JP2002183303A - 医用データ処理方法 - Google Patents
医用データ処理方法Info
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- JP2002183303A JP2002183303A JP2000380764A JP2000380764A JP2002183303A JP 2002183303 A JP2002183303 A JP 2002183303A JP 2000380764 A JP2000380764 A JP 2000380764A JP 2000380764 A JP2000380764 A JP 2000380764A JP 2002183303 A JP2002183303 A JP 2002183303A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カルテ情報を簡単に作成でき、かつ同カルテ情
報に基づくデータ処理を確実にできる医用データ処理方
法を提供する。 【解決手段】医師が患者を診察し、カルテ1に必要な情
報を記入する場合に各診療内容をカバーする複数のスタ
ンプ群の中から該当するスタンプを選択し、カルテ1に
押印する。また、空欄、選択肢等がある場合には、空欄
内に必要事項を記入、或いは該当する枝を選択する。そ
して、作成したカルテ1をスキャナ2に読み取らせ、サ
ーバ50においてカルテ情報としての画像情報と標準パ
ターンデータファイル7とを比較して一致パターンを抽
出しカルテ情報を決定する。一方、抽出された標準パタ
ーンデータ11内に空欄、選択肢等がある場合には当該
補正の有無を判断し、更に補正パターンデータファイル
8と比較して補正内容を抽出して、補正情報を決定し
て、カルテ情報を決定する。該カルテ情報を医療事務局
等の出力装置3に出力し、医療点数の計算を行う。
報に基づくデータ処理を確実にできる医用データ処理方
法を提供する。 【解決手段】医師が患者を診察し、カルテ1に必要な情
報を記入する場合に各診療内容をカバーする複数のスタ
ンプ群の中から該当するスタンプを選択し、カルテ1に
押印する。また、空欄、選択肢等がある場合には、空欄
内に必要事項を記入、或いは該当する枝を選択する。そ
して、作成したカルテ1をスキャナ2に読み取らせ、サ
ーバ50においてカルテ情報としての画像情報と標準パ
ターンデータファイル7とを比較して一致パターンを抽
出しカルテ情報を決定する。一方、抽出された標準パタ
ーンデータ11内に空欄、選択肢等がある場合には当該
補正の有無を判断し、更に補正パターンデータファイル
8と比較して補正内容を抽出して、補正情報を決定し
て、カルテ情報を決定する。該カルテ情報を医療事務局
等の出力装置3に出力し、医療点数の計算を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医用データ処理方
法に係り、詳しくは医師又は歯科医師により作成される
カルテ情報に従い所定の部署で医用データの処理が行わ
れる医用データ処理方法に関するものである。
法に係り、詳しくは医師又は歯科医師により作成される
カルテ情報に従い所定の部署で医用データの処理が行わ
れる医用データ処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等において医師が患者を診察
し、その結果必要と判断した診療内容(所見内容、検査
内容、薬の処方等)については、医師自らが医用カルテ
に記録し、医療事務局では医師から送られた前記医用カ
ルテの記入内容に従い医科点数を算出し、医療費の計算
を行っている。
し、その結果必要と判断した診療内容(所見内容、検査
内容、薬の処方等)については、医師自らが医用カルテ
に記録し、医療事務局では医師から送られた前記医用カ
ルテの記入内容に従い医科点数を算出し、医療費の計算
を行っている。
【0003】ここで、このような医用カルテの処理シス
テムとして、従来は医師が手書きで診療内容をカルテに
記入していたが、近時はコンピュータを利用した電子カ
ルテシステムというものが種々提案されている。即ち、
電子カルテシステムにおいては、医師が当該患者のカル
テに記載すべき診療データをパソコンの端末装置から入
力すると、その入力データが病院内LAN等の通信回線
を介して医療事務局に設置されたパソコンにデータ転送
され、医療事務局においては各パソコンが転送データに
基づき医科点数の演算処理を行い前記医療費計算が自動
計算されるというものである。
テムとして、従来は医師が手書きで診療内容をカルテに
記入していたが、近時はコンピュータを利用した電子カ
ルテシステムというものが種々提案されている。即ち、
電子カルテシステムにおいては、医師が当該患者のカル
テに記載すべき診療データをパソコンの端末装置から入
力すると、その入力データが病院内LAN等の通信回線
を介して医療事務局に設置されたパソコンにデータ転送
され、医療事務局においては各パソコンが転送データに
基づき医科点数の演算処理を行い前記医療費計算が自動
計算されるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、全ての診療
記録を電子化して処理する電子カルテシステムではデー
タベース化しておくべき記憶情報が膨大なものになると
共に、停電時等におけるデータ消失及びデータ入力ミス
に基づき誤った医療費自動計算がなされるというおそれ
があった。
記録を電子化して処理する電子カルテシステムではデー
タベース化しておくべき記憶情報が膨大なものになると
共に、停電時等におけるデータ消失及びデータ入力ミス
に基づき誤った医療費自動計算がなされるというおそれ
があった。
【0005】その一方で、従来の手書記入による医用カ
ルテ作成方法では、医師の手書き記入作業が煩雑になる
と共に、各医師の筆跡や字体に特徴があるため、医療事
務局で診療内容を読むのに手間取ったり、また読み誤っ
たりする可能性もあった。
ルテ作成方法では、医師の手書き記入作業が煩雑になる
と共に、各医師の筆跡や字体に特徴があるため、医療事
務局で診療内容を読むのに手間取ったり、また読み誤っ
たりする可能性もあった。
【0006】そこで、本発明は、カルテ情報を簡単に作
成でき、かつ同カルテ情報に基づくデータ処理を確実に
できる医用データ処理方法を提供することを目的とし
た。
成でき、かつ同カルテ情報に基づくデータ処理を確実に
できる医用データ処理方法を提供することを目的とし
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明では、医師又は歯科医師により
作成されるカルテ情報に従い所定の部署で医用データの
処理が行われる医用データ処理方法において、医師又は
歯科医師によりカルテ用紙に前記カルテ情報が記入され
るカルテ情報作成段階では、予め各診療項目において記
入予測される標準カルテ情報のパターンが刻印された複
数種の診療項目別スタンプ群のうちから任意のスタンプ
が患者の診療内容に対応して選択されてカルテ用紙に押
印されるとともに当該押印内容における所定箇所に必要
とされる補正がなされてカルテ情報が作成されるように
した医用データ処理方法をその要旨とする。
に、本願請求項1の発明では、医師又は歯科医師により
作成されるカルテ情報に従い所定の部署で医用データの
処理が行われる医用データ処理方法において、医師又は
歯科医師によりカルテ用紙に前記カルテ情報が記入され
るカルテ情報作成段階では、予め各診療項目において記
入予測される標準カルテ情報のパターンが刻印された複
数種の診療項目別スタンプ群のうちから任意のスタンプ
が患者の診療内容に対応して選択されてカルテ用紙に押
印されるとともに当該押印内容における所定箇所に必要
とされる補正がなされてカルテ情報が作成されるように
した医用データ処理方法をその要旨とする。
【0008】また、請求項2の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記各スタンプには、医師又は歯科
医師が数値指示等の指示情報を記入するための空欄及び
同指示情報を複数ある選択肢のうちから選択指定するた
めの選択欄のうち少なくとも何れかを含んだ状態で前記
標準的情報のパターンが刻印されていることをその要旨
とする。
載の発明において、前記各スタンプには、医師又は歯科
医師が数値指示等の指示情報を記入するための空欄及び
同指示情報を複数ある選択肢のうちから選択指定するた
めの選択欄のうち少なくとも何れかを含んだ状態で前記
標準的情報のパターンが刻印されていることをその要旨
とする。
【0009】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2に記載の発明において、前記各スタンプには、当該ス
タンプを他のスタンプから識別するための識別情報を含
んだ状態で前記標準カルテ情報のパターンが刻印されて
いることを要旨とする。
2に記載の発明において、前記各スタンプには、当該ス
タンプを他のスタンプから識別するための識別情報を含
んだ状態で前記標準カルテ情報のパターンが刻印されて
いることを要旨とする。
【0010】請求項4の発明では、請求項1〜請求項3
のうち何れか一項に記載の医用データ処理方法における
カルテ情報作成段階と、同カルテ情報作成段階で作成さ
れたカルテ情報に基づき医用データ処理のための指示内
容をコンピュータ処理により判別させるカルテ情報判別
段階とを備えたことを要旨とする。
のうち何れか一項に記載の医用データ処理方法における
カルテ情報作成段階と、同カルテ情報作成段階で作成さ
れたカルテ情報に基づき医用データ処理のための指示内
容をコンピュータ処理により判別させるカルテ情報判別
段階とを備えたことを要旨とする。
【0011】請求項5の発明では、請求項42に記載の
発明において、前記カルテ情報判別段階では、前記カル
テ情報作成段階にて作成されたカルテ情報をカルテ用紙
からコンピュータ読み取りすると共に、この読み取り情
報を予め各診療項目毎に記憶手段に記憶させた標準カル
テ情報と比較し、その比較結果に基づき前記カルテ情報
による指示内容を判別するようにしたことを要旨とす
る。
発明において、前記カルテ情報判別段階では、前記カル
テ情報作成段階にて作成されたカルテ情報をカルテ用紙
からコンピュータ読み取りすると共に、この読み取り情
報を予め各診療項目毎に記憶手段に記憶させた標準カル
テ情報と比較し、その比較結果に基づき前記カルテ情報
による指示内容を判別するようにしたことを要旨とす
る。
【0012】請求項6の発明では、請求項4又は請求項
5に記載の発明において、前記カルテ情報作成段階と前
記カルテ情報判別段階の間には所定の伝送手段を介して
前記カルテ情報を伝送するカルテ情報伝送段階が存在す
ることを要旨とする。
5に記載の発明において、前記カルテ情報作成段階と前
記カルテ情報判別段階の間には所定の伝送手段を介して
前記カルテ情報を伝送するカルテ情報伝送段階が存在す
ることを要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した医用デ
ータ処理方法の一実施形態を図1〜図6に従って説明す
る。
ータ処理方法の一実施形態を図1〜図6に従って説明す
る。
【0014】図1は本実施形態に係る医用データ処理方
法が使用される病院内データ処理システムの概略構成図
であり、医師によりカルテ1が作成される診察室10
と、前記カルテ1に記入されたカルテ情報に基づき所定
の医用データ処理が行われる各部署、即ち、医療事務局
20と検査処置室30及び薬局40は、互いに離れた場
所に設けられている。前記診察室10にはスキャナ2が
設置される一方、前記各部署20〜40にはディスプレ
イ又はプリンタ等からなる出力装置3が設置されてい
る。
法が使用される病院内データ処理システムの概略構成図
であり、医師によりカルテ1が作成される診察室10
と、前記カルテ1に記入されたカルテ情報に基づき所定
の医用データ処理が行われる各部署、即ち、医療事務局
20と検査処置室30及び薬局40は、互いに離れた場
所に設けられている。前記診察室10にはスキャナ2が
設置される一方、前記各部署20〜40にはディスプレ
イ又はプリンタ等からなる出力装置3が設置されてい
る。
【0015】そして、前記スキャナ2及び各出力装置3
は、図示しない病院内のコンピュータルーム等に設置さ
れた管理サーバ50の中央処理装置(CPU)4に通信
回線60を介して接続されている。なお、図示しないが
他の診察室10にもスキャナ2がそれぞれ設けられてお
り、それらが通信回線を介してCPU4に接続される。
は、図示しない病院内のコンピュータルーム等に設置さ
れた管理サーバ50の中央処理装置(CPU)4に通信
回線60を介して接続されている。なお、図示しないが
他の診察室10にもスキャナ2がそれぞれ設けられてお
り、それらが通信回線を介してCPU4に接続される。
【0016】図2は、カルテ1の概略図である。カルテ
1は医師の診察記録簿に相当するものであり、前記カル
テ1の用紙の表面には、上部に病院内で付与される患者
番号の番号欄101と患者の氏名欄102が設けられて
おり、その下部には診療内容を書き入れる記入欄103
が設けられている。医師が患者を診察した場合には、そ
の内容は前記記入欄103に書き込まれ、また、この記
入事項に基づいて検査、調剤並びに医科点数の算出が行
われることとなる。
1は医師の診察記録簿に相当するものであり、前記カル
テ1の用紙の表面には、上部に病院内で付与される患者
番号の番号欄101と患者の氏名欄102が設けられて
おり、その下部には診療内容を書き入れる記入欄103
が設けられている。医師が患者を診察した場合には、そ
の内容は前記記入欄103に書き込まれ、また、この記
入事項に基づいて検査、調剤並びに医科点数の算出が行
われることとなる。
【0017】図3(a)〜図3(c)は本実施形態にお
けるカルテ情報作成段階で使用されるスタンプの押印パ
ターン301〜303の図である。各スタンプ(図示し
ない)には医師が患者を診察した場合に、その診察の結
果としてカルテ1に書き込むこととなる診療内容、即ち
記入予測される標準カルテ情報のパターンが刻印されて
いる。従って、医師は患者の診察において医師自らが手
書きでカルテ1にその所見や処置、処方等を書き込む代
わりに、該当する所見等が予め刻印してあるスタンプを
選択使用してカルテ1に押印することになる。
けるカルテ情報作成段階で使用されるスタンプの押印パ
ターン301〜303の図である。各スタンプ(図示し
ない)には医師が患者を診察した場合に、その診察の結
果としてカルテ1に書き込むこととなる診療内容、即ち
記入予測される標準カルテ情報のパターンが刻印されて
いる。従って、医師は患者の診察において医師自らが手
書きでカルテ1にその所見や処置、処方等を書き込む代
わりに、該当する所見等が予め刻印してあるスタンプを
選択使用してカルテ1に押印することになる。
【0018】このスタンプは、診療内容の全て、即ち初
診時の所見におけるカルテ1への記入事項(図3(a)
の押印パターン301)や、患者の主訴事項(図3
(b)の押印パターン302)、検査内容、治療内容、
処方内容(図3(c)の押印パターン303)等の各項
目に分けられている。つまり、医師が患者の診察を始め
てから患者に対する治療行為を経て、薬の処方をカルテ
1に書き入れること等により診察が終わるまでの一連の
全ての流れについて、何れかのスタンプをカルテ1に押
印することによってカバーできるようになっている。
診時の所見におけるカルテ1への記入事項(図3(a)
の押印パターン301)や、患者の主訴事項(図3
(b)の押印パターン302)、検査内容、治療内容、
処方内容(図3(c)の押印パターン303)等の各項
目に分けられている。つまり、医師が患者の診察を始め
てから患者に対する治療行為を経て、薬の処方をカルテ
1に書き入れること等により診察が終わるまでの一連の
全ての流れについて、何れかのスタンプをカルテ1に押
印することによってカバーできるようになっている。
【0019】一方、一つのスタンプがカバーする範囲、
つまり一つのスタンプの印字面に刻印されている文字数
は、約100文字(約25字×4行)が最大になってい
る(図3(c)参照)。このため、基本所見、主訴事
項、既往歴等、個々の診察項目に細分化された約60種
類のバリエーションを有するスタンプ群によって前記一
連の流れを全てカバーすることとしている。
つまり一つのスタンプの印字面に刻印されている文字数
は、約100文字(約25字×4行)が最大になってい
る(図3(c)参照)。このため、基本所見、主訴事
項、既往歴等、個々の診察項目に細分化された約60種
類のバリエーションを有するスタンプ群によって前記一
連の流れを全てカバーすることとしている。
【0020】従って、患者を診察して処置を行い(例え
ば、注射)、更に薬の処方を行うような場合には、少な
くとも所見、処置、薬の処方に関するそれぞれのスタン
プをカルテ1に押印することとなる(図2参照)。ま
た、そのような場合でも、所見や処方等が異なれば、異
なる種類のスタンプを使用することになる。
ば、注射)、更に薬の処方を行うような場合には、少な
くとも所見、処置、薬の処方に関するそれぞれのスタン
プをカルテ1に押印することとなる(図2参照)。ま
た、そのような場合でも、所見や処方等が異なれば、異
なる種類のスタンプを使用することになる。
【0021】スタンプはそれぞれの所見、処置内容等に
対応して細かく分類されていることから、個々のスタン
プに刻印されている事項は、所見において判断される事
項、検査事項或いは処置事項である。例えば、図3
(a)に示す基本所見のスタンプ押印パターン301に
は、血圧、脈拍、呼吸等の項目が設けられており、これ
らの項目については医師自らが手書きでカルテ1に具体
的なデータを記載する必要がある。従って、基本所見で
は血圧の項目には測定した血圧値を記入することができ
るように血圧の文字の横(図3(a)では右側)に括弧
書きの空欄301aが設けられている。また、呼吸状態
を記載するべき項目には、呼吸状態を段階的に表すいく
つかの表現が羅列されて選択肢301bを形成してお
り、該当するものを丸で囲って選択する(図4(a)参
照)。この点は図3(b)に示す主訴事項に関するスタ
ンプの押印パターン302も同様である(図4(b)参
照)。
対応して細かく分類されていることから、個々のスタン
プに刻印されている事項は、所見において判断される事
項、検査事項或いは処置事項である。例えば、図3
(a)に示す基本所見のスタンプ押印パターン301に
は、血圧、脈拍、呼吸等の項目が設けられており、これ
らの項目については医師自らが手書きでカルテ1に具体
的なデータを記載する必要がある。従って、基本所見で
は血圧の項目には測定した血圧値を記入することができ
るように血圧の文字の横(図3(a)では右側)に括弧
書きの空欄301aが設けられている。また、呼吸状態
を記載するべき項目には、呼吸状態を段階的に表すいく
つかの表現が羅列されて選択肢301bを形成してお
り、該当するものを丸で囲って選択する(図4(a)参
照)。この点は図3(b)に示す主訴事項に関するスタ
ンプの押印パターン302も同様である(図4(b)参
照)。
【0022】また、図3(c)に示す薬の処方に関する
スタンプの押印パターン303も、特定の病状に対応し
た一連の薬名の横に空欄303aが設けられており、薬
を処方する際に患者の病状に応じて必要な薬のみを選択
して、更にその数量を決定することができる。例えば、
患者の年齢、性別、病状等に応じて医師が判断した適量
となる数字を前記空欄303aに記入するようになって
いる(図4(c)参照)。
スタンプの押印パターン303も、特定の病状に対応し
た一連の薬名の横に空欄303aが設けられており、薬
を処方する際に患者の病状に応じて必要な薬のみを選択
して、更にその数量を決定することができる。例えば、
患者の年齢、性別、病状等に応じて医師が判断した適量
となる数字を前記空欄303aに記入するようになって
いる(図4(c)参照)。
【0023】一方、前記CPU4には、リードオンリー
メモリ(ROM)5と前記スキャナ2を介して読み取っ
たカルテ1の情報を一時的に保存可能なランダムアクセ
スメモリ(RAM)6とが接続されるとともに、前記C
PU4には標準パターンデータファイル7及び補正パタ
ーンデータファイル8とが接続されている。
メモリ(ROM)5と前記スキャナ2を介して読み取っ
たカルテ1の情報を一時的に保存可能なランダムアクセ
スメモリ(RAM)6とが接続されるとともに、前記C
PU4には標準パターンデータファイル7及び補正パタ
ーンデータファイル8とが接続されている。
【0024】前記標準パターンデータファイル7には、
標準カルテ情報が予め記憶されており、同標準カルテ情
報は前記約60種類全てのスタンプの押印パターンにつ
いての標準パターンデータ11、即ち各診療項目におけ
る診療内容の標準的カルテ記入パターンから構成されて
いる(図5参照)。
標準カルテ情報が予め記憶されており、同標準カルテ情
報は前記約60種類全てのスタンプの押印パターンにつ
いての標準パターンデータ11、即ち各診療項目におけ
る診療内容の標準的カルテ記入パターンから構成されて
いる(図5参照)。
【0025】また、補正パターンデータファイル8に
は、前記標準パターンデータ11のうち補正される可能
性がある個々の項目に関する補正カルテ情報が予め記憶
されている。同補正カルテ情報は、前記標準パターンデ
ータ11に対応した各押印パターン301〜303に設
けられている空欄301a〜303aに記入される可能
性のある全ての手書きパターンや、選択肢301a,3
02bの選択パターン、或いは各押印パターン301〜
303の一部項目に代えて記載される可能性のある全て
の項目に関する手書きのパターンなどからなる補正パタ
ーンデータ12から構成される(図6参照)。
は、前記標準パターンデータ11のうち補正される可能
性がある個々の項目に関する補正カルテ情報が予め記憶
されている。同補正カルテ情報は、前記標準パターンデ
ータ11に対応した各押印パターン301〜303に設
けられている空欄301a〜303aに記入される可能
性のある全ての手書きパターンや、選択肢301a,3
02bの選択パターン、或いは各押印パターン301〜
303の一部項目に代えて記載される可能性のある全て
の項目に関する手書きのパターンなどからなる補正パタ
ーンデータ12から構成される(図6参照)。
【0026】従って、各押印パターン301〜303の
一部の項目を修正する場合に、その修正可能な項目並び
に修正できる事項は補正パターンデータ12として予め
補正パターンデータファイル8に保存されている範囲に
限られる。
一部の項目を修正する場合に、その修正可能な項目並び
に修正できる事項は補正パターンデータ12として予め
補正パターンデータファイル8に保存されている範囲に
限られる。
【0027】次に、本実施形態における医用データ処理
方法の処理手順について説明する。医師が診察室10で
患者を診察しカルテ1の作成を行う場合において、その
所見内容等をカルテ1に記入する場合には、医師自らの
手書きではなく診察テーブルの上に置かれているスタン
プ群の中で当該所見内容を刻印したスタンプを選択して
カルテ1に押印する。例えば、その診察が初診である場
合には、初診時にカルテ1に記載する事項である基本所
見の内容を刻印したスタンプを押印し、続いて、血圧、
脈拍等を測定した場合には、それらの押印パターン30
1の項目に設けてある空欄(括弧欄)301aに医師自
らが必要事項を手書きで記入し、基本所見とする(図4
(a))。
方法の処理手順について説明する。医師が診察室10で
患者を診察しカルテ1の作成を行う場合において、その
所見内容等をカルテ1に記入する場合には、医師自らの
手書きではなく診察テーブルの上に置かれているスタン
プ群の中で当該所見内容を刻印したスタンプを選択して
カルテ1に押印する。例えば、その診察が初診である場
合には、初診時にカルテ1に記載する事項である基本所
見の内容を刻印したスタンプを押印し、続いて、血圧、
脈拍等を測定した場合には、それらの押印パターン30
1の項目に設けてある空欄(括弧欄)301aに医師自
らが必要事項を手書きで記入し、基本所見とする(図4
(a))。
【0028】患者が体調の不良を訴えているような場合
には、患者の主訴事項に関するスタンプをカルテ1に押
印し、その押印パターン302に、何時から、どこが、
どのように等に関する項目を医師自ら手書きで記入し主
訴事項とする(図4(b))。続いて、検査が必要にな
った場合には、その検査項目に該当するスタンプをカル
テ1に押印し、例えば、採血検査であれば列記されてい
る検査項目のうち、該当する検査項目を選択し丸で囲
む。また、レントゲン検査であれば撮影する部位、方
向、枚数等を手書きで記入し、大きさは選択肢のうち該
当する項目を円で囲んで選択し、検査の指示項目とする
(図示なし)。
には、患者の主訴事項に関するスタンプをカルテ1に押
印し、その押印パターン302に、何時から、どこが、
どのように等に関する項目を医師自ら手書きで記入し主
訴事項とする(図4(b))。続いて、検査が必要にな
った場合には、その検査項目に該当するスタンプをカル
テ1に押印し、例えば、採血検査であれば列記されてい
る検査項目のうち、該当する検査項目を選択し丸で囲
む。また、レントゲン検査であれば撮影する部位、方
向、枚数等を手書きで記入し、大きさは選択肢のうち該
当する項目を円で囲んで選択し、検査の指示項目とする
(図示なし)。
【0029】更に、処置を行う場合には、該当する処置
のスタンプをカルテ1に押印し、その押印パターン30
3に、例えば処置に使用する薬の処方量を補正するよう
な場合には、押印されている薬の処方量(数字の部分)
の上に手書きで横線を引いてスタンプの押印部分の周辺
部、例えば押印部分の直上部に修正後の処方量を手書き
で記載する。また、押印されている項目のうち不要な項
目についてはその項目の上に手書きで横線を引くことに
より当該項目を削除し、処方事項とする(図4
(c))。そして、診察が終わると、医師は、カルテ1
に押印された或いは手書きで記入・補正された事項をス
キャナ2に読み取らせる。
のスタンプをカルテ1に押印し、その押印パターン30
3に、例えば処置に使用する薬の処方量を補正するよう
な場合には、押印されている薬の処方量(数字の部分)
の上に手書きで横線を引いてスタンプの押印部分の周辺
部、例えば押印部分の直上部に修正後の処方量を手書き
で記載する。また、押印されている項目のうち不要な項
目についてはその項目の上に手書きで横線を引くことに
より当該項目を削除し、処方事項とする(図4
(c))。そして、診察が終わると、医師は、カルテ1
に押印された或いは手書きで記入・補正された事項をス
キャナ2に読み取らせる。
【0030】続いて、CPU4によるカルテ情報の認識
手順について図7のフローに基づき説明する。さて、ス
キャナ2を通して読み取られたカルテ1の記載内容は、
画像情報のカルテ情報(イメージ情報)としてサーバ5
0に入力され、CPU4は前記画像情報をRAM6に一
時的に保存する(S1)。
手順について図7のフローに基づき説明する。さて、ス
キャナ2を通して読み取られたカルテ1の記載内容は、
画像情報のカルテ情報(イメージ情報)としてサーバ5
0に入力され、CPU4は前記画像情報をRAM6に一
時的に保存する(S1)。
【0031】そして、CPU4は、前記画像情報を標準
パターンデータファイル7内の各標準パターンデータ1
1との比較を行い、一致する標準パターンデータ11を
抽出する(S2)。この比較は各標準パターンデータ1
1のうち、特定の部分、例えば四隅の文字を識別情報と
し、画像情報の四隅の文字と各標準パターンデータ11
の四隅の文字とを比較することにより行う。なお、カル
テ1に押されたスタンプは必ずしも文字がカルテ1に対
して水平となるように押印されるものではなく、多くの
場合にはいくらか斜めに押印されることとなる。しか
し、スタンプがカルテ1に斜めに押印された場合であっ
ても、スタンプの押印内容のみをイメージ情報として読
み取るため、カルテに対して必ずしも水平方向に押印さ
れていなくても、画像情報の四隅の文字を認識するよう
なパターン認識においては何ら問題はない。
パターンデータファイル7内の各標準パターンデータ1
1との比較を行い、一致する標準パターンデータ11を
抽出する(S2)。この比較は各標準パターンデータ1
1のうち、特定の部分、例えば四隅の文字を識別情報と
し、画像情報の四隅の文字と各標準パターンデータ11
の四隅の文字とを比較することにより行う。なお、カル
テ1に押されたスタンプは必ずしも文字がカルテ1に対
して水平となるように押印されるものではなく、多くの
場合にはいくらか斜めに押印されることとなる。しか
し、スタンプがカルテ1に斜めに押印された場合であっ
ても、スタンプの押印内容のみをイメージ情報として読
み取るため、カルテに対して必ずしも水平方向に押印さ
れていなくても、画像情報の四隅の文字を認識するよう
なパターン認識においては何ら問題はない。
【0032】一致パターンの抽出に続いて、当該抽出さ
れたパターン内に選択肢がないか否かの判断を行う(S
3)。そして、その判断結果が肯定的、即ち選択肢がな
い場合には、次に空欄(括弧欄)がないか否かの判断を
行う(S4)。この判断結果が肯定的、即ち空欄がない
場合には、続いて標準パターン、即ち押印パターン30
1〜303の修正がないか否かを判断する(S5)。な
お、この標準パターンの修正とは、画像情報化されてい
る押印パターン301〜303の記載項目の上から手書
きで横線を引くことをいう。この判断結果が肯定的、即
ち標準パターンの修正がない場合には、前記抽出した標
準パターンデータ11に基づいてカルテ情報を決定し
(S6)、同カルテ情報を出力する(S7)。
れたパターン内に選択肢がないか否かの判断を行う(S
3)。そして、その判断結果が肯定的、即ち選択肢がな
い場合には、次に空欄(括弧欄)がないか否かの判断を
行う(S4)。この判断結果が肯定的、即ち空欄がない
場合には、続いて標準パターン、即ち押印パターン30
1〜303の修正がないか否かを判断する(S5)。な
お、この標準パターンの修正とは、画像情報化されてい
る押印パターン301〜303の記載項目の上から手書
きで横線を引くことをいう。この判断結果が肯定的、即
ち標準パターンの修正がない場合には、前記抽出した標
準パターンデータ11に基づいてカルテ情報を決定し
(S6)、同カルテ情報を出力する(S7)。
【0033】これに対して、前記各判断事項(S3〜S
5)における判断が否定的、即ち、選択肢を有する場合
又は空欄がある場合、或いはパターン修正がある場合に
は、当該項目について補正があるか否かを判断する(S
31)。なお、ここでいう補正とは、何れかの選択肢が
丸で囲ってあること、空欄内に手書き記入があること、
或いは項目の上から手書きで横線が引かれている場合に
は標準パターンデータ11に対応した押印パターン30
1〜303の欄外に手書き事項があることをいう。
5)における判断が否定的、即ち、選択肢を有する場合
又は空欄がある場合、或いはパターン修正がある場合に
は、当該項目について補正があるか否かを判断する(S
31)。なお、ここでいう補正とは、何れかの選択肢が
丸で囲ってあること、空欄内に手書き記入があること、
或いは項目の上から手書きで横線が引かれている場合に
は標準パターンデータ11に対応した押印パターン30
1〜303の欄外に手書き事項があることをいう。
【0034】そして、この判断結果が肯定的、即ちこれ
らの補正内容がある場合には、当該補正内容と補正パタ
ーンデータファイル8内の補正パターンデータ12との
比較を行った上で一致パターンを抽出し(S32)、補
正情報を決定する(S33)。一方、前記ステップS3
1での判断結果が否定的、即ち補正内容がない場合には
当該項目は判断或いは採用されなかったものと判断して
当該項目を削除し(S34)、補正情報を決定する(S
33)。
らの補正内容がある場合には、当該補正内容と補正パタ
ーンデータファイル8内の補正パターンデータ12との
比較を行った上で一致パターンを抽出し(S32)、補
正情報を決定する(S33)。一方、前記ステップS3
1での判断結果が否定的、即ち補正内容がない場合には
当該項目は判断或いは採用されなかったものと判断して
当該項目を削除し(S34)、補正情報を決定する(S
33)。
【0035】そして、このように決定された補正情報に
基づき、カルテ情報が決定されて出力される(S6,S
7)。すると、医療事務局20では出力装置3に出力さ
れたカルテ情報に基づいて医科点数の計算を行う。検査
処置室30や薬局40でも同様に医師の指示に基づく検
査や医師の処方箋に基づく調剤を行う。
基づき、カルテ情報が決定されて出力される(S6,S
7)。すると、医療事務局20では出力装置3に出力さ
れたカルテ情報に基づいて医科点数の計算を行う。検査
処置室30や薬局40でも同様に医師の指示に基づく検
査や医師の処方箋に基づく調剤を行う。
【0036】従って、上記実施形態の医用データ処理方
法によれば、以下のような特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、所見、処置、処方等の内容に
ついてのスタンプを使用するため、医師自らがカルテに
診療事項のすべてを記載する必要がなくなり、カルテ作
成の手間が軽減される。
法によれば、以下のような特徴を得ることができる。 (1)上記実施形態では、所見、処置、処方等の内容に
ついてのスタンプを使用するため、医師自らがカルテに
診療事項のすべてを記載する必要がなくなり、カルテ作
成の手間が軽減される。
【0037】(2)スタンプの文字をスキャナ2で読み
取ってカルテ情報とし医療事務局20等へ送信するた
め、情報内容が整理され、また、字体に記入者の癖がな
くなりカルテ1が読みやすいものとなる。
取ってカルテ情報とし医療事務局20等へ送信するた
め、情報内容が整理され、また、字体に記入者の癖がな
くなりカルテ1が読みやすいものとなる。
【0038】(3)全てのスタンプの押印パターン30
1〜303を標準パターンデータ11として記憶してお
り、これとスキャナ2で読み取った画像情報(カルテ情
報)とを比較するため、カルテ1の内容認識率が高くな
る。
1〜303を標準パターンデータ11として記憶してお
り、これとスキャナ2で読み取った画像情報(カルテ情
報)とを比較するため、カルテ1の内容認識率が高くな
る。
【0039】(4)補正パターンデータファイル8を設
け、手書きでの記入又は修正を可能とするため、実情に
沿ったカルテ1の作成が可能となる。 (5)複数の診療室10からなる病院であっても、サー
バ50は一台あれば足りるため、コストダウンが可能と
なる。
け、手書きでの記入又は修正を可能とするため、実情に
沿ったカルテ1の作成が可能となる。 (5)複数の診療室10からなる病院であっても、サー
バ50は一台あれば足りるため、コストダウンが可能と
なる。
【0040】(6)異なる種類のスタンプを使用する多
くの診療科からなるような病院でも、各コンピュータ端
末にはその診療科で使用するスタンプの押印パターン3
01〜303のみをデータとして記憶しておけばよく、
使用しないような多くのパターンを記憶しておく必要が
ないため、スタンプの認識率が向上する。
くの診療科からなるような病院でも、各コンピュータ端
末にはその診療科で使用するスタンプの押印パターン3
01〜303のみをデータとして記憶しておけばよく、
使用しないような多くのパターンを記憶しておく必要が
ないため、スタンプの認識率が向上する。
【0041】(7)通信回線60を介してカルテ情報を
送信するため、カルテ1を必要箇所に直接もっていく必
要がなくなり、その手間が軽減される。 (8)パソコン操作が不要であるため、パソコンの知識
がなくても活用可能である。
送信するため、カルテ1を必要箇所に直接もっていく必
要がなくなり、その手間が軽減される。 (8)パソコン操作が不要であるため、パソコンの知識
がなくても活用可能である。
【0042】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよい。 ・スキャナ2での読み取り時におけるパターン認識は特
定の文字、例えば四隅の文字を基準として行ったが、こ
れに限られない。例えばスタンプの片隅に番号を刻印し
ておき、スタンプの押印パターン301〜303と標準
パターンデータ11との比較をその番号に基づいて判断
する方法でもよい。これにより一致パターン抽出時の認
識が明確かつ容易となる。
てもよい。 ・スキャナ2での読み取り時におけるパターン認識は特
定の文字、例えば四隅の文字を基準として行ったが、こ
れに限られない。例えばスタンプの片隅に番号を刻印し
ておき、スタンプの押印パターン301〜303と標準
パターンデータ11との比較をその番号に基づいて判断
する方法でもよい。これにより一致パターン抽出時の認
識が明確かつ容易となる。
【0043】・複数の診察室10からなる病院にあって
は、診察室10ごとに別の標準パターンデータファイル
7及び補正パターンデータファイル8をサーバ50に接
続し、サーバ50に入力のあった画像情報が対応する前
記各パターンデータファイル7,8のみを判断の対象と
してもよい。これにより、抽出対象となる標準パターン
データ等が少なくなり、判断が容易かつ精度の高いもの
となる。
は、診察室10ごとに別の標準パターンデータファイル
7及び補正パターンデータファイル8をサーバ50に接
続し、サーバ50に入力のあった画像情報が対応する前
記各パターンデータファイル7,8のみを判断の対象と
してもよい。これにより、抽出対象となる標準パターン
データ等が少なくなり、判断が容易かつ精度の高いもの
となる。
【0044】・カルテ1に使用されたスタンプに応じて
異なる出力装置に出力する場合には、標準パターンデー
タ11毎の出力先を保存した出力データファイルを作成
してCPU4に接続し、出力段階において前記出力デー
タファイルに基づき出力先を自動選択してもよい。これ
により、出力先をその都度設定する必要がなくなり、省
力化がはかられる。
異なる出力装置に出力する場合には、標準パターンデー
タ11毎の出力先を保存した出力データファイルを作成
してCPU4に接続し、出力段階において前記出力デー
タファイルに基づき出力先を自動選択してもよい。これ
により、出力先をその都度設定する必要がなくなり、省
力化がはかられる。
【0045】・医師に限らず歯科医師の行う歯科治療に
利用してもよい。これにより、本方法の使用範囲が拡大
される。 ・通信回線60はLAN回線でもよい。これにより既に
LAN回線がある場合には既存設備の利用も可能とな
る。
利用してもよい。これにより、本方法の使用範囲が拡大
される。 ・通信回線60はLAN回線でもよい。これにより既に
LAN回線がある場合には既存設備の利用も可能とな
る。
【0046】・手書き修正をする場合に、スタンプ押印
部分の修正対象となる項目に対応して予め手書きする箇
所を指定してもよい。例えば、押印が4行に亘っている
場合には、1行目は押印欄の上欄外、2行目は左欄外、
3行目は右欄外、4行目は下欄外とすれば、手書き修正
部分がどの項目に対応しているのかの判断も容易とな
る。
部分の修正対象となる項目に対応して予め手書きする箇
所を指定してもよい。例えば、押印が4行に亘っている
場合には、1行目は押印欄の上欄外、2行目は左欄外、
3行目は右欄外、4行目は下欄外とすれば、手書き修正
部分がどの項目に対応しているのかの判断も容易とな
る。
【0047】・スタンプの文字は日本語でなくてもよ
い。例えば、ドイツ語等でもよい。これにより、複数の
異なる言語においても本発明方法の利用が可能となる。 ・選択肢でいずれの項目も選択されていない場合には、
選択肢のうち先頭に記載されている項目を選択したもの
としてCPU4が判断するように設定してもよい。
い。例えば、ドイツ語等でもよい。これにより、複数の
異なる言語においても本発明方法の利用が可能となる。 ・選択肢でいずれの項目も選択されていない場合には、
選択肢のうち先頭に記載されている項目を選択したもの
としてCPU4が判断するように設定してもよい。
【0048】・また、図8に示すように、前記実施形態
におけるスキャナ2及び出力装置3をそれぞれファクシ
ミリ18,22とし、サーバ50を廃止した構成として
もよい。この場合、医師による診察が終わると、必要な
スタンプが押印された或いは必要箇所が手書きで記入、
修正されたカルテ1は診察室10に設置されたファクシ
ミリ18により該当部署のファクシミリ22に送信され
る。そして、例えば、医療事務局20ではファクシミリ
22から出力された前記カルテ1に基づいて医科点数の
計算を行う。また、検査処置室30や薬局40等のファ
クシミリ22に送信されたカルテ1についても同様に処
理されることとなる。従って、この図8に示す場合は、
各部署にファクシミリ18,22のみを設置すればよい
ため、コストが安価ですみ、設備投資が容易となる。な
お、例えば、医療事務局にスキャナとコンピュータ端末
を設置し、送られてきたカルテ1をスキャナを通して文
字認識させてもよい。
におけるスキャナ2及び出力装置3をそれぞれファクシ
ミリ18,22とし、サーバ50を廃止した構成として
もよい。この場合、医師による診察が終わると、必要な
スタンプが押印された或いは必要箇所が手書きで記入、
修正されたカルテ1は診察室10に設置されたファクシ
ミリ18により該当部署のファクシミリ22に送信され
る。そして、例えば、医療事務局20ではファクシミリ
22から出力された前記カルテ1に基づいて医科点数の
計算を行う。また、検査処置室30や薬局40等のファ
クシミリ22に送信されたカルテ1についても同様に処
理されることとなる。従って、この図8に示す場合は、
各部署にファクシミリ18,22のみを設置すればよい
ため、コストが安価ですみ、設備投資が容易となる。な
お、例えば、医療事務局にスキャナとコンピュータ端末
を設置し、送られてきたカルテ1をスキャナを通して文
字認識させてもよい。
【0049】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について効果とともに追記する。 (1)スキャナから入力されたカルテの画像情報に基づ
いて、カルテ情報の認識を行う医用データ処理方法にお
いて、前記画像情報と予め標準パターンデータファイル
に記憶された標準パターンデータとを比較して前記画像
情報と一致する標準パターンデータを抽出する手順と、
前記画像情報に選択肢があるかどうかを判断する手順
と、前記画像情報に空欄があるかどうかを判断する手順
と、前記画像情報に修正があるかどうかを判断する手順
とを実行させるためのコンピュータプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。従って、この
(1)に記載の発明によれば、他のコンピュータでも本
方法の実行が可能となる。
技術的思想について効果とともに追記する。 (1)スキャナから入力されたカルテの画像情報に基づ
いて、カルテ情報の認識を行う医用データ処理方法にお
いて、前記画像情報と予め標準パターンデータファイル
に記憶された標準パターンデータとを比較して前記画像
情報と一致する標準パターンデータを抽出する手順と、
前記画像情報に選択肢があるかどうかを判断する手順
と、前記画像情報に空欄があるかどうかを判断する手順
と、前記画像情報に修正があるかどうかを判断する手順
とを実行させるためのコンピュータプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。従って、この
(1)に記載の発明によれば、他のコンピュータでも本
方法の実行が可能となる。
【0050】(2)技術的思想(1)において、前記画
像情報に選択肢を有する、前記画像情報に空欄を有す
る、又は前記画像情報に修正があると判断した場合に
は、前記選択肢、空欄或いは修正にする補正内容がある
かどうかを判断する手順を実行させるためのコンピュー
タプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体。
像情報に選択肢を有する、前記画像情報に空欄を有す
る、又は前記画像情報に修正があると判断した場合に
は、前記選択肢、空欄或いは修正にする補正内容がある
かどうかを判断する手順を実行させるためのコンピュー
タプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体。
【0051】(3)技術的思想(2)において、前記補
正内容があると判断した場合には、前記補正内容を補正
パターンデータファイル内の補正パターンデータと比較
して抽出し、該当する補正内容パターンデータがないと
判断した場合には当該項目を削除する手順を実行させる
ためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
正内容があると判断した場合には、前記補正内容を補正
パターンデータファイル内の補正パターンデータと比較
して抽出し、該当する補正内容パターンデータがないと
判断した場合には当該項目を削除する手順を実行させる
ためのコンピュータプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
【0052】
【発明の効果】以上、詳述したように、本願請求項に記
載した医用データ処理方法に係る発明によれば、カルテ
情報を簡単に作成でき、かつ同カルテ情報に基づくデー
タ処理を確実に行うことができる。
載した医用データ処理方法に係る発明によれば、カルテ
情報を簡単に作成でき、かつ同カルテ情報に基づくデー
タ処理を確実に行うことができる。
【図1】病院内データ処理システムの概略構成図。
【図2】カルテの概要図。
【図3】(a)は、基本所見の一つを刻印したスタンプ
の押印パターン、(b)は患者の主訴事項の一つを刻印
しスタンプの押印パターン、(c)は処方の一つを刻印
したスタンプの押印パターン、
の押印パターン、(b)は患者の主訴事項の一つを刻印
しスタンプの押印パターン、(c)は処方の一つを刻印
したスタンプの押印パターン、
【図4】(a)は図3(a)に必要事項を記載したも
の。(b)は図3(b)に必要事項を記載したもの。
(c)は図3(c)に必要事項を記載したもの。
の。(b)は図3(b)に必要事項を記載したもの。
(c)は図3(c)に必要事項を記載したもの。
【図5】標準パターンデータファイルの構成図。
【図6】補正パターンデータファイルの構成図。
【図7】カルテの認識手順を表したフローチャート。
【図8】別例の構成図。
1……カルテ、11…標準カルテ情報としての標準パタ
ーンデータ、103…記入欄、301〜303…押印パ
ターン、301(a)〜303(a)…空欄、301
(b),302(b)…選択肢。
ーンデータ、103…記入欄、301〜303…押印パ
ターン、301(a)〜303(a)…空欄、301
(b),302(b)…選択肢。
Claims (6)
- 【請求項1】 医師又は歯科医師により作成されるカル
テ情報に従い所定の部署で医用データの処理が行われる
医用データ処理方法において、 医師又は歯科医師によりカルテ用紙に前記カルテ情報が
記入されるカルテ情報作成段階では、予め各診療項目に
おいて記入予測される標準カルテ情報のパターンが刻印
された複数種の診療項目別スタンプ群のうちから任意の
スタンプが患者の診療内容に対応して選択されてカルテ
用紙に押印されると共に、当該押印内容における所定箇
所に必要とされる補正がなされてカルテ情報が作成され
るようにした医用データ処理方法。 - 【請求項2】 前記各スタンプには、医師又は歯科医師
が数値指示等の指示情報を記入するための空欄及び同指
示情報を複数ある選択肢のうちから選択指定するための
選択欄のうち少なくとも何れかを含んだ状態で前記標準
カルテ情報のパターンが刻印されている請求項1に記載
の医用データ処理方法。 - 【請求項3】 前記各スタンプには、当該スタンプを他
のスタンプから識別するための識別情報を含んだ状態で
前記標準カルテ情報のパターンが刻印されている請求項
1又は請求項2に記載の医用データ処理方法。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のうち何れか一項に
記載の医用データ処理方法におけるカルテ情報作成段階
と、同カルテ情報作成段階で作成されたカルテ情報に基
づき医用データ処理のための指示内容をコンピュータ処
理により判別させるカルテ情報判別段階とを備えた医用
データ処理方法。 - 【請求項5】 前記カルテ情報判別段階では、前記カル
テ情報作成段階にて作成されたカルテ情報をカルテ用紙
からコンピュータ読み取りすると共に、この読み取り情
報を予め各診療項目毎に記憶手段に記憶させた標準カル
テ情報と比較し、その比較結果に基づき前記カルテ情報
による指示内容を判別するようにした請求項4に記載の
医用データ処理方法。 - 【請求項6】 前記カルテ情報作成段階と前記カルテ情
報判別段階の間には所定の伝送手段を介して前記カルテ
情報を伝送するカルテ情報伝送段階が存在する請求項4
又は請求項5に記載の医用データ処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380764A JP2002183303A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 医用データ処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000380764A JP2002183303A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 医用データ処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002183303A true JP2002183303A (ja) | 2002-06-28 |
Family
ID=18848892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000380764A Pending JP2002183303A (ja) | 2000-12-14 | 2000-12-14 | 医用データ処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002183303A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013536963A (ja) * | 2010-09-07 | 2013-09-26 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 臨床状態タイムライン |
-
2000
- 2000-12-14 JP JP2000380764A patent/JP2002183303A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013536963A (ja) * | 2010-09-07 | 2013-09-26 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 臨床状態タイムライン |
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