JPS62683Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、使用中の室内における空気を調整
して環境を改善するようにした室内における防臭
剤等の取付装置に関するものである。

閉め切つた室内では、人体から排出する臭気あ
るいは煙草のにおいて、空気が汚れ、悪臭を発し
環境をわるくするおそれがある。しかし、防臭
剤、芳香剤を室内の片隅に、例えば、サイドボー
ドなどの上に置く程度では充分に空気の清浄化、
悪臭除去、香りの充満をもたらすことはむずかし
い。

しかし、相当程度の大きさ、量の防臭剤、芳香
剤を置くとなると、適当な空間がないし、室内の
美観も損うおそれがある。

この考案は、上記事情にもとづいてなされたも
ので、天井のコーナー部に収納室を設け、こゝに
脱臭剤、芳香剤などを配置し、室内空気の充分な
る調整を行うことができるようにすると共に、室
内美観を損うこともなく設置できるところの室内
における防臭剤等の取付装置を提供しようとする
ものである。

以下、この考案を図示の実施例にもとづいて具
体的に説明する。図において、符号１は天井２の
コーナー部に廻り縁３によつて構成された升形の
化粧枠であり、こゝには金網などより構成された
通気性の蓋４が、ビス５などの手段で装着され
て、収納室Ｒが形成されている。この蓋４は、ト
レイ形になつていて、収納室Ｒには、たとえば防
臭剤や芳香剤６などが収容され、上記蓋４を取付
けることで上記化粧枠１に収容されるようになつ
ている。

このような構成では、パーテイなど、人が多勢
集つて、煙草のけむりを上げ、あるいは人体から
体臭、排気など発散させても、上記空気調整剤６
が人知れず、清浄化し、あるいは香気を室内にた
だよわせて環境を保善してくれる。

なお、天井における化粧枠は、天井の一隅のみ
に設けたのでは天井の外観上アンバランスになる
ので、好ましくは四隅に同じように構成するとよ
く、この場合は、例えば、対角線配線のコーナー
フアンクシヨン部１に対しては防臭剤、他のもの
については芳香剤と、その組合せを考慮してもよ
い。

また、この実施例では通気性の蓋４として金網
を例示したが、パンチングメタルなど、天井の装
飾性を損わない材料で構成してもよいこと勿論で
ある。さらにまた、化粧枠１の位置や形状は部屋
全体の装飾性などを勘案して決定されるもので、
図のものに限られるものではなく任意である。

この考案は、室内天井のコーナ部に、収納室を
形成し、この収納室に防臭剤等を収納したので、
従来の卓上型の防臭剤や芳香剤のように設置場所
に困ることなく、またそれらの容器が室内のイン
テリヤと調和しないといつた不都合を解決するこ
とができる。また、十分な量の防臭剤等を収納し
ても、通常の立ち居振舞いの中では、収納室が視
覚に入りにくいために違和感がなく室内の意匠性
を高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
２図は同要部の縦断側面図である。 １……化粧枠、２……天井、４……蓋、６……
防臭剤。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内天井の少なくとも一つのコーナ部に、化粧
   枠を取り付けかつこの化粧枠に通気性を備えた蓋
   を被せて収納室を形成し、この収納室に防臭剤等
   を収納してなることを特徴とする室内における防
   臭剤等の取付装置。