JP2002186680A - 防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタ - Google Patents

防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタ

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JP2002186680A
JP2002186680A JP2000386749A JP2000386749A JP2002186680A JP 2002186680 A JP2002186680 A JP 2002186680A JP 2000386749 A JP2000386749 A JP 2000386749A JP 2000386749 A JP2000386749 A JP 2000386749A JP 2002186680 A JP2002186680 A JP 2002186680A
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damper
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grease
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Hiroyuki Kaede
博之 楓
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気中の油脂を効率的に除去することによ
り、防火ダンパーに油脂が付着しにくい構造とした、防
火ダンパーを内蔵したグリスフィルタを提供する。 【解決手段】 厨房の排気ダクトに取り付けられる防火
ダンパーと、防火ダンパーを覆うように設置され下方に
開口部を備えた箱形のチャンバーと、該開口部に取り付
けられる第1フィルタと、からなる防火ダンパーを内蔵
したグリスフィルタであって、チャンバー内の防火ダン
パーと第1フィルタとの間に第2フィルタを設けた構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨房施設において
排気中の油脂を除去するために排気ダクトに取り付けら
れるグリスフィルタに関し、特に厨房火災の際に排気ダ
クト内への火炎の侵入を防ぐ防火ダンパーを内蔵したグ
リスフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】厨房施設の排気ダクトには、多くの場
合、排気中の油脂を除去するためにグリスフィルタが取
り付けられている。従来のグリスフィルタは、例えば図
5に示す構成のものが知られている。この構成では、グ
リスフィルタ10はチャンバー18と2つのフィルタ1
4とからなり、チャンバー18は排気ダクト20の吸気
口を覆うように取り付けられ、通常はチャンバー18の
下方にフィルタ14が設置される構造となっている。油
脂を含む排気はフィルタ14を通過する際にフィルタ1
4の吸着網目に付着して除去される。また、図6に示す
ように、チャンバー18の内部に防火ダンパー12が設
けられる場合もある。防火ダンパー12は排気ダクト2
0の開口部に取り付けられ、防火ダンパー12を覆うよ
うにグリスフィルタ10が設置されている。防火ダンパ
ー12は、厨房火災の際に火炎が排気ダクト20内に吸
入されることにより火災が拡がるのを防ぐ装置であり、
上下に開口部を有する箱形の筒体で、高温を感知すると
内蔵された金属板(図示せず)が自動的に作動して開口
部を塞ぎ、排気ダクトを閉鎖する。
【0003】従来の防火ダンパーを内蔵したグリスフィ
ルタでは、油脂を含んだ排気は一度しかフィルタを通過
しないため、油脂分を完全に除去することが困難であ
り、除去されずに残った油脂が防火ダンパーに付着する
という問題があった。防火ダンパーに油脂が付着する
と、排気ダクトを閉鎖する機構の作動に支障を来すよう
になる。最悪の場合、防火ダンパーの可動部分に油脂が
固着して、火災の際に閉鎖機構が正常に作動しないとい
う事態も起こりうる。このため、防火ダンパーが適切に
作動するように、定期的に清掃して油脂や汚れを除去す
る必要がある。しかしながら、手間がかかるためなかな
かクリーンアップが実施されず、長期間放置されたまま
になっている場合が多く、危険な状態のまま使い続けら
れているのが実状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排気中の油
脂を効率的に除去することにより、防火ダンパーに油脂
が付着しにくい構造とした、防火ダンパーを内蔵したグ
リスフィルタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る防火ダンパーを内蔵したグリスフィル
タは、厨房の天井あるは壁面に設けられた排気ダクトの
開口部に取り付けられる防火ダンパーと、防火ダンパー
を覆うように設置され下方に開口部を備えた箱形のチャ
ンバーと、排気中の油脂を除去するためにチャンバーの
下方の開口部に取り付けられる第1フィルタと、からな
る防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタであって、チ
ャンバー内の防火ダンパーと第1フィルタとの間に第2
フィルタを設けた構成である。
【0006】第2フィルタは、防火ダンパーを収納でき
る大きさに成形された一面が開放された箱体とし、防火
ダンパーの表面に装着する構成とすることもできる。も
しくは、第2フィルタを板状体とし、防火ダンパーの表
面に脱着可能に取り付ける構成とすることもできる。
【0007】
【作用】厨房の天井に設けられた排気ダクトの開口部
に、防火ダンパーを取り付ける。防火ダンパーの下側の
開口部に被せるように第2フィルタを取り付け、さらに
防火ダンパー全体を覆うようにチャンバーを設置する。
チャンバーの下方の開口部に第1フィルタを取り付け
る。厨房のレンジで発生する油脂を含んだ空気は、第1
フィルタを通過した後、さらに第2フィルタを通過して
から防火ダンパーに達し、防火ダンパーを通過してから
排気ダクトに吸引される。排気は防火ダンパーに達する
前に2回フィルタを通過するので、排気中に含まれる油
脂分が効率的に除去され、防火ダンパーに付着する油汚
れが少なくなる。このため、ダンパーの閉鎖機構が作動
しなくなるようなことがなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施例
により詳細に説明する。図1は本発明の一態様を示す断
面図である。防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタ1
0は、防火ダンパー12と第1フィルタ14と第2フィ
ルタ16とチャンバー18から構成されている。防火ダ
ンパー12は、厨房の天井にある排気ダクト20の開口
部に取り付けられ、防火ダンパー12に被せるように第
2フィルタ16が取り付けられる。さらに、第2フィル
タ16全体を覆うようにチャンバー18が設置され、チ
ャンバー18の下部に第1フィルタ14が取り付けられ
る。チャンバー18の下部に第1フィルタ14が取り付
けられるだけではなく、防火ダンパー12の下にも第2
フィルタ16を備えているので、排気中の油脂を効率よ
く除去することができ、防火ダンパー12に油脂が付着
し難い構造となっている。
【0009】第2フィルタ16の天井への取り付け部分
の構造を図2に示す。なお、図2では、内部構造を図示
するために第2フィルタ16の一部をカットして示して
いる。第2フィルタ16は上面が開放された箱体であ
り、防火ダンパー12を収納できる大きさに成形されて
いる。開放された上面で防火ダンパーを覆うように天井
に取り付ける。天井に取り付けられた状態で見ると、第
2フィルタの底部には、通気性を確保するために多数の
孔31が設けられており、その上に油脂除去部材32が
装備されている。油脂除去部材32の例としては、綿状
のステンレス繊維や多孔質の素焼きの板等が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。第2フィルタ1
6を装着するには、まず台座33を天井に釘又はネジ等
で固着する。台座33は中央に防火ダンパーを挿入し得
る大きさの四角形の開口部36を備えており、開口部3
6の四隅付近に1個ずつ爪34が設けられている。第2
フィルタ16にも台座の爪と対応する位置に爪35が設
けられているので、第2フィルタ16をスライドして台
座33に嵌め込み、第2フィルタ16と台座33の爪同
士を掛止させて固定できる構造となっている。
【0010】この構造では、第2フィルタ16は台座に
スライド装着されているだけなので、脱着が容易であ
り、清掃や点検作業時の負担を減らすことができる。ま
た、様々な大きさの防火ダンパーに対応できるように、
種々のサイズの第2フィルタ16および台座33を用意
すれば、既存の排気設備に後付けで台座を取り付け、第
2フィルタ16を取り付けるだけで、容易に本発明の二
重フィルタ型の構造を実施することができる。
【0011】なお、図3に示すように、防火ダンパー1
2と第2フィルタ16とを一体とした構造とすることも
可能である。この場合、第2フィルタ16は板状のフィ
ルタであり、防火ダンパー12の下部に、例えば図2に
示した爪34、35でスライド係合させることによって
掛止させて固定することができる。防火ダンパー12全
体を覆う図1の例では、既存の防火ダンパーに後から取
り付けることが可能であるが、厨房の換気設備を新規に
設置する場合には、防火ダンパーとフィルタが一体とな
った図3の例の方が構造的に簡易であり、より実用的で
ある。
【0012】防火ダンパーの例としては、設定温度以上
になるとヒューズが溶断してロックが解除され、スプリ
ングの力で金属板が作動して通気口を塞ぐ機構のものが
挙げられる。金属板の支持軸等の可動部付近に油脂が固
着すると、火炎の高温によってヒューズが溶断しても金
属板が油分で固着していて正常に回転作動しない可能性
がある。本発明では排気を二重のフィルタに通過させる
ことで、油脂が効率的に除去されるので、防火ダンパー
の可動部分に油脂による汚れが付着し難くなり、可動部
分の本来の動きが妨げられることのない構造となってい
る。なお、防火ダンパーの機構は上記のものに限定され
ず、高温を感知して自動的に排気ダクトを閉鎖し得る機
能を有するものであればその構造の詳細は問わない。
【0013】第1フィルタ14及び第2フィルタ16の
油脂を除去する機構としては、例えばステンレス製の綿
状のミクロ繊維を、多数の孔を設けて通気性を持たせた
金属板で挟み込む構造が挙げられる。しかし、この構造
に限定されるものではなく、排気の通気性を確保した上
で油脂の除去能力を備えたものであればよい。また、除
去された液状の油脂を廃液カップ等に導いて回収する構
成を適宜追加してもよい。
【0014】なお、設置場所に応じて、図4に示すよう
なチャンバーの形状を採用することも可能である。この
ようなチャンバーの形状の場合、排気ダクトの開口部が
厨房の壁面に設けられていても対応できる。さらに、換
気効率を上げるために、チャンバー内部にブーストベン
チレーション用の送風(排気)扇(図示せず)を設けた
構造としてもよい。
【0015】
【発明の効果】上記詳述した本発明にかかる防火ダンパ
ーを内蔵したグリスフィルタによれば、 1、厨房の排気が別々のフィルタを2度通過するので、
排気中の油脂を効率よく除去することができ、防火ダン
パーに油脂が付着しにくくなるので、防火ダンパーの作
動の信頼性が向上する。 2、第2フィルタの形状を、一面が開放された箱形とし
たので、既存の防火ダンパーに後付けで被せるように設
置できる。これにより、従来の防火ダンパー内蔵型のグ
リスフィルタを、容易に本発明の二重フィルタ式に変更
することができる。 3、第2フィルタの形状を板状とし、防火ダンパーの下
部に脱着自在に取り付けることで、防火ダンパーと第2
フィルタが一体となった簡易な構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の防火ダンパーを内蔵したグリスフィ
ルタの一態様を示す断面図
【図2】 第2フィルタの取り付け部分の斜視図
【図3】 本発明の防火ダンパーを内蔵したグリスフィ
ルタの別の態様を示す断面図
【図4】 本発明の防火ダンパーを内蔵したグリスフィ
ルタのさらに別の態様を示す断面図
【図5】 従来のグリスフィルタの断面図
【図6】 従来の防火ダンパーを内蔵したグリスフィル
タの断面図
【符号の説明】
10 グリスフィルタ、防火ダンパーを内蔵したグリス
フィルタ 12 防火ダンパー 14 フィルタ、第1フィルタ 16 第2フィルタ 18 チャンバー 20 排気ダクト 31 孔 32 油脂除去部材 33 台座 34、35 爪 36 開口部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 7/06 101 F24F 7/06 101Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厨房の天井あるは壁面に設けられた排気
    ダクトの開口部に取り付けられる防火ダンパーと、防火
    ダンパーを覆うように設置され下方に開口部を備えた箱
    形のチャンバーと、排気中の油脂を除去するためにチャ
    ンバーの下方の開口部に取り付けられる第1フィルタ
    と、からなる防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタに
    おいて、チャンバー内の防火ダンパーと第1フィルタと
    の間に第2フィルタを設けたことを特徴とする防火ダン
    パーを内蔵したグリスフィルタ
  2. 【請求項2】 第2フィルタが、防火ダンパーを収納で
    きる大きさに成形された一面が開放された箱体からな
    り、防火ダンパーの表面に装着することを特徴とする請
    求項1記載の防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタ
  3. 【請求項3】 第2フィルタが、板状体からなり、防火
    ダンパーの表面に脱着可能に取り付けられることを特徴
    とする請求項1記載の防火ダンパーを内蔵したグリスフ
    ィルタ
JP2000386749A 2000-12-20 2000-12-20 防火ダンパーを内蔵したグリスフィルタ Pending JP2002186680A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021012002A (ja) * 2019-07-09 2021-02-04 富士工業株式会社 調理用換気装置

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