JP2003120880A - 流体継手 - Google Patents

流体継手

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JP2003120880A
JP2003120880A JP2001316114A JP2001316114A JP2003120880A JP 2003120880 A JP2003120880 A JP 2003120880A JP 2001316114 A JP2001316114 A JP 2001316114A JP 2001316114 A JP2001316114 A JP 2001316114A JP 2003120880 A JP2003120880 A JP 2003120880A
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Hitoshi Imahori
均 今堀
Shinji Koyanagi
伸二 小柳
Takatomi Nishigori
隆富 錦織
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 浄水器の流入口及び吐水口にそれぞれ原水管
及び浄水管を接続するのに好適な継手を提供すること。 【解決手段】 一対の筒状部材40、50のそれぞれ一
端が互いに結合され、他端にそれぞれ管接続部及び機器
接続部を有する接続部材20、20’が2個ほぼ平行に
併設され、該2個の接続部材20、20’のそれぞれに
機器との接続及び離脱を可能としたロック機構が設けら
れている流体継手において、前記2個の接続部材の隣接
する一部80が一体に成形され、かつ、一方の機器接続
部20にのみロック機構60、70を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体継手に関し、
特に浄水器の流入口及び吐水口にそれぞれ原水管及び浄
水管を接続するのに好適な継手の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、家庭或いは職場等において、小型
浄水器を使用して水道水等の原水に混入した鉄錆び、水
垢、残留塩素等の不純物を除去することが行われてい
る。これら不純物は、浄水器内に配設された活性炭、中
空糸膜等の浄化用部材により除去される。しかし、この
活性炭や中空糸膜等の浄化用部材は、長期間の使用に伴
い活性炭の不純物吸着力が低下し、中空糸膜の目詰まり
等に起因して、浄化能力が低減してしまう。このため浄
化用部材は、所定の流量を浄化したとき、或いは浄水器
を使用せず所定の期間放置したときなどは、浄水器内の
浄化用部材、或いは浄水器それ自体を取り替える必要が
あった。この作業は、浄水器に接続されている原水管及
び浄水管を浄水器から一旦取外さなければならないこと
から、これまでワンタッチで浄水器に着脱可能な継手が
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるワンタッチで着
脱可能な流体継手は、浄水器との結合が不意に外れて周
辺への水漏れ等を防止するために、通常、ロック機構が
設けられている。このロック機構は、ロック部材の操作
により、流体継手と浄水器とのロック或いは解除がワン
タッチできるものであった。すなわち継手を浄水器の流
入口及び吐水口へ装着するときは、このロック部材を原
水管及び浄水管の接続端方向へ移動させた状態で継手を
浄水器の流入口及び吐水口へあてがい、その後、継手を
強く挿入することによりロック機構を反対方向へ移動さ
せて継手と浄水器の流入口及び吐水口との結合をロック
する。また、継手を浄水器から取外すときは、ロック部
材を手で前記反対方向へ移動させて浄水器の流入口及び
吐水口に対するロックが解除できるようになっている。
【0004】この種の流体継手のロック機構は、水道水
等の水圧で浄水器との結合が外れない結合力を備えなけ
ればならない。しかし、このロック機構の結合力を強く
すると、ロック機構の解除が容易でなくなり、ロック解
除時に継手のロック機構が解除されず浄水器が持ち上が
ってしまうという課題があった。また、浄水器は、キッ
チンユニットの流し台下に設けられた食品等を保管する
収納庫の奥まった場所に設置されることが多いことか
ら、浄水器の取り替えは、狭く、不便な場所において手
探り状態で作業する必要があった。これらの課題を解消
するためには、例えば、浄水器を収納庫内に固定して置
く方法、或いはロック機構の結合力を弱めに設定して置
くという方法が採られていた。しかし、浄水器を収納庫
内或いはその他の場所に固定する方法では、浄水器を収
納庫の底板、側壁等への取付手段が必要となり、単に浄
水器を床板等に載置して置くものに比べて、浄水器を底
板等に取付るために構造を変更しなければならず、且つ
取付手段を設ける必要があった。また、ロック機構の結
合力を弱めに設定する方法では、継手が浄水器から外れ
やすくなってしまい実用的ではなかった。
【0005】また、浄水器と継手との着脱操作性にも課
題があった。すなわち、継手と浄水器との着脱は、一方
の手で浄水器を押さえ、他方の手で原水管側或いは浄水
管側の継手ロック部材をそれぞれ個別に移動させてロッ
ク或いは解除をしなければならなかった。この個別操作
では、ロック・解除操作が煩わしく、また手間も掛かっ
ていた。更に、原水管或いは浄水管用継手を浄水器に結
合する際に、原水管用継手を浄水器の浄水吐水口に接
続、或いは逆に浄水管側継手を浄水器の原水流入口へ誤
って接続してしまう誤接続もしばしば発生していた。こ
の課題を解決するものとして、原水管用流体継手及び浄
水管用流体継手を結合部材で互いに接続し、両継手を同
時に浄水器の原水流入及び浄水吐水口へ接続する継手が
提案されている。例えば特開平11−239786号が
その一例である。この継手は、原水管用接続部材及び浄
水管用接続部材に同一構成の接続部材が使用され、これ
らを結合部材で接続し、浄水器に対する原水管及び浄水
管の着脱を一度に行うことが出来るようにしたものであ
る。しかし、この継手は、部品点数を多く必要とし構造
が簡単でなく、またロック機構の操作性にも難点がある
ばかりか、2つのロック部材を同時に動かすわけである
から、この引き上げにかなりの力が必要であるという課
題があった。本発明は、これらの課題を解消することに
照準を合わせ、構造が簡単で、且つ着脱操作の作業性が
良い流体継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題解決するための手段】上記目的は、以下の手段に
より達成される。
【0007】すなわち、本発明は、一対の筒状部材のそ
れぞれ一端が互いに結合され、他端にそれぞれ管接続部
及び機器接続部を有する接続部材が2個ほぼ平行に併設
され、該接続部材に機器との接続及び離脱を可能とした
ロック機構が設けられている流体継手において、前記2
個の接続部材の隣接する一部が一体に成形され、かつ、
一方の機器接続部にのみロック機構が設けられているこ
とを特徴とする。
【0008】前記2個の接続部材が一体に成形される部
分は、前記筒状部材の対応する部材同士又は異なる部材
同士であることが好ましい。
【0009】また前記一対の筒状部材内には、機器の接
続部との接続及び着脱操作に協働して開閉作動する弁機
構が収納されていることが好ましい。
【0010】更に前記ロック機構は、前記筒状部材の先
端に装着され、該端部外周面を軸方向へ移動可能な摺動
スリーブで構成されていることが好ましい。
【0011】更にまた、前記機器接続部は、浄水器の原
水流入口部及び浄水吐水口部に接続される構成を有して
いること、また、前記ロック機構を有する機器接続部
は、浄水器の原水流入口に接続されることが望ましい。
【0012】上述の構成を有する継手は、ロック機構を
操作して、機器への接続・ロック或いは解除を行う。ま
た、浄水器へ適用すると、継手の接続・離脱に伴い、接
続部材内の弁機構の開閉動作が同時に行われる。
【0013】
【発明の実施形態】本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。なお、以下の説明は、図3にみられるよう
な公知の浄水器に適用した継手であるが、本発明は、か
かる浄水器に接続されるものばかりでなく、他の機器へ
の接続ができるものであって、以下の実施形態に限定さ
れるものではない。
【0014】図3は、既に市販され公知の浄水器の正面
図であって、浄水器100は、両端が閉鎖された円筒状
のハウジングの内部に不純物を除去する活性炭、中空糸
膜等の浄化用部材が浄水器ハウジング内に配設されてい
る。そして、ハウジングの上部に設けられた流入口10
5からハウジング内部に供給される原水は浄化用部材を
通過させて浄化し、浄化後の浄水を吐水口105’から
ハウジング外部に吐水するように構成されている。
【0015】浄水器100は、そのハウジングが本体ハ
ウジング101とキャップ102とに分割可能になって
いる。両者の結合は、本体ハウジング101の下部外面
に螺刻された雄ネジ(図示せず)とキャップ102の内
面に螺刻された雌ネジ(図示せず)により、Oリング等
(図示せず)を介在させ液密にシールし、螺着されてい
る。
【0016】本体ハウジング101の上板108には、
流入口105及び吐水口105’を形成する流入口部1
06及び吐水口部106’が一体に突出されている。流
入口部106はハウジング内の粒状活性炭が充填された
濾過室と連通し得る位置に、また、吐水口部106’は
ハウジング内の中空糸膜が設けられた濾過室と連通し得
る位置に各々配設されている。また、流入口部106に
は後述する継手20のロックボールが係止し得る環状の
係止溝107が、また、吐水口部106’にも係止溝1
07’が設けられている。
【0017】本体ハウジング101の雌ネジの上方に
は、径方向外方に拡径され、上方に延長する漏受部10
3が一体に形成されている。この漏受部103は、本体
ハウジング101とキャップ102とを結合したとき
に、本体ハウジング101の外面と当該漏受部103と
の内面との間に若干の隙間が形成され、原水管や浄水管
を浄水器20から取外したときにハウジング101内に
残る残圧によって流入口105や吐水口105’から漏
れて本体ハウジング101の外面を伝って下方に落ち流
れる漏れ水を受け止める。
【0018】次に、この浄水器100の流入口105及
び吐水口105’と原水管及び浄水管とを連結する継手
10の構成を説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る流体継手
の正面図、図2は流体継手の断面を示し、同図(A)は
図1の縦断面図、同図(B)は図1のB−Bの断面図で
ある。
【0020】継手10は、一対の接続部材20、20’
とからなり、これら接続部材は樹脂で成形され、ほぼ中
央部で互いに一体に結合されている。一方の接続部材2
0は、原水管(図示省略)がソケットの一端に装着され
る締付部材30と、ほぼ中心に流路が形成され内部に弁
機構が収納される2つの筒状部材、すなわち小径筒状部
材40及び大径筒状部材50と、大径筒状部材の一端に
連結された2個の摺動スリーブ60、70とからなる。
また、他方の接続部材20’は、接続部材20のロック
機構を有しないだけで、その他はほぼ同じ構成を有して
いる。すなわち、接続部材の締付部材30’、小径筒状
部材40’は、接続部材20の締付部材30、小径筒状
部材40とは同じ構成であって、大径筒状部材50’の
構成が異なる。そして、これらの構成部品うち、各接続
部材20、20’の大径筒状部材50、50’は、隣接
する部分で互いに一体に成形結合されている。以下で
は、2個の接続部材20、20’が大径筒状部材50、
50’で一体成形結合されるものについて説明するが、
これら筒状部材は、各大径筒状部材50、50’同士だ
けでなく、小径筒状部材40、40’同士、或いは大径
筒状部材50と小径筒状部材40’又は大径筒状部材5
0’と小径筒状部材40とを一体に成形結合することも
できる。
【0021】接続部材20、20’は、前述したように
一方の接続部材20にのみロック機構が設けられ、他の
接続部材20’はロック機構を有せず、その他の両者の
内部構成は同じである。したがって、以下では接続部材
20及び20’の内部構造は接続部材20に関する図面
に付された符号を用い、接続部材20の構成のみを説明
し、接続部材20’については接続部材20と同じ符号
にダッシュを付して重複する説明は省略する。
【0022】小径筒状部材40と大径筒状部材50と
は、互いに一端で結合され、小径筒状部材40の一端に
は内部に開口が設けられて流路41が形成され、大径筒
状部材50には、内部に流路51が形成されると共にそ
の他端の外部にロック機構を構成する第1及び第2摺動
スリーブ60、70が装着されている。小径筒状部材4
0の開孔は、大径筒状部材50との結合端は大径に形成
され、他端は小径に形成されている。他端の小径側の外
周面には、環状の係止つめが複数段成形され、原水管
(図示省略)が外周面に挿着された後、締付部材30で
原水管を外周面の径方向内方に押し付けることにより原
水管が確実に外周面に保持されるようになっている。ソ
ケット40と締付部材との結合はネジ結合による。
【0023】大径筒状部材50は、その内面に幾つかの
段部が形成され、内部にシールリング47及び弁機構4
2〜46、48が装着され、小径筒状部材40が装着さ
れたとき、シールリング47及び弁機構42〜46、4
8が、大径筒状部材50の内面の段部と小径筒状部材4
0の下端との間に挟まれて保持される。弁体機構は、弁
座42と、弁体44と、案内筒43と、スプリング48
とからなる。弁座42及び案内筒43は小径筒状部材4
0の下端と大径筒状部材50の内面の段部とにより挟持
されている。
【0024】弁体44は、その下部が連結体46を用い
て筒状部材45で一体に結合されている。なお、この連
結体46は、弁体44が開弁したときに筒状部材45内
に流路が形成されるように筒状部材の上面に隙間が形成
されている。この弁体44は弁座42の上方に位置する
ように、筒状部材45が案内筒43の内側に上下に摺動
可能に支持されており、弁体44が弁座42の開口を塞
ぐようにスプリング48によって常時下方に付勢されて
いる。この弁機構は、接続部材20を浄水器に接続する
ときに、浄水器の流入口105’(図3参照)がスプリ
ング48の力に抗して弁体44が上方に押し上げられ、
弁座42との間に形成された閉弁状態を開放して接続部
材20の流路41に連通される。
【0025】大径筒状部材50の下端には、ロック機構
が装着されている。このロック機構は、大径筒状部材5
0の開孔端に設けられ、筒状部材50の外周面を上下に
摺動可能な第1摺動スリーブ60及び第2摺動スリーブ
70と、大径筒状部材50の段部と第1摺動スリーブ6
0との間に介装されたスプリング61とからなり、この
スプリング61によって、第1、第2摺動スリーブ6
0、70は常時下方に向けて付勢されている。
【0026】大径筒状部材50は、その下部周壁に同一
円周上に並ぶように所定間隔を持ち、且つ径方向内方に
向けて縮径された3個の長孔状テーパ孔52が形成され
ている。それぞれのテーパ孔52内には、ロックボール
55がそれぞれその一部が筒状体53の径方向内方へ突
出した状態で遊嵌保持される。第1摺動スリーブ60
は、大径筒状部材50の先端外周にスプリング61を介
して摺動自在に嵌装され、この摺動スリーブ60の一部
先端内周面は内方へ突出され、その先端縁の斜面で各ロ
ックボール55を前方に押圧せしめている。第1摺動ス
リーブ60の他端には中位外周面に突出された環状のス
トッパーが形成されている。また、第1摺動スリーブ6
0の先部外周には第2摺動スリーブ70が摺動自在に嵌
装され、その第2摺動スリーブの先端内周面には各ロッ
クボール55を押圧せしめるべく内方に突設された環状
の押圧部72が形成され、この押圧部72の先端縁には
逃げ部74が形成され、流路51の先端部外周面に同心
円状に突設された係止片53に係止されるようになって
いる。
【0027】他方の接続部材20’は、接続部材20の
ロック機構を備えていないが、ロック機構を除いたその
他の構成は、ほぼ同じである。すなわち、接続部材の締
付部材30、小径筒状部材40は、接続部材20’の締
付部材30’と、小径筒状部材40’と同じ構成を有
し、大径筒状部材50’の構成が異なる。以下、接続部
材20と共通の構成は、その説明を省き、異なる大径筒
状部材50’の構成を説明する。
【0028】大径筒状部材50’は、接続部材20の大
径筒状部材50とほぼ同じ形状を有し、その一端は、小
径筒状部材40’と嵌合状態で連結され、他端にはロッ
ク機構を有していない。すなわち、この他端部は、浄水
器100の吐水口部106と嵌合接続される開孔径を有
する筒状体53’をなしている。この筒状体53’は、
その直径が吐水口部106の直径より少し大きく形成さ
れ、吐水口部106を形成する突起部が筒状体に圧入さ
れるようにして漏水がないようにされている。
【0029】2個の接続部材20、20’は、それぞれ
の大径筒状部材50、50’で一体に成形結合される。
これら結合は、それぞれ大径筒状部材50、50’のほ
ぼ小径筒状部材40、40’との接続部分付近で大径筒
状部材が樹脂成形される際に結合部80を介して一体に
結合される。2個の接続部材20、20’の結合は、同
様の方法により、各接続部材の大径筒状部材50、5
0’同士、或いは小径筒状部材40、40’同士、更に
は大径筒状部材50と小径筒状部材40’或いは大径筒
状部材50’と小径筒状部材40とで結合することもで
きる。
【0030】2つの接続部材20、20’は、それぞれ
の大径筒状部材50、50’が互いに一体に結合されて
いるが、一方の接続部材20はロック機構を備え、他方
の接続部材20’は、ロック機構を有せず、接続部材2
0のロック機構で他の接続部材20’の接続状態を保持
できるようになっている。接続部材20のロック機構で
他の接続部材20’の接続状態を保持できる理由は、継
手10を例えば図3にみられるような浄水器100に接
続すると、一方の接続部材20は原水管に接続され、他
の接続部材20’は浄水管に接続される。このとき原水
管に接続された接続部材20は、水道水等の水圧により
接続個所に水道水の水圧が加わり、接続部材20が外れ
る方向の力が加わる。しかし、この接続部材20には、
ロック機構が設けられているため、外れることはない。
一方、浄水管に接続された接続部材20’は、原水の水
圧が浄水器を通過することにより減衰して弱まるので、
接続部材20’が外れることがなく、接続部材20のロ
ック機構で接続部材20’の接続状態を保持できること
になる。
【0031】継手10を図3にみられる浄水器100に
適用する例を図4を参照して説明する。図4は、流体継
手を浄水器に接続した状態を示す縦断面図である。
【0032】原水管用接続部材20が浄水器の原水流入
口105’に、浄水管用接続部材20’が浄水吐水口1
05へ接続されるように継手10を浄水器に押し当て
る。すると、浄水器の原水流入口部106’及び浄水吐
水口部106は、それぞれ大径筒状部材50、50’の
開孔端から筒状体53、53’に挿入される。浄水器の
原水流入口部106’が接続部材20の筒状体53に挿
入されるに伴い、3個のロックボール55がほぼ同時に
径方向外側へ押圧され、各長孔状のテーパ孔52に沿っ
て第1摺動スリーブ60と共に後退が始まる。続いてロ
ックボール55は、押圧部72と作動片との間隙内に逃
がれ、入口部106’の環状溝107’に係合される。
そして、第2摺動スリーブ70の押圧部72とスプリン
グ61の付勢により復帰した第1摺動スリーブ60の作
動片とで各ロックボール55を中心方向に押圧支持せし
めることにより連結される。一方、接続部材20’の浄
水吐水口部106は、大径筒状部材50’の筒状体5
3’へ挿入され、その先端はOリング47’内に圧入さ
れる。
【0033】また、浄水器の原水流入口部106’が接
続部材20の筒状体53に挿入されるに伴い、原水流入
口部106’の先端がOリング47内を通過して筒状部
材45をスプリング48の付勢に抗して上方へ押上げら
れ、弁体44が弁座45から離れ、流路が形成され、原
水は流路41、弁体44と弁座45との隙間、流路51
を通って流れることになる。浄水器の浄水吐水部106
が接続部材20’の筒状体53’に挿入される場合も、
浄水吐水部部106の先端がOリング47’内を通過し
て筒状部材45’をスプリング48’の付勢に抗して上
方へ押上げられ、弁体44’が弁座45’から離れ、同
様の流路が形成される。
【0034】また逆に、浄水器100から流体継手10
を離す場合は、第2摺動スリーブ70を後退作動せし
め、これに連動して第1摺動スリーブ60をスプリング
61の付勢に抗して後退作動せしめる。すると、各ロッ
クボール55は押圧部72と作動片との押圧から開放さ
れ、更に第2摺動スリーブ70の逃げ部74に逃がれ、
環状溝65とのロックが解除され流体継手10を浄水器
100から引き抜くことができる。
【0035】これまで説明した継手10は、接続部材内
に弁機構を備えているが、この流体継手は、種々の機器
接続用として使用し得るものであり、機器によっては弁
機構を必要としない場合もあることから、かかる弁機構
を省いて流体継手を構成することもできる。弁機構を省
いた継手は、各接続部材の筒状部材を組み立てる際に弁
機構を装着しないことで構成できるので、その説明を省
略する。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、1つのロック機構で機
器との結合を維持できる。また、浄水器へ適用すると、
継手の接続・離脱により、接続部材内に収納された弁機
構の開閉動作を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る流体継手の正面図で
ある。
【図2】 流体継手の断面を示し、同図(A)は図1の
縦断面図、同図(B)は図1のB−Bの断面図である。
【図3】 本発明の流体継手が適用される公知の浄水器
の正面図である。
【図4】 本発明の流体継手を浄水器に接続した状態を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 流体継手 20、20’ 接続部材 30、30’ 締結部材(管接続部) 40、40’ 小径筒状部材 50、50’ 大径筒状部材 44、44’ 弁部材 55 ロックボール 60 第1摺動スリーブ 70 第2摺動スリーブ 100 浄水器 105 原水流入口 105’ 浄水吐水口
フロントページの続き (72)発明者 錦織 隆富 大阪府交野市星田北1丁目27番10号 ジョ プラックス株式会社内 Fターム(参考) 2D060 AC03 3J106 BA02 BC04 BD01 CA03 ED32 GA04 GA14 4D024 AA02 AB00 BA02 BB01 CA13 CA15 DB05 4D064 AA17 BJ02 BJ04 BJ08 CD03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の筒状部材のそれぞれ一端が互いに
    結合され、他端にそれぞれ管接続部及び機器接続部を有
    する接続部材が2個ほぼ平行に併設され、該2個の接続
    部材のそれぞれに機器との接続及び離脱を可能としたロ
    ック機構が設けられている流体継手において、前記2個
    の接続部材の隣接する一部が一体に成形され、かつ、一
    方の機器接続部にのみロック機構が設けられていること
    を特徴とする流体継手。
  2. 【請求項2】 前記2個の接続部材が一体に成形される
    部分は、前記各筒状部材の対応する部材同士又は異なる
    部材同士であることを特徴とする請求項1記載の流体継
    手。
  3. 【請求項3】 前記一対の筒状部材内には、機器の接続
    部との接続及び着脱操作に協働して開閉作動する弁機構
    が収納されていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の流体継手。
  4. 【請求項4】 前記ロック機構は、前記筒状部材の先端
    に装着され、該端部外周面を軸方向へ移動可能な摺動ス
    リーブで構成されていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の流体継手。
  5. 【請求項5】 前記機器接続部は、浄水器の原水流入口
    及び浄水吐水口に接続される構成を有していることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の流体継
    手。
  6. 【請求項6】 前記ロック機構を有する機器接続部は、
    浄水器の原水流入口に接続されていることを特徴とする
    請求項5記載の流体継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522928A (ja) * 2004-02-18 2007-08-16 ハイダック フィルターテヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フィルタ装置

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