JP2892863B2 - スキャナ - Google Patents

スキャナ

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JP2892863B2
JP2892863B2 JP3165780A JP16578091A JP2892863B2 JP 2892863 B2 JP2892863 B2 JP 2892863B2 JP 3165780 A JP3165780 A JP 3165780A JP 16578091 A JP16578091 A JP 16578091A JP 2892863 B2 JP2892863 B2 JP 2892863B2
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憲英 国川
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿画像を読み取るた
めのスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスキャナは、デジタルコンピュー
タの周辺機器として使用されたり、デジタル複写機等の
画像形成装置に組み込まれて原稿画像読み取り装置とし
て使用されている。又、このようなスキャナに自動原稿
送り装置を取り付け、原稿搬送ローラによってCCD
(光電変換素子)イメージセンサを経て原稿を自動的に
送ることも可能である。この場合、原稿搬送ローラによ
って原稿の搬送が開始された後、所定のタイミングでイ
メージセンサによる原稿画像の読み取りが開始されるよ
うに構成しなければならない。
【0003】即ち、例えば自動原稿送り装置付きのスキ
ャナを備えたデジタル複写機等においては、原稿画像と
用紙上に形成される複写画像とを一致させるため、複写
機の設置や定期点検等の際に、スキャナにおける原稿の
搬送と原稿画像の読み取りとの間のタイミングを調整す
る必要がある。
【0004】例えば原稿循環式自動原稿送り装置付きの
スキャナを備えた複写機における従来のタイミング調整
方式は、タイミング調整用の特別の原稿を用意し、この
タイミング調整用の原稿を先ず複写し、タイミング調整
用の原稿と複写された画像とを対比して両者間の画像の
距離的なずれ量を測定し、この距離的なずれ量を時間的
なずれ量に換算し、この時間データをバッテリーでバッ
クアップされたRAM(ランダムアクセスメモリ)等か
ら成るメモリに書き込むというものである。
【0005】即ち、実際に複写を行い、用紙上に形成さ
れたトナー画像の位置からずれ量を実測し、原稿画像が
用紙上にきちんと納まるタイミング値を設定し、このタ
イミング値をメモリに格納し、この格納されたタイミン
グ値に基づいて原稿の送りを制御するというものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のスキ
ャナでは、原稿画像を用紙上にきちんと納めるために複
写を行い、タイミング調整用原稿と複写された画像とを
対比することにより時間的なずれ量を求めなければなら
ないので、ずれ量を求めるための操作が煩雑であると共
に手間がかかるという問題点がある。
【0007】従って、本発明は、迅速、容易且つ正確に
原稿の搬送開始から原稿画像の読み取り開始までのタイ
ミング調整を行うことができるスキャナを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】原稿読み取り位置で原稿
画像を読み取る原稿読み取り手段を備えており原稿の搬
送開始後に所定のタイミングで原稿読み取り手段により
原稿画像の読み取りを開始するスキャナであって、一対
の搬送手段間で挟持され停止させられたタイミング調整
用の用紙が、搬送手段を駆動して用紙を搬送する駆動信
号がオンされてから、用紙の先端が原稿読み取り手段に
より検出されるまでの時間間隔を計測する計測手段と、
計測手段により計測された時間間隔のデータを記憶する
記憶手段と、記憶手段に記憶された時間間隔のデータに
基づいて所定のタイミングを設定する設定手段とを備え
ている。
【0009】
【作用】原稿の搬送開始から原稿画像の読み取り開始ま
でのタイミングを調整する際、一対の搬送手段間で挟持
され停止させられたタイミング調整用の用紙が、搬送手
段を駆動して用紙を搬送する駆動信号がオンされてか
ら、用紙の先端が原稿読み取り手段により検出されるま
での時間間隔が原稿読み取り手段の出力に基づいて計測
手段によって計測され、計測された時間間隔のデータは
記憶手段に記憶される。設定手段は記憶手段に記憶され
た時間間隔のデータに基づいて上述のタイミングを設定
する。従って、タイミング調整用の用紙の走査を1回行
うだけで、タイミング調整を完了することができ、迅
速、容易且つ正確に原稿の搬送開始から原稿画像の読み
取り開始までのタイミング調整を行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施
例を説明する。ここでは、この実施例として本発明に係
るスキャナをデジタル複写機に適用した例を説明する。
【0011】図3は本発明に係るスキャナの一実施例を
備えたデジタル複写機の全体構成を示す断面図である。
【0012】同図に示すように、この実施例のデジタル
複写機10には、スキャナ部11、レーザプリンタ部12、多
段給紙ユニット13及びソータ14が備えられている。
【0013】スキャナ部11の上部には両面対応自動原稿
送り装置(RDF)15が設置されており、スキャナ部11
は透明ガラスから成る原稿載置台16、可動であるスキャ
ナユニット17、及びスキャナユニット17の位置を制御す
る位置制御デバイスから構成されている。
【0014】この位置制御デバイスはスキャナユニット
17を駆動するスキャナモータ18、プーリ19、並びにスキ
ャナモータ18及びプーリ19の間に張架されたワイヤ20を
含んでおり、位置制御デバイスはスキャナユニット17を
原稿載置台16の長手方向に沿って移動させると共に、所
定の位置に停止させることが可能なように構成されてい
る。
【0015】スキャナユニット17は原稿を露光するラン
プリフレクタアセンブリ21、CCDリニアイメージセン
サ22、原稿からの反射光像をCCDリニアイメージセン
サ22に導くための複数の反射ミラー23、及び原稿からの
反射光像をCCDリニアイメージセンサ22に結像させる
ためのレンズ24を含んでいる。
【0016】スキャナ部11は、原稿載置台16上に載置さ
れた原稿を走査する場合には、原稿載置台16の下面に沿
ってスキャナユニット17が移動しながら原稿画像を読み
取り、RDF15を使用する場合には、RDF15の下方の
所定の位置にスキャナユニット17を停止させた状態で原
稿を搬送しながら原稿画像を読み取るように構成されて
いる。
【0017】原稿画像をスキャナユニット17で読み取る
ことにより得られた画像データは、デジタル複写機10に
含まれている画像処理制御部によって各種処理が施され
た後、この画像処理制御部が有しているメモリに一旦記
憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データをレー
ザプリンタ部12に与えて用紙上に画像を形成する。
【0018】レーザプリンタ部12は手差し原稿トレイ2
5、レーザ書き込みユニット26及び画像を形成するため
の電子写真プロセス部27を備えている。
【0019】電子写真プロセス部27は、周知の態様に従
い、感光体ドラム27a の周囲に帯電器、現像器、転写
器、剥離器、クリーニング器及び除電器を配置して成っ
ており、上述の画像処理制御部のメモリから読み出され
た画像データに基づいて、レーザ書き込みユニット26に
よってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム
27a の表面上に静電潜像を形成し、形成された静電潜像
をトナーにより可視像化し、多段給紙ユニット13又は手
差し原稿トレイ25から搬送された用紙の面上にトナー像
を静電転写し定着し、複写された用紙をソータ14へ送る
ように構成されている。
【0020】多段給紙ユニット13は第1のカセット28、
第2のカセット29、第3のカセット30、第4のカセット
31、及び選択により追加可能な第5のカセット32を有し
ている。多段給紙ユニット13においては、これらのカセ
ットに収容された用紙の上から1枚ずつ用紙が送り出さ
れ、レーザプリンタ部12へ向けて搬送される。
【0021】次に、RDF15の構成及び動作を説明す
る。
【0022】図4は図3のデジタル複写機10のスキャナ
部11に取り付けられているRDF15の断面図である。
【0023】RDF15はセットされた複数枚の原稿を1
枚ずつスキャナ部11へ自動的に送給し、オペレータの選
択に応じて原稿の片面又は両面をスキャナユニット17に
読み取らせることが可能なように構成されている。
【0024】同図に示すように、RDF15は原稿41をセ
ットするための原稿トレイ40、図示していない電磁クラ
ッチを介して駆動される原稿ピックアップローラ42、搬
送ローラ対43、原稿41の搬送進路を切り換え可能なソレ
ノイド駆動のチェンジレバー44、2方向(図に示す矢印
方向)に回転可能な原稿支持ドラム(プラテンローラ)
45、プラテンローラ45と協働して原稿41を送給する左右
の供給ローラ46L 及び46R 、透明な原稿支持ガラス47、
左右の原稿ガイド48L 及び48R 、左右の原稿排出ローラ
49L 及び49R 、原稿排出ローラ49L 及び49R とそれぞれ
協働するソレノイド駆動の左右の可動ガイド50L 及び50
R 、ソレノイド駆動の原稿排出可動ガイド51、原稿排出
搬送路52、排紙ローラ対53、排紙トレイ54、ソレノイド
駆動の回動可能な原稿反転ガイド55、原稿反転ガイド55
により一方の側が形成されている反転搬送路56、電磁ク
ラッチを介して駆動される反転搬送ローラ対57、並びに
回動軸58を備えている。
【0025】プラテンローラ45と原稿支持ガラス47との
間隔は、原稿41の厚さより大きく設定することが望まし
い。
【0026】原稿41の搬送路には、原稿検出センサS1〜
S5が配置されており、原稿41を検出したときにそれぞれ
出力される原稿検出センサS1〜S5からの信号は、図示し
ていないコントローラへ送られる。
【0027】このコントローラは各種の電磁クラッチ及
びソレノイドを後述する所定のタイミングで作動させる
ことにより、後述の如く原稿読み取り位置(露光位置)
Pを経て原稿41を搬送するように構成されている。
【0028】次に、RDF15の動作を説明する。
【0029】原稿41の片面のみを複写する場合には、原
稿トレイ40上に複数枚の原稿41をセットして、図3のデ
ジタル複写機10に設けられている図示していない操作パ
ネルの入力キーによって複写モード(原稿片面走査、複
写枚数、複写濃度等)を入力する。
【0030】デジタル複写機の操作パネルのプリントス
イッチが押されると、RDF15の図示していないメイン
モータが回転を始める。
【0031】次に原稿ピックアップローラ42のクラッチ
がオン状態となり、回転する原稿ピックアップローラ42
は原稿トレイ40上にセットされた複数枚の原稿41の最上
位の原稿を1枚だけ送給する。このときに搬送ローラ対
43のクラッチも同時にオン状態となり、搬送ローラ対43
も回転駆動される。
【0032】送給された原稿41の先端が第1の原稿検出
センサS1に達すると、チェンジレバー44のソレノイドが
励磁され、チェンジレバー44は、図4に一点鎖線で示す
位置から実線で示す位置へ切り換えられる。更に原稿41
の送給が続行されるにつれて、原稿41の先端はチェンジ
レバー44の側面に沿って案内され、第4の原稿検出セン
サS4の方向へ導かれる。
【0033】原稿41の先端が第4の原稿検出センサS4に
よって検出された後、原稿41がプラテンローラ45と右側
の供給ローラ46Rとに支持されたタイミングに合わせ
て、一旦原稿41の搬送を停止する。
【0034】次に、所定のタイミングで右側の搬送ロー
ラ46R のクラッチがオン状態となり、原稿支持ガラス47
の露光位置Pへ再び原稿41の送給を開始する。
【0035】プラテンローラ45は原稿41が右側の原稿ガ
イド48R によってプラテンローラ45の表面に押し付けら
れた状態で、露光位置Pを時計回りの方向に回転し、原
稿41は露光位置Pを図4の右から左方向へ通過する。露
光位置Pにおいて、原稿41の画像データがスキャナユニ
ット17によって読み取られる。
【0036】搬送ローラ46R による搬送が再開してから
スキャナユニット17による走査が開始するまでのタイミ
ングは、後述するように、本発明に基づいて調整され
る。
【0037】露光位置Pを通過した原稿41は、左側の原
稿ガイド48Lの下側を通って左側の原稿排出ローラ49L
の方へ搬送される。原稿41の先端が原稿排出ローラ49L
に達したタイミングに合わせて、左側の可動ガイド50L
のソレノイドが励磁され、原稿41を挟んだ状態で可動ガ
イド50L は原稿排出ローラ49L に対して押圧される。
【0038】これにより、原稿41には原稿排出ローラ49
L の摩擦力による搬送力が与えられ、原稿41は原稿排出
可動ガイド51の上面に沿って案内され、原稿排出搬送路
52を通って、排紙ローラ対53によって排紙トレイ54上へ
排出される。
【0039】原稿排出搬送路52に設けられている第5の
原稿検出センサS5は、原稿41の後端を検出して、原稿41
が排紙トレイ54上へ排出されたことを判別するためのも
のである。
【0040】複数枚の原稿41が原稿トレイ40上にセット
されている場合には、前の原稿の後端が露光位置Pを通
過するタイミングに合わせて、次の原稿が送給される。
【0041】原稿トレイ40には、原稿41がセットされて
いるか否かを検出する図示していない原稿検出センサが
設けられており、最後の原稿41がなくなるまで上述の動
作が繰り返される。
【0042】次に、原稿41の両面を複写する場合には、
デジタル複写機の操作パネルのプリントスイッチが押さ
れると、原稿ピックアップローラ42は原稿トレイ40上に
セットされた複数枚の原稿41の最上位の原稿を1枚だけ
送給する。
【0043】送給された原稿41の先端が第1の原稿検出
センサS1に達すると、搬送ローラ対43のクラッチがオン
状態となり、搬送ローラ対43も回転駆動される。このと
き、チェンジレバー44のソレノイドは非励磁状態となっ
ており、チェンジレバー44は、図4に一点鎖線で示す位
置にあって、原稿41の先端は第2の原稿検出センサS2の
方へ案内される。
【0044】第2の原稿検出センサS2を通過した原稿41
の先端がプラテンローラ45と左側の供給ローラ46L とに
挟まれた状態で、左側の搬送ローラ46L のクラッチがオ
フ状態となり、一旦原稿41の搬送を停止する。
【0045】次に、所定のタイミングで搬送ローラ46L
のクラッチが再びオン状態となり、原稿支持ガラス47の
露光位置Pへ再び原稿41の送給が開始される。
【0046】プラテンローラ45は原稿41は左側の原稿ガ
イド48L によってプラテンローラ45の表面に押し付けら
れた状態で、露光位置Pを反時計回りの方向に回転し、
原稿41は露光位置Pを図4の左から右方向へ通過する。
こうして原稿41の片面の露光走査が開始される。搬送ロ
ーラ46L による搬送が再開してからスキャナユニット17
による走査が開始するまでのタイミングも、同様に、本
発明に基づいて調整される。
【0047】露光位置Pを通過した原稿41は、右側の原
稿ガイド48Rの下側を通って右側の原稿排出ローラ49R
の方へ送られる。原稿41の先端が原稿排出ローラ49R に
達したタイミングに合わせて、右側の可動ガイド50R の
ソレノイドが励磁され、原稿41を挟んだ状態で可動ガイ
ド50R は原稿排出ローラ49R に対して押圧される。
【0048】可動ガイド50R と原稿排出ローラ49R とに
より挟まれることによって搬送される原稿41は、反転搬
送路56へ導かれ、反転搬送ローラ対57によって第3の原
稿検出センサS3の方へ搬送される。
【0049】原稿41の先端が第3の原稿検出センサS3に
達すると、原稿反転ガイド55のソレノイドが励磁され
て、原稿反転ガイド55はその回動軸58を中心として実線
で示す位置から一点鎖線で示す位置へ図に示す矢印に沿
って回動し、反転搬送路56を開放する。同時に、チェン
ジレバー44のソレノイドが励磁され、チェンジレバー44
は一点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ切り換えら
れる。
【0050】原稿41の先端は更に、反転搬送ローラ対57
によって搬送ローラ対43へ導かれ、実線で示す位置に切
り換えられたチェンジレバー44の側面に沿って第4の原
稿検出センサS4の方へ案内される。そして、原稿41の先
端がプラテンローラ45と右側の供給ローラ46Rとに挟ま
れた時点で、一旦原稿41の搬送を停止する。
【0051】この状態において、反転搬送路長(プラテ
ンローラ45と供給ローラ46R との接点から、第4の原稿
検出センサS4、チェンジレバー44、搬送ローラ対43、第
3の原稿検出センサS3、反転搬送ローラ対57及び反転搬
送路56を通り、可動ガイド50R と原稿排出ローラ49R と
の接点までの長さ)よりも原稿の長さの方が長い場合に
は、原稿反転ガイド55の回動によって反転搬送路56が開
放されているので、原稿の先端部分が停止した状態にあ
っても、反転搬送ローラ対57以降の原稿の部分は、反転
搬送ローラ対57に挟まれた位置から可動ガイド50R と原
稿排出ローラ49R とに挟まれた位置までの間で、自然な
撓みを形成する。
【0052】原稿反転ガイド55の回動による反転搬送路
56の開放の程度については、例えば図示していない原稿
サイズを検出可能な原稿サイズ検出装置によって検出さ
れた原稿のサイズ、若しくはオペレータにより操作パネ
ルの入力キーを介して入力された原稿のサイズに応じて
反転搬送路56が開放するように、その開放の程度を予め
設定しておくように構成してもよい。
【0053】次に、原稿41の後端が露光位置Pを通過し
た後、スキャナユニット17とのタイミングを取って、原
稿支持ガラス47の露光位置Pへ再び原稿の送給を開始す
る。
【0054】プラテンローラ45は原稿41が原稿ガイド48
R によってプラテンローラ45の表面に押し付けられた状
態で、露光位置Pを時計回りの方向に回転し、原稿41は
露光位置Pを図4の右から左方向へ通過する。露光位置
Pにおいて、原稿41の画像データがスキャナユニット17
によって読み取られる。
【0055】露光位置Pを通過した原稿41は、左側の原
稿ガイド48Lの下側を通って左側の原稿排出ローラ49L
の方へ搬送される。原稿41の先端が原稿排出ローラ49L
に達したタイミングに合わせて、左側の可動ガイド50L
のソレノイドを励磁し、原稿41を挟んだ状態で可動ガイ
ド50L を原稿排出ローラ49L に対して押圧させ、原稿41
を搬送する。
【0056】原稿41の2面目の画像の読み取りが完了し
た時点で、原稿反転ガイド55のソレノイドは非励磁状態
となり、原稿反転ガイド55は実線で示す位置に復帰し
て、次の原稿41の先端を反転搬送ローラ対57へ導くべく
待機する。
【0057】可動ガイド50L と原稿排出ローラ49L とに
より挟まれることによって搬送される原稿41は、原稿排
出可動ガイド51の上面に沿って案内され、原稿排出搬送
路52を通って、排紙ローラ対53によって排紙トレイ54上
へ排出される。
【0058】複数枚の原稿41が原稿トレイ40上にセット
されている場合には、前の原稿の2面目の走査露光時
に、原稿の後端が露光位置Pを通過するタイミングに合
わせて、次の原稿が送給される。
【0059】上述の動作は、原稿トレイ40上に最後の原
稿41がなくなるまで繰り返される。図5はタイミング調
整用の用紙のマーカの一例を示す平面図である。
【0060】右側の供給ローラ46R 又は左側の供給ロー
ラ46L による原稿41の搬送が再開された後、原稿41の先
端が露光位置Pに到達してスキャナユニット17による走
査が開始するまでのタイミングは、例えば図5に示すタ
イミング調整用の用紙60を用いることにより、後述する
ように調整することができる。
【0061】即ち、同図に示すように、タイミング調整
用の用紙60の一端には黒色のマーカ61が両面に設けられ
ている。又、両面とも黒色に塗られた黒ベタのタイミン
グ調整用の用紙を用いてもよい。
【0062】次に、タイミング調整用の用紙60を用いた
タイミング調整について説明する。
【0063】タイミング調整を行う際には、先ず、図3
のデジタル複写機10に備えられている図示していない操
作パネルの入力キーにより原稿先端調整モードを選択
し、次に、図5に示すタイミング調整用の用紙60を、マ
ーカ61が用紙の搬送方向進行側になるようにRDF15の
原稿トレイ40にセットする。
【0064】図1は本発明に係るスキャナに含まれてい
るCCDセンサのタイミング調整回路の一実施例のブロ
ック構成図、及び図2は図1の回路の主要な要素の動作
のシーケンスを示すタイムチャートである。
【0065】これらの図に示すように、クロック発生部
70はCCDセンサ90の主走査を画素毎に制御するクロッ
ク信号CK、及びCCDセンサ90の主走査のタイミング
を制御する信号SHを発生するように構成されている。
【0066】CCDセンサ90は図3に示すCCDリニア
イメージセンサ22に対応するものであり、クロック信号
CK及び信号SHにより駆動される。尚、信号SHはク
ロック信号CKを分周したものである。
【0067】CCDセンサ90から出力されるアナログデ
ータはA/D(アナログ/デジタル)変換器71により、
例えば8ビットの2進データにデジタル変換され、デジ
タルコンパレータ72及び副走査切り出し部73に入力され
る。
【0068】他方、クロック信号CKは主走査カウンタ
74の入力端子INに入力される。主走査カウンタ74は主走
査がタイミング調整用の用紙の幅方向半ばに達したとき
に、デジタルコンパレータ72を起動させるように構成さ
れている。即ち、主走査カウンタ74は信号SHを基準と
して主走査の画素数をカウントし、中央演算処理装置
(CPU)75によって予めプリセットされた値までカウ
ントアップすると、主走査カウンタ74の出力端子OUT は
ハイレベルとなり、デジタルコンパレータ72を起動させ
るように構成されている。
【0069】図5に示す実施例では、タイミング調整用
の用紙60の黒色のマーカ61は用紙の幅方向中央に位置し
ているので、主走査カウンタ74のカウント値を主走査の
全画素数の1/2の値(例えば、400DPI、主走査幅300m
m 、全画素数5000の場合、カウント値2500)にプリセッ
トしておくことができる。
【0070】デジタルコンパレータ72はタイミング調整
用の用紙60の先端、より詳しくはマーカ61が露光位置P
に到達するタイミングを検出することが可能に構成され
ている。A/D変換器71から入力されるデータが8ビッ
トデータで、白のレベルが0階調、黒のレベルが256 階
調である場合、例えばデジタルコンパレータ72の閾値を
それらの中間値128に予めセットしておくと、主走査が
タイミング調整用の用紙60の中央領域に進むと主走査カ
ウンタ74の出力端子OUT はハイレベルとなり、即ちマー
カ61が露光位置Pに達したときには、デジタルコンパレ
ータ72の出力端子OUT はハイレベルになる。このハイレ
ベルの出力信号は、副走査カウンタ76の入力端子G2に入
力される。
【0071】副走査カウンタ76はクロック発生部70から
信号SHを入力端子INに受け取ると共に、CPU75から
の出力信号を入力端子G1に、デジタルコンパレータ72か
らの出力信号を入力端子G2に受け取る。副走査カウンタ
76はCPU75からの出力信号がハイレベルであり、且つ
デジタルコンパレータ72からの出力信号がローレベルで
あるときのみ、入力端子INに入力される信号SHをカウ
ントするように構成されている。
【0072】CPU75はインバータ77を介して、図4の
RDF15に含まれている右側の供給ローラ46R のクラッ
チ及び左側の供給ローラ46L のクラッチを制御するよう
に構成されている。CPU75は前述したように原稿の裏
面又は表面の画像を読み取る際、原稿の搬送を一旦停止
し搬送を再開するとき、供給ローラ46R のクラッチ78又
は供給ローラ46L のクラッチ79をそれぞれオン状態にす
る(図2の時点(a))と同時に、副走査カウンタ76の
入力端子G1にハイレベルの信号を送出するように構成さ
れている。
【0073】従って、副走査カウンタ76は原稿の搬送を
再開するためクラッチ78又は79がオン状態となったとき
(図2の時点(a))に信号SHのカウントを開始し、
デジタルコンパレータ72の出力端子OUT がハイレベルと
なるときまで、即ちタイミング調整用の用紙60の先端が
露光位置Pに到達する図2の時点(b)まで、信号SH
の回数をカウントする。CPU75はDATA OUTの信号線を
介してこのカウント値を読み取り、バッテリでバックア
ップされたCPU75に内蔵のメモリ(例えば、RAM)
80に書き込む。
【0074】このようにして、タイミング調整用の用紙
60の搬送が一旦停止され、供給ローラ46R 又は46L が用
紙60の搬送を再開してから、CCDセンサ90が用紙60の
先端を検出するまでの時間間隔T1又はT2は、図2に
示すように、CCDセンサ90からの出力信号に基づい
て、信号SHの分解能に応じて計測されメモリ80に格納
される。時間間隔T1及びT2は、タイミング調整用の
用紙60の裏面及び表面による調整の結果それぞれ得られ
た時間間隔である。
【0075】従って、時間間隔T1又はT2を計測して
メモリ80に記憶させるためには、タイミング調整用の用
紙60を1回だけ走査させれば十分である。尚、信号SH
はクロック発生部70の水晶発振器のクロックを分周した
ものであるが、CCDセンサ90からのデータは信号SH
を単位(即ち、ライン単位)に出力されるので、実用
上、信号SHの分解能で十分である。
【0076】通常の原稿の読み取りにおいては、原稿の
裏面又は表面の画像の読み取りであるかに応じて、CP
U75はメモリ80に格納された上述の時間間隔T1又はT
2の値を副走査切り出し部73の内部の副走査カウンタに
それぞれ書き込むことにより、CCDセンサ90による原
稿画像の読み取りのタイミングを設定する。従って、供
給ローラ46R 又は46L が複写すべき原稿の搬送を開始し
た後、上述の時間間隔T1又はT2のタイミングで原稿
画像の読み取りがそれぞれ開始される。
【0077】主走査切り出し部81は複写すべき原稿サイ
ズに応じてCPU75によって有効画素数がプリセットさ
れるので、主走査切り出し部81の出力は有効な画像デー
タとして画像処理部82へ送られ、画像処理部で画像処理
(MTF補正、シェーディング、濃度変換、変倍処理
等)が行われ、画像先端の一致した画像データとして図
3のレーザ書き込みユニット26へ出力される。
【0078】CCDセンサ90は本発明の原稿読み取り手
段の一実施例である。デジタルコンパレータ72、主走査
カウンタ74、CPU75及び副走査カウンタ76は本発明の
計測手段の一実施例である。メモリ80は本発明の記憶手
段の一実施例である。副走査切り出し部73及びCPU75
は本発明の設定手段の一実施例である。
【0079】上述の実施例によれば、タイミング調整用
の用紙を1回走査させるだけで、原稿の搬送開始から原
稿画像の読み取り開始までのタイミングが自動的にメモ
リに記憶されるので、タイミングの調整を自動化するこ
とができる。従って、タイミング調整を迅速、容易且つ
正確に処理することができ、スキャナのサービス性、生
産性、及び信頼性の向上に資することができる。又、専
門的知識がなくても、簡単にタイミング調整を行うこと
ができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、原稿読
み取り位置で原稿画像を読み取る原稿読み取り手段を備
えており原稿の搬送開始後に所定のタイミングで原稿読
み取り手段により原稿画像の読み取りを開始するスキャ
ナであって、一対の搬送手段間で挟持され停止させられ
タイミング調整用の用紙が、搬送手段を駆動して用紙
を搬送する駆動信号がオンされてから、用紙の先端が原
稿読み取り手段により検出されるまでの時間間隔を計測
する計測手段と、計測手段により計測された時間間隔の
データを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された時
間間隔のデータに基づいて所定のタイミングを設定する
設定手段とを備えているので、従って、迅速、容易且つ
正確に原稿の搬送開始から原稿画像の読み取り開始まで
のタイミング調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスキャナに含まれているCCDセ
ンサのタイミング調整回路の一実施例のブロック構成図
である。
【図2】図1の回路の主要な要素の動作のシーケンスを
示すタイムチャートである。
【図3】本発明に係るスキャナの一実施例を備えたデジ
タル複写機の全体構成を示す断面図である。
【図4】図3のデジタル複写機のスキャナ部に取り付け
られているRDFの断面図である。
【図5】タイミング調整用の用紙のマーカの一例を示す
平面図である。
【符号の説明】
10 デジタル複写機 11 スキャナ部 15 RDF 22 CCDリニアイメージセンサ 46R 、46L 搬送ローラ 71 A/D変換器 72 デジタルコンパレータ 73 副走査切り出し部 74 主走査カウンタ 75 CPU 76 副走査カウンタ 77 インバータ 80 メモリ 90 CCDセンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿読み取り位置で原稿画像を読み取る
    原稿読み取り手段を備えており原稿の搬送開始後に所定
    のタイミングで前記原稿読み取り手段により原稿画像の
    読み取りを開始するスキャナであって、一対の搬送手段
    間で挟持され停止させられたタイミング調整用の用紙
    が、前記搬送手段を駆動して該用紙を搬送する駆動信号
    がオンされてから、該用紙の先端が前記原稿読み取り手
    段により検出されるまでの時間間隔を計測する計測手段
    と、該計測手段により計測された時間間隔のデータを記
    憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前記時間間
    隔のデータに基づいて前記所定のタイミングを設定する
    設定手段とを備えたことを特徴とするスキャナ。
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