JP2004110424A - Mmh文書の出力方法 - Google Patents

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JP2004110424A JP2002272194A JP2002272194A JP2004110424A JP 2004110424 A JP2004110424 A JP 2004110424A JP 2002272194 A JP2002272194 A JP 2002272194A JP 2002272194 A JP2002272194 A JP 2002272194A JP 2004110424 A JP2004110424 A JP 2004110424A
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Abstract

【課題】MMH文書の操作性の向上を達成し、その結果MMH文書の利用価値を高めるMMH文書の出力方法を提供する。
【解決手段】MMH文書上からコード化したい命令を選択し、該選択した命令をコード化する。次に、選択した命令に対応する説明文を読み出し、該読み出した説明文と、コード化した命令と、を印刷紙に印刷する。ユーザは、MMH文書を使用する際には、印刷紙に印刷されているコードを読み込み、該読み込んだコードをPC1に送信する。PC1は送信されたコードを解読し、解読したコードと1対1に対応する命令を、コードテーブルから選択し、該選択した命令を実行することで、ユーザは、MMH文書上で命令を操作しなくても、印刷紙を用いて命令を操作する。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MMH文書に関し、特に、MMH文書の操作を印刷物上でコントロールするMMH文書の出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報ネットワーク上の多様な情報を自己組織的に整理、要約、検索、提示することのできるシステムの開発がなされている。MMH(Multi―Media Handler)文書(特定文書)はその代表的な1つである。
MMH(Multi−Media Handler)文書(特定文書)は、カプセル化という特徴を持つため、1つの文書内に多数のアプリケーションと、アプリケーション内に含まれる多数のコマンドを持つ。
アプリケーションとしては、描画アプリケーション、映像アプリケーションなど、非常に多くのアプリケーションが存在する。また、MMH文書は通信手段を介して他人と送受信を行う特徴を持つ。このため、MMH文書は、遠隔地に存在する他者と、MMH文書を共有してコミュニケーションをすることができ、お互いのPC上にあるMMH文書に、一方が所定の操作を行うと、他方のMMH文書にも同一の所定の操作を反映することができる。
【0003】
また、本発明に類似する従来技術を以下に記載する。
二次元バーコード読取部からなる文書電子ファイリングシステムにおいて、読み込んだ文章からインデックスを作成し、該作成したインデックスをバーコードに変換する技術がある(特許文献1参照)。
また、論文などを紙に印刷する際に、重要な部分のみを活字で出力し、重要でない部分はコード化して出力し、紙を節約する技術がある(特許文献2参照)。
また、マルチメディア情報を工学的に読取可能なコードに変換し、印刷媒体に記録する技術がある(特許文献3参照)。
また、URL情報を含むバーコードの簡略化を図り、かつ、インターネット上の所望する情報に、容易にかつ確実にアクセスすることができる技術がある(特許文献4参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−215210号公報
【特許文献2】
特許第2942968号公報
【特許文献3】
特開平10−44513号公報
【特許文献4】
特開2000−207325号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、MMH(Multi−Media Handler)文書(特定文書)は、1つの文書内に多数のアプリケーションと、アプリケーション内に含まれる多数のコマンドを持つため、他人から送られてきたMMH文書の中に使用したことのないアプリケーションが含まれている可能性がある。
このことからMMH文書を使いこなすには、MMH文書そのものに関する知識と経験だけでなく、様々なアプリケーションに対する知識も必要であり、万人向きとは言いがたい。
特に、弱視者(MMH文書に精通していない人)に関しては、MMH文書の性質上、強視者(MMH文書に精通している人)と同じ文書を扱うことになるので画面の内容が読みづらく、操作が困難である。
【0006】
また、MMH文書を会議や講義等に使用する際、議長や講師など特定の人が、多数の会議参加者や聴講者にMMH文書を送るため、MMH文書を送られた側ではファイルの重要性を認識しにくい場合がある。そのため一般のデジタル文書と比較すると、MMH文書が必要なときに、送られてきたファイルの所在がわからなくて、ファイルを取り出すのに手間がかかる場合がある。
【0007】
また、MMH文書を用いて行った会議や講義などの報告書やまとめを作成する際、ファイルに記載されている内容を書き直したり、貼り付けたりするのは非常に時間がかかり、余計な作業は省略したいという作成者の要望が多い。また該報告書を管理する者は、報告書を紛失したり、報告書が盗難に遭ったりした場合の情報漏洩を非常に問題にしている。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、MMH文書の操作性の向上を達成し、その結果MMH文書の利用価値を高めるMMH文書の出力方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下のような特徴を有する。
請求項1記載の発明は、MMH文書(特定文書)上で操作可能な命令から所定の命令を選択する選択工程と、選択工程により選択された所定の命令を説明する説明文を読み出す読出工程と、読出工程により読み出された説明文と命令とを印刷物に出力する出力工程と、を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のMMH文書の出力方法において、出力工程は、印刷物に出力される命令をコード化し、該コード化した命令と説明文とを印刷物に印刷することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載のMMH文書の出力方法において、コード化した命令の近隣にチェックボックスの印字を指示することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載のMMH文書の出力方法において、コード化した命令をテキストデータとして印刷物に出力することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載のMMH文書の出力方法において、出力工程より印刷物に出力される書式を変更、追加、または削除する設定工程を有することを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項2から4の何れか1項に記載のMMH文書の出力方法において、コード化した命令を音声信号としてコード化し印刷物に出力することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明にかかる実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照しながら第1の実施の形態における処理動作について説明する。
まず、ユーザは、MMH文書上で操作可能な命令のうち、詳しい説明を所望する命令を選択する(A2)。なお、選択方法は、単一命令の選択、複数個の命令の選択、全命令の選択などが挙げられる。この操作可能な命令は、ユーザの操作により表示させることも可能である。
次に、選択された各命令に対して、あらかじめメモリなどに格納されている詳しい説明文を読み込む(A3)。
次に、読み込んだ説明文と、該説明文と対応する命令が印刷物上で対応関係を識別できるように配置して、紙、ラベル、シールなどの印刷物上に印刷する(A4)。
また、読み込んだ説明文は点字に変換して印刷物上に印刷することもできる。
【0016】
このように、第1の実施の形態は、MMH文書上の命令を選択し、該選択した命令に対応する説明文をメモリから読み出し、該説明文と命令とを印刷することができる。
例えば、MMH文書を遠隔地で共有するA氏とB氏とがおり、A氏は、MMH文書の内容や動作に関して精通し、B氏は精通していないような状況を仮定する。
このような場合、MMH文書を通じてのコミュニケーションはA氏からB氏への一方的なものとなる。そこで、A氏は、B氏がMMH文書によるコミュニケーションの際に使用されそうなコマンドをコード化し、B氏に転送し、B氏が出力する(無論、MMHをA氏が使用して、B氏のプリンタを操作しても可能である)。
これにより、B氏は数あるアプリケーションコマンドの中から自分の使用するコマンドだけを容易に入手し、A氏とB氏とが双方向のコミュニケーションを実現することが可能となる。
【0017】
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態を説明する。
まず、図2を参照しながら、MMH文書のシステム構成について説明する。
MMH文書は、PC1と、プリンタ2と、紙3と、バーコード4と、紙3に印字されたバーコード5と、説明文6と、を有して構成される。なお、PC1は、ネットワーク等の通信回線を介して複数の情報機器と接続されている。
【0018】
次に、上記構成からなる第2の実施の形態における処理動作について説明する。
なお、第2の実施の形態において、MMH文書から紙3を生成するまでの処理動作をSTEP1、紙3からMMH文書を操作するまでの処理動作をSTEP2として説明する。
【0019】
(STEP1:MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作)
まず、図3を参照しながら、MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作(STEP1)を説明する。
まず、ユーザは、所定のMMH文書上からコード化したい命令(例えば、ファイルを開く)を選択する(B2)。なお、該選択したMMH文書をMMH文書Aと名づける。次に、選択された命令と、そのとき実行可能なファイルであるファイルAを併せることで、“ファイルAを開く”をコード化する(B3)。なお、コード化とは、コード解読器により解読可能なコードに変換することを指す。本実施の形態ではバーコードとして利用可能なコードに変換する。
【0020】
次に、選択された命令(ファイルAを開く)に対して、あらかじめメモリなどに格納されている詳しい説明文(ファイルAを開く:説明文6に対応)を読み込む(B4)。さらに、コードと対応する実効命令を格納しておくコードテーブルをPC1内に作成する(B5)。次に、コードからバーコード5を作成し、該作成したバーコード5と説明文6とをプリンタ2を介して紙3に出力する(B6)。
【0021】
このように、MMH文書上からコード化したい命令を選択し、該選択した命令をコード化する。そして、選択した命令に対応する説明文を読み出し、該読み出した説明文と、コード化した命令と、を印刷紙に印刷する。
ユーザは、説明文とコード化した命令とが印刷された印刷紙を用いることで、MMH文書に精通していない者であっても容易にMMH文書を操作することが可能となる。
【0022】
(STEP2:印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作する処理動作)
次に、図4を参照しながらMMH文書上の命令を操作する処理動作(STEP2)について説明する。
なお、STEP2の処理動作を実現するために、まず、STEP1で用いたMMH文書Aを保持するPC1に接続可能なバーコードリーダー4と、バーコードを具備する紙3と、を要する。
まず、ユーザは、バーコードリーダー4を用いて紙3に印刷されているバーコード5を読み込み、バーコードリーダー4にコードを認識させる(C2)。このバーコードリーダー4が認識したコードはPC1に送信される(C3)。
次に、エンコードリーダは、送信されたコードがMMH文書の命令に関するコードかどうかをPC1上で確認すると同時に、MMHアプリケーションが起動されていない場合は、送信されたコードによりMMH文書に対する命令を受信したことを認識し、MMHアプリケーションを立ち上げる(C4)。
次に、PC1に存在するコード解読部で、コードを解読する(C5)。該解読されたコードと一対一に対応する命令を、PC上に作成しておいたコードテーブルから選択し実行(ファイルAを開く)する(C6)。
【0023】
このように、紙に印刷されているコードを読み込み、該読み込んだコードをPC1に送信する。PCは送信されたコードを解読し、解読したコードと1対1に対応する命令を、コードテーブルから選択し、該選択した命令を実行することで、ユーザは、MMH文書上で命令を操作しなくても、印刷紙を用いて命令を操作することが可能となる。
【0024】
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、MMH文書から印刷物を生成するまでの処理動作をSTEP1、印刷物からMMH文書を操作するまでの処理動作をSTEP2、として説明する。
【0025】
(STEP1:MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作)
まず、図5を参照して、MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作STEP1について説明する。
まず、ユーザは、所定のMMH文書上からコード化したい命令を選択する(D2)。なお、選択される命令は単数だけでなく、複数の場合もある。該MMH文書をMMH文書Bと名づける。次に、選択された命令をコード化する(D3)。なお、コード化とは、解読可能なコードに変換することを指す。コードの代表としてはバーコードとして利用することが可能なコードが挙げられる。また、テキストで表記した文字を命令との対応づけを行うことで、コードとして扱うこともできる。
【0026】
例えば、図7はテキストで表記した文字をコードとして扱う例である。
ペン型文字読み取り装置G2は、テキストを認識できる装置であるので、テキストG1がどのような文字列になっているかを認識できる。そのため、テキストG1で表記した文字列と対応する命令を用意しておけば、テキストもコードとして用いることができる。
【0027】
次に、選択された命令に対して、あらかじめPCに格納されている詳しい説明を読み込む(D4)。次に、コードと対応する実行命令を格納しておくコードテーブルをPC内に作成する(D5)。なお、コードテーブルはPC1つに対し、1つ存在することが一般的であるが、MMH文書の共有性を生かし、複数のユーザで1つのコードテーブルを共有することもできる。
【0028】
なお、読み込んだ各々の説明が、対応する各々の命令との関連付けが分かりやすいように配置し、同様に各々のチェックボックスも、対応する各々の命令との関連付けが分かりやすいように配置する(D6)。
次に、印刷物の特定の個所に固有の情報(日時、名前、IPアドレス、通し番号、バーコードなど)を配置する(D7)。次に、配置されたコード、説明、チェックボックス、固有の情報を印刷物Bへ出力する(D8)。コードの印刷と前後して(図5では印刷後)、印刷する内容(印刷内容B)をPCに保存する(D9)。
【0029】
このように、MMH文書上からコード化したい命令を選択し、該選択した命令をコード化する。次に、選択した命令に対応する説明文を読み出し、該読み出した説明文と、コード化した命令と、を印刷紙に印刷する。このとき、印刷紙に、チェックボックスや固有の情報(日時、名前、IPアドレス、通し番号、バーコードなど)を配置することで、MMH文書に不慣れな人の操作性を向上させる印刷紙を形成することができる。
【0030】
(STEP2:印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作する処理動作)
次に、図6を参照しながら、印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作する処理動作STEP2について説明する。
なお、STEP2の処理動作を実行する前に、ユーザは、STEP1で用いたMMH文書Bと印刷内容Bとを保持するPCに接続可能な、画像入力装置(スキャナ、書画カメラなど)と、印刷物Bとを用意する必要がある。
【0031】
まず、ユーザは、画像入力装置を用いて印刷物B全体を画像として認識する(E2)。画像入力装置により認識された画像をPCに送信する(E3)。なお、送信手段はLAN(Local Area Network)、公共電話回線、専用電話回線、光ファイバー網、衛星通信手段等の汎用の通信手段とし、インターネット等のインフラも積極的に利用するものとする。
次に、PC上で、送信された画像がMMH文書に関連する画像かどうかを判別する(E4)。なお、判別には、印刷物の特定の個所に固有情報が入力されているかどうかを利用するとよい。また、画像入力装置側に、前記固有情報の在否の判別工程を設けても良い。送信された画像がMMH文書に関連する画像であることを認識しているのにもかかわらず、MMHアプリケーションが起動されていない場合、MMHアプリケーションを立ち上げる。
【0032】
次に、PC内に存在する画像処理部で、送信された画像と対応する印刷画像Bを探索する(E5)。PC内に存在する画像処理部で送信された画像と印刷内容Bとを比較することで、加筆されたチェックボックスを抽出し、加筆されたチェックボックスと関連付けされているコードを選択する(E6)。次に、上書きされた部分と関連付けされているコードと一対一に対応する命令をコードテーブルから選択し、命令を実行する(E7)。
なお、印刷画像探索部(E5)、コード認識部(E6)はMMHと独立している場合や、画像入力装置に含まれる場合もある。また、画像入力装置に含まれる場合は、コードをPCに送信する以前に解読することになる。
【0033】
このように、印刷紙全体を画像情報として認識し、該認識した画像情報がMMH文書に関連するか否かを判断し、該判断によりMMH文書であることを判断した場合は、加筆されたチェックボックスと関連するコードに対応する命令を、コードテーブルから選択し、該選択した命令を実行することで、ユーザは、複数の命令を同時に入力して、実行することが可能となる。
【0034】
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態において、MMH文書から印刷物を生成するまでの処理動作をSTEP1、印刷物からMMH文書を操作するまでの処理動作をSTEP2に分けて説明する。
【0035】
(STEP1:MMH文書上の命令を印刷物に出力する処理動作)
まず、図8を参照しながら、MMH文書上の命令を印刷物に出力する処理動作STEP1について説明する。
まず、ユーザは、所定のMMH文書上からコード化したい命令を選択する(H2)。なお、選択される命令は単数だけでなく、複数の場合もある。また、該MMH文書をMMH文書Hと名づける。次に、選択された命令をコード化する(H3)。なお、コード化とは、解読可能なコードに変換することを指す。コードの代表としてはバーコードがあげられる。また、テキストで表記した文字を命令と対応づけて、コードとして扱うこともできる。
【0036】
例えば、図7はテキストで表記した文字をコードとして扱う例である。
ペン型文字読み取り装置G2は、テキストを認識できる装置であるので、テキストG1がどのような文字列になっているかを認識できる。そのため、テキストG1で表記した文字列と対応する命令を用意しておけば、テキストもコードとして用いることができる。
【0037】
次に、選択された命令に対して、あらかじめPCに格納されている詳しい説明を読み込む(H4)。次に、コードと対応する実行命令を格納しておくコードテーブルをPC内に作成する(H5)。コードテーブルはPC1つに対し、1つ存在することが一般的であるが、MMH文書の共有性を生かし、複数のユーザで1つのコードテーブルを共有することもできる。
【0038】
次に、読み込んだ各々の説明が、対応する各々の命令との関連付けが分かりやすいように配置する(H6)。このとき、コード周辺の空白に対しても、それぞれのコードとの距離を計算して対応するコードを定めておく。次に、印刷物の特定の個所に固有の情報(日時、名前、IPアドレス、通し番号、バーコードなど)を配置する(H7)。次に、配置されたコード、説明、固有の情報を印刷物Hへ出力する(H8)。次に、コードの印刷と前後して(図8では印刷後)、印刷する内容(印刷内容H)をPCに保存する(H9)。
【0039】
このように、MMH文書上からコード化したい命令を選択し、該選択した命令をコード化する。このとき、テキストで表記した文字をコードとして扱う。次に、選択した命令に対応する説明文を読み出し、該読み出した説明文と、コード化した命令と、を印刷紙に印刷する。このとき、印刷紙に、チェックボックスや固有の情報(日時、名前、IPアドレス、通し番号、バーコードなど)を配置することで、MMH文書に不慣れな人の操作性を向上させる印刷紙を形成することができる。
【0040】
(STEP2:印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作する処理動作)
次に、図9を参照しながら、印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作する処理動作STEP2について説明する。
なお、STEP1で用いたMMH文書Hと印刷内容Hを保持するPCに接続可能な、画像入力装置(スキャナ、書画カメラなど)と、印刷物Hを用意する必要がある。
【0041】
まず、画像入力装置を用いて印刷物H全体を画像として認識する(I2)。次に、認識された画像をPCに送信する(I3)。なお、送信手段はLAN(Local Area Network)、公共電話回線、専用電話回線、光ファイバー網、衛星通信手段等の汎用の通信手段とし、インターネット等のインフラも積極的に利用するものとする。
次に、送信された画像がMMH文書に関連する画像かどうかをPC上で判別する(I4)。なお、判別には、印刷物の特定の個所に固有情報が入力されているかどうかを利用するとよい。また、画像入力装置側に、前記固有情報の在否の判別工程を設けても良い。また、送信された画像がMMH文書に関連する画像であることを認識しているのにもかかわらず、MMHアプリケーションが起動されていない場合、MMHアプリケーションを立ち上げる。
【0042】
次に、PC内に存在する画像処理部で、送信された画像と対応する印刷画像Hを探索する(I5)。
PC内に存在する画像処理部で、送信された画像と印刷内容Hとを比較することで、印刷内容に上書き(加筆)された部分を抽出し、上書きされた部分と関連付けされているコードを選択する(I6)。次に、上書きされた部分と関連付けされているコードに対し、ユーザが選択した指示内容をコード化された命令に作用させる(I7)。
【0043】
なお、ユーザが選択した指示内容とは、一般にはコード化された命令を実行することだが、例えばユーザが加筆した記号(○、×など)に対し、×を加筆した場合は、対応コードの命令のみを実行しないようにするなどの指示が挙げられる。また、画像処理を容易にするために、印刷物Hに加筆を加えるときに、専用のペンを用いることで上書きされた部分を抽出しやすくすることも考えられる。
【0044】
次に、コードと一対一に対応する命令をコードテーブルから選択し、命令を実行する(I8)。なお、印刷画像探索部(I5)、コード認識部(I6)はMMHと独立している場合や、画像入力装置に含まれる場合もある。また、画像入力装置に含まれる場合は、コードをPCに送信する以前に解読することになる。
【0045】
このように、印刷紙全体を画像情報として認識し、該認識した画像情報がMMH文書に関連するか否かを判断し、該判断によりMMH文書であることを判断した場合は、加筆されたチェックボックスと関連するコードに対応する命令を、コードテーブルから選択し、該選択した命令を実行することで、ユーザは、複数の命令を同時に入力して、実行することが可能となる。
【0046】
なお、上記第4の実施の形態において、コード化された情報及びその内容を音声で出力することで、MMH文書の内容が聴覚的に即座に理解できるようにすることも可能である。以下、その処理動作について説明する。
【0047】
まず、コードを解読したときに、解読された命令に対してあらかじめPCなどに格納されている説明を音声信号に変換する。なお、解読された命令がテキストデータに関するものである場合は、そのテキストデータ全てを音声信号に変換することもできる。そして、得られた音声信号を出力する。また、音声信号自体がコード化されているときは、そのまま音声信号を出力する。
【0048】
このように、コードを解読したときに、音声信号に変換して、コード化した情報及びその内容を音声で出力することで、MMH文書の内容を音声として聞くことができる。
【0049】
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施例は、MMH文書から印刷物を生成するまでの処理動作をSTEP1、印刷物からMMH文書を操作するまでの処理動作をSTEP2として説明する。
【0050】
(STEP1:MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作)
まず、図10を参照しながらMMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作STEP1について説明する。
まず、ユーザは、あるMMH文書上からコード化したい命令を選択する(F2)。なお、選択される命令は単数だけでなく、複数の場合もある。また、該MMH文書をMMH文書Cと名づける。次に、選択された命令をコード化する(F3)。なお、コード化とは、解読可能なコードに変換することを指す。コードの代表としてはバーコードがあげられる。また、テキストで表記した文字などもコードとして扱うこともできる。例えば、図7はテキストで表記した文字をコードとして扱う例である。
また、ペン型文字読み取り装置G2は、テキストを認識できる装置であるので、テキストG1がどのような文字列になっているかを認識できる。そのため、テキストG1で表記した文字列と対応する命令を用意しておけば、テキストもコードとして用いることができる。
【0051】
次に、選択された命令に対して、あらかじめPCに格納されている詳しい説明を読み込む(F4)。次に、コードと対応する実行命令を格納しておくコードテーブルをPC内に作成する(F5)。コードテーブルはPC1つに対し、1つ存在することが一般的であるが、MMH文書の共有性を生かし、複数のユーザで1つのコードテーブルを共有することもできる。
【0052】
次に、読み込んだ説明とチェックボックスとが対応する命令を識別できるように配置する(F6)。次に、印刷物の特定の個所に固有の情報(日時、名前、IPアドレス、通し番号、バーコードなど)を出力する(F7)。
なお、コードと説明の配置の様子は、ユーザが印刷する前に下見(プレビュー)を行うことができる(F8)。また、配置に不満があれば、コードの位置や説明の位置を移動させることができ、不要な説明は省略することができる。また、ユーザはコメントや画像を加えたい場合は、任意の位置に加えることができる(F9)。
【0053】
次に、プレビューで配置されたとおりに印刷物へ出力する(F10)。また、ユーザが加えたコメントは点字として出力することもできる。
次に、コードの印刷と前後して、印刷する内容(印刷内容C)をPCに保存する(F11)。
【0054】
このように、MMH文書上からコード化したい命令を選択し、該選択した命令をコード化する。次に、選択した命令に対応する説明文を読み出し、該読み出した説明文と、コード化した命令と、を印刷紙に印刷する。なお、印刷紙に、チェックボックスや固有の情報(日時、名前、IPアドレス、通し番号、バーコードなど)を印刷することも可能である。この時、印刷される配置の様子を見ること(プレビュー)ができ、配置を任意に移動することが可能となる。
【0055】
(STEP2:印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作する処理動作)
第5の実施の形態におけるSTEP2は、第3の実施の形態におけるSTEP2の処理動作と同様である。
【0056】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は以下のような効果を奏し得る。
第1の効果として、MMH文書上で操作可能な命令を印刷物に形成し、該形成した印刷物の具備する命令を用いることで、MMH文書上で操作可能な命令の起動動作が理解しやすくなる。このため、初心者(MMH文書に精通していない者)がMMH文書へ取り組みやすくなる。
【0058】
第2の効果として、MMH文書上にMMH文書への命令入力の煩雑さを緩和する。また、MMH文書の操作に不慣れな人でも迅速に目的のMMH文書を獲得できる。
第3の効果として、機器に不慣れな人の操作性を向上する。また、専用のコード解読器では達成できない、複数コマンドの同時入力を可能にする。
【0059】
第4の効果として、作用効果印刷内容の理解を深める。後日閲覧したときの理解を早める。印刷物を報告書として用いることができる。
【0060】
第5の効果として、コード化された情報およびその内容を音声で出力することで、MMH文書の内容が聴覚的に即座に理解できるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施の形態における処理動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明にかかるMMH文書のシステム構成を示す図である。
【図3】本発明にかかる第2の実施の形態における、MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明にかかる第2の実施の形態における、印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明にかかる第3の実施の形態における、MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる第3の実施の形態における、印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【図7】テキストで表記した文字をコードとして扱う例を示す説明図である。
【図8】本発明にかかる第4の実施の形態における、MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明にかかる第4の実施の形態における、印刷物を用いてMMH文書上の命令を操作するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明にかかる第5の実施の形態における、MMH文書上の命令を印刷物に出力するまでの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 PC
2 プリンタ
3 紙
4 バーコードリーダ
5 バーコード
6 説明文

Claims (6)

  1. MMH文書(特定文書)上で操作可能な命令から所定の命令を選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された所定の命令を説明する説明文を読み出す読出工程と、
    前記読出工程により読み出された説明文と前記命令とを印刷物に出力する出力工程と、
    を有することを特徴とするMMH文書の出力方法。
  2. 前記出力工程は、
    前記印刷物に出力される命令をコード化し、該コード化した命令と前記説明文とを印刷物に印刷することを特徴とする請求項1記載のMMH文書の出力方法。
  3. 前記コード化した命令の近隣にチェックボックスの印字を指示することを特徴とする請求項2記載のMMH文書の出力方法。
  4. 前記コード化した命令をテキストデータとして印刷物に出力することを特徴とする請求項2または3記載のMMH文書の出力方法。
  5. 前記出力工程より印刷物に出力される書式を変更、追加、または削除する設定工程を有することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のMMH文書の出力方法。
  6. 前記コード化した命令を音声信号としてコード化し印刷物に出力することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載のMMH文書の出力方法。
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