JP4143281B2 - 多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法 - Google Patents

多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4143281B2
JP4143281B2 JP2001202198A JP2001202198A JP4143281B2 JP 4143281 B2 JP4143281 B2 JP 4143281B2 JP 2001202198 A JP2001202198 A JP 2001202198A JP 2001202198 A JP2001202198 A JP 2001202198A JP 4143281 B2 JP4143281 B2 JP 4143281B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substance
powder
molded body
metal
sintered body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001202198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003020285A (ja
Inventor
光雄 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001202198A priority Critical patent/JP4143281B2/ja
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to GB0501592A priority patent/GB2408752B/en
Priority to DE10297020T priority patent/DE10297020T5/de
Priority to GB0400996A priority patent/GB2392675B/en
Priority to US10/482,485 priority patent/US7326273B2/en
Priority to CNB028132939A priority patent/CN100422362C/zh
Priority to PCT/JP2002/006483 priority patent/WO2003004712A1/ja
Publication of JP2003020285A publication Critical patent/JP2003020285A/ja
Priority to US12/000,406 priority patent/US7615185B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4143281B2 publication Critical patent/JP4143281B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2種以上の金属元素とN、さらにはCを構成元素とする多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属粉末とセラミックス粉末がともに焼結されることにより製造される複合材は、金属に由来する高靱性と、セラミックスに由来する高硬度および高強度とを兼ね備えており、種々の分野で広汎に使用されている。例えば、炭化タングステン(WC)とコバルト(Co)が焼結されてなるWC−Co系超硬合金や、炭化チタン(TiC)とモリブデン(Mo)が焼結されてなるTiC系サーメットは、切削工具の刃具として採用されている。これらには、炭化ニオブ(NbC)等がさらに配合されることもある。
【0003】
ところで、複合材の原料として使用されるセラミックス粉末は、上記したようなWCやTiC、NbC等、1種の金属元素とCとを構成元素とする2元系炭化物セラミックスや、TiN等、1種の金属元素とNとを構成元素とする2元系窒化物セラミックス等である。これらはそれ自体で充分な硬度を有しているが、用途によってはさらに高硬度なセラミックスが希求される場合がある。
【0004】
高硬度なものとしては、ダイヤモンドや正方晶系窒化ホウ素(c−BN)等が例示される。さらに、近年では、Ti、AlおよびNを構成元素とするTi−Al−N3元系セラミックスの薄膜がc−BNに匹敵する高硬度を有することが報告されている。すなわち、Ti−Al−N3元系セラミックスの硬度は、TiNまたはAlNの硬度に比して著しく高く、かつTiNとAlNとがともに焼結された焼結体に比しても高い。
【0005】
Ti−Al−N3元系セラミックスの薄膜は、物理的気相成長(PVD)法または化学的気相成長(CVD)法により作製することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ダイヤモンドやc−BNには、耐酸化性が良好ではなく、しかも、高価であるので複合材の製造コストの高騰を招くという不具合がある。そこで、化学的に安定でかつ高硬度な複合材を低コストで得るためには、Ti−Al−N3元系セラミックスのように、2種以上の金属元素とCまたはNとを構成元素とする多元系セラミックス粉末を原料として使用することが有効であると考えられる。
【0007】
しかしながら、上記したように、PVD法やCVD法により作製されたTi−Al−N3元系セラミックスの形態は薄膜であり、粉末に関してはこれまでのところ報告されていない。
【0008】
また、PVD法やCVD法により多元系セラミックス粉末を製造しようとした場合、複合材の製造コストが高騰してしまうという不具合を招く。この理由は、これらの方法では反応効率が低くかつ反応速度も遅いので、多元系セラミックス粉末の生産効率が低いからである。さらに、これらの方法には、粉末が得られるような反応条件を実験的に求める必要があり、そのために長時間を要するとともに煩雑であるという不具合が顕在化している。
【0009】
Ti−Al−N3元系セラミックス粉末を作製する別の方法としては、TiとAlの混合粉末を窒化することが想起される。しかしながら、この場合、TiNとAlNとの混合粉末が得られるのみであり、Ti−Al−N3元系セラミックス粉末を得ることはできない。
【0010】
そこで、Ti−Al2元系合金を窒化することが想起される。しかしながら、この合金は、その表面が空気中の酸素で酸化されることにより形成された酸化物膜で被覆されている。このため、Ti−Al2元系合金を内部まで窒化させることが著しく困難であるので、得られた粉末を原料としても複合材の硬度の向上はさほど認められない。
【0011】
このように、2種以上の金属元素とCまたはNとを構成元素とする多元系セラミックス粉末を製造することには著しい困難を伴っており、このため、このような多元系セラミックス粉末は未だに得られていない。
【0012】
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、2元系セラミックスを原料とする焼結体に比して高硬度を示す多元系セラミックス粉末または焼結体を容易かつ簡便に製造することが可能な多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wの群から選択される少なくとも2種の金属元素と、Nとを構成元素とする多元系セラミックス粉末の製造方法であって、
Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかの金属、合金または炭化物からなる第1の物質の粉末を含む粉末を成形して成形体とする成形工程と、
前記第1の物質を含む前記成形体に対し、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかであってかつ前記成形体を構成する前記第1の物質に構成金属元素として含まれていない金属または合金からなる第2の物質で構成される粉末を炭素材粉末ととともに塗布するか、または前記第2の物質で構成される成形体を、炭素材を介して密着させて、Nが存在する雰囲気中で熱を加えて前記第2の物質の構成元素である金属元素を前記第1の物質に拡散させるとともに該第1の物質の構成元素とNとCとを化合させることによって、前記第1の物質を含む前記成形体を、前記第1の物質の金属元素と、前記第2の物質の金属元素と、Nと、Cとを構成元素として含有する多元系セラミックスからなる多孔質焼結体とする熱処理工程と、
前記多孔質焼結体を粉砕することによって前記多元系セラミックスを粉末とする粉砕工程と、
を有することを特徴とする。
【0014】
すなわち、第2の物質を構成する金属元素が第1の物質に拡散し、かつその際に第1の物質を構成する金属元素がNと化合することによって、2種以上の金属元素とNとを構成元素とする3元系以上の多元系セラミックスが生成する。これを粉砕することにより、多元系セラミックス粉末が容易かつ簡便に得られるに至る。
【0015】
このような多元系セラミックス粉末を原料とする焼結体は、TiN、TiC、NbCあるいはWC等の2元系セラミックスを原料とする焼結体に比して高硬度を示す。また、この焼結体の相対密度は理想密度に近く、したがって、該焼結体は高強度かつ高靱性も示す。
【0016】
なお、多元系セラミックスの構成元素である金属元素が同一種であれば、炭窒化物セラミックスを原料とする焼結体は、窒化物セラミックスを原料とする焼結体に比して高硬度を示す。すなわち、多元系セラミックス粉末は、Cをも構成元素とするものであることが好ましい。
【0017】
Cを構成元素とする炭窒化物(多元系セラミックス)を得るためには、前記熱処理工程を粉末炭素材の存在下で行うようにすればよい。これにより、Cと第1の物質を構成する金属元素との化合が起こるようになる。
【0018】
なお、第1の物質は、炭化物が特に好適である
【0019】
さらに、第1の物質の粉末に窒化または炭窒化を促進する触媒を予め混合した後に、成形体を作製することが好ましい。この場合、窒化または炭窒化が効率よく進行して多元系セラミックスを効率よく得ることができるようになるからである。
【0020】
窒化または炭窒化を促進する触媒の好適な例としては、アルカリ土類金属、第VIIA族元素または第VIII族元素を構成元素とする物質を挙げることができる。
【0021】
また、本発明は、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wの群から選択される少なくとも2種の金属元素と、Nとを構成元素とする多元系セラミックスを含有する多元系セラミックス焼結体の製造方法であって、
Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかの金属、合金または炭化物からなる第1の物質の粉末を含む粉末を成形して成形体とする成形工程と、
前記第1の物質を含む前記成形体に対し、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかであってかつ前記成形体を構成する前記第1の物質に構成金属元素として含まれていない金属または合金からなる第2の物質で構成される粉末を炭素材粉末ととともに塗布するか、または前記第2の物質で構成される成形体を、炭素材を介して密着させて、Nが存在する雰囲気中で熱を加えて前記第2の物質の構成元素である金属元素を前記第1の物質に拡散させるとともに該第1の物質の構成元素とNとCとを化合させることによって、前記第1の物質を含む前記成形体を、前記第1の物質の構成元素と、前記第2の物質の構成元素と、Nと、Cとを構成元素とする多元系セラミックスを含有する焼結体とする焼結工程と、
を有することを特徴とする。
【0022】
すなわち、この場合、成形体を直接焼結させることによって焼結体が得られるに至る。
【0023】
焼結体の製造方法においても、上記した粉末の製造方法と同様に、粉末炭素材の存在下に前記焼結工程を行うことによって、Cを構成元素とする炭窒化物(多元系セラミックス)焼結体とすることができる。
【0024】
また、この場合においても、炭化物を前記第1の物質の好適な例として挙げることができる。
【0025】
なお、この焼結体は、Fe、Co、Ni、またはこれらのうちの1種以上を構成元素とする合金を含有するものであってもよい。すなわち、多元系セラミックスと金属との複合材料であってもよい。このような焼結体は、Fe、Co、Ni、またはこれらのうちの1種以上を構成元素とする合金の粉末を前記第1の物質の粉末に混合して前記成形工程および前記焼結工程を行うことによって製造することができる。
【0026】
さらに、粉末を製造する場合と同様に、第1の物質の粉末に窒化または炭窒化を促進する触媒を混合するようにしてもよい。このような触媒の好適な例としては、上述したように、アルカリ土類金属、第VIIA族元素または第VIII族元素を構成元素とする物質を挙げることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
なお、本実施の形態においていう多元系セラミックスとは、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wの群から選択された少なくとも2種以上の金属元素とNとを構成元素とする窒化物セラミックス、または、前記群中の少なくとも2種以上の金属元素とNとCとを構成元素とする炭窒化物セラミックスである。
【0029】
まず、本実施の形態に係る多元系セラミックス粉末の製造方法(以下、粉末の製法という)につき、そのフローチャートである図1を参照して説明する。この粉末の製法は、粉末を成形して成形体とする成形工程S1と、前記成形体を多元系セラミックスからなる多孔質焼結体とする熱処理工程S2と、前記多孔質焼結体を粉砕する粉砕工程S3とを有する。
【0030】
初めに、成形工程S1において、第1の物質からなる成形体を作製する。
【0031】
成形体の原材料として選定される粉末としては、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wの少なくともいずれか1種を構成元素とする物質の粉末であれば、純物質であってもよく合金または化合物であってもよい。例えば、Tiを構成元素とする物質としては、Ti粉末、TiC粉末、TiN粉末、Ti(C,N)粉末、TiO2粉末、有機Ti化合物粉末等を使用することができ、Wを構成元素とする物質としては、W粉末、W−Ti合金粉末、W23粉末、WC粉末等を使用することができる。このような粉末のうち、多元系セラミックスを特に容易に得ることができることから、窒化物、炭化物、炭窒化物が好適である。
【0032】
粉末は、単一種類の粉末であってもよいし、または、例えば、WC粉末、TiC粉末およびNbC粉末の混合粉末等、2種以上の粉末が混合された混合粉末であってもよい。すなわち、第1の物質は、単一種類からなるものであってもよいし、混合物からなるものであってもよい。
【0033】
ここで、第1の物質には、窒化または炭窒化を促進する触媒を添加することが好ましい。触媒の好適な例としては、アルカリ土類金属、第VIIA族元素または第VIII族元素を挙げることができる。第VIIA族元素としてはMnが例示され、第VIII族元素としてはFe、Co、Niが例示される。このうち、上記金属の窒化または炭窒化を促進する作用に最も優れていることから、Mnを使用することが好ましい。
【0034】
触媒の好ましい添加割合は、触媒の種類によって異なるので一義的には決定されない。例えば、Mnを使用する場合には3重量%以下、Fe、Co、Niを使用する場合には5重量%以下とすることが好ましい。前記した割合を超えて触媒を添加すると、いずれの場合においても未反応の触媒の残留量または該触媒の窒化物や炭窒化物の生成量が多くなり、焼結体の硬度を向上することが容易ではなくなる。
【0035】
ここで、触媒としては、アルカリ土類金属、第VIIA族元素または第VIII族元素の純物質だけでなく、化合物も使用することができる。例えば、Fe、Niの粉末に代替してカルボニル鉄、カルボニルニッケルの粉末を使用するようにしてもよい。このような化合物粉末は、純物質粉末に比して粒径が著しく小さい。このため、混合粉末中に均一に分散されるので、純物質粉末に比して少ない添加量で窒化または炭窒化を促進することができる。したがって、省資源化を図ることができ、結局、コスト的に有利となる。
【0036】
このようにして第1の物質の粉末を調製して、該粉末に樹脂、パラフィンおよびワックス等をバインダとしてさらに添加した後、プレス成形法等で成形することによって成形体が得られる。
【0037】
または、粉末にエチルアルコール等の溶媒を添加した後、通路が設けられた金型のキャビティに混合粉末を溶媒ごと充填し、この状態で該金型により混合粉末および溶媒に対して圧力を加えるようにしてもよい。この場合、圧力が加えられた直後に溶媒がまず流動して混合粉末と分離し、該混合粉末と金型との間に介在するようになる。その結果、混合粉末が溶媒から略均等に押圧されるようになるので、混合粉末から成形体を作製する最中にクラックや欠けが発生することが著しく抑制される。すなわち、この成形方法においては、混合粉末に対し、まず、溶媒による等圧成形が遂行される。
【0038】
加圧が進行するに従って、溶媒は、金型に設けられた前記通路を介してキャビティ外に排出される。このため、混合粉末は、次に金型で直接押圧される。このように、溶媒を排出するようにしているので、金型による混合粉末の加圧が妨げられることはない。
【0039】
そして、この場合、樹脂、パラフィンおよびワックス等を粉末に添加する必要がない。したがって、脱脂工程を省略することができるので、多元系セラミックス粉末を効率よく製造することができる。
【0040】
このようにして得られた成形体を、熱処理工程S2において、多孔質焼結体とする。すなわち、気孔を残存させる。
【0041】
この際には、例えば、第2の物質からなる部材で成形体の表面を囲繞することにより成形体に第2の物質を接触させる。または、第2の物質からなる部材上に成形体を載置するようにしてもよい。さらに、成形体の表面に第2の物質の粉末を塗布するようにしてもよい。
【0042】
なお、第2の物質としては、第1の物質に含まれていない金属元素を構成元素とするものを選定する。具体的には、成形体(第1の物質)が、WC粉末とTiC粉末との混合粉末が成形されて作製されたものである場合、第2の物質としては、WまたはTiを構成元素としないもの、例えば、AlあるいはAl合金等を選定して、成形体の表面にAlあるいはAl合金の粉末を塗布すればよい。または、AlあるいはAl合金からなる部材を成形体の外方に配置するようにしてもよい。
【0043】
ここで、第2の物質が、AlあるいはAl合金等のように表面に酸化物膜が容易に形成されるものである場合、該酸化物膜を還元するために還元剤を使用することが好ましい。還元剤としては、粉末炭素材が好適である。この場合、該粉末炭素材を源とするCも多元系セラミックスの構成元素となる。
【0044】
粉末炭素材は、AlあるいはAl合金の粉末に混合して成形体の表面に塗布すればよい。または、第1の物質の粉末に予め添加して、これを成形体とするようにしてもよい。
【0045】
この状態で、成形体を構成する第1の物質の粉末の緻密化(焼結)が進行せず、かつ第2の物質の構成元素が第1の物質に拡散する程度の温度で成形体を加熱処理する。上記の例であれば、加熱温度を1100K程度にすればよい。
【0046】
この加熱処理は、Nが存在する雰囲気中で行う。具体的には、雰囲気をN2やNH3、または両者の混合ガスとすればよい。これらの他、Ar等の不活性ガスがさらに存在していてもよい。なお、取り扱いが容易であることから、N2またはN2と不活性ガスとの混合ガスを使用することが好ましい。
【0047】
この加熱処理により、上記した場合であれば、まず、Al(第2の物質)の表面に形成された酸化物膜が還元され、該表面には、活性なAlが露呈する。このため、Alが容易に拡散することができるようになる。
【0048】
すなわち、熱処理工程S2では、活性を呈したAlがWCまたはTiC中に拡散するとともに、WCまたはTiCがNと化合する。その結果、W−Al−C−N、Ti−Al−C−Nで表される4元系炭窒化物セラミックスが生成する。また、WCとTiCの一部が反応することにより、W−Ti−Al−C−Nの5元系炭窒化物セラミックスが生成することもある。結局、前記多孔質焼結体には、前記したような多元系セラミックスが含有されている。
【0049】
なお、還元剤として粉末炭素材を使用した場合、該粉末炭素材は、酸化物膜から酸素を奪取することにより自身は酸化されてCOまたはCO2となる。これらはともにガスであるので、雰囲気ガスに同伴させることにより反応炉外に容易かつ速やかに排出することができる。
【0050】
また、余剰の粉末炭素材は、C源としても作用する。すなわち、第1の物質が純金属の粉末または窒化物の粉末である場合、粉末炭素材を源とするCがこれらに化合することにより、窒化に併せて炭化も起こる。
【0051】
最後に、粉砕工程S3において、この多孔質焼結体を粉砕することによって多元系セラミックス粉末が得られるに至る。得られた粉末に第1物質の粉末が未反応のまま残留している場合には、沈降分離等の公知の手法によって多元系セラミックス粉末と第1物質の粉末との分離を行えばよい。
【0052】
得られた多元系セラミックス粉末は、チップやバイト等の切削加工用刃具や金型等の好適な原料として使用することができる。すなわち、この多元系セラミックス粉末を単体で、あるいは金属粉末とともに成形した後に焼結させることにより、高硬度の切削加工用刃具や金型等を得ることができる。
【0053】
次に、本実施の形態に係る多元系セラミックス焼結体の製造方法(以下、焼結体の製法という)につき、そのフローチャートである図2を参照して説明する。この焼結体の製法は、粉末を成形して成形体とする成形工程S10と、該成形体を焼結して焼結体とする焼結工程S20とを有する。
【0054】
まず、成形工程S10を行う。この成形工程S10は、上記粉末の製法の成形工程S1に準拠して行えばよく、したがって、その詳細な説明を省略する。なお、多元系セラミックスと金属との複合材を得ようとする場合、第1の物質の粉末に、Fe、Co、Ni、またはこれらのうちの1種以上を構成元素とする合金の粉末をさらに混合すればよい。
【0055】
次に、焼結工程S20において成形体を焼結する。この焼結工程S20は、加熱温度を、成形体を構成する第1の物質の粉末が焼結することが可能となる温度とすることを除いて、上記粉末の製法の熱処理工程S2に準拠して行えばよい。
【0056】
すなわち、第2の物質からなる部材で成形体を囲繞することにより、または第2の物質の粉末を成形体の表面に塗布することにより、成形体を第2の物質に接触させる。勿論、焼結体の製法においても、第1の物質に含まれていない金属元素を構成元素とするものが第2の物質として選定される。また、粉末の製法と同様に、還元剤を併用してもよい。
【0057】
この状態で、成形体を構成する第1の物質の粉末が焼結を起こす温度で該成形体を加熱処理する。なお、焼結が起こる温度では、第2の物質の構成元素は容易に第1の物質に拡散する。例えば、成形体がWC粉末とTiC粉末とを含有し、かつ第2の物質がAlである場合、加熱温度を1700K程度にすればよい。なお、この焼結工程S20を、Nが存在する雰囲気中で行うことも上記粉末の製法と同様である。
【0058】
この焼結により、上記した場合であれば、AlがWCまたはTiC中に拡散するとともに、WCまたはTiCがNと化合する。その結果、W−Al−C−N、Ti−Al−C−N等の4元系炭窒化物セラミックスや、W−Ti−Al−C−Nの5元系炭窒化物セラミックスを含有する焼結体が得られる。第1の物質の粉末に金属粉末を混合して成形体とした場合、この焼結体は、多元系セラミックスと金属との複合材となる。
【0059】
以上から諒解されるように、この焼結体の製法では、予め用途に応じた形状に成形された成形体を焼結することにより、所望の形状の焼結体を容易かつ簡便に作製することができる。
【0060】
【実施例】
[実施例1〜3]
平均粒径1μmのWC粉末85.5重量部、平均粒径1.5μmのTiC粉末15重量部、平均粒径0.2μmのカルボニルニッケル粉末1重量部、Mg粉末0.5重量部を、エチルアルコールを溶媒として湿式混合した。次いで、溶媒を3重量部にまで調製した後、該混合粉末を通路が設けられた金型のキャビティに溶媒ごと充填した。なお、バインダは添加しなかった。
【0061】
そして、金型に設けられた前記通路を介してキャビティ外にエチルアルコールを排出しながら、120MPaで混合粉末を加圧することにより、直径40mm×長さ60mmの円柱状成形体を3個作製した。
【0062】
次いで、1個の円柱状成形体の表面に、Al粉末と平均粒径0.4μmのカーボンブラックとが1:3の重量比で混合された混合粉末を、厚みが1mmとなるように塗布した。これを実施例1とする。また、表面にカーボンブラックが塗布された別の円柱状成形体の側周壁部に、JIS 1N99相当材(Al合金)からなる筒状部材を密着させた。これを実施例2とする。さらに、JIS 1N99相当材からなる直径50mm×10mmのディスク体の一底面上に、表面にカーボンブラックが塗布された別の円柱状成形体を載置した。これを実施例3とする。
【0063】
次いで、これら実施例1〜3の円柱状成形体を、N2雰囲気中において図3に示す昇温パターンにて各々熱処理することにより、多孔質焼結体とした。なお、いずれの場合においても、950Kに到達するまで減圧下で昇温し、それ以降はN2圧を0.1MPaとした。
【0064】
これら多孔質焼結体をエポキシ樹脂で被覆した後に底面の直径方向に沿って切断し、さらに研磨して電子顕微鏡観察用およびX線回折測定用の試料とした。
【0065】
図4に、各多孔質焼結体の底面における直径方向に沿う一端から他端までの距離とAlの濃度との関係を示す。この図4から、実施例1〜3において、Alが略均一に拡散していることが明らかである。
【0066】
また、X線回折測定では、未知ピークが出現していることが認められた。この未知ピークは、多元系セラミックスに帰属するものであると推察される。このことから、これら多孔質焼結体を粉砕することによって多元系セラミックス粉末が得られることが諒解される。なお、X線回折測定において、Alのピークは出現しなかった。
【0067】
[実施例4〜6]
平均粒径1μmのWC粉末72.6重量部、平均粒径1.5μmのTiC粉末15重量部、平均粒径1.5μmのNbC粉末3重量部、平均粒径1.5μmのTaC粉末2重量部、平均粒径1.2μmのCo粉末7重量部、平均粒径0.2μmのカルボニルニッケル粉末0.2重量部を、エチルアルコールを溶媒として湿式混合した。次いで、溶媒を3重量部にまで調製した後、該混合粉末を通路が設けられた金型のキャビティに溶媒ごと充填した。この場合も、バインダは添加しなかった。
【0068】
そして、金型に設けられた前記通路を介してキャビティ外にエチルアルコールを排出しながら、120MPaで混合粉末を加圧することにより、直径40mm×長さ80mmの円柱状成形体を3個作製した。
【0069】
以下、実施例1〜3と同様にして試料を準備した。すなわち、1個の円柱状成形体の表面に、Al粉末と平均粒径0.4μmのカーボンブラックとが1:3の重量比で混合された混合粉末を、厚みが1mmとなるように塗布した。これを実施例4とする。また、表面にカーボンブラックが塗布された別の円柱状成形体の側周壁部に、JIS 1N99相当材(Al合金)からなる筒状部材を密着させた。これを実施例5とする。さらに、JIS 1N99相当材からなる直径50mm×10mmのディスク体の一底面上に、表面にカーボンブラックが塗布された別の円柱状成形体を載置した。これを実施例6とする。
【0070】
これら実施例4〜6の円柱状成形体を、N2雰囲気中において図5に示す昇温パターンにて各々熱処理することにより焼結させて焼結体とした。実施例4〜6においても、950Kに到達するまでは減圧下で昇温を行い、それ以降はN2圧を0.1MPaとした。
【0071】
これら焼結体を、底面の直径方向に沿って切断し、さらに研磨した後、底面近傍におけるAスケールのロックウェル硬度(HRA)を直径方向に沿って一端から他端に亘って測定した。結果を図6に示す。この図6から、実施例4〜6の焼結体の硬度が、WC焼結体やTiC焼結体に比して著しく高いことが明らかである。
【0072】
また、これら焼結体につきX線回折測定を行ったところ、実施例1〜3と略同一角度に未知ピークが出現した。このことも、多元系セラミックスが生成していることを支持するものである。
【0073】
さらに、各焼結体には気孔がほとんど残存しておらず、相対密度が略100%であることが確認された。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第2の物質の構成元素である金属元素を第1の物質に拡散させるようにしている。このため、2種以上の金属の窒化物または炭窒化物である多元系セラミックス粉末または焼結体を容易かつ簡便に、しかも、低コストで得ることができるという効果が達成される。
【0075】
このような多元系セラミックスは、WC、TiC、TiN等の2元系セラミックスに比して高硬度を示す。すなわち、本発明によれば、従来から存在する2元系セラミックスに比して高硬度を示す多元系セラミックス粉末または焼結体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る多元系セラミックス粉末の製造方法のフローチャートである。
【図2】本実施の形態に係る多元系セラミックス焼結体の製造方法のフローチャートである。
【図3】実施例1〜3において、多孔質焼結体を得る際の熱処理工程における焼成パターンである。
【図4】実施例1〜3の多孔質焼結体の底面における直径方向に沿う一端から他端までの距離とAlの濃度との関係を示すグラフである。
【図5】実施例4〜6において、多孔質焼結体を得る際の熱処理工程における焼成パターンである。
【図6】実施例4〜6の多孔質焼結体の底面における直径方向に沿う一端から他端までの距離とAスケールのロックウェル硬度との関係を示すグラフである。

Claims (7)

  1. Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wの群から選択される少なくとも2種の金属元素と、Nとを構成元素とする多元系セラミックス粉末の製造方法であって、
    Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかの金属、合金または炭化物からなる第1の物質の粉末を含む粉末を成形して成形体とする成形工程と、
    前記第1の物質を含む前記成形体に対し、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかであってかつ前記成形体を構成する前記第1の物質に構成金属元素として含まれていない金属または合金からなる第2の物質で構成される粉末を炭素材粉末ととともに塗布するか、または前記第2の物質で構成される成形体を、炭素材を介して密着させて、Nが存在する雰囲気中で熱を加えて前記第2の物質の構成元素である金属元素を前記第1の物質に拡散させるとともに該第1の物質の構成元素とNとCとを化合させることによって、前記第1の物質を含む前記成形体を、前記第1の物質の金属元素と、前記第2の物質の金属元素と、Nと、Cとを構成元素として含有する多元系セラミックスからなる多孔質焼結体とする熱処理工程と、
    前記多孔質焼結体を粉砕することによって前記多元系セラミックスを粉末とする粉砕工程と、
    を有することを特徴とする多元系セラミックス粉末の製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法において、前記第1の物質として炭化物を用いることを特徴とする多元系セラミックス粉末の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の製造方法において、前記第1の物質の粉末に窒化または炭窒化を促進する触媒としてのMn、Fe、CoまたはNiを混合することを特徴とする多元系セラミックス粉末の製造方法。
  4. Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wの群から選択される少なくとも2種の金属元素と、Nとを構成元素とする多元系セラミックスを含有する多元系セラミックス焼結体の製造方法であって、
    Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかの金属、合金または炭化物からなる第1の物質の粉末を含む粉末を成形して成形体とする成形工程と、
    前記第1の物質を含む前記成形体に対し、Ti、Al、V、Nb、Zr、Hf、Mo、Ta、Cr、Wのいずれかであってかつ前記成形体を構成する前記第1の物質に構成金属元素として含まれていない金属または合金からなる第2の物質で構成される粉末を炭素材粉末ととともに塗布するか、または前記第2の物質で構成される成形体を、炭素材を介して密着させて、Nが存在する雰囲気中で熱を加えて前記第2の物質の構成元素である金属元素を前記第1の物質に拡散させるとともに該第1の物質の構成元素とNとCとを化合させることによって、前記第1の物質を含む前記成形体を、前記第1の物質の構成元素と、前記第2の物質の構成元素と、Nと、Cとを構成元素とする多元系セラミックスを含有する焼結体とする焼結工程と、
    を有することを特徴とする多元系セラミックス焼結体の製造方法。
  5. 請求項記載の製造方法において、前記第1の物質として炭化物を用いることを特徴とする多元系セラミックス焼結体の製造方法。
  6. 請求項4または5記載の製造方法において、Fe、Co、Ni、またはこれらのうちの1種以上を構成元素とする合金の粉末を前記第1の物質の粉末に混合して前記成形工程および前記焼結工程を行うことを特徴とする多元系セラミックス焼結体の製造方法。
  7. 請求項のいずれか1項に記載の製造方法において、前記第1の物質の粉末に窒化または炭窒化を促進する触媒としてのMn、Fe、CoまたはNiを混合することを特徴とする多元系セラミックス焼結体の製造方法。
JP2001202198A 2001-07-03 2001-07-03 多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法 Expired - Fee Related JP4143281B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001202198A JP4143281B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法
DE10297020T DE10297020T5 (de) 2001-07-03 2002-06-27 Mehrkomponentenkeramikpulver, Verfahren zum Herstellen von Mehrkomponentenkeramikpulver, Sinterkörper und Verfahren zum Herstellen eines Sinterkörpers
GB0400996A GB2392675B (en) 2001-07-03 2002-06-27 Multicomponent ceramics powder, method of manufacturing multicomponent ceramics powder and sintered body
US10/482,485 US7326273B2 (en) 2001-07-03 2002-06-27 Multi-element ceramic powder and method for preparation thereof, and sintered compact and method for preparation thereof
GB0501592A GB2408752B (en) 2001-07-03 2002-06-27 Method of maunfacturing multicomponent ceramics powder or sintered body thereof
CNB028132939A CN100422362C (zh) 2001-07-03 2002-06-27 多元系陶瓷粉末及其制造方法、和烧结体及其制造方法
PCT/JP2002/006483 WO2003004712A1 (en) 2001-07-03 2002-06-27 Multi-element ceramic powder and method for preparation thereof, and sintered compact and method for preparation thereof
US12/000,406 US7615185B2 (en) 2001-07-03 2007-12-12 Multicomponent ceramics powder, method of manufacturing multicomponent ceramics powder, sintered body, and method of manufacturing sintered body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001202198A JP4143281B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003020285A JP2003020285A (ja) 2003-01-24
JP4143281B2 true JP4143281B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=19039044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001202198A Expired - Fee Related JP4143281B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4143281B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4928098B2 (ja) * 2005-08-03 2012-05-09 セイコーエプソン株式会社 強誘電体キャパシタの製造方法
JP4671039B2 (ja) * 2006-01-27 2011-04-13 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6059195B2 (ja) * 1982-05-14 1985-12-24 富士ダイス株式会社 すぐれた耐摩耗性と靭性を有する硬質焼結材料の製造法
JPH0660361B2 (ja) * 1985-05-16 1994-08-10 住友電気工業株式会社 焼結硬質合金製造法
JPS62288169A (ja) * 1986-06-06 1987-12-15 住友電気工業株式会社 チタン含有複合炭窒化物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003020285A (ja) 2003-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7615185B2 (en) Multicomponent ceramics powder, method of manufacturing multicomponent ceramics powder, sintered body, and method of manufacturing sintered body
US5348806A (en) Cermet alloy and process for its production
US20070018139A1 (en) Nanostructured titanium monoboride monolithic material and associated methods
JP2008069420A (ja) 超硬合金および被覆超硬合金並びにそれらの製造方法
JP4143281B2 (ja) 多元系セラミックス粉末または焼結体の製造方法
JP3132843B2 (ja) 高靭性高圧相窒化硼素焼結体
JP2006348386A (ja) 複合材料の製造方法
JP4105410B2 (ja) 多元系炭窒化物粉末およびその製造方法とそれを原料とする焼結体
JP4068803B2 (ja) 多元系セラミックス粉末およびその製造方法
JP3843210B2 (ja) 複合材料の製造方法
JP2004339591A (ja) W−Ti−C系複合体及びその製造方法
JP2002180107A (ja) 傾斜複合材の製造方法
JP2003048004A (ja) 複合材製圧延ロールおよびその製造方法
JP2000336451A (ja) 改質焼結合金、被覆焼結合金及びその製造方法
JP3092887B2 (ja) 表面調質焼結合金及びその製造方法
JP3872653B2 (ja) 複合材料の製造方法
JP2002338356A (ja) 多元系炭窒化物粉末およびその製造方法とそれを原料とする焼結体
JP4566296B2 (ja) 窒化チタン焼結体の製造方法
JPH08176696A (ja) ダイヤモンド分散セラミックス複合焼結体の製造方法
JP3152783B2 (ja) チタン化合物ウイスカーおよびその製造方法並びに複合材料
JP3132849B2 (ja) 高靭性高圧相窒化硼素焼結体
JP2003113438A (ja) 超硬基複合焼結体製金型
JPH08260129A (ja) 立方晶窒化ホウ素複合サーメット工具とその製造方法
GB2408752A (en) Multicomponent sintered body and ceramic powder made therefrom
JP2002180151A (ja) 複合材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080307

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080616

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees