JP2002186341A - コンバイン - Google Patents

コンバイン

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JP2002186341A
JP2002186341A JP2000384182A JP2000384182A JP2002186341A JP 2002186341 A JP2002186341 A JP 2002186341A JP 2000384182 A JP2000384182 A JP 2000384182A JP 2000384182 A JP2000384182 A JP 2000384182A JP 2002186341 A JP2002186341 A JP 2002186341A
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JP
Japan
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speed
unit
mowing
reaping
drive shaft
Prior art date
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Application number
JP2000384182A
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English (en)
Inventor
Shigemi Hidaka
茂實 日高
Akihiro Nakahata
章博 中畠
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効率良く穀稈流し込み作業を行え、なおかつメ
ンテナンスが容易な高機能のコンバインを安価に提供す
る。 【解決手段】原動機部Eからミッション部Mを介して動
力を入力し、走行速度に同調させて刈取部の刈取処理速
度を変化させる刈取処理速度同調経路32と、原動機部E
から動力を入力し、所定の刈取処理速度で刈取処理を行
う定速処理用経路34を備え、同定速処理用経路からの定
速処理用動力入力部72を、前記刈取駆動軸42の回動軸D1
の外側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバインの一形態として、原動
機部からの出力をカウンターケースに入力させ、同カウ
ンターケースから作業駆動力を出力させるとともに、作
業駆動力として刈取部へ動力を伝達する際に、走行速度
に同調させて刈取部の刈取処理速度を変化させるように
して、同刈取部による刈取効率を良好に確保できるよう
にしたものがある。
【0003】上記したコンバインでは、機体が畦に近接
した場合や機体を方向転換する場合に、機体を低速走行
させたり、停止状態にしたり、又は、後退移動させる必
要性があるが、このような場合に刈取部の刈取処理速度
が走行速度に同調して低速制御されると、既に刈取部に
より刈り取っている穀稈や、フィードチェンにより搬送
されている穀稈の脱穀部への流し込み作業の速度が低下
したり、また、流し込み作業が中断されるために、かか
る穀稈流し込み作業能率が低下するという不具合があ
る。
【0004】そこで、上記カウンターケース内における
動力伝達経路中に、走行速度に同調させて刈取部の刈取
処理速度を変化させるための刈取処理速度同調経路に加
え、所定の刈取処理速度で刈取処理を行う定速処理用経
路を設け、機体を低速走行させたり、停止状態にする場
合は、前記刈取処理速度同調経路への動力伝達を切断し
て定速処理用経路へ動力を伝達するようにして、走行速
度にかかわらず、所定の刈取処理速度で刈取処理を行え
るようにしたコンバインが提案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カウン
ターケースを装備するとなると、コンバインの製造コス
トが著しく増加してしまう。
【0006】そのようなことから、市場からは、上記し
たような走行速度に同調させて刈取部の刈取処理速度を
変化させる刈取処理速度同調機能と、車速にかかわらず
所定の刈取処理速度で刈取処理を行える定速処理機能と
を備えながら、なおかつ低コストで入手できるコンバイ
ンが望まれている。
【0007】しかし、かかる高機能なコンバインを低コ
ストで製造する技術は未だ確立されておらず、しかも、
刈取部のメンテナンス時に刈取部を前方へ開放した際
に、刈取部の後方に機体を横断するように伸延配置した
刈取駆動軸も連動して回動するため、構造的に制約があ
り、コストダウンを図ることは容易ではなかった。
【0008】本発明は、上記課題を解決することのでき
るコンバインを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
本発明では、機体前側部に設けた刈取部を、同刈取部に
連動連結した刈取駆動軸の一側端部又は端部近傍に設け
た回動軸を中心に前方へ回動可能としたコンバインにお
いて、原動機部からミッション部を介して動力を入力
し、走行速度に同調させて刈取部の刈取処理速度を変化
させる刈取処理速度同調経路と、原動機部から動力を入
力し、所定の刈取処理速度で刈取処理を行う定速処理用
経路を備え、同定速処理用経路からの定速処理用動力入
力部を、前記刈取駆動軸の回動軸の外側に設けた。
【0010】さらに、請求項2記載の本発明では、上記
定速処理用経路を、原動機部から脱穀部に動力伝達する
脱穀用経路の脱穀用駆動軸の終端部に設けた出力プーリ
と、前記刈取駆動軸の定速処理用動力入力部となる入力
プーリとの間にベルトを巻回して構成し、刈取部を回動
した際に、前記入力プーリが出力プーリに近づくように
した。
【0011】また、請求項3記載の本発明では、機体前
側部に設けた刈取部を、同刈取部に連動連結した刈取駆
動軸の一側端部又は端部近傍に設けた回動軸を中心に前
方へ回動可能としたコンバインにおいて、原動機部から
ミッション部を介して前記刈取駆動軸に動力を入力し、
走行速度に同調させて刈取部の刈取処理速度を変化させ
る刈取処理速度同調経路と、原動機部から動力を前記刈
取駆動軸に入力し、所定の刈取処理速度で刈取処理を行
う定速処理用経路を備え、同定速処理用経路からの定速
処理用動力入力部を、前記刈取駆動軸の回動軸と略同位
置に設けた。
【0012】また、請求項4記載の本発明では、上記定
速処理用経路を、両端にベベルギヤを設け、軸方向に伸
縮自在とした伝達杆により構成し、同伝達杆を、原動機
部から脱穀部に動力伝達する脱穀用経路の脱穀用駆動軸
の終端部に設けたベベルギヤと、刈取駆動軸の定速処理
用動力入力部に設けたベベルギヤとの間に介設して、刈
取部へ動力を伝達可能とした。
【0013】また、請求項5記載の本発明では、上記伝
達杆の中途二個所にユニバーサルジョイントを設けた。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0015】本発明に係るコンバインは、基本的構造と
して、走行部上に、運転部を設けた機体フレームを載設
し、同機体フレームの前端部に穀桿を刈り取る刈取部を
取り付けるとともに、同刈取部を、一側に設けた回動軸
を中心に前方へ回動自在に構成し、また、前記機体フレ
ーム上に、刈取部により刈り取った穀桿を脱穀する脱穀
部を配設し、同脱穀部の下方に脱穀した穀粒を選別する
揺動選別部を配設するとともに、同揺動選別部の後方上
部に排藁処理部を配設し、さらに、前記脱穀部の上方位
置には穀粒貯留部を配設している。なお、刈取部の前方
回動動作の回動中心は、刈取部に連動連結し、その後方
に機体フレームを横断するように伸延配置された刈取駆
動軸上に設けられている。また、刈取部によりより刈取
られた穀稈は、フィードチェンを介して脱穀部に搬送さ
れる。
【0016】上記コンバインの特徴的構造として、前記
刈取駆動軸の回動軸の外側に、前記定速処理用経路から
の定速処理用動力入力部を設けている。
【0017】すなわち、本実施形態におけるコンバイン
は、走行速度に同調させて刈取部の刈取処理速度を変化
させるようにして、同刈取部による刈取効率を良好に確
保することができるとともに、機体を低速走行させた
り、停止状態にする場合は、定速処理用経路へ動力を伝
達するようにして、同定速処理用経路から刈取駆動軸の
定速処理用動力入力部に刈取駆動軸を定速回転させる動
力を入力し、走行速度にかかわらず所定の刈取処理速度
で刈取処理を行うことができる。
【0018】そして、上記定速処理用経路を、原動機部
から脱穀部に動力伝達する脱穀用経路の脱穀用駆動軸の
終端部に設けた出力プーリと、前記刈取駆動軸の定速処
理用動力入力部となる入力プーリとの間にベルトを巻回
して構成することができ、刈取部を回動した際に、前記
入力プーリが出力プーリに近づくようにすることができ
る。
【0019】かかる構成とすれば、刈取部を前方へ開放
しようとした際に、定速処理用入力部となる入力プーリ
は出力プーリに近づくことになるので、両プーリ間に巻
回されたベルトは撓むことになり、ベルトを外したりす
ることなく刈取部を開放することができ、刈取部の開放
動作を容易に行える。
【0020】また、他の実施形態として、原動機部から
ミッション部を介して動力を入力し、走行速度に同調さ
せて刈取部の刈取処理速度を変化させる刈取処理速度同
調経路と、原動機部から動力を入力し、所定の刈取処理
速度で刈取処理を行う定速処理用経路を備え、前記刈取
駆動軸の回動軸と略同位置に、前記定速処理用経路から
の定速処理用動力入力部を設けることもできる。
【0021】前記定速処理用経路からの定速処理用動力
入力部を、前記刈取駆動軸の回動軸と略同位置に設けた
ことで、刈取部を、刈取駆動軸の一側に設けた回動軸を
中心に回動させて前方へ開放したときに、定速処理用経
路の長さの変化量を可及的に小さくすることができ、同
定速処理用経路の構成要素などを取外したりする必要が
なくなる。
【0022】たとえば上記定速処理用経路としては、両
端にベベルギヤを設け、軸方向に伸縮自在とした伝達杆
により構成することができる。
【0023】そして、同伝達杆を、原動機部から脱穀部
に動力伝達する脱穀用経路の脱穀用駆動軸の終端部に設
けたベベルギヤと、前記刈取駆動軸の動力入力部に設け
たベベルギヤとの間に介設して、刈取部へ動力を伝達可
能とすることができる。
【0024】なお、伝達杆を軸方向に伸縮自在とするの
は、一側の杆と他側の杆とをスプライン嵌合して、嵌合
部において杆同士を摺動させるなどの方法が考えられ
る。さらに、上記伝達杆の中途二個所にユニバーサルジ
ョイントを設ける構造とすることが好ましい。
【0025】上記構成とすることにより、刈取部を前方
へ開放した際に、刈取部と連動して回動する刈取駆動軸
とベベルギヤを介して連動連結した伝達杆の長さ変化が
小さくなり、しかも、伝達杆が軸方向へ前後摺動して、
伝達杆の長さ変動を吸収することが可能となる。
【0026】以上説明した構成とすることにより、刈取
部の前方開放動作を何ら支障なく行うことができるとと
もに、従来のように高価なカウンターケースを装備する
ことなく、低コストで高機能のコンバインを提供するこ
とが可能となる。
【0027】
【実施例】(第1実施例)以下、本発明の実施例を、図
面を参照しながら説明する。図1は本実施例に係るコン
バインの全体側面図、図2は同コンバインの運転部の平
面図、図3は同コンバインの動力伝達部の模式的説明
図、図4は刈取部を前方開放したときの説明図、図5は
定速処理用経路の説明図である。
【0028】図1に示すように、本実施例に係るコンバ
インAは、左右一対のクローラ式の走行部1,1上に機体
フレーム2を載設し、同機体フレーム2の前端部に刈取
部4を取り付け、機体フレーム2上の左側前部に脱穀部
6を配設し、同脱穀部6の直下方位置に揺動選別部7を
配設する一方、同揺動選別部7の後方上部であって、脱
穀部6の直後方位置に排藁処理部8を配設している。11
は、刈取部4に設けた穀稈搬送機構、12は刈刃、13は、
脱穀部6に設けた扱胴である。
【0029】また、コンバインAは、機体フレーム2上
の右側前部に運転部9を配設しており、さらに、同運転
部9の直後方位置であって、前記脱穀部6の直上方位置
に穀粒貯留部10を配設している。
【0030】また、前記脱穀部6に設けた扱胴13の左側
方位置には、前後方向に伸延するフィードチェン14を配
設しており、同フィードチェン14の上方位置に狭やく桿
15を対向させて配置して、同狭やく桿15とフィードチェ
ン14とが協働して穀桿の株元部を狭持し、同穀桿の穂先
部を扱胴13の下側周面に沿わせて前方から後方へ向けて
搬送できるようにしている。
【0031】また、フィードチェン14は、図3に示すよ
うに、その後端部に設けた回動支点となる軸Dを中心に
側方へ回動して開放可能とし、例えばフィードチェン14
そのものや、機体内部の脱穀部6や揺動選別部7などの
メンテナンスを行えるようにしている。14aはフィード
チェン14の後端部に設けたブラケットであり、前記軸D
を回動自在に嵌装している。
【0032】さらに、前記刈取部4についても、後述す
る刈取駆動軸42上に設けた回動支点となる回動軸D1を中
心にして、前方へ開放可能として、同刈取部4内部など
のメンテナンスを行えるようにしている。
【0033】また、運転部9は、図2に示すように、キ
ャビン20内の床部21の前部略中央位置に、上部にステア
リングホイール23を取り付けたステアリングコラム22を
操縦装置として立設し、また、ステアリングホイール23
の左側方位置に操作コラム24を配置するとともに、同ス
テアリングホイール23の後方位置に運転者用座席25を配
置している。28は操作コラム24に設けた変速レバーであ
る。
【0034】そして、床部21の左側前部位置に主クラッ
チペダル26を配置する一方、ステアリングコラム22を挟
むようにして、床部21の右側前部位置には、後述する定
速処理用経路経路34に配設した定速処理用クラッチ73の
操作手段となる定速処理用クラッチペダルSを配置して
いる。
【0035】上記構成により、本コンバインAは、走行
しながら刈取部4に設けた刈刃12により圃場に植生して
いる穀稈を刈り取り、この刈り取った穀稈を刈取部4に
設けた穀稈搬送機構11により後上方へ搬送してフィード
チェン14に受け渡し、同フィードチェン14と狭やく桿15
とにより穀桿の株元部を狭持するとともに、穀桿の穂先
部を扱胴13の下側周面に沿わせて前方から後方へ向けて
搬送して、同扱胴13により脱穀することができる。そし
て、この脱穀した穀粒を揺動選別部7により選別して、
選別した清粒を穀粒貯留部10に搬送して貯留する一方、
排藁を排藁処理するようにしている。
【0036】ところで、前記した走行部1,1と刈取部4
と脱穀部6とフィードチェン14は、図3に示すように、
原動機部Eからの出力を動力伝達部30を介して伝達して
作動させるようにしている。
【0037】動力伝達部30には、原動機部Eからミッシ
ョン部Mを介して走行部1,1に動力を伝達する走行用経
路31と、原動機部Eからミッション部Mを介して刈取部
4とフィードチェン14とにそれぞれ動力を伝達する刈取
用経路として、走行速度に同調させて刈取部4の刈取処
理速度を変化させる同調制御機能をもたせた刈取処理速
度同調経路32と、原動機部Eから脱穀部6と揺動選別部
7とにそれぞれ動力を伝達する脱穀用経路33とを設け、
さらに、原動機部Eから前記脱穀用経路33を介して刈取
部4とフィードチェン14とにそれぞれ動力を伝達し、所
定の刈取処理速度で刈取処理を行わせる定速処理用経路
3 4を設けている。
【0038】すなわち、原動機部Eより突出させた駆動
軸40に、主クラッチCを介してミッション部Mを連動連
結し、同ミッション部Mに前記走行用経路31を介して走
行部1,1の駆動輪1a,1aを連動連結している。
【0039】また、刈取処理速度同調経路32は、ミッシ
ョン部Mに突設した出力軸41に取付けたプーリ44と、刈
取部4の後方位置に、機体フレーム2を横断するように
伸延させて配置した刈取駆動軸42のフィードチェン14と
反対側をなす端部に取付けた速度同調用入力プーリ45と
の間に刈取伝動ベルト43を巻回し、同刈取伝動ベルト43
を刈取クラッチ35により緊張・弛緩自在として動力の伝
達を接続・切断可能として、走行速度に同調させて刈取
部4の刈取処理速度を変化させることができるようにし
ている。また、上記プーリ44、速度同調用入力プーリ45
には、ワンウェイクラッチC1を設けている。
【0040】ところで、上記刈取駆動軸42上には、その
フィードチェン14側に終端近傍に回動支点となる回動軸
D1を設け、刈取部4ごと前方へ回動して刈取部4を開放
させることができる。
【0041】また、脱穀用経路33は、原動機部Eより突
出させた駆動軸40と、原動機部E側からフィードチェン
14側へ伸延させた脱穀駆動軸50との間に脱穀伝動ベルト
51をプーリ52,53を介して巻回し、同脱穀伝動ベルト51
を脱穀クラッチ54により緊張・弛緩自在となして、動力
の伝達を接続・切断可能としている。
【0042】そして、脱穀駆動軸50に脱穀部6の扱胴13
(図1参照)を連動連結するとともに、同脱穀駆動軸50
に揺動選別部7の駆動部(図示せず)を連動連結してい
る。55は脱穀部伝動用プーリ、56は選別部伝動用プーリ
である。
【0043】さらに、定速処理用経路34は、前記刈取駆
動軸42のフィードチェン14側をなす端部に、定速処理用
動力入力部として定速処理用入力プーリ72を取付け、同
プーリ72と前記脱穀駆動軸50のフィードチェン14側をな
す端部に取付けた出力プーリ71との間に定速処理用伝動
ベルト70を巻回して、同定速処理用伝動ベルト70を、定
速処理用クラッチ73により緊張・弛緩自在として動力の
伝達を接続・切断可能としている。なお、前記定速処理
用入力プーリ72にはワンウェイクラッチC1を設けてい
る。
【0044】図3中、47は刈取駆動軸42の中途部に取付
けた出力用ベベルギヤであり、同出力用ベベルギヤ47に
刈取部4の入力軸48に取り付けた入力用ベベルギヤ49を
噛合させて、刈取処理速度同調経路32あるいは定速処理
用経路34を介して、刈取駆動軸42より刈取部4に動力を
伝達することができる。
【0045】また、60は刈取駆動軸42の機体進行方向左
側端部に設けた減速ケースであり、同減速ケース60より
出力軸61を突設し、同出力軸61とフィードチェン14に設
けた入力軸62との間に伝動チェン63をスプロケット64,6
5を介して巻回して、刈取駆動軸42より減速ケース60を
介してフィードチェン14に減速した動力を伝達すること
ができるようにしている。
【0046】なお、本実施例においては、フィードチェ
ン14の後端部側にブラケット14aを設け、同ブラケット1
4aを回動支点である軸Dに嵌装して、フィードチェン14
は後側を回動支点として側方へ開放可能としている。
【0047】また、フィードチェン14を外側へ開放した
ときに、前記入力軸62は機体側に固定で、フィードチェ
ン14の前端部に設けた駆動用スプロケット66と離脱可能
としている。66aは駆動用スプロケット66に設けた前記
入力軸61との連結機構部、67はフィードチェン14の従動
スプロケット、68は同従動スプロケット67の従動軸であ
る。
【0048】上記してきたように、本実施例に係るコン
バインAは、前記刈取クラッチ35により、刈取処理速度
同調経路32の刈取伝動ベルト43を緊張させて動力伝達を
行えば、走行速度に同調させて刈取部4の刈取処理速度
を変化させることができ、刈取部4による刈取効率を良
好に確保することができる。
【0049】他方、機体を低速走行させたり、停止状態
にする場合は、前記した定速処理用クラッチ73により、
定速処理用経路34の定速処理用伝動ベルト70を緊張させ
て動力伝達を行えば、走行速度にかかわらず、所定の刈
取処理速度で刈取処理を行うことができる。
【0050】しかも、かかる高機能のコンバインを、従
来のように高価なカウンターケースを装備することなく
低コストで提供することが可能である。
【0051】本実施例において特徴となるのは、上記構
成において、前記定速処理用経路34からの定速処理用動
力入力部である定速処理用入力プーリ72を、前記刈取駆
動軸42の回動支点となる回動軸D1の外側に設けたことに
ある。
【0052】すなわち、前述したように、たとえばメン
テナンス時などに刈取部4を回動軸D1を中心にして前方
開放する場合、定速処理用入力プーリ72は、刈取駆動軸
42の上に設けた回動軸D1の外側にあるので、図4に示す
ように、前記定速処理用入力プーリ72は、脱穀駆動軸50
の出力プーリ71に近づくことになり、両プーリ71,72間
に巻回された定速処理用伝動ベルト70は撓むことになっ
て、同ベルト70を外す必要なく刈取部4を開放すること
ができる。
【0053】また、図3からも明らかなように、本実施
例では、前記脱穀駆動軸50と刈取駆動軸42との間に設け
た上記定速処理用経路34をフィードチェン14側に配置し
ていることから、定速処理用入力プーリ72も前記フィー
ドチェン14の内側に配設されており、例えばフィードチ
ェン14そのものや、機体内部の脱穀部6や揺動選別部7
などのメンテナンス時にフィードチェン14を外側に開放
する場合、前記定速処理用入力プーリ72が邪魔になるこ
となく、同プーリ72などを含め、定速処理用経路34の構
成要素を取外したりする必要もなくなる。
【0054】さらに、定速処理用経路34への動力伝達
は、原動機部E側からフィードチェン14側へ機体を横断
するように伸延させた脱穀駆動軸50を介して行っている
ので、同定速処理用経路34をフィードチェン14側に容易
に配置することができ、コンバインAにおける動力伝達
経路のレイアウトを簡素化することができる。
【0055】ところで、前記した定速処理用クラッチ73
は、図5に示すクラッチ作動機構36を介して、クラッチ
操作スイッチとして機能する前記定速処理用クラッチペ
ダルSに連動連結している。
【0056】すなわち、定速処理用クラッチ73は、図5
に示すように、アーム支持台74にテンションアーム75の
基端部を枢支ピン76により枢支し、同テンションアーム
75の中途部と機体フレーム2に設けたスプリングステー
76との間に引張スプリング77を介設して、同テンション
アーム75の先端部に設けたテンションローラ75aを定速
回転系伝動ベルト70の上側回動側部70 aより離隔する方
向に弾性付勢している。
【0057】そして、クラッチ作動機構36は、テンショ
ンアーム75の中途部と運転部9に設けた定速処理用クラ
ッチペダルSとの間に押し引きワイヤ78を介設してい
る。
【0058】本実施例に係るクラッチ作動機構36は、運
転部9の前側部略中央位置に突設したステアリングコラ
ム22の右側床部21上にペダル枢支体79を設け、同ペダル
枢支体79にペダル支持アーム80を介して前記定速処理用
クラッチペダルSの後部を枢軸81により枢支し、同枢軸
81よりも下方にペダル支持アーム80より延設したワイヤ
作動アーム82に、前記押し引きワイヤ78の一側端部を連
結して構成している。83はペダル復元用スプリングであ
る。
【0059】このようにして、定速処理用クラッチペダ
ルSの踏み込み操作に連動して押し引きワイヤ78を引張
動作させて、テンションアーム75の先端部に設けたテン
ションローラ75aを定速処理用伝動ベルト70の上側回動
側部70aに押圧させて、同定速処理用伝動ベルト70を緊
張状態となすことができるようにして、所定の回転速度
を定速処理用入力プーリ72を介して刈取駆動軸42に伝達
することができる。
【0060】すなわち、運転部9の座席25に着座した作
業者は、定速処理用クラッチペダルSを足で踏み込み操
作することができ、操作中のステアリングハンドル23や
その他のレバー類などから手を話す必要がなく、穀稈の
脱穀部4への流し込み操作を容易に行うことができる。
【0061】そして、定速処理用クラッチペダルSの踏
み込み操作により、定速処理用クラッチ73を接続動作さ
せると、原動機部E→脱穀用経路33→定速処理用経路34
→刈取駆動軸42→刈取部4及びフィードチェン14に動力
を伝達して、刈取部4とフィードチェン14を、走行速度
に同調することなく、脱穀部7に同調させて作動させる
ことができる。
【0062】したがって、機体が減速走行、停止、又は
後退移動している場合にも、既に刈取部4により刈り取
っている穀稈や、フィードチェン14により搬送されてい
る穀稈の脱穀部7への流し込み作業の処理速度を低下さ
せたり、また、流し込み作業を中断させたりすることな
く、継続してかかる穀稈流し込み作業を効率良く行うこ
とができる。
【0063】また、走行速度に刈取処理速度を同調させ
た通常の刈取作業を行う際には、定速処理用クラッチペ
ダルSの踏み込み操作を解除した状態としておくことに
より、刈取クラッチ35を接続状態に保持させることがで
き、その結果、原動機部E→ミッション部M→刈取処理
速度同調経路32→刈取部4及びフィードチェン14に動力
を伝達して、刈取部4とフィードチェン14を走行部1,1
に同調させて作動させることができる。
【0064】なお、定速処理用クラッチペダルSの操作
により、走行速度に刈取処理速度を同調させた通常の刈
取作業を行う場合や、車速と同調させることなく刈り取
り動作させる場合において、刈取駆動軸42の両端に取付
けた刈取処理速度同調経路32の入力部となる速度同調用
プーリ45、及び定速処理用経路34の入力部となる定速処
理用入力プーリ72にはワンウェイクラッチC1を設けてい
るので、刈取処理速度同調経路32と定速処理用経路34の
いずれか一方の回転数が大きい方の動力が刈取部4に入
力されることになる。
【0065】また、定速処理用経路34から動力を刈取部
4へ伝達する場合、刈取駆動軸42の回転数を、本実施例
では図6に示すように、最大回転数の1/2〜最大回転
数までの間に設定している。
【0066】すなわち、図6において、通常の作業で
は、刈取駆動軸42の回転数は車速と同調してリニアに変
化するが(図5のO−A)、例えばB−C間において
は、車速が低速であっても高速回転が可能で、このよう
に、車速にかかわらず刈取部4の処理速度を高速で行う
ことができる。
【0067】したがって、機体停止時や低速走行に穀稈
の流し込みが必要な場合においても刈取部4は高速処理
が可能となって、刈取作業能率をいつも良好に維持する
ことができる。
【0068】ここで、本実施例の変形例として、フィー
ドチェン14の回動支点を前端部側に設けたものを図7及
び図8に示す。
【0069】図7に示したものは、動力伝達部30の基本
的構造としては先に説明した第1実施例における動力伝
達部30と同じであるが、フィードチェン14の回動支点を
前端部側に設けるとともに、フィードチェン14の駆動を
揺動選別部7より伝動機構85と変速機構86とを介して行
うようにしている。
【0070】すなわち、フィードチェン14は、前端部側
に従動用スプロケット67を配置するとともに、後端部側
に駆動用スプロケット66を配置して、同駆動用スプロケ
ット66を有段式の変速機構86に設けたフィードチェン駆
動軸88により支持している。
【0071】そして、伝動機構85は、選別部7に設けた
出力軸89と、変速機構86に設けた入力軸90との間に、伝
動ベルト91をプーリ92,93を介して巻回して構成してい
る。
【0072】また、変速機構86は、前記入力軸90とフィ
ードチェン駆動軸88とをファン軸94と中間軸95とを介し
て連動連結しており、中間軸95に設けた大・小径ギヤ9
6,97に、フィードチェン駆動軸88にスライド自在に設け
た高・低速変速ギヤ98,99を選択的に噛合させて、フィ
ードチェン14の駆動を二段変速可能としている。100は
出力ギヤ、101は排塵ファン、102はファン入力兼伝達用
ギヤである。
【0073】そして、フィードチェン14の前端部側に設
けたブラケット14aを、回動支点である軸Dに嵌装し
て、前側を回動支点として側方へ開放可能としている。
なお、フィードチェン14の開放時には、この場合でもフ
ィードチェン駆動軸88は機体側に固定されている。
【0074】このように、本実施例においても、先の実
施例同様に、刈取部4の前方開放時には、定速処理用入
力プーリ72は出力ブーリ71側に移動することになるの
で、定速処理用伝動ベルト70を取外したりする必要はな
い。
【0075】また、図8に示したものは、図7に示した
ものと基本的構造は同じであるが、変速機構86を無段式
に構成している点で異なる。
【0076】すなわち、変速機構86は、ファン軸94に出
力側割プーリ103を設ける一方、フィードチェン駆動軸8
8に入力側割プーリ104を設け、両プーリ103,104間に伝
動ベルト105を巻回して、両プーリ103,104の径を無段階
に変更調節することにより、フィードチェン14の駆動を
無段変速可能としている。106はクラッチである。
【0077】なお、上記してきた各変形例では、刈取ク
ラッチ35と定速処理用クラッチ73とを連動させて、定速
処理用クラッチペダルSを操作すれば、定速処理用クラ
ッチ73の接続・切断に連動して刈取クラッチ35が切断・
接続するようにしており、図3で示した先の第1実施例
のように、ミッション部Mに突設した出力軸41に取付け
たプーリ44と、刈取駆動軸42のフィードチェン14と反対
側をなす端部に取付けた第1のプーリ45と、同刈取駆動
軸42のフィードチェン14側をなす端部に取付けた第2の
プーリ72とにそれぞれ設けたワンウェイクラッチC1を廃
止している。
【0078】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図9を参照しながら説明する。
【0079】第2実施例において、原動機部Eからミッ
ション部Mを介して動力を入力し、走行速度に同調させ
て刈取部4の刈取処理速度を変化させる刈取処理速度同
調経路32と、原動機部Eから動力を入力し、所定の刈取
処理速度で刈取処理を行う定速処理用経路34を備えた構
成を有することは第1実施例と同様であるが、刈取駆動
軸42上に設けた回動軸D1と略同位置に、前記定速処理用
経路34からの定速処理用動力入力部を設けたことにあ
る。
【0080】本実施例に係る定速処理用経路34は、両端
に第1・第2ベベルギヤ111,112を設け、軸方向に伸縮
自在とした伝達杆110により構成されている。
【0081】そして、前記刈取駆動軸42のフィードチェ
ン14側に、定速処理用動力入力部として入力用ベベルギ
ヤ113を取付ける一方、原動機部Eから脱穀部6に動力
伝達する脱穀用経路33の脱穀用駆動軸50の終端部に出力
用ベベルギヤ114を取付け、第1ベベルギヤ111と入力用
ベベルギヤ113とを、第2ベベルギヤ112と出力用ベベル
ギヤ114とを噛合させて、原動機部Eからの動力を刈取
部4へ伝達するようにしている。
【0082】また、伝達杆110は、軸方向に伸縮自在と
するために、前側伝達杆110aと後側伝達杆110bとをスプ
ライン嵌合して構成し、嵌合部115において前側・後側
伝達杆110a,110b同士を摺動可能としている。しかも、
同前側・後側伝達杆110a,110bの中途二個所には、ユニ
バーサルジョイント116,116を設けている。
【0083】また、このように、定速処理用経路34を、
軸方向へ摺動自在な伝達杆110により構成したことか
ら、定速処理用クラッチ73を脱穀用経路33中に設けてい
る。なお、この場合、テンション式のクラッチ機構では
なく、ドッグクラッチなど他のクラッチ機構を適宜採用
することができる。
【0084】上記構成とすることにより、刈取部4を回
動軸D1を中心に前方へ開放すると、刈取部4と連動して
回動する刈取駆動軸42と、前記ベベルギヤ111,113を介
して連動連結した伝達杆110は、軸方向へ前後摺動する
ので伝達杆110の長さ変動を吸収することが可能となる
ことから回動時の長さ変化を小さくすることができ、刈
取部4を容易に前方開放することができる。
【0085】なお、第2実施例に係るコンバインAのそ
の他の構成については第1実施例と同様なので、ここで
の説明は省略する。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が得ら
れる。
【0087】(1)請求項1記載の本発明では、機体前側
部に設けた刈取部を、同刈取部に連動連結した刈取駆動
軸の一側端部又は端部近傍に設けた回動軸を中心に前方
へ回動可能としたコンバインにおいて、原動機部からミ
ッション部を介して動力を入力し、走行速度に同調させ
て刈取部の刈取処理速度を変化させる刈取処理速度同調
経路と、原動機部から動力を入力し、所定の刈取処理速
度で刈取処理を行う定速処理用経路を備え、同定速処理
用経路からの定速処理用動力入力部を、前記刈取駆動軸
の回動軸の外側に設けたことにより、刈取部による刈取
効率を良好に確保することができるとともに、機体を低
速走行させたり、停止状態にする場合は、定速処理用経
路へ動力を伝達するようにして、同定速処理用経路から
刈取駆動軸の定速処理用動力入力部に刈取駆動軸を定速
回転させる動力を入力し、走行速度にかかわらず所定の
刈取処理速度で刈取処理を行うことができる。しかも、
刈取部の前方開放時に、刈取処理速度同調経路や定速処
理用動力入力部が邪魔にならず、刈取部の開放操作性を
損なうことがない。
【0088】(2)請求項2記載の本発明では、上記定速
処理用経路を、原動機部から脱穀部に動力伝達する脱穀
用経路の脱穀用駆動軸の終端部に設けた出力プーリと、
前記刈取駆動軸の定速処理用動力入力部となる入力プー
リとの間にベルトを巻回して構成し、刈取部を回動した
際に、前記入力プーリが出力プーリに近づくようにした
ことにより、刈取部を前方へ開放しようとした際に、定
速処理用入力部となる入力プーリは出力プーリに近づく
ことになるので、両プーリ間に巻回されたベルトは撓む
ことになって、ベルトを外したりすることなく刈取部を
容易に開放することができる。しかも、従来のように、
カウンターケースなどを設けることなく低コストで高機
能のコンバインを提供することができる。
【0089】(3)請求項3記載の本発明では、機体前側
部に設けた刈取部を、同刈取部に連動連結した刈取駆動
軸の一側端部又は端部近傍に設けた回動軸を中心に前方
へ回動可能としたコンバインにおいて、原動機部からミ
ッション部を介して前記刈取駆動軸に動力を入力し、走
行速度に同調させて刈取部の刈取処理速度を変化させる
刈取処理速度同調経路と、原動機部から動力を前記刈取
駆動軸に入力し、所定の刈取処理速度で刈取処理を行う
定速処理用経路を備え、同定速処理用経路からの定速処
理用動力入力部を、前記刈取駆動軸の回動軸と略同位置
に設けたことにより、上記(1)同様に、刈取部による刈
取効率を良好に確保することができるとともに、機体を
低速走行させたり、停止状態にする場合は、定速処理用
経路へ動力を伝達するようにして、同定速処理用経路か
ら刈取駆動軸の定速処理用動力入力部に刈取駆動軸を定
速回転させる動力を入力し、走行速度にかかわらず所定
の刈取処理速度で刈取処理を行うことができ、しかも、
刈取部の前方開放時に、刈取処理速度同調経路や定速処
理用動力入力部が邪魔にならず、刈取部の開放操作性を
損なうことがない。
【0090】(4)請求項4記載の本発明では、上記定速
処理用経路を、両端にベベルギヤを設け、軸方向に伸縮
自在とした伝達杆により構成し、同伝達杆を、原動機部
から脱穀部に動力伝達する脱穀用経路の脱穀用駆動軸の
終端部に設けたベベルギヤと、刈取駆動軸の定速処理用
動力入力部に設けたベベルギヤとの間に介設して、刈取
部へ動力を伝達可能としたので、刈取部開放時には、伝
達杆が軸方向へ前後摺動して、伝達杆の長さ変動を吸収
することができるので、解放時における伝達杆の長さ変
化を可及的に小さくすることができ、しかも、簡単な機
械的構造で上記(3)の効果を実現できる。
【0091】(5)請求項5記載の本発明では、上記伝達
杆の中途二個所にユニバーサルジョイントを設けたこと
により、刈取部の前方開放動作をより円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るコンバインの全体側面図であ
る。
【図2】同コンバインの運転部の平面図である。
【図3】同コンバインの動力伝達部の模式的説明図であ
る。
【図4】刈取部を前方開放したときの説明図である。
【図5】定速処理用経路の説明図である。
【図6】刈取駆動軸の回転数と車速との関係を示すグラ
フである。
【図7】動力伝達部の変形例を示す模式的説明図であ
る。
【図8】変形例を示す動力伝達部の模式的説明図であ
る。
【図9】第2実施例における刈取部を前方開放したとき
の説明図である。
【符号の説明】
A コンバイン D1 回動軸 E 原動機部 M ミッション部 4 刈取部 6 脱穀部 32 刈取処理速度同調経路 33 脱穀用経路 42 刈取駆動軸 50 脱穀駆動軸 72 定速用入力プーリ(定速処理用動力入力部)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体前側部に設けた刈取部を、同刈取部に
    連動連結した刈取駆動軸の一側端部又は端部近傍に設け
    た回動軸を中心に前方へ回動可能としたコンバインにお
    いて、 原動機部からミッション部を介して動力を入力し、走行
    速度に同調させて刈取部の刈取処理速度を変化させる刈
    取処理速度同調経路と、原動機部から動力を入力し、所
    定の刈取処理速度で刈取処理を行う定速処理用経路を備
    え、 前記刈取駆動軸の回動軸の外側に、前記定速処理用経路
    からの定速処理用動力入力部を設けたことを特徴とする
    コンバイン。
  2. 【請求項2】定速処理用経路を、原動機部から脱穀部に
    動力伝達する脱穀用経路の脱穀用駆動軸の終端部に設け
    た出力プーリと、前記刈取駆動軸の定速処理用動力入力
    部となる入力プーリとの間にベルトを巻回して構成し、 刈取部を回動した際に、前記入力プーリが出力プーリに
    近づくようにしたことを特徴とする請求項1記載のコン
    バイン。
  3. 【請求項3】機体前側部に設けた刈取部を、同刈取部に
    連動連結した刈取駆動軸の一側端部又は端部近傍に設け
    た回動軸を中心に前方へ回動可能としたコンバインにお
    いて、 原動機部からミッション部を介して前記刈取駆動軸に動
    力を入力し、走行速度に同調させて刈取部の刈取処理速
    度を変化させる刈取処理速度同調経路と、原動機部から
    動力を前記刈取駆動軸に入力し、所定の刈取処理速度で
    刈取処理を行う定速処理用経路を備え、 同定速処理用経路からの定速処理用動力入力部を、前記
    刈取駆動軸の回動軸と略同位置に設けたことを特徴とす
    るコンバイン。
  4. 【請求項4】定速処理用経路を、両端にベベルギヤを設
    け、軸方向に伸縮自在とした伝達杆により構成し、同伝
    達杆を、原動機部から脱穀部に動力伝達する脱穀用経路
    の脱穀用駆動軸の終端部に設けたベベルギヤと、刈取駆
    動軸の定速処理用動力入力部に設けたベベルギヤとの間
    に介設して、刈取部へ動力を伝達可能としたことを特徴
    とする請求項3記載のコンバイン。
  5. 【請求項5】伝達杆の中途二個所にユニバーサルジョイ
    ントを設けたことを特徴とする請求項4記載のコンバイ
    ン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007181469A (ja) * 2007-03-08 2007-07-19 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
JP2009148183A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Yanmar Co Ltd 収穫機

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