JPH11171143A - 栽培瓶のキャップ検出装置 - Google Patents

栽培瓶のキャップ検出装置

Info

Publication number
JPH11171143A
JPH11171143A JP34242897A JP34242897A JPH11171143A JP H11171143 A JPH11171143 A JP H11171143A JP 34242897 A JP34242897 A JP 34242897A JP 34242897 A JP34242897 A JP 34242897A JP H11171143 A JPH11171143 A JP H11171143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
cultivation bottle
cultivation
detecting
bottle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34242897A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yumoto
雅行 湯本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ogiwara Seiki KK
Original Assignee
Ogiwara Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ogiwara Seiki KK filed Critical Ogiwara Seiki KK
Priority to JP34242897A priority Critical patent/JPH11171143A/ja
Publication of JPH11171143A publication Critical patent/JPH11171143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Special Articles (AREA)
  • Closing Of Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手によらず効率よく栽培瓶のキャップの着
脱の良否を検出することができるキャップ検出装置を提
供する。 【解決手段】 きのこを栽培する栽培瓶22のキャップ
21を着脱した後に、キャップ21の着脱の良否を検出
する栽培瓶のキャップ検出装置であって、栽培瓶22を
移送する移送装置14と、移送装置14によって移送中
に栽培瓶22のキャップの有無を検出するキャップ有無
検出部20を具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、きのこを栽培する
栽培瓶のキャップを着脱した後に、キャップの着脱の良
否を検出する、栽培瓶のキャップ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】きのこの栽培は、栽培瓶を用いて行われ
ることが一般的である。このような栽培瓶を用いた栽培
は以下に述べるような工程から成り、大部分の作業が機
械化されている。また、栽培瓶は、複数個をまとめて整
列してコンテナに収納され、このコンテナによって各栽
培工程間を移送される。きのこの栽培の最初の工程とし
ては、空の栽培瓶内にきのこの菌を培養する培地を充填
する充填工程がある。充填工程によって培地が充填され
た栽培瓶は、キャップが閉められた後に次の接種工程に
移送される。接種工程においては、栽培瓶のキャップが
開けられ、種菌を栽培瓶内に接種したのちに再びキャッ
プが閉じられる。種菌が接種された栽培瓶は培養工程に
移送されて培養される。培養工程で種菌が培養され、培
地の全域に菌が行き渡ったら、種菌を掻き出す菌掻工程
に栽培瓶が移送される。この菌掻工程では、栽培瓶のキ
ャップを開けて、種菌を掻き出すことが行われる。菌掻
工程で菌が掻き出された後には、キャップをそのまま開
けておき、きのこを生やすようにしている。
【0003】上述したようにきのこの栽培における各工
程では、栽培瓶のキャップの着脱が行われているが、各
工程終了後にはキャップの着脱の良否を検出しなくては
ならない。もし、キャップの着脱の良否を検出しなけれ
ば栽培瓶内の湿度維持ができずに培地が乾燥して菌が死
滅したりするといったことがあり、また、他の雑菌も入
り込む危険もある。また、キャップが浮いたまま栽培瓶
が次工程に移送されると次工程において機械トラブルが
発生したりするおそれもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述したような
キャップの開けっ放しを防ぐための栽培瓶のキャップの
着脱の良否を検出することは人手によって行われてい
た。このため、良否の検出に手間がかかるといった課題
があった。また、キャップの着脱の良否を検出した後
に、キャップの着脱の異常を検出されたコンテナは、人
手によってコンベヤ等から持ち上げて運び出さねばなら
ず、大変な労力を必要としていた。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされ、その目的とするところは、人手によらずに効率
よく栽培瓶のキャップの着脱の良否を検出することがで
き、また、キャップの着脱に異常が認められた栽培瓶
を、人手によらずに効率よく移送装置から運び出すこと
ができるキャップ検出装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、本発明に係る栽
培ビンのキャップ検出装置によれば、きのこを栽培する
栽培瓶のキャップを着脱した後に、該キャップの着脱の
良否を検出する、栽培瓶のキャップ検出装置であって、
栽培瓶を移送する移送装置と、該移送装置によって移送
中に栽培瓶のキャップの有無を検出するキャップ有無検
出部を具備することを特徴としている。この構成を採用
することによって、栽培瓶のキャップの着脱の良否にお
いてキャップの有無の検出を効率よく行うことができ
る。また、前記移送装置によって移送中に栽培瓶のキャ
ップの浮きを検出するキャップ浮き検出部を具備するこ
とによって、栽培瓶のキャップの着脱の良否においてキ
ャップの浮きの検出も効率よく行うことができる。さら
に、前記移送装置から移送装置側方へ栽培瓶を搬出する
送り込み装置と、該送り込み装置に接続され、異常があ
る栽培瓶もしくは異常がない栽培瓶を側方に搬出するよ
う前記送り込み装置を制御する制御部とを具備すること
によって、異常がある栽培瓶と異常がない栽培瓶とを人
手によらずに効率よく分別することができる。このよう
な制御部は、前記キャップ有無検出部に接続され、該キ
ャップ有無検出部から異常信号が入力された際に、異常
がある栽培瓶を前記移送装置側方へ搬出させるように前
記送り込み装置を制御して成るようにすれば、異常があ
る栽培瓶を人手によらずに効率よく移送装置から搬出す
ることができる。この場合に、制御部は、前記キャップ
有無検出部および前記キャップ浮き検出部に接続され、
該キャップ有無検出部および/または該キャップ浮き検
出部から異常信号が入力された際に、異常がある栽培瓶
を前記移送装置側方へ搬出させるように前記送り込み装
置を制御して成るようにしても、同様の異常がある栽培
瓶を人手によらずに効率よく移送装置から搬出すること
ができる。
【0007】前記キャップ有無検出部は、栽培瓶の上方
からキャップを押圧するためのロッドを有するシリンダ
ーと、前記シリンダーからロッドの延びた距離によって
キャップの有無を検出する第1のセンサーと、栽培瓶が
前記シリンダーの真下に到着する前に栽培瓶の首部が通
過する部位に設けられ、栽培瓶の首部を検出する第2の
センサーとを具備し、該第2のセンサーにより前記移送
装置上を移動してくる栽培瓶の首部を検出した際に、前
記シリンダーのロッドを突出させるように駆動するよう
にすれば、ロッドが確実にキャップの中心を押圧するの
で、キャップの浮きを確実に検出することができる。さ
らに、前記キャップ浮き検出部は、通過する栽培瓶の直
上に栽培瓶の移送方向に対して横方向に光を発射し、光
が遮断されるか否かを検出する光センサーを具備するこ
とによって、キャップの浮きの検出を容易且つ確実に行
える。なお、前記移送装置は、コンテナ内に整列して収
納された栽培瓶をコンテナごと移送し、前記キャップ有
無検出部は、コンテナ内に整列して収納された栽培瓶の
キャップの有無の異常を1列ずつ検出可能であるように
すれば、キャップの検出作業の時間短縮ができ、作業の
効率が上がる。この場合に、前記キャップ浮き検出部
も、キャップの浮きを1列ずつ検出可能にすれば、さら
にキャップの検出作業の効率が上がる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1、図2およ
び図3に、栽培瓶のキャップ検出装置の側面図、正面図
および平面図を示す。図1〜図3に示すキャップ検出装
置のA側(搬入側)には、従来の技術で説明したきのこ
の栽培の工程中で栽培瓶22のキャップ21の着脱を行
う着脱工程が設けられている。この着脱工程は、充填工
程、接種工程等の特定のどの工程かに特定されるわけで
はない。また、キャップ検出装置のB側(搬出側)には
次工程が存する。キャップ検出装置10には、A側から
B側へ栽培瓶22を移送する移送装置14が脚部12上
に設けられている。移送装置14によって移送される栽
培瓶22は、複数本づつ整列してコンテナ24に収納さ
れてコンテナ24ごと移送させられる。移送装置14
は、複数本のローラ26によってコンテナ24を移送す
るローラコンベヤである。各ローラ26の軸線方向は、
コンテナ24を移送可能な長さに形成されている。ま
た、本実施例では移送装置14は、着脱工程から搬入さ
れるA側(14a)と、次工程に搬出するB側(14
b)とでは、それぞれのの各ローラ26を駆動させるた
めの駆動装置は別体となっている。このような移送装置
14に設けられている2台の駆動装置は、それぞれ図示
しない制御部に接続されて、制御部からの制御信号によ
って制御される。このように、別々の駆動装置によって
移送装置14aと14bが駆動されるので、キャップの
異常を検出した場合には、新たなコンテナの搬入のみを
止めるといったこともできる。また、移送装置14bの
側方であるC方向には点線で示すような分岐路16が形
成される。分岐路16は、異常のあった栽培瓶22の入
ったコンテナ24が搬出される通路である。なお、移送
装置はローラコンベヤに限られることはない。
【0009】移送装置14aにおいては、各ローラ26
の軸線方向の両端部に形成される回転軸26aが、移送
方向に延びる側板28a、28bに回転自在に保持され
ている。側板28a側の回転軸26aにはスプロケット
27が取り付けられ、複数本のローラ26のスプロケッ
ト27にわたってチェーン25がかけ渡されている。こ
のチェーン25は、ローラ26の下方において図示しな
い駆動装置にかけ渡されており、駆動装置がチェーン2
5を介してローラ26を駆動させる。また、移送装置1
4b側においても、各ローラ26の軸線方向の両端部に
形成される回転軸26aは、移送方向に延びる側板28
a、28bに回転自在に保持されている。側板28a側
の回転軸26aの先端部には図示しないスプロケットが
取り付けられ、複数本のローラ26のスプロケットにわ
たって図示しないチェーンがかけ渡されている。このチ
ェーンは、移送装置14aとは別の図示しない駆動装置
にかけ渡されており、駆動装置がチェーンを介してロー
ラを駆動させる。このような移送装置14は、常時連続
してコンテナ24を移送するように設けられている。な
お、側板28a、28bには、ローラ26上をコンテナ
24が落下しないようにコンテナ24の側面をガードす
るガードレール29が設けられているが、分岐路16が
形成される部位にはガードレール29が設けられておら
ず、コンテナ24はC方向に移動可能となる。
【0010】図4に、キャップ浮き検出部18とキャッ
プ有無検出部20が取り付けられている枠状体の概略を
示す。なお、図4においては、シリンダーは省略して図
示している。枠状体30は、移送装置14の側板28
a、28bに取り付けられた柱30a、30bと、柱3
0aと30bとの間を連結する梁部30cとから構成さ
れている。また、梁部30cを、柱30a、30bの間
で上下動自在に設けておくと好適である。キャップ浮き
検出部18は、光センサー18aと反射板18bから構
成されている。この光センサー18aは、発光機能と共
に受光機能をも有しているものである。光センサー18
aは柱30aに取り付けられて光を移送方向に対して横
方向に発射している。反射板18bは、光センサー18
aと同じ高さで柱30bに取り付けられ、光センサー1
8aからの光を光センサー18aに反射している。この
ため、光はコンテナ24に収納された栽培瓶22の列方
向に平行に発射されるので、栽培瓶のキャップの浮きの
検出を1列ずつ行うことができる。光センサー18aの
取り付け高さは、発射する光が栽培瓶22のキャップ2
1の直上を通過するような位置である。すなわち、キャ
ップ21に浮きがない場合には、光センサー18aを発
した光は反射板18bで反射されて光センサー18aま
で戻ってくる。しかし、キャップ21が浮いていた場合
には、光センサー18aを発した光はキャップ21で遮
断されてしまうので、光センサー18aに戻らず、キャ
ップ21の浮きが検出される。
【0011】光センサー18aは、上述した制御部に接
続されている。この光センサー18aは、反射板18b
からの光が途絶えたことによって制御部に異常信号を出
力する。これにより、制御部はこのコンテナ24に異常
のある栽培瓶が存すると判断することができる。制御部
は、異常のある栽培瓶の検出によって、これ以降このコ
ンテナに関するキャップ浮きの検出およびキャップの有
無の検出作業を中止させる。1つのコンテナに1つでも
異常のある栽培瓶が発見されれば移送装置14bから分
岐路16へ搬出されてキャップの浮き等が直されるの
で、同じコンテナ内の残りの栽培瓶のキャップの浮きの
検出は無意味だからである。
【0012】キャップ有無検出部20は、栽培瓶22の
上方からキャップ21を押圧するためのロッド40を有
するシリンダー38と、ロッド40の延びた距離を測定
して、キャップ21の有無を検出する第1のセンサー4
6と、栽培瓶22の首部の通過を検出する第2のセンサ
ー36とから構成されている。また、第1のセンサー4
6および第2のセンサー36は制御部に接続されてい
る。シリンダー38は、コンテナ24に収納された栽培
瓶22の列方向の本数分だけ、ロッド40が下方を向く
ように、梁部30cに設けられている。ロッド40はシ
リンダー38内で、図示しない付勢部材によって上方に
向けて付勢されている。また、シリンダー38の上端部
からは、シリンダー内にエアを供給するためのチューブ
44が図示しないエアコンプレッサーから接続されてい
る。エアコンプレッサーとシリンダー38の間にはバル
ブ42が設けられている。制御部はバルブ42を開閉す
ることでシリンダー38内に流入するエアの供給時間を
調整することができる。シリンダー38のロッド40
は、エアコンプレッサーから供給されるエアによって、
エアの供給時間だけ下降し、エアの供給が停止するとシ
リンダー38内の付勢部材による付勢力で上昇する。
【0013】第1のセンサー46の一例として公知の差
動変圧器が挙げられる。ここでは、シリンダー38の外
周面にコイル(図示せず)を設け、ロッド40の上端部
を鉄芯としてロッド40の動作によってコイルに発生す
る誘起電圧を測定することによって、ロッド40の変位
を測定するのである。以下、シリンダー38と差動変圧
器46の動作を説明する。キャップ21が取り付けられ
ている栽培瓶22の上方に位置するロッド40が下降し
た場合には、キャップ21にロッド40が当接してロッ
ド40の上端部の鉄芯はコイルまで達しない。この場合
には、コイルに誘起電圧が発生しない。しかし、キャッ
プ21がない栽培瓶22の上方からロッド40が下降す
ると、エアの供給分だけ下降してロッド40の下端部は
栽培瓶22の口内に入り込む。ロッド40が、その下端
部が栽培瓶22の口内に入り込むまで下降すると、ロッ
ド40の上端部の鉄芯はコイルを通過することになりコ
イルに誘起電圧が発生する。このため、制御部はコイル
に発生する誘起電圧を検出することで、キャップの有無
の異常があると判断することができる。
【0014】第2のセンサー36は、柱30aに取り付
けられた光センサー36aと、柱30bに取り付けられ
て光センサー36aから発射された光を反射する反射板
36bとから構成されている。この光センサー36aも
上述した光センサー18aと同様のものであって発光機
能と受光機能とを共に有している。第2のセンサー36
が設けられている訳は、ロッド40が、キャップ21の
中心を確実に押圧するためである。すなわち、シリンダ
ー38の作動開始時刻を、第2のセンサー36の栽培瓶
22の首部検出を基準にすることによって行うのであ
る。光センサー36aは、移送方向に対して横方向、す
なわち栽培瓶22の列方向と平行に光が発射されるよう
に柱30aに取り付けられている。また、光センサー3
6aの取り付け高さは、発射する光が栽培瓶22の首部
に当たるような位置である。柱30bには、光センサー
36aからの光を反射可能な高さに反射板36bが設け
られている。コンテナ24が移動してきて栽培瓶22の
首部が光センサー36aと反射板36bとの間に到着す
ると、光センサー36aを発した光は栽培瓶22の首部
で遮断されて反射板36bには届かない。光センサー3
6は反射板36bからの反射光が途絶えたことによって
制御部に到着信号を出力する。
【0015】制御部がシリンダー38を作動させる(バ
ルブ42を開く)タイミングは、第2のセンサー36の
取り付け位置と、シリンダー38の取り付け位置と、栽
培瓶の首からキャップの中心までの長さとの関係によっ
て予め決められている。制御部は、第2のセンサー36
からの到着信号によって栽培瓶22の首部を検出したと
きに、キャップ21の中心がシリンダー38の真下に位
置するようなら、第2のセンサー36の首部の検出と同
時にシリンダー38の動作が始まるように制御を行うよ
う予め設定しておく。また、第2のセンサー36が栽培
瓶22の首部を検出したときに、キャップ21の中心が
シリンダー38よりもA側にある場合には、そのときの
キャップ21の中心からシリンダー38までの距離とコ
ンテナ24の移送速度から割り出した時間によって、首
部の検出からその時間の後にシリンダー38の動作が始
まるように予め設定しておく。このような制御によっ
て、ロッド40は確実にキャップ21の中心を押圧する
ことができる。
【0016】また、光センサー18a、36aと反射板
18b、36bは、柱30a、30bに取り付けられる
のではなく、梁部30cに取り付けても好適である(図
示せず)。このような構造を用いることによって、梁部
30cだけを上下動させれば、キャップの浮き検出部と
キャップの有無検出部全体を同時に上下動させることが
でき、栽培瓶の大きさにかかわらずにキャップの浮きと
キャップの有無が検出できる。かかる場合に、梁部30
cの両端部は、柱30a、30bに形成されたネジ穴3
1とネジ止めされて固定される。ここで、柱30a、3
0bに多数のネジ穴31を形成すれば梁部30cの上下
動の調整を容易に行うことができる。
【0017】また、分岐路16へは、移送装置14b内
のローラ26、26間に設けられている送り込み装置1
7によって、異常のある栽培瓶22が収納されたコンテ
ナ24が搬出される。図5に示すように、送り込み装置
17はローラ26の軸線方向に延びるチェーン54と、
チェーン54がかけ渡されるスプロケット55、56
と、チェーン54によって駆動される突片59とから構
成される。チェーン54は、スプロケット55、56の
下方において駆動装置58にかけ渡されている。駆動装
置58は制御部に接続され、その作動は制御部によって
制御される。また、チェーン54には、チェーン54に
対して垂直に立設される突片59が所定の間隔をあけて
複数個設けられている。正常なコンテナが移送装置14
b上を移送されているときは、制御部はチェーン54を
駆動させない。しかし、異常のある栽培瓶が収納された
コンテナ24が移送されてきたら、制御部はチェーン5
4を駆動させる。これにより、突片59は異常のある栽
培瓶が収納されたコンテナ24の側面を押圧し、このコ
ンテナ24を分岐路16に送り込むことができる。
【0018】52は、ストッパーである。ストッパー5
2は、移送装置14bに存するローラ26、26の間に
設けられており、この間から上昇してコンテナ24の前
面に当接する板状体である。これにより、コンテナ24
の次工程への搬出を停止させ、送り込み装置17が分岐
路16へコンテナ24を送り込むことができる。このス
トッパー52は制御部に接続されており、異常のある栽
培瓶が収納されたコンテナ24が到着したら上方に突出
するように制御される。この場合にコンテナ到着を検出
するセンサーを設けると好適である。すなわち、一例と
して光センサー51aと反射板51bを、ストッパー5
2よりもA側に設け、制御部は、異常のある栽培瓶を検
出した後に光センサー51aによってコンテナ24の到
着が検出されるとストッパー52を作動させるのであ
る。
【0019】また、枠状体30の下方に存するローラ2
6、26の間にもストッパーを設けてもよい(図示せ
ず)。このような位置にストッパーを設けると、栽培瓶
に異常が発生した場合に、異常のある栽培瓶が収納され
たコンテナ24が送り込み装置17によって分岐路16
へ搬出されている間に、次に搬入されるコンテナ24を
枠状体30の手前で停止させておくことができる。この
ため、送り込み装置17によって正常なコンテナである
にもかかわらずに分岐路16へ搬出されてしまうことを
防ぐことができる。このストッパーも制御部によって制
御が行われ、キャップの浮きまたはキャップのないこと
が検出されたコンテナが送り込み装置17に達した時に
ストッパーが上昇するように制御される。
【0020】なお、光センサーについては、発光機能と
受光機能を共に有するセンサーに限られることはなく、
発光機能と受光機能が別体となっているものを用いても
よい。この場合には、反射板は使用する必要はなく、発
光機能と受光機能との間に栽培瓶を通過させるようにす
る。
【0021】また、キャップの浮き検出部は光センサー
に限られることはなく、柱30a、30bの間に紐状体
を張って、この紐状体のテンションの変化を測定してキ
ャップの浮きを検出するようにしてもよい。さらに、第
1のセンサーには、磁気センサーを採用してもよい。こ
の場合では、シリンダー38の外壁に取り付けられてい
る磁気センサーが、ロッド40の上端部の通過によるシ
リンダー38内の磁気の変化をとらえることで、ロッド
40の延びた距離を測定し、キャップの有無を検出する
ことができる。
【0022】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るキャップ検出装置によれ
ば、移送中にキャップの有無を検出するキャップ有無検
出部を設けたので、栽培瓶のキャップの有無の検出を効
率良く検出することができ、キャップ浮き検出部を設け
れば、キャップの浮きの検出も効率よく行うことができ
る。また、移送装置から側方へ栽培瓶を搬出する送り込
み装置と、異常がある栽培瓶もしくは異常がない栽培瓶
を側方に搬出するよう送り込み装置を制御する制御部と
を具備するので、異常がある栽培瓶と異常がない栽培瓶
とを人手によらずに効率よく分別することができる。制
御部は、キャップ有無検出部から異常信号が入力された
際に、異常がある栽培瓶を移送装置側方へ搬出させるよ
うに送り込み装置を制御して成るようにすれば、異常が
ある栽培瓶を人手によらずに効率よく移送装置から搬出
することができる。この場合、制御部はキャップ有無検
出部および/またはキャップ浮き検出部からの異常信号
が入力された際に、異常がある栽培瓶を移送装置側方へ
搬出させるように送り込み装置を制御しても、異常があ
る栽培瓶を人手によらずに効率よく移送装置から搬出す
ることができる。さらに、キャップ有無検出部は、シリ
ンダーと、シリンダーのロッドが延びた距離を測定して
キャップのの有無を検出する第1のセンサーと、シリン
ダーの動作開始時刻を設定するための第2のセンサーと
から成ることにすれば、キャップの有無の検出が確実に
行える。キャップ浮き検出部を、横方向に光を発射する
光センサーから成ることにすれば、キャップの浮きの検
出が容易且つ確実に行える。また、栽培瓶をコンテナに
収納して移送するようにし、各検出部が1列ずつ検出可
能であるようにすれば、キャップの検出作業の時間短縮
ができ、作業の効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるキャップ検出装置の側面図であ
る。
【図2】キャップ検出装置の正面図である。
【図3】キャップ検出装置の平面図である。
【図4】枠状体の概略図である。
【図5】送り込み装置の正面図である。
【符号の説明】
10 キャップ検出装置 12 脚部 14 移送装置 16 分岐路 17 送り込み装置 18 キャップ浮き検出部 20 キャップ有無検出部 21 キャップ 22 栽培瓶 24 コンテナ 25 チェーン 26 ローラ 27 スプロケット 28 側板 29 ガードレール 30 枠状体 31 取り付け穴 36 第2のセンサー 38 シリンダー 40 ロッド 42 バルブ 44 チューブ 46 第1のセンサー 51 センサー 52 ストッパー 54 チェーン 55 スプロケット 56 スプロケット 58 駆動装置 59 突片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 きのこを栽培する栽培瓶のキャップを着
    脱した後に、該キャップの着脱の良否を検出する、栽培
    瓶のキャップ検出装置であって、 栽培瓶を移送する移送装置と、 該移送装置によって移送中に栽培瓶のキャップの有無を
    検出するキャップ有無検出部を具備することを特徴とす
    る栽培瓶のキャップ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記移送装置によって移送中に栽培瓶の
    キャップの浮きを検出するキャップ浮き検出部を具備す
    ることを特徴とする請求項1記載の栽培瓶のキャップ検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記移送装置から移送装置側方へ栽培瓶
    を搬出する送り込み装置と、 該送り込み装置に接続され、異常がある栽培瓶もしくは
    異常がない栽培瓶を側方に搬出するよう前記送り込み装
    置を制御する制御部とを具備することを特徴とする請求
    項1または2記載の栽培瓶のキャップ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、 前記キャップ有無検出部に接続され、該キャップ有無検
    出部から異常信号が入力された際に、異常がある栽培瓶
    を前記移送装置側方へ搬出させるように前記送り込み装
    置を制御して成ることを特徴とする請求項3記載の栽培
    瓶のキャップ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、 前記キャップ有無検出部および前記キャップ浮き検出部
    に接続され、該キャップ有無検出部および/または該キ
    ャップ浮き検出部から異常信号が入力された際に、異常
    がある栽培瓶を前記移送装置側方へ搬出させるように前
    記送り込み装置を制御して成ることを特徴とする請求項
    3記載の栽培瓶のキャップ検出装置。
  6. 【請求項6】 前記キャップ有無検出部は、 栽培瓶の上方からキャップを押圧するためのロッドを有
    するシリンダーと、 前記シリンダーからロッドの延びた距離によってキャッ
    プの有無を検出する第1のセンサーと、 栽培瓶が前記シリンダーの真下に到着する前に栽培瓶の
    首部が通過する部位に設けられ、栽培瓶の首部を検出す
    る第2のセンサーとを具備し、 該第2のセンサーにより前記移送装置上を移動してくる
    栽培瓶の首部を検出した際に、前記シリンダーのロッド
    を突出させるように駆動することを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の栽培瓶のキャップ検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記キャップ浮き検出部は、 通過する栽培瓶の直上に栽培瓶の移送方向に対して横方
    向に光を発射し、光が遮断されるか否かを検出する光セ
    ンサーを具備することを特徴とする請求項2、、3また
    は5記載の栽培瓶のキャップ検出装置。
  8. 【請求項8】 前記移送装置は、コンテナ内に整列して
    収納された栽培瓶をコンテナごと移送し、 前記キャップ有無検出部は、コンテナ内の栽培瓶のキャ
    ップの有無を1列ずつ検出可能であることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5または6記載の栽培瓶のキャ
    ップ検出装置。
  9. 【請求項9】 前記移送装置は、コンテナ内に整列して
    収納された栽培瓶をコンテナごと移送し、 前記キャップ有無検出部および/または前記キャップ浮
    き検出部は、コンテナ内の栽培瓶のキャップの有無およ
    び/またはキャップの浮きを1列ずつ検出可能であるこ
    とを特徴とする請求項2、3、5または7記載の栽培瓶
    のキャップ検出装置。
JP34242897A 1997-12-12 1997-12-12 栽培瓶のキャップ検出装置 Pending JPH11171143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34242897A JPH11171143A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 栽培瓶のキャップ検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34242897A JPH11171143A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 栽培瓶のキャップ検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11171143A true JPH11171143A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18353667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34242897A Pending JPH11171143A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 栽培瓶のキャップ検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11171143A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005653A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Athlete Fa Kk ボール搭載装置
US8408257B2 (en) 2007-11-09 2013-04-02 Hitachi Aloka Medical, Ltd. Liquid medicine dispensing device

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007005653A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Athlete Fa Kk ボール搭載装置
US8408257B2 (en) 2007-11-09 2013-04-02 Hitachi Aloka Medical, Ltd. Liquid medicine dispensing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU715821B2 (en) Contact lens transfer device
JP4059935B2 (ja) 水和後のコンタクトレンズ搬送、検査、包装のための方法及びその装置
KR101849161B1 (ko) 버섯 병재배 자동화 시스템
KR20130000128A (ko) 병버섯 자동 수확장치
US9296505B2 (en) Packaging machine with transport device
US3951285A (en) Bottle uncaser
JPH11171143A (ja) 栽培瓶のキャップ検出装置
KR101985249B1 (ko) 버섯 배지 트레이 자동 적재 장치
NO20041461L (no) Medisinmater
JP5054752B2 (ja) 液体種菌接種装置
KR20150081512A (ko) 병버섯 수확장치용 버섯분리구
JP2001037329A (ja) 容器の搬送装置
CN207788183U (zh) 一种直线式多头真空吸片塞片机构
JP2002125461A (ja) 液状種菌接種装置
CN204866585U (zh) 灯检装置
KR20020079855A (ko) 액상종균 접종장치
KR102139420B1 (ko) 고체종균접종장치
JP2002186353A (ja) 液状種菌接種装置
JPH0840575A (ja) 自動給紙機でパイルを自動的に交換するための方法と装置
CN208568210U (zh) 一种玻璃酒瓶的裂纹检测装置
CN108213912A (zh) 一种直线式多头真空吸片塞片机构及其加工工艺
JPS593923Y2 (ja) きのこ培養基自動びん詰装置へのコンテナ順送り装置
JPH11289866A (ja) きのこ種菌接種機
CN216509392U (zh) 一种瓶盖输送联动控制装置
JPH0891486A (ja) 容器の蓋締め装置