JP2002185007A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- Bipolar Transistors (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
することを可能とした半導体装置を提供する。 【解決手段】 SOI基板のp型シリコン層12に、ゲ
ート絶縁膜15を介してゲート電極16が形成され、n
+型ソース領域13及びドレイン領域14が形成され
て、MOSトランジスタが作られる。MOSトランジス
タの周囲には素子分離絶縁膜であるシリコン酸化膜19
が埋め込まれる。MOSトランジスタ直上には、シリコ
ン酸化膜より熱伝導率の高いSiC膜20が、ドレイン
領域14とソース領域13の間にまたがって形成され
る。この上に層間絶縁膜としてシリコン酸化膜21が形
成され、シリコン酸化膜21及びSiC膜20を貫通し
てコンタクトプラグ22,23,24が埋め込まれる。
Description
体素子を用いて構成される半導体装置に関する。
身の自己加熱による電気的特性の劣化が問題になる。例
えば、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、MO
Sトランジスタという)では、チャネル領域のドレイン
近傍に自己加熱領域があり、微細素子ではこの自己加熱
領域での発熱がドレイン電流の低下の原因になることが
知られている。
Insulator)基板を用いたMOSトランジス
タの集積化構造を示している。このMOSトランジスタ
構造において、チャネル領域のドレイン近傍に自己加熱
領域Aが発生する。これは、MOSトランジスタがオン
のとき、ソースからチャネルを通ってドレインに電子が
走行する間に、ドレインに与えられる電源電圧から電子
にエネルギーが供給され、高エネルギー状態となった電
子がフォノン散乱を起こし、フォノンを介してシリコン
格子に熱としてエネルギーが伝達されるためである。こ
の様な自己加熱領域Aが発生すると、フォノン散乱確率
は更に増大し、局所的なキャリア移動度低下によりドレ
イン電流を減少させることになる。
膜3に接しており、上部は層間絶縁膜4で覆われてい
る。素子分離絶縁膜3や層間絶縁膜4は通常、シリコン
酸化膜等により形成される。シリコン酸化膜の熱伝導率
は、シリコンの1/100程度であるから、自己加熱領
域Aで発生した熱は上方や側方には逃げにくい。特に、
図22のようにSOI基板を用いた場合には、素子領域
の下部にも分離用絶縁膜5があり、これも多くの場合シ
リコン酸化膜で形成されるから、自己加熱領域Aで発生
した熱は、下方にも逃げられない。従って、素子領域に
熱が集中して、特性劣化が大きくなる。
半導体素子を集積した構造では、素子の自己加熱領域に
起因する特性劣化が問題になる。この発明は、半導体素
子の自己加熱による特性劣化を抑制することを可能とし
た半導体装置を提供することを目的としている。
置は、半導体基板と、この半導体基板に形成された半導
体素子と、この半導体素子を他の領域から電気的に分離
する絶縁膜と、前記半導体素子の発熱領域に隣接して形
成された前記絶縁膜より熱伝導率の高い熱伝導膜とを有
することを特徴とする。
離する絶縁膜、例えば素子分離絶縁膜や層間絶縁膜等に
比べて熱伝導率の高い熱伝導膜を、半導体素子の発熱領
域に隣接して配置することにより、発熱領域の熱が分散
される。これにより、局所的なキャリア移動度低下を抑
制し、半導体素子の特性劣化を抑制することができる。
素子は、発熱領域と離れた位置に発熱領域に流れるキャ
リアを供給するキャリアソース領域を有し、熱伝導膜
は、その発熱領域とキャリアソース領域との間にまたが
って形成される。この様にすると、発熱領域の熱がキャ
リアソース領域に伝達される結果、キャリアの注入効率
が高くなり、これが発熱による電流低下を補償する働き
をする。
発熱領域はチャネル領域のドレイン近傍にある。従っ
て、熱伝導膜は、ドレイン領域とソース領域の間にまた
がって、ドレイン領域近傍にある発熱領域の熱をソース
領域側に伝えるように形成することが好ましい。半導体
素子がバイポーラトランジスタの場合、発熱領域はコレ
クタ加速領域にある。従って熱伝導膜は、コレクタ加速
領域とエミッタ領域との間にまたがって、発熱領域の熱
をエミッタ領域側に伝えるように形成することが好まし
い。
体素子の領域をその下地基板から電気的に分離する分離
用絶縁膜が形成されている、いわゆるSOI基板を用い
た場合に特に有効である。
NMOSトランジスタ)とpチャネル型MOSトランジ
スタ(以下、PMOSトランジスタ)を対にして隣接配
置し、相補型トランジスタ回路(以下、CMOS回路)
を構成する場合には、NMOSトランジスタとPMOS
トランジスタの領域に連続して形成されるゲート電極の
一方側で、NMOSトランジスタのドレイン領域とPM
OSトランジスタのソース領域が素子分離領域を挟んで
対向し、他方側でNMOSトランジスタのソース領域と
PMOSトランジスタのドレイン領域が素子分離領域を
挟んで対向するように、端子接続が行われるようにす
る。そして、NMOSトランジスタとPMOSトランジ
スタの間の素子分離膜部分に周囲の素子分離絶縁膜より
熱伝導率の高い熱伝導膜を埋め込む。
OSトランジスタのドレイン近傍の発熱領域の熱は、P
MOSトランジスタのソース領域側に伝達され、PMO
Sトランジスタのドレイン近傍の発熱領域の熱はNMO
Sトランジスタのソース領域側に伝達される。この様な
熱分散によって、CMOS回路の電流低下を効果的に抑
制することができる。
の実施の形態を説明する。 [実施の形態1]図1は、実施の形態1による集積回路
の一つのNMOSトランジスタ領域の断面構造を示して
いる。この実施の形態では、シリコン基板10に、分離
用絶縁膜であるシリコン酸化膜11により分離されたp
型シリコン層12が形成されたSOI基板を用いてい
る。
を介して多結晶シリコン膜によるゲート電極16が形成
され、ゲート電極16に自己整合されてn+型のソース
領域13及びドレイン領域14が形成されている。ゲー
ト電極16の側壁には側壁絶縁膜18が形成されてい
る。ソース領域13、ドレイン領域14及びゲート電極
16の表面には、サリサイド工程により金属シリサイド
膜17が形成されている。
ばSTI(Shallow Trench Isol
ation)法等による素子分離絶縁膜としてシリコン
酸化膜19が埋め込まれている。MOSトランジスタ直
上には、ソース領域13からドレイン領域14にまたが
るように、且つソース領域13、ドレイン領域14及び
ゲート電極16の表面のシリサイド膜17に接した状態
で、熱伝導膜としてのSiC膜20がパターン形成され
ている。
タ領域は、層間絶縁膜であるシリコン酸化膜21により
覆われ、このシリコン酸化膜21及びSiC膜20を貫
通して、ソース、ドレイン及びゲートに対するコンタク
ト孔が開けられ、ここにW膜等のコンタクトプラグ2
2,23,24が埋め込まれている。層間絶縁膜21上
に更にアルミ等の配線25,26,27が形成されてい
る。
半導体であり、不純物をドープしなければほぼ絶縁体で
あり、MOSトランジスタの特性には影響はない。そし
て、SiC膜20は、熱伝導率がシリコンの約3倍であ
り、MOSトランジスタ領域を囲むシリコン酸化膜1
1,19,12の約300倍である。従って、チャネル
領域のドレイン領域14の近傍にある発熱領域(自己加
熱領域)Aで発生した熱は、SiC膜20を介してソー
ス領域13側に伝わり、MOSトランジスタ領域全体に
わたって平均化される。
ションにより求めたp型シリコン層12の表面における
チャネル長方向の格子温度分布である。SiC膜20が
ある場合(with SiC)の格子温度を実線で、S
iC膜がない場合(w/oSiC)を破線で示してい
る。格子温度のことを一般に熱という。素子条件は、チ
ャネル幅Wとチャネル長LがW/L=1.0μm/0.
14μm、ゲート絶縁膜厚がtox=3nm、p型シリ
コン層12の濃度がNsoi=5×1017/cm3であ
る。バイアス条件は、Vg=Vd=1.5Vである。周
囲温度は、Tamb=400K、基板底面温度は、Tb
ottom=300Kである。
スタ直上にSiC膜20を配置することにより、格子温
度分布が平坦化されている。即ち、SiC膜がない場合
のドレイン領域近傍での格子温度ピークが、SiC膜2
0を配置することで減少する。これにより、ドレイン領
域近傍の発熱領域Aの熱に起因するドレイン電流低下が
抑制されることになる。
域、ソース領域13及びドレイン領域14内では、Si
C膜20を配置することにより、逆に格子温度が上昇し
ている。しかしこれらの領域でのキャリアの振る舞い
は、界面散乱とクーロン散乱が支配的であり、これらの
散乱機構は格子温度に依存しない。従って、これらの領
域の格子温度上昇は、電流低下の原因にはならない。
たSiC膜がある場合のMOSトランジスタのドレイン
電流値の、SiC膜がない場合のMOSトランジスタの
ドレイン電流値に対する比のドレイン電圧依存性を示し
ている。これは、ドレイン電圧が上昇して発熱が大きく
なる程、SiC膜を持つ構造の方が多くのドレイン電流
が流れ得ることを示している。また、図1の構造では、
ソース領域13及びドレイン領域14の表面にシリサイ
ド膜17が形成されている。この場合、シリサイド膜1
7の格子温度もSiC膜20の存在により上昇すること
から、シリサイド/シリコン界面のコンタクト抵抗が低
減し、これもドレイン電流を増加させる一因となってい
る。
を簡単に説明する。図4に示すように、SOI基板にゲ
ート絶縁膜15を形成してゲート電極16を形成する。
ゲート電極16の側壁にシリコン窒化膜等による側壁絶
縁膜18を形成した後、イオン注入を行って、ソース領
域13及びドレイン領域14を形成する。次いで、サリ
サイド工程により、ソース領域13、ドレイン領域14
及びゲート電極16の表面に金属シリサイド膜17を形
成する。その後、素子分離領域にRIEにより溝を加工
し、この溝にシリコン酸化膜19を埋め込む。
図5に示すように、SiC膜20を堆積し、これをRI
Eによりパターニングして、MOSトランジスタ領域の
みに残す。SiC膜20の堆積には、低温でのCVD法
を利用する。その後、図1に示すように、層間絶縁膜と
してのシリコン酸化膜21を堆積する。そして、RIE
によりシリコン酸化膜21及びSiC膜20を貫通する
コンタクト孔を開口し、コンタクトプラグ22,23,
24を埋め込む。その後配線25,26,27を形成す
る。
による集積回路構造を示している。図1と対応する部分
には図1と同じ符号を付して詳細な説明は省く。この実
施の形態では、SiC膜20が、MOSトランジスタ表
面には直接接触しない状態で、層間絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜21の内部に、ソース領域13からドレイン領
域14にまたがるように埋め込まれている。SiC膜2
0がソース領域13及びドレイン領域14に直接接触し
なくても、ドレイン領域近傍で発生した熱は、ドレイン
側のコンタクトプラグ23を介し、SiC膜20を介
し、ソース側のコンタクトプラグ22を介して、ソース
領域13に良好に伝達される。従って、実施の形態1と
同様に、格子温度の平坦化が図られ、局所発熱によるド
レイン電流低下が抑制される。
形態による集積回路構造を示している。図1の実施の形
態との相違は、図1の場合SiC膜20をMOSトラン
ジスタ領域のみに残すようにパターニングしているのに
対し、この実施の形態ではSiC膜20をパターニング
することなく、基板全面に堆積したままとしている点で
ある。この様にすれば、実施の形態1と同様の効果が得
られる上、MOSトランジスタ領域の冷却効果が期待で
きる。
OS回路に適用した実施の形態の平面図である。図9、
図10及び図11は、それぞれ図8のA−A’断面、B
−B’断面及びC−C’断面を示している。シリコン基
板30の互いに隣接する位置にNMOSトランジスタQ
NとPMOSトランジスタQPが形成される。
型シリコン層32nであり、PMOSトランジスタQP
の素子領域はn型シリコン層32pである。各素子領域
を取り囲むように素子分離絶縁膜であるシリコン酸化膜
31が形成されている。但し、NMOSトランジスタQ
NとPMOSトランジスタQPにより挟まれた素子分離
領域には、シリコン酸化膜に代わって、熱伝導膜として
のSiC膜41が埋め込まれている。
35n及びソース領域36nは、n +型拡散層により形
成され、PMOSトランジスタQPのドレイン領域35
p及びソース領域36pは、p+型拡散層により形成さ
れている。ゲート電極34は、両トランジスタQN,Q
Pに対して連続的にパターン形成されている。この実施
の形態の場合も、ゲート電極、ソース及びドレイン領域
には、金属シリサイド膜37が形成されている。トラン
ジスタ領域は層間絶縁膜38により覆われ、この層間絶
縁膜38の各ソース、ドレイン領域にはコンタクトプラ
グ39n,40n,39p,40pが埋め込まれてい
る。
成するNMOSトランジスタQNとPMOSトランジス
タQPのソース領域(S)とドレイン領域(D)の配置
関係は、図8に示すように、通常のCMOS回路の場合
と異なる。即ち、ゲート電極34の一方側では、NMO
SトランジスタQNのドレイン領域D(35n)とPM
OSトランジスタQPのソース領域S(36p)が、S
iC膜41が埋め込まれた素子分離領域を挟んで対向す
る。ゲート電極34の他方側では、NMOSトランジス
タQNのソース領域S(36n)とPMOSトランジス
タQPのドレイン領域D(35p)が、SiC膜41が
埋め込まれた素子分離領域を挟んで対向する。
ン領域は、通常の対象構造の場合、いずれをソース、ド
レインとして用いてもよい。一般には、図8のようなレ
イアウトとした場合、ゲート電極の一方側をドレイン同
士とし、他方側をソース同士とする。これは端子接続が
容易だからである。これに対してこの実施の形態では、
図1にCMOSインバータを構成する場合の端子接続を
示したように、出力端子Voutに共通につながる二つ
のドレイン領域Dがゲート電極を挟んで斜め方向に位置
するため、端子接続は少し複雑になる。しかし、敢えて
この様な端子配置をしたのは、理由があってのことであ
る。
ると、NMOSトランジスタQNの発熱領域A1とPM
OSトランジスタQPの発熱領域A2とは、図8に示し
たように位置する。この結果、NMOSトランジスタQ
Nの発熱領域A1の熱は、矢印で示したように、SiC
膜41を介してPMOSトランジスタQPのソース領域
側に伝わる。同様にPMOSトランジスタQPの発熱領
域A2の熱は、矢印で示したように、SiC膜41を介
してNMOSトランジスタQNのソース領域側に伝わ
る。
インが対向するようにした通常の配置の場合と異なり、
CMOS回路全体の熱が極めて良好に分散される。更
に、ソース領域に熱が伝えられれることから、実施の形
態1で説明したようにキャリア注入効率が高くなり、ド
レイン電流低下が効果的に抑制される。また、ソース側
でシリサイドとシリコンのコンタクト抵抗が減少して、
これも自己加熱による電流低下を補償する働きをする。
以上により、CMOS回路の自己加熱による特性劣化が
効果的に抑制される。
程を、図12〜図15を参照して説明する。図12〜図
15は、図11に対応する断面での製造工程図である。
図12に示すように、シリコン基板30にまず、素子分
離絶縁膜となるシリコン酸化膜31を形成する。次に、
図13に示すように、シリコン酸化膜31の素子形成領
域部分をエッチングにより除去し、ここに選択的にSi
C膜41を埋め込み形成する。
エッチングして、図14に示すように、NMOSトラン
ジスタQN及びPMOSトランジスタQPを形成する二
つの素子形成領域の間の素子分離領域のみに残す。その
後、図15に示すように、各トランジスタ形成領域には
シリコン層32n,32pを選択成長させ、それぞれに
イオン注入を行って、p型,n型とする。以下、図示し
ないが、通常の工程に従って、NMOSトランジスタQ
NとPMOSトランジスタQPを形成する。
の発明をバイポーラトランジスタを含む集積回路に適用
した実施の形態の平面図(但し電極を除く)とそのA−
A’断面図である。この例では、p型シリコン基板50
にn+型コレクタ埋め込み層52を介して、コレクタ加
速領域となるn型シリコン層53が形成されたウェハを
用いている。素子分離領域には、シリコン酸化膜51が
埋め込まれている。n型シリコン層53にp型ベース層
54を形成し、更にその中にn+型エミッタ層55を形
成して、npnトランジスタが構成される。
に接する素子分離領域に、熱伝導膜としてSiC膜59
が埋め込まれている。SiC膜59には、n+型エミッ
タ層55、p型ベース層54及びn型コレクタ層53の
一側面が接する状態とする。そして、コレクタ埋め込み
層52に達するコンタクト孔を開口して、W膜の堆積と
パターニングにより、エミッタ、ベース、コレクタの各
電極56,57,58が形成される。エミッタ電極56
は、好ましくは、図17に示すように、SiC膜59上
に延在するようにパターン形成される。
タから注入された少数キャリアは、ベースを走行してコ
レクタに達し、コレクタ領域で加速されて高エネルギー
状態になり、フォノン散乱により自己加熱が生じる。即
ち、図17に示したように、n型コレクタ層53内に発
熱領域Aが発生する。この実施の形態の場合、発熱領域
Aの熱は、SiC膜59によって上方に伝達され、エミ
ッタ電極56に伝わる。これにより、発熱が分散される
と同時に、エミッタ電極56の加熱によってエミッタコ
ンタクト抵抗の低下、従ってエミッタ注入効率の向上が
図られ、発熱によるコレクタ電流低下が抑制される。
面に対応する図18〜図21を参照して簡単に説明す
る。図18,は、通常の工程に従って、素子分離を行
い、トランジスタを形成した状態を示している。この
後、図19に示すように、素子分離領域ののシリコン酸
化膜51のトランジスタに接する部分をRIEによりエ
ッチングして、溝を形成する。続いて、図20に示すよ
うに、溝にSiC膜59を埋め込み形成する。そして、
図21に示すように、コレクタコンタクト用の開口を開
けた後、図17に示すように各電極56,57,58を
形成する。
例えば上記各実施の形態では、熱伝導膜としてSiC膜
を用いたが、素子分離絶縁膜や層間絶縁膜等の絶縁材料
に比べて、熱伝導率が高い他の絶縁材料、例えばAl
N,Al2O3等の金属窒化物や金属酸化物を用い得る。
導体素子の自己加熱による特性劣化を抑制することがで
き、微細素子を用いたLSIの更なる高集積化が可能に
なる。
タ領域の断面図である。
格子温度分布をシミュレーションした結果を示す図であ
る。
イン電流の従来構造のドレイン電流との比のトレイン電
圧依存性を示す図である。
の断面図である。
の断面図である。
ある。
る。
る。
る。
る。
スタ部の平面図である。
る。
る。
る。
る。
を示す断面図である。
型シリコン層、13…ソース領域、14…ドレイン領
域、15…ゲート絶縁膜、16…ゲート電極、17…金
属シリサイド膜、18…側壁絶縁膜、19…シリコン酸
化膜(素子分離絶縁膜)、20…SiC膜(熱伝導
膜)、21…シリコン酸化膜(層間絶縁膜)、22,2
3,24…コンタクトプラグ、25,26,27…配
線、30…シリコン基板、31…シリコン酸化膜(素子
分離絶縁膜)、32n,32p…シリコン層、34…ゲ
ート電極、35n,35p…ドレイン領域(D)、36
n,36p…ソース領域(S)、37…金属シリサイド
膜、38…シリコン酸化膜(層間絶縁膜)、39n,3
9p,40n,40p…コンタクトプラグ、41…Si
C膜(熱伝導膜)、50…シリコン基板、51…シリコ
ン酸化膜(素子分離絶縁膜)、52…コレクタ埋め込み
層、53…コレクタ層、54…ベース層、55…エミッ
タ層、56,57,58…電極、59…SiC膜(熱伝
導膜)。
Claims (6)
- 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板に形成された半導体素子と、 この半導体素子を他の領域から電気的に分離する絶縁膜
と、 前記半導体素子の発熱領域に隣接して形成された前記絶
縁膜より熱伝導率の高い熱伝導膜とを有することを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記半導体素子は、前記発熱領域と離れ
た位置に前記発熱領域に流れるキャリアを供給するキャ
リアソース領域を有し、 前記熱伝導膜は、前記発熱領域と前記キャリアソース領
域との間にまたがって形成されていることを特徴とする
請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記半導体素子は、絶縁ゲート型電界効
果トランジスタであり、 前記熱伝導膜は、前記絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの上部にドレイン領域とソース領域の間にまたがって
形成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体
装置。 - 【請求項4】 前記半導体素子は、バイポーラトランジ
スタであり、 前記熱伝導膜は、コレクタ加速領域とエミッタ領域との
間にまたがって形成されていることを特徴とする請求項
2記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記絶縁膜として、前記半導体基板の内
部に、前記半導体素子の領域をその下地基板から電気的
に分離する分離用絶縁膜が形成されていることを特徴と
する請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項6】 半導体基板と、 この半導体基板にそれぞれ素子分離絶縁膜により囲まれ
て隣接するように形成された少なくとも二つの素子形成
領域と、 これら二つの素子形成領域に連続するゲート電極をもっ
て形成されたnチャネル型の第1の絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ及びpチャネル型の第2の絶縁ゲート型
電界効果トランジスタを有し、前記ゲート電極の両側で
それぞれ前記第1及び第2の絶縁ゲート型電界効果型ト
ランジスタのドレイン領域とソース領域とが素子分離絶
縁膜を挟んで対向するように端子接続されて構成された
相補型トランジスタ回路と、 前記二つの素子形成領域の間の素子分離絶縁膜部分に埋
め込まれた周囲の素子分離絶縁膜より熱伝導率の高い熱
伝導膜とを有することを特徴とする半導体装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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