JP2002196886A - タッチパネルおよび画面入力型表示装置 - Google Patents

タッチパネルおよび画面入力型表示装置

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JP2002196886A
JP2002196886A JP2001082411A JP2001082411A JP2002196886A JP 2002196886 A JP2002196886 A JP 2002196886A JP 2001082411 A JP2001082411 A JP 2001082411A JP 2001082411 A JP2001082411 A JP 2001082411A JP 2002196886 A JP2002196886 A JP 2002196886A
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adhesive
embankment
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lower substrate
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JP2001082411A
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English (en)
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Shinsaku Chiba
眞作 千葉
Shigeki Suzuki
滋樹 鈴木
Masao Kono
昌雄 河野
Satoshi Kakinuma
聡 柿沼
Yasuaki Kondo
恭章 近藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Hitachi Chiba Electronics Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Hitachi Chiba Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シール領域における上基板と下基板を弛みなく
粘着固定してニュートンリングの発生を回避する。 【解決手段】粘着層を形成する粘着材を、タッチパネル
の入力領域ARを周回して上基板1と下基板6の貼り合
わせ間隙の高さが入力領域ARの外側を周回するシール
領域内において上基板1と下基板6を面内非平行に固定
する印刷幅が同一あるいは異なる1列または2列以上の
粘着材塗布提11A、11Bで構成し、上基板1を下基
板6に対して凸状となるように粘着固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押圧入力操作によ
る抵抗変化で情報の選択入力や文字・数字あるいは図形
入力を行うタッチパネルと、このタッチパネルを積層配
置して構成した画面入力型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネル等のパネル形ディスプレ
イや陰極線管などの表示装置の表示画面に配置して、当
該表示画面上に表示される情報の選択入力や文字・数字
あるいは図形入力を行うタッチパネルが知られている。
【0003】この種のタッチパネルには、その動作原理
から種々の方式があるが、その中で最もポピュラーなも
のがペン先様の入力器具を用いて押圧操作することによ
る抵抗分圧で入力面の座標を検知する方式、所謂アナロ
グ抵抗膜方式である。
【0004】このアナログ抵抗膜方式のタッチパネル
は、透明なプラスチックシートなどの軟質フィルムで情
報入力側である一方の基板(上基板)を構成し、他方の
基板(下基板)をガラスを好適とする透明な硬質基板で
構成される。
【0005】そして、2枚の透明基板の対向面のそれぞ
れに抵抗膜を備え、上基板側から印加される押圧入力操
作により両基板が接触した際に一方の基板に印加された
電圧を抵抗膜で分圧した値を他方の基板の出力端子で読
み取ることを交互に行うことで2次元の座標値を検出
し、入力された位置情報や文字・数字あるいは図形入力
情報を検知するものである。
【0006】一方、上記のタッチパネルを積層配置した
表示装置としては、小型・軽量、低消費電力という特徴
から液晶表示パネルを用いた表示装置(液晶表示装置)
との組合せで使用される携帯情報機器、所謂PDAが広
く利用されるようになっている。
【0007】なお、液晶表示装置は、その液晶表示パネ
ルの表示画面に生成した画像等の情報に照明光を照射
し、その透過光または反射光を表示面側に出射させるこ
とで可視化するものである。
【0008】一般に、この種の液晶表示パネルは、画素
選択電極やスィッチング素子等を有する一対の基板の貼
り合わせ間隙に液晶層を挟持してなり、選択された画素
部分の液晶分子の配向状態を変化させることで画像を生
成する。生成された画像は、それ自体では可視状態にな
いため、外部から光を与えて液晶パネルを照射し、その
透過光あるいは反射光を観察するように構成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図14はタッチパネル
の1構成例を模式的に説明する展開斜視図である。この
タッチパネルは、内面にITOを好適とする上抵抗膜1
Aを有する上基板1と、内面に同様に内面にITOを好
適とする下抵抗膜6Aを有する下基板6を粘着部材であ
る両面テープ3で貼り合わせて一体化してある。
【0010】上抵抗膜1Aは所謂可動電極であり、下抵
抗膜6Aと共に入力座標を電圧値で検出する電圧分割抵
抗として機能する。下基板6の上記下抵抗膜6Aの上面
には上基板1と下基板6を常時(入力操作時以外)は隔
離して不用なタッチを防止し、かつ入力操作時の動作荷
重を調整する機能を持つマイクロドットスペーサ4が形
成されている。
【0011】上基板1の上抵抗膜1Aの図中、短辺の端
縁に例えばAgペーストやCuペーストを好適とする導
電ペーストの印刷配線による上給電電極2を有し、上下
接続給電電極5Bと上下接続給電電極用配線5Cを介し
てフレキシブルプリント基板(テール)7の配線7Aと
を電気的に接続する。同様に、下基板6の下抵抗膜6A
には、その長辺の端縁に導電ペーストの印刷配線による
下給電電極5Aが形成されている。この下給電電極5A
は下給電電極用配線5Dを介してフレキシブルプリント
基板7の配線7Aに接続している。
【0012】上基板1と下基板6は両面粘着テープ3で
粘着固定されている。この両面粘着テープ3の上記上給
電電極2および上下接続給電電極5Bとが重なる部分に
開口8を有し、この開口8に充填したAg(銀)ペース
ト等の導電ペーストで上給電電極2を上下接続給電電極
5Bに接続している。
【0013】フレキシブルプリント基板7は下基板6に
圧着され、その配線7Aを上下接続給電電極用配線5C
と下給電電極用配線5Dの各端部50に接続し、上下接
続給電電極用配線5Cと下給電電極用配線5Dを介して
上給電電極2と下給電電極5Aに接続されている。この
ように、この構造のタッチパネルは、下基板6側で上下
の各抵抗膜1Aと6Aにフレキシブルプリント基板7の
配線7Aを接続する形式である。
【0014】図15は図14に示した形式のタッチパネ
ルの上給電電極と下給電電極および上下接続給電電極用
配線5Cの配置および両面テープ3による上下基板の粘
着部構造の模式的な説明図である。図中、図14と同一
機能部分は同一符号を付してある。
【0015】図15の(a)は上下の基板を貼り合わせ
た状態で各抵抗膜や電極および配線を上基板側から透視
して示したものであり、同図(b)は(a)のA−A’
断面図、(c)は(a)のB−B’断面図である。
【0016】貼り合わせた上下基板の周縁に形成した導
電ペースト印刷による上給電電極2と下給電電極5Aの
内側に入力不動領域NRを介して入力領域ARが形成さ
れている。入力不動領域NRの外周は上下基板を粘着固
定するシール領域となる。
【0017】図15の(b)に示した上下接続給電電極
用配線5Cと下給電電極5Aは絶縁層9で被覆され、こ
の絶縁層9と上基板の間に両面テープ3が介在してい
る。
【0018】また、図15の(c)に示したように、両
面粘着テープ3に設けた開口8Aを通して充填された銀
(Ag)ペースト等の導電ペースト10で上給電電極2
と上下接続給電電極5Bを電気的に接続してある。な
お、図15の(b)に示したように、両面テープ3はP
ET等のプラスチックフィルム基材の両面に粘着材を塗
布したものである。
【0019】このように、入力領域ARを周回する上基
板1と下基板6の間のシール領域に両面粘着テープ3を
介在して両基板を貼り合わせている。下基板6に形成し
た下抵抗膜6A上に形成したマイクロドットスペーサ4
はレジンの印刷法あるいはフォトリソグラフィー法で形
成される。
【0020】図16はタッチパネルの他の構成例の模式
的な説明図である。本例は、タッチパネルを構成する上
基板1と下基板6とをそのシール領域に粘着材を塗布し
て貼り合わせた構造であり、(a)は上基板側から内面
を透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面図、
(c)は(a)のB−B’断面図である。なお、前記各
図と同一符号は同一機能部分を示す。
【0021】粘着層を構成する粘着材を一方の基板(こ
こでは下基板6)に印刷塗布した粘着材塗布堤11は、
図16(b)、(c)に示したように、その流動性によ
りシール領域内で入力領域ARを周回する方向に沿って
両側縁に頂上を持ち、中央部分に凹部が形成される。そ
のため、対向する基板(この場合は上基板1)に粘着す
る部分の面積が減少し、粘着固定効果が低下する。
【0022】上基板1が平坦である場合は、粘着固定し
た状態では下基板6と平行な状態にあるが、上基板1に
伸縮が生じた場合には、この伸縮を保持することが難し
くなり、特に上基板1が伸びた場合には入力領域ARで
上基板1が下基板6側に垂下して下に凹状に変形してし
まう。
【0023】図17は下基板に塗布した粘着材で上基板
を粘着固定した場合の平面性が損なわれている上下基板
の実際の貼り合わせ状態の1例説明図であり、(a)は
上基板側から内面を透視した平面図、(b)は(a)の
A−A’断面図、(c)は(a)のB−B’断面図であ
る。なお、前記各図と同一符号は同一機能部分を示す。
【0024】図17の(a)におけるA−A’線の沿っ
た断面である同図(b)に示したように、長辺側(上下
辺)では上基板1の内面に形成した上抵抗膜1Aには絶
縁層9Aが形成され、下基板6の内面に形成された下給
電電極5Aと上下接続給電電極用配線5Cを覆って絶縁
層9Bが形成されている。
【0025】これらの絶縁層9Aと9Bの間に位置する
ように、下基板6に粘着材を塗布して粘着材塗布堤11
を形成する。また、上給電電極2と上下接続給電電極5
Bが重なる短辺側(左右辺)では上給電電極2と上下接
続給電電極5Bの間に粘着材を塗布して粘着材塗布堤1
1が形成される。
【0026】なお、上給電電極2と上下接続給電電極5
Bの間の電気的接続は、上給電電極2と上下接続給電電
極5Bの間の粘着材塗布堤11の一部に設けた隙間ある
いは開口に導電ペースト10を塗布することで行われ
る。
【0027】粘着材塗布堤11は、実際には、粘着材を
塗布するための印刷マスクの板厚、マスク開口サイズ、
印刷時のスキージの移動方向などによって単一の頂上が
片側に傾いたり(図17の(c))、中央部分に凹部を
持つ場合の両側縁に形成される頂上の高さが同じになら
ない(図17の(b))。通常は可撓性のフィルムであ
る上基板は、この粘着材塗布堤11の頂上の形状に引き
ずられる。その結果、上基板1は中央部分が下基板方向
に垂下してニュートンリングNが発生する。このニュー
トンリングNはタッチパネルの視認性を阻害し、品質を
劣化させる。
【0028】図18は下基板に塗布した粘着材で上基板
を粘着固定した場合の平面性が損なわれている上下基板
の実際の貼り合わせ状態の他の例の説明図であり、
(a)は上基板側から内面を透視した平面図、(b)は
(a)のA−A’断面図、(c)は(a)のB−B’断
面図である。なお、前記各図と同一符号は同一機能部分
を示す。
【0029】この例では、同図(b)に示した長辺側
(上下辺)および同図(c)に示した短編側(左右辺)
共に両端縁に二つの頂上をもつ粘着材塗布堤11が形成
され、シール領域の外側の頂上側11Aが内側の頂上側
11Bより高く形成された場合を示す。なお、1つの頂
上が形成された粘着材塗布堤の頂上が外側に傾いた場合
でも同様である。
【0030】その結果、上基板1は入力領域ARに向か
って傾斜して粘着固定されてしまう。また、図17と同
じように上基板1に伸びが生じた場合には、入力領域の
中央部分が下基板方向に垂下し、図17と同様のニュー
トンリングNが発生する。
【0031】本発明の目的は、上記したシール領域にお
ける粘着層の構造に起因する上基板の撓みによる垂下を
防止して上基板と下基板を略平行平面となるように、あ
るいは上基板を上に凸になるように強固に粘着固定する
と共に、上基板の中央部分の下基板方向への垂下による
ニュートンリングの発生を回避したタッチパネルと、こ
のタッチパネルを用いた画面入力型表示装置を提供する
ことにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】まず、粘着層の塗布で形
成する粘着材塗布堤の構造による上記した事象の原因に
ついて説明する。粘着材の印刷塗布後の粘着材塗布堤の
形状は、その両側縁が印刷マスクの総厚み(スクリーン
厚み+印刷マスクの板厚)に比例した頂上高さとなるの
に対し、上記頂上の間に形成される凹部の大きさは印刷
マスクの板厚みにほぼ比例して大きくなる。
【0033】図19は印刷マスクの総厚みを一定とした
ときの印刷マスクの板厚に対する粘着材塗布堤の高さと
中央部分に形成される凹部の高さの関係の説明図であ
る。図中、横軸のtは印刷マスクの板厚(μm)、縦軸
のhは粘着材塗布堤の高さ、Δ1、Δ2、・・・は粘着
材塗布堤の中央部分に形成される凹部の高さを示す。h
とΔの単位は共にμmである。この図から明らかなよう
に、印刷マスクの板厚tが大きくなる程、塗布された粘
着材塗布堤の中央部分に形成される凹部が大きく深くな
る。
【0034】図20は印刷マスクの印刷開口である印刷
指定幅に対する粘着材塗布堤の高さの関係を計測した結
果の説明図であり、横軸のwは印刷マスクの印刷開口幅
(mm)、縦軸のhは粘着材塗布堤の高さ(μm)を示
す。
【0035】図21は図20の関係を得るための条件の
説明図であり、印刷マスクMSKは、印刷パターンAP
(印刷開口:開口幅w)を形成した金属製のマスク板M
Pとこの上面に積層したスクリーンSCで構成される。
なお、スクリーンSCはシルク等のファイバーの編み物
であり、同図では模式的に縦糸と横糸の交差で模式的に
示した。
【0036】図21に示したように、印刷マスクMSK
の総厚GW(マスク板MPの厚みMW+スクリーンSC
の厚みSW)を210μm、マスク板MPの厚みtを3
0μm、粘着材の粘度を7〜8Pa・sとしたとき、図
20に例示したように、ある印刷条件の下では粘着材塗
布堤の印刷指定幅Wが0.5mm〜2.5mmまでは粘
着材塗布堤の高さhはほぼ比例的に増加している。これ
に対し、印刷指定幅Wが3.0mmを超えた付近ではそ
の高さhは増加せずに凹部が大きくなって行き、両端部
に頂上が出現する。
【0037】本発明は上記の事実に基づいてなされたも
のであり、粘着層を形成する粘着材を、タッチパネルの
入力領域を周回して上基板と下基板の貼り合わせ間隙の
高さがシール領域内において上基板と下基板を面内非平
行に固定する印刷幅が同一幅あるいは異なる2列以上の
粘着材塗布提で構成した点を特徴とする。
【0038】尚、粘着材塗布提を2列以上にするとは、
一方の基板のみに2列以上としても良く、また、上下基
板に各1列以上ずつ、即ち一方に1列またはそれ以上で
他方に1列またはそれ以上で、合計して2列以上となる
ようにしてもよいことを意味する。
【0039】この構成としたことにより、下基板と上基
板を弛みなく粘着固定することができると共に、下基板
に対する上基板の間隔を所定以上に保持でき、ニュート
ンリングの発生を回避して視認性が改善される。
【0040】また、本発明は、印刷後に形成される粘着
材塗布堤の幅に差を付けることでその高さを変え、フィ
ルム状部材である上基板がシール領域で囲まれる入力領
域で上面が下基板の面に対して凸状となる如く傾けて粘
着固定する。上基板の部材の癖で当該入力領域で上面が
凸状となる傾向がある場合には、上記と逆の傾きを与え
て粘着固定する。
【0041】この構成としたことにより、下基板と上基
板を弛みなく粘着固定することができると共に、下基板
に対する上基板の間隔を所定範囲に保持でき、上基板が
下基板に対して凹状に接近することによるニュートンリ
ングの発生が回避される。
【0042】また、本発明は、シール領域における上基
板と下基板のそれぞれに頂上または凹部を持つ印刷幅が
同一あるいは異なる1列以上の粘着材塗布堤を形成し、
両粘着材塗布堤の頂上をずらし、あるいは一方の頂上を
他方の凹部に合わせ、若しくは粘着材塗布堤の一方頂上
からずれた傾斜面と他方の頂上を合わせ、または両粘着
材塗布堤の頂上からずれた傾斜面同士を突き合わせて粘
着固定する。
【0043】この構成としたことにより、下基板と上基
板を弛みなく粘着固定することができると共に、下基板
に対する上基板の間隔を所定以上に保持でき、ニュート
ンリングの発生を回避して視認性を改善することができ
る。
【0044】また、本発明は、上記のタッチパネルの背
面に表示装置を配置して画面入力型液晶表示装置を構成
した。
【0045】上記の表示装置として陰極線管、あるいは
液晶表示装置(LCD)や有機ELディスプレイ、電界
放出型表示装置(FED)、その他の各種の表示デバイ
スが使用できる。液晶表示パネルを用いる場合は、液晶
表示パネルとタッチパネルの間、あるいは液晶表示パネ
ルの背面に導光板と線状ランプからなる照明装置を設置
する。
【0046】さらに、本発明の画面入力型表示装置は、
所謂単純マトリクス型、アクティブマトリクス型、その
他の既知の形式の液晶表示パネルを用いることができ
る。また、反射型に限らず、透過型の液晶表示パネルを
用いた液晶表示装置も用いることができる。本発明の主
な構成を以下に列挙する。 (1)上抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有する下
基板とを有し、前記上基板と前記下基板とが入力領域を
囲むシール領域において貼り合わされたタッチパネルで
あって、前記上基板と前記下基板のうちの少なくとも一
方に塗布された粘着材塗布堤を有し、前記粘着材塗布堤
は前記シール領域の一辺あたり前記上基板および下基板
を合計して2列以上形成されており、前記上基板は全体
として上に凸の形状で前記粘着材塗布堤により前記下基
板に貼り合わされていることを特徴とする。 (2)(1)において、前記シール領域の一辺あたりの
前記粘着材塗布堤は、幅の異なる2列以上の粘着材塗布
堤であることを特徴とする。 (3)(1)または(2)において、前記入力領域から
遠い方の前記粘着材塗布堤の高さよりも、前記入力領域
に近い方の前記粘着材塗布堤の高さの方が高いことを特
徴とする。 (4)(1)から(3)の何れかにおいて、前記粘着材
塗布堤は、前記上基板または前記下基板の一方に塗布さ
れていることを特徴とする。 (5)(1)から(3)の何れかにおいて、前記粘着材
塗布堤は、前記上基板または前記下基板の双方にそれぞ
れ1列以上ずつ塗布されていることを特徴とする。 (6)(5)において、前記粘着材塗布堤はそれぞれ1
以上の頂上を有し、前記上基板に塗布された前記粘着材
塗布堤と前記下基板に塗布された前記粘着材塗布堤との
前記頂上の位置をずらして前記上基板と前記下基板とが
貼り合わされていることを特徴とする。 (7)(5)において、前記上基板と前記下基板のうち
一方は前記粘着材塗布堤の長手方向に垂直な断面の形状
が凹域を有する粘着材塗布堤を有し、他方は1つの頂上
を有する粘着材塗布堤を有し、前記一方の粘着材塗布堤
の前記凹域に前記他方の粘着材塗布堤の頂上を当接させ
て前記上基板と前記下基板とが貼り合わされていること
を特徴とする。 (8)上抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有する下
基板とを有し、前記上基板と前記下基板とが入力領域を
囲むシール領域において貼り合わされたタッチパネルで
あって、前記上基板および前記下基板のそれぞれに前記
シール領域の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材
塗布堤を有し、前記粘着材塗布堤はそれぞれ1以上の頂
上を有し、前記上基板に塗布された前記粘着材塗布堤と
前記下基板に塗布された前記粘着材塗布堤との前記頂上
の位置をずらして前記上基板と前記下基板とが貼り合わ
されていることを特徴とする。 (9)(8)において、前記上基板は全体として上に凸
の形状で前記粘着材塗布堤により前記下基板に貼り合わ
されていることを特徴とする。 (10)上抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有する
下基板とを有し、前記上基板と前記下基板とが入力領域
を囲むシール領域において貼り合わされたタッチパネル
であって、前記上基板および前記下基板のそれぞれに前
記シール領域の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着
材塗布堤を有し前記上基板と前記下基板のうちの一方は
前記粘着材塗布堤の長手方向に垂直な断面の形状が凹域
を有する粘着材塗布堤を有し、他方は1つの頂上を有す
る粘着材塗布堤を有し、前記一方の粘着材塗布堤の前記
凹域に前記他方の粘着材塗布堤の頂上を当接させて前記
上基板と前記下基板とが貼り合わされていることを特徴
とする。 (11)(10)において、前記上基板は全体として上
に凸の形状で前記粘着材塗布堤により前記下基板に貼り
合わされていることを特徴とする。 (12)表示装置の表示面側にタッチパネルを配置した
画面入力型表示装置であって、前記タッチパネルは、上
抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有する下基板とを
有し、前記上基板と前記下基板のうちの少なくとも一方
に塗布された粘着材塗布堤を有し、前記粘着材塗布堤は
前記シール領域の一辺あたり前記上基板および前記下基
板を合計して2列以上形成されており、前記上基板は全
体として上に凸の形状で前記粘着材塗布堤により前記下
基板に貼り合わされていることを特徴とする。 (13)(12)において、前記シール領域の一辺あた
りの前記粘着材塗布堤は、幅の異なる2列以上の粘着材
塗布堤であることを特徴とする。 (14)(12)または(13)において、前記入力領
域から遠い方の前記粘着材塗布堤の高さよりも、前記入
力領域に近い方の前記粘着材塗布堤の高さの方が高いこ
とを特徴とする。 (15)表示装置の表示面側にタッチパネルを配置した
画面入力型表示装置であって、前記タッチパネルは、上
抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有する下基板とを
有し、前記上基板と前記下基板とが入力領域を囲むシー
ル領域において貼り合わされたタッチパネルであり、前
記上基板および前記下基板のそれぞれに前記シール領域
の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材塗布堤を有
し、前記粘着材塗布堤はそれぞれ1以上の頂上を有し、
前記上基板に塗布された前記粘着材塗布堤と前記下基板
に塗布された前記粘着材塗布堤との前記頂上の位置をず
らして前記上基板と前記下基板とが貼り合わされている
ことを特徴とする。 (16)表示装置の表示面側にタッチパネルを配置した
画面入力型表示装置であって、前記タッチパネルは、上
抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有する下基板とを
有し、前記上基板と前記下基板とが入力領域を囲むシー
ル領域において貼り合わされたタッチパネルであり、前
記上基板および前記下基板のそれぞれに前記シール領域
の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材塗布堤を有
し、前記上基板および前記下基板のうちの一方は前記粘
着材塗布堤の長手方向に垂直な断面の形状が凹域を有す
る粘着材塗布堤を有し、他方は1つの頂上を有する粘着
材塗布堤を有し、前記一方の粘着材塗布堤の前記凹域に
前記他方の粘着材塗布堤の頂上を当接させて前記上基板
と前記下基板とが貼り合わされていることを特徴とす
る。 (17)(15)または(16)において、前記上基板
は全体として上に凸の形状で前記粘着材塗布堤により前
記下基板に貼り合わされていることを特徴とする。 (18)(12)から(17)の何れかにおいて、前記
表示装置は液晶表示装置であることを特徴とする。
【0047】なお、本発明は上記の各構成および後述す
る実施例の構成に限るものではなく、上基板と下基板の
間の容量変化やその他の電気量の変化で座標を検出する
方式、あるいはデジタル方式のタッチパネルにも同様に
適用できるものであり、本発明の技術思想を逸脱するこ
となく種々の変形が可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、抵抗変化を検出するアナログ方式を例とした実施例
を参照して詳細に説明する。以下の実施例の図面におい
て、前記図14〜図21と同一符号は同一機能部分を示
し、特に必要がない場合は、繰り返しの説明は省略す
る。
【0049】図1は本発明によるタッチパネルの第1実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。
【0050】ポリエチレンテレフタレート(PET)フ
ィルムの上基板1とガラスからなる下基板6の内面に
は、それぞれ透明導電膜としてインジウムチンオキサイ
ド(ITO)の上抵抗膜1A、下抵抗膜6Aが被着形成
されている。ITOに代えて、同様の透明導電膜を用い
ることができることは言うまでもない。
【0051】これらの抵抗膜1A、6Aの周囲はシール
領域であり、このシール領域の内側に入力不動領域NR
を介して入力領域ARが形成されている。図中、入力不
動領域NRは、点線で囲った入力領域ARの直近外周
(シール領域の内側)に位置するごとく示してある。
【0052】下基板6に形成した下抵抗膜6Aの入力領
域ARには、非入力操作状態(定常状態)では上下の抵
抗膜1A、6Aが接触するのを回避するためのマイクロ
ドットスペーサ(以下、単にドットスペーサと称する)
4が形成されている。
【0053】ドットスペーサ4は所定の開孔を有する印
刷マスクを介した印刷法あるいは感光樹脂のホトリソグ
ラフィー法等で形成される。ドットスペーサ4の配置間
隔は入力ペン先の押圧入力手段の先端部広がりより大と
してある。
【0054】各抵抗膜1A、6Aのそれぞれは、タッチ
パネルの最外周に位置するシール領域において抵抗膜の
上層に形成された導電ペーストとしてAgペーストの印
刷で形成した印刷配線で形成された上給電電極2と下給
電電極5Aに電気的に接続されている。なお、Agペー
ストに代えてCu(銅)ペーストなどの他の導電ペース
トを用いることができる。
【0055】上給電電極2は上下接続給電電極5BにA
gペースト10を介して接続される。この上下接続給電
電極5Bは上下接続給電電極用配線5Cでフレキシブル
プリント基板が配置される辺に引き回されて端部50と
して端子を形成する。また、下抵抗膜の両端に設けた下
給電電極5Aは下給電電極用配線5Dでフレキシブルプ
リント基板が配置される辺に引き回され、上記と同様に
端部50として端子を形成する。
【0056】これら上下接続給電電極用配線5Cと下給
電電極用配線5Dの端部50がフレキシブルプリント基
板の配線と接続される。フレキシブルプリント基板は外
部に設けた座標検出のための座標認識回路に接続されて
いる。
【0057】上抵抗膜1A、下給電電極5Aおよび上下
接続給電電極用配線5Cのそれぞれは、図1の(b)に
示したように、シール領域において上絶縁層9Aと下絶
縁層9Bで被覆される。これらの上絶縁層9Aと下絶縁
層9Bの間を粘着層を構成する2列の粘着材塗布堤11
A、11Bで粘着固定される。
【0058】また、図1の(c)に示したように、上給
電電極2と上下接続給電電極5Bはシール領域において
2列の粘着材塗布堤11A、11Bで粘着固定される。
粘着材塗布堤11A、11Bは入力領域を周回して下基
板6側に印刷塗布され、それぞれが頂上を持ち、各頂上
が上基板1に当接して貼り付けられる。尚、周回のさせ
方は、連続して1周させてもよく、途中に切れ目を持た
せながら1周させてもよい。
【0059】本実施例では、長辺側と短辺側に上記2列
の粘着材塗布堤11A、11Bを印刷塗布する際、前記
図19、20で説明した粘着材の塗布特性に基づいて、
長辺側と短辺側とで印刷マスクの板厚、総厚み、開口の
サイズを選定して下基板6上での塗布幅を変えることに
より、外側を周回する粘着材塗布堤11Aの頂上高さが
内側を周回する粘着材塗布堤11Bの頂上高さより低く
なるようにする。
【0060】このような粘着材塗布堤11A、11Bを
用いて上基板1の周縁を下基板6の周縁に粘着固定する
ことにより、上基板1は下基板6に対して入力領域AR
方向に開いた傾きで粘着固定される。その結果、上基板
1は全体として上に凸となる形状で下基板6に粘着され
て一体化される。
【0061】上基板1を構成するフィルム部材は、長尺
シートを巻回した状態で納入される。したがって、この
フィルム部材にはある方向に巻き癖があり、初期アニー
ル処理でも完全に上記巻き癖を除去することは困難であ
る。
【0062】また、このフィルム部材の一面には抵抗膜
としてITOが形成されており、あるいは他の面に表面
反射防止処理や入力時の操作感覚を出すための表面処理
などが施されていて、2軸延伸方向にばらつきがある。
そのため、当該フィルム部材の表裏での熱伸縮性等の物
理特性に差を有し、一般には何れかの面方向に湾曲や変
形を有する。
【0063】本実施例では前記図17、図18で説明し
たニュートンリングの発生を抑えるために粘着材塗布堤
11Aの頂上高さを粘着材塗布堤11Bの頂上高さより
低くしたが、上基板1に上記と逆方向の湾曲や変形があ
る場合には、粘着材塗布堤11Aの頂上高さを粘着材塗
布堤11Bの頂上高さより高くすればよい。
【0064】本実施例により、上基板1の中央部分が下
基板6側に垂下するのが防止され、ニュートンリング発
生が抑制され、かつ上下基板を強固に粘着固定した高品
質のタッチパネルを得ることができる。
【0065】図2は本発明によるタッチパネルの第2実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。なお、上
下基板の粘着固定部分を除く他の部分の構成は図1と同
様である。
【0066】本実施例では、粘着材塗布堤を下基板6と
上基板1の双方に印刷塗布したもので、下基板6には幅
広の1列塗布を、上基板1には下基板6に塗布した粘着
材塗布堤の幅内に頂上が位置する如く2列の粘着材塗布
堤を形成した。
【0067】下基板6の粘着材塗布堤11には、粘着材
の特性でその両側縁に頂上が形成され、中央部に平坦な
部分が形成されている。上基板1の粘着材塗布堤11
C、11Dの各頂上は上記下基板6の粘着材塗布堤の平
坦部分に対応する如く形成される。
【0068】上基板1に形成した粘着材塗布堤の外側の
粘着材塗布堤11Cの頂上の高さは内側の粘着材塗布堤
11Dの頂上の高さより低く形成されている。前記した
ように、この頂上の高さは粘着材塗布堤11Cと粘着材
塗布堤11Dの印刷塗布幅で調整できる。
【0069】本実施例によっても、上基板1は下基板6
に対して入力領域AR方向に開いた傾きで粘着固定され
る。その結果、上基板1は全体として上に凸となる形状
で下基板6に粘着して一体化され、上基板1の中央部分
が下基板6側に垂下するのを防止でき、ニュートンリン
グ発生が抑制され、かつ上下基板を強固に粘着固定した
高品質のタッチパネルを得ることができる。
【0070】また、上下基板の双方に粘着材が印刷され
ているため、粘着材同士の接触面積が増大し、強固に粘
着固定することができる。
【0071】図3は本発明によるタッチパネルの第3実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。なお、上
下基板の粘着固定部分を除く他の部分の構成は図1と同
様である。
【0072】本実施例は、第2実施例と同様に粘着材塗
布堤を下基板6と上基板1の双方に印刷塗布したもので
あるが、下基板6に印刷塗布した粘着材塗布堤11が第
2実施例ほど幅広でなく、したがって中央部に図1に示
した如き凹部が形成されるに到らず、ほぼ平坦、あるい
は中央部が若干盛り上がった状態となっている。
【0073】この場合で、上基板1に印刷塗布する粘着
材塗布堤11C,11Dを下基板6に塗布した粘着材塗
布堤11の幅内に頂上が位置する如く2列に形成した。
【0074】上基板1に形成した粘着材塗布堤11C,
11Dのうちの外側の粘着材塗布堤11Cの頂上の高さ
は内側の粘着材塗布堤11Dの頂上の高さより低く形成
されている。前記したように、この頂上の高さは粘着材
塗布堤11Cと粘着材塗布堤11Dの印刷塗布幅で調整
できる。
【0075】本実施例によっても、上基板1は下基板6
に対して入力領域AR方向に開いた傾きで粘着固定され
る。その結果、上基板1は全体として上に凸となる形状
で下基板6に一体化され、上基板1の中央部分が下基板
6側に垂下することを防止し、これに起因するニュート
ンリング発生が抑制され、かつ上下基板を強固に粘着固
定した高品質のタッチパネルを得ることができる。
【0076】図4は本発明によるタッチパネルの第4実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。なお、上
下基板の粘着固定部分を除く他の部分の構成は図1と同
様である。
【0077】本実施例では、粘着材塗布堤を下基板6と
上基板1の双方に印刷塗布する際に、同図の(b)に示
した上下辺(下給電電極5Aが引き回される辺)におけ
る下基板6には1列の幅広の粘着材塗布堤11を印刷
し、上基板1には2列の粘着材塗布堤11Cと11Dを
塗布し、粘着材塗布堤11Cの高さが粘着材塗布堤11
Dよりも低くしてある。
【0078】下基板6側の粘着材塗布堤11は幅広の塗
布がなされるために、その両端に頂上が形成され、中央
部が凹状となる。この凹状の上記両端の頂上の内側斜面
に上基板1の2列の粘着材塗布堤11C、11Dが当接
して粘着される。
【0079】また、同図の(c)に示した左右辺側(上
給電電極2と下給電電極5Bの対向する辺)における上
基板1側には1列の粘着材塗布堤11Cを塗布し、下基
板6には2列の粘着材塗布堤11A,11Bを塗布し、
粘着材塗布堤11Aの高さが粘着材塗布堤11Bの高さ
より低くしてある。この2列の粘着材塗布堤11A,1
1Bの間に上基板1の1列の粘着材塗布堤11Cが位置
して粘着される。
【0080】本実施例によっても、上基板1は下基板6
に対して入力領域AR方向に開いた傾きで粘着固定され
る。その結果、上基板1は全体として上に凸となる形状
で下基板6に一体化され、上基板1の中央部分が垂下す
るのが防止され、これによるいニュートンリング発生が
抑制されて、上下基板を強固に粘着固定した高品質のタ
ッチパネルを得ることができる。
【0081】図5は本発明によるタッチパネルの第5実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。なお、上
下基板の粘着固定部分を除く他の部分の構成は図1と同
様である。
【0082】本実施例は、粘着材塗布堤を下基板6と上
基板1の双方に印刷塗布する際に、図示したタッチパネ
ルの左右辺側における下基板6の粘着材塗布堤11の塗
布幅を広くして両側縁にそれぞれ頂上を形成した。同図
(b)に示したように、上基板1側には頂上高さが高い
内側2列の粘着材塗布堤11D,11Eと、その両側に
低い頂上をもつ粘着材塗布堤11Cと11Fの計4列の
粘着材塗布堤を印刷塗布した。また、粘着材塗布堤11
Cの頂上の高さは粘着材塗布堤11Fのそれより低くし
てある。
【0083】そして、同図(c)に示したように、図示
上下側辺における下基板6には中央部に凹となる1列の
粘着材塗布堤11を印刷塗布し、外側の頂上の高さが内
側の頂上よりも低くし、上基板1には1列の粘着材塗布
堤11Cを印刷塗布したものである。
【0084】本実施例によっても、上基板1は下基板6
に対して入力領域AR方向に開いた傾きで粘着固定され
る。その結果、上基板1は全体として上に凸となる形状
で下基板6に粘着して一体化され、上基板1の中央部分
が下基板6側に垂下し、これによるニュートンリング発
生が抑制されて、上下基板が強固に粘着固定された高品
質のタッチパネルを得ることができる。
【0085】図6は本発明によるタッチパネルの第6実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。なお、上
下基板の粘着固定部分を除く他の部分の構成は図1と同
様である。
【0086】本実施例は、粘着材塗布堤を下基板6と上
基板1の双方に印刷塗布する際に、同図の(b)に示し
たタッチパネルの上下辺側における下基板6の粘着材塗
布堤11の塗布幅を広くし、上基板1側には入力領域A
R側に寄った位置で下基板6の粘着材塗布堤11の内側
寄りに頂上が対向する粘着材塗布堤11Cを形成した。
【0087】また、同図(c)に示した左右辺側におけ
る下基板6には幅狭で1列の粘着材塗布堤11を印刷
し、上基板1にも幅狭で1列の粘着材塗布堤11Cを印
刷して上基板1の粘着材塗布堤11Cの内側斜面が下基
板6の各粘着材塗布堤11の外側斜面とが対向するよう
に配置した。すなわち、上基板1側の粘着材塗布堤11
Cの頂上位置が下基板6側の粘着材塗布堤11の頂上位
置よりも外側になるようにすることで、両者の粘着材塗
布堤11、11Cの斜面同士を対向させて粘着固定し
た。
【0088】本実施例によっても、上基板1は下基板6
に対して入力領域AR方向に開いた傾きで粘着固定され
る。その結果、上基板1は全体として上に凸となる形状
で下基板6に一体化され、上基板1の中央部分が下基板
6側に垂下し、これによるニュートンリング発生が抑制
されて、上下基板が強固に粘着固定された高品質のタッ
チパネルを得ることができる。
【0089】図7は本発明によるタッチパネルの第7実
施例の構成を説明する模式図であり、(a)は上基板側
から透視した平面図、(b)は(a)のA−A’断面
図、(c)は(a)のB−B’断面図を示す。なお、上
下基板の粘着固定部分を除く他の部分の構成は図1と同
様である。
【0090】本実施例は、同図(b)に示した上下辺側
では前記第3実施例と同様に下基板6に印刷塗布した粘
着材塗布堤11を全体として両側縁に頂上がさほど形成
されない幅広とし、上基板1には外側の頂上が内側のそ
れよりも低い2列の粘着材塗布堤11C、11Dを印刷
塗布した。
【0091】一方、同図(c)に示した上下辺側では、
前記図6と同様に上下基板のそれぞれに各1列の幅狭の
粘着材塗布堤11と11Cを形成したものである。そし
て、下基板6の粘着材塗布堤11の外側斜面に上基板1
の粘着材塗布堤11Cの内側斜面を対向させ、斜面同士
で粘着するようにしたものである。
【0092】本実施例によっても、上基板1は下基板6
に対して入力領域AR方向に開いた傾きで粘着固定され
る。その結果、上基板1は全体として上に凸となる形状
で下基板6に一体化され、上基板1の中央部分が下基板
6側に垂下し、これによるニュートンリング発生が抑制
されて、上下基板が強固に粘着固定された高品質のタッ
チパネルを得ることができる。
【0093】以上の各実施例で説明したように、本発明
のタッチパネルはフィルム部材である上基板をガラス基
板である下基板に対して垂下し、凹状に湾曲することに
よるニュートンリングの発生が防止され、入力面の視認
性を向上することができ、入力エラーを防止することが
できる。また、上記した各実施例で説明した上下基板の
粘着固定構造は適宜に組み合わせることもできる。
【0094】また、上下の基板を粘着固定するための粘
着層を上記各実施例に示したような構成とすることで幅
広い粘着面を確保できる。これにより、両基板間を強固
に粘着固定して環境条件による基板間の間隔変化を最小
に抑制して信頼性を向上することができる。
【0095】上記実施例は、タッチパネルの製造プロセ
スにおける上下基板の粘着固定工程のみの説明である。
本発明のさらなる理解のために、本発明によるタッチパ
ネルの製造工程の概略を説明する。
【0096】図8は本発明によるタッチパネルの製造プ
ロセス例の概略を説明する工程経路図である。図中、工
程P1〜P13は下基板(ガラス基板)側の製造工程の
経路、工程P’1〜P’10は上基板(フィルム基板)
側の製造工程の経路、工程P14〜P16は上下基板の
貼り合わせとその後の製造工程の経路を示す。
【0097】なお、図8の製造プロセスでは、上下基板
ともに大判(複数のタッチパネル分のサイズ:ワークサ
イズ)のままで各工程を流し、両基板を貼り合わせた後
に個々のタッチパネルに切断する製造方法であるが、上
下の基板の一方(例えば、上基板)または双方をタッチ
パネルサイズにカットした後に工程を流す方法もある。
【0098】図8において、下基板となる下抵抗膜(I
TO)付きガラスが搬入され、洗浄工程P1→電極等を
印刷するAg印刷工程(下給電電極、上下接続給電電
極、上下接続給電電極用配線、下給電電極用配線)P2
→乾燥工程P3→絶縁(層)印刷工程P4(下基板の給
電電極、配線、などの絶縁層形成工程)→UV硬化工程
P5(光硬化樹脂である絶縁層の硬化工程)→不動域印
刷工程P6(入力不作動領域に絶縁層を形成する工程)
→UV硬化工程P7(光硬化樹脂である不作動域の絶縁
層の硬化工程)→ドットスペーサ印刷工程P8→UV硬
化工程P9(光硬化樹脂であるドットスペーサの硬化工
程)→粘着材印刷工程P10→UV硬化工程P11(光
硬化樹脂である粘着材を所定の貼り合わせ硬度に架橋さ
せる仮硬化工程)→Agペースト注入工程P12(上給
電電極と下給電電極の電気的接続用のAgペーストを粘
着材の一部に設けた隙間あるいは開口に注入する工程)
→ドライ(乾燥)洗浄工程P13が順次施される。
【0099】一方、上基板となる上抵抗膜(ITO)付
きフィルムが搬入され、カット工程P’1(長尺シート
からワークサイズに合わせて切断する工程)→アニール
工程P’2(フィルム部材の癖除去工程)→ドライ洗浄
工程P’3→絶縁印刷工程P’4(上基板の給電電極、
配線、などの絶縁層形成工程)→UV硬化工程P’5
(光硬化樹脂である絶縁層の硬化工程)→Ag印刷工程
P’6(上給電電極の形成)→乾燥工程P’7→粘着材
印刷工程P’8→UV硬化工程P’9(光硬化樹脂であ
る粘着材の仮硬化工程)→ドライ(乾燥)洗浄工程P’
10が順次施される。
【0100】その後、上基板と下基板とを貼り合わせる
フィルム−ガラス貼り合わせ工程P14→一括カット工
程P15(上基板を貼り合わせた下基板を個々のタッチ
パネルサイズにカットする工程)で2枚の基板からなる
タッチパネル本体が形成される。
【0101】上記のタッチパネル本体の引出し端子部
(例えば、図1の端部50の形成部)にフレキシブルプ
リント基板の配線を圧着するテール圧着工程P16を経
てタッチパネルが完成する。このタッチパネルは検査工
程に回され、検査完了後に製品出荷される。
【0102】なお、上記した実施例では上給電電極を上
下接続給電電極に接続して上抵抗膜への給電配線(上下
接続給電電極用配線)を下基板側で引き回しているが、
この上下接続を行わずに上基板と下基板への給電配線を
それぞれの基板上で引き回してフレキシブルプリント基
板の配線と接続する構造としたタッチパネルにおいて
も、そのシール領域での粘着固定を上記の各実施例と同
様の粘着材塗布堤を用いて行うことができる。
【0103】また、上下の抵抗膜の給電配線を上記実施
例とは逆に上基板側で引き回した構造としたタッチパネ
ルにおいても、そのシール領域での粘着固定を上記の各
実施例と同様の粘着材塗布堤を用いて行うことができ
る。
【0104】次に、上記の工程で製作したタッチパネル
を用いて組立てた画面入力形表示装置の構成例と実際の
応用例を説明する。なお、以下では、表示装置として液
晶表示装置を用いた例で説明する。また、ここでは液晶
表示装置として液晶表示パネルに照明装置(補助照明装
置)を設置したものを例としているが、この照明装置を
用いないで、外光のみを照明に利用するものもある。
【0105】図9は本発明による画面入力型表示装置の
第1実施例の構成を説明する展開斜視図である。200
は反射型の液晶表示パネルで、201は上側基板、20
2は下側基板、203は偏光板、204は反射板であ
る。この実施例では、下側基板202を透明板として、
その背面に反射板204を設置しているが、下側基板の
内面に反射処理を施したものとすることもできる。その
場合は、反射板は不要である。
【0106】符号300は照明装置、301は照明装置
を構成するアクリル板等からなる導光板、303は線状
ランプ(線状蛍光灯あるいは発光ダイオードアレイから
なる線状光源、以下、単にランプと言う))、304は
ランプ反射シート、100は前記本発明によるタッチパ
ネル、1は上基板(軟質のフィルムシート)、6は下基
板(ガラス板あるいはアクリル等の硬質基板、本実施例
ではガラス板)である。
【0107】液晶パネル200の上に例えば1.5mm
厚のアクリル製の導光板301とランプ303とランプ
反射シート304からなる照明装置300を積層し、さ
らにその上にタッチパネル100を積層配置する。液晶
パネル200は図示したような反射型に限らず、半透過
型を用いることもできる。
【0108】導光板301の上面すなわちタッチパネル
100側には光拡散用のマイクロプリズム状、スリット
状またはドット状の凹凸あるいは印刷(本実施例では、
ドット状印刷)302を有する。照明装置300を構成
するランプ303は2.0mm径の冷陰極蛍光管を用い
たが、小型かつ低消費電力性を向上するためには、さら
に小径の冷陰極蛍光管を用いることが望ましい。。
【0109】図10は本発明による画面入力型表示装置
の第1実施例における照明装置の機能を説明する図9の
A−A線に沿った断面図である。照明装置(この場合、
液晶表示パネルに対してはフロントライトとなる)30
0を構成する導光板301のタッチパネル100側表面
にドット状の印刷302を有し、図中に矢印で示したよ
うに、ランプ303からの光を液晶パネル200方向に
反射させると共に、液晶パネル200から反射した光を
タッチパネル100を透過させて表示面側に出射させ
る。
【0110】これら液晶表示パネル200、照明装置3
00およびタッチパネル100は、それぞれの周縁を両
面テープで端部を接着して一体化するのが好適である
が、他の固定手段、例えば機械的な抑え枠、あるいは接
着剤を用いてもよい。
【0111】なお、照明装置は常時点灯でもよいが、消
費電力を抑制する必要のある、所謂携帯電話機、PD
A、あるいはノートパソコン等の可搬型情報機器に搭載
する場合は特に、必要に応じて点灯するように構成する
ことができる。
【0112】本実施例により、視認性を向上させ、入力
エラーを解消して信頼性の高いタッチパネルを用いた画
面入力型表示装置を得ることができる。
【0113】図11は本発明による画面入力型表示装置
の第2実施例を説明する模式断面図である。本実施例で
は表示装置として透過型の液晶表示パネル200をもつ
液晶表示装置を用いた。この液晶表示装置には照明装置
(所謂バックライト)300を備えている。
【0114】透過型の液晶表示パネル200の背面に照
明装置300を積層して、液晶表示パネル200を透過
する照明装置300からの照明光を液晶表示パネル20
0に形成した画像で変調し、これを液晶表示パネル20
0の表面側に出射することによって画像を可視化する。
【0115】この液晶表示パネル200の表示面側(画
面側)に、前記した本発明によるタッチパネル100を
積層配置し、液晶表示パネル200の表示面から情報を
入力する。
【0116】すなわち、この画面入力型表示装置は、2
枚の透明基板201,202の間に液晶層を挟持し、そ
の表面側と背面側に偏光板203を設けた液晶表示パネ
ル200の背面に、略々矩形の透明な導光板301と導
光板301の一縁に沿って設置したランプ303および
ランプ反射シート304を有する照明装置300を設け
ている。
【0117】このランプ303からの光を導光板301
に伝播させる途上で液晶表示パネル200方向に経路変
更して液晶表示パネル200を背面から照明する構成と
している。また、導光板301の背面にはドット印刷3
02等が形成され、液晶表示パネル200の全域で均一
な輝度を得るようにしている。
【0118】導光板301のさらに背面側には、導光板
301から背面に出射した光を全反射させて液晶表示パ
ネル200側に戻す反射板401が設置されている。
【0119】このような照明装置(バックライト)30
0は、光拡散フィルム400、あるいはプリズム板(図
示せず)等の光量分布補正部材を介して液晶表示パネル
200に積層配置されて透過型の画面入力型表示装置が
構成される。
【0120】図12は本発明による画面入力型表示装置
の実際の構成例を説明する5面図である。すなわち、同
図(a)は液晶表示装置を構成する液晶表示パネル20
0(上ケース211と下ケース212で構成される筐体
内に収納されている)の上に照明装置(フロントライ
ト)を構成する導光板301を積層し、その上にさらに
タッチパネル100を積層して画面入力型表示装置を構
成している。
【0121】この画面入力型表示装置の表示領域はAR
Dで示され、タッチパネル100の入力領域をARで示
してある。
【0122】液晶表示パネル200は、内部に液晶表示
パネルと駆動回路を収納して上ケース211に形成した
爪213とフック214を下ケース212に係合させて
筐体を構成する。照明装置は導光板301の一辺に沿っ
てランプ303(ランプ反射シート304の内部にあ
る)を配置してなる。導光板301に重ねてタッチパネ
ル100が積層される。タッチパネル100の信号ケー
ブルであるフレキシブルプリント基板(テール)、ラン
プ303の電源ケーブル等は図示を省略してある。
【0123】また、符号215はホストコンピュータ側
と接続するためのインターフェースコネクタを示す。
【0124】図13は本発明による画面入力型表示装置
を実装した電子機器の一例としての携帯型情報端末の構
成例を説明する斜視図である。この携帯型情報端末(P
DA)はホストコンピュータ500やバッテリー520
を収納し、表面にキーボード490を備えた本体部47
0と、画面入力型表示装置460やフロントライト用の
インバータ540を実装した表示部480で構成されて
いる。
【0125】本体部470には接続ケーブル610を介
して携帯電話機600が接続できるようになっており、
遠隔地との間での通信やインターネット通信が可能とな
っている。
【0126】表示部480の画面入力型表示装置460
とホストコンピュータ470との間はインターフェース
ケーブル530で接続されている。
【0127】また、表示部480の一部にはペンホルダ
570が設けてあり、ここに入力ペン560が収納され
る。
【0128】この画面入力型表示装置は、キーボード4
90を使用した情報の入力と入力ペン560でタッチパ
ネルの表面を押圧したり、なぞり、あるいは記入で種々
の情報を入力したり、あるいは液晶パネルに表示された
情報の選択、処理機能の選択、その他の各種操作を可能
としてある。
【0129】なお、この種の携帯型情報端末(PDA)
の形状や構造は図示したものに限るものではなく、この
他に多様な形状、構造および機能を具備したものが考え
られる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
タッチパネルを構成する上基板と下基板を粘着固定する
シール領域における粘着層の構造に起因する上基板の撓
みを防止して上基板と下基板を強固に粘着固定すると共
に、上基板の中央部分の下基板側への垂下が防止され、
この垂下に起因するニュートンリングの発生を回避した
タッチパネルを提供できる。
【0131】また、本発明によるタッチパネルを用いて
構成した画面入力型表示装置は、表示画面上の視認性が
良好となり、入力した情報を認識するための座標検出に
誤動作をもたらすことがなく、周囲環境の変化にも強い
信頼性の高い画面入力型液晶表示装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタッチパネルの第1実施例の構成
を説明する模式図である。
【図2】本発明によるタッチパネルの第2実施例の構成
を説明する模式図である。
【図3】本発明によるタッチパネルの第3実施例の構成
を説明する模式図である。
【図4】本発明によるタッチパネルの第4実施例の構成
を説明する模式図である。
【図5】本発明によるタッチパネルの第5実施例の構成
を説明する模式図である。
【図6】本発明によるタッチパネルの第6実施例の構成
を説明する模式図である。
【図7】本発明によるタッチパネルの第7実施例の構成
を説明する模式図である。
【図8】本発明によるタッチパネルの製造プロセス例の
概略を説明する工程経路図である。
【図9】本発明による画面入力型表示装置の第1実施例
の構成を説明する展開斜視図である。
【図10】本発明による画面入力型表示装置の第1実施
例における照明装置の機能を説明する図9のA−A線に
沿った断面図である。
【図11】本発明による画面入力型表示装置の第2実施
例を説明する模式断面図である。
【図12】本発明による画面入力型表示装置の実際の構
成例を説明する5面図である。
【図13】本発明による画面入力型表示装置を実装した
電子機器の一例としての携帯型情報端末の構成例を説明
する斜視図である。
【図14】タッチパネルの1構成例を模式的に説明する
展開斜視図である。
【図15】図14に示した形式のタッチパネルの上給電
電極と下給電電極および上下接続給電電極用配線の配置
および両面テープによる上下基板の粘着部構造の模式的
な説明図である。
【図16】タッチパネルの他の構成例の模式的な説明図
である。
【図17】下基板に塗布した粘着材で上基板を粘着固定
した場合の平面性が損なわれている上下基板の実際の貼
り合わせ状態の1例説明図である。
【図18】下基板に塗布した粘着材で上基板を粘着固定
した場合の平面性が損なわれている上下基板の実際の貼
り合わせ状態の他の例の説明図である。
【図19】印刷マスクの総厚みを一定としたときの印刷
マスクの板厚に対する粘着材塗布堤の高さと中央部分に
形成される凹部の高さの関係の説明図である。
【図20】印刷マスクの印刷開口である印刷指定幅に対
する粘着材塗布堤の高さの関係を計測した結果の説明図
である。
【図21】図20の関係を得るための条件の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 上基板 1A 上抵抗膜 2 上給電電極 4 マイクロドットスペーサ 5A 下給電電極 5B 上下接続給電電極 5C 上下接続給電電極用配線 5D 下給電電極用配線 6 下基板 6A 下抵抗膜 7 フレキシブルプリント基板(テール) 7A フレキシブルプリント基板の配線 8A 開口 9A,9B 絶縁層 10 導電ペースト 11(11A〜11F、11A’,11B’) 粘着材
塗布堤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 366 G09F 9/00 366A 5G046 H01H 13/70 H01H 13/70 E 5G435 36/00 36/00 G // H01H 11/00 11/00 C (72)発明者 千葉 眞作 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 鈴木 滋樹 千葉県佐倉市太田字新開2306番地 日立千 葉エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 河野 昌雄 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 柿沼 聡 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 近藤 恭章 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA40 QA16 TA17 TA18 TA20 5B068 AA01 AA32 BB06 BC08 5B087 AA00 AB04 AC09 CC12 CC37 5G006 AA04 FB17 FB21 FB30 FD06 5G023 AA12 CA19 CA50 5G046 AA11 AB02 5G435 AA01 BB12 EE49 GG21 HH12 HH14 HH18

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有
    する下基板とを有し、前記上基板と前記下基板とが入力
    領域を囲むシール領域において貼り合わされたタッチパ
    ネルであって、 前記上基板と前記下基板のうちの少なくとも一方に塗布
    された粘着材塗布堤を有し、前記粘着材塗布堤は前記シ
    ール領域の一辺あたり前記上基板および下基板を合計し
    て2列以上形成されており、 前記上基板は全体として上に凸の形状で前記粘着材塗布
    堤により前記下基板に貼り合わされていることを特徴と
    するタッチパネル。
  2. 【請求項2】前記シール領域の一辺あたりの前記粘着材
    塗布堤は、幅の異なる2列以上の粘着材塗布堤であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】前記入力領域から遠い方の前記粘着材塗布
    堤の高さよりも、前記入力領域に近い方の前記粘着材塗
    布堤の高さの方が高いことを特徴とする請求項1または
    2に記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】前記粘着材塗布堤は、前記上基板または前
    記下基板の一方に塗布されていることを特徴とする請求
    項1から3の何れかに記載のタッチパネル。
  5. 【請求項5】前記粘着材塗布堤は、前記上基板または前
    記下基板の双方にそれぞれ1列以上ずつ塗布されている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のタッ
    チパネル。
  6. 【請求項6】前記粘着材塗布堤はそれぞれ1以上の頂上
    を有し、 前記上基板に塗布された前記粘着材塗布堤と前記下基板
    に塗布された前記粘着材塗布堤との前記頂上の位置をず
    らして前記上基板と前記下基板とが貼り合わされている
    ことを特徴とする請求項5に記載のタッチパネル。
  7. 【請求項7】前記上基板と前記下基板のうち一方は前記
    粘着材塗布堤の長手方向に垂直な断面の形状が凹域を有
    する粘着材塗布堤を有し、他方は1つの頂上を有する粘
    着材塗布堤を有し、 前記一方の粘着材塗布堤の前記凹域に前記他方の粘着材
    塗布堤の頂上を当接させて前記上基板と前記下基板とが
    貼り合わされていることを特徴とする請求項5に記載の
    タッチパネル。
  8. 【請求項8】上抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を有
    する下基板とを有し、前記上基板と前記下基板とが入力
    領域を囲むシール領域において貼り合わされたタッチパ
    ネルであって、 前記上基板および前記下基板のそれぞれに前記シール領
    域の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材塗布堤を
    有し、前記粘着材塗布堤はそれぞれ1以上の頂上を有
    し、 前記上基板に塗布された前記粘着材塗布堤と前記下基板
    に塗布された前記粘着材塗布堤との前記頂上の位置をず
    らして前記上基板と前記下基板とが貼り合わされている
    ことを特徴とするタッチパネル。
  9. 【請求項9】前記上基板は全体として上に凸の形状で前
    記粘着材塗布堤により前記下基板に貼り合わされている
    ことを特徴とする請求項8に記載のタッチパネル。
  10. 【請求項10】上抵抗膜を有する上基板と、下抵抗膜を
    有する下基板とを有し、前記上基板と前記下基板とが入
    力領域を囲むシール領域において貼り合わされたタッチ
    パネルであって、 前記上基板および前記下基板のそれぞれに前記シール領
    域の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材塗布堤を
    有し前記上基板と前記下基板のうちの一方は前記粘着材
    塗布堤の長手方向に垂直な断面の形状が凹域を有する粘
    着材塗布堤を有し、他方は1つの頂上を有する粘着材塗
    布堤を有し、 前記一方の粘着材塗布堤の前記凹域に前記他方の粘着材
    塗布堤の頂上を当接させて前記上基板と前記下基板とが
    貼り合わされていることを特徴とするタッチパネル。
  11. 【請求項11】前記上基板は全体として上に凸の形状で
    前記粘着材塗布堤により前記下基板に貼り合わされてい
    ることを特徴とする請求項10に記載のタッチパネル。
  12. 【請求項12】表示装置の表示面側にタッチパネルを配
    置した画面入力型表示装置であって、 前記タッチパネルは、上抵抗膜を有する上基板と、下抵
    抗膜を有する下基板とを有し、前記上基板と前記下基板
    のうちの少なくとも一方に塗布された粘着材塗布堤を有
    し、前記粘着材塗布堤は前記シール領域の一辺あたり前
    記上基板および前記下基板を合計して2列以上形成され
    ており、 前記上基板は全体として上に凸の形状で前記粘着材塗布
    堤により前記下基板に貼り合わされていることを特徴と
    する画面入力型表示装置。
  13. 【請求項13】前記シール領域の一辺あたりの前記粘着
    材塗布堤は、幅の異なる2列以上の粘着材塗布堤である
    ことを特徴とする請求項12に記載の画面入力型表示装
    置。
  14. 【請求項14】前記入力領域から遠い方の前記粘着材塗
    布堤の高さよりも、前記入力領域に近い方の前記粘着材
    塗布堤の高さの方が高いことを特徴とする請求項12ま
    たは13に記載の画面入力型表示装置。
  15. 【請求項15】表示装置の表示面側にタッチパネルを配
    置した画面入力型表示装置であって、 前記タッチパネルは、上抵抗膜を有する上基板と、下抵
    抗膜を有する下基板とを有し、前記上基板と前記下基板
    とが入力領域を囲むシール領域において貼り合わされた
    タッチパネルであり、 前記上基板および前記下基板のそれぞれに前記シール領
    域の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材塗布堤を
    有し、前記粘着材塗布堤はそれぞれ1以上の頂上を有
    し、 前記上基板に塗布された前記粘着材塗布堤と前記下基板
    に塗布された前記粘着材塗布堤との前記頂上の位置をず
    らして前記上基板と前記下基板とが貼り合わされている
    ことを特徴とする画面入力型表示装置。
  16. 【請求項16】表示装置の表示面側にタッチパネルを配
    置した画面入力型表示装置であって、 前記タッチパネルは、上抵抗膜を有する上基板と、下抵
    抗膜を有する下基板とを有し、前記上基板と前記下基板
    とが入力領域を囲むシール領域において貼り合わされた
    タッチパネルであり、 前記上基板および前記下基板のそれぞれに前記シール領
    域の一辺あたり1列以上ずつ塗布された粘着材塗布堤を
    有し、 前記上基板および前記下基板のうちの一方は前記粘着材
    塗布堤の長手方向に垂直な断面の形状が凹域を有する粘
    着材塗布堤を有し、他方は1つの頂上を有する粘着材塗
    布堤を有し、 前記一方の粘着材塗布堤の前記凹域に前記他方の粘着材
    塗布堤の頂上を当接させて前記上基板と前記下基板とが
    貼り合わされていることを特徴とする画面入力型表示装
    置。
  17. 【請求項17】前記上基板は全体として上に凸の形状で
    前記粘着材塗布堤により前記下基板に貼り合わされてい
    ることを特徴とする請求項15または16に記載の画面
    入力型表示装置。
  18. 【請求項18】前記表示装置は液晶表示装置であること
    を特徴とする請求項12から17の何れかに記載の画面
    入力型表示装置。
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