JP2002189520A - 搬送システム及び搬送車の制御方法 - Google Patents

搬送システム及び搬送車の制御方法

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JP2002189520A
JP2002189520A JP2000387862A JP2000387862A JP2002189520A JP 2002189520 A JP2002189520 A JP 2002189520A JP 2000387862 A JP2000387862 A JP 2000387862A JP 2000387862 A JP2000387862 A JP 2000387862A JP 2002189520 A JP2002189520 A JP 2002189520A
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vehicle
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Kazunori Shimamura
和典 島村
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来搬送車コントローラが搬送車に搬送指令
を割り付ける際に、上位のコントローラからの搬送情報
を搬送車コントローラが、数段階に割り付け直していた
ので、搬送車コントローラの負担が大きく、優先度が正
確に反映されるものではなかった。 【解決手段】 搬送車と、搬送車を統括管理する搬送車
コントローラと、搬送車コントローラに優先順位を加味
した搬送情報を送信する上位コントローラとを備えた搬
送システムであって、上位コントローラは優先順位を割
り付け直すことなく、搬送車コントローラに送信し、搬
送車コントローラは、予め定められた特定の優先順位ま
での搬送指令のみを作成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送車と、搬送車
を統括管理する搬送車コントローラと、搬送車コントロ
ーラに優先順位を加味した搬送情報を送信する上位コン
トローラとを備えた搬送車システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から工場などにおいて有軌道又は無
軌道で走行する搬送車により物品を搬送する搬送車シス
テムが知られている。このようなシステムでは、例え
ば、ホストコントローラから搬送情報を送信する際に、
本来99段階に付与されている優先順位を、搬送車の処
理能力に合わせて3段階に割り付け直し、搬送車コント
ローラに送信する。搬送車コントローラは、最適な搬送
車を指定するとともに、フォーマットを変換して搬送指
令を作成し、搬送車に割り付けるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシステムでは、優先順位がホストコントローラの
段階で割り付け直されているため、本来の優先順位とは
異なる結果となっていた。その上、優先順位の割り付け
直しをする基準を変更するにも、ホストコントローラで
あるがために、なかなか変更できないと云う問題があっ
た。
【0004】そこで本発明は、本来の優先順位を生かし
ながら、その優先順位を容易に割り付け直すことも可能
な搬送車システム及び搬送車の制御方法を提供すること
が課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、請求項1においては、搬送
車と、搬送車を統括管理する搬送車コントローラと、搬
送車コントローラに優先順位を加味した搬送情報を送信
する上位コントローラとを備えた搬送システムであっ
て、上位コントローラは優先順位を割り付け直すことな
く、搬送車コントローラに送信し、搬送車コントローラ
は、予め定められた特定の優先順位までの搬送指令のみ
を作成するようにした。
【0006】また、請求項2においては、上記搬送車に
は機上コントローラが設けられ、上記搬送指令は搬送車
を指定しない搬送指令であり、機上コントローラ自らが
前記特定数の搬送指令の中から選択して割り付けるよう
にした。
【0007】また、請求項3においては、搬送車と、搬
送車に設けられる機上コントローラと、搬送車を統括管
理する搬送車コントローラと、搬送車コントローラに優
先順位を加味した搬送情報を送信する上位コントローラ
とを備えた搬送車の制御方法であって、搬送車コントロ
ーラと機上コントローラとの間で通信する通信手段が設
けられ、搬送車コントローラで上位コントローラからの
搬送情報を基に特定の優先順位までの搬送車を指定しな
い搬送指令が作成され、機上コントローラが作成された
搬送指令を指定するように制御した。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面を用いて説明する。図1は本発明の搬送車システ
ムの構成を示す図、図2は本発明のシステム構成を示す
図、図3は割付部のブロック図、図4は搬送情報の具体
例を示す図、図5は本発明の処理を示すフローチャート
である。
【0009】図1において本発明の実施例の全体構成か
ら説明すると、周回軌道1が工場等の敷地内に敷設さ
れ、該敷地の任意位置に搬送車コントローラ2が配置さ
れている。前記軌道1に沿って複数のステーション(本
実施例ではP1〜P7)が配置され、該軌道1上に複数
の無人搬送車(本実施例ではT1〜T5)が配置され
て、該無人搬送車T1〜T5は軌道1に沿って原則とし
て同じ方向に周回させるようにしている。各ステーショ
ンP1〜P7においては無人搬送車T1〜T5との間で
後述する搬送指令に従って物品の移載が行われる。但
し、本実施例では有軌道としているが、無軌道とするこ
とも可能である。また、ステーションや無人搬送車の数
は、限定するものではない。
【0010】図2に制御システム構成を示しており、3
はホストコントローラ、4は搬送全体コントローラ、2
は搬送車コントローラ、TC1・TC2〜TC5は機上
コントローラである。ホストコントローラ3は生産管理
や搬送システム全体を管理している。
【0011】搬送全体コントローラ4は搬送車コントロ
ーラ2や、図示しないその他のコントローラ、例えば天
井走行車用搬送車コントローラや有軌道の無人搬送車用
搬送車コントローラやスタッカクレーン用コントローラ
やその他のコンベア用コントローラ等とLAN等の回線
を介して接続し、搬送全体を制御している。
【0012】搬送車コントローラ2は複数の無人搬送車
T1・T2・・・T5の機体上に設けた機上コントロー
ラTC1・TC2・・・TC5と通信手段を介して通信
して搬送や移載等を制御する。該機上コントローラTC
1・TC2・・・TC5はそれぞれの機体の走行駆動や
制動、機体上に設けた移載装置等を制御することができ
る。
【0013】このような制御システムにおいて、搬送車
コントローラ2は機上コントローラTC1・TC2・・
・TC5を統括管理するものであり、機上コントローラ
に対して上位のコントローラであり、搬送全体コントロ
ーラ4は搬送車コントローラ2に対して上位のコントロ
ーラであり、ホストコントローラ3は搬送全体コントロ
ーラ4に対して上位のコントローラとなる。
【0014】次に、搬送車コントローラ2を実施例とし
てその制御構成を図3に示す。7は制御部本体でCPU
等からなり、図示しない上位コントローラと接続されて
おり、また、無線等の通信回線により各無人搬送車T1
〜T5と通信できるようにしている。制御部としては搬
送指令発生部8や割付管理部10等があり、割付管理部
10では後述する無人搬送車T1〜T5の割付を管理
し、優先度の変更等を行う。他に共用データを記憶した
共用メモリ18等がある。
【0015】共用メモリ18では、上位のコントローラ
から送信された搬送情報が記録される。その他に、各無
人搬送車T1〜T5のステータス、例えば無人搬送車に
搬送指令が割り付いているか否か等や、各ステーション
P1〜P7のステータス、例えば、各ステーションに搬
送車が停止しているか否か、その搬送車は移載中である
か否等や、無人搬送車の制御に必要な共用データが記憶
される。さらに、搬送指令発生部8で発生した搬送指令
が記憶される。
【0016】搬送指令の作成は、上位のコントローラか
らの搬送情報を基に搬送指令発生部8で行われる。具体
的には、ホストコントローラ3で搬送情報が作成され、
それが搬送車全体コントローラ4を介して搬送車コント
ローラ2に送信される。搬送車コントローラ2では、送
信された搬送情報を共用メモリ18に記憶させる。
【0017】この搬送情報には、図4に示すように、キ
ャリアID(物品のID)、FROMデータ、TOデー
タ等に加えて、ホストコントローラ3で生産管理に用い
られている99段階の優先順位が割り付け直されること
なく付与されている。この優先順位は99から降順に割
り付けられ、99が最も高く設定されている。搬送指令
発生部8は、記憶された搬送情報を優先度の高い順から
読み出し、予め定められた上位数段階のものだけ搬送指
令を作成する。具体的には、搬送指令発生部8は、共用
メモリ18から搬送情報の優先順位の欄を降順に並べ替
えてその上位3段階の搬送情報を読み出し、その上位3
段階の搬送情報のフォーマットを無人搬送車T1〜T5
用に変換し、搬送指令を作成する。搬送指令は無人搬送
車T1〜T5を指定することなく作成される。作成した
搬送指令は共用メモリ18に記憶され、所定時間毎に全
ての無人搬送車に同報送信される。
【0018】同報送信された搬送指令は、各無人搬送車
T1〜T5の機上コントローラTC1〜TC5により受
信される。各機上コントローラTC1〜TC5は、搬送
ルートのマップを記憶しており、マップには各ステーシ
ョンP1〜P7の位置(ポイント)及び位置補正等に用
いるポイントが多数設定されている。
【0019】各機上コントローラTC1・TC2・・・
TC5は、搬送指令を実行中でなければ、搬送指令の優
先順位に加えて、搬送指令のFROMデータから停止す
べきステーションと、通過したポイントより推測される
現在の位置から、搬送指令を実行するために移動するス
テーションを判断する。
【0020】無人搬送車が目的のステーションに到達す
ると、ステーションから無人搬送車へ物品の移載が行わ
れる。この移載が行われると搬送指令及び搬送情報のス
テータスに印が入り、割り付け対象外となる。そして、
搬送車コントローラ2の割付管理部10が、現在の共用
メモリ18の搬送情報及び搬送指令の優先順位を増加・
更新させる。
【0021】物品の搬送について図面を参照しながら説
明する。無人搬送車により物品を搬送する必要が生じた
とすると、ホストコントローラ3により、キャリッジI
D、FROMデータ、TOデータ等が含まれている搬送
情報が作成され、搬送全体コントローラ4を介して搬送
車コントローラ2に送信される。搬送車コントローラ2
では、受信した搬送情報が図4のように共用メモリ18
に記憶される。
【0022】搬送車コントローラ2により記憶された搬
送情報は、例えば、所定タイミングで優先順位が降順と
なるように並べ替えられて、上位3段階の99,98,
97の搬送情報(図4の1,5,7,4)のみが読み出
される。そして、読み出された搬送情報4件は無人搬送
車用にフォーマット変換され、搬送指令となる。優先順
位99の搬送情報1は、物品を図1のステーションP3
から(FROM)ステーションP6まで(TO)搬送す
る搬送指令Aとなり、もう一つの優先順位99の搬送情
報5はステーションP4からステーションP5に物品を
搬送する搬送指令Bとなるとする。優先順位98の搬送
情報7は、ステーションP5からステーションP6に物
品を搬送する搬送指令Cとなり、優先順位97の搬送情
報4は、ステーションP1からステーションP2に物品
を搬送する放送指令Dとなるとする。無人搬送車T1,
T2は搬送指令実行中、無人搬送車T3,T4,T5は
搬送指令を実行していない空の搬送車とする。
【0023】搬送指令A〜Dが搬送車コントローラ2か
ら所定タイミングで同報送信される。無人搬送車T1,
T2は搬送指令実行中なので受信した搬送指令A〜Dを
無視する。無人搬送車T3は、各搬送指令A〜Dの優先
順位を確認すると共に、予め記憶しているマップのデー
タと自車の位置とを確認する。そして、優先順位が最も
高い搬送指令はAとBであり、自車がステーションP3
を通過した後なので、優先順位99の搬送指令Aを直ぐ
に実行できないと判断する。そして、現在位置から最も
近いステーションP4で停止して搬送指令Bを実行する
ために、ステーションP4に向けて移動する。ステーシ
ョンP4に無人搬送車T3が到着すると、移載装置が物
品をステーションP4から無人搬送車T3に移載すべく
作動する。この作動情報が搬送全体コントローラ4を経
て搬送車コントローラ2に送信され、搬送指令B及びそ
の基となる搬送情報のステータスに印が入れられる。搬
送情報のステータスに印が入れられると、割付管理部1
0により搬送指令及び搬送情報の優先順位が更新され
る。つまり、搬送指令Aは既に最高の優先順位なので変
わらず、搬送指令Cの優先順位が99になり、搬送指令
Dの優先順位が98になるとともに、搬送情報の優先順
位も更新される。
【0024】そして、搬送指令発生部8により搬送情報
が共用メモリ18から読み込まれ、上位3段階の搬送指
令が、既に作成されているものを除き作成される。図4
の優先順位54の搬送情報6は優先順位が55に変更さ
れ、搬送指令Eとして作成される。そして、現在の搬送
指令A,C,D,Eが無人搬送車T1〜T5に同報送信
される。一方、無人搬送車T3は、移載が完了すると、
搬送指令Bを実行すべくステーションP5に移動する。
【0025】そのころ、無人搬送車T4,T5は、優先
順位99の搬送指令Aを実行すべくステーションP3へ
移動している。ステーションP3へは、無人搬送車T4
が先に到着し、停止する。停止すると移載装置が作動
し、物品をステーションP3から無人搬送車T4へ移載
し始めると共に、移載信号を搬送車コントローラ2に送
信する。
【0026】搬送車コントローラ2は、移載信号を受信
すると、搬送指令A及びその搬送情報のステータスに印
を入れ、搬送情報及び搬送指令の優先順位を更新し、上
位3段階の搬送情報から既に作成済みの分を除き搬送指
令を作成する。図4の搬送情報3の搬送指令Fが作成さ
れる。そして、搬送指令C,D,E,Fが無人搬送車T
1〜T5に同報送信される。
【0027】無人搬送車T3は、移載が完了すると、搬
送指令Aを実行すべくステーションP6に移動する。無
人搬送車T5は、搬送指令C,D,E,Fを受信する
と、各搬送指令の優先順位を確認し、現在の自車の位置
を確認して、搬送指令Cを実行すべくステーションP5
へ移動する。そして、物品が移載され、無人搬送車T5
は、搬送指令Cを実行する。
【0028】移載装置の作動と共に、その信号が搬送車
コントローラ2に送信され、搬送指令及び搬送情報のス
テータスに印が入れられ、搬送指令及び搬送情報が更新
され、上位3段階の搬送情報を基に、既に作成されたも
のを除き搬送指令が作成される。
【0029】なお、搬送車コントローラ2は機上コント
ローラに対する搬送指令を作成するが、特定数だけでよ
いため、搬送指令全てを作成して割り付けるための処理
に要する負荷は軽減される。つまり、搬送指令を作成し
て割り付けるにはメモリーかからデータを引き出して演
算する必要があるが、データ数が多い程処理にかかる時
間も多くなり、それだけコントローラが駆使されること
になるのである。本発明では特定数だけ処理するためデ
ータ量が少なく簡単に処理を完了することができ、ひい
ては、処理待ちの時間も作ることができるのである。そ
して、搬送車やステーションが増加しても特定数だけ搬
送指令を作成するため、それに要する負担は殆ど変わら
ないのである。
【0030】なお、実施例では、ホストコントローラ3
から搬送車コントローラ2へ新しい搬送情報が送信され
ていないが、新しい搬送情報が送信された場合には、そ
の搬送情報が共用メモリ18に記憶されると共に、搬送
指令の作成が行われる。このため、より優先順位の高い
搬送情報が上位のコントローラから送信されれば、その
搬送指令が作成されるようになっている。
【0031】また、実施例では、搬送指令及び搬送情報
のステータスが変更されると、搬送指令及び搬送情報の
優先順位が変更されているが、所定時間実行されない搬
送情報や搬送指令があると、割り付け管理部10が搬送
情報や搬送指令の優先順位を更新するようにしても良
い。また、実施例では、搬送指令が作成されるのは上位
3段階であるが、その数字はシステムにより変わるもの
であり、限定されるものではない。また、実施例では、
作成された搬送指令が常に3段階になるようにしている
が、現在作成されている搬送指令より優先順位の高い搬
送情報が、上位のコントローラから送信された場合に
は、その搬送指令を直ちに作成するようにしても良い。
【0032】また、実施例では、上位コントローラから
送信された99段階の優先順位を変えることなく搬送指
令の優先順位としているが、複数グループに分けてから
上位の数グループの搬送指令を作成するようにしてもよ
い。例えば、搬送車コントローラ2で優先順位を99〜
95、94〜80、79〜60、59〜40、40以下
の5グループに割り付け直し、この上位2グループの搬
送指令を作成するようにしても良い。
【0033】優先順位を割り付け直すことにより、優先
順位に幅を持たせ、弾力的に運用することができる。ま
た、搬送車コントローラ2等下位のコントローラにより
優先順位の割り付け直しを行うので、ホストコントロー
ラ等の上位のコントローラで行う場合に比し、無人搬送
車で搬送する際の優先順位の変更に限定することがで
き、システムを弾力的に運用することができる。
【0034】次に、本実施例の搬送車システムのアルゴ
リズムを図5より説明する。上位のコントローラ(ホス
トコントローラ3)が搬送情報を搬送車コントローラ2
に送信する(S1)。搬送車コントローラ2は、受信し
た搬送情報を共用メモリ18に記憶させると共に、共用
メモリ18に蓄積されている搬送情報のうちの上位所定
段階の搬送指令を作成する(S2)。この搬送指令を、
軌道1上を走行している無人搬送車T1〜T5に同報送
信し、提示する(S3)。搬送指令を受信した無人搬送
車T1〜T5の機上コントローラTC1〜TC5は、自
車が搬送指令を実行中であれば送信を無視し、自車が搬
送指令を実行中でなければ(空であれば)、優先順位
と、搬送指令のFROMに相当するステーションに対す
る自車の位置とから、優先順位が高く、最も効率よく搬
送できる搬送指令を選択し、自車に割り付けるべく移動
し、物品が移載されることにより、その搬送指令を自己
に割り付ける(S4)。無人搬送車は、物品を目的のス
テーションに搬送し、この搬送指令を実行する(S
5)。搬送車コントローラ2は、搬送情報及び搬送指令
のステータスを更新し、搬送指令及び搬送情報の優先順
位を更新し(S6)、共用メモリ18の上位3段階の搬
送情報から、既に作成されたものを除いて搬送指令を作
成し、無人搬送車T1〜T5に同報送信する。搬送指令
を受信した無人搬送車T1〜T5は、搬送指令を自己に
割り付けるようにする。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
の効果を奏するものである。即ち、請求項1の如く、搬
送車と、搬送車を統括管理する搬送車コントローラと、
搬送車コントローラに優先順位を加味した搬送情報を送
信する上位コントローラとを備えた搬送システムであっ
て、上位コントローラは優先順位を割り付け直すことな
く搬送コントローラに送信し、搬送車コントローラは、
予め定められた特定の優先順位までの搬送指令のみを作
成するようにしたので、搬送車コントローラで優先順位
を正確に反映した搬送指令を作成することができる。ま
た、優先順位の変更を下位のコントローラで行うことが
でき、搬送車の優先順位のみを容易に変更することがで
きる。また、特定の優先順位の搬送指令のみを作成すれ
ば良く、搬送車コントローラにかかる負荷を抑えること
ができ、処理速度を向上させることが可能となる。
【0036】また、請求項2の如く、上記搬送車には機
上コントローラが設けられ、上記搬送指令は搬送車を指
定しない搬送指令であり、機上コントローラ自らが前記
特定数の搬送指令の中から選択して割り付けるようにし
たので、搬送車コントローラが搬送指令を作成するの
に、搬送車の位置などを管理する必要がない。機械的に
搬送指令を作成することができるため、搬送車の数が増
えても搬送車コントローラの負荷が変わらない。
【0037】また、請求項3の如く、搬送車と、搬送車
に設けられる機上コントローラと、搬送車を統括管理す
る搬送車コントローラと、搬送車コントローラに優先順
位を加味した搬送情報を送信する上位コントローラとを
備えた搬送車の制御方法であって、搬送車コントローラ
と機上コントローラとの間で通信する通信手段が設けら
れ、搬送車コントローラで上位コントローラからの搬送
情報を基に特定の優先順位までの搬送車を指定しない搬
送指令が作成され、機上コントローラが作成された搬送
指令を指定するように制御したので、上位コントローラ
の優先順位を正確に反映することができる上、搬送車の
数が増えても、搬送車コントローラの負荷を増やすこと
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の搬送車システムの構成を示す図であ
る。
【図2】本発明のシステム構成を示す図である。
【図3】割付部のブロック図である。
【図4】搬送情報の具体例を示す図である。
【図5】本発明の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 軌道 2 搬送車コントローラ P1〜P7 ステーション T1〜T5 無人搬送車

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送車と、搬送車を統括管理する搬送車
    コントローラと、搬送車コントローラに優先順位を加味
    した搬送情報を送信する上位コントローラとを備えた搬
    送システムであって、上位コントローラは優先順位を割
    り付け直すことなく、搬送車コントローラに送信し、搬
    送車コントローラは、予め定められた特定の優先順位ま
    での搬送指令のみを作成する搬送システム。
  2. 【請求項2】 上記搬送車には機上コントローラが設け
    られ、上記搬送指令は搬送車を指定しない搬送指令であ
    り、機上コントローラ自らが前記特定数の搬送指令の中
    から選択して割り付ける請求項1記載の搬送システム。
  3. 【請求項3】 搬送車と、搬送車に設けられる機上コン
    トローラと、搬送車を統括管理する搬送車コントローラ
    と、搬送車コントローラに優先順位を加味した搬送情報
    を送信する上位コントローラとを備えた搬送車の制御方
    法であって、搬送車コントローラと機上コントローラと
    の間で通信する通信手段が設けられ、搬送車コントロー
    ラで上位コントローラからの搬送情報を基に特定の優先
    順位までの搬送車を指定しない搬送指令が作成され、機
    上コントローラが作成された搬送指令を指定する搬送車
    の制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170580A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 株式会社シンテックホズミ 搬送車システム
US9845192B2 (en) 2014-06-04 2017-12-19 Murata Machinery, Ltd. Transport vehicle system and transport method
WO2019244910A1 (ja) * 2018-06-20 2019-12-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 作業管理システム、上位システム、下位システム、作業実行システム、作業装置、作業管理方法及びプログラム

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