JP2001183671A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001183671A
JP2001183671A JP36873099A JP36873099A JP2001183671A JP 2001183671 A JP2001183671 A JP 2001183671A JP 36873099 A JP36873099 A JP 36873099A JP 36873099 A JP36873099 A JP 36873099A JP 2001183671 A JP2001183671 A JP 2001183671A
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JP36873099A
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English (en)
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Kazuhiro Okada
岡田  和広
Hiroshi Tsukada
浩 塚田
Mitsutaka Okano
岡野  光隆
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力時の押圧力によりタッチパネルが撓み液
晶パネルの干渉模様の発生防止及びパックライト機構の
輝度向上と液晶パネルの干渉模様の発生防止。 【解決手段】 液晶表示パネル20の表示面側にタッチ
パネル30を配設し、裏面側にパックライト機構を配設
し、液晶表示パネル20の上偏光板26とタッチパネル
30の下透明基板32との間に略枠形状をした接着スペ
ーサ35を配して一定の空隙36に中間スペーサ39を
分散配設する。タッチパネル30の所望部を押圧したと
き空隙36が所定の間隔に保持され干渉模様の発生を防
止する。また、導光板42、プリズムシート43及び液
晶パネル20の各空隙の内少なくともプリズムシート4
3のプリズム状表面に沿う空隙に微小スペーサ50を散
布する。干渉模様の発生を防止し、スペーサ粒子を共通
化し製品のコストダウンに寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、更に詳しくは、透光性を有する入力装置が表示面側
に搭載された液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量で携帯可能な携帯個人情報端
末(PDA)等に用いる液晶表示装置として、従来のキ
ーボードによる入力に換えてペン入力又は指先による入
力装置が搭載された液晶表示装置が多く市場に供給され
ている。
【0003】従来例で、液晶表示パネルとタッチパネル
との間に空隙又は緩衝材を用いた液晶表示装置につい
て、例えば、特開平10−293650号公報にその技
術が開示されている。以下その概要を説明する。
【0004】図4は、従来例に係わる液晶表示装置を説
明する断面図である。図4において、液晶表示装置10
は液晶表示パネル20とタッチパネル30が接着スペー
サ35を介して積み重ねられている。前記液晶表示パネ
ル20は、上透明電極21aや上配向膜21bを形成し
た上ガラス基板21と、下透明電極22aや下配向膜2
2bを形成した下ガラス基板22の2枚のガラス基板が
シール部材23によって固着され、前記両ガラス基板2
1、22を平行に、且つ、所定の間隔に保持する液晶パ
ネルスペーサ24が分散配設され、両ガラス基板21、
22間に液晶25が封入されている。前記上ガラス基板
21の上面に上偏光板26、下ガラス基板22の下面に
下偏光板27がそれぞれ形成されている。
【0005】また、前記タッチパネル30は、表面に抵
抗導電膜32aが形成された下透明基板32と裏面に抵
抗導電膜31aが形成された上透明基板31がタッチパ
ネルの周辺スペーサ33を介して対向する構成であり、
抵抗導電膜32a上のタッチパネル30の少なくとも有
効エリア内にはドットスペーサ34が配設されている。
【0006】前記液晶パネル20とタッチパネル30と
は液晶パネル20の上ガラス基板21上に形成された上
偏光板26の上に配設した接着スペーサ35を介して積
層され、間隙36を介して対向している。
【0007】前記タッチパネル30は、下透明基板32
には、ガラス板又はプラスチック板又はプラスチックフ
ィルムが使用され、上透明基板31には可撓性を有する
プラスチックフィルムが使用されており、可撓性を有す
る上透明基板31の所望部をペン等で押圧すると、押さ
れた部分で抵抗導電膜31aが抵抗導電膜32aに接触
することにより電気的に導通される。
【0008】抵抗導電膜32aと31aの接触部の座標
は、座標検出装置、例えば、抵抗導電膜32aにX方向
の所定電圧を印加する電源部と、抵抗導電膜31aにY
方向の所定電圧を印加する電源部と、前記接触によって
発生するX方向の電圧値を検出する検出回路を備えた座
標検出装置によって検出するようになる。
【0009】前述した様に、接着スペーサ35により液
晶表示パネル20とタッチパネル30との間に間隙36
を設けることにより、この間隙36が狭過ぎると、ペン
等による押圧力が液晶表示パネル20とタッチパネル3
0が接触し干渉模様が生ずる問題があった。また、間隙
36を広く取り過ぎると、液晶表示パネル20とタッチ
パネル30が接触しへの影響はなくなるが、間隙36で
光の屈折が生じ、透過率が低下して液晶表示パネル20
の明示度が落ちるという別の問題が発生する。特にバッ
クライトユニットを持たない反射型液晶表示パネルを使
用した場合には、この透過率の低下は顕著になる。
【0010】そこで、この問題点を解消するために図5
に示すように、液晶表示装置10Aは前記液晶表示パネ
ル20とタッチパネル30との間に、前記接着スペーサ
35で空隙36をつくる代わりに、この空隙36を埋め
る様にゴム状弾性体の接着層37を設けた。この接着層
37は、ボリエチレンオキサイド樹脂と溶剤であるエチ
ルアルコール等と塗工性を良くする酢酸ブチル等をよく
混合した後、その樹脂溶剤をタッチパネル30の下透明
基板32の下面側に均一に塗付する。この様にして接着
層37を配設することによってタッチパネル30の上透
明基板31の所望部をペン等で押圧すると、その押圧部
分で抵抗導電膜31aが抵抗導電膜32aに接触(電気
的に導通)すると共に、下透明基板32も液晶表示パネ
ル20に向けて変形するが、ゴム状弾性体の接着層37
は下透明基板31の変形を吸収し、タッチパネル30の
入力操作は液晶表示パネル20に悪影響を及ぼさない様
になる。
【0011】図6は、他の従来技術の液晶表示装置の断
面図である。図6において、液晶表示パネル20の表示
面側にタッチパネル30を配設し、前記液晶表示パネル
20の裏面側にバックライト機構を備えた液晶表示装置
10Bである。前記バックライト機構において、面状光
源40は、透明材料よりなる導光板42の一側端面に沿
い直線状の冷陰極放電管41が配設されている。冷陰極
放電管41は、導光板42内にその一側端面から光を入
射する。リフレクタ41aは、冷陰極放電管41の光を
反射して導光板42の一側端面に入射させる。また、導
光板42の裏面には、散点状の光拡散印刷層42aが形
成されている。導光板42の他側端面には端面反射シー
ト47が併設されている。また、導光板42の裏面に
は、裏面反射シート46が散点状の光拡散印刷層42a
を介して併設さている。これにより、導光板42の内部
に伝搬する光が反射されつつ、裏面反射シート46によ
る反射作用のもと導光板42の表面から出射する。透明
の拡散シート44は、導光板42の表面に沿い併設され
ており、この拡散シート44は、その裏面全体を通り導
光板42の表面から光を入射される。
【0012】そして、この拡散シート44は、その拡散
表面により、入射光を全方位に拡散して当面のプリズム
シート43にその裏面全体から入射する。プリズムシー
ト43は、拡散シート44の拡散状表面に沿い併設され
ており、このプリズムシート43はそのプリズム状表面
により拡散シート44からの拡散光を集光して平行光と
して透明の凹凸シート45にその裏面全体から入射す
る。なお、プリズム状表面は頂角90度の複数のプリズ
ム部を平行な列状に形成して構成されている。
【0013】この様な構成のもと、冷陰極放電管41、
導光板42、拡散シート44、プリズムシート43等の
組み合わせ光学特性による液晶表示パネル20への光の
出射でもって液晶表示パネル20の表示輝度向上を行っ
ている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例の液晶表示装置において、1つの従来例は、液
晶表示パネルとタッチパネルとの間に設けた間隙の多少
により干渉模様又は透過率の低下による明示度が落ちる
問題があり、その対策として前記間隙の代わりに接着層
を設けた他の従来例は、所定の厚みの接着層を形成する
工程が増え工数が掛かりコストアップになる等の問題が
あった。
【0015】また、更に他の従来例は、凹凸シートが液
晶表示パネルとプリズムシートとの間に介在されてお
り、凹凸シートによって、干渉模様や光学的密着を解消
できるとしても、凹凸シートによる輝度損失が大きい。
凹凸シートを無くすると、液晶表示パネルの正面方向で
は干渉模様が人間の目で視認されるという不具合があ
る。
【0016】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、入力時の押圧力によりタッチパネルの
透明基板等が撓んでも液晶表示パネルの表示の滲みを抑
え、干渉模様の発生を防止し、また、バックライト機構
を備えた液晶表示パネルにおける干渉模様の発生の防止
が容易に得られ、表示画像が非常に見易い、安価な液晶
表示装置を提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、一対の基板を間隙を有して対向配置すると共に前記
間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設し前記間隙に液
晶を充填すると共に封止した構成を有する液晶表示パネ
ルと、少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板
を間隙を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなす
タッチパネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタ
ッチパネルを有した液晶表示装置において、前記液晶表
示パネルとタッチパネルとの間に液晶パネルに配設され
るスペーサを中間スペーサとして分散配設することによ
り、前記タッチパネルの所望部を押圧したとき前記空隙
が所定の間隔に保持されることを特徴とする。
【0018】また、一対の基板を間隙を有して対向配置
すると共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設
し前記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有す
る液晶表示パネルと、少なくとも透明電極が形成された
一対の透明基板を間隙を有しその間隙にスペーサを配置
した構成をなすタッチパネルとを有し該液晶表示パネル
の表示面側にタッチパネルを有した液晶表示装置におい
て、前記液晶表示パネルとタッチパネルとの間に略枠形
状をした接着スペーサを配して一定の空隙を設けると共
に該空隙に液晶パネルに配設されるスペーサを中間スペ
ーサとして分散配設することにより前記タッチパネルの
所望部を押圧したとき前記空隙が所定の間隔に保持され
ることを特徴とする。
【0019】また、一対の基板を間隙を有して対向配置
すると共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設
し前記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有し
さらに前記基板の上方に偏光板を有する液晶表示パネル
と、少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板を
間隙を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなすタ
ッチパネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタッ
チパネルを有した液晶表示装置において、前記タッチパ
ネルは上透明基板とした透明基板とよりなり前記上透明
基板の上面側に上偏光板を配設しさらに前記液晶表示パ
ネルとタッチパネルとの間に液晶パネルに配設されるス
ペーサを中間スペーサとして分散配設することにより、
前記タッチパネルの所望部を押圧したとき前記空隙が所
定の間隔に保持されることを特徴とする。
【0020】また、一対の基板を間隙を有して対向配置
すると共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設
し前記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有し
さらに前記基板の上方に偏光板を有する液晶表示パネル
と、少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板を
間隙を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなすタ
ッチパネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタッ
チパネルを有した液晶表示装置において、前記タッチパ
ネルは上透明基板とした透明基板とよりなり前記上透明
基板の上面側に上偏光板を配設し前記液晶表示パネルと
タッチパネルとの間に略枠形状をした接着スペーサを配
して一定の空隙を設けると共に該空隙に液晶パネルに配
設されるスペーサを中間スペーサとして分散配設するこ
とにより、前記タッチパネルの所望部を押圧したとき前
記空隙が所定の間隔に保持されることを特徴とする。
【0021】また、一対の基板を間隙を有して対向配置
すると共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設
し前記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有し
さらに前記基板の上方に偏光板を有する液晶表示パネル
と、少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板を
間隙を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなすタ
ッチパネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタッ
チパネルを有し前記液晶表示パネルの裏面側に光源から
の光を導入し前記液晶表示パネルの裏面に向けて出射す
る導光板と拡散シートとプリズムシートとを有するバッ
クライト機構を備えた液晶表示装置において、前記タッ
チパネルは上透明基板とした透明基板とよりなり前記上
透明基板の上面側に上偏光板を配設し前記液晶表示パネ
ルとタッチパネルとの間に略枠形状をした接着スペーサ
を配して一定の空隙を設けると共に、該空隙に液晶パネ
ルに配設されるスペーサを中間スペーサとして分散配設
することにより前記タッチパネルの所望部を押圧したと
き前記空隙が所定の間隔に保持されると共に、前記導光
板と前記拡散シートと前記プリズムシートと液晶表示パ
ネルの相互の間の各間隙にバックライト機構の微小スペ
ーサを分散配設したことを特徴とする。
【0022】また、前記タッチスイッチの両透明基板間
に分散配設したタッチバネル用スペーサは、前記液晶表
示パネルの一対の基板間に分散配設した液晶パネル用ス
ペーサと略同一のスペーサ粒子であることを特徴とす
る。
【0023】また、前記タッチパネルスペーサまたは中
間スペーサまたは液晶パネルスペーサまたは前記バック
ライト機構の微小スペーサは、その粒径が略同一粒径の
プラスチック粒子又はシリカ粒子又は両者の混ざって混
在する粒子等よりなるスペーサ粒子であることを特徴と
する。
【0024】また、前記タッチパネルスペーサまたは中
間スペーサまたは液晶パネルスペーサまたは前記バック
ライト機構の微小スペーサは、その粒径が略4〜15μ
mであることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の液晶
表示装置について説明する。図1は、本発明の第1の実
施の形態に係わる液晶表示装置の断面図である。図1に
おいて、液晶表示装置1において、液晶表示パネル20
は従来例で説明したものと同様であるので説明は省略す
る。ここで、液晶表示パネル20の上下ガラス基板2
1、22を一定の間隔に保持する目的で使用される液晶
パネルスペーサ24は、例えば、TN型液晶では略5〜
15μmの範囲のボール粒径のものが、STN型液晶で
は略4〜10μmのボール粒径のものが、また強誘電液
晶、反強誘電液晶では2μm前後の粒径のものが使用さ
れる。液晶表示パネル20のタイプ及び用途等に応じて
スペーサ粒子が設定される。
【0026】また、この液晶パネルスペーサ24は、剛
性体の粒子であればその素材は特に制限されないが、多
くはプラスチック製のプラスチック粒子や硬いガラス製
のシリカ粒子又は両者が混ざって混在するスペーサ粒子
等が良く使用される。また、この液晶パネルスペーサ2
4の形状は、球形や棒状のものがあるが、球状であるこ
とが好ましい。
【0027】前記液晶表示パネルスペーサ24の配設方
法は、例えば、スペーサ粒子を噴霧して配設する方法
は、粒子の分布密度にムラが発生して、少ない所ではプ
ラスチックボールが大きく変形してガラスの平行性が狂
いセルギャップの均一性が出ないことから画面の均一な
明るさが出ない。また多い所では配向が乱されて黒点又
はシミとなって画面に現れる。従って、スペーサ粒子の
分布密度を均一にするのに、例えば、スペーサ粒子を分
散配合した揮発性溶剤を充分に攪拌しスクリーン印刷版
又はマスクを使用しスクリーン印刷にて印刷し、一定位
置、間隔に所定個数のスペーサ粒子を配設する。
【0028】次に、タッチパネル30も従来例の構成と
略同様であるが、本実施の形態においては、上下透明基
板31、32間に分散配設したタッチパネルスペーサ3
8(従来例のドットスペーサ34)を前記液晶表示パネ
ル20に使用した液晶パネルスペーサ24と同様な外被
が接着性を有するスペーサ粒子を使用することにより、
部品の共通化を行うものとする。
【0029】前記液晶表示パネル20の上偏光板26と
タッチパネル30の下透明基板32との間に略枠形状を
した、例えば、両面接着テープ等の接着スペーサ35を
配して一定の空隙36を設けると共に、この空隙36に
中間スペーサ39を分散配設する。この中間スペーサ3
9は前述した液晶パネルスペーサ24は略同一のスペー
サ粒子を使用する。この中間スペーサ39によりは前記
タッチパネル30の所望部を押圧したとき前記空隙36
が中間スペーサ39により所定の間隔に保持されるもの
である。従って、スペーサ粒子として前述した様にプラ
スチック粒子とシリカ粒子の混ざって混在させたスペー
サ粒子を使用すると、プラスチック粒子の変形をシリカ
粒子が補強するのでプラスチック粒子の使用量を少なく
することができ、且つ、タッチパネル30の押圧による
液晶表示パネル20への影響を無くし干渉模様の発生を
防ぐことができる。従来例で使用したゴム状弾性体の接
着層37を設ける工程は不要になり、中間スペーサ39
を液晶パネルスペーサ24と共通化することにより生産
性が向上し製品のコストダウンに寄与するものである。
【0030】以上述べた様に、液晶パネルスペーサ24
とタッチパネルスペーサ34と中間スペーサ39とを共
通化し、スペーサ粒径を略4〜15μmのプラスチック
粒子又はシリカ粒子又は両者が混ざって混在するスペー
サ粒子を使用することにより、コストダウンを図ると同
時に、液晶表示パネル20とタッチパネル30との平行
性が損なわれることなく、タッチパネル30への入力時
の押圧力によりタッチパネル30の透明基板31等が撓
んでも液晶表示パネル20との接触及び表示の滲みを抑
え、干渉模様の発生を防止し、表示画像が非常に見易い
安価な液晶表示装置を得ることができる。
【0031】図2は、本発明の第2の実施の形態に係わ
る液晶表示装置の断面図である。図2において、液晶表
示装置1Aは、液晶表示パネル20の上偏光板26をタ
ッチパネル30の上透明基板31の上面に形成したもの
で、他の構成は、前述した第1の実施の形態と同様であ
るので説明は省略する。最表面に偏光板26が来ること
により、表面がガラスの屈折ではなくなるので表面の反
射が少なくなり表示が明るくなる。偏光板26の下の反
射を抑えることができる。
【0032】従って、第1の実施形態と同様に、入力時
の押圧力によるタッチパネル30の撓みが、両面接着テ
ープ等よりなる接着スペーサ35によって緩衝されると
同時に中間スペーサ39により空隙36の間隙が保た
れ、その下層に配設されている液晶表示パネル20内の
液晶層にまで伝播することを抑止することが可能となり
同様な作用効果を得ることができる。
【0033】図3は、本発明の第3の実施の形態に係わ
る液晶表示装置の断面図である。図3において、液晶表
示装置1Bは、液晶表示パネル20の表示面側にタッチ
パネル30を配設し、前記液晶表示パネル20の裏面側
にバックライト機構を備えた液晶表示装置である。ここ
で、前記液晶表示装置20及びタッチパネル30は前述
した説明は省略する。前記バックライト機構の構成につ
いて説明する。面状光源40は、冷陰極放電管41と液
晶表示装置20の裏面に沿い配置された冷陰極放電管4
1の光を導入し前記液晶表示パネル20の裏面に向けて
出射する導光板42と、該導光板42と液晶表示パネル
20との間に配置されて導光板42の出射光を平行光と
して液晶表示パネル20にその裏面から入射するプリズ
ムシート43とを備え、前記導光板42とプリズムシー
ト43及び液晶表示パネル20の相互の間の各空隙の内
少なくとも前記プリズムシート43のプリズム表面に沿
う空隙に微小スペーサ50(球状ビーズ)を分散配設す
る。図3においては、上記以外にプリズムシート43と
拡散シート44の空隙及び拡散シート44と導光板42
との各空隙にそれぞれ微小スペーサ51及び52を分散
配設した構成になっている。前記した微小スペーサ5
0、51及び52は前述した液晶パネルスペーサ24と
タッチパネルスペーサ38と中間スペーサ39と略同一
のスペーサ粒子を使用し共通化を図るものである。
【0034】上記した構成により、液晶表示パネル20
とプリズムシート43の間、プリズムシート43及び拡
散シート44の間及び拡散シート44及び導光板42の
間の各空隙が多数の微小スペーサ50、51、52によ
り面全体にわたり一定に保持される。従来例で配設した
凹凸シートは不要となり、このため、干渉模様や光学的
密着による液晶表示パネルの表示不良がなくなる。
【0035】実施例である図3では、導光板と拡散シー
トとプリズムシートと液晶表示パネルの相互の間の各間
隙の全てにスペーサを分散配設したが、必ずしも全ての
間隙、空隙に配設する必要がなく、実験によって、スペ
ーサを配設すべき場所を決めても良い。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる液
晶表示装置によれば、請求項1、2の記載により前記タ
ッチパネルの所望部を押圧したとき、その圧着力により
タッチパネルが撓んでも液晶表示パネルへの影響を極力
抑止することができる。従来入力点近傍で液晶が歪むこ
とによって生じていた、液晶表示部の表示の滲みや、干
渉模様の発生を防止することができ、表示品質の優れた
液晶表示装置を得ることができる。
【0037】また、請求項3の記載、即ち、導光板、プ
リズムシート及び液晶表示パネルの相互の間の各空隙の
内少なくともプリズムシートのプリズム状表面に沿う空
隙に散布さた多数の微小スペーサを備えることにより、
輝度を低下することなく干渉模様の発生を防止すること
ができる。
【0038】また、請求項4〜7の記載により、液晶パ
ネルスペーサとタッチパネルスペーサと中間スペーサ及
び微小スペーサ(球状ビーズ)とを共通化することによ
り、生産性が向上し、製品のコストダウンに寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる液晶表示装
置を説明する断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わる液晶表示装
置を説明する断面図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係わる液晶表示装
置を説明する断面図である。
【図4】従来例に係わる液晶表示装置を説明する断面図
である。
【図5】他の従来例に係わる液晶表示装置を説明する断
面図である。
【図6】更に他の従来例に係わる液晶表示装置を説明す
る断面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 液晶表示装置 20 液晶表示パネル 21 上ガラス基板 22 下ガラス基板 23 シール部材 24 液晶パネルスペーサ 25 液晶 26 上偏光板 27 下偏光板 30 タッチパネル 31 上透明基板(抵抗導電膜) 32 下透明基板(抵当導電膜) 33 タッチパネル周辺スペーサ 35 接着スペーサ 36 空隙 38 タッチパネルスペーサ 39 中間スペーサ 40 面状光源 41 冷陰極放電管 42 導光板 43 プリズムシート 44 拡散シート 50、51、52 微小スペーサ(球状ビーズ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA18 LA12 MA00X QA12 TA01 TA15 2H091 FA08X FA08Z FA41Z LA12 5B087 AA02 CC02 CC11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板を間隙を有して対向配置する
    と共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設し前
    記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有する液
    晶表示パネルと、少なくとも透明電極が形成された一対
    の透明基板を間隙を有しその間隙にスペーサを配置した
    構成をなすタッチパネルとを有し該液晶表示パネルの表
    示面側にタッチパネルを有した液晶表示装置において、
    前記液晶表示パネルとタッチパネルとの間に液晶パネル
    に配設されるスペーサを中間スペーサとして分散配設す
    ることにより、前記タッチパネルの所望部を押圧したと
    き前記空隙が所定の間隔に保持されることを特徴とする
    液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 一対の基板を間隙を有して対向配置する
    と共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設し前
    記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有する液
    晶表示パネルと、少なくとも透明電極が形成された一対
    の透明基板を間隙を有しその間隙にスペーサを配置した
    構成をなすタッチパネルとを有し該液晶表示パネルの表
    示面側にタッチパネルを有した液晶表示装置において、
    前記液晶表示パネルとタッチパネルとの間に略枠形状を
    した接着スペーサを配して一定の空隙を設けると共に該
    空隙に液晶パネルに配設されるスペーサを中間スペーサ
    として分散配設することにより前記タッチパネルの所望
    部を押圧したとき前記空隙が所定の間隔に保持されるこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 一対の基板を間隙を有して対向配置する
    と共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設し前
    記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有しさら
    に前記基板の上方に偏光板を有する液晶表示パネルと、
    少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板を間隙
    を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなすタッチ
    パネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタッチパ
    ネルを有した液晶表示装置において、前記タッチパネル
    は上透明基板とした透明基板とよりなり前記上透明基板
    の上面側に上偏光板を配設しさらに前記液晶表示パネル
    とタッチパネルとの間に液晶パネルに配設されるスペー
    サを中間スペーサとして分散配設することにより、前記
    タッチパネルの所望部を押圧したとき前記空隙が所定の
    間隔に保持されることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 一対の基板を間隙を有して対向配置する
    と共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設し前
    記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有しさら
    に前記基板の上方に偏光板を有する液晶表示パネルと、
    少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板を間隙
    を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなすタッチ
    パネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタッチパ
    ネルを有した液晶表示装置において、前記タッチパネル
    は上透明基板とした透明基板とよりなり前記上透明基板
    の上面側に上偏光板を配設し前記液晶表示パネルとタッ
    チパネルとの間に略枠形状をした接着スペーサを配して
    一定の空隙を設けると共に該空隙に液晶パネルに配設さ
    れるスペーサを中間スペーサとして分散配設することに
    より、前記タッチパネルの所望部を押圧したとき前記空
    隙が所定の間隔に保持されることを特徴とする液晶表示
    装置。
  5. 【請求項5】 一対の基板を間隙を有して対向配置する
    と共に前記間隙に間隙調整用のスペーサを分散配設し前
    記間隙に液晶を充填すると共に封止した構成を有しさら
    に前記基板の上方に偏光板を有する液晶表示パネルと、
    少なくとも透明電極が形成された一対の透明基板を間隙
    を有しその間隙にスペーサを配置した構成をなすタッチ
    パネルとを有し該液晶表示パネルの表示面側にタッチパ
    ネルを有し前記液晶表示パネルの裏面側に光源からの光
    を導入し前記液晶表示パネルの裏面に向けて出射する導
    光板と拡散シートとプリズムシートとを有するバックラ
    イト機構を備えた液晶表示装置において、前記タッチパ
    ネルは上透明基板とした透明基板とよりなり前記上透明
    基板の上面側に上偏光板を配設し前記液晶表示パネルと
    タッチパネルとの間に略枠形状をした接着スペーサを配
    して一定の空隙を設けると共に、該空隙に液晶パネルに
    配設されるスペーサを中間スペーサとして分散配設する
    ことにより前記タッチパネルの所望部を押圧したとき前
    記空隙が所定の間隔に保持されると共に、前記導光板と
    前記拡散シートと前記プリズムシートと液晶表示パネル
    の相互の間の各間隙にバックライト機構の微小スペーサ
    を分散配設したことを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記タッチスイッチの両透明基板間に分
    散配設したタッチバネル用スペーサは、前記液晶表示パ
    ネルの一対の基板間に分散配設した液晶パネル用スペー
    サと略同一のスペーサ粒子であることを特徴とする請求
    項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請求項
    5に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記タッチパネルスペーサまたは中間ス
    ペーサまたは液晶パネルスペーサまたは前記バックライ
    ト機構の微小スペーサは、その粒径が略同一粒径のプラ
    スチック粒子又はシリカ粒子又は両者の混ざって混在す
    る粒子等よりなるスペーサ粒子であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4又は請
    求項5又は請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記タッチパネルスペーサまたは中間ス
    ペーサまたは液晶パネルスペーサまたは前記バックライ
    ト機構の微小スペーサは、その粒径が略4〜15μmで
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項
    3又は請求項4又は請求項5又は請求項6又は請求項7
    に記載の液晶表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738038B2 (en) * 2000-12-29 2004-05-18 Lg.Philips Lcd Co., Ltd. Structure combining touch controller with LCD module controller in a touch panel LCD
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