JP2002191214A - 剪葉機 - Google Patents
剪葉機Info
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- JP2002191214A JP2002191214A JP2000400271A JP2000400271A JP2002191214A JP 2002191214 A JP2002191214 A JP 2002191214A JP 2000400271 A JP2000400271 A JP 2000400271A JP 2000400271 A JP2000400271 A JP 2000400271A JP 2002191214 A JP2002191214 A JP 2002191214A
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- JP
- Japan
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- frame
- leaf
- cutter
- blade
- cutting
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- Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自走式剪葉機の直進性を確保する。
【解決手段】 左右の車輪13A、13Bを繋ぐ枠フレ
ーム11に、剪葉フレーム12を上下動可能に取り付
け、剪葉フレーム12に搭載したエンジン22により右
側の車輪13Aのみを駆動する。また、枠フレーム11
の左端からは、操作ハンドル33を後方へ突出してい
る。剪葉作業時は、畝の左右の畝間に左右の車輪13
A、13Bを配置してエンジン22により右側の車輪1
3Aのみ回転させて進行させると共に、機体の左側は作
業者が、右側の進行具合に合わせて操作ハンドル33を
押すことで進行させ、剪葉機全体は畝に沿って前進す
る。
ーム11に、剪葉フレーム12を上下動可能に取り付
け、剪葉フレーム12に搭載したエンジン22により右
側の車輪13Aのみを駆動する。また、枠フレーム11
の左端からは、操作ハンドル33を後方へ突出してい
る。剪葉作業時は、畝の左右の畝間に左右の車輪13
A、13Bを配置してエンジン22により右側の車輪1
3Aのみ回転させて進行させると共に、機体の左側は作
業者が、右側の進行具合に合わせて操作ハンドル33を
押すことで進行させ、剪葉機全体は畝に沿って前進す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は剪葉機に関し、詳し
くは、生育した各種作物の葉部を剪葉する自走式の剪葉
機について進路方向を容易に修正可能にすると共に作業
性の向上も図るものである。
くは、生育した各種作物の葉部を剪葉する自走式の剪葉
機について進路方向を容易に修正可能にすると共に作業
性の向上も図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、シソ、ネギ、レタス等といっ
た作物の葉部の刈り取り(剪葉)作業の労力軽減および
剪葉寸法について一定の精度を確保するため、種々の剪
葉機が存在している。
た作物の葉部の刈り取り(剪葉)作業の労力軽減および
剪葉寸法について一定の精度を確保するため、種々の剪
葉機が存在している。
【0003】図8(A)(B)は、従来の剪葉機の一つ
である特許登録第2813249号にかかる剪葉機1を
示している。剪葉機1は、左右の車輪2A、2B間の機
枠1aの略中央部に支持杆3を上下動自在に設けると共
に支持杆3の下端3aに電動機4で駆動する剪葉刃5を
取り付けている。剪葉機1による作業は、剪葉刃5を所
要の刈取高さに設定した状態で電動機4により剪葉刃5
を駆動させ、作業者が畝の左右に敷設したレールRに載
る剪葉機1を押して前進させることにより行っている。
である特許登録第2813249号にかかる剪葉機1を
示している。剪葉機1は、左右の車輪2A、2B間の機
枠1aの略中央部に支持杆3を上下動自在に設けると共
に支持杆3の下端3aに電動機4で駆動する剪葉刃5を
取り付けている。剪葉機1による作業は、剪葉刃5を所
要の刈取高さに設定した状態で電動機4により剪葉刃5
を駆動させ、作業者が畝の左右に敷設したレールRに載
る剪葉機1を押して前進させることにより行っている。
【0004】なお、剪葉機は上記のようなレールを敷設
せずに、畝の左右を直接車輪で走行させて機体を前進さ
せる場合も多い。また、剪葉作業の対象作物がシソの場
合、剪葉した葉部をそのままの状態で商品として扱うた
め剪葉された葉部寸法が重要となり、特に、剪葉刃5の
高さを正確に設定して作業を行っている。
せずに、畝の左右を直接車輪で走行させて機体を前進さ
せる場合も多い。また、剪葉作業の対象作物がシソの場
合、剪葉した葉部をそのままの状態で商品として扱うた
め剪葉された葉部寸法が重要となり、特に、剪葉刃5の
高さを正確に設定して作業を行っている。
【0005】さらに、上記した剪葉機1による剪葉作業
は、重量のある剪葉機1を作業者が、作業中押し続ける
必要があるため、この負担を軽減するように剪葉機の左
右両側の車輪を原動機で駆動して、作業者が押すことな
しに機体を進行可能にした自走式の剪葉機も多く見られ
る。
は、重量のある剪葉機1を作業者が、作業中押し続ける
必要があるため、この負担を軽減するように剪葉機の左
右両側の車輪を原動機で駆動して、作業者が押すことな
しに機体を進行可能にした自走式の剪葉機も多く見られ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】畝の左右にレールを敷
設しない場合、剪葉機の左右の車輪が走行する畝間の表
土面状況は、畝の左右において必ずしも同一とは限らな
い。例えば、一方の畝間表面は乾いているが他方の畝間
は湿っている状況等があり得る。このように左右の畝間
の状況が相異する圃場で自走式の剪葉機を用いて作業を
行う場合、作業開始時は上記自走式の剪葉機が畝に対し
て平行に位置しても、車輪の駆動力が表土面へ伝達され
る割合等は左右で相異して左右の車輪の進行量が一致し
なくなり、機体が前進するにつれ進行方向が畝より逸れ
ていく問題がある。
設しない場合、剪葉機の左右の車輪が走行する畝間の表
土面状況は、畝の左右において必ずしも同一とは限らな
い。例えば、一方の畝間表面は乾いているが他方の畝間
は湿っている状況等があり得る。このように左右の畝間
の状況が相異する圃場で自走式の剪葉機を用いて作業を
行う場合、作業開始時は上記自走式の剪葉機が畝に対し
て平行に位置しても、車輪の駆動力が表土面へ伝達され
る割合等は左右で相異して左右の車輪の進行量が一致し
なくなり、機体が前進するにつれ進行方向が畝より逸れ
ていく問題がある。
【0007】このように進行方向が逸れてしまうと、剪
葉刃の角度が適切でなくなり剪葉精度が低下したり、車
輪が畝と接触して進行不可能となったり、最悪の場合、
剪葉対象の作物と機体が衝突や、機体と畝との干渉で作
物や機体を損傷してしまうおそれがある。なお、このよ
うな事態を避けるために、図8(A)(B)に示すよう
に、畝の左右にレールRを敷設して、レールR上を走行
させることも考えられるが、レールRの敷設や維持等に
費用がかかる点や圃場の使用条件等が制限されることを
考えれば、レールRの敷設は困難で現実的でない。
葉刃の角度が適切でなくなり剪葉精度が低下したり、車
輪が畝と接触して進行不可能となったり、最悪の場合、
剪葉対象の作物と機体が衝突や、機体と畝との干渉で作
物や機体を損傷してしまうおそれがある。なお、このよ
うな事態を避けるために、図8(A)(B)に示すよう
に、畝の左右にレールRを敷設して、レールR上を走行
させることも考えられるが、レールRの敷設や維持等に
費用がかかる点や圃場の使用条件等が制限されることを
考えれば、レールRの敷設は困難で現実的でない。
【0008】また、自走式の剪葉機は、左右両輪を駆動
するため、原動機の駆動力を左右の車輪に振り分ける駆
動軸を機体に配置する必要がある。しかし、剪葉機は剪
葉対象の作物高さにあわせて剪葉刃の位置を上下に調整
しなければならないため、この上下動する剪葉刃と上記
駆動軸が干渉してしまい、剪葉刃の上下可動範囲が制限
されてしまう問題がある。また、上記駆動軸に関連する
部品等が必要となり剪葉機にかかるコストも上昇し、さ
らに、左右の車輪間寸法の調整が困難になる問題もあ
る。
するため、原動機の駆動力を左右の車輪に振り分ける駆
動軸を機体に配置する必要がある。しかし、剪葉機は剪
葉対象の作物高さにあわせて剪葉刃の位置を上下に調整
しなければならないため、この上下動する剪葉刃と上記
駆動軸が干渉してしまい、剪葉刃の上下可動範囲が制限
されてしまう問題がある。また、上記駆動軸に関連する
部品等が必要となり剪葉機にかかるコストも上昇し、さ
らに、左右の車輪間寸法の調整が困難になる問題もあ
る。
【0009】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
ものであり、自走式の剪葉機の進路方向を適宜修正可能
にすることを第一の課題としている。また、剪葉刃の上
下可動範囲を自走式でないタイプの剪葉機と同等に確保
することを第二の課題としている。
ものであり、自走式の剪葉機の進路方向を適宜修正可能
にすることを第一の課題としている。また、剪葉刃の上
下可動範囲を自走式でないタイプの剪葉機と同等に確保
することを第二の課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、左右車輪間を繋ぐ枠フレームに、垂直方
向のガイド棒および上記枠フレームに設けた高さ調整手
段で連動回転される上下駆動棒を介して剪葉フレームを
上下動可能に取り付け、上記剪葉フレームは前端に剪葉
刃と、原動機と、を備え、上記原動機は上記剪葉刃を駆
動すると共に左右いずれか片側の車輪を駆動する一方、
上記枠フレームの上記駆動される車輪と反対側となるフ
レーム端部より操作ハンドルを後方へ突出して、上記原
動機の駆動により剪葉刃で剪葉作業をしながら前進する
枠フレームを上記操作ハンドルで進行方向の調整をする
構成としている剪葉機を提供している。
め、本発明は、左右車輪間を繋ぐ枠フレームに、垂直方
向のガイド棒および上記枠フレームに設けた高さ調整手
段で連動回転される上下駆動棒を介して剪葉フレームを
上下動可能に取り付け、上記剪葉フレームは前端に剪葉
刃と、原動機と、を備え、上記原動機は上記剪葉刃を駆
動すると共に左右いずれか片側の車輪を駆動する一方、
上記枠フレームの上記駆動される車輪と反対側となるフ
レーム端部より操作ハンドルを後方へ突出して、上記原
動機の駆動により剪葉刃で剪葉作業をしながら前進する
枠フレームを上記操作ハンドルで進行方向の調整をする
構成としている剪葉機を提供している。
【0011】このように、原動機で左右いずれか一方の
みの車輪を駆動すると共に、他方側に設けた操作ハンド
ルを作業者自身が機体を押す程度を一方の車輪の進行具
合にあわせて適宜調整することで進行方向の修正が可能
となり、左右畝間の表土状況に関係なく剪葉機を畝に沿
って進行させることができる。これに伴い、剪葉機の進
行が安定し、剪葉精度も一定レベルに維持できる。な
お、剪葉機は一方の車輪の駆動で自走するため、作業者
が操作ハンドルの操作に要する力は、自走式でない剪葉
機を押す際に要する力と比べて格段に小さく、作業者に
大きな負担となり得ない。また、操作ハンドルは、作業
者が両手で把持できるように、自転車等のハンドルのよ
うにバー部材を屈曲させて両端部を把持部とした形状に
形成するのが好ましい。
みの車輪を駆動すると共に、他方側に設けた操作ハンド
ルを作業者自身が機体を押す程度を一方の車輪の進行具
合にあわせて適宜調整することで進行方向の修正が可能
となり、左右畝間の表土状況に関係なく剪葉機を畝に沿
って進行させることができる。これに伴い、剪葉機の進
行が安定し、剪葉精度も一定レベルに維持できる。な
お、剪葉機は一方の車輪の駆動で自走するため、作業者
が操作ハンドルの操作に要する力は、自走式でない剪葉
機を押す際に要する力と比べて格段に小さく、作業者に
大きな負担となり得ない。また、操作ハンドルは、作業
者が両手で把持できるように、自転車等のハンドルのよ
うにバー部材を屈曲させて両端部を把持部とした形状に
形成するのが好ましい。
【0012】さらに、一方のみの車輪を駆動するため、
従来の自走式の剪葉機のように左右の車輪を駆動する駆
動軸を配置する必要が無くなり、剪葉刃を有する剪葉フ
レームの上下可動範囲を自走式でない剪葉機と同等に大
きく設定することができる。これにより種々の剪葉条件
に対応することができ、各種作物の剪葉作業を行うこと
ができる。
従来の自走式の剪葉機のように左右の車輪を駆動する駆
動軸を配置する必要が無くなり、剪葉刃を有する剪葉フ
レームの上下可動範囲を自走式でない剪葉機と同等に大
きく設定することができる。これにより種々の剪葉条件
に対応することができ、各種作物の剪葉作業を行うこと
ができる。
【0013】上記枠フレームは、左右方向に伸縮可能に
して、左右車輪間距離を調節自在としている。このよう
に左右の車輪を繋ぐ枠フレームを左右方向に伸縮可能に
すると、左右車輪間距離を作業箇所となる畝幅に合わせ
ることができ、刈り残し等も生じさせることなく圃場の
畝に適応した作業を行える。なお、上記左右車輪間距離
の調整は、本発明の自走式剪葉機には従来の自走式剪葉
機のような左右の車輪に振り分けた駆動軸が存在しない
ため、上記枠フレームの伸縮調整だけで容易に行うこと
ができる。
して、左右車輪間距離を調節自在としている。このよう
に左右の車輪を繋ぐ枠フレームを左右方向に伸縮可能に
すると、左右車輪間距離を作業箇所となる畝幅に合わせ
ることができ、刈り残し等も生じさせることなく圃場の
畝に適応した作業を行える。なお、上記左右車輪間距離
の調整は、本発明の自走式剪葉機には従来の自走式剪葉
機のような左右の車輪に振り分けた駆動軸が存在しない
ため、上記枠フレームの伸縮調整だけで容易に行うこと
ができる。
【0014】また、本発明の剪葉機の原動機は、上記剪
葉フレームの上下動と連動して伸縮する駆動シャフトを
介して車輪を駆動している。このように伸縮可能な駆動
シャフトを用いれば、剪葉フレーム上に設けられた原動
機が、剪葉フレームの上下動に従って、どのような高さ
にいても上記駆動シャフトを介して車輪を駆動すること
ができ、一方の車輪の駆動が剪葉フレームの上下動を妨
げることもない。
葉フレームの上下動と連動して伸縮する駆動シャフトを
介して車輪を駆動している。このように伸縮可能な駆動
シャフトを用いれば、剪葉フレーム上に設けられた原動
機が、剪葉フレームの上下動に従って、どのような高さ
にいても上記駆動シャフトを介して車輪を駆動すること
ができ、一方の車輪の駆動が剪葉フレームの上下動を妨
げることもない。
【0015】さらに、本発明は、上記剪葉フレームに上
記原動機で駆動される送風機を設け、上記送風機の送風
口を、上記剪葉刃の上方位置から下方へ傾斜姿勢で突出
するように設置して、刈り取られた作物を送風で順次後
方へ送り出している。上記のように、送風機を設ける
と、剪葉対象となる葉部は刈り取られると直ぐに、送風
口より排出される送風で後方へ送られるため、刈り取ら
れた葉部が剪葉刃付近に留まることがなくなり、刈り取
られた葉部による剪葉刃の目詰まりや、刈り取られた葉
部の散乱を防いで作業効率も向上できる。
記原動機で駆動される送風機を設け、上記送風機の送風
口を、上記剪葉刃の上方位置から下方へ傾斜姿勢で突出
するように設置して、刈り取られた作物を送風で順次後
方へ送り出している。上記のように、送風機を設ける
と、剪葉対象となる葉部は刈り取られると直ぐに、送風
口より排出される送風で後方へ送られるため、刈り取ら
れた葉部が剪葉刃付近に留まることがなくなり、刈り取
られた葉部による剪葉刃の目詰まりや、刈り取られた葉
部の散乱を防いで作業効率も向上できる。
【0016】上記剪葉フレームは、上記剪葉刃より後方
へ連続する収穫棚を備え、剪葉した葉部を該収穫棚上に
堆積している。このように収穫棚を設ければ、刈り取ら
れた葉部が畝に落下するのを防ぎ圃場損失を低減できる
と共に刈取後の葉部の収集も容易となり、剪葉した葉部
の収穫作業にかかる労力を大幅に低減できる。なお、上
記した送風機と組み合わせることで確実に刈り取った葉
部を収穫棚に送ることができる。また、収穫棚に堆積し
た葉部の収集を容易にするため、収穫棚を下方への可倒
式にすると共に収穫棚に後方より袋状の網をかぶせ、網
内に葉部が自然と収まるようにしてもよい。
へ連続する収穫棚を備え、剪葉した葉部を該収穫棚上に
堆積している。このように収穫棚を設ければ、刈り取ら
れた葉部が畝に落下するのを防ぎ圃場損失を低減できる
と共に刈取後の葉部の収集も容易となり、剪葉した葉部
の収穫作業にかかる労力を大幅に低減できる。なお、上
記した送風機と組み合わせることで確実に刈り取った葉
部を収穫棚に送ることができる。また、収穫棚に堆積し
た葉部の収集を容易にするため、収穫棚を下方への可倒
式にすると共に収穫棚に後方より袋状の網をかぶせ、網
内に葉部が自然と収まるようにしてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
剪葉機を図面を参照して説明する。図1、2は、本発明
の自走式の剪葉機10であり、左右の車輪13A、13
Bを枠フレーム11で繋ぐと共に、枠フレーム11の下
方に剪葉フレーム12を配置している。また、枠フレー
ム11の両側の垂直部11b−1、11b−2から後方
へ補助フレーム11f−1、11f−2を突出し、これ
らの端部に支持輪14A、14Bを回転自在に取り付け
て車輪13A、13Bとあわせて枠フレーム11を支持
している。
剪葉機を図面を参照して説明する。図1、2は、本発明
の自走式の剪葉機10であり、左右の車輪13A、13
Bを枠フレーム11で繋ぐと共に、枠フレーム11の下
方に剪葉フレーム12を配置している。また、枠フレー
ム11の両側の垂直部11b−1、11b−2から後方
へ補助フレーム11f−1、11f−2を突出し、これ
らの端部に支持輪14A、14Bを回転自在に取り付け
て車輪13A、13Bとあわせて枠フレーム11を支持
している。
【0018】枠フレーム11は左右に延在する水平部1
1aの左右両端より垂直部11b−1、11b−2を下
方に延出して門形状に形成されており、水平部11aの
両端近傍には軸受けブラケット部11c−1、11c−
2を上方へ突出させている。これら軸受けブラケット部
11c−1、11c−2の上部に円筒形状の軸受けガイ
ド16を取り付け、軸受けガイド16内にはガイド棒1
7を垂直方向に摺動自在に差し込んでいる。また、枠フ
レーム11の水平部11aの中央右寄りの箇所には噛合
部18を設けると共に、噛合部18に上下駆動棒である
ボールネジ19を噛み合わせている。
1aの左右両端より垂直部11b−1、11b−2を下
方に延出して門形状に形成されており、水平部11aの
両端近傍には軸受けブラケット部11c−1、11c−
2を上方へ突出させている。これら軸受けブラケット部
11c−1、11c−2の上部に円筒形状の軸受けガイ
ド16を取り付け、軸受けガイド16内にはガイド棒1
7を垂直方向に摺動自在に差し込んでいる。また、枠フ
レーム11の水平部11aの中央右寄りの箇所には噛合
部18を設けると共に、噛合部18に上下駆動棒である
ボールネジ19を噛み合わせている。
【0019】また、噛合部18は上部にボールネジ19
とも噛み合うプーリ20を回転自在に取り付けており、
このプーリ20と、枠フレーム11の水平部11aの左
端に回転自在に取り付けた高さ調整手段である駆動プー
リ21に一本の駆動ベルト41を掛けている。よって、
駆動プーリ21より上方に突出した回転ハンドル21a
を回転すると、駆動プーリ21の回転力がプーリ20へ
伝達され、ボールネジ19が上下動するようにしてい
る。
とも噛み合うプーリ20を回転自在に取り付けており、
このプーリ20と、枠フレーム11の水平部11aの左
端に回転自在に取り付けた高さ調整手段である駆動プー
リ21に一本の駆動ベルト41を掛けている。よって、
駆動プーリ21より上方に突出した回転ハンドル21a
を回転すると、駆動プーリ21の回転力がプーリ20へ
伝達され、ボールネジ19が上下動するようにしてい
る。
【0020】両側のガイド棒17およびボールネジ19
のそれぞれの下端には、剪葉フレーム12を取り付けて
いる。剪葉フレーム12は、左右方向に延在する複数の
棒部材12aでフレーム部12dを構成し、これらフレ
ーム部12dにガイド棒17およびボールネジ19の下
端が取り付けられている。なお、ボールネジ19だけ
は、回転可能に取り付けられており、図3(A)(B)
に示すように、駆動プーリ21の回転でボールネジ19
を上下動させることにより、ガイド棒17で案内しなが
ら剪葉フレーム12も上下動させている。
のそれぞれの下端には、剪葉フレーム12を取り付けて
いる。剪葉フレーム12は、左右方向に延在する複数の
棒部材12aでフレーム部12dを構成し、これらフレ
ーム部12dにガイド棒17およびボールネジ19の下
端が取り付けられている。なお、ボールネジ19だけ
は、回転可能に取り付けられており、図3(A)(B)
に示すように、駆動プーリ21の回転でボールネジ19
を上下動させることにより、ガイド棒17で案内しなが
ら剪葉フレーム12も上下動させている。
【0021】また、本実施形態の剪葉機10は、枠フレ
ーム11の水平部11aの下方に車輪の駆動軸等を配置
していないので、剪葉フレーム12の可動範囲を大きく
とることができ、地面から剪葉フレームまでの距離Lは
380mmから730mmの範囲で調整可能にしてい
る。
ーム11の水平部11aの下方に車輪の駆動軸等を配置
していないので、剪葉フレーム12の可動範囲を大きく
とることができ、地面から剪葉フレームまでの距離Lは
380mmから730mmの範囲で調整可能にしてい
る。
【0022】剪葉フレーム12は、右端側に原動機とし
てエンジン22を取り付けており、エンジン22と一体
になった出力取出部22aから上方へ駆動シャフト23
を突出している。この駆動シャフト23は、角パイプ形
状の上シャフト部23aと下シャフト部23bの二部材
からなり、上シャフト部23aの内周断面寸法を下シャ
フト部23bの外周断面寸法より大きくして、上シャフ
ト部23aを下シャフト部23bの外周に嵌め込んで連
結している。このように嵌め込み連結することで、下シ
ャフト部23bの回転を上シャフト部23aに伝達可能
にすると共に、剪葉フレーム12の上下動に伴い上シャ
フト部23aの嵌め込み量が変化して駆動シャフト23
全体を伸縮させている。
てエンジン22を取り付けており、エンジン22と一体
になった出力取出部22aから上方へ駆動シャフト23
を突出している。この駆動シャフト23は、角パイプ形
状の上シャフト部23aと下シャフト部23bの二部材
からなり、上シャフト部23aの内周断面寸法を下シャ
フト部23bの外周断面寸法より大きくして、上シャフ
ト部23aを下シャフト部23bの外周に嵌め込んで連
結している。このように嵌め込み連結することで、下シ
ャフト部23bの回転を上シャフト部23aに伝達可能
にすると共に、剪葉フレーム12の上下動に伴い上シャ
フト部23aの嵌め込み量が変化して駆動シャフト23
全体を伸縮させている。
【0023】上シャフト部23aの上端は、枠フレーム
11の右側の軸受けブラケット部11c−1より上方へ
逆L字形状に延出した延長ブラケット部11dに取り付
けられたギア部24へ連結されている。また、図4に示
すように、ギヤ部24は、右端の出力端を下方に延出す
るチェーンケース25内の上部スプロケット26と連結
し、チェーン27により上部スプロケット26の回転を
下方の下部スプロケット28へ伝達している。さらに、
下部スプロケット28は、枠フレーム11の右側の垂直
部11b−1に取り付けられた伝達部29Aと連結され
て、右側の車輪13Aへエンジン22の駆動力を伝達し
ている。よって、エンジン22は右側の車輪13Aのみ
を駆動し、枠フレーム11の左側の垂直部11b−2の
下端に伝達部29Bを介して回転自在に取り付けられた
左側の車輪13Bは駆動されていない。
11の右側の軸受けブラケット部11c−1より上方へ
逆L字形状に延出した延長ブラケット部11dに取り付
けられたギア部24へ連結されている。また、図4に示
すように、ギヤ部24は、右端の出力端を下方に延出す
るチェーンケース25内の上部スプロケット26と連結
し、チェーン27により上部スプロケット26の回転を
下方の下部スプロケット28へ伝達している。さらに、
下部スプロケット28は、枠フレーム11の右側の垂直
部11b−1に取り付けられた伝達部29Aと連結され
て、右側の車輪13Aへエンジン22の駆動力を伝達し
ている。よって、エンジン22は右側の車輪13Aのみ
を駆動し、枠フレーム11の左側の垂直部11b−2の
下端に伝達部29Bを介して回転自在に取り付けられた
左側の車輪13Bは駆動されていない。
【0024】剪葉機10は、上記のように駆動されず従
動輪となる左側の車輪13Bの進行具合を調整するた
め、図1、2等に示すように、枠フレーム11の左側の
垂直部11b−2から後方へ操作ハンドル33を突設し
ている。操作ハンドル33は、丸パイプ状の棒部材を略
U字形状に屈曲すると共に棒部材の中央部分に溶接され
た角パイプ状の接続部33aを、枠フレーム11の垂直
部11b−2から突設するブラケット11eに嵌合して
いる。また、操作ハンドル33は、両端をグリップ部3
3b−1、33b−2としていると共に、一方のグリッ
プ部33b−2の近傍にクラッチレバー34を、他方の
グリップ部33b−1側の棒部材にアクセルレバー35
等を設けてエンジン22の回転数や駆動力の伝達等を操
作できるようにしている。
動輪となる左側の車輪13Bの進行具合を調整するた
め、図1、2等に示すように、枠フレーム11の左側の
垂直部11b−2から後方へ操作ハンドル33を突設し
ている。操作ハンドル33は、丸パイプ状の棒部材を略
U字形状に屈曲すると共に棒部材の中央部分に溶接され
た角パイプ状の接続部33aを、枠フレーム11の垂直
部11b−2から突設するブラケット11eに嵌合して
いる。また、操作ハンドル33は、両端をグリップ部3
3b−1、33b−2としていると共に、一方のグリッ
プ部33b−2の近傍にクラッチレバー34を、他方の
グリップ部33b−1側の棒部材にアクセルレバー35
等を設けてエンジン22の回転数や駆動力の伝達等を操
作できるようにしている。
【0025】また、剪葉機10の剪葉フレーム12は、
前端に剪葉刃30をフレームのほぼ全幅にわたり取り付
けており、この剪葉刃30は、受け刃と刈刃で構成さ
れ、刈刃をエンジン22の出力取出部22aからクラン
ク機構を用いて駆動している。なお、剪葉フレーム12
は、前端の両側より前方へ末広がりにデバイダー31
A、31Bを突出して剪葉対象の作物を剪葉刃30に導
くようにしている。
前端に剪葉刃30をフレームのほぼ全幅にわたり取り付
けており、この剪葉刃30は、受け刃と刈刃で構成さ
れ、刈刃をエンジン22の出力取出部22aからクラン
ク機構を用いて駆動している。なお、剪葉フレーム12
は、前端の両側より前方へ末広がりにデバイダー31
A、31Bを突出して剪葉対象の作物を剪葉刃30に導
くようにしている。
【0026】さらに、剪葉フレーム12は、エンジン2
2にファンを内含する送風機36を併設しており、エン
ジン22で送風機36も駆動している。送風機36は直
管状の送風管36aを剪葉刃30の前方上方に位置する
ように剪葉フレーム12の幅方向に延出しており、この
送風管36aより多数の送風口36bを下方の斜め後方
に位置する剪葉刃30へ向けて突出している。
2にファンを内含する送風機36を併設しており、エン
ジン22で送風機36も駆動している。送風機36は直
管状の送風管36aを剪葉刃30の前方上方に位置する
ように剪葉フレーム12の幅方向に延出しており、この
送風管36aより多数の送風口36bを下方の斜め後方
に位置する剪葉刃30へ向けて突出している。
【0027】その上、剪葉フレーム12は、フレーム部
12dの下面を被うように収穫棚37を取り付けてい
る。収穫棚37は、フレーム前端の剪葉刃30から後方
へ連続しており、図4に示すように、後方部分37aは
下方へ傾斜可能であり、通常は、枠フレーム11から延
出する留め具38で水平姿勢に維持している。なお、図
2等に示すように、収穫棚37には後方より網39を被
せて、収穫して収穫棚37上に堆積した作物の葉部を網
39の内部に収めるようにしてもよい。
12dの下面を被うように収穫棚37を取り付けてい
る。収穫棚37は、フレーム前端の剪葉刃30から後方
へ連続しており、図4に示すように、後方部分37aは
下方へ傾斜可能であり、通常は、枠フレーム11から延
出する留め具38で水平姿勢に維持している。なお、図
2等に示すように、収穫棚37には後方より網39を被
せて、収穫して収穫棚37上に堆積した作物の葉部を網
39の内部に収めるようにしてもよい。
【0028】次に、上記した剪葉機10による剪葉作業
を以下に詳説する。先ず、図5に示すように、剪葉機1
0の左右の車輪13A、13Bを畝Uの左右の畝間U−
1、U−2に配置した状態で剪葉フレーム12の前端の
剪葉刃30の高さを剪葉する作物の剪葉寸法の基準に合
わせて調整する。例えば、剪葉する作物がシソSのであ
れば、35cmから40cmに生育したシソの先端高さ
より5cmから6cm程度の葉部を刈り取るようにして
おり、剪葉刃30の高さL1を圃場Hの表土から上記刈
り取り高さとなるように、駆動プーリー21を回転して
調節している。この状態でエンジン22を始動して、右
側の車輪13Aを駆動して剪葉機10を前進させ、同時
に、剪葉刃30と送風機36も始動させている。
を以下に詳説する。先ず、図5に示すように、剪葉機1
0の左右の車輪13A、13Bを畝Uの左右の畝間U−
1、U−2に配置した状態で剪葉フレーム12の前端の
剪葉刃30の高さを剪葉する作物の剪葉寸法の基準に合
わせて調整する。例えば、剪葉する作物がシソSのであ
れば、35cmから40cmに生育したシソの先端高さ
より5cmから6cm程度の葉部を刈り取るようにして
おり、剪葉刃30の高さL1を圃場Hの表土から上記刈
り取り高さとなるように、駆動プーリー21を回転して
調節している。この状態でエンジン22を始動して、右
側の車輪13Aを駆動して剪葉機10を前進させ、同時
に、剪葉刃30と送風機36も始動させている。
【0029】剪葉機10の進行は、図6にも示すよう
に、右側の車輪13Aの進行具合(図中黒矢印で示す)
に応じて、作業者Wが操作ハンドル33を押すことで剪
葉機10の左側の車輪13Bを右側に追従するように進
行させ(図中白矢印で示す)、全体として剪葉機10が
畝Uに沿って進行している。また、右側の車輪13Aが
走行する畝間U−1の表土状況等により駆動力が低下し
た場合等は、操作ハンドル33の押す力を抑えることで
左側の進行具合も低くして剪葉機10の進行方向が逸れ
ないようにしている。このように剪葉機10は畝Uに沿
って進行するため、剪葉刃30も畝Uに対して直交配置
された状態でシソSを剪葉するため、剪葉精度も安定し
ている。
に、右側の車輪13Aの進行具合(図中黒矢印で示す)
に応じて、作業者Wが操作ハンドル33を押すことで剪
葉機10の左側の車輪13Bを右側に追従するように進
行させ(図中白矢印で示す)、全体として剪葉機10が
畝Uに沿って進行している。また、右側の車輪13Aが
走行する畝間U−1の表土状況等により駆動力が低下し
た場合等は、操作ハンドル33の押す力を抑えることで
左側の進行具合も低くして剪葉機10の進行方向が逸れ
ないようにしている。このように剪葉機10は畝Uに沿
って進行するため、剪葉刃30も畝Uに対して直交配置
された状態でシソSを剪葉するため、剪葉精度も安定し
ている。
【0030】なお、エンジン22の回転数は、操作ハン
ドルのアクセルレバー35で調整可能なので、作業者W
の歩行速度にあわせて右側の車輪13Aを駆動すれば、
右側の車輪13Aが剪葉機10を押し進める形となり、
作業者が操作ハンドルを押す力が過大になることもな
く、左側を右側にあわせて進行させることができる。ま
た、畝の両端の枕地等で方向転回をする場合において、
右回りするときは、クラッチレバー34を握ることで右
側の車輪13Aの駆動力を断ち、この状態で操作ハンド
ル33を押すことで左側のみが進行し、右側の車輪13
Aを中心に容易に回転できる。また、左回りも、操作ハ
ンドル33を押さずに右側のみを進行させることで、左
側の車輪13Bを中心に回転することで行っている。
ドルのアクセルレバー35で調整可能なので、作業者W
の歩行速度にあわせて右側の車輪13Aを駆動すれば、
右側の車輪13Aが剪葉機10を押し進める形となり、
作業者が操作ハンドルを押す力が過大になることもな
く、左側を右側にあわせて進行させることができる。ま
た、畝の両端の枕地等で方向転回をする場合において、
右回りするときは、クラッチレバー34を握ることで右
側の車輪13Aの駆動力を断ち、この状態で操作ハンド
ル33を押すことで左側のみが進行し、右側の車輪13
Aを中心に容易に回転できる。また、左回りも、操作ハ
ンドル33を押さずに右側のみを進行させることで、左
側の車輪13Bを中心に回転することで行っている。
【0031】シソSの剪葉は、剪葉機10の前進に伴い
剪葉刃30で連続して、シソSの葉部を剪葉しており、
剪葉された葉部は送風口36bから排出される送風によ
り収穫棚37上へ順次送られている。よって、剪葉され
た葉部は、確実に収穫され圃場損失もほとんど生じてい
ない。また、収穫棚37上の剪葉されて堆積した葉部
は、図4に示すように、留め具38を外して収穫棚37
を下方に傾斜すると、全ての葉部が網39の中に自然と
収まり、剪葉した葉部の収集作業も容易に行える。
剪葉刃30で連続して、シソSの葉部を剪葉しており、
剪葉された葉部は送風口36bから排出される送風によ
り収穫棚37上へ順次送られている。よって、剪葉され
た葉部は、確実に収穫され圃場損失もほとんど生じてい
ない。また、収穫棚37上の剪葉されて堆積した葉部
は、図4に示すように、留め具38を外して収穫棚37
を下方に傾斜すると、全ての葉部が網39の中に自然と
収まり、剪葉した葉部の収集作業も容易に行える。
【0032】なお、本発明の剪葉機は、上述した形態に
限定されるものではなく、例えば、上述した形態の左右
を、機体の中心線に対して反対にして、左側のみの車輪
を駆動して、右側に設けた操作ハンドルを押して機体を
進行させるようにしてもよい。また、送風機も作業状況
によっては、必ずしも設けなくてもよい。
限定されるものではなく、例えば、上述した形態の左右
を、機体の中心線に対して反対にして、左側のみの車輪
を駆動して、右側に設けた操作ハンドルを押して機体を
進行させるようにしてもよい。また、送風機も作業状況
によっては、必ずしも設けなくてもよい。
【0033】図7(A)(B)は、本発明の変形例の剪
葉機10’であり、枠フレーム11’の左右寸法を伸縮
可能にしている。枠フレーム11’は水平部11a’と
左側の垂直部11b−2’とを接続せずに、水平部11
a’の左端部11f’を垂直部11b−2’の上部で貫
通させて摺動自在にし、位置決めネジ40’を締め付け
ることで、垂直部11b−2を水平部11a’に位置決
め固定している。このようにすることで、左右の車輪間
距離Tは、TからT’へと調整することが可能となり、
作業対象となる畝の幅が相異しても剪葉機10’を適応
できるようにしている。なお、上記以外の構成等は、上
述した剪葉機10の構成等と同様にしている。
葉機10’であり、枠フレーム11’の左右寸法を伸縮
可能にしている。枠フレーム11’は水平部11a’と
左側の垂直部11b−2’とを接続せずに、水平部11
a’の左端部11f’を垂直部11b−2’の上部で貫
通させて摺動自在にし、位置決めネジ40’を締め付け
ることで、垂直部11b−2を水平部11a’に位置決
め固定している。このようにすることで、左右の車輪間
距離Tは、TからT’へと調整することが可能となり、
作業対象となる畝の幅が相異しても剪葉機10’を適応
できるようにしている。なお、上記以外の構成等は、上
述した剪葉機10の構成等と同様にしている。
【0034】
【発明の効果】上記した説明より明らかなように、本発
明の剪葉機を用いると、畝の左右の畝間で表土状況が相
異しても、自走式の剪葉機を畝に沿って進行させること
ができ、剪葉作業の効率と剪葉精度の両方を向上するこ
とができる。また、作業者は、操作ハンドルを進行方向
の調整のため押す必要があるが、本発明の剪葉機は、基
本的に自走式であるため、操作ハンドルの押す力量もそ
れほど必要とならず、作業者の負担を増大することなく
作業精度を向上できる。
明の剪葉機を用いると、畝の左右の畝間で表土状況が相
異しても、自走式の剪葉機を畝に沿って進行させること
ができ、剪葉作業の効率と剪葉精度の両方を向上するこ
とができる。また、作業者は、操作ハンドルを進行方向
の調整のため押す必要があるが、本発明の剪葉機は、基
本的に自走式であるため、操作ハンドルの押す力量もそ
れほど必要とならず、作業者の負担を増大することなく
作業精度を向上できる。
【0035】さらに、本発明の剪葉機は、片側の車輪の
みの駆動なので、片側の車輪の駆動軸が不要となり、剪
葉刃の上下可動範囲を広く設定することでき、畝高さや
作物高さに適応させて剪葉作業を行える。また、駆動軸
が不要となることで、駆動系にかかる部品点数も従来の
自走式の剪葉機に比べ削減でき、その上、左右の車輪間
距離の調整も容易に行うことができる。また、剪葉作業
自体も剪葉された葉部を送風機で収穫棚へ送り網内に収
穫することができ、収穫に要する手間も削減できると共
に、圃場損失も低減できる。
みの駆動なので、片側の車輪の駆動軸が不要となり、剪
葉刃の上下可動範囲を広く設定することでき、畝高さや
作物高さに適応させて剪葉作業を行える。また、駆動軸
が不要となることで、駆動系にかかる部品点数も従来の
自走式の剪葉機に比べ削減でき、その上、左右の車輪間
距離の調整も容易に行うことができる。また、剪葉作業
自体も剪葉された葉部を送風機で収穫棚へ送り網内に収
穫することができ、収穫に要する手間も削減できると共
に、圃場損失も低減できる。
【図1】 本発明にかかる剪葉機の前方からの斜視図で
ある。
ある。
【図2】 本発明の剪葉機の後方からの斜視図である。
【図3】 (A)は、剪葉フレームを下げた状態の剪葉
機の正面図、(B)は剪葉フレームを上げた状態の正面
図である。
機の正面図、(B)は剪葉フレームを上げた状態の正面
図である。
【図4】 剪葉機の右側面図である。
【図5】 畝で剪葉作業中の剪葉機の左側面図である。
【図6】 畝で剪葉作業中の剪葉機の平面図である。
【図7】 変形例の剪葉機であり、(A)は左右の車輪
間距離を狭めた状態の正面図、(B)は左右の車輪間距
離を広げた状態の正面図である。
間距離を狭めた状態の正面図、(B)は左右の車輪間距
離を広げた状態の正面図である。
【図8】 (A)(B)は、従来の剪葉機の概略図であ
る。
る。
10 剪葉機 11 枠フレーム 12 剪葉フレーム 13A、13B 車輪 17 ガイド棒 19 ボールネジ 22 エンジン 33 操作ハンドル 37 収穫棚 39 網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B075 GA01 GA05 2B382 GA01 GB10 GC02 GC03 GC05 GD01 HA01 HA12 HB02 HE02 HE06 HF02 HF07 HF13 HG02 HH03 JA03 JA15 JA23
Claims (2)
- 【請求項1】 左右車輪間を繋ぐ枠フレームに、垂直方
向のガイド棒および上記枠フレームに設けた高さ調整手
段で連動回転される上下駆動棒を介して剪葉フレームを
上下動可能に取り付け、 上記剪葉フレームは前端に剪葉刃と、原動機と、を備
え、 上記原動機は上記剪葉刃を駆動すると共に左右いずれか
片側の車輪を駆動する一方、 上記枠フレームの上記駆動される車輪と反対側となるフ
レーム端部より操作ハンドルを後方へ突出して、上記原
動機の駆動により剪葉刃で剪葉作業をしながら前進する
枠フレームを上記操作ハンドルで進行方向の調整をする
構成としている剪葉機。 - 【請求項2】 上記枠フレームは、左右方向に伸縮可能
にして、左右車輪間距離を調節自在としている請求項1
に記載の剪葉機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000400271A JP2002191214A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 剪葉機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000400271A JP2002191214A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 剪葉機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002191214A true JP2002191214A (ja) | 2002-07-09 |
Family
ID=18864896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000400271A Withdrawn JP2002191214A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 剪葉機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002191214A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220169116A (ko) * | 2021-06-18 | 2022-12-27 | 대한민국(농촌진흥청장) | 벨트형 농작물 수집기 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000400271A patent/JP2002191214A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220169116A (ko) * | 2021-06-18 | 2022-12-27 | 대한민국(농촌진흥청장) | 벨트형 농작물 수집기 |
KR102578125B1 (ko) | 2021-06-18 | 2023-09-13 | 대한민국 | 벨트형 농작물 수집기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |