JPH09167176A - 保険証入力装置および方法 - Google Patents

保険証入力装置および方法

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JPH09167176A
JPH09167176A JP32873695A JP32873695A JPH09167176A JP H09167176 A JPH09167176 A JP H09167176A JP 32873695 A JP32873695 A JP 32873695A JP 32873695 A JP32873695 A JP 32873695A JP H09167176 A JPH09167176 A JP H09167176A
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JP
Japan
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insurance card
patient
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medical
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Application number
JP32873695A
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English (en)
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Makoto Suga
誠 須賀
Akihiro Takada
彬宏 高田
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保険証の入力作業を効率化し、入力ミスを抑
制することができるようにする。 【解決手段】 イメージ入力機11より入力された保険
証の画像と、保険証の画像に対応するイメージデータに
基づいて認識された保険証の記載事項に対応する認識結
果としての文字列は、表示部12Bの画面に左右に分け
てそれぞれ表示される。操作者は、イメージデータと認
識結果とを比較し、両者が異なる場合、入力部12Aを
操作して認識結果を修正する。修正された認識結果は、
患者データベース15において記憶される。患者カード
発行機13は、認識結果に基づいて患者カード13Aを
発行し、診療録発行機14は、認識結果に基づいてカル
テ14Aを発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保険証入力装置お
よび方法に関し、例えば保険証の記載事項を入力する場
合に用いて好適な保険証入力装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16は、病院における従来の初診から
会計までの処理の流れを示している。また、診療録(カ
ルテ)に記入されるデータの内容、およびカルテから診
療報酬請求明細書(レセプト)への転記内容も示してい
る。
【0003】まず、外来患者が、初診時に総合受付にお
いて、所定の事項を記入した診察申込書および保険証等
を提出すると、病院の事務員は、これらの記載事項に基
づいて、所定の保険証情報を記入したカルテを作成する
とともに、患者カード(診察券)を発行する。
【0004】ここで、保険証情報とは、主に次のような
項目を指す。すなわち、健康保険被保険者証の場合、
「保険者番号」、「被保険者記号」、「被保険者番
号」、「被保険者名」、「資格取得日」、「事業所所在
地」、「事業所名称」、「保険者所在地」、および「保
険者名称」である。また、国民健康保険被保険者証の場
合、「保険者番号」、「被保険者記号」、「被保険者番
号」、「被保険者名」、「交付年月日」、「有効期
限」、「保険者所在地」、および「保険者名称」であ
る。さらに、老人医療保険者証の場合、「公費負担者番
号」、「公費受給者番号」、および「有効期限」であ
る。
【0005】これらの保険証情報は、診察申込書および
保険証からの目視による読み取りの後、カルテへの転記
がなされており、転記ミスが生じ得る。
【0006】作成されたカルテおよび患者カードは、こ
の患者に対応する所定の診療科の受付に提出される。次
に、医師による診療が実施される。医師は診療の結果を
カルテに記入し、次の検査のための予約票と検査申込書
を発行するとともに、薬の処方箋を発行する。処方箋は
患者が薬局において薬を購入するとき使用される。
【0007】次に、患者は、予約票と検査申込書を持参
して所定の検査部に行き、そこで所定の検査を受ける。
検査結果はカルテに記入される。診察内容や検査内容の
情報は、会計に提供され、それに基づいて所定の計算が
行われた後、領収書が作成され、患者に渡されるととも
に、医事システムに送られる。
【0008】医事システムにおいては、会計より送られ
てきた計算結果に基づいて、レセプトが作成される。こ
のとき、カルテに記載された保険証データの一部がレセ
プトに転記される。転記内容は例えば次の通りである。
すなわち、「保険者番号」、「被保険者記号」、「被保
険者番号」、「公費負担者番号」、および「公費受給者
番号」である。
【0009】これらの転記の際にあたっても、カルテ作
成時と同様に、カルテの目視による読み取りの後、レセ
プトへの転記がなされており、転記ミスが生じ得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】病院における診療収入
の大半は、月毎に作成される診療報酬請求明細書(レセ
プト)に基づく支払基金または国保連合からの支払いで
ある。このレセプトの不完全な記入内容により、金額に
して請求額の0.5乃至1.0パーセント前後にわたる
レセプト返戻が起こり、診療費の取り洩れの大きな原因
となっている。
【0011】レセプト返戻のなかで、大きなウェイトを
占めるのは、保険証の記号や番号などの誤記入による返
戻である。誤記入には、保険証からカルテに転記する際
の誤記入と、カルテからレセプトへの転記時に起きる誤
記入などがある。
【0012】このように、記入ミスが生じ得る転記の作
業が2度に渡っているにもかかわらず、何等の防止策も
なされていないのが現状であり、記入ミスによる診療費
の取り洩れがある課題があった。
【0013】また、医事システムが稼働している場合で
あっても、それが独立に稼働しているのが現状であり、
容易に他のシステムと接続することができないため、患
者データの交換ができず、周辺システムとの連動を考え
たトータルなオーダリングシステムへの移行の妨げとな
っている課題があった。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、転記ミスによる診療費の取り洩れを抑制
し、入力作業を効率的に行うことができるようにするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の保険証
入力装置は、保険証の画像を入力する入力手段(例えば
図1のイメージ入力機11)と、入力手段により入力さ
れた画像を表示する第1表示手段(例えば図1の表示部
12B)と、入力手段によって入力された画像に基づい
て、保険証の記載事項に対応する文字を認識する認識手
段(例えば図1の初診患者登録処理装置12)と、認識
手段により認識された記載事項に対応する文字を表示す
る第2表示手段(例えば図1の表示部12B)と、第2
表示手段に表示された文字を変更する変更手段(例えば
図1の入力部12A)とを備えることを特徴とする。
【0016】また、文字に対応するデータを記憶する記
憶手段(例えば図1の患者データベース15)をさらに
設けるようにすることができる。
【0017】また、文字に対応するデータを所定の記録
媒体(例えば図1の患者カード13A)に記録する記録
手段(例えば図1の患者カード発行機13)をさらに設
けるようにすることができる。
【0018】また、文字を印字する印字手段(例えば診
療録発行機14)をさらに設けるようにすることができ
る。
【0019】請求項6に記載の保険証入力方法は、保険
証の画像を入力し、入力された画像を表示し、入力され
た画像に基づいて、保険証の記載事項に対応する文字を
認識し、認識された記載事項に対応する文字を表示し、
表示された文字を変更することを特徴とする。
【0020】請求項1に記載の保険証入力装置において
は、入力手段により入力された保険証の画像が第1表示
手段に表示され、入力手段によって入力された画像に基
づいて、認識手段により認識された記載事項に対応する
文字が第2表示手段に表示され、変更手段により、第2
表示手段に表示された文字が変更される。従って、保険
証の記載事項に対応する文字を自動認識させた後、その
うちの所定の文字を手入力で訂正することができる。
【0021】請求項6に記載の保険証入力方法において
は、入力された保険証の画像が表示され、その画像に基
づいて認識された保険証の記載事項に対応する文字が表
示され、表示された文字が変更される。従って、保険証
の記載事項に対応する文字を自動認識させた後、そのう
ちの所定の文字を手入力で訂正することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の保険証入力装置
を応用した初診患者データ登録システムの構成例を示し
ている。イメージ入力機11は、スキャナまたはカメラ
等により構成され、診察申込書や保険証等のイメージを
読み取り、対応するイメージデータを作成する。また、
取り込むイメージをカラーイメージとすることで、後述
する初診患者登録処理装置12が保険証の印鑑の存在の
有無を認識し、それに基づいて複製物(コピー)か否か
の判断を行ったり、印鑑の位置を認識することにより、
上下判断を行ったりすることができるようになされてい
る。
【0023】初診患者登録処理装置12は、図2に示し
たようなソフトウェアに従って各部を制御し、イメージ
入力機11より供給された診察申込書または保険証等の
イメージデータに基づいて、そこに記載された事項を自
動的に抽出し、認識した後、認識結果を表示部12Bに
表示するとともに、保険証や診察申込書のイメージをそ
のまま表示部12Bに表示するようになされている。
【0024】また、抽出した記載事項に誤りがある場合
には、このイメージを見ながら、正しい内容をキーボー
ド、マウス、またはタブレット等により構成された入力
部12Aを操作することにより入力し、訂正することが
できるようになされている。また処理結果を後述する患
者カード発行機13、カルテ発行機14、および患者デ
ータベース15に供給するようになされている。
【0025】患者カード発行機13は、新たに登録され
た患者の患者カードを発行するようになされている。患
者カードには、再来受付、カルテ検索、保険証確認、検
査申し込み書の発行、処方箋の発行、および診療報酬明
細書(カルテ)の発行等で必要となる項目を予め記録す
る。主な記録内容は次の通りである。すなわち、「患者
番号」、「氏名」、「性別」、「生年月日」、「カルテ
番号」、「診療科」、「担当医師名」、「保険者種別と
保険者番号」、「被保険者記号」、「被保険者番号」、
「保険者名」、「資格取得日/交付年月日」、「有効期
限」、「本人/家族」、「公費負担者番号」、および
「公費受給者番号」である。
【0026】診療録(カルテ)発行機14は、「保険医
療機関および保険医療担当規則」の第22条に基づき、
様式第一号またはこれに準ずる様式のカルテを作成し、
発行するようになされている。このカルテの主な記載事
項は次の通りである。すなわち、「患者番号」、「氏
名」、「性別」、「生年月日」、「現住所/電話」、
「本人/家族」、「職業」、「保険者番号」、「被保険
者記号」、「被保険者番号」、「被保険者名」、「資格
取得日/交付年月日」、「事業所所在地/名称」、「保
険者所在地/名称」、「公費負担者番号」、および「公
費受給者番号」である。ただし、診察申込書とカルテが
一体になっている場合、必要事項のみ追加して記載す
る。
【0027】患者データベース15は、初診患者登録処
理装置12とオンラインで接続されている場合、初診患
者登録処理装置12より供給された、診察申込書および
保険証から抽出された記載事項の全てと、患者番号およ
びカルテの番号等に対応するデータを登録するようにな
されている。
【0028】次に、初診患者登録処理装置12において
実行されるソフトウェアの構成、およびその処理内容に
ついて説明する。
【0029】図2に示したように、メインソフトウェア
として、初診患者登録ソフトウェアがある。この初診患
者登録ソフトウェアは、「申込書/保険証データ読み取
りソフトウェア」を実行することによって取り込まれた
申込書または保険証のイメージデータ、およびイメージ
データに基づいて認識された記載事項に対応するデータ
を入力し、イメージデータとともに、認識された記載事
項を表示部12Bに表示する。このとき、記載事項が誤
っている場合において、操作者により入力部12Aが操
作され、正しい記載事項の入力が行われたとき、それに
基づいて表示部12Bに表示した記載事項の修正を行う
ようになされている。
【0030】表示部12Bに表示した記載事項が正しい
場合、あるいは修正によって記載事項が正しいものとな
った場合、操作者の指示に従って、初診患者登録ソフト
ウェアは患者カード発行ソフトウェアを起動する。これ
により、必要な記載事項が記録された患者カードが発行
される。さらに、カルテ発行ソフトウェアを起動するこ
とにより、必要な記載事項その他を所定の用紙に印刷
し、カルテとして発行する。また、患者データベース1
5が接続されている場合、患者データベース登録ソフト
ウェアを起動し、入力された全ての保険証情報等を患者
毎に登録するようになされている。
【0031】申込書/保険証データ読み取りソフトウェ
アは、メインソフトである初診患者登録ソフトウェアに
よって起動され、イメージ入力機11を制御し、申込書
または保険証のイメージを読み取り、二値化処理を行っ
た後、枠線、罫線等を認識し、記載事項に対応する文字
列を抽出した後、文字認識を行うようになされている。
【0032】患者カード発行ソフトウェアは、上述した
ような記録内容、すなわち、「患者番号」、「氏名」、
「性別」、「生年月日」、「カルテ番号」、「診療
科」、「担当医師名」、「保険者種別と保険者番号」、
「被保険者記号」、「被保険者番号」、「保険者名」、
「資格取得日/交付年月日」、「有効期限」、「本人/
家族」、「公費負担者番号」、および「公費受給者番
号」等を患者カード13Aにに登録し、発行するように
なされている。
【0033】カルテ発行ソフトウェアは、上述したよう
な記載内容、すなわち、「患者番号」、「氏名」、「性
別」、「生年月日」、「現住所/電話」、「本人/家
族」、「職業」、「保険者番号」、「被保険者記号」、
「被保険者番号」、「被保険者名」、「資格取得日/交
付年月日」、「事業所所在地/名称」、「保険者所在地
/名称」、「公費負担者番号」、および「公費受給者番
号」等を所定の用紙に印字し、カルテとして発行するよ
うになされている。
【0034】患者データベース登録ソフトウェアは、患
者データベースが初診患者登録処理装置12にオンライ
ンで接続されている場合において、診察申込書および保
険証より抽出された全ての記載事項と、患者番号および
カルテ番号等を患者データベース15に登録する。すな
わち、患者データベース15のオープン、新規データ追
加、およびクローズ等の処理を行うようになされてい
る。
【0035】次に、図3を参照して、初診データの登録
処理手順について説明する。最初、図3(a)に示した
ように、初診患者登録処理装置(以下、端末という)1
2は、初診患者登録ソフトウェアの制御により、表示部
12Bに所定の処理内容に対応する項目からなる選択画
面を表示する。例えば、病院の事務員は、入力部12A
を操作することにより、所定の項目を選択する。ここで
は、最初に、項目「患者データ登録」を選択する。これ
により、申込書/保険証データ読み取りソフトウェアが
起動される。
【0036】申込書/保険証データ読み取りソフトウェ
アが起動されると、図4(a)に示したような機能選択
画面が端末12に表示される。この画面には、選択項目
「イメージ入力」、および選択項目「一覧」が表示され
る。まず、入力部12Aを操作することにより、選択項
目「イメージ入力」を選択すると、診察申込書の記載内
容の登録のための一連の処理が可能となる。
【0037】最初、図4(b)に示したように、診察申
込書の登録処理が行われる。診察申込書の登録が終了す
ると、図4(c)に示したように、健康保険被保険者証
の登録処理が行われる。さらに、老人医療保険証の適用
がある患者に対しては、次に老人医療保険証の登録処理
が行われる。なお、診察申込書、健康保険被保険者証、
および老人医療保険証の登録の順序は、入力部12Aの
操作により変更することができる。
【0038】登録終了後、入力部12Aを操作し、画面
の上部に表示されたボタン「一覧」を選択することによ
り、図4(e)に示したように、登録した内容を一覧表
示する一覧表示/再登録画面を表示させることができ
る。あるいは、入力部12Aを操作して、図4(f)に
示したような機能選択画面を表示させ、次に、選択項目
「一覧」を選択することにより、図4(e)に示したよ
うな一覧表示/再登録画面を表示させることができる。
【0039】以下、その詳細な手順について説明する。
最初に、図5のフローチャートを参照して、端末12の
制御により行われる診察申込書の登録の手順について説
明する。
【0040】最初、ステップS1において、イメージ入
力機11により、診察申込書のイメージの入力が行われ
る。イメージ入力機11は、この場合、カラースキャナ
またはカラーカメラ等により構成され、カラーイメージ
の入力が行われる。
【0041】次に、ステップS2に進み、入力されたカ
ラーイメージを構成する各画素に対して、2値化処理が
施される。まず、各画素のR(赤)、G(緑)、および
B(青)の各色成分に基づいて、所定の色情報を演算す
る。この色情報は、例えば各色成分を加減算したり、あ
るいは、各色成分にそれぞれ所定の係数を乗じた後、加
減算することにより求めることができる。次に、この色
情報に所定の整数を乗じることにより、所定の識別レベ
ルを求めることができる。
【0042】すなわち、識別レベルを一定とするのでは
なく、診察申込書の台紙の色(カラー情報)をダイナミ
ックに求め、それに基づいて基準とする所定の色情報を
演算し、この色情報に基づいて識別レベルを設定する。
また、診察申込書の台紙の色情報が予め所定の範囲内に
あると想定できる場合には、カラーイメージの全ての画
素の色情報に基づいて識別レベルを演算するのではな
く、例えば、台紙上の左上端部の数画素の色情報を演算
し、それに基づいて識別レベルを演算することができ
る。
【0043】従って、台紙のカラー情報をダイナミック
に求めつつ、色情報を演算し、さらに識別レベルを求
め、この識別レベルに基づいて2値化処理を実行するこ
とができる。これにより、1回のパス(診察申込証を一
通りスキャンすること)で、全ての画素について、2値
化処理を行うことが可能となる。
【0044】また、上記通常の2値化処理を行う前に、
診察申込書の枠線の色や文字の色等に対応した、所定の
識別レベルを設定し、2値化処理を施すことにより、枠
線や文字等を強調化したり、無効化することができる。
これにより、通常の2値化処理によっては消滅してしま
うような、例えば比較的薄い色の罫線や文字等を、予め
強調化しておいたり、不要な画像を予め消去したりする
ことができる。
【0045】次に、ステップS3に進み、診察申込書の
枠線が検出される。図6に示したように、まず、2値化
された診察申込書のイメージの左側の所定の点Aおよび
Bから、右方向に診察申込書の枠線が検索される。診察
申込書の枠線は、台紙上の左から右方向に縦方向の罫線
を検索したとき、最初に検出された罫線とする。2つの
点AおよびBから右方向にそれぞれ枠線の検索を行い、
枠線が検出された点をそれぞれ点P1および点P2とし、
それらを結んだ直線L1を求める。
【0046】次に、診察申込書のイメージの右側の点C
から左方向に枠線の検索を行い、枠線が検出された点を
点P3とし、診察申込書のイメージの上側の点Dから下
方向に枠線の検索を行い、枠線が検出された点を点P4
とし、さらに、診察申込書のイメージの下側の点Eから
上方向に枠線の検索を行い、枠線が検出された点を点P
5とする。次に、点P4から直線L1に降ろした垂線の足
を頂点F1とし、点P5から直線L1に降ろした垂線の足
を頂点F2とする。さらに、点P3から点P4と点F1結ん
だ直線L3に降ろした垂線の足を頂点F4とし、点P3
ら点P5と頂点F2を結んだ直線L4に降ろした垂線の足
を頂点F3とする。このようにして、診察申込書の枠線
の頂点を求めることができる。
【0047】次に、ステップS4において、直線L1
傾きを診察申込書の傾きとする。この傾きは、後述する
認識処理等における補正処理に用いられる。
【0048】次に、ステップS5に進み、診察申込書の
枠線内の横罫線の検出が行われる。すなわち、図7に示
したように、ステップS3において検出された枠線の内
側の上部の所定の位置に検索開始点P11を設定し、そこ
から下方向に横罫線の検索を行う。横罫線が検出された
とき、その地点のy軸方向の座標値およびx軸方向の座
標値をメモリ等に記憶させる。ここで、y軸方向とは、
図7において上下方向であり、x軸方向とは左右方向で
あるものとする。
【0049】次に、ステップS6において、診察申込書
の枠線内の縦罫線の検索が行われる。すなわち、図7に
示したように、例えば、枠線の内側の左端部近傍の所定
の検索開始点P12を設定し、そこから右方向に縦罫線の
検索を行う。縦罫線が検出されたとき、その地点のx軸
方向の座標値およびy軸方向の座標値を所定のメモリに
記憶させる。
【0050】ステップS7においては、診察申込書の文
字セル領域の確定が行われる。例えば、上述したステッ
プS5における横罫線の検索処理によって検出された横
罫線のうち、隣接する横罫線の間に存在する縦罫線を検
索することにより、診察申込書の横罫線と縦罫線で区切
られた、文字または文字列が印字された領域(文字セル
領域)を確定することができる。
【0051】次に、ステップS8に進み、ステップS7
において確定された文字セル領域内の文字または文字列
に対応するイメージデータから、1文字に対応するイメ
ージデータを順に取り出し、所定の文字認識のアルゴリ
ズムに基づいて文字認識を行う。このとき、ステップS
4において求められた傾きを考慮して、文字の取り出し
位置を修正するなどの補正処理を行うことができる。こ
れにより、診察申込書の傾きが認識結果に及ぼす悪影響
を抑制することができる。
【0052】ここで、文字認識には、例えば、それが数
字の場合にはゾンデ法等を用いることができる。また、
数字だけでなく、漢字、平仮名、カタカナ、あるいはア
ルファベットなどの文字を含む場合には、それを複数の
ベクトルに分解し、それらの方向に基づいて特徴抽出を
行い、認識処理を行うような方法を用いることができ
る。あるいは、その他の方法により、文字認識を行うこ
とができる。
【0053】次に、ステップS9に進み、ステップS8
において認識された診察申込書の記載事項のうち、予め
必要とされた記載事項に対応する文字列を、文字コード
に変換するとともに、図8に示したように、表示部12
Bの画面の右側に所定のレイアウトで表示する。この
際、認識処理の結果が曖昧であり、確定することができ
ないと判断された文字に関しては、例えば、その文字を
他の文字とは異なった書体で表示するようにしたり、文
字の表示色を変化させたり、反転表示したり、あるいは
文字の背景色を変化させるなどして、認識結果が確定し
たと判断された文字(確定文字)とは明確に識別できる
ように表示することができる。これにより、操作者に対
して注意を喚起することができ、操作者は、確定されて
いない文字を直ちに認識することができる。
【0054】次に、ステップS10において、ステップ
S1において入力された診察申込書のイメージデータ、
またはステップS2において2値化されたイメージデー
タのいずれかに対応する画像が、図8に示したように、
表示部12Bの画面の左側に表示される。
【0055】次に、ステップS11に進み、まず、操作
者は、表示部12Bの画面の左側に表示された診察申込
書のイメージデータに対応する画像から、目視により読
み取ることができる記載事項の内容と、表示部12Bの
右側に表示された診察申込書の記載内容、すなわち、端
末12が、診察申込書のイメージデータに基づいて認識
し、文字コードに変換した記載事項の内容を比較する。
その結果、画面の左側に表示された記載内容と、画面の
右側に表示された記載内容とが異なる場合、入力部12
Aを操作して、画面の右側に表示された記載内容を修正
する。
【0056】また、図9に示したように、表示部12B
に表示された診察申込書のイメージデータに対応する画
像上で、例えば、認識結果が曖昧な文字または文字列の
背景色を変化させたり、あるいは反転表示し、さらに、
認識結果が曖昧な文字または文字列が複数ある場合に
は、例えば最初の文字または文字列が表示された位置に
所定のカーソルを表示し、この文字または文字列を、表
示部12Bの所定の領域(この場合、診察申込書のイメ
ージデータに対応する画像が表示された領域の下の領
域)に設定した拡大表示ウィンドウに拡大表示し、入力
部12Aを用いて修正するようにすることができる。
【0057】この場合、認識結果の曖昧な文字列が3つ
あり、それらの文字列の背景色が他の文字の背景色とは
異なる背景色で表示されている。また、そのうちの最初
の文字列にカーソルが表示され、その文字列を拡大した
画像が拡大表示ウィンドウに表示されている。これによ
り、操作者は、拡大表示ウィンドウに表示された文字ま
たは文字列を目視によって認識し、それが、表示部12
Bの画面の右側に表示された記載内容と一致するか否か
を判断し、一致しない場合、入力部12Aを操作するこ
とにより、画面の右側に表示された対応する記載内容を
修正するようにすることができる。
【0058】入力部12Aを操作してカーソルの位置を
次の文字または文字列(この場合、文字「株」)が表示
された位置に移動させると、次の文字または文字列が拡
大ウィンドウに表示され、入力部12Aを操作すること
により、それを修正することができる。このようにし
て、複数の文字または文字列を順次修正することができ
る。
【0059】次に、ステップS12に進み、操作者は、
表示部12Bの右側に表示された診察申込書の記載内容
が正しいと判断すると、例えば、画面の上部に表示され
たボタン「登録」を、入力部12Aを操作することによ
り選択する。これにより、画面の右側に表示された診察
申込書の記載内容が確定され、対応するデータが患者デ
ータベース15に供給され、登録される。
【0060】次に、操作者は、イメージ入力機11に健
康保険被保険者証をセットし、画面上のボタン「保険
証」を入力部12Aを操作することにより選択する。こ
れにより、健康保険被保険者証の登録処理が開始され
る。以下、図10のフローチャートを参照して、その動
作について説明するが、健康保険被保険者証の登録処理
の手順は、上述した診察申込書の登録処理の場合と基本
的に同様であるので、その詳細な説明は適宜省略する。
【0061】最初、ステップS21において、イメージ
入力機11により、健康保険被保険者証のカラーイメー
ジの取り込みが行われる。次に、ステップS22に進
み、入力されたカラーイメージの2値化処理が実行され
る。
【0062】次に、ステップS23において、健康保険
被保険者証の枠線が検出される。この枠線は、上述した
診察申込書の枠線の場合と同様の検出方法によって検出
することができる。次に、ステップS24に進み、枠線
の傾きが検出され、それが健康保険被保険者証の傾きと
される。
【0063】ステップS25においては、横罫線が検出
され、その数と位置が確認され、所定のメモリに記憶さ
れる。
【0064】ステップS26においては、イメージ入力
機11にセットされた健康保険被保険者証が、老人医療
保険証であるか否かが判定される。これは、例えば、図
11に示したように、ステップS23において検出され
た枠線の上方の右端付近の所定の位置に検索開始点P21
を設定し、そこから下方向に横罫線(この場合、枠線を
含む)の検索を行った場合において、枠線で囲まれた領
域を上下に均等に分けたときの上の領域内で検出された
横罫線の数が3以下である場合、老人医療保険証である
と判定し、検出された横罫線の数が3以下ではない場
合、健康保険被保険者証であると判定することにより行
われる。この判断結果に基づいて、ステップS27より
以降の処理が行われることになる。ここでは、健康保険
被保険者証であると判定されたものとする。
【0065】次に、ステップS27に進み、縦罫線の検
索が行われる。健康保険証被保険者証のフォーマットは
予め決められているので、適切な位置に検索開始点を設
定し、縦罫線の検索を行うことができる。検出された縦
罫線の位置に対応する座標値は、所定のメモリに記憶さ
れる。
【0066】次に、ステップS28において、文字セル
領域の確定が行われる。これは、ステップS25および
ステップS27において検出された横罫線および縦罫線
の位置に基づいて確定することができる。例えば、横罫
線が検出された位置から水平方向にのびた直線を考え、
それを横罫線とし、上下に隣接する横罫線の間に存在す
る縦罫線を検索する。このようにして、横罫線と縦罫線
で囲まれた文字の存在する領域(文字セル領域)の位置
を確定することができる。
【0067】次に、ステップS29に進み、ステップS
28において確定された文字セル領域内の文字列に対応
するイメージデータから、1文字に対応するイメージデ
ータを順に取り出し、所定の文字認識のアルゴリズムに
基づいて認識処理を行う。このとき、ステップS24に
おいて求められた傾きを考慮して、文字の取り出し位置
を修正することができる。これにより、健康保険被保険
者証の傾きが認識結果に及ぼす悪影響を抑制することが
できる。
【0068】ここで、文字認識には、診察申込書の場合
と同様に、例えば、それが数字の場合にはゾンデ法等を
用いることができる。また、数字だけでなく、漢字、平
仮名、カタカナ、あるいはアルファベットなどの文字を
含む場合には、それを複数のベクトルに分解し、それら
の方向に基づいて特徴抽出を行い、認識処理を行うよう
な方法を用いることができる。あるいはその他の方法を
用いることができる。
【0069】次に、ステップS30に進み、ステップS
29において認識した、健康保険被保険者証の記載事項
のうち、予め必要とされた記載事項に対応する文字列
を、文字コードに変換するとともに、図12に示したよ
うに、表示部12Bの画面の右側に所定のレイアウトで
表示する。
【0070】この際、診察申込書の場合と同様に、認識
処理の結果が曖昧であり、確定することができないと判
断された文字に関しては、例えば、その文字を他の文字
とは異なった書体で表示するようにしたり、文字の表示
色を変化させたり、あるいは文字の背景色を変化させる
などして、認識結果が確定したと判断された文字(確定
文字)とは明確に識別できるように表示するようにする
ことができる。これにより、操作者に対して注意を喚起
することができ、操作者は、確定されていない文字を直
ちに認識することができる。
【0071】次に、ステップS31において、ステップ
S21において入力された健康保険被保険者証のイメー
ジデータ、またはステップS22において2値化された
イメージデータのいずれかに対応する画像が、図12に
示したように、表示部12Bの画面の左側に表示され
る。
【0072】次に、ステップS32に進み、まず、操作
者は、表示部12Bの画面の左側に表示された健康保険
被保険者証のイメージデータに対応する画像から目視に
より読み取ることができる記載事項の内容と、表示部1
2Bの右側に表示された健康保険被保険者証の記載内
容、すなわち、端末12が、診察申込書のイメージデー
タに基づいて認識し、文字コードに変換した記載事項の
内容を比較する。その結果、画面の左側に表示された記
載内容と、画面右側に表示された記載内容とが異なる場
合、入力部12Aを操作して、画面右側の記載内容を修
正する。
【0073】また、図12に示したように、表示部12
Bに表示された健康保険被保険者証のイメージデータに
対応する画像上で、認識結果が曖昧な文字または文字列
に対応する画像が表示された位置に所定のカーソルを表
示し、この文字または文字列を、表示部12Bの所定の
領域(この場合、健康保険被保険者証のイメージデータ
に対応する画像が表示された領域の下の領域)に設定し
た拡大表示ウィンドウに拡大表示するようにすることが
できる。
【0074】これにより、操作者は、拡大ウィンドウに
表示された文字または文字列を目視によって認識し、そ
れが、表示部12Bの画面の右側に表示された記載内容
と一致するか否かを判断し、一致しない場合、入力部1
2Aを操作することにより、画面の右側に表示された対
応する記載内容を修正する。
【0075】次に、ステップS33に進み、操作者は、
表示部12Bの右側に表示された健康保険被保険者証の
記載内容が正しいと判断すると、画面の上部に表示され
たボタン「登録」を、入力部12Aを操作することによ
り選択する。これにより、画面の右側に表示された診察
申込書の記載内容が確定され、記載内容に対応するデー
タが患者データベース15に供給され、登録される。
【0076】このようにして、健康保険被保険者証の登
録処理が終了した後、老人医療保険証の適用がある患者
の場合には、さらに老人医療保険証の登録処理が行われ
る。
【0077】老人医療保険証の登録処理は、図10のフ
ローチャートを参照して上述した健康保険被保険者証の
登録処理の場合と基本的に同様の手順によって行われる
ので、ここではその詳細な説明は省略するが、図10の
ステップS26において老人医療保険証であると判定さ
れ、ステップS27以降の処理は、老人医療保険証であ
ることを前提として進められる。
【0078】例えば、ステップS27における縦罫線の
検出処理においては、予め決められている老人医療保険
証のフォーマットに従って、適切な位置に検索開始点を
設定し、縦罫線の検索を行うようにすることができる。
【0079】また、ステップS30においては、図13
に示したように、認識された記載事項が表示部12Bの
画面の右側に表示される。さらに、ステップS31にお
いては、図13に示したように、老人医療保険証のイメ
ージが画面の左側に表示される。
【0080】診察申込書、および健康保険被保険者証の
登録処理が終了し、老人医療保険証の適用がある場合に
は、さらに老人医療保険証の登録処理が終了した後、画
面の上部に表示されているボタン「一覧」を入力部12
Aを操作することにより選択するか、または、入力部1
2Aを操作することによって、図4(f)に示したよう
な機能選択画面を画面に表示させ、次に選択項目「一
覧」を選択することにより、図14に示したような一覧
表示/再登録画面を画面に表示させる。
【0081】この一覧表示/再登録画面においては、こ
れまでの登録内容が一覧表示される。すなわち、診察申
込書の記載事項が画面の左側に表示され、健康保険被保
険者証の記載事項が画面の中央に表示される。さらに、
老人医療保険証の登録がなされた場合には、老人医療保
険証の記載事項が画面の右側に表示される。
【0082】ここで、操作者は、診察申込書の記載事項
と健康保険被保険者証の記載事項を比較するなどして、
記載事項に間違いがないか否かを再度確認することがで
きる。このとき、老人医療保険証が登録されている場合
には、老人医療保険証の記載事項とも比較して、記載事
項の誤りを確認することができる。
【0083】その結果、記載事項に誤りがあることが判
明した場合、例えば、入力部12Aを操作して、誤った
記載事項が登録されている項目にカーソルを移動させ、
その内容を修正する。修正後、ボタン「登録」を選択す
ることにより、記載事項の再登録を行う。勿論、記載事
項に誤りがなく、修正項目がない場合、修正や再登録を
行う必要はない。
【0084】以上のようにして、患者データ、すなわ
ち、診察申込書、健康保険被保険者証、および老人医療
保険証の記載事項の登録処理が終了すると、入力部12
Aを操作することにより、申込書/保険証データ読み取
りソフトウェアの処理を終了させる。これにより、初診
患者登録ソフトウェアに制御が移行し、初診患者登録ソ
フトウェアによって、図3(c)に示したように、再
度、初診患者登録画面が表示される。ここでは、入力部
12Aを操作することにより、次の選択項目「患者カー
ド発行」を選択する。これにより、初診患者登録ソフト
ウェアにより、患者カード発行ソフトウェアが起動さ
れ、制御が移行する。
【0085】初診患者登録ソフトウェアによって起動さ
れた患者カード発行ソフトウェアは、図3(d)に示し
たように、患者カード発行機13を制御し、図3(a)
および図3(b)において登録された患者データを、磁
気カード等に記録し、患者カード13Aとして発行す
る。患者カード13Aの発行が終了すると、患者カード
発行ソフトウェアは処理を終了する。
【0086】これにより、再度、初診患者登録ソフトウ
ェアに制御が移行し、初診患者登録ソフトウェアの制御
により、図3(e)に示したように、再び初診患者登録
画面が表示される。ここでは、入力部12Aを操作する
ことにより、次の選択項目「診療録発行」を選択する。
これにより、初診患者登録ソフトウェアにより、診療録
発行ソフトウェアが起動される。
【0087】初診患者登録ソフトウェアによって起動さ
れた診療録発行ソフトウェアは、図3(f)に示したよ
うに、診療録(カルテ)発行機14を制御し、図3
(a)および図3(b)において登録された患者データ
や診察結果および検査結果等のデータを所定の用紙に印
字し、診療録(カルテ)14Aとして発行する。カルテ
14Aの発行が終了すると、診療録発行ソフトウェアは
処理を終了する。
【0088】これにより、再度、初診患者登録ソフトウ
ェアに制御が移行し、初診患者登録ソフトウェアの制御
により、図3(g)に示したように、再び初診患者登録
画面が表示される。ここでは、入力部12Aを操作する
ことにより、次の選択項目「データベース登録」を選択
する。これにより、初診患者登録ソフトウェアにより、
患者データベース登録ソフトウェアが起動される。
【0089】初診患者登録ソフトウェアによって起動さ
れた患者データベース登録ソフトウェアは、図3(h)
に示したように、患者データベース15にアクセスし、
図3(a)および図3(b)において登録された患者デ
ータや診察結果および検査結果等のデータを患者データ
ベース15に登録する。患者データベース15への患者
データの登録が終了すると、患者データベース登録ソフ
トウェアは処理を終了する。これにより、再度、初診患
者登録ソフトウェアに制御が移行する。
【0090】以上のように、入力されたイメージデータ
と、このイメージデータから端末12によって自動的に
認識された記載事項を、表示部12Bの画面に同時に表
示し、操作者(この場合、例えば病院等の事務員)が目
視により両者を見比べ、再確認し、イメージデータから
自動的に認識された記載事項に誤りがある場合にだけ、
イメージデータを見ながら正しい内容を入力し、自動認
識された記載事項を修正することにより、診察申込書、
健康保険証、および老人医療保険証等の記載事項を正し
く入力することができる。
【0091】これにより、作業効率の向上を図ることが
でき、保険証の記載事項の入力ミスを抑制することが可
能となる。
【0092】また、診察申込書、健康保険被保険者証、
および老人医療保険証の適用がある場合には老人医療保
険証の記載事項を磁気カード等に登録することにより、
医事システムの端末である会計窓口において、医事シス
テムを大幅に変更することなく、単に磁気カード読み取
り装置を接続することにより、診療報酬明細書(レセプ
ト)の発行に必要な保険証情報(患者データ)等を読み
取ることができる。
【0093】勿論、患者データベースが医事システムに
接続されている場合には、診察申込書、健康保険被保険
者証、および老人医療保険証の適用があれば老人医療保
険証の記載事項を登録することにより、医事システム側
からも、レセプト作成に必要な保険証情報を患者データ
ベースから読み取ることができる。
【0094】例えば、図15に示したように、初診患者
データ登録システムが医事システムに接続されている場
合、医事システムを構成する会計窓口端末22は、患者
カード読み取り機21に挿入された患者カード13Aに
記録された患者データを読み出し、さらに、患者カード
13Aに記録されていない患者データについては、患者
カード13Aに記録された患者番号を検索キーとして、
患者データベース15に登録された患者データを検索
し、読み出す。これにより、会計窓口端末22は、患者
カード13Aおよび患者データベース15より読み出し
た患者データに基づいて所定の会計処理を行い、診療報
酬明細書(レセプト)発行機23を制御し、レセプト2
3Aを発行することができる。
【0095】これにより、レセプト発行時に必要な保険
証番号、被保険者記号、被保険者番号等の保険証情報を
確実に取り込むことができ、レセプト発行時において、
従来はカルテからの転記ミス等により発生していたレセ
プトの記載事項の誤りの発生を抑制することが可能とな
る。
【0096】また、診察申込書のイメージデータをその
まま光ディスク等の記録媒体に記録しておくことによ
り、後にそれを読み出し、所定の記載事項を確認するこ
とができる。
【0097】なお、上記実施例においては、患者データ
を患者カードに磁気記録するようにしたが、バーコード
等のその他の方法によって記録することも可能である。
あるいは、ICカードによって患者カードを構成し、患
者データをICに記録するようにすることも可能であ
る。
【0098】また、上記実施例においては、スキャナに
よって画像を取り込むようにしたが、CCDカメラなど
の撮像装置を用いて画像を取り込むようにすることも可
能である。
【0099】また、上記実施例においては、表示画面を
左右に分け、診察申込書や保険証の画像を左側に表示
し、認識結果を右側に表示するようにしたが、他の任意
のレイアウトでそれらを表示するようにすることができ
る。
【0100】さらに、上記実施例においては、診察申込
書や保険証の記載事項を入力する場合について説明した
が、その他の書類や証書等の記載事項を入力する場合に
適用することも可能である。
【0101】
【発明の効果】請求項1に記載の保険証入力装置、およ
び請求項6に記載の保険証入力方法によれば、入力され
た保険証の画像を表示するとともに、その画像に基づい
て認識された保険証の記載事項に対応する文字を表示
し、この文字を変更するようにしたので、保険証の記載
事項に対応する文字を自動認識させた後、そのうちの所
定の文字を手入力で訂正することができ、保険証の記載
事項の入力作業の効率化を図るとともに、入力ミスを抑
制することが可能となる。これにより、診療費の取り洩
れを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した初診患者データ登録システム
の構成例を示す図である。
【図2】図1の初診患者登録処理装置12において実行
されるソフトウェアの構成例を示す図である。
【図3】初診データの登録手順を示す図である。
【図4】図3(a)および図3(b)において実行され
る初診データの入力手順を示す図である。
【図5】診察申込書の登録手順を説明するためのフロー
チャートである。
【図6】診察申込書の枠線を検出する方法を説明するた
めの図である。
【図7】横罫線および縦罫線を検出する方法を説明する
ための図である。
【図8】診察申込書の登録画面の例を示す図である。
【図9】診察申込書の登録画面の他の例を示す図であ
る。
【図10】保険証の登録手順を説明するためのフローチ
ャートである。
【図11】老人医療保険証を識別する方法を説明するた
めの図である。
【図12】健康保険被保険者証の登録画面の例を示す図
である。
【図13】老人医療保険証の登録画面の例を示す図であ
る。
【図14】一覧表示/再登録画面の例を示す図である。
【図15】初診患者データ登録システムに医事システム
を接続した場合の構成例を示す図である。
【図16】従来の初診患者データの発生からレセプト発
行までの処理手順を示す図である。
【符号の説明】
11 イメージ入力機 12 初診患者登録処理装置 13 患者カード発行機 13A 患者カード 14 カルテ発行機 14A カルテ 15 患者データベース 21 患者カード読み取り機 22 会計窓口端末 23 診療報酬明細書発行機 23A レセプト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保険証の画像を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された前記画像を表示する第1
    表示手段と、 前記入力手段によって入力された前記画像に基づいて、
    前記保険証の記載事項に対応する文字を認識する認識手
    段と、 前記認識手段により認識された前記記載事項に対応する
    文字を表示する第2表示手段と、 前記第2表示手段に表示された前記文字を変更する変更
    手段とを備えることを特徴とする保険証入力装置。
  2. 【請求項2】 前記文字に対応するデータを記憶する記
    憶手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載
    の保険証入力装置。
  3. 【請求項3】 前記文字に対応するデータを所定の記録
    媒体に記録する記録手段をさらに備えることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の保険証入力装置。
  4. 【請求項4】 前記記録媒体は、磁気カードであること
    を特徴とする請求項3に記載の保険証入力装置。
  5. 【請求項5】 前記文字を印字する印字手段をさらに備
    えることを特徴とする請求項1,2、または3に記載の
    保険証入力装置。
  6. 【請求項6】 保険証の画像を入力し、 入力された前記画像を表示し、 入力された前記画像に基づいて、前記保険証の記載事項
    に対応する文字を認識し、 認識された前記記載事項に対応する文字を表示し、 表示された前記文字を変更することを特徴とする保険証
    入力方法。
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