JP2001149146A

JP2001149146A - 匂いを消す、透光な抗菌タンス及びその製造方法

Info

Publication number: JP2001149146A
Application number: JP36769799A
Authority: JP
Inventors: Akinari Jo; 秋成徐
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1999-11-19
Filing date: 1999-11-19
Publication date: 2001-06-05

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、衣類に付いている匂いやほこり、
花粉等を消し、しかも、カビやダニが発生しにくく、さ
らに、抗菌効果をもった、透光な衣類収納タンスを提供
する。【解決手段】上記課題を達成するために、本発明の衣
類収納タンスにおいては、タンスの壁は透光性を有する
抗菌剤入りの合成樹脂板材、例えば、アクリル樹脂等合
成樹脂で形成して、タンスの内側の上部に換気扇（２）
と主フィルタ（７）を取り付け、そして、タンスの側壁
の上部と下部に、それぞれ補給換気孔（３）（４）と排
出換気孔（８）（９）を設け、さらに、各換気孔を覆う
ように、それぞれフィルタ（５）（６）（１０）（１
１）を取り付ける。以上の構成からなる匂いを消す、透
光な抗菌タンスである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、換気装置により、
タンス内の衣類に付着している匂いやほこり、湿気、花
粉、等を消し、抗菌効果がある透光なタンス及びその製
造方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のタンスは、換気装置と換気孔が付
いていなかった。また、抗菌食器や抗菌ボールペンとい
うものはあったが、抗菌効果をもたせたタンスはなかっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のタンスは次のよ
うな欠点があった。（イ）通気性が悪いため、外から帰ってきて、着たあと
の衣類をタンスの中に入れると、衣類に付いていた気に
なる匂いがなかなか落ちない。しかも、タンスの中でカ
ビやダニが発生し易い。（ロ）タンスを形成する板材（木材が多い）が古くなる
と、リサイクルして、もとの状態に戻すことは、技術面
や経済面を考えると、相当難しい。さらに、木材で作ら
れたタンスであれば、タンス自身が湿気で腐る恐れがあ
る。（ハ）外気に触れた衣類には、人体に悪影響を及ぼす
おそれのある細菌（例えば、流行性感冒の細菌等）が付
着している可能性がある。その衣類を洗濯しない限り
は、細菌がタンスの中で繁殖する恐れがある。本発明
は、以上の欠点を解決するために発明されたものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】先ず、透光性を有する板
材（例えば、アクリル樹脂等）を選んで、板材の中に抗
菌剤を入れる。そして、その板材でタンス外箱（１）を
形成する（請求項１、記載）。次に、タンス外箱（１）
の内側の上部に換気扇（２）を設け、その換気扇（２）
の上部に取り替えることが可能な主フィルタ（７）を装
着する（請求項２記載）。そして、タンス外箱（１）の
側壁の上部と下部に、それぞれ補給換気孔（３）（４）
と排出換気孔（８）（９）を設け、各換気孔にそれぞれ
取り替えることが可能なフィルタ（５）（６）（１０）
（１１）を装着する。本発明は、以上の構成よりなる匂
いを消す、透光な抗菌タンスである（請求項３記載）。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、図２に基づいて、本発明の
実施の形態を、その製造方法（請求項４記載）から説明
する。（イ）透光性を有する抗菌剤入りの合成樹脂板、例え
ば、アクリル樹脂板を接着剤やネジにより組み立てて、
タンス外箱（１）を形成する。そして、タンスの内側の
上部に換気扇（２）と主フィルタ（７）を取り付ける。（ロ）タンス側壁の上部に空気を充分通せる補給換気孔
（３）（４）を設け、この換気孔を覆うようにフィルタ
（５）（６）を取り付ける。さらに、タンス側壁の下部
に排出換気孔（８）（９）を設け、その換気孔を覆うよ
うにフィルタ（１０）（１１）を取り付ける。そして、
換気扇の下方、タンスの衣類収納部分にハンガー掛け用
丸棒を取り付ける。本発明は以上のような製造方法によ
って、タンス全体が形成される。これを使用するとき
は、換気扇（２）を起動すると、タンス内空気が排出換
気孔（８）（９）を通って、外へ流れる。すると、衣類
に付いている気になる匂いやほこり、湿気、花粉等が、
空気の流れで排出換気孔（８）（９）に取り付けたフィ
ルタ（１０）（１１）に吸着される。また、長い期間着
ない衣類も、外へ出して干すわずらわしい作業がなく、
カビも発生しにくくなる。さらに、室内空気が補給換気
孔（３）（４）を通してタンスの中に入るとき、空気の
中の匂いやほこり、花粉等が、その換気孔に装着したフ
ィルタ（５）（６）と主フィルタ（７）に吸着され、部
屋中の空気も浄化される。

【０００６】

【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、下記に記載されるような効果を奏する。（イ）衣類に付いている気になる匂いやほこり、湿気、
花粉等を消される。（ロ）透光性を有するタンスを陽に当たるところへ置く
と、中の温度が上昇する。すると、衣類を外へ出して干
すわずらわしい作業がなく、ダニやカビも発生しにくく
なる。（ハ）タンスは透光性を有する抗菌剤入りの合成樹脂板
材で形成するため、扉を開けなくても着たい衣類を探し
易くなる。細菌の繁殖も防げる。外観的にも優れたタン
スとなる。更に、合成樹脂だから、湿気で腐る恐れが無
く、リサイクルすることも可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例を示す斜視図である。

【図２】本発明の実施例を示す縦断面図である。

【符号の説明】１タンス外箱２換気扇３、４、補給換気孔５、６、フィルタ７主フィルタ８、９排出換気孔１０、１１フィルタ１２扉１３ハンガー掛け用丸棒

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】タンス外箱（１）を形成する板材に抗菌剤
を入れたことを特徴とする、抗菌タンス。
【請求項２】タンス外箱（１）の内側の上部に換気扇
（２）を取り付けたことを特徴とする、匂いを消す収納
タンス
【請求項３】（イ）透光性を有する板材に抗菌剤を入
れる。（ロ）抗菌剤入りの透光性を有する板材でタンス外箱
（１）を形成して、その外箱（１）の側壁の上部と下部
に、それぞれ補給換気孔（３）（４）と排出換気孔
（８）（９）を設ける。（ハ）タンス外箱（１）の内側の上部に換気扇（２）
を設ける。以上の構成よりなる匂いを消す、透光な抗菌タンス。
【請求項４】抗菌剤入りの透光性を有する板材でタン
ス外箱（１）を形成して、タンスの内側の上部に換気扇
（２）と主フィルタ（７）を取り付け、タンスの側壁の
上部と下部に、それぞれ補給換気孔（３）（４）と排出
換気孔（８）（９）を設け、さらに、各換気孔を覆うよ
うに、それぞれフィルタ（５）（６）（１０）（１１）
を取り付ける。以上の工程からなる、匂いを消す、透光
な抗菌タンスの製造方法。