JP2000134134A - ディジタルマッチトフィルタ - Google Patents

ディジタルマッチトフィルタ

Info

Publication number
JP2000134134A
JP2000134134A JP30555198A JP30555198A JP2000134134A JP 2000134134 A JP2000134134 A JP 2000134134A JP 30555198 A JP30555198 A JP 30555198A JP 30555198 A JP30555198 A JP 30555198A JP 2000134134 A JP2000134134 A JP 2000134134A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spread
registers
register
code
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30555198A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Hashimoto
智 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP30555198A priority Critical patent/JP2000134134A/ja
Priority to US09/426,750 priority patent/US6577676B1/en
Priority to GB9925477A priority patent/GB2344980B/en
Publication of JP2000134134A publication Critical patent/JP2000134134A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/709Correlator structure
    • H04B1/7093Matched filter type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を低減し、複数種のコード長のスペ
クトラム拡散信号に対する相関値を求めることが可能な
ディジタルマッチトフィルタを提供する。 【解決手段】 拡散符号シフト制御手段600aが係数
レジスタ201〜204に格納される拡散符号を循環さ
せて、係数レジスタ201〜204に格納される拡散符
号を乗算部300に出力させる。フラグシフト制御手段
600bはフラグレジスタ501〜504上で1つのフ
ラグデータを循環させる。これにより受信レジスタ10
1〜104には、順にフラグデータが入力されることに
なり、スペクトラム拡散信号が1データ毎に受信レジス
タ101〜104に格納される。受信レジスタ101〜
104に格納されたスペクトラム拡散信号は、それぞれ
対応する乗算器301〜304に入力されて、前述の拡
散符号と乗算され、この乗算結果U0〜U3を加算部4
00で加算し、相関値を得るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CDMA(Code
Division Multiple Access )方式の受信装置に用いら
れるディジタルマッチトフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ディジタルマッチトフィ
ルタは、送信側でスペクトラム拡散された受信信号と、
多種ある拡散符号との相関を求めるものである。図7
は、従来のディジタルマッチトフィルタの構成を示すも
ので、この図ではコード長が「4」の場合を例に挙げて
いる。
【0003】この図に示すように、従来のディジタルマ
ッチトフィルタは、シフトレジスタ110と、係数レジ
スタ211〜214と、乗算部300と、加算部400
とを備える。
【0004】シフトレジスタ110は、4つの受信レジ
スタ111〜114からなり、まず図示しない前段のA
/D変換器でディジタル信号に変換されたスペクトラム
拡散信号が受信レジスタ111に入力され、格納され
る。そして、その後図示しないクロック信号に応じて、
受信レジスタ111に格納されたスペクトラム拡散信号
は、順次受信レジスタ112,113,114と送り出
される。また、各受信レジスタ111〜114は、上記
クロック信号に応じて格納するスペクトラム拡散信号を
乗算部300に出力する。
【0005】係数レジスタ211〜214は、図示しな
い制御部によりそれぞれ設定される拡散符号を格納し、
上記クロック信号に応じて、格納する拡散符号を乗算部
300に出力する。
【0006】乗算部300は、乗算器301〜304か
らなる。乗算器301は、受信レジスタ111から入力
されるスペクトラム拡散信号と係数レジスタ211から
入力される拡散符号とを乗算し、この乗算結果U0を加
算部400に出力する。
【0007】同様に、乗算器302は、受信レジスタ1
12からのスペクトラム拡散信号と係数レジスタ212
からの拡散符号とを、また乗算器303は、受信レジス
タ113からのスペクトラム拡散信号と係数レジスタ2
13からの拡散符号とを、そして乗算器304は、受信
レジスタ114からのスペクトラム拡散信号と係数レジ
スタ214からの拡散符号とを、それぞれ乗算し、この
乗算結果U1,U2,U3として加算部400に出力す
る。
【0008】加算部400は、例えば図2に示すよう
に、3つの加算器401〜403からなる。加算器40
1は、前述の加算結果U0とU1とを加算する。また、
加算器402は、前述の加算結果U2とU3とを加算す
る。そして、加算器403は、加算器401の加算結果
と加算器402の加算結果を加算し、この加算結果を相
関値として図示しない制御部に出力する。
【0009】次に、上記構成のマッチトフィルタの動作
を説明する。まず、制御部が係数レジスタ211〜21
4に、それぞれ図3に示すような拡散符号を設定する。
尚、図3および後述の図9におけるA,B,C,Dは、
それぞれ係数レジスタ214,213,212,211
に格納される拡散符号を示すものとする。
【0010】そして、係数レジスタ211〜214は、
クロック信号に応動して、格納する拡散符号を対応する
乗算器301〜304に出力する。これに対して、シフ
トレジスタ110では、順次受信レジスタ111に、図
8に示すスペクトラム拡散信号が入力される。
【0011】この結果、時刻の経過により受信レジスタ
111〜114に格納されるスペクトラム拡散信号は、
図9に示すようにシフトするとともに、対応する乗算器
301〜304に出力される。尚、図9において、R
0,R1,R2,R3は、それぞれ受信レジスタ11
1,112,113,114に格納されるスペクトラム
拡散信号を示す。
【0012】これにより、図9に示すように、各乗算器
からは乗算結果U0〜U3が出力され、加算部400に
より相関値が得られる。図9によれば、時刻6において
最も相関性が高いことが分かる。
【0013】ところで、近時、CDMA方式を採用する
移動通信システムの移動端末装置にあっては、その消費
電力を低減して、連続使用時間の延長やバッテリーの小
型化を図るために、様々な研究開発が進められており、
上述したマッチトフィルタにあってもその例に漏れず、
省電力化が切望されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】CDMA方式を採用す
る移動通信システムの移動端末装置にあっては、その消
費電力を低減して、連続使用時間の延長やバッテリーの
小型化を図るために、様々な研究開発が進められている
が、マッチトフィルタにあっても、省電力化が切望され
ている。この発明は上記の要望に応えるべくなされたも
ので、消費電力を低減することが可能なディジタルマッ
チトフィルタを提供することを目的とする。
【0015】また、この発明は、複数の異なるコード長
のスペクトラム拡散信号に対する相関値を求めることが
可能なディジタルマッチトフィルタを提供することを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係わるディジタルマッチトフィルタ
は、通信相手より受信したスペクトラム拡散信号を格納
可能な複数の拡散信号記憶手段と、所定の順序に従っ
て、受信したスペクトラム拡散信号を複数の拡散信号記
憶手段の1つに格納させる拡散信号格納制御手段と、拡
散符号を格納する複数のレジスタよりなり、レジスタ間
で拡散符号をシフトするシフトレジスタと、複数の拡散
信号記憶手段の1つと、シフトレジスタを構成するレジ
スタの1つにそれぞれ対応し、対応する拡散信号記憶手
段に格納されるスペクトラム拡散信号と、対応するレジ
スタに格納される拡散符号とを乗算する複数の乗算手段
と、この複数の乗算手段の乗算結果を加算して、通信相
手より受信したスペクトラム拡散信号と、シフトレジス
タに格納される拡散符号の相関を求める加算手段とを具
備して構成するようにした。
【0017】上記構成のディジタルマッチトフィルタで
は、スペクトラム拡散信号と拡散符号との相関を求める
ために、通信相手より受信したスペクトラム拡散信号
と、拡散符号とを乗算する際に、一般にスペクトラム拡
散信号よりも情報量の少ない拡散符号をシフトレジスタ
によりシフトさせ、スペクトラム拡散信号については、
各乗算手段に対応する複数の拡散信号記憶手段に順次格
納し、各乗算手段が対応する拡散信号記憶手段に格納さ
れるスペクトラム拡散信号と、対応するシフトレジスタ
のレジスタに格納される拡散符号とを乗算するようにし
ている。
【0018】したがって、上記構成のディジタルマッチ
トフィルタによれば、一般に情報量の多いスペクトラム
拡散信号をシフトレジスタによりシフトさせて、拡散符
号を乗算する場合に比して、各レジスタに格納される情
報の変化の総量が少ないため、スイッチング回数を少な
くすることができ、これにより消費電力を低減すること
ができる。
【0019】また上記の目的を達成するために、この発
明に係わるディジタルマッチトフィルタは、拡散信号格
納制御手段が、複数の拡散信号記憶手段にそれぞれ対応
する複数のレジスタよりなり、この複数のレジスタに1
つのフラグデータを格納し、レジスタ間でフラグデータ
をループシフトするシフトレジスタで、このシフトに応
動して各レジスタが格納するデータを対応する拡散信号
記憶手段に出力し、複数の拡散信号記憶手段が、通信相
手より受信したスペクトラム拡散信号がそれぞれ入力さ
れ、拡散信号格納制御手段の対応するレジスタからフラ
グデータが入力される場合に、スペクトラム拡散信号を
格納し、シフトレジスタが、拡散符号を格納し、複数の
乗算手段にそれぞれ対応する複数のレジスタよりなり、
この複数のレジスタ間で拡散符号をループシフトするも
のであって、スペクトラム拡散信号のコード長に応じ
て、拡散信号格納制御手段におけるループシフトで用い
るレジスタ数と、シフトレジスタにおけるループシフト
で用いるレジスタ数とを可変制御するシフト制御手段を
備えて構成するようにした。
【0020】上記構成のディジタルマッチトフィルタで
は、スペクトラム拡散信号のコード長に応じて、拡散信
号格納制御手段におけるループシフトで用いるレジスタ
数と、シフトレジスタにおけるループシフトで用いるレ
ジスタ数とを可変制御するようにしている。
【0021】したがって、上記構成のディジタルマッチ
トフィルタによれば、スペクトラム拡散信号と拡散符号
との乗算が、コード長に応じて行なわれることになるた
め、複数種のコード長のスペクトラム拡散信号に対する
相関値を求めることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わるディジタルマッチトフィルタの構成を
示すものである。このディジタルマッチトフィルタは、
受信レジスタ101〜104、係数シフトレジスタ20
0、乗算部300、加算部400、拡散信号格納制御回
路500、制御部600を備える。
【0023】受信レジスタ101〜104は、通信相手
より受信され、ディジタル信号に変換されたスペクトラ
ム拡散信号がそれぞれ入力されるが、後述の拡散信号格
納制御回路500よりフラグデータ「1」が入力される
場合にのみ、上記スペクトラム拡散信号を格納し、図示
しないクロック信号に応動して、格納しているスペクト
ラム拡散信号を乗算部300に出力する。
【0024】係数シフトレジスタ200は、係数レジス
タ201〜204と、セレクタ205と、係数設定器2
06とからなる。係数設定器206は、制御部600か
らの指示に応じて、拡散符号を生成し、セレクタ205
に出力する。
【0025】係数レジスタ201〜204は、上記クロ
ック信号に応動してそれぞれ格納するデータを、乗算部
300に出力するとともに、201,202,203,
204そして再び201とシフトするように各レジスタ
が円環を形成するシフトレジスタである。また、係数レ
ジスタ203と係数レジスタ204との間には、セレク
タ205が設けられている。
【0026】セレクタ205は、上記制御部600から
の指示に応じて、係数設定器206で生成される拡散符
号か、係数レジスタ201が出力するデータか、あるい
は係数レジスタ203が出力するデータを選択し、係数
レジスタ204に出力する。
【0027】乗算部300は、乗算器301〜304か
らなる。乗算器301は、受信レジスタ101から入力
されるスペクトラム拡散信号と係数レジスタ201から
入力される拡散符号とを乗算し、この乗算結果U0を加
算部400に出力する。
【0028】同様に、乗算器302は、受信レジスタ1
02からのスペクトラム拡散信号と係数レジスタ202
からの拡散符号とを、また乗算器303は、受信レジス
タ103からのスペクトラム拡散信号と係数レジスタ2
03からの拡散符号とを、そして乗算器304は、受信
レジスタ104からのスペクトラム拡散信号と係数レジ
スタ204からの拡散符号とを、それぞれ乗算し、この
乗算結果U1,U2,U3として加算部400に出力す
る。
【0029】加算部400は、例えば図2に示すよう
に、3つの加算器401〜403からなる。加算器40
1は、前述の加算結果U0とU1とを加算する。また、
加算器402は、前述の加算結果U2とU3とを加算す
る。そして、加算器403は、加算器401の加算結果
と加算器402の加算結果を加算し、この加算結果を相
関値として制御部600に出力する。
【0030】拡散信号格納制御回路500は、フラグレ
ジスタ501〜504と、セレクタ505と、フラグ設
定器506とからなる。フラグ設定器506は、制御部
600からの指示に応じて、「0」データかフラグデー
タとして「1」を生成し、セレクタ505に出力する。
【0031】フラグレジスタ501〜504は、上記ク
ロック信号に応動して格納するデータを、それぞれ対応
する受信レジスタ101〜104に出力するとともに、
501,502,503,504そして再び501とシ
フトするように各レジスタが円環を形成するシフトレジ
スタである。また、フラグレジスタ503とフラグレジ
スタ504との間には、セレクタ505が設けられてい
る。
【0032】セレクタ505は、上記制御部600から
の指示に応じて、フラグ設定器506で生成されるデー
タか、フラグレジスタ501が出力するデータか、ある
いはフラグレジスタ503が出力するデータを選択し、
フラグレジスタ504に出力する。
【0033】制御部600は、当該ディジタルマッチト
フィルタの各部を統括して制御するもので、例えば、上
記係数設定器206に対して、所定の周期で種々の拡散
符号を順次生成するように指示を与える。また、制御部
600は、拡散符号シフト制御手段600aと、フラグ
シフト制御手段600bと、符号長切換制御手段600
cとを備えている。
【0034】拡散符号シフト制御手段600aは、セレ
クタ205を切換制御して、上記係数設定器206にて
生成される拡散符号を係数レジスタ204に入力し、そ
して、上記クロック信号を係数シフトレジスタ200に
供給し、係数レジスタ201〜204に格納される拡散
符号を循環させて、各係数レジスタ201〜204に格
納される拡散符号を乗算部300に出力させる。
【0035】フラグシフト制御手段600bは、セレク
タ505を切換制御して、フラグ設定器506で生成さ
れるデータをフラグレジスタ504に入力し、そして、
上記クロック信号をフラグレジスタ501〜504に供
給し、フラグレジスタ501〜504上でフラグデータ
「1」を循環させて、このフラグデータを受信レジスタ
101〜104に順次出力させる。
【0036】符号長切換制御手段600cは、受信した
スペクトラム拡散信号のコード長が変化する場合に、セ
レクタ205,505を切換制御するものである。次に
上記構成のディジタルマッチトフィルタの動作を以下に
説明する。まず、スペクトラム拡散信号のコード長が
「4」の場合の動作について説明する。まず、動作初期
においては、拡散符号シフト制御手段600aが係数レ
ジスタ201〜204に、例えば図3に示すような拡散
符号をプリセットするために、セレクタ205を切換制
御して、上記係数設定器206にて生成される拡散符号
を係数レジスタ204に入力する。
【0037】尚、以下の説明において、R0,R1,R
2,R3は、それぞれ受信レジスタ101,102,1
03,104に格納されるスペクトラム拡散信号を示す
ものとし、A,B,C,Dは、それぞれ係数レジスタ2
04,203,202,201に格納される拡散符号を
示すものとし、そして、F0,F1,F2,F3は、そ
れぞれフラグレジスタ504,503,502,501
に格納されるデータを示すものとする。
【0038】一方、フラグシフト制御手段600bは、
フラグレジスタ501〜504に、フラグデータをプリ
セットするために、セレクタ505を切換制御して、フ
ラグ設定器506で生成されるデータをフラグレジスタ
504に入力する。
【0039】このような初期動作により、受信レジスタ
101〜104,係数レジスタ201〜204,フラグ
レジスタ501〜504はそれぞれ図4の「初期」の欄
に示すデータが格納(プリセット)される。
【0040】このようにして上記レジスタにデータがプ
リセットされると、符号長切換制御手段600cは、コ
ード長が「4」であるため、セレクタ205を切換制御
して、係数レジスタ203の出力が係数レジスタ204
に入力されるように接続し、また、フラグレジスタ50
3の出力がフラグレジスタ504に入力されるように接
続する。
【0041】その後、受信したスペクトラム拡散信号と
拡散符号の相関を検証するために、拡散符号シフト制御
手段600aが、クロック信号を係数シフトレジスタ2
00に供給し、係数レジスタ201〜204に格納され
る拡散符号を循環させて(図4の係数レジスタの欄参
照)、各係数レジスタ201〜204に格納される拡散
符号を乗算部300に出力させる。
【0042】一方、フラグシフト制御手段600bは、
クロック信号をフラグレジスタ501〜504に供給
し、フラグレジスタ501〜504上でフラグデータ
「1」を循環させる(図4のフラグレジスタの欄参
照)。
【0043】これにより、受信レジスタ101〜104
には、順にフラグデータ「1」が入力されることにな
り、これによりスペクトラム拡散信号が1データ毎に順
に受信レジスタ101〜104に格納される(図4の受
信レジスタの欄参照)。
【0044】そして、受信レジスタ101〜104に格
納されたスペクトラム拡散信号は、クロック信号に同期
して、それぞれ対応する乗算器301〜304に入力さ
れて、前述の拡散符号と乗算され、図4の乗算器出力U
0〜U3に示すような乗算結果が得られる。そして、こ
れらの乗算器出力U0〜U3は、加算部400で加算さ
れ、相関値が得られる。
【0045】次に、スペクトラム拡散信号のコード長が
「2」の場合の動作について説明する。まず、動作初期
においては、拡散符号シフト制御手段600aが係数レ
ジスタ201〜204に、例えば図5に示すような拡散
符号をプリセットするために、セレクタ205を切換制
御して、上記係数設定器206にて生成される拡散符号
を係数レジスタ204に入力する。
【0046】一方、フラグシフト制御手段600bは、
フラグレジスタ501〜504に、フラグデータをプリ
セットするために、セレクタ505を切換制御して、フ
ラグ設定器506で生成されるデータをフラグレジスタ
504に入力する。
【0047】このような初期動作により、受信レジスタ
101〜104,係数レジスタ201〜204,フラグ
レジスタ501〜504はそれぞれ図6の「初期」の欄
に示すデータが格納(プリセット)される。
【0048】このようにして上記レジスタにデータがプ
リセットされると、符号長切換制御手段600cは、コ
ード長が「2」であるため、セレクタ205を切換制御
して、係数レジスタ201の出力が係数レジスタ204
に入力されるように接続し、また、フラグレジスタ50
1の出力がフラグレジスタ504に入力されるように接
続する。尚、係数レジスタ202,203およびフラグ
レジスタ502,503にプリセットされた「0」デー
タは更新されない。
【0049】その後、受信したスペクトラム拡散信号と
拡散符号の相関を検証するために、拡散符号シフト制御
手段600aが、クロック信号を係数シフトレジスタ2
00に供給し、係数レジスタ201と204との間でそ
れぞれ格納される拡散符号を循環させて(図6の係数レ
ジスタの欄参照)、各係数レジスタ201〜204に格
納される拡散符号を乗算部300に出力させる。
【0050】一方、フラグシフト制御手段600bは、
クロック信号をフラグレジスタ501〜504に供給
し、フラグレジスタ501と504の間でフラグデータ
「1」を循環させる(図6のフラグレジスタの欄参
照)。
【0051】これにより、受信レジスタ101,104
には、交互にフラグデータ「1」が入力されることにな
り、これによりスペクトラム拡散信号が1データ毎に順
に受信レジスタ101,104に格納される(図6の受
信レジスタの欄参照)。
【0052】そして、受信レジスタ101〜104に格
納されたスペクトラム拡散信号は、クロック信号に同期
して、それぞれ対応する乗算器301〜304に入力さ
れて、前述の拡散符号と乗算され、図6の乗算器出力U
0〜U3に示すような乗算結果が得られる。そして、こ
れらの乗算器出力U0〜U3は、加算部400で加算さ
れ、相関値が得られる。
【0053】以上のように、上記構成のディジタルマッ
チトフィルタでは、1ビットで表現される拡散符号をシ
フトレジスタの構成を取る係数レジスタ201〜204
で循環させることにより、乗算器301〜304に上記
拡散符号を循環させて入力する。そして、通常5ビット
程度で表現されるスペクトラム拡散信号については、拡
散信号格納制御回路500が、乗算器301〜304に
それぞれ対応する受信レジスタ101〜104に、順に
格納して、それぞれ乗算器301〜304に出力するよ
うにしている。
【0054】すなわち、上記構成のディジタルマッチト
フィルタでは、情報量の多いスペクトラム拡散信号につ
いては、レジスタ間をシフトさせて乗算器301〜30
4に出力するのではなく、受信レジスタ101〜104
に格納されるスペクトラム拡散信号のうち、古いものか
ら順に新しいものに更新して各受信レジスタ101〜1
04に格納されるスペクトラム拡散信号を乗算器301
〜304に出力し、そして情報量の少ない拡散符号を循
環(シフト)させて乗算器301〜304に入力して、
相関値を求めるようにしている。
【0055】したがって、上記構成のディジタルマッチ
トフィルタによれば、従来のように、情報量の少ない拡
散符号を対応する固定的に乗算器に入力し、そして、情
報量の多いスペクトラム拡散信号をシフトさせるように
していた場合に比べて、各レジスタに格納される情報の
変化の総量が少ないため、スイッチング回数を少なくす
ることができ、これにより消費電力を低減することがで
きる。
【0056】また、上記構成のディジタルマッチトフィ
ルタでは、コード長が「2」と、設けたレジスタ(10
1〜104,201〜204,501〜504)の数
「4」よりも短いスペクトラム拡散信号の相関値を検証
する際には、コード長に応じたレジスタ(101,10
4,201,204,501,504)だけに上述のシ
フト動作やスペクトラム拡散信号の入力動作を行ない、
残るレジスタ(102,103,202,203,50
2,503)については「0」を格納しておくようにし
て乗算を行ない、相関値を求めるようにしている。
【0057】したがって、上記構成のディジタルマッチ
トフィルタによれば、相関値の計算に係わらない乗算器
302,303からの出力U1,U2は「0」となるた
め、コード長が「2」の場合にも相関値を求めることが
できる。
【0058】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、コード
長が「4」と「2」の場合を例とする構成で説明した
が、それ以上のコード長であっても、必要の応じたレジ
スタ、乗算器および加算器を設けて冗長構成をとること
により、実現でき、同様の効果を得られる。その他、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても
同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0059】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、スペ
クトラム拡散信号と拡散符号との相関を求めるために、
通信相手より受信したスペクトラム拡散信号と、拡散符
号とを乗算する際に、一般にスペクトラム拡散信号より
も情報量の少ない拡散符号をシフトレジスタによりシフ
トさせ、スペクトラム拡散信号については、各乗算手段
に対応する複数の拡散信号記憶手段に順次格納し、各乗
算手段が対応する拡散信号記憶手段に格納されるスペク
トラム拡散信号と、対応するシフトレジスタのレジスタ
に格納される拡散符号とを乗算するようにしている。
【0060】したがって、この発明によれば、一般に情
報量の多いスペクトラム拡散信号をシフトレジスタによ
りシフトさせて、拡散符号を乗算する場合に比して、各
レジスタに格納される情報の変化の総量が少ないため、
スイッチング回数を少なくすることができ、これにより
消費電力を低減することが可能なディジタルマッチトフ
ィルタを提供できる。
【0061】また、この発明では、スペクトラム拡散信
号のコード長に応じて、拡散信号格納制御手段における
ループシフトで用いるレジスタ数と、シフトレジスタに
おけるループシフトで用いるレジスタ数とを可変制御す
るようにしている。
【0062】したがって、上記構成のディジタルマッチ
トフィルタによれば、スペクトラム拡散信号と拡散符号
との乗算が、コード長に応じて行なわれることになるた
め、複数種のコード長のスペクトラム拡散信号に対する
相関値を求めることが可能なディジタルマッチトフィル
タを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるディジタルマッチトフィルタ
の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したディジタルマッチトフィルタの加
算部の構成を示す回路ブロック図。
【図3】図1に示したディジタルマッチトフィルタの係
数レジスタに、コード長が「4」の場合にプリセットさ
れる拡散符号を示す図。
【図4】図1に示したディジタルマッチトフィルタの各
レジスタに、コード長が「4」の場合に格納されるデー
タの遷移を説明するための図。
【図5】図1に示したディジタルマッチトフィルタの係
数レジスタに、コード長が「2」の場合にプリセットさ
れる拡散符号を示す図。
【図6】図1に示したディジタルマッチトフィルタの各
レジスタに、コード長が「2」の場合に格納されるデー
タの遷移を説明するための図。
【図7】従来のディジタルマッチトフィルタの構成を示
す回路ブロック図。
【図8】図7に示した従来のディジタルマッチトフィル
タに入力されるペクトラム拡散信号の例を時刻に対応さ
せて表した図。
【図9】図7に示した従来のディジタルマッチトフィル
タの各レジスタに格納されるデータの遷移を説明するた
めの図。
【符号の説明】
101〜104…受信レジスタ 200…係数シフトレジスタ 201〜204…係数レジスタ 205,505…セレクタ 206…係数設定器 300…乗算部 301〜304…乗算器 400…加算部 401〜403…加算器 500…拡散信号格納制御回路 501〜504…フラグレジスタ 506…フラグ設定器 600…制御部 600a…拡散符号シフト制御手段 600b…フラグシフト制御手段 600c…符号長切換制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手より受信したスペクトラム拡散
    信号を格納可能な複数の拡散信号記憶手段と、 所定の順序に従って、受信した前記スペクトラム拡散信
    号を前記複数の拡散信号記憶手段の1つに格納させる拡
    散信号格納制御手段と、 拡散符号を格納する複数のレジスタよりなり、前記レジ
    スタ間で前記拡散符号をシフトするシフトレジスタと、 前記複数の拡散信号記憶手段の1つと、前記シフトレジ
    スタを構成するレジスタの1つにそれぞれ対応し、対応
    する拡散信号記憶手段に格納されるスペクトラム拡散信
    号と、対応する前記レジスタに格納される拡散符号とを
    乗算する複数の乗算手段と、 この複数の乗算手段の乗算結果を加算して、前記通信相
    手より受信したスペクトラム拡散信号と、前記シフトレ
    ジスタに格納される拡散符号の相関を求める加算手段と
    を具備することを特徴とするディジタルマッチトフィル
    タ。
  2. 【請求項2】 前記拡散信号格納制御手段は、前記複数
    の拡散信号記憶手段にそれぞれ対応する複数のレジスタ
    よりなり、この複数のレジスタに1つのフラグデータを
    格納し、前記レジスタ間でフラグデータをループシフト
    するシフトレジスタで、このシフトに応動して各レジス
    タが格納するデータを対応する前記拡散信号記憶手段に
    出力するものであって、 前記複数の拡散信号記憶手段は、通信相手より受信した
    スペクトラム拡散信号がそれぞれ入力され、前記拡散信
    号格納制御手段の対応するレジスタからフラグデータが
    入力される場合に、前記スペクトラム拡散信号を格納す
    ることを特徴とする請求項1に記載のディジタルマッチ
    トフィルタ。
  3. 【請求項3】 前記シフトレジスタは、拡散符号を格納
    し、前記複数の乗算手段にそれぞれ対応する複数のレジ
    スタよりなり、この複数のレジスタ間で前記拡散符号を
    ループシフトすることを特徴とする請求項1に記載のデ
    ィジタルマッチトフィルタ。
  4. 【請求項4】 前記拡散信号格納制御手段は、前記複数
    の拡散信号記憶手段にそれぞれ対応する複数のレジスタ
    よりなり、この複数のレジスタに1つのフラグデータを
    格納し、前記レジスタ間でフラグデータをループシフト
    するシフトレジスタで、このシフトに応動して各レジス
    タが格納するデータを対応する前記拡散信号記憶手段に
    出力し、 前記複数の拡散信号記憶手段は、通信相手より受信した
    スペクトラム拡散信号がそれぞれ入力され、前記拡散信
    号格納制御手段の対応するレジスタからフラグデータが
    入力される場合に、前記スペクトラム拡散信号を格納
    し、 前記シフトレジスタは、拡散符号を格納し、前記複数の
    乗算手段にそれぞれ対応する複数のレジスタよりなり、
    この複数のレジスタ間で前記拡散符号をループシフトす
    るものであって、 前記スペクトラム拡散信号のコード長に応じて、前記拡
    散信号格納制御手段におけるループシフトで用いるレジ
    スタ数と、前記シフトレジスタにおけるループシフトで
    用いるレジスタ数とを可変制御するシフト制御手段を備
    えることを特徴とする請求項1に記載のディジタルマッ
    チトフィルタ。
JP30555198A 1998-10-27 1998-10-27 ディジタルマッチトフィルタ Pending JP2000134134A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30555198A JP2000134134A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 ディジタルマッチトフィルタ
US09/426,750 US6577676B1 (en) 1998-10-27 1999-10-26 Digital matched filter
GB9925477A GB2344980B (en) 1998-10-27 1999-10-27 Digital matched filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30555198A JP2000134134A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 ディジタルマッチトフィルタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000134134A true JP2000134134A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17946529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30555198A Pending JP2000134134A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 ディジタルマッチトフィルタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6577676B1 (ja)
JP (1) JP2000134134A (ja)
GB (1) GB2344980B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089085A1 (fr) * 2000-05-16 2001-11-22 Yozan Inc. Filtre adapte
US6985517B2 (en) 2000-11-09 2006-01-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Matched filter and correlation detection method

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7411997B2 (en) * 2001-03-26 2008-08-12 Japan Science And Technology Corporation Apparatus and method for filtering a spectrum spread communication
US7522656B2 (en) * 2005-03-16 2009-04-21 Nokia Corporation Reception of multiple code length CDMA transmissions
JP5032538B2 (ja) * 2009-08-28 2012-09-26 株式会社東芝 伝送路応答推定器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10229378A (ja) 1996-04-02 1998-08-25 Sharp Corp マッチドフィルタ
JP3884115B2 (ja) * 1996-12-10 2007-02-21 三菱電機株式会社 デジタルマッチドフィルタ
JP3408944B2 (ja) 1997-04-24 2003-05-19 シャープ株式会社 スペクトル直接拡散通信システムにおける復調装置及び同システムにおける相関器
JP3722844B2 (ja) 1997-07-30 2005-11-30 松下電器産業株式会社 デジタルマッチトフィルタ
JP3397695B2 (ja) 1998-07-16 2003-04-21 松下電器産業株式会社 相関検出装置及びcdma受信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001089085A1 (fr) * 2000-05-16 2001-11-22 Yozan Inc. Filtre adapte
US6985517B2 (en) 2000-11-09 2006-01-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Matched filter and correlation detection method

Also Published As

Publication number Publication date
GB2344980A (en) 2000-06-21
GB9925477D0 (en) 1999-12-29
US6577676B1 (en) 2003-06-10
GB2344980B (en) 2000-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6339781B1 (en) M-sequence generator and PN code generator with mask table for obtaining arbitrary phase shift
JP4245227B2 (ja) デジタルマッチドフィルタ
JPH118567A (ja) マッチドフィルタおよび同期方法
JP2000134134A (ja) ディジタルマッチトフィルタ
US7958179B2 (en) Arithmetic method and device of reconfigurable processor
JP3397695B2 (ja) 相関検出装置及びcdma受信装置
JP3869674B2 (ja) スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ
US6275558B1 (en) Circuit and method for arbitrarily shifting M-sequence
US6731670B1 (en) Method and circuit for generating spreading codes
US7047271B2 (en) DSP execution unit for efficient alternate modes for processing multiple data sizes
US6735189B1 (en) Flexible CDMA combiner
JPH1188118A (ja) マッチトフィルタ及びタイミング検出方法
JPH10285079A (ja) スペクトル拡散受信機
US6801568B2 (en) Despreading apparatus and method for CDMA signal
JP3640630B2 (ja) マッチドフィルタ
JP3583349B2 (ja) 受信機および逆拡散符号生成方法
JPH1155160A (ja) スペクトル拡散受信機
CN1561581B (zh) 在数字信号处理器中恢复被解扩信号的方法和用于恢复被解扩信号的数字信号处理器
WO2001045256A1 (fr) Filtre numerique acyclique et radio-recepteur equipe de ce filtre
US7688919B1 (en) Parallel samples, parallel coefficients, time division multiplexing correlator architecture
KR100691925B1 (ko) 유연한 cdma 결합기
JP3318275B2 (ja) 相関器およびそれを備えた通信機
JP3618554B2 (ja) 符号発生方法および符号発生装置
JP2003283370A (ja) 相関器
US20010009575A1 (en) Matching filter calculating correlation valve utilizing exclusive-or of two data and exclusive-or of two codes corresponding to the input data