JP2002192907A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
ベルト層7と、このベルト層7の外側に配された有機繊
維からなるバンドコードを実質的にタイヤ周方向に配列
したバンド9とを具えた空気入りタイヤ1である。ベル
ト層7は、タイヤ軸方向巾が最大をなす最大巾のベルト
プライ7Aと、その外側に配された外のベルトプライ7
Bとからなる。バンド9のタイヤ軸方向の外端9eは、
最大巾のベルトプライ7Aのタイヤ軸方向の外端7Ae
よりもタイヤ軸方向内側で終端する。
Description
しうる空気入りタイヤに関する。
車両の高性能化、高速道路網の発展に伴い、空気入りタ
イヤにおいても高速耐久性の向上が強く望まれている。
一般的な空気入りラジアルタイヤにあっては、例えば図
8に示すように、トロイド状のカーカスaをタガ締めす
る例えばスチールコードからなる2枚のベルトプライb
1、b2からなるベルト層bとを具えているが、最も巾
の広いベルトプライb1の外端beは、タイヤの高速走
行に伴う接地(負荷時)、非接地(無負荷時)の繰り返
しによってタイヤの中でも最も動きが大きく歪が集中す
る部分となる。従って、高速走行によって生じる損傷の
多くは、前記最大巾のベルトプライb1の外端beに集
中しており、かかる部分の耐久性を向上することが急務
となっている。
ルトプライの巾の最適化、ベルトプライのコード材質の
改善、プライトッピングゴムの接着性の向上、トレッド
ゴム厚さの最適化などが行われてきたが、これらの手法
による改善にもおのずと限界がある。また近年では、ベ
ルトプライb1の外端beの動きを抑制するべく、図
8、及びその部分拡大図である図9に示すように、前記
ベルト層bのタイヤ半径方向外側に、有機繊維コードを
タイヤ周方向に沿って巻き付けたいわゆるバンドcを設
けることが提案されている。また、このバンドcのタイ
ヤ軸方向の外端ceは、一般に前記最大巾のベルトプラ
イb1の外端beをさらにタイヤ軸方向外側に超えた位
置で終端している。
を図るべく、バンドcを設けたタイヤにおける高負荷条
件での損傷原因について解析を行った。その結果、より
シビアな高負荷条件下においては、前記バンドcの外端
ceが、最大巾のベルトプライb1の外端beをタイヤ
軸方向外側に超えて巻装されているために、最大巾のベ
ルトプライb1の外端beの端面(ベルトコード端)
と、前記バンドcの有機繊維コードとが接触、離反を繰
り返し、それが原因となって最大巾のベルトプライb1
の外端beの端面からゴム剥離が生じ、これがタイヤ軸
方向に広がってベルトプライエッジルース(BEL)な
どを引き起こすことにより損傷に至ることが判明した。
ドのタイヤ軸方向の外端の位置を、最大巾のベルトプラ
イのタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向内側で終端
させることを基本として、最大巾のベルトプライの外端
でのバンドとの接触を防止し耐久性をさらに向上しうる
空気入りタイヤを提供することを目的としている。
載の発明は、トレッド部からサイドウォール部を経てビ
ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
タイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベ
ルト層と、このベルト層のタイヤ半径方向外側に有機繊
維からなるバンドコードを実質的にタイヤ周方向に配列
したバンドとを具えた空気入りタイヤであって、前記ベ
ルト層は、タイヤ軸方向巾が最大をなす最大巾のベルト
プライと、この最大巾のベルトプライのタイヤ半径方向
外側に配された外のベルトプライとを含む複数のベルト
プライからなり、かつ前記バンドのタイヤ軸方向の外端
が、前記最大巾のベルトプライのタイヤ軸方向の外端よ
りもタイヤ軸方向内側で終端することを特徴としてい
る。
は、外のベルトプライの外端のタイヤ軸方向内側から前
記外端よりも外側にのびることにより、前記外のベルト
プライの外端と最大巾ベルトプライの外端との間の最大
巾のベルトプライのステップ部の少なくとも一部を被覆
する一部被覆部を具えることを特徴とする請求項1記載
の空気入りタイヤである。
トプライは、そのタイヤ軸方向端部分に、タイヤ半径方
向の内面、外面、及びタイヤ軸方向の端面を、カバリン
グゴムによって被覆することにより、前記バンドのバン
ドコードと前記端面との距離を1.0〜2.5mmとする
ことを特徴とする請求項2記載の空気入りタイヤであ
る。
は、前記最大巾ベルトプライと、一枚の前記外のベルト
プライとの2枚のベルトプライからなるとともに、前記
バンドは、前記一部被覆部を形成する第1のバンドプラ
イと、前記外のベルトプライの前記外端よりもタイヤ軸
方向内方で終端する第2のバンドプライとからなり、か
つ前記一部被覆部のタイヤ軸方向距離L1は、前記ステ
ッブ部のタイヤ軸方向の長さであるステップ量Sの20
〜90%であることを特徴とする請求項2記載の空気入
りタイヤである。
用車用空気入りラジアルタイヤを例に挙げ図面に基づき
説明する。図1は本実施形態の空気入りタイヤの一実施
形態を示す右半分断面図を示している。図において、空
気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部
3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6
と、このカーカス6のタイヤ半径方向外側かつトレッド
部2の内部に配されたベルト層7と、このベルト層7の
タイヤ半径方向外側に配されたバンド9とを具えてい
る。
ヤ赤道Cに対して例えば75゜〜90゜の角度で配列し
たラジアル構造の1枚以上、本例では1枚のカーカスプ
ライ6Aから構成されている。前記カーカスコードは、
本例ではポリエステルコードが採用されるが、これ以外
にもナイロン、レーヨンなどの有機繊維コード、さらに
はタイヤの種類に応じてアラミドコードやスチールコー
ドなども採用できる。また前記カーカスプライ6Aは、
本例ではトレッド部2からサイドウォール部3を経てビ
ード部4のビードコア5に至る本体部6aと、この本体
部6aからのびて前記ビードコア5の廻りで折り返され
る折返し部6bとを具えるものが示され、この本体部6
aと折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタ
イヤ半径方向外側にのびる例えば硬質のビードエーペッ
クスゴム8が配されている。
巾BWが最大をなしかつタイヤ半径方向内側に配された
1枚の最大巾ベルトプライ7Aと、この最大巾ベルトプ
ライ7Aのタイヤ半径方向外側に配された1枚の外のベ
ルトプライ7Bとの合計2枚のベルトプライからなるも
のが例示されている。これにより、ベルト層7は、最大
巾ベルトプライ7Aのタイヤ軸方向の外端7Aeと、外
のベルトプライ7Bの外端7Beとがタイヤ軸方向に位
置ずれする最大巾ベルトプライのステップ部20を形成
する。また図2にはベルトプライなどの拡大断面図を、
また図3にはその略図をそれぞれ示し、前記ステップ部
20のタイヤ軸方向の長さであるステップ量Sは、各外
端7Ae、7Beの重なりを防いでゴム部との剛性段差
による応力集中を防止するために、例えば4.0〜1
0.0mm、より好ましくは6.0〜10mm程度に設定さ
れるのが好ましい。ここで各プライの外端は、そのプラ
イに配列されたコードの外端とする。
コード14をトッピングゴム15にて被覆して形成され
るとともに、本例ではベルトコード14をタイヤ赤道C
に対して例えば10〜45°の小角度で傾けて配列さ
れ、かつプライ間でベルトコード14が互いに交差する
向きで重ね合わされている。また前記ベルトコード14
は、本例ではスチールコードを採用しているが、例えば
アラミド、レーヨン等の高弾性の有機繊維コードも必要
に応じて用いることができる。
Beは、そのタイヤ軸方向の端部分に、タイヤ半径方向
の内面、外面、及びタイヤ軸方向の端面を、断面略横コ
字状をなすカバリングゴム10によって被覆されたもの
が例示される。また最大巾ベルトプライ7Aは、そのタ
イヤ半径方向の外面に小厚さのストリップゴムシート1
1が貼り付けされている。これらのカバリングゴム1
0、ストリップゴムシート11により、タイヤの仕上が
り状態において、最大巾ベルトプライ7Aと外のベルト
プライ7Bとの間のタイヤ半径方向の最小のベルトコー
ド間距離X1を例えば1.0〜1.6mmに維持すること
ができ、また外のベルトプライの外端7Beにおける最
大巾ベルトプライ7Aと外のベルトプライ7Bとの間の
タイヤ半径方向のベルトコード間距離X2を例えば1.
0〜1.6mmとすることができる。
のベルトプライ7Bとのタイヤ半径方向のゴムゲージが
確実かつ適切に確保されるため、ベルトプライ7A、7
B間に生じる剪断力などを緩和吸収でき、セパレーショ
ンなどを防止するのに有効となる。
方向外側に、例えばナイロン、レーヨン、ポリエステ
ル、アラミド、その他の有機繊維コーからなるバンドコ
ード16をタイヤ周方向に実質的に平行に配列して形成
される。このバンド9は、従来知られている種々の手
法、例えば多数のバンドコード16を平行に配列した巾
広のプライをベルト層7の外側に巻き付けるとともにそ
の周方向の両端を重ね継いで環状とするジョイント式バ
ンドや、1本又は平行に配列された複数本のバンドコー
ド16をトッピングゴム17により引き揃えた小巾の帯
状のプライをタイヤ周方向に沿って螺旋状に巻き付ける
ことにより、プライの継ぎ目を実質的になくしたジョイ
ントレス式バンドなどで形成しうる。なおバンドコード
16をタイヤ周方向に実質的に平行に配列するとは、バ
ンドコード16とタイヤ周方向との角度が5゜以下の場
合を包含する。
イントレス式バンドであって、ベルト層7のタイヤ半径
方向外側かつショルダ部に小巾W1(図1に示す)で配
されたいわゆるエッジバンドとして構成されたものが例
示されている。このようなバンド9は、ベルト層7のシ
ョルダ部側の浮き上がりや動きを抑制し、発熱を減じる
などタイヤの高速耐久性を向上するとともに、プライの
継ぎ目がないためベルト層7に対する拘束力が増し、し
かもタイヤの均一性が向上するため耐久性の向上に特に
適したものとなる。
向の外端9eが、前記最大巾ベルトプライ7Aのタイヤ
軸方向の外端7eよりもタイヤ軸方向内側で終端するこ
とを特徴の一つとしている。
行中に最も動きが大きくなる最大巾のベルトプライの外
端7Aeと、バンドコード16との接触を確実に防止し
うる結果、バンド9を設けた中でもとりわけ高負荷時の
高速耐久性を向上しうる。また該バンド9は、例えば外
のベルトプライ7Bの外端7Beのタイヤ軸方向内側か
ら前記外端7Beよりも外側にのびることにより、前記
ステップ部20の少なくとも一部を被覆する一部被覆部
21を具えることが望ましい。これにより、バンド9
は、最大巾ベルトプライ7Aのタイヤ半径方向外側の少
なくとも一部を被覆することができるから、最大巾ベル
トプライ7Aの大きな動きを確実に抑制しつつ最大巾ベ
ルトプライ7Aの外端7Aeとの接触を防止できる。
距離L1が大きいと、最大巾ベルトプライの外端7Ae
にバンド9の外端9eが接近する傾向があり、逆に前記
距離L1が小さくなると、ベルト層7の動きを抑制する
効果が相対的に低下するため好ましくない。かかる観点
より、特に限定されるものではないが、前記距離L1
は、前記ステップ量Sの20〜90%、より好ましくは
50〜90%、さらに好ましくは60〜80%とするこ
とが望ましい。
イ7Aにカバリングゴム10を付設することでバンド9
と最大巾ベルトプライ7Aの外端7Aeとの接触を防止
することも一応考えられるが、この場合には最大巾ベル
トプライ7Aと外のベルトプライ7Bとのタイヤ半径方
向の段差が大きくなって、加硫成型時にトレッド内部に
空気が残存してしまう成形不良が生じ、スクラップが多
発してしまうなど実用上は困難である。
は、最大巾ベルトプライ7Aに重置されており最大巾ベ
ルトプライの外端7Aeに比べるとタイヤの高速走行時
においても比較的動きが小さい箇所であり損傷は生じに
くいものである。しかし、バンド9の外端9eが、前記
最大巾ベルトプライの外端7Aeと、外のベルトプライ
の外端7Beとの間で終端する場合、より好ましくはバ
ンドコード16と前記外のベルトプライの外端7Beの
タイヤ軸方向のコード間の距離L2を例えば1.0〜
2.5mm、より好ましくは1.5〜2.5mmとすること
が望ましい。これによって、外のベルトプライの外端7
Beにおいて、損傷の起点が発生するのをより確実に防
止できる。なおバンドの巾W1は、必要に応じて種々設
定しうるもので、特に限定はされないが、エッジバンド
とする場合には、例えば前記ベルトプライ最大巾BWの
10〜30%とすることができる。
いる。本例では、バンド9がタイヤ半径方向内外に重な
る複数層で構成されている。より具体的には、バンド9
は、タイヤ半径方向内側の第1のバンドプライ9Aとそ
のタイヤ半径方向外側に配された第2のバンドプライ9
Bの2層で構成されている。そして、各複数のバンドプ
ライの外端9Ae、9Beは、いずれも最大巾ベルトプ
ライの外端7Aeよりもタイヤ軸方向の内側かつ外のベ
ルトプライの外端7Beのタイヤ軸方向の外側に設けら
れている。また本例では各複数のバンドプライの外端9
Ae、9Beをともにタイヤ軸方向の同位置で終端させ
たものを例示する。このような態様では両バンドプライ
9A、9Bが、一部被覆部21を形成するため、より最
大巾ベルトプライ7Bの動きを抑制する点で好ましい。
他の実施形態を示している。本例では、バンド9が、タ
イヤ半径方向内側の第1のバンドプライ9Aと、タイヤ
半径方向外側の第2のバンドプライ9Bの2層で構成さ
れる点は上記実施形態と同一であるが、本例ではこれら
のタイヤ軸方向の外端9Ae、9Beの位置を違えたも
のを例示している。図5(A)では、第2のバンドプラ
イ9Bの外端9Beを、外のベルトプライの外端7Be
よりもタイヤ軸方向内側で終端させたものを例示し、第
1のバンドプライ9Bが前記一部被覆部21を形成して
いる。また図5(B)では、第1のバンドプライ9Aの
外端9Aeを、外のベルトプライの外端7Beよりもタ
イヤ軸方向内側で終端させ、第2のバンドプライ9Bが
前記一部被覆部21を形成しているものをそれぞれ例示
する。
りもタイヤ軸方向内側で終端する外端9Be又は9Ae
を具えたバンドプライを設ける場合、各外端9Be又は
9Aeと外のベルトプライの外端7Beとの間のタイヤ
軸方向の距離L3を前記ステップ量Sの20〜90%、
より好ましくは50〜90%、さらに好ましくは60〜
80%とすることが望ましい。
が、バンド9は、例えば図6に示すように、巾を例えば
ベルト層7のほぼ全域に亘るものとしたいわゆるフルバ
ンドプライ9Cを1枚以上含んで構成することもできる
し、またベルト層7を構成するベルトプライの枚数につ
いても、タイヤの種類に応じ、3枚以上とするなど本発
明は、種々の態様にて実施しうる。
明する。タイヤサイズが195/70R15 106/
104Lでありかつ表1に示す仕様にてVAN用空気入
りラジアルタイヤを試作するとともに、その一般耐久性
についてテストを行い、性能を比較した。なおタイヤは
共通仕様として、カーカスは、ポリエステルコードをタ
イヤ赤道に対して90゜で傾けた2枚のカーカスプライ
からなり、その外側にスチールコードをタイヤ赤道に対
して24゜かつ互いに交差する向きで傾けた2層のベル
トプライを用いた。ベルト層の構成は図1に示すとおり
であり、ステップ量Sは、6.0mmに設定した。またバ
ンドについては、ナイロンコードをタイヤ周方向に対し
て実質的に平行に螺旋状に巻き付けしたジョイントレス
式のエッジバンドにより構成した。該エッジバンドの各
側のタイヤ軸方向の巾W1は、それぞれ最大巾ベルトプ
ライの巾BWの20%に設定した。
ントレス式バンドを有し、その外端が、図8に示すよう
最大巾ベルトプライの外端をタイヤ軸方向外側に超えて
終端した同一サイズの乗用車用タイヤ(従来例)を併せ
て試作しテストを行った。
を用いて、試験タイヤをリム(15×5 1/2)に装着
し、ドラム試験機において荷重12.41kN、内圧6
00kPaの条件にて30000km走行させ、走行後の
損傷状況を調査した。テストの結果は表1に示される
が、「BEL」とはベルトプライエッジルースを意味
し、実施例のものは、従来例に比べて高負荷条件での耐
久性が向上していることが確認された。
タイヤは、バンドのタイヤ軸方向の外端を、最大巾ベル
トプライのタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向内側
で終端させているため、よりシビアな高負荷走行条件下
においても、最大巾のベルトプライの外端の端面とバン
ドとが接触することを防止でき、従来このような接触が
原因で生じていた最大巾のベルトプライ外端でのゴム剥
離を抑制しうる結果、一般耐久性を大巾に向上しうる。
る。
端付近の略図である
ベルトプライの外端付近の略図である
端付近の略図である
る。
Claims (4)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を経てビ
ード部のビードコアに至るカーカスと、このカーカスの
タイヤ半径方向外側かつトレッド部の内部に配されたベ
ルト層と、このベルト層のタイヤ半径方向外側に有機繊
維からなるバンドコードを実質的にタイヤ周方向に配列
したバンドとを具えた空気入りタイヤであって、 前記ベルト層は、タイヤ軸方向巾が最大をなす最大巾の
ベルトプライと、この最大巾のベルトプライのタイヤ半
径方向外側に配された外のベルトプライとを含む複数の
ベルトプライからなり、 かつ前記バンドのタイヤ軸方向の外端が、前記最大巾の
ベルトプライのタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向
内側で終端することを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記バンドは、外のベルトプライの外端の
タイヤ軸方向内側から前記外端よりも外側にのびること
により、前記外のベルトプライの外端と最大巾ベルトプ
ライの外端との間の最大巾のベルトプライのステップ部
の少なくとも一部を被覆する一部被覆部を具えることを
特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】前記外のベルトプライは、そのタイヤ軸方
向端部分に、タイヤ半径方向の内面、外面、及びタイヤ
軸方向の端面を、カバリングゴムによって被覆すること
により、前記バンドのバンドコードと前記端面との距離
L2を1.0〜2.5mmとすることを特徴とする請求項
2記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項4】前記ベルト層は、前記最大巾ベルトプライ
と、一枚の前記外のベルトプライとの2枚のベルトプラ
イからなるとともに、前記バンドは、前記一部被覆部を
形成する第1のバンドプライと、前記外のベルトプライ
の前記外端よりもタイヤ軸方向内方で終端する第2のバ
ンドプライとからなり、かつ前記一部被覆部のタイヤ軸
方向距離L1は、前記ステッブ部のタイヤ軸方向の長さ
であるステップ量Sの20〜90%であることを特徴と
する請求項2記載の空気入りタイヤ。
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