JP2002190916A - 画像読取方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

画像読取方法及び装置並びに記憶媒体

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JP2002190916A
JP2002190916A JP2000387313A JP2000387313A JP2002190916A JP 2002190916 A JP2002190916 A JP 2002190916A JP 2000387313 A JP2000387313 A JP 2000387313A JP 2000387313 A JP2000387313 A JP 2000387313A JP 2002190916 A JP2002190916 A JP 2002190916A
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JP2000387313A
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Masao Watabe
昌雄 渡部
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過光による裏写りを防止することができる
と共に、画像のコントラスト表現性を保つことができ
る。 【解決手段】 CPU401により原稿の透過率及び反
射率を測定し、その測定結果に応じて画像読み取り時の
露光量を制御すると共に前記露光量に応じて読み取った
画像の濃度調整を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の表裏両面を
略同時に読み取り可能な画像読取方法及び装置並びにこ
の画像読取装置を制御するための制御プログラムを格納
した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の表裏両面を読み取る際は、
原稿の片面を露光走査して読み取った後、原稿の表裏面
を反転させ、再度露光走査して読み取る反転読取方式が
主流である。
【0003】ここで、昨今の読み取り速度アップ及び生
産性アップの要求に対応するため、また、原稿を損傷し
ないため、原稿の両面同時読み取りが注目され始めてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、原稿の
紙種は種々なものがあり、原稿の両面を同時に露光した
際、読み取る面の反対側の面を露光した光が紙を透過し
てきて読み取り画像に影響を及ぼすことがある。
【0005】例えば、コントラストを出すために光量を
上げた場合、裏移りが生じてしまう。一方、裏写りが防
止できるほど光量を下げた場合、画像読み取り時におけ
る光量としては十分でなく、画像の濃淡の差が小さい、
いわゆるコントラストのない画像になってしまってい
た。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その第1の目的は、透過光による裏写りを防止
すると共に、画像のコントラスト表現性を保つことが可
能な画像読取方法及び装置を提供することである。
【0007】また、本発明の第2の目的は、上述したよ
うな本発明の画像読取装置を制御するための制御プログ
ラムを格納した記憶媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の請求項1に記載の画像読取方法は、
原稿の第1の読み取り面及び第2の読み取り面を略同
時に露光走査して前記各読み取り面の反射光をそれぞれ
光電変換して前記原稿の両読み取り面の画像を読み取る
画像読取工程と、前記原稿の透過性に応じて画像読み取
りの場合の露光量を制御すると共に、前記露光量に応じ
て読み取った画像の濃度調整を行なう画像濃度調整工程
とを有することを特徴とする。
【0009】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項2に記載の画像読取方法は、請求項1に
記載の画像読取方法において、前記原稿の透過性に応じ
て、少なくとも第1の読取モードと第2の読取モードを
有し、該複数の読取モードの中から読取モードを選択す
る選択工程を更に有し、前記画像濃度調整工程では、前
記第1の読取モードに対して、前記第2の読取モードで
の前記第1の読み取り面への露光量を少なくするように
制御すると共に、前記第1の読取モードに対して、前記
第2の読取モードでの前記第1の面の読み取った画像デ
ータの増幅率を大きくするように制御することを特徴と
する。
【0010】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項3に記載の画像読取方法は、請求項1に
記載の画像読取方法において、前記画像濃度調整工程で
は、第2の読み取り面に対して第1の読み取り面への露
光量を少なくするように制御すると共に、第1の面の読
み取った画像データを第2の面の読み取った画像データ
の増幅率に対して高くするように制御することを特徴と
する。
【0011】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項4に記載の画像読取方法は、請求項1乃
至3のいずれかに記載の画像読取方法において、前記原
稿の透過性を測定する透過性測定工程を更に有し、前記
透過性測定工程では、前記原稿の透過率及び反射率を測
定することを特徴する。
【0012】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項5に記載の画像読取方法は、請求項4に
記載の画像読取方法において、前記透過性測定工程は、
前記原稿の両読み取り面の画像読み取り時における前記
第1の読み取り面側に配置された発光素子と第1の受光
素子及び前記第2の読み取り面側に配置された第2の受
光素子とを用いて測定し、前記発光素子と前記第1の受
光素子と前記第2の受光素子は、前記発光素子から出射
した光が前記第1の読み取り面に反射して前記第1の受
光素子に入射し且つその入射した光が前記第1の読み取
り面を透過して前記第2の受光素子に入射するように配
置されていることを特徴とする。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項6に記載の画像読取方法は、請求項4に
記載の画像読取方法において、前記透過性測定工程は、
前記原稿の両読み取り面の画像読み取りを行なう前に、
前記原稿の一方の読み取り面のみを露光するプリスキャ
ン動作を行ない、前記原稿の各読み取り面での読み取り
光量から演算して測定することを特徴とする。
【0014】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項7に記載の画像読取装置は、原稿の第1
の読み取り面及び第2の読み取り面を略同時に露光する
露光手段と、前記露光手段による露光走査で前記各読み
取り面の反射光をそれぞれ光電変換して前記原稿の両読
み取り面の画像を読み取る画像読取手段と、前記原稿の
透過性に応じて画像読み取り時の露光量を制御すると共
に前記露光量に応じて読み取った画像の濃度調整を行な
う画像濃度調整手段とを有することを特徴とする。
【0015】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項8に記載の画像読取装置は、請求項7に
記載の画像読取装置において、前記原稿の透過性に応じ
て、少なくとも第1の読取モードと第2の読取モードを
有し、該複数の読取モードの中から読取モードを選択す
る選択手段を更に有し、前記画像濃度調整手段は、前記
第1の読取モードに対して、前記第2の読取モードでの
前記第1の読み取り面への露光量を少なくするように制
御すると共に、前記第1の読取モードに対して、前記第
2の読取モードでの前記第1の面の読み取った画像デー
タの増幅率を大きくするように制御することを特徴とす
る。
【0016】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項9に記載の画像読取装置は、請求項7に
記載の画像読取装置において、前記画像濃度調整手段
は、第2の読み取り面に対して第1の読み取り面への露
光量を少なくするように制御すると共に、第1の面の読
み取った画像データを第2の面の読み取った画像データ
の増幅率に対して高くするように制御することを特徴と
する。
【0017】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項10に記載の画像読取装置は、請求項7
乃至9のいずれかに記載の画像読取装置において、前記
原稿の透過性を測定する透過性測定手段を更に有し、前
記透過性測定手段は、前記原稿の透過率及び反射率を測
定することを特徴する。
【0018】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項11に記載の画像読取装置は、請求項1
0に記載の画像読取装置において、前記透過性測定手段
は、前記原稿の両読み取り面の画像読み取り時における
前記第1の読み取り面側に配置された発光素子と第1の
受光素子及び前記第2の読み取り面側に配置された第2
の受光素子とから成り、前記発光素子と前記第1の受光
素子と前記第2の受光素子は、前記発光素子から出射し
た光が前記第1の読み取り面に反射して前記第1の受光
素子に入射し且つその入射した光が前記第1の読み取り
面を透過して前記第2の受光素子に入射するように配置
されていることを特徴とする。
【0019】また、上記第1の目的を達成するために、
本発明の請求項12に記載の画像読取装置は、請求項1
0に記載の画像読取装置において、前記透過性測定手段
は、前記原稿の両読み取り面の画像読み取りを行なう前
に、前記原稿の一方の読み取り面のみを露光するプリス
キャン動作を行ない、前記原稿の各読み取り面での読み
取り光量から演算して測定することを特徴とする。
【0020】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項13に記載の記憶媒体は、原稿の第1の
読み取り面及び第2の読み取り面を略同時に露光走査し
て前記各読み取り面の反射光をそれぞれ光電変換して前
記原稿の両読み取り面の画像を読み取る画像読取装置を
制御するための制御モジュールと、前記原稿の透過性に
応じて画像読み取りの場合の露光量を制御すると共に前
記露光量に応じて読み取った画像の濃度調整を行なう画
像濃度調整モジュールとを有するプログラムを格納した
ことを特徴とする。
【0021】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項14に記載の記憶媒体は、請求項13に
記載の記憶媒体において、前記原稿の透過性に応じて、
少なくとも第1の読取モードと第2の読取モードを有
し、該複数の読取モードの中から読取モードを選択する
選択モジュールを更に有し、前記画像濃度調整モジュー
ルでは、前記第1の読取モードに対して、前記第2の読
取モードでの前記第1の読み取り面への露光量を少なく
するように制御すると共に、前記第1の読取モードに対
して、前記第2の読取モードでの前記第1の面の読み取
った画像データの増幅率を大きくするように制御するこ
とを特徴とする。
【0022】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項15に記載の記憶媒体は、請求項13に
記載の記憶媒体において、前記画像濃度調整モジュール
では、第2の読み取り面に対して第1の読み取り面への
露光量を少なくするように制御すると共に、第1の面の
読み取った画像データを第2の面の読み取った画像デー
タの増幅率に対して高くするように制御することを特徴
とする。
【0023】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項16に記載の記憶媒体は、請求項13乃
至15のいずれかに記載の記憶媒体において、前記原稿
の透過性を測定する透過性測定モジュールを更に有し、
前記透過性測定モジュールでは、前記原稿の透過率及び
反射率を測定することを特徴する。
【0024】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項17に記載の記憶媒体は、請求項16に
記載の記憶媒体において、前記透過性測定モジュールで
は、前記原稿の両読み取り面の画像読み取り時における
前記第1の読み取り面側に配置された発光素子と第1の
受光素子及び前記第2の読み取り面側に配置された第2
の受光素子とにより測定し、前記発光素子と前記第1の
受光素子と前記第2の受光素子は、前記発光素子から出
射した光が前記第1の読み取り面に反射して前記第1の
受光素子に入射し且つその入射した光が前記第1の読み
取り面を透過して前記第2の受光素子に入射するように
配置されていることを特徴とする。
【0025】更に、上記第2の目的を達成するために、
本発明の請求項18に記載の記憶媒体は、請求項16に
記載の記憶媒体において、前記透過性測定モジュールで
は、前記原稿の両読み取り面の画像読み取りを行なう前
に、前記原稿の一方の読み取り面のみを露光するプリス
キャン動作を行ない、前記原稿の各読み取り面での読み
取り光量から演算して測定することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図1乃至図14に基づき説明する。
【0027】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態について、図1乃至図13を用いて説明す
る。
【0028】図1は、本実施の形態に係る画像読取装置
を具備した画像形成装置であるデジタル複写機の内部構
成を示す側面図である。
【0029】図1において、画像形成装置は、原稿給送
装置100と、本実施の形態に係る画像読取装置200
と、画像再生装置300とから成る。
【0030】原稿給送装置100は原稿を自動的に送る
もので、その原稿載置部101上に載置された原稿は、
給紙ローラ102によって分離されて給送され、搬送ガ
イド103を経由して画像読取装置200に搬送され
る。画像読取装置200に搬送された原稿は、更に、搬
送ベルト104によって一定速度で搬送され、排紙ロー
ラ105によって装置外部へ排出される。
【0031】この間、画像読取装置200の読取位置で
照明系である原稿露光ランプ201aで照明された原稿
の表面の画像は、反射ミラー202,203,204か
ら成る光学系によって第1の画像読取部(CCDユニッ
ト)205で画像信号に変換される。第1の画像読取部
205は、レンズ、光電変換素子であるCCD及び該C
CDの駆動回路等から成る。
【0032】一方、原稿の裏面の画像は、原稿露光ラン
プ201bで照明され、第2の画像読取部(CCDユニ
ット)206によって画像信号に変換される。第2の画
像読取部206は、第1の画像読取部205と同様に、
レンズ、光電変換素子であるCCD及び該CCDの駆動
回路等から成る。透過性測定ユニット210は、後述す
るように読み取り対象の原稿画像の透過率、及び反射率
を測定する。
【0033】原稿の読み取りは、原稿を一定速度で搬送
して読み取り系を停止して読み取る流し読みモードと、
原稿を画像読取装置200の原稿ガラス台207上に載
置し、原稿露光ランプ201及び反射ミラー202〜2
04を一定速度で移動して読み取る固定モードとがあ
る。
【0034】両面読み取り時には、両面とも流し読みモ
ードで読み取られる。また、片面読み読み取り時には、
前記固定モードと流し読みモードのどちらかで読み取る
ことができる。通常、シート状の原稿は流し読みモード
で読み取られ、また、綴じられた原稿は固定モードで読
み取られる。
【0035】画像信号は、後述する図2に示す画像処理
部407で処理された後、ページ単位で画像再生装置3
00により記録紙に再生される。即ち、画像再生装置3
00においては、画像信号は、半導体レーザー(図示省
略)等によって光信号に変調される。変調されたレーザ
ー光は、ポリゴンミラーによる光走査装置301、反射
ミラー302,303を経由して、帯電器304によっ
て表面を一様に帯電された感光ドラム305上に露光さ
れ、静電潜像を形成する。この静電潜像は現像器306
のトナーによって現像され、転写分離器307によって
トナー像が記録紙に転写される。
【0036】トナー像が転写される記録紙は、紙カセッ
ト308,309内に収納されている。一方の紙カセッ
ト308内に収納された記録紙は、給紙ローラ310に
よって給紙され、搬送ローラ311によって搬送され、
レジストローラ312によって画像とのタイミングを調
整して、感光ドラム305の転写位置に搬送される。他
方の紙カセット309内に収納された記録紙は、給紙ロ
ーラ313によって給紙され、搬送ローラ314,31
1によって搬送され、レジストローラ312によって画
像とのタイミングを調整して、感光ドラム305の転写
位置に搬送される。トナー像が転写された記録紙は、搬
送ベルト315で定着器316に搬送され、記録紙上の
トナーが定着される。
【0037】片面モードが設定されている場合には、定
着器316からの記録紙は、定着排紙ローラ317及び
排紙ローラ318によって装置外部へ排出される。ま
た、両面モードが設定されている場合には、記録紙は定
着排紙ローラ317から搬送ローラ319を経由して反
転ローラ320によって反転パス321へ搬送される。
【0038】更に、記録紙の後端部が両面パス322と
の合流ポイントを通過した後に反転ローラ320の回転
を反転することで記録紙は反転し、両面パス322へと
搬送される。両面パス322へ搬送された記録紙は、ロ
ーラ323,324によって搬送され、再び、搬送ロー
ラ311を経由してレジストローラ312で裏面画像と
のタイミングを調整された後、転写、定着され、装置外
部へ排出される。
【0039】なお、図1において、325はクリーナ部
である。
【0040】図2は、図1に示す画像形成装置のコント
ローラ部の構成を示すブロック図である。
【0041】図2において、400はコントローラ部
で、CPU(中央演算処理装置)401、バスドライバ
ー回路/アドレスデコーダ402、ROM(リードオン
リーメモリ:読み取り専用記憶装置)403、RAM
(ランダムアクセスメモリ:読み取り書き込み記憶装
置)404、画像データ用のハードディスク(HD)4
05、I/Oポート406、画像処理部407を有して
いる。
【0042】CPU401は、画像形成装置全体の制御
を行なうもので、画像形成装置本体の制御手順(制御プ
ログラム)を記憶したROM403からプログラムを順
次読み取り、実行する。CPU401のアドレスバス及
びデータバスは、バスドライバー回路/アドレスデコー
ダ402を経て各負荷に接続されている。RAM404
は、入力データの記憶や作業領域等として用いる主記憶
装置である。ハードディスク405には、CCDユニッ
ト(画像読取部)205,206から入力され且つ画像
処理されたデータが記憶される。ハードディスク405
には、ネットワーク等に接続されている場合等も画像デ
ータを記憶する。
【0043】I/Oポート406には、操作パネル50
1、モータ類502、クラッチ類503、ソレノイド類
504、紙検出センサ類505、トナーセンサ506、
スイッチ類507、高圧ユニット508、ビーム検出セ
ンサ509等の各負荷が接続されている。
【0044】操作パネル501は、操作者がキー入力を
行ない画像形成装置の状態等を液晶或いはLED(発光
ダイオード)等よりなる表示器を用いて表示する。モー
タ類502は、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行な
う。クラッチ類503は、モータ類502の動力を給紙
系、搬送系、光学系に対して接続したり遮断したりす
る。ソレノイド類504は、所定の部位を駆動制御す
る。紙検出センサ類505は、搬送される用紙を検出す
る。トナーセンサ506は、図1に示す現像器305に
配置されており、該現像器305内のトナー量を検出す
るもので、その出力信号はI/Oポート406に入力さ
れる。
【0045】スイッチ類507は、ミラー台、横レジセ
ンサ等の位置決めを必要とするユニットのホームポジシ
ョン、ドアの開閉状態等を検出するもので、その出力信
号はI/Oポート406に入力される。高圧ユニット5
08は、CPU401の指示に従って、一次帯電器、現
像器305、転写前帯電器、転写帯電器304、分離帯
電器へ高圧を出力する。ビーム検出センサ509は、レ
ーザーユニット510から出力されるレーザー光の発光
状態を検出する。
【0046】画像処理部407は、CCDユニット(画
像読取部)205,206から出力された画像信号が入
力され、後述する画像処理を行ない、画像データに従っ
てレーザーユニット510の制御信号を出力する。レー
ザーユニット510から出力されるレーザー光は、感光
ドラム306を照射し、露光すると共に非画像領域にお
いて受光センサであるところのビーム検出センサ509
によって発光状態が検出され、その出力信号がI/Oポ
ート406に入力される。
【0047】図3は、本実施の形態に係る画像形成装置
におけるコントローラ部内の画像処理部407の構成を
示すブロック図である。
【0048】図3において、CCDユニット(画像読取
部)205,206により電気信号に変換された画像信
号は、まず、シェーディング回路601によって画素間
のばらつきを補正した後、変倍回路602において、縮
小コピー時はデータの間引き処理を行ない、拡大コピー
時はデータの補間を行なう。次に、エッジ強調回路60
3において、例えば、5*5のマトリックスのウインド
ウで二次微分を行ない、画像のエッジを強調する。この
画像データは輝度データであるので、プリンタに出力す
るための濃度データに変換するため、γ変換回路604
でテーブルサーチによりデータの変換を行なう。
【0049】濃度データに変換された画像データは二値
化処理回路605へ入力される。この二値化処理回路6
05では、例えば、ED法により多値データを二値デー
タに変換する。二値に変換された画像データは合成回路
606へ入力される。合成回路606では、入力された
画像データと、例えばハードディスクにより構成される
画像用メモリ607内の画像データとを選択的に出力す
る。
【0050】この画像用メモリ607に対するリード/
ライト制御はメモリ制御部608で行ない、画像を回転
させる場合は、画像用メモリ607内の画像データの読
み出しアドレスを制御することにより行なう。これらの
画像データは、レーザーの発光強度の信号に変換するた
めにPWM回路609へ入力され、画像の濃度に従った
パルス幅をレーザーユニット510に対して出力する。
【0051】次に、本実施の形態に係る画像形成装置に
おける原稿給送装置の原稿透過率測定方法及び反射率測
定方法について、図4及び図5を用いて説明する。
【0052】図4は、図1でも説明した原稿給送装置1
00の拡大図である。但し、この図4においては、画像
読取部206及び原稿露光ランプ201a,201bは
省略してある。図4において、搬送パス103には、発
光素子P1,P2及び受光素子R1,R2,S1,S2
が取り付けられている。
【0053】図5は、図4の透過性測定ユニット210
の発光素子P1,P2及び受光素子R1,R2,S1,
S2の部分を拡大した図である。図5において、発光素
子P1,P2から出た光は、それぞれ矢印のような光路
をとる。搬送パス103内に原稿がある場合は、第1の
発光素子P1から出た光は、原稿の表面に反射して第1
の受光素子R1に入る。原稿を透過した光は、第2の受
光素子S1に入る。同様に、原稿の反対面から第2の発
光素子P2で照射した光は、その反射光が第3の受光素
子R2に、透過光が第4の受光素子S2に入射するよう
になっている。
【0054】このように、搬送パス103の両側に発光
素子P1,P2及び受光素子R1,R2,S1,S2を
配置することによって、原稿の反射率と透過率とを測定
することができる。
【0055】次に、図1に示す画像形成装置における画
像読取装置200の信号処理回路について、図6〜図9
を用いて説明する。
【0056】図6は、CCDユニット205(またはC
CDユニット206)から出力された信号についての処
理回路の構成を示すブロック図である。CCDユニット
205(またはCCDユニット206)からの出力信号
は、図8に示すような波形になっている。
【0057】CCDユニット205(またはCCDユニ
ット206)からの出力信号は、画素ごとにODDとE
VENとに交互に出力される。
【0058】この出力は、アッテネータ回路(ATT
N)701,702によって後述するA/Dコンバータ
709の入力ダイナミックレンジに応じて可変制御され
る。
【0059】アッテネータ回路(ATTN)701,7
02を通った信号は、サンプルホールド回路(S/H)
703,704でサンプルホールドされる。これはCC
Dユニット205,206からの出力信号のうち、光電
変換によって得られる電圧部だけを抽出するための処理
である。
【0060】図7は、CCD出力信号処理回路における
信号処理のタイミングを示すタイミングチャートであ
り、同図のVOO,VOEの出力をSHO,SHEでサ
ンプルホールドすることにより、SHO出力及びSHE
出力が得られる。実際の信号としては、図9に示すよう
な波形になる。
【0061】このようにサンプルホールドされた信号
(SHO出力及びSHE出力)を増幅器(Amp)71
2,713により増幅した後、セレクタ705,706
により切り換えながらマルチプレクス(合成)する。
【0062】図7のタイミングチャートでは、SEL
O,SELEによってMPX出力として得られる。この
合成出力を電圧制御アンプ(VCA)707によりゲイ
ン調整した後、アンプ708でレベルシフトし、A/D
コンバータ709に入力する。A/Dコンバータ709
ではアナログ信号を8ビットのデジタル信号に変換す
る。
【0063】また、図6に示す回路の定数を決定するた
めの調整として、調整値がシリアルのデジタルデータと
して図6の回路にフィードバックされる。フィードバッ
クされたデジタルデータはD/Aコンバータ710に入
力され、アンプ711、電圧制御アンプ(VCA)70
7及びアンプ708の調整値を変化させる。アンプ71
1では、ODD,EVENの差分をなくすように調整値
が変えられる。また、電圧制御アンプ(VCA)707
にはCCD出力のゲイン調整を行なうため、アンプ70
8は、CCD出力オフセットを調整するために、値が変
えられる。
【0064】次に、原稿の反射率及び透過率を求め、原
稿露光量を調節すると共に、濃度のタイナミックレンジ
を変化させてコントラストを表現する方法について説明
する。
【0065】流し読みによる両面原稿同時読み取りの
際、原稿の紙質、表面性、書かれている画像によって反
射率及び透過率は様々な値をとる。
【0066】そこで、両面原稿の各面の状態について
は、それぞれ「白」、「ハーフトーン」、「ベタ」の
〜の番号で表した9通りに場合分けを行なった。その
場合分けの内容を示す表が図10である。この場合分け
を基に、原稿が厚紙、普通紙、薄紙の場合について、受
光素子S1,R1,S2,R2での受光量を表にまとめ
て記したのが図11である。図11は、図10で示した
〜の9通りに対して、それぞれ厚紙、普通紙、そし
て薄紙での各素子の出力である。
【0067】図11において、厚紙では、原稿の画像が
どうであれ、受光素子(透過率センサ)S1,S2の出
力は常に0である。また、例えば、裏面が白で、表面が
ベタの場合には(図10、11で示すのとき。)、R
1の出力が小であるのに対して、R2の出力が大であ
る。逆に、裏面がベタで、表面が白の場合には(図1
0、11で示すのとき。)、R1の出力が大であるの
に対して、R2の出力が小である。従って、透過性測定
ユニット210の測定により、どちらの面がベタで、ど
ちらの面が白かを判断できる。これは、どちらかがハー
フトーンの場合にも同様に、どちらの面がハーフトーン
であって、どちらが白或いはベタであるかを判断でき
る。
【0068】また、普通紙と薄紙では、受光素子(反射
率センサ)R1,R2の値は同じでも、受光素子(透過
率センサ)S1,S2の出力が異なっている。また、例
えば、裏面が白で、表面がベタの場合には(図10、1
1で示すのとき。)、R1の出力が小であるのに対し
て、R2の出力が大である。従って、透過性測定ユニッ
ト210の測定により、どちらの面がベタで、どちらの
面が白紙であるかを判断できる。
【0069】このように、受光素子(反射率センサ)R
1,R2から画像濃度を判断し、その際の受光素子(透
過率センサ)S1,S2の受光量を検出することによっ
て、原稿がどのような透過性を持つものかが判別される
と共に、表面、裏面のどちらがベタで、どちらが白かを
判断できる。
【0070】受光素子S1,S2,R1,R2の受光特
性を図12に示す。
【0071】本実施の形態では、簡略化のため受光量を
大、中、小、0と表現したが、大、中、小、0の概略の
範囲は図12に示した通りである。また、横軸は画像濃
度を表わし、前述の「ベタ」「ハーフトーン」「白」は
この横軸上に表わせば、図12のようになる。
【0072】受光素子S1,S2,R1,R2での受光
量をより細かく分割して図11の表を展開すれば、本実
施の形態より多様な透過率の紙に対しても適用可能であ
ることは言うまでもない。このことは、画像濃度につい
ても同様で、上記では、三種類で分けたが、より細かく
分割しても適用可能である。
【0073】なお、説明は省略したが、受光素子S1,
R1,S2,R2の出力は、図2に示したCPU401
のアナログポートに直接入力される8ビットのデジタル
データとして演算される。
【0074】以上のような原稿反射率及び透過率判別手
段によって原稿画像の透過性が判別されると、図2のC
PU401は原稿画像の透過性に応じて、原稿露光ラン
プ201a,201bの光量を調節する。
【0075】原稿が薄紙だった場合、原稿露光ランプ2
01a又は原稿露光ランプ201bの光量を下げること
によって、読み取り面の裏側の画像の透過を減少させ
る。また、光源である原稿露光ランプ201aと原稿露
光ランプ201bのどちらの光量を下げるかは、透過性
測定ユニット210を用いた前述のような測定による、
ベタ画像のある面の判断に基づく。例えば、裏面がベタ
(画像濃度が濃い場合)であって、一方、表面が白(画
像濃度が薄い場合)の場合(図10、図11でのの場
合)、表面を読み取る場合には、裏面に対応する原稿露
光ランプ201bの光量を下げる。
【0076】ここで、原稿露光ランプ201a,201
bの光量とCCDユニット205,206で読み取った
際の画像データとの関係を図13に示す。
【0077】図13に示すように、原稿露光ランプ20
1a,201bの光量が少なくなると、画像濃度の薄い
部分でもCCD出力範囲が小さくなってしまう。原稿露
光ランプ201a,201bの光量が少なく、CCD出
力範囲が小さくなった状態で読み取った画像を、そのま
ま転写紙に記録すると、画像全体が濃淡のないものにな
ってしまう。
【0078】そこで、CPU401が原稿露光ランプ2
01a,201bの光量を調節した際、原稿露光ランプ
201a,201bの光量に応じて、図6に示したD/
Aコンバータ710への調整値も同時に変化させる。電
圧制御アンプ(VCA)707の調整値を変化させるこ
とにより、CCDアナログ出力の増幅幅を変化させ、図
13において小さくなってしまったCCD出力範囲B,
CをAの実線に戻す。ここでは、露光量を下げた光源に
よって読み取った画像の画像データの増幅率を大きくす
るようにD/Aコンバータ710への調整値を変化させ
ると共に、電圧制御アンプ(VCA)707の調整値を
制御する。これにより読み取り画像のコントラストのメ
リハリの表現性は保たれる。ここでは、露光ランプ20
1aに対して露光ランプ201bの露光量を下げること
で、裏面画像の透過光を軽減するようにする。
【0079】例えば、裏面がベタ(画像濃度が濃い場
合)であって、一方、表面が白(画像濃度が薄い場合)
の場合(図10、図11でのの場合)、表面と裏面の
両方を読み取る場合には、裏面に対応する原稿露光ラン
プ201bの光量を下げると共に、図6に示したD/A
コンバータ710への調整値を同時に変化させる。逆
に、裏面が白(画像濃度が薄い場合)であって、一方、
表面がベタ(画像濃度が濃い場合)の場合(図10、図
11でのの場合)、表面と裏面の両方を読み取る場合
には、表面に対応する原稿露光ランプ201aの光量を
下げると共に、図6に示したD/Aコンバータ710へ
の調整値を同時に変化させる。
【0080】なお、本実施の形態においては、CCDユ
ニット205,206の信号処理回路における電圧制御
アンプ(VCA)707の増幅率を変えることによっ
て、画像コントラストを変化させたが、同様に図6に示
すCCD信号処理回路のアッテネータ回路(ATTN)
701,702で直接CCD出力を変化させても同様の
効果が得られる。
【0081】また、図3に示す画像処理部407のγ変
換回路604の変換テーブルを可変することによっても
同様の効果が得られる。
【0082】更に、図3に示す画像処理部407のPW
M回路609での信号を変化させることによっても同様
の効果を得るこことができる。
【0083】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図14を用いて説明する。な
お、本実施の形態に係る画像読取装置を具備した画像形
成装置の構成は、上述した第1の実施の形態の図1〜図
3と同一であるから、同図を流用して説明する。
【0084】上述した第1の実施の形態では、原稿の反
射率及び透過率を測定するために、透過率/反射率測定
用のセンサである受光素子S1,S2,R1,R2を、
原稿搬送路上に配置して構成したが、本実施の形態は、
透過率/反射率測定用のセンサを用いないようにしたも
のである。
【0085】図14は、本実施の形態に係る画像読取装
置における透過率/反射率測定用のセンサを用いない方
法の原理説明図であり、同図においては、その原理を説
明するために照明系である原稿露光ランプ201a、2
01b及びCCDユニット205,206を原稿ガラス
台(プラテンガラス)207に相対する形で記載してあ
る。
【0086】まず、原稿が搬送されながら読み取られる
流し読みの際、図14(a)に示すように、画像の先端
部分で表面読み取り用の原稿露光ランプ201aを点灯
させて表面及び裏面読み取り用のCCDユニット20
5,206で画像を読み取る。次いで、裏面読み取り用
の原稿露光ランプ201bを点灯させて表面及び裏面読
み取り用のCCDユニット205,206で画像を読み
取る。即ち、異なるタイミングで原稿露光用ランプ20
1a,201bを点灯させ、表面及び裏面読み取り用の
CCDユニット205,206で画像を読み取ることに
より、原稿の反射率及び透過率を測定し、原稿の透過性
を演算する。
【0087】なお、本実施の形態は、流し読みに限ら
ず、ブックスキャンにおいても異なるタイミングで読み
取れば同様の効果が得られ、また、画像読み取り動作の
前に、予め原稿の透過率を演算するためのプリスキャン
を行なう構成をとっても同様の効果が得られる。
【0088】また、本実施の形態に係るその他の構成
は、上述した第1の実施の形態と同一であるから、その
説明は省略する。
【0089】上記のような構成をとった場合、図15に
示すように、実際の画像の表面画像が(a)、裏面画像
が(b)であった場合、両面同時読み取りを行なった場
合の画像は、(c)、(d)のようになってしまってい
たとき、また、同じ濃度の画像であっても紙の厚さによ
って反対側からの光の透過量が異なるため、薄い紙の濃
度は厚い紙の濃度より全体的に薄く読み取ってしまう場
合において、裏面の画像についての透過を減少させると
共に、コントラストを維持することができる。
【0090】更に、図16に示すように、原稿の実際の
画像の表(a)と裏(b)の両方の画像領域が重なって
いると、(c)、(d)に示すように、その部分だけ濃
く読み取ってしまうといった場合においても、当該領域
において、上述のように裏面の光量を下げてやること
で、裏面の画像の透過光を軽減することができる。
【0091】言い換えれば、上述したようなシート材の
透過性に応じて露光量を変える制御では、単に裏写りが
防止できるほど光量を下げた場合、画像読み取り時にお
ける光量としては十分でなく、画像の濃淡の差が小さ
い、いわゆるコントラストのない画像になってしまうこ
とを防止し、更に、透過光による裏写りを防止すると共
に、画像のコントラスト表現性を保つことが可能な画像
読取方法及び装置を提供することができる。
【0092】なお、上記実施の形態に示した原稿画像の
「ベタ」は、白或いは、ハーフトーンに比べて画像濃度
が濃い場合を言い、従って、原稿全体に色がベタ塗りさ
れている場合や、新聞の複写物、写真等の濃度が高い画
像を言う。
【0093】また、本発明は複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器からなる装置
に適用しても良い。更に、本発明はシステム又は装置
に、プログラムを供給することによって達成される場合
にも適用できることは言うまでもない。
【0094】この場合、本発明を達成するためのソフト
ウェアによって表わされるプログラムを格納した記憶媒
体を、システム或いは装置に読み出すこと、或いは、前
記プログラムを、ネットワーク経由でシステム或いは装
置に読み出すことによって、そのシステム或いは装置が
本発明の効果を享受することが可能となる。
【0095】また、前記記憶媒体としては、ハードディ
スク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、
光磁気ディスク、CD−R、DVD、磁気テープ、不揮
発性のメモリカード、ROM、CD−ROM等を用いる
ことができることは言うまでもない。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像読取
方法及び画像読取装置によれば、原稿の表面及び裏面を
略同時に読み込む両面原稿同時読み取りにおいて、原稿
の透過性に応じた最適な原稿露光及び露光量に応じた画
像信号処理を行うことによって、透過光による裏写りを
防止することができると共に、画像のコントラスト表現
性を保つことができるという効果を奏する。
【0097】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
たような本発明の画像読取装置を円滑に制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
を具備した画像形成装置の内部構成を示す側面図であ
る。
【図2】図1に示す画像形成装置の機能構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示す画像形成装置における画像処理部の
構成を示すブロック図である。
【図4】図1に示す画像形成装置における原稿搬送装置
の拡大図である。
【図5】図1に示す画像形成装置における発光素子と受
光素子の配置構成を示す図である。
【図6】図1に示す画像形成装置におけるCCD出力信
号処理回路の構成を示すブロック図である。
【図7】図1に示す画像形成装置におけるCCD出力信
号処理回路の信号処理のタイミングを示すタイミングチ
ャートである。
【図8】図1に示す画像形成装置におけるCCD出力信
号処理回路の実際の信号の様子を示す図である。
【図9】図1に示す画像形成装置におけるCCD出力信
号処理回路の実際の信号の様子を示す図である。
【図10】図1に示す画像形成装置における原稿画像と
原稿の紙質の違いによる原稿反射率及び透過率の測定結
果を纏めた表である。
【図11】図1に示す画像形成装置における原稿画像と
原稿の紙質の違いによる原稿反射率及び透過率の測定結
果を纏めた表である。
【図12】図1に示す画像形成装置における原稿画像濃
度と受光素子の受光量との関係を示す図である。
【図13】図1に示す画像形成装置における原稿露光ラ
ンプの光量を変化させたときのCCD出力範囲を示す図
である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置における透過率/反射率測定用センサを用いない場合
の原理図である。
【図15】透過光の影響による画像写りの様子を示す図
である。
【図16】透過光の影響による画像写りの様子を示す図
である。
【符号の説明】
100 原稿給送装置 101 原稿載置部 102 給紙ローラ 103 搬送ガイド 104 搬送ベルト 105 排紙ローラ 200 画像読取装置 201a 原稿露光ランプ 201b 原稿露光ランプ 202 反射ミラー 203 反射ミラー 204 反射ミラー 205 第1の画像読取部(CCDユニット) 206 第2の画像読取部(CCDユニット) 207 原稿ガラス台 210 透過性測定ユニット 300 画像再生装置 301 光走査装置 302 反射ミラー 303 反射ミラー 304 帯電器 305 感光ドラム 306 現像器 307 転写分離器 308 紙カセット 309 紙カセット 310 給紙ローラ 311 搬送ローラ 312 レジストローラ 313 給紙ローラ 314 搬送ローラ 315 搬送ベルト 316 定着器 317 定着排紙ローラ 318 排紙ローラ 319 搬送ローラ 320 反転ローラ 321 反転パス 322 両面パス 323 ローラ 324 ローラ 325 クリーナ部 400 コントローラ部 401 CPU(中央演算処理装置) 402 バスドライバー回路/アドレスデコーダ 403 ROM(リードオンリーメモリ:読み取り専
用記憶装置) 404 RAM(ランダムアクセスメモリ:読み取り
書き込み記憶装置) 405 画像データ用のハードディスク(HD) 406 I/Oポート 407 画像処理部 501 操作パネル 502 モータ類 503 クラッチ類 504 ソレノイド類 505 紙検出センサ類 506 トナーセンサ 507 スイッチ類 508 高圧ユニット 509 ビーム検出センサ 510 レーザーユニット 601 シェーディング回路 602 変倍回路 603 エッジ強調回路 604 γ変換回路 605 二値化処理回路 606 合成回路606 607 画像用メモリ 608 メモリ制御部 609 PWM回路 P1 発光素子 P2 発光素子 R1 受光素子(反射率センサ) R2 受光素子(反射率センサ) S1 受光素子(透過率センサ) S2 受光素子(透過率センサ) 701 アッテネータ回路(ATTN) 702 アッテネータ回路(ATTN)、サンプルホ
ールド回路(S/H) 703 サンプルホールド回路(S/H) 704 サンプルホールド回路(S/H) 705 セレクタ 706 セレクタ 707 電圧制御アンプ(VCA) 708 アンプ 709 A/Dコンバータ 710 D/Aコンバータ 711 アンプ711
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 460 H04N 1/40 101B H04N 1/407 Fターム(参考) 2H027 DB01 DB02 EA02 EB03 EC06 EC20 FA12 2H076 AA04 AA46 AA58 BB08 BB10 DA17 5B047 AA01 BA01 BB02 BC11 CB11 DA01 DA03 5C072 AA01 BA20 CA14 EA05 LA18 RA01 RA20 UA01 UA05 WA02 XA01 5C077 LL04 MM03 MM22 PP05 PQ03

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の第1の読み取り面及び第2の読み
    取り面を略同時に露光走査して前記各読み取り面の反射
    光をそれぞれ光電変換して前記原稿の両読み取り面の画
    像を読み取る画像読取工程と、 前記原稿の透過性に応じて画像読み取りの場合の露光量
    を制御すると共に、前記露光量に応じて読み取った画像
    の濃度調整を行なう画像濃度調整工程とを有することを
    特徴とする画像読取方法。
  2. 【請求項2】 前記原稿の透過性に応じて、少なくとも
    第1の読取モードと第2の読取モードを有し、該複数の
    読取モードの中から読取モードを選択する選択工程を更
    に有し、 前記画像濃度調整工程では、前記第1の読取モードに対
    して、前記第2の読取モードでの前記第1の読み取り面
    への露光量を少なくするように制御すると共に、前記第
    1の読取モードに対して、前記第2の読取モードでの前
    記第1の面の読み取った画像データの増幅率を大きくす
    るように制御することを特徴とする請求項1に記載の画
    像読取方法。
  3. 【請求項3】 前記画像濃度調整工程では、第2の読み
    取り面に対して第1の読み取り面への露光量を少なくす
    るように制御すると共に、第1の面の読み取った画像デ
    ータを第2の面の読み取った画像データの増幅率に対し
    て高くするように制御することを特徴とする請求項1に
    記載の画像読取方法。
  4. 【請求項4】 前記原稿の透過性を測定する透過性測定
    工程を更に有し、 前記透過性測定工程では、前記原稿の透過率及び反射率
    を測定することを特徴する請求項1乃至3のいずれかに
    記載の画像読取方法。
  5. 【請求項5】 前記透過性測定工程は、前記原稿の両読
    み取り面の画像読み取り時における前記第1の読み取り
    面側に配置された発光素子と第1の受光素子及び前記第
    2の読み取り面側に配置された第2の受光素子とを用い
    て測定し、前記発光素子と前記第1の受光素子と前記第
    2の受光素子は、前記発光素子から出射した光が前記第
    1の読み取り面に反射して前記第1の受光素子に入射し
    且つその入射した光が前記第1の読み取り面を透過して
    前記第2の受光素子に入射するように配置されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載の画像読取方法。
  6. 【請求項6】 前記透過性測定工程は、前記原稿の両読
    み取り面の画像読み取りを行なう前に、前記原稿の一方
    の読み取り面のみを露光するプリスキャン動作を行な
    い、前記原稿の各読み取り面での読み取り光量から演算
    して測定することを特徴とする請求項4に記載の画像読
    取方法。
  7. 【請求項7】 原稿の第1の読み取り面及び第2の読み
    取り面を略同時に露光する露光手段と、 前記露光手段による露光走査で前記各読み取り面の反射
    光をそれぞれ光電変換して前記原稿の両読み取り面の画
    像を読み取る画像読取手段と、 前記原稿の透過性に応じて画像読み取り時の露光量を制
    御すると共に前記露光量に応じて読み取った画像の濃度
    調整を行なう画像濃度調整手段とを有することを特徴と
    する画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記原稿の透過性に応じて、少なくとも
    第1の読取モードと第2の読取モードを有し、該複数の
    読取モードの中から読取モードを選択する選択手段を更
    に有し、 前記画像濃度調整手段は、前記第1の読取モードに対し
    て、前記第2の読取モードでの前記第1の読み取り面へ
    の露光量を少なくするように制御すると共に、前記第1
    の読取モードに対して、前記第2の読取モードでの前記
    第1の面の読み取った画像データの増幅率を大きくする
    ように制御することを特徴とする請求項7に記載の画像
    読取装置。
  9. 【請求項9】 前記画像濃度調整手段は、第2の読み取
    り面に対して第1の読み取り面への露光量を少なくする
    ように制御すると共に、第1の面の読み取った画像デー
    タを第2の面の読み取った画像データの増幅率に対して
    高くするように制御することを特徴とする請求項7に記
    載の画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記原稿の透過性を測定する透過性測
    定手段を更に有し、前記透過性測定手段は、前記原稿の
    透過率及び反射率を測定することを特徴する請求項7乃
    至9のいずれかに記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記透過性測定手段は、前記原稿の両
    読み取り面の画像読み取り時における前記第1の読み取
    り面側に配置された発光素子と第1の受光素子及び前記
    第2の読み取り面側に配置された第2の受光素子とから
    成り、前記発光素子と前記第1の受光素子と前記第2の
    受光素子は、前記発光素子から出射した光が前記第1の
    読み取り面に反射して前記第1の受光素子に入射し且つ
    その入射した光が前記第1の読み取り面を透過して前記
    第2の受光素子に入射するように配置されていることを
    特徴とする請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記透過性測定手段は、前記原稿の両
    読み取り面の画像読み取りを行なう前に、前記原稿の一
    方の読み取り面のみを露光するプリスキャン動作を行な
    い、前記原稿の各読み取り面での読み取り光量から演算
    して測定することを特徴とする請求項10に記載の画像
    読取装置。
  13. 【請求項13】 原稿の第1の読み取り面及び第2の読
    み取り面を略同時に露光走査して前記各読み取り面の反
    射光をそれぞれ光電変換して前記原稿の両読み取り面の
    画像を読み取る画像読取装置を制御するための制御モジ
    ュールと、 前記原稿の透過性に応じて画像読み取りの場合の露光量
    を制御すると共に前記露光量に応じて読み取った画像の
    濃度調整を行なう画像濃度調整モジュールとを有するプ
    ログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
  14. 【請求項14】 前記原稿の透過性に応じて、少なくと
    も第1の読取モードと第2の読取モードを有し、該複数
    の読取モードの中から読取モードを選択する選択モジュ
    ールを更に有し、 前記画像濃度調整モジュールでは、前記第1の読取モー
    ドに対して、前記第2の読取モードでの前記第1の読み
    取り面への露光量を少なくするように制御すると共に、
    前記第1の読取モードに対して、前記第2の読取モード
    での前記第1の面の読み取った画像データの増幅率を大
    きくするように制御することを特徴とする請求項13に
    記載の記憶媒体。
  15. 【請求項15】 前記画像濃度調整モジュールでは、第
    2の読み取り面に対して第1の読み取り面への露光量を
    少なくするように制御すると共に、第1の面の読み取っ
    た画像データを第2の面の読み取った画像データの増幅
    率に対して高くするように制御することを特徴とする請
    求項13に記載の記憶媒体。
  16. 【請求項16】 前記原稿の透過性を測定する透過性測
    定モジュールを更に有し、 前記透過性測定モジュールでは、前記原稿の透過率及び
    反射率を測定することを特徴する請求項13乃至15の
    いずれかに記載の記憶媒体。
  17. 【請求項17】 前記透過性測定モジュールでは、前記
    原稿の両読み取り面の画像読み取り時における前記第1
    の読み取り面側に配置された発光素子と第1の受光素子
    及び前記第2の読み取り面側に配置された第2の受光素
    子とにより測定し、前記発光素子と前記第1の受光素子
    と前記第2の受光素子は、前記発光素子から出射した光
    が前記第1の読み取り面に反射して前記第1の受光素子
    に入射し且つその入射した光が前記第1の読み取り面を
    透過して前記第2の受光素子に入射するように配置され
    ていることを特徴とする請求項16に記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記透過性測定モジュールでは、前記
    原稿の両読み取り面の画像読み取りを行なう前に、前記
    原稿の一方の読み取り面のみを露光するプリスキャン動
    作を行ない、前記原稿の各読み取り面での読み取り光量
    から演算して測定することを特徴とする請求項16に記
    載の記憶媒体。
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