JP2002182047A - Plcフィルタ搭載装置および方法 - Google Patents

Plcフィルタ搭載装置および方法

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JP2002182047A
JP2002182047A JP2000381673A JP2000381673A JP2002182047A JP 2002182047 A JP2002182047 A JP 2002182047A JP 2000381673 A JP2000381673 A JP 2000381673A JP 2000381673 A JP2000381673 A JP 2000381673A JP 2002182047 A JP2002182047 A JP 2002182047A
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multilayer filter
plc
groove
multilayer
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JP2000381673A
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English (en)
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Toshiyuki Ogawara
敏行 大河原
Kazuo Takai
和雄 高井
Tsutomu Okumura
努 奥村
Hiroshi Matahira
浩 又平
Minoru Kawabata
稔 川端
Yasushi Ideguchi
泰 井手口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】厚さ15μmと薄く反りの大きい多層膜フィル
タをPLC素子の導波路を分断するように形成した20
〜25(μm)巾の微細な溝にキズを付けず安定した深
さで短時間に自動挿入固定する装置及び吸着把持挿入方
法を提供する。 【解決手段】取出した多層膜フィルタの回転方向の姿勢
を修正後に吸着把持挿入機構への受渡し吸着把持がで
き,吸着把持した多層膜フィルタをXYZ,Xθ方向に
移動する機構と,PLC素子の位置決め固定ができPL
C素子にある溝を基準にXYZ,Yθ方向に移動する機
構を有し,多層膜フィルタを挿入する位置でPLC素子
の溝と多層膜フィルタを横方向から同時に撮像可能な光
学系とカメラを配置したことで,薄く反りの大きい多層
膜フィルタを微細な溝にキズを付けず安定した深さで短
時間に自動挿入固定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PLCフィルタの
PLC素子への搭載装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光加入者用PLC光モジュール
に、PLC素子に光信号を電気信号に変換及びその逆に
変換する変換素子と、該変換素子と光ファイバとを結合
する導波路及び該導波路を分離するように形成された微
細な溝に挿入されるPLCフィルタ(多層膜フィルタ)
を備えたものがある。ここで、従来は、導波路で伝搬す
る光信号の多層膜フィルタでの通過損失をできる限り少
なくするため,微細な分離溝に極薄の多層膜フィルタを
ピンセットで把持し顕微鏡で位置合わせしながら挿入す
る,いわゆる熟練手作業で行っていた。
【0003】なお、特開平10-20135号公報,特開平9-29
7234号公報では,導波路端面に膜を形成したもので,蒸
着,貼付け等によるものが主流で,導波路途中での溝形
成と多層膜フィルタの挿入による方式は他には見当たら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,従来
技術では適用困難であった,15μmと薄く反りの大き
い多層膜フィルタをPLC素子の導波路を分断するよう
に形成した20〜25(μm)巾の微細な溝にキズを付
けず安定した深さで短時間に自動挿入固定することが可
能な装置及び方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】多層膜フィルタの回転方
向の姿勢を修正した後に該フィルタを吸着把持挿入機構
へ受渡し、該吸着把持挿入機にて吸着把持した多層膜フ
ィルタをXYZ,Xθ方向に移動する機構と、PLC素
子の位置決め固定ができPLC素子の溝を基準にXY
Z,Yθ方向に移動する機構を有し,多層膜フィルタを
挿入する位置でPLC素子の溝と多層膜フィルタを横方
向から共に撮像可能な光学系とカメラを配置すること
で,薄く反りの大きい多層膜フィルタを微細な溝にキズ
を付けず安定した深さで短時間に自動挿入固定を実現す
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について図
面を用いて説明する。
【0007】図1は本発明の実施例であるPLCフィル
タ搭載装置の斜視図である。図2は図1のPLCフィル
タ搭載装置の全体動作フロー図である。以降,図1,図
2を用いて装置全体の説明をするが,その前に,図3に
おいて、本発明の実施例へ適用するPLC素子の構造を
説明する。
【0008】まず、図3(a)において,40はPLC素
子、41は必要な光信号波長帯を透過する多層膜フィル
タ、42は電気信号を光信号に変換し出力する光素子、
43は入力した光信号を電気信号に変換する光素子、4
4は多層膜フィルタが挿着される溝、45は光信号を通
す導波路、46はガラスブロック、47は光信号を伝搬
する光ファイバ(図示せず)と結合するファイバブロック
である。PLC素子40には光信号を通す導波路45が
溝44で分断されるように形成されてあり,溝44は多
層膜フィルタ41が挿入固定されている。また導波路4
5の片端側には光信号を入力,出力できるように光素子
42、光素子43がPLC素子40上に搭載固定されて
あり,反対側はファイバブロック47と結合できる構造
となっている。
【0009】図3(b)において、光素子42から出力
された光信号をPLC素子40に形成した導波路45を
介して溝44に挿入された多層膜フィルタを通過させる
ことで必要な光信号(波長帯)をファイバブロック47
側へ送り出すことができ、または逆方向の光信号につい
ても同様に必要な光信号(波長帯)を受取ることができ
る機能を有する。
【0010】本発明の対象とするPLCフィルタ搭載装
置は,前記のPLC素子40に形成した溝44に多層膜
フィルタ41を挿入固定する内容を対象とするものであ
る。尚、光信号の伝搬損失を少なくするために溝44は
微細で多層膜フィルタ41は極薄な形状となっている。
以下、本発明について詳述する。
【0011】図1は本発明の実施例であるPLCフィル
タ搭載装置の斜視図である。図1において、1はフィル
タ供給部を示し、該フィルタ供給部は、取出しチャック
2、フィルタ供給トレイ3、取出し旋回軸4、取出し回
転軸5、取出し前後軸6、取出し左右軸7を備えてい
る。取出しチャック2は、多層膜フィルタが供給される
フィルタ供給部1から多層膜フィルタを吸着把持し所定
の位置に位置決めするフィルタ吸着把持手段を構成して
いる。8はフィルタ吸着把持挿入部を示し、該フィルタ
吸着把持挿入部は、吸着把持チャック10、吸着把持前
後軸11、吸着把持左右軸12、吸着把持水平回転軸1
3を備えている。フィルタ吸着把持挿入部8は、フィル
タ供給部1より取り出した多層膜フィルタの回転方向の
姿勢を修正し、しかる後にフィルタ吸着把持手段への受
渡し吸着把持が可能で、且つ吸着把持した多層膜フィル
タをXYZ、Xθ方向に移動する手段を構成している。
16はPLC素子供給排出部を示し、該PLC素子供給排
出部は素子把持チャック18、素子取出し上下軸20、
素子取出し前後軸21、素子取出し左右軸22を備えて
いる。25は素子搭載部を示し、該搭載部は搭載θ軸1
9、素子搭載ステージ26、搭載前後軸27、搭載左右
軸28、搭載水平回転軸29を備えている。素子搭載部
25は、後述するPLC素子の溝を基準にXYZ、Yθ
方向に移動する手段を構成している。14は横カメラ、
15はレーザ測長器、23は素子供給排出トレイ、24
は素子排出ステージ、30は横カメラを示し、該カメラ
は、図示していないが光学系(レンズフィルタ等はカメ
ラに含まれる)と共に多層膜フィルタを前記溝に挿入す
る位置でPLC素子の溝と多層膜フィルタを横方向から
共に撮像可能に構成されている。31は上カメラ、32
はモニタ、33は操作パネル、34は制御部である。す
なわち、本装置は作業者が操作を行う操作パネル33
と、多層膜フィルタ41を供給するフィルタ供給部1
と、多層膜フィルタ41を吸着把持挿入するためのフィ
ルタ吸着把持挿入部8と、フィルタ供給部1,フィルタ
吸着把持挿入部8における多層膜フィルタ41の位置,
姿勢を検出修正するために画像認識する横カメラ14
と、多層膜フィルタ41の裏面検出及び反り量を検出判
定するレーザ測長器15と、PLC素子40を供給排出
搬送するPLC素子供給排出部16と、供給排出するP
LC素子40を整列する素子供給排出トレイ23と、一
個流し品及びNG品の整列する素子排出ステージ24
と、PLC素子40を位置決め固定し、多層膜フィルタ
41をPLC素子44の溝に挿入搭載する素子搭載部2
5と、PLC素子40の溝44の傾き,位置を検出する
ために画像認識する上カメラ32と、PLC素子40の
溝44と多層膜フィルタ41を同時に一画面内で挿入状
態の位置,姿勢,傾きを確認しながら挿入するために画
像認識する横カメラ30と、画像認識状態を確認するモ
ニタ32と、これらの動作を制御する制御部34から構
成される。
【0012】図2は、図1に示した光ファイバ光軸調整
装置の全体動作フローを説明する図である。
【0013】先ず,ステップS200にてPLCフィルタ
搭載装置の各部位置が原点にあることを確認する。次に
ステップS201にて多層膜フィルタ41、PLC素子4
0をそれぞれフィルタ供給トレイ3と素子供給排出トレ
イ23に入れ,これを装置にセットしてから操作パネル
33上の起動スイッチをONする。ステップS201にて
起動スイッチをONすると、ステップS202にてフィル
タ供給部1が動作して多層膜フィルタ41を取出しチャ
ック2で取出し,横カメラ14を利用して回転方向の姿
勢修正および位置検出を行う。次に,ステップS203に
て多層フィルタ41をフィルタ供給部1からフィルタ吸
着把持挿入部8へ受け渡す。次に、受渡し後,ステップ
S204にて吸着把持状態の多層膜フィルタ41の位置を
横カメラ14にて検出する。次に,検出した位置データに
よりレーザ測長器15に移動し、ステップS205にて多
層膜フィルタ41の反り量および表裏の判定をする。判
定結果NGの場合は、ステップS214にてNG回数をカ
ウントし,ステップS215にてNG回数を確認する。N
G1回目の場合は、多層フィルタ41をステップS216
にてフィルタ吸着把持挿入部8からフィルタ供給部1へ
戻し反転した後、ステップS202に戻り、上記各ステ
ップを再度行う。NG2回目の場合は、ステップS217
にて多層膜フィルタ41をフィルタ吸着把持挿入部8か
らフィルタ供給部1へ排出し、その後,ステップS202
に戻り、多層膜フィルタ41の取出しから再度行う。
【0014】ステップS205による判定結果がOKの場
合は,ステップS206にてPLC素子40の位置決めを
行ない、ステップS207にてその位置を検出し、位置検
出終了後にステップS208にてPLC素子40を多層膜
フィルタ挿入位置へ移動する。
【0015】ステップS201の起動スイッチをONし
たとき、PLC素子供給排出部16も動作しPLC素子
40を取出し素子搭載部25の素子搭載ステージ26へ
供給し固定する(ステップS206)。次に、ステップS2
07にて上カメラ31でPLC素子の位置を検出する。P
LC素子40の位置検出後,ステップS208にて多層膜
フィルタ挿入位置へ移動する。PLC素子40と多層膜
フィルタ41が多層膜フィルタ挿入位置へ移動後,ステ
ップS209にて横カメラ30を利用してPLC素子40
の溝44の中心位置と多層膜フィルタ41の中心位置,
溝44の深さ,多層膜フィルタ41の傾き等を検出しそ
れぞれ最適位置を修正する。
【0016】PLC素子40と多層膜フィルタ41を最
適位置に移動後,ステップS210にて多層膜フィルタ4
1の挿入深さを横カメラ30にて確認しながら挿入動作
を開始する。次に,ステップS211にて多層膜フィルタ
41の挿入深さの判定を行う。
【0017】挿入結果NGの場合は,ステップS218に
て挿入状態をモニタ画像で作業者が確認する。ステップ
S219にて作業者が正常or異常の判定を行い,ステップ
S220にて判定が正常の場合には、ステップS221にて挿
入深さに余裕があるときは操作パネル32の挿入リトラ
イを選択するとステップS209に戻り、該ステップか
ら再度動作を継続する。挿入深さに余裕が無いときは、
ステップS222にて操作パネル32の手動操作を選択し
目視確認しながら挿入する。再度,ステップS223にて
正常or異常の判定をする。正常のときはステップS224
にて操作パネル32で正常を選択するとステップS21
2を行う。ステップS219で異常となったとき,また
はステップS224で操作パネル32にて異常を選択し
たとき(ステップS225)は、ステップS226にて
素子排出ステージ24へPLC素子40を排出する。
【0018】ステップS211にて挿入結果OKの場合
は,PLC素子40を素子供給排出トレイ23から取出
した元の位置へ収納し一連の動作は終了する,以降ステ
ップS202から繰り返す(ステップS213)。
【0019】図4は本発明の実施例であるフィルタ挿入
搭載部の構成を示す図である。
【0020】図4において、65はベースを示し、該ベ
ース上には PLC素子搭載ステージ50上に固定され
たPLC素子40を,XY軸方向に平行移動およびY軸
Z軸周りに回転移動させるPLC素子移動機構51と、
フィルタ供給パレット52から多層膜フィルタ41を真
空吸着により取り出し吸着把持するフィルタ吸着機構5
3をXYZ方向に平行移動させるフィルタ供給部移動機
構54およびフィルタ吸着機構53をY軸周りに回転さ
せるフィルタ供給部回転機構55から構成されるフィル
タ供給ユニット56と、フィルタ供給ユニット56から
供給された多層膜フィルタ41を吸着把持するためのフ
ィルタ吸着把持機構57をフィルタ位置決め機構58に
よりXY軸方向に平行移動およびX軸周りに回転移動さ
せPLC素子40に組み込むためのフィルタ吸着把持組
み込みユニット59と、組立ての完了したPLC素子4
0をPLC素子搭載ステージ50から取り出すためのP
LC素子把持機構60をPLC素子排出部移動機構61
によりXYZ方向に移動しPLC素子排出ステージ62
上のPLC素子排出パレット63に格納するためのPL
C素子排出ユニット64が設けられている。さらに,フ
ィルタ吸着把持機構57に吸着把持された多層膜フィル
タ41の反り量の測定および表裏判定を行うためのフィ
ルタ測定ユニット66と、フィルタ供給ユニット56に
より供給されるフィルタの位置および姿勢を確認するた
めのフィルタ供給部カメラ67と、PLC素子40上の
フィルタ搭載位置を認識するためのPLC素子上方カメ
ラ68と、PLC素子40と多層膜フィルタ41を同時
に撮影し組み込み状態を確認するためのPLC素子側方
カメラ69を備えている。以下、図5,図6,図7を用
いて、本発明の実施例であるフィルタ搭載挿入方法の動
作について説明する。図5ないし図6はフィルタ搭載挿
入方法を説明する平面図である。図7はその動作フロー
である。図5において,フィルタ供給トレイ3(図示せ
ず)から多層膜フィルタ41をフィルタ供給部1(図1
参照)にて取出し、取出し回転軸5(図1参照)を回転
させ、横カメラ14にて検出した多層膜フィルタ41の
位置姿勢を修正した後、フィルタ吸着把持組込み部8の
吸着把持チャック10に受渡す。図5(a)に示すよう
に、受渡し後、横カメラ14により、フィルタ吸着把持
組込み部8の吸着把持チャック10における多層膜フィ
ルタ41のずれ量を検出する。多層膜フィルタ41のず
れ量を検出した後、フィルタ吸着把持組込み部8を反り
量測定位置に移動し、レーザ測長器15により、多層膜
フィルタ41の反り量を検出する。次に、素子供給排出
トレイ23(図1参照)からPLC素子40をPLC素
子供給排出部16にて取出し、素子搭載部25の素子搭
載ステージ26に位置決め固定する。位置決め固定後、
図5(b)に示すように、上カメラ31にて所望位置にな
るよう、塔載θ軸19を回転させ、PLC素子40の溝
44の平行出しを行う。次に、フィルタ吸着把持組込み
部8をフィルタ組込み位置に移動させ、横カメラ30
(図1参照)により、位置決め固定の完了したPLC素
子40の溝44と吸着把持チャック10によりチャック
された多層膜フィルタ41との位置関係の検出を行う。
図6(a)に示すように、PLC素子40の溝44と多層
膜フィルタ41の位置関係を測定した後、多層膜フィル
タ41とPLC素子40の溝44のセンターが合う位置
まで吸着把持チャック10を移動する。多層膜フィルタ
41とPLC素子40の溝44のセンターが合わせ終わ
った後、多層膜フィルタ41を挿入位置まで移動し、P
LC素子40の溝44の位置、深さ、傾きを検出し、最
初に測定した吸着把持チャック10における多層膜フィ
ルタ41のずれ量及び多層膜フィルタ41の反り量を加
味して、PLC素子40の溝44が所望の位置、傾きに
なるよう修正を行う。修正後、図6(b)に示すように、
多層膜フィルタ41をPLC素子40の溝44に挿入す
る。挿入完了後、PLC素子40の溝44に対する多層
膜フィルタ41の挿入深さを検出する。多層膜フィルタ
41が所望の深さに達するまで、多層膜フィルタ41を
PLC素子40の溝44に挿入し挿入深さを検出するこ
とを繰り返す。多層膜フィルタ41の挿入位置が所望の
深さに達したPLC素子40は、PLC素子供給排出部
16(図5(b)参照)にて素子供給排出トレイ23
(図1参照)の取出した位置に収納する。
【0021】次に、図7を用いて説明する。
【0022】フィルタ供給トレイ3からの多層膜フィル
タ41の取出しから、該多層膜フィルタ41のPLC素
子40への挿入,多層膜フィルタ41挿入済みPLC素
子40の素子供給排出トレイ23への収納に至るまでの
フローは、多層膜フィルタ41取出し後、ステップS2
50〜ステップS254にて多層膜フィルタ41の姿勢
検出,姿勢修正を経て、ステップS255にて多層膜フィ
ルタ41のフィルタ吸着把持挿入部への受渡しを行な
い、多層膜フィルタ41の反り検出に至るステップS2
56、S257、S258と、PLC素子40取出し後
ステップS259の溝44位置検出及びステップS260
にて平行出し、ステップS260、S261,S262、S272に
てPLC素子40の傾き修正を行ない、ステップS263
にて多層膜フィルタ41とPLC素子40の溝44との
センター合せを行なう。次にステップs264にて溝44
の深さを検出し、ステップS265にて多層膜フィルタ4
1の挿入を開始する。続いて、挿入下降と挿入深さ検出
を繰り返し行い多層膜フィルタ41のPLC素子40の
溝44への挿入に至るステップS266、S273、S
274、S275、、S276を実行する。
【0023】ステップ269の多層膜フィルタ41の反り
量検出NG過程においては、1回目の反り量NGの場合
はステップS270にて多層膜フィルタ41を反転し、ス
テップS257に戻り、該ステップから再度行う。2回
目の反り量NGの場合にはステップS271にて多層膜フ
ィルタ排出ステージ35(図示せず)へ多層膜フィルタ
41を排出する。ステップS266における多層膜フィル
タ41のPLC素子40の溝44への挿入過程において
は、ステップS273にて吸着把持チャック10の下降量
が設定値以上となり、ステップS274にて挿入動作チェ
ックで異常が認められた場合、ステップS276にてPL
C素子40を素子排出ステージ24に排出する。
【0024】図8、図9は本発明の多層膜フィルタ41
挿入方法で他の実施例を説明する平面図である。
【0025】本実施例の挿入方法では、図8(a)に示す
ように多層膜フィルタ41をスライドテーブル131
にセットした後、図8(b)に示すようにスライドテーブ
ル131を移動させ多層膜フィルタ41を位置決めブロ
ック130により位置出しを行う。多層膜フィルタ41
の位置出し完了後、図8(c)に示すように位置決めブロ
ック130を移動させ、多層膜フィルタ41のスライド
テーブル131から飛び出した部分を多層膜フィルタ把
持チャック134により把持する。また、多層膜フィル
タ41を多層膜フィルタ把持チャック134により把持
することにより、多層膜フィルタ41の反りを矯正す
る。多層膜フィルタ41を把持した後、図8(d)に示す
ように多層膜フィルタ把持チャック134を回転させ、
多層膜フィルタ認識カメラ137により多層膜フィルタ
41を認識し、位置補正を行う。PLC素子40につい
ては、図8(e)に示すようにPLC素子40の溝44を
PLC素子認識カメラ136で認識し、位置補正を行
う。多層膜フィルタ41およびPLC素子40の位置補
正完了後、図8(f)に示す状態より図9(g)に示すよう
に多層膜フィルタ把持チャック134を下降させ、多層
膜フィルタ41をPLC素子40の溝44に挿入する。
下降停止位置については、高さ検出ピン138がスライ
ドし高さ検出センサ133がオンした時点で停止する。
下降完了後、図9(h)に示すように多層膜フィルタ把持
チャック134が開き、多層膜フィルタ41を開放した
後、図9(i)に示すように上昇し多層膜フィルタ41の
挿入動作を完了する。
【0026】図10は本発明の実施例であるフィルタ挿
入後の分離方法における代案である。図10(a)に示す
フィルタ分離方法は実施例に記載したものであり,多層
膜フィルタ41を吸着把持チャック10により吸着し,
PLC素子40の溝へ挿入する。挿入完了後,PLC素
子40の下方に位置する回転中心で吸着把持チャック1
0を多層膜フィルタ41と反対方向へ回転させること
で,挿入された多層膜フィルタ41が位置ズレすること
なく吸着把持チャック10から分離される。前記に対
し,図10(b),(c)にフィルタ分離方法の代案を示
す。図10(b)は前記同様に,多層膜フィルタ41を吸
着把持チャック10により吸着し,PLC素子40の溝
へ挿入する。挿入完了後,PLC素子40の下方に位置
する回転中心でPLC素子40を吸着把持チャック10
と反対方向へ回転させることで挿入された多層膜フィル
タ41が位置ズレすることなく吸着把持チャック10か
ら分離される。図10(c)は前記同様に,多層膜フィル
タ41を吸着把持チャック10により吸着し,PLC素
子40の溝へ挿入する。挿入完了後,吸着把持チャック
10の吸着孔より微量なエアーを吹き付けながら,吸着
把持チャック10を多層膜フィルタ41と反対方向へ移
動させ,上昇待避させることで挿入された多層膜フィル
タ41が位置ズレすることなく吸着把持チャック10か
ら分離される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば,導波路間で多層膜フィ
ルタを用い必要な光信号を電気信号に変換し入力及び出
力できる光加入者用PLC光モジュールついて,微細溝
への極薄多層膜フィルタの挿入をPLC素子に損傷を与
えず安定した深さの自動挿入固定を短時間で行うことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるPLCフィルタ搭載装置
の斜視図
【図2】本発明の実施例であるPLCフィルタ搭載装置
の全体動作フロー図
【図3】本発明の実施例へ適用するPLC素子の構造を
説明する図
【図4】本発明の実施例であるフィルタ挿入搭載部の構
成を示す図
【図5】本発明の実施例であるフィルタ搭載挿入方法を
示す平面図
【図6】本発明の実施例であるフィルタ搭載挿入方法を
示す平面図
【図7】本発明の実施例であるフィルタ搭載挿入方法の
動作を示す動作フロー図
【図8】本発明の多層膜フィルタ41挿入方法で他の実
施例を説明する平面図
【図9】本発明の多層膜フィルタ41挿入方法で他の実
施例を説明する平面図
【図10】本発明の実施例であるフィルタ挿入後の分離
方法における他の実施例を説明する平面図
【符号の説明】
1……フィルタ供給部,2……取出しチャック, 3…
…フィルタ供給トレイ,4……取出し旋回軸, 5……
取出し回転軸, 6……取出し前後軸,7……取出し
左右軸, 8……フィルタ吸着把持挿入部,10……吸
着把持チャック,11……吸着把持前後軸,12……吸
着把持左右軸,13……吸着把持水平回転軸,14……
横カメラ(1),15……レーザ測長器,16……PLC
素子供給排出部,18……素子把持チャック,19……
搭載θ軸,20……素子取出し上下軸,21……素子取
出し前後軸,22……素子取出し左右軸,23……素子
供給排出トレイ,24……素子排出ステージ,25……
素子搭載部,26……素子搭載ステージ,27……搭載
前後軸, 28……搭載左右軸,29……搭載水平
回転軸,30……横カメラ(2), 31……上カメ
ラ, 32……モニタ,33……操作パネル,34……
制御部,35……多層膜フィルタ排出ステージ,40…
…PLC素子,41……多層膜フィルタ,42……光素
子(1),43……光素子(2),44……溝,45……導
波路,46……ガラスブロック,47……ファイバブロ
ック,50……PLC素子搭載ステージ,51……PL
C素子移動機構,52……フィルタ供給パレット, 5
3……フィルタ吸着機構,54……フィルタ供給部移動
機構,55……フィルタ供給部回転機構,56……フィ
ルタ供給ユニット, 57……フィルタ吸着把持機構,
58……フィルタ位置決め機構, 59……フィルタ吸
着把持組み込みユニット,60……PLC素子把持機
構, 61……PLC素子排出部移動機構,62……
PLC素子排出ステージ,63……PLC素子排出パレ
ット,64……PLC素子排出ユニット,65……ベー
ス,66……フィルタ測定ユニット, 67……フィル
タ供給部カメラ,68……PLC素子上方カメラ, 6
9……PLC素子側方カメラ,130……位置決めブロ
ック, 131……スライドテーブル ,133……高
さ検出センサ, 134……多層膜フィルタ把持チャ
ック,135……高さ検出ピン, 136……
PLC素子認識カメラ,137…多層膜フィルタ認識カ
メラ 138……高さ検出センサ ,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 努 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 又平 浩 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 川端 稔 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 (72)発明者 井手口 泰 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所通信事業部内 Fターム(参考) 2H047 KA03 KA12 LA18 RA08 TA42 TA43 3C007 DS01 ES03 ES12 ET08 EV02 MS00 3F061 AA01 BA03 BA11 BB08 BE02 DD00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光信号を通す導波路と、該導波路を分断す
    るような溝と、該溝に挿着され、前記光信号の所望の光
    信号波長帯を透過する多層膜フィルタとを備えたPLC
    光モジュールにおける前記多層膜フィルタの前記溝への
    挿着するPLCフィルタ搭載装置において、前記多層膜
    フィルタが供給されるフィルタ供給部1から多層膜フィ
    ルタを吸着把持し所定位置に位置決めするフィルタ吸着
    把持する手段と、前記多層膜フィルタを吸着把持状態で
    多層膜フィルタの姿勢,位置を検出する撮像手段および
    その姿勢、位置を修正する手段と、前記PLC素子の溝
    に前記多層膜フィルタを吸着把持挿入する吸着把持挿入
    手段と、該吸着把持挿入した状態を検出する撮像手段
    と、前記フィルタ供給部より取出した前記多層膜フィル
    タの回転方向の姿勢を修正し、しかる後に前記吸着把持
    挿入手段への受渡し吸着把持が可能で,且つ,吸着把持
    した多層膜フィルタをXYZ,Xθ方向に移動する手段
    と、前記PLC素子の位置決め固定ができPLC素子の
    溝を基準にXYZ,Yθ方向に移動する手段とを有し、
    前記多層膜フィルタを前記溝に挿入する位置で前記PL
    C素子の溝と前記多層膜フィルタを横方向から共に撮像
    可能な光学系とカメラを配置したことを特徴とするPL
    Cフィルタ搭載装置。
  2. 【請求項2】請求項1のPLCフィルタ搭載装置におい
    て,前記多層膜フィルタの位置決めを取出し位置でその
    位置,姿勢の修正を行い,位置決め状態の多層膜フィル
    タを両面から微小な力で挟む反り矯正挿入把持チャック
    を有し、前記多層膜フィルタの溝への挿入時には前記把
    持チャックの端面が前記PLC素子上面に接触後,前記
    把持チャック部分が微小な力で上方に移動でき,把持チ
    ャック上下機構の挿入位置下端検出で挿入位置を検出が
    できることを特徴とするPLCフィルタ搭載装置。
  3. 【請求項3】請求項1のPLCフィルタ搭載装置におい
    て,前記多層膜フィルタをPLC素子の溝に挿入し、P
    LC素子搭載部をXθ方向に回転移動動作および吸着把
    持した多層膜フィルタに吸着孔から微量なエアーを吹き
    出しながら吸着把持チャックを離れる方向に移動する手
    段を有し、多層膜フィルタの分離時の位置ずれを防止す
    ることを特徴とするPLCフィルタ搭載装置。
  4. 【請求項4】光信号を通す導波路と、該導波路を分断す
    るような溝と、該溝に挿着され、前記光信号の所望の光
    信号波長帯を透過する多層膜フィルタとを備えたPLC
    光モジュールにおける前記多層膜フィルタの前記溝への
    挿着するPLCフィルタ搭載方法において、前記多層膜
    フィルタが供給されるフィルタ供給部1から多層膜フィ
    ルタを吸着把持し所定位置に位置決めするフィルタ吸着
    把持し、前記多層膜フィルタを吸着把持状態で多層膜フ
    ィルタの姿勢,位置を撮像検出し、その姿勢、位置を修
    正し、前記PLC素子の溝に前記多層膜フィルタを吸着
    把持挿入する吸着把持挿入し、該吸着把持挿入した状態
    を撮像検出し、前記フィルタ供給部より取出した前記多
    層膜フィルタの回転方向の姿勢を修正し、しかる後に前
    記吸着把持挿入手段への受渡し吸着把持が可能で,且
    つ,吸着把持した多層膜フィルタをXYZ,Xθ方向に
    移動し、前記PLC素子の位置決め固定ができPLC素
    子の溝を基準にXYZ,Yθ方向に移動し、前記多層膜
    フィルタを前記溝に挿入する位置で前記PLC素子の溝
    と前記多層膜フィルタを横方向から共に撮像可能な光学
    系とカメラを配置し、前記多層膜フィルタを前記溝に自
    動的に装着してなるPLCフィルタ搭載方法。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記多層膜フィルタの
    位置決めを取出し位置でその位置,姿勢の修正を行い,
    位置決め状態の多層膜フィルタを両面から微小な力で挟
    む反り矯正挿入把持チャックをもって、前記多層膜フィ
    ルタの溝への挿入時には前記把持チャックの端面が前記
    PLC素子上面に接触後,前記把持チャック部分が微小
    な力で上方に移動でき,把持チャック上下機構の挿入位
    置下端検出で挿入位置を検出ができることを特徴とする
    PLCフィルタ搭載方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005316088A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Suruga Seiki Kk 薄膜の溝挿入方法
CN104097207A (zh) * 2014-06-25 2014-10-15 安徽飞翔电器有限公司 一种机械手控制系统
CN106584056A (zh) * 2016-12-22 2017-04-26 长沙锐博特科技有限公司 用于汽车微型电机生产转运的机器人
CN112611741A (zh) * 2020-12-07 2021-04-06 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种用于光学元件表面荧光特性颗粒检测的装置及方法

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