JP2002351616A - タッチパネルおよびこのタッチパネルを用いた画面入力型表示装置 - Google Patents

タッチパネルおよびこのタッチパネルを用いた画面入力型表示装置

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JP2002351616A
JP2002351616A JP2001162469A JP2001162469A JP2002351616A JP 2002351616 A JP2002351616 A JP 2002351616A JP 2001162469 A JP2001162469 A JP 2001162469A JP 2001162469 A JP2001162469 A JP 2001162469A JP 2002351616 A JP2002351616 A JP 2002351616A
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touch panel
display device
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JP2001162469A
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English (en)
Inventor
Koji Ishii
幸二 石井
Shoji Furuhashi
省司 古橋
Yasuaki Kondo
恭章 近藤
Shigeki Suzuki
滋樹 鈴木
Kazuo Ishii
和男 石井
Satoshi Kakinuma
聡 柿沼
Masao Kono
昌雄 河野
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Hitachi Chiba Electronics Ltd
Japan Display Inc
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Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Hitachi Chiba Electronics Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下基板間の粘着強度の不均一性や剥がれを
防止し、信頼性の高いタッチパネルと、このタッチパネ
ルを用いた画面入力型表示装置を提供する。 【解決手段】 内面に透明下抵抗膜を有する下側基板1
Bと、内面に透明上抵抗膜を有する上側基板とを対向さ
せ、周辺部のシール領域SLに介在させる粘着剤1Xを
下側基板1Bのシール領域SLの長手方向と幅方向の少
なくとも一方に沿って不連続に塗布して上側基板と貼り
合わせた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タッチパネルとこ
のタッチパネルを用いた画面入力型表示装置に係り、特
に表示装置の表示面側からの押圧操作で情報を入力する
ためのタッチパネルとこのタッチパネルを用いた画面入
力型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像再生装置や各種情報端末機の
モニターとしての表示デバイスに液晶パネルなどの表示
装置が多用されている。そして、表示装置の表示面にタ
ッチパネル(位置情報入力装置)を設置して当該表示面
側からの押圧操作で情報を入力する画面入力型表示装置
が普及している。この表示装置の一つである液晶表示装
置を構成する液晶パネルとしては、STN型として知ら
れる単純マトリクス型と、TFT等の非線型素子を用い
たアクティブ・マトリクス型とが一般的に用いられてい
る。
【0003】液晶パネルには、透過型と反射型とがあ
り、情報端末用モニター等では、高輝度と高コントラス
ト表示のために透過型の液晶パネルが多く用いられ、そ
の裏面に背面照明光源(以下、バックライトとも称す
る)を設置して、このバックライトからの光を液晶パネ
ルに形成した画像で変調することで可視画像を形成して
いる。また、携帯電話機や簡易型の携帯情報端末(PD
A)などの小電力機器には反射型や半透過・反射型が多
く用いられている。
【0004】このような液晶パネルの表示面にタッチパ
ネルを載置して液晶表示装置(画面入力型液晶表示装
置)を構成し、表示面側から各種の情報を入力するよう
にした携帯情報端末が広く普及している。このタッチパ
ネルは、硬質の透明基板と軟質の透明基板の対向内面に
ITO等の透明抵抗膜(電極)をそれぞれ備え、通常は
両抵抗膜が離間していて、軟質の透明基板側をペン先等
で押圧することで両抵抗膜を接触させ、その座標を検出
することで文字情報の入力や表示されたアイコン等の選
択を行うものが画面入力型の液晶表示装置である。
【0005】図11はタッチパネルの構成例を模式的に
説明する展開斜視図である。このタッチパネル1は内面
に透明下抵抗膜1Dを有する硬質透明な下側基板1Bと
同じく内面に透明上抵抗膜1Cを有する軟質透明な上側
基板1Aの周縁に粘着剤1Xを介在させて貼り合わせて
構成される。透明上抵抗膜1Cと透明下抵抗膜1Dはそ
れぞれ平面的に座標入力領域(又は表示領域)ARの全
体を覆っている。これらの抵抗膜としてはITO(Indi
um Tin Oxide)等の透明導電膜が用いられる。
【0006】参照符号1J、1Kは透明下抵抗膜1Dの
端子であり、1L、1Mは透明上抵抗膜1Cの端子であ
る。また、1N及び1Pは下側基板1Bに設けた配線
で、1Nは下抵抗膜1Dの第1方向(X方向)に延在す
る一方の辺と端子1Jを電気的に接続する配線、1Pは
下抵抗膜1Dの第1方向(X方向)に延在する他方の辺
と端子1Kを電気的に接続する配線である。以下、透明
下抵抗膜を単に抵抗膜と称する。
【0007】参照符号1Q及び1Rは上側基板1Aに設
けた配線で、1Qは上抵抗膜1CのY方向に延在する一
方の辺と端子1Lを電気的に接続する為の配線、1Rは
上抵抗膜1CのY方向に延在する他方の辺と端子1Mを
電気的に接続する為の配線である。端子1L、1Mは下
側基板1Bに設けられているので、配線1Qと端子1
L、及び配線1Rと端子1Mは銀ペースト等の導電部材
で電気的に接続される。端子1L、1Mは、配線1Q、
1Rと同じ上側基板1Aに設けてもよい。
【0008】下側基板1Nの配線1N、1P及び上側基
板1Aの配線1Q、1Rは、銀ペースト、アルミニウ
ム、クロム又はモリブデン等の導電膜を用いることがで
きる。この構成では、銀ペーストを用いて印刷法により
配線1N、1P、1Q、1Rのパターンを形成してあ
り、タッチパネルの製造を容易にしている。上側基板1
Aと下側基板1Bとは絶縁性のスペーサ1Eを介して重
ね合わされる。
【0009】電極端子1J、1K及び1L、1Mはそれ
ぞれ、フレキシブルコネクタ(フレキシブルプリント基
板)7の端子7Cに接続され、このフレキシブルコネク
タ7を介して、ホストコンピュータに接続される。そし
て、上側基板1A上の1点をペン56等により押すこと
により、上抵抗膜1C及び下抵抗膜1Dが上記押圧位置
で電気的に接続するので、この接続点と各端子(1J、
1K、1L、1M)間の抵抗値R1、R2、R3、R4
の関係を計測することにより、ホストコンピュータは、
上側基板1Aの押された点の位置座標を認識することが
できる。
【0010】下側基板1Bの配線1N、1Pは下抵抗膜
1Dの対応する辺全体に接続されており、上側基板1A
の配線1Q、1Rは上抵抗膜1Cの対応する辺全体に接
続されているので、押された点の位置により電極と配線
の間の接続抵抗に差を生じることが無く、押された点の
位置座標を正確に計測することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したようなタッチ
パネルでは、上側基板1Aと下側基板1Bを一体化する
ために両基板の周縁に粘着剤を介在させるが、この粘着
剤は両基板の少なくとも一方の周縁にディスペンサや印
刷等である幅をもって連続するパターンに塗布される。
粘着剤は流動性を有するため、両基板を貼り合わせた場
合に次のような問題が生じる。
【0012】図12はタッチパネルの一般的な構成を説
明する平面図であり、図13は図12のA−A’線に沿
った部分断面図である。このタッチパネルは、上側基板
1Aと下側基板1Bの周縁の間を周回して粘着剤1Xを
塗布して介在させ、両基板を貼り合わせている。なお、
参照符号7はホストコンピュータに接続するためのフレ
キシブルコネクタである。
【0013】粘着剤1Xは、印刷等によりシール領域S
Lにわたって帯状に塗布される。粘着剤は流動性を有す
るため、塗布面積が大きいと塗布後の断面は図13に示
したように幅方向の両端縁が盛り上がり、中央部の厚み
が薄い形状となってしまう。そのため、上側基板1Aと
下側基板1Bはこの盛り上がり部分でのみ粘着される。
この断面形状は、塗布時の雰囲気条件、あるいは塗布時
間で異なり、膜厚差で50%程度になることがある。
【0014】したがって、上下の基板を粘着する面積が
一定でなくなり、各辺での当該基板間の間隙を不均一に
してしまうことがある。その結果、上側基板1Aと下側
基板1Bの粘着強度は充分なものとならず、剥がれが発
生したり、押圧入力時の上側基板の撓みが一定でなくな
り、誤入力の原因となって、信頼性を低下させてしま
う。
【0015】本発明の目的は、このような上下基板間の
粘着強度の不均一性や剥がれを防止し、信頼性の高いタ
ッチパネルと、このタッチパネルを用いた画面入力型表
示装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、粘着剤の塗布パターンを粘着領域内で不
連続なものとし、塗布した粘着剤のほぼ全面積で上下基
板を粘着することにより、粘着面積を広くた。本発明に
よるタッチパネルおよび画面入力型表示装置の代表的な
構成を記述すれば次のとおりである。
【0017】(1)、内面に透明下抵抗膜を有する下側
基板と、内面に透明上抵抗膜を有する上側基板とを対向
させ、周辺部のシール領域に粘着剤を介在して貼り合わ
せたタッチパネルであって、前記粘着剤を前記下側基板
もしくは前記上側基板の前記シール領域の長手方向と幅
方向の少なくとも一方に沿って不連続に介在させて貼り
合わせたことを特徴とする。
【0018】(2)、(1)において、前記粘着剤が、
前記下側基板もしくは前記上側基板と垂直な方向からみ
て、ドット状、棒状の何れかまたはそれらの組合せであ
ることを特徴とする。
【0019】(3)、(2)において、前記粘着剤の配
置がランダムであることを特徴とする。
【0020】(4)、表示装置と、この表示装置の表示
面側に載置したタッチパネルを有する画面入力型表示装
置であって、前記タッチパネルは、内面に透明下抵抗膜
を有する下側基板と、内面に透明上抵抗膜を有する上側
基板とを対向させ、周辺部のシール領域に粘着剤を介在
して貼り合わせたタッチパネルであって、前記粘着剤を
前記下側基板もしくは前記上側基板の前記シール領域の
長手方向と幅方向の少なくとも一方に沿って不連続に介
在させて貼り合わせたことを特徴とする。
【0021】(5)、(4)において、前記粘着剤が、
前記下側基板もしくは前記上側基板と垂直な方向からみ
て、ドット状、棒状の何れかまたはそれらの組合せであ
ることを特徴とする。
【0022】(6)、(5)において、前記粘着剤の配
置がランダムであることを特徴とする。
【0023】なお、本発明は、上記の構成および後述す
る実施例の構成に限定されるものではなく、本発明の技
術思想を逸脱することなく種々の変更が可能であること
は言うまでもない。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、実施
例の図面を参照して詳細に説明する。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるタッチパネル
の第1実施例を説明する下側基板の要部平面図、図2は
上側基板を粘着した状態での図1のA−A’線に沿った
断面図である。本実施例は、下側基板1Bの粘着剤を印
刷により塗布した場合である。粘着剤1Xは下側基板1
Bの周縁のシール領域SL内に、当該シール領域の幅よ
り小径の円形すなわちドット状に複数塗布した。上下基
板のそれぞれの内面にはITOの透明抵抗膜が形成され
ている。
【0026】各粘着剤1XのサイズDはシール領域SL
の幅よりかなり小さく塗布される。使用する粘着剤の粘
度(流動性)にもよるが、この各粘着剤のサイズDが小
さい程、塗布された個々の粘着剤が上側基板1Aと粘着
する面積が大きくなる。しかし、粘着剤の粘度にもよる
が、サイズDをあまり小さくすると隣接した粘着剤同士
が連結して全体が前記図12と同様の断面となってしま
うので、このサイズDは使用する粘着剤に応じて最適に
設定する。
【0027】本実施例により、塗布された個々の粘着剤
の断面における周縁と中央との膜厚差がほとんど無くな
り、上側基板1Aと下側基板1Bを充分な強度で、かつ
タッチパネルの周辺における膜厚差がほぼ一様となる。
したがって、前記したような問題が解消され、信頼性の
大きいタッチパネルを得ることができる。なお、各粘着
1Xの配置は図示したような整列状態に限らず、ランダ
ムとすることができる。
【0028】図3は本発明によるタッチパネルの第2実
施例を説明する下側基板の要部平面図であり、図1と同
一符号は同一機能部分に対応する。本実施例では、シー
ル領域に塗布する各粘着剤1Xの形状を四角形とした点
を除いて第1実施例と同様である。この形状は第1実施
例も同様であるが、印刷マスクの孔形状で設定される。
また、同様に、各粘着1Xの配置は図示したような整列
状態に限らず、ランダムとすることができる。本実施例
によっても、塗布された個々の粘着剤の断面における周
縁と中央との膜厚差がほとんど無くなり、上側基板1A
と下側基板1Bを充分な強度で、かつタッチパネルの周
辺における膜厚差がほぼ一様となる。したがって、前記
したような問題が解消され、信頼性の大きいタッチパネ
ルを得ることができる。
【0029】図4は本発明によるタッチパネルの第3実
施例を説明する下側基板の要部平面図であり、図1およ
び図3と同一符号は同一機能部分に対応する。本実施例
では、シール領域に塗布する各粘着剤1Xの形状を棒状
(または、略長方形もしくは線状)としたものであり、
その他の点では前記各実施例と同様である。この形状も
同様に、印刷マスクの孔形状で設定される。また、同様
に、各粘着1Xの配置は図示したようなシール領域の幅
方向に直交した整列状態に限らず、当該幅方向とにある
角度をもって、あるいはランダムとすることができる。
【0030】本実施例によっても、塗布された個々の粘
着剤の断面における周縁と中央との膜厚差がほとんど無
くなり、上側基板1Aと下側基板1Bを充分な強度で、
かつタッチパネルの周辺における膜厚差がほぼ一様とな
る。したがって、前記したような問題が解消され、信頼
性の大きいタッチパネルを得ることができる。
【0031】図5は本発明によるタッチパネルの第4実
施例を説明する下側基板の要部平面図であり、図1と同
一符号は同一機能部分に対応する。本実施例では、シー
ル領域に塗布する各粘着剤1Xの形状を三角形とした点
を除いて第1、第2実施例と同様である。この形状も同
様に印刷マスクの孔形状で設定される。また、同様に、
各粘着1Xの配置は図示したような整列状態に限らず、
ランダムとすることができる。本実施例によっても、塗
布された個々の粘着剤の断面における周縁と中央との膜
厚差がほとんど無くなり、上側基板1Aと下側基板1B
を充分な強度で、かつタッチパネルの周辺における膜厚
差がほぼ一様となる。したがって、前記したような問題
が解消され、信頼性の大きいタッチパネルを得ることが
できる。
【0032】図6は本発明によるタッチパネルの第5実
施例を説明する下側基板の要部平面図であり、図1と同
一符号は同一機能部分に対応する。本実施例では、シー
ル領域に塗布する各粘着剤1Xの形状を前記した各実施
例の形状をもつものを組み合わせたものである。この形
状も同様に印刷マスクの孔形状で設定される。また、同
様に、各粘着1Xの配置は図示したような整列状態に限
らず、ランダムとすることができる。
【0033】本実施例によっても、塗布された個々の粘
着剤の断面における周縁と中央との膜厚差がほとんど無
くなり、上側基板1Aと下側基板1Bを充分な強度で、
かつタッチパネルの周辺における膜厚差がほぼ一様とな
る。したがって、前記したような問題が解消され、信頼
性の大きいタッチパネルを得ることができる。なお、以
上の各実施例において使用される粘着剤としては、例え
ば、帝国インキ製造株式会社製「UV−TAC280
0」を用いることができる。この粘着剤の成分は、ウレ
タン系アクリレート:45〜55wt%、アクリル系ア
クリレート:35〜45wt%、光反応開始剤:3〜8
wt%、補助剤:1〜5wt%であり、所謂UV硬化型
粘着剤である。また、この他に、既知の熱硬化型粘着剤
も使用できる。さらに、UV硬化型と熱硬化型の粘着剤
を混合したものも使用可能である。
【0034】以上説明した各実施例によれば、上下基板
間の粘着強度の不均一性や剥がれを防止し、信頼性の高
いタッチパネルを提供することができる。次に、上記本
発明のタッチパネルを用いた画面入力型表示装置の実施
例を説明する。
【0035】図7は本発明による画面入力型表示装置の
第1の実施例を模式的に説明する断面図である。この画
面入力型表示装置は、タッチパネルを積層した透過型の
液晶パネルと背面照明装置を備えている。透過型の液晶
パネル4の背面に背面照明装置(バックライト)3を積
層して、液晶パネル4を透過するバックライトからの照
明光を液晶パネル4に形成した画像で変調し、これを液
晶パネル4の表示面側に出射することによって画像を可
視化するように構成したものである。
【0036】そして、液晶パネル4の表示面側にタッチ
パネル1を積層して液晶パネル4の表示面から各種の情
報を外部入力するような構成としている。タッチパネル
1は、その2次元座標上に入力される位置を検知する位
置情報の入力装置であり、上記位置情報から液晶パネル
4の表示面に表示された情報の選択、あるいは文字や画
像等の各種の情報をホスト(ホストコンピュータ)で認
識する入力デバイスである。
【0037】この種の液晶表示装置は、2枚の透明基板
4A,4Bの間に液晶層を挟持し、その表示面側と背面
側にそれぞれ偏光板4Cを設けた液晶パネル4の背面
に、略々矩形の透明な導光板2と導光板2の一縁に沿っ
て設置した光源(蛍光灯あるいは発光ダイオード等から
なる光源)3Aとランプ反射シート3Bを有する照明光
源3を設けている。この照明光源3からの光を導光板2
に伝播させる途上で液晶パネル方向に経路変更して液晶
パネル4を背面から照明する構成としている。また、導
光板2の背面にはドット印刷5等で形成した光拡散領域
(または、光反射領域)が設けられている。
【0038】導光板2のさらに背面側には、導光板2か
らその背面に出射した光を全反射させて液晶パネル4側
に戻す反射板2Aが設置してある。このようなバックラ
イトを、拡散フィルム8、あるいはプリズム板(図示せ
ず)等の光量分布補正部材を介して液晶パネル4に積層
して透過型の画面入力型液晶表示装置を構成する。反射
型として使用する場合は、図中の外光L1の反射光を用
い、透過型として使用する場合はバックライト3からの
透過光L2を用いる。
【0039】また、液晶パネル4の下側の基板4Bを半
透過基板とし、常時は液晶パネルの表示側からの入射光
(外光)をこの下側の基板で反射させ、表示面に出射さ
せると共に、外光の光量が不足な場合に背面に設置した
照明装置を点灯させるようにした半透過・反射型液晶表
示装置を用いることができる。さらに、液晶パネルとし
て反射型を用い、バックライトを省略したもの、バック
ライトに代えて所謂フロントライトを用いたものも使用
できる。
【0040】図8は反射型の液晶パネルとタッチパネル
の間にフロントライトを挟んだ形式の画面入力型液晶表
示装置の構成例を模式的に説明する展開斜視図である。
また、図9は図8のA−A線の沿った断面図である。参
照符号1は反射型の液晶パネルで、4Aは上基板、4B
は下基板、4Cは偏光板、4Dは反射板である。なお、
この実施例では、下基板4Bを透明板として、その背面
に反射板4Dを設置した構成としたが、下基板4Dの内
面に反射処理を施したもの、あるいは下基板に形成する
画素電極を反射性の電極とすることもできる。
【0041】参照符号2はフロントライト3を構成する
アクリル板等からなる導光板、同3Aは線状ランプ(線
状光源)、同3Bはランプ反射シート、同1はタッチパ
ネル、同1Aは軟質のフィルムシートからなるタッチパ
ネルの上側基板、1Bはガラスあるいはアクリル等の硬
質基板からなるタッチパネルの下側基板である。
【0042】導光板2の上面、すなわちタッチパネル1
側には光拡散用のマイクロプリズム状、スリット状また
はドット状の凹凸あるいは印刷5を有し、フロントライ
ト3を構成するランプ3Aに代えて発光ダイオードアレ
イを用いることもできる。次に、フロントライト3を構
成する導光板2から出射した光L3は液晶パネル4で反
射し、タッチパネル1から出射する。本発明の応用例を
説明する。
【0043】図10は本発明の画面入力型表示装置を用
いた携帯情報端末の一例の外観を説明する斜視図であ
る。参照符号11は携帯情報端末10の表示部、同12
はキーボード部、同13はホストコンピュータ(ホス
ト)、同14はマイクロプロセッサ(MPU)、同15
はバッテリー、同16は液晶表示装置24とホスト13
を接続するインターフェイスケーブル、同17はバック
ライトあるいはフロントライトなどの内蔵照明装置用の
インバータ電源、同18はインバータ電源17と照明装
置の光源を接続するケーブル、同19はタッチパネルを
用いて情報を入力するためのペン、同20はペン19を
収納するためのペンホルダである。また、参照符号25
は携帯電話機、同26は携帯電話機と携帯情報端末10
を接続するケーブルである。
【0044】本応用例では、前記実施例で説明した画面
入力型表示装置は表示部11に設けられる。本応用例の
画面入力型表示装置によれば、タッチパネルが表示部1
1と重ねて設けられているので、所定の部分をペン19
や指で押すことにより、文字21を入力したり、アイコ
ン22を選択してソフトウエアの機能を実行することが
できる。
【0045】また、本応用例の表示装置24は反射型な
ので、太陽光などの外部光がある時はインバータ電源1
7のスイッチを切る事により消費電力を抑えることがで
き、バッテリー15の消耗を少なくすることができる。
なお、これまでの各実施例では、表示装置の一例として
液晶表示装置を用いて説明したが、CRTなど、他の既
知の表示装置を使用できることはもちろんである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上下基板間の粘着強度の不均一性や剥がれを防止し、信
頼性の高いタッチパネルと、このタッチパネルを用いた
画面入力型表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタッチパネルの第1実施例を説明
する下側基板の要部平面図である。
【図2】上側基板を粘着した状態での図1のA−A’線
に沿った断面図である。
【図3】本発明によるタッチパネルの第2実施例を説明
する下側基板の要部平面図である。
【図4】本発明によるタッチパネルの第3実施例を説明
する下側基板の要部平面図である。
【図5】本発明によるタッチパネルの第4実施例を説明
する下側基板の要部平面図である。
【図6】本発明によるタッチパネルの第5実施例を説明
する下側基板の要部平面図である。
【図7】本発明による画面入力型表示装置の第1の実施
例を模式的に説明する断面図である。
【図8】反射型の液晶パネルとタッチパネルの間にフロ
ントライトを挟んだ形式の画面入力型液晶表示装置の構
成例を模式的に説明する展開斜視図である。
【図9】図8のA−A線の沿った断面図である。
【図10】本発明の画面入力型表示装置を用いた携帯情
報端末の一例の外観を説明する斜視図である。
【図11】タッチパネルの構成例を模式的に説明する展
開斜視図である。
【図12】タッチパネルの一般的な構成を説明する平面
図である。
【図13】図12のA−A’線に沿った部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 タッチパネル 1A 上側基板 1B 下側基板 1X 粘着剤 2 導光板 3 バックライト 4 液晶パネル SL シール領域 D 粘着剤のサイズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 幸二 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 古橋 省司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 近藤 恭章 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 鈴木 滋樹 千葉県佐倉市太田字新開2306番地 日立千 葉エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 石井 和男 千葉県佐倉市太田字新開2306番地 日立千 葉エレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 柿沼 聡 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 河野 昌雄 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA18 QA02 QA12 QA16 TA02 TA18 5B087 AA04 CC02 CC12 CC13 CC16 CC18 5G006 AA01 AZ02 FB17 FB30 FD02 JA01 JB08 JC01 JD03 5G435 AA14 BB12 BB15 BB16 DD01 EE22 EE27 EE33 FF03 FF08 GG24 HH02 HH12 HH14 HH15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に透明下抵抗膜を有する下側基板と、
    内面に透明上抵抗膜を有する上側基板とを対向させ、周
    辺部のシール領域に粘着剤を介在して貼り合わせたタッ
    チパネルであって、 前記粘着剤を前記下側基板もしくは前記上側基板の前記
    シール領域の長手方向と幅方向の少なくとも一方に沿っ
    て不連続に介在させて貼り合わせたことを特徴とするタ
    ッチパネル。
  2. 【請求項2】前記粘着剤が、前記下側基板もしくは前記
    上側基板と垂直な方向からみて、ドット状、棒状の何れ
    かまたはそれらの組合せであることを特徴とする請求項
    1に記載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】前記粘着剤の配置がランダムであることを
    特徴とする請求項2に記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】表示装置と、この表示装置の表示面側に載
    置したタッチパネルを有する画面入力型表示装置であっ
    て、 前記タッチパネルは、内面に透明下抵抗膜を有する下側
    基板と、内面に透明上抵抗膜を有する上側基板とを対向
    させ、周辺部のシール領域に粘着剤を介在して貼り合わ
    せたタッチパネルであって、 前記粘着剤を前記下側基板もしくは前記上側基板の前記
    シール領域の長手方向と幅方向の少なくとも一方に沿っ
    て不連続に介在させて貼り合わせたことを特徴とする画
    面入力型表示装置。
  5. 【請求項5】前記粘着剤が、前記下側基板もしくは前記
    上側基板と垂直な方向からみて、ドット状、棒状の何れ
    かまたはそれらの組合せであることを特徴とする請求項
    4に記載の画面入力型表示装置。
  6. 【請求項6】前記粘着剤の配置がランダムであることを
    特徴とする請求項5に記載の画面入力型表示装置。
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