JP2002181902A - 半導体デバイス試験装置 - Google Patents

半導体デバイス試験装置

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JP2002181902A
JP2002181902A JP2000384753A JP2000384753A JP2002181902A JP 2002181902 A JP2002181902 A JP 2002181902A JP 2000384753 A JP2000384753 A JP 2000384753A JP 2000384753 A JP2000384753 A JP 2000384753A JP 2002181902 A JP2002181902 A JP 2002181902A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被試験半導体デバイスの各個に異なる値のパラ
メータを設定して同時に複数の被試験半導体デバイスを
試験する半導体デバイス試験装置において、各被試験半
導体デバイスにパラメータを転送する時間を短縮する。 【解決手段】各試験パターン供給経路に切替手段MUX
を設け、この切替手段により試験パターンを被試験半導
体デバイスに印加する状態と、各被試験半導体デバイス
の各個に独自のパラメータを印加する状態に切り替るこ
とができる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は例えばロジック回
路或いはメモリなどを集積化した半導体デバイスを試験
する半導体デバイス試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来の半導体デバイス試験装置の
概略の構成を示す。図2に示す半導体デバイス試験装置
はパターン発生器PGと、プログラマブル・データ・セ
レクタPDSと、データ・バッファ・メモリDBMと、
被試験半導体デバイスDUT1〜DUTnの各ピンに対
応して設けられた波形整形器TGFC1,TGFC2,
TGFC3…TGFCnと、各波形整形器TGFC1〜
TGFCnに対応して設けられ、ドライバDR及びコン
パレータCPとを搭載したピンカードPCA1,PCA
2,PCA3…PCAnと、論理比較器SCと、不良解
析メモリFMとによって構成される。
【0003】パターン発生器PGは被試験半導体デバイ
スDUT1,DUT2,DUT3…DUTnに印加する
ためのアドレス・パターンADDと、データ・パターン
DATと、コントロール・パターンCONと、コンパレ
ータ・イネーブルCPEを生成し、これらをプログラマ
ブル・データ・セレクタPDSに入力する。プログラマ
ブル・データ・セレクタPDSは受け取った各パターン
を必要なピンの波形整形器TGFC1〜TGFCnに分
配する。これと同時にプログラマブル・データ・セレク
タPDSは期待値EXPと、コンパレータ・イネーブル
信号CPEを生成し、これら期待値EXPとコンパレー
タ・イネーブル信号CPEを論理比較器SCに分配す
る。
【0004】プログラマブル・データ・セレクタPDS
はパターン発生器PGからのパターンだけでなく、デー
タ・バッファ・メモリDBMからのランダム・パターン
PPAT、ランダムドライバ制御信号PDRE、ランダ
ム・コンパレータ、イネーブル信号PCPEを受け取っ
て、これらをリアルタイムに選択して各部に分配するこ
とができる。波形整形器TGFC1〜TGFCnにはタ
イミング発生器TGが設けられ、このタイミング発生器
TGで試験パターンの立上りと立下りのタイミングが規
定されて試験パターンの波形が生成される。つまり、タ
イミング発生器TGはセット信号SETと、リセット信
号RESETを発生し、このセット信号SETによりフ
リップフロップFFをセットし、試験パターンの立上り
を規定する。試験パターンの立上りのタイミングから所
定の時間が経過した時点でリセット信号RESETを発
生し、フリップフロップFFをリセットさせる。これに
より試験パターンは立下げられる。このようにして、テ
スト周期毎に各ピンに与えられる試験パターンの立上り
と立下りのタイミングが規定され、この立上りのタイミ
ングと立下りのタイミングを意図したタイミングに設定
して試験を実行する。
【0005】ドライバDRは波形整形器TGFC1〜T
GFCnが生成した試験パターンを所定の振幅値に規定
して被試験半導体デバイスDUT1〜DUTnの各ピン
に印加する。従って、ここではプログラマブル・データ
・セレクタPDSと各波形整形器TGFC1,TGFC
2,TGFC3…TGFCnとドライバDRを含めて試
験パターン供給経路CH1,CH2,CH3…CHnと
呼ぶことにする。この試験パターン供給経路CH1,C
H2,CH3…CHnは被試験半導体デバイスDUT1
〜DUTnの各ピンに対応して設けられる。
【0006】被試験半導体デバイスDUT1〜DUTn
から出力される応答出力信号はコンパレータCPに入力
し、正規のH論理とL論理の電圧を具備しているか否か
を比較し、その比較結果を論理比較器SCに入力する。
論理比較器SCではタイミング発生器TGが出力するス
トローブパルスSTRBのタイミングで期待値EXPと
被試験半導体デバイスDUT1〜DUTnの各応答出力
信号を比較する。論理比較器SCから出力されるフェイ
ル情報FAILは不良解析メモリFMに格納される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年の高速化した半導
体デバイスでは各半導体デバイスの持つタイミング精度
が重要となる。新種の半導体デバイスでは予め測定して
得られた最適なタイミング・パラメータを半導体デバイ
スに送り込むことにより、最適なタイミングで動作させ
ることができる品種が開発されつつある。このような半
導体デバイスを試験するには予め、各半導体デバイスの
最適条件を測定して求め、その最適条件に設定するため
のパラメータを各被試験半導体デバイスに送り込んで各
被試験半導体デバイスが最適状態で動作できる環境に設
定し、この状態で動作試験を行うことになる。
【0008】図3は被試験半導体デバイスDUT1のタ
イミング・パラメータaとbを変化させた場合にこの被
試験半導体デバイスDUT1が正しく動作するタイミン
グ領域を測定した例を示す。図中斜線を施した領域が正
しく動作するタイミング領域を示す。この測定結果から
被試験半導体デバイスDUT1の最適なタイミング・パ
ラメータを選ぶには対となるタイミング・パラメータが
最大の幅を持つようにa1及びb1を選べばよいことが
解る。このようにして各被試験半導体デバイスDUT
1,DUT2,DTU3…DUTnの各最適なタイミン
グ・パラメータを測定した結果が(a1、b1)、(a
2、b2)、(a3、b3)…(an、bn)であるも
のとすると、これらの各タイミング・パラメータ(a
1、b1)、(a2、b2)、(a3、b3)…(a
n、bn)はそれぞれが異なる値を採るであろう。
【0009】各被試験半導体デバイスDUT1、DUT
2、DTU3…DUTnの最適なタイミング・パラメー
タが互いに異なる値を持ち、このタイミング・パラメー
タを各被試験半導体デバイスDUT1,DUT2,DT
U3…DUTnに送り込み、各被試験半導体デバイスD
UT1,DUT2,DTU3…DUTnに設定するため
には、これらの各タイミング・パラメータ(a1、b
1)、(a2、b2)、(a3、b3)…(an、b
n)をそれぞれデータ・バッファメモリDBMに記憶さ
せておき、先ず被試験半導体デバイスDUT1に対して
これの最適タイミング・パラメータ(a1、b1)をデ
ータ・バッファ・メモリDBMから送り込む。このとき
他の被試験半導体デバイスDUT2,DTU3…DUT
nはマスクし、タイミング・パラメータの取り込みを阻
止させる。次に被試験半導体デバイスDUT2に対して
これの最適タイミング・パラメータ(a2、b2)をデ
ータ・バッファ・メモリDBMから送り込む。このとき
他の被試験半導体デバイスに対してはタイミング・パラ
メータの取り込みを阻止させる。
【0010】このようにして全ての被試験半導体デバイ
スDUT1、DUT2、DUT3…DUTnに対して最
適なタイミング・パラメータを送り込み各被試験半導体
デバイスDUT1、DUT2、DUT3…DUTnが最
適なタイミングで動作が可能な状態に設定した状態で試
験を開始することになる。同時に試験する被試験半導体
デバイスDUT1、DUT2、DUT3…DUTnの個
数が少ない場合はデータ・バッファ・メモリDBMから
各被試験半導体デバイスDUT1,DUT2,DUT3
…DUTnへの最適タイミング・パラメータの転送時間
はそれほど問題にならないが、同時に試験する被試験半
導体デバイスDUT1,DUT2,DUT3…DUTn
の個数が多くなるに従って、このタイミング・パラメー
タの転送時間が試験に要する時間の大半を占めることに
なる。この転送に要する時間は無駄な時間となる。
【0011】この発明の目的は上述したように、同時に
試験する被試験半導体デバイスに対して各個に異なるパ
ラメータを送り込む動作が要求される場合に、一度に全
ての被試験半導体デバイスに、互いに異なる値のパラメ
ータを送り込むことができる機能を備えた半導体デバイ
ス試験装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1で
は、複数の被試験半導体デバイスの各ピンに対して、そ
れぞれのピンに対応して設けられた試験パターン供給経
路を通じて試験パターンを印加すると共に、被試験半導
体デバイスの応答出力信号を期待値と比較し、被試験半
導体デバイスの良否を判定する半導体デバイス試験装置
において、試験パターン供給経路のそれぞれに切替手段
を設け、この切替手段により試験パターンを被試験半導
体デバイスに送り込む状態と、各被試験半導体デバイス
に各被試験半導体デバイス毎に独自に設定すべきパラメ
ータを送り込む状態とに切替制御できる構成とした半導
体デバイス試験装置を提案する。
【0013】この発明の請求項2では、請求項1記載の
半導体デバイス試験装置において、被試験半導体デバイ
ス毎に独自に設定すべきパラメータを記憶した記憶手段
を設け、切替手段はこの記憶手段に記憶したパラメータ
と、試験パターン供給経路を通じて供給される試験パタ
ーンの何れか一方を選択して被試験半導体デバイスに送
り込む構成とした半導体デバイス試験装置を提案する。
この発明の請求項3では、請求項1又は2記載の半導体
デバイス試験装置の何れかにおいて、被試験半導体デバ
イスのそれぞれに対して共通に設定すべきパラメータは
試験パターン供給経路を通じて被試験半導体デバイスに
送り込む構成とした半導体デバイス試験装置を提案す
る。
【0014】
【作用】この発明による半導体デバイス試験装置によれ
ば、被試験半導体デバイスの各個に対して独自に設定す
べきパラメータは、各試験パターン信号供給経路毎に設
けた切替手段により、一度に選択されて被試験半導体デ
バイスに転送することができる。この結果、各被試験半
導体デバイス毎に独自に設定すべきパラメータを短時間
に各被試験半導体デバイスに設定することができ、試験
を短時間に済ませることができる利点が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1にこの発明による半導体デバ
イス試験装置の一実施例を示す。図2と対応する部分に
は同一符号を付して示す。この発明ではプログラマブル
・データ・セレクタPDSと、各波形整形器TGFC
1,TGFC2,TGFC3…TGFCnと、ピンカー
ドPCA1,PCA2,PCA3…PCAnに搭載した
ドライバDRとによって構成される試験パターン供給経
路CH1,CH2,CH3…CHnのそれぞれに切替手
段MUXを設け、この切替手段MUXにより被試験半導
体デバイスDUT1,DUT2,DUT3…DUTnの
それぞれに試験パターンを送り込む状態と、独自に設定
すべきパラメータを送り込む状態に切替制御することが
できる構成とした点を特徴とするものである。
【0016】切替手段MUXは例えばマルチプレクサと
呼ばれている切替回路を用いることができる。この切替
手段MUXはパターン発生器PGからの制御信号によっ
て入力端子Aを出力端子Cに接続する状態と、入力端子
Bを出力端子Cに接続する状態に切り替ることができ
る。切替手段MUXの入力端子Aには記憶器MEを接続
し、この記憶器MEから各被試験半導体デバイスDUT
1,DUT2,DUT3…DUTnに独自に設定すべき
パラメータを印加する。入力端子Bには各波形整形器T
GFC1,TGFC2,TGFC3…TGFCnから出
力される試験パターンを印加する。
【0017】尚、図1に示す例では記憶手段MEと切替
手段MUXとの間にラッチ回路LHを設け、このラッチ
回路LHを構成するフリップフロップのクロック入力端
子CKにタイミング発生器TGのセット側の出力信号S
ETを入力し、このセット側の出力信号SETにより記
憶手段MEからパラメータを取り込んで切替手段MUX
に印加する構成とした場合を示す。従って、切替手段M
UXを入力端子A側に切り替ることより記憶手段MEに
記憶した各被試験デバイスDUT1,DUT2,DUT
3…DUTnのそれぞれに設定すべき、例えば最適動作
を補正するタイミング・パラメータを(a1、b1)、
(a2、b2)、(a3、b3)…(an、bn)を被
試験半導体デバイスDUT1,DUT2,DUT3…D
UTnに送り込む状態に切り替えることができる。また
切替手段MUXを入力端子B側に切り替ることにより、
被試験半導体デバイスDUT1,DUT2,DUT3…
DUTnにはパターン発生器PGから出力される試験パ
ターンを印加する状態に切り替ることができ、この状態
で被試験半導体デバイスDUT1〜DUTnの試験を行
うことができる。
【0018】尚、被試験半導体デバイスDUT1,DU
T2,DUT3…DUTnのそれぞれに共通した内容の
パラメータ、例えば共通の試験条件を設定する場合に
は、従来行われている条件設定と同様に共通した内容の
パラメータを例えば、データ・バッファ・メモリDBM
に記憶させておき、試験開始前の所定のタイミングでプ
ログラマブル・データ・セレクタPDSを切替制御し、
各被試験半導体デバイスDUT1,DUT2,DUT3
…DUTnに共通のパラメータを送り込むことにより試
験条件を設定すればよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
試験パターン供給経路CH1,CH2,CH3…CHn
のそれぞれに切替手段MUXを設けた点と、記憶手段M
Eを設けた点の簡単な構成の付加により、複数の被試験
半導体デバイスの各個に独自に設定すべきパラメータを
一度に転送して被試験半導体デバイスDUT1,DUT
2,DUT3…DUTnに設定することができる。この
結果、被試験半導体デバイスDUT1,DUT2,DU
T3…DUTnの各個に互いに内容が異なるパラメータ
を送り込む動作をほぼ瞬時に完了させることができ、試
験に要する時間を大幅に短縮することができる利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による半導体デバイス試験装置の一実
施例を説明するためのブロック図。
【図2】従来の技術を説明するためのブロック図。
【図3】この発明で解決しようとする課題を説明するた
めのグラフ。
【符号の説明】
PG パターン発生器 DBM データ・バッファ・メモリ PDS プログラマブル・データ・セレクタ TGFC1〜TGFCn 波形整形器 PCA1〜PCAn ピンカード CH1〜CHn 試験パターン供給経路 SC 論理比較器 FM 不良解析メモリ DUT1〜DUTn 被試験半導体デバイス MUX 切替手段 ME 記憶手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の被試験半導体デバイスの各ピンに対
    して、それぞれのピンに対応して設けられた試験パター
    ン供給経路を通じて試験パターンを印加すると共に、被
    試験半導体デバイスの応答出力信号を期待値と比較し、
    被試験半導体デバイスの良否を判定する半導体デバイス
    試験装置において、上記試験パターン供給経路のそれぞ
    れに切替手段を設け、この切替手段により上記試験パタ
    ーンを被試験半導体デバイスに送り込む状態と、各被試
    験半導体デバイスに各被試験半導体デバイス毎に独自に
    設定すべきパラメータを送り込む状態とに切替制御でき
    る構成としたことを特徴とする半導体デバイス試験装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体デバイス試験装置に
    おいて、上記被試験半導体デバイス毎に独自に設定すべ
    きパラメータを記憶した記憶手段を設け、上記切替手段
    はこの記憶手段に記憶したパラメータと、試験パターン
    供給経路を通じて供給される試験パターンの何れか一方
    を選択して被試験半導体デバイスに送り込む構成とした
    ことを特徴とする半導体デバイス試験装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の半導体デバイス試験
    装置の何れかにおいて、上記被試験半導体デバイスのそ
    れぞれに対して共通に設定すべきパラメータは上記試験
    パターン供給経路を通じて被試験半導体デバイスに送り
    込む構成としたことを特徴とする半導体デバイス試験装
    置。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06202934A (ja) * 1992-08-31 1994-07-22 Hewlett Packard Co <Hp> プログラム可能なタイミングを有するメモリコントローラ
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