JP2002197804A - 可搬型情報記録媒体及び情報記録装置 - Google Patents

可搬型情報記録媒体及び情報記録装置

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JP2002197804A
JP2002197804A JP2000394422A JP2000394422A JP2002197804A JP 2002197804 A JP2002197804 A JP 2002197804A JP 2000394422 A JP2000394422 A JP 2000394422A JP 2000394422 A JP2000394422 A JP 2000394422A JP 2002197804 A JP2002197804 A JP 2002197804A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配布先のプラットホームで安定的に動作する
アプリケーションプログラムと、そのアプリケーション
プログラムによって利用される情報とを共通の媒体上に
記録して配布できるようにする。 【解決手段】 可搬型情報記録媒体1は、追記または書
き換え可能に情報が格納されるユーザデータ領域4と、
該ユーザデータ領域4に格納される情報を利用するため
のアプリケーションプログラムが格納されるプログラム
領域3とを有するとともに、さらに、前記アプリケーシ
ョンプログラムを実行可能なプラットホームを特定する
ための情報を可視的に表示する適合機器情報表示エリア
6を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可搬型情報記録媒
体及びそれを使用する情報記録装置に関し、たとえば、
画像や音声などの情報記録に用いて好適な媒体及びその
媒体に情報を記録する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種ディジタル機器の進歩普及に
伴い、個人レベルのパーソナルユースにおいても、画像
や音声などのディジタル情報を容易に生成できるように
なった。かかる情報を他の装置で利用(再生等)する場
合、情報転送用の媒体が必要であり、媒体としては、通
信によるものと可搬型の記録媒体とに分けられるが、使
い勝手の点で後者の媒体が勝り、多くの場面で様々なタ
イプの可搬型情報記録媒体が用いられている。
【0003】可搬型情報記録媒体は、半導体メモリで構
成されたもの、磁気記録方式によるもの、光記録方式に
よるものなど各種存在する。特に画像や音声などの情報
記録には、光記録方式によるもの、たとえば、CD−R
(Compact Disc-Recordable)やDVD(Digital Versa
tile Disk)などの記録媒体が用いられる。CD−Rや
DVDなどは、他の媒体に比べて記録容量が相当大き
く、しかも1枚あたりの値段が安いので、半導体メモリ
と比べても、情報記録のビット単価を遙かに低く抑える
ことができ、経済的であるからである。
【0004】ところで、かかる記録媒体に画像や音声な
どの情報を記録し、その記録媒体を他の装置(以下、便
宜的に「プラットホーム」という。)にセットして記録
情報を再生しようとした場合、プラットホームには、そ
の情報を再生するためのアプリケーションプログラム
(たとえば、画像表示プログラムなど)が組み込まれて
いなければならない。一般にプラットホームが汎用のパ
ーソナルコンピュータであって、しかも、記録媒体に記
録した情報が、たとえば、JPEGなどの汎用形式の情
報である場合は、そのパーソナルコンピュータで記録情
報を支障なく再生(JPEG画像の表示)できる。汎用
のパーソナルコンピュータに搭載されたオペレーティン
グシステムはJPEG画像の表示機能を標準でサポート
しているからである。しかし、サポート外の形式の情報
は当然ながらそのまま再生することができないから、そ
の形式に対応したアプリケーションプログラムをプラッ
トホームに導入(インストール)しなければならず、手
間がかかるという欠点があった。
【0005】そこで、アプリケーションプログラムと情
報とを一緒に記録するようにした情報記録媒体が知られ
ている(たとえば、特許第3011969号)。この公
知技術による情報記録媒体を用いれば、プラットホーム
に情報記録媒体をセットするだけで、その情報記録媒体
からプラットホームにアプリケーションプログラムと情
報を読み込むことができる。したがって、ユーザは、ア
プリケーションプログラムの導入を意識することなく、
そのアプリケーションプログラムによる情報の再生を行
うことが可能となり、手間を軽減して使い勝手の向上を
図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公知技術による情報記録媒体は、単に情報と、その情報
を再生するためのアプリケーションプログラムとを共通
の媒体上に記録するだけのものに過ぎず、一般にアプリ
ケーションプログラムは、その実行先プラットホームの
アーキテクチャに依存した仕組みを持つから、言い換え
れば、あるプラットホームで正常に動作するアプリケー
ションプログラムであっても、他のプラットホームでは
必ずしも正常に動作するとは限らないから、場合によっ
ては、その情報記録媒体の配布先のプラットホームでア
プリケーションプログラムの異常動作を引き起こしてハ
ングアップ等を誘発するという問題点がある。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、配布先のプラットホームで安定的に動作するアプ
リケーションプログラムと、そのアプリケーションプロ
グラムによって利用される情報とを共通の媒体上に記録
して配布できる可搬型情報記録媒体及びそれを使用する
情報記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る可搬型情報
記録媒体は、追記または書き換え可能に情報が格納され
るユーザデータ領域と、該ユーザデータ領域に格納され
る情報を利用するためのアプリケーションプログラムが
格納されるプログラム領域とを有するとともに、さら
に、前記アプリケーションプログラムを実行可能なプラ
ットホームを特定するための情報を可視的に表示する表
示エリアを有することを特徴とする。また、本発明に係
る情報記録装置は、可搬型情報記録媒体に情報を記録す
る情報記録装置であって、前記情報を利用するプラット
ホームの性能または仕様ないしはアーキテクチャに適合
するように前記情報のパラメータを変更してから前記可
搬型情報記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特
徴とする。また、本発明に係る情報記録装置は、可搬型
情報記録媒体に画像情報を記録する情報記録装置であっ
て、前記可搬型情報記録媒体に予め記録されている画像
処理方法を指定する指定情報に応じた画像処理を前記画
像情報に対して実行する実行手段と、この実行手段によ
り画像処理が施された画像情報を前記可搬型情報記録媒
体に記録する記録手段とを具備したことを特徴とし、好
ましくは、その指定情報は、前記可搬型情報記録媒体に
予め記録されているアプリケーションプログラムに含ま
れている情報であることを特徴とする。また、本発明に
係る情報記録装置は、可搬型情報記録媒体に画像情報を
記録する情報記録装置であって、前記可搬型情報記録媒
体の種別を判別する判別手段と、この判別手段により判
別された種別に応じた画像処理を前記画像情報に対して
実行する実行手段と、この実行手段により画像処理が施
された画像情報を前記可搬型情報記録媒体に記録する記
録手段とを具備したことを特徴とし、好ましくは、その
判別手段は、前記可搬型情報記録媒体のプロテクト種別
またはメディア種別を判別することを特徴とする。ま
た、本発明に係る情報記録装置は、可搬型情報記録媒体
に画像情報を記録する情報記録装置であって、前記可搬
型情報記録媒体のメディア種別を判別する判別手段と、
この判別手段により判別されたメディア種別に応じた画
像再生プログラムを前記可搬型情報記録媒体に記録する
記録手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、実施の形態の可搬
型情報記録媒体を示すその外観図である。図において、
可搬型情報記録媒体1は追記型のCD−Rであり、円盤
状ディスクの中央部分にセンタホール2を形成し、その
一面側にプログラム領域3とユーザデータ領域4とを形
成するとともに、その他面側にジャケット印刷領域5を
形成している。
【0010】プログラム領域3は、所定のアーキテクチ
ャで構成されたパーソナルコンピュータやゲーム機器等
のプラットホームにおいて正常に動作することを保証し
た所定のアプリケーションプログラムを格納するための
領域であり、このプログラム領域3には、たとえば、読
み出し専用型のCD(いわゆるCD−ROM)における
ピット形成等の手法を用いて当該アプリケーションプロ
グラムが書き込まれている。また、ユーザデータ領域4
は、当該アプリケーションプログラムで利用可能な画像
や音声その他の情報をユーザ段階で記録するための領域
であり、このユーザデータ領域4には、nセッション、
すなわち、n回の追記を行うことが可能である。ただ
し、追記回数(n)の最大値はユーザデータ領域4の空
き容量の有無によって制限されることは当然である。
【0011】ジャケット印刷領域5は、任意の意匠を施
すための領域である。たとえば、この領域5に可搬型情
報記録媒体1の製造会社名や商標または適当なデザイン
を印刷することができる。重要な点は、ジャケット印刷
領域5に、上記のプログラム領域3に書き込まれたアプ
リケーションプログラムの動作を保証するプラットホー
ムを特定するための文字列ないしは記号若しくは図案な
どを記載した適合機器情報表示エリア6(表示エリア)
を設けていることにある。たとえば、そのアプリケーシ
ョンプログラムを画像表示プログラムとし、且つ、その
画像表示プログラムの動作保証のプラットホームを便宜
的に「Aゲーム機」とすると、最も簡便には“Aゲーム
機用画像プログラム付き”というような文字列を記載し
ている点にある。
【0012】ユーザがAゲーム機用の画像アルバムを制
作するために可搬型情報記録媒体1を購入する際は、店
頭に並べられた様々な可搬型情報記録媒体1のジャケッ
ト印刷領域5を確認して適合機器情報表示エリア6に
“Aゲーム機用画像プログラム付き”と記載されている
可搬型情報記録媒体1を選択すればよい。
【0013】かかるAゲーム機用画像プログラム付きの
可搬型情報記録媒体1を入手したユーザは、その可搬型
情報記録媒体1のユーザデータ領域4に、たとえば、デ
ィジタルカメラなどで撮影した画像データを書き込み、
あるいは、パーソナルコンピュータに保存された画像デ
ータを書き込むことにより、Aゲーム機用の画像アルバ
ムを制作することができ、その可搬型情報記録媒体1を
Aゲーム機(すなわちプラットホーム)にセットするこ
とにより、Aゲーム機に、プログラム領域3のアプリケ
ーションプログラムと、ユーザデータ領域4の画像デー
タとをロードして、そのAゲーム機上でアプリケーショ
ンプログラムを支障なく実行し、画像データを表示閲覧
することができる。
【0014】したがって、図示の構成の可搬型情報記録
媒体1によれば、プラットホーム上で実行されるアプリ
ケーションプログラムを格納するためのプログラム領域
3と、そのアプリケーションプログラムによって利用さ
れるユーザデータを格納するためのユーザデータ領域4
とを形成するとともに、そのジャケット印刷領域5に、
プラットホームを特定するための可視化情報を記載した
適合機器情報表示エリア6を設けたので、ユーザは、適
合機器情報表示エリア6の情報を目視確認するだけで、
プラットホームに適したアプリケーションプログラムを
格納した可搬型情報記録媒体1を的確に入手することが
でき、その可搬型情報記録媒体1に画像等のユーザデー
タを自由に書き込むことができる。その結果、ユーザデ
ータを書き込み済みの可搬型情報記録媒体1をプラット
ホームにセットしても、間違ったアプリケーションプロ
グラムが実行されないため、プラットホームのハングア
ップ等の異常動作を回避でき、たとえば、プラットホー
ムにおける画像閲覧等を常に正常に行うことができる。
【0015】図2は、可搬型情報記録媒体1におけるフ
ァイル構造を示す模式図である。この図において、リー
ドインは1回のデータ書き込みの始まりを表す部分、リ
ードアウトは終わりを表す部分である。リードインから
リードアウトまでをセッションといい、追記型の場合は
複数セッションの存在が許容される。各セッションには
ファイル管理のための情報エリア(特にPVD:Primar
y Volume Descriptor)が設けられており、PVDには
セッション内の各ファイル(ファイル1、ファイル2、
‥‥)の先頭位置やボリュームサイズなどの情報が格納
されている。なお、追記を行って複数セッションになっ
た場合は、最終セッションにパステーブルが作られ、こ
のパステーブルを介して他のセッションのPVDを参照
できるようになっている。
【0016】図3(a)は、かかるファイル構造におけ
るプログラム領域3とユーザデータ領域4の割り当て概
念を示す図である。この図において、10は可搬型情報
記録媒体1の全記録領域(通常領域ともいう。)を表し
ている。すなわち、全記録領域10は、図1におけるプ
ログラム領域3とユーザデータ領域4を加えたものに相
当し、その全記憶領域10の一部に起動制御ファイル1
1や表示制御プログラム13などを格納するとともに、
残りの部分に任意数のユーザデータ(データ1、データ
2、データ3、データ4、‥‥)14a〜14dを格納
している。
【0017】起動制御ファイル11はプラットホームの
起動プロセス12によって最初に読み出されるものであ
り、表示制御プログラム13は当該起動プロセス12か
らのアクセスによりプラットホーム上で、ユーザデータ
14a〜14dを利用するための参照プロセス15を実
行するものである。したがって、起動制御ファイル11
や表示制御プログラム13は、図1のプログラム領域3
に格納されるアプリケーションプログラムに相当し、ユ
ーザデータ14a〜14dは図1のユーザデータ領域4
に格納されるユーザデータに相当する。
【0018】さて、起動制御ファイル11や表示制御プ
ログラム13およびユーザデータ14a〜14dを可搬
型情報記録媒体1に書き込む場合、起動制御ファイル1
1と表示制御プログラム13をはじめ(販売前)に書き
込み、その後(販売後)にユーザデータ14a〜14d
を書き込む。これにより、少なくとも二つのセッション
が形成される。この場合、第1セッションは起動制御フ
ァイル11と表示制御プログラム13を含み、第2セッ
ションはユーザデータ14a〜14dを含む。あるい
は、さらにユーザデータ14a〜14dをn回に分けて
書き込んだ場合は、第2セッションから第2+n−1セ
ッションまでが形成される。この場合、第1セッション
は、図1のプログラム領域3となり、第2セッション
(または第2セッション〜第2+n−1セッション)は
ユーザデータ領域4となる。
【0019】可搬型情報記録媒体1の製造会社は、プラ
ットホーム用の起動制御ファイル11や表示制御プログ
ラム13を第1セッションに書き込んでプログラム領域
3を形成し、且つ、ジャケット印刷領域5にプラットホ
ームを明示した適合機器情報表示エリア6を形成して市
場に出荷する。ユーザは、所望のプラットホーム用の可
搬型情報記録媒体1を入手し、デジタルカメラ等に装着
した後、撮影により取得された画像データ等のユーザデ
ータ14a〜14dを一度に(または数回に分けて)書
き込み、第2セッション(または第2〜第2+n−1セ
ッション)を生成してユーザデータ領域4を形成する。
なお、CDは、図3(b)に示すように、通常領域の外
側(一般にディスク内径側)に特殊なデータエリアを持
つことが許されている。この特殊エリアはディスクの製
造会社名などの記録に用いられたりするが、かかる構造
のCDにあっても、通常領域へのセッション追加は可能
であるため、上記の可搬型情報記録媒体1として取り扱
うことができる。
【0020】図4は、起動制御ファイル11及び表示制
御プログラム13並びにユーザデータ14a〜14dを
書き込んだ可搬型情報記録媒体1をデジタルカメラ等の
ユーザデータ書込装置から取り外してプラットホームに
セットした場合の当該プラットホーム上における表示制
御プログラム13の動作フローを示す概念図である。こ
の図において、表示制御プログラム13は、セットされ
たプラットホームが適合機器情報表示エリア6に明示さ
れたプラットホームである場合、以下の動作を支障なく
実行する。
【0021】すなわち、ユーザデータ領域4を検索(ス
テップS11)してファイル(ユーザデータ14a〜1
4d)の存在を判定し(ステップS12)、ファイルが
存在すれば、後述の「サムネイル表示エリア」に空きが
あるか否かを判定して(ステップS13)空きがある場
合にそのファイルが画像ファイルであればサムネイルと
して表示した後、次のファイルに移動して(ステップS
14〜ステップS16)、ステップS12以降を繰り返
す一方、ファイルがない場合(ステップS12の“No
判定”)はプラットホームのキー操作を待ち(ステップ
S17)、閉じるキーが押された場合(ステップS1
8)はフローを終了し、その他のキーが押された場合は
その操作キーに対応した処理を実行(ステップS19)
してから、再びキー操作の待ち状態を継続する。
【0022】図5は、上記の表示制御プログラム13に
よってプラットホーム上の画面に表示される画像一覧フ
ォームのレイアウト図である。この画像一覧フォーム2
0は、たとえば、適当な文字列(図では“画像ファイル
を指定した下さい”)を有するタイトルバー21と、最
小化ボタン22、最大化ボタン23及び閉じるボタン2
4と、表示ファイル形式選択用のチェックボックスコン
トロール群26と、ドライブ選択用リストボックス27
と、フォルダ選択用リストボックス28と、左右に戻る
ボタン30と進むボタン31を有するサムネイル表示エ
リア29と、を有して構成されており、表示ファイル形
式選択用のチェックボックスコントロール群26でチェ
ックされた形式の画像ファイルを、ドライブ選択用リス
トボックス27とフォルダ選択用リストボックス28で
指定されたドライブの所望フォルダ内から取り出し、そ
のサムネイル画像G1〜G13をサムネイル表示エリア
29に一覧表示する。
【0023】戻るボタン30や進むボタン31をクリッ
クすると、G1より前やG12より後のサムネイル画像
を表示することができる。また、任意のサムネイル画像
を選択(たとえば、オンフォーカス)すると、その選択
サムネイル画像(図ではG1)が枠線32等によって強
調表示されるようになっており、さらに、その選択サム
ネイル画像をクリックすると、拡大画像を表示するよう
になっている。
【0024】以上説明のとおり、画像一覧フォーム20
は、可搬型情報記録媒体1のプログラム領域3に格納さ
れたアプリケーションプログラムをプラットホーム上で
実行することによって当該プラットホームの画面上に表
示されるものであり、正常な一覧表示を行うためには、
そのプラットホームのアーキテクチャに適合した仕組み
のアプリケーションプログラムでなければならないとこ
ろ、本実施の形態の可搬型情報記録媒体1にあっては、
そのジャケット印刷領域5に、プラットホームを特定す
るための情報(適合機器情報表示エリア6)が記載され
ているため、プラットホームに適合した正しい可搬型情
報記録媒体1を使用することができる。したがって、間
違ったアプリケーションプログラムをプラットホーム上
で使用する恐れがないから、そのプラットホームにおい
て、アプリケーションプログラムを正常に実行すること
ができ、画像一覧フォーム20を用いてユーザデータ1
4a〜14dを支障なく閲覧表示することができる。
【0025】上記の実施の形態においては、可搬型情報
記録媒体1を用い、その記憶領域の一部にプログラム領
域3を形成して、起動制御ファイル11や表示プログラ
ムなどのアプリケーションプログラムを書き込むととも
に、さらに、その記憶領域の残りの部分にユーザデータ
領域4を形成して、画像や音声ファイル等のユーザデー
タ14a〜14dを書き込むようにしており、プログラ
ム領域3とユーザデータ領域4のいずれも、CD−Rタ
イプの書き込み方式を採用しているが、これに限定され
ない。
【0026】CD−Rタイプの書き込み方式は、ディス
ク担体の記録層を有機色素で形成し、その記録層に記録
レーザを照射して加熱反応を起こさせることによって情
報の記録を行うものである。これは、いわゆるライトワ
ンス型の記録であり、追記は可能であるが、情報の書き
換えはできない方式である。また、情報の書き換えが可
能なCD−RWタイプの書き込み方式もある。この方式
は、記録レーザ光の熱によって記録層を結晶から非結晶
へ変化させ、その反射率の違いをディジタル信号に変換
する「相変化」技術を用いるものである。
【0027】一方、CD−ROMタイプの書き込み方式
は、圧縮成型(Compression Mold)や射出成形(Inject
ion Mold)あるいは2P(Photo Polymarization)法な
どの手法によって物理的に情報ピットを形成して情報を
書き込むものであり、書き換えはもちろんのこと追記も
できない方式である。
【0028】前述のプログラム領域3とユーザデータ領
域4の書き込み方式について検討すると、前者は一度情
報を書き込んだ後は書き換えを必要としないから、CD
−RタイプあるいはCD−ROMタイプのいずれかの書
き込み方式とすることができる。これは、少なくともC
D−RWタイプの書き込み方式でなければよいことを意
味する。これに対して、後者のユーザデータ領域4につ
いては、ユーザデータ14a〜14dの個別書き込みを
可能にしなければならないことから、情報の追記あるい
は書き換えができる書き込み方式でなければならない。
これらの点を考慮すると、プログラム領域3については
CD−RまたはCD−ROMタイプ、ユーザデータ領域
4についてはCD−RまたはCD−RWタイプとするこ
とが結論となり、実際上の可搬型情報記録媒体1の構成
は、以下のいずれかのパターンになる。
【0029】(1)第1の構成パターン:プログラム領
域3とユーザデータ領域4の双方にCD−Rタイプの書
き込み方式を適用するもの。 (2)第2の構成パターン:プログラム領域3にCD−
Rタイプの書き込み方式を適用し、ユーザデータ領域4
にCD−RWタイプの書き込み方式を適用するもの。 (3)第3の構成パターン:プログラム領域3にCD−
ROMタイプの書き込み方式を適用し、ユーザデータ領
域4にCD−Rタイプの書き込み方式を適用するもの。 (4)第4の構成パターン:プログラム領域3にCD−
ROMタイプの書き込み方式を適用し、ユーザデータ領
域4にCD−RWタイプの書き込み方式を適用するも
の。
【0030】これらのパターンにおいて、CD−Rタイ
プやCD−RWタイプの書き込みを行うためには、ディ
スク担体の記録層を有機色素としなければならないが、
CD−ROM部分(プログラム領域3の形成部分)につ
いては、この有機色素は不要である。したがって、上記
の第3の構成パターンと第4の構成パターンでは、CD
−ROM部分への有機色素の塗布を省略することができ
る。
【0031】図6(a)は、有機色素の塗布部分(存在
しなければならない部分)を示す図であり、可搬型情報
記録媒体30は、中央にセンタホール31が形成された
円盤状のディスク担体の一面側に、内径側から順に同心
円状のプログラム領域32とユーザデータ領域33が形
成されている。プログラム領域32はCD−ROMタイ
プの書き込み方式を適用する領域であり、ユーザデータ
領域33はCD−RまたはCD−RWタイプの書き込み
方式を適用する領域である。この図においては、少なく
ともユーザデータ領域33は記録層としての有機色素が
塗布されており、一方、プログラム領域32は同色素の
塗布が省略されている。
【0032】図6(b)は、プログラム領域32とユー
ザデータ領域33の割り当て概念を示す図である。この
図において、34は可搬型情報記録媒体1の全記録領域
を表している。すなわち、全記録領域34は、図6
(a)におけるプログラム領域32とユーザデータ領域
33を加えたものに相当し、その全記憶領域34の一部
にプロテクトデータ32cや起動制御ファイル32b及
び表示制御プログラム32aを格納するとともに、残り
の部分に任意数のユーザデータ(データ1、データ2、
データ3、データ4、‥‥)33a〜33fを格納して
いる。
【0033】プログラム領域32にCD−ROMタイプ
の書き込み方式を適用する場合、以下に説明するような
破損部分を含むダミーファイルを書き込むことができ
る。すなわち、図6(c)は、CD−ROMタイプの書
き込み方式を適用して構成したプログラム領域32のフ
ァイル構造図であり、リードイン、PVD、表示ソフト
及びリードアウトなどを有するほか、意図的にビットの
欠落などを発生させた破損部分を含むダミーファイルが
設けられている。かかるダミーファイルはその破損部分
の存在によってCD−Rタイプでは書き込むことができ
ないが、機械的な書き込み方式であるCD−ROMタイ
プでは可能である。破損部分は、たとえば、プレスマス
ター作成後に物理的にマスターにキズを付けるなどの改
造を施すことによって作成できる。
【0034】図7(a)は、ダミーファイルを利用して
行われるメディア判定のフローチャートである。このフ
ローチャートは、プログラム領域32に格納された表示
プログラム32aの一プロセスとして、その表示プログ
ラム32aをロードしたプラットホーム上で実行され
る。このフローチャートでは、まず、上記のダミーファ
イルに基づくメディア検査を行う(ステップS21)。
このメディア検査のサブルーチンは、図7(b)に示さ
れており、このサブルーチンでは、まず、プログラム領
域32のダミーファイルにアクセスし(ステップS3
1)、次に、ダミーファイルでリードエラーが発生した
か否かを判定する(ステップS32)。
【0035】上記のとおり、ダミーファイルには欠落ビ
ット等の破損部分が設けられているため、正しいメディ
アであれば、必ずリードエラーが発生する。したがっ
て、リードエラーが発生した場合は「正常メディア」で
あると判定し、一方、リードエラーが発生しなかった場
合は「不正メディア」であると判定し、再び、図7
(a)のフローに復帰する。そして、正常メディアの場
合は画像表示等の通常処理を実行し(ステップS2
3)、不正メディアの場合はエラー表示(ステップS2
4)等を行った後、フローを強制終了するという動作を
行う。
【0036】このように、プログラム領域32に、欠落
ビット等の破損部分を含ませたダミーファイルを設けて
おくことにより、そのダミーファイルを用いてメディア
の検査を行うことができるため、不正コピー等の行為を
効果的に排除することができる。なお、破損部分を含む
ダミーファイルの位置はプログラム領域32内に限らな
い。たとえば、通常領域外の特殊エリア(図3(b)参
照)であってもよい。
【0037】図8は、前記の可搬型情報記録媒体1(ま
たは30)を利用する情報記録装置の構成図である。こ
の図において、情報記録装置40は、ディジタルカメラ
やビデオカメラ等のディジタル機器41との間で媒体受
け渡しや通信インターフェース等によって、画像あるい
は音声等のディジタルデータを授受する、たとえば、メ
モリカードインターフェース42、シリアルケーブルイ
ンターフェース43を有するとともに、CPU44(記
録手段、実行手段、記録手段、判別手段)、メモリ部
(RAMやROM)45及びCD−R/RWドライブ4
6を有している。なお、情報記録装置40は、図示の構
成要素以外にも、たとえば、キーボード等の入力部及び
液晶ディスプレイ等の表示部を備えている。
【0038】CPU44はメモリ部45にあらかじめ格
納されているソフトウェアを読み込んで実行することに
より、メモリカードインターフェース42やシリアルケ
ーブルインターフェース43を経由して行われるディジ
タルデータの授受動作を制御するとともに、CD−R/
RWドライブ46の読み取り動作並びに書き込み動作を
制御する。CD−R/RWドライブ46には、前述の可
搬型情報記録媒体1(または30)をセットすることが
でき、CPU44は、CD−R/RWドライブ46に前
述の可搬型情報記録媒体1(または30)がセットされ
た場合、その可搬型情報記録媒体1(または30)のプ
ログラム領域3(または32)に書き込まれているアプ
リケーションプログラムを読み込み、また、ユーザデー
タ領域4(または33)に書き込まれているユーザデー
タがあれば、そのユーザデータを読み込み、アプリケー
ションプログラムを用いてそのユーザデータを表示する
などの制御を行うほか、さらに、CPU44は、メモリ
カードインターフェース42やシリアルケーブルインタ
ーフェース43を経由して取り込んだディジタルデータ
を、CD−R/RWドライブ46にセットされた可搬型
情報記録媒体1(または30)のユーザデータ領域4
(または33)に追記書き込みするという制御を行う。
【0039】上記の可搬型情報記録媒体1(または3
0)のユーザデータ領域4(または33)に書き込まれ
たユーザデータをプラットホームで表示する場合、プラ
ットホームの表示画素数とユーザデータ(画像データ)
の画素数とが一致しないことがある。このような場合を
考慮して、可搬型情報記録媒体1(または30)のプロ
グラム領域3(または32)には、表示プログラムが動
作するプラットホームの能力に見合った最大画像サイズ
等の情報を記述した起動制御ファイル(図3(a)の符
号11または図6(b)の符号32b)があらかじめ収
められている。
【0040】図9(a)は、その起動制御ファイル50
の書式の一例を示す図であり、ここでは、CDの自動起
動ファイル(いわゆるオートランファイル)の例を示し
ている。この図において、起動制御ファイル50の項目
[autorun]は自動起動するアプリケーションプ
ログラム名(ここではviewer.exe)を指定
し、項目[resolution]はプラットホームの
表示画素サイズ(横640画素、縦448画素)を指定
し、項目[data]はプラットホームで表示可能な画
像形式(bmp形式、jpeg形式、wmf形式、cs
o形式等)を指定する。
【0041】情報記録装置40は、起動制御ファイル5
0の指定に基づき、たとえば、メモリカードインターフ
ェース42やシリアルケーブルインターフェース43を
経由して取り込んだディジタルデータの画像サイズを6
40画素×448画素に変更するとともに、画像形式を
指定されている画像形式に変換し、可搬型情報記録媒体
1(または30)のユーザデータ領域4(または33)
に追記する。したがって、これによれば、プラットホー
ムの表示性能に見合った画像サイズ、プラットホームで
表示可能な画像形式に直してからユーザデータ領域4
(または33)に追記できるため、当該プラットホーム
上で画像を表示する際に、適切に表示することができ
る。
【0042】図9(b)は、上記の情報記録装置40を
ディジタルカメラ等の電子カメラ60に実装した例であ
る。図示の電子カメラ60は、被写体像を撮像してその
画像信号を生成するカメラモジュール61と、画像信号
を色差変換等して画像データに変換する画像データ処理
部62とを備えるとともに、上記の情報記録装置40に
おけるCPU44、メモリ部45及びCD−R/RWド
ライブ46を備える。
【0043】図10は、電子カメラ60の書き込み処理
のフローチャートである。このフローチャートを実行す
ると、まず、CD−R/RWドライブ46にセットされ
た可搬型情報記録媒体1(または30)のプログラム領
域3(または32)から起動制御ファイルを読み込み
(ステップS41)、起動制御ファイルの画像サイズ情
報(図9(a)の[resolution])をセット
する(ステップS42)。次に、カメラモジュール61
のメモリカード内の画像ファイルを検索し(ステップS
43)、画像ファイルがなければ(ステップS44の
“No判定”)、そのままフローを終了し、画像ファイ
ルがあれば(ステップS44の“Yes判定”)、その
画像ファイルを読み込み(ステップS45)、ステップ
S42でセットした画像サイズ情報を参照して画像サイ
ズの変更を行うか否かを判定する(ステップS46)。
【0044】そして、サイズ変更を行わない場合はその
まま、若しくは、サイズ変更を行う場合は当該画像サイ
ズ情報に基づいて画像のサイズ変更(ステップS47)
を行った後、その画像ファイルを、CD−R/RWドラ
イブ46にセットされた可搬型情報記録媒体1(または
30)のユーザデータ領域4(または33)に書き込み
(ステップS48)、再び次のカードファイルを検索
(ステップS49)して以上の動作を繰り返す。
【0045】このように、図示の電子カメラ60にあっ
ては、CD−R/RWドライブ46に可搬型情報記録媒
体1(または30)をセットして上記の書き込み処理を
実行することにより、カメラモジュール61のメモリカ
ード内に保存された画像ファイルを可搬型情報記録媒体
1(または30)のユーザデータ領域4(または33)
に書き込むことができるうえ、さらに、その書き込みに
際しては、画像サイズの適切な変更を行うことができ
る。
【0046】したがって、プラットホームの表示性能に
適合したサイズで画像ファイルを書き込むことができ、
プラットホーム上でいちいち画像のサイズ変更等を行う
必要がないというメリットが得られる。なお、画像サイ
ズを変換する際に、表示プログラムで使用しない不要な
画像情報(ヘッダ情報等)を削除してもよい。これによ
り、ユーザデータ領域4(または33)の容量圧迫を回
避できる。また、カメラモジュール61内にメモリカー
ドを設けずに撮影処理により取得された画像データに対
して直ちに起動制御ファイル50内の情報に基づいて画
像サイズ変更等の画像処理を施して可搬型情報記録媒体
1(または30)のユーザデータ領域4(または33)
に書き込むようにしてもよい。あるいは、画像サイズの
変更だけでなく、起動制御ファイル50内の情報に基づ
いてプラットホームに適合した画像形式あるいは圧縮形
式への変更または圧縮率の変更を行ってもよい。
【0047】以上の例では、起動制御ファイル50に画
像サイズ等の情報を直接的に記載しているが、これに限
定されない。たとえば、ゲーム機などではそれぞれの製
造会社ごとに特有のコピープロテクトが行われているた
め、コピープロテクトの方法を調べてプラットホーム
(ゲーム機)の種類を特定し、その種類から適切な画像
サイズ、画像形式(画像フォーマット)、圧縮形式、圧
縮率等を決定してもよい。図11(a)は、そのための
フローチャートであり、このフローチャートでは、ま
ず、プロテクト種別を判定し(ステップS51)、次
に、メモリ部45にあらかじめ保持されている仮想制御
ファイル70(図11(b)参照)からプロテクト種別
に対応した画像サイズ情報を読み出し(ステップS5
2)、その画像サイズ情報に基づいてサイズ変換された
画像データを、可搬型情報記録媒体1(または30)の
ユーザデータ領域4(または33)に書き込んでいる
(ステップS53)。
【0048】あるいは、ゲーム機などではそれぞれの製
造会社ごとに専用のメディアを使用することがあり、メ
ディアの種類を調べることによっても同様のことを行う
ことができる。図12(a)は、そのためのフローチャ
ートであり、このフローチャートでは、まず、メディア
種別を判定し(ステップS61)、次に、メモリ部45
にあらかじめ保持されている仮想制御ファイル80(図
12(b)参照)からメディア種別に対応した画像サイ
ズ情報を読み出し(ステップS62)、その画像サイズ
情報に基づいてサイズ変換された画像データを、可搬型
情報記録媒体1(または30)のユーザデータ領域4
(または33)に書き込んでいる(ステップS63)。
【0049】さらに、このステップS63で、メモリ部
45にあらかじめ保持されている仮想制御ファイル80
(図示せず)からメディア種別に対応した画像再生プロ
グラム(アプリケーションプログラム)を読み出し、プ
ログラム領域に書き込むことも可能である。このように
すると、市販のCD−Rメディアを利用することがで
き、あらかじめアプリケーションプログラムを書き込ん
だ専用のメディアを販売する必要がない。
【0050】なお、図11(a)〜図12(b)におい
ても、画像サイズの変更だけでなく、メモリ部45にあ
らかじめ保持されている仮想制御ファイル(図示せず)
からプロテクト種別あるいはメディア種別に対応した画
像形式(画像フォーマット)、圧縮形式、圧縮率等の情
報を読み出し、その情報に基づいて画像処理された画像
データを、可搬型情報記録媒体1(または30)のユー
ザデータ領域4(または33)に書き込むようにしても
い。また、上記実施の形態においては、本発明をディス
ク状の記録メディアに適用した場合について説明した
が、ICカード等のカード状の記録メディアやコイン形
状の記録メディアでもよく、要は、装置本体に対して着
脱可能とする記録媒体であれば本発明を適用することが
できる。
【0051】
【発明の効果】本発明に係る可搬型情報記録媒体よれ
ば、表示エリアに表示された可視化情報を見るだけで、
その可搬型情報記録媒体を利用可能なプラットホームを
知ることができる。したがって、常に適切なプラットホ
ーム上でアプリケーションプログラムを実行できるた
め、可搬型情報記録媒体のユーザデータ領域に書き込ま
れた情報の利用を安全に行うことができる。また、本発
明に係る情報記録装置よれば、情報を利用するプラット
ホームの性能または仕様ないしはアーキテクチャに適合
するように前記情報のパラメータを変更してから可搬型
情報記録媒体に記録するので、パラメータ変更を自動化
してユーザの手間を軽減でき、使い勝手を向上すること
ができる。また、本発明に係る情報記録装置よれば、可
搬型情報記録媒体に予め記録されている画像処理方法を
指定する指定情報に応じた画像処理を前記画像情報に対
して実行し、その画像処理が施された画像情報を前記可
搬型情報記録媒体に記録するので、ユーザは、可搬型情
報記録媒体の画像処理方法を意識することなく、所望の
画像情報を、当該可搬型情報記録媒体に格納保存するこ
とができる。また、本発明に係る情報記録装置よれば、
可搬型情報記録媒体の種別を判別し、その判別された種
別に応じた画像処理を画像情報に対して実行し、前記可
搬型情報記録媒体に記録するので、ユーザは、可搬型情
報記録媒体の種別のみを意識し、言い換えれば、画像処
理方法を意識することなく、所望の画像情報を、当該可
搬型情報記録媒体に格納保存することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の可搬型情報記録媒体を示すその外
観図である。
【図2】可搬型情報記録媒体におけるファイル構造を示
す模式図である。
【図3】プログラム領域とユーザデータ領域の割り当て
概念を示す図及び特殊なデータエリアを持つ場合のファ
イル構造図である。
【図4】表示制御プログラムの動作フローを示す概念図
である。
【図5】画像一覧フォームのレイアウト図である。
【図6】有機色素の塗布部分を示す図及びプログラム領
域とユーザデータ領域の割り当て概念を示す図並びにC
D−ROMタイプの書き込み方式を適用して構成したプ
ログラム領域のファイル構造図である。
【図7】ダミーファイルを利用して行われるメディア判
定のフローチャートである。
【図8】情報記録装置の構成図である。
【図9】起動制御ファイルの書式の一例を示す図及び情
報記録装置を実装した電子カメラの構成図である。
【図10】電子カメラの書き込み処理のフローチャート
である。
【図11】コピープロテクトの種類を調べてプラットホ
ームを特定するためのフローチャートである。
【図12】メディアの種類を調べてプラットホームを特
定するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1、30 可搬型情報記録媒体 3、32 プログラム領域 4、33 ユーザデータ領域 6 適合機器情報表示エリア(表示エリア) 40 情報記録装置 44 CPU(記録手段、実行手段、記録手段、判別手
段) 60 電子カメラ(情報記録装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C052 AA04 AB03 AB04 AB05 AB08 AC08 CC06 DD04 5D044 AB02 AB07 BC04 CC06 DE14 DE29 DE49 EF05 FG18 GK08 GK12 HH13 5D110 AA15 AA29 BB04 BB24 CA43 DA11 DC03 DE01 EA12 FA02 FA09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 追記または書き換え可能に情報が格納さ
    れるユーザデータ領域と、該ユーザデータ領域に格納さ
    れる情報を利用するためのアプリケーションプログラム
    が格納されるプログラム領域とを有するとともに、 さらに、前記アプリケーションプログラムを実行可能な
    プラットホームを特定するための情報を可視的に表示す
    る表示エリアを有することを特徴とする可搬型情報記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 前記ユーザデータ領域は、記録層の有機
    色素の加熱反応によって情報の記録を行うものであり、
    且つ、前記プログラム領域は、機械的なピットの形成に
    よってアプリケーションプログラムの記録を行うもので
    あることを特徴とする請求項1記載の可搬型情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 前記有機色素は、少なくとも前記ユーザ
    データ領域にのみ存在していることを特徴とする請求項
    2記載の可搬型情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 記録領域の任意位置に、意図的な欠落ビ
    ット若しくはそれに相当する情報破損部分を有するダミ
    ーファイルを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3いずれかに記載の可搬型情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 可搬型情報記録媒体に情報を記録する情
    報記録装置であって、前記情報を利用するプラットホー
    ムの性能または仕様ないしはアーキテクチャに適合する
    ように前記情報のパラメータを変更してから前記可搬型
    情報記録媒体に記録する記録手段を備えたことを特徴と
    する情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記情報は画像情報であり、且つ、前記
    パラメータは画像サイズ、圧縮形式または圧縮率のいず
    れかまたはその組み合わせであることを特徴とする請求
    項5記載の情報記録装置。
  7. 【請求項7】 可搬型情報記録媒体に画像情報を記録す
    る情報記録装置であって、 前記可搬型情報記録媒体に予め記録されている画像処理
    方法を指定する指定情報に応じた画像処理を前記画像情
    報に対して実行する実行手段と、 この実行手段により画像処理が施された画像情報を前記
    可搬型情報記録媒体に記録する記録手段とを具備したこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  8. 【請求項8】 前記指定情報は、前記可搬型情報記録媒
    体に予め記録されているアプリケーションプログラムに
    含まれている情報であることを特徴とする請求項7記載
    の情報記録装置。
  9. 【請求項9】 可搬型情報記録媒体に画像情報を記録す
    る情報記録装置であって、 前記可搬型情報記録媒体の種別を判別する判別手段と、 この判別手段により判別された種別に応じた画像処理を
    前記画像情報に対して実行する実行手段と、 この実行手段により画像処理が施された画像情報を前記
    可搬型情報記録媒体に記録する記録手段とを具備したこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  10. 【請求項10】 前記判別手段は、前記可搬型情報記録
    媒体のプロテクト種別またはメディア種別を判別するこ
    とを特徴とする請求項9記載の情報記録装置。
  11. 【請求項11】 可搬型情報記録媒体に画像情報を記録
    する情報記録装置であって、 前記可搬型情報記録媒体のメディア種別を判別する判別
    手段と、 この判別手段により判別されたメディア種別に応じた画
    像再生プログラムを前記可搬型情報記録媒体に記録する
    記録手段とを具備したことを特徴とする情報記録装置。
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