JP2002184898A - 高周波モジュール - Google Patents
高周波モジュールInfo
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- JP2002184898A JP2002184898A JP2001217942A JP2001217942A JP2002184898A JP 2002184898 A JP2002184898 A JP 2002184898A JP 2001217942 A JP2001217942 A JP 2001217942A JP 2001217942 A JP2001217942 A JP 2001217942A JP 2002184898 A JP2002184898 A JP 2002184898A
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
ュールにおいて、電子部品の実装強度が高く、小型で、
良好な特性を有する高周波モジュールを得る。 【解決手段】 高周波モジュール10は、2つのグラン
ド電極22,24が形成された多層基板12を含む。多
層基板12上のランド14上に、バンプ18によって電
子部品16を接続する。グランド電極22,24の間に
ストリップライン電極26,28を形成することによ
り、インピーダンス素子を形成する。電子部品16とス
トリップライン電極26,28とは、スルーホール3
0,32で接続する。また、ストリップライン電極28
とグランド電極22とは、スルーホール34で接続す
る。ストリップライン電極の形状を変えることにより、
さまざまなインピーダンス素子を形成することができ
る。
Description
に関し、特にたとえば、多層基板上に電子部品を搭載し
た高周波モジュールに関する。
部を示す図解図である。高周波モジュール1は、多層基
板2を含む。多層基板2上には、電極パターン3が形成
される。これらの電極パターン3上には、ベアチップI
C4や複数の表面実装型電子部品5が取り付けられる。
ベアチップIC4は、たとえばフリップチップ実装やワ
イヤボンディングなどによって電極パターン3に接続さ
れる。この高周波モジュール1では、ベアチップIC4
がフリップチップ実装されているが、さらに、ベアチッ
プIC4の実装強度を高めるために、ベアチップIC4
と基板2との間に封止樹脂6が充填される。
される通信機器の小型化により、回路モジュールおよび
電子回路も小型化が進む一方である。このような回路モ
ジュールや電子回路において、ベアチップICなどの電
子部品を高密度実装することにより、小型化を図ってい
る。しかしながら、電子部品を多層基板上に実装したと
き、実装強度を高めるために封止樹脂が用いられるが、
封止樹脂が他の表面実装型の電子部品に接触した場合、
これらの電子部品の高周波インピーダンスが変化するた
め、回路モジュールおよび電子回路の特性が劣化する場
合がある。また、封止樹脂と基板とで熱膨張率が異なる
ため、熱衝撃試験における実装信頼性や電子部品の信頼
性が低下する。そこで、隣接する電子部品は、封止樹脂
を塗布する範囲の外に実装する必要があり、回路モジュ
ールおよび電子回路の小型化の障害となる。また、これ
らのインピーダンス素子をベアチップICに内蔵するこ
とが考えられるが、この場合、素子のQ値が低下し、良
好な特性を得ることができない。
層基板上に電子部品を搭載した高周波モジュールにおい
て、電子部品の実装強度が高く、小型で、良好な特性を
有する高周波モジュールを提供することである。
と、多層基板上に形成されるベアチップ状の電子部品
と、多層基板上において電子部品を封止するための樹脂
と、多層基板内に形成されるストリップラインからなる
インピーダンス素子とを含む、高周波モジュールであ
る。このような高周波モジュールにおいて、インピーダ
ンス素子は、ストリップラインによって構成したオープ
ンスタブによる容量性素子、またはストリップラインに
よって構成したショートスタブによる誘導性素子とする
ことができる。また、インピーダンス素子は、ストリッ
プラインによって構成した共振器、ローパスフィルタ、
インピーダンス変換器、方向性結合器、パワースプリッ
タ、パワーコンバイナのいずれかとすることができる。
よって形成することにより、多層基板の表面に実装する
電子部品の数を少なくすることができる。また、ストリ
ップラインは多層基板内に形成されるため、多層基板の
表面に実装された電子部品や封止樹脂が塗布された場所
の下に形成することができ、高周波モジュールを小型化
することができる。さらに、ストリップラインで形成さ
れたインピーダンス素子には封止樹脂が接触しないた
め、封止樹脂によってインピーダンス素子が影響され
ず、特性の劣化を抑えることができる。この点は、イン
ピーダンス素子を電子部品に直接接続する必要のある場
合に特に有効となる。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
ールの一例の要部を示す図解図である。高周波モジュー
ル10は、多層基板12を含む。多層基板12は、たと
えば誘電体セラミックなどで形成される。多層基板12
の一方面上には、ランド14が形成される。ランド14
上には、電子部品16が取り付けられる。電子部品16
としては、たとえばベアチップICなどが用いられる。
電子部品16は、たとえばフリップチップ実装やワイヤ
ーボンディングなどによってランド14に接続される。
図1に示す高周波モジュール10では、バンプ18によ
って、電子部品16がランド14上に取り付けられてい
る。このとき、電子部品16の実装強度を高めるため
に、封止樹脂20が電子部品16と多層基板12との間
に充填される。
ンド電極22が形成される。さらに、多層基板12内に
は、第1のグランド電極22と平行に、第2のグランド
電極24が形成される。これらのグランド電極22,2
4の間には、ストリップライン電極26,28が形成さ
れる。ストリップライン電極26,28は、グランド電
極22,24に平行となるように形成される。ストリッ
プライン電極26の一端は、スルーホール30を介し
て、電子部品16の端子に接続される。また、ストリッ
プライン電極26の他端は開放されてオープンスタブが
形成され、容量性素子として用いられる。さらに、スト
リップライン電極28の一端は、スルーホール32を介
して、電子部品16の端子に接続される。また、ストリ
ップライン電極28の他端は、スルーホール34を介し
て第1のグランド電極22に接続され、誘導性素子とし
て用いられる。
トリップラインによって容量性素子や誘導性素子を形成
することができるため、多層基板12上に搭載される電
子部品の数を減らすことができ、また、封止樹脂の塗布
範囲にストリップラインを形成することができるため、
高周波モジュール10の小型化を図ることができる。ま
た、多層基板12上に搭載される電子部品の数を減らす
ことができるため、必要な電子部品にのみ封止樹脂を与
えることができ、ストリップラインで形成された電子部
品には封止樹脂が付着しないため、回路の特性劣化や熱
衝撃試験による信頼性劣化を防ぐことができる。この点
は、ストリップラインで形成されたインピーダンス素子
を電子部品16に直接接続する必要のある場合に特に有
効となる。さらに、インピーダンス素子をベアチップI
Cに内蔵する場合に比べて、Q値の高い共振器を得るこ
とができ、発振器などを作製するときに有利となる。し
かも、ストリップラインは積層技術によって、容易に形
成することができ、高周波モジュールの低コスト化を図
ることができる。
ン電極36,38によって、他のインピーダンス素子を
形成してもよい。このようなインピーダンス素子として
は、たとえば共振器、ローパスフィルタ、インピーダン
ス変換器、方向性結合器、パワースプリッタ、パワーコ
ンバイナなどを形成することができる。
プライン電極の形状を変えることによって形成すること
ができる。たとえば、図3に示すように、ストリップラ
イン電極36を複数の矩形の電極部分36aと細い電極
部分36bとからなる形状とすることにより、ローパス
フィルタとして働くストリップラインを形成することが
できる。このとき、矩形の電極部分36aの段数を変え
ることにより、ローパスフィルタの特性を調整すること
ができる。また、図4に示すように、矩形の電極部分3
6aの大きさを変えることによっても、ローパスフィル
タの特性を調整することができる。なお、このストリッ
プライン電極36は直線状に配置されてもよいし、折れ
曲がった形状に配置されてもよい。
ン電極38を徐々にその幅を変えた形状とすることによ
り、インピーダンス変換器として働くストリップライン
を形成することができる。さらに、図6に示すように、
環状の電極部分40aと、この電極部分40aから引き
出される複数の引出電極部分40bとを含むストリップ
ライン電極40を形成することにより、方向性結合器と
して働くストリップラインを形成することができる。こ
のとき、環状の電極部分40aとしては、図6に示すよ
うに矩形の環状であってもよいし、図7に示すように円
形の環状であってもよい。
分42aから2つに分割された電極部分42bを含む形
状のストリップライン電極42を形成することにより、
パワースプリッタとして働くストリップラインを形成す
ることができる。なお、2つに分割された電極部分42
bの間には、抵抗44が形成される。このストリップラ
インでは、1本の電極部分42aを入力端子とし、分割
された2つの電極部分42bを出力端子とすることによ
り、パワースプリッタとして使用することができる。な
お、図9に示すように、分割された2つの電極部分42
bの分岐部分において、電極の幅を大きくしてもよい。
さらに、図8および図9に示すストリップライン電極4
2において、入出力端子を逆に用いることにより、パワ
ーコンバイナとして使用することができる。
よってインピーダンス素子を形成することができるた
め、多層基板上に搭載される電子部品の実装強度を高め
るための封止樹脂の塗布範囲にインピーダンス素子を形
成することができる。そのため、必要な電子部品にのみ
封止樹脂が与えられ、ストリップラインで形成されたイ
ンピーダンス素子には封止樹脂が接触せず、回路の特性
劣化や熱衝撃試験による信頼性劣化を防ぐことができ
る。さらに、封止樹脂の塗布範囲にインピーダンス素子
を形成することができるため、高周波モジュールの小型
化を図ることができる。また、たとえば共振器などを作
製する場合、インピーダンス素子をベアチップICに内
蔵するよりも、Q値の高いものを得ることが可能で、発
振器などを作製するときに有利となる。さらに、ストリ
ップラインによるインピーダンス素子は、積層技術によ
って多層基板内に容易に形成することができ、部品点数
も削減できるため、高周波モジュールの低コスト化を図
ることができる。
す図解図である。
示す図解
成する場合のストリップライン電極の一例を示す平面図
である。
成する場合のストリップライン電極の他の例を示す平面
図である。
を形成する場合のストリップライン電極の一例を示す平
面図である。
る場合のストリップライン電極の一例を示す平面図であ
る。
る場合のストリップライン電極の他の例を示す平面図で
ある。
成する場合のストリップライン電極の一例を示す平面図
である。
成する場合のストリップライン電極の他の例を示す平面
図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 多層基板、 前記多層基板上に形成されるベアチップ状の電子部品、 前記多層基板上において前記電子部品を封止するための
樹脂、および前記多層基板内に形成されるストリップラ
インからなるインピーダンス素子を含む、高周波モジュ
ール。 - 【請求項2】 前記インピーダンス素子は、ストリップ
ラインによって構成したオープンスタブによる容量性素
子、またはストリップラインによって構成したショート
スタブによる誘導性素子である、請求項1に記載の高周
波モジュール。 - 【請求項3】 前記インピーダンス素子は、ストリップ
ラインによって構成した共振器、ローパスフィルタ、イ
ンピーダンス変換器、方向性結合器、パワースプリッ
タ、パワーコンバイナのいずれかである、請求項1に記
載の高周波モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001217942A JP2002184898A (ja) | 2000-10-04 | 2001-07-18 | 高周波モジュール |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-304887 | 2000-10-04 | ||
JP2000304887 | 2000-10-04 | ||
JP2001217942A JP2002184898A (ja) | 2000-10-04 | 2001-07-18 | 高周波モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002184898A true JP2002184898A (ja) | 2002-06-28 |
Family
ID=26601527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001217942A Pending JP2002184898A (ja) | 2000-10-04 | 2001-07-18 | 高周波モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002184898A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007242933A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Anritsu Corp | セラミックパッケージ |
KR102041514B1 (ko) * | 2019-06-21 | 2019-11-06 | 모아컴코리아주식회사 | 다층 인쇄회로기판을 포함하는 세라믹 도파관 필터 |
JPWO2021230224A1 (ja) * | 2020-05-15 | 2021-11-18 |
Citations (4)
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-
2001
- 2001-07-18 JP JP2001217942A patent/JP2002184898A/ja active Pending
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WO2021230224A1 (ja) * | 2020-05-15 | 2021-11-18 | 株式会社村田製作所 | 伝送線路 |
JP7197057B2 (ja) | 2020-05-15 | 2022-12-27 | 株式会社村田製作所 | 伝送線路 |
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