JP2002186527A - 収納家具 - Google Patents

収納家具

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JP2002186527A
JP2002186527A JP2000386376A JP2000386376A JP2002186527A JP 2002186527 A JP2002186527 A JP 2002186527A JP 2000386376 A JP2000386376 A JP 2000386376A JP 2000386376 A JP2000386376 A JP 2000386376A JP 2002186527 A JP2002186527 A JP 2002186527A
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JP
Japan
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plate
storage furniture
moisture
air permeability
deodorant
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Pending
Application number
JP2000386376A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukemasa Nakamoto
祐昌 中本
Katsunori Sako
勝則 迫
Shozo Kurashige
昌三 蔵重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juken Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Juken Sangyo Co Ltd
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Publication date
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  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外観に優れ、場所をとらず、消臭性・吸湿性に
優れた収納家具を提供する。 【解決手段】 通気性を有する板Aと,気密性を有する
板Tと,の間に、消臭・吸湿性を有する吸収性物質が含
有された板Mが、挟まれた積層部材Lが、前記通気性を
有する板Aを内側として、構成部材の少なくとも一部を
なすように設けた。積層部材Lは通常は背板30に使用
されるが、これに限定されるものではなく、側面板11
にも使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収納家具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】収納家具の一つとして、住宅の玄関に設
置される下駄箱は、最近では単なる靴の収納のみなら
ず、コート・傘・スリッパ・靴磨きセット、更に、スキ
ー・バット・ゴルフクラブ・帽子その他の外出・スポー
ツ等に使用される各種道具の総合収納家具としての機能
が要求されている。
【0003】上記収納物の内、最も頻繁に出し入れが行
なわれるものは靴等の履物である。その靴には水・土砂
・靴下から伝染した臭気が付着している場合が多い。従
って、一般に履物はこれらの付着物を付けたまま下駄箱
に収納される。しかも、その臭気や水分は下駄箱内部で
発散し、他の収納物へも付着してしまう。また、水は下
駄箱内部の湿度を上昇させ、黴や腐朽などの発生を促進
させるおそれもある。
【0004】以上のような臭気や水分は、扉を開放する
か、あるいは換気口を設けることで軽減される。また、
市販の消臭剤・芳香剤・吸湿剤等のカートリッジを下駄
箱内部に設置されることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの臭気や水分の
軽減・解消手段の問題点としては、次のことが挙げられ
る。 (1)美観を損う。 扉の開放又は換気口の設置は、対策として最も簡便で効
果も高いものであるが、扉の開放は見苦しく、換気口も
デザイン上美観を損なうという問題点がある。通気性を
有するルーバーの採用も考えられるが、デザインが限ら
れてしまう。
【0006】(2)臭気を周囲に発散する。 安易に換気だけが行われると、周囲に臭気を発散し、特
に間口の狭い集合住宅では玄関に異臭が漂い、人々に不
快感を与える。
【0007】(3)芳香剤・消臭剤等の効果は限定的で
ある。 芳香剤の芳香成分は比較的収納家具内部に拡散し易く、
早期に効果が発揮されるが、収納物に芳香が付着し、も
のによっては、その芳香が逆に異臭となってしまうおそ
れもある。また、一般に玄関に設置される収納は、靴の
収納に主眼がおかれているため、棚が細分化されてい
る。そのため、芳香剤・消臭剤・吸湿剤等の効果はそれ
らの設置された近辺だけに効果が限定され、全体に効果
が発揮されるのに多くの時間を要するという問題点があ
る。
【0008】(4)芳香剤・消臭剤等は場所をとる。 消臭剤等は棚板に敷き込まれ、場所を取らない薄いシー
ト状のものもあるが、一般には箱形で多くの場所をと
り、肝心の靴等の収納物を置かれる場所を圧迫してしま
う。最も効果のある装置として、乾電池で作動する電動
ファン付きの脱臭器もあるが、より大型で靴1足分程度
の空間を占めてしまう。
【0009】(5)芳香剤・消臭剤等は寿命が短い。 一般の芳香剤・消臭剤等は、有効吸収面積を大とするた
めに、活性炭等、製法が工夫されているが、それでも有
効吸収面積が小さく、通常は1年程度で寿命が切れてし
まう。なお、シート状の芳香剤・消臭剤等は有効吸収面
積は大であるが、靴に付着した泥等で汚れて目詰まりを
生じ易く、効果が十分発揮されないことがある。
【0010】そこで本発明の目的は、上記従来例の問題
を解決するものであって、外観に優れ、場所をとらず、
消臭性・吸湿性に優れた収納家具を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するため
に、請求項1の発明の収納家具は、通気性を有する板
(A)と,気密性を有する板(T)と,の間に、消臭・
吸湿性を有する吸収性物質が含有された板(M)が、挟
まれた積層部材(L)が、前記通気性を有する板(A)
を内側として、構成部材の少なくとも一部をなすように
設けられたことを特徴とする。
【0012】また請求項2の発明は、請求項1の発明の
構成に加えて、前記吸収性物質には木炭粉末、活性炭、
及びシリカゲルが少なくとも含有されていることを特徴
とする。
【0013】さらに請求項3の発明は、請求項1又は請
求項2の発明の構成に加えて、前記積層部材(L)が背
板(30)に使用されてなることを特徴とする。
【0014】なお括弧内の記号は、図面および後述する
発明の実施の形態に記載された記号に対応するものであ
る。
【0015】請求項1及び請求項2の発明によれば、通
気性を有する板,消臭・吸湿性を有する吸収性物質が含
有された板,気密性を有する板とがこの順で積層された
積層部材が、通気性を有する板を内側として収納家具に
設けられているので、換気のための扉の開放や換気口は
不要であって、密閉したままでも消臭・吸湿効果が発揮
されるため、美観が損なわれない。
【0016】また、密閉状態でも消臭・吸湿効果が発揮
されるため、収納家具内の臭気や水分が周囲に発散する
おそれがない。さらに、板状で突出部分がないので、収
納スペースには殆ど影響を及ぼさない。また、吸収性を
有する有効成分が含まれた真中の板によれば、通常のカ
ートリッジタイプの消臭・吸湿剤の20〜50倍の有効
吸収面積の確保は容易であるので、消臭・吸湿効果は長
期間持続する。また、新しいものとの交換も可能であ
る。
【0017】また請求項3の発明によれば、請求項1及
び2の発明の作用効果に加えて、背板全面に吸収性物質
を含む積層材が使用されることによって、消臭・吸湿が
背板全体で行われるため、電動ファン等の促進装置が設
けられなくても収納家具内全体に充分な消臭・吸湿効果
が発揮される。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態例として、図
面を参照して説明すると、図1は本発明の実施の形態例
を示す斜視図、図2はその背板を構成する積層部材の分
解斜視図である。
【0019】収納家具として、下駄箱を例にして説明す
る。下駄箱は、一対の側面板11,11、上面板12,
2枚の棚板13,13、扉板14,14、底板15及び
背板30よりなる。そのうち、背板30を除く各板は、
一般的な板材よりなる。
【0020】背板30は、図2に示すように、通気性を
有する板Aと,裏側の気密性を有する板Тと,の間に、
消臭・吸湿性を有する吸収性物質が含有された板Mが、
挟まれた積層部材Lよりなり、通気性を有する板Aの側
が下駄箱の内側にくるように設けられている。通気性を
有する板Aには多数の小孔によって通気性を有する化粧
合板が、気密性を有する板Тには一般的な合板がそれぞ
れ使用されるが、必要な強度を有するものであれば、材
質・材種は特に限定されるものではない。
【0021】なお、積層部材Lが使用可能な個所は、背
板30に限定されるものではなく、例えば、側面板11
であってもよい。
【0022】両者の間に挟まれる、吸収性物質が含有さ
れた板Mには、消臭性・吸湿性を有する物質、例えば木
炭粉末,活性炭,及びシリカゲル等だけ又はそれと他の
補強物質との混合物が、例えば樹脂状結合剤を介して、
それぞれ板状に成形されたものである。
【0023】積層部材Lは、吸収性物質が含有された板
Mの両面に接着剤によって通気性を有する板Aと、気密
性を有する板Тとを接着することによって製造してもよ
いが、収納家具の他の板と同様に結合された気密性を有
する板Тの表面に吸収性物質の板Mと通気性を有する板
Aとを順に重ね合わせ、ビス等によって三者が脱着可能
に結合するようにしてもよい。また通気性を有する板A
と気密性を有する板Тとで枠材を用いて中空構造とし、
その中空部分に粉粒状の吸収性物質が詰められてなる板
Mをセットするようにしてもよい。
【0024】このようにして構成された収納家具は、以
下に示すような作用効果を有する。 (1)美観が損なわれない。 換気のための扉板14,14の開放や換気口は不要であ
つて、密閉したままでも、内側(表側)の通気性を有す
る板Aを通じて吸収性物質に内部の空気が拡散するた
め、それによって臭気や水分が吸収される。従って、通
常は扉板14,14に覆われて、内部が見えず、美観が
損なわれることはない。
【0025】(2)臭気や水分を周囲に発散しない。 上述のように密閉状態でも消臭・吸収効果が十分発揮さ
れるため、収納家具の周囲に異臭や水分を発散するおそ
れがない。
【0026】(3)場所を取らない。 背板30は板状であって、通気性を有する板A、吸収性
物質が含有された板Mによって厚さが僅かに増すが、内
部に突出しないため、収納スペースには殆ど影響を及ぼ
さない。
【0027】(4)消臭・吸湿性の効果が長期間発揮さ
れる。 吸収性を有する有効成分が含まれた吸収性物質によれ
ば、通常のカートリッジタイプの消臭・吸湿剤の20〜
50倍の有効吸収面積の確保が容易であるので、消臭・
吸湿効果は長期間持続する。なお、積層部材Lが解体可
能に構成されていれば、効果が消失した吸収性物質が含
有された板Mは取外され、新しいものと交換可能であ
り、それによって長期にわたって消臭・吸湿効果が持続
する。
【0028】(5)消臭・吸湿効果は収納家具内全体に
発揮される。 背板30全面にわたって吸収性物質を有する積層部材L
が使用されることによって、消臭・吸湿が背板30全体
で行われるため、電動ファン等の促進装置が設けられな
くても収納家具内全体に充分な消臭・吸湿効果が発揮さ
れる。
【0029】
【発明の効果】以上のとおり請求項1及び請求項2の発
明によれば、通気性を有する板,消臭・吸湿性を有する
吸収性物質が含有された板,気密性を有する板とがこの
順で積層された積層部材が、通気性を有する板を内側と
して収納家具に設けられているので、換気のための扉の
開放や換気口は不要であって、密閉したままでも消臭・
吸湿効果が発揮されるため、美観が損なわれない。
【0030】また、密閉状態でも消臭・吸湿効果が発揮
されるため、収納家具内の臭気や水分が周囲に発散する
おそれがない。さらに、板状で突出部分がないので、収
納スペースには殆ど影響を及ぼさない。また、吸収性を
有する有効成分が含まれた真中の板によれば、通常のカ
ートリッジタイプの消臭・吸湿剤の20〜50倍の有効
吸収面積の確保は容易であるので、消臭・吸湿効果は長
期間持続する。また、新しいものとの交換も可能であ
る。
【0031】また請求項3の発明によれば、請求項1及
び2の発明の作用効果に加えて、背板全面に吸収性物質
を含む積層材が使用されることによって、消臭・吸湿が
背板全体で行われるため、電動ファン等の促進装置が設
けられなくても収納家具内全体に充分な消臭・吸湿効果
が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の収納家具の実施の形態例を示す斜視図
である。
【図2】図1の要部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
11 側面板 12 上面板 13 棚板 14 扉板 15 底板 30 背板 A 通気性を有する板 L 積層部材 M 吸収性物質が含有された板 Т 気密性板を有する板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有する板と,気密性を有する板
    と,の間に、消臭・吸湿性を有する吸収性物質が含有さ
    れた板が、挟まれた積層部材が、前記通気性を有する板
    を内側として、構成部材の少なくとも一部をなすように
    設けられたことを特徴とする収納家具。
  2. 【請求項2】 前記吸収性物質には木炭粉末、活性炭、
    及びシリカゲルが少なくとも含有されていることを特徴
    とする請求項1に記載の収納家具。
  3. 【請求項3】 前記積層部材が背板に使用されてなるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の収納家具。
JP2000386376A 2000-12-20 2000-12-20 収納家具 Pending JP2002186527A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102123865B1 (ko) * 2019-10-16 2020-06-18 주식회사 다다 싱크대용 도어

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