JP2002223339A - 画像読取装置、画像読取方法および画像形成装置 - Google Patents

画像読取装置、画像読取方法および画像形成装置

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JP2002223339A JP2001016137A JP2001016137A JP2002223339A JP 2002223339 A JP2002223339 A JP 2002223339A JP 2001016137 A JP2001016137 A JP 2001016137A JP 2001016137 A JP2001016137 A JP 2001016137A JP 2002223339 A JP2002223339 A JP 2002223339A
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Mitsuru Nagoshi
満 名越
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弘人 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り原稿が片面原稿若しくは両面原稿で
ある場合、カラー原稿である場合、カラー原稿とモノク
ロ原稿とが混在している場合、およびサイズの異なる原
稿を混載した場合において、効率よく原稿の読み取りが
でき、生産性の著しく高い画像読取装置、画像読取方法
および画像形成装置を提供する。 【解決手段】 この画像読取装置は、読み取り原稿を搬
送機構21〜25により送りながら原稿画像の読み取り
を行い、原稿Sの一面S1を読み取るように配置された
第1の読取部11と、第1の読取部で読み取る面と同一
の面を読み取るように第1の読取部の下流側に配置され
た第2の読取部12とを具備する。片面原稿及び両面限
のいずれの場合でも第1の読取部で読み取った画像でカ
ラーかモノクロかを判断し、第2の読取部での読取速度
を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を読み
取るためのシートスルータイプの画像読取装置、画像読
取方法及び画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿の画像を読み取るスキャナに
は、原稿を移動させながら固定された読取部で読み取り
を行うシートスルータイプと、静止した原稿に対し読取
部を移動させながら読み取りを行うベルト方式のADF
タイプがあるが、ベルト方式の構成は読取装置の本体側
の負荷が大きくなるために、シートスルータイプが一般
的である。
【0003】また、シートスルータイプのスキャナで両
面原稿を読み取ることができるようにするために、原稿
を循環させて両面を1つの読取部で読み取る方法と、1
つの通紙パスで相反する面(両面)を同時に読み込める
ように対向させた位置に読取部を2個配置して読み取る
方法がある。この場合、両面同時読み取りモード以外の
片面原稿の読み取りモード等では、生産性が低くなって
しまう。
【0004】更に、カラー原稿の読み取りを可能とする
画像読取装置においては、カラー原稿とモノクロ原稿に
対して異なる読み取り条件とすることが好ましい。一般
的に、カラー原稿の読み取りにおいては、モノクロ原稿
に比べて詳細な読み取りを行わねばならないため、モノ
クロ原稿の読み取り速度より、読み取り速度を遅くする
必要がある。全ての原稿に対して、カラー原稿の読み取
り速度を適用することで、モノクロ原稿とカラー原稿を
問わず読み取りを可能とすることができるものの、モノ
クロ原稿の読み取り速度をカラー原稿の読み取り速度に
合わせるため読み取り速度が遅くなってしまう。このた
め、画像読取装置では、予めモノクロ原稿かカラー原稿
かを判別し、それぞれに適した読み取り条件で読み取り
を行うようにすればモノクロ原稿の読み取り速度の低下
という問題を解消できる。
【0005】上記した問題に対して従来においては、操
作表示部からの選択によるモードに従った読み取りが行
われている。この場合においては、ユーザが原稿の種別
を選択指示しなければならず、煩わしく使い勝手に劣る
ものとなっていた。
【0006】一方、原稿固定走査タイプでは、原稿をプ
ラテン上に送り込んで静止(固定)せしめてから、予め
原稿種別を判定するための予備走査(「プレスキャン」
とも称す)を行って原稿種別を判定した後に、原稿画像
の読み取り(「本スキャン」とも称す)を行っていた。
この場合においては、原稿を停止して静止するためにそ
の停止期間だけ読み取り速度の遅延を発生してしまう。
【0007】他方、前述の原稿固定走査タイプに対して
原稿移動走査タイプにて、モノクロ原稿とカラー原稿と
を混載した原稿群からそれぞれの原稿種別を判別する方
法としては、予め原稿群を循環せしめてそれぞれの原稿
種別を判定するという判別工程を行った後に、それぞれ
の原稿に対応したモノクロ原稿又はカラー原稿に対応し
た読み取り条件にて原稿の読み取りを行うという方法が
適用できるが、1つの読取部しか有さないときには原稿
を循環して2回読取部に搬送しなければならず読み取り
に時間を要していた。更にまた、サイズの異なる原稿を
混載した原稿群からそれぞれの原稿サイズを判別して読
み取りを行う場合にも、前記と同様に予め原稿群を循環
せしめてそれぞれの原稿サイズを判定するというサイズ
判別工程を行った後に、それぞれの原稿サイズに対応し
た読み取り条件にて原稿の読み取りを行うという方法が
適用され、原稿を循環して2回読取部に搬送しなければ
ならず読み取りに時間を要していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来技術の問題に鑑み、読み取り原稿が片面原稿若し
くは両面原稿である場合、カラー原稿である場合、カラ
ー原稿とモノクロ原稿とが混在している場合、およびサ
イズの異なる原稿を混載した場合において、効率よく原
稿の読み取りができ、生産性の著しく高い画像読取装
置、画像読取方法および画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による第1の画像読取装置は、原稿を搬送し
ながら原稿画像の読み取りを行う複数の読取部を備えて
なる画像読取装置において、前記複数の読取部は、原稿
が搬送される搬送路の片方側に配置してなることを特徴
とする。
【0010】この画像読取装置によれば、複数の読取部
で複数の原稿の一面(片面)をほぼ同時に読み取ること
ができるので、原稿をより効率的に読み取ることがで
き、生産性を向上させることができる。
【0011】この場合、前記複数の読取部の間に設けら
れる搬送路は、読み取り可能な原稿の最大サイズよりも
長い搬送路であることにより、各種サイズの原稿の読み
取りに対応できる。
【0012】また、前記搬送路を前記複数の読取部の間
に複数設けることが好ましく、この場合、前記複数の搬
送路を切り換える切換手段と、紙種によって搬送路を切
り換えるように原稿の搬送を制御する制御手段とを有す
ることが好ましい。
【0013】また、前記複数の搬送路は長さが異なるこ
とが好ましく、原稿のサイズによって搬送路を選択でき
る。この場合、前記長さが異なる複数の搬送路のうち少
なくとも1つは、読み取り可能な原稿の最大サイズより
も長いことが好ましい。
【0014】また、前記複数の読取部に対応した複数の
画像処理部を設けることにより、読み取った画像の処理
を並列的に行うことができるので、迅速な画像処理がで
き、生産性が向上する。
【0015】この場合、前記複数の画像処理部にて画像
処理された画像データを記憶する記憶手段を設けること
が好ましい。
【0016】また、本発明による第2の画像読取装置
は、原稿を載置する原稿台と、原稿を搬送しながら原稿
画像の読み取りを行う複数の読取部と、排出される原稿
を積載する排紙トレイと、を備えてなる画像読取装置に
おいて、第1の搬送速度にて前記原稿台から前記複数の
読取部の近傍まで原稿を搬送し、第2の搬送速度にて前
記複数の読取部にて原稿の読み取りを行うように搬送
し、第3の搬送速度にて、読み取り後の原稿を排紙トレ
イへ搬送するように搬送速度を制御する制御手段を有し
てなることを特徴とする。
【0017】この画像読取装置によれば、第1、第2、
第3の各搬送速度をそれぞれ異なるように制御できるか
ら、例えば原稿の読み取り速度に関与しない第1及び第
3の搬送速度をより高速にすることができ、効率よく原
稿の搬送ができ、生産性を向上できる。
【0018】この場合、前記複数の読取部は、原稿が搬
送される搬送路の片側に配置してなることが好ましい。
【0019】また、前記複数の読取部は、第1の読取部
と該第1の読取部の下流側に配置された第2の読取部と
からなることが好ましい。この場合、前記第1の読取部
にて原稿情報を取得するための読み取りを行い、下流に
配置された前記第2の読取部にて前記原稿情報に基づい
た原稿画像の読み取りを行うように制御する制御手段を
有することが好ましい。これにより、原稿の1回の通紙
だけで、原稿情報を取得し、その原稿情報に基づいて原
稿画像を読み取ることができ、読み取りの効率がよくな
り、生産性が向上する。
【0020】また、本発明による第1の画像読取方法
は、複数枚の原稿を搬送し、該複数枚の原稿の搬送中に
それぞれ第1の読取部および該第1の読取部の下流に配
置された第2の読取部にてほぼ同時に複数枚の原稿の同
一面側の画像をそれぞれ読み取ることを特徴とする。
【0021】この画像読取方法によれば、複数枚の原稿
から同一面側の画像読み取りをほぼ同時に行うことがで
きるので、複数枚の原稿について効率よく読み取りを行
うことができ、生産性が向上する。
【0022】また、本発明による第2の画像読取方法
は、複数枚の原稿を第1の搬送速度にてそれぞれ第1の
読取部および該第1の読取部の下流に配置された第2の
読取部まで順次搬送し、該複数枚の原稿を第2の搬送速
度にて搬送しながらほぼ同時に複数枚の原稿の同一面側
の原稿画像をそれぞれ読み取り、第3の搬送速度にて読
み取り後のそれぞれの原稿を排紙することを特徴とす
る。
【0023】この画像読取方法によれば、複数枚の原稿
からの画像読み取りをほぼ同時に行うことができるとと
もに第1、第2、第3の各搬送速度をそれぞれ異なるよ
うにでき、例えば原稿の読み取り速度に関与しない第1
及び第3の搬送速度をより高速にすることができ、複数
枚の原稿について効率よく原稿の搬送ができ、これによ
り、効率よく読み取りを行うことができ、生産性が向上
する。
【0024】また、本発明による第3の画像読取装置
は、原稿を搬送しながら原稿画像の読み取りを行う複数
の読取部を備えてなる画像読取装置において、前記複数
の読取部は少なくとも第1の読取部および該第1の読取
部の下流に配置された第2の読取部からなり、前記第1
の読取部と前記第の読取部の間に前記原稿を反転せしめ
る反転部Aを設け、前記第1の読取部では前記原稿の一
面の原稿画像を読み取り、前記第2の読取部では前記反
転部Aにて反転された前記原稿の、前記第1の読取部に
より読み取られる一面とは反対の他面の原稿画像を読み
取ることを特徴とする。
【0025】この画像読取装置によれば、原稿を反転部
Aで反転させる前後で両面の画像を読み取ることができ
るので、両面原稿について効率よく読み取りを行うこと
ができ、生産性が向上する。
【0026】この場合、読み取りを終了した原稿を排紙
して積載する排紙トレイが設けられ、前記第2の読取部
と前記排紙トレイの間に原稿を反転せしめる反転部Bを
設けることが好ましく、反転部Aで反転した原稿を再度
反転させることにより、読み取り前の状態で原稿を排出
することができる。
【0027】また、本発明による第3の画像読取方法
は、複数枚の原稿を搬送し、該複数枚の原稿の搬送中に
それぞれ第1の読取部および該第1の読取部の下流に配
置された第2の読取部にて複数枚の原稿の異なる面の原
稿画像をそれぞれ読み取ることを特徴とする。
【0028】この画像読取方法によれば、複数枚の原稿
を第1の読取部及び第2の読取部で両面の画像を読み取
ることができるので、複数枚の両面原稿について効率よ
く読み取りを行うことができ、生産性が向上する。
【0029】この場合、前記第1の読取部で一面が読み
取られた原稿を反転せしめて前記第2の読取部へ搬送
し、前記第2の読取部にて前記第1の読取部にて読み取
られた原稿の一面とは異なる他面の原稿画像を読み取る
ことが好ましい。
【0030】また、前記複数枚の原稿の異なる原稿の異
なる面の原稿画像をそれぞれ第1の読取部および第2の
読取部によりほぼ同時に読み取ることにより、複数枚の
両面原稿について効率よく読み取りを行うことができ
る。
【0031】また、上述の複数の読取部を設けた画像読
取装置において、前記複数の読取部のうち最下流に配置
された読取部から最上流に配置された読取部へ一面が読
み取られた原稿を循環搬送せしめる循環路を備えること
により、原稿からの画像読み取りを1回の通紙で更に行
うことができる。この場合、前記循環路に反転部Cを設
けることにより、一面を読み取った原稿の他面の読み取
りを行うことができるので、両面原稿の読み取りができ
る。
【0032】また、上述の第1の読取部で取得した原稿
情報に基づいて第2の読取部で読み取りを行う画像読取
装置において、前記第1の読取部にて取得された原稿情
報に基づき、モノクロ原稿かカラー原稿かの判別を行う
判別手段を有することが好ましく、モノクロ原稿とカラ
ー原稿とが混在していた場合に対応できる。この場合、
前記判別手段による判別結果に基づき、前記第2の読取
部での原稿の原稿画像の読み取りのための搬送速度を変
更するするように制御する制御手段を有することが好ま
しい。具体的には、前記制御手段は、モノクロ原稿の原
稿画像の読み取りのための搬送速度が、カラー原稿の原
稿画像の読み取りのための搬送速度より高速となるよう
に制御することにより、モノクロ原稿とカラー原稿とが
混在していた場合に、それぞれ適切な搬送速度で各読み
取りを行うことができるので、効率的な読み取りがで
き、生産性が向上する。
【0033】また、上述の画像読取装置において、モノ
クロ原稿の原稿画像の読み取りを行うモノクロモード
と、カラー原稿の原稿画像の読み取りを行うカラーモー
ドとを備えることが好ましい。
【0034】この場合、前記モノクロモードと前記カラ
ーモードとを切り換える切換手段を備えることが好まし
く、また、前記モノクロモードと前記カラーモードとを
選択する選択手段を備えることが好ましい。例えば、読
み取り原稿がモノクロ及びカラーの一方に予め決まって
いる場合には、2つの読取部で原稿を効率的に読み取る
ことができ、生産性を向上させることができる。
【0035】また、前記第2の読取部が原稿固定走査の
ための読取部を兼ねることにより、本、書籍などの原稿
を読み取る場合にも対応できる。
【0036】また、本発明による画像形成装置は、上述
の画像読取装置と、前記画像読取装置で読み取られた画
像データに基づき画像形成する画像形成装置本体とを備
えてなることを特徴とする。
【0037】この画像形成装置によれば、原稿が片面原
稿若しくは両面原稿である場合、カラー原稿である場
合、カラー原稿とモノクロ原稿とが混在している場合、
およびサイズの異なる原稿を混載した場合のいずれであ
っても、効率よく原稿の読み取りができるので、効率よ
く画像を形成することができ、生産性を向上できる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形
態による画像読取装置を概念的に示す側面図である。
【0039】図1に示すように、この画像読取装置は、
シート状の読み取り原稿を載置する原稿台20と、原稿
を読み取りのために原稿台20から装置内へ1枚づつ送
り込む給送ローラ19と、原稿を搬送する第1の搬送ロ
ーラ対21と、第1の搬送ローラ対21から送られた原
稿Sの一面S1(図1では上面)の原稿画像を読み取る
第1の読取部11と、第1の読取部11で読み取られた
原稿を送る第2の搬送ローラ対22と、第2の搬送ロー
ラ対22により原稿Sを図の下側に案内する大サイズ用
搬送路31及び小サイズ用搬送路32と、大サイズ用搬
送路31の中程に設けられた搬送ローラ対26と、大サ
イズ用搬送路31または小サイズ用搬送路32に案内さ
れて搬送された原稿を搬送する第3の搬送ローラ対23
と、第3の搬送ローラ対23から送られた原稿Sの、第
1の読取部11で読み取られる一面S1(図1では下
面)と同一面側の原稿画像を読み取る第2の読取部12
と、第2の読取部12で読み取られた原稿を送る第4の
搬送ローラ対24と、原稿を排出するため案内する排紙
搬送路36と、原稿を排出するために送り出す排紙ロー
ラ25と、排紙ローラ25から排出された原稿が載置さ
れる排紙トレイ30とを備えている。
【0040】また、画像読取装置は、第2の搬送ローラ
対22から送られた原稿が小サイズ用搬送路32の一部
を通って原稿の表裏反転のために送られて案内する第1
の反転搬送路33と、原稿を図の右方向及び左方向の両
方向に搬送するように正逆回転可能な第1の反転搬送ロ
ーラ対27及び第3の反転搬送ローラ対29と、第1の
反転搬送ローラ対27から送られた原稿を第1の読取部
11に循環せしめるように案内する第1の循環搬送路3
4と、第2の読取部12で読み取られて第4の搬送ロー
ラ対24から送られた原稿を第3の反転搬送ローラ対2
9へ案内する第2の循環搬送路35と、第4の搬送ロー
ラ対24から送られた原稿の表裏を反転して排紙トレイ
30へ排出するための反転排紙経路37と、正逆回転可
能な第2の反転搬送ローラ対28とを備えている。
【0041】更に、画像読取装置は、第2の読取部12
および走査読取部13を備えている。第2の読取部12
は、第1のプラテンガラス14と、該第1のプラテンガ
ラス14の直下の位置に静止固定されて原稿画像を読み
取る光学系16と、結像光学系55と、CCD撮像素子
56とから構成される。第2の読取部12の多数の部材
は走査読取部を兼ねており、走査読取部13は、第2の
プラテンガラス15と、該第2のプラテンガラス上に載
置された原稿の原稿画像を走査して読み取る光学系1
6’と、結像光学系55と、CCD撮像素子56とから
構成されている。
【0042】第2の読取部12での原稿Sの読み取り
は、プラテンガラス14上を搬送されている原稿Sの原
稿画像面に光源51から光が照射され、その反射光はミ
ラー52、53、54によって案内され、その反射光が
結像光学系55を介してCCD撮像素子56に取り込ま
れ、これによりCCD撮像素子56の受光面に原稿画像
が結像されて読み取られる。
【0043】また、走査読取部13での原稿Sの読み取
りは、プラテンガラス15上に載置されて静止した状態
の原稿を、プラテンガラス15に沿って図示fの方向に
光学系16’を走査しながら光源51’から光を照射す
ることにより、以降は上記第2の読取部と同様にしてC
CD撮像素子56により原稿画像が読み取られる。
【0044】第1の読取部11の読み取りにおいては、
発光ダイオ−ドと受光素子とを組み合わせたコンパクト
イメ−ジセンサ(CIS)を用い、第2の読取部12お
よび走査読取部13においては、ハロゲンランプからな
る光源51とCCD撮像素子56を組み合わせて用いて
いるが、光源51とCCD撮像素子56を、第1の読取
部11と同様の発光ダイオ−ドと受光素子とを組み合わ
せたコンパクトイメ−ジセンサ(CIS)を用いてもよ
い。
【0045】各搬送ローラ対21〜25はモータ65
(図7)とともに搬送機構を構成し、モータ65により
回転駆動される各搬送ローラ対21〜25の回転速度を
切り替えることによって原稿を搬送する速度を変えるこ
とができ、また、第1の読取部11及び第2の読取部1
2における原稿の搬送速度、即ち、読み取り速度を制御
することができる。このような搬送速度の切替を行うた
めに、少なくともローラ対21,22と、ローラ対2
3,24とは、独立して駆動できるように構成されてい
る。
【0046】また、図1に示す画像読取装置は、図2〜
図5に示すような各動作を行うために、各搬送路31〜
37に原稿の搬送方向を変えるように搬送方向切替機構
を備えているが、代表例として、第2の搬送ローラ対2
2の下流側に配置した搬送方向切替部材40を図6によ
り説明する。図6の搬送方向切替部材40は、切替ガイ
ド41と回動軸42とにより構成され、切替ガイド41
が図の回動方向r、r’に回動し経路を切り替えて、シ
ート状の原稿Sを大サイズ用搬送路31または小サイズ
用搬送路32に案内するようになっている。切替ガイド
41が方向r’に回動した状態では図6(a)のように
原稿Sは小サイズ用搬送路32に案内され、方向rに回
動した状態では図6(b)のように大サイズ用搬送路3
1に案内される。切替ガイド41の切替動作はソレノイ
ド、モータ(図示省略)等により回動軸42を適切なタ
イミングで作動させて行われる。同様に、搬送路35と
搬送路36とを切り替えるための搬送方向切替部材4
3、及び搬送路36と反転排紙経路37とを切り替える
ための搬送方向切替部材44が設けられている。
【0047】図7は本実施の形態における画像読取装置
および画像形成装置における読み取られた画像データと
制御信号の流れおよび制御部のブロック図である。ここ
で実線は画像データの流れを、破線は制御信号の流れを
示している。第1の読取部11、又は第2の読取部12
若しくは走査読取部13で読み取られた原稿の画像デー
タは第1の画像処理部57又は第2の画像処理部58に
て、データ変換処理、補正処理、圧縮処理、カラー画像
処理等の画像処理が施された後に、メモリに記憶され
る。ここで第1の画像処理部57および第2の画像処理
部58において、第1読取部ではCISで読み取られ、
第2の読み取り部ではCCD撮像素子で読み取られた場
合には、それぞれ異なる画像処理が施され、同種の画像
データに変換されてメモリ59に記憶されることが好ま
しい。それぞれ同種のCISが用いられた場合は、第1
の画像処理部57および第2の画像処理部58において
同一の画像処理を施してもよい。
【0048】画像形成においては、メモリ59の画像デ
ータが、第1の画像処理部57又は第2の画像処理部5
8を経由して、画像形成部の画像書き込み部60に送ら
れる。該画像書き込み部60で感光体に静電潜像として
書き込みが行われ、静電潜像が現像され、記録紙に転写
および定着されて画像が形成される。
【0049】また、図7においては画像読取装置におけ
る原稿の搬送速度、読取速度(読み取り時の搬送速度を
読取速度と称することもある)、搬送方向の切り替え、
各種モード等の制御を行うブロック図を示している。第
1の読取部11で読み取られた画像データを第1の画像
処理部57にて画像処理しその出力レベルに基づいてそ
の原稿画像がモノクロ画像であるかカラー画像である
か、或いは原稿画像がどのようなサイズであるかを判別
する判別部61と、この判別結果に基づいて第2の読取
部での読み取り時の搬送速度を、モノクロ画像の場合は
高速な第1の搬送速度にて、カラー画像の場合は低速の
第2の搬送速度にて原稿を搬送するように制御するCP
U等からなる制御部64と、各種モードにおける制御さ
れる搬送ローラ対19〜29の回転駆動のためのモータ
65と、装置外部から操作が可能で片面−両面モード、
モノクロ−カラーモード、混載モード等のモードを選択
するためのモード選択部67を備えた操作表示部66、
読み取りタイミングを取るための先後端原稿検知センサ
K1、K2、搬送方向を切り替えるための搬送方向切替
部材40、43、44とを備えている。
【0050】図7における制御部においては、原稿の搬
送速度が制御される。原稿の読み取りにおける生産性を
高くするには読み取り時以外において、読み取り時に比
べて原稿を高速で搬送することが好ましい。
【0051】前述した効果を有する実施の態様として、
原稿台から読取部までの搬送速度および読み取り後にお
ける読取部から排紙トレイ又は次の読取部までの搬送経
路における搬送速度を高速とするように制御される。即
ち、原稿台から読取部までを高速の第1の搬送速度で、
読み取り時には中速の第2の搬送速度で、読み取り後の
排紙トレイ又は次の読取部までを高速の第3の搬送速度
で原稿を搬送するように制御部64において制御する。
前記高速の搬送速度である第1の搬送速度および第3の
搬送速度は、同一の高速な搬送速度とすることが制御の
簡略化の点で好ましい。
【0052】前述した読み取り時の中速の第2の搬送速
度は、モノクロ原稿の場合の搬送速度を示したものであ
り、カラー原稿の場合には同様の第2の搬送速度を適用
してもよいが、カラー原稿においてはより詳細な色分離
しても十分な画像データを読み取る必要があるため、低
速の第4の搬送速度とすることが好ましい。
【0053】また、モノクロ原稿か、カラー原稿かの画
像判別のための読取速度は、前記カラー原稿の読み取り
の場合の第4の搬送速度としてもよいが、色判別のため
の画像データを読みとれればよいので、第4の搬送速度
よりは高速となる中速の第5の搬送速度とする事が好ま
しい。この場合、モノクロ原稿に対する第2の搬送速度
を適用したり、更に色判別の画像処理が可能であればよ
り高速の第1の搬送速度および第3の搬送速度を適用し
て制御の簡略化を行うことが好ましい。
【0054】更に又、混載原稿モード時における読取速
度は、原稿サイズを判別するための外郭部分の画像デー
タが得られれば十分であるため、読取速度を高速の第6
の搬送速度とすることが好ましい。この場合、モノクロ
原稿に対する第2の搬送速度を適用したり、更にサイズ
検知のための画像判別が可能であればより高速の第1の
搬送速度および第3の搬送速度を適用して制御の簡略化
を行うことが好ましい。
【0055】前記第1から第6の搬送速度は、例えば第
1の搬送速度を800mm/秒、第2の搬送速度を40
0mm/秒、第3の搬送速度を800mm/秒、第4の
搬送速度を300mm/秒、第5の搬送速度を400m
m/秒、第6の搬送速度を400mm/秒とすればよ
い。
【0056】図7において液晶タッチパネル等からなる
操作表示部66のモード選択部67にて、両面原稿の原
稿画像を読み取るための両面モード、カラー原稿のカラ
ー原稿画像を読み取るためのカラーモード、混載原稿の
各原稿毎に原稿サイズを検知して原稿画像を読み取るた
めの混載モードを選択してモードを設定することができ
る。なお、前述のモード以外に片面モード、モノクロモ
ード、同一原稿サイズモードを選択できるようにモード
選択部66に各モードを設けてもよいが、デフォルト設
定しておくことにより両面モードが選択されていない場
合は片面モードに、カラーモードが選択されていない場
合はモノクロモードに、混載モードが選択されていない
場合は同一原稿サイズモードが選択されて設定されるよ
うにしておくことが好ましい。
【0057】モード選択部67にて、両面モードが選択
されて設定されると制御部64においては、両面原稿に
対応した原稿の搬送を行うように各搬送ローラを駆動す
るためのモータ65を制御する。なお、デフォルト設定
により両面モードが選択されていない場合は片面原稿に
対応した原稿の搬送を行うように各搬送ローラを駆動す
るためのモータ65を制御する。
【0058】モード選択部67にて、カラーモードが選
択されると制御部64においては、カラー原稿に対応し
た搬送速度となるように読み取り時に第4の搬送速度で
各搬送ローラを駆動するようにモータ65および各部を
制御するすると共に読み取り後においてカラー画像に適
した画像処理を行うためのカラー原稿か、モノクロ原稿
かを判別する画像判別がなされる。なお、デフォルト設
定によりカラーモードが選択されていない場合はモノク
ロ原稿に対応した読取速度となるようにモノクロ原稿に
対応した第2の搬送速度となるように各搬送ローラを駆
動するためのモータ65および各部を制御する。
【0059】前記画像判別において、カラー原稿である
と判別された場合には第2の読取部でカラー原稿に対応
した読み取りを行うように第4の搬送速度で搬送するよ
うに制御される。
【0060】前記画像判別において、モノクロ原稿であ
ると判別された場合には第2の読取部でモノクロ原稿に
対応した読み取りを行うように制御される。或いは、第
1の読取部で画像判別に用いたデータを原稿の画像デー
タとしてメモリに記憶して保持するようにしても良く、
この第1の読取部でモノクロ原稿を読み取った場合の以
降の原稿の搬送の制御は、モノクロモードと同様の搬送
の制御を行えばよい。
【0061】モード選択部67にて、混載モードが選択
されると制御部64においては、各原稿について第1の
読取部11にて第6の搬送速度で原稿を搬送して読み取
りを行うと共に、読み取り後において読み取られた画像
データから原稿サイズを判別し、検知された原稿サイズ
の情報に基づき第2の読取部12にて、原稿サイズに対
応した読み取りの制御を行うと共に読み取り時において
第2の搬送速度で原稿の搬送を行うように各搬送ローラ
を駆動するモータ65および各部を制御する。なお、デ
フォルト設定により混載モードが選択されていない場合
は、同一原稿サイズに対応した原稿の搬送を行うように
各搬送ローラを駆動するためのモータ65および各部を
制御する。
【0062】また、カラーモードにおける前記画像判別
においては、カラー原稿の判別と共に原稿サイズの判別
を行うことが好ましい。この場合においては、ユ−ザ−
は敢えて混載モードを選択しなくてもよいため操作性の
向上となる。
【0063】前述の画像読取装置によれば、原稿が片面
原稿または両面原稿、モノクロ原稿またはカラー原稿、
原稿サイズの混載、およびモノクロ原稿とカラー原稿の
混載であっても、生産性の高い読み取りを行うことがで
きる。以下原稿の各条件毎に画像読取装置の動作を図2
から図5により詳細に説明する。なお、図2から図5で
は、図1に示されている部分で動作に使用しない部分の
図示を省略している。
【0064】1.モノクロモードで片面原稿である場合
の動作(図2)
【0065】図2に示すように、複数枚のモノクロ(白
黒)原稿S1、S2の原稿画像を読み取る場合、図7の
操作表示部66のモード選択部67にて何れのモードも
選択されていないとモノクロモードで動作することとと
なり、原稿トレイ20から1枚目の原稿S1を給送ロー
ラ19にて送り込み、第1の搬送速度で第1の読取部1
1にて読み取りを行わず通過させて搬送ローラ21、2
2により搬送し、原稿S1が例えばA4、B5等の小サ
イズである場合は、図2(a)に示すように搬送方向切
替部材40にて搬送路32に案内し、又は原稿S1が例
えばA3、B4等の大サイズである場合は、搬送方向切
替部材40にて搬送路31に案内して搬送ローラ26で
搬送し、第2の読取部12の近傍まで搬送する。第2の
読取部12の近傍に設けられたセンサK2により原稿S
1の先端が検知されると原稿S1の搬送速度をモノクロ
原稿読み取りのための搬送速度である第2の搬送速度に
切り替え、搬送ローラ23、24により搬送しながらセ
ンサK2により原稿S1の先端が検知された情報に基づ
き原稿Sの先端位置にタイミングを合わせて第2の読取
部12にて原稿S1の一面(片面)の原稿画像を読み取
る。なお、センサK2を設けず原稿の搬送を開始した後
の所定のタイミングにて搬送速度を切り替えるようにし
てもよい。このような場合のタイミングは、原稿の搬送
開始からの経過時間や、駆動源として用いられる例えば
ステッピングモータの駆動のステップ数の情報を適用す
ることができる。前記読み取りのタイミングとは、光源
51による露光を開始した後にCCD撮像素子により画
像データの取り込みを開始するタイミングである。
【0066】第2の読取部12にて一面(片面)の原稿
画像が読み取られた後の原稿S1は、第2の搬送速度か
ら第3の搬送速度に切り替えられて、搬送ローラ24、
搬送方向切替部材43、44により搬送経路31に案内
して搬送され、排紙ローラ25にて排出されて排紙トレ
イ30上に読み取られた一面が下面になるように順次積
載される。
【0067】次の原稿S2は、前記原稿S1の搬送中に
引き続いて同様に送り出され、第1の搬送速度にて第1
の読取部の近傍まで搬送される。第1の読取部11の近
傍に設けられたセンサK1により原稿S2の先端が検知
されると原稿S2の搬送速度をモノクロ原稿読み取りの
ための搬送速度である第2の搬送速度に切り替え、搬送
ローラ21、22により搬送しながらセンサK1により
原稿S2の先端が検知された情報に基づき原稿S2の先
端位置にタイミングを合わせて第1の読取部11にて原
稿S2の一面(片面)の原稿画像が読み取られる。
【0068】第1の読取部11にて一面(片面)の原稿
画像が読み取られた後の原稿S2は、第2の搬送速度か
ら第3の搬送速度に切り替えられて、第2の読取部12
で読み取りを行わずに通過させて原稿S1と同様に排紙
トレイ30上に読み取られた一面が下面になるように排
紙されて前記原稿S1の上に順次積載される。上述した
複数の原稿S1、S2の読み取りにおいては、ほぼ同時
に読み取りが実行されるように原稿S1、S2の搬送が
制御される。即ち、先の原稿である原稿S1が第2の読
取部12の近傍に到達すると同じ時刻に、後の原稿であ
る原稿S2が第1の読取部11の近傍に到達するように
搬送が制御される。このような搬送を行うためには、先
の原稿S1の搬送を開始した後に、所定の原稿間隔とな
るように先の原稿S1の搬送を開始してから所定の時間
が経過した後に次の原稿S2の搬送を開始するように搬
送を制御すればよい。
【0069】更に原稿S2に引き続く次の原稿S3は、
原稿S2の搬送中に引き続いて所定の原稿間隔となるよ
うに先の原稿S2の搬送を開始してから所定の時間が経
過した後に送り出され、原稿S1と同様に搬送するよう
に制御される。
【0070】更に原稿S3に引き続く原稿S4は前記し
た原稿S2と同様に搬送されるように制御される。以
降、原稿S5、S6、・・・は前記した原稿S3又は原
稿S4と同様に搬送が制御される。
【0071】また、原稿S1、S2がA3、B4等の大
サイズである場合、図2(b)のように、搬送経路31
を通って、図2(a)と同様にして原稿S1,S2の原
稿画像を読み取る。なお、原稿トレイ20には原稿が載
置されると載置された原稿の原稿サイズを検知する機構
を設けることが好ましく、この検知された原稿の原稿サ
イズ情報に基づいて図6(a)、(b)に示すように切
替ガイド40を切り替えるように制御する。
【0072】上述の図2(a)、(b)の何れの場合で
も、原稿S1、S2の一面(片面)から第2の読取部1
2及び第1の読取部11で読み取られた2頁分の画像デ
ータは、図7の第2の画像処理部58又は第1の画像処
理部57に送られて同時期に圧縮処理、データ変換等の
画像処理がなされた後にメモリ59に記憶される。
【0073】図2で読み取りのための原稿が多数ある場
合には、図2(c)の表のように、第2の読取部12で
1,3,5,・・・の各奇数頁を順に読み取り、第1の
読取部11で2,4,6,・・・の各偶数頁を順に読み
取り、第1の画像処理部57又は第2の画像処理部58
に送られて、ほぼ同時期に1,2頁のそれぞれの画像処
理がなされた後にメモリ59に記憶され、引き続く3、
4頁も同様にほぼ同時期に3,4頁の画像処理がなされ
た後にメモリ59に記憶され、といったように2頁づつ
順次ほぼ同時期に複数の原稿画像が読み取られて画像処
理がなされ、その後にメモリ59に記憶される。
【0074】以上のように、複数枚の原稿を順次搬送
し、複数の読取部、例えば2つの読取部11,12にて
ほぼ同時期に複数の各原稿画像を読み取り、複数の画像
処理部、例えば第1の画像処理部57、第2の画像処理
部58にてほぼ同時期に複数の画像処理がなされるた
め、複数の片面の原稿を効率的に読み取ることができ、
画像形成(複写)の生産性の向上となる。更に、読み取
り時以外の原稿の搬送速度を読み取り時よりも高速とす
ることにより、複数の片面の原稿を一層効率的に読み取
ることができ、生産性の一層の向上となる。
【0075】2.モノクロモードで両面である場合の動
作(図3)
【0076】図3(a)に示すように、複数枚のモノク
ロ(白黒)原稿S1、S2のそれぞれの両面、即ち、原
稿S1の表面(S1−1)と裏面(S1−2)、原稿S
2の表面(S2−1)と裏面(S2−2)の原稿画像を
読み取る場合、図7の操作表示部66のモード選択部6
7にて両面モードを選択する。両面モードが選択される
と両面モードで動作することととなり、原稿トレイ20
から1枚目の原稿S1を給送ローラ19にて送り込み、
第1の搬送速度にて第1の読取部の近傍まで搬送され
る。第1の読取部11の近傍に設けられたセンサK1に
より原稿S1の先端が検知されると原稿S1の搬送速度
をモノクロ原稿読み取りのための搬送速度である第2の
搬送速度に切り替え、搬送ローラ21、22により搬送
しながらセンサK1により原稿S1の先端が検知された
情報に基づき原稿S1の先端位置にタイミングを合わせ
て第1の読取部11にて原稿S1の表面S1−1の原稿
画像が読み取られる。
【0077】第1の読取部11にて表面S1−1の原稿
画像が読み取られた後に、原稿S1は、第2の搬送速度
から第1の搬送速度に切り替えられて搬送路33に搬送
される。搬送路33に搬送された原稿S1は後端が反転
ローラ27近傍に達したところでセンサK3により後端
が検知され、後端の検知情報に基づき反転ローラ27に
挟持された状態で反転ローラ27の回転方向が切り替え
られ、反転搬送されて第2の読取部12へと搬送され
る。第2の読取部12の近傍まで搬送され、第2の読取
部12の近傍に設けられたセンサK2により原稿S1の
先端が検知されると、原稿S1の搬送速度をモノクロ原
稿読み取りのための搬送速度である第2の搬送速度に切
り替え、搬送ローラ23、24により搬送しながらセン
サK2により原稿S1の先端が検知された情報に基づき
原稿Sの先端位置にタイミングを合わせて第2の読取部
12にて原稿S1の裏面S1−2の原稿画像を読み取
る。第2の読取部12にて裏面S1−2の原稿画像が読
み取られた後の原稿S1は、第2の搬送速度から第3の
搬送速度に切り替えられて、搬送ローラ24、搬送方向
切替部材43、44により搬送経路31に案内して搬送
され、原稿S1の後端が反転ローラ28近傍に達したと
ころでセンサK4により後端が検知され、後端の検知情
報に基づき反転ローラ28に挟持された状態で反転ロー
ラ28の回転方向が切り替えられ、反転搬送されて搬送
方向切替部材44により上方の排紙ローラ25に向けて
案内され、排紙ローラにて排出されて排紙トレイ30上
に表面S1−1が下面になるように順次積載される。
【0078】次の原稿S2は、原稿S1の搬送中に引き
続いて同様に送り出され、第1の搬送速度にて第1の読
取部の近傍まで搬送される。第1の読取部11の近傍に
設けられたセンサK1により原稿S2の先端が検知され
ると原稿S2の搬送速度をモノクロ原稿読み取りのため
の搬送速度である第2の搬送速度に切り替え、搬送ロー
ラ21、22により搬送しながらセンサK1により原稿
S2の先端が検知された情報に基づき原稿S2の先端位
置にタイミングを合わせて第1の読取部11にて原稿S
2の表面S2−1の原稿画像が読み取られる。
【0079】第1の読取部11にて表面S2−1の原稿
画像が読み取られた後の原稿S2は、前記原稿S1と同
様にして以降の搬送、第2の読取部での裏面S2−2の
原稿画像の読み取り、および排紙トレイ30上への排紙
がなされる。上述した複数の原稿S1の裏面S1−2の
第2の読取部での読み取りと原稿S2の表面S2−1の
第1の読取部での読み取りにおいては、ほぼ同時に読み
取りが実行されるように原稿S1、S2の搬送が制御さ
れる。即ち、先の原稿である原稿S1が第2の読取部1
2の近傍に到達すると同じ時刻に、後の原稿である原稿
S2が第1の読取部11の近傍に到達するように搬送が
制御される。
【0080】更に、原稿S2に引き続く原稿S3は、原
稿S2と同様に搬送され両面が読み取られる(図3
(b))。
【0081】上述のようにして、例えば原稿S1の裏面
S1−2と原稿S2の表面S2−1からの第2の読取部
12および第1の読取部11で読み取られたそれぞれの
2頁分の画像データは、図7の第2の画像処理部58又
は第1の画像処理部57にそれぞれ送られて同時期に圧
縮処理、データ変換等の画像処理がなされた後にメモリ
59に記憶される。
【0082】図3で読み取りのための原稿が多数ある場
合には、図3(c)の表のように、第1の読取部11で
1,3,5,・・・のように各原稿の表面の各頁を順に
読み取り、第2の読取部12で2,4,6,・・・のよ
うに各原稿の裏面の各頁を順に読み取り、第1の画像処
理部57又は第2の画像処理部58に送られて、ほぼ同
時期に先の原稿の裏面の頁と後の原稿の表面の頁のそれ
ぞれの画像処理がなされた後にメモリ59に記憶され
る。
【0083】この場合において、図3(c)にも示すよ
うに、最初の原稿S1の表面S1−1および最後の原稿
の裏面の読み取りにおいては、それぞれ第1の読取部1
1又は第2の読取部12での単独の読み取りを行い、同
時期での読み取りを行わない。
【0084】以上のように、複数枚の原稿を順次搬送
し、複数の読取部、例えば2つの読取部11,12にて
ほぼ同時期に複数枚の原稿の両面の各原稿画像を同時期
に読み取り、複数の画像処理部、例えば第1の画像処理
部57、第2の画像処理部58にてほぼ同時期に複数の
画像処理がなされるため、複数枚の両面の原稿を効率的
に読み取ることができ、画像形成(複写)の生産性の向
上となる。更に、読み取り時以外の原稿の搬送速度を読
み取り時よりも高速とすることにより、複数の片面の原
稿を一層効率的に読み取ることができ、生産性の一層の
向上となる。
【0085】3.カラーの片面原稿である場合(図4)
【0086】図4(a)に示すように、複数枚のカラー
原稿S1、S2の原稿画像を読み取る場合、図7の操作
表示部66のモード選択部67にてカラーモードを選択
するとカラーモードで動作することととなり、原稿トレ
イ20から1枚目の原稿S1を給送ローラ19にて送り
込み、第1の読取部11の近傍まで搬送する。第1の読
取部11の近傍に設けられたセンサK1により原稿S1
の先端が検知されると原稿S1の搬送速度を画像判別の
読み取りのための搬送速度である第5の搬送速度に切り
替え、搬送ローラ21、22により搬送しながらセンサ
K1により原稿S1の先端が検知された情報に基づき原
稿S1の先端位置にタイミングを合わせて第1の読取部
11にて原稿S1の一面(片面)の原稿画像を読み取
る。
【0087】第1の読取部11で読み取られた原稿S1
の画像データは、第1の画像処理部47へ送られ、更に
判別部61にて画像判別の処理が行われる。この画像判
別としては、カラー原稿か、モノクロ原稿かの判別を行
い、この判別結果に基づいて制御部64はモータ65の
駆動を制御して搬送ローラ23,24の回転速度を変え
ることにより、第2の読取部12での読み取りのための
搬送速度を、カラー原稿である場合には低速の第4の搬
送速度に、モノクロ原稿である場合には中速の第2の搬
送速度に制御する。
【0088】第1の読取部11にて画像判別のための一
面(片面)の原稿画像が読み取られた後の原稿S1は、
第5の搬送速度から第3の搬送速度に切り替えられて、
第2の読取部12の近傍まで搬送され、第2の読取部1
2の近傍に設けられたセンサK2により原稿S1の先端
が検知されると、原稿S1の搬送速度を、原稿S1がカ
ラー原稿である場合にはカラー原稿読み取りのための搬
送速度である第4の搬送速度に切り替え、或いは原稿S
1がモノクロ原稿である場合にはモノクロ原稿読み取り
のための搬送速度である第2の搬送速度に切り替え、搬
送ローラ23、24により搬送しながら前記センサK2
により原稿S1の先端が検知された情報に基づき原稿S
1の先端位置にタイミングを合わせて第2の読取部12
にて原稿S1のカラー又はモノクロの原稿画像が読み取
られる。
【0089】第2の読取部12にて原稿画像が読み取ら
れた後の原稿S1は、第4の搬送速度又は第2の搬送速
度から第3の搬送速度に切り替えられて、搬送ローラ2
4、搬送方向切替部材43、44により搬送経路31に
案内して搬送され、原稿S1の後端が反転ローラ28近
傍に達したところでセンサK4により後端が検知され、
後端の検知情報に基づき反転ローラ28に挟持された状
態で反転ローラ28の回転方向が切り替えられ、反転搬
送されて搬送方向切替部材44により上方の排紙ローラ
25に向けて案内され、排紙ローラにて排出されて排紙
トレイ30上に原稿S1の読み取られた面が下面になる
ように順次積載される。
【0090】次の原稿S2は、原稿S1の搬送中に引き
続いて同様に送り出され、第1の搬送速度にて第1の読
取部の近傍まで搬送される。第1の読取部11の近傍に
設けられたセンサK1により原稿S2の先端が検知され
ると原稿S2の搬送速度を画像判別の読み取りのための
搬送速度である第5の搬送速度に切り替え、搬送ローラ
21、22により搬送しながら前記センサK1により原
稿S1の先端が検知された情報に基づき原稿S1の先端
位置にタイミングを合わせて第1の読取部11にて原稿
S2の一面(片面)の原稿画像を読み取る。
【0091】第1の読取部11にて原稿S2の原稿画像
が読み取られた後の原稿S2は、前記原稿S1と同様に
して以降の搬送、第2の読取部での原稿画像の読み取
り、および排紙トレイ30上への排紙がなされる。上述
した複数の原稿S1の原稿画像の読み取りのための第2
の読取部での読み取りと、原稿S2の画像判別のための
第1の読取部での読み取りにおいては、ほぼ同時に読み
取りが実行されるように原稿S1、S2の搬送が制御さ
れる。即ち、先の原稿である原稿S1が第2の読取部1
2の近傍に到達すると同じ時刻に、後の原稿である原稿
S2が第1の読取部11の近傍に到達するように搬送が
制御される。
【0092】更に原稿S2に引き続く原稿S3は、原稿
S2と同様に搬送され画像判別がなされ、画像判別結果
に従って原稿画像が読み取られる。
【0093】上述のようにして、例えば原稿S1の第2
読取部12での原稿画像の読み取りと原稿S2の第1の
読取部11で画像判別のために読み取られたそれぞれの
読み取り画像データおよび画像判別のための画像データ
は、それぞれ図7の第2の画像処理部58又は第1の画
像処理部57にそれぞれ送られて同時期に圧縮処理、デ
ータ変換等の画像処理、又は画像判別処理がなされ、メ
モリ59に記憶されると共に、判別結果に基づいた制御
部による原稿の搬送制御がなされる。
【0094】図4で読み取りのための原稿が多数ある場
合には、図4(b)の表のように、第1の読取部11で
1,2,3,・・・のように各原稿の各頁を順に読み取
り画像判別を行った後に、判別結果に基づいて第2の読
取部12で1,2,3,・・・のように各原稿の各頁を
順に読み取り、第1の画像処理部57又は第2の画像処
理部58に送られて、ほぼ同時期に先の原稿の画像処理
と後の原稿の画像判別の処理が同時期になされる
【0095】この場合において、図4(b)にも示すよ
うに、最初の原稿S1の画像判別のための読み取りおよ
び最後の原稿の原稿画像の読み取りにおいては、それぞ
れ第1の読取部11又は第2の読取部12での単独の読
み取りを行い、同時期での読み取りを行わない。
【0096】以上のように、複数枚のカラー原稿を順次
搬送し、複数の読取部、例えば2つの読取部11,12
にてほぼ同時期に複数枚の原稿の各原稿画像を同時期に
読み取り、複数の画像処理部、例えば第1の画像処理部
57に付設された判別部61にて画像判別を行い、第2
の画像処理部58にてほぼ同時期に読み取られた画像デ
ータの画像処理がなされるため、複数枚のカラー原稿を
効率的に読み取ることができ、画像形成(複写)の生産
性の向上となる。更に、読み取り時以外の原稿の搬送速
度を読み取り時よりも高速とすることにより、複数のカ
ラー原稿を一層効率的に読み取ることができ、生産性の
一層の向上となる。
【0097】また、モノクロ原稿とカラー原稿が混在し
ていても、モノクロ原稿か、カラー原稿かを判別部61
にて判別することで、モノクロ原稿およびカラー原稿の
それぞれに適した読み取りの搬送速度を適用することが
でき、更に一層のカラー原稿の画像形成(複写)の生産
性の向上となる。
【0098】4.カラーの両面原稿である場合(図5)
【0099】図5(a)に示すように、複数枚のカラー
の両面原稿S1、S2の原稿画像を読み取る場合、図7
の操作表示部66のモード選択部67にてカラーモード
および両面モードを選択するとカラー両面モードで動作
することととなる。この場合において、1枚目の原稿S
1の表面S1−1の第2の画像読取部12までの原稿の
搬送、および次の原稿S2の表面S2−1の第1の読取
部11での画像判別のための読み取りまでの原稿S1、
S2の搬送は、前述したカラーの片面原稿である場合と
同様に搬送するように制御される。
【0100】第2の読取部12にて原稿画像が読み取ら
れた後の原稿S1は、第4の搬送速度又は第2の搬送速
度から第3の搬送速度に切り替えられて、搬送ローラ2
4、搬送方向切替部材43により搬送経路35に案内さ
れ、引き続く搬送経路34へ搬送される(図5
(b))。原稿S1の後端が搬送経路33に設けた反転
ローラ29近傍に達したところでセンサK5により後端
が検知され、後端の検知情報に基づき反転ローラ29に
挟持された状態で反転ローラ29の回転方向が切り替え
られ、反転搬送されて搬送方向切替部材45により上方
に案内され、第1の読取部11へ循環搬送される。第1
の読取部11へ循環搬送された原稿S1の裏面S1−2
は、以降の第2の読取部12での読み取りまでは前記し
た表面S1−1と同様になされる。
【0101】この原稿S1の裏面S1−2の第1の読取
部11での裏面S1−2の画像判別のための読み取り時
において、次の原稿S2の表面S2−1の第2の読取部
12での原稿画像の読み取りが行われるようにそれぞれ
原稿S1、S2を搬送するように制御する。
【0102】更に、原稿S1の裏面S1−2の第2の読
取部12での裏面S1−2の原稿画像の読み取り時と同
時期に、次の原稿S2の裏面S2−2の第1の読取部1
1での画像判別のための読み取りが行われるようにそれ
ぞれ原稿S1、S2をそれぞれ搬送又は循環搬送する。
【0103】第2の読取部12にて両面の原稿画像が読
み取られた後の原稿S1は、第4の搬送速度又は第2の
搬送速度から第3の搬送速度に切り替えられて、搬送ロ
ーラ24、搬送方向切替部材43、44により搬送経路
31に案内して搬送され、原稿S1の後端が反転ローラ
28近傍に達したところでセンサK4により後端が検知
され、後端の検知情報に基づき反転ローラ28に挟持さ
れた状態で反転ローラ28の回転方向が切り替えられ、
反転搬送されて搬送方向切替部材44により上方の排紙
ローラ25に向けて案内され、排紙ローラにて排出され
て排紙トレイ30上に原稿S1の表面が下面になるよう
に順次積載される(図5(c))。
【0104】次の原稿S2および引き続く原稿S3は、
原稿S1の排紙トレイへの搬送中に、原稿S2を第1の
読取部11から第2の読取部12へ搬送すると共に、次
の原稿S3を原稿トレイ20から送り出し、第1の搬送
速度にて第1の読取部の近傍まで搬送する。
【0105】第2の読取部で原稿S2の裏面S2−2の
読み取りと同時期に、第1の読取部11にて原稿S3の
表面S3−1の画像判別のための読み取りを行う。
【0106】第2の読取部12にて原稿S2の両面の原
稿画像が読み取られた後の原稿S2は、前記原稿S1と
同様にして排紙トレイ30上への排紙がなされる。第1
の読取部11にて原稿S3の表面S3−1の画像判別の
ための読み取りが行われた後の原稿S3は、前記原稿S
1と同様にして以降の第2の読取部12での表面S3−
1の原稿画像の読み取り、循環搬送、第1読取部11で
の裏面S3−2の画像判別のための読み取り、第2読取
部12での裏面S3−2の原稿画像の読み取り、および
排紙トレイ30上への排紙がなされる。
【0107】更に原稿S3に引き続く原稿S4は、原稿
S2と同様に搬送され、表裏両面の画像判別、画像判別
結果に従った原稿画像の読み取りが行われる。以降、原
稿S1、S2と同様にして複数の2枚単位の原稿の組と
して同様に両面が読み取られる。
【0108】上述のようにして、例えば原稿S1の表面
S1−1の第2読取部12での原稿画像の読み取りと原
稿S2の表面S2−1の第1の読取部11で画像判別の
ために読み取られたそれぞれの読み取り画像データおよ
び画像判別のための画像データは、それぞれ図7の第2
の画像処理部58又は第1の画像処理部57にそれぞれ
送られて同時期に圧縮処理、データ変換等の画像処理、
又は画像判別処理がなされ、メモリ59に記憶されると
共に、判別結果に基づいた制御部による原稿の搬送制御
がなされる。
【0109】図5で読み取りのための原稿が多数ある場
合には、図5(d)の表のように、第1の読取部11で
1,3,2,4,・・・のように各両面原稿の各頁を順
に読み取り画像判別を行った後に、判別結果に基づいて
第2の読取部12で1,3,2,4,・・・のように各
両面原稿の各頁を順に読み取り、第1の画像処理部57
又は第2の画像処理部58に送られて、ほぼ同時期に先
の原稿の画像処理と後の原稿の画像判別の処理が同時期
になされる。
【0110】この場合において、図5(d)にも示すよ
うに、最初の原稿S1の表面S1−1も画像判別のため
の読み取りおよび最後の原稿の裏面の原稿画像の読み取
りにおいては、それぞれ第1の読取部11又は第2の読
取部12での単独の読み取りを行い、同時期での読み取
りを行わない。
【0111】以上のように、複数枚のカラーの両面原稿
を順次搬送し、複数の読取部、例えば2つの読取部1
1,12にてほぼ同時期に複数枚の両面原稿の各原稿画
像を同時期に読み取り、複数の画像処理部、例えば第1
の画像処理部57に付設された判別部61にて画像判別
を行い、第2の画像処理部58にてほぼ同時期に読み取
られた画像データの画像処理がなされるため、複数枚の
カラーの両面原稿を効率的に読み取ることができ、画像
形成(複写)の生産性の向上となる。更に、読み取り時
以外の原稿の搬送速度を読み取り時よりも高速とするこ
とにより、複数のカラーの両面原稿を一層効率的に読み
取ることができ、生産性の一層の向上となる。
【0112】また、モノクロ原稿とカラー原稿が混在し
ていても、モノクロ原稿か、カラー原稿かを判別部61
にて判別することで、モノクロ原稿およびカラー原稿の
それぞれに適した読み取りの搬送速度を適用することが
でき、更に一層のカラー原稿の画像形成(複写)の生産
性の向上となる。
【0113】以上のように、図1,図6,図7に示した
画像読取装置によれば、モノクロモード(またはカラー
モード)に固定された場合に原稿画像が片面でも両面で
も、図2,図3のように、2つの読取部11,12で原
稿画像を効率的に読み取ることができ、2つの画像処理
部57,58で同時に画像処理を行うことができるか
ら、より効率的な読み取り動作が可能となり、生産性を
向上させることができる。また、カラーとモノクロの混
在モードの場合原稿画像が片面でも両面でも、図4,図
5のように、2つの読取部11,12で原稿画像を読み
取りながらカラーかモノクロかを判別しかつ本スキャン
を行うことができるから、より効率的な読み取り動作が
可能となり、生産性を向上させることができ、また、判
別スキャンによる判別処理を判別部61で行うと同時に
本スキャンによる画像情報の画像処理を画像処理部で行
うことができ、効率的な画像処理が可能である。このよ
うに、2つの読取部を全モードでフルに活用することに
よって、原稿の種別(モノクロ/カラー及び両面/片
面)に関わらず常に最高の生産性を実現できる画像読取
装置(スキャナ)を提供することができる。
【0114】上述の画像読取装置の画像処理部57,5
8から画像処理信号が例えばインクジェット式や電子写
真方式のプリンタに送られ、その画像処理信号に基づい
てプリンタで画像が形成される。また、上述の画像読取
装置が画像形成装置に内蔵された場合には、画像処理信
号が図7のような画像書込装置60に送られ、画像情報
書込装置60から例えば画像処理信号に基づいて変調さ
れたレーザ光を感光ドラムに照射することにより画像情
報を書き込み、この感光ドラムに書き込まれた画像情報
を現像し、記録紙に転写することにより画像を形成す
る。かかる画像形成装置の例を図8により説明する。
【0115】図8は、画像形成装置の概略的構成を示す
側面図である。図8に示す画像形成装置70は、その上
部に図1の画像読取装置を備え、図1のCCD撮像素子
56からの画像信号が送られる図7の画像書込部60を
画像読取装置の下部に備える。また、画像形成装置70
は、画像書込部60で画像処理信号に基づいて変調され
たレーザ光が露光されて潜像を形成する感光ドラム71
と、感光ドラム71の周囲に配置された帯電器72,現
像器73,転写器74,75,クリーニング部76とを
備える。
【0116】図8の画像形成装置70では、次のように
して画像が記録紙30に形成される。画像書込部60か
らのレーザ光が回転中の感光ドラム71に露光されて潜
像を形成し、この潜像が現像器73によりトナー現像さ
れる。図8の下方の給紙カセットOAまたはOBから搬
送ローラ対により図の上方に送られた記録紙30が搬送
ローラ対61により感光ドラム71の回転と同期してタ
イミングよく感光ドラム71と転写器74,75との間
に送られ、記録紙に現像された画像が転写される。次
に、記録紙は図の矢印方向に搬送ベルト77により搬送
され、定着器78でトナー像が定着されて記録紙上に画
像が形成される。
【0117】記録紙は、片面の画像形成で終了の場合
は、搬送方向切替部材81の作動により搬送ローラ対8
5により排出部80に排出される。また、記録紙の反対
面にも画像を形成する場合には、搬送方向切替部材81
が作動して記録紙が反転ローラ対82等により下方の反
転部83に送られてから上方に送られて搬送部84を通
り、感光ドラム71の下方に反転した状態で搬送され、
同様にして反対面に画像が形成されてから排出部80に
排出される。
【0118】以上のように本発明を実施の形態により説
明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、
本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能であ
る。例えば、第1の読取部11をCCD撮像素子から構
成してもよく、また、第2の読取部12をコンパクトイ
メージセンサ(CIS)から構成してもよい。また、カ
ラー画像を読み取る読取速度を複数段階に設定してもよ
い。
【0119】
【発明の効果】本発明によれば、読み取り原稿が片面原
稿若しくは両面原稿である場合、カラー原稿である場
合、カラー原稿とモノクロ原稿とが混在している場合、
およびサイズの異なる原稿を混載した場合において、効
率よく原稿の読み取りができ、生産性の著しく高い画像
読取装置、画像読取方法および画像形成装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による画像読取装置の概略
的構成を示す側面図である。
【図2】図1の画像読取装置によりモノクロモードで片
面原稿を読み取る場合の動作を順に説明するための側面
図(a),(b)及び表(c)である。
【図3】図1の画像読取装置によりモノクロモードで両
面原稿を読み取る場合の動作を順に説明するための側面
図(a),(b)及び表(c)である。
【図4】図1の画像読取装置によりカラーとモノクロの
混在モードで片面原稿を読み取る場合の動作を順に説明
するための側面図(a)及び表(b)である。
【図5】図1の画像読取装置によりカラーとモノクロの
混在モードで両面原稿を読み取る場合の動作を順に説明
するための側面図(a),(b),(c)及び表(d)
である。
【図6】図1の画像読取装置に設けられる原稿の搬送方
向切替部材の例を示す図(a),(b)である。
【図7】本実施の形態の画像読取装置および画像形成装
置において読み取られた画像データと制御信号の流れお
よび制御部のブロック図である。
【図8】本実施の形態の画像形成装置の概略的構成を示
す側面図である。
【符号の説明】
11 第1の読取部 12 第2の読取部 21〜25 搬送ローラ対(搬送機構) 31 大サイズ用搬送路 32 小サイズ用搬送路 33 表裏反転搬送路 34 第1の循環表裏反転搬送路 35 第2の循環表裏反転搬送路 37 反転排紙搬送路 57 第1の画像処理部 58 第2の画像処理部 59 メモリ 60 画像書込部 61 判別部 64 制御部 65 モータ 66 操作表示部 67 モード選択部 70 画像形成装置 S,S1〜S4 原稿 S1−1 原稿S1の表面 S1−2 原稿S1の裏面 S2−1 原稿S2の表面 S2−2 原稿S2の裏面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/00 108 H04N 1/12 Z 5C072 (72)発明者 青木 雅 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA18 BA42 BA45 BA63 BA68 BB10 3F053 BA03 BA12 LA03 LB02 LB03 3F100 AA04 BA17 CA06 CA10 CA12 CA15 DA03 DA04 EA02 EA11 EA12 3F102 AA05 AA07 AA08 AB01 BA11 BB02 BB03 CB02 DA15 EA03 EB02 FA07 5C062 AA05 AB02 AB17 AB32 AB53 AD06 BA04 5C072 AA01 BA03 NA01 NA05 NA07 WA01 WA02 XA01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送しながら原稿画像の読み取り
    を行う複数の読取部を備えてなる画像読取装置におい
    て、前記複数の読取部は、原稿が搬送される搬送路の片
    方側に配置してなることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の読取部の間に設けられる搬送
    路は、読み取り可能な原稿の最大サイズよりも長い搬送
    路であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送路を前記複数の読取部の間に複
    数設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の搬送路を切り換える切換手段
    と、紙種によって搬送路を切り換えるように原稿の搬送
    を制御する制御手段と、を有することを特徴とする請求
    項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の搬送路は長さが異なることを
    特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記長さが異なる複数の搬送路のうち少
    なくとも1つは、読み取り可能な原稿の最大サイズより
    も長いことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記複数の読取部に対応した複数の画像
    処理部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像
    読取装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の画像処理部にて画像処理され
    た画像データを記憶する記憶手段を設けたことを特徴と
    する請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 原稿を載置する原稿台と、原稿を搬送し
    ながら原稿画像の読み取りを行う複数の読取部と、排出
    される原稿を積載する排紙トレイと、を備えてなる画像
    読取装置において、 第1の搬送速度にて前記原稿台から前記複数の読取部の
    近傍まで原稿を搬送し、第2の搬送速度にて前記複数の
    読取部にて原稿の読み取りを行うように搬送し、第3の
    搬送速度にて、読み取り後の原稿を排紙トレイへ搬送す
    るように搬送速度を制御する制御手段を有してなること
    を特徴とする画像読取装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の読取部は、原稿が搬送され
    る搬送路の片側に配置してなることを特徴とする請求項
    9に記載の画像読取装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の読取部は、第1の読取部と
    該第1の読取部の下流側に配置された第2の読取部とか
    らなることを特徴とする請求項1から請求項10のいず
    れか1項に記載の画像読取装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の読取部にて原稿情報を取得
    するための読み取りを行い、下流に配置された前記第2
    の読取部にて前記原稿情報に基づいた原稿画像の読み取
    りを行うように制御する制御手段を有することを特徴と
    する請求項11に記載の画像読取装置。
  13. 【請求項13】 複数枚の原稿を搬送し、該複数枚の原
    稿の搬送中にそれぞれ第1の読取部および該第1の読取
    部の下流に配置された第2の読取部にてほぼ同時に複数
    枚の原稿の同一面側の画像をそれぞれ読み取ることを特
    徴とする画像読取方法。
  14. 【請求項14】 複数枚の原稿を第1の搬送速度にてそ
    れぞれ第1の読取部および該第1の読取部の下流に配置
    された第2の読取部まで順次搬送し、該複数枚の原稿を
    第2の搬送速度にて搬送しながらほぼ同時に複数枚の原
    稿の同一面側の原稿画像をそれぞれ読み取り、第3の搬
    送速度にて読み取り後のそれぞれの原稿を排紙すること
    を特徴とする画像読取方法。
  15. 【請求項15】 原稿を搬送しながら原稿画像の読み取
    りを行う複数の読取部を備えてなる画像読取装置におい
    て、 前記複数の読取部は少なくとも第1の読取部および該第
    1の読取部の下流に配置された第2の読取部からなり、
    前記第1の読取部と前記第の読取部の間に前記原稿を反
    転せしめる反転部Aを設け、前記第1の読取部では前記
    原稿の一面の原稿画像を読み取り、前記第2の読取部で
    は前記反転部Aにて反転された前記原稿の、前記第1の
    読取部により読み取られる一面とは反対の他面の原稿画
    像を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
  16. 【請求項16】 読み取りを終了した原稿を排紙して積
    載する排紙トレイが設けられ、前記第2の読取部と前記
    排紙トレイの間に原稿を反転せしめる反転部Bを設けて
    なることを特徴とする請求項15に記載の画像読取装
    置。
  17. 【請求項17】 複数枚の原稿を搬送し、該複数枚の原
    稿の搬送中にそれぞれ第1の読取部および該第1の読取
    部の下流に配置された第2の読取部にて複数枚の原稿の
    異なる面の原稿画像をそれぞれ読み取ることを特徴とす
    る画像読取方法。
  18. 【請求項18】 前記第1の読取部で一面が読み取られ
    た原稿を反転せしめて前記第2の読取部へ搬送し、前記
    第2の読取部にて前記第1の読取部にて読み取られた原
    稿の一面とは異なる他面の原稿画像を読み取ることを特
    徴とする請求項17に記載の画像読取方法。
  19. 【請求項19】 前記複数枚の原稿の異なる原稿の異な
    る面の原稿画像をそれぞれ第1の読取部および第2の読
    取部によりほぼ同時に読み取ることを特徴とする請求項
    17および請求項18に記載の画像読取方法。
  20. 【請求項20】 前記複数の読取部のうち最下流に配置
    された読取部から最上流に配置された読取部へ一面が読
    み取られた原稿を循環搬送せしめる循環路を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  21. 【請求項21】 前記循環路に反転部Cを設けたことを
    特徴とする請求項20に記載の画像読取装置。
  22. 【請求項22】 前記第1の読取部にて取得された原稿
    情報に基づき、モノクロ原稿かカラー原稿かの判別を行
    う判別手段を有することを特徴とする請求項12に記載
    の画像読取装置。
  23. 【請求項23】 前記判別手段による判別結果に基づ
    き、前記第2の読取部での原稿の原稿画像の読み取りの
    ための搬送速度を変更するするように制御する制御手段
    を有することを特徴とする請求項22に記載の画像読取
    装置。
  24. 【請求項24】 前記制御手段は、モノクロ原稿の原稿
    画像の読み取りのための搬送速度が、カラー原稿の原稿
    画像の読み取りのための搬送速度より高速となるように
    制御することを特徴とする請求項23に記載の画像読取
    装置。
  25. 【請求項25】 モノクロ原稿の原稿画像の読み取りを
    行うモノクロモードと、カラー原稿の原稿画像の読み取
    りを行うカラーモードとを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の画像読取装置。
  26. 【請求項26】 前記モノクロモードと前記カラーモー
    ドとを切り換える切換手段を備えることを特徴とする請
    求項25に記載の画像読取装置。
  27. 【請求項27】 前記モノクロモードと前記カラーモー
    ドとを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求
    項25に記載の画像読取装置。
  28. 【請求項28】 前記第2の読取部が原稿固定走査のた
    めの読取部を兼ねることを特徴とする請求項1〜12、
    15,16、20〜27のいずれか1項に記載の画像読
    取装置。
  29. 【請求項29】 請求項1〜12、15,16、20〜
    28のいずれか1項に記載の画像読取装置と、前記画像
    読取装置で読み取られた画像データに基づき画像形成す
    る画像形成装置本体とを備えてなることを特徴とする画
    像形成装置。
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