JP2002186353A - 液状種菌接種装置 - Google Patents

液状種菌接種装置

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JP2002186353A
JP2002186353A JP2000388500A JP2000388500A JP2002186353A JP 2002186353 A JP2002186353 A JP 2002186353A JP 2000388500 A JP2000388500 A JP 2000388500A JP 2000388500 A JP2000388500 A JP 2000388500A JP 2002186353 A JP2002186353 A JP 2002186353A
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Masaji Osabe
雅二 長部
Masahiko Fujisawa
正彦 藤沢
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 接種作業効率を高めつつ、栽培容器に供給す
る種菌の供給量をほぼ一定に保ちながら安定した種菌充
填を行うことのできる種菌接種装置を提供する。 【解決手段】 搬送機構5により、栽培容器2を縦横に
複数整列して収納したコンテナ3を搬送し、ストッパ機
構Cにより、前記搬送機構上の予め定められる複数箇所
に前記コンテナを止める。そして、栽培容器が、蓋体開
閉機構D,Eによって前記栽培容器の蓋体4を脱着可能
な位置に到着したことを検出手段により検出し、前記検
出信号に基づいて、前記蓋体開閉機構D,Eによる横一
列単位での前記蓋体の脱着及び前記蓋体が開放された横
一列単位の前記栽培容器に、液状種菌供給機構F,Gに
より所定量の液状種菌Sの供給からなる接種供給動作を
実行する。ストッパ機構Cにおけるコンテナの搬送機構
上の停止位置において前記種菌供給動作を繰り返し実行
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、きのこ栽培容器内
に充填した培養基にきのこの種菌を接種する種菌接種装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄
養源を配合した培養基を用いてきのこ類を人工栽培する
方法としては、培養基を栽培容器に充填して殺菌処理
し、その充填した栽培容器の中にエノキダケ,マイタケ
などのきのこ類の種菌を接種した後に、栽培容器の口部
に蓋体を被せて閉塞し、予め決められた温度,湿度条件
下で菌を培養して工業的に栽培する方法などが行われて
いる。
【0003】この場合、種菌を接種する際、その接種作
業の作業効率を高めるために、栽培容器を作業者が1個
ずつコンテナから取り出すことなくコンテナ毎を搬送コ
ンベアに載せながら接種することができる接種装置が、
たとえば特開昭63ー258519号公報や特開昭63
ー258520号公報などで提案されている。
【0004】この接種装置にあっては、一般的には種菌
自体は大鋸屑や米ぬかなどを主成分に栄養源を配合した
培養基に種菌を種菌瓶内にて繁殖させているものであ
り、その種菌が収容された種菌瓶を逆さ状態にして本体
フレーム側に装着し、この状態で種菌瓶を回転させると
ともに、この種菌瓶の口部から掻き出し刃を設けた掻き
出し軸を回転させながら種菌瓶内に挿入し、その掻き出
し軸を回転させつつ徐々に上昇させながら掻き出し刃に
よって種菌を掻き出し、ホッパーなどを介して栽培容器
内に掻き出された種菌を充填するように構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また前記接種装置にお
いては、種菌の充填量は一般的に栽培するきのこの種類
によって前記掻き出し軸の回転時間を設定しているた
め、逆さにセットされた種菌瓶の口部の外径寸法と胴部
の外径寸法の差によって種菌の掻き出し量が異なってし
まうことがあったり、また種菌瓶内の種菌自体が固形状
であるため、種菌の掻き出しの際に掻き出される種菌
(大鋸屑)の大きさがばらつくことがあり、この結果、
種菌の充填量にバラツキが生じることがあり、特に種菌
の充填量が所定量以下であった場合、種菌の菌糸が栽培
容器内に繁殖しづらく培養日数がかかってしまうことが
予想される。
【0006】これを避けるために、種菌の掻き出し量を
たとえば光電センサなどを用いて種菌量を検出すること
も考えられるが、センサやその取り付け箇所の汚れなど
により検出精度にバラツキが生じてしまうという虞もあ
る。
【0007】また、前記接種装置においては、コンテナ
内に縦列と横列とにそれぞれ複数個の栽培容器を収納し
た状態で、栽培容器の蓋体を蓋体開閉手段によって開放
し、その蓋体開放状態のまま前記コンテナを前記栽培容
器とともに搬送し、種菌充填機構によって掻き出された
種菌を前記栽培容器内に充填して接種し、その後に前記
コンテナを後退させながら前記蓋体を閉塞する行程を経
て、一連の種菌接種作業が完了する。従って、前記栽培
容器に前記蓋体の開閉時間が長くなりやすく、雑菌の侵
入の恐れがある。
【0008】そこで本発明は、前記従来例の問題を解決
するものであって、その目的とするところは、接種作業
効率を高めつつ、栽培容器に供給する種菌の供給量をほ
ぼ一定に保ちながら安定した種菌充填を行うことのでき
る種菌接種装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、栽
培容器を縦横に複数整列して収納したコンテナを搬送す
る搬送機構と、前記コンテナ内の前記栽培容器の蓋体を
横一列単位で開閉作動する蓋体開閉機構と、前記蓋体が
開放された横一列単位の前記栽培容器に所定量の液状種
菌を供給する液状種菌供給機構と、前記搬送機構上の予
め定められる複数箇所に前記コンテナを止めることが可
能なストッパ機構と、前記搬送機構によって前記コンテ
ナ単位で搬送される前記栽培容器が前記蓋体開閉機構に
よって前記蓋体を脱着可能な位置に到着したことを検出
する検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づい
て、前記蓋体開閉機構による前記蓋体の脱着及び前記液
状種菌供給機構による前記液状種菌の供給からなる種菌
供給動作を実行し、前記ストッパ機構における前記コン
テナの前記搬送機構の停止位置において前記種菌供給動
作を繰り返し実行させる制御手段と、を備えてなること
を特徴とする液状種菌接種装置である。
【0010】また請求項2の発明では、請求項1におい
て、前記栽培容器の前記蓋体を横一列単位で開閉作動す
る前記蓋体開閉機構としての第1,第2の蓋体開閉機構
を所定間隔を隔てて2列に配設し、前記第1,第2の蓋
体開閉機構に対応して前記液状種菌供給機構としての第
1,第2の液状種菌供給機構を設けてなることを特徴と
する液状種菌接種装置である。
【0011】また請求項3の発明では、請求項2におい
て、前記搬送機構上に前記コンテナを止めることが可能
な前記ストッパ機構としての第1,第2のストッパを備
えるとともに、前記第1,第2のストッパの近傍に、前
記コンテナもしくは前記栽培容器を検出可能とする前記
検出手段としての第1、第2の検出手段を備え、前記制
御手段は、前記第1のストッパによる前記搬送機構上の
前記コンテナの停止位置において、前記第1の検出手段
からの検出信号に応じて、前記第1の蓋体開閉機構及び
前記第1の液状種菌供給機構による前記コンテナ内にお
ける搬送方向に対する最前列の横一列単位に整列された
栽培容器群の前記種菌供給動作と、前記第2の蓋体開閉
機構及び前記第2の液状種菌供給機構による前記コンテ
ナ内における前記搬送方向に対する3列目の横一列単位
に整列された栽培容器群の前記種菌供給動作とを実行
し、また前記第1のストッパより下流側に設けられる前
記第2のストッパによる前記搬送機構上の前記コンテナ
の停止位置において、前記第2の検出手段からの検出信
号に応じて、前記第1の蓋体開閉機構及び前記第1の液
状種菌供給機構による前記コンテナ内における前記搬送
方向に対する2列目の横一列単位に整列された栽培容器
群の前記種菌供給動作と、前記第2の蓋体開閉機構及び
前記第2の液状種菌供給機構による前記コンテナ内にお
ける前記搬送方向に対する4列目の横一列単位に整列さ
れた栽培容器群の前記種菌供給動作とを実行してなるこ
とを特徴とする液状種菌接種装置である。
【0012】また請求項4の発明では、請求項1もしく
は請求項3において、前記制御手段は、前記ストッパ機
構によって前記コンテナを停止させる際に、前記コンテ
ナが前記ストッパ機構に当接してから前記搬送機構の駆
動手段を所定時間駆動させてなることを特徴とする液状
種菌接種装置である。
【0013】また請求項5の発明では、請求項2,請求
項4もしくは請求項4において、前記制御手段は、前記
第1,第2の蓋体開閉機構の動作が完了するまで前記搬
送機構の駆動を禁止する搬送機構駆動禁止機能を備えて
なることを特徴とする液状種菌接種装置である。
【0014】また請求項6の発明では、請求項1もしく
は請求項3において、前記搬送機構が駆動されてから前
記検出手段による検出信号の入力までの時間を計測する
計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段による
計測結果に基づいて前記コンテナの搬送状態を判定する
搬送状態確認機能を備えてなることを特徴とする液状種
菌接種装置である。
【0015】また請求項7の発明では、請求項1から請
求項6において、前記搬送機構における前記コンテナの
供給側もしくは前記排出側の少なくとも一方側に設けら
れ、前記コンテナの供給状態もしくは排出状態のすくな
くとも一つの状態を検出する状態検出手段を備えてなる
ことを特徴とする液状種菌接種装置である。
【0016】また請求項8の発明では、請求項1から請
求項7において、異常状態であることを報知する報知手
段を備えてなることを特徴とする液状種菌接種装置。
【0017】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添
付図面に基づき説明する。図1から図3を用いて本発明
の実施の形態における液状種菌接種装置の機械的構成に
ついて説明する。液状種菌接種装置Aは、液状種菌接種
装置A本体の機枠1の略全長に渡って設けられ、大鋸屑
や米ぬかなどの培養基が充填された栽培容器2を縦横に
複数整列して収納したプラスチック製のコンテナ3を搬
送可能とする搬送手段Bと、コンテナ3を搬送手段B上
において間欠的に移送するためのストッパ機構Cと、栽
培容器2に設けられる蓋体4を開閉するための第1,第
2の蓋体開閉機構D,Eと、各蓋体開閉機構D,Eによ
って蓋体4が開かれた状態の栽培容器2に液状種菌Sを
噴射する第1,第2の液状種菌供給機構F,Gとから主
に構成されている。
【0018】搬送手段Bは、機枠1の略全長に渡って、
コンベヤからなる搬送機構5が設けられ、この搬送機構
5は機枠1の両端側にそれぞれ複数個のスプロケットホ
イール6が軸支され、機枠1の両端に設けられたスプロ
ケットホイール6間にエンドレスのチェーン7が平行に
掛け渡されており、駆動源側となるスプロケットホイー
ル6には、例えばインダクションモータからなる駆動手
段8による回転力が伝達されるようになっている。
【0019】また、搬送手段Bは、蓋体4で密封された
栽培容器2を、例えば搬送方向と平行である縦列に4
個、搬送方向と垂直である横列に4個を収納したコンテ
ナ3を搬入側(供給側)の搬送機構5のチェーン7上に
載せ、駆動用モータである駆動手段8を駆動させること
によってチェーン7を走行させ、コンテナ3を搬送機構
5の排出側に向けて搬送できるようになっている。
【0020】また、搬送手段Bには、栽培容器2が適正
な種菌接種領域に到達した際に搬送機構5を介して送ら
れてくるコンテナ3を間欠的に搬送する手段として後で
詳述するストッパ機構Bが設けられる。
【0021】ストッパ機構Cは、第1,第2のストッパ
ピン(ストッパ)9,10が備えられ、この各ストッパ
ピン9,10の間隔は、コンテナ3内に収納されている
栽培容器2の縦列に整列された栽培容器2間隔に合わせ
て搬送方向に対して2列に配設され、この各ストッパピ
ン9,10は、例えばエアーシリンダ11を介して上下
動可能に設けられるとともに、各ストッパピン9,10
がそれぞれ独立して搬送機構5の搬送面より上方に向か
ってバネ部材9a,10aによって常時弾発付勢されて
設けられている。尚、各ストッパピン9,10の間隔
は、コンテナ3に収納された栽培容器2の縦列に整列さ
れた栽培容器2の間隔に合わせて設けられている。
【0022】第1,第2の蓋体開閉機構D,Eは、本願
出願人が先に提案した特開平5−103542号公報等
に示される構造が用いられる。第1,第2の蓋体開閉機
構D,Eは、図2に示すように、横一列に配列された栽
培容器2の蓋体4に対応し、この各蓋体4をその上面お
よび下面から対をなす固定挟着部材12と可動挟着部材
13とを備え、この可動狭着部材13には、この可動挟
着部材13を進退させ、可動挟着部材13と固定挟着部
材12間に横一列単位(搬送方向に対し垂直方向となる
列単位)の栽培容器2群の各蓋体4を挟着およびその解
除を行う挟着部材開閉手段であるエアシリンダ14がそ
れぞれ設けられている。また、この各エアシリンダ14
は、機枠1の幅方向に沿って設けられたシリンダ保持板
15上に取り付け固定される。このシリンダ保持板15
の端部には、逆T字状のリンクアーム部材からなる伝達
移動手段16が取り付け固定され、シリンダ保持板15
上に取り付けられた固定挟着部材12と、可動挟着部材
13及びシリンダ14とは、伝達移動手段16を介して
栽培容器2の蓋閉塞位置と蓋開放位置との間を移動可能
なように構成されている。伝達移動手段16は、機枠1
に設けられた支軸16aを介して回動可能に設けられて
いる。
【0023】また、伝達移動手段16には、搬送機構B
の下方側に配設される駆動シリンダ17のロッド17a
の先端部が伝達移動手段16の端部に枢着されて連結固
定されるとともに、この伝達移動機構16の端部側と、
案内ロッド18に沿って水平方向に往復移動可能に配設
されたシリンダ支持板19に取り付け固定された駒部1
9a側とが連結ロッド20を介して連結固定されてい
る。
【0024】従って、第1,第2の蓋体開閉機構D,E
は、駆動シリンダ17の収縮動作によって、移動伝達手
段16が主軸16aを基点として半時計方向及び時計方
向に回動動作することで固定狭着部材12及び可動狭着
部材13によって狭持された蓋体4を栽培容器2から脱
着可能にし、また伝達移動手段16と連結ロッド20を
介して連結されるシリンダ支持板19が案内ロッド18
に沿って水平方向に往復移動することになる。
【0025】尚、第1の蓋体開閉機構Dの固定挟着部材
12と可動挟着部材13とからなる蓋体狭着機構の配設
位置は、コンテナ3内における最前列の横一列単位に整
列された栽培容器2群に位置し、また、第2の蓋体開閉
機構Eの固定挟着部材12と可動挟着部材13とからな
る蓋体狭着機構の配設位置は、コンテナ3内における3
列目の横一列単位に整列された栽培容器2群に位置する
ことになる。
【0026】また、コンテナ3内の横一列単位の栽培容
器2群の各蓋体4を脱着する際に、栽培容器2の浮き上
がり防止するため、コンテナ3内の栽培容器2を位置規
整しつつ栽培容器2を位置決め保持可能とする容器位置
決め機構21が機枠1に設けられている。
【0027】第1,第2の液状種菌供給機構F,Gは、
シリンダ支持板19に取り付け固定され、栽培容器2の
蓋閉塞位置と蓋開放位置との間を案内ロッド18に沿っ
て往復移動する第1,第2の蓋体開閉機構D,Eの移動
動作に同期するように構成されている。
【0028】第1,第2の液状種菌供給機構F,Gは、
シリンダ支持板19に取り付けられる下降シリンダ22
と、下降シリンダ22のロッド端部に取り付けられるフ
レーム22aに取り付け固定される液状種菌噴射手段2
3と、液状種菌噴射手段23へ液状種菌Sを供給するた
めの供給機構24とから構成されている。
【0029】下降シリンダ22は、第1,第2の蓋体開
閉機構D,Eの横一列単位で設けられる固定挟着部材1
2と可動挟着部材13とからなる蓋体狭着機構に対応し
て設けられ、下降シリンダ22の動作点にて液状種菌噴
射手段23の後述する噴射ノズルにおける液状種菌Sの
突出口が栽培容器2の口部位置に到達するように設けら
れる。
【0030】液状種菌噴射手段23は、栽培容器2の液
状種菌Sを噴射するための噴射ノズル25を備えるとと
もに、液体種菌噴射シリンダボディ26の内部に設けら
れた液状種菌Sの供給,遮断を行う図示しない噴射開閉
弁の開閉動作によって、噴射ノズル25の先端部分から
液状種菌Sを噴射させるものである。尚、前記噴射開閉
弁における開閉動作は噴射用電磁弁27のオン/オフ制
御によって行われる。
【0031】供給機構24は、種菌容器28から液状種
菌Sをパイプ29を介して噴射ノズル25側へと供給す
るために、種菌容器28内にコンプレッサなどからなる
第1の加圧気体供給機構30によって雑菌フィルタ31
を介してエアー圧を加えるように構成する。また供給機
構24は、液体種菌噴射シリンダボディ26内の前記噴
射開閉弁を作動させるために、エアーを供給するコンプ
レッサなどからなる第2の加圧気体供給機構32がパイ
プ29a及び雑菌フィルタ31を介して前記噴射開閉弁
に接続されている。従って供給機構24は、加圧気体で
あるエアーの供給,遮断を行う噴射用電磁弁27が電気
的にオン/オフされることで、横一列単に整列された各
栽培容器2への液状種菌Sの供給が可能となる。
【0032】以上の各部によって液状種菌接種装置Aが
構成されてる。
【0033】次に、図4を用いて液状種菌接種装置Aの
電気的構成について説明する。図4において、液状種菌
接種装置Aは、制御部(制御手段)40と、制御部に対
する入力手段41及び出力手段42を電気的に接続する
入出力インターフェイス43とを備えている。
【0034】制御部40は、シーケンサーやマイクロコ
ンピュータなどからなるもので、所定のプログラムを記
憶するROM,演算処理や前記プログラムを実行するた
めのCPU及び演算処理されたデータ等を一時的に記憶
するRAM等を備えるもので、後で詳述する出力手段を
制御することで、液状種菌接種装置Aを構成する搬送手
段Bと、ストッパ機構Cと、第1,第2の蓋体開閉機構
D,Eと、第1,第2の液状種菌供給機構F,Gとを動
作させるものである。
【0035】入力手段42は、搬送手段Bと、ストッパ
機構Cと、第1,第2の蓋体開閉機構D,Eと、第1,
第2の液状種菌供給機構F,Gを動作させる際の入力条
件であって、図1に示す機枠1に取り付けられる操作パ
ネル板33に設けられるスタートスイッチ44aやスト
ップスイッチ44b、異常時解除スイッチ44c等のス
イッチ群44と、ストッパ機構Cの第1,第2のストッ
パピン9,10の搬送機構5における配設位置に対し、
各ストッパピン9,10よりそれぞれ上流側に配設され
るとともに、搬送機構5によってコンテナ3単位で搬送
される栽培容器2が第1,第2の蓋体開閉機構D,Eに
よって蓋体4を脱着可能な位置に到着したことを検出す
る、例えば透過型の光電センサからなる第1,第2の検
出手段47,48と、搬送機構5のコンテナ3の搬入口
に設けられ、コンテナ3の供給状態を確認する第1,第
2の検出手段47,48と同等のセンサからなるコンテ
ナ供給状態検出手段49と、搬送機構5のコンテナ3の
排出口に設けられ、コンテナ3の排出状態を確認する第
1,第2の検出手段47,48及びコンテナ供給状態検
出手段49と同等のセンサからなるコンテナ排出状態検
出手段50とを備えている。尚、本発明の実施の形態の
第1,第2の検出手段47,48は、コンテナ3の搬送
方向における先頭部分を検出することで、第1,第2の
蓋体開閉機構D,Eによって蓋体4を脱着可能な位置に
到着したことを検出するものとする。
【0036】また、他の入力手段としては、各機構にお
けるシリンダに設けられる原点及び動作点を示す各セン
サが入力手段となるが、これらについての記載は省略す
る。
【0037】出力手段42としては、駆動機構5の駆動
手段8を制御するためのリレーやソリッドステートリレ
ー(SSR)などの制御手段を有する駆動回路51と、
各栽培容器2の各蓋体4をその上面および下面から対を
なす固定挟着部材12と可動挟着部材13とで狭持する
蓋体狭着機構のエアシリンダ14を空圧制御するための
第1の電磁弁52と、前記蓋体狭着機構によって狭持さ
れた各蓋体4の脱着を行わせるとともに、第1,第2の
液状種菌供給機構F,Gの液状種菌噴射手段23におけ
る噴射ノズル25を、コンテナ3内における栽培容器2
の1,3列目に対応する位置まで移動させるための駆動
シリンダ17を空圧制御する第2の電磁弁53と、液状
種菌噴射手段23における噴射ノズル25を栽培容器2
の口部位置まで下降させる下降シリンダ22を空圧制御
する第3の電磁弁54と、供給機構24の噴射用電磁弁
である第4の電磁弁27と、ストッパ機構Cの第1,第
2のストッパピン9,10を下降させるための第5の電
磁弁55と、液状種菌Sの品種や噴射時間等を表示した
り、後述する制御方法による判定されるコンテナ3の搬
送異常時のエラーメッセージを表示するための駆動回路
を有する液晶表示素子等の表示手段56と、前記搬送異
常時に作業者に報知するブザーやランプ等の報知手段5
7とを備えている。尚、表示手段56と報知手段57と
は操作パネル33に配設される。
【0038】尚、第3,第4の電磁弁54,27は、コ
ンテナ3内に横列に配設される各栽培容器2に対応して
配設される噴射ノズル25毎に設けられるものであり、
本発明の実施の形態では、各電磁弁54,27はそれぞ
れ8個ずつ設けられものであるが、図面を簡略化するた
めに1個ずつの開示に止める。
【0039】また、制御部40における他の入出力手段
としては、操作パネル33に設けられ、液状種菌Sの噴
射量を管理する外部タイマT1〜T8への入出力信号が
ある。外部タイマT1〜T8は、コンテナ3内に縦横列
に配設される各栽培容器2に対応した各充填ノズル25
単位にぞれぞれ専用に設けられるものであり、制御部4
0は、各外部タイマT1〜T8へのスタート信号やリセ
ット信号の出力を行い、また各外部タイマT1〜T8か
らのタイムアップ信号を入力するものとする。
【0040】次に、図5から図8を用いて、制御部40
における液状種菌接種装置Aの制御方法について詳述す
る。尚、以下の説明する制御方法は、搬送手段Bに一個
ずつコンテナ3が供給されることを前提として説明す
る。
【0041】制御部40は、液状種菌接種装置Aのシス
テム電源がオンされた後、操作パネル板33に設けられ
るスタートスイッチ44aの入力の有無を確認する(ス
テップS1)。
【0042】制御部40は、スタートスイッチ44aの
入力を確認すると、コンテナ供給状態確認モードに移行
する(ステップS2)。このコンテナ供給状態確認モー
ドは、搬送機構5上のコンテナ3の供給側に設けられる
コンテナ供給状態検出手段49によってコンテナ3の有
無を確認するとともに、ストッパ機構Cにおける第1の
ストッパピン9の各々の配設箇所の上流側近傍に設けら
れる第1の検出手段47によってコンテナ3の有無を確
認し、コンテナ供給状態検出手段49の配設位置にコン
テナ3が存在し、第1のストッパピン9の配設位置にコ
ンテナ3が存在しない場合に、コンテナ3の供給を許可
する機能である。
【0043】制御部40は、前記コンテナ供給状態確認
モードにおいて、搬送機構5上の第1のストッパピン9
配設位置にコンテナ3が無いと判断すると、コンテナ3
の搬入を許可するべく、搬送機構5のコンベアを駆動
(オン)させる(ステップS3)。前記コンベアの駆動
の許可は、搬送機構5の駆動手段8に制御部40から出
力される駆動指令を駆動回路51を介して出力すること
で得られる。尚、前記コンベアの駆動の許可について、
以下コンベアをオンするという。
【0044】次に制御部40は、搬送機構5上のストッ
パ機構Cの第1のストッパピン9の配設位置にコンテナ
3が到着したか否かの判定を行い(ステップS4)、コ
ンテナ3が第1のストッパピン9の位置に到着している
と判断すると、搬送機構5の前記コンベアを停止させる
べく、搬送機構5の駆動手段8に駆動禁止指令を駆動回
路51を介して出力する(ステップS5)。尚、前記コ
ンベアの駆動の禁止について、以下コンベアをオフする
という。
【0045】制御部40は、第1のストッパピン9の配
設位置の上流側近傍に配設される第1の検出手段47の
検出信号の入力の有無を確認することで、コンテナ3の
到着判定を行うことが可能となるが、第1のストッパピ
ン9より上流側に設けられる第1の検出手段47の配設
位置を考慮すると、コンテナ3が第1のストッパピン9
に当接する前に第1の検出手段47によってコンテナ3
を検出することになるため、前記コンベアの制御方法と
しては、第1の検出手段47によってコンテナ3を検出
してから所定時間後に前記コンベアを停止させることに
なる。
【0046】尚、ステップS4の処理動作において、後
述するステップS19の判定による2回目の処理動作
は、搬送機構5上のストッパ機構Cの第2のストッパピ
ン10の配設位置とし、第2のストッパピン10の配設
位置の上流側近傍に配設される第2の検出手段48によ
ってコンテナ3の有無を確認する。
【0047】制御部40は、前記コンベアのオンからコ
ンテナ3がストッパ機構Cの適正位置(1回目の動作で
は第1のストッパピン9の配設位置、及び2回目の動作
では第2のストッパピン10の配設位置)に到達するま
での間において、コンテナ3が搬送異常であるか否かの
判定を行う搬送状態確認モード(搬送状態確認機構)を
備えている(ステップS6)。この搬送状態確認モード
は、制御部40が前記コンベアをオンさせてから第1,
第2のストッパピン9,10の配設位置にそれぞれ設け
られる第1,第2の検出手段47,48によってコンテ
ナ3が検出されるまでの時間を、制御部40が有する内
部タイマ(計時手段)によって計測し、この計測結果に
応じて搬送異常であるか否かを判定し、搬送異常である
場合に作業者に搬送異常であることを報知する機能であ
る。
【0048】制御部40は、ステップS6において、所
定時間経過してもコンテナ3が適正箇所に到達しない場
合に、液状種菌接種装置Aを停止(前記コンベアを停
止)ささせるとともに、表示手段56によって搬送異常
であることを示すエラーメッセージを表示させ、かつブ
ザーやランプ等からなる警報手段57を動作させること
によって作業者に搬送異常であることを報知する(ステ
ップS7)。
【0049】次に制御部40は、操作パネル板33に設
けられる解除スイッチ44cの入力を確認し、解除スイ
ッチ44cの入力を待って復帰する(ステップS8)。
【0050】制御部40は、前記コンベアを停止させた
後(ステップS5)、第1,第2,第3の電磁弁52,
53,54を順次動作させる(ステップS9)。
【0051】即ち、制御部40は、第1の電磁弁52を
オン(前記蓋体狭着機構の数に対応した各第1の電磁弁
52をオン)することで、第1のストッパピン9の配設
位置に止まるコンテナ3内に収納される各栽培容器2の
横列の一列目に位置する各栽培容器2群に位置する第1
の蓋体開閉機構Dの前記各蓋体狭着機構の各エアシリン
ダ14を動作させ、また、コンテナ3内に収納される各
栽培容器2の横列の3列目に位置する各栽培容器2群を
第2の蓋体開閉機構Eの前記各蓋体狭着機構の各エアシ
リンダ14を動作させることで、1,3列目の各栽培容
器2群の各蓋体4を狭持する。
【0052】そして制御部40は、第2の電磁弁53を
オンさせることによって、第1,第2の蓋体開閉機構
D,Eの駆動シリンダ17を収縮動作させ、移動伝達手
段16を主軸16aを基点として回動動作させること
で、前記各蓋体狭着機構によって狭持された1,3列目
の各栽培容器2群の各蓋体4を各栽培容器2から取り外
すとともに、伝達移動手段16と連結ロッド20を介し
て連結されるシリンダ支持板19の駒部19aを案内ロ
ッド18に沿って水平方向に移動させることで、第1の
ストッパピン9の配設位置に止まるコンテナ3内に収納
される各栽培容器2に対して、第1の液状種菌供給機構
Fの噴射ノズル25群が1列目の各栽培容器2群に位置
するようになり、また第2の液状種菌供給機構Gの噴射
ノズル25群が3列目の各栽培容器2群に位置するよう
になる。
【0053】次に制御部40は、第3の電磁弁54をオ
ン(各噴射ノズル25の数に対応した各第3の電磁弁5
4)することで、第1,第2の液状種菌供給機構F,G
の下降シリンダ22を動作させ、1列目の各栽培容器2
群の口部位置に各噴射ノズル25を位置させ、また3列
目の各栽培容器2群の口部位置に各噴射ノズル25を位
置させる。
【0054】制御部40は、第1,第2,第3の電磁弁
52,53,54を順次動作させた後、噴射用電磁弁で
ある第4の電磁弁27を動作させることで、液状種菌S
が栽培容器2へ供給可能となる。
【0055】各噴射ノズルによる液状種菌Sの噴射量管
理は、各噴射ノズル25毎に設けられた各外部タイマT
1〜T8によってなされる。即ち、制御部40は、第4
の電磁弁27への駆動信号を出力し各第4の電磁弁27
を動作させる(オンさせる)とともに(ステップS1
0)、各噴射ノズル25に対応する外部タイマT1〜T
8へ噴射スタート信号を出力して各外部タイマT1〜T
8をスタートさせるとともに、各外部タイマT1〜T8
に予め設定された所定時間経過後に各外部タイマT1〜
T8から出力されるタイムアップ信号の入力の有無を確
認し(ステップS11)、前記タイムアップ信号の入力
に基づいて各第4の電磁弁27の動作を終了(オフ)す
ることで、液状種菌Sの噴射量を管理するものである
(ステップS12)。
【0056】尚、図7は、ステップS9及びステップS
11までの工程により行われ液状種菌接種装置Aの動作
を示している。
【0057】次に制御部40は、各第4の電磁弁27を
オフさせ、液状種菌Sの噴射を終了させた後、第3,第
2,第1の電磁弁54,53,52を順次動作させる
(ステップS12)。
【0058】即ち、制御部40は、第3の電磁弁54を
オフ(各噴射ノズル25の数に対応した第3の電磁弁5
4)することで、第1,第2の液状種菌供給機構F,G
の下降シリンダ22を原点に復帰させ、第2の電磁弁5
3をオフさせることによって、第1,第2の蓋体開閉機
構D,Eの駆動シリンダ17を復帰動作させ、移動伝達
手段16を主軸16aを基点として回動動作させること
で、前記各蓋体狭着機構によって狭持された1,3列目
の各栽培容器2群の各蓋体4を各栽培容器2に取り付け
るとともに、伝達移動手段16と連結ロッド20を介し
て連結されるシリンダ支持板19の駒部19aを案内ロ
ッド18に沿って水平方向に移動させることで、第1の
ストッパピン9の配設位置に止まるコンテナ3内に収納
される各栽培容器2に対して、第1の液体種菌供給機構
Fの噴射ノズル25群及び第2の液体種菌供給機構Gの
噴射ノズル25群が原点位置に復帰する。
【0059】そして、制御部40は、第1の電磁弁52
をオフ(前記蓋体狭着機構の数に対応した各第1の電磁
弁52をオフ)することで、第1,第2の蓋体開閉機構
D,Eの前記各狭持機構の各エアシリンダ14を動作さ
せ、1,3列目に位置する各栽培容器2群の各蓋体4を
開放する。
【0060】次に制御部40は、第1,第2の蓋体開閉
機構D,E及び第1,第2の液状種菌供給機構F,Gの
駆動回数をカウントすべく、内部カウンタに「+1」す
るとともに(ステップS15)、制御部40は、前記内
部カウンタのカウント値が「C=2」であるか否かの判
定を行う(ステップS16)。
【0061】制御部40は、ステップS16において、
前記駆動回数が「n=2」でない、即ち1回目の動作で
あると判定すると、第5の電磁弁55をオンしエアシリ
ンダ11を収縮作用させることでストッパ機構Cの第1
のストッパピン9を搬送機構5の搬送面より下方に位置
させるとともに、搬送機構5の前記コンベアを駆動さ
せ、液状種菌Sを噴射した1,3列目に各栽培容器2を
収納したコンテナ3を排出側へと移送する(ステップS
17)。
【0062】次に制御部40は、第5の電磁弁55をオ
ンし、かつ搬送機構5の前記コンベアをオンさせてか
ら、所定時間が経過したか否かの判定を行い(ステップ
S18)、所定時間が経過していると判断すると、直ち
に第5の電磁弁55をオフさせ、ストッパ機構Cの第2
のストッパピン10を搬送機構5の搬送面より上方に位
置させる(ステップS19)。尚、ストッパ機構Cの第
1ストッパピン9は、ステップS19以降においてコン
テナ3の搬送がスムーズに行われる場合、バネ部材9a
による弾発付勢作用により元の位置に復帰しようとする
が、コンテナ3が第1のストッパピン9上に位置するこ
とになるため、コンテナ3の底面に当接状態にて止まる
ことになる。
【0063】制御部40は、ステップS16により前記
内部カウンタの前記駆動回数の判定において、「C=
2」でないため、ステップS4に戻り、ステップS4か
らステップS14までの駆動処理を繰り返し実行する。
【0064】図8は、ステップS16で前記内部カウン
タが「C=2」である場合の第1,第2の蓋体開閉機構
D,E及び第1,第2の液状種菌供給機構F,Gを処理
動作を示すものであって、即ち搬送機構5上の第2のス
トッパピン10のコンテナ3の停止位置において、搬送
方向に対し2,4列目に対応するコンテナ3内の各栽培
容器2群における第1,第2の蓋体開閉機構D,E,第
1,第2の液状種菌供給機構F,Gによる動作を示し、
2回目に実行されるステップS4からステップS14ま
での処理工程により行わる動作を示している。
【0065】また、制御部40は、ステップS16にお
いて、「n=2」であると判断すると、コンテナ3内の
全ての栽培容器2において第1,第2の蓋体開閉機構
D,E及び第1,第2の液状種菌供給機構F,Gによる
処理動作が終了していると判断し、コンテナ排出状態確
認モードに移行する(ステップS20)。
【0066】このコンテナ排出状態確認モードは、搬送
機構5上のコンテナ3の排出側に設けられるコンテナ排
出状態検出手段50によってコンテナ3の有無を確認
し、コンテナ排出状態検出手段50の配設位置にコンテ
ナ3が無く、かつストッパ機構Cの第2のストッパピン
10に配設位置にコンテナ3が存在する場合に、コンテ
ナ3の排出を許可する機能である。
【0067】制御部40は、前記コンテナ排出状態確認
モードにおいて、搬送機構5上の排出位置にコンテナ3
が無いと判断すると、搬送機構5の前記コンベアを所定
時間ONしコンテナ3を下流側への排出するrとともに
(ステップS21)、前記内部カウンタに「0」を書き
込むことで前記内部カウンタをリセットし、ステップS
1に戻る(ステップS22)。
【0068】尚、制御部40は、ステップS19の処理
判定において、本発明の実施の形態のように、縦横列と
もに4列に配設される栽培容器2を収納するコンテナ3
を用いた場合は、第1,第2の蓋体開閉機構D,E,第
1,第2の液状種菌供給機構F,G及びストッパ機構C
の繰り返し動作回数を2回と定めるものであって、これ
が、搬送方向に対し栽培容器2が8列設けられる場合
は、第1,第2の蓋体開閉機構D,E,第1,第2の液
状種菌供給機構F,G及びストッパ機構Cの繰り返し動
作回数は4回となる。
【0069】また、図6では図示していないが、制御部
40は、第1,第2の蓋体開閉機構D,E及び第1,第
2の液状種菌供給機構F,Gの原点復帰動作の完了を確
認するまでは、ステップS17による搬送機構5の駆動
を禁止する搬送機構駆動禁止モード(搬送機構駆動禁止
機能)を備えている。
【0070】この搬送機構駆動禁止モードは、第1,第
2の蓋体開閉機構D,E及び第1,第2の液状種菌供給
機構F,Gにそれぞれ設けられる各シリンダのロッドが
原点あるいは動作点の何れかに位置に存在するかを検出
するセンサ(図示しない)を用い、前記センサの前記シ
リンダの位置を示す検出信号が、予め定められる機械的
原点であるか否かを判定することで、前記コンベア及び
ストッパ機構Cの駆動許可及び駆動禁止を選択するもの
である。
【0071】かかる液状種菌接種装置Aは、搬送機構5
上にコンテナ3を止めることが可能なストッパ機構Cと
しての第1,第2のストッパピン9,10を備えるとと
もに、第1,第2のストッパピン9,10の上流側近傍
に、コンテナ3を検出可能とする第1,第2の検出手段
47,48を備え、制御部40は、第1のストッパピン
9による搬送機構5上のコンテナ3の停止位置におい
て、第1の検出手段47からの検出信号に応じて、第1
の蓋体開閉機構D及び第1の液状種菌供給機構Fによる
コンテナ内3における搬送方向に対する最前列の横一列
単位に整列された栽培容器2群の種菌供給動作と、第2
の蓋体開閉機構E及び第2の液状種菌供給機構Gによる
コンテナ3内における前記搬送方向に対する3列目の横
一列単位に整列された栽培容器2群の種菌供給動作とを
実行し、また、第1のストッパピン9より下流側に設け
られる第2のストッパピン10による搬送機構5上のコ
ンテナ3の停止位置において、第2の検出手段48から
の検出信号に応じて、第1の蓋体開閉機構D及び第1の
液状種菌供給機構Fによるコンテナ3内における前記搬
送方向に対する2列目の横一列単位に整列された栽培容
器2群の前記種菌供給動作と、第2の蓋体開閉機構E及
び第2の液状種菌供給機構Gによるコンテナ3内におけ
る前記搬送方向に対する4列目の横一列単位に整列され
た栽培容器2群の種菌供給動作とを実行してなるもので
ある。
【0072】従って、液状種菌接種装置Aは、第1,第
2の液状種菌供給機構F,Gによって外部タイマT1〜
T8による噴射量管理の基に液状種菌Sを所定量供給す
ることが可能となるため、安定した種菌充填を行うこと
が可能となる。
【0073】また、液状種菌接種装置Aは、2列に設け
られた第1,第2の蓋体開閉機構D,Eにより蓋体4が
開放された横一列単位の1,3列目の栽培容器2群に対
して、第1,第2の蓋体開閉機構D,Eと同様に2列に
配設された第1,第2の液状種菌供給機構F,Gを介し
て所定量の液状種菌Sが各栽培容器2内にそれぞれ供給
されて接種され、その接種後に蓋体4が開放されている
横一列単位の栽培容器2群の口部に2列の第1,第2の
蓋体開閉機構D,Eによって蓋体4が閉塞されるため、
液状種菌Sの充填接種作業効率を高めることができるも
のであり、加えて蓋体4の開放時間を極力短縮すること
によって雑菌の侵入を抑制することが可能となる。
【0074】また、搬送機構5の間欠移送に連れて接種
されていない横一列単位の2,4列目の栽培容器2群に
対しても、第1,第2の蓋体開閉機構D,Eによる蓋体
4の開放動作、第1,第2の液状種菌供給機構F,Gに
よる液状種菌Sの接種動作、第1,第2の蓋体開閉機構
D,Eによる蓋体4の閉塞動作を繰り返し行うことによ
って、コンテナ3内に収納された栽培容器2において横
一列単位で連続して順次接種することが可能であること
から、接種作業効率を高めることが可能である。
【0075】また、制御部40は、ストッパ機構Cによ
ってコンテナ3を停止させる際に、コンテナ3がストッ
パ機構Cに当接してから搬送機構5の駆動手段8を所定
時間駆動させてなるものであり、ストッパ機構Cの停止
位置において、コンテナ3をストッパ機構Cに所定時間
当接させることで、横一列単位の栽培容器2群の蓋体4
に対して第1,第2の蓋体開閉機構D,Eの配設位置が
定まるため、蓋体4の脱着作業を良好に行うことが可能
となる。
【0076】また、制御部40は、第1,第2の蓋体開
閉機構D,Eの動作が完了するまで搬送機構5の駆動を
禁止する搬送機構駆動禁止モードを備えてなるものであ
り、蓋体開閉機構及び液状種菌供給機構が本発明の実施
の形態のように搬送方向に対して2列に設ける場合であ
っても、蓋開閉動作及び種菌接種動作を確実に行うこと
が可能であり、かつ一方の蓋体開閉機構及び液状種菌供
給機構の動作中に前記搬送機構5によってコンテナ3を
搬送することがないため、前記各機構における機械的な
破損を生じさせることがない。
【0077】また、制御部40は、搬送機構5の前記コ
ンベアがオンされてから第1の検出手段47によるコン
テナ3の検出信号の入力までの時間、及び搬送機構5の
前記コンベアがオンされてから第2の検出手段48によ
るコンテナ3の検出信号の入力までの時間を計測する前
記内部タイマを備え、前記内部タイマによる計測結果に
基づいてコンテナ3の搬送状態を判定する搬送状態確認
モードを備えてなるものであり、前記コンベアによる搬
送動作において、前記コンベアとコンテナ3との間にス
リップが生じて搬送できない場合などの搬送異常を判定
することができる。
【0078】また、制御部40は、搬送機構5における
コンテナ3の供給側と、搬送機構5のコンテナ3の排出
側とにそれぞれ配設されるコンテナ供給状態検出手段4
9とコンテナ排出状態検出手段50とに基づいて判断す
る前記コンテナ供給状態確認モードと前記コンテナ排出
状態確認モードとを備えているため、コンテナ3が液状
種菌接種装置Aに他の装置から供給されなかったり、蓋
体開閉動作及び種菌接種動作が終了しているにも関わら
ずコンテナ3を他の装置に対し排出できない事態を判断
することが可能であるとともに、前述した制御方法のよ
うに、装置自体が待機状態を維持するように構成すれ
ば、搬送機構5内のコンテナ3の渋滞や詰まり等の不具
合を生じさせない。
【0079】また、前記搬送状態確認モードでの異常状
態(コンテナ3の搬送異常)であることを報知する報知
手段である表示手段56や警報手段57を備えることに
よって、前記異常状態であることを作業者に知らせるこ
とが可能であるため、作業者は前記異常状態に対して即
対応することができるようになる。
【0080】次に、図9を用いて本発明の他の実施形態
である液状種菌接種装置Hについて説明するが、前述し
た実施の形態と同様もしくは相当箇所には同一符号を付
してその詳細な説明は省く。
【0081】液状種菌接種装置Hが前述した実施の形態
で説明した液状種菌接種装置Aと比べ異なる点は、単一
の蓋体開閉機構J及び液体種菌供給機構Kを備え、かつ
搬送手段Bの搬送機構5に設けられるストッパ機構Lと
して第1〜第4のストッパピン60,61,62,63
を備える構成とし、第1〜第4のストッパピン60,6
1,62,63によるそれぞれのコンテナ3の停止位置
おいて、コンテナ3内に収納される横一列単位の各栽培
容器2群の蓋体脱着及び液状種菌供給を順次行う点にあ
る。
【0082】即ち液状種菌接種装置Hは、搬送機構5の
所定位置に、コンテナ3単位で搬送される栽培容器2が
蓋体開閉機構Jによって蓋体4を脱着可能な位置に到着
したことを検出する第1〜第4の検出手段(図示しな
い)を備え、前記各検出手段からの検出信号に基づい
て、蓋体開閉機構Jによる蓋体の脱着及び液状種菌供給
機構Gによる液状種菌Sの供給からなる種菌供給動作を
実行するとともに、前記各ストッパピン60,61,6
2,63によるコンテナ3の停止位置において前記種菌
供給動作を繰り返し実行させるものである。
【0083】液状種菌接種装置Hは、前述した実施の形
態の液状種菌接種装置Aに比べ、接種作業効率は劣るも
のの、安定した種菌充填を行うことができ、充填接種作
業効率を高めることができるとともに、蓋体4の開放時
間を極力短縮することによって雑菌の侵入を抑制するこ
とが可能となる。
【0084】尚、本発明の実施の形態では、液状種菌接
種装置Aにおいて、種菌接種領域の本体のほぼ中央位置
を基準として、横一列単位の栽培容器2の蓋体4を開閉
作動する第1の蓋体開閉機構Dと、横一列単位の栽培容
器2内に液状種菌Sを噴射して接種する第1の液状種菌
供給機構Fとを一組として、また横一列単位の栽培容器
2の蓋体4を開閉作動する第2の蓋体開閉機構Eと、横
一列単位の栽培容器2内に液状種菌Sを噴射して接種す
る第1の液状種菌供給機構Gとを一組とし、左右対称に
2組の蓋開閉機構及び液状種菌供給機構を採用している
が、換言すれば、種菌接種領域には2列に配列された第
1,第2の蓋体開閉機構D,Eと、2列に配列された第
1,第2の液状種菌供給機構F,Gが設けられるもので
あるが、本発明にあっては、左右対称に設けることなく
同一形態の蓋体開閉機構と液状種菌供給機構とを一組と
して搬送方向に対し2連に設置するように構成してもよ
い。本発明は、上述した各実施形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施
が可能である。
【0085】また、前述した実施の形態のように、2列
に配列する第1,第2の蓋体開閉機構D,Eにあって
は、コンテナ3内に収納される栽培容器2の縦列(搬送
方向に対する列)の本数を偶数個Nとし、栽培容器2の
蓋体4を横一列単位で開閉作動する第1列目の第1の蓋
体開閉機構Dを基準として、栽培容器2の蓋体4を横一
列単位で開閉作動する第2列目の第2の蓋体開閉機構E
の位置関係を、(N/2)+1の縦列の位置に設定して
なることにより、コンテナ3内に収容される栽培容器2
の縦列の本数が変わったとしても、栽培容器2の縦列の
数、例えば、N=8個であった場合に、第2列目の第2
の蓋体開閉機構Eの設置位置を、(8/2)+1=5と
し、即ち5列目に相当する横一列単位の栽培容器2群の
位置に合わせて設定することにより、コンテナ3内の栽
培容器2を間欠移送しながら栽培容器2を横一列単位で
所定の間隔を置いて自動的に2列ずつ接種作業を行うこ
とができる。
【0086】また、本発明の実施の形態における第1,
第2の蓋体開閉機構D,Eとしては、横一列に位置決め
配列された栽培容器2の蓋体4をその上面および下面か
ら挟着可能な対をなす固定挟着部材12および挟着杆か
らなる可動挟着部材13を設け、可動挟着部材13を進
退しこの可動挟着部材13と固定挟着部材12間に横一
列単位の各蓋体4を挟着およびその解除を行うエアシリ
ンダ15が設けられているが、本発明の蓋体開閉機構に
あっては、挟着爪からなる蓋開閉機構を適用するととも
に、蓋体4を栽培容器2に対して離脱するために蓋体上
下動移動手段を設け、この蓋体上下動移動手段の作動に
より離脱した蓋体4を栽培容器2の蓋閉塞位置と蓋開放
位置との間を往復移動させるように構成してもよい。
【0087】また、栽培容器2の高さ寸法,大きさ,コ
ンテナ3内に収納される位置関係などに合わせて噴射ノ
ズル25のセット位置を調整移動可能に設けて構成する
ことにより、栽培容器2内に液状種菌Sを良好に噴射さ
せて接種することができる。
【0088】また、本発明の実施の形態にあっては、第
1,第2の蓋体開閉機構D,Eを栽培容器2の蓋閉塞位
置と蓋開放位置との間を往復移動させる蓋開閉駆動手段
と、第1,第2の液状種菌供給機構F,Gを栽培容器2
の口部位置から離脱した位置と栽培容器2の口部上の位
置との間を往復移動させる液状種菌供給駆動手段とを兼
用した構成としたが、それぞれの駆動手段を個別に設け
てもよいものであり、またその駆動手段としてカム機構
やモータなどの駆動手段を用いて作動するようにしても
よい。
【0089】また、本発明の実施の形態では、ストッパ
機構Cに備えられる第1,第2のストッパピン9,10
を単一のエアーシリンダ11によって上下動させるもの
であったが、本発明のストッパ機構にあっては、第1,
第2のストッパピン9,10にそれぞれ専用のエアーシ
リンダ及び電磁弁を設け、各ストッパピン9,10単位
でコンテナ3を間欠移送するように制御されるものであ
ってもよい。
【0090】また、本発明の実施の形態における制御部
40が備える前記コンテナ供給状態確認モード及び前記
コンテナ排出状態確認モードは、コンテナ3を待機状態
にさせるものであったが、ステップS6からステップS
8で示す搬送状態確認モードと同様に、表示手段56や
警報手段57によって作業者に報知することで、コンテ
ナ3の状況確認をより早く判断することが可能となる。
【0091】また、本発明の実施の形態では、搬送機構
5によってコンテナ3単位で搬送される栽培容器2が第
1,第2の蓋体開閉機構D,Eによって蓋体4を脱着可
能な位置に到着したことを検出するものとして、コンテ
ナ3の到着を検出する第1,第2の検出手段47,48
を用いたが、本発明における検出手段は、コンテナ3内
に収納される栽培容器2を検出するものであっても良
い。
【0092】また、本発明の実施の形態では、第1,第
2の液状種菌供給機構F,Gによって液状種菌Sを噴射
する噴射時間を外部タイマT1〜T8によって管理する
ことで、作業者による液状種菌Sの突出量管理を容易に
するものであったが、本発明にあっては、制御部40が
有する内部タイマによって前記噴射時間を管理するもの
であっても良く、この内部タイマの採用により液状種菌
接種装置としてのコストを低減させることが可能とな
る。
【0093】
【発明の効果】本発明は、栽培容器を縦横に複数整列し
て収納したコンテナを搬送する搬送機構と、前記コンテ
ナ内の前記栽培容器の蓋体を横一列単位で開閉作動する
蓋体開閉機構と、前記蓋体が開放された横一列単位の前
記栽培容器に所定量の液状種菌を供給する液状種菌供給
機構と、前記搬送機構上の予め定められる複数箇所に前
記コンテナを止めることが可能なストッパ機構と、前記
搬送機構によって前記コンテナ単位で搬送される前記栽
培容器が前記蓋体開閉機構によって前記蓋体を脱着可能
な位置に到着したことを検出する検出手段と、前記検出
手段からの検出信号に基づいて、前記蓋体開閉機構によ
る前記蓋体の脱着及び前記液状種菌供給機構による前記
液状種菌の供給からなる種菌供給動作を実行し、前記ス
トッパ機構における前記コンテナの前記搬送機構の停止
位置において前記種菌供給動作を繰り返し実行させる制
御手段と、を備えてなるものであり、接種作業効率を高
めつつ、栽培容器に供給する種菌の供給量をほぼ一定に
保ちながら安定した種菌充填を行うことのできる種菌接
種装置をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の液状種菌接種装置を示す
全体構成概要図。
【図2】同上液状種菌接種装置における蓋体開閉機構を
主に示す正面図。
【図3】同上液状種菌接種装置における液状種菌供給機
構を主に示す正面図。
【図4】同上液状種菌接種装置の電気的構成を示すブロ
ック図。
【図5】同上液状種菌接種装置の制御方法を示す流れ
図。
【図6】同上液状種菌接種装置の制御方法を示す流れ
図。
【図7】同上液状種菌接種装置における第1のストッパ
ピンの配設位置での動作を示す図。
【図8】同上液状種菌接種装置における第2のストッパ
ピンの配設位置での動作を示す図。
【図9】本発明の他の実施形態の液状種菌接種装置を示
す全体構成概要図。
【符号の説明】
A,H 液状種菌接種装置 B 搬送手段 C,L ストッパ機構 D,E 第1,第2の蓋体開閉機構 F,G 第1,第2の液状種菌供給機構 J 蓋体開閉機構 K 液状種菌供給機構 S 液状種菌 2 栽培容器 3 コンテナ 4 蓋体 5 搬送機構 9,10 第1,第2のストッパピン 8 搬送手段 40 制御部(制御手段) 47,48 第1,第2の検出手段(検出手段) 49 コンテナ供給状態検出手段 50 コンテナ排出状態検出手段 56 表示手段(報知手段) 57 警報手段(報知手段) 60,61,62,63 第1,第2,第3,第4のス
トッパピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】栽培容器を縦横に複数整列して収納したコ
    ンテナを搬送する搬送機構と、 前記コンテナ内の前記栽培容器の蓋体を横一列単位で開
    閉作動する蓋体開閉機構と、 前記蓋体が開放された横一列単位の前記栽培容器に所定
    量の液状種菌を供給する液状種菌供給機構と、 前記搬送機構上の予め定められる複数箇所に前記コンテ
    ナを止めることが可能なストッパ機構と、 前記搬送機構によって前記コンテナ単位で搬送される前
    記栽培容器が前記蓋体開閉機構によって前記蓋体を脱着
    可能な位置に到着したことを検出する検出手段と、 前記検出手段からの検出信号に基づいて、前記蓋体開閉
    機構による前記蓋体の脱着及び前記液状種菌供給機構に
    よる前記液状種菌の供給からなる種菌供給動作を実行
    し、前記ストッパ機構における前記コンテナの前記搬送
    機構の停止位置において前記種菌供給動作を繰り返し実
    行させる制御手段と、 を備えてなることを特徴とする液状種菌接種装置。
  2. 【請求項2】前記栽培容器の前記蓋体を横一列単位で開
    閉作動する前記蓋体開閉機構としての第1,第2の蓋体
    開閉機構を所定間隔を隔てて2列に配設し、前記第1,
    第2の蓋体開閉機構に対応して前記液状種菌供給機構と
    しての第1,第2の液状種菌供給機構を設けてなること
    を特徴とする請求項1に記載の液状種菌接種装置。
  3. 【請求項3】前記搬送機構上に前記コンテナを止めるこ
    とが可能な前記ストッパ機構としての第1,第2のスト
    ッパを備えるとともに、前記第1,第2のストッパの近
    傍に、前記コンテナもしくは前記栽培容器を検出可能と
    する前記検出手段としての第1、第2の検出手段を備
    え、 前記制御手段は、前記第1のストッパによる前記搬送機
    構上の前記コンテナの停止位置において、前記第1の検
    出手段からの検出信号に応じて、前記第1の蓋体開閉機
    構及び前記第1の液状種菌供給機構による前記コンテナ
    内における搬送方向に対する最前列の横一列単位に整列
    された栽培容器群の前記種菌供給動作と、前記第2の蓋
    体開閉機構及び前記第2の液状種菌供給機構による前記
    コンテナ内における前記搬送方向に対する3列目の横一
    列単位に整列された栽培容器群の前記種菌供給動作とを
    実行し、 また前記第1のストッパより下流側に設けられる前記第
    2のストッパによる前記搬送機構上の前記コンテナの停
    止位置において、前記第2の検出手段からの検出信号に
    応じて、前記第1の蓋体開閉機構及び前記第1の液状種
    菌供給機構による前記コンテナ内における前記搬送方向
    に対する2列目の横一列単位に整列された栽培容器群の
    前記種菌供給動作と、前記第2の蓋体開閉機構及び前記
    第2の液状種菌供給機構による前記コンテナ内における
    前記搬送方向に対する4列目の横一列単位に整列された
    栽培容器群の前記種菌供給動作とを実行してなることを
    特徴とする請求項2に記載の液状種菌接種装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、前記ストッパ機構によっ
    て前記コンテナを停止させる際に、前記コンテナが前記
    ストッパ機構に当接してから前記搬送機構の駆動手段を
    所定時間駆動させてなることを特徴とする請求項1もし
    くは請求項3に記載の液状種菌接種装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、前記第1,第2の蓋体開
    閉機構の動作が完了するまで前記搬送機構の駆動を禁止
    する搬送機構駆動禁止機能を備えてなることを特徴とす
    る請求項3もしくは請求項4に記載の液状種菌接種装
    置。
  6. 【請求項6】前記搬送機構が駆動されてから前記検出手
    段による検出信号の入力までの時間を計測する計時手段
    を備え、前記制御手段は、前記計時手段による計測結果
    に基づいて前記コンテナの搬送状態を判定する搬送状態
    確認機能を備えてなることを特徴とする請求項1もしく
    は請求項3に記載の液状種菌接種装置。
  7. 【請求項7】前記搬送機構における前記コンテナの供給
    側もしくは前記排出側の少なくとも一方側に設けられ、
    前記コンテナの供給状態もしくは排出状態の少なくとも
    一つの状態を検出する状態検出手段を備えてなることを
    特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の液状
    種菌接種装置。
  8. 【請求項8】異常状態であることを報知する報知手段を
    備えてなることを特徴とする請求項1から請求項7の何
    れかに記載の液状種菌接種装置。
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JP2009072158A (ja) * 2007-09-22 2009-04-09 Ogiwara Seiki Kk 液体種菌接種機
WO2017154123A1 (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 株式会社日立製作所 培養容器、培養装置、培養方法

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