JP2002181222A - 電磁弁装置およびその製造方法 - Google Patents

電磁弁装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002181222A
JP2002181222A JP2001227199A JP2001227199A JP2002181222A JP 2002181222 A JP2002181222 A JP 2002181222A JP 2001227199 A JP2001227199 A JP 2001227199A JP 2001227199 A JP2001227199 A JP 2001227199A JP 2002181222 A JP2002181222 A JP 2002181222A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve device
outer diameter
yoke
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001227199A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Matsuzaka
昇 松坂
Motoyoshi Ando
元良 安藤
Kazutoshi Iwasaki
和俊 岩▲さき▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001227199A priority Critical patent/JP2002181222A/ja
Priority to US09/956,810 priority patent/US6634381B2/en
Priority to DE2001148684 priority patent/DE10148684A1/de
Publication of JP2002181222A publication Critical patent/JP2002181222A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0603Multiple-way valves
    • F16K31/061Sliding valves
    • F16K31/0613Sliding valves with cylindrical slides
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/0603Multiple-way valves
    • F16K31/0624Lift valves
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2024Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means the throttling means being a multiple-way valve
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
    • Y10T137/86574Supply and exhaust
    • Y10T137/86622Motor-operated

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他部品との干渉を避け、搭載の容易な電磁弁
装置およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 電磁弁装置1は、コイル20に供給する
電流値を制御することでリニアソレノイド10がスプー
ル40を反リニアソレノイド10方向へ押す駆動力を調
整し、出力ポート34から流出する作動油の油圧を調整
する。コイル20に供給する電流値に比例して出力ポー
ト34から流出する作動油の油圧が低下する。電磁駆動
部10の外径をr1、弁ハウジング31の筒部32の外
径をr2とすると、r2≧r1である。弁ハウジング3
1の鍔部39の外径は筒部32の外径以下である。電磁
駆動部10の外径が弁ハウジング31の外径以下である
から、例えば自動変速機の油圧制御装置のボディに形成
した同一径の収容穴に電磁弁装置1全体を収容できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁ハウジングの筒
部に収容されている弁部材を電磁駆動部の駆動力で変位
させ、筒部に設けた開口同士の連通を制御する電磁弁装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状に形成された弁ハウジングに往復
移動可能に弁部材としてのスプールを収容し、電磁駆動
部が発生する駆動力によりスプールを変位させ、弁ハウ
ジングの周壁に形成した開口同士の連通を制御する電磁
弁装置として、特開平7−293729号公報に開示さ
れるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−293729号公報に開示される従来の電磁弁装置
では、図11に示すように、電磁弁装置100の電磁駆
動部101の外径が弁ハウジング110の外径よりも大
きい。このような電磁弁装置100を、例えば車両等の
自動変速機の油圧制御装置に供給する作動油の油圧を制
御する油圧制御弁として用いる場合、油圧制御装置のボ
ディ120から電磁駆動部101がはみ出してしまう。
ボディ120周囲の部品と電磁駆動部101が干渉する
恐れがあるので、電磁弁装置100の搭載が困難であ
る。電磁弁装置100の搭載方向を変えることにより他
部品との干渉を防止することも考えられるが、弁ハウジ
ング110を収容するボディ120の厚みを厚くしなけ
ればならない場合がある。ボディ120に段付き穴を形
成すれば電磁弁装置100全体をボディ120内に収容
できるが、加工工数が増加するという問題がある。
【0004】また、弁ハウジング110の電磁駆動部側
に鍔部を設け、電磁駆動部101が鍔部をかしめること
により電磁駆動部101と弁ハウジング110とを結合
することが考えられる。鍔部の外径が弁ハウジング11
0の鍔部を除く筒部の外径よりも大きいので、弁ハウジ
ング110を切削で形成する場合、鍔部の外径よりも大
きい、つまり筒部の外径よりもかなり大きい母材を切削
しなければならない。したがって、切削量が多くなる。
【0005】本発明の目的は、他部品との干渉を避け、
搭載の容易な電磁弁装置およびその製造方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、加工の容易な電磁弁
装置およびその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1から5
のいずれか一項記載の電磁弁装置によると、電磁駆動部
の外径はほぼ弁ハウジングの筒部の外径以下である。電
磁弁装置を収容する同一径の収容穴に電磁弁装置全体を
収容することができるので、収容穴の加工工数が減少
し、他部品との干渉を防止できる。同一径の収容穴に電
磁弁装置を収容した状態で収容穴と弁ハウジングとのク
リアランスから作動流体が漏れない程度であれば、電磁
駆動部の外径が弁ハウジングの筒部の外径よりも僅かに
大きくなることも可能である。
【0007】本発明の請求項6記載の電磁弁装置による
と、電磁駆動部と結合する弁ハウジングの鍔部の外径
は、弁ハウジングの筒部の外径以下である。したがっ
て、・母材を切削して弁ハウジングを加工するときの切
削量が減少する。・スルーフィード切削加工により弁ハ
ウジングを加工できるので、弁ハウジングの加工時間が
短くなる。
【0008】本発明の請求項7記載の電磁弁装置の製造
方法によると、弁ハウジングの鍔部の外径は弁ハウジン
グの筒部の外径以下であるから、電磁駆動部と反対側の
筒部の軸方向から筒状のかしめ工具を挿入してもヨーク
の開口端を鍔部にかしめることはできない。そこで、鍔
部の電磁駆動部と反対側の弁ハウジングの外周壁に環状
凹部を形成することにより、筒部と直交する方向からか
しめ工具が鍔部の外周側に位置するヨークに近づき鍔部
にヨークをかしめても、ヨークをかしめる側のかしめ工
具が環状凹部内に入り込み弁ハウジングと接触しない。
【0009】本発明の請求項8記載の電磁弁装置の製造
方法によると、ヨークの弁部側開口端に周方向に1箇所
以上の切り欠きが形成されているので、ヨークの弁部側
開口端をかしめるときに生じるヨークの変形を切り欠き
が吸収する。したがって、ヨークが変形することを防止
することができる。
【0010】本発明の請求項9記載の電磁弁装置の製造
方法によると、鍔部の外周に一箇所以上の凹部が形成さ
れているので、ヨークの弁部側開口端をかしめるときに
生じるヨークの変形が鍔部の凹部に入り込む。したがっ
て、ヨークの変形を防止することができる。さらにヨー
クの開口端の変形部分が凹部に入り込むので、弁ハウジ
ングに対しヨークが回転することを防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す
複数の実施例を図に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による電磁弁装置を
図1および図2に示す。図2に示す電磁弁装置1は、車
両等の自動変速機の油圧制御装置に供給する作動油の油
圧を制御するスプール型油圧制御弁であり、油圧制御装
置のボディ60に形成した同一径の収容穴61に全体を
収容されている。
【0012】図1に示すように、電磁弁装置1は、電磁
駆動部としてのリニアソレノイド10と、弁部としての
スプール制御弁30とを有している。リニアソレノイド
10のヨーク11が弁ハウジング31の鍔部38をかし
めることにより、リニアソレノイド10とスプール制御
弁30とが結合している。
【0013】リニアソレノイド10は、有底円筒状のヨ
ーク11、ステータコア12、プランジャ17、シャフ
ト18、コイル20等を有する。ヨーク11およびステ
ータコア12は固定子を構成している。ヨーク11、ス
テータコア12およびプランジャ17は磁性材で形成さ
れており、磁気回路を構成している。
【0014】ヨーク11は、スプール40を往復移動自
在に支持する弁ハウジング31をかしめることにより、
ヨーク11と弁ハウジング31との間にステータコア1
2を固定している。ステータコア12は、収容部13
と、吸引部14と、収容部13と吸引部14とを結合す
る薄肉部15とを有し、一体に形成されている。薄肉部
15は収容部13と吸引部14との間で磁束が漏れるこ
とを防止する磁気抵抗部である。
【0015】収容部13はプランジャ17を往復移動可
能に支持している。プランジャ17の外周壁とのクリア
ランスを極力小さくし磁気吸引力を増加するため、収容
部13の内周壁およびプランジャ17の外周壁の少なく
とも一方にニッケル・リン等の非磁性材でめっきが施さ
れている。めっきに代え、プランジャ17を非磁性材で
形成したカップで支持してもい。
【0016】コイル20に通電すると吸引部材14とプ
ランジャ17との間にプランジャ17を吸引する力が発
生する。プランジャ17と軸方向に向き合う吸引部14
の端面に非磁性材で形成したストッパ19が配置されて
いる。シャフト18の一端はプランジャ17に圧入して
いる。シャフト18の他端はスプール40の一端に当接
している。
【0017】コイル20は樹脂製のボビン21に巻回さ
れている。コイル20と電気的に接続している図示しな
いターミナルからコイル20に電流が供給されると、ヨ
ーク11、収容部13、吸引部14およびプランジャ1
7によって構成された磁気回路に磁束が流れ、吸引部1
4とプランジャ17との間に磁気吸引力が発生する。す
ると、プランジャ17およびシャフト18は図1の下方
に移動する。プランジャ17の図1の下方への移動は、
プランジャ17がストッパ19に係止されることにより
規制される。図示しないターミナルは、リニアソレノイ
ド10の外径であるヨーク11の外径内に配置されてい
る。
【0018】スプール制御弁30は、弁ハウジング3
1、スプール40およびスプール40をシャフト18側
に付勢する付勢手段としてスプリング50を有してい
る。シャフト18を介してプランジャ17の動きがスプ
ール40に伝達され、スプール49は弁ハウジング31
内を往復移動する。
【0019】弁ハウジング31は、筒部32と鍔部38
とを有し、スプール40を往復移動可能に収容し支持し
ている。鍔部38のリニアソレノイド10と反対側の弁
ハウジング31の外周壁に環状凹部39が形成されてい
る。円筒状に形成された筒部32には、筒部32の周壁
を貫通する開口として入力ポート33、出力ポート3
4、フィードバックポート35および排出ポート36が
形成されている。入力ポート33は、図示しない油タン
クからポンプによって供給される作動油が流入するポー
トである。出力ポート34は図示しない自動変速機の係
合装置に作動油を供給するポートである。出力ポート3
4とフィードバックポート35とは電磁弁装置1の外部
で連通しており、出力ポート34から流出する作動油の
一部がフィードバックポート35に導入される。フィー
ドバック室37はフィードバックポート35と連通して
いる。排出ポート36は油タンクに作動油を排出するポ
ートである。スプール40には反リニアソレノイド側か
ら大径ランド41、大径ランド42、小径ランド43が
この順で形成されている。小径ランド43は大径ランド
41、42よりも外径が小さい。
【0020】フィードバック室37は大径ランド42と
小径ランド43との間に形成されており、ランドの外径
の差によりフィードバックされた油圧が作用する面積が
異なる。そのため、フィードバック室37の油圧は反リ
ニアソレノイド方向にスプール40を押圧するように作
用する。電磁弁装置1において出力される油圧の一部を
フィードバックするのは、供給される作動油の圧力すな
わち入力圧の変動により出力圧が変動することを防止す
るためである。スプール40は、スプリング50の付勢
力と、コイル20に供給される電流によりプランジャ1
7が吸引部14に吸引されシャフト18がスプール40
を押す駆動力と、フィードバック室37の油圧からスプ
ール40が受ける力とがつり合う位置で静止する。
【0021】スプール40の反リニアソレノイド側に設
けられているスプリング50は、スプール40をリニア
ソレノイド10方向へ付勢している。アジャストスクリ
ュ51のねじ込み量によってスプリング40の荷重を調
整できる。入力ポート33から出力ポート34へ流れる
作動油量は、弁ハウジング31の内周壁31aと大径ラ
ンド42の外周壁との重なり部分の長さであるシール長
によって決定される。シール長が短くなると入力ポート
33から出力ポート34へ流れる作動油量が増大し、シ
ール長が長くなると入力ポート33から出力ポート34
へ流れる作動油量が減少する。同様に、出力ポート34
から排出ポート36へ流れる作動油量は、弁ハウジング
31の内周壁31bと大径ランド41の外周壁とのシー
ル長によって決定される。
【0022】図1に示すように、電磁駆動部10の外径
をr1、弁ハウジング31の筒部32の外径をr2とす
ると、r2≧r1である。ただし、図2に示すように油
圧制御装置のボディ60に形成した同一径の収容穴61
に電磁弁装置1を収容した状態で、弁ハウジング31と
収容穴61とのクリアランスから作動油が漏れない、例
えば10μm程度のクリアランスであれば、つまり外径
にして20μm程度であればr1がr2より大きくなっ
てもよい。また、弁ハウジング31の鍔部38の外径は
筒部32の外径以下である。
【0023】第1実施例の電磁弁装置1に対し、前述し
た従来例の電磁弁装置100では、電磁駆動部101の
外径が弁ハウジング110の外径よりも大きく、弁ハウ
ジング110の鍔部111のは外径は弁ハウジング11
0の筒部112の外径よりも大きい。したがって、図4
に示すように、円筒状のかしめ工具130を弁ハウジン
グ110の軸方向に挿入しコイル102の外周を覆うヨ
ーク103の開口端を鍔部111にかしめている。
【0024】これに対し第1実施例の電磁弁装置1で
は、弁ハウジング31の鍔部38の外径は筒部32の外
径以下であるから、図4に示す従来例のように円筒状の
かしめ工具130でヨーク11の開口端をかしめること
ができない。そこで、第1実施例の電磁弁装置1では、
図3に示すように、一対の半割工具71を有するかしめ
工具70を使用している。ヨーク11と接触する半割工
具71の内周面71aはテーパ状に形成されている。半
割工具71は、ヨーク11の弁ハウジング31側の開口
端を鍔部38に弁ハウジング31と直交する方向からか
しめる。鍔部38のリニアソレノイド10と反対側に鍔
部38よりも外径の小さい環状凹部39が形成されてい
るので、半割工具71の半円形の内周縁71bが環状凹
部39に入り込み弁ハウジング11と接触することなく
半割工具71はヨーク11をかしめることができる。
【0025】次に電磁弁装置1の作動について説明す
る。コイル20に電流が供給されることによりスプール
40がスプリング50方向、つまり図1の下方へ移動す
ると、内周壁31aと大径ランド42とのシール長が長
くなり内周壁31bと大径ランド41とのシール長が短
くなるため、入力ポート33から出力ポート34へ流れ
る作動油量が減少し、出力ポート34から排出ポート3
6へ流れる作動油流量が増大する。その結果、出力ポー
ト34から流出する作動油の油圧が低下する。
【0026】一方、スプール40がリニアソレノイド1
0方向へ移動すると、内周壁31aと大径ランド42と
のシール長が短くなり内周壁31bと大径ランド41と
のシール長が長くなるため、入力ポート33から出力ポ
ート34へ流通する作動油の流量が増大し、出力ポート
34から排出ポート36へ流通する作動油の流量が減少
する。その結果、出力ポート34から流出する作動油の
油圧が上昇する。
【0027】電磁弁装置1は、コイル20に供給する電
流値を制御することでリニアソレノイド10がスプール
40を反リニアソレノイド10方向へ押す力を調整し、
出力ポート34から流出する作動油の油圧を調整する。
コイル20に供給する電流値に比例して出力ポート34
から流出する作動油の油圧が低下する。このように、コ
イル20に供給する電流を制御することにより、スプー
ル40の位置が変化し自動変速機に供給する作動油の圧
力を調整することが可能である。
【0028】第1実施例では、電磁駆動部10の外径を
ほぼ弁ハウジング31の外径以下にしたことにより、ボ
ディ60に形成した同一径の収容穴61に電磁弁装置1
全体を収容できる。したがって、電磁弁装置1の一部が
ボディ60の外部にはみ出さず、他部品と干渉しない。
また、同一径の収容穴61に電磁弁装置1全体を収容で
きるので、異なる径を有する収容穴を形成する場合に比
べ、収容穴の加工工数が減少する。
【0029】(第2実施例)本発明の第2実施例を図5
に示す。図5は、リニアソレノイド10側からみた鍔部
38を示している。鍔部38の外周に90°間隔に4個
の凹部38aが形成されている。ヨーク11の開口端を
かしめるとき、ヨーク11の開口端付近は変形する。こ
のヨーク11の変形部分が凹部38aに入り込むことに
より、ヨーク11全体が変形しヨーク11の外径が大き
くなることを防止できる。さらに、ヨーク11の変形部
分が凹部38aに入り込むので、弁ハウジング31に対
しヨーク11が回転することを防止する。
【0030】(第3実施例)本発明の第3実施例を図6
に示す。ヨーク11の開口端に1箇所以上切り欠き11
aが形成されている。半割工具71でヨーク11の開口
端をかしめるとき、ヨーク11の開口端付近は変形す
る。このヨーク11の変形が切り欠き11aに吸収され
ることにより、ヨーク11全体が変形しヨーク11の外
径が大きくなることを防止できる。
【0031】(第4実施例)本発明の第4実施例を図7
に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付す。弁ハウジング80の外径は、ほぼリニアソレノ
イド10の外径以下である。弁ハウジング80の鍔部8
2の外径は弁ハウジング80の筒部81の外径以下であ
る。鍔部82は、リニアソレノイド10側に突出する環
状凸部82aを有している。ステータコア91の弁ハウ
ジング80側に環状凹部91aが形成されている。鍔部
82の環状凸部82aはステータコア91の環状凹部9
1aに圧入されている。ヨーク90はステータコア91
の外周側に圧入されている。
【0032】(第5実施例)本発明の第5実施例を図8
に示す。第4実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付す。弁ハウジング80の鍔部83は、リニアソレノ
イド10側に環状凹部83aを有している。ステータコ
ア92は弁ハウジング80側に突出する環状凸部92a
を有している。ステータコア92の環状凸部92aは鍔
部83の環状凹部83aに圧入されている。
【0033】(第6実施例)本発明の第6実施例を図9
に示す。第4実施例と実質的に同一構成部分に同一符号
を付す。弁ハウジング80の鍔部84のリニアソレノイ
ド10側端面と、ステータコア93の弁ハウジング80
側端面とは平面状に形成されており、両端面は接着また
は溶接で結合されている。
【0034】(第7実施例)本発明の第7実施例を図1
0に示す。第4実施例と実質的に同一構成部分に同一符
号を付す。弁ハウジング80の鍔部85は雌ねじ部85
a有している。ステータコア94は弁ハウジング80側
端部外周に雄ねじ部94aを有している。鍔部85の雌
ねじ部85aとステータコア94の雄ねじ部94aとが
ねじ結合することにより、弁ハウジング80とステータ
コア94は結合している。
【0035】以上説明した上記複数の実施例では、弁ハ
ウジングの鍔部の外径がほぼ弁ハウジングの筒部の外径
以下であるから、鍔部の外径が弁ハウジングの筒部の外
径より大きい場合に比べ、径の小さい母材を切削して弁
ハウジングを加工できる。したがって、切削量が少なく
なる。更に、スルーフィード切削加工ができるので、切
削加工時間が短くなる。
【0036】上記複数の実施例では、自動変速機の油圧
制御弁として本発明の電磁弁装置を用いた。これ以外
に、バルブタイミング調整装置の油圧制御弁としてエン
ジンヘッドカバーに収容する電磁弁装置に適用してもよ
い。さらに、どうのような流量制御装置に用いることも
可能である。
【0037】また上記複数の実施例の電磁弁装置では、
コイル20に供給する電流値とプランジャ17およびス
プール40の変位量とが比例しており、出力ポート33
から出力する油圧を可変に制御している。これに対し、
電磁駆動部のコイルへの通電をオンまたはオフすること
により、弁ハウジングに収容された弁部材の位置が2種
類に規定され、流路を開閉するだけの開閉弁に本発明の
電磁弁装置を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による電磁弁装置を示す断
面図である。
【図2】第1実施例の電磁弁装置を自動変速機の油圧制
御装置のボディに収容した状態を示す模式的断面図であ
る。
【図3】(A)は第1実施例による電磁弁装置のかしめ
工程を示す断面図であり、(B)は(A)をB方向から
見たかしめ工具を示す矢視図である。
【図4】従来の電磁弁装置のかしめ工程を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例による弁ハウジングの鍔部
を示す模式図である。
【図6】本発明の第3実施例によるヨークを示す模式図
である。
【図7】本発明の第4実施例による電磁弁装置を示す断
面図である。
【図8】本発明の第5実施例による電磁弁装置を示す断
面図である。
【図9】本発明の第6実施例による電磁弁装置を示す断
面図である。
【図10】本発明の第7実施例による電磁弁装置を示す
断面図である。
【図11】従来の電磁弁装置を自動変速機の油圧制御装
置のボディに収容した状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 電磁弁装置 10 リニアソレノイド(電磁駆動部) 11 ヨーク 11a 切り欠き 12 ステータコア 13 収容部 14 吸引部 17 プランジャ(可動子) 20 コイル 21 ボビン 30 スプール制御弁(弁部) 31 弁ハウジング 32、81 筒部 33、34、35、36、37 ポート(開口) 38、82、83、84、85 鍔部 38a 凹部 39 環状凹部 40 スプール(弁部材) 70 かしめ工具 71 半割工具 80 弁ハウジング 90 ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 7/16 E (72)発明者 岩▲さき▼ 和俊 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H106 DA03 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC08 DC18 DD05 DD07 EE34 GB01 GC27 JJ04 JJ05 KK03 5E048 AB01 AD02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部に前記筒部の周壁を貫通する複数の
    開口を設けている弁ハウジング、ならびに前記弁ハウジ
    ング内に収容され変位することにより前記開口同士の連
    通を制御する弁部材を有する弁部と、前記弁部材を変位
    させる駆動力を発生する電磁駆動部とを備え、 前記電磁駆動部の外径は、ほぼ前記筒部の外径以下であ
    ることを特徴とする電磁弁装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁駆動部に供給する電流値と前記
    弁部材の変位量とは比例することを特徴とする請求項1
    記載の電磁弁装置。
  3. 【請求項3】 自動変速機用油圧制御装置のボディに取
    り付けられることを特徴とする請求項1または2記載の
    電磁弁装置。
  4. 【請求項4】 前記筒部の外径は前記ボディの厚み以下
    であることを特徴とする請求項3記載の電磁弁装置。
  5. 【請求項5】 吸気弁および排気弁の少なくとも一方の
    開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置の
    油圧室の油圧を制御し、エンジンヘッドカバーに取り付
    けられることを特徴とする請求項1または2記載の電磁
    弁装置。
  6. 【請求項6】 前記弁ハウジングは前記電磁駆動部側端
    部に前記電磁駆動部と結合する鍔部を有し、前記鍔部の
    外径は、前記筒部の外径以下であることを特徴とする請
    求項1から5のいずれか一項記載の電磁弁装置。
  7. 【請求項7】 前記電磁駆動部はコイルの外周を覆うヨ
    ークを有し、前記弁ハウジングは前記鍔部の前記電磁駆
    動部と反対側の外周壁に環状凹部を有する請求項6記載
    の電磁弁装置の製造方法であって、前記ヨークの前記弁
    部側開口端を前記鍔部に前記筒部と直交する方向からか
    しめることを特徴とする電磁弁装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ヨークの前記弁部側開口端に周方向
    に1箇所以上の切り欠きを形成することを特徴とする請
    求項7記載の電磁弁装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記鍔部の外周に一箇所以上の凹部を形
    成することを特徴とする請求項7または8記載の電磁弁
    装置の製造方法。
JP2001227199A 2000-10-04 2001-07-27 電磁弁装置およびその製造方法 Withdrawn JP2002181222A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001227199A JP2002181222A (ja) 2000-10-04 2001-07-27 電磁弁装置およびその製造方法
US09/956,810 US6634381B2 (en) 2000-10-04 2001-09-21 Solenoid valve device and its manufacturing method
DE2001148684 DE10148684A1 (de) 2000-10-04 2001-10-02 Solenoidventilvorrichtung und Verfahren zu ihrer Herstellung

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000304926 2000-10-04
JP2000-304926 2000-10-04
JP2001227199A JP2002181222A (ja) 2000-10-04 2001-07-27 電磁弁装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002181222A true JP2002181222A (ja) 2002-06-26

Family

ID=26601530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001227199A Withdrawn JP2002181222A (ja) 2000-10-04 2001-07-27 電磁弁装置およびその製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6634381B2 (ja)
JP (1) JP2002181222A (ja)
DE (1) DE10148684A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177524A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Tokai Rubber Ind Ltd ソレノイド型アクチュエータを用いた能動型制振器
JP2009024748A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Denso Corp スプール弁

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817266B1 (en) * 2000-11-03 2004-11-16 Beacon Power Corporation Stiff metal hub for an energy storage rotor
DE10217625A1 (de) * 2002-04-20 2003-10-30 Hydraulik Ring Gmbh Proportionalmagnetventil, vorzugsweise Proportional-Drosselventil, insbesondere für Diesel-Hochdruckpumpen in Kraftfahrzeugen
JP3938563B2 (ja) 2002-11-08 2007-06-27 三菱電機株式会社 電磁弁
JP4306519B2 (ja) * 2003-09-29 2009-08-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 圧力制御弁
JP2006118682A (ja) * 2004-10-25 2006-05-11 Denso Corp 油圧電磁制御弁
DE102005041395B4 (de) * 2005-09-01 2014-11-27 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Hydraulisches Wegeventil
DE102006046825B4 (de) * 2006-10-02 2015-12-24 Robert Bosch Gmbh Druckregelventil
JP5284358B2 (ja) * 2008-07-17 2013-09-11 三菱電機株式会社 可変バルブタイミング調整装置用電磁弁および可変バルブタイミング調整システム
DE102009060030A1 (de) * 2009-12-21 2011-06-22 Robert Bosch GmbH, 70469 Elektromagnetisch schaltbares Ventil zum Einbau in einen Einbaublock
CN104455469A (zh) * 2014-09-29 2015-03-25 北京航天动力研究所 一种节流串型多级减压调节阀
WO2016130871A1 (en) * 2015-02-12 2016-08-18 Eaton Corporation Solenoid with amplified stroke
DE112016006937T5 (de) 2016-06-28 2019-03-14 Borgwarner Inc. Elektromagnet mit envers verjüngtem Amker für ein elektromagnetbetätigtes Ventil

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1934212A1 (de) * 1969-07-05 1971-01-14 Bosch Gmbh Robert Impulsgesteuertes Doppelsitzmagnetventil
JP3666072B2 (ja) * 1995-09-13 2005-06-29 アイシン精機株式会社 切替弁
US5829396A (en) * 1996-07-16 1998-11-03 Sturman Industries Hydraulically controlled intake/exhaust valve
JP3520747B2 (ja) 1997-11-13 2004-04-19 豊田工機株式会社 スリ−ブの製造方法およびそのスリ−ブを用いた電磁スプール弁
US5906351A (en) * 1997-12-19 1999-05-25 Caterpillar Inc. Integrated electrohydraulic actuator
JPH11293729A (ja) 1998-04-08 1999-10-26 Bridgestone Corp 水切換装置
DE19956160A1 (de) * 1999-11-23 2001-05-31 Schaeffler Waelzlager Ohg Magnetventil, insbesondere hydraulisches Proportionalventil
JP2001263529A (ja) * 2000-03-16 2001-09-26 Mitsubishi Electric Corp 電磁弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006177524A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Tokai Rubber Ind Ltd ソレノイド型アクチュエータを用いた能動型制振器
JP2009024748A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Denso Corp スプール弁

Also Published As

Publication number Publication date
US6634381B2 (en) 2003-10-21
DE10148684A1 (de) 2002-04-11
US20020038670A1 (en) 2002-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1775461B1 (en) Depressurizing valve and fuel injection device
JP5299499B2 (ja) 電磁ソレノイド
JP4640211B2 (ja) 電磁駆動装置
JP4058749B2 (ja) 電磁駆動装置およびそれを用いた電磁弁
JP2002181222A (ja) 電磁弁装置およびその製造方法
JP2003269641A (ja) 電磁弁装置
US20070158606A1 (en) Linear solenoid with abutted portion
JP2001263521A (ja) 電磁駆動装置およびそれを用いた流体制御弁と電磁駆動装置の製造方法
US20080230452A1 (en) Spool valve
JP6115434B2 (ja) 電磁弁
JP2012204574A (ja) リニアソレノイド
JP2015102150A (ja) スプール制御弁
JP2003139261A (ja) 電磁弁装置および電磁弁装置の製造方法
JP2003130246A (ja) 電磁弁装置
JP2008089080A (ja) 電磁駆動装置およびそれを用いた電磁弁
JP4058604B2 (ja) 電磁弁装置
US20210278008A1 (en) Solenoid
US7150447B2 (en) Electromagnetic driving apparatus and electromagnetic valve
JP5760936B2 (ja) スプール制御弁
JP2001332419A (ja) 電磁駆動装置、それを用いた流量制御装置および電磁駆動装置の製造方法
JP2001263524A (ja) 電磁弁
JP2012255508A (ja) 流体制御弁
JPH11280935A (ja) 電磁弁
US20210005369A1 (en) Solenoid
JP2009058019A (ja) ブリード式バルブ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071002

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20071210