JP2002180059A - 高水分含有率の有機物廃材の炭化処理方法 - Google Patents

高水分含有率の有機物廃材の炭化処理方法

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Shigeru Kitano
滋 北野
Mitsuaki Namisa
光章 波佐
Manabu Mizawa
学 見澤
Kazuhiko Yokoyama
和彦 横山
Yoshiyuki Shinba
良行 榛葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エネルギー消費の少ない有機物廃材の炭化処
理方法を提供する。 【解決手段】 高水分含有率の有機物廃材を、脱水し、
常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留
することを特徴とする有機物廃材の炭化処理方法にあ
り、この方法によると、従来法に比して、大量に発生す
る有機物廃材を、エネルギー量を節約して炭化処理する
ことができ、安価な炭を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高水分含有の有機
物廃材の処理方法に関し、特に、水分含有率が90重量
%以上の高水分含有の有機物廃材、即ち、生ごみ、野菜
屑、畜糞、絞り粕若しくは活性汚泥又はこれら二以上の
混合物についての処理方法に関する。また、本発明は、
高水分含有の有機物廃材の炭化処理方法に関し、特に、
水分含有率が90重量%以上の高水分含有の有機物廃材
の生ごみ、野菜屑、畜糞、絞り粕若しくは活性汚泥又は
これら二以上の混合物についての炭化処理方法に関す
る。本発明は、高水分含有の有機物廃材から土壌改良機
能を有する堆肥を製造する有機物廃材の処理方法に関
し、特に、水分含有率が90重量%以上の高水分含有の
有機物廃材、即ち、生ごみ、野菜屑、畜糞、絞り粕若し
くは活性汚泥又はこれら二以上の混合物から土壌改良機
能を有する堆肥を製造する有機物廃材の処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生ごみ、野菜屑、畜糞、絞り粕又は下水
汚泥等の、水分含有率が60重量%以上の高水分含有率
の有機物廃材、特に水分含有率が90重量%以上の高水
分含有率の有機物廃材は、コンポスト化処理、焼却処理
又は炭化処理などされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、水分
含有率が90重量%以上の高水分含有率の有機物廃材を
炭化処理する場合、脱水及び乾燥して炭化されている。
このように水分含有率が高い有機物廃材は、脱水して
も、その水分含有率は、70重量%以上と高いために炭
化処理するには、その水分含有率を40重量%程度にま
で下げなければならず、乾燥に要する燃料費は多大であ
り問題とされている。本発明は、従来の高水分含有率の
有機物廃材の処理についての問題点を解決することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エネルギー消
費の少ない高水分含有率の有機物廃材の処理方法を提供
することを目的としている。即ち、本発明は、高水分含
有率の有機物廃材を、常温以上の温度下で醗酵させ、こ
の醗酵生成物を、乾留することを特徴とする有機物廃材
の処理方法にあり、また、本発明は、高水分含有率の有
機物廃材に、炭素粒子を混合して、有機物廃材の水分含
有率を調整し、水分含有率が調整された有機物廃材を、
常温以上の温度下で醗酵させることを特徴とする有機物
廃材の処理方法にあり、さらに、本発明は、高水分含有
率の有機物廃材に、炭素粒子を混合して、有機物廃材の
水分含有率を調整し、水分含有率が調整された有機物廃
材を、常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物
を、乾留することを特徴とする有機物廃材の処理方法に
あり、さらにまた、本発明は、高水分含有率の有機物廃
材に、炭素粒子を混合して、有機物廃材の水分含有率を
調整し、水分含有率が調整された有機物廃材を、常温以
上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留し、乾
留時に発生する常温以上の温度を有するガスで水分含有
率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度に加熱し
て、醗酵させすることを特徴とする有機物廃材の処理方
法にある。
【0005】そしてまた、本発明は、高水分含有率の有
機物廃材を、脱水し、常温以上の温度下で醗酵させ、こ
の醗酵生成物を、乾留することを特徴とする有機物廃材
の処理方法にあり、さらに、本発明は、高水分含有率の
有機物廃材を、脱水し、この脱水された有機物廃材に炭
素粒子を混合して、有機物廃材の水分含有率を調整し、
水分含有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度
下で醗酵させることを特徴とする有機物廃材の処理方法
にあり、さらにまた、本発明は、高水分含有率の有機物
廃材を、脱水し、この脱水された有機物廃材に炭素粒子
を混合して、有機物廃材の水分含有率を調整し、水分含
有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度下で醗
酵させ、この醗酵生成物を、乾留することを特徴とする
有機物廃材の処理方法にあり、さらに加えて、本発明
は、高水分含有率の有機物廃材を、脱水し、この脱水さ
れた有機物廃材に炭素粒子を混合して、有機物廃材の水
分含有率を調整し、水分含有率が調整された有機物廃材
を、常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、
乾留し、乾留時に発生する常温以上の温度を有するガス
で水分含有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温
度に加熱して、醗酵させすることを特徴とする有機物廃
材の処理方法にあり、さらに、本発明は、80重量%以
上の高水分含有率の有機物廃材を75重量%以下に脱水
し、この脱水された有機物廃材に炭を加えて65重量%
以下の水分含有率に調整し、この水分調整された醗酵生
成物を、常温以上の温度下で醗酵させて、水分含有率が
50重量%以下の醗酵生成物を形成し、この醗酵生成物
を、550℃以下の温度で乾留することことを特徴とす
る有機物廃材の処理方法にある。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、高水分含有率の
有機物廃材は、60重量%以上の高水分含有率の、例え
ば、生ゴミ、野菜屑,畜糞、ジュースや澱粉製造時の絞
り粕及び下水汚泥等の有機物廃材を意味する。水分含有
率が50乃至60重量%程度の有機物廃材の場合、一般
に微生物の活動が大きいので、本発明においては、高水
分含有率の有機物廃材を醗酵処理するために、高水分含
有率の有機物廃材は、脱水処理される。例えば、水分含
有率が90重量%以上の高水分含有率の有機物廃材の場
合には、スクリュープレス、ベルトプレス又は遠心脱水
機等の機械的脱水装置により、有機物廃材の水分含有率
を60重量%程度に減少させるのが好ましい。したがつ
て、高水分含有率の有機物廃材の水分含有率が60重量
%程度の場合には、脱水工程を経ることなく醗酵処理を
行うことができる。
【0007】本発明は、脱水工程を経て又は脱水工程を
経ないで、水分含有率が60重量%以下の高水分含有率
の有機物廃材を、醗酵処理するものである。本発明にお
いて、醗酵は、放線菌等の空気中の微生物による自然醗
酵により行うことができる。このような自然醗酵は、例
えば、温度が50乃至80℃の範囲内の温度で、有機物
廃材1tあたり0.1m/分乃至5m/分の送風下
に行うことができる。本発明において、有機物廃材に含
有される水分は、醗酵過程で微生物の増殖により消費さ
れて減少する。
【0008】本発明において、有機物廃材の水分含有率
が40重量%以下であれば、自燃炭化が可能なところか
ら、醗酵は、有機物廃材の水分含有率が40重量%以下
に減少したところで停止され、炭化のための乾留工程に
移される。本発明において、醗酵工程は、例えば、50
乃至80℃の温度の温風を、0.1m/分乃至5m
/分の風速で流しながら醗酵させることにより行われる
が、この温風は、少なくともその一部を、乾留工程の排
ガスで賄うことができる。このような醗酵条件での醗酵
所要日数は、有機物廃材の種類及び水分含有率の多寡に
もよるが、1乃至6ヶ月で醗酵工程を終了することがで
きる。もとより自然醗酵により脱水を行う場合も同様で
ある。
【0009】本発明においては、脱水された有機物廃材
には、水分含有率が70重量%を超える高水分含有率の
ものがあるが、例えば、炭化工程で製造された炭を添加
混合して、水分を調整して水分含有率を60重量%以下
とし、醗酵させることにより、水分含有率を自然炭化可
能の水分含有率の40重量%以下にまで低下させること
ができる。また、例えば水分含有率が70重量%以上の
高水分含有率の有機物廃材に、脱水することなく、炭化
工程で製造された炭を混合して、水分含有率を60重量
%以下に低減させて、有機物廃材を醗酵処理することが
できる。
【0010】また、このように醗酵処理された醗酵生成
物には、炭の粒子が含まれており、堆肥とした場合、根
の成長や、空中窒素固定細菌や放線菌等の微生物の繁殖
を助けるなどの作用を有し、土壌等の改良に寄与する。
また、炭化工程で製造された炭を、高水分含有率の有機
物廃材に混合して醗酵させる場合には、混合された炭
が、例えば嫌気性等の、微生物の増殖のための環境を形
成して、有機物廃材の醗酵を促進する。このように炭化
工程で製造された炭を、脱水後の有機物廃材に返送して
混合する場合には、炭の粒度は1mm乃至5mmである
のが、有機物廃材に容易に混合できるので好ましい。ま
た、炭化工程で製造された炭を脱水後の有機物廃材に返
送して混合する場合には、炭化工程で製造された炭は、
有機物廃材の水分含有率が60重量%となるような量で
混合されるのが好ましい。本発明において、醗酵工程で
製造される醗酵生成物は、堆肥として、生ゴミや畜糞な
どに含まれる肥料成分を含み、更に、1mm乃至5mm
の粒度の土壌改良機能を有する堆肥として有用である。
【0011】本発明は、高水分含有率の有機物廃材を、
脱水し、該有機物廃材に炭化工程で製造された炭を混合
しまたは混合しないで、前記有機物廃材を、常温以上の
温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留するので、
乾燥工程を要することなく、水分含有率を減少させて炭
化することができる。また、本発明においては、炭化工
程において発生する廃熱を保有する排ガスを醗酵工程の
加熱に使用することができる。さらに、本発明において
は、醗酵工程で得られる醗酵生成物は、堆肥として使用
することができ、しかも、この堆肥は、土壌改良材とし
ての機能を有する炭素を含有しており、肥料として、ま
た、土壌改良材として有用である。
【0012】本発明は、高水分含有率の有機物廃材を、
常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留
するので、醗酵により有機物廃材の水分を消費して、有
機物廃材の水分含有率を40重量%以下に低下して、有
機物廃材の炭化を容易にさせることができる。また、本
発明においては、高水分含有率の有機物廃材に、炭素粒
子を混合して、有機物廃材の水分含有率を調整し、水分
含有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度下で
醗酵させるので、炭化により得られた炭の粒子等の炭素
粒子を有機物廃材に混合して、有機物廃材の醗酵処理を
行うので、脱水等により醗酵条件の水分含有率にまで低
下できない有機物廃材であつても、容易に水分調整をす
ることができ、醗酵処理を容易にすることができる。ま
た、この醗酵処理により得られる醗酵生成物には、炭の
粒子等の炭素粒子が含まれており、堆肥として使用した
場合、堆肥として作用する他に、この炭素粒子により、
土壌中の窒素固定細菌等の微生物の繁殖を助け、また炭
中のアルカリ成分により酸性雨による土壌の酸性化を防
止するなど、土壌改良作用を行うことができる。
【0013】さらに、本発明は、高水分含有率の有機物
廃材に、炭素粒子を混合して、有機物廃材の水分含有率
を調整し、水分含有率が調整された有機物廃材を、常温
以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留し、
乾留時に発生する常温以上の温度を有するガスで水分含
有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度に加熱
して、醗酵させるので、乾留工程から排出される排ガス
を、醗酵工程の醗酵温度の維持に利用することができ、
熱エネルギーの有効利用を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明は、以下の実施例及びその説明により、何ら限定され
るものではない。 例1 水分含有率90重量%の生ゴミ1000kgをスクリュ
ープレスにより脱水した。圧搾分離された水分は667
kgであり、スクリュープレスから押し出された、脱水
された生ゴミ固形分は、333kgであり、その水分含
有率は70重量%であった。この脱水された生ゴミに、
炭化工程で既に製造されている炭50kgを混合した。
この炭が混合された、脱水された生ゴミは、水分が60
重量%であり、その量は383kgであった。この炭が
混合された生ゴミを、50乃至80℃の温度下で20日
間醗酵させて、水分含有率が30重量%の生ゴミの醗酵
生成物が186kg得られた。この生ゴミの醗酵生成物
を、乾留釜に入れて乾留した。得られた炭は80kgで
あり、その中、50kgは、この醗酵処理される脱水さ
れた生ゴミに混合し、残る30kgは炭の製品として取
出した。本例において、乾留工程において発生した廃熱
は、醗酵工程の加熱に使用された。醗酵工程で得られた
醗酵生成物は、炭化工程に送らずに、堆肥として使用す
ることができる。この堆肥は、炭素を含有し土壌改良材
としての機能を有する。
【0015】例2 水分含有率80重量%の家畜糞1000kgに、炭化工
程で既に製造された炭340kgを混合した。この炭が
混合された家畜糞は、水分が60重量%であり、その量
は1340kgであった。この炭が混合された家畜糞
を、50乃至80℃の温度下で、20日間醗酵させて、
水分含有率が35重量%の家畜糞の醗酵生成物が800
kg得られた。この家畜糞の醗酵生成物を、乾留釜に入
れて乾留した。得られた炭は420kgであり、その
中、340kgは、醗酵処理される脱水された家畜糞に
混合し、残る80kgは炭の製品として取出した。本例
において、乾留工程において発生した廃熱は、醗酵工程
の加熱に使用された。醗酵工程で得られた醗酵生成物
は、炭化工程に送らずに、堆肥として使用することがで
きる。この堆肥は、炭素を含有し土壌改良材としての機
能を有する。
【0016】畜糞の一例として、豚畜糞から得られた堆
肥の成分を次の表1に示す。 表1成分名 含有率(重量%) 水分 39.5 窒素 2.2 リン酸 3.7 カリウム 1.4 カルシウム 3.1炭素 38.5
【0017】例3 脱水されて水分含有率75重量%の下水汚泥1000k
gに、炭化工程で既に製造されている炭500kgを混
合した。この炭が混合された下水汚泥は、水分が50重
量%であり、その量は1500kgであった。この炭が
混合された、下水汚泥を、50乃至80℃の温度下で、
40日間醗酵させて、水分含有率が30重量%の下水汚
泥の醗酵生成物が900kg得られた。この下水汚泥の
醗酵生成物を、乾留釜に入れて乾留した。得られた炭は
600kgであり、その中、500kgは、醗酵処理さ
れる下水汚泥に混合し、残る100kgは製品として取
出した。本例において、乾留工程において発生した廃熱
は、醗酵工程の加熱に使用された。醗酵工程で得られた
醗酵生成物は、炭化工程に送らずに、堆肥として使用す
ることができる。この堆肥は、炭素を含有し土壌改良材
としての機能を有する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、脱水された又は脱水されてい
ない高水分含有率の有機物廃材に、炭化工程で製造され
た炭を混合し又は混合しないで、前記有機物廃材を、常
温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留す
るので、従来法の有機物廃材の炭化処理法と比較して、
多くの燃料費を必要とする乾燥工程を省略し、比較的低
廉な費用で作動する醗酵工程で置き換えることができ、
しかも、有機物廃材の炭化処理段階で排出される排ガス
を、醗酵工程の醗酵温度維持に活用できるので、、エネ
ルギーを有効に活用することができる。しかも、本発明
により得られる炭及び堆肥は、廃棄される有機物廃材か
ら製造されるから、安価である。以上のように、本発明
は、乾燥工程を醗酵工程で置き換えることにより、有機
物廃材の有効利用を図ることができ、また熱エネルギー
を有効に利用して、安価な炭を提供することができ、産
業上有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 11/10 C05G 3/04 C05F 17/00 C09K 17/32 H C05G 3/04 101:00 C09K 17/32 B09B 3/00 D // C09K 101:00 ZABC (72)発明者 見澤 学 石川県金沢市薬師堂町イ29番地 明和工業 株式会社内 (72)発明者 横山 和彦 石川県金沢市薬師堂町イ29番地 明和工業 株式会社内 (72)発明者 榛葉 良行 長野県北安曇郡松川村板取619番地 Fターム(参考) 4D004 AA02 AA03 CA13 CA15 CA18 CA26 CC11 DA02 DA06 DA09 4D059 AA01 AA05 AA07 BA01 BA11 BA56 BE26 BF15 BF16 CC01 CC10 DA70 4H012 HA06 4H026 AA15 AB04 4H061 AA02 CC36 CC42 CC47 CC55 DD14 EE01 GG48 GG70 HH11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高水分含有率の有機物廃材を、常温以上
    の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留すること
    を特徴とする有機物廃材の処理方法。
  2. 【請求項2】 高水分含有率の有機物廃材に、炭素粒子
    を混合して、有機物廃材の水分含有率を調整し、水分含
    有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度下で醗
    酵させることを特徴とする有機物廃材の処理方法。
  3. 【請求項3】 高水分含有率の有機物廃材に、炭素粒子
    を混合して、有機物廃材の水分含有率を調整し、水分含
    有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度下で醗
    酵させ、この醗酵生成物を、乾留することを特徴とする
    有機物廃材の処理方法。
  4. 【請求項4】 高水分含有率の有機物廃材に、炭素粒子
    を混合して、有機物廃材の水分含有率を調整し、水分含
    有率が調整された有機物廃材を、常温以上の温度下で醗
    酵させ、この醗酵生成物を、乾留し、乾留時に発生する
    常温以上の温度を有するガスで水分含有率が調整された
    有機物廃材を、常温以上の温度に加熱して、醗酵させす
    ることを特徴とする有機物廃材の処理方法。
  5. 【請求項5】 高水分含有率の有機物廃材を、脱水し、
    常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵生成物を、乾留
    することを特徴とする有機物廃材の処理方法。
  6. 【請求項6】 高水分含有率の有機物廃材を、脱水し、
    この脱水された有機物廃材に炭素粒子を混合して、有機
    物廃材の水分含有率を調整し、水分含有率が調整された
    有機物廃材を、常温以上の温度下で醗酵させることを特
    徴とする有機物廃材の処理方法。
  7. 【請求項7】 高水分含有率の有機物廃材を、脱水し、
    この脱水された有機物廃材に炭素粒子を混合して、有機
    物廃材の水分含有率を調整し、水分含有率が調整された
    有機物廃材を、常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵
    生成物を、乾留することを特徴とする有機物廃材の処理
    方法。
  8. 【請求項8】 高水分含有率の有機物廃材を、脱水し、
    この脱水された有機物廃材に炭素粒子を混合して、有機
    物廃材の水分含有率を調整し、水分含有率が調整された
    有機物廃材を、常温以上の温度下で醗酵させ、この醗酵
    生成物を、乾留し、乾留時に発生する常温以上の温度を
    有するガスで水分含有率が調整された有機物廃材を、常
    温以上の温度に加熱して、醗酵させすることを特徴とす
    る有機物廃材の処理方法。
  9. 【請求項9】 80重量%以上の高水分含有率の有機物
    廃材を75重量%以下に脱水し、この脱水された有機物
    廃材に炭を加えて65重量%以下の水分含有率に調整
    し、この水分調整された醗酵生成物を、常温以上の温度
    下で醗酵させて、水分含有率が50重量%以下の醗酵生
    成物を形成し、この醗酵生成物を、550℃以下の温度
    で乾留することことを特徴とする有機物廃材の処理方
    法。
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