JP2002192597A - 樹脂成形機用スクリュ - Google Patents

樹脂成形機用スクリュ

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JP2002192597A JP2000396606A JP2000396606A JP2002192597A JP 2002192597 A JP2002192597 A JP 2002192597A JP 2000396606 A JP2000396606 A JP 2000396606A JP 2000396606 A JP2000396606 A JP 2000396606A JP 2002192597 A JP2002192597 A JP 2002192597A
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    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/505Screws
    • B29C48/64Screws with two or more threads
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Abstract

(57)【要約】 【課題】溶融樹脂の温度が均一で温度むらが発生するこ
となく、かつ、広範囲の種類の樹脂を供給しても押し出
される溶融樹脂の温度が、目標温度範囲からはずれない
ようにする。 【解決手段】副フライト部は樹脂成形機用スクリュ30
の最先端に配設され、隣接する主フライト31間のチャ
ンネルは、副フライト部において、前記副フライト33
によって樹脂の進行方向前方に位置する第1チャンネル
32と樹脂の進行方向後方に位置する第2チャンネルと
に分割され、前記第1チャンネル32は樹脂の進行方向
に進むにつれて浅くなるプロファイルを備え、前記第2
チャンネル34は樹脂の進行方向に進むにつれて深くな
るプロファイルを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形機用スク
リュに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、押出成形機のような樹脂成形機に
おいては、ペレット状のような固相の樹脂原料を均質に
溶融し、混練して供給するために、表面に螺(ら)旋状
のフライトが形成されたスクリュが組み込まれた樹脂供
給装置が使用されている。
【0003】図2は従来の樹脂成形機用スクリュが組み
込まれた樹脂供給装置の概念図、図3は押し出される溶
融樹脂の温度と量の関係を示す図である。
【0004】図に示されるように、樹脂成形機用スクリ
ュ10は、根本から先端に向けて配設された供給部A、
溶融部B、混練部C及び計量部Dから成る。そして、前
記供給部Aは、複数のフライト11、12、13を備え
る多条フライトを有し、投入される固体状の樹脂を加熱
しながら前方(図において右方)へ搬送する。
【0005】また、溶融部Bは、前記フライト11、1
2、13に連続するフライト11’、12’、13’を
備える多条フライトを有し、供給部Aから移送される固
相の樹脂を溶融、混練する。
【0006】さらに、混練部Cは、主フライト14及び
副フライト15を有し、溶融部Bにおいて溶融された樹
脂を混練して均質化する。
【0007】最後に、計量部Dは、フライト16を有
し、溶融樹脂をさらに均質化するとともに単位時間当た
り一定量の樹脂を押し出す。
【0008】また、シリンダ20は、原料投入口21a
を備える供給部シリンダ21と、該供給部シリンダ21
に連結される前方シリンダ22とを有する。そして、前
記供給部シリンダ21には軸方向に延在する溝21bが
形成され、前記前方シリンダ22の周囲には加熱用のヒ
ータ23が取り付けられている。
【0009】前記ヒータ23は一体的に形成されている
が複数の温調ゾーンを有しており、シリンダ20の長手
方向に対して個別に温度制御ができるようになってい
る。
【0010】ここで、前記樹脂成形機用スクリュ10は
シリンダ20に組み込まれて回転させられる。そして、
原料投入口21aから固相の樹脂原料が投入されると、
該樹脂原料は、フライト11、12、13を有する供給
部Aによって溶融部Bに送られる。続いて、樹脂原料
は、前記溶融部Bにおいて急速に溶融、混練される。そ
して、70%程度溶融した樹脂は混練部Cに送られて、
完全に溶融、混練させられる。最後に、完全に溶融した
樹脂は、計量部Dにおいて、最終的に均質化されるとと
もに、計量され、単位時間当たり所定の量が押し出され
る。
【0011】なお、樹脂成形機用スクリュとしては前述
したようなものの他に、全体にわたり連続する1条の螺
旋状のフライトが形成されたシングルフライトスクリュ
と呼ばれるスクリュ、計量部にミキシングエレメント等
の補助要素が形成されたスクリュ、溶融部に副フライト
が形成されたスクリュ等が知られている(特開昭58−
89342号公報参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の樹脂成形機用スクリュにおいては、溶融された樹脂
の温度が均一にならずに温度むらが発生したり、当初に
想定した樹脂以外の樹脂が供給されると、温度が上がり
過ぎたり下がり過ぎたりしてしまう。そして、溶融され
た樹脂の温度が上がり過ぎたり下がり過ぎたりすると、
押し出される溶融樹脂の質だけでなく量も変動してしま
う。
【0013】このため、溶融樹脂の温度を目標温度範囲
内に維持することが必要とされる。例えば、シングルフ
ライトスクリュと呼ばれる樹脂成形機用スクリュの場
合、溶融樹脂の目標温度範囲内に維持し、かつ、樹脂温
度の均一化を達成するために、計量部の溝の深さを変更
することが一般に行われている。これは、溝の深さによ
って樹脂の剪(せん)断による発熱量が変化するためで
ある。また、計量部にミキシングエレメント等の補助要
素を形成したりすることも行われている。
【0014】しかし、フライトのリード、溝の深さ、補
助要素の形状等のディメンションを特定の樹脂に適する
ように設定すると、比熱、粘度等の物性が異なる種類の
樹脂を成形する場合、押し出される溶融樹脂の温度が、
図3における曲線a又はbで示されるように、目標温度
範囲cから大きくはずれてしまう。この場合、溶融樹脂
の温度が目標温度範囲cから大きくはずれないようにす
るためには、樹脂成形機用スクリュの回転数rpmを低
く設定する必要があるが、樹脂成形機用スクリュの回転
速度rpmを低く設定すると、押し出される溶融樹脂の
量Qが少なくなり、樹脂成形機の生産性が低下してしま
う。
【0015】また、副フライトが形成された樹脂成形機
用スクリュの場合、一般的に、副フライトはバリアスク
リュのように、溶融部やその近傍に形成され、樹脂の固
体部分と溶融部分とを分離させるように溝を設けて、樹
脂を均一に可塑化させるようになっているので、当初に
想定していない樹脂が供給された場合に溶融樹脂の目標
温度範囲内に維持することは困難である。
【0016】なお、樹脂をより均一に混練させるため
に、副フライトが計量部に形成された樹脂成形機用スク
リュもあるが、この場合副フライトのリードやリード角
を変化させてあっても、溝の深さが一定であるために、
粘度の高い樹脂を成形すると溶融樹脂の温度が目標温度
範囲cを大きく上回ってしまう。
【0017】本発明は、前記従来の樹脂成形機用スクリ
ュの問題点を解決して、溶融樹脂の温度が均一で温度む
らが発生することなく、かつ、広範囲の種類の樹脂を供
給しても押し出される溶融樹脂の温度が、目標温度範囲
からはずれることがなく、図3における曲線d及びeで
示される範囲内となるような樹脂成形機用スクリュを提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の樹
脂成形機用スクリュにおいては、主フライト及び該主フ
ライトより背が低い副フライトを備える副フライト部を
有する樹脂成形機用スクリュであって、前記副フライト
部は前記樹脂成形機用スクリュの計量部に配設され、隣
接する前記主フライト間のチャンネルは、前記副フライ
ト部において、前記副フライトによって樹脂の進行方向
前方に位置する第1チャンネルと樹脂の進行方向後方に
位置する第2チャンネルとに分割され、前記第1チャン
ネルは樹脂の進行方向に進むにつれて溝が浅くなるプロ
ファイルを備え、前記第2チャンネルは樹脂の進行方向
に進むにつれて溝が深くなるプロファイルを備える。
【0019】本発明の他の樹脂成形機用スクリュにおい
ては、さらに、前記計量部に配設された副フライト部
は、前記樹脂成形機用スクリュの先端部に設けられてい
る。
【0020】本発明の更に他の樹脂成形機用スクリュに
おいては、さらに、前記計量部に配設された副フライト
部は、前記樹脂成形機用スクリュの先端部からある定め
られた距離をおいて設けられている。
【0021】本発明の更に他の樹脂成形機用スクリュに
おいては、さらに、前記第1チャンネルの幅は、前記副
フライト部の大部分の範囲において、前記第2チャンネ
ルの幅よりも広い。
【0022】本発明の更に他の樹脂成形機用スクリュに
おいては、さらに、前記フライト部に対応する位置に一
つの温調ゾーンを有するヒータが配設されているシリン
ダ内に組み込まれる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態における樹脂成
形機用スクリュの側面図、図4は図1のH部拡大図、図
5は樹脂成形機用スクリュの副フライト部の展開図、図
6は副フライト部のチャネルの深さのプロファイルを示
す図である。
【0025】図において、30は樹脂成形機用スクリュ
であり、押出成形機、射出成形機、トランスファ成形
機、中空成形機、フィルム成形機、ブロー成形機等の樹
脂成形機において使用され、ペレット状、フレーク状、
繊維状、粒子状、塊状等の固相の樹脂原料を溶融し、混
練して押し出すための樹脂供給装置に組み込まれる。な
お、該樹脂供給装置は樹脂可塑化装置とも呼ばれる。
【0026】本実施の形態における樹脂は、いかなるも
のであってもよいが、例えば、PVC(ポリ塩化ビニ
ル)、PS(ポリスチレン)、ポリアミド、ポリイミ
ド、PE(ポリエチレン)、ポリエステル、PP(ポリ
プロピレン)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PC(ポリカーボネイト)、ABS樹脂、メタク
リル樹脂、生分解性樹脂等である。
【0027】そして、前記樹脂成形機用スクリュ30
は、後述される副フライト部を除いて、全体にわたって
連続する1条の螺旋状の主フライトとしてのフライト3
1、及び、該フライト31の間の溝である第1チャンネ
ル32を周囲に有する。なお、前記フライト31は2条
以上の複数条のものであってもよい。さらに、前記樹脂
成形機用スクリュ30は、随所にミキシングエレメント
等の補助要素を有していてもよい。さらに、前記樹脂成
形機用スクリュ30は、根本から先端に向けて(図1に
おいて左から右に向けて)、供給部E、圧縮部F及び計
量部Gの3つの区画に分けられるが、これら区画は厳密
なものではなく、むしろ便宜的なものである。
【0028】また、前記樹脂成形機用スクリュ30は、
樹脂供給装置の図示されないシリンダに組み込まれて、
モータ等の回転駆動源によって回転させられる。これに
よって、前記シリンダの原料投入口から投入された固相
の樹脂原料は、フライト31によって樹脂成形機用スク
リュ30の先端に向けて送られる。なお、前記シリンダ
の周囲には、樹脂を加熱するためのヒートが取り付けら
れていることが望ましい。
【0029】ここで、前記フライト31の外径はシリン
ダの内径よりも僅かに小さいだけであるから、前記フラ
イト31の外周面とシリンダの内壁面との間の隙間はほ
とんどない。したがって、前記樹脂成形機用スクリュ3
0が回転させられると、樹脂原料は、フライト31の間
の螺旋状の第1チャネル32内を、フライト31の側壁
に押されることによって、樹脂成形機用スクリュ30の
先端に向けて送られる。
【0030】そして、前記シリンダの原料投入口から投
入された固相の樹脂原料は、供給部Eにおいて、昇温、
脱気、一部溶融されながら、前記フライト31によって
圧縮部Fに送られる。該圧縮部Fにおいて、樹脂は急速
に溶融、混練させられて、計量部Gに送られる。さら
に、該計量部Gにおいて、樹脂は完全に溶融させられ
て、樹脂成形機用スクリュ30の先端に向けて送られ、
図示されないシリンダの出口部から、シリンダの外部に
押し出される。
【0031】ここで、前記樹脂成形機用スクリュ30
は、計量部Gにおいて、副フライト部Hを有する。該副
フライト部Hにおいては、図4に示されるように、フラ
イト31に加えて、副フライト33が樹脂成形機用スク
リュ30の表面に形成される。そして、前記副フライト
33の高さは、フライト31の高さより低くなっている
ので、フライト31の外周面とシリンダの内壁面との間
の隙間はほとんどないのに対して、副フライト33の外
周面とシリンダの内壁面との間の隙間は比較的大きく、
溶融した樹脂が移動することができるようになってい
る。また、前記副フライト33は、図4における左側に
示されるように、フライト31の途中から枝分かれのよ
うに派生し、同図における右側に示されるように、フラ
イト31に合流するように消滅する。
【0032】また、前記副フライト33とフライト31
の間には、図4に示されるように、前記副フライト33
が派生することによって、溝である第2チャンネル34
(図4における網目模様の部分)が形成される。そし
て、サブフライト部Hの中間部分においては、前記副フ
ライト33とフライト31とが互いに平行しているの
で、第2チャンネル34の幅も一定となる。一方、副フ
ライト部Hの中間部分における第1チャンネル32の幅
は、副フライト部H以外の部分における幅から第2チャ
ンネル34の幅を減じたものとなる。このように、フラ
イト31の間には第1チャンネル32と第2チャンネル
34とが平行して存在するようになる。
【0033】そして、図4における右側に示されるよう
に、前記副フライト33がフライト31に合流するよう
に消滅するとともに、第1チャンネル32は消滅し、フ
ライト31の間はすべて第2チャンネル34となる。こ
のような、副フライト部Hにおけるフライト31、第1
チャンネル32、副フライト33及び第2チャンネル3
4の展開図は図5に示されるとおりである。
【0034】また、該第2チャンネル34の深さは、副
フライト33が派生した部分においては浅く、図4にお
いて右方へ進行するほど、すなわち、樹脂の進行方向に
進むにつれて深くなる。一方、第1チャンネル32は、
副フライト33が派生した部分においては深く、図4に
おいて右方へ進行するほど、すなわち樹脂の進行方向に
進むにつれて浅くなる。なお、前記第1チャンネル32
の深さは、副フライト33が派生した部分よりも図1に
おける左側において、すなわち、計量部Gの大部分にお
いて、一定である。さらに、前記第2チャンネル34の
深さは、前記副フライト33がフライト31に合流する
ように消滅する部分より図4における右側において、計
量部Gの大部分における第1チャンネル32の深さと同
一である。
【0035】なお、前記第1チャンネル32の深さは、
供給部Eが一番深く、圧縮部Fで徐々に浅くなってい
る。
【0036】このような第1チャンネル32及び第2チ
ャンネル34の深さの変化する様子、すなわち、プロフ
ァイルは、図6に示される。第1チャンネル32のプロ
ファイルは、副フライト33が派生した部分から図4に
おいて左側の部分の計量部Gにおいては、図6(c)の
左側に示されるように、一定である。そして、副フライ
ト33が派生した部分から図4において右側の部分で
は、図6(a)に示されるように、徐々に浅くなってい
く。そして、第1チャンネル32は、前記副フライト3
3がフライト31に合流する部分において消滅する。
【0037】一方、第2チャンネル34のプロファイル
は、副フライト33が派生した部分から図4において右
側の部分では、図6(b)に示されるように、徐々に深
くなっていく。そして、前記副フライト33がフライト
31に合流するように消滅する部分から図4において右
側では、図6(c)の右側に示されるように、一定であ
る。
【0038】ここで、前記第1チャンネル32及び第2
チャンネル34のプロファイルは、前記第1チャンネル
32の断面積及び第2チャンネル34の断面積の合計が
一定となるように変化する。
【0039】すなわち、樹脂成形機用スクリュ30の先
端に向けて送られる樹脂は、計量部Gの大部分におい
て、第1チャンネル32を通過するので、樹脂成形機用
スクリュ30の回転数が一定の場合、送られる樹脂の単
位時間当たりの量は第1チャンネル32の断面積に強く
依存している。したがって、計量部Gの大部分におい
て、前記第1チャンネル32の断面積は一定である。そ
のため、フライト31はリードが一定、すなわち隣り合
うフライト31の間隔は一定だから、前記第1チャンネ
ル32の深さは一定となる。そして、副フライト部Hに
おいて、樹脂は第1チャンネル32及び第2チャンネル
34を通過するので、該第1チャンネル32の断面積及
び第2チャンネル34の断面積の合計は、前記計量部G
の大部分における第1チャンネル32の断面積と等し
く、かつ、一定でなければならない。
【0040】なお、前記副フライト33は図4に示すよ
うに樹脂成形機用スクリュ30の先端から約フライト3
1の1ピッチ分手前で止められているが、樹脂成形機用
スクリュ30の先端まで形成されていてもよい。また、
数ピッチ手前で止められていてもよい。極力、先端側ま
で形成されている方がよい。
【0041】次に、前記構成の樹脂成形機用スクリュの
動作について説明する。
【0042】図7は、副フライト部Hにおける樹脂の流
動状態を示すチャンネル断面図である。
【0043】樹脂成形機用スクリュ30が、モータ等の
回転駆動源によって回転させられると、シリンダの原料
投入口から投入された固相の樹脂原料は、フライト31
の間の螺旋状の第1チャンネル32内を、フライト31
の側壁に押されることによって、樹脂成形機用スクリュ
30の先端に向けて送られる。
【0044】そして、前記シリンダの原料投入口から投
入された固相の樹脂原料は、供給部Eにおいて、昇温、
脱気、一部溶融されながら、前記フライト31によって
圧縮部Fに送られる。該圧縮部Fにおいて、樹脂は急速
に溶融、混練させられて、計量部Gに送られる。さら
に、該計量部Gにおいて、樹脂は完全に溶融させられ
て、樹脂成形機用スクリュ30の先端に向けて送られ、
シリンダの出口部から、シリンダの外部に押し出され
る。
【0045】ここで、樹脂成形機用スクリュ30の先端
部分に位置する副フライト部Hにおいて、樹脂は完全に
溶融した状態となっている。そして、溶融した樹脂は、
チャンネルの長手方向にだけでなく、図7に示されるよ
うに、チャンネルの断面においても流動する。
【0046】第1チャンネル32及び第2チャンネル3
4を通過する樹脂は、シリンダ41の壁面に接する部分
において、該シリンダ41の周囲に取り付けられた図示
されないヒータから伝導する熱42を受けるとともに、
樹脂がシリンダ41の壁面を擦ることによって剪断力を
受けるために剪断熱が発生する。このため、シリンダ4
1の壁面に接する部分の樹脂の温度は、他の部分の樹脂
よりも高くなる。
【0047】そして、第1チャンネル32は、第2チャ
ンネル34の樹脂押出方向gにおける前方に位置するの
で、シリンダ41の壁面に接する部分の樹脂は、第1チ
ャンネル32から第2チャンネル34に移動する。
【0048】また、第1チャンネル32は、樹脂押出方
向gに進むにつれて浅くなるようなプロファイルを有し
ているので、第1チャンネル32の底面は樹脂押出方向
gに進むにつれて、矢印iのように上昇する。一方、第
2チャンネル34は、樹脂押出方向gに進むにつれて深
くなるようなプロファイルを有しているので、第2チャ
ンネル34の底面は樹脂押出方向gに進むにつれて、矢
印hのように下降する。そのため、樹脂押出方向gに進
むにつれて、第1チャンネル32内の樹脂は押し出され
て、第2チャンネル34内に移動させられる。
【0049】さらに、第1チャンネル32の幅は広く、
第2チャンネル34の幅は狭いので、第1チャンネル3
2内の樹脂はヒータ及び剪断熱からの熱を大量に受けて
温度が上昇するのに対して、第2チャンネル34内の樹
脂はヒータ及び剪断熱からの熱をあまり受けないので温
度が上昇しない。
【0050】これらのことから、副フライト部Hにおい
て、樹脂は矢印fのように対流しつつ、第1チャンネル
32内から第2チャンネル34内に流れ込む。そして、
第2チャンネル34は幅が狭く深いので、第2チャンネ
ル34内に流れ込んだ樹脂は、熱をあまり受けないの
で、温度が維持される。しかも、第2チャンネル34内
に流れ込んだ樹脂は対流しているので、温度が均一で温
度むらが発生することがない。
【0051】このため、前記ヒータからの熱42と剪断
熱の合計量を調節して、シリンダ41の壁面に接する部
分の樹脂の温度が、あらかじめ設定した目標温度範囲内
に入るようにすると、第2チャンネル34内に流れ込ん
だ樹脂の温度は目標温度範囲内に維持される。さらに、
樹脂押出方向gに進むにつれて、第1チャンネル32は
浅くなるようなプロファイルを有して断面積が減少する
のに対して、第2チャンネル34は深くなるようなプロ
ファイルを有して断面積が増加するので、目標温度範囲
内に温度が維持されている第2チャンネル34内の樹脂
の量は、樹脂押出方向gに進むにつれて増加する。しか
も、第2チャンネル34内に流れ込んだ樹脂は対流して
いるので、温度が均一で温度むらがない。そして、副フ
ライト部Hにおける樹脂成形機用スクリュ30の先端部
分に位置する部分、すなわち副フライト33がフライト
31に合流するように消滅する部分においては、第1チ
ャンネル32が消滅し、第2チャンネル34だけしか存
在しない状態となるので、すべての樹脂の温度は目標温
度範囲内に維持されている。
【0052】したがって、樹脂成形機用スクリュ30の
先端部分のシリンダの出口部から押し出される樹脂の温
度は、均一でむらがなく、あらかじめ設定した目標温度
範囲内にある。
【0053】なお、比熱、粘度等の物性の異なる種類の
樹脂の場合であっても、ヒータからの熱42と剪断熱の
合計量を調節することによって、シリンダ41の壁面に
接する部分の樹脂の温度があらかじめ設定した温度目標
範囲内に入るように制御することができる。例えば、目
標温度近傍での粘度が低い樹脂の場合、樹脂全体に効果
的に熱が伝達されるので、樹脂の温度を上昇させて温度
目標範囲内に入るようにすることができる。また、目標
温度近傍での粘度が高い樹脂の場合、シリンダ41の壁
面に接する部分での剪断熱の発生を抑制できるので、樹
脂の温度を上昇させずに温度目標範囲内に入るようにす
ることができる。
【0054】したがって、樹脂の種類を変更しても、押
し出される溶融樹脂の温度は、均一でむらがなく、あら
かじめ設定した目標温度範囲からはずれることがない。
【0055】このように、本実施の形態において、樹脂
成形機用スクリュ30は、先端部分に副フライト部Hを
有している。そして、該副フライト部Hにおいては、主
フライト31より低い副フライト33が形成され、主フ
ライト31間のチャンネルが樹脂押出方向前方に位置す
る第1チャンネル32と樹脂押出方向後方に位置する第
2チャンネル34に分割される。さらに、第1チャンネ
ル32は、樹脂押出方向g進むにつれて浅くなるような
プロファイルを有し、第2チャンネル34は、樹脂押出
方向gに進むにつれて浅くなるようなプロファイルを有
している。
【0056】したがって、ヒータからの熱と剪断熱の合
計量を調節して、シリンダ41の壁面に接する部分の樹
脂の温度が、あらかじめ設定した目標温度範囲内に入る
ようにすると、第2チャンネル34内に流れ込んだ樹脂
の温度は目標温度範囲内に維持される。また、第2チャ
ンネル34内に流れ込んだ樹脂は対流しているので、温
度が均一で温度むらがない。
【0057】このため、樹脂成形機用スクリュ30の先
端部分のシリンダの出口部から押し出される樹脂の温度
は、単位時間当たりに押し出される樹脂の量を減少させ
なくても、均一でむらがなく、あらかじめ設定した目標
温度範囲内に維持される。したがって、樹脂成形機用ス
クリュ30の回転数を高くして単位時間当たりに押し出
される樹脂の量を多くしても、樹脂の品質を維持するこ
とができるので、樹脂成形機の生産性が向上する。
【0058】また、樹脂成形機用スクリュ30の回転数
を高くすることができるので、樹脂成形機用スクリュ3
0の径を小さくすることができ、押し出される溶融樹脂
の温度の均一性が高いので、樹脂成形機用スクリュ30
の径に対する長さの割合を低く抑えることができる。し
たがって、樹脂成形機が小型化が達成できる。
【0059】さらに、種類の樹脂の場合であっても、ヒ
ータからの熱42と剪断熱の合計量を調節することによ
って、シリンダ41の壁面に接する部分の樹脂の温度が
あらかじめ設定した目標温度範囲内に入るように制御す
ることができる。
【0060】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0061】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、樹脂成形機用スクリュにおいては、主フライト及
び該主フライトより背が低い副フライトを備える副フラ
イト部を有する樹脂成形機用スクリュであって、前記副
フライト部は前記樹脂成形機用スクリュの計量部に配設
され、隣接する前記主フライト間のチャンネルは、前記
副フライト部において、前記副フライトによって樹脂の
進行方向前方に位置する第1チャンネルと樹脂の進行方
向後方に位置する第2チャンネルとに分割され、前記第
1チャンネルは樹脂の進行方向に進むにつれて溝が浅く
なるプロファイルを備え、前記第2チャンネルは樹脂の
進行方向に進むにつれて溝が深くなるプロファイルを備
える。
【0062】この場合、樹脂成形機用スクリュの先端部
分のシリンダの出口部から押し出される樹脂の温度は、
均一でむらがなく、あらかじめ設定した目標温度範囲内
に維持される。したがって、樹脂成形機用スクリュの回
転数を高くして単位時間当たりに押し出される樹脂の量
を多くしても、樹脂の品質を維持することができるの
で、樹脂成形機の生産性が向上する。
【0063】また、樹脂成形機用スクリュの回転数を高
くすることができるので、樹脂成形機用スクリュの径を
小さくすることができ、押し出される溶融樹脂の温度の
均一性が高いので、樹脂成形機用スクリュの径に対する
長さの割合を低く抑えることができる。したがって、樹
脂成形機が小型化が達成できる。
【0064】さらに、樹脂の種類を変更しても、押し出
される溶融樹脂の温度は、均一でむらがなく、あらかじ
め設定した目標温度範囲からはずれることがない。
【0065】他の樹脂成形機用スクリュにおいては、さ
らに、前記計量部に配設された副フライト部は、前記樹
脂成形機用スクリュの先端部に設けられている。
【0066】更に他の樹脂成形機用スクリュにおいて
は、さらに、前記計量部に配設された副フライト部は、
前記樹脂成形機用スクリュの先端部からある定められた
距離をおいて設けられている。
【0067】更に他の樹脂成形機用スクリュにおいて
は、さらに、前記第1チャンネルの幅は、前記副フライ
ト部の大部分の範囲において、前記第2チャンネルの幅
よりも広い。
【0068】この場合、第2チャンネル内に流れ込んだ
樹脂は、温度が均一で温度むらがない。したがって、押
し出される樹脂の品質が向上する。
【0069】更に他の樹脂成形機用スクリュにおいて
は、さらに、前記フライト部に対応する位置に一つの温
調ゾーンを有するヒータが配設されているシリンダ内に
組み込まれる。
【0070】この場合、種類の樹脂の場合であっても、
ヒータからの熱と剪断熱の合計量を調節することによっ
て、シリンダの壁面に接する部分の樹脂の温度があらか
じめ設定した目標温度範囲内に入るように制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における樹脂成形機用スク
リュの側面図である。
【図2】従来の樹脂成形機用スクリュが組み込まれた樹
脂供給装置の概念図である。
【図3】押し出される溶融樹脂の温度と量の関係を示す
図である。
【図4】図1のH部拡大図である。
【図5】樹脂成形機用スクリュのサブフライト部の展開
図である。
【図6】サブフライト部のチャネルの深さのプロファイ
ルを示す図である。
【図7】サブフライト部Hにおける樹脂の流動状態を示
すチャネル断面図である。
【符号の説明】
30 樹脂成形機用スクリュ 31 主フライト 32 第1チャンネル 33 副フライト 34 第2チャンネル 41 シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)主フライト及び該主フライトより
    背が低い副フライトを備える副フライト部を有する樹脂
    成形機用スクリュであって、(b)前記副フライト部は
    前記樹脂成形機用スクリュの計量部に配設され、(c)
    隣接する前記主フライト間のチャンネルは、前記副フラ
    イト部において、前記副フライトによって樹脂の進行方
    向前方に位置する第1チャンネルと樹脂の進行方向後方
    に位置する第2チャンネルとに分割され、(d)前記第
    1チャンネルは樹脂の進行方向に進むにつれて溝が浅く
    なるプロファイルを備え、(e)前記第2チャンネルは
    樹脂の進行方向に進むにつれて溝が深くなるプロファイ
    ルを備えることを特徴とする樹脂成形機用スクリュ。
  2. 【請求項2】 前記計量部に配設された副フライト部
    は、前記樹脂成形機用スクリュの先端部に設けられてい
    る請求項1に記載の樹脂成形機用スクリュ。
  3. 【請求項3】 前記計量部に配設された副フライト部
    は、前記樹脂成形機用スクリュの先端部からある定めら
    れた距離をおいて設けられている請求項1に記載の樹脂
    成形機用スクリュ。
  4. 【請求項4】 前記第1チャンネルの幅は、前記副フラ
    イト部の大部分の範囲において、前記第2チャンネルの
    幅よりも広い請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂
    成形機用スクリュ。
  5. 【請求項5】 前記フライト部に対応する位置に一つの
    温調ゾーンを有するヒータが配設されているシリンダ内
    に組み込まれる請求項1〜4のいずれか1項に記載の樹
    脂成形機用スクリュ。
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