JP2002184878A - 不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置 - Google Patents

不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置

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JP2002184878A JP2000382396A JP2000382396A JP2002184878A JP 2002184878 A JP2002184878 A JP 2002184878A JP 2000382396 A JP2000382396 A JP 2000382396A JP 2000382396 A JP2000382396 A JP 2000382396A JP 2002184878 A JP2002184878 A JP 2002184878A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書換え可能回数特性が向上された、不揮発性
メモリトランジスタを有する半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体装置は、シリコン基板10と、シ
リコン基板10上に、第1の絶縁層20を介在させて配
置されたフローティングゲート22と、フローティング
ゲート22の少なくとも一部と接触する第2の絶縁層2
6と、第2の絶縁層26の上に形成されたコントロール
ゲート28と、シリコン基板10内に形成されたソース
領域14およびドレイン領域16と、を含む。フローテ
ィングゲート22の上方において、配線層40が設けら
れ、フローティングゲート22の全体は、平面的にみて
配線層40と重なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不揮発性メモリト
ランジスタを有する半導体装置に関する。
【0002】
【背景技術】電気的に消去可能なプログラマブルROM
(EEPROM)に適用されるデバイスのひとつとし
て、スプリットゲート構造を有するトランジスタが知ら
れている。図16は、不揮発性メモリトランジスタを含
む半導体装置の従来の一例を模式的に示す断面図であ
る。
【0003】半導体装置は、スプリットゲート構造を有
する不揮発性メモリトランジスタ(以下「メモリトラン
ジスタ」という)300を含む。
【0004】メモリトランジスタ300は、n型トラン
ジスタを例にとると、図16に示すように、P型のシリ
コン基板10内に形成されたn+型不純物拡散層からな
るソース領域14およびドレイン領域16と、シリコン
基板10の表面に形成されたゲート絶縁層としての第1
の絶縁層70とを有する。この第1の絶縁層70上に
は、フローティングゲート72と、第2の絶縁層76
と、コントロールゲート78とが順次形成されている。
【0005】フローティングゲート72の上には、第3
の絶縁層74が形成されている。この第3の絶縁層74
は、フローティングゲート72となるポリシリコン層の
一部を選択酸化することによって形成された絶縁層から
構成される。つまり、第3の絶縁層74は、図16に示
すように、中央から両端部へ向けてその膜厚が薄くなる
構造を有する。その結果、フローティングゲート72の
両端の上縁部720は鋭角に形成され、これらの上縁部
720で電界集中が起きやすいようになっている。
【0006】このスプリットゲート構造のメモリトラン
ジスタ300を動作させる場合には、たとえば、データ
の書き込み時には、ソース領域14とドレイン領域16
間にチャネル電流を流し、矢印A10で示すように、電
荷(ホットエレクトロン)をフローティングゲート72
に注入する。また、データの消去時には、所定の高電圧
をコントロールゲート78に印加し、ファウラー・ノル
ドハイムトンネル伝導(FN伝導)によって、フローテ
ィングゲート72に蓄積された電荷を、矢印B10で示
すように、第3の絶縁層76を介してコントロールゲー
ト78に移動させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、書換
え可能回数特性が向上された、不揮発性メモリトランジ
スタを有する半導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(A)本発明の第1の不
揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置は、半導
体層と、前記半導体層上に、ゲート絶縁層としての第1
の絶縁層を介在させて配置されたフローティングゲート
と、前記フローティングゲートの少なくとも一部と接触
し、トンネル絶縁層として機能しうる第2の絶縁層と、
前記第2の絶縁層の上に形成されたコントロールゲート
と、前記半導体層内に形成された、ソース領域またはド
レイン領域を構成する不純物拡散層と、を含み、前記フ
ローティングゲートの上方において、導電層が設けら
れ、前記フローティングゲートの全体は、平面的にみて
前記導電層と重なっている。
【0009】本発明においては、フローティングゲート
の全体は、平面的にみて前記導電層と重なっている。こ
のため、導電層は、その導電層の上方における層を形成
するための種々の工程(たとえばエッチング工程)にお
いて発生するチャージ(プロセス・インデュースド・チ
ャージ;Process Induced Charge)から、フローティン
グゲートを保護することができる。その結果、フローテ
ィングゲートと接触する領域における第2の絶縁層にお
いて、そのチャージがトラップされるのを抑えることが
できる。したがって、第2の絶縁層の劣化を抑えること
ができ、書換え可能回数を向上することができる。
【0010】また、前記導電層は、平面的にみて前記フ
ローティングゲートの端より外側に突出している場合に
は、平面的にみて前記フローティングゲートの端より外
側に突出した部分の前記導電層の幅は、好ましくは、
0.5μm以下である。
【0011】また、前記フローティングゲートの上方に
形成された導電層の側端と、該フローティングゲートの
端とは、平面的にみて少なくとも一部において一致して
いていてもよい。
【0012】また、前記フローティングゲートの形成領
域以外の領域の上方における導電層の幅は、前記フロー
ティングゲートの形成領域の上方における導電層の幅よ
り狭くすることができる。
【0013】また、前記導電層は、前記半導体層と電気
的に接続されていることができる。
【0014】また、第1の不揮発性メモリトランジスタ
を有する半導体装置は、半導体層と、前記半導体層の上
方に配置されたフローティングゲートと、前記フローテ
ィングゲートの上方に配置されたコントロールゲート
と、を含む不揮発性メモリトランジスタを有し、前記フ
ローティングゲートのうち、少なくとも上方に前記コン
トロールゲートが配置されていない領域の鉛直上方に
は、導電層が設けられてなる構造を有することもでき
る。
【0015】コントロールゲートも、プロセス・インデ
ュースド・チャージからフローティングゲートを保護す
る効果を有している。したがって、本発明においては、
フローティングゲート全面の鉛直上方には、必ずコント
ロールゲートまたは導電層が配置されているので、フロ
ーティングゲート全上表面をプロセス・インデュースド
・チャージから保護することができる。その結果、書換
え可能回数を向上することができる。
【0016】また、前記フローティングゲートの鉛直上
方に位置する前記導電層の幅は、前記フローティングゲ
ートの幅より大きく形成されてもよい。
【0017】また、前記フローティングゲートの鉛直上
方以外に位置する前記導電層の幅は、前記フローティン
グゲートの鉛直上方に位置する前記導電層の幅より小さ
く形成されてもよい。このようにフローティングゲート
の鉛直上方以外に位置する導電層の幅を小さくすること
で、導電層の幅をフローティングゲートの幅より広い幅
で統一する構造に比べて、この導電層による応力を最小
限にすることができる。
【0018】また、前記導電層は、配線層とすることが
できる。
【0019】また、配線層が多層構造を有する場合は、
前記導電層は、最下層の配線層とすることができる。
【0020】(B)本発明の第2の不揮発性メモリトラ
ンジスタを有する半導体装置は、半導体層と、前記半導
体層上に、ゲート絶縁層としての第1の絶縁層を介在さ
せて配置されたフローティングゲートと、前記フローテ
ィングゲートの少なくとも一部と接触し、トンネル絶縁
層として機能しうる第2の絶縁層と、前記第2の絶縁層
の上に形成されたコントロールゲートと、前記半導体層
内に形成された、ソース領域またはドレイン領域を構成
する不純物拡散層と、を含み、前記フローティングゲー
トの上方において、レベルが異なる複数の導電層が形成
され、レベルが異なる複数の前記導電層によって、前記
フローティングゲートの全体は覆われている。
【0021】ここで「レベルが異なる」とは、異なる層
間絶縁層の上に形成されていることを意味する。
【0022】本発明においては、レベルが異なる複数の
前記導電層によって、前記フローティングゲートの全体
は覆われている。このため、フローティングゲートと平
面的にみて重なる導電層のうち、最上層より上方におけ
る層を形成するための種々の工程(たとえばエッチング
工程)において発生するチャージ(プロセス・インデュ
ースド・チャージ;Process Induced Charge)から、フ
ローティングゲートを保護することができる。その結
果、フローティングゲートと接触する領域における第2
の絶縁層において、そのチャージがトラップされるのを
抑えることができる。したがって、第2の絶縁層の劣化
を抑えることができ、書換え可能回数を向上することが
できる。
【0023】また、少なくとも一つの前記導電層は、平
面的にみて前記フローティングゲートの端より外側に突
出している場合には、平面的にみて前記フローティング
ゲートの端より外側に突出した部分の前記導電層の幅
は、好ましくは、0.5μm以下である。
【0024】また、少なくとも一つの前記導電層の側端
と、前記フローティングゲートの端とは、平面的にみて
少なくとも一部において一致していることができる。
【0025】また、前記導電層は、前記半導体層と電気
的に接続されていることができる。
【0026】また、第2の不揮発性メモリトランジスタ
を有する半導体装置は、半導体層と、前記半導体層の上
方に配置されたフローティングゲートと、前記フローテ
ィングゲートの上方に配置されたコントロールゲート
と、を含む不揮発性メモリトランジスタを有し、前記不
揮発性メモリトランジスタの上方に多層構造を有する複
数の導電層が設けられ、前記フローティングゲートのう
ち、少なくとも上方に前記コントロールゲートが配置さ
れていない領域の鉛直上方には、前記複数の導電層のう
ち少なくとも1層の導電層が設けられてなる構造を有す
ることができる。
【0027】本発明においては、フローティングゲート
全面の鉛直上方には、必ずコントロールゲートまたは導
電層が配置されているので、フローティングゲートの全
体をプロセス・インデュースド・チャージから保護する
ことができる。その結果、書換え可能回数を向上するこ
とができる。
【0028】本発明の第1および第2の半導体装置は、
さらに、他の回路領域が混載されていることができる。
前記回路領域は、少なくともロジック回路を含むことが
できる。
【0029】上記において「半導体層」には、半導体基
板、および、基板の上に形成された半導体層が含まれ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら説明する。
【0031】(デバイスの構造)実施の形態に係る半導
体装置を説明する。図1は、実施の形態に係る半導体装
置を模式的に示す平面図である。図2は、バルクの平面
を模式的に示す平面図である。図3(a)は、図1のA
−A線に沿った断面を模式的に示す断面図である。図3
(b)は、図1のB−B線に沿った断面を模式的に示す
断面図である。
【0032】半導体装置は、スプリットゲート構造を有
する不揮発性メモリトランジスタ(以下「メモリトラン
ジスタ」という)100を含む。メモリトランジスタ
は、素子分離領域12によって画定された素子形成領域
において形成されている。メモリトランジスタ100
は、ソース領域14と、ドレイン領域16と、ゲート絶
縁層として機能する第1の絶縁層20とを有する。ソー
ス領域14およびドレイン領域16は、n型トランジス
タを例にとると、P型のシリコン基板10内に形成され
たn+ 型不純物拡散層からなる。第1の絶縁層20は、
シリコン基板10の表面に形成されている。
【0033】第1の絶縁層20の上には、フローティン
グゲート22と、第3の絶縁層24とが順次形成されて
いる。第3の絶縁層24は、中央部から側端部へ向けて
その膜厚が薄くなる構造を有する。このため、フローテ
ィングゲート22の周縁部の上部220は、鋭角に形成
されている。その結果、フローティングゲート22の周
縁部の上部220で電界集中が起きやすいようになって
いる。
【0034】第2の絶縁層26は、第3の絶縁層24の
上面、フローティングゲート22の上面およびシリコン
基板10の表面を覆うように形成されている。この第2
の絶縁層26は、いわゆるトンネル絶縁層として機能す
る。
【0035】この第2の絶縁層26の上面上には、コン
トロールゲート28が形成されている。コントロールゲ
ート28の上には、必要に応じて、シリサイド層(図示
せず)を形成してもよい。シリサイド層の材質として
は、たとえば、タングステンシリサイド,モリブデンシ
リサイド,チタンシリサイド,コバルトシリサイドを挙
げることができる。
【0036】シリコン基板10の上には、層間絶縁層3
0が形成されている。層間絶縁層30において、スルー
ホール32が形成されている。スルーホール32内に
は、コンタクト層34が形成されている。コンタクト層
34は、たとえばタングステンプラグからなる。層間絶
縁層30の上には、配線層(導電層)40が形成されて
いる。配線層40は、コンタクト層34を介して、ドレ
イン領域16と電気的に接続されている。フローティン
グゲート22の全体は、平面的にみてこの配線層40と
重なっている。具体的には、フローティングゲート22
は、配線層40によって完全に覆われている。より具体
的には、配線層40の端40aは、平面的にみて、フロ
ーティングゲート22の端22aより外側にある。すな
わち、図3(a)において、フローティングゲート22
に対向する上方に配線層40を配置し、配線層40の幅
W30は、フローティングゲートの幅W40より大きく
形成することで、フローティングゲート22の全面の鉛
直上方には、配線層40が配置されている構造となる。
または、配線層40の端40aは、平面的にみてフロー
ティングゲート22の端22aと一致していてもよい。
配線層40の側端部が平面的にみてフローティングゲー
ト22の端22aより外側に突出している場合には、フ
ローティングゲート22の端22aより外側に突出して
いる配線層40の幅W10は、好ましくは0.5μm以
下、より好ましくは0.3μm以下である。配線層40
の厚さは、たとえば0.3〜1.0μmであり、好まし
くは0.3〜0.8μmである。
【0037】(メモリセルの動作方法)次に、本発明の
半導体装置を構成するメモリトランジスタ100の動作
方法の一例について、図3(b)を参照して説明する。
【0038】図3(b)において、Vcはコントロール
ゲート28に印加される電圧を示し、Vsはソース領域
14に印加される電圧を示し、Vdはドレイン領域16
に印加される電圧を示し、VsubはP型のシリコン基
板10に印加される電圧を示す。
【0039】このメモリトランジスタ100を動作させ
る場合には、データの書き込み時には、ソース領域14
とドレイン領域16間にチャネル電流を流し、電荷(ホ
ットエレクトロン)をフローティングゲート22に注入
する。データの消去時には、所定の高電圧をコントロー
ルゲート28に印加し、FN伝導によってフローティン
グゲート22に蓄積された電荷をコントロールゲート2
8に移動させる。以下に、各動作の一例について述べ
る。
【0040】まず、書き込み動作について述べる。な
お、矢印A1は、書き込み時の電子の流れを示す。
【0041】データの書き込み動作においては、ドレイ
ン領域16に対してソース領域14を高電位にし、必要
に応じてコントロールゲート28に所定電位を印加す
る。これにより、ドレイン領域16付近で発生するホッ
トエレクトロンは、フローティングゲート22に向かっ
て加速され、第1の絶縁層20を介してフローティング
ゲート22に注入され、データの書き込みがなされる。
【0042】この書き込み動作では、例えば、コントロ
ールゲート28の電位(Vc)を2V、ソース領域14
の電位(Vs)を10.5V、ドレイン領域16の電位
(Vd)を0.8Vとする。また、シリコン基板10の
電位(Vsub)を0Vとする。
【0043】次に、消去動作について説明する。なお、
矢印B1は、消去時の電子の流れを示す。
【0044】消去動作においては、ソース領域14およ
びドレイン領域16の電位に対してコントロールゲート
28の電位を高くする。これにより、フローティングゲ
ート22内に蓄積された電荷は、フローティングゲート
22の周縁部の上部220からFN伝導によって第2の
絶縁層26を突き抜けてコントロールゲート28に放出
されて、データが消去される。
【0045】この消去動作では、例えば、コントロール
ゲート28の電位(Vc)を11.5Vとし、ソース領
域14およびドレイン領域16の電位VsおよびVdを
0Vとし、シリコン基板10の電位(Vsub)を0V
とする。
【0046】次に読み出し動作について説明する。な
お、矢印C1は、読み出し時の電子の流れを示す。
【0047】読み出し動作においては、ソース領域14
に対してドレイン領域16を高電位とし、コントロール
ゲート28に所定の電圧を印加することにより、チャネ
ルの形成の有無によって書き込まれたデータの判定がな
される。すなわち、フローティングゲート22に電荷が
注入されていると、フローティングゲート22の電位が
低くなるため、チャネルが形成されず、ドレイン電流が
流れない。逆に、フローティングゲート22に電荷が注
入されていないと、フローティングゲート22の電位が
高くなるため、チャネルが形成されてドレイン電流が流
れる。そこで、ドレイン領域16から流れる電流をセン
スアンプによって検出することにより、メモリトランジ
スタ100のデータを読み出すことができる。
【0048】読み出し動作においては、例えば、コント
ロールゲート28の電位(Vc)は3.0Vとし、ソー
ス領域14の電位(Vs)を0Vとし、ドレイン領域1
6の電位(Vd)を1Vとし、シリコン基板10(Vs
ub)を0Vとする。
【0049】(作用効果)以下、本実施の形態に係る半
導体装置の作用効果について、説明する。
【0050】(1)図4および図5に示すように、フロ
ーティングゲート422の全体が平面的にみて配線層4
40によって覆われないように、配線層440を形成す
ることが考えられる。しかし、この場合、配線層440
より上方における層(たとえば絶縁層,金属層)を形成
する際、次のような問題が発生することがある。配線層
440より上方における層(絶縁層,金属層)を形成す
るための種々の工程(たとえばエッチング工程、CVD
(Chemical Vapor Deposition)工程、スパッタリング
工程)において、チャージ(具体的にはプロセス・イン
デュースド・チャージ;Process Induced Charge)が発
生する。フローティングゲート422の全体が平面的に
みて配線層440によって覆われていないとチャージを
遮るものがないため、そのチャージは、フローティング
ゲート422と接触する領域における第2の絶縁層(ト
ンネル絶縁層)426にトラップされてしてしまうこと
となる。その結果、第2の絶縁層426が劣化し、書換
え可能回数が低下してしまう。
【0051】しかし、本実施の形態においては、フロー
ティングゲート22の全体が平面的にみて配線層40と
重なっている。この配線層40は、配線層40より上方
における層を形成するための種々の工程(たとえばエッ
チング工程、CVD工程、スパッタリング工程)におい
て発生したチャージを遮ることができる。このため、配
線層40は、そのチャージからフローティングゲートを
保護することができる。したがって、フローティングゲ
ート22と接触する領域における第2の絶縁層(トンネ
ル絶縁層)26において、そのチャージがトラップされ
るのを抑えることができる。その結果、第2の絶縁層2
6の劣化を抑えることができる。したがって、書換え可
能回数を向上することができる。
【0052】(2)配線層40は、シリコン基板10の
ドレイン領域を構成する不純物拡散層に電気的に接続さ
れている。このため、電荷(プロセス・インデュースド
・チャージ;Process Induced Charge)は、配線層40
を介して,シリコン基板10に放電することができる。
このため、より確実に、電荷から、メモリトランジスタ
100を保護することができる。
【0053】(3)上記の実施の形態においては、フロ
ーティングゲート22の全体が平面的にみて配線層40
と重なっている、すなわちフローティングゲート22の
全面の鉛直上方には配線層40が配置されている構造を
有している。しかし、これに限らず、フローティングゲ
ート上表面のうち、少なくとも上方に前記コントロール
ゲートが配置されていない領域の鉛直上方には、導電層
が設けられていてもよい。この場合、フローティングゲ
ート全面の鉛直上方には、必ずコントロールゲートまた
は導電層が配置されている構造となり、平面的にみてフ
ローティングゲート全体がコントロールゲートまたは導
電層と重なっている。そして、コントロールゲートも、
プロセス・インデュースド・チャージからフローティン
グゲートを保護する効果を有しているため、フローティ
ングゲート全体をプロセス・インデュースド・チャージ
から保護することができる。
【0054】(変形例)上記の実施の形態に係る半導体
装置は、次の変形が可能である。
【0055】(1)上記の実施の形態においては、フロ
ーティングゲート22の全体は、平面的にみて導電層と
重なっている。しかし、これに限定されず、コントロー
ルゲートが上方において形成されていないフローティン
グゲートの領域の上方において、導電層を形成してもよ
い。このようにして導電層を形成した場合には、フロー
ティングゲート22の全体は、平面的にみて、コントロ
ールゲート22とその導電層とに重なることとなる。
【0056】(2)図12および図13に示すように、
レベルが異なる第1導電層40aおよび第2導電層40
bによって、フローティングゲート22の全体が覆われ
ていてもよい。具体的には、第1導電層40aおよび第
2導電層40bは、平面的にみて、フローティングゲー
ト22の全体と重なっていてもよい。この場合、第2導
電層40bの上方における層を形成するための種々の工
程(たとえばエッチング工程、CVD工程、スパッタリ
ング工程)で生じるチャージが、フローティングゲート
と接触する領域における第2の絶縁層にトラップされる
のを抑えることができる。
【0057】なお、前記フローティングゲートの全体
は、平面的にみてレベルが異なる3層以上の導電層と重
なっている態様であってもよい。
【0058】また、この変形例においては、フローティ
ングゲート22の全体が平面的にみてレベルが異なる複
数の配線層と重なっている、すなわち、フローティング
ゲート22の上面全領域の鉛直上方には複数の配線層が
配置されている構造を有している。しかし、これに限ら
ず、フローティングゲートのうち、少なくとも上方に前
記コントロールゲートが配置されていない領域の鉛直上
方には、前記複数の導電層のうち少なくとも1層の導電
層が設けられていればよい。
【0059】(3)図15に示すように、フローティン
グゲート22の形成領域以外の領域の上方における配線
層40の幅W20は、フローティングゲート22の上方
における配線層40の幅W30より狭い態様をとること
もできる。
【0060】(4)上記実施の形態においては、第1層
目の層間絶縁層の上に形成された配線層によって、フロ
ーティングゲート22を覆っている。しかし、第2層目
以上の層間絶縁層の上に形成された配線層によって、フ
ローティングゲート22を覆ってもよい。
【0061】(5)配線層40は、積極的に低いブレー
ク・ダウン電圧の拡散層(ツェナーダイオードなどの拡
散層)に接続されることもできる。
【0062】(製造プロセス)実施の形態に係る半導体
装置の製造方法を説明する。図6〜図11は、半導体装
置の製造工程を模式的に示す断面図である。図6〜図1
1のそれぞれにおいて、(a)は図1のA−A線に対応
した断面を模式的に示す断面図であり、(b)は図1の
B−B線に対応した断面を模式的に示す断面図である。
【0063】(A)まず、図6に示すように、シリコン
基板10の所定領域において素子分離領域12を形成す
る。素子分離領域12は、たとえばLOCOS法または
トレンチ素子分離法により形成される。
【0064】次に、図7に示すように、シリコン基板1
0の表面に、熱酸化法により、酸化シリコン層(第1の
絶縁層)20を形成する。酸化シリコン層20の厚さ
は、特に限定されないが、ゲート耐圧、データ保持特性
などを考慮して好ましくは7〜9nmである。
【0065】次に、酸化シリコン層20の表面に、ポリ
シリコン層(導電層)22aを形成し、これにリンやひ
素を拡散してn型のポリシリコン層22aを形成する。
ポリシリコン層22aの形成方法は、特に限定されず、
たとえば、CVD法である。ポリシリコン層22aの厚
さは、たとえば50〜300nmであり、好ましくは1
00〜200nmである。
【0066】ポリシリコン層22aをn型にする他の方
法としては、ポリシリコン層22aを形成した後、リン
やひ素をイオン注入する方法、ポリシリコン層22aを
形成した後、塩化ホスホリル(POCl3)を含んだキ
ャリアガスを導入する方法、あるいはポリシリコン層2
2aを形成する時に、ホスフィン(PH3)を含んだキ
ャリアガスを導入する方法、などがある。
【0067】次に、ポリシリコン層22aの表面に、例
えばCVD法で窒化シリコン層50を形成する。次い
で、リソグラフィ技術を利用して、窒化シリコン層50
の所定領域を選択的にエッチングして除去する。窒化シ
リコン層50の除去される領域240Hは、メモリトラ
ンジスタ100の第3の絶縁層24が形成される領域で
ある。
【0068】(B)次いで、図8に示すように、ポリシ
リコン層22aの露出部分を選択的に酸化することによ
り、ポリシリコン層22aの所定領域の表面に第3の絶
縁層24を形成する。選択酸化によって形成された第3
の絶縁層24は、中央部の膜厚が最も大きく、端部では
徐々に膜厚が小さくなる断面形状を有する。その後、窒
化シリコン層50を除去する。
【0069】(C)次に、図9に示すように、第3の絶
縁層24をマスクとしてエッチングを行ない、ポリシリ
コン層22aをパターニングし、フローティングゲート
22を形成する。さらに、シリコン基板10上の酸化シ
リコン層20を除去する。
【0070】(D)次に、図10に示すように、シリコ
ン基板10の上に、酸化シリコン層(第2の絶縁層)2
6を堆積する。酸化シリコン層26の厚さは、シリコン
基板10の上面を基準として、たとえば20〜25nm
である。酸化シリコン層26の形成方法は、特に限定さ
れず、たとえば熱酸化法,CVD法をあげることができ
る。好ましいCVD法は、高温熱CVD法(たとえばシ
ランベースの高温熱CVD法)である。高温熱CVD法
により酸化シリコン層26を形成すると、酸化シリコン
層26の膜質が緻密になるという利点がある。
【0071】また、酸化シリコン層26は、複数の層が
積層されて構成されていてもよい。具体的には、酸化シ
リコン層26は、熱酸化法により得られた第1の酸化シ
リコン層とCVD法により得られた第2の酸化シリコン
層の積層構造を有していてもよい。
【0072】次に、酸化シリコン層26の表面に、ポリ
シリコン層28aを形成する。ポリシリコン層28aの
形成方法は、特に限定されず、たとえば、CVD法であ
る。ポリシリコン層28aは、上述したポリシリコン層
22aと同様の方法により、n型にすることができる。
ポリシリコン層28aの膜厚は、たとえば50〜300
nmである。
【0073】次に、必要に応じて、ポリシリコン層28
aの上に、シリサイド層(図示せず)を形成する。シリ
サイド層は、たとえば、スパッタ法,CVD法により形
成されることができる。
【0074】次いで、コントロールゲート28上に所定
のパターンを有するレジスト層(図示せず)を形成す
る。その後、図11に示すように、エッチングによって
ポリシリコン層28aのパターニングを行い、コントロ
ールゲート28を形成する。
【0075】(E)次いで、公知の方法により、n型不
純物をシリコン基板10にドープすることにより、ソー
ス領域14およびドレイン領域16を形成する。以上の
工程によって、メモリトランジスタ100が形成され
る。
【0076】(F)次に、図3に示すように、全面に層
間絶縁層30を形成する。層間絶縁層30は、必要に応
じて化学的機械的研磨法により、平坦化される。次に、
層間絶縁層30の所定領域において、スルーホール32
を形成し、そのスルーホール32を導電材で充填しコン
タクト層34を形成する。
【0077】次に、層間絶縁層30の上において、導電
層を形成し、その導電層をパターニングすることにより
配線層40が形成される。配線層の材質は、アルミニウ
ム、銅、アルミニウムと銅との合金を挙げることができ
る。
【0078】(エンベデット半導体装置への適用例)半
導体装置は、他の回路領域を含んでいてもよい。他の回
路領域としては、ロジック回路、インターフェイス回
路、ゲートアレイ回路、メモリ回路(たとえばRAM,
ROM)、プロセッサ(たとえばRISC)または各種
IP(Intellectual Property)マクロなどの回路、あ
るいはその他のディジタル回路、アナログ回路などを挙
げることができる。
【0079】具体的には、次のエンベデット半導体装置
が可能である。図14は、上記実施の形態の半導体装置
が適用された、エンベデット半導体装置のレイアウトを
示す模式図である。この例では、エンベデット半導体装
置2000は、フラッシュメモリ90と、SRAMメモ
リ92と、RISC94と、アナログ回路96と、イン
ターフェイス回路98とがSOG(Sea of Gate)に
混載されている。本発明に係るメモリトランジスタ10
0は、フラッシュメモリ90の構成要素である。
【0080】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の要旨を超えない範囲で種々の変更が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る半導体装置を模式的に示す平
面図である。
【図2】バルクの平面を模式的に示す平面図である。
【図3】(a)は、図1のA−A線に沿った断面を模式
的に示す断面図であり、(b)は、図1のB−B線に沿
った断面を模式的に示す断面図である。
【図4】作用効果を説明するための、比較例に係る半導
体装置を模式的に示す平面図である。
【図5】図4におけるC−C線に沿った断面を模式的に
示す断面図である。
【図6】半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図で
ある。
【図7】半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図で
ある。
【図8】半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図で
ある。
【図9】半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図で
ある。
【図10】半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図
である。
【図11】半導体装置の製造工程を模式的に示す断面図
である。
【図12】変形例に係る半導体装置を模式的に示す平面
図である。
【図13】(a)は、図12におけるD−D線に沿った
断面を模式的に示す断面図であり、(b)は、図12に
おけるE−E線に沿った断面を模式的に示す断面図であ
る。
【図14】エンベデット半導体装置のレイアウトを示す
模式図である。
【図15】変形例に係る半導体装置を模式的に示す平面
図である。
【図16】従来例に係る半導体装置を模式的に示す断面
図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 12 素子分離領域 14 ソース領域 16 ドレイン領域 20 第1の絶縁層(酸化シリコン層) 22 フローティングゲート 22a ポリシリコン層 24 第3の絶縁層 26 第2の絶縁層(酸化シリコン層) 28 コントロールゲート 28a ポリシリコン層 30 層間絶縁層 32 スルーホール 34 コンタクト層 40 配線層 40a 第1の導電層 40b 第2の導電層 100 メモリトランジスタ 220 フローティングゲートの周縁部の上部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/115 27/10 491 Fターム(参考) 5F001 AA09 AA21 AA32 AA33 AB03 AC01 AD95 AD96 AF07 5F038 BH10 BH13 CA05 DF05 DF11 EZ20 5F083 EP15 EP25 GA21 JA35 JA39 KA20 LA11 MA06 MA19 ZA12 ZA30 5F101 BA03 BA14 BA15 BA24 BB04 BC01 BD46 BD47 BF03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層と、 前記半導体層上に、ゲート絶縁層としての第1の絶縁層
    を介在させて配置されたフローティングゲートと、 前記フローティングゲートの少なくとも一部と接触し、
    トンネル絶縁層として機能しうる第2の絶縁層と、 前記第2の絶縁層の上に形成されたコントロールゲート
    と、 前記半導体層内に形成された、ソース領域またはドレイ
    ン領域を構成する不純物拡散層と、を含み、 前記フローティングゲートの上方において、導電層が設
    けられ、 前記フローティングゲートの全体は、平面的にみて前記
    導電層と重なっている、不揮発性メモリトランジスタを
    有する半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記導電層は、平面的にみて前記フローティングゲート
    の端より外側に突出しており、 平面的にみて前記フローティングゲートの端より外側に
    突出した部分の前記導電層の幅は、0.5μm以下であ
    る、不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記フローティングゲートの上方に形成された導電層の
    側端と、該フローティングゲートの端とは、平面的にみ
    て少なくとも一部において一致している、不揮発性メモ
    リトランジスタを有する半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記フローティングゲートの形成領域以外の領域の上方
    における導電層の幅は、前記フローティングゲートの形
    成領域の上方における導電層の幅より狭い、不揮発性メ
    モリトランジスタを有する半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記導電層は、前記半導体層と電気的に接続されてい
    る、不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体層と、 前記半導体層上に、ゲート絶縁層としての第1の絶縁層
    を介在させて配置されたフローティングゲートと、 前記フローティングゲートの少なくとも一部と接触し、
    トンネル絶縁層として機能しうる第2の絶縁層と、 前記第2の絶縁層の上に形成されたコントロールゲート
    と、 前記半導体層内に形成された、ソース領域またはドレイ
    ン領域を構成する不純物拡散層と、を含み、 前記フローティングゲートの上方において、レベルが異
    なる複数の導電層が形成され、 前記フローティングゲートの全体は、平面的にみて、複
    数の前記導電層と重なっている、不揮発性メモリトラン
    ジスタを有する半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 少なくとも一つの前記導電層は、平面的にみて前記フロ
    ーティングゲートの端より外側に突出しており、 平面的にみて前記フローティングゲートの端より外側に
    突出した部分の前記導電層の幅は、0.5μm以下であ
    る、不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 少なくとも一つの前記導電層の側端と、前記フローティ
    ングゲートの端とは、平面的にみて少なくとも一部にお
    いて一致している、不揮発性メモリトランジスタを有す
    る半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかにおいて、 前記導電層は、前記半導体層と電気的に接続されてい
    る、不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
  10. 【請求項10】 半導体層と、 前記半導体層の上方に配置されたフローティングゲート
    と、 前記フローティングゲートの上方に配置されたコントロ
    ールゲートと、を含む不揮発性メモリトランジスタを有
    し、 前記フローティングゲートのうち、少なくとも上方に前
    記コントロールゲートが配置されていない領域の鉛直上
    方には、導電層が設けられてなる、不揮発性メモリトラ
    ンジスタを有する半導体装置。
  11. 【請求項11】 半導体層と、 前記半導体層の上方に配置されたフローティングゲート
    と、 前記フローティングゲートの上方に配置されたコントロ
    ールゲートと、を含む不揮発性メモリトランジスタを有
    し、 前記不揮発性メモリトランジスタの上方に導電層が設け
    られ、 前記フローティングゲートの鉛直上方に位置する前記導
    電層の幅は、前記フローティングゲートの幅より大きく
    形成されてなる、不揮発性メモリトランジスタを有する
    半導体装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記フローティングゲートの鉛直上方以外に位置する前
    記導電層の幅は、前記フローティングゲートの鉛直上方
    に位置する前記導電層の幅より小さく形成されてなる、
    不揮発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれかにおい
    て、 前記導電層は、配線層である、不揮発性メモリトランジ
    スタを有する半導体装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記配線層は、最下層の配線層である、不揮発性メモリ
    トランジスタを有する半導体装置。
  15. 【請求項15】 半導体層と、前記半導体層の上方に配
    置されたフローティングゲートと、 前記フローティングゲートの上方に配置されたコントロ
    ールゲートと、を含む不揮発性メモリトランジスタを有
    し、 前記不揮発性メモリトランジスタの上方に多層構造を有
    する複数の導電層が設けられ、 前記フローティングゲートのうち、少なくとも上方に前
    記コントロールゲートが配置されていない領域の鉛直上
    方には、前記複数の導電層のうち少なくとも1層の導電
    層が設けられてなる、不揮発性メモリトランジスタを有
    する半導体装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、 前記導電層は、配線層である、不揮発性メモリトランジ
    スタを有する半導体装置。
  17. 【請求項17】 請求項10〜16のいずれかにおい
    て、 前記半導体層と前記フローティングゲートとの間に配置
    された、ゲート絶縁層となる第1の絶縁層と、 前記フローティングゲートの少なくとも一部と接触し、
    トンネル絶縁層として機能しうる第2の絶縁層と、 前記半導体層内に形成された、ソース領域またはドレイ
    ン領域を構成する不純物拡散層と、をさらに含む、不揮
    発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかにおいて、 さらに、他の回路領域が混載された、不揮発性メモリト
    ランジスタを有する半導体装置。
  19. 【請求項19】 請求項18において、 前記回路領域は、少なくともロジック回路を含む、不揮
    発性メモリトランジスタを有する半導体装置。
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