JP2002198417A - ウェハ加熱装置 - Google Patents

ウェハ加熱装置

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JP2002198417A
JP2002198417A JP2000393452A JP2000393452A JP2002198417A JP 2002198417 A JP2002198417 A JP 2002198417A JP 2000393452 A JP2000393452 A JP 2000393452A JP 2000393452 A JP2000393452 A JP 2000393452A JP 2002198417 A JP2002198417 A JP 2002198417A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方の主面をウェハ載置面とし、該載置面にウ
ェハを支持するための支持ピンを有し、他方の主面に複
数個の温度制御用のセンサーを有するウェハ加熱装置に
おいて、オーバーシュート量を小さくするとともに、ウ
ェハ温度が安定するまでの時間を短縮する。 【解決手段】他方の主面に複数の温度制御用のセンサー
を備えるとともに、該センサー取り付け位置の中心から
最も近い支持ピンまでの距離を3.7mm〜75mmの範囲
内とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にウェハを加熱
するのに用いるウェハ加熱装置に関するものであり、例
えば、半導体ウェハや液晶装置あるいは回路基盤等のウ
ェハ上に薄膜を形成したり、前記ウェハ上に塗布された
レジスト液を乾燥焼き付けしてレジスト膜を形成するの
に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体製造装置の製造工程にお
ける、半導体薄膜の成膜装置、エッチング処理、レジス
ト膜の焼き付け処理等においては、半導体ウェハ(以
下、ウェハと略す)を加熱するためにウェハ加熱装置が
用いられている。
【0003】従来の半導体製造装置は、まとめて複数の
ウェハを成膜処理するバッチ式のものが使用されていた
が、ウェハの大きさが200mmから300mmと大型化す
るにつれ、処理精度を高めるために、1枚づつ処理する
枚葉式と呼ばれる手法が近年実施されている。しかしな
がら、枚葉式にすると1回あたりの処理数が減少するた
め、ウェハの処理時間の短縮が必要とされている。この
ため、ウェハ支持部材に対して、ウェハの加熱時間の短
縮や温度精度の向上が要求されていた。
【0004】このうち、半導体ウェハ上へのレジスト膜
の形成にあたっては、図5に示すような、炭化珪素、窒
化アルミニウムやアルミナ等のセラミックスからなる均
熱板32の一方の主面をウェハWを載せる載置面とし、
他方の主面には酸化膜53、絶縁層34を介して発熱抵
抗体35が設置され、さらに前記発熱抵抗体35に導通
端子37が弾性体38により固定された構造のウェハ加
熱装置31が用いられていた。そして、前記均熱板32
は、支持体41にボルト47で固定され、さらに均熱板
32の内部には、発熱体中心部に温度制御用センサーと
して熱電対40が挿入され、これにより均熱板32の温
度を所定に保つように、導入端子37から発熱抵抗体3
5に供給される電力を調整するシステムとなっていた。
また、導入端子37は、板状構造部43に絶縁材39を
介して固定されていた。
【0005】そして、ウェハ加熱装置31の載置面33
に、レジスト液が塗布されたウェハWを載せたあと、発
熱抵抗体35を発熱させることにより、均熱板32を介
して載置面33上のウェハWを加熱し、レジスト液を乾
燥焼き付けしてウェハW上にレジスト膜を形成するよう
になっていた。
【0006】このようなウェハ加熱装置31において、
ウェハWの表面全体に均質な膜を形成したり、レジスト
膜の加熱反応状態を均質にするためには、ウェハWの温
度分布を均一にすることが重要である。ウェハWの温度
分布を小さくするため、加熱用のヒータを内蔵したウェ
ハ加熱装置31において、発熱抵抗体35の抵抗分布を
調整したり、発熱抵抗体35の温度を分割制御したり、
熱引きを発生したりするような構造部を接続する場合、
その接続部の発熱量を増大させる等の提案がされてお
り、前記の分割制御が今後、主流に置き換わろうとして
いる。
【0007】また、別の手法として、ウェハWの載置面
32からの汚染防止の目的で、均熱板32の載置面32
に設置されているウェハWを支持する為の支持ピン44
の高さを調整することにより、ウェハWと載置面33と
の間隔を調整し、ウェハWの温度を均一にすることが提
案されている。
【0008】さらに、半導体の設計ルールは年々微細化
の方向に進んでおり、より均一な温度分布で加熱できる
ようなウェハ加熱装置31が市場より求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のウェハ
加熱装置31では、温度制御用センサーである熱電対4
0と支持ピン44との位置関係が管理されていなかった
ため、温度バラツキが大きいものであった。
【0010】即ち、ウェハWは大きいもので数百μmの
反りが有り、支持ピン44より離れた部分ではウェハW
の反りを吸収できず、間隔が狭くなったり、広くなった
りする。目的の温度に制御されているウェハ加熱装置3
1の載置面33へ室温に冷やされたウェハWを載置、加
熱処理を行うと、前述の間隔が狭い部分では、ウェハW
からの熱引きの影響が大きく、均熱板32の温度は急激
に下がる。その為、この部分を制御している発熱抵抗体
5には大量の電力が供給され、ウェハWの温度を急激に
上昇させてしまう。また逆に間隔が広い部分では、熱引
きの影響が小さく、均熱板32の温度が下がらない。そ
の為、該部分を制御している発熱抵抗体5には、少量の
電力しか供給されず、ウェハWの温度は、ゆっくりと上
昇する。この結果、ウェハWの温度は、昇温時に大きく
バラツいてしまうという課題があった。そして、この温
度バラツキは、成膜バラツキや、レジスト膜の反応状態
を不均一にしてしまうという問題を引き起こした。
【0011】また、この問題を解消するために支持ピン
44の数を増やすという手法も考えられるが、実際、支
持ピン44付近のウェハWの温度は、支持ピン44との
接触による熱伝導の影響を受け、他の部分とは異なり、
この部分のレジスト膜の反応状態も異なっている。この
為、支持ピン44の数を増やすことは、レジスト膜の反
応不均一部を増やす結果となってしまい、効果的な対策
とはなり得ない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の問
題について鋭意検討した結果、セラミックスからなる均
熱板の一方の主面をウェハ載置面とし、該載置面にウェ
ハを支持するための支持ピンを有し、他方の主面または
内部に発熱抵抗体を有するウェハ加熱装置において、他
方の主面に複数の温度制御用のセンサーを備え、該セン
サーの取り付け位置とこれに最も近い支持ピンとの距離
を3.7mm〜75mmとすることにより、上記課題を解決
できることを見出した。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は本発明に係わるウェハ加熱装置1の
1例を示す断面図であり、炭化珪素、炭化硼素、窒化硼
素、窒化珪素、窒化アルミニウムを主成分とするセラミ
ックスからなる均熱板2の一方の主面を、ウェハWを載
せる載置面3とすると共に、他方の主面に発熱抵抗体5
を形成したものである。
【0015】また、発熱抵抗体5には、金や銀、パラジ
ウム、白金等の材質からなる給電部6が形成され、該給
電部6に導通端子7を押圧して接触させることにより、
導通が確保されている。
【0016】さらに、均熱板2と支持体11の外周にボ
ルトを貫通させ、均熱板2側より弾性体8、座金18を
介在させてナットを螺着することにより弾性的に固定し
ている。これにより、均熱板2の温度を変更したり載置
面3にウェハを載せ均熱板2の温度が変動した場合に、
支持体11変形が発生しても、上記弾性体8によってこ
れを吸収し、これにより均熱板2の反りを防止し、ウェ
ハ加熱におけるウェハW表面に温度分布が発生すること
を防止できる。
【0017】均熱板2のウェハ載置面3にはウェハを支
持するための支持ピン14が設けられており、該支持ピ
ン14のウェハ支持部は曲面状としている。これは、ウ
ェハWの損傷を抑えるのに効果的である。
【0018】また、支持体11は板状構造体13と側壁
部とからなり、該板状構造体13には発熱抵抗体5に電
力を供給するための導通端子7が絶縁材9を介して設置
されている。そして、前記導通端子7は、給電部6に弾
性体8により押圧される構造となっている。また、前記
板状構造体13は、複数の層から構成されている。
【0019】さらに、均熱板2には、温度制御用のセン
サー10として熱電対を設置しており、該センサー10
が検知した温度に適した電力量を、発熱抵抗体5に供給
することにより均熱板2の温度を制御する構成となって
いる。
【0020】本発明のウェハ加熱装置1は、前記センサ
ー10取り付け位置の中心とこれに最も近い支持ピン1
4との距離を3.7mm〜75mmの範囲内としてある。こ
れは、図2(a)に示すように、前記センサー10の取
り付け位置の中心から半径3.7〜75mmの円内に、
最も近い支持ピン14の中心が含まれることを意味す
る。
【0021】支持ピン14の中心とセンサー10の中心
の距離が75mmを越える場合、例えば支持ピン14の
載置面3からの突出高さhを100μmに調整したとし
ても、支持ピン14から75mm以上離れた部分では、
ウェハWと載置面3との間隔は、70μmになったり、
130μmになったりと、ウェハWの反りにより様々な
状態になってしまう。このようなウェハWと載置面3の
間隔が様々な状態になるような位置にセンサー10があ
ると、前述の間隔が狭い場合には、載置面3にウェハW
を載置した際、均熱板2の温度は、熱電対10の付近の
み、その周囲に比べ温度が下がり過ぎる。その低すぎる
温度をセンサー10が検知し温度制御すると、発熱抵抗
体5に必要以上の電力を供給してしまい、温度が高くな
りすぎる。また、逆に前記間隔が広い場合は、センサー
10が検知している部分の均熱板2の温度が下がらず、
発熱抵抗体5に少量の電力量しか供給されず温度が低く
なりすぎ、ウェハWの昇温過渡時の温度バラツキが大き
くなってしまう。その結果、レジストの処理も不均一に
なってしまう。
【0022】また、支持ピン14の中心とセンサー10
中心との距離が3.7mm未満となると、支持ピン14
とウェハWが接触してしまう為、センサー10が支持ピ
ン14の熱伝導の影響を大きく受けてしまう。例えば、
熱伝導率の高い材料を支持ピン14に用いた場合、室温
に冷えたウェハWを載置すると支持ピン14付近の均熱
板2の温度は、他の部分に比べ低くなる。また、逆に熱
伝導率の低い材料を用いると、逆に温度が高くなる。そ
の為、支持ピン14の近傍にセンサー10を設置する
と、正確な温度制御が出来なくなり、その結果、温度バ
ラツキが大きくなり、均一なレジストの処理が出来なく
なってしまう。
【0023】この理由により、センサー10の中心とこ
れに最も近い支持ピン14の中心との距離は、3.7〜
75mmの範囲とする。さらに好ましくは、この距離は
3.7〜67mmの範囲がよい。
【0024】また、前記発熱抵抗体5は、複数のブロッ
クに分割してあることが好ましく、その際、複数のセン
サー10は、各ブロックの略中心に取り付けることが好
ましい。ここで、略中心とは、発熱抵抗体5のひとつの
ブロックに対し、その中心から周方向の幅1/4程度、
径方向の幅1/4の範囲をいう。このセンサー取り付け
位置が中心からずれていると、隣の発熱抵抗体5パター
ンの影響を受けて、本来制御すべき部位の温度を正確に
検知できなくなるので、温度制御がばらついてしまう。
【0025】また、センサー10の取り付け深さは、均
熱板2の厚みの1/2〜4/5とすることが好ましい。
前記深さを均熱板2の厚みの4/5を越える深さとする
と、発熱抵抗体5からの熱をセンサー10が早く検知し
過ぎて、発熱抵抗体5への通電が早くカットされてしま
い、ウェハW全体の温度が目標温度まで到達するのが遅
くなってしまう。また、前記深さが均熱板2の厚みの1
/2未満とすると、発熱抵抗体5からの熱をセンサー1
0が検知するのが遅くなり、ウェハWの温度がオーバー
シフトしてしまうので好ましくない。
【0026】また、センサー10の例としては、線径が
1.5mmφ以下のシース型熱電対、素線径が1.0m
m以下の素線の熱電対、白金抵抗素子等を使用すること
ができる。また、熱電対の種類としては、クロメル−ア
ルメル、銅−コンスタンタン、鉄−コンスタンタン、P
t−Rh等、用途に応じて色々なものを使用することが
可能である。
【0027】また、図3に示すように、支持ピン14は
凹部15に接合せずに単に載置しておくだけでよい。そ
の場合、脱落を防止するために、固定治具24を凹部1
5の上部に設置する。この固定治具24は、支持ピン1
4とは接触しても接触しなくても特に支障はなく、固定
治具24は市販のスナップリングを用いても何ら問題な
い。ただし、固定治具24の材質としては、Ni、SU
S316、SUS631、42アロイ、インコネル、イ
ンコロイ等、耐熱金属のものを使用することが好まし
い。
【0028】そして、支持ピン14の載置面3からの突
出高さhは、0.05〜0.5mmに調整することが好
ましい。前記突出高さhが0.05mm未満となると、
均熱板2の温度を拾いやすくなり昇温過渡時の温度バラ
ツキが大きくなりすぎるので好ましくない。また、前記
突出高さhが0.5mmを越えるとウェハW交換後のウ
ェハW温度の昇温応答性が悪くなり、ウェハWの温度が
安定するまでの時間が長くなるので好ましくない。これ
に対し、前記突出高さhを0.05〜0.5mmとする
と、昇温過渡時の温度バラツキを小さくすることがで
き、かつウェハWの温度を速やかに安定させることがで
きる。より好ましくは0.05〜0.3mmの範囲とす
る方がよい。
【0029】また、前記支持ピン14の先端は曲面形状
をなすとともに、該曲面部分の中心線平均粗さは0.8
μm以下とすることが好ましい。なぜならば、ウェハW
に対するパーティクル付着を低減させるためには、ウェ
ハWを支持する部材はウェハWを傷つけるものであって
はならないことはもちろんのこと、ウェハWに接触する
面積は少ない方が良いためである。
【0030】また、支持ピン14は、図2に示すよう
に、同心円上に略等間隔に配置することが好ましい。こ
れにより、ウエハをバランス良く支持することができ
る。
【0031】また、均熱板2を弾性的に支持体11に保
持することにより、支持体11内の温度分布によって発
生する反りを、この弾性的構造で緩和することができる
ので、均熱板2の平坦度を維持することが可能となる。
【0032】ところで、金属製の支持体11は、側壁部
と板状構造体13を有し、該板状構造体13には、その
面積の5〜50%にあたる開口部が形成されている。ま
た、該板状構造体13には、必要に応じて他に、均熱板
2の発熱抵抗体5に給電するための給電部6と導通する
ための導通端子7、均熱板2を冷却するためのガス噴出
口、均熱板2の温度を測定するためのセンサー10を設
置する。
【0033】また、不図示のリフトピンは支持体11内
に昇降自在に設置され、ウェハWを載置面3上に載せた
り、載置面3より持ち上げるために使用される。そし
て、このウェハ加熱装置1により半導体ウェハWを加熱
するには、載置面3を所定の温度に加熱しておく。次に
不図示の搬送アームにて載置面3の上方まで運ばれたウ
ェハWをリフトピンにより支持したあと、リフトピンを
降下させてウェハWを載置面3上に載せる。次に、ウェ
ハWの熱引きによる載置面の温度降下をセンサー10に
より検出し、その結果を元に最適な電力を給電部6に通
電して発熱抵抗体5を発熱させ、絶縁層4及び均熱板2
を介して載置面3上のウェハWを加熱する。
【0034】このとき、本発明によれば、均熱板2を炭
化珪素質焼結体、炭化硼素質焼結体、窒化硼素質焼結
体、窒化珪素質焼結体、もしくは窒化アルミニウム質焼
結体により形成してあることから、熱を加えても変形が
小さく、板厚を薄くできるため、所定の処理温度に加熱
するまでの昇温時間及び所定の処理温度から室温付近に
冷却するまでの冷却時間を短くすることができ、生産性
を高めることができるとともに、60W/m・K以上の
熱伝導率を有することから、薄い板厚でも発熱抵抗体5
のジュール熱を素早く伝達し、載置面3の温度バラツキ
を極めて小さくすることができる。しかも、大気中の水
分等と反応してガスを発生させることもないため、半導
体ウェハW上へのレジスト膜の貼付に用いたとしても、
レジスト膜の組織に悪影響を与えることがなく、微細な
配線を高密度に形成することが可能である。
【0035】ところで、このような特性を満足するに
は、均熱板2の板厚を1mm〜7mmとすると良い。こ
れは、板厚が1mm未満であると、板厚が薄すぎるため
に温度バラツキを平準化するという均熱板2としての効
果が小さく、発熱抵抗体5におけるジュール熱のバラツ
キがそのまま載置面3の温度バラツキとして表れるた
め、載置面3の均熱化が難しいからであり、逆に板厚が
7mmを越えると、均熱板2の熱容量が大きくなり過
ぎ、所定の処理温度に加熱するまでの昇温時間や温度変
更時の冷却時間が長くなり、生産性を向上させることが
できないからである。
【0036】また、均熱板2を形成するセラミックスと
しては、炭化珪素、炭化硼素、窒化硼素、窒化珪素、窒
化アルミニウムのいずれか1種以上を主成分とするもの
を使用することができる。
【0037】炭化珪素質焼結体としては、主成分の炭化
珪素に対し、焼結助剤として硼素(B)と炭素(C)を
含有した焼結体や、主成分の炭化珪素に対し、焼結助剤
としてアルミナ(Al23)とイットリア(Y23)を
含有し1900〜2200℃で焼成した焼結体を用いる
ことができ、また、炭化珪素はα型を主体とするもの、
あるいはβ型を主体とするもののいずれであっても構わ
ない。
【0038】また、炭化硼素質焼結体としては、主成分
の炭化硼素に対し、焼結助剤として炭素を3〜10重量
%混合し、2000〜2200℃でホットプレス焼成す
ることにより焼結体を得ることができる。
【0039】そして、窒化硼素質焼結体としては、主成
分の窒化硼素に対し、焼結助剤として30〜45重量%
の窒化アルミニウムと5〜10重量%の希土類元素酸化
物を混合し、1900〜2100℃でホットプレス焼成
することにより焼結体を得ることができる。窒化硼素の
焼結体を得る方法としては、他に硼珪酸ガラスを混合し
て焼結させる方法があるが、この場合熱伝導率が著しく
低下するので好ましくない。
【0040】また、窒化珪素質焼結体としては、主成分
の窒化珪素に対し、焼結助剤として3〜12重量%の希
土類元素酸化物と0.5〜3重量%のAl23、さらに
焼結体に含まれるSiO2量として1.5〜5重量%と
なるようにSiO2を混合し、1650〜1750℃で
ホットプレス焼成することにより焼結体を得ることがで
きる。ここで示すSiO2量とは、窒化珪素原料中に含
まれる不純物酸素から生成するSiO2と、他の添加物
に含まれる不純物としてのSiO2と、意図的に添加し
たSiO2の総和である。
【0041】また、窒化アルミニウム質焼結体として
は、主成分の窒化アルミニウムに対し、焼結助剤として
23やYb23等の希土類元素酸化物と必要に応じて
CaO等のアルカリ土類金属酸化物を添加して十分混合
し、平板状に加工した後、窒素ガス中1900〜210
0℃で焼成することにより得られる。
【0042】これらの焼結体は、その用途により材質を
選択して使用する。例えば、レジスト膜の乾燥に使用す
る場合は、窒化物は水分と反応してアンモニアガスを発
生し、これがレジスト膜に悪影響を及ぼすので使用でき
ない。また、800℃程度の高温で使用する可能性のあ
るCVD用のウェハ加熱装置の場合は、ガラスを多く含
む窒化硼素系の材料は、均熱板2が使用中に変形してし
まい均熱性が損なわれてしまう可能性がある。
【0043】さらに、均熱板2の載置面3とは反対側の
主面は、ガラスや樹脂からなる絶縁層4との密着性を高
める観点から、平面度20μm以下、面粗さを中心線平
均粗さ(Ra)で0.1μm〜0.5μmに研磨してお
くことが好ましい。
【0044】一方、炭化珪素質焼結体を均熱板2として
使用する場合、多少導電性を有する均熱板2と発熱抵抗
体5との間の絶縁を保つ絶縁層4としては、ガラス又は
樹脂を用いることが可能であり、ガラスを用いる場合、
その厚みが100μm未満では耐電圧が1.5kVを下
回り絶縁性が保てず、逆に厚みが350μmを越える
と、均熱板2を形成する炭化珪素質焼結体や窒化アルミ
ニウム質焼結体との熱膨張差が大きくなり過ぎるため
に、クラックが発生して絶縁層4として機能しなくな
る。その為、絶縁層4としてガラスを用いる場合、絶縁
層4の厚みは100μm〜350μmの範囲で形成する
ことが好ましく、望ましくは200μm〜350μmの
範囲で形成することが良い。
【0045】また、均熱板2を、窒化アルミニウムを主
成分とするセラミック焼結体で形成する場合は、均熱板
2に対する発熱抵抗体5の密着性を向上させるために、
ガラスからなる絶縁層4を形成する。ただし、発熱抵抗
体5の中に十分なガラスを添加し、これにより十分な密
着強度が得られる場合は、省略することが可能である。
【0046】次に、絶縁層4に樹脂を用いる場合、その
厚みが30μm未満では、耐電圧が1.5kVを下回
り、絶縁性が保てなくなるとともに、発熱抵抗体5にレ
ーザ加工等によってトリミングを施した際に絶縁層4を
傷つけてしまい、絶縁層4として機能しなくなり、逆に
厚みが150μmを越えると、樹脂の焼付け時に発生す
る溶剤や水分の蒸発量が多くなり、均熱板2との間にフ
クレと呼ばれる泡状の剥離部ができ、この剥離部の存在
により熱伝達が悪くなるため、載置面3の均熱化が阻害
される。その為、絶縁層4として樹脂を用いる場合、絶
縁層4の厚みは30μm〜150μmの範囲で形成する
ことが好ましく、望ましくは60μm〜150μmの範
囲で形成することが良い。
【0047】また、絶縁層4を形成する樹脂としては、
200℃以上の耐熱性と、発熱抵抗体5との密着性を考
慮すると、ポリイミド樹脂、ポリイミドアミド樹脂、ポ
リアミド樹脂等が好ましい。
【0048】なお、ガラスや樹脂から成る絶縁層4を均
熱板2上に被着する手段としては、前記ガラスペースト
又は樹脂ペーストを均熱板2の中心部に適量落とし、ス
ピンコーティング法にて伸ばして均一に塗布するか、あ
るいはスクリーン印刷法、ディッピング法、スプレーコ
ーティング法等にて均一に塗布したあと、ガラスペース
トにあっては、600℃以上の温度で、樹脂ペーストに
あっては、300℃以上の温度で焼き付ければ良い。ま
た、絶縁層4としてガラスを用いる場合、予め炭化珪素
質焼結体又は炭化硼素質焼結体から成る均熱板2を12
00℃程度の温度に加熱し、絶縁層4を被着する表面を
酸化処理し酸化膜23を形成することで、ガラスから成
る絶縁層4との密着性を高めることができる。
【0049】さらに、絶縁層4上に被着する発熱抵抗体
5としては、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、パ
ラジウム(Pd)、白金(Pt)等の金属を、蒸着法や
メッキ法にて直接被着するか、あるいは前記金属や酸化
レニウム(Re23)、ランタンマンガネート(LaM
nO3)等の酸化物を導電材として含む樹脂ペーストや
ガラスペーストを用意し、所定のパターン形状にスクリ
ーン印刷法等にて印刷したあと焼付けて前記導電材を樹
脂やガラスから成るマトリックスで結合すれば良い。マ
トリックスとしてガラスを用いる場合、結晶化ガラス、
非晶質ガラスのいずれでも良いが、熱サイクルによる抵
抗値の変化を抑えるために結晶化ガラスを用いることが
好ましい。
【0050】ただし、発熱抵抗体5に銀又は銅を用いる
場合、マイグレーションが発生する恐れがあるため、こ
のような場合には、発熱抵抗体5を覆うように絶縁層4
と同一の材質から成る保護膜を30μm程度の厚みで被
覆しておけば良い。
【0051】また、図示しないが、発熱抵抗体5を内蔵
するタイプの均熱板2に関しては、熱伝導率が高く電気
絶縁性が高い窒化アルミニウム質焼結体を用いることが
好ましい。この場合、窒化アルミニウムを主成分とし焼
結助剤を適宜含有する原料を十分混合したのち円盤状に
成形し、その表面にWもしくはWCからなるペーストを
発熱抵抗体5のパターン形状にプリントし、その上に別
の窒化アルミニウム成形体を重ねて密着した後、窒素ガ
ス中1900〜2100℃の温度で焼成することにより
発熱抵抗体5を内蔵した均熱板2得ることが出来る。ま
た、発熱抵抗体5からの導通は、窒化アルミニウム質基
材にスルーホール19を形成し、タングステン(W)も
しくはタングステンカーバイド(WC)からなるペース
トを埋め込んだ後焼成するようにして表面に電極を引き
出すようにすれば良い。また、給電部6は、ウェハWの
加熱温度が高い場合、Au、Ag、Pt等の貴金属を主
成分とするペーストを前記スルーホール19の上に塗布
し900〜1000℃で焼き付けすることにより、内部
の発熱抵抗体5の酸化を防止することができる。
【0052】上記絶縁層4を形成するガラスの特性とし
ては、結晶質又は非晶質のいずれでも良く、例えばレジ
スト乾燥用に使用する場合、耐熱温度が200℃以上で
かつ0℃〜200℃の温度域における熱膨張係数が均熱
板2を構成するセラミックスの熱膨張係数に対し−5〜
+5×10-7/℃の範囲にあるものを適宜選択して用い
ることが好ましい。即ち、熱膨張係数が前記範囲を外れ
たガラスを用いると、均熱板2を形成するセラミックス
との熱膨張差が大きくなりすぎるため、ガラスの焼付け
後の冷却時において、均熱板2に反りが発生したり、ク
ラックや剥離等の欠陥が生じ易いからである。
【0053】
【実施例】実施例 1 炭化珪素原料に3重量%のB4Cと2重量%の炭素を適
量のバインダーおよび溶剤を用いて混合し、造粒した後
成形圧100MPaで成形し、1900〜2100℃で
焼成して、熱伝導率が80W以上であり外径が200m
mの円盤状の炭化珪素質焼結体を得た。
【0054】この焼結体の両主面に研削加工を施し、板
厚4mm、外径200mmの円盤状をした均熱板2と
し、さらに大気中で1200℃×1時間の熱処理を施し
前記均熱板2の表面に酸化膜を形成した。その後、ガラ
ス粉末に対してバインダーとしてのエチルセルロースと
有機溶剤としてのテルピネオールを混練して作製したガ
ラスペーストをスクリーン印刷法にて敷設し、80℃に
加熱して有機溶剤を乾燥させたあと、450℃で30分
間脱脂処理を施し、さらに700〜900℃の温度で焼
き付けを行うことにより、ガラスからなる厚み400μ
mの絶縁層4を形成した。次いで絶縁層4上に発熱抵抗
体5を被着するため、導電材としてAu粉末とPt粉末
を混合したガラスペーストを、スクリーン印刷法にて所
定のパターン形状に印刷したあと、80℃に加熱して有
機溶剤を乾燥させ、さらに450℃で30分間脱脂処理
を施したあと、700〜900℃の温度で焼き付けを行
うことにより、厚みが30μmの発熱抵抗体5を形成し
た。
【0055】発熱抵抗体5は図4に示すような中心部と
外周部を径方向に2等分し、さらに外周部を周方向に3
等分した4パターン構成とした。しかるのち発熱抵抗体
5に給電部6を導電性接着剤にて固着させることによ
り、均熱板2を製作した。
【0056】また、支持体11は、主面の40%に開口
部を形成した厚み2.5mmのSUS304からなる2
枚の板状構造体13を準備し、この内の1枚に、センサ
ー10である熱電対を各パターン中央(φ150周上)
に3本、中央に1本の計4本を形成し、8本の導通端子
7を所定の位置に形成し、同じくSUS304からなる
側壁部とネジ締めにて固定して支持体11を準備した。
【0057】さらに、転写法により金ペーストからなる
給電部6を形成し、900℃で焼き付け処理した。その
後、バネを有する導通端子7を装着した支持体11にそ
の外周部を弾性体8を介してネジ締めすることにより図
1に示した本発明のウェハ加熱装置1とした。
【0058】また、均熱板2の載置面3の平坦度を40
μmとした。
【0059】また、支持ピン14の載置面3からの突出
高さhは100μm、数は外周部に3個、中央部に1個
の構成とし、支持ピンの配置を、均熱板2と同心のφ1
50周上3等配の位置に、温度センサーからの距離が、
0mm、3.7mm、26.2mm、51.3mm、7
5mmとなる5種類を、均熱板2と同心のφ190周上
3等配の位置に、前記距離が、20mm、35.9m
m、61.3mm、74.8mm、86.7mmとなる
5種類を、中央部支持ピン14の配置をセンサー10で
ある熱電対からの距離が0mm、5mm、10mm、2
0mm、40mm、60mm、75mm、95mmとな
る8種類の計17サンプル準備した。
【0060】そして、このようにして得られたウェハ加
熱装置1の導電端子7に通電して200℃で保持し、載
置面3の上に載せたウェハW表面の温度分布を、均熱板
2の同心円で半径40mm、60mm、90mmの円周
上の3等分点9点の合計9点の温度バラツキが1℃以内
となることを確認した後、さらに、150℃に30分保
持し、その後、ウェハWを載せてウェハWが150℃に
保持されるまでのウェハ面内の温度バラツキの過渡特性
を、10枚の異なるウェハを用い10回評価した。評価
結果は、10回の評価データの内、最も悪い3個のデー
タを抽出し、その3個のデータの平均値を評価結果とし
て取り扱った。評価基準としては、ウェハWの昇温過渡
時の温度バラツキが10℃以下のもの、ウェハW面の温
度上昇時における温度のオーバーシュートが2.0℃以
内であるものをOKとし、それ以上となるものはNGと
した。ここでいうオーバーシュート量とは、均熱板2の
温度を制御してウェハWの温度を所定の温度に制御する
際に、勢い余ってその設定温度より高めになってしまっ
た温度差のことである。
【0061】また、ウェハを入れ替えた際の温度が±
1.0℃に安定するまでの時間を同時に測定した。これ
については、50秒以内に安定したものを良好とし、こ
れ以上の時間を要するものは、不良として判定した。
【0062】結果を表1に示した。
【0063】
【表1】
【0064】表1から判るように、温度センサー−支持
ピン距離が0mmになるNo.1、2は、支持ピンの影
響を受け昇温が遅くなり、昇温過渡時の温度バラツキが
15〜17℃と大きくなった。また、前記距離が75m
mを越えるNo.9、17では、載置面3とウェハWの
間隔が不均一となり、昇温過渡時の温度バラツキが14
〜18℃と大きくなり、オーバーシュートも2.5℃と
大きくなった。
【0065】これに対し、前記距離が3.7〜75mm
のNo.3〜8、10〜16では、温度のオーバーシュ
ート量を2.0℃以下とし、昇温過渡時の温度バラツキ
が10℃以下とすることができた。
【0066】実施例 2 ここでは、センサー10の設置位置とウェハW表面の温
度バラツキとの関係を調査した。図4に示したように、
発熱抵抗体5を外周3分割と内周の4つに分割したウェ
ハ加熱装置1において、センサー10の取り付け深さを
均熱板2の厚みの2/3とし、外周の3分割した発熱抵
抗体5のセンサー10取り付け位置を、図4に示すよう
に、発熱抵抗体5の円周方向中心位置を外周から1/8
づつずらした〜の位置のNo.1〜7と、半径方向
中心の同一半径上に発熱抵抗体5幅に対して中心から1
/8づつずらした〜の位置のNo.8〜10の各サン
プルを作製した。また、取り付け位置について、取り
付け深さを5/6、4/5、3/4、2/3、1/2、
1/4と変更したサンプルNo.11〜16を準備し
て、実施例1と同様な評価をした場合の、オーバーシュ
ートと温度安定時間を調べた。評価方法、評価基準は、
実施例1と同様にした。
【0067】その他のサンプル作製条件は、実施例1と
同様にした。なお、センサー10と支持ピン14間の距
離は、全て15mmに固定した。
【0068】結果を、表2に示した。
【0069】
【表2】
【0070】表2に示したように、センサー10の取り
付け位置を発熱抵抗体5の外周部に設置したNo.1、
7、10は、温度安定時間が50秒を越えてしまうので
好ましくない。また、No.1は、目標のオーバーシュ
ートが2.0℃を越えてしまった。これに対し、センサ
ー10を発熱抵抗体5の中央部付近に取り付けたNo.
2〜6、8,9は、良好な特性を示した。
【0071】また、センサー10の取り付け深さについ
ては、均熱板2の厚みの5/6の深さに取り付けたN
o.11は、オーバーシュートは小さくなったが、温度
安定時間が50秒以上と長くなった。また、前記取り付
け深さが1/4のNo.15は、温度安定時間は、40
秒と早くなったが、オーバーシュートが2.4℃と大き
くなった。これに対し、前記埋め込み深さを4/5〜1
/2としたNo.12〜14は、オーバーシュートおよ
び温度安定時間ともに、目標をクリアできた。
【0072】実施例 3 ここでは、実施例1のNo.5の条件で、支持ピン20
の載置面3からの突出高さhを、30μm、50μm、1
00μm、200μm、300μm、400μm、500μ
m、600μmとし、実施例1と同様にしてサンプルを評
価した。
【0073】結果を表3に示した。
【0074】
【表3】
【0075】表3から判るように、支持ピン20の載置
面3からの突出高さhが0.03mmと低いNo.1
は、均熱板2からの熱をウェハWが直接受けるため、温
度のオーバーシュートが2.3℃と大きくなった。ま
た、前記突出高さhを0.60mmとしたNo.8は、
オーバーシュート量は、1.0℃と小さくなったが、温
度が±1℃の範囲に安定するまでの時間が55秒と遅く
なってしまった。これに対し、前記突出高さhが0.0
5〜0.5mmであるNo.2〜7は、温度のオーバー
シュート量を2.0℃以下とし、温度が±1.0℃に安
定するまでの時間を50秒以下とすることができた。
【0076】なお、本実験は、φ200mm径のウェハ
Wを用いて行ったが、φ300mm径のウェハWであっ
ても同様の結果であった。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一方の
主面をウェハ載置面とし、該載置面にウェハを支持する
ための支持ピンを有し、他方の主面に複数個の温度制御
用のセンサーを有するウェハ加熱装置において、前記セ
ンサー取り付け位置の中心から3.7mm〜75mmの範囲
内に少なくとも一つの前記支持ピンを有することによ
り、ウェハを交換した際のウェハ温度の昇温過渡時のオ
ーバーシュートを10℃以下に小さくし、オーバーシュ
ート量を小さくするとともに、所定温度±1℃にウェハ
温度が安定するまでの時間を短縮することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウェハ加熱装置を示す断面図である。
【図2】(a)は、本発明のウェハ加熱装置の均熱板の
平面図であり、(b)はそのX−X断面図である。
【図3】本発明のウェハ加熱装置の支持ピン近傍の拡大
断面図である。
【図4】本発明のウェハ加熱装置の発熱抵抗体パターン
の一例を示す図である。
【図5】従来のウェハ加熱装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1:ウエハ加熱装置 2:均熱板 3:載置面 4:絶縁層 5:発熱抵抗体 6:給電部 7:導通端子 8:弾性体 10:熱電対 11:支持体 14:支持ピン 15:凹部 24:固定治具 W:ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/16 H05B 3/18 3/18 3/20 393 3/20 393 H01L 21/30 567 Fターム(参考) 3K034 AA01 AA02 AA08 AA10 AA16 AA34 BB05 BB06 BC12 DA03 FA14 HA04 HA10 JA02 JA10 3K058 AA86 BA00 CA23 CA91 CE13 CE19 3K092 PP20 QA05 QB02 QB75 QB76 RF03 RF17 SS12 UA04 VV22 5F031 CA02 CA05 HA02 HA08 HA10 HA33 HA37 MA24 MA26 MA27 MA28 5F046 KA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスからなる均熱板の一方の主面
    をウェハ載置面とし、該載置面にウェハを支持するため
    の支持ピンを有し、他方の主面または内部に発熱抵抗体
    を有するウェハ加熱装置において、前記均熱板の他方の
    主面に複数の温度制御用のセンサーを備え、該センサー
    の取り付け位置とこれに最も近い支持ピンとの距離を
    3.7mm〜75mmとしたことを特徴とするウェハ加熱装
    置。
  2. 【請求項2】前記発熱抵抗体が複数のブロックからな
    り、前記センサーを各ブロックの略中心に設置したこと
    を特徴とする請求項1記載のウェハ加熱装置。
  3. 【請求項3】前記支持ピンの高さが0.05〜0.5mm
    であることを特徴とする請求項1記載のウェハ加熱装
    置。
  4. 【請求項4】前記支持ピンを略同心円上に略等間隔に配
    置したことを特徴とする請求項1記載のウェハ加熱装
    置。
  5. 【請求項5】前記ウェハ載置面が炭化珪素または窒化ア
    ルミニウムを主成分とするセラミックスからなることを
    特徴とする請求項1記載のウェハ加熱装置。
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