JP2002188599A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2002188599A
JP2002188599A JP2000381881A JP2000381881A JP2002188599A JP 2002188599 A JP2002188599 A JP 2002188599A JP 2000381881 A JP2000381881 A JP 2000381881A JP 2000381881 A JP2000381881 A JP 2000381881A JP 2002188599 A JP2002188599 A JP 2002188599A
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    • F04D25/0606Units comprising pumps and their driving means the pump being electrically driven the electric motor being specially adapted for integration in the pump
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    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風装置のエネルギー効率を向上することを
目的とする。 【解決手段】 ファン1の翼先端から間隔をあけて環状
壁2を形成し、前記環状壁とハウジング外周部10の間
に、一定の容積を有し吐出側に開放したエアポケット部
11を設けるとともに、モータ部が固定されたボス部1
6をつなぐスポーク17の形状を工夫したことを特徴と
する送風装置で、送風装置の性能を向上あるいは、薄型
化を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はOA機器、AV機器
等に使用される送風装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、OA機器、AV機器等は、機器の
小形化、電子化により、電子回路の高密度実装が盛んに
使用されるようになってきた。これに伴い電子機器の発
熱密度も増加するため、機器冷却用に送風装置が使用さ
れている。
【0003】これらの機器は年々小型化が進展し、それ
らに使用する送風装置についても小型化、薄型化が求め
られている。
【0004】また同時に、これらの機器の騒音発生の主
要因の1つである送風装置の騒音低減に対しても強い要
求がある。
【0005】従来の送風装置は図13に示すように、フ
ァン1の翼先端から間隔をあけて環状壁2が形成されて
おり、モータ部3に通電した送風状態では、軸流ファン
1が軸4を中心に回転し、吸引側から吐出側に向かう空
気流5が発生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
送風状態においては、翼先端の背圧側において空気流の
速度が速くなり、これが圧力エネルギーに変換される翼
後縁側に翼間二次流れの影響による低エネルギー領域が
発生する。この部分は損失も大きく流れの剥離が生じ易
く、空気流がブレード面より離脱してしまい、その離脱
領域には渦発生が起き、これにより乱流騒音を増加さ
せ、騒音レベルならびに風量−静圧特性の悪化を招く問
題がある。
【0007】この現象は、特に送風装置の吐出側の圧力
が、吸引側の圧力差が大きくなるような条件で使用した
場合、翼先端の漏れ渦の発生が大きくなり、ファンとし
て失速状態を呈する状態に陥る場合に頻繁に見られる。
【0008】本発明は、以上の問題点に鑑み、従来の送
風装置の性能を向上することを目的としている。
【0009】また、送風装置の小型化、薄型化を実現す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の送風装置は、フ
ァンの翼先端から間隔をあけて環状壁を形成し、前記環
状壁は、終端は吐出側で途切れた状態となっており、環
状壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定の容積
を有し、吐出側に開放されたエアポケット部を形成する
とともに、モータ部が取り付けられたボス部を固定する
スポークの形状を工夫したものである。
【0011】この本発明によると、送風装置の特性を向
上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明請求項1に記載の発明は、
ファンの翼先端から間隔をあけて環状壁を形成し、前記
環状壁と、モータが固定されたボス部と、前記ボス部を
固定するスポーク部と、外周形状が略四角形状の外周部
とを一体に形成したハウジングを有する送風装置であっ
て、環状壁の終端は吐出側で途切れた状態となってお
り、環状壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定
の容積を有し、吐出側に開放されたエアポケット部が形
成されており、ボス部を固定するスポークの外周側の付
け根の位置を、4角方向からファン回転方向に45°ま
での角度範囲内に設けたもので、エアポケットの効果を
最大限に引き出し、送風装置の特性を向上できる。
【0013】本発明請求項2に記載の発明は、ファンの
翼先端から間隔をあけて環状壁を形成し、前記環状壁
と、モータが固定されたボス部と、前記ボス部を固定す
るスポーク部と、外周形状が略四角形状の外周部とを一
体に形成したハウジングを有する送風装置であって、環
状壁の終端は吐出側で途切れた状態となっており、環状
壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定の容積を
有し、吐出側に開放されたエアポケット部が形成されて
おり、ボス部とハウジング外周部をつなぐスポークが内
周側から外周側にかけてファン回転方向とは逆に傾けて
形成し、ファンの後縁部とスポークが漸近的に交差する
ようにしたもので、ファンとスポークの干渉を緩和し、
送風装置の特性向上及び薄型化を実現できる。
【0014】本発明請求項3に記載の発明は、ファンの
翼先端から間隔をあけて環状壁を形成し、前記環状壁
と、モータが固定されたボス部と、前記ボス部を固定す
るスポーク部と、外周形状が略四角形状の外周部とを一
体に形成したハウジングを有する送風装置であって、環
状壁の終端は吐出側で途切れた状態となっており、環状
壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定の容積を
有し、吐出側に開放されたエアポケット部が形成されて
おり、ボス部を固定するスポークの外周側の付け根の位
置を、4角方向からファン回転方向に45°までの角度
範囲内に設け、かつ、スポークが内周側から外周側にか
けてファン回転方向とは逆に傾けて形成し、ファンの後
縁部とスポークが漸近的に交差するようにしたもので、
送風装置の特性を向上し、かつ薄型化を実現できる。
【0015】本発明請求項4記載の発明は、上記記載の
送風装置をOA機器あるいはAV機器に組み込んだもの
で、個室等の静かな環境が必要な場所、あるいは事務所
等の機器が多数集まっている場所で特に有効であること
は言うまでもない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図1〜図7に基づ
いて説明する。
【0017】(実施例1)図1の(a)(b)(c)
(d)は実施例1の送風装置を示す。
【0018】図1の(d)に示すように、環状壁2は、
吸引側の羽根先端とのクリアランスが実質広くなるよう
に、内径を部分的に拡大させた第一領域と、羽根先端と
クリアランスを小さくした第二領域とから構成されてお
り、第二領域の終端は吐出側で途切れた状態となってい
る。また環状壁外周と、ハウジング外周部10の間に
は、一定の容積を有するエアポケット部11が形成され
ている。
【0019】この送風装置の原理について図2、図3を
用いて説明する。
【0020】図2は、従来の送風装置において、環状壁
の吸込み口側の形状を羽根先端とのクリアランスが広く
なるように、内径を拡大させた場合を示している。
【0021】このような構成にすると、ファン1が回転
方向9の方向に回転駆動されることにより、吸引側から
吐出側に向かう空気流5が発生するとともに、翼先端部
分からも、空気流5が吸い込まれ、クリアランスが一定
の場合と比較して、特に低圧状態において風量を増大さ
せる効果がある。
【0022】この部分は、翼先端とのクリアランスが広
いため、空気の粘性の影響が少なく、空気が流入する際
のエネルギー損失も小さく、効率的に風量を増大するこ
とができる。
【0023】しかしながら、内径を拡大させた部分を設
けると、低圧時には風量を増大できるものの、ある程度
圧力が加わった状態で使用されると、図2に示すよう
に、翼先端において正圧側から背圧側に流れる漏れ渦7
が大きく成長し、空気流がブレード面より離脱してしま
い、その離脱領域には乱流渦8が発生し、これにより乱
流騒音を増加させ、騒音レベルならびに、風量−静圧特
性が悪化する。
【0024】この翼先端漏れ渦7は、翼先端の吸引側で
は、あまり大きく成長することはなく、逆に、翼先端の
中間部以降では、大きく成長しファンの性能に対して大
きな影響を及ぼす。
【0025】図3は、本実施例1の、空気の流れを示し
た模式図である。
【0026】図3において、本実施例1ではこの環状壁
2とハウジング外周部10の間にエアポケット部11を
設けることにより、翼先端中間部以降で大きく成長した
翼先端漏れ渦7は、ファン1吐出側で一旦このエアポケ
ット部11に吸収され、ここに発生する乱流渦8はエア
ポケット内である程度減衰させた上で、吐出側に放出さ
せることにより、騒音レベルならびに、風量−静圧特性
(特に騒音レベル)を良化させることができる。
【0027】(実施例2)上記実施例1では詳しく述べ
なかったが、本実施例2では、一般的に使用されている
外周形状が四角形状の送風装置に適用する場合のポイン
トについて説明する。
【0028】図4〜図7は送風装置のハウジング外周部
10、環状壁2、モータ部3が固定されるボス部16、
及び前記ボス部16を固定するスポーク17とを熱可塑
性の樹脂で一体に成形したハウジングの代表的な形状を
示した図である。ここで、ファン1はスポークの形状及
び、スポークとの位置関係を分かり易くするために破線
で示している。
【0029】このような外周形状が四角形状の送風装置
は、その使い勝手の良さから機器の冷却用として盛んに
使用されているが、機器の小型化、高密度化が進展した
近年では、より小型で送風能力が高い送風装置が求めら
れている。一般的にファンの送風能力はファンの面積に
比例するため、送風装置外周形状の四角形に対し、可能
な限りファンの外径を大きくする方法が一般的である。
【0030】しかしながらこのように、送風装置の外周
形状を四角形状にすると、全周にわたって一定のエアポ
ケット部11を形成することは困難となり、図4〜図7
に示すように、必然的に4角にエアポケット部11を形
成することとなる。
【0031】またスポーク17に関しては、成形時の収
縮の影響を緩和する等の理由により、半径方向にある程
度傾けて配置するのが一般的である。
【0032】このような外周形状が四角形状の送風装置
では、エアポケット部11とスポーク17の位置関係
が、送風装置の特性に大きな影響を及ぼす。
【0033】図4〜図7は代表的な4例のパターンのス
ポーク形状を示している。
【0034】まず、第1例の図4において、スポーク1
7は、細いスポーク17aが3本と、モータのリード線
を引き出すため幅の広いスポーク17bが1本の合計4
本がほぼ均等間隔に形成されている。ここでスポーク1
7a、17bの環状壁側の付け根は、エアポケット部1
1の中心に対して、ファン回転方向9に若干ずれた位置
に設けられている。また、スポーク17a、17bは内
周側から外周側にかけてファン回転方向9に傾けて形成
されている。
【0035】次に、第2例の図5において、スポーク1
7の環状壁2側の付け根は、第1例同様エアポケット部
11の中心に対して、ファン回転方向9に若干ずれた位
置に設けられているが、スポーク17の方向は第1例と
は逆に内周側から外周側にかけてファン回転方向9とは
逆に傾けて形成されている。
【0036】次に、第3例の図6において、スポーク1
7の環状壁2側の付け根は、上記2例とは逆にエアポケ
ット部11の中心に対して、ファン回転方向9とは逆に
若干ずれた位置に設けられており、スポーク17の方向
は内周側から外周側にかけてファン回転方向9に傾けて
形成されている。
【0037】最後に、第4例の図7において、スポーク
17の環状壁2側の付け根は、エアポケット部11の中
心に対して、ファン回転方向9とは逆に若干ずれた位置
に設けられており、スポーク17の方向は内周側から外
周側にかけてファン回転方向9とは逆に傾けて形成され
ている。
【0038】これら4種類のハウジングを使用した送風
装置の性能について、スポーク17の付け根の位置と、
スポーク17の傾きに分けて説明する。
【0039】まず、スポーク17の付け根の位置に関し
ては、第1例及び第2例に示すエアポケット部11の中
心に対して、ファン回転方向9に若干ずれた位置に設け
た方の特性が優れている。
【0040】図8及び図9は第2例及び第3例のハウジ
ングのエアポケット付近の空気の流れを示した図であ
る。
【0041】図8、図9において、ファン1の回転によ
り発生した空気流5は、一定の回転方向成分を有してい
る。ここで、図8のようにスポーク17の環状壁2側の
付け根の位置が、エアポケット部11の中心からファン
回転方向9にずれている場合は、このスポークがエアポ
ケット周辺の空気の流れを乱すことは余りないが、図9
のようにスポークの付け根が、エアポケット部11の中
心からファン回転方向9と逆にずれている場合は、スポ
ーク17が風の流れを阻害し、空気の流れを乱しエアポ
ケット部11の効果が十分に発揮できない状態になる。
【0042】従って、スポーク17の付け根の位置は、
エアポケット部11周辺の空気の流れを乱すことが少な
い図10の斜線部で示すエアポケット部11中心である
4角方向からファン回転方向9に45°のハウジング外
周部10の4辺中心部までの角度範囲内に留めることに
より、エアポケット部11の効果を最大限に発揮し特性
を向上することができる。
【0043】次に、スポークの傾きについて説明する。
【0044】スポーク17は、ファン1とスポーク17
との距離が十分確保されている場合は、送風装置の特性
にほとんど影響することはないが、ファン1とスポーク
17との距離がある程度以下になると、送風装置の特性
に大きな影響を及ぼす。
【0045】図4と図5はスポークの付け根の位置はほ
ぼ同じであるが、図4ではスポークが回転方向に傾いて
いるのに対して、図5ではスポークが回転方向とは逆に
傾いている。
【0046】ここで、ファン1の形状についてはさまざ
まな形状があるが、一般的な送風装置の場合、図の破線
で示すようなファン1の翼が、内周側から外周側にかけ
て徐々に回転方向に前進している、いわゆる前進翼がよ
く用いられる。このような前進翼タイプのファン1は、
ある程度静圧が加わった状態において、送風特性を向上
する効果があり、送風装置の騒音低減や、冷却性能の向
上を実現できる。
【0047】このようなファン形状に対して、図4に示
すように、スポーク17をファン1と同じ方向に傾けて
配置した場合、スポーク17と、スポーク17に近いフ
ァン1の後縁部の形状がほぼ重なるために、ファン1が
スポーク17上を通過するたびに、スポーク17周辺で
大きな圧力変動を起こし、ファンの送風性能が悪化する
と同時に、騒音が大きくなる。
【0048】一方、図5に示すようにスポーク17をフ
ァン1と反対方向に傾けた場合、スポーク17とファン
1は外周側から漸近的に交差することになり、スポーク
17とファン1の干渉が緩和され、送風性能及び騒音の
悪化が少なくて済む。
【0049】したがって、スポーク17が内周側から外
周側にかけてファン回転方向9とは逆に傾けて形成する
ことにより、スポーク17とファン1の干渉が緩和さ
れ、送風性能及び騒音に優れた送風装置が提供できる。
また、スポーク17とファン1の干渉が緩和されるた
め、同一性能でも、スポーク17とファン1のクリアラ
ンスを小さくでき、軸方向寸法の小さい薄型の送風装置
を提供できる。
【0050】したがって、スポーク17の形状は、図5
に示したように、スポーク17の環状壁2側の付け根
は、エアポケット部11の中心に対して、ファン回転方
向9に若干ずれた位置に設け、スポーク17が内周側か
ら外周側にかけてファン回転方向9とは逆に傾けて形成
することにより、エアポケット部11の効果を最大限に
発揮し、送風装置の特性を向上できるとともに、送風装
置の性能の悪化を最小限に留めながら、送風装置の薄型
化を実現できる。
【0051】以下は、この1例として、上記図4〜図7
に示す形状のハウジングを使用した外形サイズ60×6
0×15mm送風装置の特性を示す。
【0052】図11は、ファン、モータ等はまったく同
一条件で、ハウジング形状のみを変化させた送風装置の
風量−静圧特性を示した図である。
【0053】図11に示すとおり、最大風量及び最大静
圧は殆ど変化がないものの、特性曲線が変曲する中流量
域の特性に大きな差が見られ、ハウジング形状は図4、
図6、図5、図7の順番で優れた結果となった。これ
は、スポークとファンの干渉の影響が大きく影響してい
るからであり、スポークをファンとは逆に傾けファンの
干渉を緩和した効果が現れている。
【0054】図12は、同様にハウジング形状のみを変
化させた送風装置の風量−騒音特性を示した図である。
【0055】上記風量−静圧特性では、中流量域の特性
に変化が見られたが、騒音に関しては図12に示すとお
り、中流量〜大流量までの領域で差が確認できる。
【0056】まず、中流領域の騒音に関しては上記風量
−静圧特性と同様の傾向が確認できる。これは、風量−
静圧特性が優れているほどファンが有効に動作している
ために、空気流の剥離等による乱流の発生が少なく、そ
れに伴う乱流騒音が小さくなっていることが影響してい
る。
【0057】一方、大流量域に関しては、風量−静圧特
性に関係なく、図4及び図5のハウジング形状の騒音が
小さくなっている。これは、スポークによるエアポケッ
ト周辺の空気の流れへの影響が小さく抑えられているか
らであり、言い換えると、エアポケットの効果は大流量
域で効果的に発揮されることを示している。
【0058】上記のように、スポークの形状を工夫する
ことにより、その他の部分の設計はまったく同じでも、
送風装置の特性を大きく向上することができる。
【0059】なお、上記エアポケットとスポークの位置
関係、及びスポークの傾きは、それぞれ単独で使用して
も十分な効果が得られるが、両方同時に使用することに
より更に優れた効果を発揮することは言うまでもない。
【0060】また、上記記載の送風装置をOA機器ある
いはAV機器に備えることで、特に静かな環境例えば個
室等で静かさが十分生かされるのは言うまでもない。ま
た、上記機器が多数並ぶ事務所等でも同様の静かさが効
果をあげることも言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】上記実施例の記載から明らかなように、
請求項1記載の発明によれば、送風装置の環状壁外周部
とハウジング外周部の間に、エアポケット部を設けると
ともに、スポークの付け根の位置を、4角方向からファ
ン回転方向に45°までの角度範囲内に設けたことによ
り、スポークの影響を最小限にとどめ、送風装置の特性
を向上させることができる。
【0062】また、請求項2記載の発明によれば、スポ
ークを内周側から外周側にかけてファン回転方向とは逆
に傾けて構成することにより、スポークとファンの干渉
による特性悪化を最小限にとどめ、送風装置の薄型化を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)実施例1の送風装置の側面図 (b)同正面図 (c)同断面図 (d)同X−X’断面詳細図
【図2】従来の送風装置の空気の流れを示した説明図
【図3】実施例1の送風装置の空気の流れを示した説明
【図4】(a)実施例2の第1例のハウジング形状を示
した正面図 (b)同背面図
【図5】(a)実施例2の第2例のハウジング形状を示
した正面図 (b)同背面図
【図6】(a)実施例2の第3例のハウジング形状を示
した正面図 (b)同背面図
【図7】(a)実施例2の第4例のハウジング形状を示
した正面図 (b)同背面図
【図8】実施例2の第2例の送風装置の空気の流れを示
した説明図
【図9】同実施例第3例の送風装置の空気の流れを示し
た説明図
【図10】同実施例の最適なスポークの付け根の位置を
示した説明図
【図11】同実施例の送付装置の風量−静圧特性を示し
た図
【図12】同実施例の送付装置の風量−騒音特性を示し
た図
【図13】従来の送風装置の断面図
【符号の説明】
1 ファン 2 環状壁 3 モータ部 4 軸 5 空気流 7 翼先端漏れ渦 8 乱流渦 9 ファン回転方向 10 ハウジング外周部 11 エアポケット部 16 ボス部 17、17a、17b スポーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンの翼先端から間隔をあけて環状壁
    を形成し、前記環状壁と、モータが固定されたボス部
    と、前記ボス部を固定するスポーク部と、外周形状が略
    四角形状の外周部とを一体に形成したハウジングを有す
    る送風装置であって、 環状壁の終端は吐出側で途切れた状態となっており、環
    状壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定の容積
    を有し、吐出側に開放されたエアポケット部が形成され
    ており、ボス部を固定するスポークの外周側の付け根の
    位置を、4角方向からファン回転方向に45°までの角
    度範囲内に設けたことを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】 ファンの翼先端から間隔をあけて環状壁
    を形成し、前記環状壁と、モータが固定されたボス部
    と、前記ボス部を固定するスポーク部と、外周形状が略
    四角形状の外周部とを一体に形成したハウジングを有す
    る送風装置であって、 環状壁の終端は吐出側で途切れた状態となっており、環
    状壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定の容積
    を有し、吐出側に開放されたエアポケット部が形成され
    ており、ボス部とハウジング外周部をつなぐスポークを
    内周側から外周側にかけてファン回転方向とは逆に傾け
    て形成し、ファンの後縁部とスポークが漸近的に交差す
    るようにしたことを特徴とする送風装置。
  3. 【請求項3】 ファンの翼先端から間隔をあけて環状壁
    を形成し、前記環状壁と、モータが固定されたボス部
    と、前記ボス部を固定するスポーク部と、外周形状が略
    四角形状の外周部とを一体に形成したハウジングを有す
    る送風装置であって、 環状壁の終端は吐出側で途切れた状態となっており、環
    状壁外周と、ハウジング外周部分の間には、一定の容積
    を有し、吐出側に開放されたエアポケット部が形成され
    ており、ボス部を固定するスポークの外周側の付け根の
    位置を、4角方向からファン回転方向に45°までの角
    度範囲内に設け、かつ、スポークが内周側から外周側に
    かけてファン回転方向とは逆に傾けて形成し、ファンの
    後縁部とスポークが漸近的に交差するようにしたことを
    特徴とする送風装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    記載の送風装置を備えたOA機器あるいはAV機器。
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