JP2000222499A - 診療録電子記録装置 - Google Patents

診療録電子記録装置

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JP2000222499A
JP2000222499A JP2123699A JP2123699A JP2000222499A JP 2000222499 A JP2000222499 A JP 2000222499A JP 2123699 A JP2123699 A JP 2123699A JP 2123699 A JP2123699 A JP 2123699A JP 2000222499 A JP2000222499 A JP 2000222499A
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Japan
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data
treatment
medical
symptom
prescription
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JP2123699A
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Yoichi Watanabe
陽一 渡邉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ入力が容易で、記録されたデータを視
認性よくかつ効率よく表示することのできる診療録電子
記録装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 診療に関するデータを表す診療データを
取得するデータ取得部11、データ取得部11により取
得された診療データが、1回の診療ごとに互いに対応付
けられてなる、所見および症状を表す所見・症状データ
と、処置および処方を表す処置・処方データとを記憶す
るデータ記憶部12、データ記憶部12に記憶された所
見・症状データおよび処置・処方データを読み出すデー
タ読出部13、および、データ記憶部12から読み出さ
れた所見・症状データおよび処置・処方データを、画面
15上の、互いに区分されたそれぞれの表示領域15
a,15bに表示するデータ表示部14を備えた診療録
電子記録装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、診療録(カルテ)
を電子的に記録する診療録電子記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、診療録の電子記録化の要求に伴
い、従来の紙による診療録の記録だけでなく、診療デー
タの入力、表示、および記憶などの一連の処理を電子化
した診療録電子記録装置を開発することにより診療録の
管理を高度化する試みが進められている。
【0003】診療録に記録される診療データには、患者
から情報を取得した結果に基づく所見・症状の経過とい
った、いわゆる、SOA(SUBJECTIVE,OJ
ECTIVE,ASSESSMENT)に関するデータ
を含む所見・症状データと、診察した結果に基づき患者
に施した処置・処方といった、いわゆる、P(PLA
N)に関するデータを含む処置・処方データの2種類の
データが含まれているが、従来の診療録電子記録装置に
おいては、これら2種類のデータが混在したまま一つの
診療データとして記録されているものが多い。
【0004】従って、従来の診療録電子記録装置では、
医師が診療録を作成する際に自由な記述方法で作成する
ことができるので、作成時には簡便でよいが、例えば、
他の医師がその診療録を参照する場合の視認性が低く、
読取りが困難であったり、場合によっては読み間違いが
発生するなどの問題が起こりやすい。また、従来の診療
録電子記録装置では、診療データは、所見・症状データ
と処置・処方データとが区分されずに、しかも文字デー
タやイメージデータが混在したままで記録される。従っ
て、SOAデータに含まれている身長、体重、体温、血
圧といった数値情報も文字データとして取扱われて記憶
されるため、これらの数値情報を数値データとして取得
することができず、簡単にグラフや表などとして表現す
ることができないため、高度な情報利用を行うのに不便
であるという問題がある。
【0005】また、診療録の電子記録化が進展するにつ
れて各地域における病院と診療所間の情報連携(病診連
携)が求められ、様々な方式の電子記録システムどうし
を連結する共通のインターフェースの検討が進められて
いる。このような状況下で、従来の単なる文書データ、
イメージデータ、あるいは文書データとイメージデータ
が混在した診療データを送受信するものであっては、電
子記録化を進めてもあまり大きな効果は期待できない。
【0006】また、従来の診療録電子記録装置では、所
見・症状データと処置・処方データとが、一つの診療デ
ータとして記録され、一つの診療データのままでCRT
などの表示装置に表示されるようになっている。従っ
て、一回の診察ごとの診療データに対する画面上の表示
領域の大きさは診療データのデータ量の多少に関わらず
固定されているため、一度に画面表示できるデータ量が
限られ、その診療データのデータ量が少ない場合は、画
面に無駄な領域が生じ、診療録に記録された長い文章を
参照する際に頻繁にスクロール操作を行う必要がある。
また、図面や写真などのサイズの大きいイメージデータ
を拡大して見る際に別の画面を開いてそこに図面や写真
などを表示させる必要があるなど、操作が煩雑になりや
すいという問題もある。
【0007】さらに、従来の診療録電子記録装置では、
診療データの表示を行う画面と、診療データを入力する
画面とは別の画面として構成されているものが多く、従
って、画面上に診療データが表示されている状態から、
データ入力画面を呼び出すには、マウスクリックやキー
入力などの何らかの操作を行い一旦データ表示画面を消
し、代わりにデータ入力画面を開いて、そこで始めてデ
ータ入力が可能になるというように、データ表示とデー
タ入力との切替操作が煩雑で時間がかかる上、操作者の
混乱を招きやすいという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑み、データ入力が容易で、記録されたデータを視認
性よくかつ効率よく表示することのできる診療録電子記
録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の診療録電子記録装置は、診療録を電子的に記録する
診療録電子記録装置において、診療録に記録されるデー
タを表す診療データを取得するデータ取得部、上記デー
タ取得部により取得された診療データが、2種類に区分
されるとともに1回の診療ごとに互いに対応付けられて
なる、所見および症状を表す所見・症状データと、処置
および処方を表す処置・処方データとを記憶するデータ
記憶部、上記データ記憶部に記憶された所見・症状デー
タおよび処置・処方データを上記データ記憶部から読み
出すデータ読出部、および上記データ記憶部から読み出
された所見・症状データおよび処置・処方データそれぞ
れを、画面上の、互いに区分されたそれぞれの表示領域
に表示するデータ表示部を備えたことを特徴とする。
【0010】ここで、上記データ取得部は、取得した診
療データのうちの所見・症状データを構造化言語に変換
する変換手段を備えたものであることが好ましい。
【0011】また、上記データ表示部が、所見・症状デ
ータおよび処置・処方データを画面上に表示するにあた
り、互いに対応する所見・症状データおよび処置・処方
データを、上記画面上に並んだ同一幅の2つの表示領域
それぞれに表示するものであることも好ましく、さら
に、上記データ表示部が、所見・症状データおよび処置
・処方データを画面上に表示するにあたり、境界線の位
置が自在に変更されてなる2つの表示領域それぞれに所
見・症状データおよび処置・処方データそれぞれを表示
するものであることも好ましい態様である。
【0012】また、上記データ取得部は、上記データ表
示部により所見・症状データおよび処置・処方データが
それぞれ表示されてなる各表示領域内に所見・症状デー
タおよび処置・処方データそれぞれを直接入力可能なも
のであることも好ましい態様の一つである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は、本発明の診療録電子記録装置の概
略構成図である。
【0015】図1に示すように、この診療録電子記録装
置10には、診療データを取得するデータ取得部11、
取得された診療データが、2種類に区分されるとともに
1回の診療ごとに互いに対応付けられてなる、所見・症
状データおよび処置・処方データを記憶するデータ記憶
部12、データ記憶部12に記憶された所見・症状デー
タおよび処置・処方データを読み出すデータ読出部1
3、および、データ記憶部12から読み出された所見・
症状データおよび処置・処方データを画面15上の、互
いに区分されたそれぞれの表示領域15a,15bに表
示するデータ表示部14を備えている。
【0016】さらに、この実施形態の診療録電子記録装
置10では、データ取得部11は、取得した診療データ
のうちの所見・症状データを構造化言語に変換するデー
タ変換手段16を備えており、所見・症状データは構造
化言語に変換されてからデータ記憶部12に記憶される
ようになっている。このデータ変換手段16は、データ
読出部13にも備えられており、データ記憶部12から
読み出した、構造化言語に変換された所見・症状データ
を元の診療データの形式に変換してデータ表示部に渡す
ようになっている。
【0017】なお、本発明でいう構造化言語とは、SG
ML(Standard Genaralized M
arkup Language:標準汎用マークアップ
言語)、XML(eXtensible Markup
Language)、HTML(Hyper Tex
t Markup Language)などの、文書構
造を記述できるマークアップ言語をいい、構造化プログ
ラミングの分野で用いられる構造化プログラム言語を意
味するものではない。
【0018】本実施形態では、構造化言語としてSGM
Lを用いた場合の例について以下に説明する。
【0019】図2は、本実施形態における所見・症状デ
ータの内容を示す図であり、図3は、本実施形態におけ
る処置・処方データの内容を示す図であり、図4は、本
実施形態における画面上の2つの表示領域を示す図であ
り、図5は、本実施形態におけるSGMLデータ形式に
変換された後のSOAデータの一例(a)、およびそれ
に対応する元の診療データの一例(b)を示す図であ
り、図6は、本実施形態における画面上に表示された診
療データの一例を示す図である。
【0020】図2に示すように、本実施形態では、所見
・症状データは、患者番号、識別番号、日時、医師情
報、所見・症状情報(SOAデータ)、表示高さ、およ
び表示幅などの項目から構成されている。
【0021】また、図3に示すように、本実施形態で
は、処置・処方データは、患者番号、識別番号、明細連
番、日時、行為・剤情報(Pデータ)などの項目から構
成されている。
【0022】本実施形態においては、SOAデータは、
“SUBJECTIVE”(主訴)、“OBJECTI
VE”(所見)、および“ASSESSMENT”(診
断)の3種類のデータを意味しており、Pデータは、
“PLAN”(処置、処方)を意味している。これらの
SOAデータは、図5(a)に示すように、SGML形
式に変換されてデータ記憶部12に記憶される。すなわ
ち、図5(a)第1〜2行目には、「主訴」について、
フォントが“明朝,10ポイント”であり、表示色が
“黒”であり、表示位置が“10,10”であり、内容
が“痰が出る、喉が痛い”であることが、それぞれ
“<”マーク、“</”マーク、および“>”マークで
前後から挟まれた形で表現されている。また、図5
(a)第3〜4行目には、同様のデータ形式で、「所
見」について、フォントが“明朝,10ポイント”であ
り、表示色が“青”であり、表示位置が“10,20”
であり、内容が、体温が“38.7℃”であることが、
それぞれ表現されている。
【0023】図5(b)には、データ変換手段16で元
の診療データの形式に変換された診療データ、言い換え
れば、操作者によって入力され、データ取得部11で取
得された状態のSOAデータが示されている。このSO
Aデータがデータ変換手段16でSGML形式に変換さ
れデータ記憶部に記憶されたものが図5(a)に示され
るSOAデータであり、これがデータ記憶部から読み出
されて画面上に表示されたものが図5(b)のSOAデ
ータである。
【0024】図4には、画面15上の、表示領域15
a,15bに所見・症状データ表示・入力領域1,2,
3,・・・および処置・処方データ表示・入力領域1,
2,・・・,nがそれぞれ複数表示されている。このう
ち、最下段の各データ表示・入力領域1は、当日の診療
データが入力される領域であり、この上方に、過去の診
療データが下段から上段に向かって順次表示される。こ
のように、本実施形態では、データ表示領域はデータ入
力領域をも兼ねたものとなっている。
【0025】次に、本実施形態の診療録電子記録装置1
0の動作について、図7〜図11の流れ図を参照しなが
ら説明する。
【0026】図7は、本実施形態の診療録電子記録装置
におけるデータ処理全体の流れ図であり、図8は、図7
に示した流れ図の中のSGMLデータ変換処理の流れ図
であり、図9は、図7に示した流れ図の中の表示高さ設
定処理の流れ図であり、図10は、図7に示した流れ図
の中の境界線位置変更処理の流れ図である。
【0027】データ取得部11(図1参照)には、キー
ボード、マウス、電子ペン、タッチパネル等の入力装置
および磁気カード読取装置、イメージスキャナ、デジタ
ルカメラ等の入力補助装置が備えられている。操作者は
これらの入力装置又は入力補助装置を用いて患者番号を
入力する(図7:ステップM1)。
【0028】データ読出部13は、入力された患者番号
をキーとしてデータ記憶部12を検索して、キーに合致
する所見・症状データを探しそのうち日付の最も新しい
データを読み出す(ステップM2)。このデータ読出し
は、レコードがなくなるまでもしくは指定レコード件数
に達するまで繰り返される。
【0029】こうしてデータ記憶部12から読み出され
た所見・症状データのうちSOAデータは、データ変換
手段16により、SGMLデータの形式から元の診療デ
ータの形式に変換される(ステップM3)。このデータ
変換手段16は、図8に示すように、診療データの形式
からSGMLデータの形式への変換処理(ステップS1
_2)と、SGMLデータの形式から元の診療データの
形式への変換処理(ステップS1_3)の双方向のデー
タ変換機能を備えている。
【0030】このSGMLデータ変換処理では、先ず、
ステップS1_1において、ここで入力されたデータが
SGML形式のデータであるか否か、すなわち入力され
たデータの中にSGMLで用いられるマーク“<”、
“</”、“>”が含まれているか否かが判定され、判
定の結果、SGML形式のデータであればステップS1
_2の変換処理が行われ、判定の結果、SGMLデータ
でなければステップS1_3の変換処理が行われる。
【0031】診療データをSGMLデータの形式に変換
するには、SGML文法に基づきSOAデータを解析し
て、S、O、Aの各データ種別ごとに、その内容、フォ
ント、色、および表示位置を抽出し、それらの前後の所
定の位置にマーク“<”、“</”、“>”を付加し
て、SGMLのタグが付されたマークアップ文書に変換
する。例えば、図5(b)に示したような診療データ
を、図5(a)に示したようにフォント、色、表示位
置、および内容それぞれにマークアップ処理を施せばよ
い。
【0032】また、SGMLデータの形式を元の診療デ
ータの形式に変換するには、SGML文法に基づきSG
MLデータを解析して、“<”マーク、“</”マー
ク、“>”マークで挟まれたフォント、色、表示位置、
および内容を取り出して、その内容を指定された表示位
置に指定されたフォントおよび色で表示できるように編
集する。データ表示処理の段階では、これらのフォン
ト、色、および表示位置などのパラメータに基づき図5
(b)に示したような診療データが画面上に表示され
る。
【0033】次に、データの表示高さ設定処理(図7:
ステップM4)が行われる。この処理の詳細な流れ図を
図9に示す。
【0034】すでに図4を参照して説明したように、本
実施形態では、画面15は縦方向に2分されて2つの表
示領域、すなわちSOAデータの表示領域15a、およ
びPデータの表示領域15bが形成されている。表示領
域15aと表示領域15bの横幅の比率は、初期値とし
て1が設定されているが、後述するようにこの比率は操
作者により自在に変更することができるようになってい
る。
【0035】図9に示す表示高さ設定処理においては、
先ず、各SOAデータについて表示高さが計算される。
すなわち、各SOAデータごとの文字数を表示領域15
aの表示可能文字数で割ることにより各SOAデータの
表示領域15a内における表示行数(表示高さ)が求め
られる(ステップS2_1)。次に、同様の方法により
各Pデータごとの表示領域15b内における表示高さが
求められる(ステップS2_2)。次に、SOAデータ
とそれに対応するPデータの各組合わせについて、各S
OAデータの表示高さとPデータの表示高さを比較し表
示高さが高い方をそのSOAデータおよびPデータ双方
の表示高さとする(ステップS2_3)。
【0036】こうしてSOAデータとそれに対応するP
データの各組合わせごとの表示高さが決定された後、S
OAデータの表示が行われる(図7:ステップM5)。
【0037】SOAデータの表示に続いてPデータの読
出しが行われ(ステップM6)、続いてPデータの表示
が行われる(ステップM7)。
【0038】ここまでの一連の処理により、図5に示す
画面15上の、下から2段目の、所見・症状データ表示
・入力領域2および所見・症状データ表示・入力領域2
には過去の診療データのうちの直近の所見・症状データ
および所見・症状データが表示され、さらにその上段の
各データ表示・入力領域にはこれに続く過去の診療デー
タが順次表示される。なお、この時点では、最下段の所
見・症状データ表示・入力領域1および所見・症状デー
タ表示・入力領域1にはまだ何も入力されていないので
空白のままとなっている。
【0039】次に、境界線位置変更処理が行われる(ス
テップM8)。この処理の詳細流れ図を図10に示す。
この処理は、操作者による境界線15cの位置変更操作
が行われることにより起動されるものであり、このステ
ップM8および次のステップM9からでも実行すること
が可能である。操作者は、マウスなどのポインティング
デバイスを操作して境界線15cを左右にドラッグ&ド
ロップすることにより、境界線15cの表示位置を所望
の位置に変更することができる(ステップS3_1)。
境界線15cの表示位置が変更されると、変更された表
示位置を基に、SOAデータの表示幅とPデータの表示
開始位置が設定し直される(ステップS3_2)。この
処理は、操作者による位置変更操作が行われない限りス
キップされ、次のステップに移行する。
【0040】境界線位置変更処理が終了すると、ステッ
プM9に進み、診療データの入力が行われる。医師によ
る診察の結果は、所見・症状データおよび所見・症状デ
ータに区分されて図5に示す画面15上の、最下段の所
見・症状データ表示・入力領域1および処置・処方デー
タ表示・入力領域1にそれぞれ直接入力される。なお、
この画面15において、所見・症状データ表示・入力領
域2、所見・症状データ表示・入力領域2よりも上方に
表示されている過去の診療データを編集することができ
る。ただし、過去の診療データを編集処理することによ
り過去の正規の診療データが直接更新されることはな
く、過去の診療データに対する参考データとして、正規
の診療データとは区別されて記憶される。
【0041】こうして、当日の診療データがこの診療録
電子記録装置10に取得され、図6に示すように、画面
15上のほぼ中央に表示された境界線15cの左側の表
示領域15aの最下段には、当日の診療データのうちの
SOAデータが表示され、その上段には過去の診療デー
タのうちの直近のSOAデータが表示されている。これ
らのSOAデータの左側には、各Sデータ、Oデータ、
Aデータについての各データ種別15dが各SOAデー
タに対応する行に表示されている。境界線15cの右側
の表示領域15bには、当日の診療データのうちのPデ
ータが最下段に表示され、その上段には過去の診療デー
タのうちの直近のPデータが表示されている。画面15
の右側の端部には、スクロール矢印▲、▼、スクロール
ボックス□からなるスクロールバー15eが備えられて
おりこれらのスクロール矢印▲、▼、またはスクロール
ボックス□を、マウス等で操作することにより、画面を
上下にスクロールさせることができる。スクロールボッ
クス□がスクロールバー15eの上下方向のどの位置に
あるかにより、記憶媒体に記憶された過去の診療データ
のどの部分が現在表示されているかが示される。すなわ
ちスクロールボックス□がスクロールバー15eの上方
にあるほど古い診療データが表示されており、下方にあ
るほど当日に近い診療データが表示されていることを表
す。
【0042】こうして各表示・入力領域に入力された診
療データが本診療録電子記録装置に取得され、次に、こ
の取得された診療データのうちSOAに関するデータに
ついてSGMLデータ変換処理が行われる(ステップM
10)。このSGMLデータ変換処理は、上記のステッ
プM3における処理と同様、データ変換手段16により
実行される。すなわち、図8に示すように、先ず、ステ
ップS1_1における判定の結果、入力されたデータが
SGML形式のデータではないこと、すなわちSGML
で用いられるマーク“<”、“</”、“>”が含まれ
ていないことが判るので、ステップS1_2に進み、診
療データのSGMLデータへの変換が行われる。すなわ
ち、S、O、およびAの各データ種別ごとに分けられ、
それぞれのデータ種別についてSGML文法に基づきマ
ークアップ処理が施され、図5(b)に示すような診療
データが、図5(a)に示すようなSGML形式のSO
Aデータに変換される。
【0043】こうしてSGML形式に変換されたSOA
データを含む所見・症状データはデータ記憶部12の記
憶領域12aに記憶され、処置・処方データは記憶領域
12bに記憶される(ステップM11)。
【0044】なお、本実施形態では、所見・症状データ
および処置・処方データが、画面15上の、左右に分割
された表示領域15a,15bに表示された例について
説明したが、このように画面を左右に分割する代わり
に、画面を上下に分割して上下2つの表示領域に所見・
症状データおよび処置・処方データを表示するようにし
てもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
診療データが、所見および症状を表す所見・症状データ
と、処置および処方を表す処置・処方データとの2種類
に区分されるとともに1回の診療ごとに互いに対応付け
られて画面上のそれぞれの表示・入力領域に表示される
ので、データ入力が容易で、記録されたデータを視認性
よくかつ効率よく表示することのできる診療録電子記録
装置を実現することができる。
【0046】また、本発明の診療録電子記録装置に、デ
ータ取得部が取得した診療データのうちの所見・症状デ
ータを構造化言語に変換する変換手段を備えた場合は、
診療データに含まれる各情報それぞれに意味を持たせる
ことができるので、他の診療録電子記録システムとのイ
ンターフェースを構築することが容易であり、また、数
値データを取り出してグラフ化、表化するなど高度の情
報処理が可能である。また、所見・症状データを、構造
化されたタグ付きのテキスト文書として記憶するため、
長期間経過後も所見・症状データの参照が容易である。
【0047】また、本発明の診療録電子記録装置におけ
るデータ表示部を、所見・症状データおよび処置・処方
データを画面上に表示するにあたり、互いに対応する所
見・症状データおよび処置・処方データを、画面上に並
んだ同一幅の2つの表示領域それぞれに表示するものと
した場合は、画面を効率的に利用することができる。さ
らに、データ表示部を、所見・症状データおよび処置・
処方データを画面上に表示するにあたり、境界線の位置
が自在に変更されてなる2つの表示領域それぞれに所見
・症状データおよび処置・処方データそれぞれを表示す
るものとした場合は、その診療データの内訳に応じた表
示領域を設定することができるので画面上により多くの
診療データを表示することができて効率的である。
【0048】また、本発明の診療録電子記録装置におけ
るデータ取得部を、所見・症状データおよび処置・処方
データのそれぞれの表示領域内に所見・症状データおよ
び処置・処方データを直接入力可能なものとした場合
は、データ表示画面からデータ入力画面への煩雑な画面
展開をなくすことができるので、システム操作の負担が
軽減され操作者の混乱が防止されるなど操作性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の診療録電子記録装置の概略構成図であ
る。
【図2】本実施形態における所見・症状データの内容を
示す図である。
【図3】本実施形態における処置・処方データの内容を
示す図である。
【図4】本実施形態における画面上の2つの表示領域を
示す図である。
【図5】本実施形態におけるSGMLデータ形式に変換
された後のSOAデータの一例(a)およびそれに対応
する元の診療データ(b)の一例を示す図である。
【図6】本実施形態における画面上に表示された診療デ
ータの一例を示す図である。
【図7】本実施形態の診療録電子記録装置におけるデー
タ処理全体の流れ図である。
【図8】図7に示した流れ図の中のSGMLデータ変換
処理の流れ図である。
【図9】図7に示した流れ図の中の表示高さ設定処理の
流れ図である。
【図10】図7に示した流れ図の中の境界線位置変更処
理の流れ図である。
【符号の説明】
10 診療録電子記録装置 11 データ取得部 12 データ記憶部 13 データ読出部 14 データ表示部 15 画面 15a,15b 表示領域 15c 境界線 15d データ種別 15e スクロールバー 16 データ変換手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診療録を電子的に記録する診療録電子記
    録装置において、 診療録に記憶されるデータを表す診療データを取得する
    データ取得部、 前記データ取得部により取得された診療データが、2種
    類に区分されるとともに1回の診療ごとに互いに対応付
    けられてなる、所見および症状を表す所見・症状データ
    と、処置および処方を表す処置・処方データとを記憶す
    るデータ記憶部、 前記データ記憶部に記憶された所見・症状データおよび
    処置・処方データを該データ記憶部から読み出すデータ
    読出部、および前記データ記憶部から読み出された所見
    ・症状データおよび処置・処方データそれぞれを、画面
    上の、互いに区分されたそれぞれの表示領域に表示する
    データ表示部を備えたことを特徴とする診療録電子記録
    装置。
  2. 【請求項2】 前記データ取得部は、取得した診療デー
    タのうちの所見・症状データを構造化言語に変換する変
    換手段を備えたものであることを特徴とする請求項1記
    載の診療録電子記録装置。
  3. 【請求項3】 前記データ表示部が、所見・症状データ
    および処置・処方データを画面上に表示するにあたり、
    互いに対応する所見・症状データおよび処置・処方デー
    タを、前記画面上に並んだ同一幅の2つの表示領域それ
    ぞれに表示するものであることを特徴とする請求項1記
    載の診療録電子記録装置。
  4. 【請求項4】 前記データ表示部が、所見・症状データ
    および処置・処方データを画面上に表示するにあたり、
    境界線の位置が自在に変更されてなる2つの表示領域そ
    れぞれに所見・症状データおよび処置・処方データそれ
    ぞれを表示するものであることを特徴とする請求項3記
    載の診療録電子記録装置。
  5. 【請求項5】 前記データ取得部は、前記データ表示部
    により所見・症状データおよび処置・処方データがそれ
    ぞれ表示されてなる各表示領域内に所見・症状データお
    よび処置・処方データそれぞれを直接入力可能なもので
    あることを特徴とする請求項3又は4記載の診療録電子
    記録装置。
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