JP2002084404A - 両面原稿読取装置 - Google Patents

両面原稿読取装置

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JP2002084404A
JP2002084404A JP2000275253A JP2000275253A JP2002084404A JP 2002084404 A JP2002084404 A JP 2002084404A JP 2000275253 A JP2000275253 A JP 2000275253A JP 2000275253 A JP2000275253 A JP 2000275253A JP 2002084404 A JP2002084404 A JP 2002084404A
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JP2000275253A
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Toshiyuki Natori
敏幸 名取
Masao Miyaza
政雄 宮座
Hitoshi Asada
均 浅田
Toshio Tanoue
寿雄 田野上
Masanori Nakazawa
昌典 中澤
Shinichi Yamazaki
眞一 山崎
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】他方の読取手段が読み取った白基準データに基
づいて、一方の読取手段と白書基準板との間に位置する
透光性部材の汚損状態を検出し、一方の読取手段が透光
性部材を通して読み取った白基準データを透光性部材の
汚損状態の検出結果によって補正しシェーディング補正
を正確に行う。 【解決手段】第1走査ユニット11aを白色基準板31
に対向させて表面読取部10により白色基準板31から
読み取ったデータDA1を初期値DA0との関係に対応
する補正係数α、第1走査ユニット11aをコンタクト
ガラス30の下面における白色基準板32が貼付されて
いない部分に対向させて表面読取部10により白色基準
シートから読み取ったデータDC1、及び、その初期値
DC0に対応する補正係数βを読み出す。補正係数βを
用いてデータDA1を補正して表面読取部10について
の白基準データDAとし、補正係数βを用いてデータD
B1を補正して裏面読取部20についての白基準データ
DBとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディジタル複写
機、ファクシミリ装置又はスキャナ装置等に用いられ、
原稿の表裏両面から画像を読み取る両面原稿読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル複写機やファクシミリ装置等
に用いられる原稿読取装置として、原稿搬送路における
原稿の表裏面のそれぞれに対向する位置にCCD(Char
ge Coupled Device:電荷結合素子)やCIS(Contact
Image Sensor: 密着型イメージセンサ)等の読取素子を
配置し、各読取素子を介して原稿搬送路中に原稿を一回
搬送する間に原稿の表裏面のそれぞれから画像を読み取
る2つの読取手段を備えた両面原稿読取装置がある。
【0003】一般に、原稿読取装置においては、読取対
象である原稿画像の濃淡や露光部品の劣化及び汚損によ
る読取画像の品質の低下を防止するために、シェーディ
ング補正が行われる。このシェーディング補正は、読取
手段による読取範囲内に配置された白色基準部材から原
稿画像の読取開始前に読取手段によって白基準データを
読み取らせ、この白基準データに基づくシェーディング
補正において読取手段が原稿から読み取った画像データ
における読取手段の特性の影響を補正する。各原稿につ
いての読取動作毎にシェーディング補正を行うことによ
り、経時変化を生じた読取手段についても特性を補正す
ることができる。
【0004】このため、両面原稿読取装置では、一方の
読取手段によるシェーディング補正用の白基準データの
読取光路と他方の読取手段による原稿の画像データの読
取光路とを共通の透光性部材を経由して構成している。
例えば、上面に原稿が配置されるコンタクトガラス等の
透光性部材の下面の一部に白色基準板を貼付し、一方の
読取手段によって透光性部材を通して白色基準板から白
基準データを読み取らせ、一方の読取手段が読み取った
白基準データに基づいて一方の読取手段が原稿から読み
取った画像データに対するシェーディング補正を行う。
また、他方の読取手段については、例えば、別の白色基
準板から読み取った白基準データに基づいて原稿から読
み取った画像データに対するシェーディング補正を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、両面原
稿読取装置において、白色基準板自体、又は、白色基準
板と同時に読み取られる透光性部材(コンタクトガラス
等)が汚損した場合には、一方の読取手段によって白基
準データを正確に読み取ることができなくなる。特に、
原稿の裏面用の読取手段として固定式のCISを用いた
両面原稿読取装置では、下面に白色基準板を貼付したコ
ンタクトガラスの上面が原稿搬送路に露出しており、原
稿搬送路中を通過する原稿との接触によってコンタクト
ガラスの上面が汚損する。このため、一方の読取手段が
コンタクトガラスを通して白色基準板から読み取った白
基準データにはコンタクトガラスの汚損の情報が含ま
れ、一方の読取手段が原稿から読み取った画像データに
ついてのシェーディング補正を正確に行うことができな
くなる問題がある。
【0006】また、この問題を解決するために、白色基
準板を原稿搬送路の外部等の原稿による汚損の影響を受
けない位置に配置し、この位置に読取手段を移動させて
白基準データの読取を行うこととすると、読取手段を移
動させるための機構が必要となり、装置の構成が複雑化
する。
【0007】この発明の目的は、原稿の表裏面の画像を
読み取る2つの読取手段のうち、他方の読取手段が読み
取った白基準データに基づいて、一方の読取手段と白書
基準板との間に位置する透光性部材の汚損状態を検出
し、一方の読取手段が透光性部材を通して読み取った白
基準データを透光性部材の汚損状態の検出結果によって
補正することにより、装置の構成を複雑化することな
く、一方の読取手段が原稿から読み取った画像データに
対するシェーディング補正を正確に行うことができる両
面原稿読取装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0009】(1) 原稿の表面及び裏面のそれぞれに対向
する第1及び第2の読取手段を備え、第1の読取手段に
よる原稿の画像データの読取光路と第2の読取手段によ
るシェーディング補正用の白基準データの読取光路とを
共通の透光性部材を経由して構成し、各読取手段が原稿
の表裏面から読み取った画像データのそれぞれに対して
個別の白基準データに基づいてシェーディング補正を施
す制御部を備えた両面原稿読取装置において、前記制御
部は、一方の読取手段が透光性部材を通して読み取った
白基準データについて、他方の読取手段が透光性部材を
通して基準部材から読み取った基準データの初期値との
比較結果に基づく補正処理を行うことを特徴とする。
【0010】この構成においては、他方の読取手段が透
光性部材を通して基準部材から読み取った基準データを
その初期値と比較し、一方の読取手段の白基準データが
補正される。透光性部材に汚損等の経時変化を生じてい
る場合、透光性部材を通して一方の読取手段が読み取る
白基準データには誤差を生じるが、透光性部材の汚損等
の経時変化は、他方の読取手段が透光性部材を通して読
み取った基準データとその初期値との間の差異として現
れる。したがって、一方の読取手段による白基準データ
の読取結果が透光性部材の経時変化に基づいて補正さ
れ、一方の読取手段が読み取った画像データに対するシ
ェーディング補正が透光性部材の経時変化の影響を含ま
ない適正な白基準データに基づいて正確に行われる。
【0011】(2) 前記基準部材は、他方の読取手段によ
る基準データの読取結果に経時変化を与えない部材であ
ることを特徴とする。
【0012】この構成においては、他方の読取手段が透
光性部材を介して基準部材から読み取った基準データの
初期値と現在値との差異に、基準部材の経時変化の影響
が含まれることがない。したがって、他方の読取手段が
読み取った基準データの初期値と現在値との差には専ら
透光性部材の経時変化の影響のみが現れ、基準データの
初期値と現在値とを比較することによって透光性部材の
経時変化の状態が正確に求められる。
【0013】(3) (2) の構成において、前記基準部材を
他方の読取手段に透光性部材を挟んで対向するLEDと
することができる。
【0014】この構成によれば、光量に経時変化を生じ
ないLEDの光の読取データを基準データとして用いる
ことができ、基準データの初期値と現在値との差から透
光性部材の経時変化を簡単な構成で正確に求めることが
できる。
【0015】(4) (3) の構成において、基準データの読
取時に他方の読取手段が有する光源を非点灯とすること
ができる。
【0016】この構成によれば、他方の読取手段が読み
取った基準データに他方の読取手段の経時変化の影響が
含まれることがなく、基準データの初期値と現在値との
比較結果をそのまま一方の読取手段の白基準データの補
正処理に用いることができる。
【0017】(5) 前記読取手段は、基準データの読取時
にのみ透光性部材上に配置される基準部材から透光性部
材を通して基準データを読み取ることを特徴とする。
【0018】この構成においては、基準データの読取時
にのみ透光性部材上に配置された基準部材から透光性部
材を通して他方の読取手段が読み取った基準データに基
づいて、一方の読取手段の白基準データの補正処理が行
われる。したがって、基準部材は通常の原稿読取時に使
用されないために汚損等の経時変化を考慮する必要がな
く、この基準部材から読み取られた基準データの初期値
と現在値とを比較することによって透光性部材の経時変
化の状態が正確に求められ、一方の読取手段の白基準デ
ータの補正処理が的確に行われる。
【0019】(6) (5) の構成において、前記基準部材
は、原稿の画像データの読取時に原稿を搬送する搬送手
段によって搬送される基準シートとすることができる。
【0020】この構成によれば、基準データの読取時に
透光性部材上に基準部材を配置させる作業を原稿の搬送
手段を用いて容易に行うことができる。
【0021】(7) 前記前記読取手段は、透光性部材を含
む原稿の画像データの読取光路中において原稿に接触し
ない位置に配置された基準部材から基準データを読み取
ることを特徴とする。
【0022】この構成においては、原稿の画像データの
読取光路中において原稿に接触しない位置に配置された
基準部材から透光性部材を通して他方の読取手段が読み
取った基準データに基づいて、一方の読取手段の白基準
データの補正処理が行われる。したがって、基準部材は
通常の原稿読取時に原稿との接触による汚損等の経時変
化を生じることがなく、この基準部材から読み取られた
基準データの初期値と現在値とを比較することによって
透光性部材の経時変化の状態が正確に求められ、一方の
読取手段の白基準データの補正処理が的確に行われる。
【0023】(8) (1) 〜(7) の構成において、前記基準
部材は、読取手段による読取面が白色である白色基準部
材とすることができる。
【0024】この構成によれば、他方の読取手段が白色
基準部材から読み取った他方の読取手段の白基準データ
を用いて透光性部材の経時変化の状態を求めることがで
き、白基準データとは別に透光性部材の経時変化の状態
を求めるためのみに用いる基準データを読み取る作業を
不要にして白基準データの補正処理を簡略化することが
できる。
【0025】(9) 前記制御部は、第1の読取手段が読み
取った基準データを第1の読取手段の経時変化に基づい
て補正した後に、第2の読取手段の白基準データに対す
る補正処理を行うことを特徴とする。
【0026】この構成においては、第1の読取手段の経
時変化に基づいて補正した後の基準データの現在値とそ
の初期値との比較結果に基づいて、第2の読取手段の白
基準データが補正される。したがって、基準データを読
み取る第1の読取手段の読取結果が経時変化を生じる場
合でも、その経時変化の影響を含まない基準データに基
づいて第2の白基準データの補正処理が正確に行われ
る。
【0027】(10)前記第1の読取手段又は第2の読取手
段の一方又は両方は、読取結果に経時変化を生じない光
源を備えたことを特徴とする。
【0028】この構成においては、一方の読取手段が読
み取った白基準データ、又は、他方の読取手段が読み取
った基準データに、各読取手段の経時変化の影響が含ま
れることがない。したがって、一方の読取手段の白基準
データの補正処理を行う際に白基準データ又は基準デー
タから経時変化の影響を除く処理を行う必要がなく、作
業がより簡略化される。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態に係
る両面原稿読取装置の構成を示す概略図である。また、
図2は、上記両面原稿読取装置の要部の構成を詳細に示
す図である。両面原稿読取装置1は、本体1aの上面に
カバー1bを開閉自在にして備えている。本体1aの上
面には、ともに硬質透明ガラス体のコンタクトガラス3
0及びテーブルガラス33が配置されている。コンタク
トガラス30は、この発明の透光性部材である。本体1
aの内部には、第1走査ユニット11a及び第2走査ユ
ニット11bがコンタクトガラス30及びテーブルガラ
ス33の下面において水平方向に往復移動自在に備えら
れているとともに、読取素子101及び結像レンズ10
2を含む表面読取部10が取り付けられている。これら
第1走査ユニット11a及び第2走査ユニット11b、
並びに、表面読取部10がこの発明の第1の読取手段に
相当する。また、本体1aの一方の側面には、画像読取
処理の終了後に排出された原稿を収納する排出トレイ1
cが装着されている。
【0030】図2に示すように、テーブルガラス33の
下面においてコンタクトガラス30に近接した側の一端
部には、白色基準板31が貼付されている。コンタクト
ガラス30の下面においてテーブルガラス33に近接し
ない他端側には、白色基準板32が貼付されている。第
1走査ユニット11aは、リフレクタ110、光源ラン
プ111及びミラー112を搭載している。第2走査ユ
ニット11bは、ミラー113及び114を搭載してい
る。
【0031】カバー1bの上面には画像を読み取るべき
原稿を収納する原稿トレイ1dが形成されており、カバ
ー1bの内部には原稿搬送機構1e及び裏面読取部20
が備えられている。図2に示すように、原稿搬送機構1
eは、給紙ローラ501、給送ローラ502、整合ロー
ラ503、搬送ローラ504及び排出ローラ505等に
よって構成されており、原稿トレイ1dから裏面読取部
20とコンタクトガラス30との間を経由して排紙トレ
イ1cに至る原稿搬送路1fを形成している。裏面読取
部20は、この発明の第2の読取手段に相当し、読取素
子(CCDラインセンサ)201、セルフォックレンズ
アレイ202及び光源(LEDアレイ)202,203
を備えている。
【0032】上記の構成により、両面原稿読取装置1
は、カバー1bの開閉操作によってテーブルガラス33
上に手動載置された原稿の表面(テーブルガラス33の
上面に接する面)の画像を読み取る場合には、テーブル
ガラス33の下面において第1走査ユニット11aを速
度vで移動させるとともに、第2走査ユニット11bを
速度v/2で移動させる。これにより、光源ランプ11
1の光によって原稿の表面の全面を露光走査し、その反
射光をミラー112〜114を介して表面読取部10に
配光する。表面読取部10は、原稿の表面からの反射光
を結像レンズ102によって読取素子101の受光面に
結像させ、読取素子101の受光量に応じた受光信号を
原稿の表面の画像信号として出力する。
【0033】また、両面原稿読取装置1は、原稿トレイ
1dにセットされた原稿の表面(原稿トレイ1dの底面
に接する面)の画像を読み取る場合には、第1走査ユニ
ット11aをコンタクトガラス30の下方に位置させた
状態で、原稿搬送機構1eを動作させて原稿トレイ1d
内の原稿を1枚ずつ原稿搬送路1f内に導く。これによ
り、原稿がコンタクトガラス30上を通過する間に、原
稿の表面の全面を光源ランプ111の光によって相対的
に露光走査し、その反射光をミラー112〜114を介
して表面読取部10に配光する。表面読取部10は、原
稿の表面からの反射光を結像レンズ102によって読取
素子101の受光面に結像させ、受光量に応じた読取素
子101の受光信号を原稿の表面の画像信号として出力
する。
【0034】さらに、両面原稿読取装置1は、原稿トレ
イ1dにセットされた原稿の表裏両面の画像を読み取る
場合には、第1走査ユニット11aをコンタクトガラス
30の下方に位置させた状態で、原稿搬送機構1eを動
作させて原稿トレイ1d内の原稿を1枚ずつ原稿搬送路
1f内に導く。これにより、原稿がコンタクトガラス3
0上を通過する間に、原稿の表面の全面を光源ランプ1
11の光によって相対的に露光走査するとともに、原稿
の裏面の全面を光源202,203の光によって相対的
に露光走査する。原稿の表面における反射光は、上述の
ように、ミラー112〜114を介して表面読取部10
に配光され、表面読取部10は受光量に応じた読取素子
101の受光信号を原稿の表面の画像信号として出力す
る。一方、原稿の裏面における反射光は読取素子201
によって受光され、裏面読取部20は受光量に応じた読
取素子201の受光信号を原稿の裏面の画像信号として
出力する。
【0035】次に、原稿トレイ1dにセットされた原稿
の表裏両面の画像を読み取る両面読取モード時における
画像信号の処理動作について以下に説明する。図3は、
上記両面原稿読取装置の制御部の構成を示すブロック図
である。両面原稿読取装置1における両面読取モード時
に、表面読取部10の読取素子101及び裏面読取部2
0の読取素子201から出力された画像信号は、画像処
理部83に送られて所定の画像処理を施された後にシス
テムバスを介して1ページ毎に区別されて画像メモリ8
1に記憶される。画像処理部83は、アナログ信号処理
部830,831、セレクタ832、A/D変換器83
3、シェーディング補正部834、フィルタ処理部83
5及び濃度変換部836を備えている。これら画像処理
部83の各要素は、読取制御部82によって制御され
る。
【0036】アナログ信号処理部830及びアナログ信
号処理部831は、それぞれ、読取素子101及び読取
素子201から出力された画像信号に、レベル変換処
理、サンプルホールド処理及び信号増幅処理を施してセ
レクタ832に出力する。このように、アナログ信号処
理部830及びアナログ信号処理部831は、画像信号
に対して同一の処理を実行するものである。しかし、表
面読取部10と裏面読取部20とでは光源光量、光電変
換効率及び出力信号レベル等が異なり、表面読取部10
の読取素子101から出力された画像信号と裏面読取部
20の読取素子201から出力された画像信号とを同一
の回路で処理することはできない。このため、読取素子
101及び読取素子201のそれぞれに専用のアナログ
信号処理部830及びアナログ信号処理部831を個別
に設けている。
【0037】セレクタ832は、アナログ信号処理部8
30から出力された画像信号とアナログ信号処理部83
1から出力された画像信号とのいずれかを選択してA/
D変換部833に供給する。セレクタ832は、表面読
取部10において原稿の表面から画像を読み取っている
間においてアナログ信号処理部830から出力された画
像信号を選択してA/D変換部833に供給し、裏面読
取部20において原稿の裏面から画像を読み取っている
間においてアナログ信号処理部831から出力された画
像信号を選択してA/D変換部833に供給する。
【0038】A/D変換部833は、セレクタ832か
ら供給された画像信号をディジタルデータに変換し、量
子化した画像データをシェーディング補正部834に入
力する。
【0039】シェーディング補正部834は、A/D変
換部833から入力された画像データに対して黒再生処
理及び白再生処理を施してフィルタ処理部835に出力
する。この黒再生処理とは、読取素子101又は読取素
子201の暗示出力をサンプリングして記憶し、画像読
取時における画像データから減算することによって暗示
出力の影響を排除する処理である。また、白再生処理と
は、反射率の均一な白色基準板31,32を読み取った
時の画素毎の画像信号に基づいて原稿読取時の画像信号
を各画素毎に正規化し、光量ムラや光学部品の影響及び
読取素子101,201の画素感度のバラツキを補正す
る処理である。
【0040】ここで白色基準板31,32が汚損してい
る場合には、白再生処理の基準となる白基準データを正
確に読み取ることができず、白再生処理を適正に行うこ
とができない。このため、白色基準板31,32の汚損
状態を検出し、この検出結果に基づいて画像データを補
正する必要がある。このため、この発明の実施形態に係
る両面原稿読取装置1では、白色基準板31,32の汚
損状態を数値化し、この汚損状態に基づいて予めフラッ
シュROMに記憶しているルックアップテーブルから読
み出した補正係数により、白色基準板31,32の読取
データ(白基準データ)を補正する。この補正処理につ
いては後述する。
【0041】フィルタ処理部835は、シェーディング
補正部834から入力された画像データに空間フィルタ
リング処理等のフィルタ処理を施し、高周波成分を強調
して画像のぼけを修正した状態で濃度変換部836に出
力する。このフィルタ処理におけるフィルタ特性を決定
する係数は、読取制御部82から予め設定されている。
【0042】濃度変換部836は、フィルタ処理部83
5から入力された画像データを予め記憶しているルック
アップテーブルを参照して所定の濃度データに変換され
る。この濃度データが画像メモリ81に格納される。
【0043】なお、読取制御部82は、図外の操作部か
ら入力される操作データに基づいて、両面読取モード又
は片面読取モードのいずれのモードが選択されているか
を判断し、この結果に基づいて両面原稿読取装置1内に
設けられているランプ、モータ、クラッチ及びソレノイ
ド等の負荷機器に対する駆動データを出力し、原稿搬送
機構1e、走査ユニット11a,11b、表面読取部1
0及び裏面読取部20に所定の動作を行わせる。また、
読取制御部82は、システムバスを介してディジタル複
写機の画像形成部やレーザプリンタ等の画像形成装置の
制御部との間でデータの送受信を行い、データ出力命令
に基づいて画像メモリ81内に格納している画像データ
を外部の制御部に送信する。
【0044】上記の処理において、シェーディング補正
は最も重要な処理であり、白再生処理の基準となる白色
基準板31,32の読取データが正確でなければ、最終
的な画像形成状態が劣化する。このため、上述のよう
に、白色基準板31,32の汚損状態に応じて白色基準
板31,32の読取データを補正する必要がある。ここ
で、裏面読取部20の読取素子201が読み取るべき白
色基準板32は、コンタクトガラス30の下面に貼付さ
れている。したがって、コンタクトガラス30の下面に
接している白色基準板32の上面は汚損することがな
い。
【0045】しかし、原稿搬送路1fに露出するコンタ
クトガラス30の上面は、原稿搬送路1f中を搬送され
る原稿の表面が摺接し、また、カバー1bの開放時に操
作者の手指が接触する場合があり、これらによって汚損
し易い。読取素子201はこのように汚損し易いコンタ
クトガラス30を通して白色基準板32を読み取るた
め、読取素子201の白色基準板32の読取データには
コンタクトガラス30の汚損情報が含まれ得る。したが
って、白色基準板32の読取データである白基準データ
は、コンタクトガラス30の汚損状態の検出結果に基づ
いて補正する必要がある。
【0046】図4は、上記両面原稿読取装置における両
面読取モードのシェーディング補正についての白基準デ
ータの補正時の処理手順の第1の例を示すフローチャー
トである。両面原稿読取装置1は、工場出荷時に表面読
取部10による白色基準板31の読取データDA0、裏
面読取部20による白色基準板32の読取データDB
0、及び、表面読取部10によるコンタクトガラス30
上に載置された白色基準シート(この発明の基準部材で
ある。)の読取データ(この発明の基準データであ
る。)DC0を、補正係数αのルックアップテーブルT
1、及び、補正係数βのルックアップテーブルT2とと
もにフラッシュROM60に記憶しておく。
【0047】なお、読取データDA0,DB0及びDC
0は、各データの初期値である。ルックアップテーブル
T1は、表面読取部10による白色基準板31について
の工場出荷時の読取データDA0とシェーディング補正
時の読取データDA1との関係に応じた補正係数αを記
憶したものであり、補正係数αは走査ユニット11a,
11b及び表面読取部10の経時変化(主に光源ランプ
111の光量の経時変化による。)の程度を表す係数で
ある。
【0048】また、ルックアップテーブルT2は、表面
読取部10による白色基準シートについての工場出荷時
の読取データDC0及びシェーディング補正時の読取デ
ータDC1、並びに、補正係数αの関係に応じた補正係
数βを記憶したものであり、補正係数βはコンタクトガ
ラス30の汚損の程度を表す係数である。
【0049】さらに、シェーディング補正の開始にあた
って、操作者は、所定の白色基準シートを原稿トレイ1
dにセットしておく。
【0050】両面原稿読取装置1の読取制御部82は、
シェーディング補正時に、第1走査ユニット11aを白
色基準板31に対向させ、表面読取部10により白色基
準板31を読み取り、読取データDA1として記憶する
(s1)。次いで、読取制御部82は、原稿トレイ1d
に収納されている白色基準シートをコンタクトガラス3
0の上面における白色基準板32に対向しない位置まで
搬送するとともに、第1走査ユニット11aをコンタク
トガラス30の下面における白色基準板32が貼付され
ていない部分に対向させ、表面読取部10により白色基
準シートを読み取り、読取データDC1として記憶する
(s2)。さらに、読取制御部82は、裏面読取部20
により白色基準板32を読み取り、読取データDB1と
して記憶する(s3)。
【0051】この後、読取制御部82は、ルックアップ
テーブルT1を参照して読取データDA1と読取データ
DA0との関係に対応する補正係数αを読み出し(s
4)、ルックアップテーブルT2を参照して読取データ
DC1、読取データDC0及び補正係数αの関係に対応
する補正係数βを読み出す(s5)。読取制御部82
は、補正係数βを用いて読取データDA1を補正し、こ
の結果を表面読取部10についての白基準データDAと
して記憶する(s6)。また、読取制御部82は、補正
係数βを用いて読取データDB1を補正し、この結果を
裏面読取部20についての白基準データDBとして記憶
する(s7)。
【0052】読取制御部82は、両面読取モードの読取
処理時に読み取った画像データについて、補正後の白基
準データDA,DBを用いて、所定のシェーディング補
正を施す。
【0053】以上の処理により、読取制御部82は、表
面読取部10における経時変化を考慮してコンタクトガ
ラス30の汚損状態を検出し、検出したコンタクトガラ
ス30の汚損状態を考慮して裏面読取部20についての
白基準データDBを算出する。したがって、使用によっ
て汚損されるコンタクトガラス30を通して裏面読取部
20が読み取った白色基準板32の読取データDB1か
らコンタクトガラス30の汚損の影響を確実に排除して
正確な白基準データDBを求めることができ、裏面読取
部20が原稿の裏面から読み取った画像データに対する
シェーディング補正を的確に行うことができる。
【0054】また、検出したコンタクトガラス30の汚
損状態を考慮して表面読取部10についての白基準デー
タDAを算出する。コンタクトガラス30の汚損状態
は、表面読取部10の経時変化を考慮して検出したもの
である。したがって、表面読取部10の経時変化の影
響、及び、コンタクトガラス30の汚損の影響を確実に
排除して正確な白基準データDAを求めることができ、
使用によって汚損されるコンタクトガラス30を通して
表面読取部10が原稿の表面から読み取った画像データ
に対するシェーディング補正を的確に行うことができ
る。
【0055】なお、この例では、シェーディング補正用
の白基準データの補正時に、操作者が所定の白色基準シ
ートを原稿トレイ1dにセットする必要があり、作業が
煩雑化するだけでなく、その保管及び管理が必要にな
る。そこで、図5に示すように、コンタクトガラス30
の上面に対向する位置における搬送路1fの上側面で搬
送中の原稿の裏面に当接しない位置に露出した白色板4
1を備え、表面読取部10による白色板41の読取デー
タを、上記の読取データDC0及びDC1とする。これ
によって、白基準データの補正処理時に白色基準シート
を準備する必要がなく、作業性が向上するとともに、保
管及び管理が不要になる。
【0056】また、図6に示すように、コンタクトガラ
ス30の上面において白色基準板32に対向しない範囲
で原稿搬送路1fの上側面に露出した白色光源40を備
え、工場出荷時及びシェーディング補正時に、第1走査
ユニット11aを白色光源40に対向する位置に移動さ
せ、光源ランプ111を点灯せずに表面読取部10によ
りコンタクトガラス30を通して白色光源40の光を読
み取る。この表面読取部10による白色光源40の光に
ついての工場出荷時の読取データDF0、及び、シェー
ディング補正時の読取データDF1に基づいて、コンタ
クトガラス30の汚損状態を検出することもできる。
【0057】このように、光源ランプ111を非点灯に
した状態で、原稿に当接することがないとともに光量の
経時変化を無視できるLEDからなる白色光源40の光
についての読取データによってコンタクトガラス30の
汚損状態を検出することにより、検出結果において表面
読取部10の経時変化を無視することができる。したが
って、白基準データの補正処理時に白色基準シートを準
備する必要がないことによる作業性の向上等の効果に加
えて、白基準データの補正に使用する補正係数βを表面
読取部10の経時変化を考慮することなく決定できるこ
とから、白基準データの補正時の処理手順を簡略化でき
る効果が得られる。
【0058】さらに、光量の経時変化を無視できるLE
Dを光源とするCISによって表面読取部10を構成す
ることにより、コンタクトガラス30の汚損状態の検出
結果だけでなく、表面読取部10についての白基準デー
タDAの補正処理においても表面読取部10の経時変化
を考慮する必要がなく、白基準データの補正時の処理手
順をさらに簡略化できる。
【0059】図7は、上記両面原稿読取装置における両
面読取モードのシェーディング補正についての白基準デ
ータの補正時の処理手順の第2の例を示すフローチャー
トである。この例では、両面原稿読取装置1は、工場出
荷時に、表面読取部10による白色基準板31の読取デ
ータDA0、裏面読取部20による白色基準板32の読
取データDB0、及び、読取データDB0と裏面読取部
20によるコンタクトガラス30上に載置された白色基
準シートの読取データDD0との比である演算データD
E0を、補正係数βのルックアップテーブルT3ととも
にフラッシュROM60に記憶しておく。
【0060】なお、ルックアップテーブルT3は、裏面
読取部20による白色基準板32の読取データと白色基
準シートの読取データとに基づく工場出荷時の演算デー
タDE0及びシェーディング補正時の演算データDE1
の関係に応じた補正係数βを記憶したものであり、補正
係数βはコンタクトガラス30の汚損の程度を表す係数
である。
【0061】また、シェーディング補正の開始にあたっ
て、操作者は、原稿トレイ1dに所定の白色基準シート
をセットしておく。
【0062】両面原稿読取装置1の読取制御部82は、
シェーディング補正時に、裏面読取部20によりコンタ
クトガラス30を通して白色基準板32を読み取り、読
取データDB1として記憶する(s11)。次いで、読
取制御部82は、原稿トレイ1dに収納している所定の
白色基準シートをコンタクトガラス30の上面において
白色基準板32に対向する部分に搬送して裏面読取部2
0によって白色基準シートを読み取り、読取データDD
1として記憶する(s12)。読取制御部82は、読取
データDB1と読取データDD1との比である演算デー
タDE1を算出して記憶する(s13)。さらに、読取
制御部82は、第1走査ユニット11aを白色基準板3
1に対向させて表面読取部10により白色基準板31を
読み取り、読取データDA1として記憶する(s1
4)。
【0063】この後、読取制御部82は、ルックアップ
テーブルT3を参照して演算データDE1と演算データ
DE0との関係に対応する補正係数βを読み出す(s1
5)。読取制御部82は、補正係数βを用いて読取デー
タDB1を補正し、この結果を裏面読取部20について
の白基準データDBとして記憶する(s16)。また、
読取制御部82は、補正係数βを用いて読取データDA
1を補正し、この結果を裏面読取部20についての白基
準データDAとして記憶する(s17)。
【0064】読取制御部82は、両面読取モードの読取
処理時に読み取った画像データについて、補正後の白基
準データDA,DBを用いて、所定のシェーディング補
正を施す。
【0065】以上の処理により、読取制御部82は、経
時変化の影響を無視できるCISによって構成された裏
面読取部20によってコンタクトガラス30の汚損状態
を検出し、検出したコンタクトガラス30の汚損状態を
考慮して裏面読取部20についての白基準データDBを
算出する。したがって、使用によって汚損されるコンタ
クトガラス30を通して裏面読取部20が読み取った白
色基準板32の読取データDB1からコンタクトガラス
30の汚損の影響を確実に排除して正確な白基準データ
DBを求めることができ、裏面読取部20が原稿の裏面
から読み取った画像データに対するシェーディング補正
を的確に行うことができる。
【0066】また、検出したコンタクトガラス30の汚
損状態を考慮して表面読取部10についての白基準デー
タDAを算出する。したがって、表面読取部10の経時
変化の影響、及び、コンタクトガラス30の汚損の影響
を確実に排除して正確な白基準データDAを求めること
ができ、使用によって汚損されるコンタクトガラス30
を通して表面読取部10が原稿の表面から読み取った画
像データに対するシェーディング補正を的確に行うこと
ができる。
【0067】さらに、経時変化の影響を無視できるCI
Sによって構成された裏面読取部20によってコンタク
トガラス30の汚損状態を検出することにより、白基準
データの補正処理を簡略化することができる。
【0068】なお、この例においても、光量の経時変化
を無視できるLEDを光源とするCISによって表面読
取部10を構成することにより、表面読取部10につい
ての白基準データDAの補正処理において表面読取部1
0の経時変化を考慮する必要がなく、白基準データの補
正時の処理手順をさらに簡略化できる。
【0069】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0070】(1) 他方の読取手段が透光性部材を通して
基準部材から読み取った基準データをその初期値と比較
し、一方の読取手段の白基準データを補正することによ
り、一方の読取手段による白基準データの読取結果を透
光性部材の経時変化に基づいて補正することができ、一
方の読取手段が読み取った画像データに対するシェーデ
ィング補正を透光性部材の経時変化の影響を含まない適
正な白基準データに基づいて正確に行うことができる。
【0071】(2) 他方の読取手段が透光性部材を介して
基準部材から読み取った基準データの初期値と現在値と
の差異に、基準部材の経時変化の影響が含まれることが
ないようにすることにより、他方の読取手段が読み取っ
た基準データの初期値と現在値との差には専ら透光性部
材の経時変化の影響のみが現れ、基準データの初期値と
現在値とを比較することによって透光性部材の経時変化
の状態を正確に求めることができる。
【0072】(3) 基準データの読取時にのみ透光性部材
上に配置される基準部材から透光性部材を通して他方の
読取手段が読み取った基準データに基づいて、一方の読
取手段の白基準データの補正処理を行うことにより、経
時変化を考慮する必要のない基準部材から読み取った基
準データの初期値と現在値とを比較することによって透
光性部材の経時変化の状態を正確に求めることができ、
一方の読取手段の白基準データの補正処理を的確に行う
ことができる。
【0073】(4) 原稿の画像データの読取光路中におい
て原稿に接触しない位置に配置された基準部材から透光
性部材を通して他方の読取手段が読み取った基準データ
に基づいて、一方の読取手段の白基準データの補正処理
を行うことにより、基準部材は通常の原稿読取時に原稿
との接触による汚損等の経時変化を生じることがなく、
この基準部材から読み取られた基準データの初期値と現
在値とを比較することによって透光性部材の経時変化の
状態を正確に求めることができ、一方の読取手段の白基
準データの補正処理を的確に行うことができる。
【0074】(5) 第1の読取手段の経時変化に基づいて
補正した後の基準データの現在値とその初期値との比較
結果に基づいて、第2の読取手段の白基準データを補正
することにより、基準データを読み取る第1の読取手段
の読取結果が経時変化を生じる場合でも、その経時変化
の影響を含まない基準データに基づいて第2の白基準デ
ータの補正処理を正確に行うことができる。
【0075】(6) 一方の読取手段が読み取った白基準デ
ータ、又は、他方の読取手段が読み取った基準データ
に、各読取手段の経時変化の影響が含まれることがない
ようにし、一方の読取手段の白基準データの補正処理に
当たって、白基準データ又は基準データから経時変化の
影響を除く必要をなくすことができ、作業をより簡略化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係る両面原稿読取装置の
構成を示す概略図である。
【図2】上記両面原稿読取装置の要部の構成を詳細に示
す図である。
【図3】上記両面原稿読取装置の制御部の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】上記両面原稿読取装置における両面読取モード
のシェーディング補正についての白基準データの補正時
の処理手順の第1の例を示すフローチャートである。
【図5】上記両面原稿読取装置の要部の別の構成を詳細
に示す図である。
【図6】上記両面原稿読取装置の要部のさらに別の構成
を詳細に示す図である。
【図7】上記両面原稿読取装置における両面読取モード
のシェーディング補正についての白基準データの補正時
の処理手順の第2の例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−両面原稿読取装置 10−表面読取部(第1の読取手段) 11a−第1走査ユニット(第1の読取手段) 11b−第2走査ユニット(第1の読取手段) 20−裏面読取部(第2の読取手段) 30−コンタクトガラス(透光性部材) 31,32−白色基準板 40−白色光源(基準部材) 41−白色板(基準部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 均 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田野上 寿雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中澤 昌典 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山崎 眞一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H108 AA01 AA19 BA07 CB01 GA01 JA00 5B047 AA12 BA02 BB02 BC02 BC05 BC12 CB04 DA04 5C072 AA01 BA08 DA12 DA21 EA05 FB12 LA15 RA16 UA02 WA02 5C077 LL19 MM03 PP06 SS01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿の表面及び裏面のそれぞれに対向する
    第1及び第2の読取手段を備え、第1の読取手段による
    原稿の画像データの読取光路と第2の読取手段によるシ
    ェーディング補正用の白基準データの読取光路とを共通
    の透光性部材を経由して構成し、各読取手段が原稿の表
    裏面から読み取った画像データのそれぞれに対して個別
    の白基準データに基づいてシェーディング補正を施す制
    御部を備えた両面原稿読取装置において、 前記制御部は、一方の読取手段が透光性部材を通して読
    み取った白基準データについて、他方の読取手段が透光
    性部材を通して読み取った白基準データに基づく補正処
    理を行うことを特徴とする両面原稿読取装置。
  2. 【請求項2】前記基準部材は、他方の読取手段による基
    準データの読取結果に経時変化を与えない部材であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の両面原稿読取装置。
  3. 【請求項3】前記読取手段は、基準データの読取時にの
    み透光性部材上に配置される基準部材から白基準データ
    を読み取ることを特徴とする請求項2に記載の両面原稿
    読取装置。
  4. 【請求項4】前記読取手段は、透光性部材を含む原稿の
    画像データの読取光路中において原稿に接触しない位置
    に配置された基準部材から基準データを読み取ることを
    特徴とする請求項2に記載の両面原稿読取装置。
  5. 【請求項5】前記制御部は、他方の読取手段が読み取っ
    た基準データを他方の読取手段の経時変化に基づいて補
    正した後に、一方の読取手段の白基準データに対する補
    正処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の両面原
    稿読取装置。
  6. 【請求項6】前記第1の読取手段又は第2の読取手段の
    一方又は両方は、読取結果に経時変化を生じない光源を
    備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の両面原稿読取装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2011071690A (ja) * 2009-09-25 2011-04-07 Nisca Corp 画像読取装置
US8339681B2 (en) 2007-10-05 2012-12-25 Seiko Epson Corporation Image reading method for sheet media and a sheet media processing device
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JP2018207470A (ja) * 2017-05-30 2018-12-27 セイコーエプソン株式会社 スキャナーおよびスキャンデータの生産方法

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