JP2002185007A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JP2002185007A
JP2002185007A JP2000384288A JP2000384288A JP2002185007A JP 2002185007 A JP2002185007 A JP 2002185007A JP 2000384288 A JP2000384288 A JP 2000384288A JP 2000384288 A JP2000384288 A JP 2000384288A JP 2002185007 A JP2002185007 A JP 2002185007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
film
insulating film
semiconductor device
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000384288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3619772B2 (ja
Inventor
Kazuya Matsuzawa
一也 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000384288A priority Critical patent/JP3619772B2/ja
Publication of JP2002185007A publication Critical patent/JP2002185007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3619772B2 publication Critical patent/JP3619772B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子の自己加熱による特性劣化を抑制
することを可能とした半導体装置を提供する。 【解決手段】 SOI基板のp型シリコン層12に、ゲ
ート絶縁膜15を介してゲート電極16が形成され、n
+型ソース領域13及びドレイン領域14が形成され
て、MOSトランジスタが作られる。MOSトランジス
タの周囲には素子分離絶縁膜であるシリコン酸化膜19
が埋め込まれる。MOSトランジスタ直上には、シリコ
ン酸化膜より熱伝導率の高いSiC膜20が、ドレイン
領域14とソース領域13の間にまたがって形成され
る。この上に層間絶縁膜としてシリコン酸化膜21が形
成され、シリコン酸化膜21及びSiC膜20を貫通し
てコンタクトプラグ22,23,24が埋め込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発熱を伴う半導
体素子を用いて構成される半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの微細化に伴って、半導体素子自
身の自己加熱による電気的特性の劣化が問題になる。例
えば、絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(以下、MO
Sトランジスタという)では、チャネル領域のドレイン
近傍に自己加熱領域があり、微細素子ではこの自己加熱
領域での発熱がドレイン電流の低下の原因になることが
知られている。
【0003】図22は、SOI(Silicon On
Insulator)基板を用いたMOSトランジス
タの集積化構造を示している。このMOSトランジスタ
構造において、チャネル領域のドレイン近傍に自己加熱
領域Aが発生する。これは、MOSトランジスタがオン
のとき、ソースからチャネルを通ってドレインに電子が
走行する間に、ドレインに与えられる電源電圧から電子
にエネルギーが供給され、高エネルギー状態となった電
子がフォノン散乱を起こし、フォノンを介してシリコン
格子に熱としてエネルギーが伝達されるためである。こ
の様な自己加熱領域Aが発生すると、フォノン散乱確率
は更に増大し、局所的なキャリア移動度低下によりドレ
イン電流を減少させることになる。
【0004】MOSトランジスタの側面は素子分離絶縁
膜3に接しており、上部は層間絶縁膜4で覆われてい
る。素子分離絶縁膜3や層間絶縁膜4は通常、シリコン
酸化膜等により形成される。シリコン酸化膜の熱伝導率
は、シリコンの1/100程度であるから、自己加熱領
域Aで発生した熱は上方や側方には逃げにくい。特に、
図22のようにSOI基板を用いた場合には、素子領域
の下部にも分離用絶縁膜5があり、これも多くの場合シ
リコン酸化膜で形成されるから、自己加熱領域Aで発生
した熱は、下方にも逃げられない。従って、素子領域に
熱が集中して、特性劣化が大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、微細な
半導体素子を集積した構造では、素子の自己加熱領域に
起因する特性劣化が問題になる。この発明は、半導体素
子の自己加熱による特性劣化を抑制することを可能とし
た半導体装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置は、半導体基板と、この半導体基板に形成された半導
体素子と、この半導体素子を他の領域から電気的に分離
する絶縁膜と、前記半導体素子の発熱領域に隣接して形
成された前記絶縁膜より熱伝導率の高い熱伝導膜とを有
することを特徴とする。
【0007】この発明によると、半導体素子を他から分
離する絶縁膜、例えば素子分離絶縁膜や層間絶縁膜等に
比べて熱伝導率の高い熱伝導膜を、半導体素子の発熱領
域に隣接して配置することにより、発熱領域の熱が分散
される。これにより、局所的なキャリア移動度低下を抑
制し、半導体素子の特性劣化を抑制することができる。
【0008】この発明においてより具体的には、半導体
素子は、発熱領域と離れた位置に発熱領域に流れるキャ
リアを供給するキャリアソース領域を有し、熱伝導膜
は、その発熱領域とキャリアソース領域との間にまたが
って形成される。この様にすると、発熱領域の熱がキャ
リアソース領域に伝達される結果、キャリアの注入効率
が高くなり、これが発熱による電流低下を補償する働き
をする。
【0009】半導体素子がMOSトランジスタの場合、
発熱領域はチャネル領域のドレイン近傍にある。従っ
て、熱伝導膜は、ドレイン領域とソース領域の間にまた
がって、ドレイン領域近傍にある発熱領域の熱をソース
領域側に伝えるように形成することが好ましい。半導体
素子がバイポーラトランジスタの場合、発熱領域はコレ
クタ加速領域にある。従って熱伝導膜は、コレクタ加速
領域とエミッタ領域との間にまたがって、発熱領域の熱
をエミッタ領域側に伝えるように形成することが好まし
い。
【0010】この発明は特に、半導体基板内部に、半導
体素子の領域をその下地基板から電気的に分離する分離
用絶縁膜が形成されている、いわゆるSOI基板を用い
た場合に特に有効である。
【0011】nチャネル型MOSトランジスタ(以下、
NMOSトランジスタ)とpチャネル型MOSトランジ
スタ(以下、PMOSトランジスタ)を対にして隣接配
置し、相補型トランジスタ回路(以下、CMOS回路)
を構成する場合には、NMOSトランジスタとPMOS
トランジスタの領域に連続して形成されるゲート電極の
一方側で、NMOSトランジスタのドレイン領域とPM
OSトランジスタのソース領域が素子分離領域を挟んで
対向し、他方側でNMOSトランジスタのソース領域と
PMOSトランジスタのドレイン領域が素子分離領域を
挟んで対向するように、端子接続が行われるようにす
る。そして、NMOSトランジスタとPMOSトランジ
スタの間の素子分離膜部分に周囲の素子分離絶縁膜より
熱伝導率の高い熱伝導膜を埋め込む。
【0012】この様なCMOS回路構造とすれば、NM
OSトランジスタのドレイン近傍の発熱領域の熱は、P
MOSトランジスタのソース領域側に伝達され、PMO
Sトランジスタのドレイン近傍の発熱領域の熱はNMO
Sトランジスタのソース領域側に伝達される。この様な
熱分散によって、CMOS回路の電流低下を効果的に抑
制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。 [実施の形態1]図1は、実施の形態1による集積回路
の一つのNMOSトランジスタ領域の断面構造を示して
いる。この実施の形態では、シリコン基板10に、分離
用絶縁膜であるシリコン酸化膜11により分離されたp
型シリコン層12が形成されたSOI基板を用いてい
る。
【0014】p型シリコン層12に、ゲート絶縁膜15
を介して多結晶シリコン膜によるゲート電極16が形成
され、ゲート電極16に自己整合されてn+型のソース
領域13及びドレイン領域14が形成されている。ゲー
ト電極16の側壁には側壁絶縁膜18が形成されてい
る。ソース領域13、ドレイン領域14及びゲート電極
16の表面には、サリサイド工程により金属シリサイド
膜17が形成されている。
【0015】MOSトランジスタ領域の周囲には、例え
ばSTI(Shallow Trench Isol
ation)法等による素子分離絶縁膜としてシリコン
酸化膜19が埋め込まれている。MOSトランジスタ直
上には、ソース領域13からドレイン領域14にまたが
るように、且つソース領域13、ドレイン領域14及び
ゲート電極16の表面のシリサイド膜17に接した状態
で、熱伝導膜としてのSiC膜20がパターン形成され
ている。
【0016】SiC膜20で覆われたMOSトランジス
タ領域は、層間絶縁膜であるシリコン酸化膜21により
覆われ、このシリコン酸化膜21及びSiC膜20を貫
通して、ソース、ドレイン及びゲートに対するコンタク
ト孔が開けられ、ここにW膜等のコンタクトプラグ2
2,23,24が埋め込まれている。層間絶縁膜21上
に更にアルミ等の配線25,26,27が形成されてい
る。
【0017】SiC膜20は、バンドギャップの大きい
半導体であり、不純物をドープしなければほぼ絶縁体で
あり、MOSトランジスタの特性には影響はない。そし
て、SiC膜20は、熱伝導率がシリコンの約3倍であ
り、MOSトランジスタ領域を囲むシリコン酸化膜1
1,19,12の約300倍である。従って、チャネル
領域のドレイン領域14の近傍にある発熱領域(自己加
熱領域)Aで発生した熱は、SiC膜20を介してソー
ス領域13側に伝わり、MOSトランジスタ領域全体に
わたって平均化される。
【0018】図2は、図1の構造について、シミュレー
ションにより求めたp型シリコン層12の表面における
チャネル長方向の格子温度分布である。SiC膜20が
ある場合(with SiC)の格子温度を実線で、S
iC膜がない場合(w/oSiC)を破線で示してい
る。格子温度のことを一般に熱という。素子条件は、チ
ャネル幅Wとチャネル長LがW/L=1.0μm/0.
14μm、ゲート絶縁膜厚がtox=3nm、p型シリ
コン層12の濃度がNsoi=5×1017/cm3であ
る。バイアス条件は、Vg=Vd=1.5Vである。周
囲温度は、Tamb=400K、基板底面温度は、Tb
ottom=300Kである。
【0019】図2から明らかなように、MOSトランジ
スタ直上にSiC膜20を配置することにより、格子温
度分布が平坦化されている。即ち、SiC膜がない場合
のドレイン領域近傍での格子温度ピークが、SiC膜2
0を配置することで減少する。これにより、ドレイン領
域近傍の発熱領域Aの熱に起因するドレイン電流低下が
抑制されることになる。
【0020】なお、ソース領域13近傍のチャネル領
域、ソース領域13及びドレイン領域14内では、Si
C膜20を配置することにより、逆に格子温度が上昇し
ている。しかしこれらの領域でのキャリアの振る舞い
は、界面散乱とクーロン散乱が支配的であり、これらの
散乱機構は格子温度に依存しない。従って、これらの領
域の格子温度上昇は、電流低下の原因にはならない。
【0021】図3は、上述したシミュレーションに用い
たSiC膜がある場合のMOSトランジスタのドレイン
電流値の、SiC膜がない場合のMOSトランジスタの
ドレイン電流値に対する比のドレイン電圧依存性を示し
ている。これは、ドレイン電圧が上昇して発熱が大きく
なる程、SiC膜を持つ構造の方が多くのドレイン電流
が流れ得ることを示している。また、図1の構造では、
ソース領域13及びドレイン領域14の表面にシリサイ
ド膜17が形成されている。この場合、シリサイド膜1
7の格子温度もSiC膜20の存在により上昇すること
から、シリサイド/シリコン界面のコンタクト抵抗が低
減し、これもドレイン電流を増加させる一因となってい
る。
【0022】図1の集積回路構造を得るための製造工程
を簡単に説明する。図4に示すように、SOI基板にゲ
ート絶縁膜15を形成してゲート電極16を形成する。
ゲート電極16の側壁にシリコン窒化膜等による側壁絶
縁膜18を形成した後、イオン注入を行って、ソース領
域13及びドレイン領域14を形成する。次いで、サリ
サイド工程により、ソース領域13、ドレイン領域14
及びゲート電極16の表面に金属シリサイド膜17を形
成する。その後、素子分離領域にRIEにより溝を加工
し、この溝にシリコン酸化膜19を埋め込む。
【0023】ここまでは、通常の工程である。この後、
図5に示すように、SiC膜20を堆積し、これをRI
Eによりパターニングして、MOSトランジスタ領域の
みに残す。SiC膜20の堆積には、低温でのCVD法
を利用する。その後、図1に示すように、層間絶縁膜と
してのシリコン酸化膜21を堆積する。そして、RIE
によりシリコン酸化膜21及びSiC膜20を貫通する
コンタクト孔を開口し、コンタクトプラグ22,23,
24を埋め込む。その後配線25,26,27を形成す
る。
【0024】[実施の形態2]図6は、別の実施の形態
による集積回路構造を示している。図1と対応する部分
には図1と同じ符号を付して詳細な説明は省く。この実
施の形態では、SiC膜20が、MOSトランジスタ表
面には直接接触しない状態で、層間絶縁膜であるシリコ
ン酸化膜21の内部に、ソース領域13からドレイン領
域14にまたがるように埋め込まれている。SiC膜2
0がソース領域13及びドレイン領域14に直接接触し
なくても、ドレイン領域近傍で発生した熱は、ドレイン
側のコンタクトプラグ23を介し、SiC膜20を介
し、ソース側のコンタクトプラグ22を介して、ソース
領域13に良好に伝達される。従って、実施の形態1と
同様に、格子温度の平坦化が図られ、局所発熱によるド
レイン電流低下が抑制される。
【0025】[実施の形態3]図7は、更に別の実施の
形態による集積回路構造を示している。図1の実施の形
態との相違は、図1の場合SiC膜20をMOSトラン
ジスタ領域のみに残すようにパターニングしているのに
対し、この実施の形態ではSiC膜20をパターニング
することなく、基板全面に堆積したままとしている点で
ある。この様にすれば、実施の形態1と同様の効果が得
られる上、MOSトランジスタ領域の冷却効果が期待で
きる。
【0026】[実施の形態4]図8は、この発明をCM
OS回路に適用した実施の形態の平面図である。図9、
図10及び図11は、それぞれ図8のA−A’断面、B
−B’断面及びC−C’断面を示している。シリコン基
板30の互いに隣接する位置にNMOSトランジスタQ
NとPMOSトランジスタQPが形成される。
【0027】NMOSトランジスタQNの素子領域はp
型シリコン層32nであり、PMOSトランジスタQP
の素子領域はn型シリコン層32pである。各素子領域
を取り囲むように素子分離絶縁膜であるシリコン酸化膜
31が形成されている。但し、NMOSトランジスタQ
NとPMOSトランジスタQPにより挟まれた素子分離
領域には、シリコン酸化膜に代わって、熱伝導膜として
のSiC膜41が埋め込まれている。
【0028】NMOSトランジスタQNのドレイン領域
35n及びソース領域36nは、n +型拡散層により形
成され、PMOSトランジスタQPのドレイン領域35
p及びソース領域36pは、p+型拡散層により形成さ
れている。ゲート電極34は、両トランジスタQN,Q
Pに対して連続的にパターン形成されている。この実施
の形態の場合も、ゲート電極、ソース及びドレイン領域
には、金属シリサイド膜37が形成されている。トラン
ジスタ領域は層間絶縁膜38により覆われ、この層間絶
縁膜38の各ソース、ドレイン領域にはコンタクトプラ
グ39n,40n,39p,40pが埋め込まれてい
る。
【0029】この実施の形態の場合、CMOS回路を構
成するNMOSトランジスタQNとPMOSトランジス
タQPのソース領域(S)とドレイン領域(D)の配置
関係は、図8に示すように、通常のCMOS回路の場合
と異なる。即ち、ゲート電極34の一方側では、NMO
SトランジスタQNのドレイン領域D(35n)とPM
OSトランジスタQPのソース領域S(36p)が、S
iC膜41が埋め込まれた素子分離領域を挟んで対向す
る。ゲート電極34の他方側では、NMOSトランジス
タQNのソース領域S(36n)とPMOSトランジス
タQPのドレイン領域D(35p)が、SiC膜41が
埋め込まれた素子分離領域を挟んで対向する。
【0030】MOSトランジスタのソース領域とドレイ
ン領域は、通常の対象構造の場合、いずれをソース、ド
レインとして用いてもよい。一般には、図8のようなレ
イアウトとした場合、ゲート電極の一方側をドレイン同
士とし、他方側をソース同士とする。これは端子接続が
容易だからである。これに対してこの実施の形態では、
図1にCMOSインバータを構成する場合の端子接続を
示したように、出力端子Voutに共通につながる二つ
のドレイン領域Dがゲート電極を挟んで斜め方向に位置
するため、端子接続は少し複雑になる。しかし、敢えて
この様な端子配置をしたのは、理由があってのことであ
る。
【0031】即ち、上述のように端子配置を行ったとす
ると、NMOSトランジスタQNの発熱領域A1とPM
OSトランジスタQPの発熱領域A2とは、図8に示し
たように位置する。この結果、NMOSトランジスタQ
Nの発熱領域A1の熱は、矢印で示したように、SiC
膜41を介してPMOSトランジスタQPのソース領域
側に伝わる。同様にPMOSトランジスタQPの発熱領
域A2の熱は、矢印で示したように、SiC膜41を介
してNMOSトランジスタQNのソース領域側に伝わ
る。
【0032】従って、ゲート電極の同じ側で二つのドレ
インが対向するようにした通常の配置の場合と異なり、
CMOS回路全体の熱が極めて良好に分散される。更
に、ソース領域に熱が伝えられれることから、実施の形
態1で説明したようにキャリア注入効率が高くなり、ド
レイン電流低下が効果的に抑制される。また、ソース側
でシリサイドとシリコンのコンタクト抵抗が減少して、
これも自己加熱による電流低下を補償する働きをする。
以上により、CMOS回路の自己加熱による特性劣化が
効果的に抑制される。
【0033】具体的に、この様なCMOS回路の製造工
程を、図12〜図15を参照して説明する。図12〜図
15は、図11に対応する断面での製造工程図である。
図12に示すように、シリコン基板30にまず、素子分
離絶縁膜となるシリコン酸化膜31を形成する。次に、
図13に示すように、シリコン酸化膜31の素子形成領
域部分をエッチングにより除去し、ここに選択的にSi
C膜41を埋め込み形成する。
【0034】次いで、SiC膜41をRIEにより選択
エッチングして、図14に示すように、NMOSトラン
ジスタQN及びPMOSトランジスタQPを形成する二
つの素子形成領域の間の素子分離領域のみに残す。その
後、図15に示すように、各トランジスタ形成領域には
シリコン層32n,32pを選択成長させ、それぞれに
イオン注入を行って、p型,n型とする。以下、図示し
ないが、通常の工程に従って、NMOSトランジスタQ
NとPMOSトランジスタQPを形成する。
【0035】[実施の形態5]図16及び図17は、こ
の発明をバイポーラトランジスタを含む集積回路に適用
した実施の形態の平面図(但し電極を除く)とそのA−
A’断面図である。この例では、p型シリコン基板50
にn+型コレクタ埋め込み層52を介して、コレクタ加
速領域となるn型シリコン層53が形成されたウェハを
用いている。素子分離領域には、シリコン酸化膜51が
埋め込まれている。n型シリコン層53にp型ベース層
54を形成し、更にその中にn+型エミッタ層55を形
成して、npnトランジスタが構成される。
【0036】この様なトランジスタ構造のエミッタ領域
に接する素子分離領域に、熱伝導膜としてSiC膜59
が埋め込まれている。SiC膜59には、n+型エミッ
タ層55、p型ベース層54及びn型コレクタ層53の
一側面が接する状態とする。そして、コレクタ埋め込み
層52に達するコンタクト孔を開口して、W膜の堆積と
パターニングにより、エミッタ、ベース、コレクタの各
電極56,57,58が形成される。エミッタ電極56
は、好ましくは、図17に示すように、SiC膜59上
に延在するようにパターン形成される。
【0037】バイポーラ・トランジスタの場合、エミッ
タから注入された少数キャリアは、ベースを走行してコ
レクタに達し、コレクタ領域で加速されて高エネルギー
状態になり、フォノン散乱により自己加熱が生じる。即
ち、図17に示したように、n型コレクタ層53内に発
熱領域Aが発生する。この実施の形態の場合、発熱領域
Aの熱は、SiC膜59によって上方に伝達され、エミ
ッタ電極56に伝わる。これにより、発熱が分散される
と同時に、エミッタ電極56の加熱によってエミッタコ
ンタクト抵抗の低下、従ってエミッタ注入効率の向上が
図られ、発熱によるコレクタ電流低下が抑制される。
【0038】この実施の形態の製造工程を、図17の断
面に対応する図18〜図21を参照して簡単に説明す
る。図18,は、通常の工程に従って、素子分離を行
い、トランジスタを形成した状態を示している。この
後、図19に示すように、素子分離領域ののシリコン酸
化膜51のトランジスタに接する部分をRIEによりエ
ッチングして、溝を形成する。続いて、図20に示すよ
うに、溝にSiC膜59を埋め込み形成する。そして、
図21に示すように、コレクタコンタクト用の開口を開
けた後、図17に示すように各電極56,57,58を
形成する。
【0039】この発明は上記実施の形態に限られない。
例えば上記各実施の形態では、熱伝導膜としてSiC膜
を用いたが、素子分離絶縁膜や層間絶縁膜等の絶縁材料
に比べて、熱伝導率が高い他の絶縁材料、例えばAl
N,Al23等の金属窒化物や金属酸化物を用い得る。
【0040】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、半
導体素子の自己加熱による特性劣化を抑制することがで
き、微細素子を用いたLSIの更なる高集積化が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態によるMOSトランジス
タ領域の断面図である。
【図2】同実施の形態によるMOSトランジスタ表面の
格子温度分布をシミュレーションした結果を示す図であ
る。
【図3】同実施の形態によるMOSトランジスタのドレ
イン電流の従来構造のドレイン電流との比のトレイン電
圧依存性を示す図である。
【図4】同実施の形態の製造工程を示す断面図である。
【図5】同実施の形態の製造工程を示す断面図である。
【図6】他の実施の形態によるMOSトランジスタ領域
の断面図である。
【図7】他の実施の形態によるMOSトランジスタ領域
の断面図である。
【図8】他の実施の形態によるCMOS回路の平面図で
ある。
【図9】図8のA−A’断面図である。
【図10】図8のB−B’断面図である。
【図11】図8のC−C’断面図である。
【図12】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図13】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図14】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図15】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図16】他の実施の形態によるバイポーラ・トランジ
スタ部の平面図である。
【図17】図16のA−A’断面図である。
【図18】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図19】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図20】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図21】同実施の形態の製造工程を示す断面図であ
る。
【図22】従来のMOSトランジスタの自己発熱の様子
を示す断面図である。
【符号の説明】
10…シリコン基板、11…シリコン酸化膜、12…p
型シリコン層、13…ソース領域、14…ドレイン領
域、15…ゲート絶縁膜、16…ゲート電極、17…金
属シリサイド膜、18…側壁絶縁膜、19…シリコン酸
化膜(素子分離絶縁膜)、20…SiC膜(熱伝導
膜)、21…シリコン酸化膜(層間絶縁膜)、22,2
3,24…コンタクトプラグ、25,26,27…配
線、30…シリコン基板、31…シリコン酸化膜(素子
分離絶縁膜)、32n,32p…シリコン層、34…ゲ
ート電極、35n,35p…ドレイン領域(D)、36
n,36p…ソース領域(S)、37…金属シリサイド
膜、38…シリコン酸化膜(層間絶縁膜)、39n,3
9p,40n,40p…コンタクトプラグ、41…Si
C膜(熱伝導膜)、50…シリコン基板、51…シリコ
ン酸化膜(素子分離絶縁膜)、52…コレクタ埋め込み
層、53…コレクタ層、54…ベース層、55…エミッ
タ層、56,57,58…電極、59…SiC膜(熱伝
導膜)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/092 H01L 27/08 321F 5F110 27/08 331 29/72 5F140 21/331 29/78 301R 29/73 301N 29/78 Fターム(参考) 5F003 AP01 AP08 AZ03 BA11 BA23 BA27 BB02 BB90 BC02 BC90 BE02 BF03 BG03 BM01 BP33 BZ02 5F032 AA09 AA34 AA44 AA54 CA17 CA18 DA02 DA16 DA22 5F033 HH08 JJ19 KK01 KK04 KK25 QQ09 QQ13 QQ37 RR01 RR03 RR04 RR05 SS11 TT02 XX22 5F048 AA07 AB04 BA14 BA16 BB01 BB05 BB08 BF00 BF07 BF15 BF16 BG01 BG05 BG14 DA00 DA25 5F058 BA20 BC20 BD01 BD04 BD18 BF02 BJ01 BJ02 BJ05 5F110 AA23 BB04 CC02 DD05 DD13 EE05 EE32 GG28 GG29 HK05 HK40 NN03 NN22 NN23 NN35 NN62 QQ11 5F140 AA05 AA07 AA34 AB03 AC01 AC36 BF04 BF11 BF18 BG08 BG14 BJ08 BJ11 BJ17 BJ27 BK13 BK34 BK39 CB04 CC01 CC02 CC03 CC12 DB02 DB10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 この半導体基板に形成された半導体素子と、 この半導体素子を他の領域から電気的に分離する絶縁膜
    と、 前記半導体素子の発熱領域に隣接して形成された前記絶
    縁膜より熱伝導率の高い熱伝導膜とを有することを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体素子は、前記発熱領域と離れ
    た位置に前記発熱領域に流れるキャリアを供給するキャ
    リアソース領域を有し、 前記熱伝導膜は、前記発熱領域と前記キャリアソース領
    域との間にまたがって形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体素子は、絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタであり、 前記熱伝導膜は、前記絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タの上部にドレイン領域とソース領域の間にまたがって
    形成されていることを特徴とする請求項2記載の半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体素子は、バイポーラトランジ
    スタであり、 前記熱伝導膜は、コレクタ加速領域とエミッタ領域との
    間にまたがって形成されていることを特徴とする請求項
    2記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁膜として、前記半導体基板の内
    部に、前記半導体素子の領域をその下地基板から電気的
    に分離する分離用絶縁膜が形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板と、 この半導体基板にそれぞれ素子分離絶縁膜により囲まれ
    て隣接するように形成された少なくとも二つの素子形成
    領域と、 これら二つの素子形成領域に連続するゲート電極をもっ
    て形成されたnチャネル型の第1の絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタ及びpチャネル型の第2の絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタを有し、前記ゲート電極の両側で
    それぞれ前記第1及び第2の絶縁ゲート型電界効果型ト
    ランジスタのドレイン領域とソース領域とが素子分離絶
    縁膜を挟んで対向するように端子接続されて構成された
    相補型トランジスタ回路と、 前記二つの素子形成領域の間の素子分離絶縁膜部分に埋
    め込まれた周囲の素子分離絶縁膜より熱伝導率の高い熱
    伝導膜とを有することを特徴とする半導体装置。
JP2000384288A 2000-12-18 2000-12-18 半導体装置 Expired - Fee Related JP3619772B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384288A JP3619772B2 (ja) 2000-12-18 2000-12-18 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000384288A JP3619772B2 (ja) 2000-12-18 2000-12-18 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002185007A true JP2002185007A (ja) 2002-06-28
JP3619772B2 JP3619772B2 (ja) 2005-02-16

Family

ID=18851784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000384288A Expired - Fee Related JP3619772B2 (ja) 2000-12-18 2000-12-18 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3619772B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004228172A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置
JP2006351924A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Denso Corp 半導体装置
JP2007235157A (ja) * 2007-04-23 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP2009289837A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体装置
US20130292748A1 (en) * 2007-02-15 2013-11-07 Sony Corporation Method for manufacturing insulated gate field effect transistor
KR101486134B1 (ko) 2013-01-31 2015-01-23 타이완 세미콘덕터 매뉴팩쳐링 컴퍼니 리미티드 멀티 레벨 상호접속을 갖는 반도체 장치 및 멀티 레벨 상호접속을 갖는 반도체 장치를 형성하는 방법
JP5735099B2 (ja) * 2011-04-01 2015-06-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法ならびに携帯電話機
CN114420657A (zh) * 2022-03-30 2022-04-29 深圳市时代速信科技有限公司 半导体器件和半导体器件的制备方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004228172A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置
JP4529355B2 (ja) * 2003-01-20 2010-08-25 富士電機システムズ株式会社 半導体装置
JP2006351924A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Denso Corp 半導体装置
US20130292748A1 (en) * 2007-02-15 2013-11-07 Sony Corporation Method for manufacturing insulated gate field effect transistor
JP2007235157A (ja) * 2007-04-23 2007-09-13 Ricoh Co Ltd 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP4675352B2 (ja) * 2007-04-23 2011-04-20 株式会社リコー 半導体集積回路装置
JP2009289837A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体装置
JP5735099B2 (ja) * 2011-04-01 2015-06-17 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置およびその製造方法ならびに携帯電話機
US9299914B2 (en) 2011-04-01 2016-03-29 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device, manufacturing method of the same, and mobile phone
US9906205B2 (en) 2011-04-01 2018-02-27 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device, manufacturing method of the same, and mobile phone
KR101486134B1 (ko) 2013-01-31 2015-01-23 타이완 세미콘덕터 매뉴팩쳐링 컴퍼니 리미티드 멀티 레벨 상호접속을 갖는 반도체 장치 및 멀티 레벨 상호접속을 갖는 반도체 장치를 형성하는 방법
CN114420657A (zh) * 2022-03-30 2022-04-29 深圳市时代速信科技有限公司 半导体器件和半导体器件的制备方法
CN114420657B (zh) * 2022-03-30 2022-06-24 深圳市时代速信科技有限公司 半导体器件和半导体器件的制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3619772B2 (ja) 2005-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6787410B2 (en) Semiconductor device having dynamic threshold transistors and element isolation region and fabrication method thereof
US7804132B2 (en) Semiconductor device
JP5544367B2 (ja) トランジスタにおいて進歩したシリサイド形成と組み合わされる凹型のドレイン及びソース区域
US7009259B2 (en) Semiconductor device and method of fabricating same
US20020096720A1 (en) Field effect transistor circuitry
US6531356B1 (en) Semiconductor devices and methods of manufacturing the same
US9171916B1 (en) LDMOS with thick interlayer-dielectric layer
JP3383219B2 (ja) Soi半導体装置及びその製造方法
US6506638B1 (en) Vertical double gate transistor structure
US20040041174A1 (en) Strained SOI MOSFET device and method of fabricating same
JP2002270815A (ja) 半導体装置及びその半導体装置により構成された駆動回路
JP3619772B2 (ja) 半導体装置
US8395255B2 (en) Semiconductor device having a cooling function component
US20050205938A1 (en) Semiconductor device and method of manufacture the same
US5925916A (en) Semiconductor processing method of providing electrical isolation between adjacent semiconductor diffusion regions of different field effect transistors and integrated circuitry having adjacent electrically isolated field effect transistors
US6429056B1 (en) Dynamic threshold voltage devices with low gate to substrate resistance
JPH11111978A (ja) 半導体装置
JP2845186B2 (ja) 半導体装置とその製造方法
US20230420367A1 (en) Contacts for stacked field effect transistor
JP2002184979A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH07254645A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2953915B2 (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
KR101097980B1 (ko) 반도체 소자의 제조방법
JP2004186463A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2005032962A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040601

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101119

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111119

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121119

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees