JPH08267540A - 熱可塑性樹脂混練押出機 - Google Patents

熱可塑性樹脂混練押出機

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JPH08267540A
JPH08267540A JP7077905A JP7790595A JPH08267540A JP H08267540 A JPH08267540 A JP H08267540A JP 7077905 A JP7077905 A JP 7077905A JP 7790595 A JP7790595 A JP 7790595A JP H08267540 A JPH08267540 A JP H08267540A
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cylinder
kneading
screw
spiral groove
thermoplastic resin
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Keita Morita
啓太 森田
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AIPETSUKU KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/36Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
    • B29C48/50Details of extruders
    • B29C48/505Screws
    • B29C48/55Screws having reverse-feeding elements

Abstract

(57)【要約】 【目的】きわめて簡単な構造のシリンダとスクリュとを
組み合わせによって、未溶融樹脂が押し出されることを
防止し、かつ十分な混練と迅速な樹脂の搬送を可能とす
る熱可塑性樹脂混練押出機を提供する。 【構成】シリンダ1の元部3から供給された熱可塑性樹
脂を混練、溶融してシリンダ1の先端部から押し出す熱
可塑性樹脂混練押出機であって、シリンダ1の内周面に
スクリュ2の螺旋方向と反対方向の多条の螺旋溝8を設
けて混練部7とする。さらに、スクリュ2をこのシリン
ダ1内に回転自在に挿入する。そして、このシリンダ1
の混練部7に前記螺旋溝8と反対方向の逆螺旋溝部分9
を局部的に少なくとも1個所設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形及び押出成
形、その他の成形加工に用いることのできる熱可塑性樹
脂材料の混練押出機、特に高混練並びに高吐出能力を備
えた熱可塑性樹脂混練押出機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱可塑性樹脂混練押出機は、実開
平2−6816号公報に開示されているように、シリン
ダ内にスクリュを回転可能に挿入したものである。そし
てスクリュには原料移送始端から原料移送終端にかけて
原料の流通断面積が順次小となる混練凹部を設け、さら
にシリンダの混練部の内周面にスクリュの螺旋とは反対
方向の螺旋溝を形成し、前記スクリュを反対方向のシリ
ンダの螺旋溝と交差した状態で混練するようにしたもの
がある。
【0003】従って、上記の熱可塑性樹脂混練押出機に
よれば、混練用回転スクリュとシリンダの螺旋溝との間
に原料樹脂の分流と合流を連続的に繰り返し、かつスク
リュの溝に沿って流動する原料樹脂とシリンダの螺旋溝
に沿って流動する原料樹脂との流動方向を交差させて、
交差部分の原料樹脂間に乱流現象を生じさせ、混練すべ
き原料樹脂に対応した最適な混合状態を得ることができ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような熱可塑性
樹脂混練押出機によれば、シリンダの螺旋溝のねじれ方
向をスクリュのねじれ方向と反対にして混練効果を上げ
ている。しかし、スクリューの溝を、シリンダの元部か
ら先端にかけて徐々に浅くするのみであるので、スクリ
ュの溝内の原料樹脂は加熱されながら徐々に圧縮され、
溶融された状態のまま送られる。
【0005】一方、混練部の終端は、スクリュの溝が浅
くなっているために吐出量が低くなる。ところが吐出量
を上げようとして、前記溝を深くしたり、またスクリュ
の回転を速くし過ぎると、原料樹脂が未溶融のまま押し
出されてしまうという問題があった。また原料樹脂がシ
リンダの溝に沿って未溶融のまま押し出されてしまうと
いう問題もあった。
【0006】本発明は、前記課題に鑑みてなされたもの
であり、きわめて簡単な構造のシリンダとスクリュを組
み合わせて用いることにより、十分な混練と迅速な樹脂
搬送を満足させると同時に、原料樹脂を逆方向に戻すこ
とにより未溶融樹脂の先端側への進行を阻止して、原料
樹脂の練り返しにより混練効果を高めることを可能とし
た熱可塑性樹脂混練押出機を提供することを第1の課題
とする。
【0007】さらに、上記効果を一層向上させると共
に、原料樹脂の十分な吐出量を確保することを可能とす
る熱可塑性樹脂混練押出機課題を提供することを第2の
課題とする。
【0008】さらに、過大な剪断発熱を防止することに
より原料樹脂の粘度に応じた熱可塑性樹脂混練押出機課
題を提供することを第3の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の手段を採用した。 <本発明の要旨>本発明は、シリンダと、このシリンダ
内に挿通した回転自在なスクリュとを具え、さらに前記
シリンダの混練部の内周面に前記スクリュの螺旋方向と
反対方向の多条の螺旋溝が形成され、前記シリンダの元
部から供給された熱可塑性樹脂を混練、溶融して、この
熱可塑性樹脂をシリンダの先端部から押し出す熱可塑性
樹脂混練押出機であって、前記シリンダの混練部に前記
螺旋溝と反対方向の逆螺旋溝部分を局部的に少なくとも
1個所設けた熱可塑性樹脂混練押出機である。
【0010】要は未溶融の原料樹脂が先方に進むのを防
止し、練り返しにより混練を強めるために、シリンダの
混練部に逆螺旋溝部分を設けたものである。このような
機能を果たすものであれば、シリンダの混練部のピッ
チ、リード、ねじれ角、条数等のネジ条件と、スクリュ
のこれらのネジ条件とはそれぞれ異なって設定すること
が可能である。
【0011】〔シリンダの混練部〕シリンダの内周面に
形成された混練部には、原料樹脂を前進させる多条の螺
旋溝と原料樹脂を逆に戻す逆螺旋溝部分が設けられる
が、混練部の軸方向の長さはスクリュの外径の数倍から
十数倍の範囲であることが好ましい。また、前記螺旋溝
と逆螺旋溝部分のピッチ、リード、ねじれ角、条数等の
ネジ条件は原料樹脂の粘度により適宜選択することがで
きる。
【0012】また、充分な吐出量を得るために、前記螺
旋溝の長さは逆螺旋溝部分の1.5倍以上、好ましく2
倍以上あることが望ましい。逆螺旋溝部分の局部的設定
位置及び個数も原料樹脂に応じて任意に選択可能であ
る。
【0013】その他、前記混練部に設けられる螺旋溝や
逆螺旋溝部分の断面形状は通常円弧形であるが、三角形
や四角形その他の多角形状とすることもできるが、原料
樹脂が隅部に残留するのを防ぐため溝隅部を曲面に形成
することが好ましい。
【0014】〔スクリュ〕スクリュは混練部以外では通
常1条ないし2条の螺旋溝で構成するが、混練部では送
りフライトを多条にして螺旋溝を形成することが好まし
い。この送りフライトのピッチ、リード、ねじれ角等の
ネジ条件は原料樹脂によって適宜選択可能である。ま
た、前記シリンダのネジ条件とは異なるネジ条件を選択
して実施することも可能である。
【0015】<本発明における付加的構成要件>本発明
は、前記必須の構成要素からなるが、以下の構成を付加
した上でも、成立する。
【0016】〔第1の付加的構成要素〕前記シリンダの
逆螺旋溝部分は、シリンダ内径の0.5乃至2倍の軸方
向長さとする。このようにしたのは、前記値が0.5倍
以下であれば原料樹脂を戻す効果が不十分であり、前記
値が2倍以上であると吐出量が大幅に少なくなるという
ことを防止するためである。
【0017】〔第2の付加的構成要素〕前記スクリュは
送りフライトのみを有するものとすることができる。こ
の場合には、原料樹脂の粘度が大であればねじれ角を小
さく、また粘度が小であればねじれ角を大きくするよう
に原料樹脂の粘度に応じて送りフライトのネジ条件を選
択することが好ましい。
【0018】〔第3の付加的構成要素〕前記スクリュの
混練部には前記シリンダの逆螺旋溝部分に対応する位置
にせき止めフライトによって形成される逆螺旋溝部分を
有し、かつこの逆螺旋溝部分は前記シリンダの逆螺旋溝
部分と反対方向の螺旋を描くように形成することができ
る。
【0019】〔第4の付加的構成要素〕前記スクリュの
混練部には送りフライトとせき止めフライトが互いに対
称の螺旋を描いて交差するように設けることができる。
【0020】〔第5の付加的構成要素〕前記スクリュの
混練部には、送りフライトを螺旋状に連続して形成し、
さらに一定間隔毎に前記送りフライト同士の間を結ぶよ
うにせき止めフライトを断続的に設けることができる。
【0021】〔第6の付加的構成要素〕前記スクリュの
混練部には、せき止めフライトを螺旋状に連続して形成
し、さらに一定間隔毎に前記せき止めフライト同士の間
を結ぶように送りフライトを断続的に設けることができ
る。
【0022】〔第7の付加的構成要素〕前記シリンダの
混練部と前記スクリュとの間隙δは、熱可塑性樹脂の粘
度に比例して広狭に設定することができる。
【0023】〔第8の付加的構成要素〕前記シリンダの
混練部と前記スクリュとの間隙δは、前記混練部の前半
部に比して後半部が小さくなるように形成することがで
きる。
【0024】〔各構成要素の組み合わせ〕以上、本発明
の必須要件に前記の各付加的構成要素を択一的に組み合
わせることができる。例えば、必須要件に第1の付加的
構成要素と第2の付加的構成要素の組み合わせや、必須
要件に第7の付加的構成要素と第8の付加的構成要素の
組み合わせなどである。
【0025】<本発明の押出機において扱われる原材料
>本発明の押出機において扱われる熱可塑性樹脂材料と
しては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン等
のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン,ABS等のエ
チレン系樹脂、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアセタール、ポリ塩化ビニール、その他の熱可
塑性樹脂単体及びこれらの混合物に、タルク、炭酸カル
シウム、マイカ、ガラス繊維、炭素繊維等の充填剤や酸
化防止剤、顔料、難燃剤、可塑剤等の添加剤を一種以上
配合してなる複合材料を例示することができる。
【0026】
【作用】<本発明の必須構成要素による作用>シリンダ
1内に供給された原料樹脂は、スクリュ2の回転によっ
て、次第に先端に向けて送られる。そしてこの原料樹脂
が混練部7、13に至ると、シリンダ1の螺旋溝8とス
クリュ2の送り方向の螺旋溝15との間を行き来して、
溶融と混練が加えられながら次第に押出機の先端に向け
て移送される。
【0027】しかし、原料樹脂がシリンダ1の逆螺旋溝
部分9に至ると、原料樹脂が逆に戻される。この結果、
未溶融樹脂の前進が阻まれて練り返しが行われる。この
ように練り返しが行われた原料樹脂は、このシリンダの
逆螺旋溝部分9を通過し、さらに前方に移送される。
【0028】このために、未溶融樹脂の先方への移行が
防止され、同時に原料樹脂の練り返しにより、混練が強
化される。 <付加構成要素を付加した場合の作用> 1)前記シリンダ1の逆螺旋溝部分9を、シリンダ1の
内径Dの0.5〜2倍の軸方向長さとした場合には、原
料樹脂の充分な練り返し作用が行われ、満足のいく吐出
量が確保される。
【0029】2)さらに、スクリュ2にシリンダ1の逆
螺旋溝部分9に対応する位置にせき止めフライト17に
よって形成される逆螺旋溝部分16を設けた場合には、
スクリュ2の逆螺旋溝部分16はシリンダ1の逆螺旋溝
部分9とは反対方向の螺旋を描くために、前記逆螺旋部
分9、16の相互作用によって原料樹脂を確実に後方に
戻し、練り返しを行う。
【0030】3)また、a)スクリュの混練部13に
は、送りフライト14とせき止めフライト17を互いに
対称の螺旋を描いて交差して設けたり、b)あるいはス
クリュ2の混練部13に、送りフライト14を螺旋状に
連続して形成し、さらに一定間隔毎に送りフライト同士
を結ぶようにせき止めフライト17を断続的に設けた
り、c)または、スクリュー2の混練部13にせき止め
フライト17を螺旋状に連続して形成し、さらに一定間
隔毎にせき止めフライト17同士の間を結ぶように送り
フライト14を断続的に設けた場合には、原料樹脂はせ
き止めフライト17を乗り越えて分流される。また分流
される直前に高圧に圧縮されて高い剪断力がかかる。こ
のために、スクリュにおける分配、分散効果が大きく、
原料樹脂の溶融、混練能力が高い。しかし、このような
スクリュであっても未溶融状態が生ずることがあり、こ
の場合でも、シリンダ1の逆螺旋溝部分9により逆方向
に戻されて、原料樹脂の練り返しにより混練を強める。
【0031】4)シリンダ1の混練部7とスクリュ2の
間隙δは、熱可塑性樹脂の粘度に比例して、即ち粘度の
大きな場合には大きく、粘度の小さい場合には小さく設
定すると、樹脂の粘度が大であるとせき止めフライト1
7を乗り越えて原料樹脂が後方に戻りやすくなり、粘度
に応じた高混練が行われる。このために未溶融樹脂の先
方への移動が確実に防止されて充分な練り返しにより混
練を強める。
【0032】さらにシリンダ1の混練部7とスクリュ2
との間隙δを、混練部の前半部に比して後半部を小さく
することによっても、剪断発熱によって原料樹脂の溶融
状態の粘度が次第に小さくなるのに応じて前記の間隙δ
が小さくなり、粘度に応じた適切な混練押し出しが実現
する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、実施例1乃至5においては、混練部7に逆
螺旋溝部9を有するシリンダ1に挿通されるスクリュ2
の種々の構造と、シリンダ1の混練部7とスクリュ2と
の間隙δを広狭にしたものを示す。そして、実施例1で
は原料樹脂の推進力が最も大であり、樹脂の練り返しが
最も小である。そして、実施例2では実施例1に比して
原料樹脂の推進力がさらに小となり、練りが返しがさら
に強くなる。この関係は実施例3から実施例4へ、さら
に実施例5へとその傾向が大きくなる。つまり、実施例
5では原料樹脂の推進力が最も小となり、樹脂の練り返
しが最も強くなるものを示す。
【0034】
【実施例1】第1の実施例を図1から図5を参照して説
明する。 〔実施例1の概要〕この熱可塑性樹脂混練押出機は、図
5に示すように円筒形のシリンダ1の内側にスクリュ2
が挿通されるとともに、シリンダ1には多条の螺旋溝8
をもった混練部7が設けられている。このシリンダ1の
元部3には上方に開口した材料供給口4が、同じく中間
部には脱気口5がそれぞれ設けられている。前記材料供
給口4は、先端が拡開した漏斗状のホッパである。ま
た、前記シリンダ1の外周面はヒータ6が一定間隔をお
いて複数並設されている。このヒータ6によってシリン
ダ1内において原料樹脂が加熱され溶融する。また、前
記スクリュ2は図示しない電動機等の回転駆動装置から
回転力が伝達されて矢印方向に回転駆動される。
【0035】〔シリンダの説明〕シリンダ1は、図5か
ら明らかなように中間の混練部7を除いて内周面は単純
円筒形である。そしてこの混練部7の長さMはこのシリ
ンダ1の内径Dの数倍から十数倍の範囲から構成されて
いる。シリンダ1の混練部7は図1に示すようにシリン
ダ1の内周面に螺旋溝8が形成される。この螺旋溝8は
スクリュ2の螺旋方向とは逆方向の螺旋を描く。
【0036】さらに、この混練部7には逆螺旋溝部分9
が局部的に設けられている。図1〜図3に例示するシリ
ンダ1は4条の螺旋溝を設けたものである。図1に示す
ようにシリンダ1の混練部7に形成された4条の螺旋溝
8は断面が半円形であって溝隅部に原料樹脂が残留する
ことを防止する。図1のX−X線によって切断して示す
図2から明らかなように、前記螺旋溝8を区画するフラ
イト11に所定の幅をもたせた。
【0037】さらに、混練部7の中間に前記の螺旋溝8
に対して逆向きフライト12によって区画された逆螺旋
溝部分9が局部的に形成される。この逆螺旋溝部分9は
頂部に所定の幅をもつ逆向きフライト12により区画さ
れる。そして、この逆螺旋溝部分9の軸方向の長さLa
はシリンダ1の内径Dの0.5〜2倍の範囲から選択さ
れた寸法を有する。また、前記螺旋溝8側の軸方向長さ
は前記逆螺旋溝部分9の軸方向長さLaの2倍以上に設
定される。
【0038】なお、図3に示すのは図1のC部で軸方向
に切断して示す展開図である。図3から明かなように、
本実施例では逆螺旋溝部分9は2個所設けられている。
また、この逆螺旋溝部分9の軸方向の長さLaはシリン
ダ1の内径Dの0.5〜2倍の範囲から設定される。な
お、Lは螺旋のリードを示す。逆螺旋溝部分9の始端部
となるシリンダのフライト11と逆向きフライト12と
のコーナを10にて示す。また、∠θはねじれ角を示
す。
【0039】〔スクリュの説明〕スクリュ2は前記シリ
ンダ1の内側に図4に示すように回転可能に挿通され
る。そしてスクリュ2の混練部13には螺旋状に連続す
る多条の送りフライト14のみが設けられる。この送り
フライト14は前記シリンダ1の多条の螺旋溝8と反対
方向の螺旋を描くとともに、送り方向の螺旋溝15を形
成する。従って、送りフライト14はシリンダ1の逆螺
旋溝部分9においてはこの逆螺旋溝部分9と同方向の螺
旋を描く。
【0040】またシリンダ1のフライト11の頂部とス
クリュ2の送りフライト14との間隙δは、シリンダ1
の内径が50mmの場合には0.1mm程度のきわめて
僅かな値である。
【0041】〔実施例1の作用・効果〕シリンダ基部の
材料供給口4から供給された原料樹脂は、図4、図5に
矢印Fで示すように、スクリュ2の回転に伴って次第に
シリンダ1の先端へと送られる。そして、シリンダ1の
混練部7の内周面に設けられた多条の螺旋溝8は通常の
螺旋形状のスクリュと同じ働きをする。このために、シ
リンダ1の螺旋溝8と、この螺旋溝8と逆向きのスクリ
ュ2の送りフライト14によって形成された送り方向の
螺旋溝15との間を、原料樹脂が大きな推進力によって
移送される。従って、原料樹脂は前記シリンダの1の螺
旋溝8とスクリュ2の螺旋溝15との間を行き来して混
練されながら十分な速さで先方に送られる。そして、原
料樹脂にはさらに剪断が負荷され高混練と高吐出が実現
する。
【0042】そして、原料樹脂がシリンダ1の逆螺旋溝
部分9の位置に至ると、この逆螺旋溝部分9によって原
料樹脂の前進が阻止される。そこで、原料樹脂はスクリ
ュ2の送りフライト14を越えて戻され、未溶融樹脂の
先方への移送が防止されることになる。そのために、原
料樹脂はこの逆螺旋溝部分9で十分な練り返しがなされ
た後、再びシリンダ1の螺旋溝8とこれと反対方向のス
クリュ2の送り方向の螺旋溝15によって再び先方に移
送される。
【0043】
【実施例2】本実施例における押出機は前記の実施例と
略同一の構造を有するので、図6と図7を参照して前記
実施例との相違点を中心として第2の実施例を説明す
る。
【0044】〔実施例2の概要〕この実施例は前記の実
施例1と異なって、スクリュ2にはシリンダ1に軸方向
の長さLaを有する逆螺旋溝部分9に対応する位置にス
クリュ2の送り方向の螺旋溝15と反対方向の逆螺旋溝
部分16を設ける。このため、この逆螺旋溝部分16は
シリンダ1の逆螺旋溝部分9とは逆方向の螺旋を描くこ
とになる。そして、前記スクリュ2の前記逆螺旋溝部分
16はせき止めフライト17によって形成される。ま
た、本実施例は図7に示すようにシリンダ1の螺旋溝8
は8条の螺旋溝から形成されている。またシリンダ1の
内径Dとスクリュ2の外径との間には、実施例1と同様
に僅小な隙間δを有する。
【0045】〔実施例2の作用・効果〕シリンダ1の混
練部7において、原料樹脂は螺旋溝8と、この螺旋溝8
に対して逆向きのスクリュ2の螺旋溝15との間に挟ま
れた状態でスクリュ2の回転によって図6の矢印Fの方
向へ移送される。このとき原料樹脂は前記シリンダの1
の螺旋溝8とスクリュ2の螺旋溝15とを行き来して混
練されながら十分な速さで先方に送られる。そして、原
料樹脂にはさらに剪断が負荷され高混練と高吐出が実現
する。
【0046】しかし、シリンダ1の混練部7の逆螺旋溝
部分9においては、シリンダ1の逆螺旋溝部分9とスク
リュ2の逆螺旋溝部分16とが作用して、原料樹脂をス
クリュ2の回転にともなって挟んだ状態で原料樹脂を確
実に戻す。このために、未溶融樹脂の先方への移送が完
全に防止され、原料樹脂の練り返しが行われて混練は一
層強められる。本実施例では実施例1に比して樹脂の推
進力が小で、練り返しの強さは大きくなる。
【0047】
【実施例3】実施例3を図8及び図9に付いて説明す
る。 〔実施例3の概要〕この押出機は、前記実施例1及び2
に示すものと略同一構造を有する。従って相違点に付い
てのみ記する。
【0048】〔シリンダの説明〕前記実施例1及び2と
同様に、図8に示すように、円筒形のシリンダ1の中央
部には、混練部7が設けられ、この混練部7には図9に
示すように断面が半円形の螺旋溝8と逆螺旋溝部分9と
が形成されている。そして、スクリュ2を囲む内周面に
形成された混練部7には、多条(本実施例では8条)の
螺旋状溝8が設けられている。
【0049】〔スクリュの説明〕一方、スクリュ2には
図8に示すように、送りフライト14とせき止めフライ
ト17とを備えており、送りフライト14は螺旋状に連
続するように形成され、せき止めフライト17は一定間
隔毎に、前記送りフライト14同士の間を結ぶように設
けられている。これらは相互に同一角度で交差するよう
に設けられているが、せき止めフライト17は連続せ
ず、等しい間隔をおいて送りフライト14、14間を結
び、各条の間では一パターンの半分の間隔でずれるよう
に配置されている。そして、この送りフライト14は前
記シリンダ1の混練部7の螺旋溝8と反対方向の螺旋を
描いている。
【0050】〔スクリュとシリンダの間隔の説明〕本実
施例では前記実施例1及び2と異なって、スクリュ2の
フライト14、17の頂部とシリンダ2側のフライト1
1、12の頂部との間隙δを大きく設定した。さらに、
シリンダの前部と後部とで異なる間隙δを設けた。例え
ば、シリンダ1の内径が50mm/φの装置では、スク
リュ2の外径が前部では45mm/φ、後部では48m
m/φとし、間隙δは前部で2.5mm,後部で1mm
とした。
【0051】その他、シリンダの内径が100mm/φ
の装置では、スクリュ2の外径が前部で94mm/φ、
後部では97mm/φとし、間隙δは前部で3mm、後
部で1.5mmとすることもできる。
【0052】〔実施例3の作用・効果〕本実施例では、
原料樹脂は図8に矢印Fで示すようにスクリュ2の回転
によりシリンダ1の先端に向けて送られる。このとき本
実施例ではスクリュ2の最深部にある原料樹脂がせき止
めフライト17へ移動するとき、この樹脂の移動する流
路が狭まるので、図8及び図9の間隙δを通じて原料樹
脂はフライト17を乗り越えて矢印方向へ分流される。
これらは分流される直前に高圧に圧縮されて高い剪断力
がかかるために、樹脂の位置交換と混練が促進される。
その後、原料樹脂が分流されることにより分配混合され
る。
【0053】また、前記の間隙δで送りフライト14の
頂部と、シリンダ1側の螺旋溝8のフライト11頂部に
よる樹脂のすり潰し作用が負担され、混練作用が一段と
高まる。分流後は圧力が開放されるので、樹脂温度が剪
断発熱により必要以上に上昇することはない。よって樹
脂の物性に変化がなく、スクリュ2の高速回転による高
吐出化を可能とする。
【0054】さらに、原料樹脂がシリンダ1の逆螺旋溝
部分9の位置に至ると、この逆螺旋溝部分9によって前
進が阻止される。この結果、原料樹脂の練り返しが充分
に行われ未溶融樹脂の先方への移送が防止される。この
逆螺旋溝部分9で十分な練り返しがなされた後、原料樹
脂は再びシリンダ1の螺旋溝8とこれと反対方向のスク
リュー2の螺旋溝15によって再び漸次先方に移送され
る。
【0055】なお、本実施例では、原料樹脂の粘度が大
である場合に好適である。また、混練部の前部では粘度
が比較的高いので大きな間隙δをとるが、後部に至ると
原料樹脂が高温となり粘度が比較的小となるために隙間
δを小さくとったので、粘度に応じた適切な練り返しが
実現された。本実施例は前記実施例2に比してさらに原
料樹脂の推進力が小さく、逆に樹脂の練り返しの強さが
大きくなる。
【0056】
【実施例4】 〔実施例4の概要〕実施例4を図10により説明する。
押出機の構造は前記実施例1〜3と同様な構造を有する
ので、特徴部分のみを説明する。
【0057】前記実施例と同様に、円筒形のシリンダ1
の中央部には、混練部7が設けられ、この混練部7には
断面が半円形の螺旋溝8と軸方向長さLaの逆螺旋溝部
分9とが形成されている。そして、スクリュ2を囲む内
周面に形成された混練部7には、多条の螺旋状溝8が設
けられている。
【0058】ここでは、スクリュ2に形成されたフライ
トは、送りフライト14とせき止めフライト17が互い
に対称の螺旋を描いて交差するように設けられている。
すなわちこれらは共に連続して、同一角度で交差してお
り、スクリュ2の混練部13の表面には多数の菱形が形
成されている。
【0059】これらの送りフライト14とせき止めフラ
イト17は4条になっており、送りフライト14はシリ
ンダ1の内部の螺旋溝8に対して反対方向の螺旋を描く
とともに、この送りフライト14はシリンダの逆螺旋溝
部分9では同一方向の螺旋を描くようになる。また、せ
き止めフライト17はシリンダ1の螺旋溝8に対しては
同方向の螺旋を描き、同じく逆螺旋溝部分9では反対方
向の螺旋を描く。
【0060】また、実施例3と同様に、スクリュ2のフ
ライト14、17の頂部とシリンダ2側のフライト1
1、12の頂部との間隙δを大きく設定した。また、原
料樹脂の流れは矢印のようになる。
【0061】〔実施例4の作用・効果〕本実施例では、
両フライト14、17には推進力は殆どなく、シリンダ
の多条の螺旋溝8との組み合わせによって樹脂が移送さ
れる。本実施例では、スクリュにおける樹脂の推進力は
比較的小さく混練効果が大きいので、樹脂の粘度が低い
ものに適しているが、このような混練スクリュを用いて
も、シリンダの螺旋溝8に沿って未溶融樹脂が前方に移
行する虞がある。しかし、本実施例によればシリンダ1
の逆螺旋溝部分9において原料樹脂の前方への移行が妨
げられて、未溶融樹脂の練り返しが確実に行われる。本
実施例は前記実施例3に比してさらに原料樹脂の推進力
が小さく、逆に樹脂の練り返しの強さが大きくなる。
【0062】
【実施例5】 〔実施例5の概要〕実施例5を図11により説明する。
押出機の構造は前記実施例1〜4と同様な構造を有する
ので、特徴部分のみを説明する。
【0063】さらに、前記各実施例と同様に、円筒形の
シリンダ1の中央部には、混練部7が設けられ、この混
練部7には断面が半円形の多条の螺旋溝8と軸方向の長
さLaである逆螺旋溝部分9とが形成されている。
【0064】スクリュ2には、送りフライト14とせき
止めフライト17が設けられる。せき止めフライト17
は螺旋状に連続するように形成され、送りフライト14
は一定間隔毎に、前記せき止めフライト17同士の間を
結ぶように設けられている。これらは互いに同一角度で
交差するように設けられているが、送りフライト14は
連続せず、等間隔をおいてせき止めフライト17、17
間を結び、各条の間では一パターンの半分の間隔でずれ
るように配置されている。前記せき止めフライト17は
前記シリンダ1の内面の逆螺旋溝部分9と反対方向の螺
旋を描くように形成される。また、送りフライト14は
シリンダ1の逆螺旋溝部分9と反対方向の螺旋を描く。
【0065】また、実施例3、4と同様に、スクリュ2
のフライト14、17の頂部とシリンダ2側のフライト
11、12の頂部との間隙δを大きく設定した。 〔実施例5の作用・効果〕本実施例は、この明細書にお
いて開示した実施例の内でスクリュ2の両フライト1
4、17による推進力が最も小さい場合であり、シリン
ダの多条の螺旋溝8との組み合わせによって樹脂が図1
1の矢印Fの方向に移送される。すなわち、本実施例で
はスクリュにおける樹脂の推進力は非常に小さいため、
混練効果が実施例中最大であり、樹脂の粘度が低いもの
に適している。しかし、このようなスクリューを用いて
もシリンダの螺旋溝8に沿って未溶融樹脂が前方に移行
する虞がある。この場合でもシリンダ1の逆螺旋溝部分
9において樹脂の前方への移行が妨げられて、未溶融樹
脂の練り返しが確実に行われる。
【0066】
【発明の効果】
(1)上記のように本発明の必須構成要件によれば、シ
リンダ1の混練部7に螺旋溝8と逆方向の逆螺旋溝部分
9を局部的に少なくとも1個所設けたので、未溶融樹脂
の先方への移行が防止され、同時に原料樹脂の練り返し
により、混練を強めることができる、という効果が生じ
る。
【0067】(2)付加的要件によれば、前記シリンダ
1の逆螺旋溝部分9を、シリンダ1の内径Dの0.5〜
2倍の軸方向長さとしたので、原料樹脂の充分な練り返
し作用が行われ、満足のいく送り量が確保される。
【0068】(3)さらに付加的要件によれば、スクリ
ュ2にシリンダ1の逆螺旋溝部分9に対応する位置にせ
き止めフライト17によって形成される逆螺旋溝部分1
6を設けたので、スクリュ2の逆螺旋部分16はシリン
ダ1の逆螺旋溝部分9とは反対方向の螺旋を描くことに
より前記逆螺旋部分9、16の相互作用によって原料樹
脂を確実に後方に戻し、練り返しを強化することができ
る。
【0069】(4)その他に付加適要件として、a)ス
クリュの混練部13には、送りフライト14とせき止め
フライト17を互いに対称の螺旋を描いて交差して設け
たり、b)あるいはスクリュ2の混練部13に、送りフ
ライト14を螺旋状に連続して形成し、一定間隔毎に送
りフライト同士を間を結ぶようにせき止めフライト17
を断続的に設けたり、c)または、スクリュー2の混練
部13にせき止めフライト17を螺旋状に連続して形成
し、さらに一定間隔毎にせき止めフライト17の間を結
ぶように送りフライト14を断続的に設けたりしたの
で、スクリュの混練効果が大きく、粘度の小さな樹脂の
混練押し出しに好適なものを提供することができる。そ
して、未溶融状態が生じないように、シリンダ1の逆螺
旋溝部分9により逆方向に戻されて、原料樹脂の練り返
しにより混練を強めることができる。
【0070】(5)さらに別の付加的要件として、シリ
ンダ1の混練部7とスクリュ2の間隙δを熱可塑性樹脂
の粘度に比例して、即ち粘度の大きな場合には大きく、
粘度の小さい場合には小さく設定したので、樹脂の粘度
が大であるとせき止めフライト16を乗り越えて原料樹
脂が後方に戻りやすくなり、粘度に応じた高混練が行わ
れる。このために未溶融樹脂の先方への移動が確実に防
止されて充分な練り返しにより混練を強める。
【0071】(6)さらに他の付加的要件として、シリ
ンダ1の混練部7とスクリュ2との間隙δを、混練部の
前半部に比して後半部を小さくしたので、剪断加熱によ
って原料樹脂の溶融状態の粘度が次第に小さくなるのに
応じて前記の間隙δが小さくなり、粘度に応じた適切な
混練押し出しが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリンダの縦断面図である。
【図2】図1のシリンダのX−X線による断面図であ
る。
【図3】図1のシリンダの長手方向の展開図である。
【図4】本発明の要部の断面図である。
【図5】本発明に係る混練押出機の全体を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例の要部の断面図である。
【図7】図6の縦断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例の要部の断面図であ
る。
【図9】図8の縦断面図である。
【図10】本発明のさらに別の実施例の要部の断面図で
ある。
【図11】本発明のさらに他の実施例の要部の断面図で
ある。
【符合の説明】 1 シリンダ 2 スクリュ 3 元部 7 混練部(シリンダ) 8 螺旋溝(シリンダ) 9 逆螺旋溝部分(シリンダ) 13 混練部(スクリュ) 14 送りフライト(スクリュ) 16 逆螺旋溝部分(スクリュ) 17 せき止めフライト(スクリュ)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(1)と、このシリンダ(1)
    内に挿通した回転自在なスクリュ(2)とを具え、さら
    に前記シリンダ(1)の内周面に前記スクリュ(2)の
    螺旋方向と反対方向の多条の螺旋溝(8)を有する混練
    部(7)が形成され、前記シリンダ(1)の元部(3)
    から供給された熱可塑性樹脂を混練、溶融して、この熱
    可塑性樹脂をシリンダ(1)の先端部から押し出す熱可
    塑性樹脂混練押出機であって、 前記シリンダ(1)の混練部(7)に前記螺旋溝(8)
    と反対方向の逆螺旋溝部分(9)を局部的に少なくとも
    1個所設けたことを特徴とする熱可塑性樹脂混練押出
    機。
  2. 【請求項2】 前記シリンダ(1)の逆螺旋溝部分
    (9)は、シリンダ(1)の内径の0.5乃至2倍の軸
    方向長さを有する請求項1記載の熱可塑性樹脂混練押出
    機。
  3. 【請求項3】 前記スクリュ(2)の混練部(13)に
    は送りフライト(14)のみを有する請求項1記載の熱
    可塑性樹脂混練押出機。
  4. 【請求項4】 前記スクリュ(2)の混練部(13)に
    は前記シリンダ(1)の逆螺旋溝部分(9)に対応する
    位置にせき止めフライト(17)によって形成される逆
    螺旋溝部分(16)を有し、かつこの逆螺旋溝部分(1
    6)は前記シリンダ(1)の逆螺旋溝部分(9)と反対
    方向の螺旋を描くように形成されている請求項1記載の
    熱可塑性樹脂混練押出機。
  5. 【請求項5】 前記スクリュ(2)の混練部(13)に
    は送りフライト(14)とせき止めフライト(17)が
    互いに対称の螺旋を描いて交差して設けられている請求
    項1記載の熱可塑性樹脂混練押出機。
  6. 【請求項6】 前記スクリュ(2)の混練部(13)に
    は、送りフライト(14)が螺旋状に連続して形成さ
    れ、さらに一定間隔毎に前記送りフライト(14)同士
    の間を結ぶようにせき止めフライト(17)が断続的に
    設けられている請求項1記載の熱可塑性樹脂混練押出
    機。
  7. 【請求項7】 前記スクリュ(2)の混練部(13)に
    は、せき止めフライト(17)が螺旋状に連続して形成
    され、さらに一定間隔毎に前記せき止めフライト(1
    7)同士の間を結ぶように送りフライト(14)が断続
    的に設けられている請求項1記載の熱可塑性樹脂混練押
    出機。
  8. 【請求項8】 前記シリンダ(1)の混練部(7)と前
    記スクリュ(2)との間隙(δ)は、熱可塑性樹脂の粘
    度に比例して広狭に設定した請求項1記載の熱可塑性樹
    脂混練押出機。
  9. 【請求項9】 前記シリンダ(1)の混練部(7)と前
    記スクリュ(2)との間隙(δ)は、前記混練部(7)
    の前半部に比して後半部が小さく形成されている請求項
    8記載の熱可塑性樹脂混練押出機。
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