JP2002193271A - 複数回使用可能な紙袋 - Google Patents

複数回使用可能な紙袋

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JP2002193271A
JP2002193271A JP2000400550A JP2000400550A JP2002193271A JP 2002193271 A JP2002193271 A JP 2002193271A JP 2000400550 A JP2000400550 A JP 2000400550A JP 2000400550 A JP2000400550 A JP 2000400550A JP 2002193271 A JP2002193271 A JP 2002193271A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度使用した紙袋を、漏れの発生がなく且つ
内容積の変化を与えることなく簡単に複数回使用できる
ようにした複数回使用可能な紙袋を提供すること。 【解決手段】 最初に口部12となる端部が階段切りで
形成されたひだ付き筒状体11の他の端部を閉鎖して底
部閉鎖部13とし、この口部12はその階段面を折り曲
げ、接着剤で折り重ね壁面17aに貼り付けて封緘可能
とされ、底部閉鎖部13が、ひだ付き筒状体11の他端
部を1回以上折り曲げ、この折曲げ部23を開封テープ
26付きの当て紙24で包囲固定して形成され、この他
端部に2度目以降の使用時のために再封緘する再封緘手
段20を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数回使用可能な
紙袋に関し、更に詳しくは一度使用した後に再度使用す
る時、内容物の充填口を簡単に且つ厳重に封緘できるよ
うにした複数回使用可能な紙袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飼料、セメント、穀物、肥料或い
は樹脂ペレット等(以下、「内容物」と称する)を入れ
て輸送するために使用されるクラフト紙からなる紙袋
は、両端が階段切りで形成されたひだ付き筒状体を主た
る構成要素とし、紙袋の口部となるひだ付き筒状体の一
端部における階段面(以下、口部階段面という)に樹脂
系のホットメルト接着剤を塗布し、ひだ付き筒状体の他
端部を定法に従って封緘して底部閉鎖部として構成され
ているものが一般的であった。
【0003】上述したような従来の紙袋には、内容物を
充填して口部を封緘し、これを輸送や保管等に用いた後
に内容物を取り出す時、当該紙袋の開封を容易にするた
めに種々の工夫をしたものも知られている。その一例と
しては前述した底部閉鎖部に独特の工夫がなされたもの
がある。
【0004】具体的には、底部閉鎖部の構造が、ひだ付
き筒状体の他端部を複数回巻き込むように折り曲げ、こ
の折曲げ部を跨ぐようにその全幅に亘る長さの開封テー
プ付き当て紙で包囲し、この当て紙の両端部をそれぞれ
ひだ付き筒状体の各壁面に接着剤で接着して形成したも
のである。
【0005】このような紙袋によると、内容物を充填し
た後の開封の際には、この紙袋を倒立させ、内容物充填
口であった一端部を下にすることにより底部閉鎖部を上
にし、当て紙の内面に接着されている開封テープを端か
ら引き上げて当て紙を引き破り、内部からひだ付き筒状
体の折曲げ部である他端部を引き出し、これを折り戻し
て開封口とするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、資源の節約化の
観点から製品の繰り返し使用が求められており、この種
の紙袋についても例外ではなくなってきている。しかし
ながら、従来の紙袋の構成では、少なくとも一部を再加
工しなければ繰り返して使用することはできない。
【0007】すなわち、従来の紙袋では、内容物が充填
された後には口部階段面を当該階段面に塗布されたホッ
トメルト接着剤を再活性させた後に折り曲げてひだ付き
筒状体の壁面に強固に接着しているため、この封緘口部
を開けるには刃物で切り開くしかなく、もしそのように
して開封すれば、簡単に再封緘することはほとんど困難
である。
【0008】また、前述した開封容易な紙袋の場合に
は、底部閉鎖部が端部を数回折り曲げ(巻き込み)、こ
の折曲げ部を当て紙で包囲固定しているため、当て紙を
引き破って巻き込んだ端部を元に戻して開封した後にこ
の開封部分を簡単に再封緘することも困難である。
【0009】その理由について簡単に説明すると、家庭
で使用する簡易な紙袋等を複数回使用する場合、ほとん
どの場合内容物の漏れや容積の縮小などを心配する必要
がなく、従って一度使用した紙袋でも開封口を再封緘で
きるように鋏などを用いて再びフラップを形成する等の
加工を簡単に行った上で、再び内容物を入れた後に当該
フラップに糊を付けて封緘することができる。
【0010】しかし、飼料、セメント、穀物、肥料或い
は樹脂ペレット等を入れて輸送や保管等の業務用の使用
に供する紙袋を複数回使用する場合には、漏れなどの発
生を生じないように厳重に再封緘する必要があると共に
容積も縮小してはならない。そのためには、内容物充填
現場で作業員が紙袋の開封口を再加工したりすることは
できず、また糊の塗布も精密に行わなければ漏れの発生
原因となる。
【0011】従って、この種の紙袋を複数回使用できる
ようにするには、予め製袋工場で周到な準備、即ち複数
回使用ができるような設計がなされていないと無理なの
である。しかし、従来の紙袋では、本来的に複数回使用
の思想がないためにそのような構成にはなっておらず、
そのためほとんどの場合、焼却処分とされていた。
【0012】この発明の目的は、かかる従来の問題点を
解決するためになされたもので、一度使用した紙袋を、
漏れの発生がなく且つ内容積の変化を与えることなく簡
単に複数回使用できるようにした複数回使用可能な紙袋
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の複数回使用可
能な紙袋は、最初に口部となる一端部が階段切りで形成
されたひだ付き筒状体の他端部を閉鎖して底部閉鎖部と
し、一端部から内容物を充填した後に一端部を折り曲げ
てその階段面を接着剤でひだ付き筒状体の折り重ね壁面
に貼り付けて封緘可能な紙袋において、底部閉鎖部が、
ひだ付き筒状体の他端部を少なくとも2回以上折り曲
げ、この折曲げ部を開封テープ付きの当て紙で包囲固定
して形成され、開封時には当て紙を開封テープを用いて
引き破って底部閉鎖部を開き、2度目以降の使用時には
この開封した底部閉鎖部から内容物を充填した後にこの
他端部を再封緘する再封緘手段が当該他端部に設けられ
ていることを特徴とする。
【0014】また、この発明の複数回使用可能な紙袋で
は、前記底部閉鎖部を開いた後の前記紙袋の2度目以降
の使用時に内容物充填口となった前記底部閉鎖部を再閉
鎖する前記再封緘手段が、前記ひだ付き筒状体の前記他
端部における一方の壁部に、ほぼ全幅に亘り貼り付けら
れた比較的に硬質の締結用バンドからなることを特徴と
する。
【0015】また、この発明の複数回使用可能な紙袋で
は、前記紙袋の最初の使用時における前記底部閉鎖部
が、前記再封緘手段としての前記ひだ付き筒状体の両側
縁部から突出する前記締結用バンドの端部を前記ひだ付
き筒状体の前記他端部壁面に折り重ね、この他端部を前
記締結用バンドと共に少なくとも1回以上折り曲げ、こ
の折曲げ部を開封テープ付きの当て紙で包囲固定して形
成され、前記紙袋の2度目以降の使用時には、開封した
前記底部閉鎖部から内容物を充填した後にこの開封端部
を1回若しくはそれ以上折り曲げて前記締結用バンドの
両端同士を縛ることでこの折曲げ部を絞って閉鎖するこ
とを特徴とする。
【0016】また、この発明の複数回使用可能な紙袋で
は、前記底部閉鎖部を開いた後の前記紙袋の2度目以降
の使用時に内容物充填口となった前記底部閉鎖部を再閉
鎖する前記再封緘手段が、前記ひだ付き筒状体の前記他
端部における一方の壁部に、ほぼ全幅に亘り貼り付けら
れた比較的に硬質の締結用バンドからなり、前記紙袋の
最初の使用時における前記底部閉鎖部が、前記ひだ付き
筒状体の両側縁部から突出する前記締結用バンドの端部
を前記ひだ付き筒状体の前記他端部壁面に折り重ね、こ
の他端部を前記締結用バンドと共に少なくとも1回以上
折り曲げ、この折曲げ部を開封テープ付きの当て紙で包
囲固定して形成され、前記紙袋の2度目以降の使用時に
は、開封した前記底部閉鎖部から内容物を充填した後に
この開封端部を1回若しくはそれ以上折り曲げて前記締
結用バンドの両端同士を縛ることでこの折曲げ部を絞っ
て閉鎖することを特徴とする。
【0017】このような複数回使用可能紙袋では、ひだ
付き筒状体を2層で形成することが好ましい。勿論、ひ
だ付き筒状体を2層以上で形成してもよい。
【0018】また、ひだ付き筒状体の一端部は階段切り
で形成されたが、他端部は直線切りでも階段切りでもよ
い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の複数回使用可能
な紙袋を図に示される実施形態について更に詳細に説明
する。図1はこの発明の一実施形態に係る複数回使用可
能な紙袋10(以下、単に「紙袋」と称する)を偏平状
態で概略的に示す平面図であり、図2は図1に示される
紙袋10を2−2線に沿って切断した時の構造を模式的
に示す断面図である。
【0020】また、図3はこの実施形態に係る紙袋10
の基本構成要素である2層のひだ付き筒状体11を偏平
状態で示す平面図である。このひだ付き筒状体11は、
主にクラフト紙から形成され、図1及び図3に示される
ように両端部が階段切りで形成され、両端部の階段面は
まったく対称に形成されている。すなわち、ひだ付き筒
状体11における両端の階段切り構造はほぼ同一で、し
かしその階段切り面の向きが相反している。
【0021】このような2層のひだ付き筒状体11は、
既によく知られているのでその詳細な説明は省略する。
この実施形態に係る紙袋10は、前述した2層のひだ付
き筒状体11を基本構成要素として、その一端部をこの
紙袋10の初回使用時における口部12とし、他端部を
閉塞して底部閉鎖部13として構成されている。
【0022】この紙袋10の口部12は、ひだ付き筒状
体11の階段切り一端部における最も下側の端縁即ち最
外層の端縁14にほぼ沿った中央寄りに位置する仮想の
横断線を折曲げ予定線15とし、この折曲げ予定線15
よりも外側の階段切り端部全体を口部側のフラップ16
とする。
【0023】この折曲げ予定線15により区画形成され
たフラップ16が、当該折曲げ予定線15で折り曲げら
れて紙袋10の壁面17aに重なる領域部分には、粘着
剤層18が設けられ、更にこの粘着剤層18の表面には
離型紙19が貼り付けられている(この離型紙19はフ
ラップ16が重ね合わされる際には剥がされる)。粘着
剤層18とその粘着面を一時的に保護する離型紙19と
は、市販されている所定幅の両面接着テープを壁面17
aと同じ幅寸法の長さに切って貼り付けることによって
設けることができる。
【0024】次に、この実施形態に係る紙袋10におけ
る底部閉鎖部13の構成について説明する。図2及び図
3から明らかなように、ひだ付き筒状体11の他端部で
ある階段切り端面において外方向突出側の外層端部と内
層端部との間であって、しかもひだの端部を横断する位
置に再封緘手段として紙製の締結バンド20が配置さ
れ、外層端部21又は内層端部22のいずれか一方若し
くは両方に強固に接着固定されている。
【0025】この紙製の締結バンド20は、この紙袋1
0の2度目以降の使用時に口部となるこの端部を閉鎖す
るために当該紙製の締結バンド20の両端を縛ってこの
端部を絞るものであり、従って図3に示されるようにひ
だ付き筒状体11の両側から適宜の長さ突出している。
この紙製の締結バンド20は、紙を針金状に形成した複
数の紙製線材を平坦面上に並べて糊で相互に接着して形
成されているもので、比較的に硬質な材質である。
【0026】この紙製の締結バンド20は、従来の紙袋
でも口部を閉鎖するのに使用されているもので、それ自
体はすでによく知られている。このような紙製の締結バ
ンド20がひだ付き筒状体11の最外端の内外層間に配
置固定された他端部の階段部は、先端側から巻き込むよ
うに少なくとも2度折り曲げて折曲げ部23が形成され
る。
【0027】その後、この折曲げ部23は、これを跨ぐ
ようにその全幅に亘る長さの当て紙24で包囲され、こ
の当て紙24の両端部はそれぞれひだ付き筒状体11の
各壁面17a、17bに接着剤25で接着される。この
ようにして紙袋10の底部閉鎖部13は形成される。こ
の底部閉鎖部13を構成している当て紙24における両
端接着部間の内面には非常に薄い樹脂製の強靭な開封テ
ープ26がその幅方向に亘って貼り付けられている。
【0028】なお、このような底部閉鎖部13を形成す
る際には、ひだ付き筒状体11の両側から突出している
紙製の締結バンド20の端部は邪魔になるので、ひだ付
き筒状体11の他端部を巻き込む時に紙製の締結バンド
20の突出端部をひだ付き筒状体11の他端部表面上に
折り曲げ、一緒に巻き込んでおくことが好ましい。
【0029】このように底部閉鎖部13は、ひだ付き筒
状体11の他端部を2回若しくはそれ以上巻き込むよう
に折り曲げて、この折曲げ部21を当て紙24で包囲固
定しただけのものであり、折曲げ部23は接着剤などで
接着されてはいない。従って、開封テープ26を端部か
ら引き上げて当て紙24に線状の切れ目を入れて広げ、
当て紙24の内部から折曲げ部23を元の状態に折り戻
しながら引き出せば、その端部を簡単に開封することが
できる。
【0030】次に、以上のように構成された本実施形態
に係る紙袋10の使用方法について説明する。今、図1
に示される状態にある本実施形態に係る紙袋10の一端
部である口部12を開いて当該紙袋10の内部に内容物
が所定量充填されたとする。その後、この紙袋10の口
部側壁面17aに設けられている粘着剤層18の表面上
に、これを覆っている離型紙19を剥がした上で口部側
のフラップ16が折曲げ予定線15で折り曲げられて折
り重ねられ、接着される。
【0031】このようにして口部12が厳重に封緘され
た紙袋10は、輸送や保管など所定の目的に用いられ
る。次いで、この紙袋10内に充填された内容物を取り
出す場合には、既に説明したように底部閉鎖部13を上
にして当て紙24が開封テープ26を利用して引き破ら
れ、当て紙24の内部から折曲げ部23が元の状態に折
り戻されて開封口とされ、ここから内容物が取り出され
る。図4には内容物を取り出した後の紙袋10が偏平状
態で示されている。
【0032】底部閉鎖部13を開き、その開封口から内
容物を全部出し切った後、この紙袋10を複数回使用す
る時には、この開封口をそのまま次の内容物を充填する
口部として、この開封口から内容物を充填する。従っ
て、1度目(最初)の使用時に口部12とされ、内容物
充填後に粘着剤層18を利用して口部側のフラップ16
を壁面17aに貼り付けて封緘された口部閉鎖部が、2
度目以降の使用ではそのまま底部閉鎖部となる。
【0033】底部閉鎖部13を開いた開封口から内容物
を充填した後は、再び前述した折曲げ部23を形成する
ようにその端部を巻き込むように少なくとも2回以上折
り曲げる。その際、最初に底部閉鎖部13を形成した時
とは異なり、紙製の締結バンド20の両端は図4に示さ
れるように紙袋10の両側から突出した状態のままとし
ておく。
【0034】次いで、この折曲げ部23の両側から突出
している紙製の締結バンド20の両端を縛りつつ当該折
曲げ部23の両端同士を強く絞り、最終的には折曲げ部
23の絞りが緩まないように紙製の締結バンド20の両
端をしっかりと縛って固定する。これにより、この紙袋
10の2度目以降の使用時の内容物充填口部を厳重に封
緘できる。
【0035】しかも、この場合、最初の使用時に厳重に
封緘された口部閉鎖部をそのまま底部閉鎖部として使用
しているため、口部及び底部のいずれの個所からも内容
物の漏れを起こす恐れはない。更に、2度目以降の使用
時におけるこの紙袋の内容物充填後の荷姿(紙袋の形)
は1回目とほとんど同じであり、そのためパレット等に
積みやすく、荷崩れの心配もなくトラックなどの通常搬
送手段で容易に輸送することができる。
【0036】前述した実施形態に係る複数回使用可能な
紙袋では、開封した底部閉鎖部13を、2度目以降の使
用時に再封緘する手段として、紙製の締結バンド20を
階段切り端面における外方向突出側の外層端部21と内
層端部22との間に配置して固着したが、締結バンド2
0の取り付け位置は特に限定されるものではなく、外層
端部21の外表面又は内層端部22の内表面に接着剤等
で貼り付けておいてもよい。
【0037】なお、前述した実施形態における複数回使
用可能な紙袋10では、2度目以降の使用時に内容物充
填口となるひだ付き筒状体11の他端部が階段切りで形
成されていたが、この他端部は直線切りであってもよ
い。
【0038】そして、直線切り端部に紙製の締結バンド
20を取り付ける場合には、図5に概略的に示されるよ
うに端部を巻き込む時に外側となる内外層壁面と折込み
ひだ部との山折り部に切り込みを入れ、この切り込み部
に紙製の締結バンド20を挟み込むように通して外層と
内層の層間、又は外層の外表面若しくは内層の内表面に
接着剤で固着するようにすることが好ましい。
【0039】なお、この紙袋10を2度目以降に使用す
る場合には、内容物の充填口となる底部閉鎖部13の開
封後に残っている当て紙22の残片はひだ付き筒状体1
1の壁面17a、17bを破かないようにその接着部か
ら奇麗に剥がしておくことも好ましい。
【0040】更に、この実施形態に係る複数回使用可能
な紙袋では、最初に内容物を充填する口部の封緘手段
が、壁面17aに設けられた例えば両面接着テープから
なる粘着剤層18であったが、この口部封緘手段として
は従来のように口部階段面にホットメルト接着剤を塗布
しておいてもよいことは言うまでもない。
【0041】最後に、この発明に係る複数回使用可能な
紙袋の実際的な使用態様を例を挙げて説明すると、例え
ば落花生の栽培農家が、自家消費用としてこの発明に係
る複数回使用可能な紙袋に入った玄米を購入したとす
る。この農家は、この玄米を別な容器に移すか、若しく
は全部消費した後に前述したような手順で開封口から商
品としての自家製落花生を充填して出荷することができ
る。
【0042】または、製粉工場が原料の小麦を購入して
使用し、空になったこの発明に係る複数回使用の紙袋に
製粉した小麦粉を入れて出荷することができ、このよう
な使用態様は大麦粉、そば粉等の場合もまったく同じで
ある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
複数回使用可能な紙袋によれば、一度使用した紙袋を、
漏れの発生がなく且つ内容積の変化を与えることなく簡
単に複数回使用することができ、極めて経済的な紙袋を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る複数回使用可能な
紙袋を偏平な状態で見た概略的な平面図である。
【図2】図1に示される実施形態に係る複数回使用可能
な紙袋を2−2線に沿って切断してその断面構造を模式
的に示す縦断面図である。
【図3】図1に示される実施形態に係る複数回使用可能
な紙袋の基本構成要素であるひだ付き筒状体を偏平な状
態で示す概略的な平面図である。
【図4】図1に示される複数回使用可能な紙袋を最初に
使用した後に底部閉鎖部を開封し、2度目以降の使用で
この底部閉鎖部の開封口を内容物充填口とした再使用可
能な状態となっているこの紙袋を偏平状態で示す平面図
である。
【図5】この発明の更に他の実施形態に係る複数回使用
可能な紙袋であって、この紙袋の2度目以降の使用時に
内容物充填口となる直線切り端部に配置された紙製の締
結バンドの配置状態を概略的に示す部分的な斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 複数回使用可能な紙袋 11 ひだ付き筒状体 12 最初の口部 13 底部閉鎖部 14 口部側の端部における最も下側の端縁 15 折曲げ予定線 16 口部側のフラップ 17a 複数回使用可能な紙袋の一方の壁面 17b 複数回使用可能な紙袋の他方の壁面 18 粘着剤層 19 離型紙 20 紙製の締結バンド 21 ひだ付き筒状体他端側の外層端部 22 ひだ付き筒状体他端側の内層端部 23 折曲げ部 24 当て紙 25 接着剤 26 開封テープ 27 ひだ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 33/18 B65D 33/18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最初に口部となる一端部が階段切りで形
    成されたひだ付き筒状体の他端部を閉鎖して底部閉鎖部
    とし、前記一端部から内容物を充填した後に前記一端部
    を折り曲げてその階段面を接着剤で前記ひだ付き筒状体
    の折り重ね壁面に貼り付けて封緘可能な紙袋において、 前記底部閉鎖部が、前記ひだ付き筒状体の前記他端部を
    少なくとも1回以上折り曲げ、この折曲げ部を開封テー
    プ付きの当て紙で包囲固定して形成され、開封時には前
    記当て紙を前記開封テープを用いて引き破って前記底部
    閉鎖部を開き、2度目以降の使用時にはこの開封した前
    記底部閉鎖部から内容物を充填した後にこの他端部を再
    封緘する再封緘手段が当該他端部に設けられていること
    を特徴とする複数回使用可能な紙袋。
  2. 【請求項2】 前記底部閉鎖部を開いた後の前記紙袋の
    2度目以降の使用時に内容物充填口となった前記底部閉
    鎖部を再閉鎖する前記再封緘手段が、前記ひだ付き筒状
    体の前記他端部における一方の壁部に、ほぼ全幅に亘り
    貼り付けられた比較的に硬質の締結用バンドからなるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の複数回使用可能な紙
    袋。
  3. 【請求項3】 前記紙袋の最初の使用時における前記底
    部閉鎖部が、前記再封緘手段としての前記ひだ付き筒状
    体の両側縁部から突出する前記締結用バンドの端部を前
    記ひだ付き筒状体の前記他端部壁面に折り重ね、この他
    端部を前記締結用バンドと共に少なくとも1回以上折り
    曲げ、この折曲げ部を開封テープ付きの当て紙で包囲固
    定して形成され、 前記紙袋の2度目以降の使用時には、開封した前記底部
    閉鎖部から内容物を充填した後にこの開封端部を1回若
    しくはそれ以上折り曲げて前記締結用バンドの両端同士
    を縛ることでこの折曲げ部を絞って閉鎖することを特徴
    とする請求項1又は2に記載の複数回使用可能な紙袋。
  4. 【請求項4】 前記底部閉鎖部を開いた後の前記紙袋の
    2度目以降の使用時に内容物充填口となった前記底部閉
    鎖部を再閉鎖する前記再封緘手段が、前記ひだ付き筒状
    体の前記他端部における一方の壁部に、ほぼ全幅に亘り
    貼り付けられた比較的に硬質の締結用バンドからなり、 前記紙袋の最初の使用時における前記底部閉鎖部が、前
    記ひだ付き筒状体の両側縁部から突出する前記締結用バ
    ンドの端部を前記ひだ付き筒状体の前記他端部壁面に折
    り重ね、この他端部を前記締結用バンドと共に少なくと
    も1回以上折り曲げ、この折曲げ部を開封テープ付きの
    当て紙で包囲固定して形成され、 前記紙袋の2度目以降の使用時には、開封した前記底部
    閉鎖部から内容物を充填した後にこの開封端部を1回若
    しくはそれ以上折り曲げて前記締結用バンドの両端同士
    を縛ることでこの折曲げ部を絞って閉鎖することを特徴
    とする複数回使用可能な紙袋。
  5. 【請求項5】 前記ひだ付き筒状体が2層で形成されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    複数回使用可能な紙袋。
  6. 【請求項6】 前記ひだ付き筒状体の前記他端部が直線
    切り又は階段切りで形成されていることを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の複数回使用可能な紙袋。
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