JP2002193257A - 作業台兼用コンテナ - Google Patents

作業台兼用コンテナ

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JP2002193257A
JP2002193257A JP2000390311A JP2000390311A JP2002193257A JP 2002193257 A JP2002193257 A JP 2002193257A JP 2000390311 A JP2000390311 A JP 2000390311A JP 2000390311 A JP2000390311 A JP 2000390311A JP 2002193257 A JP2002193257 A JP 2002193257A
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Eiji Toyoda
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない構成部材で、資材等の部品の運搬に供
するコンテナと、現場において作業台として機能し、か
つ構成部材の組立(取付)、分解(取外し、折畳み)を
容易に行えるようにした作業台兼用コンテナを提供する
こと。 【解決手段】 下面にキャスタ11を有する略矩形状の
基台10と、基台10の長手方向に対向する短辺部に起
倒可能に装着され、互いに平行な複数の横桟22,24
を有する一対の縦枠20と、両縦枠20間に開閉回転及
び着脱可能に横架される一対の1又は複数の横枠30
と、縦枠20の脚柱21上に着脱可能に立設される一対
の手摺枠40と、両手摺枠40間に着脱可能に横架され
る補助手摺枠50と、両縦枠20間に着脱可能に架設さ
れる足場板60とで主要部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は作業台兼用コンテ
ナに関するもので、更に詳細には、例えば空調工事用の
資材を搬送するためのコンテナと、現場における空調工
事を行うときに作業台として使用できる作業台兼用コン
テナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の作業台兼用コンテナとし
て、多くの資材等の物品の運搬を可能とし、コンテナ自
体を移動作業足場の一部として利用できるようにしたも
のが知られている(特開平8−113241号公報参
照)。
【0003】上記特開平8−113241号公報に記載
の技術は、下面にキャスタを有する略矩形状の床台の対
向する辺部に、2本の脚柱を起倒可能に立設し、これら
脚柱及び各コーナー部に立設されたコーナー柱に壁板を
着脱可能に取り付け、全周囲に壁体を構成してコンテナ
を構成している。また、特開平8−113241号公報
に記載の技術は、各脚柱及びコーナー柱の上端に、足場
支柱を着脱可能に立設し、脚柱に嵌合する両側の足場支
柱に繋ぎ材を跨設し、各繋ぎ材上に足場板を架設すると
共に、足場支柱に壁版を着脱可能に取り付けて作業台を
構成している。
【0004】この作業台兼用コンテナによれば、使用時
に、両脚体を拡げると共に、脚体の上段側の横桟上に足
場板を載置して、使用に供することができ、足場板上に
乗った作業者が支柱の上端部を手摺として使用すること
ができる。また、不使用時には、足場板と横桟との係合
を解くと共に、両支柱の上端部の連結部を回転して折り
畳むことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の作業台兼用コンテナにおいては、作業台として使用
する場合、別途に昇降階段(梯子)が必要となるため、
構成部材が多くなるばかりか、使用時に梯子を設置する
手間を要するという問題があった。また、資材の運搬時
や不使用時においても梯子を積載する必要がある。ま
た、壁版を取り付ける場合、壁版の上下、左右の4箇所
に固定された下向きフックを、支柱に固定された4個の
円筒状フック受けに挿入して取り付けるため、壁版の取
付、取外しが面倒であるという問題もあった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、少ない構成部材で、資材等の部品の運搬に供するコ
ンテナと、現場において作業台として機能し、かつ構成
部材の組立(取付)、分解(取外し、折畳み)を容易に
行えるようにした作業台兼用コンテナを提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明の作業台兼用コンテナは、下面にキャスタ
を有する略矩形状の基台と、 上記基台の長手方向に対
向する短辺部に起倒可能に装着され、互いに平行な複数
の横桟を有する一対の縦枠と、 上記両縦枠間に開閉回
転及び着脱可能に横架される一対の1又は複数の横枠
と、 上記縦枠の脚柱上に着脱可能に立設される一対の
手摺枠と、 上記両手摺枠間に着脱可能に横架される補
助手摺枠と、 上記両縦枠間又は手摺枠間に着脱可能に
架設される足場板と、を具備することを特徴とする(請
求項1)。
【0008】このように構成することにより、コンテナ
として使用するときは、両縦枠を起立させた状態で、両
縦枠間に横枠を開閉回転可能に横架してコンテナを構成
することができる。したがって、横枠を回転させて開閉
することができるので、資材等の部品の荷積み、荷卸し
を容易にすることができる。
【0009】また、作業台として使用するときは、縦枠
の脚柱上に手摺枠を立設し、両手摺枠間に補助手摺枠を
架設し、両縦枠間又は手摺枠間に足場板を架設して作業
台を組み立てることができる。そして、作業者は、縦枠
に設けられた横桟を利用して昇降することができる。し
たがって、別途に昇降階段(梯子)を用意する必要はな
い。
【0010】また、不使用時には、上記補助手摺枠、手
摺枠、足場板及び横枠を取り外した後、両縦枠を基台上
に倒してコンパクトに折り畳むことができる。また、分
解され(取り外され)た補助手摺枠、手摺枠、足場板及
び横枠を基台上に載置した状態で保管することができる
と共に、縦枠が折り畳まれた状態で基台を積み重ねるこ
とができる。
【0011】この発明において、上記横枠及び補助手摺
枠における上下方向の一端両側部に、縦枠又は手摺枠の
脚柱に設けられた係止受け部に着脱及び回転可能に係合
するヒンジ部を設け、他端両側部を、ロック機構によっ
て縦枠又は手摺枠の脚柱に固定可能に形成する方が好ま
しい(請求項2)。この場合、上記ロック機構を、横枠
又は補助手摺枠の縦桟を貫通すると共に、縦枠又は手摺
枠の脚柱に設けられた係合受け部に係脱すべく進退移動
可能なロックピンと、このロックピンを常時上記係合受
け部側に押圧する弾性力を付勢するばね部材と、このば
ね部材の弾性力に抗して上記ロックピンを非ロック位置
に維持するロック解除部とで構成する方が好ましい(請
求項3)。
【0012】このように構成することにより、横枠及び
補助手摺枠に設けられたヒンジ部を、縦枠又は手摺枠の
脚柱に設けられた係止受け部に係合させた後、横枠,補
助手摺枠を回転させ、ロック機構をもって固定すること
ができるので、横枠,補助手摺枠の取付、取外しを容易
にすることができる。また、横枠,補助手摺枠の取付状
態を強固にすることができるので、作業台を堅牢にする
ことができると共に、作業の安全性の向上を図ることが
できる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の作
業台兼用コンテナにおいて、上記横枠と補助手摺枠とを
共通の枠体にて形成してなることを特徴とする。
【0014】このように、横枠と補助手摺枠とを共通の
枠体にて形成することにより、作業台として使用すると
きに、横枠を補助手摺枠と兼用することができる。した
がって、構成部材の削減が図れると共に、横枠と補助手
摺枠の製作を共通化することができ、かつ部材の有効利
用を図ることができる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載の作業台兼用コンテナにおいて、上記足場板を、縦枠
の任意の横桟間又は手摺枠の横桟間に架設可能に形成し
てなることを特徴とする。この場合、上記足場板を、複
数に分割された足場板体にて形成する方が好ましい(請
求項6)。
【0016】このように構成することにより、縦枠の任
意の横桟間又は手摺枠の横桟間に足場板を架設すること
ができるので、足場板を作業環境に応じて高さ調節する
ことができ、作業性の向上を図ることができる。この場
合、足場板を、複数に分割された足場板体にて形成する
ことにより、一枚の足場板場合に比べて軽量な足場板体
を架設することができるので、一人の作業者によって足
場板の架設を容易に行うことができ、また、各足場板体
を階段状に架設することもできる(請求項6)。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載の作業台兼用コンテナにおいて、上記縦枠の横桟同士
を、連結部材にて連結してなることを特徴とする。
【0018】このように構成することにより、縦枠の横
桟同士を、連結部材にて連結して補強することができる
ので、コンテナは勿論、作業台を強固な構造とすること
ができる。したがって、作業の安全性の向上を図ること
ができる。
【0019】また、請求項8記載の発明は、請求項1、
5又は6記載の作業台兼用コンテナにおいて、上記足場
板の側辺に、この足場板の側部を把持した状態で幅木を
装着可能に形成してなることを特徴とする。この場合、
上記幅木は、足場板の側辺の上下面を把持し得る一対の
水平片を有する取付凹条と、この取付凹条の両水平片と
足場板を貫通する固定ピンと、この固定ピンを常時貫通
状態に弾性力を付勢する固定ばね部材と、を具備する方
が好ましい(請求項9)。
【0020】このように構成することにより、足場板の
側辺に、この足場板の側部を把持した状態で幅木を装着
するので、足場板の撓みを防止することができる。した
がって、足場板を薄くして軽量化を図ることができる。
この場合、幅木に、足場板の側辺の上下面を把持し得る
一対の水平片を有する取付凹条と、この取付凹条の両水
平片と足場板を貫通する固定ピンと、この固定ピンを常
時貫通状態に弾性力を付勢する固定ばね部材とを具備す
ることにより、幅木の装着を容易にすることができると
共に、強固な装着状態にすることができる(請求項
9)。
【0021】また、請求項10記載の発明は、請求項1
記載の作業台兼用コンテナにおいて、複数のコンテナに
おける縦枠同士間に補助足場板を着脱可能に架設すると
共に、両コンテナの手摺枠同士間に第2の補助手摺枠を
着脱可能に横架してなることを特徴とする。
【0022】このように構成することにより、複数のコ
ンテナ同士間に補助足場板を架設して連結することがで
きると共に、両コンテナの手摺枠同士間に第2の補助手
摺枠を横架することができる。したがって、長い範囲に
渡って作業を行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の作業台兼用コン
テナの実施形態について、添付図面を参照して詳細に説
明する。
【0024】図1は、この発明の作業台兼用コンテナを
作業台2に適用した状態を示す正面図、図2は、図1の
平面図、図3は、図1の側面図、図4は、変形例の側面
図である。また、図5は、この発明の作業台兼用コンテ
ナをコンテナ1に適用した状態を示す正面図、図6は、
図5の平面図、図7は、図5の側面図である。
【0025】上記作業台兼用コンテナは、下面にキャス
タ11を有する略矩形状の基台10と、この基台10の
長手方向に対向する短辺部に起倒可能に装着される一対
の縦枠20と、両縦枠20間に開閉回転及び着脱可能に
横架される一対の1又は複数(図面では2個の場合を示
す)の横枠30と、縦枠20の脚柱21上に着脱可能に
立設される一対の手摺枠40と、両手摺枠40間に着脱
可能に横架される補助手摺枠50と、両縦枠20間に着
脱可能に架設される足場板60とで主に構成されてい
る。
【0026】上記基台10は、アルミニウム製の中空押
出形材を矩形状に枠組みしてなるフレーム12と、この
フレーム12の上部に載置固定される複数(図面では3
枚の場合を示す)の床板13と、フレーム12の角部に
固定されて、基台10の上方及び下方に延在する4個の
固定支柱14と、各固定支柱14間に連結される連結部
材15と、基台10の長辺側に沿って適宜間隔をおいて
フレーム12と連結部材15との間に介在される複数
(図面では4個の場合を示す)の縦桟16とを具備して
いる。
【0027】この場合、固定支柱14は、四角筒状のア
ルミニウム製押出形材にて形成されており、フレーム1
2に溶接あるいはろう付け等の固定手段によって立設固
定されている。なお、連結部材15及び縦桟16は、ア
ルミニウム製中空押出形材にて形成されている。また、
床板13は、アルミニウム製押出形材にて形成されてお
り、フレーム12上に溶接、ねじ止めあるいはリベット
止め等の固定手段によって固定されている。
【0028】上記縦枠20は、図示しないヒンジ機構を
もって固定支柱14に起倒可能に枢着される2本の脚柱
21と、両脚柱21の上端部間を連結する上端横桟22
とで略逆U字状に形成される縦枠本体23と、この縦枠
本体23の両脚柱21間に適宜間隔をおいて横架される
互いに平行な複数(図面では6本の場合を示す)の横桟
24と、各横桟24の中央部同士を連結する補強用の連
結部材25とで構成されている。この場合、脚柱21
は、断面四角形状のアルミニウム製の中空押出形材にて
形成されている。また、上端横桟22及び横桟24は、
それぞれ表面に滑り止め用の凹凸細条(図示せず)を有
する断面円形状のアルミニウム製の中空押出形材にて形
成されている。これら上端横桟22及び横桟24は、そ
の両端部が両脚柱21の対向する側面に設けられた取付
孔内に挿入され、例えば溶接等の固定手段によって固定
されている。また、連結部材25も、上端横桟22及び
横桟24と同様にアルミニウム製の押出形材にて形成さ
れており、上端横桟22及び横桟24の内方側の側面に
当接されると共に、溶接等の固定手段によって固定され
ている。
【0029】なお、上記実施形態では、上端横桟22及
び全ての横桟24を連結部材25にて連結した場合につ
いて説明したが、必要に応じて上端横桟22及び横桟2
4における任意を連結部材25Aにて連結してもよい。
例えば、図4に示すように、上端横桟22とその下方に
位置する横桟24とを連結部材25Aにて連結してもよ
い。このように構成することにより、上記実施形態のも
のに比べて強度的に劣るが、重量の軽量化が図れるとい
う効果が得られる。
【0030】上記横枠30は、図1、図5及び図9に示
すように、一対の縦桟31と、両縦桟31間に横架され
る複数(図面では4本の場合を示す)の横桟32a〜3
2dと、各横桟32a〜32dの中央部を連結する補強
部材33とで主に構成されている。この場合、縦桟31
は、断面四角形のアルミニウム製中空押出形材にて形成
されている。また、最上段及び最下段の横桟32a,3
2dは、縦桟31と同様に、断面四角形のアルミニウム
製中空押出形材にて形成されており、その両端部が縦桟
31に当接されると共に、溶接等の固定手段にて固定さ
れている。また、中間部に位置する2本の横桟32b,
32cは、断面円形のアルミニウム製中空押出形材にて
形成されており、その両端部が縦桟31に設けられた取
付孔(図示せず)内に挿入された状態で、両縦桟31間
に横架されている。
【0031】上記のように構成される横枠30は、基台
10の手前側と奥手側にそれぞれ2個が、両縦枠20間
に開閉回転及び着脱可能に横架されている。また、横枠
30は、ロック機構70によって縦枠20間に固定され
るように構成されている。
【0032】また、横枠30における上下方向の一端例
えば下端の両側部に、ヒンジ部34が設けられている。
また、縦枠20の脚柱21には、ヒンジ部34が着脱及
び回転可能に係合する係止受け部35が設けられてい
る。この場合、図10に示すように、ヒンジ部34は、
頭部34aとの間に隙間をおいて鍔部34bが設けられ
ると共に、横枠30の縦桟31を貫通するボルト34c
と、縦桟31から突出したボルト34cにねじ結合する
ナット34dとで構成されている。また、係止受け部3
5は、略クランク状に折曲された係止受け部材35aの
上部35bに上端が開口する係止溝35cを設け、係止
受け部材35aの下部35dを例えばリベット35eに
て縦枠20の脚柱21に固定されている。
【0033】一方、ロック機構70は、図11に示すよ
うに、横枠30の縦桟31と、縦桟31に溶接等にて固
着された断面略F字状のアルミニウム製の押出形材にて
形成される係合部材77に設けられた貫通孔77aを貫
通すると共に、縦枠20の脚柱21に設けられた透孔に
て形成される係合受け部71に係脱すべく進退移動可能
なロックピン72と、このロックピン72を常時係合受
け部71側に押圧する弾性力を付勢するばね部材である
圧縮コイルばね73と、この圧縮コイルばね73の弾性
力に抗してロックピン72を非ロック位置に維持するロ
ック解除部74とを具備している。
【0034】この場合、ロックピン72は、横枠30の
縦桟31及び縦桟31の内側面に固定される矩形枠体7
5を貫通するロックピン本体72aと、このロックピン
本体72aの係合側先端部と反対側の基端から略L字状
に折曲する操作部72bとで構成されている。また、圧
縮コイルばね73は、一端が上記矩形枠体75内におけ
るロックピン本体72aの先端側に直交状に貫通する係
止ピン76に係合し、他端が矩形枠体75の外壁75a
の内側面75bに係合して、常時ロックピン72を係合
受け部71側に押圧し得るように構成されている。な
お、矩形枠体75の外壁75aにおいて、ロックピン本
体72aが貫通する貫通孔75cの下方側に係止孔75
dが穿設されており、ロックピン72がロック状態のと
きに、この係止孔75d内にロックピン72の操作部7
2bの先端部が貫挿されている(図11(b)参照)。
また、ロック解除部74は、矩形枠体75の外壁75a
の外側面75eに形成されており、この外側面75e
(ロック解除部74)にロックピン72の操作部72b
が係合することによりロック状態が解除されるようにな
っている。すなわち、上記圧縮コイルばね73の弾性力
に抗してロックピン72のロックピン本体72aと係合
受け部71との係合が解かれてロックピン72が外方に
引き出されると共に、操作部72bが係止孔75d内か
ら引き出された後(図11(b)の参照)、操作部7
2bを回転し(図11(b)の参照)、その後、引っ
張り力を解除することで、圧縮コイルばね73の弾性力
によって操作部72bの先端が矩形枠体75の外壁75
aの外側面75eに係合した状態でロック解除状態とな
る。
【0035】上記のように、ヒンジ部34、係止受け部
35及びロック機構70を設けることにより、横枠30
を両縦枠20間に開閉回転及び着脱可能に横架すること
ができる。すなわち、横枠30を横架するには、まず、
横枠30の下端両側部に設けられたヒンジ部34のボル
ト34cの頭部34aと鍔部34bとの間を、係止受け
部35の係止溝35c内に係合する。そして、横枠30
を回転して、横枠30を垂直状態にする。この状態で、
非ロック状態にあるロック機構70のロックピン72
を、圧縮コイルばね73の弾性力に抗して外方に移動す
ると共に、操作部72bが係止孔75d内に貫挿し得る
位置まで回転した後、手を離すと、圧縮コイルばね73
の弾性力によってロックピン72が縦枠20の脚柱21
に固定された係合受け部71に係合して、横枠30が固
定される。
【0036】横枠30を横架した状態で、コンテナ内に
資材等の部品を荷積み、荷卸しする場合は、まず、上記
ロック機構70のロック状態を解除、すなわち、ロック
ピン72の操作部72bを矩形枠体75の外壁75aの
外側面75eに係合させた状態にする。この状態で、横
枠30のヒンジ部34を支点として開閉回転することに
より、基台10の床板13上に部品を荷積みあるいは荷
卸しすることができる。
【0037】また、ロック機構70のロック状態を解除
した後、ヒンジ部34と係合受け部71との係合を解く
ことにより、両縦枠20間から横枠30を取り外すこと
ができる。このようにして、横枠30を取り外した後、
縦枠20を基台10側に倒すことにより、コンテナをコ
ンパクトに折り畳むことができる(図8参照)。折り畳
まれたコンテナ1は、図8に示すように、固定支柱14
同士を合わせた状態で積み重ねることで、複数段(図面
では4段の場合を示す)積み重ねることができる。この
場合、固定支柱14の下端部に、固定支柱14の隣接す
る外方2片を覆う垂下片(図示せず)を具備する保護係
合部材17が設けられている。この保護係合部材17に
よって積み重ねられたコンテナ1の荷崩れが防止できる
ので、安全である。
【0038】上記手摺枠40は、縦枠20の脚柱21の
上端部に装着されて上方に延在する取付筒体41内に着
脱可能に立設される一対の手摺脚柱42と、両手摺脚柱
42の上端同士を連結する手摺部材43と、両手摺脚柱
42の下部同士を連結する補強用横桟44を具備してい
る。この場合、補強用横桟44を、図4に示すように、
互いに平行な2本の横桟部材44a,44bと、両横桟
部材44a,44bの中央部間を連結する補強用縦桟4
4cとで構成してもよい。なお、この場合、手摺脚柱4
2は、上記縦枠20の脚柱21と同様に、断面四角形の
アルミニウム製の中空押出形材にて形成されている。ま
た、手摺部材43と補強用横桟44の横桟部材44a,
44bは、それぞれ縦枠20の横桟24と同様に、外周
面に凹凸細条を有する断面円形のアルミニウム製の中空
押出形材にて形成されている。そして、これら手摺脚柱
42と手摺部材43及び補強用横桟44(横桟部材44
a,44b)とは溶接等の固定手段によって固定されて
いる。
【0039】なお、取付筒体41は、縦枠20の脚柱2
1及び手摺脚柱42の外周よりやや大きい内周面積を有
する断面四角形のアルミニウム製の中空押出形材にて形
成されている。この場合、取付筒体41の内周面には、
取付筒体41の長手方向にそって互いに平行な複数の凸
条45が突設されている。このように、取付筒体41の
内周面に複数の凸条45を設けることにより、取付筒体
41内に挿入される手摺脚柱42との摩擦を少なくする
ことができるので、手摺脚柱42の挿入及び抜き出しを
容易にすることができる。
【0040】上記のように構成される手摺枠40は、止
着手段80によって縦枠20の脚柱21の上端部に固定
されるように構成されている。この場合、止着手段80
は、図12及び図13に示すように、取付筒体41の外
周の3辺を包囲する先端側がやや狭小となる略コ字状の
本体81と、この本体81の両側片82の先端側から対
向する内方側に向かって屈曲する係止屈曲部83と、両
側片82の先端から対向する内方に向かって折曲する抜
け止め片84とからなるばね性を有する止着金具85
と、この止着金具85の本体81の基部86の中央部を
内方側に貫通して固定される止着ピン87と、取付筒体
41及び手摺脚柱42の合致する位置に穿設され、止着
ピン87を嵌挿し得る係止孔88とで構成されている。
【0041】このように構成される止着手段80の止着
金具85が取付筒体41の外周を包囲するように取り付
けられ、取付筒体41内に手摺脚柱42が挿入された状
態で、止着金具85の基部86を取付筒体41側に押圧
して止着ピン87を取付筒体41及び手摺脚柱42に穿
設された係止孔内に挿入(嵌挿)することで、縦枠20
の脚柱21上に手摺枠40を立設し、固定することがで
きる(図12(b)参照)。また、手摺枠40を取り外
す場合は、図12(c)に示すように、止着金具85の
基部86を取付筒体41空離す方向に移動させて、止着
ピン87と係止孔88との係合を解いた後、取付筒体4
1から手摺脚柱42を引き出せばよい。なお、止着ピン
87と係止孔88との係合が解かれた状態においては、
図12(c)に示すように、係止屈曲部83が取付筒体
41の外周面が圧接され、また、抜け止め片84が取付
筒体41の外周面の両側に係合しているので、止着金具
85は脱落する恐れはない。
【0042】上記説明では、止着手段80が止着金具8
5と止着ピン87とを具備する場合に付いて説明した
が、止着手段80の構造は必ずしも上記構造のものに限
定されるものではない。例えば、図14及び図15に示
すような止着手段80Aを用いることも可能である。こ
の止着手段80Aは、手摺枠40の補強用横桟44例え
ば横桟部材44aに回転自在に嵌装されて、縦枠20の
上端横桟22に係脱可能に係合し得る係止フック89に
て形成することができる。なお、この場合、係止フック
89のフック部89aの基端側近傍部位に押圧ばね部材
90によって常時突出する外れ防止ピン91を設ける方
が好ましい(図15参照)。このように、係止フック8
9のフック部89aの基端側近傍部位に、押圧ばね部材
90によって常時突出する外れ防止ピン91を設けるこ
とにより、縦枠20上に手摺枠を立設し、係止フック8
9を縦枠20の上端横桟22に係合させた状態で、外れ
防止ピン91が上端横桟22の外側に係合するので、係
止フック89が不用意に外れるのを防止することができ
る。なお、係止フック89と上端横桟22との係合を解
く場合や、係止フック89を上端横桟22に係合させる
ときは、押圧ばね部材90の弾発力に抗して外れ防止ピ
ン91が内方に後退するので、容易に係止フック89と
上端横桟22との係脱操作を行うことができる。
【0043】一方、上記足場板60は、複数例えば2枚
に分割された足場板体61にて形成されている。足場板
体61は、図16及び図18に示すように、表面に滑り
止め用凹凸模様62が施された表面板63と、この表面
板63の両側縁から垂下される垂下片64と、垂下片6
4の下端から内方側に折曲される内方折曲片65と、表
面板63の下面の2箇所に互いに平行に沿設される断面
略矩形状の中空補強リブ66とを具備するアルミニウム
製押出形材にて形成されている。
【0044】このように構成される、足場板体61は長
手方向の両端部の両側に、縦枠20の上端横桟22、横
桟24あるいは手摺枠40の補強用横桟44(横桟部材
44a,44b)に係合可能なフック金具67が装着さ
れている(図16参照)。また、隣接する足場板体61
は、一方の足場板体61の側辺部の下面に、外方に向か
って出没可能に装着される連結金具68によって着脱可
能に連結されるようになっている(図18参照)。
【0045】また、外側に位置する足場板体61の外側
辺部には、足場板体61の側部を把持した状態で幅木1
00が装着されている。この場合、幅木100は、図1
7及び図18に示すように、垂直基部101の上端及び
下端に上部水平片102及び下部水平片103を有し、
垂直基部101の中間部に、下部水平片103と共働し
て足場板体61の上下面を把持し得る取付凹条105を
形成する中部水平片104とを有する断面略E字状のア
ルミニウム製押出形材にて形成されている。なお、上部
水平片102の先端には垂下片106が形成され、ま
た、中部水平片104の先端には上下に延在する垂直片
107が形成されている。
【0046】上記のように形成される幅木100の上部
水平片102、下部下部水平片103及び中部水平片1
04には、同一垂直線上に位置する透孔(図示せず)が
穿設されており、これら透孔と足場板体61の表面板6
3の側部に穿設された透孔(図示せず)とを貫通する固
定ピン110によって足場板体61に幅木100が取り
付けられている。この場合、固定ピン110は、幅木1
00の上部水平片102、下部下部水平片103及び中
部水平片104の透孔と、足場板体61の透孔を貫通す
る固定ピン本体111と、この固定ピン本体111の上
端から略L字上に折曲する操作部112とを具備してお
り、幅木100の上部水平片102と中部水平片104
との間における固定ピン本体111の下端側に直交状に
貫通するばね受け用ピン113と上部水平片102の下
面との間に固定ばね部材である圧縮コイルばね114が
縮設されて、この圧縮コイルばね114の弾性力の付勢
によって常時固定ピン本体111が下部下部水平片10
3の透孔内に挿入されるように構成されている。なお、
幅木100の上部水平片102には、透孔の他に、操作
部112の下端部が挿入可能な別の透孔(図示せず)が
穿設されている。
【0047】上記のように構成される幅木100を足場
板体61に装着するには、まず、固定ピン110の操作
部112をもって圧縮コイルばね114の弾性力に抗し
て固定ピン本体111を上方に引き上げると共に、操作
部112の下端を別の透孔から引き抜き、そして操作部
112を水平方向に回転して操作部112の下端を幅木
100の上部水平片102の上面に係合させる(図17
の二点鎖線参照)。この状態で、足場板体61の側部に
幅木100の取付凹条105を位置させた後、固定ピン
110の操作部112を元の位置まで回転して、手を離
すと、圧縮コイルばね114の弾性力によって固定ピン
本体111が足場板体61の透孔と幅木100の下部水
平片103の透孔を貫通して、幅木100は足場板体6
1に固定される。この際、操作部112の下端部が幅木
100の上部水平片102の別の透孔内に嵌挿されるの
で、幅木100の固定状態は維持される。
【0048】このように、足場板体61の側辺に幅木1
00を取り付けることにより、足場板体61すなわち足
場板60の撓みを防止することができると共に、足場板
体61を薄くして、足場板60の軽量化を図ることがで
きる。
【0049】上記補助手摺枠50は、上記横枠30と同
様の構成部材にて構成されている。ここでは、横枠30
の構成部材と同じ部分には同一符号を付して、説明は省
略する。したがって、横枠30と補助手摺枠50とを共
通の枠体にて兼用することができるようになっている。
但し、横枠30を補助手摺枠50として使用する場合
は、ヒンジ部34を上側にし、ロック機構70を下側に
して補助手摺枠50を手摺枠40間に横架する点が、横
枠30を縦枠20間に横架する場合と相違する。
【0050】手摺枠40間に補助手摺枠50を横架する
には、まず、補助手摺枠50の上端両側部に設けられた
ヒンジ部34を、手摺枠40の手摺脚柱42に設けられ
た係止受け部35に係合する。そして、補助手摺枠50
を回転して、補助手摺枠50を垂直状態にした状態で、
非ロック状態にあるロック機構70のロックピン72
を、手摺枠40の手摺脚柱42に固定された係合受け部
71に係合して、補助手摺枠50を固定する。
【0051】このように、補助手摺枠50の上端両側部
に設けられたヒンジ部34を、手摺枠40に設けられた
係止受け部35に係合すると共に、ロック機構70のロ
ックピン72を、手摺枠40の手摺脚柱42に固定され
た係合受け部71に係合して、補助手摺枠50を固定す
ることにより、補助手摺枠50の取付を強固にすること
ができ、作業中に補助手摺枠50が不用意に外れるのを
防止することができる。
【0052】次に、上記のように構成されるこの発明の
作業台兼用コンテナをコンテナ1として使用する場合の
組立手順について、図19を参照して説明する。
【0053】まず、図19(a)に示すように、折畳み
状態のコンテナ1の縦枠20を起立して両縦枠20を対
峙させる。次に、両縦枠20の下部側間に横枠30を横
架させる(図19(b)参照)。この場合、横枠30を
横架するには、上述したように、横枠30の下端両側部
に設けられたヒンジ部34を、係止受け部35に係合す
る。そして、横枠30を回転して、横枠30を垂直状態
にした状態で、非ロック状態にあるロック機構70のロ
ックピン72を、縦枠20の脚柱21に固定された係合
受け部71に係合して、横枠30を固定する。このよう
にして、縦枠20の両脚柱21間に、2枚の横枠30を
横架して、コンテナ1を組み立てる(図19(c)参
照)。
【0054】横枠30を横架した状態で、コンテナ1内
に資材等の部品を荷積み、荷卸しする場合は、ロック機
構70のロック状態を解除した状態で、横枠30のヒン
ジ部34を支点として開閉回転することにより、基台1
0の床板13上に部品を荷積みあるいは荷卸しすること
ができる。
【0055】次に、この発明の作業台兼用コンテナを作
業台2として使用する場合の組立手順について、図20
を参照して説明する。
【0056】まず、キャスタ11のロックを確認した
後、縦枠20の上端横桟22あるいは任意の横桟24
に、足場板60(具体的には足場板体61)のフック金
具67を係合させて足場板60(足場板体61)を架設
する(図20(a)参照)。この場合足場板体61を上
端横桟22あるいは任意の横桟24に架設することによ
って高さ調節ができる。次に、図20(b)に示すよう
に、両縦枠20の脚柱21上に手摺枠40の手摺脚柱4
2を挿入すると共に、止着手段80,80Aによって固
定する。次に、縦枠20の上部側に横架された横枠30
を縦枠20間から取外し、この横枠30を補助手摺枠5
0として両手摺枠40間に横架する(図20(c)参
照)。この場合、補助手摺枠50を横架するには、上述
したように、補助手摺枠50の上端両側部に設けられた
ヒンジ部34を、手摺枠40の手摺脚柱42に設けられ
た係止受け部35に係合する。そして、補助手摺枠50
を回転して、補助手摺枠50を垂直状態にした状態で、
非ロック状態にあるロック機構70のロックピン72
を、手摺枠40の手摺脚柱42に固定された係合受け部
71に係合して、補助手摺枠50を固定する。このよう
にして、手摺枠40の両手摺脚柱42間に、補助手摺枠
50を横架して、作業台2の組立が完了する。
【0057】上記説明では、1台の作業台2の使用態様
に付いて説明したが、複数の作業台2を連設して作業を
行えるようにすることも可能である。例えば、図21に
示すように、2台の作業台2の一側方の縦枠20の上端
横桟22、横桟24あるいは手摺枠40の補強用横桟4
4(横桟部材44a,44b)に、上記足場板体61と
同様に構成される補助足場板体200(補助足場板)を
架設する一方、両作業台2の手摺枠40間に、上記補助
手摺枠50と同様に構成される第2の補助手摺枠300
を横架して、2台の作業台2を連設することができる。
また、同様にして3台以上の複数の作業台2を連設する
ことができる。なお、この場合、補助足場板体200に
突設されたフック金具(図示せず)と足場板体61に突
設されたフック金具67とが互いに干渉しない位置にず
らせておく方が好ましい。
【0058】上記のように、複数の作業台2同士に補助
足場板すなわち補助足場板体200を架設すると共に、
第2の補助手摺枠300を横架することにより、例え
ば、空調配管作業のような長い範囲に渡って作業を行う
場合に好適である。
【0059】なお、複数の作業台2を連設する場合、作
業者が移動する際、手摺枠40の手摺部材43が邪魔に
なる恐れがあるので、例えば図22(a)に示すよう
に、手摺部材43Aを開閉可能に形成するか、あるい
は、図22(b)に示すように、アーチ状の手摺部材4
3Bを用いる方が好ましい。
【0060】また、上記のように構成されるコンテナ1
を例えばクレーンにて吊り下げる場合には、図23に示
すように、両横枠30間に支持部材400を架設し、こ
の支持部材400に設けられた後述するガイド部401
を介してコンテナ1にワイヤーロープ500を掛け渡し
て、クレーン(図示せず)にてコンテナ1を吊り下げる
ことができる。この場合、上記支持部材400は、横枠
30の横桟32a上に摺動可能に被着される断面逆U字
状の一対の取付部402と、両取付部402を連結する
連結棒403と、取付部402の外方に突設される二又
状のガイド部401とで構成されている。
【0061】このように、コンテナ1の両横枠30間に
支持部材400を架設し、この支持部材400に設けら
れたガイド部401を介してコンテナ1にワイヤーロー
プ500を掛け渡して、クレーン(図示せず)にてコン
テナ1を吊り下げることにより、横枠30が変形するこ
となく資材等の部品が積載された状態のコンテナ1を安
全に搬送することができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の作業台
兼用コンテナによれば、上記のように構成されているの
で、以下のような優れた効果が得られる。
【0063】(1)請求項1記載の発明によれば、コン
テナとして使用するときは、両縦枠を起立させた状態
で、両縦枠間に横枠を開閉回転可能に横架してコンテナ
を構成することができ、横枠を回転させて開閉すること
ができるので、資材等の部品の荷積み、荷卸しを容易に
することができる。
【0064】また、作業台として使用するときは、別途
に昇降階段(梯子)を用意することなく、作業者は、縦
枠に設けられた横桟を利用して昇降することができるの
で、構成部材の削減が図れる。
【0065】また、不使用時には、補助手摺枠、手摺
枠、足場板及び横枠を取り外した後、両縦枠を基台上に
倒してコンパクトに折り畳むことができる。また、分解
され(取り外され)た補助手摺枠、手摺枠、足場板及び
横枠を基台上に載置した状態で保管することができると
共に、縦枠が折り畳まれた状態で基台を積み重ねること
ができる。したがって、運搬を容易にすることができる
と共に、保管を便利にすることができる。
【0066】(2)請求項2,3記載の発明によれば、
横枠及び補助手摺枠に設けられたヒンジ部を、縦枠又は
手摺枠の脚柱に設けられた軸受け部に係合させた後、横
枠,補助手摺枠を回転させ、ロック機構をもって固定す
ることができるので、上記(1)に加えて横枠,補助手
摺枠の取付、取外しを容易にすることができる。また、
横枠,補助手摺枠の取付状態を強固にすることができる
ので、作業台を堅牢にすることができると共に、作業の
安全性の向上を図ることができる。
【0067】(3)請求項4記載の発明によれば、横枠
と補助手摺枠とを共通の枠体にて形成することにより、
作業台として使用するときに、横枠を補助手摺枠と兼用
することができる。したがって、上記(1)に加えて構
成部材の削減が図れると共に、横枠と補助手摺枠の製作
を共通化することができ、かつ部材の有効利用を図るこ
とができる。
【0068】(4)請求項5記載の発明によれば、縦枠
の任意の横桟間又は手摺枠の横桟間に足場板を架設する
ことができるので、上記(1)に加えて足場板を作業環
境に応じて高さ調節することができ、作業性の向上を図
ることができる。この場合、足場板を、複数に分割され
た足場板体にて形成することにより、一枚の足場板場合
に比べて軽量な足場板体を架設することができるので、
一人の作業者によって足場板の架設を容易に行うことが
でき、また、各足場板体を階段状に架設することもでき
る(請求項6)。
【0069】(5)請求項7記載の発明によれば、縦枠
の横桟同士を、連結部材にて連結して補強することがで
きるので、上記(1)に加えてコンテナは勿論、作業台
を強固な構造とすることができる。したがって、作業の
安全性の向上を図ることができる。
【0070】(6)請求項8記載の発明によれば、足場
板の側辺に、この足場板の側部を把持した状態で幅木を
装着するので、足場板の撓みを防止することができる。
したがって、上記(1)に加えて足場板を薄くして軽量
化を図ることができる。この場合、幅木に、足場板の側
辺の上下面を把持し得る一対の水平片を有する取付凹条
と、この取付凹条の両水平片と足場板を貫通する固定ピ
ンと、この固定ピンを常時貫通状態に弾性力を付勢する
固定ばね部材とを具備することにより、幅木の装着を容
易にすることができると共に、強固な装着状態にするこ
とができる(請求項9)。
【0071】(7)請求項10記載の発明によれば、複
数のコンテナ同士間に補助足場板を架設して連結するこ
とができると共に、両コンテナの手摺枠同士間に第2の
補助手摺枠を横架することができるので、長い範囲に渡
って作業を行うことができる。したがって、上記(1)
に加えて例えば空調配管のような長い範囲に渡る作業を
容易にすることができると共に、作業の安全性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の作業台兼用コンテナを作業台に適用
した状態を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】変形例を示す側面図である。
【図5】上記作業台兼用コンテナをコンテナに適用した
状態を示す正面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の側面図である。
【図8】上記作業台兼用コンテナを折り畳んで積載した
状態を示す正面図である。
【図9】この発明における横枠の概略正面図である。
【図10】この発明におけるヒンジ部を示す平面図
(a)、(a)のI−I線に沿う断面図(b)及び
(b)のII−II線に沿う断面図(c)である。
【図11】この発明におけるロック機構を示す平面図
(a)及びその一部を断面で示す側面図(b)である。
【図12】この発明における手摺枠の固定状態を示す側
面図(a)、(a)のIII−III線に沿う断面図(b)及
び固定解除状態を示す断面図(c)である。
【図13】上記手摺枠の止着手段の一例を示す平面図
(a)及びその正面図(b)である。
【図14】上記手摺枠の別の止着手段の取付状態を示す
概略正面図(a)及び(a)の側面図(b)である。
【図15】図14に示す止着手段の一部を断面で示す側
面図である。
【図16】この発明における足場板体の平面図(a)及
びその側面図(b)である。
【図17】図16のIV部の拡大側面図(a)及びその断
面図(b)である。
【図18】上記足場板体の連結部を示す断面図である。
【図19】この発明におけるコンテナの組立手順を示す
概略正面図である。
【図20】この発明における作業台の組立手順を示す概
略正面図である。
【図21】複数の作業台を連設する組立手順を示す概略
正面図である。
【図22】この発明における手摺枠の別の形態を示す側
面図である。
【図23】この発明におけるコンテナをクレーンにて吊
り下げた状態を示す概略正面図(a)、(a)のV部拡
大図(b)及び(b)の平面図(c)である。
【符号の説明】
1 コンテナ 2 作業台 10 基台 11 キャスタ 20 縦枠 21 脚柱 22 上端横桟 24 横桟 25,25A 連結部材 30 横枠 34 ヒンジ部 35 係止受け部 40 手摺枠 42 手摺脚柱 43 手摺部材 44 補強用横桟 44a,44b 横桟部材 50 補助手摺枠 60 足場板 61 足場板体 70 ロック機構 71 係合受け部 72 ロックピン 73 圧縮コイルばね(ばね部材) 74 ロック解除部 100 幅木 103 下部水平片 104 中部水平片 105 取付凹条 110 固定ピン 114 圧縮コイルばね(固定ばね部材) 200 補助足場板 300 第2の補助手摺枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 英治 東京都品川区東品川2丁目2番20号 日本 軽金属株式会社内 (72)発明者 黒川 和人 埼玉県川口市柳崎2丁目19番35号 株式会 社泰弘内 Fターム(参考) 2E003 CA01 CC01 3E063 AA07 BA01 BB01 CD04 EE01 FF20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面にキャスタを有する略矩形状の基台
    と、 上記基台の長手方向に対向する短辺部に起倒可能に装着
    され、互いに平行な複数の横桟を有する一対の縦枠と、 上記両縦枠間に開閉回転及び着脱可能に横架される一対
    の1又は複数の横枠と、 上記縦枠の脚柱上に着脱可能に立設される一対の手摺枠
    と、 上記両手摺枠間に着脱可能に横架される補助手摺枠と、 上記両縦枠間又は手摺枠間に着脱可能に架設される足場
    板と、を具備することを特徴とする作業台兼用コンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業台兼用コンテナにお
    いて、 上記横枠及び補助手摺枠における上下方向の一端両側部
    に、縦枠又は手摺枠の脚柱に設けられた係止受け部に着
    脱及び回転可能に係合するヒンジ部を設け、他端両側部
    を、ロック機構によって縦枠又は手摺枠の脚柱に固定可
    能に形成してなることを特徴とする作業台兼用コンテ
    ナ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の作業台兼用コンテナにお
    いて、 上記ロック機構は、横枠又は補助手摺枠の縦桟を貫通す
    ると共に、縦枠又は手摺枠の脚柱に設けられた係合受け
    部に係脱すべく進退移動可能なロックピンと、このロッ
    クピンを常時上記係合受け部側に押圧する弾性力を付勢
    するばね部材と、このばね部材の弾性力に抗して上記ロ
    ックピンを非ロック位置に維持するロック解除部と、を
    具備することを特徴とする作業台兼用コンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の作業台兼用コンテ
    ナにおいて、 上記横枠と補助手摺枠とを共通の枠体にて形成してなる
    ことを特徴とする作業台兼用コンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の作業台兼用コンテナにお
    いて、 上記足場板を、縦枠の任意の横桟間又は手摺枠の横桟間
    に架設可能に形成してなることを特徴とする作業台兼用
    コンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の作業台兼用コンテナにお
    いて、 上記足場板を、複数に分割された足場板体にて形成して
    なることを特徴とする作業台兼用コンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の作業台兼用コンテナにお
    いて、 上記縦枠の横桟同士を、連結部材にて連結してなること
    を特徴とする作業台兼用コンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1、5又は6記載の作業台兼用コ
    ンテナにおいて、 上記足場板の側辺に、この足場板の側部を把持した状態
    で幅木を装着可能に形成してなることを特徴とする作業
    台兼用コンテナ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の作業台兼用コンテナにお
    いて、 上記幅木は、足場板の側辺の上下面を把持し得る一対の
    水平片を有する取付凹条と、この取付凹条の両水平片と
    足場板を貫通する固定ピンと、この固定ピンを常時貫通
    状態に弾性力を付勢する固定ばね部材と、を具備するこ
    とを特徴とする作業台兼用コンテナ。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の作業台兼用コンテナに
    おいて、 複数のコンテナにおける縦枠同士間に補助足場板を着脱
    可能に架設すると共に、両コンテナの手摺枠同士間に第
    2の補助手摺枠を着脱可能に横架してなることを特徴と
    する作業台兼用コンテナ。
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