JPH11284873A - 画像処理方法、装置および記録媒体 - Google Patents

画像処理方法、装置および記録媒体

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JPH11284873A
JPH11284873A JP11004071A JP407199A JPH11284873A JP H11284873 A JPH11284873 A JP H11284873A JP 11004071 A JP11004071 A JP 11004071A JP 407199 A JP407199 A JP 407199A JP H11284873 A JPH11284873 A JP H11284873A
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般的なユーザや高い知識を有するユーザな
ど様々なユーザにとって使いやすい設定方法を有し、ユ
ーザの要求に応じた色再現性を実現することができる画
像処理方法、装置および記録媒体を提供することを目的
とする。 【解決手段】 入力画像に対して色処理を行い出力部に
出力する画像処理方法であって、ユーザの指示に基づき
色処理条件を設定する工程と、前記色処理条件に応じて
色処理を行う工程を有し、前記色処理条件の設定には、
予め設定されているオブジェクトタイプと色処理条件の
組み合わせに基づき自動的に処理する自動モードと、オ
ブジェクトのタイプに関わらず同一の色処理を設定する
半自動モードと、オブジェクトのタイプと色処理条件の
組み合わせをユーザの指示に基づき設定する手動モード
とがあることを特徴とする画像処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアプリケー
ションが作成した異なる特徴を持つ各種オブジェクト
(例えばテキスト、グラフィックス、イメージ、グラデ
ーションなど)に応じた色処理を行う画像処理方法、装
置および記録媒体である。
【0002】
【従来の技術】最近のカラーWSやPC、及びバブルジ
ェットプリンタ(以下BJと略する。)などに代表され
る低価格カラープリンタの普及に伴い、アプリケーショ
ンによって編集、作成された各種カラー文書が出力され
ている。
【0003】しかしながら、カラーの印刷処理が満足の
行く結果を得ることは以下に示すような問題点によって
大変難しい状況になっている。1)ユーザがカラーデー
タを作成するCRTと、印刷するプリンタでは色再現範
囲(ガメット)が異なる。一般的にCRTの色再現範囲
がプリンタの色再現範囲よりも広いため、CRTでの表
現色がプリンタで再現できないために、色空間の圧縮処
理(色空間マッチング)が必要であるが、この色空間圧
縮には幾つかの手法が提案されているが、ユーザがどの
手法が適当であるか判断するのは一般的に困難である。
2)上記1に関連するが、CRTでは色はRGBの加色
混法で表現され、カラープリンタではYMCKでの減色
混法であるため、複数の色の混ぜ合わせ処理においてC
RTで確認したものとプリンタのそれでは、異なる可能
性がある。3)さらに最近のカラープリンタは、高解像
度(例えば1200DPI(Dot PerInch)や600DP
I)となっているため、CRTのような文書のプレビュ
ーと比べて高精細な印刷を必要とするため、用途に応じ
た適切なハーフトーニング(2値化や多値化の処理)を
選択する必要がある。4)レーザプリンタに代表される
電子写真方式のカラープリンタにおいては、系時変化や
エンジンの個体差により微妙に色味が異なる場合があ
る。これらの色味の差異を制御する方法が幾つか提案さ
れているが、ある種類のオブジェクト(データ)には有
効であるが、別種のオブジェクト(データ)には副作用
が出る場合などが発生する。
【0004】カラー文書には、特徴が異なる各種オブジ
ェクト(例えばテキスト、グラフィックス、イメージ、
グラデーションなど)が含まれている。例えば、テキス
トは1バイトで示されるアルファ・ニューメリック文字
や、2バイトの漢字文字列であり、イメージは2次元に
配列された画素を持ち各画素毎に異なるカラー情報を持
ち効率化のために圧縮されている場合もあり、グラフィ
ックスとはラインや多角形の輪郭や内部領域で表現され
る。
【0005】出力画像において良好な色再現を実現する
ためには、各オブジェクトの特徴に応じて、上記各問題
点を解決する処理を行う必要がある。
【0006】そこで、本出願人は上記複数種のオブジェ
クトに対して幾つかのプリント品質特性を制御する処理
及びUIを含む制御手法を提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記提案では、ユーザ
に対して非常に広範に渡って処理内容を設定するために
色処理に関して高い知識が必要となり、一般的なユーザ
にとっては自由度が広すぎて適切な処理を選択すること
ができない場合があった。または、適切な処理を設定す
るために非常に時間がかかる場合があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の点に鑑
みてなされたものであり、一般的なユーザや高い知識を
有するユーザなど様々なユーザにとって使いやすい設定
方法を有し、ユーザの要求に応じた色再現性を実現する
ことができる画像処理方法、装置および記録媒体を提供
することを目的とする。
【0009】上記目的を達成するために、本発明は入力
画像に対して色処理を行い出力部に出力する画像処理方
法であって、ユーザの指示に基づき色処理条件を設定す
る工程と、前記色処理条件に応じて色処理を行う工程を
有し、前記色処理条件の設定には、予め設定されている
オブジェクトタイプと色処理条件の組み合わせに基づき
自動的に処理する自動モードと、オブジェクトのタイプ
に関わらず同一の色処理を設定する半自動モードと、オ
ブジェクトのタイプと色処理条件の組み合わせをユーザ
の指示に基づき設定する手動モードとがあることを特徴
とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本実施形態では、従来の技術で説
明した課題1および2を解決するための色空間マッチン
グと課題3を解決するためのハーフトーニング処理およ
び課題4を解決するためのカラー調整をオブジェクトの
種類に応じて設定する。
【0011】まず、「カラーマッチング処理」について
説明する。
【0012】カラーマッチング処理は、カラー画像デー
タを出力装置の色再現範囲に応じて変換する処理であ
る。例えば、CRTに表示された画像をプリンタで出力
する場合は、CRTの色再現範囲に比べてプリンタの色
再現範囲が狭いためプリンタで表示画像を忠実に再現す
ることができない。そこで、できるかぎり出力画像の色
味が表示画像に近づくように変換処理を行う。
【0013】カラーマッチング処理として、幾つかの手
法が提案されているので図5を参照し説明する。
【0014】1) Perceptual Match(色味優先) 画像データの最も明るい色(ホワイトポイント)と最も
暗い色(ブラックポイント)を、出力機器のものにそれ
ぞれ合わせる。次に他の色をホワイトポイント、ブラッ
クポイントとの相対関係を保つように変換する。すべて
の色がオリジナルの色とは異なる色に変換されるが、色
同士の関係を保つことができ色の階調性を保つことがで
きる。色数が多く色の階調性が重要である自然画像・写
真画像に適している。
【0015】・Colormetric Match(色差最小) 画像データと出力機器の色再現範囲が重なり合う部分
は、色変換を実行せずにそのまま出力する。はみ出した
部分は明度を変更せずに、プリンタの色再現範囲の外縁
にマッピングする。ロゴマークの印刷や色見本の色に合
わせる場合など、色を忠実に表現する場合に適してい
る。
【0016】・Saturation Match(鮮やかさ優先) 色再現範囲をはみ出した部分について、なるべく彩度を
変更させず(落とさず)に色空間を圧縮させる。CG画
像やプレゼンテーション用途などの、彩度を高く表現す
るような画像に適している。
【0017】・なし色変換処理をしないで、アプリケー
ションで指定された色データは記録装置にそのまま送ら
れ印刷される。カラーマッチング処理を行わないので高
速に印字することが可能となる。色精度を必要としない
文字を印字する場合などに適している。
【0018】このような各カラーマッチング処理の特性
を踏まえて、本実施形態では各種オブジェクトに対する
デフォールトのカラーマッチング特性として、以下の表
1のように設定する。
【0019】なお、カラーマッチング処理に用いるマッ
チングパラメータは、幾つかの代表的なサンプルデータ
においてプリンタ色再現範囲を計算し、マッチングパラ
メータをシュミレーションにより算出される。マッチン
グパラメータの形態としては多次元のLUTなどが使用さ
れる。
【0020】
【表1】
【0021】次に「ハーフトーニング処理」について説
明する。
【0022】ハーフトーニング処理とは入力されたフル
カラー画像データに対して上述のカラーマッチング処理
(色空間圧縮処理)を施した後、プリンタの色空間であ
るYMCKに色変換を実行し、最終的にプリンタのもつ
色精度(例えば、各色1, 2,4,8 bit等)にマップする処
理であり、各種手法が提案されている。代表的なもの
に、誤差拡散手法とディザ処理等の量子化処理があげら
れる。
【0023】・誤差拡散手法 ある画素を出力ビット数に量子化する際に、入力画素と
量子化する閾値との量子化誤差を近傍画素にある割合で
伝播させ濃度を保存する。結果としてディザ法に見られ
る周期的なノイズパターンは見られなくなり、良好な画
質が得られるが処理スピードの面でディザ法に比べて難
点がある。また、PDLデータのようにランダムな順番
でかつランダムな位置に出力される各種オブジェクトに
対し誤差拡散法を適用することは、処理スピードや画像
の重なりをうまく処理する点からは困難である。ただ
し、BJプリンタなどのようにホスト側で文書を1ペー
ジ分レンダリングして、イメージとしてシーケンシャル
に送る方式には適している。
【0024】・ディザ法 本手法は、画素を複数個まとめて面積的に階調を表現す
る仕組みであり、代表的な手法として分散化ディザとク
ラスタ化ディザ法が知られている。前者はディザの周期
的なパターンをなるべく分散化させるディザで、後者は
逆にドットを集中させてディザを構成するものである。
すなわちスクリーン線数の観点からは、分散化ディザの
方がクラスタ化ディザよりも線数が高い。また、電子写
真方式においては高解像度(600DPI)になるとド
ットの再現性がよくないという問題から、後者のクラス
タ化ディザを採用している場合が多い。
【0025】また最近では、ブルーノイズ・マスク手法
と呼ばれる誤差拡散手法に似たランダムパターンを、デ
ィザのマトリックスサイズを例えば256 X 256
のように大きくして実現している例もあり、両者の間の
区分けも厳密には意味を成さない場合もある。
【0026】次にクラスタ化ディザについて、図6から
8を参照して説明する。簡単化のためにディザのマトリ
ックスサイズは8X8とし、1ドットは600 DPI
の解像能力を持つものとする。なお図6はそれぞれのデ
ィザにおいて、50%の濃度レベルを表現する際のアナ
ログ的なドットパターンを模式的に示したものである。
【0027】階調ディザは図7に示すように45度のス
クリーン角度を持ち、一般的な商用の網点印刷に近い処
理であり、ディザの周期としてのスクリーン線数は10
7線である。本パターンは白黒印刷においては最適であ
るが、カラー印刷においてはYMCKの各色版を重ねあ
わせて印字するため、メカニカルに各色のレジストレー
ションに起因する版ずれが発生すると、各色が重なり合
い、モアレパターンが発生したり色の濁りが発生する問
題点がある。
【0028】縦ディザは図6に示すように印字の副走査
方向にディザパターンを成長させる方式であり、特に電
子写真プロセスに起因するレジストレーションのずれが
副走査方向に顕著であるため、本問題を解決するための
ディザとして適している。またスクリーン線数も図に示
すように150線であるため、高解像度の画質表現が可
能である。一方、階調は階調ディザ601に比較してよく
ない。また、図からも分かるように細い中間調の縦線
(1から2ドット)を描画した際に、まったくディザの
オフ周期(図の白縦線部分)と重なり印字されない場合
もある。
【0029】解像度ディザ603は、図8に示す階調ディ
ザ、縦ディザの中間の性質を持つものである。
【0030】表2に、3つのディザの長所・短所の特性
をまとめる。
【0031】
【表2】
【0032】この特性からそれぞれのオブジェクトに最
適なディザは、以下の表のような形となる。文字・イメ
ージは線数が高いディザが適し、図形はグラデーション
をきれいに出すため又、細い線の再現能力が良いため階
調ディザが適している。
【0033】
【表3】
【0034】最後にカラー調整機能について説明する。
本機能が必要な理由として、電子写真プロセスにおいて
は、一般にレーザ露光、現像、転写、定着というアナロ
グ的な複雑なプロセスを経て紙に印刷される。さらにカ
ラー印刷においては上記プロセスをYMCKのトナーに
ついて4回繰り返し、4色に渡り均一な濃度で、かつ均
一なドット配置を行うことはほぼ非常に難しい。
【0035】反射濃度レベルで言うと、各色あたり+−
0.1位の誤差は一般的に見られる。よって、ユーザが
カラー調整機能を用いて色を調整する必要がある。
【0036】本実施形態では、図21に示すUIを用い
てアプリケーションで指定されるデータの色相を、プリ
ンタの色味の変動を打ち消すように変更するものであ
る。色相を変化させる、処理アルゴリズムを以下に示
す。 1)まず入力されたRGB色をHLS色(Hue,Li
ght,Saturation)モデル図20参照に変
換する。この変換式はComputer Graphi
cs principles and practic
e(Addison−Wesley Publishi
ng Company)に記載されている。 2)ユーザが図21のUIにより指定する色味の調整方
向403・及び調整幅402に基づき、オリジナル色の
Hue(色相)、Saturation(彩度)値を変
更し、L値はそのままとする。
【0037】図20に調整方向403として黄色方向が
設定された場合の調整例を示す。 3)最後に色調整されたHLS空間からRGB空間に逆
マッピングを行う。これも1)と同じ参考書に記載され
ている。
【0038】このカラー調整機能を用いることにより、
例えばカラープリンタにおいてYトナーが強く黄色っぽ
いイメージが出力される場合には、黄色の補色(青)方
向に色味を変更することにより適切な色味を実現するこ
とができる。
【0039】カラー調整機能はイメージ画像のように複
数の色が混在している場合には有効に働くが、例えば文
字や図形などにおいて黄色純色に対して青方向に補正を
かけると、黄色のトナーにC(シアン)やM(マジェン
タ)が混じってしまい黄色純色で再現することができな
くなり、濁った色味となる副作用の発生する場合があ
る。
【0040】したがって、本実施形態ではデフォルトと
して表4の様にカラー調整機能のON/OFFが設定さ
れている。
【0041】
【表4】
【0042】なお、一般的にカラー調整は素人のユーザ
が行うには難しい部分もあるので、特開平10−210
306号に記載されているように色の色相方向について
8方向に調整した画像をサムネール印刷することによ
り、最適な設定を簡便に知る方法を用いても構わない。
【0043】表1、表3、表4において各オブジェクト
に対し適切なデフォールトのカラーマッチング、ハーフ
トーニング処理、カラー調整の組み合わせを示した。た
だ、すべての画像に対して本設定による印刷結果が最善
であるとは限らない。ユーザの用途および好みによって
適切な処理の組み合わせが変わってくる。
【0044】そこで、本願実施形態では、以下に説明す
る全自動モード、半自動モード、手動モードに中から用
途に応じたモードをユーザインタフェースを利用して設
定可能としている。ここで列挙した順番(全自動、半自
動、手動)により処理の優先順番が規定されている。
【0045】全自動モードは、表1、表3及び表4に示
したデフォールトの組み合わせに基づき、出力装置の特
性に応じたカラーマッチング処理、ハーフトーン処理お
よびカラー調整をオブジェクトの種類に応じて自動選択
する。
【0046】半自動モードは、あらかじめ幾つか登録さ
れているカラーマッチング処理、ハーフトーン処理およ
びカラー調整の組み合わせの中から所望の組み合わせを
選択する。この半自動モードでは、オブジェクトの種類
に関わらず同一の処理を行う。半自動モードではユーザ
が複数の処理の内容を設定する必要がなく、画像の重要
な特徴に基づき簡単に設定することができる。
【0047】手動モードは、各色空間マッチング処理、
ハーフトーン処理およびカラー調整とオブジェクトの種
類の組み合わせを個別に選択する。手動モードによれ
ば、ユーザが詳細にオブジェクトの種類に応じた処理を
設定することができる。
【0048】上述したように、すべての画像に対して全
自動モードによる処理結果が最善であるとは限らない。
全自動モードによる処理結果が不十分であった場合に、
半自動モードを用いて問題のある部分に着目してすべて
のオブジェクトに対し、色空間マッチング処理やハーフ
トーニング処理、カラー調整をページ全体に変更する設
定を行う。このようにすることにより、高い知識を有さ
ないユーザでも所望の色再現を得ることができる処理を
設定することができる。
【0049】一般的に出力画像の色再現において重要な
事は、重要なオブジェクトの色再現である。したがっ
て、画像に含まれる個々の異なるオブジェクトに対し、
画像において重要であるオブジェクトに対応させた処理
設定を行うことにより色再現上問題になることはほとん
ど生じない。
【0050】しかしながら、オブジェクトの種類に応じ
て適切に処理を設定した方が出力画像の色再現の精度は
高い。したがって、手動モードを備え、高い色再現性を
求める例えば高い知識を有するデザイナーのようなユー
ザの要求にこたえられるようにしている。
【0051】本処理を実現するカラープリンタ及びプリ
ンタ・コントローラ、ホストPCについて説明する。ま
ずプリンタ側のコントローラ200のシステムブロック
を図9を参照して説明する。ホスト502側より送られ
たカラーPDLデータは入力バッファ2に格納され、プロ
グラムROM6内のPDLコマンド解析プログラム6―1によ
って、入力データがスキャンされる。3は文字のビット
・パターン又はアウトライン情報、及び文字ベースライ
ンや文字メトリック情報を格納するフォントROMであ
り、文字の印字に際して利用される。4のパネルIOP
は、プリンタ本体に装着されるパネルにおけるスイッチ
入力の検知やLCDへのメッセージ表示を司る、I/Oプロ
セッサ及びファームウェアであり、低価格のCPUが利用
される。拡張I/F5は、プリンタの拡張モジュール(フ
ォントROM、プログラムROM、RAM、ハードディスク)と
のインタフェース回路である。
【0052】6は本実施形態のプリンタ側のソフトウェ
アを格納するROMであり、CPU12が本データを読み込み
処理を実行する。7はソフトウェアのための管理領域で
あり、入力されたPDLデータをコマンド解析部61によ
り変換された中間データ形式(ページオブジェクト)に
変換したディスプレイ・リスト71や、グローバル情報
等が本RAMに格納される。
【0053】色変換ハードウェア8は、通常WS・PCで
利用されているモニタの表色系のRGB(加法混色)から
プリンタのインク処理で用いるYMCK(減法混色)への変
換を行なうハードウェアである。本処理は色精度を追求
すると、非線形なログ変換及び3X3のマトリックスの
積和演算等は大変演算パワーを必要とするので、本実施
形態ではテーブル・ルックアップ及び内挿補間処理を用
いている。このテーブルは最初プリンタ・エンジン10
0にとって最適なものに調節されているが、濃度キャリ
ブレーション処理やターゲット処理の変更などによりホ
スト側から色変換方式やパラメータを変更する要求があ
れば、テーブルの値を変更することも可能である。
【0054】なお、処理時間を犠牲にすれば、CPU 12に
よってソフトウェアによる演算も可能である。
【0055】ハードレンダラ9は、カラーレンダリング
処理をASICハードウェアで実行することにより、プリン
タ100(LBP)のビデオ転送に同期して実時間でレン
ダリング処理を行い、少ないメモリ容量でのバンディン
グ処理を実現するものである。ページバッファ10は、
PDL言語によって展開されるイメージを格納する領域で
あり、バンディング処理(バンド単位でのリアルタイム
レンダリングとプリンタへのビデオ転送の並列実行)を
行なうための最低2バンドのメモリが必要である。リア
ルタイムにレンダリングが出来ない等の要因により、バ
ンディング処理を出来ない際に、LBPのようにエンジン
に同期してイメージを転送する必要のある装置では解像
度かつ/又は色階調を落したフルカラービットマップメ
モリを確保する必要がある。しかし、バブルジェットの
ようにヘッドの移動をコントローラ側が制御可能なマシ
ンの場合には、バンドのメモリがあればよい。
【0056】ディザパターン15はバンディングにより、
ハーフトーニング処理を高速にハードレンダラ9で行う
際の複数のディザパターンを格納するものであり、ホス
ト側で指定されたオブジェクト種別に応じたディザパタ
ーンへのポインタも同時に格納される。本処理の詳細に
ついては後述する。
【0057】プリンタインタフェース11はカラープリ
ンタ100例えばLBPとの間で、10のページバッファ
の内容をプリンタ側の水平・垂直同期信号に同期して、
ビデオ情報として転送する。あるいは、BJにおけるヘッ
ド制御及び複数ラインのヘッドサイズに合わせたビデオ
情報の転送を行なう。本インタフェースではプリンタと
の間に、プリンタへのコマンド送信やプリンタからのス
テータス受信を行なう。
【0058】CPU12はプリンタコントローラ内部の処
理を制御する演算装置である。100はコントローラか
ら送出するビデオ信号を印字するカラープリンタであ
り、電子写真によるカラーLBPでもインクジェット方式
であってもよい。
【0059】200は本処理を実現するプリンタ・コン
トローラコントローラ全体である。
【0060】図1は本発明にかかる一実施形態のカラーL
BPの概要を示す図である。同図において、カラーLBP1
00は外部機器であるホストコンピュータ502から送ら
れてくるプリンタ言語で記述されたコードデータや画像
データを受け、そのデータに基づいて記録紙(記録媒
体)上にカラー画像を形成する。
【0061】より具体的に説明すると、カラーLBP10
0はプリンタ・コントローラ(以下「コントローラ」と
いう)200とプリンタエンジン(以下「エンジン」とい
う)100とから構成される。そしてコントローラ200はホ
ストコンピュータ502から入力されたデータに基づい
て、1ページ分のマゼンタ、シアン、イエロー、ブラッ
クの多値画像データを作成する。エンジン100はコント
ローラ200が生成した多値画像データに応じて変調した
レーザビームで感光ドラムを走査することにより潜像を
形成し、この潜像をトナーで現像し記録紙に転写した
後、記録紙上のトナーを定着する一連の電子写真プロセ
スによる記録を行う。なお、エンジン100は600dpiの解
像度を有する。図2、3はエンジン100の詳細な構成例を示
すブロック図で、これらの図を用いてエンジン100の動
作を説明する。
【0062】同図において、エンジン100は不図示の駆
動手段により、感光ドラム106および転写ドラム108を図
に示す矢印の方向に回転させる。続いてローラ帯電器10
9の充電を開始し、感光ドラム106の表面電位を所定値に
略均一に帯電させる。次に、給紙ローラ111によって、
記録紙カセット110に収納された記録紙128を転写ドラム
108へ供給する。転写ドラム108は、中空の支持体上に誘
電体シートを張ったもので、感光ドラム106と等速で矢
印方向に回転する。転写ドラム108に給紙された記録紙1
28は、転写ドラム108の支持体上に設けられたグリッパ1
12によって保持され、吸着ローラ113および吸着用帯電
器114により転写ドラム108に吸着される。同時に現像器
の支持体115を回転させて、支持体115に支持された4つ
の現像器116Y、116M、116C、116Kのうち最初に潜像を形成
する現像器を感光ドラム106に対向させる。なお、116Y
はイエロー(Y)、116Mはマゼンタ(M)、116Cはシアン
(C)、116Kはブラック(K)のトナーが入った現像器で
ある。一方エンジン100は転写ドラム106に吸着した記録
紙128の先端を紙先端検出器117によって検出し、コント
ローラ200に制御信号を送信する。コントローラ200は制
御信号を受信すると不図示のビデオ信号をレーザドライ
バ102に出力する。レーザドライバ102はビデオ信号に応
じてレーザダイオード103を発光させ、レーザビーム127
が射出される。レーザビーム127は不図示のモータによ
り矢印方向に回転駆動される回転多面鏡104により偏向
され、光路上に配置された結像レンズ105を経て、感光
ドラム106上を主走査方向に走査し、感光ドラム106上に
潜像を生成する。このとき、ビームディテクタ107はレ
ーザビーム127の走査開始点を検出し水平同期信号を生
成する。感光ドラム106上に形成された潜像は現像器に
よって現像され、転写用帯電器119により転写ローラ108
に吸着された記録紙128に転写される。この際、転写さ
れずに感光ドラム106上に残ったトナーはクリーニング
装置125によって除去される。以上の動作を繰り返すこ
とによりカラーのトナー像が記録紙128上に転写され
る。全てのトナー像が転写された記録紙128は、分離帯
電器120を経て分離爪121によって転写ドラム108から剥
がされ、搬送ベルト122により定着器121へ送られる。ま
た、このとき転写ドラムクリーナ126によって転写ドラ
ム108の表面が清掃される。記録紙128上のトナー像は、
定着器128により加熱・加圧されて溶融固着しフルカラ
ー画像になる。そして、フルカラー画像が記録された記
録紙128は排紙トレイ124へ排出される。
【0063】ホスト側のシステムの説明を図4を用いて
行う。図4において502はホスト・コンピュータであ
り、プリントデータ及び制御コードから成る印刷情報を
印刷装置100に出力する。ホスト・コンピュータ50
2は、入力デバイスであるところのキーボード2100
やポインティングデバイスであるところのマウス211
0と、表示デバイスであるディスプレイ・モニタ220
0を合わせた一つのコンピュータ・システムとして構成
されている。ホスト・コンピュータ502は、マイクロ
ソフト社のWindows95などの基本OSによって
動作しているものとする。
【0064】ホスト・コンピュータ側について、本実施
形態に関する機能的な部分にのみ注目し、基本OS上で
の機能を大きく分類すると、アプリケーション201
0、画像情報処理手段であるところのグラフィック・サ
ブ・システム2020、データ格納手段、印刷データ格
納制御手段および印刷装置との通信手段を含むスプール
・サブ・システム2030、UI処理部2040に大別
される。
【0065】アプリケーション2010は、例えば、ワ
ープロや表計算などの基本ソフトウェア上で動作する応
用ソフトウェアである。グラフィック・サブ・システム
2020は、基本OSの機能の一部であるGraphic Devi
ce Interface(以後、GDIと記す)2021とそのG
DIから動的にリンクされるデバイスドライバであると
ころのプリンタ・ドライバ2022によって構成されて
いる。ここでプリンタドライバ2021はGDIとして
コールされる描画命令を、PDL言語に変換するのが大
きな役割である。
【0066】また、プリンタドライバはユーザに指定さ
れたモードおよびGDI描画命令の種類に応じて、CM
S(Color Management Syste
m)モジュール2023、色調整モジュール2024に
処理を依頼する。
【0067】スプール・サブ・システム2030は、グ
ラフィック・サブ・システム2020の後段に位置する
プリンタ・デバイスに特有のサブ・システムであり、第
1のデータ格納手段であるところのスプールファイル1
(実態はハードディスク)2031と、スプールファイ
ルに貯えられたPDLコードを読み出し印刷装置100
内における処理の進行状況を監視するプロセスモニター
2034とから構成されるものである。
【0068】ユーザインターフェイス(UI)処理部2
040はOSの提供されている関数を利用しながら、ユ
ーザに対して印刷品位の制御のパラメータを決定すべ
く、各種メニュー・ボタンの表示、及びユーザアクショ
ンの解析を行う。
【0069】また、基本OSによって、上述したこれら
の名称や機能的な枠組みは若干異なる場合があるが、各
技術的手段が実現できるモジュールであれば、それらの
名称や枠組みは本発明にとってあまり大きな問題ではな
い。
【0070】例えば、スプーラやスプールファイルと呼
ばれるものは、別のOSにおいてプリント・キューと呼
ばれるモジュールに処理を組み込むことによっても実現
可能である。なお一般的に、これらの各機能モジュール
を含むホスト・コンピュータ200は、図示しないが中
央演算処理装置(CPU)、リードオンリーメモリ(R
OM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードデ
ィスクドライブ(HDD)、各種入出力制御部(I/
O)などのハードウェアのもとで、基本ソフトと呼ばれ
るソフトウェアがその制御を司り、その基本ソフトの元
で、それぞれの応用ソフト、サブ・システム・プロセス
が機能モジュールとして動作するようになっている。
【0071】以下に、プリンタドライバ側の処理の流れ
を詳細に説明する。
【0072】本処理に特化した処理フローをフローチャ
ート図10を用いて、まずホスト側の処理を主体に説明
する。ホストコンピュータ上で、あるアプリケーション
から印刷メニューをクリックすると、印刷のメインシー
トが現れる。そして、印刷のメインシート上で出力プリ
ンタ、用紙サイズ、コピー部数、などとともに画像品質
に関するユーザ指示を入力する(ステップ9010)。
【0073】本実施形態における印刷品位メニュー例は
図11に示すように、最初は自動設定(全自動モード)
901がデフォールトとして選択されているがユーザが別
の設定(半自動モードまたは手動モード)を選択したけ
れば図に示すようなラジオボタンを用いて所望する項目
をマウス2110により押下すればよい。自動状態において
それぞれのオブジェクトに対する処理は、色空間マッチ
ング処理設定は表1、ハーフトーン処理については表
3、そしてカラー調整については表4が選択されてい
る。
【0074】イメージ向き902、グラフィックス向き903
または色安定の選択を行うと半自動モードになり、括弧
内に示されているカラーマッチング処理、ハーフトーン
処理、カラー調整が画像全体に対して行われる。
【0075】以上の提供されている設定で満足できない
ユーザはマニュアル設定のボタン905を押下すること
により、手動モードで詳細に任意の色空間マッチング処
理、ハーフトーン処理、カラー調整とオブジェクトの種
類の組み合わせを指定することができる。
【0076】マニュアル設定ボタンを選択した場合のメ
ニューを図12に示す。色空間マッチング処理、ハーフ
トーン処理、カラー調整の設定について、図に示すよう
なコンボBOXメニュー907、908、912を用い
て所望の処理を選択可能である。本メニューでは、右端
の矢印マークをマウスで押下することにより、システム
のサポートしている処理一覧が表示され希望する処理
を、再度マウスによる押下をトリガとして設定を行う。
907、908、912の下段には、選択可能な設定品
位パラメータが示される。
【0077】最終的にユーザがOKボタン909を押下す
ることにより、プリンタドライバ2022において各オブジ
ェクト毎のカラーマッチングとハーフトーン処理方法を
確定し、対応するフラグCMS_image_flag,, CMS_text_fl
ag, CMS_graphics_flag, HT_image_flag, HT_text_fla
g, HT_graphics_flag,CA_image_flag,CA_text_flag,CA_
graphics_flagにユーザが指定した情報を設定する(ステ
ップ9020)。ここで、CMSはカラーマッチング処理、
HTはハーフトーニング、CAはカラー調整処理を示
す。
【0078】次のステップとしてユーザが各種設定を行
い、印刷OKの起動をかけるとアプリケーション上で作
成した画像を示す画像情報がGDI(2021)を通じてプリン
タドライバ(2022)に渡される(ステップ 9030)。
【0079】カラーマッチング処理およびカラー調整は
ホストコンピュータ502サイドで実行されるが、ハー
フトーニング処理に関してはコントローラ200サイドで
実行される。印刷ジョブの最初の時点でプリンタ・ドラ
イバ2022はプリンタに対してハーフトーニングの種
別を示すPDL(Page Description Language)コマンド
あるいはJL(Job Language)コマンドを用いてハーフト
ーニング方法を指定する(ステップ 9040)。
【0080】次にページ毎に各種描画コマンドや色パラ
メータをプリンタドライバ2022がGDI2021よ
り受け取ると、カレントの色情報をバッファ領域に格納
し、GDI関数に基づき描画オブジェクトの種類がテキス
トかイメージかグラフィックスかの判断を行う。
【0081】描画オブジェクトの種類に応じて、ステッ
プ9020で設定されたCA_***_flag,CMS_***_flagに基
づくカラー調整およびカラーマッチング処理を行う(ス
テップ9045,9050)。
【0082】カラーマッチング処理が行われた色情報を
プリンタドライバ2022において対応するPDLコマ
ンドに変換する(ステップ9060)。
【0083】なお、文字やグラフィックスの場合には、
1オブジェクト毎に1回の色空間圧縮処理が実行される
が、イメージの場合には1オブジェクトに複数の色デー
タを保持するため、色配列情報をCMSモジュール20
23に渡し、一括処理を行うことにより処理効率を向上
させる。
【0084】そして、本描画オブジェクトに関する色空
間圧縮処理をページが終了するまで、繰り返し実行する
(ステップ9070)。
【0085】以下に、プリンタ側の処理を説明する。
【0086】プリンタ内での処理の流れの概略は説明済
みであるためハーフトーニング処理、特にディザ処理に
焦点を当て以下に解説する。
【0087】ディザ処理を説明するためにまず単純多値
化の原理を、多値として8 bit(256レベル)入力を2 bit
(4値)化する、を例としてアルゴリズムを示す。
【0088】注目画素の入力値が64未満だと0(00)、64
以上128未満だと85(01)を、128以上192未満だと170(10)
を、255以下だと255(11)を出力する。これは図13に示
すものであり、入力が属しているAREA内部で、そのAREA
内の閾値(64,128,192)を利用し、出力がAREAの両端とな
るような2値化処理を行なう。図中の太い縦線が領域の
区切りを示し、下に8 bitレベルおよび2 bitレベル()
で括っているの出力値を示す。細い縦線が領域内での閾
値8 bitレベルを示す。
【0089】多値ディザ処理の1例を図14,15を参
照して説明する。図14で示される注目画素データと注
目画素に対応するディザマトリックス図15の値からそ
の領域に適した閾値を計算し、注目画素のデータをこの
閾値で量子化する。ここでディザマトリックスは、4*
4のパターンとしてページバッファ上で同じパターンを
繰り返す。ディザマトリックスの最大値は、255/
(ビットレベルー1)となる。入力データは拡大、縮小
処理があるとすでにページメモリの解像度に変換されて
いる。
【0090】実際のディザ・アルゴリズムを図13を用
いて説明する。なお、注目画素の値が180であると仮定
して具体的な処理内容を示す。
【0091】入力データにおける注目画素を読みとり、
どのAREAに属するかを判断する。注目画素が180である
ので、AREA2に属している。
【0092】対応するディザマトリックスを値を読み込
み、このAREAに合致する閾値に変更する。
【0093】閾値 = 74 + 85 X 2 = 244
【0094】注目画素データが閾値以上であればこのAR
EAの最大値、閾値未満であればAREAの最小値を出力値と
する。注目画素(180)は 閾値(244)より小さいので、ARE
Aの最小値(170)を出力する。
【0095】次の画素を処理する。
【0096】この処理はハードウェア的にはルックアッ
プテーブルにより、高速変換処理が可能である。このテ
ーブルは入力レベルが 0 から 255のおのおのについ
て、4 *4のディザマトリックスの各位置においてディザ
変換した2 bit出力値をあらかじめ格納しておくことに
より実現できる。この際のテーブルサイズは各YMCK毎に
256 X 4 X 4 X 2 bit = 1024 byte分必要であり、2 bit
ずつを図16に示すポインタにより示されるディザテー
ブル図17よりアクセスする。ただ、このサイズは1種
類のディザを表現する場合であり、オブジェクト種別で
は本実施形態では(文字、画像、図形)のように最大3
種類あるため、内部的には最悪本サイズの3倍のメモリ
を確保する必要がある。
【0097】図9に示されているディザ処理部15で行わ
れる処理内容を説明する。
【0098】ジョブの開始時点で、ホストコンピュータ
502から送られるPDLあるいはJLコマンドを解析
し、それぞれの描画オブジェクトに対応するディザテー
ブル15を作成し、オブジェクトタイプとこのテーブル
間のリンクを形成する。
【0099】その後各描画オブジェクトがPDLデータ
として入力されるたびに、カレントのディザポインタを
実際のディザテーブル15に対応し設定することによ
り、ハードウェア9によるレンダリングを実行する。
【0100】本実施形態によれば、複合カラードキュメ
ントを、色処理や画像処理に素人のユーザにも適切に出
力出来るようなインタフェースを提供することあができ
る。この結果多くのドキュメントは自動的に適切に出力
され、たとえ出力結果が適切でないトラブルシューティ
ングとしても、簡易なインタフェースを提供しているの
で、ユーザにとって非常に使いやすい。
【0101】(変形例)上記実施形態においては、ユー
ザからの指示に応じてカラーマッチング処理をホスト側
で、またハーフトーニングの処理をプリンタ側で行う実
施形態を説明したが、両者の処理をすべてホスト側ある
いはプリンタ側で実現しても同じ効果を実現可能であ
る。
【0102】(変形例1)すべての処理をホスト側で実
現する例を図12を参照して説明する。本例はホストコ
ンピュータ側のシステムの、スプール・サブ・システム
2030において、プリンタのレンダリングシステムと
同等の機能を実現している。
【0103】スプールサブシステム2030は、第1の
データ格納手段であるところのスプールファイル1(実
態はハードディスク)2031と、スプールファイルに
貯えられたPDLコードを読み出しそのデータに基づき
プリンタ内のPDLコントローラ200と同様の印刷イ
メージ展開処理を行う第1の印刷イメージ展開処理手段
であるところのVirtual Printer Module(以下、VPM
と略称)2032と、VPMが生成した圧縮された印刷
イメージデータをスプーリングする第2のデータ格納手
段であるところのスプールファイル2(実態はハードデ
ィスク)2033と、VPMの処理の進行状況と印刷装
置100内における処理の進行状況を監視するプロセス
モニター2034から構成されるものである。
【0104】また、VPM2032は、PDL解釈部、
描画処理部、バンドメモリ、圧縮処理部より構成されて
いるが、これらの各処理系は前述のプリンタコントロー
ラ200における各処理系と対応するものであり、機能
的には同等なものである。例えば、PDL解釈部は、コ
ントローラ200におけるPDL解析部6―1に相当
し、描画処理部は、コントローラ200おけるハードレ
ンダラ9に相当し、バンドメモリはホスト・コンピュー
タ側のスプールファイル2との組み合わせによって、コ
ントローラ200のページバッファ10に相当し、圧縮
処理部はコントローラ200のハードレンダラ9および
ページバッファ10で行なわれる処理に相当するものあ
る。また、VPM2032は、Windowsを基本OSする
場合では、プリント・プロセッサと呼ばれるモジュール
から起動されるプロセスとして動作するものとする。
【0105】本方式では、ホスト502とプリンタ10
0間は圧縮されたYMCKイメージのデータが転送さ
れ、プリンタ100においては圧縮されたYMCK画像
を伸長すればいいので、処理負荷は小さく低価格での実
現が可能である。
【0106】(変形例2)すべての印字品位に関わる処
理をプリンタ側で実現する例を図19を参照して説明す
る。本方式は、図9に類似しているが、色変換H/W8
においてRGBからYMCK空間に変換する前に、CM
Sモジュール8aにおいてユーザから指定された色空間圧
縮処理を適用するものである。これはホスト側で実装さ
れたCMSモジュール2023と等価な機能を持つ。このシ
ステムではホスト側の処理負荷が低減されるため、ホス
ト側で低価格のPCを利用している場合にはパフォーマ
ンス向上の効果が得られる。
【0107】さらに、UI処理はPC上でのUI処理で
説明を行ったが、プリンタにおいてはパネル4を利用し
てパネルにおけるメニュー表示とボタンによるアイテム
選択により、プリンタ内におけるUI処理によりホスト
側と全く同等な機能が実現可能である。
【0108】(変形例3)変形例3は、オブジェクト種
別あるいはページ全体の処理として、ハーフトーン処理
とカラーマッチング処理について説明したが、その他の
選択的な処理として無彩色のグレー値(R=G=B)のカラ
ー情報を入力した場合に、印字カラーとして通常のマス
キングおよびUCR(Under Color Removal)処理により
YMCKインクで表現する場合と、Kインクのみで表現
する処理を、同様に指定することも可能である。
【0109】文字では一般的に印刷のシャープさが好ま
れるため、Kインクのみで印刷することをデフォールト
とし、イメージや図形においては、異なる濃度間での濃
度の連続性を重視するためYMCKインクでの印刷をデ
フォールトとする。図9の色変換H/W8は YMCK
変換の処理であるが、Kインクのみでの印刷時はCPU
12で対応するKインクの最適濃度を算出する。本処理
をグレー補償と呼び、Kインクのみでの印刷をグレー補
償すると定義する。本印刷品位のON, OFF個別設定ユー
ザインタフェース例を、図12の910に示す。
【0110】
【表5】
【0111】(変形例4)他の印刷品位特性として、ガ
ンマ特性があげられる。ガンマ特性は色の輝度あるいは
濃度の入出力の関係を示すパラメータであり、電子写真
プリンタにおける印刷では一般的にガンマが1.4くら
いの値を設定している。例えばオブジェクト毎にこのガ
ンマ値をあらかじめ定められた代表的な周辺機器のガン
マ値に変更(例えばガンマ1.0,1.4,1.5,
1.8,2.2)したり、文書全体に渡って変更するこ
とも可能である。処理的にはこのカーブに対応した1次
元のLUT(Look Up Table)を各YMC
K色に適用することにより、ガンマ補正が適用出来る。
【0112】さらに高度な機能として、ユーザによる印
刷時のガンマ特性曲線を曲線描画ツールを用いて指定
し、対応するLUTによるガンマ補正を実行することも
可能である。
【0113】(変形例5)変形例3のグレー補償、変形
例4のガンマ特性の両方を適用した場合の処理の流れを
図22に示す。
【0114】アプリケーションにより指定された色は、
色調整機能(451)によりプリンタの色味変動を補正
する処理を行う。次のステップ452において、各オブ
ジェクトに最適な色空間圧縮処理が行われる。ステップ
453では、グレー補償処理として、RGBデータで無
彩色なデータ(R=G=B)は黒単位に置き換えること
により、濁りのないグレーを印字する。
【0115】ステップ454では、RGBデータをプリ
ンタの基本トナー色(YMCK)データに変換する。こ
こでYMCK各色のデータにおいて、濃度ガンマを補正
するためのガンマ補正処理ステップ455が必要であれ
ば実行される。また、外部スキャナなどを用いてプリン
タのガンマ特性を計測し、理想特性にあわせる処理もこ
の部分で実行される。最後にステップ456において、
YMCK8bitのデータはプリンタコントローラのも
つビット深さにあわせるハーフトーン処理が実行され
る。
【0116】なお、オブジェクト別処理は、上記処理の
流れをオブジェクト別の処理パスを実現することに他成
らない。
【0117】(変形例6)また、ヒストグラム・イコラ
イゼーションの手法により、入力画像のRGB色空間に
おける各色のヒストグラムを計算し、累積曲線を算出し
ヒストグラムの分布に偏りがあると、色の輝度分布を平
滑かすることにより特に写真画像のトーンの改良(露出
オーバー、露出不足 、色かぶりなどの改良)が可能で
ある。本処理は画像に対して有効であるため、その他の
文字や図形の処理にはデフォールトでスイッチをOFF
とする。ただ本処理は、画像を2度読み込むため処理ス
ピードは一般的に低下するので、すべての画素を読み込
むのではなく一部の画素を読み込み統計処理した後、す
べての画像に対して色補正する処理が一般的である。ま
た、本処理は色空間マッチング処理と本質的に背反する
処理であるため、本処理がONされるとカラーマッチング
処理は自動的に OFF(スルー)に設定される。
【0118】(変形例7)変形例7では、オブジェクト
種別として文字、イメージ、グラフィックスを例にとり
説明したが、さらにグラデーションオブジェクトなども
オブジェクト種別として追加することも可能であり、そ
の際にはグラデーションパターンの色補間を通常のRG
Bなどの色空間ではなく、均等色空間例えばCIELabやCI
EXYZなどの色空間で実現することにより、滑らかな色味
の変化が実現可能となる。この際にはプリンタ内の色変
換ハードウェア8はCIELabから YMCKへの変換処理
を実現する。
【0119】(変形例8)また、半自動モードで選択で
きる処理内容を登録できるようにしても構わない。
【0120】例えば、図11に示したユーザーインター
フェースに登録処理を起動するラジオボタンを設け、ユ
ーザが処理タイトル及び色空間マッチング処理とハーフ
トーニング処理の組み合わせを設定することができるよ
うにすれば良い。
【0121】(他の実施形態)本発明は複数の機器(た
とえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リー
ダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても
一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)から
なる装置に適用してもよい。
【0122】また前述した実施形態の機能を実現する様
に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接
続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前
記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログ
ラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに
従って前記各種デバイスを動作させることによって実施
したものも本発明の範疇に含まれる。
【0123】またこの場合、前記ソフトウエアのプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコード自体、及びそのプログ
ラムコードをコンピュータに供給するための手段、例え
ばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明
を構成する。
【0124】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM,、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出
来る。
【0125】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシ
ステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0126】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うま
でもない。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、一般的なユーザや高い
知識を有するユーザなど様々なユーザにとって使いやす
い設定方法を有し、ユーザの要求に応じた色再現性を実
現することができる画像処理方法、装置および記録媒体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム概略図。
【図2】カラープリンタの詳細図。
【図3】図2における光学系の詳細を示す図。
【図4】ホスト側のシステム構成図。
【図5】入力色とプリンタへの印刷色の対応関係を示す
図。
【図6】縦ディザの方式を説明する図。
【図7】階調ディザの方式を説明する図。
【図8】解像度ディザの方式を説明する図。
【図9】コントローラのシステムブロック図。
【図10】印刷の処理詳細フロー図。
【図11】印刷品位を選択するパネル図。
【図12】印刷品位を選択するパネル図。
【図13】ディザ処理に関する説明図。
【図14】ディザ処理に関する説明図。
【図15】ディザ処理に関する説明図。
【図16】ディザ処理をハードウェアによる実現を行う
ための原理図。
【図17】ディザ処理をハードウェアによる実現を行う
ための原理図。
【図18】変形例1を示す図(ホスト側ですべての処理
を実現)。
【図19】変形例2を示す図(プリンタ側ですべての処
理を実現)。
【図20】HLS色空間を用いたカラー調整に関する説
明図。
【図21】カラー調整のユーザインターフェイス。
【図22】変形例6の処理の流れを示す図。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像に対して色処理を行い出力部に
    出力する画像処理方法であって、 ユーザの指示に基づき色処理条件を設定する工程と、 前記色処理条件に応じて色処理を行う工程を有し、 前記色処理条件の設定には、予め設定されているオブジ
    ェクトタイプと色処理条件の組み合わせに基づき自動的
    に処理する自動モードと、 オブジェクトのタイプに関わらず同一の色処理を設定す
    る半自動モードと、 オブジェクトのタイプと色処理条件の組み合わせをユー
    ザの指示に基づき設定する手動モードとがあることを特
    徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記色処理には、色空間マッチング処理
    と、ハーフトーニング処理が含まれ、 前記カラーマッチング処理はプリンタドライバで実行
    し、 前記ハーフトーニング処理は前記出力部を有するプリン
    タ装置内で実行することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記半自動モードは、目的別に予め設定
    されている複数組の中からユーザの指示に基づく任意の
    組を選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    方法。
  4. 【請求項4】 前記自動モード、前記半自動モード、前
    記手動モードの順に優先順位が付けられており、 デフォルトでは前記自動モードが選択されていることを
    特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 さらに、前記色処理条件として無彩色の
    データをKインクのみで出力するか否かを指示するグレ
    ー補償処理を実行するか否かの選択することを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記オブジェクトのタイプにはグラフィ
    ックス、テキスト、イメージが含まれることを特徴とす
    る請求項1記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 前記オブジェクトのタイプには連続色で
    塗られるグラデーションオブジェクトが含まれることを
    特徴とする請求項6記載の画像処理方法。
  8. 【請求項8】 入力画像に対して色処理を行い出力部に
    出力する画像処理装置であって、 ユーザの指示に基づき色処理条件を設定する手段と、 前記色処理条件に応じて色処理を行う手段を有し、 前記色処理条件の設定には、予め設定されているオブジ
    ェクトタイプと色処理条件の組み合わせに基づき自動的
    に処理する自動モードと、 オブジェクトのタイプに関わらず同一の色処理を設定す
    る半自動モードと、 オブジェクトのタイプと色処理条件の組み合わせをユー
    ザの指示に基づき設定す手動モードとがあることを特徴
    とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 入力画像に対して色処理を行い出力部に
    出力する画像処理方法を実現するプログラムを記録する
    記録媒体と、 ユーザの指示に基づき色処理条件を設定するモジュール
    と、 前記色処理条件に応じて色処理を行うモジュールとを有
    し、 前記色処理条件の設定を行うモジュールは、設定方法と
    して予め設定されているオブジェクトタイプと色処理条
    件の組み合わせに基づき自動的に処理する自動モード
    と、オブジェクトのタイプに関わらず同一の色処理を設
    定する半自動モードと、オブジェクトのタイプと色処理
    条件の組み合わせをユーザの指示に基づき設定す手動モ
    ードとが容易されているプログラムを記録する記録媒
    体。
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