JP2002180107A - 傾斜複合材の製造方法 - Google Patents
傾斜複合材の製造方法Info
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Abstract
合材の高硬度領域を拡大する。 【解決手段】金属の粒子と非酸化物セラミックスの粒子
の混合粉末を成形して成形体とし、この成形体を焼結し
て多孔質焼結体とする。必要に応じて、この多孔質焼結
体の内部に触媒含有溶液を含浸し、その後、該多孔質焼
結体の表面の一部にコーティング膜を形成する。さら
に、コーティング膜が形成された多孔質焼結体を窒素雰
囲気中で再焼結して緻密化し、製品としての緻密焼結体
(傾斜複合材)とする。
Description
方法に関し、一層詳細には、表面から内部に指向して硬
度が変化する傾斜複合材の製造方法に関する。
は、種々の分野で広汎に使用されている。例えば、コバ
ルトと炭化タングステンが焼結されてなる炭化タングス
テン−コバルト系超硬合金や、モリブデンと炭化チタン
が焼結されてなる炭化チタン系サーメットは、切削工具
の刃具として採用されている。
は、金属とセラミックスの組成比に依存して変化する。
すなわち、金属の組成比が高くなるほど強度および靱性
が向上し、一方、金属の組成比が低くなるほど硬度が向
上する。したがって、金属とセラミックスの組成比は、
複合材が所望の特性となるように選定される。例えば、
上記したような刃具においては、硬度や耐摩耗性を確保
して長寿命化を図るために、金属の組成比を低くする傾
向にある。
は、高硬度および高耐摩耗性を有する一方、靱性が低
い。したがって、この種の刃具を使用した場合には、該
刃具に割れや欠けが生じることが懸念される。しかしな
がら、靱性が高い刃具には、耐摩耗性が低く寿命が短い
という不具合がある。
である傾斜複合材から刃具を構成することが提案されて
いる。この場合、表面が高硬度であるので長寿命を有
し、かつ内部が高靱性であるので割れや欠けが生じ難い
刃具となるからである。なお、この刃具においては、硬
度が表面から内部に指向して低下するとともに、靱性が
表面から内部に指向して上昇する。
とセラミックスの粒子との緻密焼結体が作製され、次い
で、面荒れのない平滑な表面を得るために、該緻密焼結
体の表面から少なくとも0.5〜1mm程度が加工にて
除去されることにより製造されている。
密焼結体の硬度は、表面が最も高い。すなわち、傾斜複
合材を製造するに際しては、緻密焼結体の最も高硬度な
部位が除去されている。このため、製品としての傾斜複
合材では、高硬度な部位の厚みが小さくなるという不具
合がある。
得るためには、形状が大なる成形体を作製した後に該成
形体を焼結することが有効であるかのように考えられ
る。しかしながら、この場合、成形体の内部では焼結が
起こり難くなる。したがって、緻密焼結体を効率よく得
ることができなくなるので、傾斜複合材の生産効率が低
下してしまうという不具合を招く。
されたもので、高硬度な部位の厚みが大きく、このため
に加工により表面が除去された場合であっても新たに露
呈した表面がなお高硬度である傾斜複合材を得ることが
可能な傾斜複合材の製造方法を提供することを目的とす
る。
めに、本発明は、W、Cr、Mo、Ti、V、Zr、H
fの炭化物、窒化物または炭窒化物からなる群から選択
された少なくとも1種をセラミックスとして含有し、か
つFe、Ni、Co、Al、Crまたはこれらの中の2
種以上で構成される合金からなる群から選択された少な
くとも1種を金属として含有するとともに、表面から内
部に指向して強度が変化する傾斜複合材を製造する傾斜
複合材の製造方法であって、前記セラミックスの粒子と
前記金属の粒子とが混合されてなる混合粉末を成形して
成形体とする成形工程と、前記成形体を焼結して多孔質
焼結体とする一次焼結工程と、前記多孔質焼結体の表面
の一部にコーティング膜を形成する被覆工程と、前記コ
ーティング膜が形成された前記多孔質焼結体を窒素雰囲
気中で再焼結して緻密焼結体とする二次焼結工程とを有
することを特徴とする。なお、ここでいう「表面の一
部」には、コーティング膜が形成された領域に比してコ
ーティング膜が形成されていない領域が狭い場合のみな
らず、広い場合も含まれる。要するに、コーティング膜
が形成されていない領域が多孔質焼結体に残留している
状態であればよい。
粒子の粒成長を阻害する。本発明においては、コーティ
ング膜が形成された領域では多孔質焼結体の内部に窒素
が浸透することが著しく抑制される。したがって、該多
孔質焼結体の内部におけるセラミックスの粒子の粒成長
が阻害されることがない。このため、コーティング膜が
形成された領域では表面から内部に亘ってセラミックス
の粒子が良好に成長した傾斜複合材を得ることができ
る。このような領域では、強度が向上している。
ることにより、窒素の多孔質焼結体内部への浸透箇所が
調整される。これにより、所望の特性を有する傾斜複合
材を得ることができる。
としては、W、Cr、Mo、Ti、V、Zr、Hf、B
の炭化物、窒化物、炭窒化物、または炭素のいずれかを
挙げることができる。これらは上記したセラミックスの
粒子の粒成長促進剤として機能するので、コーティング
膜直下に位置するセラミックスの粒子が一層良好に粒成
長するからである。
成することが可能であることから、構成材料が六方晶系
窒化ホウ素(h−BN)であることが好ましい。
前記多孔質焼結体の内部に触媒含有溶液を含浸させる含
浸工程を行うことが好ましい。これにより、コーティン
グ膜のみを形成して二次焼結工程を行う場合に比して強
度および硬度、靱性が一層向上するからである。
としてはFe、Ni、Co、Mn、Cr、Mo、Tiま
たはランタノイドを好適な例として挙げることができ
る。
クスの粒子と前記金属の粒子との割合は、重量比で6
0:40〜95:5とすることが好ましい。セラミック
スの粒子が60重量部未満でかつ金属の粒子が40重量
部を超えると、セラミックスの粒子の粒成長が起こり難
くなる。また、セラミックスの粒子が95重量部を超え
かつ金属の粒子が5重量部未満であると、製品としての
傾斜複合材を得ることが容易でなくなるからである。
製造方法につき添付の図面を参照して詳細に説明する。
のフローチャートを図1に示す。この製造方法は、成形
体を得る成形工程S1と、前記成形体を焼結して多孔質
焼結体とする一次焼結工程S2と、前記多孔質焼結体の
内部に触媒含有溶液を含浸する含浸工程S3と、前記多
孔質焼結体の表面の一部にコーティング膜を形成する被
覆工程S4と、前記多孔質焼結体を再焼結して緻密焼結
体とする二次焼結工程S5とを備える。
スの粒子と金属の粒子の混合粉末を調製する。
W、Cr、Mo、Ti、V、Zr、Hfの炭化物、窒化
物または炭窒化物からなる群から選択された少なくとも
1種(以下、非酸化物セラミックスという)の粒子が選
定される。これら非酸化物セラミックスの粒子は、二次
焼結工程S5において、後述する粒成長促進剤の作用に
より粒成長が促進される。なお、金属の粒子としては、
Fe、Ni、Co、Al、Crまたはこれらの中の2種
以上で構成される合金からなる群から選択された少なく
とも1種の粒子が選定される。
粒子と金属の粒子との組成比は、非酸化物セラミックス
の粒子:金属の粒子=60:40〜95:5(重量比、
以下同じ)とすることが好ましい。非酸化物セラミック
スの粒子の重量比が60重量部未満でかつ金属の粒子の
重量比が40重量部を超えると、セラミックスの粒子の
粒成長が起こり難くなる。また、非酸化物セラミックス
の粒子の重量比が95重量部を超えかつ金属の粒子の重
量比が5重量部未満であると、製品としての緻密焼結体
(傾斜複合材)を得ることが容易でなくなる。
成形体を作製する。この際、成形荷重は、後述する一次
焼結工程S2において多孔質焼結体が得られるようにす
るため、金属粒子が塑性変形を起こさない程度に設定さ
れる。具体的には、成形荷重を100〜300MPa程
度とすることが好ましい。この場合、金属粒子が塑性変
形を起こすことを回避することができるので、成形体の
開気孔が閉塞されることはない。
孔が残留するように前記成形体を焼結して多孔質焼結体
とする。この時点で緻密焼結体とすると、高強度と高靱
性とを兼ね備える傾斜複合材を得ることは困難である。
結温度や時間は、金属の粒子同士の融着が起こり、該金
属の粒子同士にネックが形成された状態で終了されるよ
うに設定される。すなわち、一次焼結工程S2では、非
酸化物セラミックスの粒子同士は融着されない。このた
め、成形体が多孔質焼結体になる過程においては、体積
はほとんど変化しない。
有する触媒含有溶液を前記多孔質焼結体の内部に含浸さ
せる。具体的には、触媒含有溶液中に前記多孔質焼結体
を浸漬する。この浸漬により、触媒含有溶液が多孔質焼
結体の開気孔を介してその内部へと浸透する。
非酸化物セラミックスの粒子の粒成長を促進する物質で
あれば特に限定されるものではないが、Fe、Ni、C
o、Mn、Cr、Mo、Tiまたはランタノイド等を好
適な例として挙げることができる。触媒含有溶液として
は、上記した金属を含有する金属塩を溶媒に溶解したも
のや有機金属溶液を使用すればよい。
解されることにより単一分子またはイオンにまで解離さ
れる。したがって、含浸工程S3においては、単一分子
またはイオンにまで解離された触媒が多孔質焼結体の内
部に均一に分散される。このため、二次焼結工程S5に
おける非酸化物セラミックスの粒子の粒成長は、多孔質
焼結体の表面から内部に亘り促進される。
より触媒含有溶液を乾燥する。または、多孔質焼結体を
加熱して触媒含有溶液を乾燥するようにしてもよい。
質焼結体の表面の一部にコーティング膜を形成する。す
なわち、前記多孔質焼結体には、コーティング膜が形成
されていない領域が残留する。なお、以下においては、
コーティング膜が形成されていない領域を非被覆領域と
表記するとともに、コーティング膜が形成された領域を
被覆領域と表記する。後述するように、被覆領域では表
面から内部に亘って高硬度となり、一方、非被覆領域で
は内部が高靱性となる、被覆領域と非被覆領域の比は特
に限定されない。例えば、前記多孔質焼結体が直方体で
ある場合、少なくとも一端面を非被覆領域とするように
してもよい。
非酸化物セラミックスの粒子の粒成長を促進する粒成長
促進剤であることが好ましい。粒成長促進剤は、特に限
定はされないが、W、Cr、Mo、Ti、V、Zr、H
f、Bの炭化物、窒化物、炭窒化物、または炭素のいず
れかを好適な例として挙げることができる。このうち、
h−BN(六方晶系窒化ホウ素)からなるコーティング
膜は、容易にかつ低コストで形成することができるので
特に好適である。
ルエン、あるいはアセトン等の溶媒にh−BN等のよう
な粒成長促進剤が分散されてなる溶液を多孔質焼結体の
表面に噴霧した後、溶媒を揮散除去することにより形成
することができる。
の一部にコーティング膜が形成された多孔質焼結体を窒
素雰囲気中で再焼結して緻密焼結体とする。
グ膜が形成された領域では、非酸化物セラミックスの粒
子の粒成長を阻害する窒素が多孔質焼結体の内部に浸透
することが著しく抑制される。このため、多孔質焼結体
の内部に存在する非酸化物セラミックスの粒子の粒成長
は、窒素により阻害されることなく前記触媒によって促
進される。また、コーティング膜が上記したような粒成
長促進剤から構成されている場合には、コーティング膜
によっても表面近傍の非酸化物セラミックスの粒子の粒
成長が促進される。
領域では、多孔質焼結体の内部に窒素が浸透する。この
ため、多孔質焼結体の内部に存在する非酸化物セラミッ
クスの粒子は、窒素により粒成長することが抑制され
る。
被覆領域ではセラミックスの粒子が粒成長し、このた
め、該被覆領域は表面から内部に亘って高硬度かつ高強
度となる。一方、非被覆領域ではセラミックスの粒子の
粒成長が抑制されるので、該非被覆領域は高靱性な部位
となる。
と非被覆領域との比を調整することにより、該多孔質焼
結体の内部への窒素の浸透箇所を制御することができ
る。すなわち、高硬度かつ高強度な部位と高靱性な部位
を所望の割合で得ることができ、結局、所望の特性を有
する緻密焼結体(傾斜複合材)を得ることができる。
材の製造方法によれば、被覆領域と非被覆領域との比を
調整することにより所望の特性を有する傾斜複合材を製
造することができる。すなわち、高硬度かつ高強度な部
位の厚みが大きい緻密焼結体を得ることができるので、
該緻密焼結体の表面を加工して除去する場合であって
も、新たに露呈した表面は除去された領域と略同一の硬
度および強度を示す。
S1と一次焼結工程S2とを個別に行っているが、熱間
等圧成形(HIP)等のように、両工程S1、S2を同
時に行うようにしてもよい。
粒子を90重量部、平均粒径1μmのコバルト(Co)
粒子10重量部を混合して混合粉末とした。次いで、こ
の混合粉末を100MPaの成形荷重でプレス成形する
ことにより、20mm×20mm×70mmの成形体を
3個作製した。この成形体を乾燥した後、真空内におい
て900℃で30分間保持することにより多孔質焼結体
とした。
Niイオン溶液に1分間程度浸漬することにより、多孔
質焼結体の内部にNiイオンを分散させた。乾燥後、h
−BNがキシレンに分散された溶液を、図2〜図4に示
すように、多孔質焼結体10a〜10cの表面にスプレ
ー塗布した。そして、室温にて放置してキシレンを揮散
除去することによりh−BNのコーティング膜を形成し
た。なお、図2〜図4においては、直方体の多孔質焼結
体10a〜10cを展開して示し、かつコーティング膜
が形成された端面、すなわち、被覆領域を斜線で示すと
ともに参照符号12を付している。また、参照符号14
は、非被覆領域を示す。
12および非被覆領域14を有する多孔質焼結体を14
00℃で1時間保持することにより緻密化させ、3個の
緻密焼結体(傾斜複合材)を得た。
に沿って切断した後、切断面における硬度を測定した。
結果を図5〜図7に示す。なお、図5〜図7において
は、多孔質焼結体10a〜10cに対応する傾斜複合材
に参照符号16a〜16cを付し、かつ硬度が高い領域
を斜線で示している。
硬度が高く、一方、非被覆領域14の近傍では硬度が低
いことが諒解される。この理由は、非被覆領域14の近
傍では、二次焼結工程S5が行われる際に多孔質焼結体
10a〜10cの内部に浸透した窒素によりWCの粒成
長が抑制されているためであると考えられる。
傾斜複合材20を製造した。この場合、コーティング膜
は多孔質焼結体の外周壁部にのみ形成した。この傾斜複
合材20につき、上端から2.5mm(M−M’線)お
よび下端から1.5mm(N−N’線)の位置で、水平
方向に沿ってビッカース硬度および破壊靱性値を測定し
た。結果を図9、図10にそれぞれ示す。なお、ビッカ
ース硬度は外周壁部から内周壁部に指向(M→M’方向
およびN→N’方向)して示しており、一方、破壊靱性
値は内周壁部から外周壁部(M’→M方向およびN’→
N方向)に指向して示している。
壁部が高硬度であることが明らかである。また、図10
から、破壊靱性値は外周壁部と内周壁部との略中央付近
で最大となっていることが分かる。
0材に対して摺動動作させて摩擦係数μを測定したとこ
ろ、0.38であった。一方、市販品である超硬材、T
iNコーティング材およびTiCNコーティング材の同
一条件下での摩擦係数μは、それぞれ、0.67、0.
74および0.75であった。すなわち、傾斜複合材2
0の摩擦係数μは市販品に比して著しく低く、したがっ
て、加工時における発熱量が低下するとともにかじりが
生じ難い材料となる。
複合材の製造方法によれば、表面の一部にコーティング
膜が形成された多孔質焼結体を再焼結して緻密焼結体
(傾斜複合材)とするようにしている。この場合、コー
ティング膜が形成された領域ではセラミックスの粒子の
粒成長を阻害する窒素が多孔質焼結体の内部に浸透する
ことが著しく抑制される。このため、コーティング膜が
形成された領域では表面から内部に亘ってセラミックス
の粒子が良好に成長し、その結果、高硬度な部位の厚み
が大きい傾斜複合材を得ることができるという効果が達
成される。
ローチャートである。
体の展開図である。
体の展開図である。
体の展開図である。
得られた傾斜複合材の内部における硬度の変化を示す長
手方向断面図である。
得られた傾斜複合材の内部における硬度の変化を示す長
手方向断面図である。
得られた傾斜複合材の内部における硬度の変化を示す長
手方向断面図である。
る。
カース硬度の変化を示すグラフである。
壊靱性値の変化を示すグラフである。
0…傾斜複合材
Claims (6)
- 【請求項1】W、Cr、Mo、Ti、V、Zr、Hfの
炭化物、窒化物または炭窒化物からなる群から選択され
た少なくとも1種をセラミックスとして含有し、かつF
e、Ni、Co、Al、Crまたはこれらの中の2種以
上で構成される合金からなる群から選択された少なくと
も1種を金属として含有するとともに、表面から内部に
指向して強度が変化する傾斜複合材を製造する傾斜複合
材の製造方法であって、 前記セラミックスの粒子と前記金属の粒子とが混合され
てなる混合粉末を成形して成形体とする成形工程と、 前記成形体を焼結して多孔質焼結体とする一次焼結工程
と、 前記多孔質焼結体の表面の一部にコーティング膜を形成
する被覆工程と、 前記コーティング膜が形成された前記多孔質焼結体を窒
素雰囲気中で再焼結して緻密焼結体とする二次焼結工程
と、 を有することを特徴とする傾斜複合材の製造方法。 - 【請求項2】請求項1記載の製造方法において、 前記被覆工程で、W、Cr、Mo、Ti、V、Zr、H
f、Bの炭化物、窒化物、炭窒化物、または炭素のいず
れかを構成材料とするコーティング膜を形成することを
特徴とする傾斜複合材の製造方法。 - 【請求項3】請求項2記載の製造方法において、 六方晶系窒化ホウ素を構成材料とするコーティング膜を
形成することを特徴とする傾斜複合材の製造方法。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造
方法において、 さらに、前記多孔質焼結体の内部に触媒含有溶液を含浸
させる含浸工程を有することを特徴とする傾斜複合材の
製造方法。 - 【請求項5】請求項4記載の製造方法において、 前記触媒含有溶液に含有される触媒をFe、Ni、C
o、Mn、Cr、Mo、Tiまたはランタノイドとする
ことを特徴とする傾斜複合材の製造方法。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の製造
方法において、 前記セラミックスの粒子と前記金属の粒子とを60:4
0〜95:5の重量比で混合して前記混合粉末とするこ
とを特徴とする傾斜複合材の製造方法。
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