JP4451764B2 - 浄水装置 - Google Patents

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この発明は水道水から成る原水を浄化し、浄水として吐水するための浄水カートリッジを収容する浄化カートリッジ収容空間を備えた浄水装置に関し、特に流路を緊急遮断する緊急遮断弁を備えた浄水装置に関する。
水道水中には微細な砂,赤錆等濁りの元となる成分や殺菌用の塩素に起因するカルキ臭とか黴臭とかの臭いの元となる成分が含まれている。
そこで従来、水道水(原水)を内部に導き入れてこれを浄化するための浄化カートリッジに通し、浄水とした上で浄水吐水口から吐水する機能を有する浄水装置を水栓とは別体の単体のユニットとして構成し、これを水栓の蛇口、即ち吐水管の先端部に後付けで取り付けるといったことが行われている。
しかしながらこの単体且つ後付式の浄水装置の場合、これを水栓の吐水管の先端部に装着すると吐水管の先端部が不自然に大型化してしまって美観が損なわれてしまうといった問題がある。
一方、図11に示しているように水栓200とは独立に構成された浄水装置202をキッチン等のキャビネット内部に設置し、水栓200からの水道水をこの浄水装置202に導いてここで浄化し、浄水とした上で再び水栓200に戻して吐水管204の先端部(蛇口)から吐水するといったことも行われている。
この種形式の浄水装置202はビルトインタイプと称されているが、この浄水装置202を用いた場合、水栓200特に吐水管204の先端部の形状は通常の水栓と全く変らず、従って外部に現れる部分について美観を良好に保持することができる。
一方でこの種形式の浄水装置202の場合、これをキャビネット内に設置するとキャビネット内部が煩雑化し、また浄水装置202の設置によってキャビネット内部の収納空間が狭められてしまうといった問題が生ずる。
近年キャビネット内の収納空間をできるだけ広く使おうとする傾向があり、このような中にあってこの種ビルトインタイプの浄水装置202を設置することが困難な場合も生じている。
他方キッチン等のカウンター上に通常の水栓と併せて浄水専用の水栓を設置するといったことも行われている。
しかしながらこの場合通常の水栓と浄水専用の水栓との2つの水栓が必要となり、カウンター上のスペースがそれら水栓にて広く占有されてしまうとともにコストも高くなるといった問題がある。
このようなことから、本発明者等はこの種の浄水機能即ち水道水からなる原水を浄化する機構を水栓に内蔵させたものを案出した。
図12はその一例を示している。
同図に示ししているようにここでは可撓性のホース206とともに引出可能な水栓の吐水ヘッド208の内部に浄化カートリッジ210を収容してその内側に浄水通路212を、また外周側に原水通路214を形成し、そして浄化カートリッジ210の下流部に設けた切替弁を操作部215の操作により作動させ、原水ストレート吐水口216からの原水ストレート吐水,原水シャワー吐水口218からの原水シャワー吐水及び浄水ストレート吐水口220からの浄水ストレート吐水を切り替えるようになしている。
このように水道水を浄化するための機構を水栓に内蔵しておいた場合、水栓の外観をすっきりとしたものとなしてその外観,美観を良好に保持しつつキャビネット内の収納空間を広く確保することが可能となる。
ところで、浄化カートリッジ210は使用を続けるうちにその機能が低下して来るため、これを一定期間ごとに交換する必要が生ずる。
このためここでは吐水ヘッド208を吐水ヘッド本体222と頭部224とに分離可能とし、その頭部224を吐水ヘッド本体222から取り外し、分離することで浄化カートリッジ210の交換を可能としている。
ところでこの浄化カートリッジ210内蔵の水栓の場合、浄化カートリッジ210の交換を誤って水栓の主弁を開いたまま行ってしまったとき、或いは水栓の主弁を閉じた状態で浄化カートリッジ210の交換を行っても、その交換作業の際に誤って主弁操作用のハンドルに手が触れてこれを開操作してしまったとき、更にはまた何らかの原因で頭部224が吐水ヘッド本体222から外れてしまったりすると、湯水が使用者に向って勢い良く飛び出して来たり、或いはまた場合によって頭部224が湯水の勢いで使用者に向って飛んで来るといった恐れがある。
そこで本発明者等は、浄化カートリッジ収容空間の軸方向に且つ上流部に、浄化カートリッジ組付状態で開弁状態を維持し、浄化カートリッジが組付位置から外れたときに閉弁して流路を遮断する緊急遮断弁を内蔵させたものを案出した(下記特許文献1に開示)。
このようにすれば、誤って水栓の主弁を開いたまま浄化カートリッジの交換を行ってしまったとしても、或いはまた浄化カートリッジ交換作業の際に誤って主弁操作用のハンドルに手が触れてこれを開操作してしまっても、浄化カートリッジが組付位置から外れるのと同時に緊急遮断弁が閉弁して流路を遮断するため、使用者に向って湯水が飛び出して来てしまうといったことを防止することができる。
しかしながら一方で、このように浄化カートリッジを浄化カートリッジ収容空間に収容した状態としない限り緊急遮断弁が開弁しないとなると、以下のような不都合を生じることがある。
例えば浄化カートリッジが汚れて使用寿命に達したとき、使用者がその後これを交換しないで、浄水装置を通常の水栓(吐水装置)として使用したいと思ってもこれを実現することができなくなってしまう。
上記緊急遮断弁は、通常の使用者が不注意によって或いは浄水装置についての不知によって主弁を開いたままカートリッジ交換をしたり、或いはカートリッジの交換中に主弁を開いてしまったりしたときに生ずる不都合を未然に防ぐために設けられているものであり、従って浄水装置の構造ないし機能をよく知った使用者に対しては、上記の緊急遮断弁は必ずしも必要というわけではない。
ところで、本発明者等は先の特許願(下記特許文献2)において、水栓設置の際の通水検査のために本来の浄化カートリッジに置換する形でダミーカートリッジをセットし、かかるダミーカートリッジにて緊急遮断弁を開弁状態に規制するようにしたものを提案している。
上記のように浄化カートリッジが汚れたとき、これに代えてダミーカートリッジを用いるようにすれば、浄水装置を通常の水栓等の吐水装置として使用することも可能であるが、そのためには当初使用したダミーカートリッジを、通水検査後においても即ち水栓設置を完了した後においてきちんと保管しておかなければならず、これを紛失したりすると通常の水栓等として使用することができなくなる。
特開2002−356891号公報 特開2003−024932号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、使用者の望みに応じて浄水装置を本来の浄水吐水を行う浄水装置としても、また原水をそのまま吐水する通常の水栓等の吐水装置としても使用可能とすることを目的としてなされたものである。
而して請求項1は浄水装置に関するもので、水道水からなる原水を浄化し、浄水として吐水するための浄化カートリッジを収容する浄化カートリッジ収容空間と、該浄化カートリッジ収容空間の軸方向且つ流路の上流側に、該流路を緊急遮断する緊急遮断弁を備えた浄水装置において、前記浄化カートリッジ収容空間を残しつつ前記緊急遮断弁を開弁状態に規制するアダプタを備えたことを特徴とする
発明の作用・効果
以上のように本発明は、浄化カートリッジ収容空間を残しつつ緊急遮断弁を開弁状態に規制するアダプタを浄水装置に備えたもので、本発明によれば、浄化カートリッジを浄化カートリッジ収容空間に収容しないで、浄水装置を原水そのまま吐水する通常の水栓等の吐水装置として使用することも、或いはまた浄化カートリッジ収容空間に浄化カートリッジを収容することで本来の浄水装置として使用することも使用者の望みに応じて自由に行うことが可能となる。
また本発明によれば、通水検査の際に使用したダミーカートリッジを用いることなく浄水装置を通常の水栓等の吐水装置として使用可能であるため、ダミーカートリッジを保管しておかなければならなかったり、或いはこれを紛失することによって通常水栓等として使用できなくなるといった問題を解消することができる。
この場合において上記アダプタは、浄化カートリッジ収容空間の軸方向且つ流路の上流側に固定的に備えておくことができる。
このようにしておけば、アダプタ自体の紛失をより確実に防止することができる。
次に本発明をキッチン水栓に内蔵した浄水装置に適用した場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、1はキッチンに設置されたキャビネットで、2はシンク、3はカウンターで、このカウンター3上にシングルレバー式の混合水栓(以下単に水栓とする)10が起立状態で設置されている。
同図において4は水栓10に対し水,湯を供給するためのサプライ管であって、下端部が止水栓5を介して元配管に接続され、また上端部が水栓10における水栓本体12にそれぞれ接続されている。
この水栓本体12からは下向きに接続管6が延び出しており、その接続管6に対して可撓性のホース22の端部が接続されている。
水栓10は、水栓本体12の上部にシングルレバー式のハンドル14を備えており、更にまた水栓本体12からシンク2の上方に向って吐水管16が延び出している。
水栓本体12の内部には、図3に示しているように吐止水と吐水の水量調節及び温度調節を行う主弁7が内蔵されており、その主弁7に対し上記ハンドル14が作動的に連結されている。
この水栓10では、ハンドル14を左右に回動操作することで吐水の温度調節が行われ、また上下に回動操作することで吐止水及び吐水の水量調節が行われる。
吐水管16は、水栓本体12に固定の吐水管基部18と、上記ホース22の端部が接続固定されてそのホース22とともに引出可能な吐水ヘッド20とを有している。
この吐水ヘッド20の先端部には、後に詳述する原水ストレート吐水,原水シャワー吐水及び浄水ストレート吐水を切替操作するためのレバー式且つ回転式の切替操作部24(図2参照)が外部に突き出す状態で設けられている。
図4にも示しているように、吐水ヘッド20は吐水ヘッド本体(グリップ部)26とその先端側の頭部28とを有している。
ここで頭部28は吐水ヘッド本体26と別体とされていて、吐水ヘッド本体26に対し脱着可能とされている。
本例ではこの頭部28の脱着によって、その内部に収容されている後述の浄化カートリッジ42が交換可能とされている。
吐水ヘッド本体26には、その基端部に上記ホース22がシール部材30によるシールの下に水密に接続固定されている。
ここでホース22は、図4及び図5にも示しているように吐水管基部18の先端部に取付固定された筒状をなすホースガイド31の中心部のホース挿通孔32に軸方向に摺動可能に挿通されている。
このホースガイド31はまた、吐水ヘッド20をここに差し込むことでこれを保持する機能も有している。
これらホースガイド31及び吐水管基部18には、ホース22とホースガイド31との間の隙間から浸入して来た水を外部に排出するための水抜孔33及び35がそれぞれ形成されている。
吐水ヘッド本体26は、筒状をなす化粧カバー(外筒)38と内筒40との二重筒構造をなしており、その内側に浄化カートリッジ収容空間Kを有していて、そこに浄化カートリッジ42が収容されている。
ここで浄化カートリッジ42は、原水(水道水)を半径方向に通過させることによってこれを浄化する。
浄化カートリッジ42は、図6に示しているように全体として円筒形状をなす部材であって、中心部の円筒形状の多孔質のセラミックフィルタ44を有しており、これを支持体としてその外面に珪藻土46の層が、更にその外面に活性炭48の層が積層形成され、その外周面に不織布50が巻き付けられている。
この浄化カートリッジ42は前後端に非通水性のエンドキャップ52,54を有している。
これらエンドキャップ52,54はそれぞれ透光性の部材にて構成されており、これらエンドキャップ52,54を通じて浄化カートリッジ42の端面、具体的にはセラミックフィルタ44,珪藻土46の層,活性炭48の層,不織布50の層の端面を外部から目視観察できるようになっている。
即ちこれらエンドキャップ52,54を通じて浄化カートリッジ42の各層の汚れ具合を目視観察できるようになっている。
これらエンドキャップ52,54の外周面には周方向に所定間隔でリブ56が形成されており、図4に示しているようにそれらリブ56の外周端が内筒40の内周面に当接するようになっている。
即ちこれらリブ56によって浄化カートリッジ42の外周側、詳しくは浄化カートリッジ42の外周面と吐水ヘッド本体26における内筒40の内周面との間に原水通路58Aが形成されている。
また浄化カートリッジ42におけるセラミックフィルタ44の内側に浄水通路60Aが形成されている。
図3〜図5に示しているように、吐水ヘッド20の基端部、詳しくは浄化カートリッジ収容空間Kの軸方向且つ流路の上流側には緊急遮断弁51が設けられている。詳しくは吐水ヘッド20の基端部且つホース22の接続固定部において緊急遮断弁51が設けられている。
ここで緊急遮断弁51は、浄化カートリッジ42が組付位置から外れたときに自動的に閉弁して流路を遮断する。この緊急遮断弁51は筒状をなす弁ケーシング53と弁体55とを有している。
弁ケーシング53は軸方向の一端側(図中左端側)がホース22に固定されており、また他端側(図中右端側)が固定リング57によって吐水ヘッド20に固定されている。
ここで固定リング57は吐水ヘッド20における内筒40に対しねじ結合されている。即ち固定リング57を内筒40にねじ込んで行くことで、弁ケーシング53が吐水ヘッド20の内筒40に接続固定される。
弁体55には軸部59が設けられており、その軸部59の端部(図中右端側)に邪魔板61が設けられている。
この邪魔板61にはスプリング63の付勢力が図中右向きに作用しており、図5(B)に示しているように浄化カートリッジ42を取り外すと、弁体55はこのスプリング63の付勢力に基づいて弁ケーシング53の弁座65に着座し緊急遮断弁51が閉弁する。
即ち弁座65への弁体55の着座によって流路を遮断する。
但し通常時は図5(A)に示しているように浄化カートリッジ42が邪魔板61を介して弁体55をスプリング63の付勢力に抗して図中左向きに押し込んでおり、従って緊急遮断弁51は浄化カートリッジ42によって通常時は開弁状態に維持される。
上記浄化カートリッジ42には、軸方向端部(図中左端部)に弁体55を押えるための弁押えとしての凸形状部67が設けられており、その凸形状部67が弁体55における邪魔板61に当接して、スプリング63の付勢力に抗し弁体55を図中左向きに押し込んでいる。
凸形状部67には、弁体55における邪魔板61に対応する雌テーパ形状の保持部69が形成されており、この保持部69が邪魔板61の雄テーパ形状部に嵌合して軸直角方向に弁体55を位置保持している。
即ちこの保持部69の作用によって、流路を湯水が流通する際に弁体55が軸直角方向にぶれたりがたついたりするのが防止される。
弁体55、詳しくは弁座65への当接部には切欠部71が設けられている。この切欠部71は、流路における緊急遮断弁51よりも上流側の圧力を下流側へとリークさせるためのリーク機構を成すもので、図5(C)に示しているように弁体55が弁座65に着座した状態の下で、切欠部71によってそれらの間に若干の隙間が形成され、同部分を通じて緊急遮断弁51よりも上流側の圧力が下流側へとリークする。
上記頭部28には、図3,図4及び図6に示しているようにその下面に、原水を整流束としてストレート吐水する原水ストレート吐水口62,原水をシャワー水としてシャワー吐水する原水シャワー吐水口64及び浄水を整流束としてストレート吐水する浄水ストレート吐水口66がそれぞれ別々に設けられている。
またそれら各吐水口62,64,66に連通して原水ストレート通路68,原水シャワー通路70及び浄水ストレート通路72がそれぞれ形成されている。
図4及び図6に示すように上記浄化カートリッジ収容空間Kの下流側であって頭部28の内部には、原水ストレート吐水,原水シャワー吐水及び浄水ストレート吐水を切り替えるための切替弁装置74が配設されている。
この切替弁装置74はシリンダ式弁装置であって、弁体76とこれに水密に外嵌する弁ケーシング78とを有している。
弁ケーシング78には外筒部80と内筒部82とが一体に形成されていて、その外筒部80が吐水ヘッド本体26の端部内側にOリング114を介して水密に嵌合接続されている。
また一方、内筒部82が浄化カートリッジ42の軸方向端部に形成された筒状の嵌合凸部122の外側にOリング114を介して水密に嵌合接続されている。
この状態において内筒部82の内側空間は、浄化カートリッジ42の中心部の浄水通路60Aに続く浄水通路60Bを形成しており、また外筒部80と内筒部82との間の環状の空間が、原水通路58Aに続く原水通路58Bを形成している。
尚原水通路58Bの端部には、原水通路58Bにごみ等の異物が浸入するのを防止するためのリング状のストレーナ100が装着されている。
以上はアダプタを用いることなく浄水装置内蔵の水栓10を使用する例であるが、本実施形態水栓の10にはアダプタが備えられており、このアダプタを水栓10に取り付けてこれを使用することができる。
図7中124はそのアダプタで、同図はかかるアダプタ124を水栓10、詳しくは吐水ヘッド20の基部に取り付けた状態を表わしている。
具体的にはこのアダプタ124は、浄化カートリッジ収容空間Kの軸方向且つ流路の上流側において吐水ヘッド20に固定的に設けられている。ここでアダプタ124は、水栓10使用の当初から水栓10に装着しておくこともできる(水栓10を当初から浄水作用を行わない通常水栓として用いる場合)。
アダプタ124は、図9に示しているように円形の大径部126と、同じく円形をなす弁押えとしての凸形状部128とを有しており、その大径部126において吐水ヘッド20における内筒40の内周面に圧入により嵌合状態に組付固定されている。
ここで凸形状部128には、浄化カートリッジ42におけるのと同様の雌テーパ形状の保持部130が設けられている。
一方大径部126には、原水を軸方向に通過させるための複数の通孔132が設けられている。
このアダプタ124は、図8に詳しく示しているように吐水ヘッド20への取付状態において、凸形状部128が緊急遮断弁51における軸部59、詳しくは邪魔板61を図中左向きに押して、弁体55を開弁状態に規制する。
図7に示す状態では、緊急遮断弁51はアダプタ124により開弁状態に規制されており、従って浄化カートリッジ収容空間Kに浄化カートリッジ42を装填、即ち収容した状態としておかなくても支障なく原水を緊急遮断弁51を通過させて先端の吐水口から吐水させることができる。
即ち図7に示す状態の下で、水栓10を浄水作用を行わない通常の水栓として使用することができる。
上記アダプタ124は、吐水ヘッド20内部に浄化カートリッジ収容空間Kを残したまま、かかる吐水ヘッド20に取り付けられており、従ってアダプタ124を取り付けた状態のまま、上記とは別の浄化カートリッジ140(図10)を収容した状態で水栓10を使用することも可能である。
図10はかかる浄化カートリッジ140を浄化カートリッジ収容空間Kに収容した状態を表している。この状態で上流部から原水が供給されると、原水は緊急遮断弁51を通過し、更に浄化カートリッジ140にて浄化された上で、先端の吐水口から浄水吐水される。(切替操作部24が浄水吐水状態に切り替えられている場合)
以上のような本実施形態では、アダプタ124を水栓10に装着しておくことで浄化カートリッジ収容空間Kに浄化カートリッジ140を収容せずに水栓10を原水吐水する通常の水栓として使用することもできるし、或いはまた浄化カートリッジ収容空間Kに浄化カートリッジ140を収容することによって浄水吐水機能を備えた水栓10として使用することも使用者の望みに応じて自由に行うことができる。
更に本実施形態によれば、ダミーカートリッジを永く保管しておかなければならなかったり、或いはダミーカートリッジの紛失によって通常水栓として使用できなくなるといった問題を解消することができる。
またアダプタ124を水栓10に備えたまま別のカートリッジ140を装着し、或いはまた交換することができるため、別途にアダプタ124自体を保管しておかなければならないといったこともなく、特に本実施形態ではアダプタ124自体が固定的に設けてあるため、浄化カートリッジ140の交換に際して誤って水栓内部から、詳しくは吐水ヘッド26内部からアダプタ124が抜け出してしまってこれを紛失する恐れが全くない利点がある。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は上記とは異なった形態で水栓に内蔵されている浄水装置に適用し、或いは水栓に内蔵されていない浄水装置に適用することも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態のの浄水装置を内蔵した水栓を設置状態で示す図である。 図1の切替操作部とその周辺部を示す要部拡大図である。 図1の水栓の内部構造を示す図である。 図3の吐水管の先端部の内部構造を拡大して示す図である。 図3及び図4の緊急遮断弁とその周辺部を拡大して示す図である。 図3の吐水管を各部材に分解して示す図である。 吐水ヘッドにアダプタを取り付けた状態を示す図である。 図7の要部を拡大して示した図である。 図7及び図8におけるアダプタを示した図である。 図7において浄化カートリッジ収容空間Kに浄化カートリッジを収容した状態を表す図である。 従来のビルトインタイプの浄水装置をキャビネット内に設置した状態で示す図である。 従来公知の浄水機能付きの水栓の要部を一部切り欠いて示す図である。
42,140 浄化カートリッジ
51 緊急遮断弁
124 アダプタ
K 浄化カートリッジ収容空間

Claims (1)

  1. 水道水からなる原水を浄化し、浄水として吐水するための浄化カートリッジを収容する浄化カートリッジ収容空間と、該浄化カートリッジ収容空間の軸方向且つ流路の上流側に、該流路を緊急遮断する緊急遮断弁を備えた浄水装置において
    前記浄化カートリッジ収容空間を残しつつ前記緊急遮断弁を開弁状態に規制するアダプタを備えたことを特徴とする浄水装置。
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