JP2002184191A - 不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み及び読み出し方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み及び読み出し方法Info
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Abstract
読み出しを防止しつつ、極力多くのデータ値を持つ多値
データを記憶する。 【解決手段】 書き込み判定電圧Va を、電圧VWRの幅
で等間隔に設定する。また、各データ値に対する書き込
み判定電圧Va とその低電位側に隣接する読み出し電圧
Vr との各電圧差(マージンΔVm )を、電荷保持劣化
によるしきい値電圧Vtmの低下が生じ易いしきい値電圧
Vtmの高いものほど順次大きくなるように設定する。そ
の結果、各データ値のしきい値電圧Vtmの最大値とその
高電位側に隣接する読み出し電圧Vr との電圧差(マー
ジンΔVd )は、高電圧ストレスによるしきい値電圧V
tmの上昇が発生し易いしきい値電圧Vtmの低いものほど
順次大きくなるように設定される。
Description
トロールゲートとを備えたメモリセルに多値データを書
き込み、その書き込まれたデータ値を読み出す不揮発性
半導体記憶装置の多値書き込み及び読み出し方法に関す
る。
ROMや一括消去が可能なフラッシュEEPROMなど
の不揮発性半導体記憶装置は、マトリクス状に配列され
たメモリセルによって構成されている。半導体基板の主
表面には各メモリセルに対応してソース領域とドレイン
領域とが形成され、そのチャネル領域の上部にフローテ
ィングゲート(電荷蓄積層)とコントロールゲートとが
形成されている。このメモリセルへのデータの書き込み
は、例えばドレインに5V、コントロールゲートに12
Vを印加してドレイン付近でホットエレクトロンを発生
させ、そのホットエレクトロンをフローティングゲート
に注入してメモリセルのしきい値電圧を高めることによ
り行われる。
OMは、これまでメモリセルの微細化技術により記憶容
量の増大が図られてきた。しかしながら、最近ではさら
なる微細化が難しくなりつつあり、また、微細化による
記憶容量の増大のみでは市場からの容量増大の要求に応
じきれないという状況にある。そこで、近年、1つのメ
モリセルに3値以上の相異なる値を持つ多値データを書
き込む多値化技術が提案されている。
いる多値書き込み(例えばT.S.Jung et al.,ISSCC Tec
h.Dig.P.32-33,1996 )においては、図15に示すよう
に、例えば4値(2ビット/セル)の場合について“0
“〜“3“の各データ値に対するしきい値電圧Vtm0 〜
Vtm3 がほぼ等間隔に決められている。この場合、各メ
モリセルの構造ばらつき等により、同一のデータ値が書
き込まれた各メモリセルのしきい値電圧Vtmはばらつ
き、メモリセル全体として見るとしきい値電圧Vtmはあ
る幅を持って分布する。このため、書き込み後は、所定
の書き込み判定電圧Va1〜Va3でしきい値電圧Vtmを順
次ベリファイし、所定のしきい値電圧範囲から外れてい
る場合には再書き込みを行うようになっている。
き込みにおいては、書き込まれたデータの読み出しに用
いられる読み出し電圧Vr1〜Vr3は、各データ値に対す
る上記書き込み判定電圧Va と読み出し電圧Vr との電
圧差(以下、マージンΔVmと称す)が等しくなるよう
に、つまりΔVm1=ΔVm2=ΔVm3となるように決めら
れている。
ールゲートに上記読み出し電圧Vr1〜Vr3を順に印加
し、しきい値電圧Vtmが読み出し電圧Vr1より低い場合
にはデータ値“0“、読み出し電圧Vr1より高く且つ読
み出し電圧Vr2より低い場合にはデータ値“1“、読み
出し電圧Vr2より高く且つ読み出し電圧Vr3より低い場
合にはデータ値“2“、読み出し電圧Vr3より高い場合
にはデータ値“3“として読み出す。
れた電子は、自ら作る内部電界によって時間の経過とと
もに徐々に低減し(電荷保持劣化)、それに伴ってしき
い値電圧Vtmも徐々に低下することが知られている。こ
の電荷保持劣化によるしきい値電圧Vtmの低下量は、内
部電界が大きいほどすなわちしきい値電圧Vtmが高いほ
ど大きくなる。図15に示す場合、データ値“3“が書
き込まれたメモリセルのしきい値電圧Vtm3 が最も電荷
保持劣化の影響を受け易くなる。そこで、これまでの多
値書き込みにおいては、予め電荷保持劣化によるしきい
値電圧Vtmの低下を見込んで、(互いに等しく設定され
ている)マージンΔVm1〜ΔVm3について余裕を持った
マージン設定が行われている。
能なしきい値電圧Vtmには上限が存在するため、4値、
8値、16値、…とデータ値の数が増えるにつれて十分
なマージンΔVm を確保しにくくなる。従って、これま
では、最も高いしきい値電圧を持つデータ値を書き込ん
だメモリセルにおいて電荷保持劣化による誤読み出しが
発生しない範囲内において、各データ値に対するマージ
ンΔVm を全て等しく確保できるだけの数のデータ値を
持つ多値データしか記憶することができなかった。
し時においてコントロールゲートに高電圧(例えば12
V)が印加されると、電界によるトンネリング効果によ
って電子が半導体基板からフローティングゲートに注入
され、しきい値電圧Vtmが変動(上昇)する現象が生じ
る。この高電圧ストレスによるしきい値電圧Vtmの上昇
は、フローティングゲートの蓄積電荷量が少ないほど、
つまりしきい値電圧Vtmの低いメモリセルほど大きくな
る。
ータ値に対するしきい値電圧Vtmとその高電位側に隣接
する読み出し電圧Vr との差電圧ΔVd は、互いに等し
くなる(ΔVd0=ΔVd1=ΔVd2)。従って、これまで
は、上述した電荷保持劣化による制限に加え、最も低い
しきい値電圧Vtm0 を持つデータ値“0“のメモリセル
において上記高電圧ストレスによる誤読み出しが発生し
ない範囲内において、各データ値に対する上記差電圧Δ
Vd を確保できるだけの数のデータ値を持つ多値データ
しか記憶することができなかった。
で、その目的は、電荷保持劣化および高電圧ストレスに
よるデータの誤読み出しを防止しつつ、極力多くの数の
データ値を持つ多値データを記憶することができる不揮
発性半導体記憶装置の多値書き込み及び読み出し方法を
提供することにある。
によれば、メモリセルに多値データを書き込む処理にお
いて、しきい値電圧はそのデータ値に対応した書き込み
判定電圧以上に設定される。また、各データ値に対する
書き込み判定電圧と読み出し電圧との電圧差すなわちマ
ージン(以下、第1のマージンと称す)は、しきい値電
圧の高いものほど大きくまたは等しくなるように決定さ
れている。そして、少なくとも、書き込み時に設定され
るしきい値電圧が最大のデータ値に対する第1のマージ
ンが、書き込み時に設定されるしきい値電圧が最小のデ
ータ値に対する第1のマージンよりも大きくなるように
決定されている。
トに注入された電子は、自ら作る内部電界によって電荷
保持劣化を引き起こし、それに伴ってしきい値電圧が徐
々に低下する。この電荷保持劣化によるしきい値電圧の
低下量は、しきい値電圧が高いほど大きい。
きい値電圧の高い)データ値に対する第1のマージン
が、上記低下量の小さい(しきい値電圧の低い)データ
値に対する第1のマージンよりも大きくなる傾向を持
ち、限られたしきい値電圧の設定可能範囲内において、
電荷保持劣化の特性に合致した第1のマージンの設定が
可能となる。その結果、しきい値電圧の低いデータ値に
対して不必要に大きい第1のマージンが確保されること
がなくなり、各しきい値電圧を持つデータ値に対して、
誤読み出しの発生を防止する上で必要且つ十分な第1の
マージンの確保が可能となる。
記第1のマージンの設定とによれば、各データ値に対す
るしきい値電圧とその高電位側に隣接する読み出し電圧
との差電圧すなわちマージン(以下、第2のマージンと
称す)が、しきい値電圧の低いものほど大きくまたは等
しくなるように決定されることとなる。
し時においてコントロールゲートに高電圧が印加される
と、電界によるトンネリング効果によって電子が半導体
基板からフローティングゲートに注入され、しきい値電
圧が上昇する現象が生じる。この高電圧ストレスによる
しきい値電圧の上昇は、フローティングゲートの蓄積電
荷量が少ないほど、つまりしきい値電圧の低いメモリセ
ルほど大きくなる。
きい値電圧の低い)データ値に対する第2のマージン
が、上記上昇量の小さい(しきい値電圧の高い)データ
値に対する第2のマージンよりも大きくなる傾向を持
ち、限られたしきい値電圧の設定可能範囲内において、
高電圧ストレスの特性に合致した第2のマージン設定が
可能となる。従って、電荷保持劣化および高電圧ストレ
スによるデータの誤読み出しを防止しつつ、上記しきい
値電圧の設定可能範囲を有効に利用することができ、従
来よりも多くのデータ値を持つ多値データを記憶可能と
なる。
値電圧分布の最小値と読み出し電圧との電圧差(以下、
第1のマージンと称す)は、しきい値電圧の高いものほ
ど大きくまたは等しくなる。また、上述した第2のマー
ジンが、しきい値電圧の低いものほど大きくまたは等し
くなる。従って、本手段によっても、請求項1に記載し
た手段と同様にして、電荷保持劣化および高電圧ストレ
スの特性に合致した第1および第2のマージンの設定が
可能となり、データの誤読み出しを防止しつつ従来より
も多くのデータ値を持つ多値データを記憶可能となる。
なお、請求項3に記載した手段によっても、同様の作用
および効果が得られる。
も、請求項1、2、3に記載した手段と同様にして、電
荷保持劣化および高電圧ストレスの特性に合致した第1
および第2のマージンの設定が可能となり、データの誤
読み出しを防止しつつ従来よりも多くのデータ値を持つ
多値データを記憶可能となる。
タ値に対する第1のマージンは、上述した電荷保持劣化
によるしきい値電圧の低下特性と合致するように、書き
込み時に設定されるしきい値電圧が高いデータ値のもの
ほど順次大きくなるとともに、各データ値に対する第2
のマージンは、上述した高電圧ストレスによるしきい値
電圧の上昇特性と合致するように、書き込み時に設定さ
れるしきい値電圧が低いデータ値のものほど順次大きく
なる。従って、本手段は、誤読み出しの発生を防止しつ
つ上記しきい値電圧の設定可能範囲を有効に利用する上
でより好ましい方法となる。
込みデータ値に対するしきい値電圧の分布幅(しきい値
電圧分布の最大値と最小値の電圧差)が互いに等しいの
で、各データ値に対する第2のマージンが上述した高電
圧ストレスによるしきい値電圧の上昇特性とより確実に
合致する。
の第1の実施形態について、図1ないし図6を参照しな
がら説明する。図2は、不揮発性半導体記憶装置である
EEPROMフラッシュメモリの一つのメモリセルを模
式的な断面構造で示したものである。この図2におい
て、P型のシリコン基板1(半導体基板に相当)の表層
部の所定領域には、例えばイオン注入および拡散によっ
てN+ソース領域2とN+ドレイン領域3とが形成され
ている。これらソース領域2とドレイン領域3との間の
チャネル領域4上には、シリコン酸化膜からなるゲート
絶縁膜5(いわゆるトンネル膜)、ポリシリコンからな
るフローティングゲート6(電荷蓄積層に相当)、シリ
コン酸化膜とシリコン窒化膜との積層からなる層間絶縁
膜7およびポリシリコンからなるコントロールゲート8
が順に形成され、その上面全体にはシリコン酸化膜から
なる保護膜9が形成されている。
おけるメモリセルの電気的な接続形態を示している。シ
リコン基板1には上記構成を持つメモリセルがマトリク
ス状に多数形成されており、各行のメモリセルのコント
ロールゲート8は、行方向に延びるワード線10に接続
されている。各列のメモリセルのドレイン領域3は、保
護膜9(図2参照)の一部を開口させて、アルミニウム
膜をパターニングして形成した列方向に延びるビット線
11に接続されている。また、各メモリセルのソース領
域2は、共通のソース線12に接続されている。
“1“、“2“、“3“をとり得る多値データを記憶す
るようになっている。データ値“0“は消去状態であ
り、そのしきい値電圧VtmはVtm0 である。メモリセル
へのデータの書き込みは、データ値“1“、“2“、
“3“に対応してそれぞれメモリセルのしきい値電圧V
tmをVtm1 、Vtm2 、Vtm3 に変化させることにより行
われる。また、メモリセルからのデータの読み出しは、
コントロールゲート8に所定の読み出し電圧Vr1、Vr
2、Vr3を順次印加して、チャネル領域4に流れる電流
の有無を検出することにより行われる。なお、ここで言
うしきい値電圧Vtmとは、データの読み出し時において
コントロールゲート8に当該しきい値電圧Vtmを印加し
たときにチャネルがオンし始める電圧をいう。
のしきい値電圧Vtmの状態を示すもので、その縦軸はし
きい値電圧Vtmのレベルを示し、その横軸は各しきい値
電圧Vtmを持つメモリセルの数(分布数)を示してい
る。この図1に示すように、メモリセルにデータが書き
込まれていない消去状態(データ値“0“の状態)にお
けるしきい値電圧Vtm0 が最も低く、しきい値電圧Vtm
1 、Vtm2 、Vtm3 の順に高くなるように設定されてい
る。この場合、各メモリセルの構造ばらつき等により、
同一のデータ値が書き込まれた各メモリセルのしきい値
電圧Vtmにばらつきが生ずるので、メモリセル全体とし
て見るとしきい値電圧Vtmはある幅を持って分布してい
る。なお、しきい値電圧Vtm1 、Vtm2 、Vtm3 の分布
幅(しきい値電圧分布の最大値と最小値の電圧差)は、
互いに等しくなるように制御されている。
理において用いられる書き込み判定電圧Va1、Va2、V
a3(図1において破線で示す)が、電圧VWRの幅で等間
隔となるように決められている。その結果、データ書き
込み処理において、しきい値電圧Vtm0 、Vtm1 、Vtm
2 、Vtm3 はほぼ等間隔に設定されることになる。ま
た、各データ値に対する書き込み判定電圧Va とその低
電位側に隣接する読み出し電圧Vr との電圧差をマージ
ンΔVm (第1のマージン、いわゆる電荷保持マージ
ン)と定義した場合、読み出し電圧Vr1、Vr2、Vr3
は、しきい値電圧Vtmが高いデータ値ほどマージンΔV
m が順次大きくなるように決められている。すなわち、
データ値“1“、“2“、“3“に対するマージンをそ
れぞれΔVm1、ΔVm2、ΔVm3とすれば、ΔVm1<ΔV
m2<ΔVm3の関係が成立する。
マージンΔVm1、ΔVm2、ΔVm3を上記のように設定し
た結果、各データ値のしきい値電圧Vtmの最大値とその
高電位側に隣接する読み出し電圧Vr との電圧差つまり
マージンΔVd (第2のマージン、いわゆるストレスマ
ージン)は、しきい値電圧Vtmが低いデータ値ほど順次
大きくなるように設定される。すなわち、データ値“0
“、“1“、“2“に対するマージンをそれぞれΔVd
0、ΔVd1、ΔVd2とすれば、ΔVd0>ΔVd1>ΔVd2
の関係が成立する。
ータ書き込み処理のフローチャートおよびタイミングチ
ャートを示している。まず、図4に示すステップS1で
は、書き込むデータ値に応じて、コントロールゲート
8、ソース領域2、ドレイン領域3およびシリコン基板
1に所定電圧を所定時間だけ印加する。このデータ書き
込みには種々の方法があるが、ここではデータ値(すな
わち設定するしきい値電圧Vtm)に応じて書き込み時間
を可変する方法を用いている。
電圧Vtmの変化特性を利用したもので、例えばコントロ
ールゲート8にゲート電圧Vgとして12Vを印加し、
ドレイン領域3にドレイン電圧Vdとして5Vを印加
し、その印加時間を制御することによりしきい値電圧V
tmを所望する値に設定するものである。この方法では、
図5に示すように、しきい値電圧Vtmの高いデータ値を
書き込む場合ほど書き込み時間(電圧印加時間)が長く
なる。
Vtmはばらつくので、ステップS2において書き込み判
定処理(ベリファイ処理)が行われる。ここで、データ
値“1“、“2“、“3“に対する書き込み判定電圧V
a1、Va2、Va3は上述したように決められており、この
書き込み判定電圧Va がコントロールゲート8に印加さ
れてチャネル領域4に流れる電流の有無が検出される
(図5参照)。この検出結果に基づいて、メモリセルの
しきい値電圧Vtmが当該データ値に対する書き込み判定
電圧Va 以上あるか否かが判断され、「YES」と判断
されれば当該メモリセルへの書き込みが終了する。これ
に対し、「NO」と判断されると、ステップS1の処理
に戻って当該メモリセルに対し再書き込みが行われる。
値に対して分布するしきい値電圧Vtmの最小値は、書き
込み判定電圧Va 以上となる。図1においては、各デー
タ値に対するしきい値電圧Vtmの最小値が書き込み判定
電圧Va と等しくなっているが、書き込み判定電圧Va
よりも若干高くなる場合もあり得る。その結果、上述し
たマージンΔVm は、各データ値に対するしきい値電圧
Vtmと読み出し電圧Vr との電圧差にほぼ等しくなる。
おいても説明したように、フローティングゲート6に注
入された電子は、自ら作る内部電界によって電荷保持劣
化を引き起こし、それに伴ってしきい値電圧Vtmが時間
をかけて徐々に低下する。この電荷保持劣化によるしき
い値電圧Vtmの低下量は、内部電界が大きいほどすなわ
ちしきい値電圧Vtmが高いデータ値ほど大きくなる。こ
れに対し、本実施形態では、しきい値電圧Vtmが高いデ
ータ値ほどマージンΔVm が大きく設定されているの
で、メモリセルにしきい値電圧Vtmの高いデータ値(例
えばデータ値“3“)が書き込まれている場合であって
も、電荷保持劣化によってしきい値電圧Vtmが読み出し
電圧Vr よりも低下することが発生しにくくなる。
セルのコントロールゲート8は、同一のワード線10に
接続され、同一列のメモリセルのドレイン領域3は、同
一のビット線11に接続されている。このため、特定の
メモリセルにデータを書き込む場合、コントロールゲー
ト8に印加されるゲート電圧Vg(12V)は、同一行
の他のメモリセルのコントロールゲート8に対しても同
時に印加され、ドレイン領域3に印加されるドレイン電
圧Vd(5V)は、同一列の他のメモリセルのドレイン
領域3に対しても同時に印加される。
(12V)が印加されると、電界によるトンネリング効
果によって電子がシリコン基板1からフローティングゲ
ート6に注入され、当該メモリセルのしきい値電圧Vtm
が上昇する現象が生じる。この高電圧ストレスによるし
きい値電圧Vtmの上昇は、フローティングゲート6の蓄
積電荷量が少ないほど、つまりしきい値電圧Vtmの低い
メモリセルほど大きくなる。特に多値データの書き込み
および読み出しでは、従来の2値データの場合に比べ書
き込み電圧および読み出し電圧が高くなる傾向があるた
め、高電圧ストレスの影響が深刻となる。
圧Vtmが低いデータ値ほどマージンΔVd が大きく設定
されているので、メモリセルのしきい値電圧Vtmが低い
場合(例えばデータ値“0“の消去状態)であっても、
高電圧ストレスによってしきい値電圧Vtmがその高電位
側に隣接する読み出し電圧Vr (例えばVr1)よりも上
昇することが発生しにくくなる。
ば、EEPROMフラッシュメモリのメモリセルに対す
る多値データの書き込み及び読み出し方法において、電
荷保持劣化によるしきい値電圧Vtmの低下特性に合致す
るように、しきい値電圧Vtmの高いデータ値ほどマージ
ンΔVm を大きく設定したので、電荷保持劣化の影響を
受け易いしきい値電圧Vtmの高いデータ値に対しても誤
読み出しを低減することができる。また、しきい値電圧
Vtmの低いデータ値に対して不必要に大きいマージンΔ
Vm が確保されることがなくなり、各しきい値電圧Vtm
を持つデータ値に対して誤読み出しの発生を防止する上
で必要且つ十分なマージンΔVm の設定が可能となる。
または読み出しに伴う高電圧ストレスによるしきい値電
圧Vtmの上昇特性に合致するように、しきい値電圧Vtm
の低いデータ値ほどマージンΔVd が大きく設定される
ので、高電圧ストレスの影響を受け易いしきい値電圧V
tmの低いデータ値に対しても誤読み出しを低減すること
ができるという優れた効果を奏する。
定可能電圧範囲を有効に利用することができ、従来より
も多くの数のデータ値を持つ多値データを記憶可能とな
る。また、各データ値に対するしきい値電圧Vtmと読み
出し電圧Vr とが、低電圧側から無駄なく配されること
になるので、しきい値電圧Vtmの最大値(本実施形態で
はデータ値“3“に対応)が比較的低くなり、書き込み
に要する時間を短縮することができる。
実施形態について、データが書き込まれたメモリセルの
しきい値電圧Vtmの状態を示す図7を参照しながら説明
する。本実施形態においても、第1の実施形態と同様
に、マージンΔVm はしきい値電圧Vtmが高いものほど
順次大きくなるように設定されており、しきい値電圧V
tm1 、Vtm2 、Vtm3 の分布幅が互いに等しくなるよう
に制御されている。ただし、第1の実施形態とは異な
り、書き込み判定電圧Va1、Va2、Va3ではなく読み出
し電圧Vr1、Vr2、Vr3が電圧VREの幅で等間隔となる
ように決められている。このような方法によっても、マ
ージンΔVd は、第1の実施形態と同様に、しきい値電
圧Vtmが低いデータ値ほど順次大きくなるように設定さ
れる。従って、本実施形態によっても、第1の実施形態
と同様の作用および効果を得ることができる。
大きさは、マージンΔVm1、ΔVm2、マージンΔVd1、
ΔVd2およびしきい値電圧Vtm1 、Vtm2 に基づいて決
定され、マージンΔVm3とは無関係となる。従って、例
えば電荷保持劣化の特性上、マージンΔVm3をマージン
ΔVm1、ΔVm2に比べて非常に大きく設定する必要があ
る場合であっても、マージンΔVm3に直接的に関係しな
い上記電圧VREを大きく設定する必要がなく、しきい値
電圧Vtmを全体として低電圧化することができる。これ
により、最大の書き込み電圧(しきい値電圧Vtm3 )を
下げることができ、上述の高電圧ストレスによるしきい
値電圧Vtmの上昇量を抑制することができる。
実施形態について、データが書き込まれたメモリセルの
しきい値電圧Vtmの状態を示す図8を参照しながら説明
する。上述した第1の実施形態では、各データ値に対す
る書き込み判定電圧Va とその低電位側に隣接する読み
出し電圧Vr との電圧差をマージンΔVm として定義
し、しきい値電圧Vtmが高いデータ値ほどマージンΔV
m が順次大きくなるように読み出し電圧Vr を決定し
た。これは、データ書き込み処理では、各データ値に対
して分布するしきい値電圧Vtmの最小値が書き込み判定
電圧Va とほぼ等しくなるためである。
圧Vtmの最小値(図8において一点鎖線で示す)がその
低電位側に隣接する読み出し電圧Vr よりも低下したこ
とにより発生する。そこで、本実施形態では、しきい値
電圧Vtmの最小値とその低電位側に隣接する読み出し電
圧Vr との電圧差をマージンΔVn (第1のマージン、
電荷保持マージン)として定義し、書き込み処理におい
て、しきい値電圧Vtmが高いデータ値ほどマージンΔV
n が順次大きくなるようにしきい値電圧Vtmを制御して
いる。これにより、電荷保持劣化に起因して生じる誤読
み出しをより確実に防止することができる。なお、図8
において、破線は書き込み判定電圧Va1、Va2、Va3を
示している。
後のしきい値電圧Vtm1 、Vtm2 、Vtm3 の最小値が電
圧VWMの幅で等間隔になるとともに、しきい値電圧Vtm
1 、Vtm2 、Vtm3 の分布幅が互いに等しくなるように
しきい値電圧Vtmを制御している。従って、しきい値電
圧Vtmの低いデータ値ほどマージンΔVd が大きく設定
される。これにより、第1の実施形態と同様に、高電圧
ストレスの影響を受け易いしきい値電圧Vtmの低いデー
タ値に対しても誤読み出しを低減することができる。
実施形態について、データが書き込まれたメモリセルの
しきい値電圧Vtmの状態を示す図9を参照しながら説明
する。本実施形態においても、第3の実施形態と同様
に、しきい値電圧Vtmの最小値とその低電位側に隣接す
る読み出し電圧Vr との電圧差をマージンΔVn として
定義し、書き込み処理において、しきい値電圧Vtmが高
いデータ値ほどマージンΔVn が順次大きくなるように
しきい値電圧Vtmを制御している。従って、第3の実施
形態と同様に、電荷保持劣化に起因して生じる誤読み出
しをより確実に防止することができる。
同様に、読み出し電圧Vr1、Vr2、Vr3が電圧VREの幅
で等間隔となるように決められている。このような方法
によっても、マージンΔVd は、しきい値電圧Vtmが低
いデータ値ほど順次大きくなるように設定され、高電圧
ストレスの影響を受け易いしきい値電圧Vtmの低いデー
タ値に対しても誤読み出しを低減することができる。
し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではな
く、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
各実施形態では4値(2ビット/メモリセル)の場合に
ついて説明したが、本方法は、その他の多値データ例え
ば8値、16値、…を持つデータであっても同様にして
適用できる。
は、ΔVm1<ΔVm2<ΔVm3という関係を満たすものに
限られず、例えばΔVm1<ΔVm2=ΔVm3という関係を
満たすもの(図10、図12参照)、あるいはΔVm1=
ΔVm2<ΔVm3という関係を満たすもの(図11、図1
3参照)であっても良い。ここで、図10と図11は第
1の実施形態の変形例を示し、図12と図13は第2の
実施形態の変形例を示している。
データ値について、しきい値電圧Vtmの高い方のデータ
値に対するマージンΔVm が、しきい値電圧Vtmの低い
方のデータ値に対するマージンΔVm と同値以上となる
ように設定されているとともに、書き込み時に設定され
るしきい値電圧Vtmが最大のデータ値(ここでは
“3“)に対するマージンΔVm3が、書き込み時に設定
されるしきい値電圧Vtmが最小のデータ値(ここでは
“1“)に対するマージンΔVm1よりも大きくなるよう
に設定されていれば良い。
Vd1、ΔVd2の間には、ΔVd0>ΔVd1>ΔVd2、ΔV
d0>ΔVd1=ΔVd2(図10、図13参照)またはΔV
d0=ΔVd1>ΔVd2(図11、図12参照)の関係が成
立する。従って、電荷保持劣化および高電圧ストレスに
よるデータの誤読み出しを防止しつつ、従来よりも多く
の数のデータ値を持つ多値データを記憶可能となる。ま
た、図示しないが、第3および第4の実施形態について
も同様の変形が可能である。
時間を可変する方法の他、書き込み時間とゲート電圧V
gとを一定としドレイン電圧Vdを可変する方法、ある
いは書き込み時間とドレイン電圧Vdとを一定としゲー
ト電圧Vgを可変する方法などを用いても良い。
書き込み特性に基づいて行われる。例えば、書き込み時
間を10μsec、ゲート電圧Vgを12Vとすると、
Vd=5Vではしきい値電圧Vtm=2.6V、Vd=
5.5Vではしきい値電圧Vtm=5.4V、Vd=6.
0Vではしきい値電圧Vtm=7.1Vに設定される。一
方、後者の方法による書き込みは、図14に示す書き込
み特性に基づいて行われる。例えば、書き込み時間を2
0μsec、ドレイン電圧Vdを5.5Vに設定する
と、ゲート電圧Vgを11Vから13Vの範囲で変化さ
せることにより、しきい値電圧Vtmを6.1Vから8V
の間で制御可能となる。
きい値電圧Vtmの状態図
模式的な断面構造で示した図
電気的な接続形態を示す図
フローチャート
ングチャート
時間変化を示す図
例)を示す図1相当図
例)を示す図1相当図
ゲート(電荷蓄積層)、8はコントロールゲートであ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 半導体基板の主表面上に電荷蓄積層とコ
ントロールゲートとを積層形成したメモリセルに、3値
以上の相異なる値をとり得るデータを、そのデータ値に
対応したしきい値電圧が設定されるように書き込み、読
み出し電圧を印加してそのメモリセルに書き込まれたデ
ータ値を読み出す不揮発性半導体記憶装置の多値書き込
み及び読み出し方法において、 書き込み処理における各データ値の書き込み判定電圧を
等間隔に設定し、 任意の相異なる2つの書き込みデータ値について、しき
い値電圧の高い方のデータ値に対する前記書き込み判定
電圧と前記読み出し電圧との電圧差が、しきい値電圧の
低い方のデータ値に対する前記書き込み判定電圧と前記
読み出し電圧との電圧差以上となるとともに、しきい値
電圧が最大の書き込みデータ値に対する電圧差が、しき
い値電圧が最小の書き込みデータ値に対する電圧差より
も大きくなるように各データ値に対する電圧差を設定
し、 書き込み処理において、書き込みにより設定されるしき
い値電圧がそのデータ値に対応した前記書き込み判定電
圧以上となるまで前記メモリセルへのデータの書き込み
を繰り返し実行することを特徴とする不揮発性半導体記
憶装置の多値書き込み及び読み出し方法。 - 【請求項2】 半導体基板の主表面上に電荷蓄積層とコ
ントロールゲートとを積層形成したメモリセルに、3値
以上の相異なる値をとり得るデータを、そのデータ値に
対応したしきい値電圧が設定されるように書き込み、読
み出し電圧を印加してそのメモリセルに書き込まれたデ
ータ値を読み出す不揮発性半導体記憶装置の多値書き込
み及び読み出し方法において、 書き込み後の各データ値についてその各しきい値電圧分
布の最小値が等間隔となり、任意の相異なる2つの書き
込みデータ値について、しきい値電圧の高い方のデータ
値に対する前記しきい値電圧分布の最小値と前記読み出
し電圧との電圧差が、しきい値電圧の低い方のデータ値
に対する前記しきい値電圧分布の最小値と前記読み出し
電圧との電圧差以上となるとともに、しきい値電圧が最
大の書き込みデータ値に対する電圧差が、しきい値電圧
が最小の書き込みデータ値に対する電圧差よりも大きく
なるように前記メモリセルへデータを書き込むことを特
徴とする不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み及び読
み出し方法。 - 【請求項3】 書き込み後の各データ値についてその各
しきい値電圧分布の最小値が等間隔となり、任意の相異
なる2つの書き込みデータ値について、しきい値電圧の
高い方のデータ値に対するしきい値電圧分布の最小値と
前記読み出し電圧との電圧差が、しきい値電圧の低い方
のデータ値に対するしきい値電圧分布の最小値と前記読
み出し電圧との電圧差以上となるとともに、しきい値電
圧が最大の書き込みデータ値に対する電圧差が、しきい
値電圧が最小の書き込みデータ値に対する電圧差よりも
大きくなるように前記メモリセルへデータを書き込むこ
とを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
の多値書き込み及び読み出し方法。 - 【請求項4】 半導体基板の主表面上に電荷蓄積層とコ
ントロールゲートとを積層形成したメモリセルに、3値
以上の相異なる値をとり得るデータを、そのデータ値に
対応したしきい値電圧が設定されるように書き込み、読
み出し電圧を印加してそのメモリセルに書き込まれたデ
ータ値を読み出す不揮発性半導体記憶装置の多値書き込
み及び読み出し方法において、 各データ値の読み出し電圧を等間隔に設定し、 任意の相異なる2つの書き込みデータ値について、しき
い値電圧の高い方のデータ値に対する書き込み判定電圧
と前記読み出し電圧との電圧差が、しきい値電圧の低い
方のデータ値に対する書き込み判定電圧と前記読み出し
電圧との電圧差以上となるとともに、しきい値電圧が最
大の書き込みデータ値に対する電圧差が、しきい値電圧
が最小の書き込みデータ値に対する電圧差よりも大きく
なるように各データ値に対する電圧差を設定し、 書き込み処理において、書き込みにより設定されるしき
い値電圧がそのデータ値に対応した前記書き込み判定電
圧以上となるまで前記メモリセルへのデータの書き込み
を繰り返し実行することを特徴とする不揮発性半導体記
憶装置の多値書き込み及び読み出し方法。 - 【請求項5】 半導体基板の主表面上に電荷蓄積層とコ
ントロールゲートとを積層形成したメモリセルに、3値
以上の相異なる値をとり得るデータを、そのデータ値に
対応したしきい値電圧が設定されるように書き込み、読
み出し電圧を印加してそのメモリセルに書き込まれたデ
ータ値を読み出す不揮発性半導体記憶装置の多値書き込
み及び読み出し方法において、 各データ値の読み出し電圧を等間隔に設定し、 任意の相異なる2つの書き込みデータ値について、しき
い値電圧の高い方のデータ値に対するしきい値電圧分布
の最小値と前記読み出し電圧との電圧差が、しきい値電
圧の低い方のデータ値に対するしきい値電圧分布の最小
値と前記読み出し電圧との電圧差以上となるとともに、
しきい値電圧が最大の書き込みデータ値に対する電圧差
が、しきい値電圧が最小の書き込みデータ値に対する電
圧差よりも大きくなるように前記メモリセルへデータを
書き込むことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の多
値書き込み及び読み出し方法。 - 【請求項6】 任意の相異なる2つの書き込みデータ値
について、しきい値電圧の高い方のデータ値に対するし
きい値電圧分布の最小値と前記読み出し電圧との電圧差
が、しきい値電圧の低い方のデータ値に対するしきい値
電圧分布の最小値と前記読み出し電圧との電圧差以上と
なるとともに、しきい値電圧が最大の書き込みデータ値
に対する電圧差が、しきい値電圧が最小の書き込みデー
タ値に対する電圧差よりも大きくなるように前記メモリ
セルへデータを書き込むことを特徴とする請求項5記載
の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み及び読み出し
方法。 - 【請求項7】 各書き込みデータ値に対する前記電圧差
は、しきい値電圧が高いデータ値に対するものほど順次
大きくなることを特徴とする請求項1ないし6の何れか
に記載の不揮発性半導体記憶装置の多値書き込み及び読
み出し方法。 - 【請求項8】 各書き込みデータ値に対するしきい値電
圧の分布幅が互いに等しいことを特徴とする請求項1な
いし7の何れかに記載の不揮発性半導体記憶装置の多値
書き込み及び読み出し方法。
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