JP2001075076A - 液晶装置、および電子機器 - Google Patents

液晶装置、および電子機器

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JP2001075076A
JP2001075076A JP2000178352A JP2000178352A JP2001075076A JP 2001075076 A JP2001075076 A JP 2001075076A JP 2000178352 A JP2000178352 A JP 2000178352A JP 2000178352 A JP2000178352 A JP 2000178352A JP 2001075076 A JP2001075076 A JP 2001075076A
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章二 日向
Yoshikatsu Imazeki
佳克 今関
Hiroyuki Hosogaya
裕之 細萱
Shinji Fujisawa
信治 藤澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型化及び軽量化を図るとともに、入力部に
対する押圧操作に起因して生ずる表示像の歪を低減す
る。 【解決手段】 液晶パネル2に入力部4を重ねてなる入
力操作可能な液晶装置である。入力部4は、前面側に位
置する前面側基板8aと、これに対向する背面側基板8
bとを有し、液晶パネル2は、前面側に位置する第1基
板22aと、背面側に位置する第2基板22bとを有す
る。入力部4の前面側基板8aと背面側基板8bが可撓
性を有するので薄くて軽い入力部4を構成でき、しか
も、液晶パネル2の第2基板22bが可撓性を有するの
で、入力部4に押圧操作を加えたときに液晶表示に歪模
様が発生することを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の基板間に封
止した液晶の配向を制御することによって文字、数字、
図形等の各種の像を表示する液晶装置、特に、タッチパ
ネル等の入力部を備えた液晶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナル・デジタル・アシスタ
ント(PDA)、パームトップ・コンピュータ等の小型
情報電子機器の普及に伴い、液晶装置上に透明な入力部
を重ね合わせることにより構成された入力操作可能な液
晶装置が広く使用されるようになっている。
【0003】この入力操作可能な液晶装置として、従
来、図12に示すように、可撓性を有する前面側基板9
4aと背面側基板94bとをシール材99によって貼り
合せた構造を有する入力部94と、硬質の第1基板92
aと硬質の第2基板92bとをシール材93によって貼
り合せた構造を有する液晶パネル52とを重ね合わせて
形成されたものが知られている。
【0004】この液晶装置においては、透明な入力部9
4を通して液晶パネル92によって形成される画像を視
認できるように構成されている。そして、入力部94の
外面、すなわち前面側基板94aの外面を入力器具(ペ
ン形状或いは尖った先端を有する棒)などで押圧するこ
とによって、その押圧部位の位置情報が入力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の入力操作可能な液晶装置においては、入力器具の先
端で入力部94の表面を押圧したときに入力部に局所的
な変形が生ずるので、この変形によって、入力部94に
重ねあわされた液晶パネル92の第1基板92aにも僅
かではあるが撓みが発生する。液晶パネル94の基板間
隔(いわゆるセルギャップ)は高々5〜10μm程度で
あるので、第1基板92aの撓みが僅かであっても、こ
の撓みが液晶パネル94のセルギャップを局所的に大き
な比率で変動させることとなるため、液晶表示像に歪模
様が発生するという問題点がある。
【0006】また、入力部94の背面側基板94bが厚
いガラスなどの硬質材料で構成されているため、入力部
94が厚くなるとともに重くなるので、装置の薄型化及
び軽量化が困難になるという問題点がある。この問題点
を有する液晶装置は、携帯型電子機器を構成する場合に
おいて機器の小型化及び軽量化を妨げる。
【0007】そこで本発明は上記の問題点を解決するも
のである。本発明は、入力部に対する押圧操作に起因し
て生ずる表示像の歪を低減することを目的とする。本発
明はまた、薄型化及び軽量化を図ることのできる入力操
作可能な液晶装置の構造を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1基板と、
該第1基板に対向して配置され可撓性を有する第2基板
と、それらの間に挟まれた液晶層と、を有する液晶パネ
ル、及び、前記第1の基板側であって前記液晶パネルと
平面的に重なる位置に配置された入力部を具備し、前記
第2基板に対して前記液晶層とは反対側には間隙が設け
られていることを特徴とする。
【0009】また、第1基板と、該第1基板に対向して
配置され可撓性を有する第2基板と、それらの間に配置
されたシール材及び液晶層と、を有する液晶パネル、前
記第1の基板側であって前記液晶パネルと平面的に重な
る位置に配置された入力部、及び、前記第2基板に対し
て前記液晶層とは反対側に配置された支持部を具備し、
前記支持部は、前記シール材の形成領域に対応する部位
に配置されてなることを特徴とする。
【0010】ここで、可撓性を有する前記第2基板は前
記第1基板の撓みに追随して容易に撓むことができるよ
うに設置される。具体的には、前記第2基板の前記像を
観察する側の反対側に間隙が設けられ、或いは、シール
材の形成領域に対応する部位に配置された、前記第2基
板に対する支持部が設けられる。
【0011】前記入力部に押圧操作が加えられたとき、
その押圧操作によって第1基板が局所的に撓む。このと
き、容易に撓むように設置された可撓性を有する第2基
板は、第1基板の撓みに追従して撓み、その結果、液晶
パネルのセルギャップの局所的な変化が抑制される。
【0012】前記入力部において、位置検出要素が前面
側基板と背面側基板とに挟まれた構造を備え、該背面側
基板が前記第1基板に直接若しくは間接的に重ね合わさ
れている場合には、前記入力部が、位置検出要素を2枚
の基板で挟み込んだ構造となっているので、入力部と液
晶パネルとを別々に作製し、その後に相互に重ね合わせ
ることによって装置を製造することができる。したがっ
て、生産性や装置製造の歩留まりを向上できる。また、
位置検出要素の両側に配置される2枚の基板が共に可撓
性を有するものであるので、前記入力部を薄く、しかも
軽く構成することができる。
【0013】前記第2基板は、前記入力部の前記位置検
出要素と、前記液晶パネルの前記液晶との間に配置され
る構造よりも高い可撓性を有することが好ましい。この
構造の可撓性は、当該構造中に複数の部材が存在して、
しかもそのうちの一つの部材が他よりも大幅に可撓性が
低い場合(例えば他よりも大幅に厚い場合、或いは、大
幅に硬度が高い場合など)には、その最も可撓性の低い
部材の可撓性と実質的に等しい場合もある。この部材
は、例えば上記第1基板であってもよく、前記位置検出
手段を挟んで前記前面側基板と対向する背面側基板が前
記入力部に設けられる場合には背面側基板であってもよ
く、前記入力部と前記液晶パネルとの間に前記液晶パネ
ルを照明する照明手段が配置される場合には照明手段
(例えば導光板)であってもよい。入力部に加えられた
押圧操作の圧力は、硬質の、或いは、可撓性の低い前記
構造若しくは前記部材によって受け止められる。前記入
力部に対して行われる押圧操作によって加えられる応力
に起因する前記構造若しくは前記部材の局所的な撓み
は、その可撓性の低さによって或る程度抑制されるが、
この撓みが液晶パネルのセルギャップを局所的に変化さ
せようとする。このとき、第2基板は前記構造若しくは
前記部材よりも高い可撓性を有するので、前記構造若し
くは前記部材の撓みに追随して撓み、セルギャップの局
所的な変化が抑制される。
【0014】ここで、「可撓性を有する」とは、人が入
力器具を接触させたときに加わる程度の押圧力(例え
ば、 0.5〜5 Nの力)を加えたときに、比較的大
きな撓みが生ずる構造的性質を有することを言う。この
場合に比較的大きな撓みとは、液晶パネルのセルギャッ
プと同等若しくはそれ以上の撓み量(例えば、5〜10
μm以上)を言う。可撓性を有する第2基板は入力部に
対する押圧操作に起因する液晶パネルの表示歪を抑制す
るために有効である。一方、前記第1基板その他の前記
部材は通常、「硬質の」、或いは、「可撓性が低い」も
のであることが好ましい。ここで、「硬質の」、或い
は、「可撓性が低い」とは、人が入力器具を接触させた
ときに加わる程度の押圧力(例えば 0.5〜5 Nの
力)を加えたときに、液晶パネルの表示態様に変化を生
じさせ得るセルギャップの変化に相当する撓み量は存在
するものの、セルギャップと同等若しくはそれ以上の撓
みが発生しない(例えば撓み量が0.1〜3μm以下で
ある。)ことを言う。
【0015】また、前記第2基板を直接若しくは間接的
に支持するための支持部が設けられ、この支持部に支持
された状態で、前記第2基板の像を観察する側の反対側
に間隙が確保される。支持部は、前記液晶パネルにおけ
る液晶表示領域の周囲の領域において前記第2基板を支
持していることが、液晶パネルを確実且つセルギャップ
に影響を与えない状態で支持し、しかも第2基板の撓み
を充分に許容する状態で設置することができる点で望ま
しい。特に、前記液晶パネルが前記第1基板と前記第2
基板との間に前記液晶を封止するためのシール材を備え
ている場合には、前記支持部が前記シール材の形成領域
に対応する部位において前記第2基板を支持しているこ
とにより、第2基板の撓みを妨げにくく、しかも確実に
液晶パネルを支持できる。液晶パネルの支持状態を安定
させるためには、前記支持部は、前記シール材の形成領
域に沿って伸び、前記間隙を取り巻くように形成されて
いることが望ましい。
【0016】前記液晶パネルに対し入力部の反対側から
光を照射する照明手段が設けられる場合には、前記第2
基板と前記照明手段との間に間隙が設けられる。前記照
明手段は、光源から放射される光を偏向させて前記液晶
パネルへ向けて照射する導光板を有する場合があり、こ
の場合には、該導光板が前記第2基板に対して間隙を隔
てて対向するように配置される。前記導光板は、前記第
2基板を直接若しくは間接的に支持するための支持部を
一体に備える場合がある。また、前記第2基板を直接若
しくは間接的に支持するための支持部を設け、該支持部
により支持された状態で、前記第2基板と前記照明手段
との間に間隙が確保される場合がある。これらの支持部
は、上記と同様にシール材の形成領域に対応する部位に
配置されていることが好ましい。
【0017】この場合には、該液晶よりも前記第2基板
の側に配置された反射層を設け、該反射層には前記照明
手段の照明光を透過させるための開口部を設けることに
より、いわゆる半透過型パネルを構成することができ、
周囲が明るい場合には反射型パネルとして、周囲が暗い
場合には透過型パネルとして用いることができる。
【0018】前記液晶パネルに対し像を観察する側から
光を照射する照明手段が設けられる場合も考えられる。
この場合には、該液晶よりも前記第2基板の側に配置さ
れた反射層を設ける。ここで、前記照明手段は、前記入
力部と前記液晶パネルとの間に配置され、光源から放射
される光を偏向させて前記液晶パネルへ向けて照射する
導光板を有することが好ましい。前記入力部と前記液晶
パネルとの間に導光板が存在することによって、入力部
に対して押圧操作が行われたときの応力を導光板で受け
止めることができるので、押圧操作時における液晶パネ
ルの表示歪の発生をより低減できる。ここで、前記第2
基板は前記導光板と前記第1基板の積層構造よりも高い
可撓性を有することが好ましい。また、第1基板もまた
可撓性を有することが、液晶パネルを薄型化し、軽量化
する上で望ましい。
【0019】前記入力部及び前記液晶パネルを支持する
ケース体を備えている場合には、前記第2基板は前記ケ
ース体によって直接若しくは間接的に支持され、前記第
2基板に対して液晶層の反対側に間隙が設けられている
ことが好ましい。ここで、前記ケース体は前記シール材
の形成領域に対応する部位において前記第2基板を支持
していることが好ましい。ここで、支持部は、前記液晶
パネルにおける表示領域の周囲の領域に対応する部位に
おいて、前記第2基板を直接若しくは間接的に支持して
いる場合がある。また、前記液晶パネルが前記第1基板
と前記第2基板との間に前記液晶を封止するためのシー
ル材を備えているときには、前記ケース体は、前記シー
ル材の形成領域に対応する部位において前記第2基板を
直接若しくは間接的に支持していることが好ましい。特
に、液晶装置をケース体へ安定した状態となるように取
り付けるためには、前記ケース体は、前記シール材の形
成領域に沿って伸び、前記間隙を取り巻くように形成さ
れた支持部を備えていることが望ましい。
【0020】上記の入力操作可能な液晶装置は、各種電
子機器内に組み込まれて、電子機器に情報を入力するた
めの入力装置として機能する。電子機器としては、MP
U(Micro Processor Unit)などの演算装置を含むパー
ソナルコンピュータ等の情報処理端末、腕時計等の電子
時計、携帯電話やファクシミリ等の通信機器、プリンタ
や電子複写機などの印刷装置などが挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】最初に、図12に示した上記従来
の入力操作可能な液晶装置に対して、薄型化及び軽量化
を図るための改良案について説明する。上記従来例を改
善するために、図13に示すように、上記従来装置にお
ける硬質の背面側基板94bの代わりに、可撓性を有す
る比較的薄い材料によって形成した背面側基板94cを
用いた入力部94’を備えた液晶装置が考えられる。こ
の液晶装置は、前面側基板94aと背面側基板94cの
双方が薄いプラスチック基板や薄いガラス基板などの可
撓性を有する材料で構成されているため、入力部94を
薄く、しかも軽量に構成することができるので、液晶装
置全体についても薄型化、軽量化を図ることができる。
【0022】しかしながら、この液晶装置においては、
入力部94の背面側基板94cが可撓性材料で形成され
ているため、入力部94の表面を局所的に押圧したとき
に背面側基板94cの変形が大きくなり、その結果、液
晶パネル92の第1基板92aの撓みも大きくなるの
で、液晶表示像の歪模様が従来構造の場合よりも発生し
やすくなる。以下に示す本実施形態は、このような構造
の入力操作可能な液晶装置をさらに改善したものであ
る。
【0023】[第1実施形態]次に、添付図面を参照し
て本発明に係る好ましい実施形態について詳細に説明す
る。図1は、本発明に係る入力操作可能な液晶装置の一
実施形態を示している。ここに示す液晶装置1は、文
字、数字等の可視像を表示するための液晶パネル2と、
入力器具3を接触させることによってデータを入力する
ための入力部4とを有する。入力部4は、液晶パネル2
に対して、液晶パネル2の像を観察する側であってしか
も入力部4に対する入力操作を行う側でもある、図示上
側(以下、単に「前面側」という。)に配置される。
【0024】液晶パネル2と入力部4との間には偏光板
6aが配置され、液晶パネル2における、液晶パネル2
の像を観察する側の反対側であって入力部4に対して入
力操作を行う側でもある図示下側(以下、単に「背面
側」という。)には、偏光板6bが配置される。偏光板
6bのさらに背面側には光反射板7が配置される。この
光反射板7は、偏光板6bと一体に構成することも可能
である。偏光板6aの偏光軸と偏光板6bの偏光軸と
は、可視像を表示するのに必要となる偏光透過性を得る
ために互いに所定の角度差を有する方向を向く。
【0025】入力部4、偏光板6a、液晶パネル2、偏
光板6b及び光反射板7の各要素は、互いに重なり合う
もの同士が粘着剤や接着剤によって固着される。
【0026】光反射板7は、その背面側に配置される矩
形枠状の支持材34によって支持される。支持材34に
は、光反射板7の周縁部に当接して支持する支持部34
aを有し、この支持部34aの内側に設けられた孔構造
によって、液晶パネル2の背面側に間隙が確保されるよ
うになっている。この間隙は、液晶パネル2の背面側基
板22bが背面側に変形することを許容する。
【0027】支持材34の支持部34aは、液晶パネル
2の液晶表示領域の外周側において液晶パネル2を偏光
板6b及び光反射板7を介して間接的に支持している。
具体的には、支持部34aによる支持部位は、液晶パネ
ル2における後述するシ―ル材23が設けられた領域に
相当する平面位置に限定されている。
【0028】入力部4の前面側基板8aは、板状の透明
樹脂材料等からなる前面側基板素材11aの内側表面、
すなわち背面側基板8bに対向する表面の上に、液晶パ
ネル2の液晶表示領域に対応する範囲を覆うように平板
状の面電極12aを形成し、さらにこの面電極12aの
Y方向両端に一対の低抵抗電極13を形成することによ
って作製される。一方、第2基板8bは、板状の透明樹
脂材料等からなる第2基板素材11bの内側表面の上
に、液晶パネル2の液晶表示領域に対応する範囲を覆う
ように平板状の面電極12bを形成し、さらにその面電
極12bのX方向両端部に一対の低抵抗電極14を形成
することによって作製される。
【0029】入力部4は、背面側基板8b上の周縁部に
配置されたシール材9によって前面側基板8aと背面側
基板8bとを貼り合せることによって形成される。この
とき、前面側基板8a上に形成された低抵抗電極13
は、導通材17を介して背面側基板8b上に形成された
補助電極18に導電接続され、さらにその補助電極18
を介して端子部16に導電接続される。
【0030】図2に示すように、シール材9によって貼
り合わされた前面側基板8aと背面側基板8bとの間隔
は、背面側基板8b上に形成されたスペーサ19によっ
て一定の間隔に維持される。スペーサ19は、シール材
9を形成する際に同時に形成することができる。前面側
基板8aと背面側基板8bとの間には屈折率調整用の液
体21が封入される。
【0031】前面側基板素材11a及び背面側基板素材
11bは、共に、可撓性材料、例えばポリカーボネート
(PC)、ポリアクリレート(PAr)、ポリエーテル
サルフォン(PES)等からなるプラスチックフィルム
によって形成される。また、面電極12a及び12b
は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)等の透明導電
材料によって形成され、その面内全域でほぼ均一な面抵
抗を備えている。さらに、低抵抗電極13、低抵抗電極
14、補助電極18及び端子部16は、例えば銀ペース
トによって形成される。
【0032】前面側基板8aの内側表面に形成される面
電極12a及び背面側基板8bの内側表面に形成される
面電極12bの両方の素材であるITOの屈折率n1
は、通常1.7〜1.9の範囲にある。今、前面側基板
8aと背面側基板8bとの間に空気層が存在する場合を
考えると、空気の屈折率n0は1.0であるので、面電
極12a及び12bと空気層との屈折率の差が大きいこ
とから、両者の界面で光が大きく屈折し、その結果、液
晶パネル2によって表示される像を前面側基板8aの外
側から見たときに、上記界面において光の反射が生じ、
表示像が暗くなってしまうことが考えられる。
【0033】本実施形態において、前面側基板8aと背
面側基板8bとの間に封入する液体21としては、その
屈折率nが1.0〜1.9の範囲内にあるものを選定す
れば、面電極12a、12bの素材であるITOとの屈
折率差が、空気層のITOに対する屈折率差よりも小さ
くなるので、液晶パネル2に表示される像を前面側基板
8aの外側から見たときの基板界面の反射を低減するこ
とができ、これにより像を明るく表示することができ
る。
【0034】図1に示すように、液晶パネル2は相互に
対向する第1基板22aと第2基板22bとを有する。
液晶パネル2は、第1基板22aと第2基板22bと
を、これらの基板のいずれか一方の表面上に枠状に形成
したシール材23によって基板周縁部において貼り合せ
ることにより作製される。
【0035】図2に示すように、第1基板22aは、第
1基板素材24aの液晶側表面、すなわち第2基板22
bに対向する面に、第1電極26aを形成し、その上に
オーバーコート層27aを形成し、さらにその上に配向
膜28aを形成することによって作製される。配向膜2
8aには、その配向膜に液晶配向性を持たせるためのラ
ビング処理が施される。
【0036】第2基板22bは、第2基板素材24bの
液晶側表面、すなわち第1基板22aに対抗する面に第
2電極26bを形成し、その上にオーバーコート層27
bを形成し、さらにその上に配向膜28bを形成するこ
とによって作製される。配向膜28bには、その配向膜
に液晶配向性を持たせるためのラビング処理が施され
る。
【0037】第1電極26a及び第2電極26bは、例
えばITO等の透明導電材料によって形成される。これ
らの電極の厚さは通常1000nm程度である。また、
オーバーコート層27a,27bは、例えば酸化珪素、
酸化チタン又はそれら双方を含有する化合物によって形
成される。この層の厚さは通常800nm程度である。
また、配向膜28a,28bは例えばポリイミド系樹脂
によって形成される。これらの膜の厚さは通常800n
m程度である。
【0038】第1電極26aは、図1に示すように、複
数の直線パターンを互いに平行に配列することによっ
て、いわゆるストライプ状に形成される。他方、第2電
極26bは上記第1電極26aに交差するように複数の
直線パターンを互いに平行に配列することによって、や
はりストライプ状に形成される。これらの電極26aと
26bとがドットマトリクス状に交差する複数の領域
が、可視像を表示するための画素を構成する。そして、
それら複数の画素の集まりによって区画形成される領域
が文字等の可視像を表示するための液晶表示領域とな
る。
【0039】以上のようにして形成された第1基板22
a及び第2基板22bのいずれか一方の液晶側表面に
は、図2に示すように複数のスペーサ29が分散した状
態で配置され、さらにいずれか一方の基板の液晶側表面
にシール材23が例えば印刷等によって図1に示すよう
に枠状に設けられる。このシール材23の内部には図2
に示すように導通材31が分散された状態で混入されて
いる。また、シール材23の一部には図1に示すように
液晶注入口23aが形成される。
【0040】第1基板22aと第2基板22bとをシー
ル材23を介して貼り合せると、第1基板22a及び第
2基板22bの間には、スペーサ29によって保持され
る均一な寸法の、例えば5μm程度の間隙、いわゆるセ
ルギャップが形成される。その後、液晶注入口23aを
通して上記のセルギャップ内に液晶32が注入され、液
晶の注入が完了すると、液晶注入口23aが樹脂等によ
って封鎖される。
【0041】図1に示すように、第1基板22aは第2
基板22bの外周側へ張り出した基板張出部22cを備
えている。第1基板22a上の第1電極26aは、上記
の基板張出部22cに向けて直線状に伸び、端子部パタ
ーン33の一部を構成している。また、第2基板22b
上の第2電極26bは、シール材23の内部に分散した
図2に示す導通材31を介して、基板張出部22c上の
端子部パターン33の他部分に導電接続されている。端
子部パターン33は、液晶パネル2を電気的に駆動する
ために外部に設けられた液晶駆動用の表示制御回路(図
示せず)との間の電気的な接続を可能にする配線パター
ンである。
【0042】実際には、第1基板22a及び第2基板2
2bの表面上には極めて狭い間隔で多数の上記第1電極
26a、第2電極26b及び端子部パターン33が形成
されるが、図1においては、構造を理解しやすく示すた
めに、これらのパターンを実際の間隔よりも広い間隔と
なるように模式的に描き、さらに一部の電極等は図示を
省略してある。また、液晶が封入される領域内に形成さ
れる電極26a,26bは、図1に示すように直線状に
形成される場合に限られず、必要に応じて適宜の図形パ
ターンとなるように形成されていてもよい。
【0043】本実施形態において、第1基板22aを構
成する第1基板素材24aは、硬質の材料、具体的に
は、比較的厚い(例えば0.7mm以上の厚さを有す
る)ガラスや硬質プラスチック等によって形成される。
一方、第2基板22bを構成する第2基板素材24b
は、可撓性材料、具体的には、比較的薄い(例えば、
0.5mm以下の厚さを有する)硬質プラスチック、軟
質プラスチック、比較的薄い(例えば0.5mm以下の
厚さを有する)ガラス等によって形成される。
【0044】入力部4においては、端子部16に入力制
御回路(図示せず)が接続され、その入力制御回路によ
って、ある時点では、背面側基板8bのX方向の両縁部
に位置する低抵抗電極14,14の間に所定の電圧を印
加し、前面側基板8aのY方向の両縁部に位置する低抵
抗電極13,13の間には入力制御回路内の電圧測定手
段(電圧測定回路若しくは電圧測定素子、図示せず)が
導電接続される。
【0045】この時点においては、背面側基板8bの面
電極12bには、X方向に沿って直線的に電圧が変化す
る均一な電圧降下が発生し、X方向の位置座標値が等し
い部位同士はほぼ同じ電位となるような電圧分布が構成
される。このとき、図3に示すように、液晶パネル2の
液晶表示領域に対応する領域内において前面側基板8a
のある部位が入力器具3の先端で押圧されると、前面側
基板8aの面電極12aと背面側基板8bの面電極12
bとが接触するため、前面側基板8a上の面電極12a
を通して、入力器具3によって押圧された上記の部位に
対応する位置における面電極12bの電圧を入力制御回
路によって測定することができる。この測定された電圧
の値は、押圧された部位のX方向の位置座標と相関して
いるため、入力制御回路は入力器具3で押圧された部位
のX方向の位置を検出できる。
【0046】これに対して、他のある時点では、入力制
御回路によって前面側基板8a上のY方向の両縁部に位
置する低抵抗電極13,13の間に所定の電圧が印加さ
れ、背面側基板8bのY方向の両縁部に位置する低抵抗
電極14,14には、上記の電圧測定手段が接続された
状態となる。
【0047】この時点においては、前面側基板8aの面
電極12aには、Y方向に沿って均一な電圧降下が発生
し、直線的に電圧が変化する電圧分布が形成される。上
記の入力制御回路は、入力器具3で押圧された部位に対
応する位置における前面側基板8aの面電極12aの電
圧を、背面側基板8bの面電極12bを通して検出する
ことによって、上述したX方向に関する位置の場合と同
様に、押圧部位のY方向の位置を検出できる。
【0048】入力制御回路に対する上記2つの接続状態
の切換えを短時間のうちに繰り返すことによって、入力
制御回路は、入力器具3によって押圧された部位のX方
向の位置座標値及びY方向の位置座標値を検出すること
ができる。
【0049】液晶パネル2においては、光反射板7で反
射した光が液晶パネル2の液晶層を通過して外部の観察
者によって観察される。また、液晶パネル2の端子部パ
ターン33には、液晶駆動用の表示制御回路(図示せ
ず)が導電接続され、この表示制御回路によって、第1
電極26a又は第2電極26bのいずれか一方に対して
ドットマトリクスの行ライン毎に走査電圧が印加され、
さらに他方の電極に対して表示画像に基づいたデータ電
圧が印加される。光反射板7で反射した光であって両電
圧の印加によって選択された各画素部分を通過する光
は、液晶32への電圧印加状態に応じて変調されるの
で、これにより第1基板22aの外側から文字、数字等
の可視像を見ることができるようになる。
【0050】本実施形態の入力操作可能な液晶装置1に
おいては、液晶パネル2の液晶表示領域に適宜の入力用
画像、例えば複数の選択可能な領域を示した画像を表示
させる。オペレータは、当該入力用画像における所望の
画像部位、例えば上記選択可能な領域のうちの一つに対
応する入力部4の前面側基板8aの表面部位を入力器具
3によって押圧する。すると、入力部4に接続された入
力制御回路によって、その押圧された部位のX方向及び
Y方向の位置座標が読み取られ、これにより、入力用画
像に表示された複数の選択可能な領域のうちいずれをオ
ペレータが選択しれたのかが認識される。
【0051】図13に示すような入力操作可能な液晶装
置では、入力部94’が共に可撓性材料で構成された一
対の前面側基板94a,94bで構成されているので、
入力器具3による押圧によって生じる入力部94’の局
所的な変形が、液晶パネル92のセルギャップを局所的
に大きく変化させるため、入力器具3の押圧による歪模
様が発生し、実用的な装置を構成することができなかっ
た。
【0052】これに対して、図1に示す本実施形態の入
力操作可能な液晶装置1においては、図3に示すよう
に、入力部4が入力器具3の先端で押圧されたときで
も、液晶パネル2の液晶表示領域に歪模様が発生せず、
何らの支障もなく実用に供することが可能になった。こ
のように本実施形態の液晶装置1において押圧時に歪模
様が発生しない理由は、次のとおりであると考えられ
る。
【0053】図3に示すように、入力部4の前面側基板
8aが入力器具3の先端で押圧されると、その押圧され
た部位において、前面側基板8aが押圧された方向へ撓
み、面電極12aの対応部位が背面側基板8bの面電極
12bに接触する。このとき、その接触点において背面
側基板8bも上記の押圧された方向へ撓み、この撓みが
液晶パネル2の第1基板22aにも影響し、第1基板2
2aを僅かではあるが撓ませる。
【0054】ここで、図12及び図13に示す液晶装置
のように、液晶パネル92において第2基板92bもま
た比較的厚いガラス等の硬質の材料によって形成されて
いると、入力部4に隣接した第1基板が変形しても、液
晶32を介して第1基板に対抗する第2基板は変形しに
くく、第1基板の変形状態に追従しにくいため、上記押
圧された部位に対応する領域において、液晶パネル2の
セルギャップが周囲に較べて小さくなり、その結果、第
1基板そのものの撓み量は僅かであっても、液晶パネル
のセルギャップは5μm程度ときわめて小さいこともあ
って、液晶パネルの表示面に歪模様が発生してしまう。
【0055】一方、図3に示す本実施形態では、第2基
板22bの第2基板素材24bを第1基板22aの第1
基板素材24aよりも可撓性の高い可撓性材料によって
形成しているので、第2基板22bは撓みやすくなって
いる。したがって、第1基板22aが入力部4に影響さ
れて撓む場合には、第2基板22bも第1基板22aの
撓みによって容易に撓み、その撓み具合が第1基板22
aに追従するので、押圧された部位に対応する領域にお
いて、液晶パネル2のセルギャップは変化しにくいか
ら、押圧時の歪模様も発生しにくいと考えられる。
【0056】以上のように考えると、入力部4に対する
押圧操作によって液晶パネル2の表示に歪模様を生じさ
せないためには、第2基板22bが高い可撓性を備え、
一方、第1基板22aは低い可撓性を備えていることが
好ましいことがわかる。
【0057】本実施形態においては、第2基板22bの
撓みを可能にするため、図1及び図2に示すように、第
2基板22bの周辺部を支持するが、その周辺部によっ
て囲まれた内周側の第2基板の領域が背面側へ撓むこと
を許容するように構成された枠状の支持材34を、第2
基板22bの撓みを許容する手段として設けている。こ
の場合、支持材34の支持部34aは、偏光板6b及び
光反射板7を介して間接的に第2基板22bを支持して
いる。しかし、偏光板6b及び光反射板7は、通常第2
基板22bよりも大きな可撓性を備えており、充分に大
きな可撓性を有するので、支障なく第2基板22bの撓
みを許容することができる。なお、偏光板6b及び光反
射板7の外縁が支持部34aの内周側の縁部よりも内側
に位置するように偏光板6b及び光反射板7のサイズを
設定することにより、第2基板22bが直接に支持材3
4によって支持されるように構成してもよい。
【0058】上記支持材34の支持部34aは、液晶パ
ネル2におけるシール材23が形成された周辺領域を背
面側から支持している。液晶パネル2はシール材23に
よって貼り合わされた第1基板22aと第2基板22b
によって構成されるセル構造を備えているので、シール
材23と平面的に重なる部位を支持部34aが支持して
いることによって、液晶パネル2のセル構造を安定した
状態で支持できるとともに、第2基板22bの撓み変形
を束縛しないように構成できる。特に、支持部34aが
シール材23の形成領域に対応する部位のみを支持する
ように構成されていることが好ましい。
【0059】本実施形態では、入力部4と液晶パネル2
とは、それぞれ別個に独立して成立し得るように、共に
2枚の基板を機能層(面電極12a,12bを含む位置
検出要素、或いは、第1電極26a、第2電極26b及
び液晶32を含む光変調層)を挟んで貼り合わせた構造
を備えている。したがって、入力部4と液晶パネル2と
をそれぞれ別個に作製した後に、それらを相互に粘着
剤、接着剤等による貼り合わせその他の手段によって積
層することによって、本実施形態の入力操作可能な液晶
装置を製造することができる。これによって、良品の入
力部4と液晶パネル2とをそれぞれ選別した上で液晶装
置を製造できることから、装置の製造効率を向上させる
ことができるとともに、装置製造時の歩留まりを高める
ことができる。
【0060】なお、本実施形態において、入力部4の背
面側基板8bを省略し、背面側基板8bの基板素材上に
形成するべき面電極12b、低抵抗電極14等の表面構
造を、液晶パネル2を構成する第1基板22aの基板素
材における外側表面、すなわち液晶32とは反対側の面
上に設けることも考えられる。しかしながら、この場合
には、上記のように入力部4と液晶パネル2とをそれぞ
れ別個に作製することはできない。
【0061】本実施形態では、図1において、入力部4
として、低抵抗電極に導電接続された端子電極が単一の
端子部16に集められている構造を有する抵抗膜方式の
入力装置を例示したが、入力部4としては、上記のよう
な電極・配線構造に限らず、種々の構造を用いることが
できる。また、入力装置としては上記の抵抗膜方式以外
の任意構造の装置を用いることもできる。
【0062】また、図1においては、FPC(Flexible
Printed Circuit)等の導電接続部材を介して図示しな
い液晶駆動用の表示制御回路に接続するように構成され
た液晶パネル2の構造例、すなわち、いわゆるCOB
(Chip On Board)方式やCOF(Chip On Flexible Pr
inted Circuit)方式のパネル構造を描いているが、こ
れに代えて、液晶駆動用の表示駆動回路を内蔵したIC
チップを液晶パネル2の基板表面上に直接実装した液晶
パネル、すなわちCOG(Chip On Glass)方式のパネ
ル構造を採用することもできる。
【0063】[第2実施形態]次に、上記第1実施形態
とは異なる実施形態について説明する。図4は本発明に
係る第2実施形態の入力操作可能な液晶装置の模式的な
断面図である。この実施形態は、基本的に第1実施形態
とほぼ同様の細部構造を有するものであるが、図中には
主要な構成部材のみを示し、同一構造を有する構成部材
には同一符号を付し、異なる構造を有する構成部材には
異なる符号を付す。
【0064】本実施形態においても、前面側基板8aと
背面側基板8bをシール材9によって貼り合わせた入力
部4と、第1基板22aと第2基板22bをシール材2
3によって貼り合わせた液晶パネル2とを偏光板6cを
介して相互に重ね合わせ、積層した構造を備えている。
【0065】ここで、第1実施形態においては、第2基
板22bの背面側に偏光板6bを配置し、さらにその背
面側に光反射板7を配置していたが、本実施形態におい
ては、光反射板7及び第2電極26bの代わりに、液晶
パネル2の第2基板22bの表面上に反射板を兼ねた電
極、すなわち反射電極26cを設けている。この反射電
極26cは、例えばアルミニウムなどの金属薄膜によっ
て形成される。反射電極26cを設けることによって液
晶パネル2の外側に光反射板を設ける必要がなくなるの
で、装置全体をさらに薄型化することができる。
【0066】また、第2基板22bの背面側には、入力
部4及び液晶パネル2の面積とほぼ等しい面積を備えた
板状の支持材36が配置され、この支持材36の周縁部
には、他の部分よりも厚肉に形成された枠状の支持部3
6aが設けられている。この支持部36aは第2基板2
2bの周辺部を支持する。支持部36aは、上述のよう
に、液晶パネル2のシール材23の形成領域に対応する
部位において第2基板22bを支持するように構成され
ている。
【0067】図10には上記支持材36の変形例を示
す。支持材361は、全体として矩形の平面形状を有す
る板状体である。支持材361の角部には、それぞれ厚
肉に形成され、L字状の平面形状を備えた支持部361
aが設けられている。また、図11にも上記支持材36
の別の変形例を示す。支持材362は、全体として矩形
の平面形状を有する板状体である。そして、支持材36
2には、その長方形状の外縁の相互に対向する2辺に相
当する部分に一対の支持部362aが形成されている。
各支持部362aはそれぞれ直線状に伸びた平面形状を
備えており、周囲よりも厚肉に形成されている。支持材
としては、上記の支持材36、支持材361,362に
限らず、液晶パネル2の周縁部、特にシール材23が形
成された領域に対応する部位の全部又は一部を支持する
ように形成された支持部を備えたものであればよい。た
だし、液晶パネル2を安定した状態で支持するには、液
晶パネル2の周辺部分においてほぼ均等に分散配置され
た支持部を有すること、分散配置された2又は3以上の
支持部を有すること、或いは、周辺部分の全周のうち半
分以上を支持するように形成された支持部を有すること
が望ましい。
【0068】[第3実施形態]図5は、本発明に係るさ
らに別の実施形態の構造を模式的に示すものである。こ
の実施形態もまた第1実施形態とほぼ同様の細部構造を
備えるものであるが、図中には、主要な構成部材のみを
示し、同一構造を有する構成部材には同一符号を付し、
異なる構造を有する構成部材には異なる符号を付す。
【0069】この実施形態では、第2実施形態と同様に
偏光板6cを介して積層された入力部4及び液晶パネル
2を備えているが、液晶パネル2の背面側に配置されて
いる支持材37が、合成ゴムなどの弾性素材やゲル状素
材などの、高い可撓性を有する素材で構成されている。
そして、支持材37の前面側の表面は、液晶パネル2の
第2基板22bをほぼ全面的に支持している。この支持
材37は、第2基板22bよりも高い可撓性を有するも
のであることが好ましい。
【0070】この実施形態では、第2基板22bの背面
側に間隙が設けられていないが、その代わりに、第2基
板22bを支持材37が支持し、この支持材37は高い
可撓性を備えている。したがって、入力部4が入力器具
3等によって押圧されることにより、その押圧操作に伴
って液晶パネル2の第1基板22aが変形したとき、支
持材37は第2基板22bの変形をほとんど妨げない。
【0071】[第4実施形態]次に、図6を参照して本
発明に係る第4実施形態について説明する。この実施形
態においては、第1実施形態と同様の入力部4と、第2
及び第3実施形態とほぼ同様の液晶パネル2とを備えて
いる。ただし、液晶パネル2の第2基板22bの素材表
面上には、第2及び第3実施形態と同様のアルミニウム
などで形成された反射電極にスリット(開口部)を形成
してなる反射電極26dが設けられている。この反射電
極26dの開口率(画素領域の全面積に対するスリット
26eの開口面積の比)は、例えば、5〜30%の範囲
内であることが好ましい。この範囲内の開口率を有する
反射電極26dを用いることにより、前面側から入射す
る外光に対する反射特性と、背面側から入射する照明光
(後述するバックライトからの照明光)に対する透過特
性との兼ね合いによって、明所における視認性と暗所に
おける視認性の双方を実用レベルに保つことができる。
【0072】この実施形態においては、上記のように構
成された半透過パネル構造を有する液晶パネル2の背面
側に、バックライトを構成する導光板38が配置され、
この導光板38の側面には、光源である発光ダイオード
39が配置される。導光板38は、アクリル系樹脂など
の透明樹脂によって形成されている。導光板38には、
光源から放出された光を偏向させるとともに、液晶パネ
ル2に対する照度の面内均一性を確保するための導光構
造が設けられている。この導光構造としては、例えば、
導光板38の背面上に光散乱若しくは光反射機能を有す
る表面凹凸部、印刷層、反射層等の光変調手段38aを
設け、当該手段による光変調機能の度合いが光源から離
れるに従って強くなるように構成したものが考えられ
る。例えば、発光ダイオード39から離れるに従って、
光変調構造38aの形成密度を高めたり、光変調手段3
8aの変調機能を高めたりすることによって、導光板3
8の上面から照射される光量の平面分布を均一化するこ
とができる。
【0073】なお、バックライトとしては、その背面が
光源から遠ざかるに従って前面側に移動するように傾斜
した面とし、その背面上に光散乱板や光反射板を取り付
けた導光板を備えたもの、エレクトロルミネッセンス素
子などのように本質的な面状光源であるものなど、面状
光源として機能するものであれば如何なるものであって
もよく、上記の構造に限られるものではない。
【0074】本実施形態の導光板38は、図6に示すよ
うに、その周辺部に厚肉に形成された支持部38bを一
体に備えている。この支持部38bは、液晶パネル2の
第2基板22bの周辺部分を直接若しくは間接的に支持
する。このため、液晶パネル2と導光板38との間に
は、上記支持部38b以外の部分において間隙が設けら
れる。なお、導光板38は、上記支持材36と同様に、
図10及び図11に示すものなど種々の形状を備えたも
のであっても構わない。
【0075】バックライトの導光板38から照射された
光は、第2基板22bを通して反射電極26dのスリッ
ト26eを通過し、液晶パネル2から入力部4に入射し
て、入力部4を透過して前面側に放出される。したがっ
て、発光ダイオード39に電力を供給し、バックライト
を点灯させることによって、暗い場所においても表示像
を視認することが可能になる。一方、明るい場所ではバ
ックライトの助けを借りなくても、周囲の光が反射電極
26dにて反射されることによって表示像を視認するこ
とができる。
【0076】[第5実施形態]次に、図7を参照して本
発明に係る第5実施形態について説明する。この実施形
態では、上記の第4実施形態と同様の入力部4及び液晶
パネル2を備えているが、液晶パネル2の背面側に第1
実施形態のものと同じ支持材34が配置され、この支持
材34のさらに背面側にバックライトの導光板41が配
置されている。支持材34は、液晶パネル2の周辺部
分、特にシール材23の形成領域に対応する部位を支持
し、導光板41の周縁部は支持材34を支持している。
導光板41の側面側には発光ダイオード39が配置され
ている。
【0077】この実施形態においては、支持材34を介
して導光板41が配置されているので、液晶パネル2の
背面側に、導光板41との間の間隙が確保される。支持
材34は、液晶パネル2の周辺部分を支持することがで
きるとともに、導光板41から光が液晶パネル2の液晶
表示領域に照射されるように、光学的な開口を有するも
のであれば、任意の形状を有するものでよい。
【0078】[第6実施形態]次に、図8を参照して本
発明に係る第6実施形態について説明する。この実施形
態においては、上記の第2実施形態と同構造の入力部4
及び支持材36を備えている。入力部4と支持材36と
の間には、フロントライトを構成する導光板42と、液
晶パネル2とが配置されている。
【0079】フロントライトは、アクリル系樹脂等の透
明樹脂からなる導光板42と、この導光板42の側端面
に対向配置されたチップ型発光ダイオード43と、この
チップ型発光ダイオード43と導光板42の側端面との
間に配置された拡散層44とから構成される。導光板4
2の前面側の表面にはマイクロプリズムを構成する表面
構造42aが形成され、この表面構造42aによってチ
ップ型発光ダイオード43から放出され、側端面から導
光板42内に入射した光を背面側へ向けるようになって
いる。また、拡散層44はチップ型発光ダイオード43
から放出された光を拡散させるためのものであり、この
光の拡散は、上記表面構造42aと共同して、導光板4
2から液晶パネル2へ照射される光量及びその面内均一
性を高める効果をもたらす。拡散層44としては、例え
ば透明樹脂の表面を粗面化したものや、透明樹脂中に、
酸化チタン等の透明樹脂とは屈折率の異なる微粒子
(粉)を分散させたものなどを用いることができる。
【0080】上記のフロントライトは液晶パネル2を前
面側から照明するため、フロントライトを点灯すること
によって、その照明光が液晶パネル2内に入射した後に
反射電極26cにて反射される。そして、その反射光
は、導光板42を透過して視認される。したがって、フ
ロントライトによる照明によって暗所においても液晶パ
ネル2の表示像を視認することが可能になる。
【0081】この実施形態の液晶パネル2においては、
前面側の第1基板22dが可撓性材料で構成されてい
る。これは、第1基板22dと入力部4との間にフロン
トライトを構成する導光板42が介在しているので、入
力部4に対して入力器具3の先端で押圧操作が行われた
ときの背面側基板8bの局所的な変形が第1基板22d
へ伝わり難いため、第1基板22dの基板素材を可撓性
材料で構成しても、液晶パネル2の局所的変形を先の各
実施形態と同様の程度に抑制することができるからであ
る。このように第1基板22dが可撓性材料で構成され
ていることによって、液晶パネル2を構成する2枚の基
板がいずれも可撓性材料からなることとなり、その結
果、液晶パネル2をより薄く構成することができる。
【0082】なお、フロントライトとしては、上記の構
造に限られず、液晶パネル2を前面側から照明すること
ができるとともに、液晶パネル2の表示像を視認可能な
透明性を備えたものであればよく、例えば、種々の導光
構造を備えた導光板を用いるものや透明性の高い面状光
源(エレクトロルミネッセンス素子など)であっても構
わない。
【0083】[第7実施形態]次に、図9を参照して本
発明に係る第7実施形態について説明する。この実施形
態を構成する、入力部4、偏光板6c、液晶パネル2、
発光ダイオード39及び導光板41は上記の第5実施形
態と同じものである。この実施形態においては、入力操
作可能な液晶装置の全体を収容するケース体(函体)5
0が設けられ、このケース体50によって液晶装置の各
構成部材が支持固定されている。
【0084】ケース体50には、入力部4の前面側にお
いて、液晶パネル2の液晶表示領域に相当する平面領域
を露出させるとともに当該液晶表示領域の周囲部分に相
当する平面領域を隠すように構成された前面枠部51
と、導光板41の背面側表面の周縁部分を支持するよう
に構成された背面板部52と、前面枠部51と背面板部
52との間においてケース体50の内部に向けてフラン
ジ状に張り出し、液晶パネル2と導光板41との間に間
隙を形成するための支持枠部53とが形成されている。
ここで、ケース体50の一部、例えば、上記前面枠部5
1、背面板部52、支持枠部53などが別部材で構成さ
れ、適宜の手段によって残りの部分に取り付け固定され
ていてもよい。
【0085】発光ダイオード39は回路基板45の上に
実装され、この回路基板45は、ケース体50の背面板
部52の内面上に固定されている。また、背面板部52
の内面には導光板41の背面側の表面を支持する支持部
が設けられている。上記の支持枠部53は、第2基板2
2bの背面側の表面外縁部に当接した状態で液晶パネル
2を背面側から支持しているとともに、導光板41の前
面側の表面外縁部に当接している。
【0086】本実施形態では、ケース体50の支持枠部
53によって、液晶パネル2と導光板41との間に間隙
が確保されているため、第2基板22bが背面側へ容易
に撓むことができる。
【0087】尚、本発明の入力操作可能な液晶装置は、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0088】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
入力部に対する押圧操作時に発生する液晶表示の歪模様
を低減することができる。また、装置を薄型化及び軽量
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第1実
施形態の構造を示す分解斜視図である。
【図2】第1実施形態の組立状態を示す断面図である。
【図3】第1実施形態の液晶装置に対して入力操作を行
っている状態を示す拡大断面図である。
【図4】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第2実
施形態の構造を模式的に示す概略構成断面図である。
【図5】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第3実
施形態の構造を模式的に示す概略構成断面図である。
【図6】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第4実
施形態の構造を模式的に示す概略構成断面図である。
【図7】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第5実
施形態の構造を模式的に示す概略構成断面図である。
【図8】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第6実
施形態の構造を模式的に示す概略構成断面図である。
【図9】本発明に係る入力操作可能な液晶装置の第7実
施形態の構造を模式的に示す概略構成断面図である。
【図10】第2実施形態の支持材の変形例を示す斜視図
である。
【図11】第2実施形態の支持材の別の変形例を示す斜
視図である。
【図12】従来の入力操作可能な液晶装置の構造を模式
的に示す概略構成断面図である。
【図13】改良された入力操作可能な液晶装置の構造を
模式的に示す概略構成断面図である。
【符号の説明】
1 入力操作可能な液晶装置 2 液晶パネル 3 入力器具 4 入力部 6a,6b,6c 偏光板 7 光反射板 8a 前面側基板 8b 背面側基板 9,23 シール材 12a,12b 面電極 22a 第1基板 22b 第2基板 26a 第1電極 26b 第2電極 26c 反射電極 34,36 支持材 34a,36a 支持部 38,41,42 導光板 39 発光ダイオード 43 チップ型発光ダイオード 44 拡散層 45 回路基板 50 ケース体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 302 G09F 9/00 336J 336 336B G02F 1/1335 530 (72)発明者 細萱 裕之 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 藤澤 信治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1基板と、該第1基板に対向して配置さ
    れ可撓性を有する第2基板と、それらの間に挟まれた液
    晶層と、を有する液晶パネル、及び前記第1の基板側で
    あって前記液晶パネルと平面的に重なる位置に配置され
    た入力部を具備し、 前記第2基板に対して前記液晶層とは反対側には間隙が
    設けられていることを特徴とする液晶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2基板は、前
    記第1基板よりも高い可撓性を有することを特徴とする
    液晶装置。
  3. 【請求項3】 第1基板と、該第1基板に対向して配置
    され可撓性を有する第2基板と、それらの間に配置され
    たシール材及び液晶層と、を有する液晶パネル、 前記第1の基板側であって前記液晶パネルと平面的に重
    なる位置に配置された入力部、及び、 前記第2基板に対して前記液晶層とは反対側に配置され
    た支持部を具備し、前記支持部は、前記シール材の形成
    領域に対応する部位に配置されてなることを特徴とする
    液晶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記第2基板は前記
    第1基板よりも高い可撓性を有することを特徴とする液
    晶装置。
  5. 【請求項5】 第1基板と、該第1基板に対向して配置
    され可撓性を有する第2基板と、それらの間に挟まれた
    液晶層と、を有する液晶パネル、 前記第1の基板側であって、前記液晶パネルと平面的に
    重なる位置に配置された入力部、及び前記液晶パネルに
    対して前記入力部とは反対の側に設けられた照明装置を
    具備し、 前記第2基板と前記照明装置との間には間隙が設けられ
    ていることを特徴とする液晶装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記照明装置は導光
    板を有し、該導光板が前記第2基板に対して間隙を隔て
    て対向するように配置されていることを特徴とする液晶
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記導光板は前記支
    持部を備えることを特徴とする液晶装置。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記第2基板は、前
    記第1基板よりも高い可撓性を有することを特徴とする
    液晶装置。
  9. 【請求項9】 第1基板と、該第1基板に対向して配置
    され可撓性を有する第2基板と、それらの間に配置され
    たシール材及び液晶層と、を有する液晶パネル、 前記第1の基板側であって前記液晶パネルと平面的に重
    なる位置に配置された入力部、 前記液晶パネルに対して前記入力部とは反対の側に設け
    られた照明装置、及び、 前記照明装置と前記第2基板との間に設けられた支持部
    を具備し、 前記支持部は、前記シール材の形成領域に対応する部位
    に配置されてなることを特徴とする液晶装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記第2基板は、
    前記第1基板よりも高い可撓性を有することを特徴とす
    る液晶装置。
  11. 【請求項11】 第1基板と、該第1基板に対向して配
    置され可撓性を有する第2基板と、それらの間に挟まれ
    た液晶層と、を有する液晶パネル、及び前記第1の基板
    側であって前記液晶パネルと平面的に重なる位置に配置
    された入力部、及び前記入力部と前記第1基板との間に
    配置された照明装置、を具備し、 前記第2基板に対して前記液晶層とは反対側には間隙が
    設けられていることを特徴とする液晶装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記照明装置
    は、導光板を含み、その導光板が前記入力部と前記第1
    基板との間に配置されることを特徴とする液晶装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記第2基板は
    前記導光板と前記第1基板の積層構造よりも高い可撓性
    を有することを特徴とする液晶装置。
  14. 【請求項14】 請求項11において、前記第1基板が
    可撓性を有することを特徴とする液晶装置。
  15. 【請求項15】第1基板と、該第1基板に対向して配置
    され可撓性を有する第2基板と、それらの間に挟まれた
    液晶層と、を有する液晶パネル、 前記第1の基板側であって、前記液晶パネルと平面的に
    重なる位置に配置された入力部、及び前記入力部及び前
    記液晶パネルを支持するケース体とを備える液晶装置で
    あって、 前記第2基板は前記ケース体によって支持され、前記第
    2基板に対して前記液晶層とは反対側には間隙が設けら
    れていることを特徴とする液晶装置。
  16. 【請求項16】 請求項16において、前記液晶パネル
    は、前記第1基板と前記第2基板との間に前記液晶を封
    止するシール材を備え、前記ケース体は、前記シール材
    の形成領域に対応する部位において前記第2基板を支持
    していることを特徴とする液晶装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記ケース体
    は、前記シール材の形成領域に沿って伸び、前記間隙を
    取り巻くように形成された支持部を備えていることを特
    徴とする液晶装置。
  18. 【請求項18】 請求項15において、前記第2基板
    は、前記第1基板よりも高い可撓性を有することを特徴
    とする液晶装置。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の液晶装置を備えて
    いることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008176191A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶表示装置及びその製造方法

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