JP2002194437A - クランクシャフトの高周波低歪み焼入方法とその装置 - Google Patents

クランクシャフトの高周波低歪み焼入方法とその装置

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JP2002194437A JP2000391870A JP2000391870A JP2002194437A JP 2002194437 A JP2002194437 A JP 2002194437A JP 2000391870 A JP2000391870 A JP 2000391870A JP 2000391870 A JP2000391870 A JP 2000391870A JP 2002194437 A JP2002194437 A JP 2002194437A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランクシャフトの焼入後のピン部の歪みを
少なくして、該クランクシャフトの曲がり量と、そのバ
ラツキを少なくする。 【解決手段】 クランクシャフト(被加工物:ワーク)
100のピン部及びジャーナル部(例えば、ピン部12
0)に高周波誘導加熱コイル2を載置し、ワーク100
をその中心軸を中心に回転させて、高周波誘導加熱コイ
ル2を該ピン部等に追従させつつ、高周波誘導加熱し、
しかる後に該ピン部等を冷却して、その表面を焼入する
に際し、ワーク100の両端を、チャック機構26に取
り付け、該ピン部等を、高周波誘導加熱後、冷却中に、
押さえローラ機構41により、該ワーク100の中央位
置3Jを径方向に押圧し、その曲がりを矯正しながら、
チャック機構26を介して、ワーク100の長手方向の
一端を、往復動機構51により押圧し、該ピン部等の歪
みを少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ガソリン
エンジン又はジーゼルエンジン用のクランクシャフトの
ピン部とジャーナル部を低歪みで高周波焼入する高周波
低歪み焼入方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、この種の4気筒(4
L)のクランクシャフト100は、鍛造加工によりピン
部1P(120),2P(140),3P(160),
4P(180)とジャーナル部1J(110),2J
(130),3J(150),4J(170),5J
(190)とが一体成型されている。従来、前記クラン
クシャフト100のピン部1P,2P,3P,4Pとジ
ャーナル部1J,2J,3J,4J,5Jの高周波焼入
は、該クランクシャフト100を、その中心軸Xのまわ
りに回転させながら、該ピン部1P,2P,3P,4P
とジャーナル部1J,2J,3J,4J,5Jに、それ
ぞれ高周波誘導加熱コイルを載置し、前記回転に追従し
て誘導加熱後、冷却を行い高周波焼入れを施工してい
る。
【0003】前記ピン部1P,2P,3P,4P及びジ
ャーナル部1J,2J,3J,4J,5Jの形状は、該
ジャーナル部同士及び該ピン部同士は同じのため、前記
ピン部4Pとジャーナル部5Jとを例に説明する。該ピ
ン部4P(180)の形状は、図5に示すように円柱部
181と、該円柱部181に続くR部182と、該R部
182に続き前記クランクシャフト100の軸方向に直
角に形成されたスラスト部183から成り、前記ジャー
ナル部5J(190)も同様に、円柱部191と、R部
192と、スラスト部193から成る。
【0004】図5に示す硬化層187は、前記円柱部1
81と、フィレット形状部を含む前記R部182と、ス
ラスト部183が、連続して焼入れによって得られ、硬
化層197は、前記円柱部191と、フィレット形状部
を含む前記R部192と、スラスト部193が、連続し
て焼入れによって得られたものである。このような焼入
れの仕方をフィレットR焼入れと称している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、前記
クランクシャフト100のフィレットR焼入れにおい
て、通常の加工順序は、前記クランクシャフト100、
すなわち被加工物であるワーク100の軸心から1/2
ストローク離れたところに位置する前記ピン部1P,2
P,3P,4Pを全て焼入れし、その後、該ワーク10
0の曲がりを吸収するように、該ワーク100の軸心に
位置する前記ジャーナル部1J,2J,3J,4J,5
Jを焼入れすることで、該ワーク100の曲がりを少な
くしている。
【0006】前記ワーク100は、前記ピン部1P,4
Pとピン部2P,3Pとでは、そのピン部トップの向き
が、180度異なることから、はじめに、同一向きであ
る前記ピン部2P,3Pを焼入れし、次いで、他の同一
向きである前記ピン部1P,4Pを焼入れしている。
(この場合、はじめに、前記ピン部1P,4Pを焼入れ
し、次いで、前記ピン部2P,3Pを焼入れしてもよ
い。)しかし、この焼入工程では、ピン部2P,3Pを
同時に焼き入れしたもので、ワーク100の曲がりにか
なりのバラツキを生じるものがあった。
【0007】図6(a)及び図6(b)に示すように、
前記ピン部1P,2P,3P,4Pにおける焼入前後の
歪みが同程度であれば、ピン部2P,3Pは、ピン部1
P,4Pよりもワーク100の長手方向で中央部分に位
置することから、該ワーク100の曲がりは、大きくな
る。従って、それぞれの偏心量(ワーク100の軸心と
ジャーナル部3Jの軸心間の距離)H1,H2は、H1<H
2となる。これにより、ピン部2P,3Pの焼入後の曲
がりが大きいものは、その次に、ピン部1P,4Pを焼
入れしても、あまり小さくならず、その後、前記ワーク
100軸心上にあるジャーナル部1J,2J,3J,4
J,5Jを、全て焼入れしても曲がり量の基準値(TI
R:0.3mm以下)を遙かに超えていた。
【0008】該ワーク100である前記クランクシャフ
ト100の曲がりが大きいものは、焼入後の研磨加工に
支障を生じた。研磨後の完成寸法が決まっているため、
研磨代に限りがあり、該ワーク100の曲がり量が大き
いものは、研磨残りが生じ、製品として使用できないも
のがあるという問題点があった。
【0009】図7(a)ないし図7(c)に示すよう
に、前記ワーク100のピン部2P,3Pを、同時にフ
ィレットR焼入れしたときの該ワーク100の伸び、縮
みの状態を示す。該ワーク100は、その両端をチャッ
ク機構200のチャック201,202にて支持されて
いる。このチャック機構200は、該ワーク100の伸
び、縮みに追従できるように、該ワーク100の加熱、
冷却中、前記チャック機構200の一方のチャック20
2側が、摺動自在(フリー)に支持するように、使用さ
れている。これは、両チャック201,202の位置を
固定した場合、加熱に伴う該ワーク100の伸びによ
り、ある方向に該ワーク100が曲がることを防止する
ためである。しかしながら、冷却が終了しても、該ワー
ク100の全長が加熱前と同じではなく、僅かに伸びて
いた。しかも、この伸び量にバラツキを生じていたとい
う問題点があった。
【0010】次いで、図8に、前記ピン部2Pの硬化層
147パターンと歪みの関係及び曲がり量への影響を示
す。該ピン部2Pにおいて、軸心ら遠い頂部144と軸
心に近い底部145との形状が大きく異なっている。頂
部144は、スラスト部143の面の高さが低く、底部
145はスラスト部143の面の高さが高い。さらに、
底部145側には、振り子であるバランスウエイトを形
造る場合もあるため、前記頂部144部に比べて、質量
が多い。このため、ビン部1P,2P,3P,4Pを焼
入れする場合、質量の違いから前記底部145に対し
て、前記頂部144の加熱出力を10%ないし30%程
度下げて加熱している。
【0011】前記頂部144側と底部145側との硬化
層147の深さの違いと、ピン部2Pにおける形状の違
いとにより、焼入後のスラスト部間の寸法Cが変化す
る。この寸法Cの変化に伴い、ピン部2PがA又はB方
向に移動する。該ピン部2Pは中央ジャーナル部3Jの
となりに位置することから、該ピン部2Pの移動につら
れて、前記中央ジャーナル部3Jが移動することで、ワ
ーク100全体の曲がってしまう(ピン部3Pの焼入れ
における曲がり量は、ピン部2Pと3Pは前記中央ジャ
ーナル部3Jを中心に対称的に位置していることから、
同様の傾向となる)という問題点があった。
【0012】本発明はかかる点を鑑みなされたもので、
その目的は前記問題点を解消し、クランクシャフトのピ
ン部の焼入後、該ピン部の歪みを少なくして、該クラン
クシャフトの曲がり量を少なくし、かつそのバラツキが
少ないクランクシャフトの高周波低歪み焼入方法とその
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の構成は、クランクシャフトのピン部及びジャ
ーナル部の円柱部の外周上に高周波誘導加熱コイルを載
置し、前記クランクシャフトをその中心軸を中心に回転
せしめて前記高周波誘導加熱コイルを前記円柱部外周に
追従させつつ、前記円柱部、フィレットR部及びフィレ
ット部を高周波誘導加熱し、しかる後に前記ピン部及び
ジャーナル部を冷却して、前記ピン部及びジャーナル部
の表面を焼入するに際し、その長手方向の両端が、チャ
ック機構に取り付けられた前記クランクシャフトの前記
ピン部を、高周波誘導加熱後、冷却中に、押さえローラ
機構により、該クランクシャフトのほぼ中央位置を径方
向に押圧し、その曲がりを矯正するとともに、前記チャ
ック機構を介して、前記クランクシャフトの長手方向の
一端を、往復動機構により押圧しながら、前記ピン部の
歪みを少なくする方法である。
【0014】前記往復動機構は、前記チャック機構に取
り付けられた前記クランクシャフトの加熱時又は冷却時
における、長手方向の伸び、縮みに追従して、後退、前
進するとともに、冷却終了までに、前記クランクシャフ
トを加熱前の位置に押圧、固定する方法である。
【0015】前記押さえローラ機構は、前記ピン部を高
周波誘導加熱後、冷却時のみ、前記クランクシャフトを
押圧を開始し、ある一定時間経過後、前記押圧を停止す
る方法である。
【0016】クランクシャフトのピン部及びジャーナル
部の円柱部の外周上に高周波誘導加熱コイルを載置し、
前記クランクシャフトをその中心軸を中心に回転せしめ
て前記高周波誘導加熱コイルを前記円柱部外周に追従さ
せつつ、前記円柱部、フィレットR部及びフィレット部
を高周波誘導加熱し、しかる後に前記ピン部及びジャー
ナル部を冷却して、前記ピン部及びジャーナル部の表面
を焼入する装置において、前記高周波誘導加熱コイル
は、半開放殼形で、前記円柱部のそれぞれを跨ぐように
形成されるとともに、前記クランクシャフトの長手方向
の両端を取り付けるためのチャック機構と、該チャック
機構を介して、前記クランクシャフトの長手方向の一端
を押圧する往復動機構と、該チャック機構に取り付けら
れた前記クランクシャフトのほぼ中央位置を径方向に押
圧する押さえローラ機構とを備え、前記ピン部を高周波
誘導加熱後、冷却中に、前記押さえローラ機構により、
該クランクシャフトの曲がりを矯正するとともに、前記
チャック機構を介して、前記クランクシャフトの長手方
向の一端を、前記往復動機構により押圧しながら、前記
ピン部の歪みを少なくする装置である。
【0017】前記往復動機構は、前記チャック機構に取
り付けられた前記クランクシャフトの加熱時又は冷却時
における、長手方向の伸び又は縮みに追従して、流体圧
シリンダにより、後退又は前進するとともに、冷却終了
までに、前記クランクシャフトを加熱前の位置に押圧、
固定するように構成される装置である。
【0018】本発明のクランクシャフトの高周波低歪み
焼入方法とその装置は、以上のように構成されているの
で、クランクシャフトのピン部の焼入後、該ビン部の歪
みを少なくして、該クランクシャフトの曲がり量を少な
く、かつそのバラツキを少なくする。このため、該クラ
ンクシャフトは、その曲がりが少なく安定することで、
後工程における研磨加工において、研磨残りがなくな
り、完成寸法の安定した製品に形成することができる。
同時に、該クランクシャフトの高周波焼入の品質の向上
を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。図1は、本
発明のクランクシャフトの高周波低歪み焼入方法とその
装置の一実施の形態を示す、高周波低歪み焼入装置の構
成外観図、図2は、前記クランクシャフトのピン部及ぴ
ジャーナル部の円柱部をフィレットR焼入れするために
使用されるフィレットR焼入用半開放殼形高周波誘導加
熱コイル(以下、単に高周波加熱コイルという)の構成
図、図3は、図1の押さえローラ機構を示す右側面図で
あり、図4及び図5に記載された構成要素と同一要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。本実施の形
態に示す高周波低歪み焼入装置1により、4気筒エンジ
ンのクランクシャフト(被加工物としてのワーク)10
0の全ピン部及びジャーナル部の高周波低歪み焼入処理
を行う。
【0020】図1において、前記高周波低歪み焼入装置
1は、被加工物である、材質が鋼材または炭素鋼材から
なる前記ワーク100を、高周波誘導加熱、冷却の工程
の内で、該ワーク100の曲がりを矯正しながら、焼入
処理を行う装置である。該高周波低歪み焼入装置1は、
該ワーク100の全ピン部及びジャーナル部のそれぞれ
を高周波焼入する、図1には省略の、図2に示す高周波
加熱コイル2と、図1に示す該ワーク100を搬入し、
所定位置に配置するとともに、焼入後、外部に搬出する
搬送装置21と、該ワーク100を支持するチャック機
構26と、前記チャック機構26のチャック26a,2
6bを保持するとともに、該ワーク100の中心軸を中
心にある一定回転で回転駆動させる回転駆動装置31
と、加熱された前記ワーク100を冷却焼入中、該ワー
ク100の曲がりを矯正する押さえローラ機構41と、
前記チャック機構26を介して、前記ワーク100の長
手方向の一端を押圧する往復動機構51とから構成され
る。
【0021】前記高周波加熱コイル2は、図2に示すよ
うに、前記ワーク100のピン部1P,2P,3P,4
Pとジャーナル部1J,2J,3J,4J,5Jのそれ
ぞれの円柱部121,‥‥‥,181;111,13
1,‥‥‥,191をフィレットR焼入れするために、
複数個(本実施の形態では、9個)、使用される。
【0022】それぞれの該高周波加熱コイル2は、黄銅
製の一対の側板(コイル保持板)3a,3bと、この側板
3a,3b間に取付けられた半開放殼形の高周波加熱コ
イル頭部4,4と、該高周波加熱コイル頭部4,4に給
電線5,5を介して、1kHz〜30kHzの高周波電
力を供給する高周波電源6と、前記側板3a,3bの下
端に取付られて前記高周波加熱コイル頭部4,4の下方
位置に配置された焼入冷却用の一対の冷却液噴射環7,
7と、前記高周波電源6と前記給電線5とを接続するた
めの一対の接続端子8,8と、接続端子8,8および給
電線5,5を保持するために前記側板3a,3bの上端
側に取付けられた絶縁性材料からなるブロック9と、前
記ワーク100の誘導加熱される円柱部(例えば、前記
ジャーナル部5J(190))と前記高周波加熱コイル
頭部4,4との間を、僅かな隙間で保つための複数箇所
(本実施の形態では、3箇所で、前記高周波加熱コイル
頭部4,4のほぼ真上の中央部分と、それらの両端部
分)に添うように装着される、セラミック製又は超硬製
の接触部10,10とをそれぞれ具備している。
【0023】ここで、前記高周波加熱コイル2は、前記
それぞれの上方で、図示しない支持機構によって直下状
態で保持されている。そして、前記ワーク100の中心
軸Xを中心に回転されるのに伴い、図示しないワーク追
従機構により、前記高周波加熱コイル頭部4,4が、前
記誘導加熱される円柱部、例えば、ジャーナル部5J
(190)の円柱部191上に載置された状態のまま、
前記高周波加熱コイル2が該円柱部191に追従して移
動し得るように構成されている。(以下、代表的に、前
記ジャーナル部5Jについて説明する)
【0024】なお、前記誘導加熱される前記ジャーナル
部5Jの円柱部191の外周面には、前記3箇所に前記
接触子10,10が当接され、これにより高周波加熱コ
イル頭部4,4の半円状部と、前記円柱部191の外周
面とが、僅かな所定間隔を隔てられており、この状態
で、該円柱部191が前記高周波誘導加熱コイル頭部
4,4により高周波誘導加熱されるようになっている。
【0025】また、前記一対の冷却液噴射環7,7に
は、冷却液供給用バイブ20がそれぞれ接続されてお
り、図示しない冷却供給源から、これらの前記パイプ2
0を通してそれぞれの冷却液噴射環7,7に供給される
ので、前記円柱部191を誘導加熱後、前記冷却液噴射
環7,7から所定のタイミングで冷却液が、加熱された
前記ジャーナル部5Jに向けて噴射され、これを冷却す
るように構成されている。
【0026】図1において、前記チャック機構26は、
チャック26a,26bからなり、前記ワーク100
は、その長手方向の両端を、前記チャック26a,26
bにより、固定、支持される。そして、前記一方のチャ
ック26aは、回転駆動装置31のヘッドセンタユニッ
ト32に、前記他方のチャック26bは、前記回転駆動
装置31のテールセンタユニット33にそれぞれ回転自
在に保持される。なお、前記回転駆動装置31のヘッド
センタユニット32とテールセンタユニット33は、前
記ワーク100の長手方向に、往復動機構51のそれぞ
れの流体圧シリンダ装置(流体圧によりピストンを駆動
させる)52,53により駆動可能になっている。高周
波焼入中は、前記流体圧シリンダ装置52は、固定位置
に静止状態にある。
【0027】特に、前記往復動機構51の流体圧シリン
ダ装置53は、前記ワーク100の高周波加熱及び冷却
による伸び、縮みに追従できるように、該シャフト10
0の長手方向に、前記回転駆動装置31のテールセンタ
ユニット33を駆動する。つまり、前記流体圧シリンダ
装置53により、該ワーク100のピン部が加熱中は、
その伸びにより、テールセンタユニツト33が摺動しな
がら後退し、該ピン部が前記高周波加熱コイル2の冷却
液噴射環7,7による冷却中は、その縮みにより、該テ
ールセンタユニツト33が摺動しながら前進させる。さ
らに、冷却を開始して、ある一定時間経過後、前記往復
動機構51の流体圧シリンダ装置53は、前記テールセ
ンタユニット33を押圧するように、前進させて、前記
ワーク100を、加熱前の位置に移動し、固定するよう
に構成されている。このような構成により、冷却後の該
シャフト100伸び量のバラツキが低減されている。
【0028】図3に示す前記押さえローラ機構41は、
焼入中の前記ワーク100の径方向の曲がりを矯正する
機構で、該ワーク100のジャーナル部の径方向を、2
個のローラ42a,42bで押圧するため、該ローラ4
2a,42bが回転自在に配設される押圧軸43と、前
記押圧軸43を垂直方向に駆動するため、本装置1の下
面に装着される流体圧シリンダ装置44とからなる。前
記押さえローラ機構41は、該ワーク100の長手方向
の中央に位置するジャーナル部3Jの下部に配置され、
図3に示すように、駆動時、上昇する前記押圧軸43に
より、前記ローラ42a,42bの当接点が、焼入前の
状態で、僅かな隙間をもって設置されている。
【0029】前記高周波加熱コイル2による加熱及び冷
却、前記回転駆動装置の駆動及び停止、前記押さえロー
ラ機構41の流体圧シリンダ装置44の駆動及び停止、
前記往復動機構51の流体圧シリンダ装置53の駆動及
び停止などについては、全て、図示しない制御装置61
により制御されている。
【0030】従来は、図6に示すように、該ワーク10
0のピン部2P,3Pを同時加熱するときには、該ワー
ク100の長手中央に位置するジャーナル部3Jが、該
ワーク100の軸心からかなり変化、移動することか
ら、加熱時に従来の押さえローラ機構を使用して該シャ
フトを矯正した場合、該ワーク100に変形応力を及ぼ
す可能性があった。このため、本実施の形態では、高周
波加熱コイル2内において、加熱後、焼入するための冷
却液を噴射し、ある一定時間経過後、前記押さえローラ
機構41を前記装置1の下部より上昇させ、該ワーク1
00の径方向を押圧して矯正している。
【0031】前記ワーク100の長手方向の両端を、前
記チャック機構26により固定して、該ワーク100の
長手方向の一端を、前記チャック26bを介して、前記
往復動機構51の流体圧シリンダ装置53により押圧す
るとともに、その径方向に前記押さえローラ機構41に
より、該ワーク100を冷却しながら矯正することで、
焼入後に該前記ワーク100に発生する曲がりのバラツ
キを少なくし、かつ、曲がり量をも少なくしている。
【0032】次いで、前記高周波低歪み焼入装置1によ
り、前記ワーク100の全ピン部及びジャーナル部の高
周波誘導加熱と焼入処理を行う際の操作手順について説
明する。 (1)まず、前記ワーク100を、その軸方向を水平に
して、図示しないガイドビームに載置する。 (2)次に、搬送装置31により前記ワーク100を上
昇させ、前記高周波低歪み焼入装置1の前記高周波加熱
コイル2の位置まで前進させ、該ワーク100の両端を
前記チャック機構26のチャック26a,26bに支持
させ、前記回転駆動装置31のヘッドセンタユニット3
2とテールセンタユニット33を介して、該装置1に水
平に配置する。
【0033】(3)前記ワーク100を保持した状態
で、そのピン部2P,3Pのそれぞれに対応する、前記
高周波加熱コイル2のユニットを下降し、該高周波加熱
コイル2内に前記ワーク100を挿入、配置させる。 (4)〜(9)までの一連の制御は、前記制御装置61
により行われる。 (4)前記ワーク100を搬入、配置後、前記回転駆動
装置31により、該ワーク100を、その中心軸を中心
にある一定回転で回転駆動させる。
【0034】(5)前記ピン部2P,3Pを、前記高周
波加熱コイル2,2により、ある一定時間、同時に誘導
加熱する。すなわち、所定周波数の高周波電流により同
時に誘導加熱し、その表面が所定の焼入温度まで加熱さ
れる。このとき、加熱された前記ワーク100の長手方
向の伸びに応じて、前記往復動機構51の流体圧シリン
ダ装置53を駆動しながら、前記テールセンタユニット
33を前記チャック26bとともに、後退させる。 (6)所要時間回転、加熱後、該ワーク100を回転し
たまま、前記高周波加熱コイル2,2ヘの通電を遮断
し、高周波誘導加熱を停止する。
【0035】(7)前記加熱工程終了後、加熱された前
記ワーク100保持した状態で、該高周波加熱コイル
2,2の冷却液噴射環7,7から冷却液を、前記ピン部
2P,3Pに向けて噴射し、冷却、焼入を開始する。あ
る一定時間経過後、前記押さえローラ機構41の流体圧
シリンダ装置44を駆動させて、前記押圧軸43を介し
て前記ローラ42a,42bを、該ワーク100のジャ
ーナル部3Jに当接させ、該ワーク100の長手方向の
曲がりの矯正を開始する。 (8)前記冷却の開始から、前記一定時間と同じか、又
は異なる他の一定時間経過後、前記往復動機構51の流
体圧シリンダ装置53を駆動して、前記ワーク100の
冷却による縮みに追従するように、前記回転駆動装置3
1のテールセンタユニット33を前進させるとともに、
前記冷却、焼入処理の終了までに、該ワーク100を、
加熱前の位置に移動させ、固定する。前記押さえローラ
機構41の流体圧シリンダ装置44を、前記冷却焼入処
理の終了までに後退させる。(ここで、前記ある一定時
間とは、前記ワーク100の種類又はロットにおいて、
それぞれ任意の時間に設定することができる。)
【0036】(9)次いで、所定の冷却時間後、冷却液
の噴射を停止するとともに、該ワーク100の回転を停
止する。 (10)前記ピン部1P,4Pは、前記ピン部2P,3
Pと同様に焼入れされる。この工程の終了で、該ワーク
100の前記全ピン部1P,2P,3P,4Pの焼入れ
が完了する。 (11)前記チャック機構26のチャック26a,26
bにより、該ワーク100の支持を解除し、該搬送装置
31により該ワーク100を下降させ、次の所定位置に
搬出する。 (12)前記全ピン部1P,2P,3P,4Pの焼入後
のワーク100を、本装置1又は他の高周波焼入装置に
て、前記ジャーナル部1J,2J,3J,4J,5Jの
焼入れ行う。(この場合の焼入順序としては、ジャーナ
ル部2Jの後,4Jを焼入れし、次いで、1J,3J,
5Jを同時に焼入をする。) 焼入完了後、外部の所定位置に搬出する。
【0037】[実施例] 本実施の形態における具体的
な実施例を、以下に示す。 (1)ワーク(被加工物):4気筒クランクシャフト (a)材質:S37C (b)ピン部寸法:ピン径φ45mm、ピン幅20mm (2)高周波誘導加熱条件(ピン部2P,3Pの同時焼
入れ) (a)周波数:20kHz (b)出力:111kW (c)加熱時間:12sec (d)回転数:30rpm (3)冷却条件 (a)冷却液:ユーコンクェンチャントA(7%) (b)液温:30℃ (c)流量:12L/min (d)冷却時間:20sec
【0038】前記加工条件によりビン部を全てフィレッ
トR焼入れを施したときの、前記クランクシャフト10
0の試料数N=10本での曲が量とその方向を表1に示
す。
【0039】
【表1】
【0040】表1によれば、曲がり量の測定は、検心台
を使用し、該クランクシャフト100を両センタで受
け、該ワーク100を回転させ、ジャーナル部3Jの外
径部にダイヤルゲージを当て、そのダイヤルゲージの目
盛の最大値(MAX)と最小値(MIN)の差より求めた。そ
の曲がりの方向は、ピン部1Pを時計文字盤の12時と
して、ダイヤルゲージでの値が最大値(MAX)を示す部
位を、ジャーナル部1J側から見た時の方向であり、1
時単位で測定した。曲がり値は、焼入前でTIRが0.
05mmから0.11mmであり、全ピン部の焼入後
は、TIRが0.16mmから0.20mmになった。
前記試料数の中の曲がり量の幅(最大値−最小値)は、
焼入前で、0.09mmに対して、全ピン部の焼入後
で、0.04mmと少なくなった。
【0041】さらに、従来の方法と比較すると、曲がり
量及ぴその幅において、本発明の方法の方が少なくなっ
ている。ピン部での曲がり量が安定することで、次ぎに
加工されるジャーナル部の焼入れにおいても、曲がりの
バラツキが少なくなり、後工程における研磨加工に問題
を生じるレベルではなくなった。
【0042】以上、本発明の技術は、前記実施の形態に
おける技術に限定されるものではなく、同様な機能を果
たす他の態様の手段によってもよく、また、本発明の技
術は、前記構成の範囲内において、押さえローラ機構の
上昇とチャック機構の押圧するタイミングを、それぞれ
前記ワークの種類又はロットに対応して、任意の時間に
設定することが可能である。また、前記押さえローラ機
構の下降とチャック機構の押圧を解除するタイミングも
また、それぞれに応じて、任意の時間に設定することが
可能である。その他、前記構成の範囲内において、種々
の変更、付加が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
クランクシャフトの高周波低歪み焼入方法によれば、そ
の長手方向の両端が、チャック機構に取り付けられた前
記クランクシャフトのピン部を、高周波誘導加熱後、冷
却中に、押さえローラ機構により、該クランクシャフト
のほぼ中央位置を径方向に押圧し、その曲がりを矯正す
るとともに、前記チャック機構を介して、前記クランク
シャフトの長手方向の一端を、往復動機構により押圧し
ながら、前記ピン部の歪みを少なくするので、クランク
シャフトの焼入後のピン部の歪みを少なくして、該クラ
ンクシャフトの曲がり量を少なく、かつそのバラツキを
少なくすることができる。
【0044】本発明のクランクシャフトの高周波焼入冷
却装置によれば、前記高周波誘導加熱コイルは、半開放
殼形で、前記円柱部のそれぞれを跨ぐように形成される
とともに、前記クランクシャフトの長手方向の両端を取
り付けるためのチャック機構と、該チャック機構を介し
て、前記クランクシャフトの長手方向の一端を押圧する
往復動機構と、該チャック機構に取り付けられた前記ク
ランクシャフトのほぼ中央位置を径方向に押圧する押さ
えローラ機構とを備え、前記ピン部を高周波誘導加熱
後、冷却中に、前記押さえローラ機構により、該クラン
クシャフトの曲がりを矯正するとともに、前記チャック
機構を介して、前記クランクシャフトの長手方向の一端
を、前記往復動機構により押圧しながら、前記ピン部の
歪みを少なくするので、クランクシャフトの焼入後のピ
ン部の歪みを少なくして、該クランクシャフトの曲がり
量を少なく、かつそのバラツキを少なくすることができ
る。
【0045】そして、前記クランクシャフトの曲がり量
を安定させて、次工程である研磨加工に支障が生じな
く、安定した精度により該クランクシャフトを加工する
ことができ、全体の作業性を向上させることができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクランクシャフトの高周波低歪み焼入
方法とその装置の一実施の形態を示す、高周波低歪み焼
入装置の構成外観図である。
【図2】前記クランクシャフトのピン部及ぴジャーナル
部の円柱部をフィレットR焼入れするために使用される
フィレットR焼入用の半開放殼形高周波誘導加熱コイル
(高周波加熱コイル)の構成図である。
【図3】図1の押さえローラ機構を示す右側面図であ
る。
【図4】4気筒エンジン用のクランクシャフトの正面図
である。
【図5】図4のクランクシャフトの従来の焼入部の形状
とフィレットR焼入れの硬化層パターンを示す部分断面
図である。
【図6】図4のクランクシャフトの従来のピン部の焼入
後の曲がりへの影響を示す断面図で、図6(a)は、ピ
ン部1P,4Pを同時に焼入れしたときの偏心量H1を
示し、図6(b)は、ピン部2P,3Pを同時に焼入れ
したときの偏心量H2を示す。
【図7】図4のクランクシャフトを従来のチャック機構
に取り付け、ピン部2P,3Pを同時に、加熱、冷却し
たときの該クランクシャフト(ワーク)の伸び、縮みを
示す図で、図7(a)は加熱前、図6(b)は加熱直
後、図6(c)は冷却後の状態を示す図である。
【図8】図7のピン部2Pの硬化層パターンと歪みの関
係及び曲がりを示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 高周波低歪み焼入装置 2 高周波加熱コイル 4 高周波加熱コイル頭部 6 高周波電源 7 冷却液噴射環 10 接触部 21 搬送装置 26 チャック機構 26a,26b チャック 31 回転駆動機構 32 ヘッドセンタユニット 33 テールセンタユニット 41 押さえローラ機構 42a,42b ローラ 43 駆動軸 44,52,53 流体圧シリンダ装置 51 往復動機構 61 制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトのピン部及びジャーナ
    ル部の円柱部の外周上に高周波誘導加熱コイルを載置
    し、前記クランクシャフトをその中心軸を中心に回転せ
    しめて前記高周波誘導加熱コイルを前記円柱部外周に追
    従させつつ、前記円柱部、フィレットR部及びフィレッ
    ト部を高周波誘導加熱し、しかる後に前記ピン部及びジ
    ャーナル部を冷却して、前記ピン部及びジャーナル部の
    表面を焼入するに際し、 その長手方向の両端が、チャック機構に取り付けられた
    前記クランクシャフトの前記ピン部を、高周波誘導加熱
    後、冷却中に、押さえローラ機構により、該クランクシ
    ャフトのほぼ中央位置を径方向に押圧し、その曲がりを
    矯正するとともに、前記チャック機構を介して、前記ク
    ランクシャフトの長手方向の一端を、往復動機構により
    押圧しながら、前記ピン部の歪みを少なくすることを特
    徴とするクランクシャフトの高周波低歪み焼入方法。
  2. 【請求項2】 前記往復動機構は、前記チャック機構に
    取り付けられた前記クランクシャフトの加熱時又は冷却
    時における、長手方向の伸び、縮みに追従して、後退、
    前進するとともに、冷却終了までに、前記クランクシャ
    フトを加熱前の位置に押圧、固定することを特徴とする
    請求項1に記載のクランクシャフトの高周波低歪み焼入
    方法。
  3. 【請求項3】 前記押さえローラ機構は、前記ピン部を
    高周波誘導加熱後、冷却時のみ、前記クランクシャフト
    を押圧を開始し、ある一定時間経過後、前記押圧を停止
    することを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフ
    トの高周波低歪み焼入方法。
  4. 【請求項4】 クランクシャフトのピン部及びジャーナ
    ル部の円柱部の外周上に高周波誘導加熱コイルを載置
    し、前記クランクシャフトをその中心軸を中心に回転せ
    しめて前記高周波誘導加熱コイルを前記円柱部外周に追
    従させつつ、前記円柱部、フィレットR部及びフィレッ
    ト部を高周波誘導加熱し、しかる後に前記ピン部及びジ
    ャーナル部を冷却して、前記ピン部及びジャーナル部の
    表面を焼入する装置において、 前記高周波誘導加熱コイルは、半開放殼形で、前記円柱
    部のそれぞれを跨ぐように形成されるとともに、前記ク
    ランクシャフトの長手方向の両端を取り付けるためのチ
    ャック機構と、該チャック機構を介して、前記クランク
    シャフトの長手方向の一端を押圧する往復動機構と、該
    チャック機構に取り付けられた前記クランクシャフトの
    ほぼ中央位置を径方向に押圧する押さえローラ機構とを
    備え、前記ピン部を高周波誘導加熱後、冷却中に、前記
    押さえローラ機構により、該クランクシャフトの曲がり
    を矯正するとともに、前記チャック機構を介して、前記
    クランクシャフトの長手方向の一端を、前記往復動機構
    により押圧しながら、前記ピン部の歪みを少なくするこ
    とを特徴とするクランクシャフトの高周波低歪み焼入装
    置。
  5. 【請求項5】 前記往復動機構は、前記チャック機構に
    取り付けられた前記クランクシャフトの加熱時又は冷却
    時における、長手方向の伸び又は縮みに追従して、流体
    圧シリンダにより、後退又は前進するとともに、冷却終
    了までに、前記クランクシャフトを加熱前の位置に押
    圧、固定するように構成されることを特徴とする請求項
    4に記載のクランクシャフトの高周波低歪み焼入装置。
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