JP3273695B2 - 熱可塑性樹脂混練用押出機 - Google Patents

熱可塑性樹脂混練用押出機

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JP3273695B2 JP11145294A JP11145294A JP3273695B2 JP 3273695 B2 JP3273695 B2 JP 3273695B2 JP 11145294 A JP11145294 A JP 11145294A JP 11145294 A JP11145294 A JP 11145294A JP 3273695 B2 JP3273695 B2 JP 3273695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形及び押出機成
形、その他の成形加工に用いることが出来る熱可塑性樹
脂材料の混練用押出機に係り、特に高混練並びに高吐出
能力を備えた熱可塑性樹脂混練用押出機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱可塑性樹脂の混練用押出機は、
通常、押出機のシリンダ内面が単純円筒型であり、シリ
ンダ内に装入されるスクリュの外面形状は一条ネジの螺
旋構造で構成されている。またスクリュの溝の深さは、
シリンダ元部より先端方向に向かって徐々に浅くなって
いる。そしてスクリュを回転させてシリンダ元部より供
給された原料樹脂を先に送りながら、徐々に加熱、圧縮
することにより、原料樹脂を溶融するとともに混練し、
シリンダ先端へ送るものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来型の押出機の構造では、充分な混練しよう
とすれば搬送能力が低下し、一方搬送能力を向上させる
と充分な混練が行われないという問題があった。
【0004】すなわち、上述の従来のシリンダとスクリ
ュの混練構造は、スクリュの溝を、シリンダ元部より先
端方向にかけて徐々に浅くするのみであった。したがっ
てスクリュの溝内の原料樹脂は、加熱されながら徐々に
圧縮され、溶融された状態のまま送られる。このような
状況では樹脂の位置交換がほとんど行われず、順次スク
リュの溝に沿って移送されるだけであり、混練効果が低
くなることが指摘されていた。
【0005】一方、混練部の終端は、スクリュの溝が浅
くなっているため吐出能力が低くなる。ところが吐出量
を上げようとして、前記溝を深くしたり、またスクリュ
の回転を速くしすぎると、原料樹脂が未溶融のまま押出
されてしまうといった問題があった。
【0006】このように従来の装置では混練効果と搬送
能力の両立が難しく、これらを両立できる押出機の開発
が望まれていた。本発明はかかる事情に鑑みてされたも
のであり、充分な混練と速い樹脂搬送を兼ね備えた高混
練、高吐出型シリンダ、及びスクリュの構造を有する熱
可塑性樹脂混練用押出機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、シリンダと、このシリンダ内に挿通した
スクリュを備え、シリンダ基部から供給された熱可塑性
樹脂を混練、溶融して、これをシリンダ先端から吐出す
る熱可塑性樹脂混練用押出機において、次のような構成
とした。
【0008】すなわち、本発明の熱可塑性樹脂混練用押
出機では、スクリュに設けられた混練部と、この混練部
が位置するシリンダ内面に形成された螺旋状の多条溝
と、混練部におけるスクリュに形成された送りフライト
及びせき止めフライトとを備え、せき止めフライトは螺
旋状に連続して形成され、送りフライトはシリンダ内面
の多条溝と反対の螺旋方向に形成されていると共に一定
間隔ごとにせき止めフライト同士の間を結ぶように断続
的に設けられ、せき止めフライトはシリンダ内面に形成
された多条溝と同一方向の螺旋を描くように形成され、
スクリュの混練部では、混練される樹脂がスクリュのフ
ライトを乗り越えるように、スクリュフライトの頂部と
シリンダとの間隙が大きく形成されていることを特徴と
する。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】前記スクリュフライトの頂部とシリンダの
間隔は、先端に進むにしたがって小さくなるように形成
することができるが、さらに前記スクリュのフライト
は、前記のようにカジリの発生を防止するために、多条
に設けられることが望ましい。
【0013】この押出機において用いられる熱可塑性樹
脂材料としては、ポリプロピレン,ポリエチレン、ポリ
ブテン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、AB
S等のスチレン系樹脂、ポリアミド、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリアセタール、ポリ塩化ビニール、その
他の熱可塑性樹脂単体及びこれらの混合物に、タルク、
炭酸カルシウム、マイカ、ガラス繊維、炭素繊維等の充
填剤や酸化防止剤、顔料、難燃剤、可塑剤等の添加剤を
一種以上配合してなる複合材料を例示することができ
る。
【0014】
【作用】シリンダ内に原料樹脂が投入されてスクリュが
回転すると、この原料樹脂が圧縮されながら螺旋状のス
クリュの回転にしたがって、次第にシリンダの先端方向
に移送される。このとき、混練部において、スクリュの
フライト頂部とシリンダの間の隙間が大きいので、樹脂
が積極的にフライトを乗り越えて他の条に入り込む。し
たがって樹脂が広い範囲で位置交換される結果、混練が
より進行する。
【0015】そしてフライトの形状の相違により、前記
第4の構成のものが樹脂の練り効果が最も大きく発揮さ
れ、次に第3の構成、第5の構成、及び第2の構成の装
置の順で練り効果が弱くなる。これらは樹脂の粘度によ
って使い分けることができ、一般的に、粘度の高い樹脂
は練り効果の低いもの、反対に粘度の低いものは練り効
果の高い装置を使用する。また、これらの構成を単独で
はなく併用することもできる。例えば、混練部の前部に
おいては樹脂粘度が高いために練り効果の弱い構成と
し、後部では樹脂粘度が低くなるため、練り効果の強い
構成とすることができる。
【0016】このような混練装置では、混練部において
シリンダの螺旋状の多条溝をスクリュと反対方向に形成
することにより、原料樹脂がシリンダ側の溝部とスクリ
ュの間を顕著に行き来するので、原料樹脂にさらに剪断
が負荷され高混練、高吐出を実現することができる。こ
こでは、スクリュの回転により、シリンダも原料樹脂を
搬送する能力を持つ。
【0017】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。
【0018】
【実施例1】図1〜図4に基づき本発明の実施例1を説
明する。図1及び図2は、本発明の押出機に用いられる
混練用シリンダ、及びスクリュの構造を示したものであ
る。図1は混練シリンダの軸方向断面図、図2は軸と直
角方向の断面図である。
【0019】この押出機では、図5に示すように、円筒
形のシリンダ1の内側にスクリュ3が内挿されている。
このシリンダ1には、上面に開口した材料供給口10が
その基部に、脱気口11が中央に、それぞれ設けられて
いる。この材料供給口10は、先端がテーパ状に拡開し
たホッパ状となっている。またシリンダ1の外周面には
ヒータ12が一定間隔をおいて複数並設されている。こ
のヒータ12によってシリンダ1内の原料樹脂が加熱さ
れ溶融する。
【0020】前記シリンダ1内の中央部には、スクリュ
3中央の混練部3aが設けられ、この混練部3aの長さ
は、スクリュ3の外径の10倍である。またこの混練部
3aを取り囲む前記シリンダ1の内周面には、図1〜4
に示すように、断面が半円形の螺旋状の多条溝2が設け
られている。この多状溝2は、スクリュ3の螺旋方向と
反対方向に設けたものである。またこの多条溝2の断面
を、三角形や、四角形の多角形とすることも可能である
が、望ましくは原料樹脂が隅部に残留するのを防ぐた
め、溝隅部を曲面とする。
【0021】一方、スクリュ3は図3のように、送りフ
ライト5とせき止めフライト6とを備えており、送りフ
ライト5は螺旋状に連続するように形成され、せき止め
フライト6は一定間隔毎に、前記送りフライト5同士の
間を結ぶように設けられている。これらは互いに同一角
度で交差するように設けられいるが、せき止めフライト
6は連続せず、等間隔をおいて送りフライト5、5間を
結び、各々の条間では一パターンの半分の間隔でずれる
ように配置されている。
【0022】ここでは、前記送りフライト5は前記シリ
ンダ1内面の多条溝2と反対方向の螺旋を描くように形
成されている。そしてこの装置では、図3及び図4に示
すように、送り及びせき止めフライトの頂部とシリンダ
側フライト頂部との間隙δを大きく形成している。例え
ば、シリンダの内径が50mm/φの装置では、スクリ
ュの外径が前部で45mm/φ、後部で48mm/φと
して、間隙δは前部で2.5mm、後部で1mmとして
いる。
【0023】他の例として、シリンダの内径が100m
m/φの装置では、スクリュの外径が前部で94mm/
φ、後部で97mm/φとし、間隙δは前部で3mm、
後部で1.5mmすることができる。
【0024】従来の装置においては間隙δはほとんど設
けられていないので(シリンダ内径が50mmのもの
で、隙間は0.1mm程度)、本発明の装置は従来装置
に比較して、この点において顕著な差異がある。
【0025】一方、前記混練部3a以外の部分のスクリ
ュ3と、これを取り囲むシリンダ1の形状は、従来型の
押出機と同様の形状である。すなわち、シリンダ1の内
面は単純円筒型であり、スクリュ3の外面形状は一条ネ
ジの螺旋構造である。
【0026】上記のような押出機の構造では、前記スク
リュの混練部3aは、原料樹脂を推進させる能力が低い
形態である。しかし本発明の装置では、シリンダ1の螺
旋溝自体が通常の螺旋形状のスクリュと同じ働きをする
ため、原料樹脂を充分な速さで移送することが出来る。
但し、スクリュ3をシリンダ1の螺旋状の溝2と同じ方
向の螺旋形状とすると原料樹脂の移動能力が低下するた
め、シリンダ1の螺旋状の溝2の方向とスクリュの螺旋
方向を互いに逆にすることが望ましい。
【0027】次にこの実施例の押出機の作動を説明す
る。シリンダ基部の材料供給口10より供給された原料
樹脂は、スクリュ3の回転によりシリンダ先端へと送ら
れる。このとき送りフライト5、5とせき止めフライト
6、6とで囲まれるスクリュ溝の最深部にある原料樹脂
がせき止めフライト6へ移動しようとする。その際、
の樹脂の移動する流路が狭まるので、図3及び図4に示
されるようにシリンダ1の多条溝2、及びスクリュフラ
イトとシリンダの間隙δを通じて、原料樹脂は図におけ
る矢印方向へ分流される。これらは分流される直前に、
高圧に圧縮されて高い剪断がかかるため、樹脂の位置交
換と混練が促進される。その後、原料樹脂が分流される
ことにより分配混合される。また、間隙δでフライト頂
部とシリンダ側フライト頂部による樹脂のすり潰し作用
が負荷され、混練作用が一段と高まる。分流後は圧力が
開放されるので、樹脂温度が必要以上に上昇することは
ない。よって樹脂の物性に変化がなく、スクリュ3の高
速回転による高吐出化を可能にする。
【0028】この実施例では、送りフライト5が連続し
た螺旋状であるので、比較的樹脂の送りが促進され、ま
た混練効果は以下の実施例の中では中間的であり、樹脂
の練りと移送をバランスよく実施できるので、広範囲の
樹脂に適用できる。
【0029】そして原料樹脂は、シリンダ1の先端方向
に移送されながら、徐々に加熱溶融され混練される。ま
た脱気口11から、原料樹脂が溶融した際に発生するガ
スを放出する。
【0030】このように、上記樹脂はシリンダ1に設け
た半円形溝部2と、回転するスクリュ3の間を行き来
し、または間隙δですり潰されることにより高混練され
ることになる。またスクリュ3の回転を上げても前記混
練が不充分にならないので、スクリュ3を高回転させる
と原料樹脂がシリンダ先端から速い速度で吐出する。
【0031】
【実施例2】次に、実施例2を図6に基づいて説明す
る。なお、前記実施例と同一の部分は、同一の符号を付
して説明を省略する。
【0032】ここではスクリュ3に形成されたフライト
は、送りフライト5とせき止めフライト6が互いに対称
の螺旋を描いて交差するように設けられている。すなわ
ちこれらは共に連続して、同一角度で交差しており、ス
クリュ3の混練部3aの表面には多数の菱形が形成され
ている。
【0033】これらの送りフライト5とせき止めフライ
ト6は四条になっており、シリンダ1の内部の螺旋溝2
に対して送りフライト5は逆方向、せき止めフライト6
は正方向の螺旋を描くように形成されている。樹脂の流
れは矢印のようになる。
【0034】この実施例では、両フライト5、6が共に
連続しているのでスクリュの混練部自体には樹脂推進能
力はなく、シリンダの多条溝2との組み合わせによって
樹脂が移送される。しかし、樹脂の推進力が劣る反面、
樹脂の練り効果が高くなる。したがって、粘度が低く練
りにくい樹脂の混練に使用するのに適している。
【0035】
【実施例3】実施例3を図7に基づいて説明する。な
お、前記実施例と同一の部分は、同一の符号を付して説
明を省略する。
【0036】スクリュ3には送りフライト5のみを設
け、この送りフライト5は前記シリンダ1内面の多条溝
2と反対方向の螺旋を描くように形成されている。また
この送りフライト5は四条になっている。スクリュの回
転にしたがって樹脂は矢印のように移動する。
【0037】この実施例では、せき止めフライトがない
ので樹脂の推進力が大きい。反面、樹脂の練り効果は実
施例中で最も低くなる。したがって粘度が高い樹脂を混
練するのに適している。
【0038】
【実施例4】実施例4を図8に基づいて説明する。な
お、前記実施例と同一の部分は、同一の符号を付して説
明を省略する。
【0039】この実施例では、スクリュ3に形成された
フライトは、送りフライト5とせき止めフライト6であ
り、せき止めフライト6は螺旋状に連続するように形成
され、送りフライト5は一定間隔毎に、前記せき止めフ
ライト6同士の間を結ぶように設けられている。これら
は互いに同一角度で交差するように設けられているが、
送りフライト5は連続せず、等間隔をおいてせき止めフ
ライト6、6間を結び、各々の条間では一パターンの半
分の間隔でずれるように配置されている。
【0040】ここでは、前記せき止めフライト6は前記
シリンダ1内面の多条溝2と反対方向の螺旋を描くよう
に形成されている。樹脂の流れは矢印のようになる。こ
の実施例では、送りフライト5は断続しているが、せき
止めフライト6が連続した螺旋状であるので、樹脂の推
進力がほとんどない反面、樹脂の練り効果は実施例中で
は最も高い。よって比較的粘度の低い樹脂の混練に向い
ている。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
リンダ内面には多条溝が設けられ、かつスクリュのフラ
イト頂部とシリンダの間の隙間を大きくしたことによ
り、樹脂がリークして、積極的にフライトを乗り越えて
他の条に入り込む。したがって樹脂は広い範囲で位置交
換して高混練されるから、スクリュの回転を速くしても
高い混練能力が発揮できる。よって高混練と高吐出の両
立が実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の押出機の混練シリンダのシリンダ軸方
向断面図
【図2】混練シリンダのシリンダ軸と直角方向断面
【図3】実施例1のスクリュの混練部拡大側面図
【図4】実施例1のスクリュの混練部の断面図
【図5】押出機の全体を示す断面図
【図6】実施例2のスクリュの混練部拡大側面図
【図7】実施例3のスクリュの混練部拡大側面図
【図8】実施例4のスクリュの混練部拡大側面図
【符号の説明】
1・・・混練シリンダ 2・・・多条溝 3・・・スクリュ 5・・・送りフライト 6・・・せき止めフライト 10・・・材料供給口 11・・・脱気口 12・・・ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29B 7/00 - 7/94 B29C 45/00 - 47/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内に挿通したスクリュを備え、
    前記シリンダの基部から供給された熱可塑性樹脂を混
    練、溶融してシリンダ先端から押し出す熱可塑性樹脂混
    練用押出機において、 前記スクリュに設けられた混練部と、この混練部が位置
    する前記シリンダ内面に形成された螺旋状の多条溝と、
    前記混練部における前記スクリュに形成された送りフラ
    イト及びせき止めフライトとを備え、前記せき止めフラ
    イトは螺旋状に連続して形成され、前記送りフライトは
    前記シリンダ内面の多条溝と反対の螺旋方向に形成され
    ていると共に一定間隔ごとに前記せき止めフライト同士
    の間を結ぶように断続的に設けられ、前記せき止めフラ
    イトは前記シリンダ内面に形成された前記多条溝と同一
    方向の螺旋を描くように形成され、前記スクリュの前記
    混練部では、混練される樹脂が前記スクリュの前記フラ
    イトを乗り越えるように、前記スクリュフライトの頂部
    と前記シリンダとの間隙が大きく形成されていることを
    特徴とする熱可塑性樹脂混練用押出機。
  2. 【請求項2】 前記スクリュの頂部とシリンダの間隙
    は、先端に進むにしたがって小さくなるように形成され
    ている請求項1に記載の熱可塑性樹脂混練用押出機。
JP11145294A 1994-05-25 1994-05-25 熱可塑性樹脂混練用押出機 Expired - Lifetime JP3273695B2 (ja)

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CA2250697A1 (en) * 1996-04-29 1997-11-06 Conenor Oy Extrusion method, extruder and extruded product
DE112005000146T5 (de) * 2004-01-05 2006-12-14 AUTONETWORKS Technologies, LTD., Yokkaichi Plastifizierungs- bzw. Weichmachungsvorrichtung für Harzmaterial

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JPH07314530A (ja) 1995-12-05

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