JP2002192700A - 印刷制御装置および記録媒体 - Google Patents
印刷制御装置および記録媒体Info
- Publication number
- JP2002192700A JP2002192700A JP2000394578A JP2000394578A JP2002192700A JP 2002192700 A JP2002192700 A JP 2002192700A JP 2000394578 A JP2000394578 A JP 2000394578A JP 2000394578 A JP2000394578 A JP 2000394578A JP 2002192700 A JP2002192700 A JP 2002192700A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- print control
- control device
- printing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F33/00—Indicating, counting, warning, control or safety devices
- B41F33/0027—Devices for scanning originals, printing formes or the like for determining or presetting the ink supply
Landscapes
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷画像の特徴に応じて印刷機の制御パラメ
ータを良好にかつ簡易に調整することが可能な印刷制御
装置を提供する。 【解決手段】 コントローラ(印刷制御装置)20は、
印刷物の画像を自動的に解析する画像解析部26と、印
刷機に関する制御パラメータの値をファジィ推論を用い
て調整する推論部21とを備えている。推論部21は、
画像解析部26にいよる解析結果を用いて、「ベタ
物」、「中間調物」、「ライト物」などの画像の特徴を
取得し、その画像の特徴に応じて各制御パラメータを決
定する。印刷機30は、コントローラ20から送信され
てきた調整後の制御パラメータを用いて印刷出力を行
う。なお、画像の特徴は、特徴指定部29を用いてオペ
レータ(操作者)からの指示として与えても良い。
ータを良好にかつ簡易に調整することが可能な印刷制御
装置を提供する。 【解決手段】 コントローラ(印刷制御装置)20は、
印刷物の画像を自動的に解析する画像解析部26と、印
刷機に関する制御パラメータの値をファジィ推論を用い
て調整する推論部21とを備えている。推論部21は、
画像解析部26にいよる解析結果を用いて、「ベタ
物」、「中間調物」、「ライト物」などの画像の特徴を
取得し、その画像の特徴に応じて各制御パラメータを決
定する。印刷機30は、コントローラ20から送信され
てきた調整後の制御パラメータを用いて印刷出力を行
う。なお、画像の特徴は、特徴指定部29を用いてオペ
レータ(操作者)からの指示として与えても良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機に対して印
刷制御指令を与える印刷制御装置に関し、特に、印刷機
についての各制御パラメータを適切に調整することが可
能な印刷制御装置に関する。
刷制御指令を与える印刷制御装置に関し、特に、印刷機
についての各制御パラメータを適切に調整することが可
能な印刷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機においては、画像の種類に応じた
微調整を行うことが必要な場合が存在する。具体的に
は、グラフなどのビジネスグラフィックスなどべた塗り
の絵柄を多く含む「ベタ物」と呼ばれる画像や、中間階
調を多く含む自然画などの「中間調物」と呼ばれる画像
や、低階調値を多く含み比較的明るい画像である「ライ
ト物」と呼ばれる画像などが存在する。
微調整を行うことが必要な場合が存在する。具体的に
は、グラフなどのビジネスグラフィックスなどべた塗り
の絵柄を多く含む「ベタ物」と呼ばれる画像や、中間階
調を多く含む自然画などの「中間調物」と呼ばれる画像
や、低階調値を多く含み比較的明るい画像である「ライ
ト物」と呼ばれる画像などが存在する。
【0003】このような画像を印刷するにあたっては、
印刷オペレータ(操作者)が、印刷機の各制御パラメー
タを、各画像に応じて手動で調整することが行われてい
る。これにより、適切な状態の印刷物を作成することが
可能となる。
印刷オペレータ(操作者)が、印刷機の各制御パラメー
タを、各画像に応じて手動で調整することが行われてい
る。これにより、適切な状態の印刷物を作成することが
可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像の種類に応じた制御パラメータの調整は、印刷
オペレータに委ねられており、良好な調整を行うために
は印刷オペレータが熟練した技能を持っていなければな
らない。したがって、印刷時における制御パラメータを
良好に調整することは容易ではない。
うな画像の種類に応じた制御パラメータの調整は、印刷
オペレータに委ねられており、良好な調整を行うために
は印刷オペレータが熟練した技能を持っていなければな
らない。したがって、印刷時における制御パラメータを
良好に調整することは容易ではない。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、印刷
画像の特徴に応じて印刷機の制御パラメータを良好にか
つ簡易に調整することが可能な印刷制御装置を提供する
ことを目的とする。
画像の特徴に応じて印刷機の制御パラメータを良好にか
つ簡易に調整することが可能な印刷制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の印刷制御装置は、印刷機に対して
印刷制御指令を与える印刷制御装置であって、印刷物の
画像の特徴を取得する特徴取得手段と、前記特徴取得手
段によって取得された前記画像の特徴に応じて、印刷機
に関する制御パラメータの値を調整する調整手段と、を
備えることを特徴とする。
め、請求項1に記載の印刷制御装置は、印刷機に対して
印刷制御指令を与える印刷制御装置であって、印刷物の
画像の特徴を取得する特徴取得手段と、前記特徴取得手
段によって取得された前記画像の特徴に応じて、印刷機
に関する制御パラメータの値を調整する調整手段と、を
備えることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の印刷制御装置は、請求項
1に記載の印刷制御装置において、前記特徴取得手段
は、前記画像の特徴として、ベタ物らしさ、中間調物ら
しさ、およびライト物らしさのうち少なくとも1つを取
得することを特徴とする。
1に記載の印刷制御装置において、前記特徴取得手段
は、前記画像の特徴として、ベタ物らしさ、中間調物ら
しさ、およびライト物らしさのうち少なくとも1つを取
得することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の印刷制御装置は、請求項
1または請求項2に記載の印刷制御装置において、前記
特徴取得手段は、前記画像に関する階調値別の度数分布
に基づいて前記画像の特徴を取得することを特徴とす
る。
1または請求項2に記載の印刷制御装置において、前記
特徴取得手段は、前記画像に関する階調値別の度数分布
に基づいて前記画像の特徴を取得することを特徴とす
る。
【0009】請求項4に記載の印刷制御装置は、請求項
3に記載の印刷制御装置において、前記特徴取得手段
は、前記度数分布におけるピークの数、位置、高さ、お
よび鋭さの少なくとも1つに基づいて前記画像の特徴を
取得することを特徴とする。
3に記載の印刷制御装置において、前記特徴取得手段
は、前記度数分布におけるピークの数、位置、高さ、お
よび鋭さの少なくとも1つに基づいて前記画像の特徴を
取得することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の印刷制御装置は、請求項
1ないし請求項4のいずれかに記載の印刷制御装置にお
いて、前記特徴取得手段は、校正済み印刷物についての
入力画像データ、ドキュメントデータ内に含まれる画像
データ、およびラスタライズ処理が施されたラスタライ
ズデータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記画像
の特徴を取得することを特徴とする。
1ないし請求項4のいずれかに記載の印刷制御装置にお
いて、前記特徴取得手段は、校正済み印刷物についての
入力画像データ、ドキュメントデータ内に含まれる画像
データ、およびラスタライズ処理が施されたラスタライ
ズデータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記画像
の特徴を取得することを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の印刷制御装置は、請求項
1または請求項2に記載の印刷制御装置において、前記
特徴取得手段は、前記印刷物の画像の特徴を、操作者か
らの指示として取得することを特徴とする。
1または請求項2に記載の印刷制御装置において、前記
特徴取得手段は、前記印刷物の画像の特徴を、操作者か
らの指示として取得することを特徴とする。
【0012】請求項7に記載の印刷制御装置は、請求項
1ないし請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置にお
いて、前記制御パラメータは、前記印刷機におけるイン
キ供給量、水供給量、および印圧のうち少なくとも1つ
に関するパラメータを含むことを特徴とする。
1ないし請求項6のいずれかに記載の印刷制御装置にお
いて、前記制御パラメータは、前記印刷機におけるイン
キ供給量、水供給量、および印圧のうち少なくとも1つ
に関するパラメータを含むことを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の印刷制御装置は、請求項
1ないし請求項7のいずれかに記載の印刷制御装置にお
いて、前記制御パラメータの基準値を設定する基準値設
定手段、をさらに備え、前記調整手段は、前記画像の特
徴に応じて前記基準値に対する補正を行うことにより、
前記制御パラメータを調整することを特徴とする。
1ないし請求項7のいずれかに記載の印刷制御装置にお
いて、前記制御パラメータの基準値を設定する基準値設
定手段、をさらに備え、前記調整手段は、前記画像の特
徴に応じて前記基準値に対する補正を行うことにより、
前記制御パラメータを調整することを特徴とする。
【0014】請求項9に記載の印刷制御装置は、請求項
8に記載の印刷制御装置において、前記基準値は、温
度、湿度、印刷速度、および印刷枚数のうち少なくとも
1つのパラメータに基づいて決定されることを特徴とす
る。
8に記載の印刷制御装置において、前記基準値は、温
度、湿度、印刷速度、および印刷枚数のうち少なくとも
1つのパラメータに基づいて決定されることを特徴とす
る。
【0015】また、請求項10に記載の記録媒体は、コ
ンピュータを、請求項1ないし請求項9のいずれかに記
載の印刷制御装置として機能させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるこ
とを特徴とする。
ンピュータを、請求項1ないし請求項9のいずれかに記
載の印刷制御装置として機能させるためのプログラムを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であるこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】<A.第1実施形態> <A1.構成> <概要>図1は、本発明の実施形態に係る印刷システム
1のシステム構成の概要を示す図である。
1のシステム構成の概要を示す図である。
【0017】図1に示すように、この印刷システム1
は、デジタルデータに基づいて印刷を行う印刷機(印刷
出力装置)30と、印刷対象となるデジタルデータをラ
スタライズし、ラスタライズされたデジタルデータを印
刷機30に対して供給する印刷制御装置(以下、「コン
トローラ」と称する)20とを備える。コントローラ2
0と印刷機30とは通信線CLを介して互いに接続され
ており、相互に各種の情報を送受信することが可能であ
る。
は、デジタルデータに基づいて印刷を行う印刷機(印刷
出力装置)30と、印刷対象となるデジタルデータをラ
スタライズし、ラスタライズされたデジタルデータを印
刷機30に対して供給する印刷制御装置(以下、「コン
トローラ」と称する)20とを備える。コントローラ2
0と印刷機30とは通信線CLを介して互いに接続され
ており、相互に各種の情報を送受信することが可能であ
る。
【0018】この印刷システム1は、コントローラ20
からの印刷制御指令に基づいて印刷機30において印刷
出力装置を行うシステムである。
からの印刷制御指令に基づいて印刷機30において印刷
出力装置を行うシステムである。
【0019】また、コントローラ20に対しては、通信
線CLを介して、フロントエンドに配置されたクライア
ントコンピュータ(以下、クライアントとも称する)1
0が接続されている。このクライアント10は、コント
ローラ20に対してジョブを指示する役割を果たすこと
ができる。
線CLを介して、フロントエンドに配置されたクライア
ントコンピュータ(以下、クライアントとも称する)1
0が接続されている。このクライアント10は、コント
ローラ20に対してジョブを指示する役割を果たすこと
ができる。
【0020】<印刷機30>図2は、印刷機30内部の
構成を示す概略図である。ここでは、印刷機としてオフ
セット印刷機を例示するが、その他の種類の印刷機であ
ってもよいことは言うまでもない。
構成を示す概略図である。ここでは、印刷機としてオフ
セット印刷機を例示するが、その他の種類の印刷機であ
ってもよいことは言うまでもない。
【0021】この印刷機30においては、図2に示すよ
うに、版胴34に供給されたインキおよび湿し水が、ブ
ランケット胴35aに一旦移された後、ブランケット胴
35a上のインキおよび湿し水が印刷用紙37に転移さ
れる。この転移の際、印刷用紙37はブランケット胴3
5aと圧胴35bとの間で挟まれて圧力(印圧)が加え
られた状態となる。これによって、印刷用紙37に対し
て画像が形成される。
うに、版胴34に供給されたインキおよび湿し水が、ブ
ランケット胴35aに一旦移された後、ブランケット胴
35a上のインキおよび湿し水が印刷用紙37に転移さ
れる。この転移の際、印刷用紙37はブランケット胴3
5aと圧胴35bとの間で挟まれて圧力(印圧)が加え
られた状態となる。これによって、印刷用紙37に対し
て画像が形成される。
【0022】また、印刷機30は、インキ供給量調節機
構31と水供給量調節機構33と印圧調整機構35(図
4)とを備えている。インキ供給量調節機構31は、イ
ンキキー32を有しており、このインキキー32の開閉
度合いを変更することにより版胴34に対するインキの
供給量を調節することができる。また、水供給量調節機
構33は、水上げローラ33rの回転数を調節すること
によって、湿し水の供給量(以下、単に「水供給量」と
も称する)を調節することができる。さらに、図示しな
い印圧調整機構35は、ブランケット胴35aと圧胴3
5bとの間の距離を調節する機構を備えており、両者3
5a,35b間の距離を調節することによって印圧が制
御される。
構31と水供給量調節機構33と印圧調整機構35(図
4)とを備えている。インキ供給量調節機構31は、イ
ンキキー32を有しており、このインキキー32の開閉
度合いを変更することにより版胴34に対するインキの
供給量を調節することができる。また、水供給量調節機
構33は、水上げローラ33rの回転数を調節すること
によって、湿し水の供給量(以下、単に「水供給量」と
も称する)を調節することができる。さらに、図示しな
い印圧調整機構35は、ブランケット胴35aと圧胴3
5bとの間の距離を調節する機構を備えており、両者3
5a,35b間の距離を調節することによって印圧が制
御される。
【0023】以上のように、インキ供給量はインキ供給
量調節機構31によって調節され、水供給量は水供給量
調節機構33によって調節され、印圧は印圧調整機構3
5によって調節される。また、これらのインキ供給量、
水供給量、および印圧は、コントローラ20からの指令
に基づいて制御される。
量調節機構31によって調節され、水供給量は水供給量
調節機構33によって調節され、印圧は印圧調整機構3
5によって調節される。また、これらのインキ供給量、
水供給量、および印圧は、コントローラ20からの指令
に基づいて制御される。
【0024】<コントローラ20>図3は、コントロー
ラ20のハードウエア構成を表す概念図である。図3に
示すように、コントローラ20は、CPU2、半導体メ
モリおよびハードディスクなどを含む記憶部3、各種の
記録媒体から情報を読み出すメディアドライブ4、モニ
タなどを含む表示部5、キーボートおよびマウスなどを
含む入力部6、他の機器との通信を行う通信部7を備え
るコンピュータシステム(以下、単に「コンピュータ」
とも称する)によって構成されている。CPU2は、バ
スラインBLおよび入出力インターフェースIFを介し
て、記憶部3、メディアドライブ4、表示部5、入力部
6、通信部7などに接続されている。また、メディアド
ライブ4は、CD−ROM、DVD(Digital Versatil
e Disk)、フレキシブルディスクなどの可搬性の記録媒
体9からその中に記録されている情報を読み出す。
ラ20のハードウエア構成を表す概念図である。図3に
示すように、コントローラ20は、CPU2、半導体メ
モリおよびハードディスクなどを含む記憶部3、各種の
記録媒体から情報を読み出すメディアドライブ4、モニ
タなどを含む表示部5、キーボートおよびマウスなどを
含む入力部6、他の機器との通信を行う通信部7を備え
るコンピュータシステム(以下、単に「コンピュータ」
とも称する)によって構成されている。CPU2は、バ
スラインBLおよび入出力インターフェースIFを介し
て、記憶部3、メディアドライブ4、表示部5、入力部
6、通信部7などに接続されている。また、メディアド
ライブ4は、CD−ROM、DVD(Digital Versatil
e Disk)、フレキシブルディスクなどの可搬性の記録媒
体9からその中に記録されている情報を読み出す。
【0025】このコンピュータは、記録媒体9に記録さ
れたソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラ
ム」とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU
2等を用いて実行することによって、後述するような各
種の動作を実現するコントローラ20として機能する。
なお、各機能を有するプログラム(より厳密には、各機
能を有するプログラムを記録したファイルである「プロ
グラムファイル」)は、記録媒体9を介して供給(ない
し配給)される場合に限定されず、LANやインターネ
ットなどのネットワーク(通信回線)および通信部7を
介して、このコンピュータに対して供給(ないし配給)
されてもよい。
れたソフトウエアプログラム(以下、単に「プログラ
ム」とも称する)を読み込み、そのプログラムをCPU
2等を用いて実行することによって、後述するような各
種の動作を実現するコントローラ20として機能する。
なお、各機能を有するプログラム(より厳密には、各機
能を有するプログラムを記録したファイルである「プロ
グラムファイル」)は、記録媒体9を介して供給(ない
し配給)される場合に限定されず、LANやインターネ
ットなどのネットワーク(通信回線)および通信部7を
介して、このコンピュータに対して供給(ないし配給)
されてもよい。
【0026】このように、コントローラ20は、コンピ
ュータを用いてソフト的に構築される装置である。
ュータを用いてソフト的に構築される装置である。
【0027】図4は、コントローラ20の機能ブロック
図である。以下、図4を用いてコントローラ20の機能
について説明する。
図である。以下、図4を用いてコントローラ20の機能
について説明する。
【0028】コントローラ20は、推論部21を備えて
いる。この推論部21は、その印刷物の画像の特徴を含
む各種の入力に応じて印刷機の制御パラメータの値をフ
ァジィ推論によって決定し、その推論結果に応じて、印
刷機に関する制御パラメータ(以下では「印刷パラメー
タ」とも称する)の値を調整する。ここでは、印刷パラ
メータとして、インキ供給量、水供給量、および印圧を
制御する場合を例示する。
いる。この推論部21は、その印刷物の画像の特徴を含
む各種の入力に応じて印刷機の制御パラメータの値をフ
ァジィ推論によって決定し、その推論結果に応じて、印
刷機に関する制御パラメータ(以下では「印刷パラメー
タ」とも称する)の値を調整する。ここでは、印刷パラ
メータとして、インキ供給量、水供給量、および印圧を
制御する場合を例示する。
【0029】また、コントローラ20は、画像解析部2
6と印刷条件設定部27と手動調整部28と特徴指定部
29とをさらに備えている。
6と印刷条件設定部27と手動調整部28と特徴指定部
29とをさらに備えている。
【0030】画像解析部26は、印刷対象である印刷物
の画像を解析する処理部である。具体的には、画像に関
する階調値別の度数分布を求める動作を行う。後述する
推論部21の演算部22(図5)は、この解析結果を用
いることにより、その画像の特徴(「ベタ物」、「中間
調物」、「ライト物」など)を自動的に取得することが
できる。
の画像を解析する処理部である。具体的には、画像に関
する階調値別の度数分布を求める動作を行う。後述する
推論部21の演算部22(図5)は、この解析結果を用
いることにより、その画像の特徴(「ベタ物」、「中間
調物」、「ライト物」など)を自動的に取得することが
できる。
【0031】印刷条件設定部27は、用紙種類、印刷部
数、印刷速度などの印刷条件を設定する処理部である。
これらの印刷条件は、印刷対象である印刷物のドキュメ
ントデータに含まれる情報を用いることにより自動的に
設定されるが、印刷オペレータ(操作者)の手動入力に
よって設定してもよい。さらに、この印刷条件設定部2
7は、温度、湿度などの環境条件をも併せて設定する。
このような環境条件は、温度計および湿度計による計測
結果を用いて自動的に設定される。
数、印刷速度などの印刷条件を設定する処理部である。
これらの印刷条件は、印刷対象である印刷物のドキュメ
ントデータに含まれる情報を用いることにより自動的に
設定されるが、印刷オペレータ(操作者)の手動入力に
よって設定してもよい。さらに、この印刷条件設定部2
7は、温度、湿度などの環境条件をも併せて設定する。
このような環境条件は、温度計および湿度計による計測
結果を用いて自動的に設定される。
【0032】手動調整部28は、インキ供給量、水供給
量、印圧などの印刷パラメータを手動で調整する際に用
いられる。この手動調整部28は、推論部21によるフ
ァジィ推論によって得られた自動調整結果をさらに修正
する場合や、ファジィ推論を行う代わりに各インキ供給
量等の印刷パラメータを手動で調整する場合などに用い
ることなどができる。
量、印圧などの印刷パラメータを手動で調整する際に用
いられる。この手動調整部28は、推論部21によるフ
ァジィ推論によって得られた自動調整結果をさらに修正
する場合や、ファジィ推論を行う代わりに各インキ供給
量等の印刷パラメータを手動で調整する場合などに用い
ることなどができる。
【0033】特徴指定部29は、印刷オペレータ(以
下、単にオペレータとも称する)によるその画像の特徴
(「ベタ物」、「中間調物」、「ライト物」)などに関
する入力を受け付けることにより、画像の特徴を指定す
る処理部である。この特徴指定部29を用いて手動で画
像の特徴を指定することにより、コントローラ20は印
刷物の画像の特徴を取得することができる。すなわち、
コントローラ20は、画像解析部26による自動解析の
結果を得ることに代わって、オペレータによる指定入力
によって画像の特徴を取得することも可能である。ここ
において、特徴指定部29における画像の特徴の指定の
手法としては、絵柄の種類(ベタ物、中間調物、ライト
物)を直接的に入力するものを採用することが可能であ
るほか、「明るい」あるいは「暗い」などの「仕上がり
条件」を設定するようにしてもよい。
下、単にオペレータとも称する)によるその画像の特徴
(「ベタ物」、「中間調物」、「ライト物」)などに関
する入力を受け付けることにより、画像の特徴を指定す
る処理部である。この特徴指定部29を用いて手動で画
像の特徴を指定することにより、コントローラ20は印
刷物の画像の特徴を取得することができる。すなわち、
コントローラ20は、画像解析部26による自動解析の
結果を得ることに代わって、オペレータによる指定入力
によって画像の特徴を取得することも可能である。ここ
において、特徴指定部29における画像の特徴の指定の
手法としては、絵柄の種類(ベタ物、中間調物、ライト
物)を直接的に入力するものを採用することが可能であ
るほか、「明るい」あるいは「暗い」などの「仕上がり
条件」を設定するようにしてもよい。
【0034】図5は、推論部21における推論動作(制
御動作)について説明する図であり、図6は、その推論
動作におけるファジィルールについて説明する図であ
る。
御動作)について説明する図であり、図6は、その推論
動作におけるファジィルールについて説明する図であ
る。
【0035】図5に示すように、推論部21は、ファジ
ィルールの前件部に関する適合度を演算する演算部(以
下、単に「前件部」とも称する)22とファジィルール
の後件部に関する演算を行う演算部(以下、単に「後件
部」とも称する)23とを備えており、このファジィル
ールを用いて、インキ供給量、水供給量、および印圧の
各制御パラメータが決定される。また、推論部21は、
基準データ作成部24を備えている。そして、画像の解
析結果に基づいて基準データ作成部24が作成した基準
データ(基準値)に対して、ファジィ推論によって得ら
れた結果を反映させた補正を行うことにより、各制御パ
ラメータが調整される。
ィルールの前件部に関する適合度を演算する演算部(以
下、単に「前件部」とも称する)22とファジィルール
の後件部に関する演算を行う演算部(以下、単に「後件
部」とも称する)23とを備えており、このファジィル
ールを用いて、インキ供給量、水供給量、および印圧の
各制御パラメータが決定される。また、推論部21は、
基準データ作成部24を備えている。そして、画像の解
析結果に基づいて基準データ作成部24が作成した基準
データ(基準値)に対して、ファジィ推論によって得ら
れた結果を反映させた補正を行うことにより、各制御パ
ラメータが調整される。
【0036】このファジィルールとしては、画像の特徴
に応じて各制御パラメータを決定するルールを用いるこ
とができる。具体的には、たとえば、図6に示すよう
に、インキ供給量に関するルールとして、(1)画像が
「ベタ物(もの)」ならばインキの供給量を基準値より
も多くする、(2)画像が「中間調物」ならばインキの
供給量を基準値程度にする、(3)画像が「ライト物」
ならばインキの供給量を基準値よりも少なくする、など
を採用し、これらのルールに基づいてインキの供給量を
決定することができる。
に応じて各制御パラメータを決定するルールを用いるこ
とができる。具体的には、たとえば、図6に示すよう
に、インキ供給量に関するルールとして、(1)画像が
「ベタ物(もの)」ならばインキの供給量を基準値より
も多くする、(2)画像が「中間調物」ならばインキの
供給量を基準値程度にする、(3)画像が「ライト物」
ならばインキの供給量を基準値よりも少なくする、など
を採用し、これらのルールに基づいてインキの供給量を
決定することができる。
【0037】たとえば、上記のルール(1)の前件部の
命題、すなわち画像が「ベタ物」であるという命題に対
する適合度を求めておき、その適合度に応じてインキの
供給量の増加程度を決定することができる。また、その
他のルール(2)(3)についても同様に各ルールの前
件部の命題に対する適合度を求め、その適合度に応じて
インキの供給量の増加程度を決定することができる。そ
して、これらの3つのルールに基づいて求められた値を
重み付け加算することにより、各制御パラメータの値を
最終的に決定することができる。
命題、すなわち画像が「ベタ物」であるという命題に対
する適合度を求めておき、その適合度に応じてインキの
供給量の増加程度を決定することができる。また、その
他のルール(2)(3)についても同様に各ルールの前
件部の命題に対する適合度を求め、その適合度に応じて
インキの供給量の増加程度を決定することができる。そ
して、これらの3つのルールに基づいて求められた値を
重み付け加算することにより、各制御パラメータの値を
最終的に決定することができる。
【0038】このファジィルールにおける前件部の条件
に対する適合度は、画像内の各画素の階調値についての
度数分布に基づいて定めることができる。具体的には、
画像解析部26(次述)における解析結果を用いること
ができる。
に対する適合度は、画像内の各画素の階調値についての
度数分布に基づいて定めることができる。具体的には、
画像解析部26(次述)における解析結果を用いること
ができる。
【0039】上述したように、コントローラ20は、印
刷物の画像を解析する画像解析部26(図4)を有して
いる。この画像解析部26は、画像内の各画素の階調値
についての度数分布を用いて、印刷物の画像を解析す
る。より具体的には、画像解析部26は、度数分布にお
けるピークの数、位置、高さ、および鋭さの各要素を考
慮して、画像の特徴を取得する。
刷物の画像を解析する画像解析部26(図4)を有して
いる。この画像解析部26は、画像内の各画素の階調値
についての度数分布を用いて、印刷物の画像を解析す
る。より具体的には、画像解析部26は、度数分布にお
けるピークの数、位置、高さ、および鋭さの各要素を考
慮して、画像の特徴を取得する。
【0040】図7ないし図9は、それぞれ、「ベタ
物」、「中間調物」、「ライト物」についての画像の一
例を表しており、各画像とその画像に含まれる画素階調
値の度数分布とが併せて示されている。なお、下段にお
けるグラフの横軸においては各画素の階調値が表され、
その縦軸においては各階調の分布度数が表されている。
また、階調値は、0(ゼロ)から100までの数値に標
準化されて表されており、その値が小さいほど明るい
(白い)階調値を表すものとする。
物」、「中間調物」、「ライト物」についての画像の一
例を表しており、各画像とその画像に含まれる画素階調
値の度数分布とが併せて示されている。なお、下段にお
けるグラフの横軸においては各画素の階調値が表され、
その縦軸においては各階調の分布度数が表されている。
また、階調値は、0(ゼロ)から100までの数値に標
準化されて表されており、その値が小さいほど明るい
(白い)階調値を表すものとする。
【0041】図7の上側には、円グラフにおいて、縦線
部、横線部、斜線部などの各部分がそれぞれ別色(具体
的には赤色、青色、緑色)で塗り分けられた画像が示さ
れており、図7の下側にはその階調値の度数分布グラフ
が示されている。「ベタ物」は、この図7に示すよう
に、度数分布において幾つかの鋭いピークを有しており
それらのいくつかは、100%付近に分布している画像
である。後述するように、鋭いピークを有する画像は
「ベタ物」らしい画像として判定される。
部、横線部、斜線部などの各部分がそれぞれ別色(具体
的には赤色、青色、緑色)で塗り分けられた画像が示さ
れており、図7の下側にはその階調値の度数分布グラフ
が示されている。「ベタ物」は、この図7に示すよう
に、度数分布において幾つかの鋭いピークを有しており
それらのいくつかは、100%付近に分布している画像
である。後述するように、鋭いピークを有する画像は
「ベタ物」らしい画像として判定される。
【0042】また、図8の上側には、様々な色が含まれ
ている写真画像が示されており、図8の下側にはその階
調値の度数分布グラフが示されている。「中間調物」
は、この図8に示すように、急峻なピークが存在せず平
坦な分布状況もしくは中央に比較的集中する分布状況を
有する画像である。後述するように、ピークの鋭さが小
さく、平坦もしくは中央に分布する画像は、「中間調
物」らしい画像であるとして判定される。
ている写真画像が示されており、図8の下側にはその階
調値の度数分布グラフが示されている。「中間調物」
は、この図8に示すように、急峻なピークが存在せず平
坦な分布状況もしくは中央に比較的集中する分布状況を
有する画像である。後述するように、ピークの鋭さが小
さく、平坦もしくは中央に分布する画像は、「中間調
物」らしい画像であるとして判定される。
【0043】さらに、図9の上側には、明るい画像が示
されており、図9の下側にはその階調値の度数分布グラ
フが示されている。後述するように、階調値が低い部分
に分布が比較的集中している画像は、「ライト物」らし
い画像であるとして判定される。
されており、図9の下側にはその階調値の度数分布グラ
フが示されている。後述するように、階調値が低い部分
に分布が比較的集中している画像は、「ライト物」らし
い画像であるとして判定される。
【0044】このような、「ベタ物」らしさ、「中間調
物」らしさ、「ライト物」らしさ、は、適合度として数
値化することができる。すなわち、これら前件部の命題
に対する適合度を定めることができる。言い換えれば、
推論部21の前件部22(図5)は、画像解析部26に
よる解析結果を用いることにより、その画像の特徴
(「ベタ物」、「中間調物」、「ライト物」など)を自
動的に取得することができる。そして、そのようにして
定めた適合度に基づいて後件部のルールを適用すること
によって各制御パラメータの値を決定することができ
る。これらの動作については、以下について詳述する。
物」らしさ、「ライト物」らしさ、は、適合度として数
値化することができる。すなわち、これら前件部の命題
に対する適合度を定めることができる。言い換えれば、
推論部21の前件部22(図5)は、画像解析部26に
よる解析結果を用いることにより、その画像の特徴
(「ベタ物」、「中間調物」、「ライト物」など)を自
動的に取得することができる。そして、そのようにして
定めた適合度に基づいて後件部のルールを適用すること
によって各制御パラメータの値を決定することができ
る。これらの動作については、以下について詳述する。
【0045】なお、上記においては、インキの供給量に
ついてのルールについて説明したが、水供給量および印
圧についても同様のルールを用いることができる。たと
えば、図6に示すように、水供給量に関して、(1)画
像が「ベタ物」ならば水供給量を基準値よりも多くす
る、(2)画像が「中間調物」ならば水供給量を基準値
程度にする、(3)画像が「ライト物」ならば水供給量
を基準値よりも少なくする、という各ルールに基づい
て、インキの供給量を決定することができる。また、印
圧に関しては、(1)画像が「ベタ物」ならば印圧を基
準値よりも高くする、(2)画像が「中間調物」ならば
印圧を基準値程度にする、(3)画像が「ライト物」な
らば印圧を基準値よりも低くする、という各ルールに基
づいて、印圧を決定することができる。
ついてのルールについて説明したが、水供給量および印
圧についても同様のルールを用いることができる。たと
えば、図6に示すように、水供給量に関して、(1)画
像が「ベタ物」ならば水供給量を基準値よりも多くす
る、(2)画像が「中間調物」ならば水供給量を基準値
程度にする、(3)画像が「ライト物」ならば水供給量
を基準値よりも少なくする、という各ルールに基づい
て、インキの供給量を決定することができる。また、印
圧に関しては、(1)画像が「ベタ物」ならば印圧を基
準値よりも高くする、(2)画像が「中間調物」ならば
印圧を基準値程度にする、(3)画像が「ライト物」な
らば印圧を基準値よりも低くする、という各ルールに基
づいて、印圧を決定することができる。
【0046】<A2.動作>つぎに、この印刷システム
1における制御動作について説明する。図10は、動作
の概略を説明するフローチャートである。
1における制御動作について説明する。図10は、動作
の概略を説明するフローチャートである。
【0047】<画像解析>まず、ステップSP10にお
いて、画像解析処理が行われる。
いて、画像解析処理が行われる。
【0048】図11は、この画像解析動作について説明
する図である。ここでは、完成画像を構成する各色版
(たとえば、C(シアン)版、M(マゼンダ)版、Y
(イエロー)版、K(ブラック)版)の画像についてそ
の特徴を解析するとともに、完成画像のグレースケール
画像である全版画像についてもその特徴を解析する場合
について説明する。色版ごとの特徴だけではなく、全版
の特徴をも考慮することによって全体としての特徴を的
確に把握して、印刷動作に反映することが可能になる。
する図である。ここでは、完成画像を構成する各色版
(たとえば、C(シアン)版、M(マゼンダ)版、Y
(イエロー)版、K(ブラック)版)の画像についてそ
の特徴を解析するとともに、完成画像のグレースケール
画像である全版画像についてもその特徴を解析する場合
について説明する。色版ごとの特徴だけではなく、全版
の特徴をも考慮することによって全体としての特徴を的
確に把握して、印刷動作に反映することが可能になる。
【0049】図11に示すように、画像解析に用いる対
象としては、別途の校正済み印刷物の画像をスキャナー
などの画像読取装置によって読み取って入力した画像デ
ータを採用することが可能である。あるいは、画像解析
に用いる対象として、ラスタライズ処理終了後のラスタ
ライズデータを採用することも可能である。さらには、
その印刷物に関するCIP3(International Cooperat
ion for integrationof Prepress,press,and Postpress
(なお、「CIP3」は商標))−PPF(Print Prod
uction Format)データから抽出された粗画像データを
採用するようにしても良い。ここで、「CIP3−PP
Fデータ」は、印刷物に関し、製版および印刷などの各
工程における各種条件や画像等を含むデータである。
象としては、別途の校正済み印刷物の画像をスキャナー
などの画像読取装置によって読み取って入力した画像デ
ータを採用することが可能である。あるいは、画像解析
に用いる対象として、ラスタライズ処理終了後のラスタ
ライズデータを採用することも可能である。さらには、
その印刷物に関するCIP3(International Cooperat
ion for integrationof Prepress,press,and Postpress
(なお、「CIP3」は商標))−PPF(Print Prod
uction Format)データから抽出された粗画像データを
採用するようにしても良い。ここで、「CIP3−PP
Fデータ」は、印刷物に関し、製版および印刷などの各
工程における各種条件や画像等を含むデータである。
【0050】そして、入力された画像は、色版画像ごと
に解析されるとともに全版画像としても解析される。図
12および図13は、それぞれ、色版についての画像解
析動作および全版についての画像解析動作を示す図であ
る。
に解析されるとともに全版画像としても解析される。図
12および図13は、それぞれ、色版についての画像解
析動作および全版についての画像解析動作を示す図であ
る。
【0051】図12および図13に示すように、画像解
析部26は、画像についての階調値別の度数分布におけ
るピークの数、位置、高さ、および鋭さに基づいて画像
を解析する。ここでは、「色版ごと」(図12参照)お
よび「全版」(図13参照)の双方について、階調値別
の度数分布におけるピークの数、位置、高さ、および鋭
さのそれぞれを求める。
析部26は、画像についての階調値別の度数分布におけ
るピークの数、位置、高さ、および鋭さに基づいて画像
を解析する。ここでは、「色版ごと」(図12参照)お
よび「全版」(図13参照)の双方について、階調値別
の度数分布におけるピークの数、位置、高さ、および鋭
さのそれぞれを求める。
【0052】より具体的には、その度数分布が1つのピ
ークを有するのか、2つのピークを有するのか、それ以
上の数のピークを有するのかなどのピーク傾向を「ピー
クの数」として求めることができる。また、「ピークの
位置」は、ピークが存在する階調値として求めることが
可能である。さらに、「ピークの高さ」は、各ピークに
おける分布度数の絶対値や、各ピークにおける分布度数
を全度数に対する割合で示した値などを用いることなど
ができる。また、「ピークの鋭さ」は、全階調値ないし
各ピーク近傍の階調値を有する複数の画素を対象とする
分散を求めることなどにより数値化した値を用いること
が可能である。
ークを有するのか、2つのピークを有するのか、それ以
上の数のピークを有するのかなどのピーク傾向を「ピー
クの数」として求めることができる。また、「ピークの
位置」は、ピークが存在する階調値として求めることが
可能である。さらに、「ピークの高さ」は、各ピークに
おける分布度数の絶対値や、各ピークにおける分布度数
を全度数に対する割合で示した値などを用いることなど
ができる。また、「ピークの鋭さ」は、全階調値ないし
各ピーク近傍の階調値を有する複数の画素を対象とする
分散を求めることなどにより数値化した値を用いること
が可能である。
【0053】<ファジィ推論前件部>つぎに、ステップ
SP20において、ステップSP10で取得された画像
の特徴に応じて、印刷機に関する制御パラメータの値が
調整される。
SP20において、ステップSP10で取得された画像
の特徴に応じて、印刷機に関する制御パラメータの値が
調整される。
【0054】まず、ファジィ推論の前件部22(図5)
において、各画像の特徴が判断される。
において、各画像の特徴が判断される。
【0055】そのため、画像解析部26(図4)による
画像解析の結果に基づいて画像の特徴を取得する。ここ
では、画像の特徴として、「ベタ物」らしさ、「中間調
物」らしさ、および「ライト物」らしさを取得する場合
について説明する。なお、「階調値」は、網点化画像の
「網点面積率」と表現することもできる。
画像解析の結果に基づいて画像の特徴を取得する。ここ
では、画像の特徴として、「ベタ物」らしさ、「中間調
物」らしさ、および「ライト物」らしさを取得する場合
について説明する。なお、「階調値」は、網点化画像の
「網点面積率」と表現することもできる。
【0056】画像の特徴は、上述のように、各画像の階
調値の度数分布におけるピークの数、位置、高さ、およ
び鋭さに基づいて定められる。
調値の度数分布におけるピークの数、位置、高さ、およ
び鋭さに基づいて定められる。
【0057】たとえば、図7に示すように鋭いピークを
有している画像は、「ベタ物」らしい画像であるとして
判定される。そして、前件部の命題(すなわちその画像
がベタ物である旨)に対する適合度を比較的高い値(た
とえば0.9)として定めることができる。また、その
他の「中間調物」らしさおよび「ライト物」らしさにつ
いても同様に各命題に対する適合度が求められる。な
お、この場合には、「中間調物」らしさは比較的低い適
合度が付与されることになる。また、「ライト物」らし
さについては、ピークの位置が高階調値側に存在する場
合には比較的低い適合度が付与され、逆にピークの位置
が低階調値側に存在する場合には比較的高い適合度が付
与されるなど、ピークの位置に応じた適合度が付与され
る。
有している画像は、「ベタ物」らしい画像であるとして
判定される。そして、前件部の命題(すなわちその画像
がベタ物である旨)に対する適合度を比較的高い値(た
とえば0.9)として定めることができる。また、その
他の「中間調物」らしさおよび「ライト物」らしさにつ
いても同様に各命題に対する適合度が求められる。な
お、この場合には、「中間調物」らしさは比較的低い適
合度が付与されることになる。また、「ライト物」らし
さについては、ピークの位置が高階調値側に存在する場
合には比較的低い適合度が付与され、逆にピークの位置
が低階調値側に存在する場合には比較的高い適合度が付
与されるなど、ピークの位置に応じた適合度が付与され
る。
【0058】一方、図8に示すように、その度数分布に
おけるピークが鋭いものではなく、かつ、度数分布が中
央又は全階調値にわたって広く分布している画像は、
「中間調物」である旨の命題に対する適合度が比較的高
い値を有するように判定され、「中間調物」らしさおよ
び「ライト物」らしさはともに比較的低い適合度が付与
されることになる。
おけるピークが鋭いものではなく、かつ、度数分布が中
央又は全階調値にわたって広く分布している画像は、
「中間調物」である旨の命題に対する適合度が比較的高
い値を有するように判定され、「中間調物」らしさおよ
び「ライト物」らしさはともに比較的低い適合度が付与
されることになる。
【0059】さらに、図9に示すように、その度数分布
におけるピークの位置が明るい階調値に存在する画像
は、「ライト物」である旨の命題に対する適合度が比較
的高い値を有するように判定され、かつ、「ベタ物」ら
しさおよび「中間調物」らしさはともに比較的低い適合
度が付与されることになる。
におけるピークの位置が明るい階調値に存在する画像
は、「ライト物」である旨の命題に対する適合度が比較
的高い値を有するように判定され、かつ、「ベタ物」ら
しさおよび「中間調物」らしさはともに比較的低い適合
度が付与されることになる。
【0060】図12に示すように、色版ごとの度数分布
に関する解析結果が色版傾向判定部22Aに入力された
後、上記のような前件部の各命題に対する適合度が求め
られる。そして、前件部である色版傾向判定部22Aに
おいて得られた適合度は、後件部23に対して渡され
る。なお、色版ごとの度数分布に関する解析結果として
は、上述した、ピークの数、位置、高さ、および鋭さに
加えて、累積面積率データなどのその他の要素を適宜採
用することもできる。
に関する解析結果が色版傾向判定部22Aに入力された
後、上記のような前件部の各命題に対する適合度が求め
られる。そして、前件部である色版傾向判定部22Aに
おいて得られた適合度は、後件部23に対して渡され
る。なお、色版ごとの度数分布に関する解析結果として
は、上述した、ピークの数、位置、高さ、および鋭さに
加えて、累積面積率データなどのその他の要素を適宜採
用することもできる。
【0061】同様に、図13に示すように、全版の度数
分布に関する解析結果が全版傾向判定部22Bに入力さ
れた後、上記のような前件部の各命題に対する適合度が
求められる。そして、前件部において得られた適合度
は、後件部23に対して渡される。なお、全版の度数分
布に関する解析結果としては、上述した、ピークの数、
位置、高さ、および鋭さに加えて、累積面積率データな
どのその他の要素を適宜採用することもできる。
分布に関する解析結果が全版傾向判定部22Bに入力さ
れた後、上記のような前件部の各命題に対する適合度が
求められる。そして、前件部において得られた適合度
は、後件部23に対して渡される。なお、全版の度数分
布に関する解析結果としては、上述した、ピークの数、
位置、高さ、および鋭さに加えて、累積面積率データな
どのその他の要素を適宜採用することもできる。
【0062】また、以上においては、色版データごとな
いし全版データに対して全体的な画像の特徴を把握する
場合について説明してきたが、これに限定されず、版画
像の区分領域ごとの画像の特徴を把握するようにしても
良い。たとえば、版画像の区分領域としては、インキキ
ーの幅ごとに画像を区分したものを想定することができ
る。
いし全版データに対して全体的な画像の特徴を把握する
場合について説明してきたが、これに限定されず、版画
像の区分領域ごとの画像の特徴を把握するようにしても
良い。たとえば、版画像の区分領域としては、インキキ
ーの幅ごとに画像を区分したものを想定することができ
る。
【0063】図14は、各制御チャネルごとに上記と同
様の画像の特徴を取得する動作を表す図である。ここ
で、「制御チャネル」は、各色版画像がインキキー幅単
位に区分された領域のそれぞれであり、インキキーを用
いたインキ供給量制御の単位である。また、図15は、
左側の画像に関して、1つの色版(K版)における各制
御チャネルごとの度数分布を表す図である。図15の右
側においては、K版についての各制御チャネルである単
位領域K1〜K9ごとの階調値分布を表している。
様の画像の特徴を取得する動作を表す図である。ここ
で、「制御チャネル」は、各色版画像がインキキー幅単
位に区分された領域のそれぞれであり、インキキーを用
いたインキ供給量制御の単位である。また、図15は、
左側の画像に関して、1つの色版(K版)における各制
御チャネルごとの度数分布を表す図である。図15の右
側においては、K版についての各制御チャネルである単
位領域K1〜K9ごとの階調値分布を表している。
【0064】ここでは、この制御チャネルごとの画像の
特徴をも考慮するものとする。そのため、図14に示す
ように、各色版の制御チャネルごとの度数分布に関する
解析結果を制御チャネル傾向判定部22Cに入力した
後、上記のような前件部の各命題に対する適合度を求め
ることができる。そして、前件部において得られた適合
度は、後件部23に対して渡される。これにより、制御
チャネルごとの画像の特徴を反映させることが可能であ
る。
特徴をも考慮するものとする。そのため、図14に示す
ように、各色版の制御チャネルごとの度数分布に関する
解析結果を制御チャネル傾向判定部22Cに入力した
後、上記のような前件部の各命題に対する適合度を求め
ることができる。そして、前件部において得られた適合
度は、後件部23に対して渡される。これにより、制御
チャネルごとの画像の特徴を反映させることが可能であ
る。
【0065】<ファジィ推論後件部および印刷パラメー
タ決定>つぎに、ファジィ推論の後件部23(図5)に
おいて、ファジィルールに基づいて、各画像の特徴を反
映した制御パラメータが決定される。具体的には、前件
部の適合度を考慮した上で、各ルールから得られる結果
を重ね合わせて各制御パラメータを調整する。
タ決定>つぎに、ファジィ推論の後件部23(図5)に
おいて、ファジィルールに基づいて、各画像の特徴を反
映した制御パラメータが決定される。具体的には、前件
部の適合度を考慮した上で、各ルールから得られる結果
を重ね合わせて各制御パラメータを調整する。
【0066】ここでは、各制御パラメータについての
「基準値」に対する増減を行うことによって設定する場
合、すなわち、ファジィ推論によって各制御パラメータ
の基準値に対する調整度合いを決定する場合について説
明する。
「基準値」に対する増減を行うことによって設定する場
合、すなわち、ファジィ推論によって各制御パラメータ
の基準値に対する調整度合いを決定する場合について説
明する。
【0067】ここにおいて、各制御パラメータの基準値
は、インキ種類、用紙種類、温度、湿度、印刷速度、お
よび印刷枚数(印刷部数)などのパラメータに基づいて
決定される。これらのパラメータに基づいて標準的な基
準値を適切に決定することができる。たとえば、印刷枚
数については何枚目の印刷であるかを考慮することによ
り、版のへたり(摩耗劣化)等を反映した基準値を設定
することができる。また、温度を考慮することにより、
印刷機30が配置されている環境の影響を反映した基準
値を設定することも可能である。なお、これらの各パラ
メータは、図4の印刷条件設定部27において入力され
る。
は、インキ種類、用紙種類、温度、湿度、印刷速度、お
よび印刷枚数(印刷部数)などのパラメータに基づいて
決定される。これらのパラメータに基づいて標準的な基
準値を適切に決定することができる。たとえば、印刷枚
数については何枚目の印刷であるかを考慮することによ
り、版のへたり(摩耗劣化)等を反映した基準値を設定
することができる。また、温度を考慮することにより、
印刷機30が配置されている環境の影響を反映した基準
値を設定することも可能である。なお、これらの各パラ
メータは、図4の印刷条件設定部27において入力され
る。
【0068】その後、ステップSP30において、ステ
ップSP20の推論結果に基づいて、印刷機30の各制
御パラメータ(印刷パラメータ)が最終的に決定され
る。
ップSP20の推論結果に基づいて、印刷機30の各制
御パラメータ(印刷パラメータ)が最終的に決定され
る。
【0069】そのため、基準値に設定された各制御パラ
メータは、画像の特徴を反映するファジィ推論によって
得られた結果を用いて補正される。具体的には、上記の
基準値に対する補正割合を乗じることや基準値に対して
補正値を加算することなどによって、最終的な各制御パ
ラメータを決定することができる。
メータは、画像の特徴を反映するファジィ推論によって
得られた結果を用いて補正される。具体的には、上記の
基準値に対する補正割合を乗じることや基準値に対して
補正値を加算することなどによって、最終的な各制御パ
ラメータを決定することができる。
【0070】まず、インキ量制御について図16を参照
しながら説明する。このインキ供給量の制御は、色版毎
に設けられた制御チャネル(インキキー)毎に行われ
る。
しながら説明する。このインキ供給量の制御は、色版毎
に設けられた制御チャネル(インキキー)毎に行われ
る。
【0071】図16に示すように、ファジィ後件部23
Xによって算出されたインキ量補正データSX1を、イ
ンキ量基準データ作成部24Xによって作成されたイン
キ量基準データSX2に加算することによって、インキ
供給量データSXを決定する。
Xによって算出されたインキ量補正データSX1を、イ
ンキ量基準データ作成部24Xによって作成されたイン
キ量基準データSX2に加算することによって、インキ
供給量データSXを決定する。
【0072】より詳細には、前件部22において求めら
れた各色版画像の特徴と全版画像の特徴と制御チャネル
画像の特徴とが、制御チャネルごとのインキ補正推論部
23Xに入力される。これに応じて、ファジィ推論にお
ける後件部であるインキ補正推論部23Xが、制御チャ
ネルごとのインキ量補正データSX1を決定する。そし
て、インキ補正推論部23Xによって算出されたインキ
量補正データSX1を、インキ量基準データ作成部24
Xによって作成されたインキ量基準データSX2に対し
て加算することによって、インキ供給量データSXを最
終的に得ることができる。これにより、色版単位、全版
単位、色版内の各制御チャネル単位で取得された画像の
特徴のそれぞれをインキ供給量の制御パラメータに反映
させることができる。
れた各色版画像の特徴と全版画像の特徴と制御チャネル
画像の特徴とが、制御チャネルごとのインキ補正推論部
23Xに入力される。これに応じて、ファジィ推論にお
ける後件部であるインキ補正推論部23Xが、制御チャ
ネルごとのインキ量補正データSX1を決定する。そし
て、インキ補正推論部23Xによって算出されたインキ
量補正データSX1を、インキ量基準データ作成部24
Xによって作成されたインキ量基準データSX2に対し
て加算することによって、インキ供給量データSXを最
終的に得ることができる。これにより、色版単位、全版
単位、色版内の各制御チャネル単位で取得された画像の
特徴のそれぞれをインキ供給量の制御パラメータに反映
させることができる。
【0073】そして、コントローラ20は印刷機30に
対してこのインキ供給量データSXを送信し、印刷機3
0は、受信したインキ供給量データSXを印刷機30に
おける機械的パラメータに変換してインキキーアクチュ
エータを制御する。これにより、各制御チャネルのイン
キキー開度は、適切な値に調節される。
対してこのインキ供給量データSXを送信し、印刷機3
0は、受信したインキ供給量データSXを印刷機30に
おける機械的パラメータに変換してインキキーアクチュ
エータを制御する。これにより、各制御チャネルのイン
キキー開度は、適切な値に調節される。
【0074】同様に、図17に示すように、水供給量に
ついては、ファジィ後件部によって算出された水量補正
データSY1を、水量基準データSY2に加算すること
によって、水供給量データSYを得ることができる。
ついては、ファジィ後件部によって算出された水量補正
データSY1を、水量基準データSY2に加算すること
によって、水供給量データSYを得ることができる。
【0075】より詳細には、前件部22において求めら
れた各色版画像の特徴と全版画像の特徴とが、ファジィ
推論における後件部である色版水量補正推論部23Yに
入力され、色版水量補正推論部23Yによって、色版ご
との水量補正データSY1が決定される。そして、色版
水量補正推論部23Yによって算出されたこの水量補正
データSY1を、水量基準データ作成部24Yによって
作成された水量基準データSY2に対して加算すること
によって、水量データSYを最終的に得ることができ
る。
れた各色版画像の特徴と全版画像の特徴とが、ファジィ
推論における後件部である色版水量補正推論部23Yに
入力され、色版水量補正推論部23Yによって、色版ご
との水量補正データSY1が決定される。そして、色版
水量補正推論部23Yによって算出されたこの水量補正
データSY1を、水量基準データ作成部24Yによって
作成された水量基準データSY2に対して加算すること
によって、水量データSYを最終的に得ることができ
る。
【0076】そして、コントローラ20は印刷機30に
対してこの水供給量データSYを送信し、印刷機30
は、受信した水供給量データSYを印刷機30における
機械的パラメータ(具体的には水ローラの回転数)に変
換して水ローラを制御する。これにより、各色版に対す
る水供給量は、適切な値に調節される。なお、水供給量
は色版ごとに決定される。
対してこの水供給量データSYを送信し、印刷機30
は、受信した水供給量データSYを印刷機30における
機械的パラメータ(具体的には水ローラの回転数)に変
換して水ローラを制御する。これにより、各色版に対す
る水供給量は、適切な値に調節される。なお、水供給量
は色版ごとに決定される。
【0077】さらに、図18に示すように、印圧につい
ては、ファジィ後件部によって算出された印圧補正デー
タSZ1を、印圧基準データSZ2に加算することによ
って、印圧データSZを得ることができる。
ては、ファジィ後件部によって算出された印圧補正デー
タSZ1を、印圧基準データSZ2に加算することによ
って、印圧データSZを得ることができる。
【0078】より詳細には、前件部22において求めら
れた各色版画像の特徴と全版画像の特徴とが、ファジィ
推論における後件部である色版印圧補正推論部23Zに
入力され、色版印圧補正推論部23Zによって、色版ご
との印圧補正データSZ1が決定される。そして、色版
印圧補正推論部23Zによって算出された印圧補正デー
タSZ1を、印圧基準データ作成部24Zによって作成
された印圧基準データSZ2に対して加算することによ
って、印圧データSZを最終的に得ることができる。
れた各色版画像の特徴と全版画像の特徴とが、ファジィ
推論における後件部である色版印圧補正推論部23Zに
入力され、色版印圧補正推論部23Zによって、色版ご
との印圧補正データSZ1が決定される。そして、色版
印圧補正推論部23Zによって算出された印圧補正デー
タSZ1を、印圧基準データ作成部24Zによって作成
された印圧基準データSZ2に対して加算することによ
って、印圧データSZを最終的に得ることができる。
【0079】そして、コントローラ20は印刷機30に
対してこの印圧データSZを送信し、印刷機30は、受
信した印圧データSZを印刷機30における機械的パラ
メータ(具体的にはブランケット胴35aと圧胴35b
との間の距離)に変換して印圧を制御する。これによ
り、各色版に対する印圧は、適切な値に調節される。な
お、1つの版胴に1つの色が割り当てられているとき
(複数の版胴にそれぞれ1色が割り当てられていると
き)には、色版ごとに印圧が制御され、一方、1つの版
胴に2つ以上の色が割り当てられているとき(複数の版
胴のうちのいずれかに2色以上が割り当てられていると
き)には、割り当てられた色版について複数の印圧設定
値を合成した値で制御される。
対してこの印圧データSZを送信し、印刷機30は、受
信した印圧データSZを印刷機30における機械的パラ
メータ(具体的にはブランケット胴35aと圧胴35b
との間の距離)に変換して印圧を制御する。これによ
り、各色版に対する印圧は、適切な値に調節される。な
お、1つの版胴に1つの色が割り当てられているとき
(複数の版胴にそれぞれ1色が割り当てられていると
き)には、色版ごとに印圧が制御され、一方、1つの版
胴に2つ以上の色が割り当てられているとき(複数の版
胴のうちのいずれかに2色以上が割り当てられていると
き)には、割り当てられた色版について複数の印圧設定
値を合成した値で制御される。
【0080】<印刷処理>そして、ステップSP40に
おいて、ステップSP30で決定された印刷パラメータ
に基づいて印刷が行われる。具体的には、コントローラ
20が印刷パラメータの設定指令(ないし変更指令)を
含む制御指令を印刷機30に対して与える。そして、コ
ントローラ20から送信されてきた制御指令を受けた印
刷機30は、その制御指令に応じた調整後の印刷パラメ
ータを用いて印刷出力処理を行う。
おいて、ステップSP30で決定された印刷パラメータ
に基づいて印刷が行われる。具体的には、コントローラ
20が印刷パラメータの設定指令(ないし変更指令)を
含む制御指令を印刷機30に対して与える。そして、コ
ントローラ20から送信されてきた制御指令を受けた印
刷機30は、その制御指令に応じた調整後の印刷パラメ
ータを用いて印刷出力処理を行う。
【0081】以上のようにして、印刷物の画像の特徴に
応じた適切な印刷が実現される。
応じた適切な印刷が実現される。
【0082】なお、印刷パラメータについては、上記の
ファジィ推論によって得られた理論値に各制御量(イン
キ供給量など)を追従制御させるため、適宜のフィード
バック制御などを併せて用いてもよい。
ファジィ推論によって得られた理論値に各制御量(イン
キ供給量など)を追従制御させるため、適宜のフィード
バック制御などを併せて用いてもよい。
【0083】<B.その他>上記実施形態においては、
推論部21に対する入力として、画像解析部26による
解析結果を入力する場合について説明したが、これに限
定されず、印刷物の画像の特徴を、操作者からの指示と
して取得するようにしても良い。
推論部21に対する入力として、画像解析部26による
解析結果を入力する場合について説明したが、これに限
定されず、印刷物の画像の特徴を、操作者からの指示と
して取得するようにしても良い。
【0084】図19は、そのような動作を示すフローチ
ャートである。図19においては、ステップSP10B
において、上記の画像の特徴、すなわち、「ベタ物」、
「中間調物」、「ライト物」などの特徴をキーワードと
して指定する。より具体的には、たとえば、「ベタ物」
の度合いを数値で指定する。このようなオペレータのア
シストによって、コントローラ20は、画像解析部26
による特徴抽出を要することなく、印刷物の画像の特徴
を取得することができる。特に、簡単なキーワードを用
いることによりオペレータの意思を反映させることが可
能であるので、操作が容易である。
ャートである。図19においては、ステップSP10B
において、上記の画像の特徴、すなわち、「ベタ物」、
「中間調物」、「ライト物」などの特徴をキーワードと
して指定する。より具体的には、たとえば、「ベタ物」
の度合いを数値で指定する。このようなオペレータのア
シストによって、コントローラ20は、画像解析部26
による特徴抽出を要することなく、印刷物の画像の特徴
を取得することができる。特に、簡単なキーワードを用
いることによりオペレータの意思を反映させることが可
能であるので、操作が容易である。
【0085】なお、ステップSP20以降の処理は、上
記の実施形態と同様であるが、ステップSP20におい
ては、前件部における適合度を画像解析部26からの解
析結果に基づいて演算する代わりに、上記のオペレータ
による指定により与えられた適合度をそのまま用いるこ
とができる。また、ステップSP40においては、印刷
処理に先立って印刷パラメータを表示するようにしても
良い。
記の実施形態と同様であるが、ステップSP20におい
ては、前件部における適合度を画像解析部26からの解
析結果に基づいて演算する代わりに、上記のオペレータ
による指定により与えられた適合度をそのまま用いるこ
とができる。また、ステップSP40においては、印刷
処理に先立って印刷パラメータを表示するようにしても
良い。
【0086】また、上記実施形態においては、印刷パラ
メータの設定を、各種の印刷条件に応じた基準値に対し
て補正を加えることによって行っていたが、これに限定
されず、各種の印刷条件(インキ種類、用紙種類、印刷
速度など)をもファジィ推論に組み込むことにより、基
準値を設けることなく直接的に各制御パラメータを定め
ても良い。
メータの設定を、各種の印刷条件に応じた基準値に対し
て補正を加えることによって行っていたが、これに限定
されず、各種の印刷条件(インキ種類、用紙種類、印刷
速度など)をもファジィ推論に組み込むことにより、基
準値を設けることなく直接的に各制御パラメータを定め
ても良い。
【0087】さらに、上記実施形態においては、印刷速
度を一定速度の規定値として与える場合を例示している
が、印刷速度を各画像の特徴等に応じて調節することも
可能である。この場合には、「印刷速度」についても、
インキ供給量などの他の印刷パラメータと同様にファジ
ィ推論等を用いて決定すればよい。
度を一定速度の規定値として与える場合を例示している
が、印刷速度を各画像の特徴等に応じて調節することも
可能である。この場合には、「印刷速度」についても、
インキ供給量などの他の印刷パラメータと同様にファジ
ィ推論等を用いて決定すればよい。
【0088】また、上記実施形態においては、ファジィ
推論を用いて各印刷パラメータを決定する場合について
説明したが、これに限定されず、ニューラルネットワー
クなどを用いて各印刷パラメータを決定しても良い。
推論を用いて各印刷パラメータを決定する場合について
説明したが、これに限定されず、ニューラルネットワー
クなどを用いて各印刷パラメータを決定しても良い。
【0089】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項1
0に記載の発明によれば、印刷物の画像の特徴を取得
し、取得された画像の特徴に応じて印刷機に関する制御
パラメータの値を調整するので、印刷機の制御パラメー
タを良好にかつ簡易に調整することが可能である。
0に記載の発明によれば、印刷物の画像の特徴を取得
し、取得された画像の特徴に応じて印刷機に関する制御
パラメータの値を調整するので、印刷機の制御パラメー
タを良好にかつ簡易に調整することが可能である。
【0090】特に、請求項3に記載の発明によれば、画
像に関する階調値別の度数分布に基づいて画像の特徴が
取得されるので、画像の特徴を自動的かつ容易に判断す
ることができる。
像に関する階調値別の度数分布に基づいて画像の特徴が
取得されるので、画像の特徴を自動的かつ容易に判断す
ることができる。
【0091】また、請求項6に記載の発明によれば、印
刷物の画像の特徴が、操作者からの指示として取得され
るので、オペレータの意思を反映させることができる。
刷物の画像の特徴が、操作者からの指示として取得され
るので、オペレータの意思を反映させることができる。
【図1】本発明の実施形態に係る印刷システム1のシス
テム構成の概要を示す図である。
テム構成の概要を示す図である。
【図2】印刷機30内部の構成を示す概略図である。
【図3】コントローラ20のハードウエア構成を表す概
念図である。
念図である。
【図4】コントローラ20の機能ブロック図である。
【図5】推論部21における推論動作(制御動作)につ
いて説明する図である。
いて説明する図である。
【図6】推論動作におけるファジィルールについて説明
する図である。
する図である。
【図7】「ベタ物」の一例を示す図である。
【図8】「中間調物」の一例を示す図である。
【図9】「ライト物」の一例を示す図である。
【図10】動作の概略を説明するフローチャートであ
る。
る。
【図11】画像解析動作について説明する図である。
【図12】色版についての画像解析動作を示す図であ
る。
る。
【図13】全版についての画像解析動作を示す図であ
る。
る。
【図14】各制御チャネルごとの画像解析動作を示す図
である。
である。
【図15】1つの色版における各制御チャネルごとの度
数分布を表す図である。
数分布を表す図である。
【図16】インキ供給量の制御について示す図である。
【図17】水供給量の制御について示す図である。
【図18】印圧の制御について示す図である。
【図19】動作を示すフローチャートである。
1 印刷システム 20 コントローラ(印刷制御装置) 21 推論部 26 画像解析部 27 印刷条件設定部 28 手動調整部 29 特徴指定部 30 印刷機 31 インキ供給量調節機構 32 インキキー 33 水供給量調節機構 33r ローラ 34 版胴 35 印圧調整機構 35a ブランケット胴 35b 圧胴 37 印刷用紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 康人 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2C250 EA15 EA23 EA29 EB34 EB39 EB42
Claims (10)
- 【請求項1】 印刷機に対して印刷制御指令を与える印
刷制御装置であって、 印刷物の画像の特徴を取得する特徴取得手段と、 前記特徴取得手段によって取得された前記画像の特徴に
応じて、印刷機に関する制御パラメータの値を調整する
調整手段と、を備えることを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の印刷制御装置におい
て、 前記特徴取得手段は、前記画像の特徴として、ベタ物ら
しさ、中間調物らしさ、およびライト物らしさのうち少
なくとも1つを取得することを特徴とする印刷制御装
置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の印刷制
御装置において、 前記特徴取得手段は、前記画像に関する階調値別の度数
分布に基づいて前記画像の特徴を取得することを特徴と
する印刷制御装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の印刷制御装置におい
て、 前記特徴取得手段は、前記度数分布におけるピークの
数、位置、高さ、および鋭さの少なくとも1つに基づい
て前記画像の特徴を取得することを特徴とする印刷制御
装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の印刷制御装置において、 前記特徴取得手段は、校正済み印刷物についての入力画
像データ、ドキュメントデータ内に含まれる画像デー
タ、およびラスタライズ処理が施されたラスタライズデ
ータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記画像の特
徴を取得することを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載の印刷制
御装置において、 前記特徴取得手段は、前記印刷物の画像の特徴を、操作
者からの指示として取得することを特徴とする印刷制御
装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
載の印刷制御装置において、 前記制御パラメータは、前記印刷機におけるインキ供給
量、水供給量、および印圧のうち少なくとも1つに関す
るパラメータを含むことを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
載の印刷制御装置において、 前記制御パラメータの基準値を設定する基準値設定手
段、をさらに備え、 前記調整手段は、前記画像の特徴に応じて前記基準値に
対する補正を行うことにより、前記制御パラメータを調
整することを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項9】 請求項8に記載の印刷制御装置におい
て、 前記基準値は、温度、湿度、印刷速度、および印刷枚数
のうち少なくとも1つのパラメータに基づいて決定され
ることを特徴とする印刷制御装置。 - 【請求項10】 コンピュータを、 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の印刷制御装
置として機能させるためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394578A JP2002192700A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 印刷制御装置および記録媒体 |
EP01130486A EP1219421A3 (en) | 2000-12-26 | 2001-12-20 | Control unit and method for a printing press |
US10/025,672 US20020080407A1 (en) | 2000-12-26 | 2001-12-26 | Print control unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000394578A JP2002192700A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 印刷制御装置および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002192700A true JP2002192700A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18860182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000394578A Pending JP2002192700A (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 印刷制御装置および記録媒体 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020080407A1 (ja) |
EP (1) | EP1219421A3 (ja) |
JP (1) | JP2002192700A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4279516B2 (ja) * | 2002-07-01 | 2009-06-17 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 印刷機 |
US7418114B2 (en) * | 2003-06-11 | 2008-08-26 | Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. | Print tone measuring method |
US20060251423A1 (en) * | 2005-05-09 | 2006-11-09 | Evangelides Stephen G Jr | Method and apparatus for identifying pump failures using an optical line interface |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2024457B (en) * | 1978-06-07 | 1983-01-06 | Harris Corp | Printing press ready and control system |
DE2926629A1 (de) * | 1979-07-02 | 1981-01-15 | Mohn Gmbh Reinhard | Verfahren und vorrichtung zur bestimmung von soll-werten fuer die insbesondere automatische voreinstellung von druckmaschinen |
EP0142469B1 (de) * | 1983-11-04 | 1987-09-09 | GRETAG Aktiengesellschaft | Verfahren und Vorrichtung zur Regelung der Farbführung bei einer Offset-Druckmaschine und mit einer entsprechenden Vorrichtung ausgestattete Offset-Druckmaschine |
JPS61102253A (ja) * | 1984-10-26 | 1986-05-20 | Dainippon Screen Mfg Co Ltd | インキ供給量データファイル作成方法及びインキ供給量データ作成方法 |
GB2189743A (en) * | 1986-04-29 | 1987-11-04 | Miller Johannisberg Druckmasch | Presetting zone inking controls |
US5144566A (en) * | 1990-06-14 | 1992-09-01 | Comar, Inc. | Method for determining the quality of print using pixel intensity level frequency distributions |
US5992318A (en) * | 1993-10-28 | 1999-11-30 | Perretta Graphics Corporation | System for maintaining ink density |
JP3207067B2 (ja) * | 1995-01-31 | 2001-09-10 | 株式会社東芝 | 画像形成装置 |
JP4139012B2 (ja) * | 1999-09-06 | 2008-08-27 | 株式会社小森コーポレーション | 印刷機のインキ供給量調整方法および装置 |
JP4197379B2 (ja) * | 1999-09-07 | 2008-12-17 | 株式会社小森コーポレーション | 多色印刷機のインキ供給量調整方法および装置 |
JP3781941B2 (ja) * | 2000-03-13 | 2006-06-07 | 大日本スクリーン製造株式会社 | 印刷装置 |
-
2000
- 2000-12-26 JP JP2000394578A patent/JP2002192700A/ja active Pending
-
2001
- 2001-12-20 EP EP01130486A patent/EP1219421A3/en not_active Withdrawn
- 2001-12-26 US US10/025,672 patent/US20020080407A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1219421A2 (en) | 2002-07-03 |
EP1219421A3 (en) | 2006-11-08 |
US20020080407A1 (en) | 2002-06-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7804630B2 (en) | Image processing apparatus and image processing method | |
JP5455434B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、及び記録媒体 | |
JPH11284873A (ja) | 画像処理方法、装置および記録媒体 | |
JP2009055600A (ja) | 画像処理方法及びその装置、並びにcpu読取可能な記録媒体 | |
CN101035189B (zh) | 图像处理设备和图像处理方法 | |
JP2004291278A (ja) | 製版印刷システムにおける色管理方法および色管理システム | |
US6955486B2 (en) | Image processor, image processing method, and computer product | |
JP2002192700A (ja) | 印刷制御装置および記録媒体 | |
JP2007021905A (ja) | 印刷支援装置、方法及びプログラム | |
US20030072473A1 (en) | Method to determine a characteristic of a printing system | |
JP3664959B2 (ja) | 印刷機における色調制御方法及び装置 | |
US20040017476A1 (en) | Printing system, layout data generation device, print data processing device and program | |
JP7182931B2 (ja) | 印刷システム、印刷方法、画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP2006212985A5 (ja) | ||
JP2000209450A (ja) | 色修正テ―ブル作成プログラムを記録した媒体、色画像デ―タ修正装置、色画像デ―タ修正方法、印刷用色画像デ―タ出力プログラムを記録した媒体、印刷装置 | |
JP5965989B2 (ja) | 複製画像を作成する方法及び再生システム | |
JP2005275855A (ja) | 画像出力制御装置、クライアント、画像出力装置、画像出力指示方法、プログラムおよび記録媒体 | |
JP2000209450A5 (ja) | ||
EP4274206A1 (en) | Matching colours for multiple print modes | |
JP2008311878A (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JP2011239428A (ja) | 画像処理装置及びそのデータ変換方法 | |
JP2007295250A (ja) | 網点階調画像形成方法及び網点階調画像形成装置 | |
EP1424849A1 (en) | Printing control method, image data creating apparatus, and data for image creation | |
JP6176897B2 (ja) | 色調制御装置、印刷機、色調制御方法及びコンピュータプログラム | |
JP3787916B2 (ja) | 印刷装置のインク量調整装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050524 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050620 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |