャンネル干渉を最小にするための方法および装置
JP2011019236A (ja) * 2004-04-12 2011-01-27 Directv Group Inc 衛星放送システムにおける物理層ヘッダスクランブル
JP2007312380A (ja) * 2006-05-04 2007-11-29 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europa Bv 伝播ラウンドトリップ遅延を推定するための方法及び通信システム
JP2011193476A (ja) * 2006-05-04 2011-09-29 Mitsubishi Electric R & D Centre Europe Bv 伝播ラウンドトリップ遅延を推定するための方法及び通信システム
JP2009164881A (ja) * 2008-01-07 2009-07-23 Hitachi Communication Technologies Ltd マッチトフィルタおよび受信機
JP2012527143A (ja) * 2009-05-14 2012-11-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ Dvb−t/h通信の堅牢な検出

Also Published As

Publication number Publication date
DE60122848D1 (de) 2006-10-19
US20020054625A1 (en) 2002-05-09
DE60122848T2 (de) 2006-12-21
EP1206044A3 (en) 2004-01-07
EP1206044B1 (en) 2006-09-06
US6985517B2 (en) 2006-01-10
EP1206044A2 (en) 2002-05-15
JP3415579B2 (ja) 2003-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3415579B2 (ja) マッチドフィルタおよび相関検出演算方法
JP3937380B2 (ja) パスサーチ回路
EP0838910B1 (en) Acquisition scheme and receiver for an asynchronous DS-CDMA cellular communication system
US20020018518A1 (en) Generic finger architecture for spread spectrum applications
US6212223B1 (en) Demodulation and correlation for spread spectrum communications
EA000728B1 (ru) Архитектура многоканального приемника для демодулятора мобильной станции, используемого в системе связи множественного доступа с кодовым разделением каналов
KR100361408B1 (ko) Cdma 통신을 위한 동기포착회로
KR100381877B1 (ko) 주변 기지국들과 동기를 확립할 수 있는 cdma 기저대역 수신기
US6714582B2 (en) Code division multiple access communication system and code division multiple access transmitting apparatus
CN1157074C (zh) 移动无线通信系统中的基带信号解调装置与方法
JP2001223611A (ja) 受信装置
KR100441733B1 (ko) 확산 스펙트럼 수신기용 경로 탐색기
JP2731325B2 (ja) スペクトル拡散通信用受信装置のダイバーシチ合成回路
JP2004072418A (ja) 遅延プロファイル作成方法および遅延プロファイル作成装置
CA2335742A1 (en) Method and apparatus for storing and accessing different chip sequences
KR100205054B1 (ko) 씨디엠에이시스템의 데이터 복조시 피엔코드 동기획득 방법 및 장치
JP2999368B2 (ja) 同期装置
JP2941651B2 (ja) 移動通信方式
US6965635B2 (en) Matched filter and method for determining correlation
EP1235376A1 (en) Despreading method and despreading device
JP2001136105A (ja) マッチトフィルタ及び受信装置
JPH08125579A (ja) スペクトラム拡散通信方式
JPH08335891A (ja) レイク方式の復調装置
JP2002101014A (ja) 逆拡散装置
JP2002101015A (ja) 逆拡散装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100404

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees