JP2002181218A - 遮断弁 - Google Patents

遮断弁

Info

Publication number
JP2002181218A
JP2002181218A JP2000381880A JP2000381880A JP2002181218A JP 2002181218 A JP2002181218 A JP 2002181218A JP 2000381880 A JP2000381880 A JP 2000381880A JP 2000381880 A JP2000381880 A JP 2000381880A JP 2002181218 A JP2002181218 A JP 2002181218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
valve seat
holding member
shut
moving body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000381880A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4626051B2 (ja
Inventor
Masaki Yamaguchi
正樹 山口
Yukinori Ozaki
行則 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000381880A priority Critical patent/JP4626051B2/ja
Publication of JP2002181218A publication Critical patent/JP2002181218A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4626051B2 publication Critical patent/JP4626051B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lift Valve (AREA)
  • Electrically Driven Valve-Operating Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用部材にクラック等の支障が発生しても高
い機密性を有し、かつ遮断可能な、高信頼性の遮断弁を
提供する。 【解決手段】 移動体61と弁シート保持部材64との
係合部の外側に、内径が弁シート保持部材64の円筒部
64b外径とほぼ等しいコイルスプリング66を配設し
て、円筒部64bがクリープ変形や偏心荷重などで外側
に広がることを規制し、かつ偏心荷重や長期使用におけ
る温度ストレス等によって弁シート保持部材64と移動
体61との係合部が外れにくくすると共に、弁シート6
3の外周部に袋状の折り返し部63aを形成している。
これによって弁シート保持部材64をこの折り返し部6
3aの内側に内蔵するように保持するため弁ゴム押えが
不要となり、また弁シート63に貫通穴がないため弁シ
ート保持部材64にクラックが発生した場合でも漏れに
至らない高信頼性の遮断弁を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部状況によって
作動する安全弁で操作手段として電動機を使用したも
の、特に、ガスの事故を未然に防ぐガス遮断装置の遮断
機構として使用される遮断弁に関し、さらに詳しくは流
路に形成された弁座に対し弁体を前進または後退移動さ
せることによって流路の遮断復帰動作を行うモータを動
力源とした遮断弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス事故を未然に防ぐため、従来より種
種の安全装置が利用されており、中でもガスメータに内
蔵され流量センサによりガスの流量を監視しマイクロコ
ンピュータによりガスの使用状態を異常使用と判断した
場合や、地震センサ、ガス圧力センサ、ガス警報器、一
酸化炭素センサなどのセンサの状況を監視し危険状態と
判断した場合は、ガスメータに内蔵された遮断弁により
ガスを遮断する電池電源によるマイクロコンピュータ搭
載ガス遮断装置内蔵ガスメータ(以下マイコンメータと
省略する)は、安全性、ガス配管の容易性、低価格等の
優位性のため、普及が促進され、近年ほぼ全世帯普及が
実施されるに至っている。
【0003】また、流量センサによって計測されたガス
流量情報を電話回線などを利用して集中監視するテレメ
ータ機能を有した、集中監視型マイコンメータの比率も
増加し、ますます、情報端末として利便性の向上が求め
られている。この集中監視型マイコンメータなどにおい
ては、簡単な電気スイッチ操作や電話回線などによる遠
隔操作でガスの遮断、復帰が可能なよう、マイコンメー
タに搭載した電池による電気エネルギーでガス遮断もガ
ス復帰も可能で開弁状態と閉弁状態の保持はエネルギー
を必要としない遮断弁が要求されている。
【0004】この遮断弁の駆動方式としては、従来電磁
ソレノイドを使用したものが主流であったが、近年比較
的強い閉止力、復帰力を実現でき、非通電時は状態保持
可能なPM型ステッピングモータを駆動源とする遮断弁
が注目されており、なかでもロータをガス流路内、ステ
ータをガス流路外とする気密隔壁を持った遮断弁が、ガ
ス流路への取り付けが容易なため主流である。
【0005】以下に従来の遮断弁について説明する。
【0006】従来のこの種の遮断弁は、特開平11−3
0356号公報に示すようなものが紹介されている。こ
の特開平11−30356号公報記載の遮断弁は図4に
示されているように、外周部に永久磁石による磁極2を
有するロータ1と、励磁コイル4を囲み磁性材料で形成
したステータ3と、ロータ1に設けたロータ回転軸5
と、ロータ回転軸5の外周部に設けられた雄ねじである
送り手段6と、送り手段6に螺合する雌ねじを設けた移
動体7と、移動体7がロータ回転軸5に対して回転しな
いようにする回動防止体8と、移動体7に対して軸方向
に移動可能に連結され流体通路22中の流体の流動状態
を規制する弁体9と、移動体7と弁体9の間に介在させ
軸方向に互いに離れようとする付勢力を加える付勢体1
0とで遮断弁が構成されている。弁体9は弁座21に当
接する弁ゴム板9aを弁ゴム保持部9bに取り付けると
ともに弁ゴム押え9cで固定して形成されている。11
は流体側にあるロータ1およびそれに連なる弁体9側と
ステータ3側とを気密に分離する隔壁であり、12は隔
壁11およびステータ3を取付けた取付体であり、この
取付体12にはロータ回転軸5が貫通する貫通孔12a
が設けられている。13は隔壁11のフランジ部と取付
体12の間に設け気密シールするOリング、14は流体
通路22と取付体12の間を気密シールするOリングで
ある。
【0007】図5はこの従来の発明の弁体9近傍の断面
部分図である。15は移動体7に設けた外周方向に延び
る外周突起7aと弁体9の弁ゴム保持部9bに設けた内
周方向に延びる内周突起9dとを嵌め合わせて係止した
係止部であり、外周突起7aは弁体9の内周壁9eとガ
タ(隙間)を設けるように形成され、内周突起9dは移
動体7の外周壁7bとガタ(隙間)を設けるように形成
されている。
【0008】以上のように構成された遮断弁について、
以下その動作について説明する。
【0009】まずステータ3の励磁コイル4に接続した
駆動回路により弁閉する方向に励磁コイル4に順次通電
してロータ1の磁極に電磁力を加えてロータ1を回転さ
せ、ロータ回転軸5に螺合した移動体7に力を加える。
移動体7は回動防止体8により回り止めされているため
ロータ回転軸5の回転とともに弁座21の方へ移動す
る。この時移動体7に連結された弁体9は移動体7とと
もに弁座21の方へ移動し、この移動途中において付勢
体10の付勢力はロータ1の回転力に対して負荷とはな
らない。しかし、弁体9が弁座21に当接すると付勢体
10の付勢力がロータ1に負荷として作用し、ロータ1
の回転力は付勢体10をあと僅かな寸法だけ圧縮させる
よう移動体7を弁座21の方へ移動させる。付勢体10
をあと僅かだけ圧縮してロータ1の回転を停止させる
と、弁体9を弁座21に対して押し付けるように付勢体
10の付勢力が加わり、安定した弁閉止力が加わった状
態で弁閉される。
【0010】次に、弁体9を弁座21から離して開弁す
る方向に移動させる場合は、ロータ1の回転方向が逆転
方向になるように駆動回路を切換えて駆動する。開弁動
作において付勢体10の付勢力が弁座21に加わってい
る過程では、この付勢力がロータ1を開弁方向に回転さ
せる力として作用するためロータ1を回転させる負荷が
低減される。特に、弁閉時に流体の圧力差が弁座21の
上流、下流間に生じて図中の弁体9側が高い圧力となっ
ている場合は、弁体9を弁座21に押付ける力(背圧)
として作用するが、付勢体10の付勢力はこの背圧を低
減する方向に作用するため開弁時の負荷が低減される。
弁体9が弁座21から離れると付勢体10の付勢力はロ
ータ1の負荷とは無関係となり、ロータ1の回転により
弁体9を開弁位置まで移動させて駆動回路によりロータ
1の回転を停止する。
【0011】このように、付勢体10を配することによ
って、安定した弁閉止力と、開弁時の負荷低減が実現で
きる技術が公開されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】この種の遮断弁は、一
般的に屋外に設置されるガスメータに取り付けられ、夏
の直射日光下での50℃を超過する温度から、厳冬期の
−20℃を下回る温度までの厳しい温度変化にさらされ
ることになる。このような環境下で、ガスメータの使用
期間(一般に10年間)中破壊しない構造強度と、マイ
コンメーターのマイクロコンピュータがガスの使用状態
を異常使用と判断した場合や、地震センサ、ガス圧力セ
ンサ、ガス警報器、一酸化炭素センサなどのセンサの状
況を監視し危険状態と判断した場合は、ガスを確実に遮
断できる高い信頼性が要求されている。
【0013】上記ような構造の遮断弁においては、移動
体7や弁体9の弁ゴム押保持部9b、内周突起9d、内
周壁9eを一体構成する部材は、形状の複雑さより材料
としては通常合成樹脂が選択される。合成樹脂は長期間
応力を受け続けると、応力緩和するようにクリープ変形
するという特性を有している。一方、マイコンメータの
遮断弁としてこの種の遮断弁が使用される場合は、通常
開弁状態であるため、係止部15に付勢体10の反力が
常時印加され、移動体7の外周突起7aや弁体9の内周
突起9dに応力が印加された状態がガスメータの使用期
間のほぼ大半継続することになる。したがって、この種
の移動体7と弁体9との間に付勢体10を配した遮断弁
においては、付勢体10の反力による外週突起7aと内
周突起9dのクリープ変形を少量にとどめ、その使用期
間において係止部15が充分な構造強度を有し、付勢体
10の動作を妨げることなくガスを遮断できる信頼性が
確保されなければならない。
【0014】しかしながら、上記の従来の遮断弁では、
内周壁9eが外側に広がるクリープ変形を防止する手段
がなく、長期間付勢体10の反力を受け続けることによ
って、係合部15が外れ弁体9が弁座21に当接できな
くなってガスを遮断できなくなる可能性があった。さら
に、この遮断弁のような構成の場合、組立可能にするた
めに弁体9の内周突起9dおよび内周壁9eにいたる縦
割り溝が形成されることが一般的であり、この場合内周
壁9eの強度がさらに低下するだけでなく、図5に示し
たように、弁体9がガスの動圧などによって偏心荷重P
を受け角度θ傾いた場合、縦割り溝幅が拡大しより係合
部15が外れやすくなるといった課題を有していた。
【0015】また、上記の従来の遮断弁では、弁ゴム板
9aは中央に穴を有し、その穴に弁ゴム保持部9bを圧
入することで弁ゴム板9aと弁ゴム保持部9bを気密に
保持し、さらに弁ゴム押え9cを弁ゴム保持部9bの先
端突起に圧入することで構造を保持しているが、この弁
ゴム押え9cと弁ゴム保持部9bの先端突起の圧入部も
使用期間においてクリープ変形し弁ゴム押え9cが抜け
落ち、弁ゴム板9aと弁ゴム保持部9bとの気密構造を
維持できなくなる可能性があるという課題があった。加
えて、弁ゴム保持部9bは、低分子炭化水素である燃料
用ガスや、ガス中に微少に含まれる水分、硫化水素、二
酸化硫黄などの精製不純物である活性ガスなどの有機物
雰囲気および弁ゴム板9aを構成する合成ゴムに含まれ
る可塑剤など浸透性の高い有機化合物と接しながら厳し
い温度変化にさらされることで、材料樹脂にマイクロク
ラック、更に大きなストレスクラックが発生し、弁ゴム
板9aと弁ゴム保持部9bとの気密が破壊されたり、弁
ゴム保持部9b自身から漏れが発生する可能性があると
いった課題があった。
【0016】また、上記の遮断弁を駆動する遮断弁装置
は、弁体9が弁座21に当接すると付勢体10をあと僅
かだけ圧縮してロータ1の回転が停止するため、部品や
組み立てのばらつきによる閉弁ストロークばらつきを吸
収できず、閉弁動作中の過負荷による閉弁信号の読み飛
ばしや、閉弁後の外部衝撃による弛み等によって閉弁ス
トローク不足になり、ガス遮断信頼性が低下する可能性
があるといった課題があった。
【0017】本発明はかかる従来の課題に鑑み、偏心荷
重や長期使用における温度ストレス等によって弁体と移
動体との係合部が外れにくく、充分な構造強度を有し、
また有機化合物等のアタックで弁ゴム保持部材にクラッ
クが生じた場合でもガスを遮断可能な、高い気密信頼性
を有した遮断弁を提供することを目的とする。
【0018】また、閉弁動作中の過負荷による閉弁信号
の読み飛ばしや、閉弁後の外部衝撃による弛み等が発生
した場合でも閉弁ストローク不足になりにくい、高いガ
ス遮断信頼性を有する遮断弁装置を提供することを目的
とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、未通電で回転位置を保持可能な電動回転機
構と、前記電動回転機構の回転軸に配された送り手段
と、中心孔が前記送り手段に螺合あるいは係合可能で前
記電動回転駆動機構側に概ね円盤状のバネ受けを形成さ
れ他端に径の太い係合リング部を形成されそれらの間に
外径の細い円筒部を形成された移動体と、流路内に形成
された弁座に当接可能な概ね円盤状の弁シートと、おお
むね円盤状に形成され一端に前記弁シートを保持し、他
端に前記電動回転機構側に突出する内径が前記移動体の
係合リング部外径とほぼ等しく軸方向に縦割りが形成さ
れた円筒部を有し、この円筒部の端に内径が前記移動体
の係合リング部外径より細く前記移動体の円筒部外径と
ほぼ等しい内側に突出した係合爪を形成され、前記移動
体と係合して保持された弁シート保持部材と、前記移動
体と前記弁シート保持部材との間に圧縮して保持され内
径が前記弁シート保持部材の円筒部外径とほぼ等しいコ
イルスプリングとで遮断弁を構成したものである。
【0020】上記のように、移動体と弁シート保持部材
との係合部の外側に、内径が前記弁シート保持部材の円
筒部外径とほぼ等しいコイルスプリングを配したため、
前記円筒部がクリープ変形や偏心荷重などで外側に広が
ることを規制し、偏心荷重や長期使用における温度スト
レス等によって弁シート保持部材と移動体との係合部が
外れにくく、充分な構造強度を有している。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の遮断弁は、未通電で回転
位置を保持可能な電動回転機構と、前記電動回転機構の
回転軸に配された送り手段と、中心孔が前記送り手段に
螺合あるいは係合可能で前記電動回転駆動機構側に概ね
円盤状のバネ受けを形成され他端に径の太い係合リング
部を形成されそれらの間に外径の細い円筒部を形成され
た移動体と、流路内に形成された弁座に当接可能な概ね
円盤状の弁シートと、おおむね円盤状に形成され一端に
前記弁シートを保持し、他端に前記電動回転機構側に突
出する内径が前記移動体の係合リング部外径とほぼ等し
く軸方向に縦割りが形成された円筒部を有し、この円筒
部の端に内径が前記移動体の係合リング部外径より細く
前記移動体の円筒部外径とほぼ等しい内側に突出した係
合爪を形成され、前記移動体と係合して保持された弁シ
ート保持部材と、前記移動体と前記弁シート保持部材と
の間に圧縮して保持され内径が前記弁シート保持部材の
円筒部外径とほぼ等しいコイルスプリングとで構成され
たものである。
【0022】そして、移動体と弁シート保持部材との係
合部の外側に、内径が前記弁シート保持部材の円筒部外
径とほぼ等しいコイルスプリングを配したため、前記円
筒部がクリープ変形や偏心荷重などで外側に広がること
を規制し、偏心荷重や長期使用における温度ストレス等
によって弁シート保持部材と移動体との係合部が外れに
くく、充分な構造強度を有するすぐれた遮断弁を提供す
ることができる。
【0023】また、本発明の遮断弁は、上記構成に加え
て、弁シートが嵌通孔のない概ね円盤状で、外周に弁シ
ート保持部材側に張り出しこの弁シート保持部材の外径
より内径の小さい袋状の折り返し部を形成された可撓体
製であることを特徴とするものである。
【0024】そして、弁シートの外周部に袋状の折り返
し部を形成し、弁シート保持部材をこの折り返し部の内
側に内蔵するように保持するため弁ゴム押えが不要で、
弁ゴム押えの脱落による気密性の破壊がない。また、弁
シートに貫通穴がないため、長期使用において有機物雰
囲気中での温度ストレス等によって弁シート保持部材に
クラックが発生した場合でも漏れに至らず、高い気密信
頼性を有するすぐれた遮断弁を提供することができる。
【0025】また、本発明の遮断装置は、上記構成構成
の遮断弁と、閉弁動作時に前記遮断弁の弁シートが弁座
に当接しコイルスプリングが下死点まで圧縮された後も
さらに若干多くの信号を出力する駆動手段で構成された
ものである。
【0026】そして、閉弁動作時に前記遮断弁の弁シー
トが弁座に当接しコイルスプリングが下死点まで圧縮さ
れた後もさらに若干多くの信号を出力するため、閉弁動
作中の過負荷による閉弁信号の読み飛ばしや、閉弁後の
外部衝撃による弛み等が発生した場合でも閉弁ストロー
ク不足になりにくい安定した遮断弁装置を提供すること
ができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0028】(実施例1)図1、図2、図3はそれぞれ
本発明の実施例1の遮断弁の開弁状態、遮断動作中、閉
弁状態の断面図、図4は本発明の実施例1の遮断弁の取
り付け板、ステータ、支持フレームの形状を示す斜視図
である。
【0029】図1および図4において、概ね糸巻き状の
コイルボビン41に導線42が巻線された励磁コイル4
3と、外周に円筒部を有し内周に櫛歯状の磁極を持った
第1の電磁ヨーク44と、この電磁ヨーク44との間で
励磁コイル43を挟持するように配された概ね円盤状で
内周に櫛歯状の磁極を持った第2の電磁ヨーク45との
セットが2組、互いの第2の電磁ヨーク45の円盤部を
接触させて配されステータ46を形成している。コイル
ボビン41は合成樹脂製でポリブチレンテレフタレート
(PBT)のような耐熱性があり電気絶縁性の良好なも
のが望ましい。第1の電磁ヨーク44および第2の電磁
ヨーク45は、低炭素鋼板、電磁軟鉄板または硅素鋼板
製などの鋼板製で、表面に亜鉛メッキやアルミニウムメ
ッキ、クロム酸処理膜等の防錆処理を施されているか、
もしくは電磁ステンレス鋼板製で、経済的には亜鉛メッ
キ鋼鈑などのプリメッキ鋼鈑が望ましい。第1の電磁ヨ
ーク44と第2の電磁ヨーク45の櫛歯状の磁極は所定
の隙間を持って噛合し、また2組のセットの櫛歯は、回
転方向に他のセットの櫛歯のほぼ隙間部に位置するよう
配置されている。
【0030】ステータ46の内側に同軸に、2段の底4
7a、47bと、大小の円筒部47c、47d、大径の
円筒部47cの開放端につば47eを有するなべ状に絞
り成形された嵌通孔のない金属性の隔壁47が配されて
いる。隔壁47の材料は、非磁性ステンレス鋼鈑、銅合
金、アルミニウム合金、合成樹脂、セラミックスなどの
剛体が選択可能であるが、耐腐食性、強度、耐クリー
プ、薄肉加工性などの理由から、オーステナイト系ステ
ンレス鋼鈑を絞り加工したものが最適であり、絞り加工
後固溶化熱処理を施し、残留する内部応力と結晶粒の微
細化を除去したものが望ましい。
【0031】隔壁47の小径の円筒部47dなべ側面内
側には、中心孔48aを有する合成樹脂製の第1の軸受
48が嵌挿されている。隔壁47の円筒部47dと第1
の軸受48は締まり嵌めで嵌合している。第1の軸受4
8の嵌挿部48bと中心孔48aとの間には、薄肉化し
た波紋状の応力緩和部48cが形成されている。また、
隔壁47の底47aに当接するようストッパ48dが形
成されている。この第1の軸受48の材料は、ポリアセ
タール(POM)、ポリアミド(PA)およびポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)粉末や黒鉛粒子を配合
された各種合成樹脂などの、自己潤滑性を有する合成樹
脂が選択可能であるが、摩擦係数の低さや経済的理由か
らポリアセタールが最適である。このポリアセタールは
応力クリープが比較的大きく軟質であるため、締まり嵌
めの嵌め合いを設定する場合は、比較的大きな締め代を
設定する必要があり、例えば隔壁47の円筒部47dの
内径が8mmである場合は第1の軸受48の嵌挿部48b
の外径は8.05〜8.1mm程度が適切である。
【0032】隔壁47の大径の円筒部47cのなべ側面
の開放端側には、第2の軸受け49aと、側面に中心軸
と垂直な開放端49gを持つ円筒部49bと、外周につ
ば部49cとを同軸に有する合成樹脂製のふた49が、
つば部49cを隔壁47のつば47eに当接して嵌挿さ
れている。隔壁47の円筒部47cとふた49の嵌挿部
49eは締まり嵌めで嵌合している。ふた49の嵌挿部
49eと第2の軸受け49aとの間には、薄肉化した波
紋状の応力緩和部49dが形成されている。このふた4
9の材料としては第1の軸受48同様ポリアセタールが
最適である。隔壁47の円筒部47cとふた49の嵌挿
部49eとの締まり嵌めの嵌め合いは、後述する別の固
定手段があるため、また円盤部49fの波打ちを防止す
るために比較的ゆるめでよく、例えば隔壁47の円筒部
47cの内径が18mmである場合はふた49の嵌挿部4
9eの外径は18.02〜18.08程度が適切であ
る。ふた49の円筒部49bの内面には中心軸に平行な
凸状のリブ50が、円周上で180°離れた2カ所に形
成されている。
【0033】隔壁47の内側には、円周方向に分極着磁
された円筒形の永久磁石51と、一方の端に送りネジ5
2を形成された回転軸53と永久磁石51と回転軸53
を同軸に保持するスリーブ54とで構成されたロータ5
5が、回転軸53の送りネジ52側端をふた49の第2
の軸受け49aに、逆の端を第1の軸受48の中心孔4
8aに回転可能に緩挿されて配されている。
【0034】流体室56に取り付け可能な取り付け板5
7は、中央に中心孔57aと隔壁47の大径の円筒部4
7cの外径より若干大きな内径を持った円筒状段差部5
7bを形成され、外周部の2カ所にかぎ爪状の嵌合部5
7cを形成されている。段差部57bには隔壁47の大
径の円筒部47cの端部が挿入され、ふた49の円筒部
49bが中心孔57aを貫通して流体室56側に突出
し、円筒部47cの外周と段差部57bの内周との間に
は、合成ゴム製Oリングなどの弾性体シール部材58が
隔壁47の中心軸に対して円周方向に圧縮されて配され
ている。ふた49のつば部49cは、取り付け板57の
段差部57bの底面57dと隔壁47のつば47eとに
挟まれて保持されている。
【0035】取り付け板57のシール面57eと流体室
56との間にはシール部材69が圧縮されて保持されて
おり、取り付け板57と流体室56間を気密に保持して
いる。
【0036】取り付け板57の隔壁47側平面にはステ
ータ46が当接して配されていて、このステータ46と
隔壁47を押しつけて取り付け板57との間に挟み込ん
で、両端を取り付け板57の嵌合部57cに嵌合され
て、概ねコの字形状の支持フレーム59が配されてい
る。支持フレーム59にはステータ46に係合可能な係
合部59bが形成され、ステータ46の回転を防止して
いる。なお、この例では係合部59bは背面から見ると
凸字形状であり、先端部を電磁ヨーク44に開口した孔
に差し込んで係合し、凸字の段差部で電磁ヨーク44を
取り付け板57側へ付勢している。ステータ46とシー
ル部材58との間には、シール部材58が取り付け板5
7の段差部57bから脱落することを防止するバックア
ップリング60が配されている。取り付け板57、支持
フレーム59の材質は表面処理された鋼板、ステンレス
鋼板、銅合金板、アルミニウム合金板など耐ガス性、耐
腐食性と、強度を持った剛体材料であり、経済的理由か
ら表面処理された鋼板が選択しやすい。
【0037】流体室56内に配された移動体61は、中
心孔61aが回転軸53の送りネジ52に螺合し、ステ
ータ46側に概ね円盤状のバネ受け61bを形成され、
他端に径の太い係合リング部61cを形成され、それら
の間に径の細い円筒部61dを形成されている。バネ受
け61bの外周には、ふた49のリブ50と係合可能な
凹状部61eが、円周上で90°の間隔に4カ所に成形
されている。この凹状部61eがリブ50と係合するこ
とで、移動体61と軸受49との回転が防止され、送り
ネジ52の回転動作が移動体61の前後動作に変換され
る。移動体61の材料は、ポリアセタール(POM)、
ポリアミド(PA)およびポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)粉末や黒鉛粒子を配合された各種合成樹脂
などの、自己潤滑性を有する合成樹脂が選択可能である
が、摩擦係数の低さや経済的理由からポリアセタールが
最適である。
【0038】弁体62は、流体室56内に形成された弁
座65に当接可能な概ね円盤状で合成ゴムなどの可撓体
性の弁シート63と、弁シート63のステータ46側の
面に当接して配された合成樹脂など剛体製の弁シート保
持部材64とで構成されている。弁シート63は貫通孔
がない円盤状で、外周に弁シート保持部材64側に張り
出しこの弁シート保持部材64の外径より内径の小さい
袋状の折り返し部63aを形成し、弁シート保持部材6
4を抱き込むようにして遊嵌している。弁シート保持部
材64は、ステータ46側に突出し、内径が移動体61
の係合リング部61cの外径とほぼ等しく軸方向に縦割
り64aが形成された円筒部64bを有し、この円筒部
64bの端に、内径が移動体61の係合リング部61c
外径より細く移動体61の円筒部61d外径とほぼ等し
い、内側に突出した係合爪64cを有し、移動体61と
係合して配されている。弁シート保持部材64の円筒部
64b先端と移動体61のバネ受け61bとの間には隙
間69が設けられている。弁シート保持部材64の材料
は、ポリアセタール(POM)、ポリアミド(PA)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)といった、耐ガ
ス性を有する合成樹脂材料が望ましい。
【0039】移動体61と弁シート保持部材64との間
には、弁シート保持部材64の円筒部64b外径とほぼ
等しい内径を有するコイルスプリング66が圧縮して保
持されている。
【0040】そして、この移動体61と弁体62とで弁
機構を構成しており、開弁側の移動下死点においてはふ
た49の開放端49gと、弁シート保持部材64の裏面
64dが当接し、かつ、ふた49と移動体61の間には
隙間を有するよう軸方向の長さを設定されている。
【0041】ロータ55のスリーブ54と第1の軸受4
8、ふた49との間には、ポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)や黒鉛粒子を配合したポリアミド(PA)
などの自己潤滑性を有する合成樹脂製のスラストワッシ
ャ67、68が配されている。
【0042】次にこの実施例1の遮断弁の動作、作用に
ついて説明する。
【0043】ガスの使用状態が異常でなく、各種センサ
ーからの信号が危険を示していない時、マイコンメータ
の制御部(図示せず)からの通電はなく、遮断弁は図1
に示したように移動体61はステータ46側にあり、弁
体62は弁座65から離れた開弁状態を保持し、ガスが
流通可能である。
【0044】ガスの使用状態が異常であるか、各種セン
サーからの信号が危険を示している時、マイコンメータ
の制御部駆動は駆動手段(図示せず)を介して励磁コイ
ル43の各導線42に位相差を持ったパルス状電流を印
加し、ロータ55を正回転させる。移動体61は凹状部
61eがリブ50と係合し回転を防止されているため、
ロータ55に連動した送りネジ52の回転動作は移動体
61の前後動作に変換され、移動体61と係合している
弁体62は、弁シート63が弁座65に当接する位置に
移動し、図2に示した状態になる。さらに移動体61が
弁座65側に前進すると、コイルスプリング66がより
圧縮され、弁シート保持部材64の円筒部64b先端と
移動体61のバネ受け61bとが当接し、弁シート63
が撓み、圧縮され、ついに移動体61の反発力が送りネ
ジ52の推力より大きくなり、ロータ55の回転が停止
する。制御手段はコイルスプリング66下死点まで圧縮
された後もさらに若干多くの信号を出力する。こうし
て、弁体62は弁座65にコイルスプリング66で付勢
され、ガスが遮断される。この閉弁状態の遮断弁を図3
に示した。
【0045】この後、マイコンメータの制御部が通電を
停止しても、ロータ55は保持トルクのため状態を保持
し、したがって弁体62は弁座65にコイルスプリング
66で付勢された閉弁状態を保持する。
【0046】各種センサーからの信号から危険が解除さ
れ復帰可能とマイコンメータの制御部が判断した場合
や、ガス利用者が危険状態を復旧し、メータやリモート
コントロール盤に設けられた復帰スイッチを操作した場
合、ガス供給業者などが通信による遠隔復帰命令を発信
した場合などには、マイコンメータの制御部は励磁コイ
ル43の各導線42に逆位相差を持ったパルス状電流を
印加し、ロータ55を逆回転させる。すると送りネジ5
2に送られて移動体61はステータ46側に移動し、弁
体62は弁座65から離脱し、ガスが流通可能になる。
移動体61はさらにステータ46側に移動し、ついに弁
体62の弁シート保持部材64の裏面64dがふた49
の円筒部49bの開放端49gに当接し移動下死点とな
ってロータ55の回転が停止する。この後マイコンメー
タの制御部が通電を停止しても、ロータ55は保持トル
クのため状態を保持し、図1に示した開弁状態を保持す
る。
【0047】さて、この種の遮断弁は、一般的に屋外に
設置されるガスメータに取り付けられ、夏の直射日光下
での50℃を超過する温度から、厳冬期の−20℃を下
回る温度までの厳しい温度変化にさらされることにな
る。このような環境下で、ガスメータの使用期間(一般
に10年間)中破壊しない構造強度と、マイコンメータ
ーのマイクロコンピュータがガスの使用状態を異常使用
と判断した場合や、地震センサ、ガス圧力センサ、ガス
警報器、一酸化炭素センサなどのセンサの状況を監視し
危険状態と判断した場合は、ガスを確実に遮断できる高
い信頼性が要求されている。
【0048】本実施例の遮断弁は、移動体61と弁シー
ト保持部材64との係合部の外側、すなわち係合爪64
cの外側に、内径が弁シート保持部材64の円筒部64
b外径とほぼ等しいコイルスプリング66を配したた
め、円筒部64bがクリープ変形や偏心荷重などで外側
に広がることを規制し、偏心荷重や長期使用における温
度ストレス等によって弁シート保持部材64と移動体6
1との係合部が外れにくく、充分な構造強度を有するす
ぐれた遮断弁を提供することができる。
【0049】また、弁シート63の外周部に袋状の折り
返し部63aを形成し、弁シート保持部材64をこの折
り返し部63aの内側に内蔵するように保持するため弁
ゴム押えが不要で、弁ゴム押えの脱落による気密性の破
壊がない。また、弁シート63に貫通穴がないため、長
期使用において有機物雰囲気中での温度ストレス等によ
って弁シート保持部材64にクラックが発生した場合で
も漏れに至らず、高い気密信頼性を有するすぐれた遮断
弁を提供することができる。
【0050】また、この遮断弁を駆動する駆動装置(図
示せず)は、閉弁動作時に弁シート63が弁座65に当
接しコイルスプリング66が下死点まで圧縮された後も
さらに若干多くの信号を出力するため、閉弁動作中の過
負荷による閉弁信号の読み飛ばしや、閉弁後の外部衝撃
による弛み等が発生した場合でも閉弁ストローク不足に
なりにくい安定した遮断弁装置を提供することができ
る。
【0051】なお、図1において、ふた49にリブ50
を設け、移動体61に凹状部61eを設けるとしたが、
第2の軸受に溝を設け、移動体に凸状部を設けて係合さ
せ回転防止手段としてもよい。また、励磁コイル43、
第1の電磁ヨーク44、第2の電磁ヨーク45のセット
は2セットとしたが、3セットでも、より多数でもよ
い。また、シール部材58は径方向に圧縮されて配され
るとしたが、軸方向の圧縮でも良い。ただし、この場合
はふた49のつば49cがクリープ変形することによっ
てシール部材58の圧縮率が小さくなる可能性が大きい
ので、シール部材58の軸方向の圧縮率を左右する部分
にはつば49c等の合成樹脂を介在させないよう形成す
ることが必要である。また、スラスト軸受は滑り軸受で
あるスラストワッシャ67、68としたが、ボールベア
リングなどの転がり軸受でもよい。ただし、マイコンメ
ータの遮断弁の場合は、長期間にわたって開弁静止状態
で放置されることが多いため、潤滑油の使用は好ましく
ない。また、送り手段は送りねじとしたが円筒カムなど
でもよい。また、送り手段と移動体は雄ネジと雌ネジと
したが、ウォームとラックの組み合わせでもよい。
【0052】弁シート63は弁シート保持部材64を抱
き込んでいるとしたが、中央で嵌合してもよく、弁シー
ト保持部材に中心軸を形成して弁シートを気密に貫通さ
せ別の固定部材で締結してもよい。ただし、この場合は
本発明の請求項2に記載された、弁ゴム押えの脱落によ
る気密性の破壊がない効果や、長期使用において有機物
雰囲気中での温度ストレス等によって弁シート保持部材
にクラックが発生した場合でも漏れに至らない効果は実
現できない。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように本発明の
遮断弁によれば次の効果を奏する。
【0054】移動体と弁シート保持部材との係合部の外
側に、内径が弁シート保持部材の円筒部外径とほぼ等し
いコイルスプリングを配したため、円筒部がクリープ変
形や偏心荷重などで外側に広がることを規制し、偏心荷
重や長期使用における温度ストレス等によって弁シート
保持部材と移動体との係合部が外れにくく、充分な構造
強度を有するすぐれた遮断弁を提供することができる。
【0055】また、弁シートの外周部に袋状の折り返し
部を形成し、弁シート保持部材をこの折り返し部の内側
に内蔵するように保持するため弁ゴム押えが不要で、弁
ゴム押えの脱落による気密性の破壊がない。また、弁シ
ートに貫通穴がないため、長期使用において有機物雰囲
気中での温度ストレス等によって弁シート保持部材にク
ラックが発生した場合でも漏れに至らず、高い気密信頼
性を有するすぐれた遮断弁を提供することができる。
【0056】さらにまた、閉弁動作時に前記遮断弁の弁
シートが弁座に当接しコイルスプリングが下死点まで圧
縮された後もさらに若干多くの信号を出力するため、閉
弁動作中の過負荷による閉弁信号の読み飛ばしや、閉弁
後の外部衝撃による弛み等が発生した場合でも閉弁スト
ローク不足になりにくい安定した遮断弁装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の遮断弁の開弁状態の断面図
【図2】同遮断弁の遮断動作中の断面図
【図3】同遮断弁の閉弁状態の断面図
【図4】従来の遮断弁の開弁状態の断面図
【図5】同遮断弁の弁体近傍の断面図
【符号の説明】
46 ステータ(電動回転機構) 55 ロータ(電動回転機構) 53 回転軸 52 送りネジ(送り手段) 61 移動体 61b バネ受け 61c 係合リング部 61d 円筒部 63 弁シート 63a 折り返し部 64 弁シート保持部材 64a 縦割り 64b 円筒部 64c 係合爪 65 弁座 66 コイルスプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未通電で回転位置を保持可能な電動回転
    機構と、前記電動回転機構の回転軸に配設された送り手
    段と、中心孔が前記送り手段に螺合あるいは係合可能で
    前記電動回転駆動機構側にバネ受けを形成し他端に径の
    太い係合リング部を形成し、これらの間に外径の細い円
    筒部を形成した移動体と、流路内に形成した弁座に当接
    可能な弁シートと、一端に前記弁シートを保持し、他端
    に前記電動回転機構側に突出する内径が前記移動体の係
    合リング部の外径とほぼ等しく軸方向に縦割りが形成さ
    れた円筒部を有し、この円筒部の端に内径が前記移動体
    の係合リング部の外径より細く前記移動体の円筒部の外
    径とほぼ等しい内側に突出した係合爪を形成し、前記移
    動体と係合して保持した弁シート保持部材と、前記移動
    体と前記弁シート保持部材との間に圧縮して保持され、
    内径が前記弁シート保持部材の円筒部の外径とほぼ等し
    いコイルスプリングとで構成した遮断弁。
  2. 【請求項2】 弁シートは概ね円盤状で、外周に弁シー
    ト保持部材側に張り出し前記弁シート保持部材の外径よ
    り内径の小さい袋状の折り返し部を形成した可撓体であ
    る請求項1記載の遮断弁。
  3. 【請求項3】 閉弁動作時に前記遮断弁が弁座に当接し
    コイルスプリングが下死点まで圧縮した後もさらに信号
    を出力する駆動手段で構成された請求項1又は2記載の
    遮断弁。
JP2000381880A 2000-12-15 2000-12-15 遮断弁 Expired - Fee Related JP4626051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000381880A JP4626051B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 遮断弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000381880A JP4626051B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 遮断弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002181218A true JP2002181218A (ja) 2002-06-26
JP4626051B2 JP4626051B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=18849801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000381880A Expired - Fee Related JP4626051B2 (ja) 2000-12-15 2000-12-15 遮断弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4626051B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004150510A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遮断弁
JP2013511006A (ja) * 2009-11-13 2013-03-28 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 電動アクチュエータとともに使用するための結合装置
CN113153866A (zh) * 2021-04-27 2021-07-23 哈尔滨工程大学 一种用于高速回转体水下破冰的驱动系统

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63297880A (ja) * 1987-05-28 1988-12-05 Nippon Denso Co Ltd 流量制御装置
JPH029386U (ja) * 1988-07-04 1990-01-22
JPH0450566A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Mitsubishi Electric Corp 制御弁装置
JPH0478386A (ja) * 1990-07-19 1992-03-12 Ranco Japan Ltd 流量制御弁
JPH08159322A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Tohoku Oki Denki Kk 流体遮断装置
JPH1089520A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd アクチュエータ

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63297880A (ja) * 1987-05-28 1988-12-05 Nippon Denso Co Ltd 流量制御装置
JPH029386U (ja) * 1988-07-04 1990-01-22
JPH0450566A (ja) * 1990-06-15 1992-02-19 Mitsubishi Electric Corp 制御弁装置
JPH0478386A (ja) * 1990-07-19 1992-03-12 Ranco Japan Ltd 流量制御弁
JPH08159322A (ja) * 1994-12-09 1996-06-21 Tohoku Oki Denki Kk 流体遮断装置
JPH1089520A (ja) * 1996-09-12 1998-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd アクチュエータ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004150510A (ja) * 2002-10-30 2004-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 遮断弁
JP2013511006A (ja) * 2009-11-13 2013-03-28 フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー 電動アクチュエータとともに使用するための結合装置
CN113153866A (zh) * 2021-04-27 2021-07-23 哈尔滨工程大学 一种用于高速回转体水下破冰的驱动系统
CN113153866B (zh) * 2021-04-27 2022-07-12 哈尔滨工程大学 一种用于高速回转体水下破冰的驱动系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4626051B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7210665B2 (en) Actuator integrally provided with fail-safe function
KR100936561B1 (ko) 차단 밸브
JP4103388B2 (ja) 流体制御装置
JP4449945B2 (ja) 遮断弁
JP2002181218A (ja) 遮断弁
JP4449207B2 (ja) 遮断弁
JP4461539B2 (ja) 遮断弁
JP4547751B2 (ja) 遮断弁
JP4701489B2 (ja) 遮断弁
US20020135248A1 (en) Sealed motor rotor with ball bearing
JP4449944B2 (ja) 遮断弁
JP3158343B2 (ja) 双方向流体弁モータおよびその製造方法
JP4997662B2 (ja) 遮断弁
JP2003222259A (ja) 遮断弁
JP4821063B2 (ja) 遮断弁
US6681799B2 (en) Exhaust gas regulator including an overmolded housing
JP2004360762A (ja) 電動弁
JP2006258300A (ja) 遮断弁
JP2004347021A (ja) 遮断弁
JP2004169879A (ja) 遮断弁
JP2003227575A (ja) 電動流量制御弁
JP2004092801A (ja) 電動弁
JP2012102798A (ja) 遮断弁
JP2001336655A (ja) 遮断弁
KR20220069140A (ko) 수소 연료전지 자동차의 유체 배출용 로터리 액츄에이터

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070129

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070214

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100316

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101012

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees