JP2002189458A - 表示制御装置及び画像表示装置 - Google Patents

表示制御装置及び画像表示装置

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JP2002189458A
JP2002189458A JP2000389486A JP2000389486A JP2002189458A JP 2002189458 A JP2002189458 A JP 2002189458A JP 2000389486 A JP2000389486 A JP 2000389486A JP 2000389486 A JP2000389486 A JP 2000389486A JP 2002189458 A JP2002189458 A JP 2002189458A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像表示手段に液晶表示パネルを用いた場合
でも動きの早い映像信号に十分対処できるようにすると
共に、輝度変化の激しい映像を入力した場合でも、映像
の輪郭がぼけてしまうような現象を防止できるようにす
る。 【解決手段】 輝度階調に応じて応答時間が異なる画像
表示手段を1フレーム毎に入力される映像データDINに
基づいて表示制御する装置において、少なくとも、現在
フレームの1つ前のフレームの映像データDINを記憶す
る記憶手段4と、この記憶手段4に記憶された1つ前の
フレームの映像データDINの輝度階調と現在フレームの
映像データDINの輝度階調との差分を演算し、その差分
に対応した補正値を現在フレームの上位ビットの映像デ
ータDINの輝度階調に演算して出力する補正手段6を備
えるものである。この構成によって、画像表示手段12
に液晶表示パネルを用いた場合でも動きの早い映像信号
に十分対処することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輝度階調レベルに
応じて応答時間が異なる画像表示デバイスに対し、1フ
レーム毎に画像信号を供給して画像表示をするプラズマ
駆動型の液晶ディスプレイ(PALC)や、液晶テレビ
(LCDTV)、液晶プロジェクタ(LCDPJ)など
に適用して好適な表示制御装置及び画像表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ブラウン管(CRT)に比べて薄
型という特徴を有した液晶表示パネルでは、その生産歩
留まりの向上と共に、その大型化が可能となり、アナロ
グ地上波の放送番組を通常のCRTを備えたテレビと同
様にして受信し表示するようになってきた。
【0003】この種の液晶表示パネルには液晶駆動回路
が接続され、入力された輝度階調レベルの映像データに
基づいて所定の駆動電圧を生成し、この駆動電圧を液晶
表示パネルに印加して輝度階調制御が行われる。この輝
度階調制御では液晶駆動回路により輝度階調レベルに十
分に追従して駆動電圧を生成することができ、この駆動
電圧を液晶表示パネルに印加することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例に係
る液晶表示装置によれば、液晶の透過光の応答において
映像データの輝度階調レベルの変化パターンにより液晶
が駆動電圧に十分に追従できない場合がある。これは液
晶のねじれの復帰時間に依存するものと考えられる。
【0005】このため、動きの早い映像データ、例え
ば、輝度変化の激しい映像を液晶駆動回路に入力した場
合にその輝度変化、すなわち、駆動電圧に液晶が追従で
きずに輪郭がぼけたような映像になるという問題があ
る。
【0006】この問題に対して、技術文献である特許公
報第2708746号には液晶制御回路が記載されてい
る。この液晶制御回路によれば、現在フレームの1つ前
のフレームの記憶階調データAと、現在フレームの入力
階調データBとを比較し、B>Aの場合は予測された補
正階調データを出力し、A<Bの場合は入力階調データ
Bをそのまま出力するものである。従って、輝度階調制
御が予測精度に大きく依存してしまうという問題があ
る。
【0007】また、技術文献である特開平4−2885
89号公報には液晶表示装置が記載されている。この液
晶表示装置によれば、現在フレームの1つ前のフィール
ド画像の画像信号と、現在フレームの入力画像信号から
各画素の時間軸方向のレベル変動を検出し、この検出レ
ベルに基づいて高域強調フィルタを制御することで、中
間階調での応答速度を高速化している。従って、輝度階
調制御が高域強調フィルタの特性に大きく依存してしま
うという問題がある。
【0008】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、画像表示手段に液晶表示パネ
ルを用いた場合でも動きの早い映像信号に十分対処でき
るようにすると共に、輝度変化の激しい映像を入力した
場合でも、映像の輪郭がぼけてしまうような現象を防止
できるようにした表示制御装置及び画像表示装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題は、輝度階
調に応じて応答時間が異なる画像表示部を1フレーム毎
に入力される画像信号に基づいて表示制御する装置にお
いて、少なくとも、現在フレームの1つ前のフレームの
画像信号を記憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶
手段に記憶された1つ前のフレームの画像信号の輝度階
調と現在フレームの画像信号の輝度階調との差分を演算
し、該差分に対応した補正値を現在フレームの画像信号
の輝度階調に演算して出力する補正手段を備えることを
特徴とする表示制御装置によって解決される。
【0010】本発明に係る第1の表示制御装置によれ
ば、輝度階調に応じて応答時間が異なる画像表示部を1
フレーム毎に入力される画像信号に基づいて表示制御す
る場合に、第1の記憶手段には現在フレームの1つ前の
フレームの画像信号が記憶される。補正手段では1つ前
のフレームの画像信号の輝度階調と現在フレームの画像
信号の輝度階調との差分が演算され、この差分に対応し
た補正値が現在フレームの画像信号の輝度階調に演算さ
れた後に、補正後の当該フレームの画像信号が出力され
る。
【0011】従って、1つ前のフレームの画像信号の輝
度階調に比較して現在フレームの画像信号の輝度階調が
低い場合は、当該フレームの画像信号の輝度階調から補
正値を差し引いた更に低い輝度階調の画像信号を出力し
たり、また、1つ前のフレームの画像信号の輝度階調に
比較して現在フレームの画像信号の輝度階調が高い場合
は、当該フレームの画像信号の輝度階調に補正値を加え
た更に高い輝度階調の画像信号を出力することができ
る。これにより、画像表示部に液晶表示パネルを用いた
場合でも動きの早い映像信号に十分対処することが可能
となる。
【0012】本発明に係る第2の表示制御装置は画像信
号の輝度階調に応じて応答時間が異なる画像表示部を1
フレーム毎に入力される画像信号に基づいて表示制御す
る装置において、少なくとも、現在フレームの1つ前の
フレームの画像信号を記憶する第1の記憶手段と、この
第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画像信
号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調とを
アドレスにして当該フレームの補正後の輝度階調の画像
信号を出力する第2の記憶手段とを備えることを特徴と
するものである。
【0013】本発明に係る第2の表示制御装置によれ
ば、画像信号の輝度階調に応じて応答時間が異なる画像
表示部を1フレーム毎に入力される画像信号に基づいて
表示制御する場合に、第1の記憶手段には現在フレーム
の1つ前のフレームの画像信号が記憶される。第2の記
憶手段では第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレー
ムの画像信号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝
度階調とをアドレスにして当該フレームの補正後の輝度
階調の画像信号が読み出される。
【0014】従って、1つ前のフレームの画像信号の輝
度階調に比較して現在フレームの画像信号の輝度階調が
低い場合は、当該フレームの画像信号の輝度階調から補
正値を差し引いた更に低い輝度階調の画像信号を出力し
たり、また、1つ前のフレームの画像信号の輝度階調に
比較して現在フレームの画像信号の輝度階調が高い場合
は、当該フレームの画像信号の輝度階調に補正値を加え
た更に高い輝度階調の画像信号を出力することができ
る。これにより、画像表示部に液晶表示パネルを用いた
場合でも他の制御系に負担をかけることなく、動きの早
い映像信号に十分対処することが可能となる。しかも、
第1の表示制御装置に比べて安価に構成できる。
【0015】本発明に係る第1の画像表示装置は1フレ
ーム毎に印加される駆動電圧に基づいて画像を表示する
画像表示手段と、この画像表示手段に駆動電圧を供給す
る表示駆動手段と、この表示駆動手段の入出力を制御す
る表示制御手段とを備え、この表示制御手段は、少なく
とも、現在フレームの1つ前のフレームの画像信号を記
憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段に記憶さ
れた1つ前のフレームの画像信号の輝度階調と現在フレ
ームの画像信号の輝度階調との差分を演算し、該差分に
対応した補正値を現在フレームの画像信号の輝度階調に
演算して出力する補正手段を有することを特徴とするも
のである。
【0016】本発明に係る第1の画像表示装置によれ
ば、上述した第1の表示制御装置が応用されるので、画
像表示手段に液晶パネルを用いた場合でも他の制御系に
負担をかけることなく、動きの早い映像信号に十分対処
することが可能となる。
【0017】しかも、輝度変化の激しい映像を入力した
場合でも、その輝度変化、すなわち、液晶が印加電圧に
追従できずに映像の輪郭がぼけてしまうような現象を防
止できる。
【0018】本発明に係る第2の画像表示装置は1フレ
ーム毎に印加される駆動電圧に基づいて画像を表示する
画像表示手段と、この画像表示手段に駆動電圧を供給す
る表示駆動手段と、この表示駆動手段の入出力を制御す
る表示制御手段とを備え、この表示制御手段は、少なく
とも、現在フレームの1つ前のフレームの画像信号を記
憶する第1の記憶手段と、この第1の記憶手段に記憶さ
れた1つ前のフレームの画像信号の輝度階調と現在フレ
ームの画像信号の輝度階調とをアドレスにして当該フレ
ームの補正後の輝度階調の画像信号を出力する第2の記
憶手段とを有することを特徴とするものである。
【0019】本発明に係る第2の画像表示装置によれ
ば、上述した第2の表示制御装置が応用されるので、画
像表示手段に液晶パネルを用いた場合でも他の制御系に
負担をかけることなく、動きの早い映像信号に十分対処
することが可能となる。
【0020】しかも、輝度変化の激しい映像を入力した
場合でも、その輝度変化、すなわち、液晶が印加電圧に
追従できずに映像の輪郭がぼけてしまうような現象を防
止できる。また、第2の画像表示装置に比べて安価に構
成できる。
【0021】
【発明の実施の形態】続いて、この発明に係る表示制御
装置及び画像表示装置の一実施の形態について、図面を
参照しながら説明をする。 (1)第1の実施形態 図1は本発明に係る第1の実施形態としての表示制御装
置101を応用した画像表示装置201の構成例を示す
ブロック図である。この実施形態では、輝度階調に応じ
て応答時間が異なる画像表示手段を1フレーム毎に入力
される画像信号に基づいて表示制御する場合に補正手段
を備え、1つ前のフレームの画像信号の輝度階調と現在
フレームの画像信号の輝度階調との差分を演算し、この
差分に対応した補正値を現在フレームの画像信号の輝度
階調に演算して、画像表示部に液晶パネルを用いた場合
でも動きの早い映像信号に十分対処できるようにすると
共に、輝度変化の激しい映像を入力した場合でも、映像
の輪郭がぼけてしまうような現象を防止できるようにし
たものである(第1の画像表示装置)。
【0022】図1に示す第1の画像表示装置201は本
発明に係る第1の表示制御装置101を応用した装置で
あり、輝度階調に応じて応答時間が異なる画像表示手段
12を1フレーム毎に入力される画像信号SINに基づい
て表示制御するものである。画像表示装置201は表示
制御装置101、表示駆動手段11及び画像表示手段1
2を有している。
【0023】表示制御装置101は表示駆動手段11の
入出力を制御するものであり、少なくとも、第1の記憶
手段1が設けられ、現在フレームの1つ前のフレームの
画像信号SINを記憶するようになされる。記憶手段1に
は情報のランダムアクセス可能なメモリ(RAM)が使
用される。
【0024】この記憶手段1には補正手段3が接続さ
れ、1つ前のフレームの画像信号SINの輝度階調と、現
在フレームの画像信号SINの輝度階調との差分を演算
し、その差分に対応した補正値を現在フレームの画像信
号SINの輝度階調に演算して出力するようになされる。
これは画像表示手段12における画像信号SINのフレー
ム毎の階調レベルの変化に伴う応答速度を改善するため
である。補正手段3にはCPU(中央演算装置)が使用
される。
【0025】この補正手段3では記憶手段1に記憶され
た1つ前のフレームの画像信号SINの輝度階調と現在フ
レームの画像信号SINの輝度階調との差分がほぼ零の場
合は、現在フレームの画像信号SINをそのまま出力する
ようになされる。画像信号SINの特定の輝度階調範囲に
関しては、記憶手段1に記憶された1つ前のフレームの
画像信号SINの輝度階調に比較して現在フレームの画像
信号SINの輝度階調が低い場合は、現在フレームの画像
信号SINの輝度階調から補正値を差し引いた更に低い輝
度階調の画像信号SINを出力するようになされる。
【0026】また、記憶手段1に記憶された1つ前のフ
レームの画像信号SINの輝度階調に比較して現在フレー
ムの画像信号SINの輝度階調が高い場合は、現在フレー
ムの画像信号SINの輝度階調に補正値を加えた更に高い
輝度階調の画像信号SINを出力する。この表示制御装置
101では補正手段3に第2の記憶手段2が接続され、
この差分に対応した補正値を記憶するようになされる。
記憶手段2には読出し専用メモリ(ROM)が使用され
る。補正値は画像表示手段12の種類に応じて予め最適
値が求められ、この補正値が参照テーブル化されてRO
M等に格納される。
【0027】この補正手段3には表示駆動手段11が接
続され、補正後の画像信号SOUTに基づいて駆動電圧VO
UTを発生し、この駆動電圧VOUTを画像表示手段12に
供給するようになされる。表示駆動手段11には画像表
示手段12の表示形式にもよるが、例えば、液晶表示パ
ネルを使用した場合には、走査電極駆動ICや信号電極
駆動ICが使用される。この表示駆動手段11には画像
表示手段12が接続され、1フレーム毎に印加される駆
動電圧VOUTに基づいて画像を表示するようになされ
る。
【0028】図2は補正手段3における補正処理例を示
す輝度階調レベルの図である。図3は記憶手段(RO
M)2の参照テーブル内容例を示すイメージ図である。
図2に示す縦軸は補正手段3に入力される画像信号SIN
の輝度階調レベルLであり、横軸は時間tである。L1
は現在フレームの前のフレームの画像信号SINの輝度階
調レベルである。L2は現在フレームの画像信号SINの
輝度階調レベルである。Lεは現在フレームの前のフレ
ームの画像信号SINの輝度階調レベルL1と、現在フレ
ームの画像信号SINの輝度階調レベルL2との差分であ
り、式(1)により演算される。 Lε=L1−L2 ・・・・(1)
【0029】Lrは現在フレームの画像信号SINの輝度
階調レベルL2に対する補正値であり、図3に示すRO
Mから読み出される。このROMには、1つ前のフレー
ムの画像信号SINの輝度階調レベルL1と現在フレーム
の画像信号SINの輝度階調レベルL2との差分Lεがほ
ぼ零となる場合は、現在フレームの画像信号SINをその
まま出力するために、補正値としては「0」が記述され
る。
【0030】現在フレームの前のフレームの画像信号S
INの輝度階調レベルL1に比較して現在フレームの画像
信号SINの輝度階調レベルL2が低い場合、すなわち、
(1)式の演算結果がLεi>0となる場合は、負の補
正値として−Lr1,−Lr2,−Lr3,−Lri,
・・・−Lrnが準備される。反対に、現在フレームの
前のフレームの画像信号SINの輝度階調レベルL1に比
較して現在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL
2が高い場合、すなわち、(1)式の演算結果がLεi
<0となる場合は、正の補正値として+Lr1,+Lr
2,+Lr3,+Lri,・・・+Lrnが準備される
(図3参照)。
【0031】また、図2に示すL2’は補正後の現在フ
レームの画像信号SINの輝度階調レベルであり、式
(2)により演算される。 L2’=L2+Lri・・・・(2) つまり、現在フレームの前のフレームの画像信号SINの
輝度階調レベルL1に比較して現在フレームの画像信号
SINの輝度階調レベルL2が低い場合は、負の補正値−
Lriが適用されるので、現在フレームの画像信号SIN
の輝度階調レベルL2から補正値Lriを差し引いた更
に低い輝度階調の画像信号SINを出力するようになされ
る。
【0032】また、現在フレームの前のフレームの画像
信号SINの輝度階調レベルL1に比較して現在フレーム
の画像信号SINの輝度階調レベルL2が高い場合は、正
の補正値+Lriが適用されるので、現在フレームの画
像信号SINの輝度階調レベルL2に補正値+Lriを加
えた更に高い輝度階調の画像信号SINを出力するように
なされる。
【0033】続いて、第1の画像表示装置201の動作
例について説明をする。図4は第1の画像表示装置20
1の動作例を示すフローチャートである。この実施形態
では輝度階調に応じて応答時間が異なる画像表示手段1
2を1フレーム毎に入力される画像信号SINに基づいて
表示制御する場合を前提とする。
【0034】この画像表示装置201では図1に示した
記憶手段2に図3に示したような補正値±Lriが格納
され、現在フレームの前のフレームの画像信号SINの輝
度階調レベルL1と現在フレームの画像信号SINの輝度
階調レベルL2との差分Lεがほぼ零となる場合は、現
在フレームの画像信号SINをそのまま出力し、現在フレ
ームの前のフレームの画像信号SINの輝度階調レベルL
1に比較して現在フレームの画像信号SINの輝度階調レ
ベルL2が低い、あるいは、高い場合は、補正値±Lr
iで補正する場合を想定する。
【0035】これを補正条件にして、図4に示すフロー
チャートのステップA1で画像信号SINを記憶手段1及
び補正手段3に入力する。その後、ステップA2に移行
して補正手段3では現在フレームの前のフレームの画像
信号SINの輝度階調レベルL1と、現在フレームの画像
信号SINの輝度階調レベルL2との差分Lεが式(1)
により演算される。
【0036】その後、ステップA3に移行して記憶手段
2から補正手段3へ、差分Lεに対応する補正値Lri
が読み出される。そして、ステップA4に移行して補正
手段3では、補正値Lriを使用して式(2)により現
在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2’が演
算される。
【0037】これにより、ステップA5で補正後の現在
フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2’に基づ
いて画像表示手段12が駆動される。例えば、表示駆動
手段11では、補正後の画像信号SOUTに基づいて駆動
電圧VOUTを発生し、この駆動電圧VOUTを画像表示手段
12に供給するようになされる。画像表示手段12で
は、1フレーム毎に印加される駆動電圧VOUTに基づい
て画像を表示するようになされる。
【0038】このように、本発明に係る第1の実施形態
としての表示制御装置101を応用した画像表示装置2
01によれば、現在フレームの1つ前のフレームの画像
信号SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フレー
ムの画像信号SINの輝度階調レベルL2iが低い場合
は、当該フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2
iから補正値Lriを差し引いた更に低い輝度階調の画
像信号SOUTを出力したり、また、1つ前のフレームの
画像信号SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フ
レームの画像信号SINの輝度階調レベルL2iが高い場
合は、当該フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL
2iに補正値Lriを加えた更に高い輝度階調の画像信
号SOUTを出力することができる。
【0039】これにより、画像表示手段12に液晶表示
パネルを用いた場合でも動きの早い映像信号に十分対処
することが可能となる。しかも、輝度変化の激しい映像
を入力した場合でも、その輝度変化、すなわち、液晶が
印加電圧に追従できずに映像の輪郭がぼけてしまうよう
な現象を防止できる。
【0040】(2)第2の実施形態 図5は本発明に係る第2の実施形態としての表示制御装
置102を応用した画像表示装置202の構成例を示す
ブロック図である。この実施形態では画像信号SINを上
位ビットと下位ビットに分け、その上位ビットのみに補
正を加え、第1の実施形態に比べて記憶手段のメモリ容
量を削減するようにしたものである。
【0041】図5に示す画像表示装置202は表示制御
装置102、表示駆動手段11及び画像表示装置12を
有している。なお、第1の実施形態と同じ符号及び同じ
名称のものは同じ機能を有するためその説明を書略す
る。
【0042】表示制御装置102は表示駆動手段11の
入出力を制御するものであり、少なくとも、第1の記憶
手段4が設けられ、現在フレームの前のフレームの上位
ビットの画像信号SINを記憶するようになされる。記憶
手段4には第1の実施形態に比べて少ないメモリ容量の
RAMが使用される。
【0043】この記憶手段4には補正手段6が接続さ
れ、1つ前のフレームの上位ビットの画像信号SINの輝
度階調レベルL1と、現在フレームの上位ビットの画像
信号SINの輝度階調レベルL2との差分を演算し、その
差分に対応した補正値Lriを現在フレームの上位ビッ
トの画像信号SINの輝度階調レベルL2に演算して出力
するようになされる。これは画像表示手段12における
画像信号SINのフレーム毎の階調レベルの変化に伴う応
答速度を改善するためである。補正手段6にはCPU
(中央演算装置)が使用される。
【0044】この補正手段6では記憶手段4に記憶され
た1つ前のフレームの上位ビットの画像信号SINの輝度
階調レベルL1と現在フレームの上位ビットの画像信号
SINの輝度階調レベルL2との差分がほぼ零の場合は、
現在フレームの上位ビットの画像信号SINをそのまま出
力するようになされる。
【0045】画像信号SINの特定の輝度階調レベル範囲
に関しては、記憶手段4に記憶された1つ前のフレーム
の上位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL1に比
較して現在フレームの上位ビットの画像信号SINの輝度
階調レベルL2が低い場合は、現在フレームの上位ビッ
トの画像信号SINの輝度階調レベルL2から補正値Lr
iを差し引いた更に低い輝度階調の上位ビットの画像信
号SINを出力するようになされる。
【0046】また、記憶手段4に記憶された1つ前のフ
レームの上位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL
1に比較して現在フレームの上位ビットの画像信号SIN
の輝度階調レベルL2が高い場合は、現在フレームの上
位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL2に補正値
Lriを加えた更に高い輝度階調レベルの上位ビットの
画像信号SOUTを出力する。
【0047】この表示制御装置102では補正手段6に
第2の記憶手段5が接続され、この差分に対応した補正
値Lriを記憶するようになされる。記憶手段6には第
1の実施形態に比べて少ないメモリ容量のROMが使用
される。補正値Lriは画像表示手段12の種類に応じ
て予め最適値が求められ、この補正値Lriが参照テー
ブル化されてROM等に格納される。
【0048】この表示制御装置102では補正手段6に
加算手段7が接続され、補正演算後の現在フレームの上
位ビットの画像信号SINに補正演算前の現在フレームの
下位ビットの上位ビットの画像信号SINを加算して出力
される。加算後の現在フレームの画像信号SOUTは表示
駆動手段11に出力される。表示駆動手段11では補正
後の輝度階調レベルL2i’の画像信号SOUTに基づい
て駆動電圧VOUTを発生し、この駆動電圧VOUTを画像表
示手段12に供給するようになされる。画像表示手段1
2では、1フレーム毎に印加される駆動電圧VOUTに基
づいて画像を表示するようになされる。
【0049】このように、第2の実施形態に係る画像表
示装置202によれば、現在フレームの1つ前のフレー
ムの上位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL1に
比較して現在フレームの上位ビットの画像信号SINの輝
度階調レベルL2が低い場合は、当該フレームの上位ビ
ットの画像信号SINの輝度階調レベルL2から補正値L
riを差し引いた更に低い輝度階調の上位ビットの画像
信号SOUTを出力したり、また、1つ前のフレームの上
位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL1に比較し
て現在フレームの上位ビットの画像信号SINの輝度階調
レベルL2が高い場合は、当該フレームの上位ビットの
画像信号SINの輝度階調レベルL2に補正値Lriを加
えた更に高い輝度階調の上位ビットの画像信号SOUTを
出力することができる。
【0050】これにより、画像表示手段12に液晶表示
パネルを用いた場合でも動きの早い映像信号に十分対処
することが可能となる。しかも、輝度変化の激しい映像
を入力した場合でも、その輝度変化、すなわち、液晶が
印加電圧に追従できずに映像の輪郭がぼけてしまうよう
な現象を防止できる。
【0051】(3)第3の実施形態 図6は本発明に係る第3の実施形態としての表示制御装
置103を応用した画像表示装置203の構成例を示す
ブロック図である。この実施形態では、輝度階調レベル
に応じて応答時間が異なる画像表示手段12を1フレー
ム毎に入力される画像信号SINに基づいて表示制御する
場合に、第1の実施形態で説明した補正手段に代えて、
補正値ルックアップテーブル等の読み出し専用の記憶手
段を備え、この記憶手段には予め補正演算して得た補正
済みの最適な輝度階調レベルの画像信号を格納し、現在
フレームの1つ前のフレームの画像信号SINの輝度階調
レベルL1と、現在フレームの画像信号SINの輝度階調
レベルL2とをアドレスにして補正後の輝度階調の画像
信号SOUTを読み出すようにして、輝度変化の激しい映
像を入力した場合でも、演算制御系の負担をより一層軽
減できるようにしたものである(第2の画像表示装
置)。
【0052】図6に示す画像表示装置203は本発明に
係る第2の表示制御装置を応用したものであり、画像信
号SINの輝度階調に応じて応答時間が異なる画像表示手
段12を1フレーム毎に入力される画像信号SINに基づ
いて表示制御する装置である。画像表示装置203は、
表示制御装置103、表示駆動手段11及び画像表示装
置12を有している。なお、第1の実施形態と同じ符号
及び同じ名称のものは同じ機能を有するためその説明を
書略する。
【0053】この表示制御装置103は表示駆動手段1
1の入出力を制御するものであり、少なくとも、第1の
記憶手段4が設けられ、現在フレームの1つ前のフレー
ムの画像信号SINを記憶するようになされる。
【0054】この記憶手段4には読出し専用の第2の記
憶手段8が接続され、この記憶手段4に記憶された現在
フレームの1つ前のフレームの画像信号SINの輝度階調
レベルL1と、現在フレームの画像信号SINの輝度階調
レベルL2とをアドレスにして第2の記憶手段8から、
当該フレームの補正後の輝度階調の画像信号SOUTを読
み出して出力するようになされる。
【0055】この例では、画像表示手段11の応答時間
に対応して予め補正値Lriが求められ、更に、この補
正値Lriを使用し、第1の実施形態で説明した式
(2)により当該フレームの補正後の0階調からn階調
に至る全範囲の輝度階調レベルL2’の画像信号SOUT
が演算される。この演算は画像表示手段11を作製する
毎にその画像表示手段11の表示特性に合わせて行われ
る。従って、画像表示手段11と補正値を格納した記憶
手段8とはセットで取引されることが好ましい。もちろ
ん、これらをセットで取引することを限定するものでは
ない。
【0056】図7は記憶手段8に格納される補正後の輝
度階調レベルL2i’の画像信号SOUTの内容例を示す
イメージ図である。当該フレームの補正後の画像信号S
OUTについては0階調からn階調に至る全範囲の輝度階
調レベルL2i’が求められる。
【0057】図7に示す補正後の輝度階調レベルL2
i’の画像信号SOUTの内容例によれば、横軸には現在
フレームの1つ前のフレームの画像信号SINの輝度階調
レベルL11〜L1n(n:階調)がプロットされ、縦
軸には現在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL
21〜L2n(n:階調)がプロットされる。この縦横
の輝度階調レベルL11〜L1n及び輝度階調レベルL
21〜L2nが作るマトリクスの各格子部分に、0階調
からn階調に至る全範囲の輝度階調レベルL2’の画像
信号SOUTを記憶するようになされる。
【0058】図7において、左上部0階調から右下部n
階調へ下がる対角線A0上の格子部分には、現在フレー
ムの0階調からn階調に至る画像信号SINをそのまま記
憶するようになされる。これは現在フレームの1つ前の
フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL1iと現在
フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2iとの差
分がほぼ零の場合に対処するためである。
【0059】この対角線A0の格子部分を基準にして画
像信号SINの特定の輝度階調範囲の一例となる右上領域
A1の格子部分では、L2i’=L2i−Lrによって
演算された0階調からn階調に至る全範囲の輝度階調レ
ベルL2i’の画像信号SOUTを記憶するようになされ
る。これは現在フレームの1つ前のフレームの画像信号
SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フレームの
画像信号SINの輝度階調レベルL2iが低い場合に対処
するためである。これにより、左領域A1では現在フレ
ームの画像信号SINよりも、低い輝度階調レベルの画像
信号SOUTを出力するようになされる。
【0060】また、対角線A0の格子部分を基準にして
左下領域A2の格子部分では、L2i’=L2i+Lr
によって演算された0階調からn階調に至る全範囲の輝
度階調レベルL2i’の画像信号SOUTを記憶するよう
になされる。これは現在フレームの1つ前のフレームの
画像信号SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フ
レームの画像信号SINの輝度階調レベルL2iが高い場
合に対処するためである。これにより、左領域A2では
現在フレームの画像信号SINよりも、高い輝度階調レベ
ルの画像信号SOUTを出力するようになされる。
【0061】続いて、画像表示装置203の動作例につ
いて説明をする。図8は記憶手段8における補正後の輝
度階調レベルL2i’の画像信号SOUTの読出し例を示
すイメージ図である。図9は画像表示装置203の動作
例を示すフローチャートである。この実施形態では輝度
階調に応じて応答時間が異なる画像表示手段12を1フ
レーム毎に入力される画像信号SINに基づいて表示制御
する場合を前提とする。
【0062】この画像表示装置203では図6に示した
記憶手段8に図7に示したような補正後の輝度階調レベ
ルL2i’の画像信号SOUTが格納され、現在フレーム
の1つ前のフレームの画像信号SINの輝度階調レベルL
1と、現在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL
2とをアドレスにして補正後の輝度階調の画像信号SOU
Tを読み出す場合を想定する。
【0063】これを補正条件にして、図4に示すフロー
チャートのステップB1で画像信号SINを記憶手段1及
び記憶手段8に入力する。その後、ステップB2に移行
して現在フレームの1つ前のフレームの画像信号SINの
輝度階調レベルL1と、現在フレームの画像信号SINの
輝度階調レベルL2とをアドレスにして補正後の輝度階
調の画像信号SOUTを読み出す。
【0064】例えば、図8に示す現在フレームの前のフ
レームの画像信号SINの輝度階調レベルをL1iとし、
現在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルをL22
(L22<L1i)とした場合に、当該フレームの画像
信号SOUTはL2i’=L22−Lrによって演算され
た輝度階調レベルの補正後の画像信号SOUTを出力する
ようになされる(右上領域参照)。
【0065】また、図8に示す現在フレームの前のフレ
ームの画像信号SINの輝度階調レベルをL1iとし、現
在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルをL2n−
2(L2n−2>L1i)とした場合に、当該フレーム
の画像信号SOUTはL2i’=(L2n−2)−Lrに
よって演算された輝度階調レベルの補正後の画像信号S
OUTを出力するようになされる(左下領域参照)。
【0066】その後、ステップB3に移行して補正後の
現在フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2’に
基づいて画像表示手段12が駆動される。例えば、表示
駆動手段11では、補正後の画像信号SOUTに基づいて
駆動電圧VOUTを発生し、この駆動電圧VOUTを画像表示
手段12に供給するようになされる。画像表示手段12
では、1フレーム毎に印加される駆動電圧VOUTに基づ
いて画像を表示するようになされる。
【0067】このように、本発明に係る第3の実施形態
としての表示制御装置103を応用した画像表示装置2
03によれば、現在フレームの1つ前のフレームの画像
信号SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フレー
ムの画像信号SINの輝度階調レベルL2iが低い場合
は、当該フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2
iから補正値Lriを差し引いた更に低い輝度階調レベ
ルの画像信号SOUTを直接、記憶手段8から表示駆動手
段11へ出力したり、また、1つ前のフレームの画像信
号SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フレーム
の画像信号SINの輝度階調レベルL2iが高い場合は、
当該フレームの画像信号SINの輝度階調レベルL2iに
補正値Lriを加えた更に高い輝度階調の画像信号SOU
Tを直接、記憶手段8から表示駆動手段11へ出力する
ことができる。
【0068】これにより、第1の実施形態のような補正
手段に依存することなく、画像表示手段12に液晶表示
パネルを用いた場合でも動きの早い映像信号に十分対処
することが可能となる。しかも、輝度変化の激しい映像
を入力した場合でも、演算制御系の負担を軽減すること
ができる。また、液晶が印加電圧に追従できずに映像の
輪郭がぼけてしまうような現象も防止できる。第1の画
像表示装置201に比べて安価に液晶テレビなどを構成
できる。
【0069】(4)第4の実施形態 図10は本発明に係る第4の実施形態としての表示制御
装置104を応用した画像表示装置204の構成例を示
すブロック図である。この実施形態では画像信号SINを
上位ビットと下位ビットに分け、その上位ビットのみに
補正を加えた補正後の0階調からn階調に至る全範囲の
輝度階調レベルL2i’の画像信号SOUTが求められ、
この画像信号SOUTが補正値ルックアップテーブル等の
読み出し専用の記憶手段に格納され、現在フレームの1
つ前のフレームの上位ビットの画像信号SINの輝度階調
レベルL1iと、現在フレームの上位ビットの画像信号
SINの輝度階調レベルL2iとをアドレスにして補正後
の輝度階調の画像信号SOUTを読み出すようにして、輝
度変化の激しい映像を入力した場合でも、演算制御系の
負担をより一層軽減できるようにしたものである。加え
て、第3の実施形態に比べて記憶手段のメモリ容量を削
減するようにしたものである。
【0070】図10に示す画像表示装置204は表示制
御装置104、表示駆動手段11及び画像表示装置12
を有している。なお、第3の実施形態と同じ符号及び同
じ名称のものは同じ機能を有するためその説明を書略す
る。
【0071】表示制御装置104は表示駆動手段11の
入出力を制御するものであり、少なくとも、第1の記憶
手段4が設けられ、現在フレームの前のフレームの上位
ビットの画像信号SINを記憶するようになされる。記憶
手段4には第3の実施形態に比べて少ないメモリ容量の
RAMが使用される。
【0072】この記憶手段4には読み出し専用の第2の
記憶手段9が接続され、記憶手段4に記憶された現在フ
レームの1つ前のフレームの上位ビットの画像信号SIN
の輝度階調レベルL1iと、現在フレームの上位ビット
の画像信号SINの輝度階調レベルL2iとをアドレスに
して記憶手段9から、当該フレームの補正後の輝度階調
の上位ビットの画像信号SOUTを読み出して出力するよ
うになされる。
【0073】記憶手段9の内容例によれば、図7に示し
た左上部0階調から右下部n階調へ下がる対角線上の格
子部分には、現在フレームの0階調からn階調に至る上
位ビットの画像信号SINをそのまま記憶するようになさ
れる。図7に示した右上領域の格子部分では、L2i’
=L2i−Lrによって演算された0階調からn階調に
至る全範囲の輝度階調レベルL2i’の上位ビットの画
像信号SOUTを記憶するようになされる。図7に示した
左下領域の格子部分では、L2i’=L2i+Lrによ
って演算された0階調からn階調に至る全範囲の輝度階
調レベルL2i’の上位ビットの画像信号SOUTを記憶
するようになされる。
【0074】この表示制御装置104では図10に示す
記憶手段9に加算手段7が接続され、補正演算後の現在
フレームの上位ビットの画像信号SOUTに補正演算前の
現在フレームの下位ビットの画像信号SOUTを加算して
出力される。加算後の現在フレームの画像信号SOUTは
表示駆動手段11に出力される。表示駆動手段11では
補正後の輝度階調レベルL2i’の画像信号SOUTに基
づいて駆動電圧VOUTを発生し、この駆動電圧VOUTを画
像表示手段12に供給するようになされる。画像表示手
段12では、1フレーム毎に印加される駆動電圧VOUT
に基づいて画像を表示するようになされる。
【0075】このように、第4の実施形態に係る画像表
示装置204によれば、現在フレームの1つ前のフレー
ムの上位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL1i
に比較して現在フレームの上位ビットの画像信号SINの
輝度階調レベルL2iが低い場合は、当該フレームの上
位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL2iから補
正値Lriを差し引いた更に低い輝度階調の上位ビット
の画像信号SOUTを直接、記憶手段9から加算手段7へ
出力することができる。
【0076】また、1つ前のフレームの上位ビットの画
像信号SINの輝度階調レベルL1iに比較して現在フレ
ームの上位ビットの画像信号SINの輝度階調レベルL2
iが高い場合は、当該フレームの上位ビットの画像信号
SINの輝度階調レベルL2iに補正値Lriを加えた更
に高い輝度階調の上位ビットの画像信号SOUTを直接、
記憶手段9から加算手段7へ出力することができる。
【0077】従って、画像表示手段12に液晶表示パネ
ルを用いた場合でも、第3の実施形態と同様にして動き
の早い映像信号に十分対処することが可能となる。しか
も、輝度変化の激しい映像を入力した場合でも、演算制
御系に負担をかけることなく、その輝度変化、すなわ
ち、液晶が印加電圧に追従できずに映像の輪郭がぼけて
しまうような現象を防止できる。第3の実施形態に比べ
て記憶手段4や記憶手段9のメモリ容量を減らすことが
できる。
【0078】(5)実施例 図11は本発明に係る実施例としての液晶テレビ300
の構成例を示すブロック図である。この実施例では画像
表示装置の一例となる液晶テレビ300を構成し、この
表示制御手段には第3の実施形態で説明した表示制御装
置103が適用される。つまり、表示制御手段には補正
値ルックアップテーブル用のROMが設けられる。この
ROMには、当該フレームの補正後の映像データDOUT
に関して0階調からn=248階調に至る全範囲の輝度
階調レベルL2i’が求められ、これらが格納されてい
る。
【0079】そして、現在フレームの1つ前のフレーム
の画像信号SINの輝度階調レベルL1iと、現在フレー
ムの画像信号SINの輝度階調レベルL2iとをアドレス
にして補正後の輝度階調の画像信号SOUTを読み出すよ
うにして、輝度変化の激しい映像を入力した場合でも、
演算制御系の負担をより一層軽減できるようにしたもの
である。
【0080】図11に示す液晶テレビ300は例えばア
ナログ地上波の放送電波を受信して放送番組を液晶表示
パネル26に表示するものである。液晶テレビ300は
アンテナ21を有しており、八木アンテナ21等から放
送電波を受信するようになされる。アンテナ21にはチ
ューナー&IFアンプ22が接続され、NTSC方式の
放送電波を信号処理してR(赤),G(緑),B(青)
の映像信号及び音声信号を検出するようになされる。チ
ューナー&IFアンプ22の一方には音声増幅回路23
が接続され、音声信号が増幅されてスピーカー25に出
力される。
【0081】チューナー&IFアンプ22の他方には映
像増幅回路24が接続され、R,G,Bの映像信号(以
下で単に画像信号SINという)が増幅されると共に、同
期信号SYが分離される。映像増幅回路24に表示制御
手段10及び表示駆動手段11が接続されている。表示
制御手段10には第3の実施形態で説明した表示制御装
置103が適用され、アナログ・デジタル変換器(以下
でA/D変換器31という)、フレームメモリ32、R
OM33及びCPU34が設けられている。
【0082】A/D変換器31は映像増幅回路24に接
続され、画像信号SINをアナログ・デジタル変換して
R,G,Bの映像データDINを出力するようになされ
る。A/D変換器31には第1の記憶手段の一例となる
フレームメモリ32が接続され、現在フレームの1つ前
のフレームの映像データDINが記憶される。
【0083】このA/D変換器31及びフレームメモリ
32には第2の記憶手段の一例となる補正値ルックアッ
プテーブル用のROM33が接続され、このフレームメ
モリ32に記憶された現在フレームの前のフレームの映
像データDINの輝度階調レベルL1iと、現在フレーム
の映像データDINの輝度階調レベルL2iとをアドレス
にしてROM33から、当該フレームの補正後の輝度階
調レベルの映像データDOUTを読み出して出力するよう
になされる。
【0084】このROM33のルックアップテーブルに
は、輝度階調レベルL2iの変化毎に本来、液晶表示パ
ネル26でぼけのないような表示を実行したいとする、
最適な輝度階調レベルL2i’に近い輝度階調レベルを
得られるように補正された映像データDOUTが格納され
ていればよい。
【0085】このフレームメモリ32及びROM33に
はCPU34が接続され、水平同期信号HS及び垂直同
期信号VSに基づいてフレームメモリ32及びROM3
3の書込み読出し制御を行うようになされる。CPU3
4では水平同期信号HS及び垂直同期信号VSに基づい
て書込み読出し制御信号WEや読出し許可信号OEを生
成し、この書込み読出し制御信号WEをフレームメモリ
32に出力し、現在フレームの1つ前のフレームの映像
データDINの書込みや読出しを制御したり、ROM33
に読出し許可信号OEを出力して、現在フレームの映像
データDINの取り込みタイミングや、補正後の1フレー
ムの映像データDOUTの読出しタイミングなどを制御す
るようになされる。この例では、CPU34における補
正演算を省略することができる。
【0086】また、映像増幅回路24には表示駆動手段
11が接続されている。表示駆動手段11は水平同期回
路41、垂直同期回路42、走査電極駆動回路43及び
信号電極駆動回路44を有している。走査電極駆動回路
43及び信号電極駆動回路44には画像表示手段の一例
となるアクティブマトリクス型の液晶表示パネル26が
接続されている。
【0087】この映像増幅回路24の一方には水平同期
回路41が接続され、同期信号SYから水平同期信号H
Sが検出される。映像増幅回路24の他方には垂直同期
回路42が接続され、同期信号SYから垂直同期信号V
Sが検出される。水平同期信号HS及び垂直同期信号V
SはCPU34に出力されると共に、水平同期信号HS
は走査電極駆動回路43に出力され、垂直同期信号VS
は信号電極駆動回路44に出力される。
【0088】水平同期回路41には走査電極駆動回路4
3が接続され、水平同期信号HSに基づいて液晶表示パ
ネル26を線順次走査するようになされる。走査電極駆
動回路43にはプラズマ駆動ドライバICなどが使用さ
れる。垂直同期回路42には信号電極駆動回路44が接
続され、垂直同期信号VS及び補正後の映像データDOU
Tに基づいて駆動電圧が生成され、この駆動電圧が液晶
表示パネル26に供給するようになされる。信号電極駆
動回路44にはプラズマ駆動カラム反転対応のデータド
ライバICが使用される。液晶表示パネル26の背面に
はバックライト27が取り付けられている。もちろん、
液晶テレビ300には電源部28が設けられ、バックラ
イト27や各機能回路に電源を供給するようになされ
る。
【0089】続いて、ROM33の内容例について説明
をする。図12はROM33に格納される補正後の輝度
階調レベルL2i’の映像データDOUTの内容例を示す
イメージ図であり、図13は図12に示した映像データ
DOUTの補正値Lrを同等レベル毎に色分け表示したイ
メージ図である。この例のROM33には8階調を1単
位として、0〜248階調の補正後の輝度階調レベルL
2i’の映像データDOUTが格納され、その内容例によ
れば図12に示す横軸には1フレーム前の輝度階調レベ
ルL1iとして、i=0〜248階調の映像データDIN
がプロットされ、縦軸には現在フレームの輝度階調レベ
ルL2iとして、i=0〜248階調の映像データDIN
がプロットされる。この縦横の1フレーム前の映像デー
タDIN及び現在フレームの映像データDINが作るマトリ
クスの各格子部分に、0階調から248階調に至る全範
囲の輝度階調レベルL2i’の映像データDOUTを記憶
するようになされる。
【0090】この内容例で左上部0階調から右下部24
8階調へ下がる対角線A0上の格子部分には、現在フレ
ームの0階調から248階調に至る、0,8,16,2
4,32,40・・・・240,248階調の映像デー
タDINをそのまま記憶するようになされる。これは1フ
レーム前の映像データDINの輝度階調レベルL1iと現
在フレームの映像データDINの輝度階調レベルL2iと
の差分がほぼ零の場合に対処するためである。
【0091】この対角線A0の格子部分を基準にして映
像データDINの右上領域A1の格子部分では、L2i’
=L2i−Lrによって演算された0階調から248階
調に至る全範囲の輝度階調レベルL2i’の映像データ
DINDOUTを記憶するようになされる。これは1フレー
ム前の映像データDINの輝度階調レベルL1iに比較し
て現在フレームの映像データDINの輝度階調レベルL2
iが低い場合に対処するためである。この右上領域A1
では現在フレームの映像データDINよりも、更に低い輝
度階調レベルL2i’の映像データDOUTを出力するよ
うになされる。
【0092】また、対角線A0の格子部分を基準にして
左下領域A2の格子部分では、L2i’=L2i+Lr
によって演算された0階調から248階調に至る全範囲
の輝度階調レベルL2i’の映像データDINDOUTを記
憶するようになされる。これは1フレーム前の映像デー
タDINの輝度階調レベルiに比較して現在フレームの映
像データDINの輝度階調レベルL2iが高い場合に対処
するためである。この左下領域A2では現在フレームの
映像データDINよりも、更に高い輝度階調レベルL2
i’の映像データDOUTを出力するようになされる。
【0093】上述の右上領域A1及び左下領域A2にお
ける補正値Lrについては、液晶表示パネル26の表示
特性にもよるが、8,16,24,32,40、48,
56,64階調を適用している。この例では特に中間階
調において、上位階調レベルから下位階調レベルに輝度
階調レベルを下げる場合であって、この下げ幅が大きい
ほど大きな補正値が適用される。
【0094】例えば、1フレーム前の映像データDINの
輝度階調レベルL1がi=「72」で、現在フレームの
映像データDINの輝度階調レベルL2がi=「88」の
場合は補正後の現在フレームの映像データDINとしてi
=「96」の輝度階調レベルL2’が読み出される。こ
の際の補正値Lrは+8である。
【0095】同様にして、L1=「72」で、L2=
「104」の場合はL2’=「128」が読み出され
る。この際の補正値Lrは+24である。L1=「7
2」で、L2=「120」の場合はL2’=「152」
が読み出される。この際の補正値Lrは+32である。
L1=「72」で、L2=「128」の場合はL2’=
「168」が読み出される。この際の補正値Lrは+4
0である。いずれの場合も、液晶表示パネル26で中間
階調における上位階調レベルから下位階調レベルに輝度
階調レベルを下げる場合の応答時間の遅れを改善するた
めである。
【0096】また、下位階調レベルから上位階調レベル
に輝度階調レベルを上げる場合であって、この上げ幅が
大きいほど大きな補正値が適用される。例えば、1フレ
ーム前の映像データDINの輝度階調レベルL1がi=
「160」で、現在フレームの映像データDINの輝度階
調レベルL2がi=「72」の場合は補正後の現在フレ
ームの映像データDINとしてi=「8」の輝度階調レベ
ルL2’が読み出される。この際の補正値Lrは−64
である。
【0097】同様にして、L1=「160」で、L2=
「80」の場合はL2’=「24」が読み出される。こ
の際の補正値Lrは−56である。L1=「160」
で、L2=「96」の場合はL2’=「48」が読み出
される。この際の補正値Lrは−48である。L1=
「160」で、L2=「104」の場合はL2’=「6
4」が読み出される。この際の補正値Lrは−40であ
る。
【0098】L1=「160」で、L2=「120」の
場合はL2’=「88」が読み出される。この際の補正
値Lrは−32である。L1=「160」で、L2=
「136」の場合はL2’=「112」が読み出され
る。この際の補正値Lrは−24である。L1=「16
0」で、L2=「144」の場合はL2’=「128」
が読み出される。この際の補正値Lrは−16である。
【0099】いずれの場合も、液晶表示パネル26で中
間階調における下位階調レベルから上位階調レベルに輝
度階調レベルを上げる場合の応答時間の遅れを改善する
ためである。
【0100】なお、図14はROM33におけるL1
i、L2i及びLrの関係例を示す3次元参照テーブル
のイメージ図である。3次元参照テーブルを見る角度を
変えているので、図12に示した参照テーブルの値と必
ずしも一致していない。図14において、L1iは1フ
レーム前の映像データDINの0〜248の輝度階調レベ
ルであり、L2iは現在フレームの映像データDINの0
〜248の輝度階調レベルであり、Lrはその際の補正
値0〜64階調である。
【0101】つまり、液晶表示パネル26上で1フレー
ム前の映像データDINに対して次のフレームの映像デー
タDINを輝度階調レベルL2iまで早く変化させられる
ような現在フレームの映像データDOUTを用意する。も
しくは液晶表示パネル26の特性上で変化させたい輝度
階調レベルL2iに近くに、その応答速度がより早い輝
度階調レベルL2iが存在するような場合は、その輝度
階調レベルL2iに変化するような補正後の映像データ
DOUTを用意する。
【0102】続いて、液晶テレビ300の動作例につい
て説明をする。この例では図11に示した液晶テレビ3
00において、図12で説明した補正後の映像データD
OUTがROM33に格納されており、NTSC方式の放
送番組を液晶表示パネル26に表示する場合を前提とす
る。もちろん、液晶表示パネル26の背面のバックライ
ト27に電源が供給されると共に、各機能回路に電源が
供給されている。
【0103】これを動作条件にして、図11に示したア
ンテナ21により、アナログ地上波の放送電波が受信さ
れると、NTSC方式の放送電波がアンテナ21からチ
ューナー&IFアンプ22に出力される。チューナー&
IFアンプ22では放送電波を信号処理して音声信号及
びR,G,Bの映像信号が検出される。音声信号は音声
増幅回路23で増幅されてスピーカー25に出力され
る。
【0104】R,G,Bの映像信号(画像信号SIN)は
映像増幅回路24で増幅されると共に同期信号SYが分
離される。水平同期回路41では同期信号SYから水平
同期信号HSが検出され、垂直同期回路42では同期信
号SYから垂直同期信号VSが検出される。水平同期信
号HS及び垂直同期信号VSはCPU34に出力される
と共に、水平同期信号HSは走査電極駆動回路43に出
力され、垂直同期信号VSは信号電極駆動回路44に出
力される。
【0105】画像信号SINは映像増幅回路24で増幅さ
れた後にA/D変換器31でアナログ・デジタル変換さ
れ、R,G,Bの映像データDINとなされる。現在フレ
ームの1つ前のフレームの映像データDINはフレームメ
モリ32に記憶される。現在フレームの映像データDIN
及びフレームメモリ32から読み出された映像データD
INは書込み読出し制御信号WEに基づいて補正値ルック
アップテーブル用のROM33に入力される。
【0106】ROM33ではフレームメモリ32に記憶
された現在フレームの1つ前のフレームの映像データD
INの輝度階調レベルL1iと、現在フレームの映像デー
タDINの輝度階調レベルL2iとをアドレスにして当該
フレームの補正後の輝度階調レベルの映像データDOUT
が読み出される。
【0107】このROM33により画像信号SINの輝度
階調レベルの変化に応じて映像データDOUTを補正する
ことができる。この補正後の映像データDOUTがCPU
34の読出し制御を受けて信号電極駆動回路44に出力
される。
【0108】一方、走査電極駆動回路43では水平同期
信号HSに基づいて液晶表示パネル26を線順次走査す
るようになされる。信号電極駆動回路44では垂直同期
信号VS及び補正後の映像データDOUTに基づいて駆動
電圧が生成され、この駆動電圧が液晶表示パネル26に
供給するようになされる。例えば、ある輝度階調レベル
L1iから、それより低い輝度階調レベルL2iに変化
する場合に、液晶表示パネル26の応答時間が遅けれ
ば、より映像データDINの輝度階調レベルを下げ、駆動
電圧の変化を大きくするようになされる。液晶表示パネ
ル26では動きの激しいNTSC方式の放送番組でも高
精細に表示される。
【0109】このようにして、本発明に係る実施例とし
ての液晶テレビ300によれば、上述した第3の実施形
態に係る表示制御装置103が応用されるので、輝度階
調レベルの変化時に1つ前のフレームの映像データDIN
と現在フレームの映像データDINとに基づいて輝度階調
レベルが液晶表示パネル26上で最適となるように補正
された補正後の映像データDOUTに置き換えることがで
きる。
【0110】また、CPU34等に映像データDINの輝
度階調に関する演算負担をかけることなく、ROM33
によって補正後の映像データDINを出力することができ
るので、液晶表示パネル26で動きの早い映像データD
OUTに十分対処することが可能となる。従って、輝度変
化の激しい映像データDOUTを信号電極駆動回路44に
入力した場合でも、その輝度変化、すなわち、液晶が印
加電圧に追従できずに映像の輪郭がぼけてしまうような
現象を防止できる。
【0111】この実施例では表示制御手段10に関して
第3の実施形態に係る表示制御装置103を使用する場
合について説明したが、これに限られることはなく、第
1及び第2の実施形態に係る表示制御装置101、10
2及び第4の実施形態に係る表示制御装置104を使用
することもできる。
【0112】これらの表示制御装置101〜104で補
正値ルックアップテーブルを使用することにより、さま
ざまな輝度階調レベルL2iの映像データDINの変化毎
に補正値を読み出すことができ、過補正にならないよう
に補正値Lrを微調整することも可能である。全ての輝
度階調レベルL2iの変化において応答時間を高い精度
で一定とすることができる。また、駆動電圧に対する応
答速度が異なる液晶表示パネル26を使用した場合で
も、ルックアップデータを入れ替えることにより容易に
対応することができる。
【0113】また、実施例では1つのルックアップテー
ブル用のROM33を表示制御手段10に備える場合に
ついて説明したが、これに限られることはなく、例え
ば、温度変化に対応するルックアップテーブル用の複数
のROMを設けるようにしてもよい。このルックアップ
テーブルは温度変化に対応する補正値を予め当該フレー
ムの輝度階調レベルの映像データに演算し、この演算後
の温度依存性補正階調データを参照テーブル化したもの
である。
【0114】表示制御手段10では使用環境温度に応じ
て温度依存性階調データの読出しを切り換えるようにな
される。この温度依存性補正階調データで液晶表示パネ
ル26を駆動すると、バックライト27の使用環境温度
等による液晶の応答時間のばらつきを取り除いて一定に
することができる。
【0115】上述した実施例では画像表示装置に関して
液晶テレビ(LCDTV)の場合について説明したが、
表示制御装置101〜104は同様にPALC、LCD
PJなどにも適用することができ、プラズマディスプレ
イ(PDP)にも応用することができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の表示制御装置によれば、輝度階調に応じて応答時間が
異なる画像表示部を1フレーム毎に入力される画像信号
に基づいて表示制御する場合に補正手段を備え、この補
正手段は1つ前のフレームの画像信号の輝度階調と現在
フレームの画像信号の輝度階調との差分を演算し、この
差分に対応した補正値を現在フレームの画像信号の輝度
階調に演算して出力するものである。
【0117】この構成によって、1つ前のフレームの画
像信号の輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の
輝度階調が低い場合は、当該フレームの画像信号の輝度
階調から補正値を差し引いた更に低い輝度階調の画像信
号を出力したり、また、1つ前のフレームの画像信号の
輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の輝度階調
が高い場合は、当該フレームの画像信号の輝度階調に補
正値を加えた更に高い輝度階調の画像信号を出力するこ
とができるので、画像表示部に液晶表示パネルを用いた
場合でも動きの早い映像信号に十分対処することが可能
となる。
【0118】本発明に係る第2の表示制御装置によれ
ば、画像信号の輝度階調に応じて応答時間が異なる画像
表示部を1フレーム毎に入力される画像信号に基づいて
表示制御する場合に補正用の記憶手段を備え、この記憶
手段では1つ前のフレームの画像信号の輝度階調と現在
フレームの画像信号の輝度階調とをアドレスにして当該
フレームの補正後の輝度階調の画像信号を出力するよう
になされる。
【0119】この構成によって、1つ前のフレームの画
像信号の輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の
輝度階調が低い場合は、当該フレームの画像信号の輝度
階調から補正値を差し引いた更に低い輝度階調の画像信
号を出力したり、また、1つ前のフレームの画像信号の
輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の輝度階調
が高い場合は、当該フレームの画像信号の輝度階調に補
正値を加えた更に高い輝度階調の画像信号を出力するこ
とができるので、画像表示部に液晶表示パネルを用いた
場合でも他の制御系等に負担をかけることなく動きの早
い映像信号に十分対処することが可能となる。しかも、
第1の表示制御装置に比べて安価に構成できる。
【0120】本発明に係る第1の画像表示装置によれ
ば、上述した第1の表示制御装置が応用されるので、画
像表示手段に液晶表示パネルを用いた場合でも他の制御
系に負担をかけることなく、動きの早い映像信号に十分
対処することが可能となる。従って、輝度変化の激しい
映像を入力した場合でも、その輝度変化、すなわち、液
晶が印加電圧に追従できずに映像の輪郭がぼけてしまう
ような現象を防止できる。
【0121】本発明に係る第2の画像表示装置によれ
ば、上述した第2の表示制御装置が応用されるので、画
像表示手段に液晶表示パネルを用いた場合でも他の制御
系に負担をかけることなく、動きの早い映像信号に十分
対処することが可能となる。従って、輝度変化の激しい
映像を入力した場合でも、その輝度変化、すなわち、液
晶が印加電圧に追従できずに映像の輪郭がぼけてしまう
ような現象を防止できる。しかも、第1の画像表示装置
に比べて安価に構成できる。
【0122】この発明は輝度階調に応じて応答時間が異
なる画像表示デバイスに対して1フレーム毎に画像信号
を供給して画像表示をするPALC、LCDTV,LC
DPJなどに適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態としての表示制御
装置101を応用した画像表示装置201の構成例を示
すブロック図である。
【図2】補正手段3における補正処理例を示す輝度階調
レベルの図である。
【図3】記憶手段(ROM)2の参照テーブル内容例を
示すイメージ図である。
【図4】画像表示装置201の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図5】 本発明に係る第2の実施形態としての表示制
御装置102を応用した画像表示装置202の構成例を
示すブロック図である。
【図6】本発明に係る第3の実施形態としての表示制御
装置103を応用した画像表示装置203の構成例を示
すブロック図である。
【図7】記憶手段8に格納される補正後の輝度階調レベ
ルL2i’の画像信号SOUTの内容例を示すイメージ図
である。
【図8】記憶手段8における補正後の輝度階調レベルL
2i’の画像信号SOUTの読出し例を示すイメージ図で
ある。
【図9】画像表示装置203の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図10】本発明に係る第4の実施形態としての表示制
御装置104を応用した画像表示装置204の構成例を
示すブロック図である。
【図11】本発明に係る実施例としての液晶テレビ30
0の構成例を示すブロック図である。
【図12】ROM33に格納される補正後の輝度階調レ
ベルL2i’の映像データDOUTの内容例を示すイメー
ジ図である。
【図13】図12に示した映像データDOUTの補正値L
rを同等レベル線で色分け表示したイメージ図である。
【図14】ROM33におけるL1i、L2i及びLr
の関係例を示す3次元参照テーブルである。
【符号の説明】
1,4・・・第1の記憶手段、2,5,8・・・第2の
記憶手段、3,6・・・補正手段、7・・・加算手段、
10・・・表示制御手段、11・・・表示駆動手段、1
2・・・画像表示手段、32・・・フレームメモリ(第
1の記憶手段)、33・・・ROM(第2の記憶手
段)、101〜104・・・表示制御装置(表示制御手
段)、201〜204・・・画像表示装置、300・・
・液晶テレビ(画像表示装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/66 H04N 5/66 A Fターム(参考) 5C006 AA22 AC21 AF04 AF44 AF45 AF46 AF53 AF81 BB11 BC12 BC16 BF02 BF08 BF14 BF15 EC11 FA12 FA19 FA29 5C058 AA06 BA07 BA13 BA25 BA35 BB11 BB13 5C080 AA10 BB05 DD08 DD30 EE28 EE29 JJ02 JJ05 JJ07

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度階調に応じて応答時間が異なる画像
    表示部を1フレーム毎に入力される画像信号に基づいて
    表示制御する装置において、 少なくとも、現在フレームの1つ前のフレームの画像信
    号を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調
    との差分を演算し、該差分に対応した補正値を現在フレ
    ームの画像信号の輝度階調に演算して出力する補正手段
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶手段には、 現在フレームの1つ前のフレームの上位ビットの画像信
    号が記憶され、 前記補正手段では、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの上
    位ビットの画像信号の輝度階調と現在フレームの上位ビ
    ットの画像信号の輝度階調との差分が演算され、該差分
    に対応した補正値を現在フレームの上位ビットの画像信
    号の輝度階調に演算され、補正演算後の現在フレームの
    上位ビットの画像信号に補正演算前の現在フレームの下
    位ビットの画像信号を加算して出力されることを特徴と
    する請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記差分に対応した補正値を記憶する第
    2の記憶手段が備えられることを特徴とする請求項1に
    記載の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記補正手段は、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調
    との差分がほぼ零の場合は、現在フレームの画像信号を
    そのまま出力し、 前記画像信号の特定の輝度階調範囲に関しては、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の
    輝度階調が低い場合は、現在フレームの画像信号の輝度
    階調から前記補正値を差し引いた更に低い輝度階調の画
    像信号を出力し、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の
    輝度階調が高い場合は、現在フレームの画像信号の輝度
    階調に補正値を加えた更に高い輝度階調の画像信号を出
    力することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装
    置。
  5. 【請求項5】 画像信号の輝度階調に応じて応答時間が
    異なる画像表示部を1フレーム毎に入力される画像信号
    に基づいて表示制御する装置において、 少なくとも、現在フレームの1つ前のフレームの画像信
    号を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調
    とをアドレスにして当該フレームの補正後の輝度階調の
    画像信号を出力する第2の記憶手段とを備えることを特
    徴とする表示制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の記憶手段には、 現在フレームの1つ前のフレームの上位ビットの画像信
    号が記憶され、 前記第2の記憶手段では、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの上
    位ビットの画像信号の輝度階調と現在フレームの上位ビ
    ットの画像信号の輝度階調とをアドレスにして当該フレ
    ームの補正後の輝度階調の上位ビットの画像信号が出力
    される場合であって、 前記補正後の現在フレームの上位ビットの画像信号に補
    正前の現在フレームの下位ビットの画像信号を加算する
    加算手段が備えられることを特徴とする請求項5に記載
    の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 前記画像表示部の応答時間に対応して予
    め補正値が求められ、 前記第2の記憶手段には、 前記第1の記憶手段に記憶される1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調
    との差分がほぼ零の場合は、現在フレームの画像信号を
    そのまま記憶するようになされ、 前記画像信号の特定の輝度階調範囲に関しては、 前記第1の記憶手段に記憶される1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の
    輝度階調が低い場合は、現在フレームの画像信号の輝度
    階調から前記補正値を差し引いた更に低い輝度階調の画
    像信号を記憶するようになされ、 前記第1の記憶手段に記憶される1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調に比較して現在フレームの画像信号の
    輝度階調が高い場合は、現在フレームの画像信号の輝度
    階調に補正値を加えた更に高い輝度階調の画像信号を記
    憶するするようになされることを特徴とする請求項5に
    記載の表示制御装置。
  8. 【請求項8】 1フレーム毎に印加される駆動電圧に基
    づいて画像を表示する画像表示手段と、 前記画像表示手段に印加電圧を供給する表示駆動手段
    と、 前記表示駆動手段の入出力を制御する表示制御手段とを
    備え、 前記表示制御手段は、 少なくとも、現在フレームの1つ前のフレームの画像信
    号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画像信号
    の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調との差
    分を演算し、該差分に対応した補正値を現在フレームの
    画像信号の輝度階調に演算して出力する補正手段を有す
    ることを特徴とする画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示制御手段は、 温度変化に対応する補正値を当該フレームの輝度階調の
    画像信号に演算した後の複数のルックアップテーブルを
    備え、使用環境温度に応じて温度依存性階調データの読
    出しを切り換えるようになされることを特徴とする請求
    項8に記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 1フレーム毎に印加される駆動電圧に
    基づいて画像を表示する画像表示手段と、 前記画像表示手段に印加電圧を供給する表示駆動手段
    と、 前記表示駆動手段の入出力を制御する表示制御手段とを
    備え、 前記表示制御手段は、 少なくとも、現在フレームの1つ前のフレームの画像信
    号を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された1つ前のフレームの画
    像信号の輝度階調と現在フレームの画像信号の輝度階調
    とをアドレスにして当該フレームの補正後の輝度階調の
    画像信号を出力する第2の記憶手段とを有することを特
    徴とする画像表示装置。
  11. 【請求項11】 前記表示制御手段は、 温度変化に対応する補正値を当該フレームの輝度階調の
    画像信号に演算した後の複数のルックアップテーブルを
    備え、使用環境温度に応じて温度依存性階調データの読
    出しを切り換えるようになされることを特徴とする請求
    項10に記載の画像表示装置。
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