JP2002192150A - 浄水器の取付装置 - Google Patents

浄水器の取付装置

Info

Publication number
JP2002192150A
JP2002192150A JP2000400602A JP2000400602A JP2002192150A JP 2002192150 A JP2002192150 A JP 2002192150A JP 2000400602 A JP2000400602 A JP 2000400602A JP 2000400602 A JP2000400602 A JP 2000400602A JP 2002192150 A JP2002192150 A JP 2002192150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water purifier
water
pipe
connection
raw water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000400602A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3624157B2 (ja
Inventor
Sumiko Nagai
壽美子 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEISUI KK
Original Assignee
MEISUI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEISUI KK filed Critical MEISUI KK
Priority to JP2000400602A priority Critical patent/JP3624157B2/ja
Publication of JP2002192150A publication Critical patent/JP2002192150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3624157B2 publication Critical patent/JP3624157B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水器の取付装置として、施工性に優れ、施
工不良による水漏れや配管の接続間違いを生じにくく、
配管部材数が少なく、資材コストの低減と配管スペース
の減少を図れ、浄水器の交換作業も容易になるものを提
供する。 【解決手段】 浄水器1と、原水導入管23と、浄水導
出管22と、連結具3とを有し、浄水器1の上部に原水
入口と浄水出口とが同軸状に開口した二重筒状の接続ヘ
ッド12を備える。連結具3は、上部に原水導入管23
と浄水導出管22に連結させる二軸連結部3aを有し、
下部に接続ヘッド12に嵌合する二重筒状の同軸接続部
3bを有し、内部に原水流路と浄水流路とを内外二重の
同軸流路に変換させる流路変換部を備え、同軸接続部3
bに接続ヘッド12に対する係脱を行うカプラ7が設け
られ、カプラ7を介して浄水器1が連結具3に吊り下げ
状態に装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水道水の如き原
水を浄水化する浄水器と、原水導入管及び浄水導出管と
の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、浄水器は内部に水浄化材とし
て中空糸膜フィルター等の濾材を装填したものであり、
蛇口近傍に設けた水栓の開放操作、あるいはスイッチ操
作による電磁開閉弁の開放によって水道水の如き原水を
内部に通水させ、原水中の消毒用塩素、有害成分、臭気
成分、不純物等を除去した浄水として蛇口へ供給して吐
出させる。しかして、内部の水浄化材は使用に伴う除去
物質の蓄積によって浄化能力を次第に低下させるため、
予め定められた使用期間の経過後あるいは積算通水量が
設定値に達した際に交換するようになっている。
【0003】従来における浄水器の取付構造は、例えば
図13に示す手動水栓タイプの場合、流し台等の天板
(P)に蛇口(101)を備えた水栓本体(102)が
取り付けられ、その下方に浄水器(103)が設置され
ており、水栓本体(102)より下方へ延出する原水導
入管(104)及び浄水導出管(105)の各下端に、
継手部材(106)を介して曲げ自在なワンダーチュー
ブ(107)が接続され、これらワンダーチューブ(1
07)(107)の下端が接続ソケット(108)を介
して浄水器(103)の入口(109)及び出口(11
0)に各々接続されている。なお、ワンダーチューブ
(107)を使用するのは、浄水器(103)着脱に際
して接続ソケット(108)を上下させるために、配管
側の曲がりを要することによる。
【0004】また、水栓本体(102)より下方へ延出
する原水供給管(111)の下端には、曲げ可能なフレ
キシブル管(112)が継手部材(106)を介して接
続され、このフレキシブル管(112)が水道管(11
3)のチーズ(114)による分岐部に止水栓(11
5)を介して接続されている。(116)は水栓本体
(102)に設けたレバーハンドルであり、水栓本体
(102)内の原水導入管(104)と原水供給管(1
11)との連通部を開閉して浄水の吐水・止水を行うよ
うになっている。(117)は原水供給管(111)と
フレキシブル管(114)との接続部に介在させた逆止
弁、(118)は浄水器(103)の受皿である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の浄水器の取
付構造では、その配管施工時に、原水導入管(104)
及び浄水導出管(105)の各々について、継手部材
(106)、ワンダーチューブ(107)、接続ソケッ
ト(108)を順次、いずれもパッキンを挟んだねじ締
めによって連結し、最後に接続ソケット(108)を浄
水器(103)に接続することになる。
【0006】従って、作業工数が非常に多くなり、施工
に多大な労力と時間を費やす上、接続部分が多いために
施工不良による水漏れを生じ易く、導入側と導出側の接
続間違いも懸念される。また、配管部材数が多いために
資材コストが高く付くと共に、水栓本体(102)と浄
水器(103)との間に広い配管スペースを必要とし、
流し台下等の収納空間を手狭にするといった問題もあっ
た。更に、水浄化材の寿命によって使用者が浄水器(1
03)を交換する場合にも、入口(109)側と出口
(110)側の接続ソケット(108)を個別に脱着す
ることから、その作業に手間がかかるという難点があっ
た。
【0007】この発明は、上述の事情に鑑みて、浄水器
の取付装置として、施工性に優れる上、施工不良による
水漏れや配管の接続間違いを生じにくく、また配管部材
数が少なく、資材コストの低減と配管スペースの減少を
図れると共に、浄水器の交換作業も容易になるものを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1に係る浄水器の取付装置は、水
浄化材を収容した浄水器と、該浄水器へ原水を導入する
原水導入管と、該浄水器を通した浄水を蛇口へ導出する
浄水導出管と、これら両管に対する浄水器の接続部に介
在する連結具とを有し、前記浄水器の上部に、原水入口
と浄水出口とが一方を内側、他方を外側として同軸状に
開口した二重筒状の接続ヘッドを備え、前記連結具は、
上部に原水導入管と浄水導出管の端部に連結させる二軸
連結部を有し、下部に前記浄水器の接続ヘッドに嵌合す
る二重筒状の同軸接続部を有し、内部に原水導入管に連
通する原水流路と浄水導出管に連通する浄水流路とを内
外二重の同軸流路に変換させる流路変換部を備えると共
に、前記同軸接続部に浄水器の接続ヘッドに対する係脱
を行うカプラが設けられ、該カプラを介して浄水器が前
記連結具に吊り下げ状態に装着されるように構成されて
いる。
【0009】上記構成では、浄水器が吊り下げ型になる
ことから、水栓本体を取り付ける天板下の空間高さに対
応した配管長さの調整が不要であり、また浄水器の着脱
に際して浄水器自体を上下できるために配管側の曲がり
を要さず、原水導入側及び浄水導出側に従来のようなワ
ンダーチューブを介在させる必要がないから、配管部材
数が少なくなると共に接続部の数も少なくなり、配管ス
ペースも小さくて済む。しかして、配管施工は、原水導
入管及び浄水導出管の端部を連結具に直接に連結し、こ
の連結具に浄水器を装着するだけでよい。しかも、連結
具と浄水器とは同軸連結であるから、導入側と導出側の
接続間違いを起こす懸念はなく、且つワンタッチ操作で
着脱できる上、浄水器の取付位置が高くなって交換作業
を行い易い。
【0010】請求項2の発明では、上記請求項1の浄水
器の取付装置における前記原水導入管及び浄水導出管
は、蛇口を備えた水栓本体に一体化され、該水栓本体よ
り下方へ延出するものとしている。この場合、水栓本体
と浄水器との間は連結具のみが介在するだけであるか
ら、配管のために別途にパイプ材やチューブ材を用いる
必要がない。
【0011】請求項3の発明では、上記請求項1又は2
の浄水器の取付装置における前記カプラは、前記接続ヘ
ッドに外嵌させる套嵌筒部と、この套嵌筒部の周方向複
数箇所に設けた上下方向の各長孔に装填された係止球
と、これら係止球を長孔の下部側へ付勢するばね部材
と、該套嵌筒部に上下移動可能に外嵌されたスライド筒
とを備え、前記係止球は、套嵌筒部の肉厚よりも大きい
径を有し、常時は長孔の下部で前記スライド筒の内周に
設けた凸面部と対接して内側突出状態に保持されるもの
としている。
【0012】このカプラによれば、連結具への浄水器の
接続においては、内側突出状態にあった係止球が、套嵌
筒部に挿嵌される接続ヘッドの外周に設けた係止凸部と
接触し、長孔の下部側から上部側へ押し上げられると共
に、スライド筒の凸面部との対接位置から離脱して外側
突出状態に変位し、次いで接続ヘッドの係止凸部を乗り
越えた際にばね部材の蓄力によって長孔の下部側へ復帰
して内側突出状態になり、もって接続ヘッドを套嵌筒部
から抜出不能にロックする。また、連結具からの浄水器
の取外しにおいては、スライド筒を上方へ移動させるこ
とにより、その内周の凸面部が係止球との対接位置から
離れ、接続ヘッドがその係止凸部と接触する係止球の外
側突出状態への変位によって套嵌筒部から抜出可能とな
る。
【0013】請求項4の発明では、上記請求項3の浄水
器の取付装置において、前記套嵌筒部とスライド筒との
間に、弾性変形可能なレバー片を備えた押接部材が該ス
ライド筒の前記凸面部よりも上位側で上下移動自在に配
置すると共に、前記連結具の本体側に、自然状態の前記
レバー片との係合によってロック時の押接部材の移動上
限を定めるストッパーが形成され、この押接部材と套嵌
筒部のばね受け部との間に前記ばね部材が介装され、こ
のばね部材の付勢によって常時は該押接部材を介して前
記係止球及びスライド筒が下限位置に保持される構成と
している。
【0014】この請求項4の構成では、浄水器の接続状
態において、スライド筒は前記レバー片と前記ストッパ
ーとの係合する位置よりも更に上方へは移動不能となる
から、この移動範囲で前記凸面部が前記係止球との対接
位置から外れないように設定することにより、誤ってス
ライド筒を不用意に持ち上げても連結具と浄水器の接続
ヘッドとのロックが外れるのを防止できる。しかして、
レバー片を押圧して内側へ変形させた状態でスライド筒
を上方移動させた際、該レバー片がストッパーと係合せ
ずにスライド筒は凸面部の前記対接位置よりも上方へ移
動し、係止球が外側突出状態に変位可能となって接続ヘ
ッドをロック解除できる。
【0015】請求項5の発明では、上記請求項4の浄水
器の取付装置において、前記押接部材がリング状をな
し、その径方向両側に前記レバー片が一体形成されると
共に、該レバー片に外向きの突起部を有し、この突起部
が前記スライド筒の上部側に設けた切欠部から外側へ突
出するように配置してなるものとしている。この構成で
は、浄水器の取外しの際、片手操作によって両側のレバ
ー片の突起部を指で押さえてスライド筒を持ち上げるだ
けでロック解除できると共に、連結具の組み立てにおい
てリング状の押接部材は本体に嵌め込むだけでよく、組
立操作が容易になる。
【0016】請求項6の発明は、上記請求項4又は5の
浄水器の取付装置において、前記連結具の本体側に形成
されたフランジ部に、自然状態における前記レバー片の
先端に当接し得る前記ストッパーと、内側へ押圧変形さ
せた該レバー片の先端部を挿通させる孔部とが形成され
ると共に、連結具の本体側と前記押接部材との間ならび
に該押接部材とスライド筒との間に、各々を相対回転不
能で且つ相対軸方向移動可能にするリニアガイドが設け
られてなるものとしている。この場合、押接部材とスラ
イド筒は、連結具の組み立てにおいてリニアガイドを合
わせるだけで本体に対して位置決めできると共に、浄水
器の脱着操作において回転方向の位置ずれによる作動不
良を生じる懸念がない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例に係る
浄水器の取付装置について、図面を参照して具体的に説
明する。図1は該取付装置の全体の外観、図2は同取付
装置の要部の縦断面及び横断面、図3は浄水器の上面、
図4は浄水器上部の半断面側面、図5は連結具の浄水器
側ジョイントの上面、図6は同ジョイントの半断面側
面、図7は同ジョイントの分解状態での側面、図8は同
ジョイントの横断面、をそれぞれ示す。
【0018】図1(イ)(ロ)において、(1)は浄水
器であり、円筒形の本体タンク(10)内に水浄化材と
して、合成樹脂中空糸膜(11a)、粒状活性炭(11
b)、不織布(11c)等が装填されている。(2)は
流し台等の天板(P)に取り付けられた水栓本体であ
り、頂部から蛇口(21)が延出すると共に、下部より
銅管製の原水導入管(23)及び浄水導出管(22)と
原水供給管(24)が延出し、側部には原水導入管(2
3)と原水供給管(24)との連通部(図示省略)を開
閉して浄水の吐水・止水を行うレバーハンドル(25)
を有している。(3)は連結具であり、上端側の二軸連
結部(3a)において水栓本体(2)から垂下した原水
導入管(23)及び浄水導出管(22)の下端部を挿嵌
連結すると共に、下端側の同軸接続部(3b)で浄水器
(1)に連結されている。なお、原水供給管(24)
は、水道管(4)に介装したチーズ(41)による分岐
部に継手部材(42)及び止水栓(43)を介して接続
されている。
【0019】浄水器(1)は、図2〜図4に示すよう
に、頂部に内筒(12a)と外筒(12b)とからなる
二重筒状の接続ヘッド(12)を備えており、内筒(1
2a)の内側が浄水出口(1b)、内筒(12a)と外
筒(12b)との間が原水入口(1a)をなし、原水入
口(1a)より流入した原水が本体タンク(10)内の
環状仕切り壁(10a)の外側を流下し、該本体タンク
(10)の底部より該仕切り壁(10a)の内側に入っ
て上昇する過程で原水中の消毒用塩素、有害成分、臭気
成分、不純物等が除去され、浄水として浄水出口(1
b)より流出するようになっている。
【0020】しかして、接続ヘッド(12)は、内管
(12a)が外管(12b)よりも外側へ突出すると共
に、外管(12b)の外周面に、周方向に連続する環状
の係止凸部(13)と、その基端側に隣接した環状凹部
(14)とが形成されており、係止凸部(13)の上下
両側の側面(13a)(13b)が共にテーパー面をな
している。(15)は内管(12a)と外管(12b)
との間に介在する補強リブ、(16)はヘッドカバーで
ある。
【0021】連結具(3)は、図2(イ)に示すよう
に、二軸連結部(3a)をなす二軸側ジョイント(5)
と、同軸接続部(3b)をなす浄水器側ジョイント
(6)とがねじ部(31)で螺着一体化されており、浄
水器側ジョイント(6)にはカプラ(7)が設けられて
いる。
【0022】二軸側ジョイント(5)は、図2(イ)〜
(ハ)に示すように、上端に開口した一対の嵌合孔(5
a)(5b)に、浄水導出管(22)及び原水導入管
(23)の各下端に固着した接続筒(26a)を挿嵌
し、該接続筒(26a)に套嵌した締付ねじ筒(26
b)を嵌合孔(5a)(5b)の雌ねじ部(51)に螺
合して締め付けることにより、両管(22)(23)を
強固に連結固定している。そして、浄水導出管(22)
を挿嵌した嵌合孔(5a)に続く下孔(51a)は、ジ
ョイント下面に開口した中心孔(52)に連通する一
方、原水導入管(23)を挿嵌した嵌合孔(5b)に続
く下孔(51b)は、中心孔(52)を同心に取り巻く
形でジョイント下面に開口した環状溝(53)に連通し
ており、これによってジョイント内部が二軸流路と同軸
流路との流路変換部を構成している。(26c)は接続
筒(26a)の外周に装着したOリング、(54)はジ
ョイント下面の環状溝(53)の内側及び外側に装着し
たシールリング、(55)はジョイント外周の径方向対
向位置に設けた工具挟み付け用平面部である。
【0023】浄水器側ジョイント(6)は、図2
(イ)、図5,図6に示すように、内筒部(61)と、
下端側が該内筒部(61)よりも下方へ延出した外筒部
(62)とが、周方向3ヵ所の接続部(63)を介して
一体化した二重筒状をなし、内筒部(61)及び外筒部
(62)の各内周下部に上下2本のOリング(64)が
嵌着されている。しかして、二軸側ジョイント(5)と
の連結状態において、中心流路(6a)が当該二軸側ジ
ョイント(5)の中心孔(52)に連通すると共に、外
側環状流路(6b)が当該二軸側ジョイント(5)の環
状溝(53)に連通するように設定されている。また浄
水器(1)の取付状態においては、内筒部(61)及び
外筒部(62)の各内側に、当該浄水器(1)の接続ヘ
ッド(12)の内筒部(12a)及び外筒部(12b)
が挿嵌するようになっている。
【0024】カプラ(7)は、図6〜図8に示すよう
に、浄水器側ジョイント(6)の外側にねじ部(32)
を介して螺着したスリーブ(70)、その外側に上下移
動自在に嵌合した軸方向に幅のあるリング状(短筒状)
の押接部材(71)、更にその外側に上下移動可能に嵌
合したスライド筒(72)、スリーブ(70)の下部側
の套嵌筒部(70a)に設けた周方向複数箇所(例示は
4箇所)の上下方向の各長孔(73)に装填された鋼製
の係止球(8)、スリーブ(70)の中間部外周のばね
受け凹段部(70b)と押接部材(71)の下端の内向
き突縁部(71a)との間に圧縮状態で装填されたコイ
ルスプリング(9)、より構成されている。
【0025】スリーブ(70)は、浄水器側ジョイント
(6)への螺着状態において、上端が該ジョイント
(6)の外周のフランジ部(65)に当接すると共に、
内周に突設した環状ストッパー(70c)が該ジョイン
ト(6)の外筒部(62)の下端に当接しており、この
環状ストッパー(70c)よりも下方の部分が浄水器
(1)の接続ヘッド(12)に外嵌させる套嵌筒部(7
0a)となっている。そして、係止球(8)は套嵌筒部
(70a)の肉厚よりも大きい径を有すると共に、長孔
(73)の内側開口幅が該係止球(8)の径よりも狭く
設定され、これによって該係止球(8)は套嵌筒部(6
2)の内側へ一部突出可能で、且つ同外側へは離脱可能
となっている。また、スリーブ(70)の外周上部には
フランジ部(70d)を有し、このフランジ部(70
d)の径方向両側に、下方へ段状に突出したストッパー
(75)と、その内側に位置して周方向に沿う細長い透
孔(76)とが形成されている。
【0026】押接部材(71)は、周壁部(71b)の
径方向両側位置に、各々上端から下方への一対の平行な
切り込み(71c)(71c)によって両側部を分離し
た帯板状のレバー片(77)が一体形成されている。こ
の各レバー片(77)は、上端が周壁部(71b)より
も上方へ突出して、且つ自然状態で周壁部(71b)よ
りも径方向外側へ反った形になっており、中間部に外向
きの突起部(77a)を有すると共に、両側に内面側を
面一とした薄肉側縁部(77b)を有し、突起部(77
a)の押圧によって反りを戻す形で内側へ弾性変形可能
である。
【0027】スライド筒(72)は、内周の下部寄りの
位置に環状の凸面部(72a)を有し、その上位側と下
位側が凹面部(72b)(72c)をなすと共に、上縁
の径方向両側にコ字形の切欠部(72d)が形成されて
いる。しかして、押接部材(71)は該スライド筒(7
2)の凸面部(72a)よりも上位側の凹面部(72
b)内に配置しており、もってスライド筒(72)の凸
面部(72a)はスリーブ(70)の套嵌筒部(70
a)の外周面に対して直接に摺接する。
【0028】スリーブ(70)と押接部材(71)との
間、並びに押接部材(71)とスライド筒(72)との
間には、内側部材の外面側を凸条(78a)、外側部材
の内面側を凹条(78b)として相互に上下方向相対摺
動自在に嵌合するリニアガイド(78)が径方向両側に
設けられ、もってこれら部材(70)〜(72)は相対
回転不能で且つ相対軸方向移動可能に嵌合している。こ
の嵌合状態において、押接部材(71)の各レバー片
(77)は、該スライド筒(72)の切欠部(72d)
内に位置して突起部(77a)を外側へ突出させ、且つ
上端がスリーブ(70)のストッパー(75)と対向す
るように設定されている。なお、レバー片(77)の両
側の薄肉側縁部(77b)はスライド筒(72)の切欠
部(72d)の内側両側縁に当接することにより、当該
レバー片(77)のより外側への飛び出しを阻止してい
る。
【0029】そして、コイルスプリング(9)の付勢に
より、押接部材(71)の下端の内向き突縁部(71
a)が係止球(8)とスライド筒(72)の凸面部(7
2a)の上縁部とに押接し、もって常時は係止球(8)
が長孔(73)内の下部に位置すると共に、スライド筒
(72)も凸面部(72a)の下縁がスリーブ(70)
の下端部外周の膨出部(70e)に係止される下限位置
に保持されている。また、スライド筒(72)の下限位
置において、凸面部(72a)の上半部がスリーブ(7
0)の長孔(73)の下半部に臨んでおり、これによっ
て該長孔(73)内の下部にある係止球(8)が外側へ
の突出を阻止されて内側突出状態に保持されている。な
お、スライド筒(72)は、この下限位置において、下
端がスリーブ(70)の下端と同位置になると共に、上
端が押接部材(71)の周壁部(71b)の上端と同位
置になるように寸法設定されている。
【0030】上記構成の浄水器の取付装置では、浄水器
(1)は、図1(イ)(ロ)で示すように、配管施工後
の浄水導出管(22)及び原水導入管(23)に、連結
具(3)を介して吊持された取付状態となる。しかし
て、この連結具(3)に対する浄水器(1)の着脱は、
ワンタッチ操作によって極めて簡単に行える。
【0031】まず浄水器(1)を装着する場合、図9
(イ)のように浄水器(1)の接続ヘッド(12)を下
方から連結具(3)の内側へ挿入してゆくと、同図
(ロ)のように、該接続ヘッド(12)の内筒部(12
a)及び外筒部(12b)の先端が浄水器側ジョイント
(6)の内筒部(61)及び外筒部(62)の各内側に
嵌入すると共に、套嵌筒部(70a)の内側へ突出して
いる係止球(8)に接続ヘッド(12)の係止凸部(1
3)の上部側面(13a)が接触する。そして、該係止
球(8)は、接続ヘッド(12)の押し込みに伴い、コ
イルスプリング(9)の付勢に抗して押接部材(71)
と一緒に押し上げられ、長孔(73)の上部側へ移行し
てスライド筒(72)の凸面部(72a)との対接位置
から上方へ外れると、同図(ハ)のように係止凸部(1
3)に押されて外側突出状態に変位する。続いて、同図
(ニ)のように接続ヘッド(12)が係止凸部(13)
とスリーブ(70)の内側の環状ストッパー(70c)
との当接位置に達すると、該係止凸部(13)の頂部を
乗り越えた係止球(8)は、コイルスプリング(9)の
蓄力により、接続ヘッド(12)の環状凹部(14)に
嵌まり込む形で内側突出状態に戻って長孔(73)の下
部側へ復帰し、もって装着操作は完了する。
【0032】すなわち、接続ヘッド(12)を係止凸部
(13)が環状ストッパー(70c)に当接するまで一
杯に押し込んだのちに浄水器(1)から手を離すと、該
浄水器(1)は自重で下がろうとするが、環状凹部(1
4)に嵌まり込んだ係止球(8)がスライド筒(72)
の凸面部(72a)との対接によって外側へ変位できな
いため、図10(イ)に示すように、浄水器(1)は接
続ヘッド(12)の係止凸部(13)と係止球(8)と
の係合によって抜出不能にロックされることになる。
【0033】なお、この装着状態においては、誤ってス
ライド筒(72)を不用意に持ち上げた場合、内側の押
接部材(71)も一体に持ち上がるが、図10(ロ)に
示すように、該押接部材(71)のレバー片(77)の
先端がスリーブ(70)のストッパー(75)に当接す
ることにより、該スライド筒(72)のより上方への移
動は阻止される。しかして、このストッパー(75)の
高さの設定により、図10(ロ)に示すように、当該ス
トッパー(75)によるスライド筒(72)の上限位置
においては、凸面部(72a)が係止球(8)との対接
位置よりも上方へ外れないように構成しているため、上
記のようにスライド筒(72)を不用意に持ち上げても
浄水器(1)のロックが外れることはない。従って、子
供の悪戯等により、浄水器(1)が落下して怪我をした
り、落下した浄水器(1)内の水によって周辺が水浸し
になるといった事態を確実に防止できる。
【0034】また、浄水器(1)が寿命に至って交換の
ために取り外す場合、図11(イ)に示すように、両側
のレバー片(77)の突起部(77a)を押さえた状態
でスライド筒(72)を持ち上げれば、内側へ弾性変形
したレバー片(77)の先端がストッパー(75)と係
合せずに透孔(76)へ進入し、もってスライド筒(7
2)は凸面部(72a)が係止球(8)との対接位置か
ら外れるまで上方へ移動し、その下位凹面部(72c)
が長孔(73)に望む位置になるから、係止球(8)が
外側へ突出可能となる。従って、図11(ロ)に示すよ
うに、そのまま浄水器(1)を下方へ引くことにより、
係止球(8)が接続ヘッド(12)の係止凸部(13)
に押されて外側突出状態に変位してロック解除され、該
浄水器(1)を抜き出すことができる。しかして、この
取外し操作は、一方の手でスライド筒(72)を持ち上
げ、他方の手で保持した浄水器(1)を引き下げるだけ
で済む。
【0035】一方、上述のように浄水器(1)を吊り下
げ型とする構成では、水栓本体(2)を取り付ける天板
(P)下の空間高さに対応して配管長さを調整する必要
はなく、また浄水器(1)の着脱に際して浄水器(1)
自体を上下できるために配管側の曲がりも不要であるか
ら、原水導入側及び浄水導出側共に従来のようなワンダ
ーチューブを省略できる。従って、配管部材数が少なく
なり、それだけ資材コストを低減できる上、配管スペー
スも小さくて済み、また浄水器(1)の取付位置が高く
なって交換作業も行い易くなる。
【0036】しかして、配管施工は、水栓本体(2)か
ら延出する浄水導出管(22)及び原水導入管(23)
の下端に連結具(3)を直接に連結し、この連結具
(3)に浄水器(1)を前述のようにワンタッチ操作で
装着するだけで済む。従って、従来に比較して施工作業
が格段に簡略化され、加えて接続部が少ない上に個々の
接続操作も容易であるから、接続不良を生じる可能性は
少なく、また連結具(3)と浄水器(1)とは同軸接続
であるため、導入側と導出側の接続間違いを確実に防止
できる。
【0037】なお、上記実施例構成では、スリーブ(7
0)と押接部材(71)、並びに押接部材(71)とス
ライド筒(72)とが、リニアガイド(78)を介して
相対回転不能で且つ相対軸方向移動可能に嵌合している
から、連結具(3)の組み立てにおいてリニアガイド
(78)を合わせるだけで回転方向の位置決めを行える
と共に、浄水器(1)の脱着操作において回転方向の位
置ずれによるロック及びロック解除の作動不良を生じる
懸念がない。また、レバー片(77)を備えた押接部材
(71)がリング状であるから、連結具(3)の組み立
てにおいてスリーブ(70)に外嵌させるだけでよく、
組立操作が容易になる。
【0038】接続ヘッド(12)の係止凸部(13)に
ついては、カプラ(7)側の係止球(8)との対応位置
のみに設けることも可能であるが、前記実施例のように
環状に形成すれば、浄水器(1)を連結具(3)に装着
する際に、該浄水器(1)の回転方向の向きに制約を受
けず、それだけ操作容易になる。また、該係止凸部(1
3)の上下側面(13a)(13b)がテーパー面であ
ることにより、浄水器(1)の着脱の際にテーパー誘導
作用によって係止球(8)の変位動作がスムーズになさ
れる。なお、カプラ(7)の套嵌筒部(70a)は、前
記実施例の構成では浄水器側ジョイント(6)とは別体
のスリーブ(70)にて構成しているが、該ジョイント
(6)の外筒部(62)に一体形成してもよい。
【0039】しかして、カプラ(7)については、請求
項1及び2の発明構成では前記実施例で示した以外の様
々な着脱機構を有するものを採用可能であり、また請求
項3の発明構成では押接部材(71)を介さずに係止球
(8)がばね部材によって直接に付勢される構造として
もよい。この構造において浄水器(1)の装着状態での
不用意なロック解除を防止するには、例えば前記実施例
における押接部材(71)のレバー片(77)に相当す
るものをスライド筒(72)側に一体形成してもよい
し、前記装着状態でのスライド筒(72)の上方移動を
阻止するために、ばね力等によって該スライド筒(7
2)に自動的に係合し、且つ簡単な操作で係合解除し得
るような適当な係脱手段を別に設けてもよい。
【0040】前記実施例で示した水栓本体(2)は浄水
専用のものであるが、この発明に係る浄水器の取付装置
は、例えば図12に示すような複合水栓にも適用でき
る。この複合水栓における水栓本体(20)は、下部の
浄水用のレバーハンドル(25)と頂部の冷温水混合レ
バー(27)とを備え、下端より浄水器(1)への浄水
導出管(22)及び原水導入管(23)と共に給水管
(28)及び給湯管(29)が延出している。そして、
前記実施例同様に、原水導入管(23)及び浄水導出管
(22)の下端が連結具(3)に二軸接続され、該連結
具(3)にカプラ(7)を介して浄水器(1)が同軸接
続で吊り下げ状態に装着されている。
【0041】この複合水栓においては、給水管(28)
は給水源(C)に、給湯管(29)は給湯源(H)にそ
れぞれ接続され、冷温水混合レバー(27)の水平回動
位置によって両管(28)(29)から供給される冷水
(水道水=原水)と温水の混合比率が変化すると共に、
該レバー(27)を起こした際(ON)に蛇口(21)
から混合水あるいは温水又は冷水が吐水される。一方、
レバーハンドル(25)を吐水位置(ON)にすると、
給水管(28)からの給水流路が水栓本体(20)内で
浄水側へ切り換わり、冷水(原水)が浄水器(1)へ通
水され、該浄水器(1)を経た浄水が蛇口(21)から
吐出する。
【0042】なお、この発明に係る浄水器の取付装置
は、以上で説明したような手動水栓タイプに限らず、蛇
口近傍に設けたレバー、押しボタン、タッチセンサー、
光センサー等によるスイッチング操作で電磁開閉弁や電
動切換弁を作動させて吐水・止水を行う自動水栓タイプ
にも適用可能である。このような自動水栓タイプでは、
水道管からの原水導入路を蛇口側を経由せずに浄水器の
入口に接続し、この原水導入路の途中に電磁開閉弁や電
動切換弁を介在させる構成が一般的であるが、この発明
を適用する場合は、原水導入路の下流側を担う原水導入
管(23)あるいはその末端側を、蛇口側から垂下する
浄水導出管(22)と平行状に垂下する形とし、両管
(22)(23)の下端を前記実施例同様に連結具
(3)に二軸接続すればよい。しかして、浄水器(1)
の吊持荷重に対応する上で、連結具(3)を適当な支持
部材を介して壁面等に固定してもよく、これは前記の手
動水栓タイプでも同様である。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明に係る浄水器の取付装置
によれば、原水導入管及び浄水導出管の端部に連結させ
た連結具に、カプラを介して浄水器を吊り下げ型で装着
できるから、施工に際して水栓本体を取り付ける天板下
の空間高さに対応した配管長さの調整が不要であり、ま
た原水導入側及び浄水導出側に従来のようなワンダーチ
ューブを介在させる必要もなく、しかも連結具内での流
路変換によって該連結具と浄水器とを同軸接続で連結で
きるため、配管部材数と接続部の数が少なくなり、施工
作業が極めて容易である上、施工不良による水漏れや配
管の接続間違いを生じにくく、資材コストが低減すると
共に配管スペースも小さくて済み、また浄水器の寿命に
伴う交換に際し、該浄水器をワンタッチ操作で着脱でき
る上、浄水器の取付位置を交換作業が容易な高さに設定
できる。
【0044】請求項2の発明によれば、上記の浄水器の
取付装置において、原水導入管及び浄水導出管が蛇口を
備えた水栓本体に一体化され、配管のために別途にパイ
プ材やチューブ材を用いる必要がなく、原水導入管及び
浄水導出管を予め短く設定して施工時の切断を不要とで
き、もって施工性がより向上すると共に、資材コストも
より低減するという利点がある。
【0045】請求項3の発明によれば、上記の浄水器の
取付装置において、連結具のカプラとして特定の着脱機
構を採用していることから、浄水器の脱着をワンタッチ
操作で確実且つ容易に行えると共に、装着状態での浄水
器を抜出不能に確実にロックできるという利点がある。
【0046】請求項4の発明によれば、上記の浄水器の
取付装置において、連結具のカプラによるロックを解除
させるスライド筒を不用意に解除方向に移動させても、
ストッパーによって解除位置までの移動が阻止されるか
ら、浄水器が落下して怪我をしたり、落下した浄水器内
の水によって周辺が水浸しになるといった事態を確実に
防止できるという利点がある。
【0047】請求項5の発明によれば、上記カプラにお
けるスライド筒の移動を規制するストッパーを有する構
成において、浄水器の取外しに際し、該ストッパーによ
る規制の解除とロック解除とを片手だけで同時に簡単に
行うことができると共に、連結具の組立操作が容易にな
るという利点がある。
【0048】請求項6の発明によれば、上記カプラにお
けるスライド筒の移動を規制するストッパーを有する構
成において、連結具の組み立てがより容易になると共
に、浄水器の脱着操作時のカプラの作動信頼性が向上す
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る浄水器の取付装置の
外観を示し、(イ)図は取付装置全体の一部切欠正面
図、(ロ)図は同取付装置の上部側の側面図である。
【図2】同取付装置の要部を示し、(イ)図は縦断正面
図、(ロ)図は(イ)図のロ−ロ線の断面矢視図、
(ハ)図は(イ)図のハ−ハ線の断面矢視図である。
【図3】同取付装置における浄水器の平面図である。
【図4】同浄水器の上部の半縦断側面図である。
【図5】同取付装置における連結具の浄水器側ジョイン
トの平面図である。
【図6】同浄水器側ジョイントの半縦断側面図である。
【図7】同浄水器側ジョイントを分解して示す側面図で
ある。
【図8】図6のVIII −VIII 線の断面矢視図である。
【図9】同取付装置による浄水器の装着操作を順次示す
要部の半縦断側面図であり、(イ)図は装着開始状態、
(ロ)図は浄水器側の係止凸部がロック用の係止球に触
れた初期段階、(ハ)図は該係止球が外側突出状態に変
位した中間段階、(ニ)図は装着完了状態をそれぞれ示
す。
【図10】同取付装置における浄水器の装着状態を示す
要部の半縦断側面図であり、(イ図は通常の状態、
(ロ)図はカプラのスライド筒を持ち上げた状態をそれ
ぞれ示す。
【図11】同取付装置による浄水器の取外し操作を示す
要部の半縦断側面図であり、(イ図はロック解除した状
態、(ロ)図は浄水器の抜出開始状態をそれぞれ示す。
【図12】この発明に係る浄水器の取付装置の他の構成
例を示し、(イ)図は取付装置全体の正面図、(ロ)図
は同取付装置の上部側の側面図である。
【図13】従来の浄水器の取付装置の一例を示す全体の
正面図である。
【符号の説明】
1 ・・・・・浄水器 1a・・・・・原水入口 1b・・・・・浄水出口 12・・・・・接続ヘッド 12a・・・・内筒部 12b・・・・外筒部 13・・・・・係止凸部 2 ・・・・・水栓本体 20・・・・・水栓本体 21・・・・・蛇口 22・・・・・原水導入管 23・・・・・浄水導出管 3 ・・・・・連結具 3a・・・・・二軸連結部 3b・・・・・同軸連結部 5 ・・・・・二軸側ジョイント(流路変換部) 51a・・・・下孔(原水流路) 51b・・・・下孔(浄水流路) 52・・・・・中心孔(原水流路) 53・・・・・環状溝(浄水流路) 6 ・・・・・浄水器側ジョイント(同軸連結部) 6a・・・・・中心流路 6b・・・・・外側環状流路 61・・・・・内筒部 62・・・・・外筒部 7 ・・・・・カプラ 70・・・・・スリーブ(連結具の本体側) 70a・・・・套嵌筒部 70b・・・・ばね受け凹段部(ばね受け部) 70d・・・・フランジ部 71・・・・・押接部材 72・・・・・スライド筒 72a・・・・凸面部 72b・・・・切欠部 73・・・・・長孔 75・・・・・ストッパー 76・・・・・透孔(孔部) 77・・・・・レバー片 77a・・・・突起部 78・・・・・リニアガイド 8 ・・・・・係止球 9 ・・・・・コイルスプリング(ばね部材)
フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 CD09 3J106 AB03 AB06 BA02 BB01 BC04 BD01 BE26 BE29 CA03 EA03 EB07 EC02 EC07 ED32 EE13 EF05 EF07 EF08 4D024 AA02 AB11 BA02 BB01 BC01 CA15 DB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水浄化材を収容した浄水器と、該浄水器
    へ原水を導入する原水導入管と、該浄水器を通した浄水
    を蛇口へ導出する浄水導出管と、これら両管に対する浄
    水器の接続部に介在する連結具とを有し、 前記浄水器の上部に、原水入口と浄水出口とが一方を内
    側、他方を外側として同軸状に開口した二重筒状の接続
    ヘッドを備え、 前記連結具は、上部に原水導入管と浄水導出管の端部に
    連結させる二軸連結部を有し、下部に前記浄水器の接続
    ヘッドに嵌合する二重筒状の同軸接続部を有し、内部に
    原水導入管に連通する原水流路と浄水導出管に連通する
    浄水流路とを内外二重の同軸流路に変換させる流路変換
    部を備えると共に、前記同軸接続部に浄水器の接続ヘッ
    ドに対する係脱を行うカプラが設けられ、 該カプラを介して浄水器が前記連結具に吊り下げ状態に
    装着されるように構成されてなる浄水器の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記原水導入管及び浄水導出管は、蛇口
    を備えた水栓本体に一体化され、該水栓本体より下方へ
    延出するものである請求項1記載の浄水器の取付装置。
  3. 【請求項3】 前記カプラは、前記接続ヘッドに外嵌さ
    せる套嵌筒部と、この套嵌筒部の周方向複数箇所に設け
    た上下方向の各長孔に装填された係止球と、これら係止
    球を長孔の下部側へ付勢するばね部材と、該套嵌筒部に
    上下移動可能に外嵌されたスライド筒とを備え、 前記係止球は、套嵌筒部の肉厚よりも大きい径を有し、
    常時は長孔の下部で前記スライド筒の内周に設けた凸面
    部と対接して内側突出状態に保持され、 前記連結具への浄水器の接続において、内側突出状態に
    あった係止球が、套嵌筒部に挿嵌される接続ヘッドの外
    周に設けた係止凸部と接触し、長孔の下部側から上部側
    へ押し上げられると共に、スライド筒の凸面部との対接
    位置から離脱して外側突出状態に変位し、次いで接続ヘ
    ッドの係止凸部を乗り越えた際にばね部材の蓄力によっ
    て長孔の下部側へ復帰して内側突出状態になることによ
    り、接続ヘッドを套嵌筒部から抜出不能にロックする一
    方、 前記連結具からの浄水器の取外しにおいて、前記スライ
    ド筒を上方へ移動させることにより、その内周の凸面部
    が係止球との対接位置から離れ、接続ヘッドがその係止
    凸部と接触する係止球の外側突出状態への変位によって
    套嵌筒部から抜出可能となる、請求項1又は2に記載の
    浄水器の取付装置。
  4. 【請求項4】 前記套嵌筒部とスライド筒との間に、弾
    性変形可能なレバー片を備えた押接部材が該スライド筒
    の前記凸面部よりも上位側で上下移動自在に配置すると
    共に、前記連結具の本体側に、自然状態の前記レバー片
    との係合によってロック時の押接部材の移動上限を定め
    るストッパーが形成され、 この押接部材と套嵌筒部のばね受け部との間に前記ばね
    部材が介装され、このばね部材の付勢によって常時は該
    押接部材を介して前記係止球及びスライド筒が下限位置
    に保持され、 浄水器の接続状態において、スライド筒は前記レバー片
    と前記ストッパーとの係合によって前記凸面部と前記係
    止球との対接位置よりも上方へは移動不能となるが、レ
    バー片を押圧して内側へ変形させた状態でスライド筒を
    上方移動させた際、該レバー片がストッパーと係合せず
    にスライド筒は凸面部の前記対接位置よりも上方へ移動
    し、係止球が外側突出状態に変位可能となって接続ヘッ
    ドをロック解除できるように構成されてなる請求項3記
    載の浄水器の取付装置。
  5. 【請求項5】 前記押接部材がリング状をなし、その径
    方向両側に前記レバー片が一体形成されると共に、該レ
    バー片に外向きの突起部を有し、この突起部が前記スラ
    イド筒の上部側に設けた切欠部から外側へ突出するよう
    に配置してなる請求項4に記載の浄水器の取付装置。
  6. 【請求項6】 前記連結具の本体側に形成されたフラン
    ジ部に、自然状態における前記レバー片の先端に当接し
    得る前記ストッパーと、内側へ押圧変形させた該レバー
    片の先端部を挿通させる孔部とが形成されると共に、連
    結具の本体側と前記押接部材との間ならびに該押接部材
    とスライド筒との間に、各々を相対回転不能で且つ相対
    軸方向移動可能にするリニアガイドが設けられてなる請
    求項4または5に記載の浄水器の取付装置。
JP2000400602A 2000-12-28 2000-12-28 浄水器の取付装置 Expired - Fee Related JP3624157B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000400602A JP3624157B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 浄水器の取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000400602A JP3624157B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 浄水器の取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002192150A true JP2002192150A (ja) 2002-07-10
JP3624157B2 JP3624157B2 (ja) 2005-03-02

Family

ID=18865165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000400602A Expired - Fee Related JP3624157B2 (ja) 2000-12-28 2000-12-28 浄水器の取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3624157B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226771A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Komatsu Ltd 流体配管装置およびそれを用いたシールド掘削機
JP2007181785A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Jiyopuratsukusu Kk カートリッジ着脱機構及び浄水器
KR20110049697A (ko) * 2009-11-04 2011-05-12 사파스고교 가부시키가이샤 소케트 구조
CN107321040A (zh) * 2017-03-29 2017-11-07 宁波方太厨具有限公司 一种方便更换滤芯的净水器
CN107321041A (zh) * 2017-03-29 2017-11-07 宁波方太厨具有限公司 一种方便更换滤芯的净水器
KR102279368B1 (ko) * 2020-10-16 2021-07-20 피엔씨테크 주식회사 반도체 제조 공정에서 가스류 공급설비에 적용되는 커플러
CN113713494A (zh) * 2016-11-30 2021-11-30 东丽株式会社 净水器

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226771A (ja) * 2004-02-13 2005-08-25 Komatsu Ltd 流体配管装置およびそれを用いたシールド掘削機
JP4574184B2 (ja) * 2004-02-13 2010-11-04 株式会社小松製作所 流体配管装置およびそれを用いたシールド掘削機
JP2007181785A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Jiyopuratsukusu Kk カートリッジ着脱機構及び浄水器
KR20110049697A (ko) * 2009-11-04 2011-05-12 사파스고교 가부시키가이샤 소케트 구조
JP2011098740A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Surpass Kogyo Kk ソケット構造
US9010352B2 (en) 2009-11-04 2015-04-21 Surpass Industry Co., Ltd. Socket structure
KR101699978B1 (ko) 2009-11-04 2017-01-25 사파스고교 가부시키가이샤 소켓 구조
CN113713494A (zh) * 2016-11-30 2021-11-30 东丽株式会社 净水器
CN107321041A (zh) * 2017-03-29 2017-11-07 宁波方太厨具有限公司 一种方便更换滤芯的净水器
CN107321040A (zh) * 2017-03-29 2017-11-07 宁波方太厨具有限公司 一种方便更换滤芯的净水器
CN107321040B (zh) * 2017-03-29 2022-10-21 宁波方太厨具有限公司 一种方便更换滤芯的净水器
CN107321041B (zh) * 2017-03-29 2022-10-21 宁波方太厨具有限公司 一种方便更换滤芯的净水器
KR102279368B1 (ko) * 2020-10-16 2021-07-20 피엔씨테크 주식회사 반도체 제조 공정에서 가스류 공급설비에 적용되는 커플러
WO2022080980A1 (ko) * 2020-10-16 2022-04-21 피엔씨테크 주식회사 반도체 제조 공정에서 가스류 공급설비에 적용되는 커플러
KR20220050749A (ko) * 2020-10-16 2022-04-25 피엔씨테크 주식회사 반도체 제조 공정에서 가스류 공급설비에 적용되는 커플러
KR102408075B1 (ko) 2020-10-16 2022-06-15 피엔씨테크 주식회사 반도체 제조 공정에서 가스류 공급설비에 적용되는 커플러

Also Published As

Publication number Publication date
JP3624157B2 (ja) 2005-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4847526B2 (ja) 流体濾過システム
US10293287B2 (en) Water filter assembly
KR100637044B1 (ko) 원터치 착탈식 단일 및 멀티 어댑터, 이에 착탈되는 필터조립체 및 이들 요소를 채용한 정수 시스템
JP2011098345A (ja) フィルター組立体
CN111207231A (zh) 水龙头装置
JP2002192150A (ja) 浄水器の取付装置
KR101300365B1 (ko) 피팅
CN215457350U (zh) 饮用水供应器用水桶保持架组件及包括其的饮用水供应器
KR200426288Y1 (ko) 정수필터용 커넥터와 필터하우징의 결합구조
JP2004322098A (ja) 浄水器
JP2008267028A (ja) 水栓
KR20120064955A (ko) 외부밸브 승강식 오토 셧오프밸브가 구비된 필터 조립체
KR200360715Y1 (ko) 입출구가 동일한 방향으로 형성된 필터조립체의착탈만으로 정수의 공급을 선택적으로 제어하는 비데용필터 및 그 연결장치.
KR100668762B1 (ko) 입출구가 동일한 방향으로 형성된 필터조립체의착탈만으로 정수의 공급을 선택적으로 제어하는 비데용필터 및 그 연결장치.
JP3143147U (ja) 浄水器用継手の連結構造
JP4441271B2 (ja) 浄水カートリッジ及び浄水器
JP3615803B2 (ja) 浄水器
KR200372802Y1 (ko) 원터치 착탈식 단일 및 멀티 어댑터, 이에 착탈되는 필터조립체 및 이들 요소를 채용한 정수 시스템
JP3084251U (ja) 据置型浄水器
KR101826866B1 (ko) 휴대용 정수기
JP2003024932A (ja) 浄水装置
JP4451764B2 (ja) 浄水装置
JP2003120881A (ja) 流体継手
JP2021095998A (ja) 連結具、浄水カートリッジ、浄水装置、及びアダプタ
JP2003120880A (ja) 流体継手

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3624157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081203

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091203

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101203

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111203

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121203

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees